音楽日誌上ほどあたらしくなります
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2000年10月某日 インバルの「巨人」、ポータブルのCD/MDで聴くと悪くないのが不思議。トスカニーニ/ニューヨーク・フィルの「時計」「ハフナー」は緊張感があって良い演奏と思うが、音の状態が少々気になるのはワタシの体調問題か? 先日の川崎医大室内管演奏会に、エキストラとして参加していた方二人からお礼のメール届く。ありがたい。ハイデルクベルク・フィルの「第九」の感想文まとめる。 連休にかけて、またまた出張だけれど、連続休日出張はこれで一段落。 2000年10月某日 出張中に、ジャイアンツの日本一決まる。故に、スポーツ・ニュース番組や新聞は一切見ない。夜、徳島で痛飲。野球も相撲も最近楽しみがなくなった。残るはサッカーのみか。 11/23の岡山交響楽団の定期演奏会、招待状をいただき感動する。ハイデルベルク・フィルの「第9」演奏会、仕事が6:30までに片が付けば、行きたいもの。勝負。 あまり好きでない「悲愴」交響曲。第2回3種聴き比べに入る。意識して買っているわけじゃないんだけれど、何種類も手元にCDが存在している不思議。ゴールトベルク/水戸室内管の1993年ライヴ(エア・チェック・カセット)は、記憶とずいぶん違って意外と聴き応え有。HP原稿に。 まだ、出張続く。でも、今週末を乗り切ったら一段落か。 2000年10月某日 これから休日の出張が続くので、平日に休みを取っておく。ちょっと病院と、スポーツクラブにも行きましょう。 ヨッフム/ドレスデンのBrucknerの全集、そんなに良いですか?と、疑問のメールいただく。で、第8番を聴いてみると(じつは全部聴いていなかったので)音が悪い。1976年といえばアナログ録音最盛期のはず。たしかこれはドイツ・シャルプラッテンとの共同製作だったはずだけれど、どうしてEMIには録音に問題あるものが多いのでしょう。弱音が汚い、奥行きが足りない、音に腰がない。でも、第2楽章スケルツォから(慣れたせいか)そう悪い演奏とも思えない。貫禄不足気味ではあるが。 日本シリーズは、ジャイアンツが寄り返してきて気分が悪い。こういう時には絶対にスポーツ・ニュースも新聞記事も見ないことにしている。 YAHOOからメールが来て「登録内容を変更しました」とのこと。ようやく、ポータル・サイトでもHP引っ越し完了。 2000年10月某日 出張続く。まだまだこれからも。出発時、列車時間に遅れそうで走り、きょうは職場からの帰り、バスが来てしまったのでまた走る。暑い。汗だく。気温のせいもあって。 ギーゼキングのドビュッシー前奏曲集。なんと国内レギュラー盤!でも堪能しました。100円の「若き日のカラヤン」〜 人から教えてもらった情報から買いに行ったが、さっそくHPに掲載したら反響がけっこうある。(とくに海外在住の方々から) 2000年10月某日 風邪、休日出張などで一ヶ月ほどサボっていたスポーツ・クラブに行く。気持ちよろしいが、体重が増えている。演奏会に行こうか、と思ったが「三木記念ホール」がどこにあるかわかず、断念。 相変わらずBrucknerの交響曲第7番ばかり。はっきり言って、なにを聴いても感動してしまってHP原稿は進まない。それでも、あまりにひどい数年前執筆のスクロヴァチェフスキ盤原稿は書き替えておく。ティントナーも聴いておく。 この時点、日本シリーズはホークスの2連勝で嬉しくて仕方がない。(権威主義的なジャイアンツが負ければ無条件で)長野県の田中知事登場といい、コンサドーレのJ1復帰といい、嬉しいことが続く。 また出張続く。自分でスケジュールを組んでいるので、自業自得。どこかで調整しなくては。 2000年10月某日 引き続き、Brucknerの交響曲第7番ばかり聴いている。ヨッフムの1970年コンセルヘボウ・ライヴも凄い。骨太、虚飾なし、自然体。まっすぐ。自ずと滲み出る爺さんの色気。ブロムシュテットは、これに比べると少々聴き劣りする感じ。 ようやく週末で、HP更新。書きかけの原稿ばかりたまる。 2000年10月某日 「100円ショップ・ダイソーにカラヤンのCDが売ってますよ」とのメール情報に、さっそく昼休み出掛ける。ありました。買いました。「正価@100」という衝撃は凄い。いったい原価はどうなっているのか不思議。Mozart のクラリネット協奏曲(ウラッハ)と交響曲第39番は、持っているのを認識していたのに、わざわざダブリ買いしました。 2000年10月某日 東京(渋谷)出張。レコード屋さんが11時まで開いているのに驚き。もちろんCD自体の量の多さも感心するが、心の琴線に触れるような珍しいものがない。ヨッフムのBrucknerの全集(新しいほう)を、酔った勢いで買ってしまう。 自宅に帰ってBrucknerの交響曲第7番ばかり聴いている。 2000年10月某日 休日。「10分1,000円」の床屋にさっさと行き、その後、ラザレフのStravinskyを聴く。いちおうHP原稿に。(あまり内容ないが)テンシュテットのMahler 第5番(全集中)聴く。重々しくも、足取りを一歩ずつ確認するような表現に感動しつつ、LPOの音の薄さが気になる。 昼、早島町「ゆるびの舎」にて川崎医大室内管弦楽団の定期演奏会。(当日券500円)やはりナマがいいのはビールと一緒か。 2000年10月某日 出張ウィーク終わり、土曜日にHPの更新。クリーンによるMozart のピアノ協奏曲第27番に、すべての苦しみが流されるよう。泥のように疲れているが。 2000年10月某日 なにもせず、ゴロゴロして連休過ごすが、体調ほぼ完治する。(精神的なものか)また、出張ウィーク始まる。 B・ミケランジェリのMozart 。ジュリーニとの1951年の第23・20番は音質がイマイチで、食堂でポータブルのCD/MDを使ったためか、集中できない。グリンカ、ミャスコフスキー、タネーエフの室内楽、ゴステレラジオSQの演奏で。これは心を洗われるような気持ち。歴史的録音ばかり聴いていると、ちゃんとした録音は音質だけで染みます。 どうも廃盤になったらしい、リーパー/スロヴァキア・フィルのシベリウス第5番。地味だけれど、虚飾がなくて良い感じ。乾いた音質で閉口したシュナーベルのシューベルト、聴きなおすとそう悪くなく、けっこう気持ちヨロシ。ここ数日、歴史的録音ばかり聴いて耳が鍛えられたせいか。 2000年10月某日 連休。なにもせず、どこにも行かない。体調悪くないが、咽が痛い。 ベイヌムのBrahms 交響曲第1番(CD)第4番(カセット→MDへ)聴く。これ、思い出深い、一番最初に聴いたBrahms だけれど、おそらく最高の演奏。心のヒダへの入り込み方が尋常ではない。HP原稿にしたいもの。 ボートンのエルガー管弦楽曲集4枚組(NIMBUS)ようやくHP原稿の概略完成。数ヶ月かかっている。ボートンの録音は、どれも残響豊かで、地味でさりげなくて、肩に力が抜けていて何ともいえない味わいがある。 2000年10月某日 職場で大きな地震に出会う。しばらくは電話も通じず、エレベーターも止まったまま。山陰地方では大きな被害か。 ようやく一週間を終え、HP更新の日。 2000年10月某日 日帰り出張で遅く帰る。朝はゆっくりだったので、トスカニーニのブラームス第1番(NBC響1937年)第2番(BBC響1938年)ピアノ協第2番(ホロヴィッツ1940年)悲劇的序曲(BBC響1937年)聴く。どれもテンション高く、明るく、よく歌う演奏で、気持ちよい。 夜〜翌朝に掛けて、バルビローリのシベリウス(ハレ管との旧録音)。結論的に、このひとは良い意味でなにも変わらない、いつも素晴らしい。ややロマンティックすぎる旋律の節回しに痺れる。極限のデリカシー。音の状態は想像より悪くない。第1・5交響曲はステレオ録音だけれど、第2番のモノラル録音のほうが聴きやすいかも。(こんなんばかり買っているから、正規の全集がいつまでも買えない) 風邪、すっきりしない。風邪じゃないかも。 2000年10月某日 ようやく風邪抜けつつあり、体調回復を実感。やはり、健康が一番。精神的にも弱気になる。 ヌヴーのBeethoven (ロスバウト)、Brahms (ドラティ)聴く。伸び伸びとして、生気に溢れた素晴らしい演奏。「佳人薄命」という言葉を思い起こさせる。さて、これをHP原稿にするのは一苦労。 9月は一枚もCDを買わなかったので、昼休みに近所のタワーレコードを覗いたら、トスカニーニの10枚組(historyの第2集)、バルビローリのシベリスウス2枚組(DUTTON)安かったので購入。さっそくウチに帰って、トスカニーニ/BBC響のシベリウスの第2番を聴く。(1938年の録音。珍しい)北欧の雪も解けそうな熱く、充実した演奏で、なかなかのもの。音質まぁまぁ。 2000年10月某日 季節の変わり目のせいか、家族3人揃って体調が悪い。風邪、ほぼ一週間で治まりつつあるものの、全身倦怠感は精神的なものもあるのか。 LEUSINK(リューシンク)/オランダ・バッハ・コレギウムによるBach カンタータ集。「救いは我らに来たれり」BWV9聴く。粗野で素朴なオーボエとフルートがたまらない魅力。「讃えられよ、イエス・キリスト」BWV91は、ティンパニのつぶれたような鄙びた響きも良い。BRILLIANTにしては、ちゃんと演奏家のクレジットが揃っている。(初耳だけれど)気持ちが洗われるような清涼感。 四苦八苦しながら「本で聴く音楽」更新。最初の頃は「週一」ペースだったのがウソのように、「月一」ペースがやっとこさ。ここ一年くらい、本そのものを読む機会が減ったのと、もちろん「音楽以外の本」を読むことも多いので。苦しい。
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