音楽日誌

上ほどあたらしくなります

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2001年5月某日

目の疲れは慢性的。夜もよく眠れない。広島へ出張するが、けっきょく一日仕事で広島の駅迄到着したのが夜6:00過ぎ、駅で2時間ばかり職場の仲間と飲んで、自宅へ帰り着いたのは10時前。

ジークハルト/シュトラウス管の「ワルツ集」(ARTE NOVA )は、選曲が凝っている。演奏は素朴な味わいがあって悪くない。BRILLIANT「J・シュトラウス・ガラ5枚組」Opus原盤でOtto Aebi(アービ?)/Radio Bratislava Orchestra(スロヴァキア放響のことか?)全部聴いた訳じゃないが、恣意的なルバート頻発で最高。貫禄がなく、少々下品なのがよい。録音極上。1,280円。もってけドロボー。

で、なんやかんや言いつつ5月終了。今年は昨年ほど暑くない。

2001年5月某日

朝からクーセヴィツキー。HARRISの交響曲第3番〜たいへんわかりやすい。「ツァラ」〜音質も気にならない濃厚さ。このひとが同時代の音楽に与えた影響の偉大さに、ただ驚くばかり。シベ7(BBC響)1933年ライヴは音質悪すぎ。

また苦しい一週間の始まり。雨もあがって、朝晩は過ごしやすい時期ではある。

2001年5月某日

床屋さんへ行き、スポーツ・クラブにも久々にかよう。Berg「管弦楽のための3つの小品 作品6」を若杉/都響に続き、 サロネン/スウェーデン放響(1993年ライヴDAT→MDへ)で楽しむ。この曲、馬鹿馬鹿しくスケールがでかくて、暴力的で、不気味で、もう最高。Ravel 「シュエラザード」(オッター)は、何度も聴いたはずなのに、「世の中にこんな美しい旋律があろうか」といった感想。

バーンスタインの「ラプソディ・イン・ブルー」(旧録音のほう)、昔馴染みだけれど、今となっては彼のリズム感がスウィングしていないのが気になる。でも、たとえカットがあっても好きな演奏に間違いなし。

YAMACHIKUにメールでCDを注文したら、ナント一日で届いて驚き。25枚税送料込み7,104円。テレマンの「受難オラトリオ」、フランス・オペラ8枚組(ビゼー:歌劇「真珠取り」が目的)、J・シュトラウス・ガラ5枚組(オペレッタは意外と好き)、それにクーセヴィツキーの10枚組(一枚既存とダブリ。カセットで所有するシベ2、ラ・ヴァルス含まれず)

2001年5月某日

昼休みに職場のご近所の図書館でCDを借りてくる。NewYork時代の「Bernstein FAVORITES 8」が抜群に楽しい。

山口へ出張。そして待望の週末。ようやく良い天気。HP更新。

2001年5月某日

若杉/都響によるBerg「3つの小品」。新ウィーン楽派にはハマりそうな魅力有。サロネン/スウェーデン放響のライヴも手元にあったはずなので、まとめて一枚のMDに仕上げるつもり。(こんどの週末の楽しみ)

連日の雨は鬱陶しい。気温は低いが湿度が高く、不快。Bach カンタータ第136番「神よ、われを調べ、わが心を知り給え」〜いつもながらリューシンク盤で爽やかな気分を維持したいもの。

2001年5月某日

若杉/都響によるMahler 5番(1988年ライヴ。カセット→MD)。一連の全曲演奏はつい最近のような気がしていたけれど、バブル時期だったんですねぇ。ややオーケストラのテンション低いが、完成度高く気品のある演奏で驚く。

なんどもご推奨を受けては挫折していたGernsheimの交響曲(ARTE NOVA  世界初録音とのこと)。Brahms のお友達だそう。第1番ト長調の第2楽章は、Brahms の2番の味わい有。まだまだ聴き流しだけれど、大衆的なBrahms にMendelssohnの軽快さをプラスした雰囲気か。ケーラー/ラインラント・プファルツ州立フィルは、響きに腰がなくてイマイチ。それでも、かなりワタシに近づいてきた感じ。

予定していた出張が相手の都合で中止、雨も降っているし、気分的に休みたいがそうもいかない。

2001年5月某日

メンゲルベルク・モードで、朝Schubert の8・9番、帰宅してからMahler 4番(これ、ライヴなんですね)。どれをとっても説得力充分、細部まで指揮者の個性充溢で、こんな楽しい、わかりやすい演奏にはなかなか出会えない。音質明快。オーケストラが上手い。

同時にMahler ・モードに入ったらしく、やたらとMahler が胸に波立つ思い。メンゲルベルクの極限のルバート、遣る瀬ないポルタメントに「これほど4番は美しい音楽だったのか?」(なんどもこの演奏は聴いているはずなのに)と、久々の感動の渦潮。

2001年5月某日

「フーガの技法」(ベルリン・バッハ・アカデミー)、メンゲルベルク(雑多)、堪能する。フォンク/ハーグの「復活」〜全面見直しで、これけっこう立派な演奏、ということでHP原稿にする。

今週のお休みはスポーツ・クラブをサボってしまう。反省。またブルーな一週間が始まる。

2001年5月某日

土曜日。快晴だけれど、一度も外出せず、部屋の掃除、模様替え、昼、夜の料理(冷蔵庫の残飯を完全消化)、気持ちの良い昼寝に費やす。合間を縫って音楽を聴き、HP原稿にいそしむ。シノーポリ絡みのコメントもようやく完成。

團さん逝去。彼の交響曲も聴いて、個人的に追悼。

2001年5月某日

ここ最近、フツウのサラリーマンらしく連日残業。まとまった時間が取れなくて、音楽もまともに聴けないし、新しいCDを買いに行くヒマも意欲もない。(あまりに残在庫がありすぎる事情も有)

金曜日はだいたい地元取引先に直行が多いので、いっそう朝が楽。コンヴィチュニー/オイストラフのMozart 5番は気高い気品を感じる。テンシュテットの「巨人」数日掛けてようやく全曲済み。この人のMahler は音が泣いている。(音質に不満有)

ここ最近メールが減り、寂しい。カウンターは快調だからHPは見ていただいているようだけれど、読者の反応が薄いのは不安。BBSはボチボチ、というかんじ。

で、毎週一回のHP更新のおつとめ。

2001年5月某日

月曜は諸実務・会議が重なり、毎回苦しい。しかも、夜、時期外れの異動者お別れ会でおつきあい、一次会でご遠慮、と帰りかけたが、呼び戻され結局12時までつきあってしまい自業自得。(先日のカラオーケストラ鍛錬が功を奏する)

翌日、地元取引先で朝9:00〜会議、そのまま広島へ。気温上昇(といっても、まだまだだけれど)、グッタリとして事務所に寄らずそのまま帰宅。いただいた武満のMDを聴き、静謐な響きを楽しむが、心身共に疲れていて、集中力は落ちている。

2001年5月某日

「展覧会の絵のHP開きました」というメールをいただき、手持ちの音源を紹介ししたら「ぜひに」とのこと。で、朝からコレばっかり。MD編集時に誤って消去してしまったりで、なんども聴く羽目に。アンドレーエ/NHK交響楽団のトシュマロフ版が立派な演奏で印象に残る。(1993年ライヴ)

昨日のワルターの印象が残っていて「Mahler の歌謡性」を考えてしまう。久々、テンシュテット/LPOの「巨人」。オーケストラの薄さと音質に不満があって、ちょっと遠のいていた録音だけれど、これはやはりかけがえのない演奏だ。

2001年5月某日

休日。早く目が覚めるのは老化か?ワルター/NYPのMahler 5番(history)を堪能。コレ、LP時代にも所有していたけれど、印象一変でイキイキとしたリズム感がすばらしい演奏。音質もけっして悪くない。「アダージエット」のサラリとした表現は誰も追随できない。一時間があっと言う間。

2001年5月某日

前夜、夜8時まで残業して、そのあと酒。(貸していた金が相次いで返ってきたこともあって)帰宅後、倒れるように就寝。

翌朝は取引先直行でゆっくりなので、グルダを聴きながらHP原稿執筆。聴き比べでルービンシュタインの「アンダンテ・スピアナートと〜」を聴いて痺れてしまう。なんという色気、リズム感、テンポの揺れのマジック。そのあとにバーナード・ロバーツのBeethoven (NIMBUS)を聴いてしまうと、その音色の散漫さにガマンできない。

またまた残業、夜10時過ぎに帰宅、遅くにHP更新。

2001年5月某日

山口(泊)〜広島。ようやく合理的な出張の回りかたができて、重いノートパソコンは宿で大活躍。携帯電話はバッテリー切れ寸前(鳴りっぱなしで〜さすがにバッテリーの寿命が近いのか)。山口ではしつこくインド料理を昼食で食ってしまう。

湯田温泉に泊まったが、ここはそうとうにヤバい〜つまり衰退が激しい。一筆HPに書きたい気分。職場に寄るとド残業になりそうなので、早めに自宅に直帰する。(矛盾を半日延ばしただけ。明日は早朝から大車輪)「パリのロンド〜ベルサイユ楽派」(CHARLIN)ノンビリと聴く。

2001年5月某日

誰でもそうかも知れないが、長い休みの後の出勤はブルーな気分。ところが、連休中にボチボチ出勤していた余録で「溜めていた仕事」まったくなし。特別な負荷なく、レギュラー体制に復帰。連休中は数本HP原稿書き貯めました。

CDはどうもピンと来るものがなくて、結局ストコの旧い10枚組をとっかえひっかえ聴いております。明日から出張。

2001年5月某日

GWラストは岡山交響楽団定期。堪能しました。ナマBEE4は最高。とくにコントラバス。(お姉さん達が美しい)さっそく、HPに掲載。これから少し真面目に生演奏を追いかけましょう。

2001年5月某日

GW中。ウチでゴロゴロしていても仕方がないので、スポーツ・クラブで汗流し。(混んでました)そうしたら、トラブル発生の電話(これは自業自得の原因自分に有)。誰もいない職場に出勤して、とにかく危機は脱する。でも、気分的にささくれ立っていて、女房と息子を近所に呼び寄せて寿司でも食おうと思ったら、目指す店は超満員。

岡山って、日祝日は休みのところが多いんですよ。でも、なんとか(岡山にしては貴重な)瀬戸内の新鮮な魚が旨い店が開いていて、堪能しました。そのあと、久々家族3人でカラオーケストラ。音響がひじょうに歌いやすく、今回は息子に完全勝利。どうだ。

HP更新。休みが終わっていくのは切ないもの。

2001年5月某日

事務所の留守番中、予想通りトラブル発生、数人出勤要請してしまうが、ま、午前中にはひとまず収まって終了。インド料理の「カレー食べ放題」で遅い昼食を済ませ、帰宅。うたた寝を楽しむ。これぞ休日の醍醐味か。更に夕方、女房と近所の「大型銭湯」(とでも呼べるところ)へ。小さな幸せ。

Spohrの複弦楽四重奏曲は、クリーヴランド・メロス、ハジェット/ロンドン・ハウス・ミュージック2種類のエア・チェック音源を楽しみ、MDに落とす。なんと躍動感溢れて楽しいこと。

2001年5月某日

連休の狭間、出勤中。とんでもないトラブル連続で、冷や汗続き。後処理もたいへんで、後ろ向きの仕事ばかりだけれど、気持ちが連休中でテンションが上がらない。なんとかこなしたつもりだけれど、大きな穴があるかも。

Raffの弦楽八重奏曲、Spohrの複弦楽四重奏曲など、シブめの曲ばかり堪能する。この辺りはワタシの秘密の楽しみなんです。CDも滅多にないし、エア・チェック音源が貴重。HP用原稿に着手。

あと半日、事務所のお留守番で、また休み。でも、きっとトラブルが連続する予感。今週は、久々のナマ・岡響に行くつもり。

2001年5月某日

ウチの職場は暦通りの休みだけれど、お取引先は営業中。相手もそれなりに気を使ってくれるが、連休中日に、信じられないほどの連絡をもらってアップアップ。出勤しても精神的なテンション上がらず、それなりに最低限実務をこなして、さっさと帰る。(あとで苦労するだけだけれど)

映画で有名な尾道に初めて行く。但し、仕事なので通り過ぎただけ、緊急連絡が入って「尾道ラーメン」も食いそびれ。残念。

ルロイ・アンダーソンの音楽(ピンカス・スタインバーグ盤)を楽しむ。若い人は「軽音楽」なんていう言葉を知っているのか?「音楽は重厚なほうが格式が高い」なんていう幻想が生きていた時代の産物か。「トランペット吹きの休日」におけるフリューゲルホルンがじつに上手い。

相変わらずBach のカンタータで、第49番「憧れもて求め行かん」(BRILLIANT)。オランダ・バッハ・コレギウムは、爽やかで素朴で、言うことないアンサンブル。ブヴァルダのアルトが深く高貴でもある。


【♪ KechiKechi Classics ♪】

●愉しく、とことん味わって音楽を●
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written by wabisuke hayashi