音楽日誌

上ほどあたらしくなります

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2000年9月某日

数日耐えたが、とうとう風邪でダウン。本日お休み。休日出勤の連続には、もう耐えられない年齢か。静かな音楽でも聴いて、大人しくしていましょう。

おお、気付いてみれば月末。今月はナント一枚もCD購入せず。8月は相当にピッチを上げたので、それはそれで良い感じ。エア・チェック音源の点検に精を出していたせいもある。

2000年9月某日

ようやく出張は、ワン・クール終了。風邪継続。休みたいが、宿題が溜まっている。太りすぎで秋のズボンがキツイ。体調が悪くても食欲がなくなることは滅多にない。胃腸は丈夫。これが本当の生活習慣病か。

ダンチョフスカによるフランクのヴァイオリン・ソナタを再聴。ヘンヒェン/オランダ・フィルのMahler 4番再び。(「花の章」オマケ付き)期待していないせいか、悪くない演奏と思う。特別な個性とか、もの凄い緊張感ではないが。

フェレンチーク/ハンガリー・フィルのBeethoven 第4・5交響曲。じつに野暮ったく、洗練されないのが良い感じでHP原稿に仕掛かる。

2000年9月某日

もうすっかり秋の気温なのに、JR四国のバカヤローがエアコンをがんがん入れて、居眠りしたら見事に風邪。どうしてくれるんだ、出張は続くのに。Windows Meを入れてみるが、どこがどう違うのか理解できない。

女子マラソンの高橋が、期待通りというか、前評判通りの強さで優勝。偉い。無条件で誉めたい感じ。彼女はバンコクでの優勝以来応援している。可愛い。

疲れたときにはMozart に限る。ブレンデル/マリナーの20番。カサドシュ/セルの21番。いずれも(かつて)定評あった立派な演奏。悪くない。

2000年9月某日

サッカーはU.S.A.に破れる。中田がやや不調だったか、全体として日本チームは集中力に欠けていた感じ。残念。

また出張。帰ってきて、また出張。自分でスケジュールを組んで自業自得だけれど、まことにツライ。Mahler 「巨人」小澤/ラインスドルフのBSO聴き比べ。小澤は緻密ながら、旋律の歌わせ方がせせこましい。ラインスドルフは意外と情熱的な演奏で、悪くない。

2000年9月某日

連続出張疲れ。合間に午前様のおつきあい(自業自得だけれど)で、ボロボロ状態。

ショルティ/CSOのMahler 5番。そのあまりの「こだわりのなさ」に驚愕。これはこれで強烈な個性でHP原稿とする。BRILLIANTのMahler 全集〜ようやくノイマン/ゲヴァントハウスの5番を聴いて、大いに満足。期待通り。

巷ではオリンピックの話題騒然だけれど、サッカー以外はほとんど興味なし。女子競泳陣が思ったよりふるわないのは、すずを応援しているワタシとしてはやや溜飲が下がる思い。(選手には関係ない話しだけれど)

出張の合間にHP更新。

2000年9月某日

休日出張を入れてしまって、岡山フィルの演奏会は行けないことが判明。残念。

Mahler のなかでは、唯一嫌いな交響曲第8番。ヤルヴィの演奏で。これがとても良い。ノイマン以来の力みのなさで、スッキリとして無用に柄を大きくしないのがよろしい。声楽の扱いも、やたらと絶叫させずに冷静でいい感じ。イェーテボリ響も悪くない。拾いもの。

2000年9月某日

連日の休日出張。精神的に疲れているか? 先ほどからピアノのけだるい旋律が頭の中を駆けめぐるが、なんの曲だったか思い出せない。とても暗い旋律。気になる。

買ったままだったコープマンのBach ブランデンブルク協奏曲。集中していないせいか、イマイチの印象。フランクのヴァイオリン・ソナタは、カヤ・ダンチョフスカの来日公演ライヴ(1988年)で。神秘でクールな演奏ぶりがなんとも凄い。カセットからMDへ。名曲。名演。ジ〜ンときます。MDの余白には、ナタン・ミルシテインの「春」。昔からLPでお気に入りの演奏でした。

また、一気に秋の空気。こうして行ったり来たりしながら季節は深まっていく。

2000年9月某日

オリンピックの陰になってしまったが、水戸泉引退。なんと38歳。最近、週刊誌ネタばかりで可哀想だった。真面目で、豪快で、そしてモロくて、本当に好きな関取でした。野球はジャイアンツが優勝しそうなので、見る気も起こらない。但し、スワローズの連勝には溜飲を下げました。

リンダ・ニルコソンのfpで、Mozart のピアノ協奏曲第13番ハ長調。疲れているときはこれに限る。清廉。休みだけど、出張続きなので事務所に顔を出して事務処理半日。(ゲロ!)

連日、湿度が高くて蒸し暑い。HP原稿の在庫、そろそろ尽きてきて苦しい。

なんとかスポーツ・クラブへ行って、週一のペースは確保。

2000年9月某日

出張から帰ってくると、オリンピック開会式真っ最中。オリンピックとか、万博みたいなものにはあまり興味ないほうだけれど、全世界からの集合に感慨は深い。(もちろん、サッカーは見ました)褐色の肌の人たちは、原色の衣装が映えて美しい。イタリア・スペイン辺りの陽気さもいい感じ。でも、日本選手団のヘンなマントみたいな衣装は(いつもながら)なんと趣味の悪いこと。

シドニー交響楽団が見られたので、得した感じ。

また、続けて出張。ゲッソリ。その前にHP更新。

2000年9月某日

カーゾンで、グリーグとブラームス第2番の協奏曲。クールで透明な音色、怜悧な切れ味もあって、魅力的。ブラームスのほうはモノラル録音で、音質も落ちるし、クナのバックが例の如しで最初のうち粗く感じるが、「アンダンテ」辺りから集中できるようになる。

ヴァレーズ、ペンレデツキ、リゲティ(VOXBOX)。タマに聴くとこういうのも悪くない。但しHPに掲載するようなコメント不可能(曲名の訳もできないほど)で、「Jacket Callection」方面で逃げて、いっきにHP更新。お粗末。

明日から祝日もつぶして連続出張。来週・再来週迄断続的に。ツライがしかたがない。週末にHP更新できないかも知れないので、さきに更新しておきました。

2000年9月某日

連日の雨。いっそう秋。8月は一日しか雨が降らなかったから、これも悪くない。でも名古屋方面では、とんでもない被害が出た模様。新幹線に閉じこめられた人々には、なんの情報も行かなかったみたい(乗務員にさえ?)で、携帯電話とインターネットのみが、正確な情報把握の方法だった由。日本はまだ「情報未開拓」国か。なさけない。

フォンクの「復活」再びトライ。初めて聴いたときは厳しい評価をしたが、録音の責任か。それともオーケストラの響き自体がメリハリに欠けるのか。フォンクの指揮に緊張感が足りないのか。こういう「一見ダメ演奏」は擁護したくなって、なんとか魅力をみつけたいもの。

2000年9月某日

ストコ/SOAのBrahms セレナード第1番は、とても気持ちの良い演奏。HP原稿に。念のため、アーベントロート/ベルリン放響(1953年)と比べるが、これもなかなか。ついでにSchumannの「春」(1955年)も聴いておく。オーケストラの音色の洗練されないこと、力強さ、が楽しい。音の状態は想像以上に良好。

ホーレンシュタインのR.Strauss、Wagner、Mahler 、Scho"nberg(VOX)久々に聴く。とくにシェーンベルクは昔なじみで、好きな演奏。なんとかHPに掲載したいが、考えまとまらず。

2000年9月某日

季節の変わり目のせいか、身体が重い。スポーツ・クラブもサボリ。(きょうは行こう)

ストコフスキーの旧い録音で「ファンタジア」(昔のほうのやつね)。この人、わかりやすく、楽しく音楽を聴かせる天才。パメラ・フランクでSchubert 幻想曲ハ短調。この曲はクレーメル(旧盤)の集中力が印象深くて、それに及ばないか。チェルカスキーでフランク、グリーグ、メシアン、ラフマニノフ。ピアノの響きの奥深さ、コク、貫禄、なんと言えない味わい。

HP更新。なにせ酔狂に3つもあるので、順繰りのべ3日かけて。この夏、個人的にMahler ブームだったので、そろそろ大曲はご遠慮しようかと思う日々。カセット→MD作業も連日。楽しい。

2000年9月某日

職場で昼休み、インターネットで自分のHPを検索すると(もちろん)すべて旧のURLになっており、既につながらない。一ヶ月に渡って「転居」の案内を掲載して、新しいURLをポータル・サイトにも登録したつもりが、ちっとも載っていない。

覚悟していたとはいえ、不安。ま、いいか。

シュナーベルでSchubert のピアノ・ソナタ変ロ長調D960。この曲、ほんとうに大好きだけれど、LP時代のスコダ(おそらく旧録音)の感動が蘇らない。DANTEのCD復刻はノイズとともに、音の芯もいっしょに取り去ってしまったのか。

明日から出張。

2000年9月某日

急に秋。なにやらサッパリとした空気で涼しい。予算削減でかなりショボくなった職場の厚生旅行行き。岡山からごくごく近所の琴平で、翌日早朝決起してお参り、即、車で帰ってくる。午前10時には自宅へ。でも、取引先から携帯電話鳴りまくり。

終日Mahler の10番聴く。モリス/NPOのLP〜DATに落としていたもの。オーソドックスであり、緻密であり、明快でもある。クック完成版全84分。HP用原稿に書きかけるが、完成にはほど遠い。音質良好。MD2枚に。

「ボディ・バンプ」以来、腕が上がらずに困る。痛い。なさけない。シャツがうまく脱げない。歯を磨くにも一苦労。

2000年9月某日

9月。残暑厳しいが、気分的に秋の気配。(と、いっても休みの朝からエア・コンかけまくり)軟弱。

8月中大曲ばかり聴いていたので、室内楽を意識する。ショーソンやフランク辺り。CDを取り出したあとに、カセットをひっくり返してコルトーやハイフェッツの歴史的録音をMD化する。楽しい。ショーソンの「協奏曲」(という名前の室内楽)は、ほんとうにお気に入りで、CD、エア・チェックカセット両方ともHP原稿とする。

カセットからMDへの録音は、インデックスの付け方にコツがあって、あとで微妙に編集するのも楽しい。デジタルものは編集の跡が残らないのがありがたい、というか物珍しくて嬉しがっている。(ワープロで校正の跡が残らないみたいなもの)むかし、カセットで苦労したのが夢のよう。

無料プロバイダ「freecom」一時接続不能となり、あわててサポートに連絡するが、一時的な混乱で回復しひと安心。

2000年9月某日

食傷気味の「展覧会の絵」、エア・チェックしていたフンテク版(セーゲルスタム/フィンランド放送響)のカセットで聴き、感心する。やや地味で、野性的。相当以前のFMの特集で、ストコ/BBC響の抜粋も入っており、並の楽しさではない。山下和仁のギター版の一部と併せてMDへ。

スポーツ・クラブで初めて「ボディ・バンプ」というのをやる。つらくて、苦しくて、終わったあと腕が上がらない。

ヘンデルの牧歌劇「アチスとガラテア」1985年のライヴ(これもエア・チェック・カセット)、序曲が合奏協奏曲作品3の味わいがあって、終始軽快なリズムと旋律が楽しい。(ミュラー・ブリュール/カペラ・クレメンティーナ)MDに落として、じっくり聴くこととしよう。(言語=英語?、筋がわからない)

なかなかCDが消化できないのが悩み。


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written by wabisuke hayashi