2024年8月某日/●隠居生活未だ初心者入門の日々
8月も本日で終了。困ったもんすねぇ、ぐずぐず遅い大型台風はなかなか進まず、9月に持ち越し。四国縦断中?こちらはぱらりと降ったりやんだり、風もありません。これからですか?関東地方では記録的豪雨とか。昨日は二日ぶりのけっこうな日差し強く昼からエアコンを入れて、朝一番の洗濯物は昼くらいには乾きました。10分ほどのYouTubeエアロビクスを済ませて市立体育館へ、台風接近の影響か常連シルバー・メンバー(含む自分)少な目といった感じに空いておりました。しっかり鍛えて食材買い物にも寄りました。体調はまずまず。今朝の体重は67.2kg▲200g、ずっと高め安定。
後期高齢者のハードル越えよ〜有名人の死を考える
75歳を待たずに死亡、なぜ増えているのか 無事通過するには・・・生活を若い頃と大きく変える65歳以前の努力≠ェ必要
そんな記事を拝見。著名人は報道されることが多いし、団塊の世代は人口が多いから、自然と亡くなる人数も多いとのこと。また、才能ある成功した人は若い頃からの生活習慣を変えようとしないことも一因とされておりました。自分の場合、役職定年を迎えた57歳よりスポーツクラブ鍛錬の回数を増やして、それは生活習慣となって継続中、減量、肝臓、種々血液数値は正常に至りました。尿酸値は体質なので放置すればどうしても上がり気味、服薬が必要です。記事にご指摘があったとおり、65歳以前の努力≠ェ大切なのでしょう。日本人男性の健康寿命は72歳くらいだから、もう少し。まずそこに向けての日々の努力継続は必須です。仮にどんなに金銭的経済的に余裕があっても、健康を損なえばアウト、そんなことは誰も知っていること。
数日前の誰の興味も惹かないヲタク話はワルター・クリーンのMozart ピアノ協奏曲。わずか数日で抜けていた第17番ト長調K.453(スタニスラフ・スクロヴァチェフスキー/ミネソタ管弦楽団/1978年)を再入手できました。人生こんなもんですよ、あわてず、じっくり求めればいつかの出会いはあるもの。
Bruckner 交響曲第9番ニ短調〜ヘルベルト・カラヤン/ベルリン・フィル(1975年)・・・ベルリン・フィルの練り上げられた深く洗練されたサウンド、たっぷりレガートにマイルドなカラヤンの表現が堪能できる演奏。寄せては返す静かな海岸に寄せる波から、巨魁なコラールが感動的に叫ぶ第1楽章「Feierlich, misterioso(荘重に、神秘的に)」(25:02)激しく熱狂的なリズムを刻んで興奮を高めていく第2楽章「Scherzo. Bewegt, lebhaft - Trio. Schnell」(10:45)まるで天上に上るような陶酔に充ちて、余裕のパワーを感じさせる第3楽章「Adagio. Langsam, feierlich」。このあたりがカラヤン/ベルリン・フィル最上の関係が花開いて成熟した完成度でしょう。痺れるような弦の輝き、深くマイルドに響き渡る管楽器(最終楽章ラストのホルンの余韻最高)(25:51)あとは嗜好の世界、世評は高いようだけれど、自分はその洗練された美しさにうっとりしつつ、なにかが違うと感じてしまいます。申し訳ない。
Bruckner 交響曲第9番ニ短調(ed. A. Orel/原典版)〜ジークムンド・フォン・ハウゼッカー/ミュンヘン・フィル(1938年)・・・先人に敬意を評して、歴史的録音も聴いておきましょう。NMLには「ウィーン・フィル」となっているけれど、誤り。Siegmund von Hausegger (1872-1948-墺太利)はミュンヘン・フィル首席指揮者(1920ー1938)原典版の初演者ですか?歴史的な存在であり、彼の録音を聴いたのも初めて。この時期にしてかなり解像度高く、低音も良く出てかなり明晰な音質、中庸から心持ち速めのテンポ、時代掛かった大仰な表現をを感じさぬモダーンなセンスに驚きました。ミュンヘン・フィルの実力(弦の洗練、金管の迫力)も充分。原典版の初演者とか、神々しい作品の魅力は90年ほどの時を超えてしっかり伝わりました。第1楽章「Feierlich, misterioso」やや素っ気なく前のめりに速めのテンポ、陶酔にたっぷり歌ううねりの対比にも違和感はない流れの良さ、劇的な爆発疾走にも余裕を感じさせます。(23:30)第2楽章「Scherzo: Bewegt, lebhaft - Trio: Schnell, Scherzo da capo」冒頭のピチカートから怪しい緊張感が走って、激しいリズムは速めのテンポに強烈(8:57)第3楽章「Adagio: Langsam, feierlich」天国的な陶酔を感じさせる表現に、途中テンポは足早に過ぎて、クライマックスの力強い情感の盛り上がりへの誘いにも不自然さはありません。(22:32)
2024年8月某日/●隠居生活未だ初心者入門の日々
あちこち被害を広げつつ大型台風ゆっくりじわじわ接近中。4人お亡くなりになったとか。九州はもちろん山陽や東海道新幹線も止まったようです。前夜ひさびさにエアコンなしに眠ったら、微妙に風邪をひいたみたい。朝から小雨に洗濯物は室内干しも久々、カンタンなストレッチ、YouTubeエアロビクスも10分ほど済ませて、あとはじっとして体調快復を待ちました。やや倦怠感はあっても頭痛はありません。毎日料理を考えているけれど、ここ最近それがとっても艱難辛苦難行苦行、おそらく自分独りだったらな〜んも作らないと思います。夕食は女房殿に任せました。昨日はなんと1,000歩に届かない。結果体重は67.4kg+100g増殖中。
数日前、味の素「冷凍餃子」に驚愕、その存在は知っていたし、幾度か食べたこともある冷食界の最高人気商品。餃子は手作りに自分でアンを工夫したほうが美味しいけれど、冷凍食品も便利ですよ、なかなか。この猛暑に調理意欲を失って苦し紛れに冷凍庫から取り出して、水も油も必要なし、裏面指示どおりに焼いたら、あっという間に焼き上がり美しい羽付き餃子の出来上がり!味も自家製とはまた違った個性があって美味しい。大したものです。充分安いし。
Mussorgsky/Ravel 組曲「展覧会の絵」/Stravinsky バレエ音楽「春の祭典」〜リッカルド・ムーティ/フィラデルフィア管弦楽団(1978年)・・・展覧会の絵は2015年、春の祭典は2019年来の再聴 オリジナルは各々作品の組み合わせは違っておりました。Riccardo Muti(1941-伊太利亜)は長期政権だったオーマンディの後を受けて1980年より正式にフィラデルフィア管弦楽団の音楽監督、既にこの時期後継として首席指揮者を務めていたと記憶します。「展覧会の絵」は輝かしいオーケストラの響きのまま、テンションの高い、速めのイン・テンポを基調として弾けるばかりの熱気ある演奏は37歳の若さの記録。いかにもオーケストラの技量が物を云う作品揃えて、これはヴェテランの老熟した表現とはガラリ変わって、この勢いは新鮮に受け止められたことでしょう。アナログ最末期の音質も鮮度抜群、CBSやRCAとは違って硬質にやや軽い、そして明るく軽い響きに仕上がっておりました。「展覧会の絵」は逡巡も要らぬ飾りもないストレート系表現にオーケストラの技量は抜群に高く、清々しい金管、厚みのある弦、デリケートな弱音、「バーバ・ヤーガ」から「キーウの大門」へ圧巻のクライマックスの華やかさ輝かしさ、キレのある気持ちの良い演奏でした。(4:57-4:44-1:06-3:16-1:12-2:18-1:18-1:58-2:11-3:14-5:02)
たしかオーマンディにはモノラル録音しかなかった「春の祭典」はフィラデルフィア管弦楽団にとっては待望の本格的録音だったはず。前曲と続けて聴くにはちょっと疲れそうな激しい作品の組み合わせ。これも同じく圧巻のオーケストラの技量と若々しい推進力勢いとリズムの切れ味、馴染みの作品のはずが細部フクザツなリズムの絡み合いとか、リアルに浮き立つ最高の演奏音質でした。(3:36-3:12-1:19-3:34-1:41-0:37-1:35/4:07-3:08-1:29-0:42-3:35-4:32)
Haydn トランペット協奏曲 変ホ長調(アラン・ストリンガー(tp)/ネヴィル・マリナー/1994年)/ホルン協奏曲第1番ニ長調/第2番ニ長調(ヘルマン・バウマン(hr)/アイオナ・ブラン/1989年)〜ジ・アマデミー・オブ・セント・マーティン・イン・ザ・フィールズ・・・Alan Stringer(1928-2012英国)は長くリヴァプール・フィルの首席を務めた人。 Hermann Baumann(1934ー2023独逸)は云わずと知れた名人、指揮者も含め皆鬼籍に入ってしまいました。いずれ屈託のない、明るくのびのびとした旋律、牧歌的な風情に音質のよろしい録音を残してくださって、しみじみと感銘を受けました。YouTubeにて拝聴できます。 トランペット協奏曲はこの楽器ソロ最高の名曲、一点の曇りもない晴れやかな旋律が躍動します。(5:50-2:59-4:23) ホルン協奏曲は知名度的にMozartよりかなり落ちるけれど、こちらの多彩な旋律、リズムの魅力も忘れられぬもの。バウマンの技巧はスムースに夢見るような甘い音色、たしか古楽器含めて幾度か録音を繰り返したと記憶します。(5:29-6:54-3:40/5:57-5:31-4:23)
2024年8月某日/●隠居生活未だ初心者入門の日々
台風10号の歩みは遅く、迷走しているそう。それだけ雨の被害や影響は広く、大きくなりそう。沖縄奄美九州方面は既にタイヘンなようです。こちらは昨日も強烈な日差し、カンカン照り継続中。それでも意を決して隔日鍛錬に市立体育館トレーニングルームへ、筋トレマシンは一種のみ満員で出来なかったけれど、エアロバイク15分も消化、その後食材補充にスーパーに寄りました。しっかり鍛えて汗を出すと体調は整います。昨夜はやや気温は下がって朝既にちょっぴり雨、久々にエアコンなしで夜を過ごしました。今朝の体重は67.3kg+100gにガッカリ。
朝、YouTubeエアロビクスを終えて、NHKに戻したら朝のワイドショウ的な番組中、すると・・・コロナ・ワクチン接種の副作用の話題、なんかそれが正式に認定され保障もあったあったとか。心室性期外収縮〜これって自分が最初に接種した直後に出た症状、心拍数が異常に上がったんですよね。別に体調はおかしくはなかったけれど、大学病院に紹介状いただいて、数回通いましたっけ(片道坂道徒歩40分!)。ま、2回位で釈放されたけれど、当時お医者は「そんな副作用訊いたことはない」なんて云ってましたっけ。あれは紛れもなくそうだったと思い当たりました。その後7回?ほどワクチン接種は続いたけれど、別になんとも体調の変化はありません。
Vaughan Williams 交響曲第7番ホ短調「南極」/第3番ニ長調「田園交響曲」〜アンドルー・デイヴィス/BBC交響楽団/合唱団/パトリシア・ロザリオ (s)(1996年)・・・十数年前に第9番のコメントが残って、正直なところ拝聴機会の少ないVaughan Williams の交響曲全集でした。Andrew Davis(1944ー2024英国)は今年亡くなって、幾度か追悼拝聴をしたけれど、コメントは残しておりませんでした。「南極」はLP時代アンドレ・プレヴィンの立派な装丁のを聴いて以来のお付き合い。「世界最悪の旅: スコット南極探検隊」
を元にした映画「南極のスコット」ための音楽を素材として交響曲に仕上げたもの。筋書きをよく知っているし、お気に入りの作品でもあります。三管編成に女声三部合唱も加わって荒涼たる自然の厳しさと悲惨な探検隊の結末を表現して、バルビローリ辺りかなり劇的な表現と記憶しているけれど、こちら茫洋として起伏乏しく大人しく、アンドルー・デイヴィスらしい抑制され大人しい穏健表現でした。もともと掴みどころのない作品はいっそうそんな印象を強めました。女声はいつも雪女を連想させます。第1楽章「Prelude: Andante maestoso」(10:12)第2楽章「Scherzo: Moderato」(6:24)第3楽章「Landscape: Lento」(11:15)第4楽章「Intermezzo: Andante sostenuto」(5:49)第5楽章「Epilogue: Alla marcia, moderato [non troppo allegro]」(9:18)
第3番ニ長調「田園交響曲」も三管編成。「南極」以上に茫洋として、演奏もデリケートに過ぎる抑制表現はある意味難解。いつもどおりの遠い目、精神の鎮静を感じさせるような静謐な作品でした。日本じゃ人気ないやろな。第1楽章「Molto moderato」(9:43)第2楽章「Lento moderato」のナチュラル・トランペット、ナチュラル・ホルンが印象的(7:49)第3楽章「Moderato pesante」は中盤、ようやく盛り上がりと高揚がありました。(6:12)第4楽章「Lento」最終楽章にも女声ソロのヴォカリーズが入って、雪女に非ず、自然の呼び声のよう。ここは静かな情感のさざなみが押し寄せるところ。(10:46)
Shostakovich 交響曲第13番 変ロ短調「バビ・ヤール」〜ラディスラフ・スロヴァーク/スロヴァキア放送交響楽団/スロヴァキア・フィル合唱団/ペテル・ミクラーシュ(b)(1990年)・・・14番にも登場するPeter Mikulas(1954-斯洛伐克)はなかなか立派に押し出しもよろしい渋い低音(イケボ)男声合唱団も力強く、絶望的にズズ暗いものでした。物々しい雰囲気に悲痛な重厚感も感じさせるアンサンブルはかなりの力演、音質解像度も意外と優秀な音質。難解晦渋重暗鬱、色彩感のないオトコ祭り的な苦い作品は、とてもわかりやすい。但し、心身ともに調子を整えておかないと、この重い音楽は受容できないかも。
第1楽章「Babi Yar/バビ・ヤール(Adagio)」堂々たる貫禄に苦渋漂う重苦しいところ。ま、全編そうなんやけど。バリ・ヤールに於けるユダヤ人虐殺を題材にとって、反ユダヤ主義を激しく糾弾した内容とのこと。(14:55)
第2楽章「Yumor (Humor)/ユーモア(Allegretto)」は反権力シニカルにヴィヴィッドなユーモア。スケルツォでしょうか。声楽が圧巻に立派なこと、リズムのキレや重み厚みや押し出しに、ちょっぴりオーケストラの弱さを感じさせても、努力賞もんの切迫感が続きました。(7:38)
第3楽章「Magazine (At the Store)/商店で(Adagio)」 ペリメニ(餃子)を買いに来た詩人は、寒い中行列に並ぶ女性を目撃して「女神たち」と讃え、ぼったくり商人に怒りを覚える静かな緩徐楽章。重苦しく絶望的な男声ソロが延々と暗鬱、管弦楽も合唱も蠢くように静謐デリケート。そしてラストにモノクロの怒りの爆発(絶叫)がやってきました。ここは内向きに感動的。(12:23)
第4楽章「Strachi (Fears)/恐怖(Largo)」スターリンは去ったけれど、あらたな「恐怖」が生まれている。声楽も管弦楽も地底を這うような絶望的な静謐とつぶやき。声楽に呼応して切ない金管が泣いて、ここはなかなかの説得力でした。ま、お経みたいな音楽だけど、後半の葬送行進曲みたいなリズムも興味深く、絶望の爆発もやってきます。(12:12)
第5楽章「Kariera (Career)/出世(Allegretto)」地動説を否定されても自説を曲げなかったガリレオ・ガリレイを称える終楽章。まるで妖精の踊りのようにデリケートな木管に始まって、男声ソロと合唱が苦渋に充ちて、そして抑制を以て朗々と歌われました。そして冒頭の旋律が弦に再現されて静かに終了。(11:35)以下、余談。音質もよろしいし悪くないなぁ、そう思ったけれど、続けてキリル・コンドラシンによる1962年ライヴ(初演の2日後)を聴いたら、申し訳ないけど作品に賭ける情熱やら切迫感危機感が桁違い!なことに驚いたものです。あれは時代の緊張感が反映していたのですね。
2024年8月某日/●隠居生活未だ初心者入門の日々
台風はゆっくり西日本に接近中、大型だそうです。雨は明日以降、本格的な暴風雨は週末でしょうか。朝いつもどおり洗濯+ストレッチ+YouTubeエアロビクス10分ほどでわずか2,000歩ほど。あまりの日差しに外出する元気はまったく出ません。ゴミ出しのみ。午前中TVerにてドラマとお気に入りYouTube数本連続ぼんやり眺めて昼、室内は高温限界に至って耐えきれず、とうとうエアコンを入れて猛暑を凌(しの)ぎました。もう身動きできまへん。なんの意欲も湧きません。なんとか辛くも夕食調理したのみ。女房殿は外食したいと云ったけれど、外に出る勇気がありません。今朝の体重は67.2kg高め安定中も身動きしていないから当たり前。
YouTubeに於ける幼子(おさなご)動画は鉄板の人気、おそらくはコロナ時期に爺婆に孫の顔を見せたいとか、海外に在住していて日本の両親に孫の成長を紹介したいとか、そんな意味合いで普及したのでしょう。うちの孫の同世代だと無条件に可愛いもの。そんななかに2歳くらい(我が下の孫と同じ)に「いただきます」を教えていて、それが「すべての生命に感謝して、いただきます」そういう習慣にされている動画を拝見。それが本旨、素晴らしいですね。食べ物をたいせつにしてムダなくいただく、冷蔵庫の食材は傷む前にすべて消化する、美味しく調理することの大切さを痛感いたしました。
Shostakovich ピアノ協奏曲第1番ハ短調/ピアノ協奏曲第2番ホ長調/3つの幻想的な舞曲 作品5〜クリスティナ・オルティス(p)/パーヴォ・ベルグルンド/ボーンマス交響楽団(1975年)・・・Cristina Ortiz(1950-伯剌西爾)が未だ若手、デビューした頃の録音。天衣無縫に愉しいウキウキ作品2発、これはShostakovichを未だ苦手としていた時代より好きな作品でした。若手なんやから思いっきり元気よく突っ走って欲しい作品だけど、やや緊張が先に立って神妙な面持ち。才気煥発な第1番、都会的にオシャレな風情の第2番、力いっぱい清潔なタッチにノリノリに爆発してほしいけど、オーケストラも含めややダルく、慎重な演奏でした。それでも作品の愉悦はしっかり伝わって、音質も悪くないと思います。(6:07-7:15-2:01-6:44/7:23-6:50-5:41/1:11-1:27-0:53)
Stravinsky バレエ音楽「ペトルーシュカ」(1911年版)/三楽章の交響曲〜ゲンナジ・ロジェンストヴェンスキー/ロンドン交響楽団(1987年)・・・あまり話題になっていないGennady Rozhdestvensky(1931- 2018露西亜)のStravinskyはロンドン交響楽団との顔合わせ録音。Russian Orchestral Masterworksという7枚組をCD時代に入手して以来のお付き合い、当時の印象はもっさりとしてオモロない演奏やなぁ、といった記憶でした。久々の拝聴は音質がとても鮮明なこと、賑々しい遊園地の喧騒を感じさせる「ペトルーシュカ」が四管編成の初版であったこと、落ち着いたテンポにじっくり噛み締めるような、安易に流さぬように細部緻密な演奏を新鮮に受け止めました。ノリが足りない、考え過ぎ、といったご批判はあることでしょう。ロンドン交響楽団のアンサンブルの水準の高さも特筆すべき。(10:29-4:33-7:19-14:43)「三楽章の交響曲」も同様に第1楽章「Overture,Allegro」から一歩引いた、冷静に知的分析的な演奏には暴力や熱の欠片も見せません。第2楽章「Andante - Interlud」辺り、ほとんどやる気がないようにも聴こえます。第3楽章「Con moto」のぎくしゃくした停滞感もかえって効果的、嫌いではありません。(10:42-5:55-6:16)
2024年8月某日/●隠居生活未だ初心者入門の日々
台風10号西日本に接近中。未だこちらは激しい日差しに好天続き、ちょっと降るくらいなので油断していたら、東日本では豪雨が続いていたのですね。台風は右回りだから東日本にまず影響が出るものか、こちらは数日後にどうなるか。自然のことはカンタンに予測できません。エアコン掛けても寝苦しい日々が続いて、朝から体調どんより、洗濯済ませてストレッチ、YouTubeエアロビクスは7分ほどほんの軽いもの、そのまま市立体育館へ出掛けました。月曜は常連メンバーばかりに空いていて、狙った順番通り筋トレ、そしてエアロバイク15分済ませて、そのままスーパーに食材仕入れに寄りました。帰りエコバッグはずしりと重かったなぁ。今朝の体重は67.2kg▲300g高め安定中。
11月末に大学のOB会が予定され、その会場案内の相談が先輩から届きました。その案内文に前回OB会はコロナ前、誰それが亡くなったとあって、ニ年後輩の女性、同じ北海道出身(札幌在住)が亡くなっていたことに驚きました。もしかして既に伺っていて失念しただけかも。いずれ、自分より年下が亡くなっている事実に愕然、心中に薄ら寒い風が吹き抜けるような気分に襲われました。できるだけ身体を鍛えて、健康を保ってしっかり遊んでおかないとあかんなぁ、しみじみそんなことを考えたものです。
誰も興味はないであろうヲタク話題。Walter Klien(1928ー1991墺太利)の大ファンだから、彼のMozartのピアノ協奏曲音源を集めて、まとめて圧縮しておりました。CD時代はすべて収集して、ネット時代に至って、なぜか第14番 変ホ長調K.449(パウル・アンゲラー/ウィーン交響楽団/1960年)が抜けておりました。それもとうとう数日前に入手出来!追加圧縮しようとしたらエラー出現・・・?四苦八苦していろいろ調べてみたら第16番/第17番のフォルダがなぜか不良になっていて、それを除いて解凍して再圧縮いたしました。結局VOX録音の第17番が抜けたまま、またいつかの出会いを待っております。Mozart ピアノ・ソナタ第11番イ長調K.331/第12番ヘ長調K.332/第13番 変ロ長調K.332(1964年)を心安らかに聴いておりました。端正に心洗われるような無垢なタッチでした。
Bruckner 交響曲第5番 変ロ長調〜オイゲン・ヨッフム/フランス国立放送管弦楽団(1969年ライヴ)・・・このDisques Montaigne盤は20年以上前にCDを入手した記憶があって、その後、もっと音質改善してあちこちから再発されているらしい。拝聴はそれ以来?Eugen Jochum(1902ー1987独逸)のBrucknerは大人気だけど、正直なところ自分は苦手、新旧全集とも煽り過ぎ走り過ぎ力み過ぎと時に感じてしまいます。でも、ライヴはけっこう聴きますよ。これはBrucknerには珍しい仏蘭西のオーケストラとの共演。音質はいまいちに感じるのは、自分が入手した音源問題?とくに低音が弱く、弱音部分に解像度が不足して曖昧。演奏は立派と思うけれど、その辺りは不満でした。先のティントナーとは対局にあるような表情豊かな重厚長大貫禄演奏、一般的にはこちらのほうが支持者は多いと類推します。
第1楽章「Introduktion: Adagio - Allegro」からオーケストラの響きは明るく、管楽器は華やかに朗々と鳴るけれどヨッフムの手に掛かると剛直スケール大きなな構成感が加わります。頻繁にテンポを動かして爆発する部分の対比表現は入念に効果的。しかし相変わらず時に走り過ぎ、落ち着かぬ表現は好みではありません。(20:20)
第2楽章「Adagio. Sehr langsam」湧き上がるような情感を以て、うねりある緩徐楽章。仏蘭西のオーケストラを充分コントロールして強弱しっかり、濃厚な表情、ヨッフムの自信を感じさせます。(18:38)
第3楽章「Scherzo. Molt vivace, Schnell - Trio. Im gleichen Tempo」速めのテンポ、ここも重量感とキレ、アクセントが立派。仏蘭西のオーケストラとは思えぬ厚い響き(金管の明るさはやはり仏蘭西)確信に充ちた自在なテンポの動き、煽りとテンポの動き、前のめりの疾走が堪能できます。トリオの対比もテンションをしっかり維持しております。(12:45)
第4楽章「Finale. Adagio - Allegro moderato」前の楽章の再現部分は入念、自在なテンポの揺れ、追い込み、表情付けは決まって渾身の金管の迫力、旋律のメリハリも最後迄テンションを失わない体力と説得力、ラストに向けてテンポを上げて熱気を加えた感動のフィナーレへ。先にティントナーを聴いて続けたので、その個性の違いに驚いたものです。(22:48盛大なる喝采有)
Mozart 弦楽三重奏のためのディヴェルティメント 変ホ長調 K.563(1965年辺り)・・・Franco Gulli(1926-2001伊太利亜)の明朗に歯切れのよろしい音色は一時在籍したイ・ムジチの演奏で知りました。ディヴェルティメント 変ホ長調 K.563は珍しい弦楽三重奏曲、第1楽章「Allegro」(7:59)第2楽章「Adagio」(7:58)第3楽章「Menuetto (Allegretto) - Trio」(5:07)第4楽章 「Andante」(6:56)第5楽章「Menuetto (Allegretto) - Trio I -Trio II」(5:06)第6楽章「Allegro」(5:43)から成る自由な晩年の長大な作品。愉悦と気品に満ちて、少しの弛緩も飽きも感じさせぬ緻密な旋律が続いて、伊太利亜の名手は朗々と歌って快い時間が流れます。音質も良好。これはハイフェッツによって馴染んだ作品、彼(か)の快速前のめりな表現より、こちらのほうが爽やかな適性を感じさせるテンポでした。これはCD2枚組、もう一枚には協奏曲が収録されます。
2024年8月某日/●隠居生活未だ初心者入門の日々
大型台風は進路を西に変え、九州から西日本に大きな影響を与えそうです。昨日日曜は朝少々雨は降ったけれど、天気予報通り即カンカン照りとなりました。洗濯物、ストレッチ、YouTubeエアロビクス(ほんの10分ほど)済ませたらぐっと気温は上がって、もう身動きしたくない。痰が絡んで鼻詰まり、眠りが浅くて体調はよろしくありません。女房殿は婆さんの入浴介助に出掛けたけれど、自分はじっと引き隠っておりました。冷蔵庫食材は尽き掛けているけれど、あるものでなんとか料理を仕上げつつ、急な夕立に洗濯物は濡れてしまいました。今朝、秋の虫(鈴虫?)の声を確認。体重は67.5kg+500g、本日は鍛えてしっかり減らしたいもの。
箕面市長選、現職の維新市長が大差で自民党系新人(元府議)に敗北。ここ最近の兵庫県知事の流れもあるのでしょうか。
昨夜、中年サラリーマンによるア・カペラグループ「リストラーズ」発見して感激、そればかり眺めて感動しております。東京工業大学のサークル出身?卒業して社会人として活躍しつつ、海外赴任の方もいらっしゃるみたい。コロナ禍を経て「リモート」での動画を作成、どれも超絶技巧に驚いて、そのフツウのおっさんスーツ風情との対比が衝撃的。楽しませていただいております。
【♪ KechiKechi Classics ♪】は今どき珍しいタグ打ちのホームページ、ブログは10個ほど毎朝更新点検拝見、ランダム検索とか別途ネット検索して偶然出現したものをお気に入りに追加登録することもあります。そして更新頻度がよろしくないものはどうしても疎遠になる・・・この一週間ほど、2件ほどコロナ罹患の記事を拝見しました。孫引き情報だけど2024年6月迄にコロナ累計犠牲者は10万人を超え、2023年度だけで38,000人が亡くなっているそう。昨年はもうマスクが日常の生活から脱却していたはず。けっこうしぶとく現在もそれなり流行っているようですね。もうすっかり快復済だけど、義弟は奥様が感染しても大丈夫、爺友も奥様娘が感染してもセーフだったそう。息子は一家揃って4人感染したけれど、その辺りどんな配慮やロジックなのでしょうか。自分はなんとか未経験のままに過ごしたいもの。
Bruckner 交響曲第5番 変ロ長調〜ゲオルグ・ティントナー/ロイヤル・スコティッシュ・ナショナル管弦楽団(1996年)・・・Bruckner中屈指の規模を誇る交響曲はお気に入り作品、これは2019年来の再聴。印象はそれとほとんど変わらない。Georg Tintner(1917ー1999墺太利)の全集録音は20年ほど前、My Bruckner音楽受容の重要な出会い。ネーメ・ヤルヴィ辺りの演奏を聴くとけっこうな骨太演奏を聴かせるオーケストラもここでは少々淡白に、細く薄く響きます。全交響曲中屈指のスケールを誇る作品に相応しい、強靭なテンションを求めると肩透かしのように誠実、スケールも大きさも調教しない抑制された表現。これが昔馴染みのせいか、中庸のテンポに最後迄聴き通して違和感も苦痛もなく、作品に馴染みます。音質も良好。
第1楽章「Introduktion: Adagio - Allegro」漆黒の地下世界への階段を一歩一歩下っていくと、突然眼前にそびえる強大な障壁!煽ったり走ったりとは無縁、かといって頑固なイン・テンポに重厚といった風情でもない。オーケストラをムリなく鳴らせて、力みなくムリなく勇壮な主題を歌って、粛々と感銘は深まります。(20:15)
第2楽章「Adagio. Sehr langsam」緩徐楽章は、精一杯の金管の叫びも詠嘆を強調しないさらりと淡々清潔。さっぱりあっさりとした早足に過ぎ去ります。それでも妙に心に刺さる静かな説得力有。(16:23)
第3楽章「Scherzo. Molt vivace, Schnell - Trio. Im gleichen Tempo」スケルツオがBrucknerのキモ。パワーのある骨太のオーケストラを思い出せば、少々ユルく、キレ味、切迫感に不足するかもしれないけれど、こんなハト派演奏にすっかり耳馴染みました。金管は精一杯の力演。穏健なトリオと対比も充分効果的と感じます。(14:12)
第4楽章「Finale. Adagio - Allegro moderato」前の楽章を振り返って神々しい金管のコラール、第1楽章を輝かしく回帰するフィナーレ。前半もっさりとテンションは低く、ここに来て体力が保たなかった感じ。79歳だからなぁ、それでもクライマックスに向けて金管を精一杯鳴らせて渾身の力を出し切って、なんとか感動的な最後にたどり着きました。(25:55)作品に重厚長大を求めればスカみたいな演奏、久々の拝聴印象は聴き疲れせぬ、爽やかな演奏と受け止めました。
Beethoven ヴァイオリン協奏曲ニ長調(ブルーノ・ワルター/ブリティッシュ交響楽団/1932年)/Brahms ヴァイオリン協奏曲ニ長調(ハミルトン・ハーティ/ハレ管弦楽団/1928年)〜ヨゼフ・シゲティ(v)・・・往年の名手Joseph Sziget(1892-1973洪牙利)による(おそらく)最初の録音。技術的にはあまり器用な人ではないけれど、若い頃の録音だけに輝かしい音色とボウイングが堪能できます。この時期にして驚異的な音質解像度、とくにBeethovenが素晴らしい。後の録音を聴いても同じ印象なんだけど、これはもう音色がどうのとか、ボウイング云々超えてこの人が精魂込めて旋律を歌うと泣けます。歴史的音源はあまり熱心に求めないけれど、これは別格の存在。ワルターのオーケストラも充実しておりました。第1楽章「Allegro ma non troppo」(22:31)/第2楽章「Larghetto」(9:50)/第3楽章「Rondo」(9:43)
Brahmsは1920年代の録音だから、音質やや落ち。だけど想像を超えて聴きやすい音質。こちら浪漫派の名曲はいっそうのテクニックを必要とする華麗なる作品、たしか内田光子さんがシゲティのことを「最高の美音」と称賛していたと思うけど、おそらく魂を揺さぶる誠実な表現のことを指しているのでしょう。第1楽章「Allegro non troppo」(20:43)/第2楽章「Adagio」(8:53)/第3楽章「Allegro giocoso, ma non troppo vivace - Poco piu presto」(7:17)
2024年8月某日/●隠居生活未だ初心者入門の日々
週末に至って、台風接近してもこのモウレツな直射日光、布団も洗濯物もよく乾きます。この猛暑じゃ若き健康体でも体調崩しますよ。早朝の雨は爽やかでした。下の孫は未だ熱は高いそう。いつものストレッチ済ませて、前日お休みしたYouTubeエアロビクスは10分ほど再開、そして市立体育館へ。途中の運動公園は少年野球の熱心な練習中でした。週末のトレーニングルームは混んでいて、筋トレマシンは一種実施できませんでした。例の左肩の違和感は徐々に進んでいるような感じ、日常生活には問題ありません。新しいリュックは運動靴や着替えを入れて初トレーニングルーム行き、なかなか使い勝手はよろしい感じ。お米の在庫が減ってきて、9月に新米が出たらちゃんと出回るのか、心配です。きっと凄い値上げなんやろなぁ。今朝の体重は67.0kg▲400g、まだまだ。
日本はあまり高くないお給料でも、ていねいに誠実に働く市井の真面目な人々に支えられて成り立っているのでしょう。日本通の外国人さんがそうYouTubeに述べておりました。お隣さんは70歳くらい?元教師、グランド・ゴルフに熱心だけど、先日玄関を出たところで鉢合わせ。どちらへ?そう伺ったらこれから働きにいくとのこと。詳しくはわからぬけれど、教育関係のアルバイトでしょうか。「自分はどこも使ってくれるところはないもので」そう挨拶しておきました。
自分が云々する立場でもないけれど日本では「芸能人の不祥事には興味はあっても戦争には興味はない」そんなことがネット記事にありました。「不祥事の話題でここ迄長引くとは!」そんなしょうもない芸能記事自体が長引かせている張本人(昔の言葉ではマッチ・ポンプ)自分は烏克蘭や以色列の戦争の方に興味があるけれど、自分の生活にとってリアルじゃないのも一理あるけれど、あれが物価値上げのひとつの要因になっていることでしょう。自民党の総裁選はどうも小粒揃い、亜米利加の大統領選のほうが面白い。大谷は満塁弾40-40達成、文句なし。
Bruckner 交響曲第8番ハ短調〜オイゲン・ヨッフム/ハンブルク州立フィル(1949年)・・・ヨッフム47歳壮年の記録。2年前に拝聴記録が残っておりました。大きな編成の作品にわざわざ昔の録音で聴かなくても・・・とは思うけれど、音質はかなり良好。やや前のめりに疾走して落ち着かぬ、揺れ動くテンポはテンション高くいかにも若々しく好ましい。第1楽章「Allegro moderato」から全力疾走に壮絶な演奏は感動的、ハンブルクのオペラハウスのオーケストラは優秀です。(15:06)第2楽章「Scherzo. Allegro moderato」も速いテンポにアツい勢いが止まらぬアツい演奏。中間部の牧歌的な対比も効果的。(13:56)第3楽章「Adagio. Feierlich langsam, doch nicht schleppend」筋肉質に力感溢れる静謐な緩徐楽章は、歴史的録音には不向きだけれど、音質的にほとんど不満を感じさせません。劇的クライマックスの盛り上げは若い体力を感じさせるところ。ラストのホルン重奏はさすがの深い音色に聴き惚れました。(30:36)第4楽章「Finale. Feierlich, nicht schnell」怒涛の進撃もたっぷり体力を感じさせるパワフル、ここも金管が分厚いですよ。粛々と怪しいはずの追い込みも、なにやら落ち着かないテンポ・アップに詠嘆、この勢いは爽快でした。ラスト迄余裕の全力疾走、体力充分。(23:01)比べちゃ申し訳ないけど、先日のワルベルク(トーンキュンストラー管弦楽団)とはオーケストラの技量が違う。
Chopin ピアノ協奏曲第2番ヘ短調〜アルトゥール・ルービンシュタイン(p)/アルフレッド・ウォーレンシュタイン/シンフォニー・オブ・ジ・エア(1958年)・・・カーネギーホールの収録らしいけどかなりデッドな音質、ウォーレンシュタインの伴奏もちょっぴり粗い・・・けどこれは絶品。LP時代からの馴染みの演奏、作品的には食傷気味になるほど幾度も聴いて、細部旋律に馴染んでいるもの。ぽってりと包み込むような有機的なタッチ、詩情溢れる旋律の節回しは名人芸、名曲を名曲としてしっかり再認識させてくださるような輝かしいピアノに、甘い旋律は浮き立ちます。たしか記憶ではフィル・アップは「アンダンテ・スピアナートと華麗なるポロネーズ」だったはず、それはずっと手許にあった音源、あって当たり前の音源を失うのは寂しいものです。けっこう時間を掛けて集めた音源は、なかなかカンタンに再入手できません。(13:18-8:37-8:12)
2024年8月某日/●隠居生活未だ初心者入門の日々
週末を迎えて粛々と迫りくる大型台風。猛暑の晩夏に雷雨がやってくるようです。昨日朝、ゴミを捨てに出たら蝉の声がありません。この間一連の小さな生活トラブルは一応解決して、いつもどおりの朝を迎えたら下の孫が発熱。お嫁さんはお仕事休めぬ日にあたって、女房殿はあわてて明石迄出掛けていきました。帰りは遅くなるから、自分はゆっくり・・・と、思ったら移動途中「休みが取れた」との連絡、Uターンしてきました。ウォーキングを兼ねて業務スーパーに食材買い出し、水は入荷して、米は相変わらず在庫なし。新しいリュック初めて稼働。直射日光に耐えて帰宅したら汗ぐっしょり。今朝の体重は67.4kg現状維持高め安定。
「轟の滝」周辺で川遊びをして下痢や嘔吐の症状を訴える人多数・・・との報道。よく調べると息子のお嫁さんの実家である天草じゃないの。見た目風光明媚美しい水でも、この高温、種々条件が重なればよろしからぬ菌が繁殖するのでしょう。我が家の近所の小川なんて、頼まれてもぜったいに入りたくないから大丈夫。阿弗利加発エムポックスとやら、泰でも発症との報道、なんせ国際化の時代、日本にもやってくるでしょうか。未知の病はまだまだありそう。
R.Strauss 交響詩「ドン・キホーテ」(1968年)/Stravinsky ピアノと管楽器のための協奏曲(1959年)〜レナード・バーンスタイン/ニューヨーク・フィル/ローン・マンロー(vc)/ウィリアム・リンサー(va)/シーモア・リプキン(P)・・・たしか1943年ニューヨーク・フィル衝撃のデビューを飾った演目。これはニューヨーク・フィル音楽監督在任最終時期の録音、未だ50歳前でした。明るく勇壮、ユーモラスに闊達な大変奏曲。荒唐無稽なドン・キホーテ一連のユーモラスな行状とその最期をリアルに、大仰に表現して、これはあまり話題になっていないけれどヴィヴィッドに表情豊か、活気に充ちた立派な演奏でした。R.Straussはラスト主人公が亡くなって静かに終結するパターンが多いですね。音質も良好。Lorne Monroe(1924-2020亜米利加)は当時の首席、フィラデルフィアからヘッドハンティングされた名人なんだそう。(3:20-2:21-2:47-1:36-8:28-1:55-4:44-1:07-1:10-2:02-1:03-4:37-6:13)
Stravinsky ピアノと管楽器のための協奏曲は1924年初演(クーセヴィツキー)。Seymour Lipkin(1927-2015亜米利加)はピアニストであり指揮者、教育者だったそう。乾いて明晰、無表情に剽軽な風情の作品は難解晦渋に非ず、管楽器のみの伴奏、Bartokの第2番とか、当時そんな流行りがあったんでしょうか。第1楽章「Largo - Allegro - Piu mosso - Maestoso」(7:44)第2楽章「Largo - Piu mosso - Tempo Primo」(7:50)第3楽章「Allegro - Agitato - Lento - Stringendo」(4:59)
Shostakovich 交響曲第5番ニ短調〜マリス・ヤンソンス/イタリア放送ローマ交響楽団(1975年ライヴ)・・・こんなライヴ音源が残っているのですね。ヤンソンス32歳の記録。音質はいまいち。元気いっぱい!作品にあまり馴染んでいないっぽい伊太利亜のオーケストラを鼓舞して、ぱつんぱつんのテンションに一気呵成。でも、なんかこの「苦悩からの勝利」表現にはあまりに逡巡のないストレート、一気呵成な若さはあっても陰影緩急に不足して、作品に新たな切り口を感じませんでした。若者はこれで良いと思います。(15:04-4:58-12:44-11:38)
2024年8月某日/●隠居生活未だ初心者入門の日々
左脚が攣って七転八倒、早朝に目覚めました。ここ最近、定期的にそれはやってきます。猛暑とエアコンに体調管理が難しいのかも。
まだまだ猛暑続きだけど、台風10号発生、こんどは西日本への影響は避けられないらしい。週末から週明け雨模様が続くようです。適度な雨量であることを祈りましょう。昨日朝一番9時に業者さん到着、するとシャワートイレ”取り付けのみ”と認識していたらしく、元のは外しておいてほしかったとのこと。そこをなんとか・・・お願いできたけれど、もとより外せるんだったら自分で取り付けてますよ。専用工具など持っていないし、使ったこともない。30分ほどで無事作業完了、故障した前のも持ち帰っていただいて壱萬圓也(本体機器は別)。これで原状復帰、庶民が負担できる範囲で快適な環境が整うのもありがたいことです。いつもより一時間ほど遅れて市立体育館トレーニングルームは女性が7-8名、多数派でした。いつもの筋トレ・エアロバイクしっかりこなして帰り、強烈な日差しにクラクラしつつ帰宅。まったく元気が出ずに正直なところ、夕方ぎりぎり迄メニューが思いつきませんでした。
1年弱前に入手した安物リュックの解(ほつ)れが修復不可能なほど広がった件、前に言及したけれど、とうとう注文しました。前回よりやや高、デザインもお気に入り。特別な契約はしていないけど、注文した翌日には到着。生地や縫製はしっかりとして、収納ポケットが少なく、メインの開け口やや荷物が入れにくい感じ。長保ちすれば文句ありません。今朝の体重は67.4kg▲100g高め安定中、体重はまったく減らなくなりました。
ラーメン屋とか小さい規模のスポーツジムの倒産が増えているんだそう。高級パン屋相次ぐ閉店は一時のブームが去っただけでしょう、あれは20-30年前にもありましたよ似たようなのが、すぐ消えたけれど。自分が知り得ない業種もいろいろあるんやろなぁ、GDPが印度に抜かれる・・・そんな話題も、なんせ若い人が減り続けているから当然の流れでしょう。話題は自民党総裁選=総理大臣→総選挙の顔、いずれワン・ポイント登板なのか、勝手にそう思って、けっこう自民党の宣伝は上手くいっているようです。
Beethoven 交響曲第1番ハ長調(1952年)/交響曲第5番ハ短調(パリ音楽院管弦楽団/1949年)/Mendelssohn 序曲「フィンガルの洞窟」/序曲「静かな海と楽しい航海」(1954年)〜カール・シューリヒト/ウィーン・フィル・・・Carl Schuricht(1880-1967独逸)には若い頃LP時代より入れ込んでいた指揮者。ここ最近、主に音質が気になってせっかく集めた多くの音源もお蔵入り状態でした。1960年前後EMIに録音したBeethoven交響曲全集も幾度拝聴→挫折を繰り返したのも情けない。ハ長調交響曲はかなり瑞々しい音質に、シューリヒトの軽快軽妙な表現とウィーン・フィルの厚みのある響きがバランスして力みなく急がず、しっとりと味わい深い演奏に仕上がりました。馴染みのBeeやん青春の作品はいつになく爽やかに新鮮、快いノリが感銘深いもの。(9:26-6:24-3:54-6:14)誰でも知っているハ短調交響曲はパリ音楽院管弦楽団との旧録音(写真がこれ)。オーケストラの響きはウィーン・フィルに比べてやや薄いけれど、厳しい表情と凄い緊張感とメリハリ、集中力、音質も意外と解像度は高いもの。ホルンの甘いヴィヴラートに違和感ないでもないけれど、これが仏蘭西の音ですから。第1楽章「Allergro con brio」は速めのテンポに提示部繰り返し(7:09)第2楽章「Andante con moto」は浮き立つようにデリケートな軽さとノリを感じさせ(9:28)第3楽章「Allegro」冒頭低音が甘く、素っ気なく、ホルンは例の劇甘に腰のない音色だけど、粛々とテンションを上げていく流れはお見事(5:01)第4楽章「Allegro - Presto」フィナーレに音質問題はあるけれど、けっこうな厚みと勢いと迫力。速めのテンポに軽さと優雅な流れを失わない。最後迄個性的ホルンは目立ちます。ここは繰り返しなし。(8:19)Mendelsshonのほうは音質もぱっとしないし、作品的にもあまり好みじゃないのでなんとも・・・と思っていたら、けっこうラスト熱く盛り上がる「フィンガル」。そして静かな「航海」もそれなりに愉しめました。(9:49-11:53)
Chopin 練習曲集 作品10/作品25/4つの即興曲〜タマーシュ・ヴァーシャリ(p)(1965年)・・・Vasary Tamas(1933ー洪牙利→瑞西)による一連のChopinの録音はその後、アルゲリッチとかポリーニ、次世代のの録音が次々出たせいか、冷や飯扱いに至ったようです。自分はLP時代より廉価盤愛好家だったから、彼の演奏とは昔馴染みでした。もしかしたら数十年ぶり?音質良好、明るく瑞々しいタッチ、技術的にも不足はない、詩情溢れるChopinの旋律は陰影緩急豊かに表現されて涙が出るほど。これは忘れ去られるにはもったいない記録。作品10の12番ハ短調は誰でも知っている劇的な悲劇、ここは胸に迫る迫力。(2:17-1:25-4:04-2:09-1:43-3:16-1:33-2:44-2:18-2:21-2:16-2:54/2:56-1:33-1:44-1:29-3:19-1:58-5:13-1:07-1:03-4:05-3:36-2:49)ラストはChopinと云えばこれ!幻想即興曲 嬰ハ短調 作品66。ここはヴァーシャリのテクニックがたっぷり発揮されて、たっぷり浪漫が香りました。(3:58-5:52-4:45-4:52)
2024年8月某日/●隠居生活未だ初心者入門の日々
相変わらずの強烈な日差しに猛暑。一雨ほしいところだけど、その兆しもありません。関東地方はゲリラ豪雨連続とか。いつもどおりの朝に洗濯+ストレッチ+ほんの10分ほどのYouTubeエアロビクス、滝のような汗にシャワーも同じ。そして激安美容室へ。オシャレ緑髪に染めた長身爺さんにさっと短く980円カットしてもらいました。ついでにちょっぴり嗜好品を買い足して、5,000歩は越えてまずまずの運動になりました。帰宅しても暑さにダウン、頭痛継続中(鎮痛剤服用)。周辺の草刈りの音も盛大。
これより業者さんがやってきて、シャワートイレの交換工事、ようやくあって当たり前の快適日常生活が戻ります。
階段下の郵便受けに鍵を付けました。ほとんどの人は付けていなくて、必要ないかとも思うけれど、ここ2−3年、スマホ契約の案内、年金関係の通知が一度紛失していることはわかっていて、ほかにもあったかもしれません。別にこの辺り物騒でもないけど、静かに人通りが少なめでもあります。なんかナニだけど念のための措置。激安美容室への途中、白いポルシェに抜かれ、すぐ先の立派な豪邸の扉が開いて、大きなシェパードが吠えておりました。なんか二時間ドラマに出てくる典型的なお金持ちな感じ。ポルシェもシェパードも(自分は猫派)豪邸にも興味はなくて、羨ましいともなんとも思いませんよ。おそらくは自分のほうが美味いもん喰って、ラクな生活していると思う・・・(負け惜しみ)今朝の体重は67.5kg+100g順調に増加中。
ビクトリア・デ・ロス・アンヘレスのハンター・カレッジでのコンサート
Antonio de Literes (1673-1747西班牙)「アシスとガラテア」より「信じきった紅ヒワ」(Gracia Tarrago(1892-1973)編)/Blas de Laserna(1751-1816)目覚めよ、わが君!(編:ローマ)/Enrique Granados(1867-1916西班牙) トナディーリャス(昔風のスペイン歌曲集)(第8曲「ゴヤの美女」/第1曲「愛と憎しみ」/第5曲「内気なだて男」/第6曲「美女のまなざし」/第2曲「町をぶらつく」/第7曲「トラ・ラ・ラとギターのつまびき」/第12曲「ひかえめな下町娘たち」/第4曲「忘れられただて男」/第3曲「分別のある伊達男」)/愛の歌曲集(第1曲「お泣き、心よ」/第2曲「松林へ行った娘たち」/第3曲「泣くな、ひとみよ」/第5曲「サン・ファン祭りの朝」/第6曲「うぶな娘の私ゆえ」/第7曲「わが佳き人」)/de Falla 7つのスペイン民謡(ムーア人の織物/ムルシア地方のセギディーリャ/アストゥリアス地方の歌/ホタ/子守唄/歌/ポロ)/Geronimo Gimenez(1854-1923西班牙)「毒グモは、とても悪い虫」〜ビクトリア・デ・ロス・アンヘレス(s)/アリシア・デ・ラローチャ(p)(1971年11月13,22日、アセンブリー・ホール、ハンター・カレッジ/ニュー・ヨーク市立大学ライヴ)・・・Victoria de los Angeles(1923-2005西班牙)とAlicia de Larrocha(1923ー2009西班牙)による奇跡のライヴ、なんだそう。ロス・アンヘレスの可憐な声、ラローチャの自在にデリケートなピアノはよく息が合って、なんてこちら日本語一筋ン十年だから、きっと由緒ある西班牙の歌曲なんやろな、聴いたことがあるのはde Fallaの「7つのスペイン民謡」くらい。親密な雰囲気をよく捉えた音質、あるときは明るく、ある時は憂いに充ちて、浮き立つような華やかな風情を堪能して、情感はしっかりと伝わります。偶然出会った音源に感謝。ちょっと試しに聴いてみたらもう途中で止められない。ま、こんなん聴きました、という記録のみ。ラスト凄い拍手ですよ。できるだけ収録作品情報をネットより調べたけれど、(編:ローマ)というのだけは不明、ナントカ・ローマという作曲家がいらっしゃったのでしょう。(タイミング記述も手抜き)
Shostakovich 交響曲第5番ニ短調〜コンスタンティン・シルヴェストリ/ウィーン・フィル(1961年)・・・2007年来の再聴。Constantin Silvestri(1913ー1969羅馬尼亜)はウィーン・フィルと録音するくらいだから、当時欧州では評価が高かったんでしょうね。久々の拝聴は山本さんのブログに登場して、思い出したもの。あちらは懐かしい廉価盤LP再生、こちらは通常のデータファイル+安物オーディオだからナニだけど、音質はあまりぱっとしない・・・けれど、作品には慣れていなかったであろうウィーン・フィルを自在に操って、大仰な作品風情に似合った個性的にオモロい、愉しめる演奏でした。
第1楽章「Moderato - Allegro non troppo」から表情豊かな陰影深い始まり。(18:27)第2楽章「Allegretto」スケルツォ楽章もなかなか元気がよろしい。(4:56)第3楽章「Largo」は金管なし。弦が纏綿と歌ってけっこう趣き深い緩徐楽章でした。(14:12)第4楽章「Allegro non troppo」は一気呵成、快速の始まり!からテンポを自在に動かして変幻自在な追い込み、途中から物々しいテンポダウンやら煽りが決まっておりました。(10:43)フィル・アップはProkofiev 組曲「三つのオレンジへの恋」「変わり者たち」(2:54)「カルタ遊びをする魔法使いチェリオとファタ・モルガーナ(地獄の場面)」(3:15)「行進曲」(1:45)「スケルツォ」(1:26)「王子と王女」(5:09)「逃亡」(2:24)/Khachaturian バレエ音楽「ガイーヌ」より3曲「若い乙女達の踊り」(2:18)「子守歌」(6:07)「剣の舞」(2:32)(以上1960年)音質かなり良好。これもなかなかの粗野な迫力と強烈なリズムが魅力でした。
2024年8月某日/●隠居生活未だ初心者入門の日々
昨日朝には雨は止むとの予報に反して、洗濯物を干していたらざ〜っと降ってきました。市立体育館へ向かう頃には雨も上がって、道中とても涼しい。関東地方では豪雨だったらしいけど、この程度の雨だったら時々欲しいところ。トレーニングルームは比較的空いていて順調に筋トレ+エアロバイク完了、帰宅したら新しいシャワートイレが到着しておりました。体調は改善いたしました。こちらに転居したときに設置していただいた業者さん(個人だと思う)の電話番号を女房殿が保存してあって、電話したけれど「電話に出られません」設置工事中か返事はありません。仕方がないので「くらしのマーケット」とやらネットより予約、明日朝一番工事予定。8,000円+廃棄費用2,000円也。周辺草刈り中、騒音が終日喧(やかま)しいけど仕方がない。
オモロい愉快なニュースはあまりありません。高石ともやさん(82)逝去「年忘れコンサート」は2022年迄継続、ホノルル・マラソンには40年以上挑戦とか。合掌。息子世代はもう知らんやろな。
昨日、カラヤンとかロバート・アーヴィングで愛聴していた「レ・シルフィード」の件を言及したら、わざわざメールをいただいて恐縮。貴重な情報と過分なお褒めの言葉もいただきました。ありがたいですね。なんせ今どき時代遅れタグ打ちの【♪ KechiKechi Classics ♪】完全自己満足の毎日更新、誰が読んでいるのかもわからないから、こうして連絡をいただけることも嬉しいものです。幸い、カラヤンの音源は再入手できました。
今朝の体重は67.4kg+200g、しっかり運動しても昼飯喰い過ぎたか?困ったものです。夜は寝苦しく、夢見よろしくなく、本日も強烈な日差しに気温は上がるとのこと。体調はあいかわらずよろしくない。
Shostakovich 交響曲第8番ハ短調〜エリアフ・インバル/ウィーン交響楽団(1991年)・・・この顔合わせの全集録音はズズ暗い風情、オーケストラのヤワい響きがいまいち評判よろしくない。音質極上。自分は是々非々に時々聴いて、意外とお気に入りでした。ところが・・・これはなかなか細部明晰にクール、線が細く、絶望的にジミな風情は作品個性に似合っていると思います。音質も良好。第1楽章「Adagio - Allegro non troppo - Allegro - Adagio」苦渋漂うはじまりは「スパイ大作戦」クリソツ。重苦しい暗鬱うねうねした旋律が蠢(うごめ)いて、やがて金管打楽器の怒り大爆発!して、その対比は強烈、変拍子行進曲とやらクールだけどなかなかの狂気っぽい。そして静謐な暗鬱に戻る・・・ここは長い楽章です。(28:05)第2楽章「Allegretto」はシニカルに明るい、力強く無遠慮なわかりやすいスケルツォ。(6:38)第3楽章「Allegro Non Troppo」は無機的な弦の繰り返し、そこに管楽器と打楽器が悲痛な合いの手を入れて、いや増す無表情な絶望感と青白い狂気がせり上がって、ここが一番好きなところ。インバルの表現は一歩引いた冷静な統率でした。トランペット・ソロ(+小太鼓の安易な応答)は感情(真意)が読み取れぬユーモラス。(6:52)第4楽章「 Largo」大仰な詠嘆から始まるPassacagliaは絶望的な葬送行進曲。(10:00)第5楽章「Allegretto」ハ長調だから明るいフィナーレ?ファゴットの主題提示、弦やフルートは牧歌的だけど、妙に落ち着かない。神妙な表現に決然とした歩みは盛り上がらず元気なく、神経質に危機は再び迫っている感じ。ムラヴィンスキーの陰影メリハリはっきりした劇的テンション、ロジェストヴェンスキーのわかりやすい表現を思い出せば、鬱々ぐずぐずのまま軽量に静かに終わった印象もありました。(16:00)
Bruckner 交響曲第8番ハ短調/テ・デウム〜ハインツ・ワルベルク/ウィーン・ナショナル管弦楽団(実態はトーンキュンストラー管弦楽団)/Chor Der Wiener Musikalischen Jugend/Teresa Stich-Randall(s)/Sonja Draksler(a)/Murray Dickie(t)/Frederick Guthrie(b)(1960年台の録音)・・・Heinz Wallberg(1923-2004独逸)は日本でもお馴染み、懐かしいConcert Hall LPからの音源は2018年来の再聴。当時トーンキュンストラー管弦楽団の首席指揮者(1964-1975年)。Bruckner中、屈指の巨大な作品は音質問題か、それともオーケストラの自力なのか、第1楽章「Allegro moderato」から情けない素朴な響きが薄く低音が弱く、安っぽく響く管楽器のピッチもよろしくない(?のはド・シロウトのカンチガイか)。それでも誠実朴訥な雰囲気が続いて、中庸のイン・テンポに最終盤、作品の巨魁な切迫感に感銘を深めました。(14:48)第2楽章「Scherzo. Allegro moderato」はBrucknerのキモであるスケルツォ。冒頭のホルンは自信なさげ、噛み締めるようにややもっさり、リズムにキレが不足するように感じます。それでも誠実素朴路線は聴手の胸を打つには充分かと。(15:09)第3楽章「Adagio. Feierlich langsam, doch nicht schleppend」緩徐楽章も淡々として煽りや詠嘆とは無縁にやや素っ気ない誠実一路表現続行中、テンポは中庸やや速め。クライマックスの金管がどうも上手くない(ように聴こえる)・・・けどラストホルンの重奏はけっこう感動的。(23:02)第4楽章「Finale. Feierlich, nicht schnell」は金管の総力戦。この金管もなんとも牧歌的に響いて、やはりピッチが時におかしい(?のかどうかド・シロウトの誤りか、アンサンブルがずれている?響きが薄いだけか。それともLPのオフ・センターなのか)渾身のフィナーレはテンションやや落ち、それはそれとして作品を感銘深く締めくくったものです。(24:00)「テ・デウム」は勇壮に力強く、感動的。音質は交響曲と同様。(21:17)含めてLP2枚分の音源、同時に第5番第9番の音源も再入手したけれど、珍しいもの、懐かしいだけの理由から収集して、喜んでいるのはどうなんだろう。ちょっと考えさせられました。
2024年8月某日/●隠居生活未だ初心者入門の日々
夜半に少々降って、今朝の久々の雨。久々のお湿りもよろしいものです。夏休み終わってお仕事現役世代はお仕事が始まり、孫もまた元気に保育所に行きました(スマホに保育所から写真入りで情報が届く)。現在猛暑中だけど自分の経験では、このまま一気に年末に向けて2024年は終わっていく・・・はず。この暑さももうちょっとですよ。昨日は終日曇り、最高気温は34度Cだったそうだから(やや)マシ、朝一番に最寄りのスーパー道中は直射日光がない分けっこう涼しく感じたものです。いつも通り朝一番の洗濯、ストレッチ済ませてYouTubeエアロビクス?はバレエの動き、いろいろあるものですね。これが中腰だから滅茶苦茶キツい10分間。総歩数は4,888歩ほど。まずまずの運動になりました。業務スーパーに非ず、通常の品揃えのスーパーに買い物したら体感イメージいつもの1.5倍ほど出費?但し、商品を眺めて選ぶ楽しさ、メニュー提案はこちらのほうが上です。
あとは引き隠って終日ぼんやりしておりました。眠り浅く夢見よろしくなく、頭痛もあり、今朝の体重は67.2kg+200g。新しいシャワートイレは本日到着予定、設置のために業者さんに連絡しなくては。
またまた高速道路逆走、バイクにぶつけて当て逃げしたとか。全体に交通事故は減少傾向らしいけど、軽自動車がバスと正面衝突、幼いこども二人が犠牲になった残念な事故もありました。夏休み最終盤、毎年のことだけど哀しい水難事故も続きます。
相変わらずスパムメール(SMS)連続!だけど、自動でブロックされているので気付かず、スマートウォッチに自動転送されて久々に気付きました。自分は基本SMSは好まないけれど(有料だし)番号さえわかれば送れるという便利な機能はシルバー世代中心に愛用されているようです。でも、自動ブロックされるくらいの水準のスパムメールってどうなんでしょ、そんなブロック機能をオンにせず、引っかかる人も存在するのかも。種々通販などの登録には基本090番号は登録していないし、ジェネレーターで適当な順列組み合わせの番号に送付、一度送付できれば繰り返すのかなぁ、プログラムで。新しいテクノロジーには悪知恵との戦いが必須です。ヘンなメールも自動で迷惑メールに分類され、届いたものは「迷惑」登録しているので、幸い被害を受けたことはありません。
Telemann 管弦楽組曲ホ短調(2本のフルートと弦楽、通奏低音のための)TWV 55:e1/フルート、オーボエ、ヴァイオリンと通奏低音のための四重奏曲ト長調 TWV 43:G2/フルート、ヴァイオリン、チェロと弦楽のための協奏曲イ長調 TWV 53:A2(「食卓の音楽」第1集より)〜ペーター・ヤン・ベルダー/ムジカ・アンフィオン(2003年)・・・10年ぶりの拝聴。Georg Philipp Telemann(1681ー1767独逸)は当時、同世代のBachより人気が高かったんだそう。その平明明朗にのびのびとした旋律、Bachの陰影深い、革新的な旋律リズムより当時はそれが好まれたのか。それとも情報交流不自由な時代の巡り合わせなのか。20年ほど前に怪しい廉価盤CDに出会って作品に目覚めた記憶も鮮明、
ウィルベルト・ハーツェルツェルト(fl)/レミー・ボデ(v)/山縣さゆり(v)/ヤープ・テル・リンデン(vc)など阿蘭陀に活躍する古楽器の名手による、キレッキレの技巧とノリノリのスリムなリズム最高っす。バロック音楽の屈託のない軽い響きをたっぷり堪能いたしました。Bachの管弦楽組曲と似たような構成、緩急緩のフランス風序曲に始まって、親しみやすい舞曲が続いて、これは当時の流行りだったんでしょう。そして室内アンサンブル、協奏曲も文句なくわかりやすい。
Overture, suite for 2 flutes, strings & continuo in E minor/Ouverture (Lentement-Vite-Lentement/8:56)/Rejouissance(4:14)/Rondeau(2:31)/Loure(3:53)/Passepied(2:59)/Air. Un peu vivement(4:21)/Gigue(2:23)
Quartet for flute, oboe, violin & continuo in G major/Largo-Allegro-Largo-Vivace-Moderato-Vivace(6:57)/Grave(0:25)/Vivace(3:27)
Concerto for flute, violin, cello, strings & continuo in A major/Largo(4:32)/Allegro(8:46)/Grazioso(3:36)/Allegro(9:25)
Chopin/Roy Douglas編 バレエ音楽「レ・シルフィード」/Delibes バレエ組曲「泉」〜ペーター・マーク/パリ音楽院管弦楽団(1957年)・・・Jean FrancaixによるChopinの前奏曲集管弦楽編曲を入手して聴いたけれど、意外と愉しめなくて(演奏がよろしくないのか)昔懐かしい「Les Sylphides」を思い出しました。カラヤンとかロバート・アーヴィングは大昔からお気に入り、ところが・・・例のHDDお釈迦事件で「Chopin」全音源消失、手許にあって当たり前のたっぷり甘く、雰囲気豊かな旋律作品をあわててネットに探ったら出現したのがこれ。Peter Maag(1919ー2001瑞西)による若い頃の代表的録音。音質はかなり良心的。前奏曲イ長調/夜想曲 変イ長調/ワルツ変 ト長調/マズルカ ニ長調 作品33-2/マズルカ ハ長調 作品67-3/ワルツ嬰ハ短調(序奏に練習曲 嬰ハ短調 作品25-7)/華麗なる大円舞曲(24:34)原曲とはまた違った風情を堪能いたしました。
Delibesのバレエ音楽は「コッペリア」「シルヴィア」が有名、これも夢見るように華やかな旋律が続きました。ホルンのヴィヴラートがたっぷりセクシー、最高。
Act 2: Introduction (The Palace Of Ghendijib)/No. 16 Scene/No. 19 Scene (Entrance Of Djemil)/No. 18 Divertissement - (B) Andante/No. 20 Pas de Naila (Scherzo-Polka)/No. 21 Scene And Pas D'Action/No. 22 Mazurka/Act 3: (1st Tableau) No. 25 Scene/No. 26 Romance/No. 27 Scene Finale(22:40)
・・・蛇足だけどこのLP復刻音源を入手して保存、拝聴してメモして数日。念のため再度確認しようと思ったら・・・(わずか数日前のこと)ない。誤って廃棄したのか?青褪めてしばらく悩んでいたら、先に入手した「真夏の夜の夢」(ロンドン交響楽団/1957年)のところにまとめておりました。
2024年8月某日/●隠居生活未だ初心者入門の日々
世間の現役世代は本日よりお仕事本格再開。本日は曇り、夜は雨になるかも。茨城県にて地震があったらしい。昨日日曜も揺るぎない猛暑。エアコン使っても寝苦しい朝を迎えて、いつもどおりの洗濯、しっかりストレッチ、そしてYouTubeエアロビクスは(偶然)サザンオールスターズに乗せてのボクササイズ16分、モウレツな汗を流して、もちろんシャワーを使ってから市立体育館を目指しました。盆休み最終日の朝は道路空いていたなぁ。途中の運動公園の大中小グラウンドは日曜なのに誰も利用がないのは、日差しが強いからでしょうか。筋トレはMyメニューすべて、エアロバイク15分軽く有酸素運動しておきました。常連シルバーメンバーに+若い人数名、ハイプーリーを独占していたけれど、沈思黙考やスマホ熟読に非ず、しっかり鍛えていたので(長時間はムリと類推)ちょっと待って鍛錬は可能でした。終了後、買い物に寄るかどうか悩みつつ食材買い足しは翌日に押し出して、さっさと帰宅いたしました。体調は爽快です。
夕方女房殿は婆さんのところから戻って、ちょうど韓国の方が日本のラーメンを堪能している動画を眺めていたところ。ラーメンが喰いたいとの希望に、重い足を引きずってご近所ラーメン屋へ、禁断のラーメンは悪魔の美味、ダイエットの観点から年に数回の解禁→その結末は67.0kg+300gここからなんとか減らしましょう。
根室にてサンマ大漁水揚げ、久々の安値が期待できそう。環境の変化、悪化、潮流水温の問題など魚種の変遷はありがちなこと。北海道でも明治時代辺り迄はニシンがたくさん獲れてニシン御殿が建ちましたもんね。このまま豊漁が続くのか、一時的なものなのか注目しております。音楽ネタのメモにはSimpleNoteを愛用しているけれど、ここ数日突然Log in画面が「Log in with email」に変わって、いちいちemail確認が面倒くさい。ここしばらく「画像確認」(バスはどれ?みたいな)だったのに、なんか知らず設定をいじってしまったのか。それともセキュリティが強化されたのか。(いじっているうちにもとに戻りました)
Berg ヴァイオリン協奏曲(ジョルジュ・プレートル)/Bando ハンガリー協奏曲(アラン・ロンバール)〜クリスチャン・フェラス(v)/パリ音楽院管弦楽団(1963年)・・・Christian Ferras(1933ー1982仏蘭西)は若くして亡くなった往年の名ヴァイオリニスト。カラヤンとの一連の録音も有名でした。Bergのヴァイオリン協奏曲は1936年初演、作曲者生前最後に完成された作品なんだそう。Andante-Allegroからなるドデカフォニーの作品、ところがいかにも難解晦渋な風情に非ず、透徹浄化した美しい旋律が滴るような名曲。線が細く神経質なイメージのフェラスにはぴったりの緊張感を湛えた美音でした。(11:07-14:12) Gyula Bando (1903-1989洪牙利)はこのフェラスの録音のみ、ほぼ初耳作曲家(ヴァイオリニスト)。第1楽章「Allegro」は無調っぽいけれど、泥臭い懐かしさもある美しい旋律が続いて、わかりやすい。第2楽章「Lento」はしっとり映画音楽風。第3楽章「Allegro」はリズミカルな緩急が交代で出現、ラスト辺りピチカート連続のソロに大衆活劇風フィナーレでした。 (10:09-8:47-8:43) 音質は両作品ともかなり良好でした。
Sibelius 交響曲第2番ニ短調〜シクステン・エールリンク/ストックホルム放送交響楽団(1952-53年)・・・後に発売されたCDではストックホルム・フィルとなっておりました。Sixten Ehrling(1918ー2005瑞典)はデトロイト交響楽団ではポール・パレーの後任、チョン・ミョンフンの師匠でもあるらしい。ネットに評価を探ると異口同音に「音質がよろしくない」こちらLPからの復刻?さすがのMercury録音もやや苦しいけれどまずまず解像度はあって、時代相応でしょう。Sibelius一番人気作品、北欧の旅情溢れる名旋律が続きます。やや速めのテンポに熱気漲る第1楽章「Allegretto」は当時30歳代の若さとテンションを感じさせるもの(9:07) 第2楽章「Tempo andante, ma rubato - Andante sostenuto」寂しげなティンパニに導かれ、低弦のピチカート怪しく、やがて高揚する詠嘆の旋律が叫んで、この辺りの表現は揺れ動いて雄弁でした。ここもテンポは速め。たしかにこの清涼な風情はもっと状態のよろしい音質で聴きたいところ。(13:26)第3楽章「Vivacissimo - Trio. Lento e suave - attacca」は弦のカッコよく目まぐるしい旋律が疾走するスケルツォ。オーケストラの技量は充分、そしてパワフルにアツい勢い。トリオの牧歌的な風情の対比はお見事でした。そしてタメてタメて、アタッカで第4楽章「Finale. Allegro moderato - Moderato assai - Molto largamente」に突入。ようできたクライマックスですよ。旋律の「泣き」は相変わらずのテンション、ここもたしかに「もっと美しい音質を!」求めたくなる気持ちが理解できるところ。雄弁なところ、暗鬱なところ、田園風景の描き分けが見事、たっぷりアツいクライマックスでした。(19:52)
2024年8月某日/●隠居生活未だ初心者入門の日々
日曜を迎え台風は東日本席巻して、こちらは曇り空に猛暑継続中。朝洗濯を済ませて、ストレッチと短いYouTubeエアロビクスのみ。終日、この暑さに引き隠って、じっとしておりました。じっとしているといっそう体調はよろしくない。冷蔵庫食材を使い果たして夕食調理しました。故障したシャワートイレは代替注文しても業者はお盆休み中、到着は来週半ばになることでしょう。自分で交換できそうな気もするけれど、トイレの水栓、取り付け工具が必要な感じなので業者をお願いしましょう。それまで日常生活に不便が続きます。これも巡り合わせ、仕方がない。壊れるときには次々と続くものです。今朝の体重は66.7kg▲100g、ぜんぜん身体を動かさなかったワリに増えていないことを良しとしましょう。
またまた高速道路逆走の悲惨な記事。免許返納を呼びかける声は多いけれど、
田舎では、免許証を返上すると人権の多くを削ぎ取られるのです。それで、必ず認知症が悪化します。交通事故を起こす可能性はあっても、返納したら生活できない、ヒトとしての生活継続が不能となるのです。
そんなブログの記事を拝見。交通の便や買い物に不自由しない生活環境ならともかく、田舎の生活には自家用車は生命線なんだそう。自分は生涯ずっと都会暮らし(地方都市含め)交通の便の良いところばかり経験して、田舎は遊びに行くところ、非日常を体験するところといったイメージ。現居住地も食材買い物、医療機関、市立体育館、すべて徒歩圏内、最寄りのJR駅迄歩けんことはないし、コミュニティバスもあります。お仕事引退後は維持費や事故のことも考えて自家用車は持っておりません。女房殿には婆さんの介護で必要なら、と云ってあるけれど、弟が近所にいるので大丈夫とのこと。クルマの登録台数に比べて稼働率は20%との情報をどこかで読みました。お仕事通勤、こどもの送り迎えなど必須な方はともかく、ずっと高い駐車場に眠らせて、週末のみ使用というのは贅沢品と感じます。
Haydn チェロ協奏曲第1番ハ長調/第2番ニ長調/交響曲第16番 変ロ長調〜セルゲイ・イストミン(vc)/ダヴィド・ラヴィノヴィチ/アポロ・アンサンブル(2009年)・・・音質もよろしく、目の覚めるように軽快ヴィヴィッドな古楽器演奏。リズミカルなハ長調協奏曲、優雅に牧歌的なニ長調協奏曲、Sergei Istomin(独逸?露西亜?)は生年調査ならず、幼少の頃より露西亜に学んだそう。スムースな古楽器演奏の技量、アポロ・アンサンブルもデリケートに軽快快活な演奏が魅力でした。(8:57-6:16-6:56/13:07-4:11-4:57) David Rabinovich(1956-烏克蘭)はアポロ・アンサンブルを率いるヴァイオリニスト、初期作品である交響曲第16番 変ロ長調はオーボエ2本、ホルン2本+弦楽。第1楽章「Allegro」は陰影ある下降音型のフーガに始まって、なんともノンビリとしたシンプルな風情。第2楽章「Andante」は弦のみ。シンプルに落ち着いた緩徐楽章。第3楽章「Prest」は快活な推進力、ノンビリ平和な風情は柔らかい古楽器演奏の成果でしょう。(4:45-5:58-2:56)
Rachmaninov ピアノ協奏曲第2番ハ短調(1996年)/パガニーニの主題による狂詩曲(1995年)〜ジョン・リル(p)/尾高忠明/BBCナショナル・ウェールズ管弦楽団・・・Rachmaninovの濃密甘美な旋律は大好き、系統的に音源を集めてこの度HDDトラブルによりすべて失いました。現在ちょっとずつ音源再入手中。出会いは小学生時代?リヒテル/ザンデルリンクのモノラルLP、一発でその深淵漆黒の響きを気に入ったもの。それは幸い別HDDに分類されていたから無事。John Lill(1944-英国)の協奏曲全曲録音を別途入手できて、まずお気に入りの2曲を聴いてみました。両作品ともとっても劇甘旋律を誇って、ジョン・リルのテクニックに不足はないけれど、あざとい濃厚な表現に非ず、誠実にていねいな仕上げに煽らない。尾高さんのオーケストラも同様、バランスよろしい抑制を感じさせて第2番ハ短調協奏曲はちょいとさっぱり過ぎて風味が物足りない、やや線が細くて華やかさはもっと欲しい。(11:41-11:22-12:00)パガニーニ狂詩曲は文句なし、鮮やかなソロの技巧に威圧感を伴いわぬ自在な表現を堪能いたしました。(23:44)
2024年8月某日/●隠居生活未だ初心者入門の日々
台風北上して関東東北に影響、交通機関も一部止まっているようです。旅行の方やインバウンドは悲惨でしょうね。こちらは猛暑のまま曇り空、雨は降りそうで降っておりません。昨日金曜はトレーニングのサイクルだけど、朝一番盆明けの皮膚科を目指しました。早めに行ったけれど予想通り待たされましたよ、けっこう。お仕事は再開したのか、それとも金曜を休んで日曜迄の連休を続けるのか、お仕事業種や会社の都合によって様々でしょう。小さなこども連れのファミリーもけっこう来ておりました。業務スーパーに水2Lは入庫し、米は(輸入米含め)完全在庫切れ、あるのはもち米のみ。我が団地は年に数回の一斉草刈りが始まって、その騒音が喧(やかま)しいけど仕方がない。この猛暑の中の作業はご苦労なことですよ。通院往復にスマホ持参忘れて5,000歩ほど、Google Fit上では「1」PAI(Personal Activity Intelligence)表示となりました。昼飯たっぷり喰って昼寝後、市立体育館へ。時間が違うから顔ぶれは違って女性も数人、筋トレだけいつも通りこなして帰りました。今朝の体重は66.8kg▲200g、まだまだ高め安定中。
現代のJapanでは当たり前のウォシュレット(シャワートイレ)岡山勤務時代(1999-)事務所ビル一階がTOTO営業所、その体験トイレが衝撃! 以来愛用し続けてけっこう導入は早く、これなしでは生きていけません。現在のは3年半前に交換、前機の水ちょろ漏れが止まらなくなったため。そして昨日朝、女房殿が掃除をしていたらノズルが戻らなくなりました。動作は正常でもブツが直撃する・・・保証期間は一年なので交換買い替えが必要、いろいろと思わぬ出費は続くものです。取り付けの関係で同じPanasonicのものを注文しました。自分で取り付けられるでしょうか、前回の交換時、業者さんが色々教えてくれたけれど、記憶は雲散霧消状態。調べてみると「電源不要」タイプというのもあるのですね。エコなのが良さげだけど、冬の時期には冷たいのでご遠慮しておきました。
Shostakovich 交響曲第1番ヘ短調/第2番ロ長調「10月革命に捧ぐ」/第3番 変ホ長調「メーデー」〜アレクサンドル・スラドコフスキー/タタールスタン国立交響楽団/全ロシア国営テレビ・ラジオ放送グランド・コアー・マスターズ・オブ・コーラル・シンギング(2016年)・・・幾度か聴いているAlexander Sladkovsky(1965-露西亜)による交響曲全集録音は思わぬ完成度でした。耳慣れぬオーケストラの技量、パワーたっぷり、アンサンブルも上々、音質も良好。交響曲第1番ヘ短調は1926年初演。二管編成、6種の打楽器にピアノも入って「ペトルーシュカ」の影響を感じさせるとのこと。才気煥発な風情は大好きな若き日の作品ですよ。第1楽章「Allegretto - Allegro non troppo」なんとなく剽軽に軽快自在にメリハリ元気ハツラツな風情。途中金管と打楽器のテンションも圧巻のラッシュ。(8:11)第2楽章「Allegro - Meno mosso」これってスケルツォですか?ユーモラスな追い掛けっこみたい。まるでピアノ協奏曲、ここも爆発的なテンションに文句なし。(4:19)第3楽章「Lento」はオーボエ、チェロの無感情無表情なソロから始まって、徐々に盛り上がって金管の合いの手も無感情な感じ。やがて静謐に怪しいトランペットソロを伴う葬送行進曲に至って、そのまま(9:29)第4楽章「Lento - Allegro molto」へ。もったいつけたフィナーレもいかにも華々しく爆発、思いっきり賑やかにド迫力。音質極上にヒステリック、トランペットは強烈、ティンパニ先頭に打楽器の爆発は超リアルですよ。(10:45)
交響曲第2番ロ長調は”無調・27声部におよぶウルトラ対位法などの技法”作品とのこと(Wikiによる)管弦楽+混声合唱+多種多様な打楽器+サイレンまで入る政治的単一楽章作品。こんな時代に至って、政治的意図に関係なく作品を堪能できる様になりました。要はするに当時の権力に阿(おもね)った題材を使って、思いっきり硬派前衛的な作品に仕上げたのでしょう。Largo(序奏)-Fugato(27声によるフガート)ーMeno mosso(それまでより遅く)ー合唱 - Coda「これこそ旗、これこそ生き生きとした世代の名称、10月、コミューン、そしてレーニン」のシュプレヒコールにて締めくくります。(17:31)
交響曲第3番 変ホ長調も単一楽章。演奏頻度は第2番以上に少ない、不人気作品とのことだけど、思いっきりデーハーに効果的な作品。これも第2番同様、権力に迎合しつつ、じつは好きなことをやっているのかも。Allegretto(序奏/不気味な低音は静寂不穏な蠢き。ここはオーディオ映えします)-piu mosso-Allegro(主部。行進が始まる感じ)-Andante-Allegro-Largo(ホルンは強烈であり勇壮。ヴァイオリン・ソロと木管の掛け合いはばるでバロック風、そして破壊的な大爆発から勇壮な旋律へ)-Moderato(サイレンとともに合唱 「最初のメーデーの日に」*翻訳を載せようとと思ったけれど、型通りの「労働者の祭典」への参加呼びかけ、なんの趣もありません/虚しい言葉も立派にゴージャスな旋律に管弦楽と声楽に乗せると感銘深く響き渡る好例かと)(31:18)
Tchaikovsky バレエ音楽「くるみ割り人形」(抜粋)〜ユージン・オーマンディ/フィラデルフィア管弦楽団(1972年)・・・これはRCAへの再(再?)録音、初耳だったと記憶します。そもそもTchaikovskyのバレエ音楽はあまり拝聴機会は少なくて、この度HDDお釈迦にして露西亜もの音源ファイル全部消滅したので、入手可能な音源を順繰り聴いているところ。クリスマスのメルヘンだから季節外れだけど、古くは「ファンタジア」辺り?以来誰でも知っている、細部迄馴染んで夢見るようにステキな旋律ばかり、この抜粋は組曲版よりもうちょっと盛りがよろしいし、RCAの録音もフィラデルフィアも絶好調、思いっきりゴージャスに厚みのある瑞々しいサウンド(弦が際立つけど、金管も素晴らしい)に乗せて、素直な表現。若い頃はちょっと気恥ずかしく感じた旋律をたっぷり、文句なく堪能いたしました。
小序曲(3:41)第1幕 行進曲(2:15)第1幕 冬の情景 (冬の松林)(3:25)第1幕 雪片のワルツ(6:51)第2幕 チョコレート (スペインの踊り)(1:16)第2幕 コーヒー (アラビアの踊り)(3:38)第2幕 お茶 (中国の踊り)(1:11)第2幕トレパーク (ロシアの踊り)(1:10)第2幕 葦笛の踊り(2:16)第2幕 花のワルツ(7:10)第2幕 6.パ・ド・ドゥ 導入(5:09)ヴァリアシオンI (タランテラ)(0:42)第2幕 6.ヴァリアシオンII (こんぺい糖の踊り)(2:14)第2幕 コーダ(1:21)第2幕最後のワルツと大団円(5:40)
幻想序曲「ロメオとジュリエット」はオーソドックスに素直に中庸な表現、これも上質なオーケストラはたっぷり余裕の厚み、端正に響きました。(20:39/1973年)
2024年8月某日/●隠居生活未だ初心者入門の日々
お盆も変わらぬ猛暑続き。関東地方に台風直撃、こちらは夕方ゴロゴロしていたけれど急な雷雨とか、台風の影響はないようです。大阪市内では午前中停電で混乱があったとか。朝一番にいつもの洗濯、ストレッチ、YouTubeエアロビクスは偶然出現した「下半身を鍛える15分」済ませて(汗塗れにシャワー後)業務スーパーに向かいました。米はほとんど品切れ、水2Lもありません。女房殿情報によるとほかのスーパーにも水2Lは見当たらないようです。天変地異と盆休みが重なったかなぁ、自分がお仕事現役時代だったら商品手配に四苦八苦して、休日出勤体制だったことでしょう。道中はとても静か、自転車や徒歩の人々は三々五々ゆったり、クルマも少なくてし〜んとしておりました。ちょっときーんと耳鳴り感じるくらい。直射日光の中、帰宅したらぐったり。
女房殿は年金事務所に年金のご相談に出掛けております。その辺り、自分は疎くてすべてFP女房殿にお任せ状態、ひたすら節約に励んで料理しているだけ。今朝の体重は67.0kg▲200g。思うように減りません。
前日夕方BS再放送にて「篝警部補の事件簿 富士六湖殺人水脈」(2003年)拝見。二時間ドラマは費用対効果の関係で最近新作は少なくなって、再放送はほとんど見尽くしていたけれど、これは初めて。榎木孝明主演、相棒のガッツ石松はびっくりするほど演技が上手い。いしのようこは常連、ヴェテラン神山繁はこの時期未だ元気でした。ドラマとしての作りがていねいだし、20年以上前なのに画像がとてもきれい。そしてスマホがまったく出現しないことに時代を感じさせました。長い時間拘束されるのは最近苦手、録画して途切れ途切れに味わいました。
Chopin ピアノ協奏曲第1番ホ短調(ヴィトルド・ロヴィツキ/ワルシャワ国立フィル/1960年)/Gireg ピアノ協奏曲イ短調(ヤン・クレンツ/ポーランド放送交響楽団/1961年)〜ハリーナ・チェルニー=ステファンスカ(p)・・・Halina Czerny-Stefanska(1922-2001波蘭)によるChopinのピアノ協奏曲は、LP時代の昔から好感を抱いて拝聴しておりました。久々にネットにその音源が出現したので、それは持っていたっけ?念のため確認したら・・・Chopinそのものがない!つまり、BrucknerとかShostakovich同様お釈迦になったHDDに含まれて消失、ルービンシュタインやマガロフ、ハラシェヴィチなどお気に入りの全曲録音も失ってしまいました。これも運命、仕方がない。気持ちを新たに馴染みの作品を聴き始めました。
録音年はネットあちこち探ってようやく特定、懐かしい劇的旋律が始まると記憶よりずっと音質は良好、第1楽章「Allegro maestoso」から力強いオーケストラの伴奏に強靭なピアノのテクニックは充分、でもChopinの詩情は技術が切れるだけではなんともならない。(19:52)爽やかな情景が広がる第2楽章「Larghetto」(9:42)クラコーヴィアクのリズムが躍動する第3楽章「Rondo-Vivace」も、波蘭のリズムがしっかり感じれられて、情感が揺れる素晴らしい演奏。(9:59)
Griegも北欧の旅情が木霊する名曲中の名曲。第1楽章「Allegro molto moderato」冒頭のティンパニのクレッシェンドは、Tchaikovskyのホルンに匹敵する衝撃。それに呼応してピアノの強烈下降音型ソロ旋律は劇的な効果、ここもスケール大きく圧巻のテクニックのキレだけど、爽やかさが漂います。(11:58)第2楽章「Adagio」の悠々とした情景(5:48)第3楽章「Allegro moderato molto e marcato」怒涛のラッシュ追い込みに打ちのめされました。(9:46)各々オーケストラはなかなか風情有。
Bizet/Shchedrin 「カルメン」組曲(弦と4人のパーカッション奏者およびティンパニによる/2017年ライヴ)/Respighi 交響詩「ローマの松」(2019年ライヴ)〜マリス・ヤンソンス/バイエルン放送交響楽団・・・誰でも知っている「カルメン」の旋律をリズム豊かに味付けしたお気に入り作品。2022年に拝聴して曰く
十八番であるRespighiさておき、お気に入り作品であるShchedrin の「カルメン」が何故か気に喰わない。著名な旋律リズムそのままに妖しくもユーモラス、激しい興奮を呼び覚ますはずの名曲、音質極上、オーケストラはモウレツに上手くてアンサンブルもぴたり!整って結果、妙に醒めてオモロない感じ
今回の印象はさほどの違和感もなし、音質極上、オーケストラはモウレツに上手くてアンサンブルもぴたり! 整って・・・というのはほんま、そしてほとんど2年経っても、どこか醒めてノリノリの熱気を感じないの同じ。この作品ってもっと破茶滅茶な爆発が欲しいところ。(1:26-2:20-0:59-1:57-3:09-6:53-1:59-1:19-3:22-4:10-5:30-4:40(拍手有))じつはデーハーな「ローマの松」もとても洗練されて上手い演奏なんだけど、熱やワクワク感を足りない演奏でした。ラストは豪快だけどね。この猛暑のせいか。(3:00-6:47-6:23-5:21(拍手有))
2024年8月某日/●隠居生活未だ初心者入門の日々
昨日は39度C!とか。こんな暑さ続いて、やってられまへんな。台風はお盆の東日本に影響を与えて、交通機関は止まってしまうとのこと。あちこちフェスなど中止になっているらしい。自分はまずまず眠れたけれど、女房殿がエアコンの効きが弱いと曰(のたま)う。29度C設定で充分と思うけどなぁ。シーツやタオルケットも洗濯してよく乾きます。ストレッチ+YouTubeエアロビクスはほんの短い5分は上半身腕の鍛錬中心のを済ませて、市立体育館を目指しました。幹線道路はお盆休みに至って空いておりました。運動公園は誰も利用しておりません。いつになくゴミも少ない感じ。トレーニングルームは顔馴染みシルバー・メンバー勢揃い!いつも通り筋トレ+エアロバイクを済ませて、しっかり鍛えました。前日より洟水痰の絡みはちょっとマシ、咳は出ないのでマスクなしでトレーニングしたけれど、これはやはり夏風邪か?。
毎日愛用しているリュックは購入一年弱、あちこちほつれて時々女房殿に修繕してもらっていたけれど、ぼちぼち限界です。それなりお高い、しっかりとした生地と縫いのものを入手する勇気はなくて、毎度 ”安物買いの銭失い”絶賛繰り返し中。こんどはどうしようか?逡巡中。地元ご近所大阪桐蔭は2回戦敗退。残念。キシダさん自民党総裁選に出ないんだそう。お疲れなのか。ま、それより米不足値上げ、地震の関係?ご近所の業務スーパーより水が消えているのが気になります。運動して食事抑制しているつもりでも今朝の体重は67.2kg▲200g高め安定中。
Chabrier 狂詩曲「スペイン」/Ravel スペイン狂詩曲/Ibert 交響組曲「寄港地」〜ポール・パレー/デトロイト交響楽団(1954年)・・・この度HDDを一個お釈迦にした関係で仏蘭西音源ファイル全滅(涙)ポール・パレーの音源はまとめて別に保存してあったので生き残りました。Mercury録音はモノラル時期でも解像度抜群、ほとんど不満を感じさせません。速めのテンポに明るい響き、かっちりと躍動感溢れる「スペイン」(6:51)浮き立つようなリズム感がノリノリのRavelはさっぱりとした響き(Prelude A La Nuit/3:38-Malaguena/2:02-Habanero/255ーLa Feria/5:46)夢見るようなステキな港の情景が憧憬に充ちて描き出されるIbert(Rome - Palermo/5:49-Tunis - Nefta/2:46-Valencia/5:28)。亜米利加の工業都市と思えぬ小粋にデリケートなストレート系表現、神経質だったり線が細かったり、そんな表現とは無縁、この時期にして実力充分のオーケストラでした。
Beethoven ピアノ協奏曲第5番 変ホ長調「皇帝」〜グレン・グールド(p)/レオポルド・ストコフスキー/アメリカ交響楽団(1966年)・・・前回拝聴の記録は2017年。申し訳ないけれど作品的には食傷気味、この演奏はことあるたびに幾度も聴いて、もうほとんどこれ以上の演奏(テンポも含め)は受けつないほどの衝撃、作品そのものを新鮮に見直しました。第1楽章「Allegro」冒頭のオーケストラのぶちかまし、デーハーなピアノ・ソロの威圧感は昔より苦手として、Glenn Gould(1932ー1982加奈陀)の噛み締めるように明晰なタッチだったら威圧感控えめ、納得できます。テンポが遅いことが有名だけど、じつはカレル・アンチェルとの1970年録音は19:04、それでもあまり印象は変わらない。(21:57)第2楽章「Adagio un poco mosso」は穏やかな変奏曲、淡々とした風情がクール(9:21)第3楽章「Rondo Allegro - Piu allgero」には、ゆったりとした横揺れを感じさせるリズム、噛み締めるようなノリとタメが個性的なフィナーレでした。(11:14)ストコフスキーのバックは意外とオーソドックス。
2024年8月某日/●隠居生活未だ初心者入門の日々
台風は東北地方に被害を与えつつ通り過ぎて、更に新たに第7号が発生、それはかなりの大型とのこと。東日本にまたまた影響ありそう。こちらは猛暑カンカン照り連続、ひどい洟水に体調よろしくないのは夏バテ夏風邪復活?(エアコンとの相性がよろしくない)洗濯ストレッチ+YouTubeスクワット中心のエアロビクスの他は買い物にも出ず引き隠って居眠りしておりました。今週は生協の配達もお休み、この猛暑に従業員の休暇も大切なことでしょう。巴里五輪も終わり、92年ぶりの馬術銀メダル「初老ジャパン」という愛称はちょっとひどいんじゃないの。だけど、メダル取ったこともまったく知りませんでした。芸能界では問題発言やら不適切行為により相次ぐ芸能活動自粛や事務所契約解除(=クビ)その辺りには疎い爺(=ワシ)でも知っているということは、世間では大騒ぎなんでしょう。それより中東情勢、烏克蘭/露西亜情報のほうが心配、株価の乱高下で庶民の俄シロウト投資家たちは右往左往していることでしょう。これも自分には縁が薄い話題でした。
膨大に失った音源ファイルの件、BrucknerやShostakovichの原点を振り返って、これだけは聴いておかなくっちゃ音源熟考しつつ厳選再入手、再聴を続けております。恥ずかしい「御巣鷹」読み間違いをメールに指摘され、それはなんてシアワセなことか、ちゃんと【♪ KechiKechi Classics ♪】の読者は存在することを確認できました。ことしの夏はなんの加減か?蚊がほとんど出現しません。この猛暑に入る前2度ほど蚊取りマットを短時間使ったくらい。夏本番以降は一度も見掛けない、この猛暑酷暑強烈な日差しのせい?もう蚊取りマットは時代遅れだけれど、替えのマットは自宅在庫たっぷり有、おそらくは自分の寿命中保つと考えております。今朝の体重は67.4kg▲200g高め安定中。スクワット中心のエアロビクスの結果、腰の筋肉痛顕著。
Tchaikovsky 交響曲 変ホ長調(Semion Bogatyrev補筆完成版)/ロココ風の主題による変奏曲 〜ユージン・オーマンディ/フィラデルフィア管弦楽団/レナード・ローズ(vc)(1962年)・・・放棄された交響曲 変ホ長調「人生」を補筆完成させた作品、ピアノ協奏曲第3番(未完)に生まれ変わった?とか。これは第1楽章に流用されております。いずれ珍しい録音ですよ。ほかにはレオ・ギンズブルグのがあるらしい。幻の作品はいざ聴いてみると「幻のままでよかった」そう思うこともしばしば、これは例の甘く優しくわかりやすい旋律横溢して、なかなかの多彩華麗な”いかにも、らしい”名曲。演奏機会は少ないようです。オーマンディはオーケストラをゴージャスに鳴らせて、作品の価値をいっそう高めております。音質も良好。楽器編成は調べがつきませんでした。三管編成かな?
第1楽章「Andante Brilliante」は夜明けのような爽やかな希望に充ちた始まり。ティンパニも効果的に闊達に疾走して、明るく盛り上がります。(12:11)第2楽章「Andante」は「悲愴」のワルツに比べればずいぶんと素直に安寧な緩徐楽章。ホルン・ソロは魅力ですよ。(11:03)第3楽章「Vivace assai」スケルツォは細かい音型が緊張感を湛えて上機嫌、中間部は優雅な歌に溢れました。(6:38)第4楽章「Andante maestoso」は明るく前向き、エネルギーに充ちて、途中の変拍子もオモロいところ。ちょっと型どおりな大団円でした。(7:45)
「変奏曲」はLeonard Rose(1918-1984亜米利加)担当。NBC交響楽団やニューヨーク・フィルの首席を務めた往年の名手。ソロの個性前面というよりしっとりデリケートな細部描きこみ、オーマンディとの共演もバランスがよろしい優雅な演奏。これはフィッツェンハーゲン版+さらにローズの手を加えたものらしい。(16:52)
Shostakovich 交響曲第4番ハ短調(バイエルン放送交響楽団/2004年)/映画音楽「馬あぶ」より「ロマンス」「定期市」(ロンドン・フィル/1998)〜マリス・ヤンソンス・・・Mariss Jansons(1943ー2019拉脱維亜)はこのバイエルン放響シェフ在任中に逝去、残念。かつてShostakovichを苦手として、その作品中の極北、もっとも聴いていて辛かった作品のひとつ。一連の彼の交響曲中最大の編成(134名)なんだとか。やがて重苦しい絶望の果から一条の光を見出すように、この作品の魅力を発見できるようになりました。EMI録音は時に低音甘く、薄く奥行きの足りぬ音質にガッカリすることも稀にあるけれど、ここではオーケストラの厚みはしっかり捉えられておりました。たしかヤンソンスは若い頃露西亜に学んだけれど、彼のShostakovichはドロドロに濃厚な風情に非ず、この絶望的に重い作品もその辺りの風情を強調しておりません。もう時代が時代だからこれで良いのかも。
第1楽章「Allegretto poco moderato - Presto」絶望的に息苦しい始まりもさほどの重さ暗さに非ず、バイエルン放送交響楽団はたっぷりの厚み、技巧はスムースそのものに洗練されて明晰。後半突然のPrestoにもいつもの狂気を感じさせぬもの。ここの弦のアンサンブルも文句なし、打楽器金管の存在感もリアル。上手いけどマッチョに健康的な感じ。(28:01)第2楽章「Moderato con moto」は絶望的な寂しさが漂うところ。ここも妙に力感があってヴィヴィッド、やはり明晰クリア。途中の雄弁なホルンとフルートの絡み合いも妙に牧歌的に感じます。それにしても美しいオーケストラですよ、これは。(8:43)第3楽章「Largo-allegro」は憂鬱なファゴットによる葬送行進曲に始まって(ファゴットはこの楽章全編に活躍)これはどことなくシニカルにユーモラス。やがてそれは勇壮に雄弁に発展して、主題のない変奏曲?の切迫へ。第5番ニ短調ステレオタイプのわかりやすさから遠くても、多彩に出現する変幻旋律リズムはけっして難解と感じません。力強いオーケストラの爆発、多種多様な打楽器(13種?)駆使して、カッコ良い金管のコラールが堂々と出現。やがて消えいくように力を失ってチェレスタの神秘の響きに終了。ヤンソンスは作品をわかりやすく解析してくださいました。(27:13)映画音楽の方は夢見るように美しく、デリケートな「ロマンス」。優雅に疾走する「定期市」最高。(6:24-2:55)
2024年8月某日/●隠居生活未だ初心者入門の日々
すっかり忘れていたけれど、昨日は御巣鷹墜落の日。「おすだか」の漢字変換さえもう出ません。(メールで誤りをご指摘いただきました「おすたか」なんだそう)その数日後、生まれたばかりの赤ちゃんだった息子を連れて伊丹から千歳に飛んだけれど、ガラガラでしたっけ。ぎりぎりで事故機に乗らなかった人の数奇な経験も読んで、なんか人の運命に慄然としました。東北では台風直撃、大雨の影響が出ているそうです。昨日月曜は祝日「山の日」振替。前日ひどい洟水痰の絡み咳復活してあまり眠れず、体調が心配だったけれど市立体育館は営業中、しっかり鍛えて治す!朝、洗濯ストレッチYouTubeエアロビクス済ませて出掛けました。途中、蔓性植物の観察(いたずら)ゴミ拾い継続して到着したら、トレーニングルームはほぼ常連メンバーに女性は誰もおりません。お盆時期は忙しいのかな?順不同に筋トレマシン我流メニューはこなしたけれど、若者のスマホ使用はマシン利用中控えていただきたいもの(さっさと譲ってくだされ)。エアロバイク15分も済ませて体調は整いました。帰りスーパーに寄って、切れていたキウイ入手。やや高くて甘いゴールデン種には手が出なくて、安いグリーン種でガマンしました。
巴里五輪は閉会へ、メダルの有無、国関係なくアスリートは皆頑張りました。セーヌ川の衛生状態、以色列の選手の扱い、疑惑の判定などいろいろ話題はあったけれど、選手村の食事に不満が出たそう。日本の著名な元選手(五輪組織委員ですか?)が「五輪に飯喰い来たのか、文句云うな」と一蹴、それはほとんど昭和のスポ根発想であり時代錯誤、旧い誤った考えと感じます。仏蘭西は誇りある美食の国のはず、その伝統に相応しい食材を提供するのは当然でしょう。まともに食事も摂れないこどもは世界に、そしておそらく夏休み中の日本にも存在して、それには別問題の解決は必須の宿題として、全世界のトップ・アスリートの祭典にはちゃんとした身体づくりのための食事を出すのは現代に当たり前のこと。
そう云えば音が鳴らなくなった激安スマホの音がなぜか復活しました。その経緯は不明です。今朝の体重67.6kg+900g! 原因不明。
Shostakovich 交響曲第14番ト短調「死者の歌」〜ラディスラフ・スロヴァーク/スロヴァキア放送交響楽団/マグダレーナ・ハヨーショヴァー(s)/ペテル・ミクラーシュ(b)(1911年)・・・弦楽器+打楽器+ソプラノ+バスという編成。自分にとってはShostakovich受容の原点みたいなLadislav Slovak(1909ー1999斯洛伐克)全集。NAXOSの画期的な録音だったけれど、価格的にはその後ルドルフ・バルシャイとかマリス・ヤンソンスが激安全集として出現してから旗色が悪くなりました。この一連の作品にはパワフルなオーケストが必須、スロヴァキア放送交響楽団(ブラティスラヴァ)は頑張っていて、録音もなかなか良好だけれど、ちょっとテンションに足りぬ感じ。それでもCD入手当時、苦手系極北な存在だったShostakovichを一生懸命聴いておりました。この第14番は弦と打楽器(8種)のみ、管楽器爆発がないせいか、オーケストラの弱さはあまり気になりませんでした。これが交響曲、どこが?といった連作歌曲集、整ったアンサンブルに声楽陣もなかなか好調。それにしてもShostakovichって絶望的に暗い作品が多くて、作品に時代が追いついた感じ。
第1楽章「深いところから」(b)は暗鬱なイケボ(4:49)第2楽章「マラゲーニャ」(s)は緊張感を湛えたリズムにやヒステリックな女声の歌 +カスタネット(2:48)第3楽章「ローレライ」(s)(b)は緊張感たっぷりな男女の掛け合い。そして打楽器の合いの手がシニカルなユーモラス。鐘は歌合戦の無慈悲な評価みたい(8:28)第4楽章「自殺」(s)題名通り風情な絶望のソプラノに虚無なチェロ・ソロが絡みます(6:26)第5楽章「用心して」(s)12音階のシロフォンの旋律がオモロく、打楽器のリズムはユーモラスだけど題材はじつは危ういもの。ソプラノと弦の絡みにも緊張感たっぷり漂います。(3:03)第6楽章「マダム、ごらんなさい!」(b)(s)は男女声二人と弦のみ、短い警戒(1:41)第7楽章「ラ・サンテ監獄にて」(b)は男声と弦のみによる暗鬱に静謐、絶望的な嘆きもあるAdagio。ここが全曲中一番長い。(9:57)第8楽章「コンスタンチノープルのサルタンへのザポロージュ・コサックの返答」(b)これは怒りに充ちた力強い男声が力強い。弦の伴奏が重層的に効果的。(2:03)第9楽章「おお、デルウィーク、デルウィーク!」(b)哀愁の弦から男声の優しい朗々とした歌が雄弁(4:50)第10楽章「詩人の死」(s)は絶望的な虚無(4:53)第11楽章「むすび」(s)(b)はほんの短い死の賛美。弦の激しい不協和音に締めくくりました。(1:07)
Tchaikovsky 交響曲第6番ロ短調「悲愴」〜セルジウ・チェリビダッケ/ミュンヘン・フィル(1992年ライヴ)・・・こどもの頃から馴染みの露西亜のたっぷり甘い憂愁旋律。出会いはオーマンディ、リファレンスはムラヴィンスキーの1960年録音、その怜悧な集中力と切れ味、オーケストラのド迫力に打ちのめされたものです。こちらSergiu Celibidache(1912ー1996羅馬尼亜)の微速前進は評価を分かつもの。露西亜風濃厚濃密サウンドとは無縁の分析的知的演奏、この間ニ度聴き通してなかなか好きになれません。聴手の集中力不足かも。ミュンヘン・フィルのサウンドとTchaikovskyは似合っていない?乾いて殺伐としたものを感じてあまり愉しめませんでした。
第1楽章「Adagio - Allegro non troppo〜」入念に細部あらゆるものを曖昧せぬ緻密な分析的演奏はいつもどおり、この遅いテンポにノーミソが付いていけない。(25:45)第2楽章「Allegro con grazia」甘く優雅な4分の5拍子ワルツは通常のテンポ。ここはぐっと抑制されて、甘さ控えめの表現でしょう。(9:12)第3楽章「Allegro molto vivace」は噛み締めるように、一歩一歩確かめるように明晰なリズムを刻む迫力スケルツォ。この辺りからようやくチェリビダッケの世界に入り込んで・・・(11:07)第4楽章「Finale. Adagio lamentoso - Andante - Andante non tanto」ここも絶望的な遅さだけど、バーンスタインが17分だからさほどでもない。楚々とした哀しみは細部ていねいに描き込まれて雄弁な旋律はどこも曖昧さなく、安易に流さない。清涼な哀しみは粛々とした歩みはデリケートに深淵、クライマックスの激昂も抑制が効いて説得力がありました。(13:10)
2024年8月某日/●隠居生活未だ初心者入門の日々
台風の影響は東北地方に大雨をもたらしているようです。
世間が盆休みに入っていることを失念して、皮膚科の薬が切れそうでも今週一杯お休み、困りました。毎晩寝苦しい夜を過ごしてエアコン設定温度は29−30度C、高級機種じゃないのでなんか自分の寝床に風が直撃して夢見よろしくない感じ。洟水盛大なのはまたまた夏風邪?痰の絡みに咳がひどくてあまり眠れません。洗濯物がすぐ乾いたり、布団が気持ちよく干せたりはよろしいことでしょう。しっかりストレッチ+YouTubeエアロビクスはスクワット風15分済ませたら待望の外付けHDD2TB到着。国産Buffalo製。ちょいとお高いのと大きめ、そしてAC電源供給が必要です。説明が微に入り細を穿つ配慮、曰く「データ保存は永遠ではありません。定期的なバックアップをおすすめします」当たり前だけど、この辺りJapanやね。「みまもり合図」というソフトも同包され、徐々に劣化していく機器の警告をしてくださるんだそう。稼働は順調です。
息子一家とお初天神にて待ち合わせ、4時よりテーブルのある居酒屋予約して、なんせ小さい孫が二人いるので対応四苦八苦。場所取りにも苦労しました。ビール好きのお嫁さんは下の孫がようやく乳離れして5年ぶりアルコール復活です。お初天神に待ち合わせてお参りして、半個室テーブル席でしっかり呑んでたっぷり散在いたしました。男の子二人は可愛い盛り、大暴れ。この気候だから誘われぬとなかなか出かける意欲は出ないし、ましてや息子お嫁さん孫に声を掛けられ、誘われるのもシアワセなこと、一昔前は当たり前の風景も最近は希少な、ありがたい経験になりました。今朝の体重は66.8kg+1.1kg乱高下中。
R.Strauss アルプス交響曲〜エフゲニー・ムラヴィンスキー/レニングラード・フィル(1962年ライヴ)・・・前回は2021年拝聴。この時期にして残念なモノラル録音だけど、解像度はかなりもの。今回はLP復刻音源を拝聴。ライヴとは思えぬ完成度、オーケストラのパワフルな技量たっぷり発揮して、世評も高いようです。夏にふさわしい爽快なスケール、硬質に厚みのある金管、テンション高いメリハリしっかり決然としたフレージング、アルプスの壮麗な景色が眼前に広がります。R.Straussのデーハーな管弦楽作品は音質がかなり重要だけど、これはそんな条件乗り越えて自然の情景をたっぷり堪能できました。
夜 Nacht(4:52)日の出 Sonnenaufgang(1:33)登り道 Der Anstieg(2:15)森への立ち入り Eintritt in den Wald(3:23)小川に沿っての歩み Wanderung neben dem Bache(3:10)滝 Am Wasserfall(0:14)幻影 Erscheinung(0:54)花咲く草原 Auf blumigen Wiesen(0:57)山の牧場 Auf der Alm(2:07)林で道に迷う Durch Dickicht und Gestrupp auf Irrwegen(1:42)氷河 Auf dem Gletscher(1:28)危険な瞬間 Gefahrvolle Augenblicke(1:33)頂上にて Auf dem Gipfel(3:10)情景 Vision(5:52)霧が立ちのぼる Nebel steigen auf(0:24)しだいに日がかげる Die Sonne verdustert sich allmahlich(0:56)哀歌 Elegie(2:32)嵐の前の静けさ Stille vor dem Sturm 遠くから雷、風が吹き出してくる(2:05)雷雨と嵐、下山 Gewitter und Sturm, Abstieg(4:07)日没 Sonnenuntergang(2:16)終末 Ausklang(6:10)夜 Nacht(3:15)
Vaughan Williams 勝利のための感謝祭(感謝の歌)(エルシー・サダビー(s)/ヴァレンタイン・ダイヤル(ナレーター)/ジョージ・ソールベン=ボール(or)/トーマス・コラム・スクール児童合唱団/BBC交響楽団/合唱団/1945年初演ライヴBBC放送音源)/音楽へのセレナーデ(イゾベル・ベイリー(s)/アストラ・デズモンド(con)/ベヴァリッジ・ホワイト(t)/ハロルド・ウィリアムズ(br)/BBC交響楽団/合唱団/1946年BBC放送音源)/仮面劇「ヨブ」(ボストン交響楽団1946年ライヴ)〜エイドリアン・ボウルト・・・2022年に拝聴。音質は時代相応まずまず良心的。日本に於ける英国音楽の不人気ぶりには嘆息するばかり。「勝利のための感謝祭」についてはほとんどネット上での情報を探せません。詠嘆口調がいかにも!風勇壮、戦争が勝利のうちに終わってその祝祭の歌声と類推されます。(15:35)「音楽へのセレナーデ」は16人の歌手のための作品として1938年初演、これは4人の声楽ソロと合唱版による1945年ゴージャスな版初演なんだそう。(Wikiには1940年ヘンリー・ウッド初演となっている)シェイクスピアの「ヴェニスの商人」を題材にとって、万感胸に迫る安寧敬虔な旋律、音質状態はかなり良好。こんなステキな旋律も日本じゃまったく人気はないのが嘆かわしい。(14:14)ボストン交響楽団への客演が珍しい、しかもアルカイックな風情にメリハリ起承転結はっきりしない「ヨブ」で客が呼べたのか?心配になる演奏会ライヴ。Adrian Boult(1889ー1983英国)はこの作品を幾度も録音して、わざわざ音質条件の整わぬ昔の録音を取り出す必要もないけれど、なんとも落ち着いた風情、時に劇的な疾走は大好きな作品でした。(10:02(冒頭ナレーション入り)-3:25-4:11-4:04-5:15-5:02-5:48-4:59-3:51)
2024年8月某日/●隠居生活未だ初心者入門の日々
昨日は最高気温34度Cとか、たしかにここ数日の中ではマシなような気がしました。朝の洗濯、ストレッチ、YouTubeエアロビクス15分しっかり済ませて市立体育館へ。途中ゴミ拾いしっかりオープン・キャンパス真っ最中の大阪産業大学のゴミ箱に分別していたら「学外の方ですよね」と注意されて憮然、ま、たいしたことじゃない。前回ビール缶まとめて拾っていたら「ご苦労さまです!」と声も掛けられたし。しっかりいつも通りの筋トレ+エアロバイク有酸素運動15分済ませて帰り、スーパーに寄って食材ちょっぴり仕入れて帰宅。昼に甘いもんを喰ってゴロゴロしていたら左脚痙攣!しばらく悶絶、知らず水分が不足していたのか。やや高い国産外付けHDD2TBは本日到着予定。三度ヘンなことがないことを心より祈る。全国あちこち地震予報を受けて海水浴場とか行事中止、宿泊キャンセルも相次いでいるとのこと。帰省ラッシュに一部ダイヤも乱れてタイヘンでしょう。お嫁さんと孫二人は毎年一ヶ月くらい田舎に帰っていたけれど、本年は就職も果たして帰省はしないそう。
今朝の体重は65.7kg▲1.4kg。一日でこれほど?けっこう喰った自覚もあって不思議です。やり投げ北口榛花金メダル、卓球女子団体は銀メダル、立派ですよ。
2021年12月に契約したスマホToneMobileは専用機種入れ替えの時期だったのか端末無料、そして中(低)速利用無制限1,100円/月(+α/通話料金別)激安。自宅ではWifiだし、外出時にガンガン使うこともないのでこれで機能的には充分。もうぼちぼち3年か、バッテリーの保ちは一日半ほど?そんなもんでしょう。主にスマートウォッチのアプリとLINE、あとは楽天Payくらい、別に不満はありません。梅田駅前ビル地下居酒屋のQRコード読み取りスマホ注文は電波が弱くて使えないことがあるくらい。
しかし、ここ数日音が鳴らない。あちこち設定を確認してもまったく無音、滅多に着信はなくて(あっても迷惑電話)別に問題なし。LINEの着信はスマートウォッチに表示されますし。でも、3年だからなぁ、とことん使い倒す決意だけど、別な機種を試すのも良いのかもしれません。そういえば女房殿の2代目はある日突然お釈迦になりましたっけ、あれは買い替え(キャリア変更)にずいぶん苦労した記憶がありました。Simフリーのスマホを入手する勇気は(知識も)ありません。
Tchaikovsky ピアノ協奏曲第1番 変ロ短調〜ヴァン・クライバーン(p)/キリル・コンドラシン/RCAヴィクター交響楽団(1958年)・・・たしか記憶では亜米利加でもっとも売れたクラシック・レコードですよね。米ソ雪解け時代に第1回チャイコフスキー・コンクールに優勝した凱旋帰国、いっしょにコンドラシンもやってきたのですね。Van Cliburn(1934ー2013亜米利加)は亡くなる迄たいへんな人気だったそう。但し、デビュー後わずか10年ほどでその輝きは失われ、録音も途絶えました。働き過ぎかな?冒頭ホルンのぶちかましが印象的な一番人気協奏曲、明るく余裕のタッチとテクニック、白熱の勢いを増していく推進力、優秀なる東海岸の録音用オーケストラを率いる Kirill Kondrashin(1914ー198ソヴィエット→阿蘭陀)も未だ40歳代、骨太に明るい、力強い響きにしっかり支えてスケールが大きい。この時代のもうひとつの双璧と考える壮絶なリヒテル/カラヤン(1962年)に比べて、楽天的な希望に溢れた開放的風情はまったく別物に響きます。優秀録音だけど、久々の拝聴はLP時代に感じられた鮮度にやや足りない・・・のは聴手の華麗なる加齢のせいなのでしょう。(20:52-7:04-6:52)
Stravinsky バレエ音楽「火の鳥」(1910年版)〜クリストフ・フォン・ドホナーニ/ウィーン・フィル(1979年)・・・Christoph von Dohnanyi(1929-独逸)は年齢的にもう引退しているのでしょう。これは四管編成の全曲版、1919年組曲もステキだけどメルヘンに多彩な旋律リズムはたっぷり長く堪能したいもの。2年前拝聴印象はすっかり失念して、山本さんの入念なコメントにその存在を思い出したもの。アナログ最末期の英DECCA録音は充実した録音、いつもは乾いて素っ気ない表現印象なドホナーニもウィーン・フィルの豊満な響きと併せて、メルヘンな色彩旋律たっぷり堪能させてくださいました。表現的にはあまり飾りはないけれど、長丁場をまったく飽きさせません。ご指摘があった終曲におけるトランペットはたしかに初耳っぽくて、それはバンダ(別働隊)とのこと、おそらくは通常舞台奥に埋もれたパートなのでしょう。(45:37)
2024年8月某日/●隠居生活未だ初心者入門の日々
週末を迎え連日の最高気温37.0度C、それに地震の被害はタイヘンでしょう。いつかは必ず大地震はやってくるでしょうが、できれば0.5%可能性と予測された一週間以内は発生しないように祈りたいもの。ちょうどお盆帰省の時期、公共交通機関に混乱が出ているようです。ちょっと想定から外れて神奈川西部にて震度5の地震があったそう。こちらは大雨もなくカンカン照りの日々、いくつか調味料など不足なものは婆さんのところに出掛ける女房殿に買い物をお願いしました。朝一番の洗濯、ストレッチ、YouTubeエアロビクス15分ほど済ませて引き隠りました。左肩は日々徐々に悪化している自覚有、自然には良くならないものか。夕食は冷蔵庫在庫食材に済ませました。いつも焼き芋をつくるタジン鍋にヒビが入って、そろそろ限界です。体重は67.1kg辛くも現状維持。
誰の興味も惹かぬであろうヲタク話。先日2TBHDD一個お釈迦にして膨大なる音源ファイル消失。それも人生の巡り合わせ、運命(さだめ)ぼちぼちネットより順繰り音源ファイル再入手始めております。もう原状回復はムリだけど、いずれ”集めるだけ”、ちゃんと聴くことも出来ぬ物量でした。結果、Bruckner、Shostakovich、そして仏蘭西音楽など、久々に集中して聴いている自覚もあります。断捨離という言葉は少々安易、ミニマリストと云うには程遠い煩悩と欲望の塊、多種多様な機能付きの高級電子レンジは結局温めにしか使わない、そんな風情に似ているのかも。
限られた手許の音源を迷わず聴いて集中する、そんな結果となっております。おそらくはニ度の入手できぬであろう珍しい音源さておき、ちょっと原点に戻ったような新鮮な気持ちを以て、この猛暑中なんとか音楽に集中して、途中意識を失っております。明日は息子一家と梅田にて会食、小さいのが二人いるから会場確保に四苦八苦。
Mahler 交響曲第5番 嬰ハ短調〜ベルナルト・ハイティンク/ベルリン・フィル(1988年)・・・ウィーン・フィルとのBruckner、ベルリン・フィルとのMahler、いずれも全集再録音完成ならず、それどころかPHILIPSがクラシック音楽から撤退という結末を迎えて、この時期以降はネットの普及もあってオーケストラの自主録音に移行したようです。老舗EMIもRCAも皆姿を消しました。カラヤン時代の最末期の優秀録音、これはハイティンクとの相性問題か、ベルリン・フィルはたっぷりパワフルなのに、辛口に渋く響いてオーソドックスな表現のまま、クールな落ち着きと深みを感じさせ、走ったり煽ったり、熱狂とは無縁のバランス演奏。バーンスタインのうねうねと前のめりの熱血を思い出せば、これは受け入れられぬ冷静(オモロなさ)と感じられる方もいらっしゃることでしょう。第1楽章「Trauermarsch」冒頭のトランペットから余裕の落ち着き、オーケストラは鳴りきっても前のめりにならない着実な表現。(13:34)第2楽章「Sturmisch bewegt, mit grosster Vehemenz」熱狂の嵐もどこか醒めている感じ。(15:54)第3楽章「Scherzo」はベルリン・フィルの機能になんの疑念もないけれど、ホルン・ソロの妙技は思ったほどに突出しない(19:25)第4楽章「Adagietto」官能より抑制と静謐が際立つ緩徐楽章(13:56)第5楽章「Rondo-Finale」ラストまで大音量でも粛々とした風情に響きは濁らず、力感を湛えて息切れしないオーケストラのパワーが感じられました。(15:53)
Stravinsky ヴァイオリン協奏曲〜サミュエル・ドゥシュキン(v)/イーゴル・ストラヴィンスキー/コンセール・ラムルー管弦楽団(1935年)・・・Samuel Dushkin(1891ー1976波蘭→亜米利加)による初演時の録音とされるもの。音質は良好。初演にしてこの完成度、ヒステリックな出足一撃から、美しく朗々と自信に溢れたソロが続いて、小編成(?デッドにオン・マイクなだけかも)の伴奏と丁々発止と掛け合って、作品は牧歌的に、あるいは乾いた哀愁の風情がモウレツにオモロい作品。初演時点で完成された表現と感じます。Toccata(5:54)Aria I(4:13)Aria II(4:29)Capriccio(6:05)
2024年8月某日/●隠居生活未だ初心者入門の日々
猛暑が続いて、関東方面は雷雨豪雨が頻発しているそう。そして台風5号が接近中、これも東日本に影響が出るそうです。昨日夕方高知宮崎に地震、海岸に津波注意報有。映像を見る限り、そうとうな揺れですね。被害があまり大きくないことを祈りましょう。これから一週間ほど南海トラフ・エリアは要注意なんだそう。こちらはほとんど雨も降らずに道端の種々草木もちょっぴり元気がありません。昨日もいつもどおりの洗濯ストレッチYouTube体操?15分ほど済ませて市立体育館を目指しました。我流メニューに沿って筋トレ・マシンしっかり、マルチチェストのみ満員断念、エアロバイク有酸素運動も15分こなして全身を鍛えました。あと1ヶ月くらい?なんとかこの厳しい暑さを乗り切りたいと考えております。今朝の体重は67.1kg+100g。毎日じわじわと増えているのは原因不明。
この猛暑中、夏の甲子園は地元ご近所・大阪桐蔭が初戦突破。巴里五輪思わぬ初戦敗退が残念だったレスリング女子50キロ級の須崎優衣、敗者復活を勝ち進んで銅メダル。これは金以上に輝かしいメダルでしょう。フツウ、精神的にがっくり来ますよ、そこからテンション上げて勝ち進むのはとんでもないタフなこと、華やかな脚光をあびて金メダルももちろん立派だけど、日本人はこんなの大好き。とても元気もらいました。堂々と胸を張って観客席に頭下げる必要なんかありませんよ。須崎を破った印度のビネシュ選手は計量失格、悲惨な減量事情だったらしい、可哀想に。引退を表明したようです。
Mozart 協奏交響曲 変ホ長調K.364(Riccardo Brengola(v)/Dino Asciolla(va)/イタリア放送ローマ交響楽団/1962年ライヴ)/交響曲第39番 変ホ長調K.543(イタリア放送アレッサンドロ・スカルラッティ管弦楽団/1961年ライヴ)/Weber 歌劇「オベロン」序曲(イタリア放送ミラノ交響楽団/1957年)〜ヴィットリオ・グイ・・・Vittorio Gui(1885ー1975伊太利亜)は「フィガロの結婚」が忘れられない指揮者。これはネットより入手した放送音源、音質はかなり良好です。協奏交響曲 変ホ長調のソリストはオーケストラのメンバーと思うけれど、ノリノリの勢いによく歌って、はち切れるような喜びに溢れました。(30:28)名曲の誉れ高い変ホ長調交響曲K.543はテンポは中庸、どこにもムリなく、予想外に軽妙なデリカシーを感じさせる演奏。よく歌って、オーケストラは細部アンサンブルもしっとり瑞々しい。第3楽章「Menuetto」のリズムは歯切れよろしく闊達、クラリネットとフルートは朗々と明るく歌います。(28:18)Weberはモノラル。これも入念な序奏より、主部は颯爽とした勢いに、かっちりとしたアンブル。完成度の高い演奏でした。(8:53)
Wagner ヴェーゼンドンクの詩による5つの歌/楽劇「トリスタンとイゾルデ」より前奏曲と愛の死/楽劇「神々の黄昏」よりジークフリートのラインの旅/ブリュンヒルデの自己犠牲〜ユリア・ヴァラディ(s)/ディートリヒ・フィッシャー・ディースカウ/ベルリン・ドイツ交響楽団(1997年)・・・Julia Varady(1941-洪牙利?)を旦那Dietrich Fischer-Dieskau(1925-2012独逸)が支える素晴らしき録音。ヴェーゼンドンク歌曲集はMahlerの声楽作品と組み合わされることが多いから、けっこう馴染みの旋律。「トリスタン」の一部流用されているとか。
「天使(Der Engel)3:17」「とまれ(Stehe still!)3:56」「温室にて(Im Treibhaus)6:20*ここはいつも切なくも絶望的な気分に至る」「悩み(心痛/Schmerzen)2:35」「夢(Traume)4:27」もちろんこちら正真正銘オペラ・ド・シロウトなのでなんともナニだけど、知的に表情は入念、劇性を強調しないもの。「トリスタン」と「神々の黄昏」はWagnerのもっとも著名かつ人気な部分、フィッシャー・ディースカウのオーケストラが予想外に慎重かつ入念な描き込みにスケールもあって、女声を引き立ててみごとなものでした。(11:12-6:45/12:01-20:12)
2024年8月某日/●隠居生活未だ初心者入門の日々
大阪も最高気温37度Cとか、たしかに危険な暑さでしょう。昨日はいつもの洗濯、ストレッチ、YouTubeエアロビクス10分ほど、あとは身動きはもちろん、外出もしたくありません。前日の残りをアレンジして夕食仕立てるのがやっと。風邪症状もほぼ癒えて幸い夜それなりにちゃんと眠れるのがありがたい。睡眠の質を改善する?ピルクルとやら、あれが効いているのか、それとも気分の問題なのか。お仕事現役の方々はお盆休み迄もうちょっと、ご苦労さまです。そんな生活だから、よりいっそうネタもドラマも事件もなにもない一日をゴロゴロ横になって、ムダに人生をまた消化いたしました。巴里五輪スケボー女子パーク、国籍は各々違っても金銀銅表彰台3人の母親はいずれも日本人、なんて微笑ましいことでしょう。誇らしくとても嬉しい。
今朝の体重は67.0kg+100g増傾向継続中。これからしっかり鍛えて減らしましょう。小池さん、始球式で膝の剥離骨折、いかにふだん運動していないかわかります。お大事に。
Bruckner 交響曲第5番 変ロ長調(ハース版)〜ベルナルト・ハイティンク/コンセルトヘボウ管弦楽団(1971年)・・・膨大に収集したBrucknerの交響曲音源ファイルはこの度HDDお釈迦にして全部失いました。Bernard Haitink(1929-2021阿蘭陀)による40歳代の全集録音は幸い比較的カンタンに再入手出来。これももう20年単位で聴いていなかったっけ?こんな気候じゃ大きな、長大な作品を聴き通すのは難しいけど、これを機会に二日掛けてなんとか、しっかり再聴しました。LP時代はあまり重視されなかった存在と記憶するけれど、久々?少なくとも記憶はまったく消えている若い頃の記録を新鮮に受け止めました。音質はまずまずでしょう。Bruckner中屈指のスケールを誇る勇壮な作品、第1楽章「Introduktion: Adagio - Allegro」暗い奈落の底に降りていったら突然!眼前に立ちはだかる巨大な障壁〜そんな始まりから、心持ち速めのイン・テンポ。もったいつけた詠嘆風貫禄表現とは無縁にストレート、テンションの高いアンサンブルは優秀。一本調子と云えなくもないけど、これは若さの勢いでしょう。(18:58)第2楽章「Adagio. Sehr langsam」は天国的な緩徐楽章。誠実に淡々とした飾りのない表現が続きます。ここの金管の絶叫は深々と胸を打つもの、この時期のコンセルトヘボウには伝説的な名人がたくさん残っておりました。(18:53)第3楽章「Scherzo. Molt vivace, Schnell - Trio. Im gleichen Tempo」ここは若さの勢い一杯に一気呵成なスケルツォ(12:23)第4楽章「Finale. Adagio - Allegro moderato」第1楽章冒頭が回帰される圧巻のフィナーレ、高らかなコラールも爽やかに重苦しくならぬ明るいさっぱり仕上げ。テンポはやや速めに勢いとテンション重視、大げさなルバート表現など皆無、金管の深み、オーケストラのパワーは余裕でした。(22:51)
Debussy 古代のエピグラフ「夏の風の神、パンに祈るために」「無名の墓のために」「夜が幸いであるために」「カスタネットを持つ舞姫のために」「エジプト女のために」「朝の雨に感謝するために」/ベルガマスク組曲「前奏曲」「メヌエット」「月の光」「パスピエ」/交響組曲「春」(声楽入り)第1楽章 トレ・モデレ(Tres modere)第2楽章 モデレ(Modere)/「ヴィーノの門」「塔」〜エミール・デ・クー(Emil de Cou)/サンフランシスコ・バレエ管弦楽団(1999年)・・・2017年に拝聴。曰く
指揮者オーケストラとも馴染みが薄いのはマイナー狙いヲタク趣味のツボにぴたり!ストコフスキー辺り怪しげな風情を想像すると大違い、真摯な色彩感に溢れて原曲に対する違和感もなく誠実な演奏です。オーケストラもびっくりするくらい上手くて・・・
・・・とは言い過ぎというかほとんどウソ、雰囲気はあるけれどちょっとダルいアンサンブル、リズム感、はっきり云って上手いオーケストラではありません。でも貴重な演目、エチゾチックな旋律、雰囲気ある編曲を堪能したのは事実。ステキな声楽入「春」なんてなぜほかの指揮者は取り上げないんでしょうか。(2:38-3:50-2:28-2:34-3:32-2:23/4:39-4:27-5:28-4:01-11:41-7:24/3:42-5:36)
2024年8月某日/●隠居生活未だ初心者入門の日々
今朝は比較的涼しいけど、やりきれまへんなぁ、この暑さ、湿度。昨日朝女房殿不在でもいつもの朝食、ストレッチ、短いYouTubeエアロビクスは変わらず、ただし、前夜独りだったのでシャワーのみ、残り湯はないから洗濯はなし・・・と思ったら、女房殿が洗濯物ごっそり抱えて婆さんのところから戻ってきました。耐え難き熱射の中、意を決して市立体育館を目指しました。一昨日道中あまりのゴミの多さに回収断念を悔やんで、しっかりゴミ袋を持参、前回残した運動公園を始めとして目についたものは概ね拾っておきました。ごっそり集めたブツは大阪産業大学ゴミ箱に分別して廃棄。トレーニングルームはけっこうな混みよう、なんとか順不同に我流全身筋トレをこなして、一週間ぶりにエアロバイク15分ユルく復活!帰りスーパーに寄り道はいつになく太もも前部に疲労感有、筋トレは継続していたから、エアロバイクはまた筋肉の使い方が違うんですね、きっと。
よく見かける仲良し(自分より)お姉さん二人連れに20歳代?ガタイの良い強面長髪男性(イヤホン使用)が近づいてにこやかにご挨拶、どうやらご町内の知り合い、夏休みに久々帰省していたのか、こんなに大きくなって!大喜びして談笑しておりました。佳き情景でしたね。ずっと気になっている左肩の違和感は、昨夜就寝中にヘンな曲げ方をしたみたい。但し、筋トレ鍛錬中(ハイプーリーやマルチチェスト、いかにも肩を使いそうなもの)にもとくべつな痛みはありません。今朝の体重は66.9kg+200g原因不明。
急激な円高、株下落に大騒ぎ、庶民のささやかな投資にも影響か・・・そんなニュースを朝眺めてトレーニングから戻ったら、株はぐいんと上がって、円安・・・投資家は一喜一憂したことでしょう。自分の生活にはな〜んにも関係ない・・・こともないのかな。物価に影響あるし。どこかの市議が「安倍元総理と黒田前総裁が血の滲む思いで立て直した日本経済を、一瞬で灰塵に帰した男、植田」「今すぐ退場を」とんでもカンチガイ発言はぼろぼろに叩かれておりました。トリクルダウン?んなもの消し飛んでどこにもありません。あれは「異次元の政策」だったから、どこかで正常化(尻拭い)が必要だったんですよ。
Beethoven ピアノ協奏曲第5番 変ホ長調「皇帝」(マッシモ・パラデッラ/イタリア放送ローマ交響楽団/1959年ライヴ)/Stravinsky ピアノと管楽器のための協奏曲(フェルッチョ・スカーリア/イタリア放送トリノ交響楽団/1959年ライヴ)/Prokofiev ピアノ・ソナタ第7番 変ロ長調「スターリングラード」(1958年ライヴ)〜マウリツィオ・ポニーリ(p)・・・Maurizio Pollini(1942-2024伊太利亜)17-8歳の貴重な記録。伊太利亜ライヴにありがちな音質への危惧は幸い拝聴に問題ない水準。自分はやや苦手とする「皇帝」はノリノリの速めのテンポに鮮やかにキレキレの技巧の冴え、キラキラ明るいタッチは思いっきり新鮮でした。とくに第3楽章「Rondo,Allegro ma non troppo」の前のめりの熱気は若さは稀有な記録でした。(19:33-7:48-9:49盛大なる拍手有)
Stravinskyは1924年初演(作曲者自身のピアノ+クーセヴィツキー)。第1楽章「Largo - Allegro - Piu mosso - Maestoso」重苦しいLargoから始まって、やがてバロックのような疾走が始まります。ピアノはメカニカルに正確、そして力感と熱気あふれる美しいタッチ。やがてリズムは次々と変遷して、初耳ではないはずだけど、これははっとするほど新鮮にカッコ良い名曲。(6:55)第2楽章「Largo - Piu mosso - Tempo Primo」はしっとりして、しっかり足取り重く、落ち着いて怪しい緩徐楽章。管楽器の掛け合いが多彩です。(6:28)第3楽章「Allegro - Agitato - Lento - Stringendo」はゴツゴツしたリズムが自在にユーモラス、ポリーニの正確なリズムとテクニックが怜悧だけど、ライヴ故のアツさもちゃんと感じられて、ここもユーモラスかつカッコ良いところ。(4:44)
Prokofiev一連のピアノ・ソナタにはたまたまほとんど馴染んでおりません。第1楽章「Allegro inquieto - Poco meno - Andantino」は暴力的に弾むようなリズム、途中静かな囁きからじょじょにテンポを上げて乾いた情感が高まります。(7:35)第2楽章「Andante caloroso - Poco piu animato - piu largamente - Un poco agitato」やや無感情だけれど、落ち着いた静かな、やがて叫びだすような緩徐楽章。(5:56)第3楽章「Precipitato」これは「大急ぎで」という意味か、暴力的無機的な打鍵が絶え間なく続く、いかにもProkofievらしい締括り。(3:13)作品的にもポリーニの個性とテクニックにぴったりな名曲でした。
Schumann 幻想小曲集 作品12(1981年)/クライスレリアーナ 作品16(1978年)〜アニー・フィッシャー(p)・・・Secret Liveとして2枚組で発売されたもの。多分にBootLegっぽい、ぼんやり散漫な音質、カセットテープからのマスタリングだそう。会場の熱気と雰囲気は理解できます。幾度来日してお馴染みだったAnnie Fischer(1914ー1995洪牙利)は浪漫に気紛れな旋律をしっかりとした技巧と集中力に仕上げて、好事家向けの音質水準を凌駕して揺れ動く情感は力強く、時に躊躇いがちにしっとりとしたタッチの説得力は充分。但し、自分がネットより収集した音源ファイルにはクライスレリアーナ第7曲「Sehr rasch」第8曲「Schnell und spielend」、Chopin 夜想曲第7番 嬰ハ短調が抜けておりました。残念。(3:55-3:04-1:53-2:58-4:14-2:53-2:43-3:43/2:42-8:52-3:16-4:08-2:58-4:29)
2024年8月某日/●隠居生活未だ初心者入門の日々
うっかり失念したけれど、ヒロシマの日ではないか。記憶では例年必ず厳しい日差しの日になるはず。激しい暑さと突然の雷雨という典型的な真夏の気候が続きます。夏風邪症状は70%くらいの快復?前夜はよく眠れました。女房殿は婆さんの都合で泊まるとのこと、俄独身生活、先日お誘いを袖にした爺友に連絡ししたら(お互い)常に365日ヒマな身分、昼からの約束、すると家を出る前にジャジャ降り、あわてて洗濯物を取り入れました。いつものコミュニティバスを使ってJR経由北新地駅、いつもの梅田駅前ビル地下へ、月曜+猛暑+俄雨?いつもよりずっと空いておりました。散々喰って呑んでいつもどおり馬鹿話罵倒合戦を堪能いたしました。今朝の体重は66.7kg▲100g。
巴里五輪男子バレーは対伊太利亜戦逆転負け。第1-第2セット取って、第3-4-5セットギリギリ競り負けて残念、肝心なところでのサーブミスが勝敗を分けたと感じました(外野のシロウトなもんで)。ほんのわずかの差に見えて、これが実力差なんでしょう。これで日本球技全滅。体操は着実にメダルを獲得しているようです。
テレビ番組はほとんど見ていないんだけど、ここ10年ほど?「この人、なんで売れているのかな?」不思議に感じて、しばらくするとたいてい数年でその姿を見掛けなくるもの。そもそも一時の勢いで売れたお笑い芸人も「それが?」的どこがオモロいのと疑問に感じていたもの。芸能ネタには疎いのでなんとも怪しいけど、礼儀がなっていないとか裏方スタッフに対して不遜であるとか、そんなこともあるようですね。薬物使用は論外、その他社会的不正義行為は一発アウトでしょう。旧ジャニーズ問題はことが大き過ぎて市井場末の爺にはフクザツでなんともわかりません。
Stravinsky 交響曲ハ調/管楽器のためのサンフォニー/四つのエチュード/小管弦楽のための組曲第1番/第2番〜エルネスト・アンサンブル/スイス・ロマンド管弦楽団(1960年)・・・音質良好。三大バレエより比較対象が少ないし、乾いて牧歌的な風情の作品が多いから、リズム感やオーケストラの技量がヘロヘロ〜そんなことはあまり気になりません。 交響曲ハ調は1940年初演、三管編成。見た目古典的交響曲風情な第1楽章「Moderato alla breve」(10:46)第2楽章「Larghetto concertante」(8:03)第3楽章「Allegretto」(5:03)第4楽章「Largo-Tempo giusto alla breve」(7:12)。破壊的に晦渋な風情はまったくなくて、むしろノンビリとした穏健な旋律リズムばかり、だけどじつは(玄人耳には)種々様々に飽きさせぬ仕掛け(リズムの微妙な変化とか)があるそうだけど、こちら残念ド・シロウト。かなり昔から作品には馴染んでいて、このアンセルメは初耳?以前の印象よりいっそう牧歌的なユルさが感じられてなんかとても楽しい。「サンフォニー」はどこが交響曲やねん!的素っ頓狂な金管の絶叫〜のはずが、ちょっと大人しい印象。スイス・ロマンドの管楽器は自信なさげでした。(9:19)LP時代「春の祭典」のフィル・アップに使われた「エチュード」はシンプルに泥臭い旋律の小品集、これは賑やかな良き演奏でした。1930年初演。(9:49)組曲はもともとピアノ連弾用ですか?No.1はアルカイックな風情に始まってやがて快活。(Andante/Napolitana/Espanola/Balalaika/4:19)No.2は元気よろしく始まって、軽妙ユーモラスな舞曲が続きました。(Marche/Valse/Polka/Galop/6:23)
Ravel 逝ける女王のためのパヴァーヌ/ラ・ヴァルス/ボレロ(1958年/ステレオ)/Stravinsky バレエ音楽「春の祭典」(1954年モノラル)〜ウィリアム・スタインバーグ/ピッツバーグ交響楽団・・・Ravelのほうは以前CDにて拝聴記録が残って亜米利加の工業都市みたいなイメージに非ず、けっこうデリケートな響きがニュアンス豊かに表現されるもの。先日「オモロない四角四面な」ボレロを聴いたけれど(ごめんなさい)こちら例の如くストレート系あまりテンポを動かさぬ剛直なオーケストラは、ちょっと素っ気ないけど意外なほどデリケート。(6:34-11:35-15:53)近現代のオーケストレーションがデーハーに爆発する「春の祭典」は残念、モノラル録音。これはかなり以前から聴いていたお気に入り、かなり細部解像度よろしく各パートの活躍がちゃんと聴き取れるし、低音管楽器の存在かも際立って重量級のリズムの勢い、ノリが素晴らしい出来でした。血湧き肉踊る!スタインバーグのリズムの鋭さと緊張感、パワーがみごとな結実となっておりました。(3:32-3:20-1:25-3:35-1:57-0:43-0:23-1:13/4:23-3:07-1:25-0:40-3:16-4:33)
2024年8月某日/●隠居生活未だ初心者入門の日々
猛暑の中、体調はじょじょに戻りつつあります。朝一番に洗濯、そしてストレッチ済ませて柔軟性はかなり戻った自覚有、YouTubeエアロビクスは地味な音楽もない8分ほどの体操。失敗続きの外付けHDD2TBはとうとう価格頼みの人民中国製を諦めて、少々高い国産品(9,000円ほど)を選定して三度目注文しておきました。到着には少々お時間が掛かるようです。スマートウォッチは相変わらず異常稼働中、じっと座ってキーボード操作をしてもどんどん歩数が上がります。まったくアテになりません。直射日光の中市立体育館へ向かって、ゴミ拾いしても追いつかない物量に途中断念、見て見ぬふりをして放置したのも未だ体調完璧じゃないから。日曜のトレーニングルームは空いていて筋トレマシンは独占状態、いつもどおりのメニューをこなしてエアロバイクは三度連続断念しました。
この気候だから朝から音楽を流しても、まったく集中できません。根性入れて聴こうと思えば、エアコン掛けて部屋をしっかり冷やすしかない。トレーニング終えて、昼飯喰ってエアコン掛けていたら疲労感に居眠りしてしまいました。夕方予報通りの雷雨到来、ほんまに天気予報は当たります。スマートウォッチの液晶消滅から始まって、その交換手続きの不備、外付けHDD一個お釈迦になって膨大なる音源ファイル消失、代替HDD注文して2個連続不良返品、そして夏風邪に数日ダウン〜ロクなことはないっすよ。今朝の体重は66.8kg+400g。昼に甘い菓子パン+シュークリーム喰い過ぎました。女子バレーも女子バスケットも予選リーグ敗退確定。残念。
もう梅雨もとっくに終わって忘れられつつあるけれど、つい最近山形県他東北地方に多く被害が出て仏蘭西人嫁アマンディーヌちゃんが居住する酒田にも大きな被害があったそう。その件、リアルな動画報告がありました。おちゃらけてふざけたものばかりじゃない、こんな真摯な動画もあります。
他、日本に在住する外国人の方が本音で日本を語る「Mr.Fuji from Japan《目指せトリリンガル》」この登場人物がなかなか個性的に魅力たっぷり(とくに馬来西亜/羅馬尼亜辺り情報が貴重)「外国人が日本に馴染んだと感じる瞬間が意外すぎた」〜この中に「じょじょにコンビニ依存が減っていく」というのがあって、フツウ割高だからなんでもコンビニでは買いませんよね、在留外国人もそうなっていくとのこと。これもリアルな内容でした。
Mozart ピアノ協奏曲第21番ハ長調K.467(クリーヴランド管弦楽団/1961年)/第23番イ長調K.488(コロムビア交響楽団/1959年)/第10番 変ホ長調K.365(316a)(ユージン・オーマンディ/フィラデルフィア管弦楽団/ギャビー・カサドゥシュ(p)/1960年)〜ロベール・カサドゥシュ(p)/ジョージ・セル・・・写真は仏CBS 2746(第21番/第24番)Robert Casadesus(1899-1972仏蘭西)は往年の名手、主にジョージ・セルと7曲ほどMozartの協奏曲を録音してくださいました。オーケストラは実質クリーヴランドらしい。音質は3曲ともばらつきはあってもまずまずのステレオ。Mozartに駄作なし、無条件幸福を前提にピアノ協奏曲は自分にとっての白眉、一番のお気に入りです。懐かしく思い入れたっぷりな第2楽章「Andante」が映画音楽となったハ長調協奏曲K.467(14:16-7:45-6:13)夢見るような第1楽章「Allegro」、哀しく切なく甘い「Adagio」が屈指の名旋律であるイ長調協奏曲K.488(10:32-6:05-7:19)カサドゥシュの闊達に上品なピアノは余裕、ジョージ・セルの伴奏も引き締まって、最高。ま、Mozartだったら誰の演奏でもたいてい快い時間を過ごせるけれど、なんかちょっと原点に戻ったようなゆったりとした気持ちに愉しめました。2台のための協奏曲変ホ長調K.365はオーマンディの伴奏が明るく、豊満、音質もこちらのほうが若干よろしいかも。奥様との共演は華やか風情に充ちて、この作品も大好き。(10:11(ここのカデンツァがとても華やか!)-6:33-6:26)
Wagner 楽劇「ワルキューレ」より「ワルキューレの騎行」/「魔法の炎の音楽」/楽劇「ラインの黄金」より「ヴァルハラ城への神々の入場」/楽劇「神々の黄昏」より「ジークフリートのラインへの旅立ち」/「ジークフリートの葬送行進曲」〜ウィリアム・スタインバーグ/ピッツバーグ交響楽団(1962年発売)・・・十数年ぶりの拝聴。(←当時聴いた音源は”針音、時に針飛び、必ずしも万全の音質保全状況でない・・・更に、微妙な音揺れ有、と)記憶より音質は改善されておりました。ピッツバーグ交響楽団の実力はこの時期よりたいしたもの、例の如く硬質にパワフル、重量級の荒々しいメタリック・サウンド、ストレート系の飾りのない表現は説得力充分。それでも音質印象の改善から耳に刺激的な薄っぺらさはありません。このあたりの旋律は中学生時代、ジョージ・セルの集中力演奏にて出会ったWagner初体験、その壮麗なスケールとカッコよい風情に痺れて、やがてほんまもんのオペラ本編へと経験は進んでいったものです。今回Wagnerの音源ファイルをすべて失って、その追体験を原点に戻ってちょっとずつやり直しましょう。(4:42-8:27-6:18-10:48-8:17)
2024年8月某日/●隠居生活未だ初心者入門の日々
本日日曜も相変わらずの殺人猛暑続き。どないしょうもありまへんな。落雷、夜にはちょっぴり雨も予報されております。昨日早朝より応援した巴里五輪男子バレーは亜米利加に3-1敗退、でも勝ち点の関係で決勝リーグには進出したらしい。巴里五輪を巡って、かつてないほどに誹謗中傷がネット上に飛び交っているとのこと。審判の怪しい判定云々もナニだけど、選手の出目をどうのこうのするのは論外、見た目肌の色の違う選手が日本の代表として奮闘するのは大歓迎!日本に縁のある方が他国籍を選択して、その国の代表として出場されるのも自由でしょう。結果さておき、誰でも巴里五輪にに向けて真摯な努力を続けたことを称賛したいもの。但し、礼を失した選手の態度はあきまへん。
それに関連して、毎日拝見するブログに
ネット上で悪口というか正義漢ぶっている人の多くは、比較的安全なところにいる中年以上の、”無責任な大人”が多いのではないか
〜なるほどなぁ、自戒しないとなぁ、自分はまったく安全な場所にいる無責任な爺ですから。ずっと応援してきた女子バレーは五輪本番ではちょっと不調なんやけど、ヴェテラン岩崎が頑張っているし、関や和田が出てくれば嬉しい。対肯尼亜戦には3-0初勝利、予選リーグ突破は仏蘭西/亜米利加戦の結果次第らしいけど、厳しい感じ。
夏風邪はじょじょに抜けつつあるけれど、ロクなことが続かない。体調は少しずつ改善の自覚有、朝の洗濯、ストレッチもしっかり、YouTubeエアロビクスは4分ほどの短いもの実施して、前日届いた外付けHDD2TBに圧縮音源データファイルを移動〜こんどはエラーコードも出現しません。見た目正常に保存され、試しに開いてみると・・・半分以上エラー・・・一度HDDをフォーマットして再度トライしたら、やはりエラー頻出してガッカリ。これで2台連続不良にぶち当たって不運は続きます。Amazonに返品手続きを取ったけれど、その時「営業所に持ち込み」選択したのが大失敗(先日回収お願いをじっと待っていたのもツラかったので)業務スーパーに食材仕入れに行ったついでに返品しようとして、あれってコンビニでは手続きできないんですね。この猛暑中炎天下数km歩いて営業所に出掛ける必要有。ま、急がないけど。(このあと女房殿に相談したら、自転車ですぐ持っていってくれました)
それとスマートウォッチの歩数カウントがおかしい。業務スーパー往復+コンビニに足を伸ばしても往復6,000歩ほどのはず、しかも帰りは駅前よりコミュニティバスを使いました。なのに・・・壱萬歩を越えました。+5,000歩ほど多くカウントされて、これって故障?本日以降リセットされて正常化されることを祈る。Google Fitは30PAI(Personal Activity Intelligence)達成したことになっておりました。前日1PAI表示だったからなんとなく辻褄が合っております。今朝の体重は66.4kg+100g。
Gershwin パリのアメリカ人/ラプソディ・イン・ブルー/Ravel ボレロ/逝ける女王のためのパヴァーヌ/Debussy 牧神の午後への前奏曲〜クリストファー・オライリー(p)/バリー・ワーズワース/ロイヤル・フィル(1993年)・・・2016年にちょろ聴きの記録有。自主レーベルの走りであるRPO音源、優秀録音が揃っておりました。Barry Wordsworth(1948ー英国)はバレエ畑に活躍する手堅い指揮者、ヴィヴィッドなピアニストの詳細情報は探せませんでした。結論的にはこれほどオモロない四角四面な「ボレロ」は初耳、それ以外はちょっと生真面目だけどGershwinはゴージャスな響きにオーケストラは良く鳴って、デリケートは「パヴァーヌ」、官能的な「牧神」も雰囲気たっぷり、悪くない演奏でした。(18:56-17:33-13:24-6:05-9:23)
Stravinsky バレエ音楽「春の祭典」 (1947年版/1975年)/組曲「火の鳥」(1919年版/1972年)/バレエ音楽「カルタ遊び」(1974年)〜クラウディオ・アバド/ロンドン交響楽団・・・2002年に拝聴した記録は残って、幾度か聴いたはずだけどほぼ記憶がありません。この度Stravinsky音源ファイルをすべて失ったので、再度順繰りネットより再確認しているところ。Claudio Abbado(1933ー2014伊太利亜)はこの時期未だ40歳代、意欲的な前向き表現とかなり自然な音質のリアルなこと、ロンドン交響楽団のノリノリの演奏を堪能・・・原始のパワー、暴力的なリズムを堪能できる「春の祭典」は彼にしては優等生的バランス演奏に非ず、かなり意欲的に前のめりなアツさもあってオーケストラも優秀。でも自分にとって、すごく血沸き肉踊る演奏かと云うとそうでもないかも。1947年版?というのはこちらド・シロウトには細部違いはあまりよくわからない。(3:13-3:09-1:20-3:41-2:56-1:15/4:17-3:25-2:13-3:19-4:41)短い組曲版「火の鳥」はメルヘンに溢れた美しい幻想的作品、これも細部かっちりと緻密明晰、オーケストラも洗練された響きが美しいけれど、やや生真面目っぽい印象、「魔王カスチェイの凶悪な踊り」と「子守歌」の間は切れ目なく演奏されます。(3:24-1:20-5:25-4:45-4:03-3:10)「カルタ遊び」(邦題訳がずいぶんと古臭い)は3度のカードゲーム(ポーカー)をバレエ化した素っ頓狂にユーモラスに賑やかな作品。これはこれで乾いたユーモアがオモロい作品なんやけど、「春の祭典」「火の鳥」との組み合わせには違和感がありました。ラストはなかなかパワフルな勢いがあって、作品個性的にアバドにいっそう似合っている感じ。(Premiere donne/5:24-Deuxieme donne/9:22-Troisieme donne/8:04)たしかいずれもアバド唯一の録音のはず。
2024年8月某日/●隠居生活未だ初心者入門の日々
生命の危険迫る猛暑続き+こちら夏風邪に依然苦戦中です。昨日朝、前夜女子バレーの敗北に落ち込みつつ意外とよく眠れた自覚有、おデコにケーキの保冷剤を巻いていつもの洗濯、一日断念したストレッチは肩や腰の稼働がやや苦しい感じ、YouTubeエアロビクスはほんの軽い5分ほどにムリしません。朝一番のゴミ出し時に左膝腰、左足首に微妙な違和感有、そして「鍛えて治す!」ことは可能な体調と判断、モウレツな直射日光の中片道2km歩きました。身体は動かしたほうが関節には良いと知っております。しかし道中ゴミ拾いは断念。トレーニング・メンバーは完全常連面子、しっかりマスクして、いつも通りの筋トレは空いていたので狙い通りの順番にこなしてエアロバイクは断念、受付に利用カード回収に戻ったら「帽子落としてません?」〜それはたしかに自分のもの、さすが日本でっせ。シャワーを浴びて帰り、スーパーに食材仕入れに寄ってきました。体調完全快復にはまだまだだけど、佳き方向に向かっていると思います。
じつは体育館へはスマホ持参忘れてスマートウォッチのみ、しっかり8,000歩以上カウント。帰宅後スマホ・アプリと実績連携したけれど、なんと!Google Fitには1PAI(Personal Activity Intelligence)との表示。ま、既に一週間の目標150PAIは達成しているので問題ないけど、この辺りどんなロジックになっているのでしょう。体調がいまひとつだから毎日「音楽日誌」コメント分さえ苦戦な日々、とてもだけど【♪ KechiKechi Classics ♪】定例更新は毎土曜朝、今週はお休みしようかな〜そう考えていたけれど、いちおうなんとかしておきました。ほんの雑なアリバイ的行為。今朝の体重は66.3kg▲300g。
Shostakovich 交響曲第10番ホ短調〜エフゲニ・ムラヴィンスキー/レニングラード・フィル(1976年ライヴ)・・・2020年に感慨深く拝聴済。今回Shoistakovichの音源を全部お釈迦にして、Evgeny Mravinsky(1903ー1988露西亜)昔の音源は比較的入手しやすかったので、順繰りネットより探してじっくり再聴しておりました。前回「リアルな臨場感抜群のライヴ」と書いたけれど、その通り、ムラヴィンスキーの録音中かなり良質なもの。第1楽章「Moderato」はズズ暗くも静謐な風情に深い味わいを感じさせる美しい始まり。ムラヴィンスキーの厳しい集中力に徐々に怜悧な情感が高揚してオーケストラの陰影、強烈な説得力パワーはしっかり。かつて掴みどころのない、鬱々とした楽章と感じことが信じられぬほどのわかりやすさ。(22:05)荒々しくも非情なスケルツォである第2楽章「Allegro」は快速に一気呵成。テンションの高さ、縦線をピタリ合わせるオーケストラの技量の凄さ。ノリノリの打楽器の壮絶なこと!(4:00)不気味かつ途方に暮れた第3楽章「Allegretto」は緊張感漂わせつつ、なんとなくユーモラス。幾度も繰り返される力強いホルンはMahler 交響曲「大地の歌」に影響を受けたものなんだそう(10:57)第4楽章「Andante - Allegro」静謐に延々と怪しい開始から(ここも「大地の歌」風情継続)ノリノリのフィナーレへ。やがて軽快軽妙快速な躍動がやってきて、これが妙に不気味な明るさ。オーケストラの威力は文句ない迫力とキレ、激しい爆発。(11:08)難解晦渋だったはずが魅惑の作品へと変貌いたしました。ムラヴィンスキーはShostakovichの真髄を理解するのに欠かせぬ記録です。
R.Strauss 交響詩「ドン・ファン」/ティル・オイレンシュピーゲルの愉快ないたずら/死と変容〜アンタル・ドラティ/デトロイト交響楽団(1979-80年)・・・ちょうど一年前に拝聴。Antal Dorati(1906ー1988洪牙利→亜米利加)はオーケストラビルダー、デトロイト交響楽団音楽監督は1977ー1981年在任と短かったワリにけっこうな録音が残されました。オーケストレーションがデーハーに映える作品が多く、こちら貧者のオーディオにも優しい英DECCAの録音はリアル、輝かしくパワフルなサウンド、ポール・パレーの黄金時代以来(Paul Paray, 1886-1979仏蘭西/1952-1963年音楽監督在任)低迷期に入っていたとは信じられぬほど、各パートとも輝かしくも明るくパワフル、ニュアンスたっぷりのアンサンブルを堪能させてくださいました。「ドン・ファンのテーマ」ホルン圧巻の輝き、寂寥と怒り、そして浄化をイメージさせる「死と変容」も充分デリケート。(17:23-14:58-21:53)
2024年8月某日/●隠居生活未だ初心者入門の日々
相変わらずの猛暑中、風邪に苦戦中なのは変わりません。幸いそれなりに眠れたけれど、がっちり鼻詰まり、痰の絡みに咳き込みつつ、頭痛有。朝検温すると36.2度程度、平熱だけど倦怠感はあって洗濯がやっと、ストレッチもYouTubeエアロビクスも中止、ケーキの保冷剤をオデコに巻いてひっくり返っておりました。腹具合は正常、食欲もあります。とてもだけど昨日は「鍛えて治す!」体調に非ず、本日体育館に出掛けられるか?逡巡中。午前中、YouTubeをぼんやり眺めて、昼からエアコン掛けてコンピューター・オーディオ部屋に引き隠って横になっておりました。ただでさえオモロない毎日なのに、体調悪ければいっそうそれは募ります。食材買い出しはもちろん、料理も前日より断念しております。ほとんど寝たきり状態。身体の節々あちこち鈍く痛んで今朝の体重は66.6kg+100g、これは熱に筋肉が落ちているのでしょう。
巴里五輪の体操男子など大活躍、期待の女子バレーは強豪伯剌西爾に大苦戦3-0敗退、予選リーグ突破は難しくなりました。閑話休題(それはさておき)風邪症状に苦しんでいる場末の爺(=ワシ)は亜米利加の大統領選のことをちょっぴり考えておりました。(なんのネタもドラマもない生活ですから)共和党のヴァンス副大統領候補「こどものいない猫おばさん」発言、日本だったら一発アウトでしょう。亜米利加は民主主義のお手本だったはずが、どうも差別と選別発想は日本よりよろしくないみたい・・・この間、日本に在住する亜米利加人やら帰国子女の話を伺うとそうらしい(YouTubeにて)。トランプさんは更にそれを煽っているような印象を受けます。そして過去のスキャンダル探しに奔走する・・・だいたいあの人、ずいぶんと訴えられて日本だったらまずアウトな人ですから。
音楽拝聴は苦戦しております。
R.Strauss 歌劇「ばらの騎士」組曲(G.Schwartz編/2008年)/歌劇「影のない女」交響的幻想曲(1991年)/Mahler 交響曲第10番 嬰へ長調「Adagio」(2009年)〜ジェラード・シュウォーツ/シアトル交響楽団・・・Gerard Schwarz(1947-亜米利加)は著名なトランペット奏者であり指揮者、シアトル交響楽団1985-2011年音楽監督歴任。NAXOSから出たCollectionにはR.Straussが多く見受けられ、得意だったとことが理解できます。シアトル交響楽団はかなり以前Wagnerの管弦楽作品を聴いて、その明るく陰影に乏しいサウンドに少々がっかりした記憶有。ここでも同様の印象だけど、別に悪くはない。懐かしくもゴージャスなワルツ中心に「ばらの騎士」は、かっちりとしたアンサンブルに色気とかそんな風情は期待できないけれど、充分華やかなサウンドをを堪能できました。(29:59)「影のない女」はこちらオペラ・ド・シロウト故元作品にまったく馴染んでいないけれど、静かな甘い旋律は優雅に歌われて劇的な盛り上がりもありました。(23:30)Mahlerに入るとこちらかなり馴染んで自分の縄張りの範疇、濃密な浪漫の行き着く先、新ウィーン楽派に接近していることを予感させる、巨魁に妖しい旋律をスケールたっぷりに表現してくさいました。これも詠嘆に揺れる〜というより、かなり生真面目な演奏でした。(25:58)
Stravinsky バレエ音楽「ペトルーシュカ」(1911年版)/バレエ音楽「春の祭典」〜エルネスト・アンセルメ/スイス・ロマンド管弦楽団(1957年)・・・昔から幾度も聴いて前回は2022年に拝聴。この度Stravinsky音源をすべて失って再入手中、ピエール・モントゥー音源は保存HDDは別だったのでセーフ、それと並んでErnest Ansermet(1883ー1969瑞西)は時代的にネットより入手しやすく、昔の演奏スタイルを確認するには必須の音源です。これが・・・この時期にしては音質はまずまずだけどオーケストラの技量はヘロヘロ、リズムにキレが足りなくて混乱と混迷の渦に苦しむことに・・・遊園地の喧騒を感じさせて楽しく、華やかな「ペトルーシュカ」は太鼓のつなぎがない。(9:58-4:19-7:27-13:36)暴力的な「春の祭典」にはなんとも牧歌的なユルさと、難曲に大苦戦!的雰囲気満載な危うさに充ちて、当時のオーケストラの技量が理解できるとっても懐かしい記録でした。(3:22-3:35-1:18-3:15-1:33-1:06-0:24-1:19-3:53-3:06-1:43-0:45-3:34-4:29)晩年「火の鳥」をニュー・フィルハーモニア管弦楽団と再録音して、もうちょっと寿命があれば、こちらも再録音するつもりだったかもしれません。これは既に懐古的な音源に至ったのかも。
2024年8月某日/●隠居生活未だ初心者入門の日々
殺人猛暑の時期に風邪ひき爺は苦戦しております。昨日朝の検温は36.7度C、平熱だけど36.0度くらいがフツウだから、微熱と評価するべきなんでしょう。洟水咳はあるけれど、幸い頭痛も倦怠感もありません。朝、洗濯したら石けんカスが気になったので、酸素漂白剤を使って洗濯槽にしばらく水を満たしておきました。ストレッチ、15分の軽いエアロビクスを済ませて市立体育館へ向かったけど、咳はあるのでマスク着用、運動中息苦しいけど仕方がない、周りに失礼ですから。いつも通り筋トレ済ませて、エアロバイク有酸素運動は止めておきました。若干オツカレ気味、食欲は未だあったけれど・・・夕方に向けて、頭痛も出て身動きが厳しくなってきました。夜には37.2度C、咽にも違和感有。今朝の体重は66.5kg▲500g。本日は寝たきり予定。
男子バレー対亜爾然丁戦3-1勝利、体調悪いのを押してしっかり応援しました。全体にサーブが決まらなかったのが厳しく、第2セットは最大7点差からの逆転、第3セットはぼろぼろに攻められて落として、このまま流れが悪くなるのかと思ったけれど、第4セットはしっかり取りました。女子サッカーも準々決勝進出を決めたそう。これは録画を見ましょう。
NURO 光 for マンションが10月より価格改定+450円とのこと(おそらくそれでも一番安い)。ネット環境は現代生活に必須のもの、独りだったらスマホの使い放題のほうが安いかもしれぬけれど、我が家の主力はコンピューターとFireStick+激安激遅スマホのWifi必須なのでそうもいきません。なにもかも値上げやなぁ、これは世界的な傾向らしい。困ったもんでっせ。(一-二度しか行ったことはない)「勝男」は唐揚げ中心の居酒屋。「プレモル180円」は創立以来の価格とか、いつまで維持できるのでしょうか。要らぬ心配を連想しました。この猛暑+風邪症状に音楽拝聴苦戦しております。メモ在庫払底中、以前書き掛けた中途半端なコメントを再聴完成させようとしたら、それはHDDお釈迦・・・もうその音楽は聴けない・・・(涙)新しいスマートウォッチは到着4日めに充電、もう一日ほど保ちそうだったけれどまずまずでしょう。
Bartok 管弦楽のための協奏曲(1988年)/Lutoslawski 管弦楽のための協奏曲(1989年)〜クリストフ・フォン・ドホナーニ/クリーヴランド管弦楽団・・・世評ともかく、この方の演奏はCDで聴く限り、どうも楽しめません・・・この名作に対するドキドキ感が伝わらない〜とは2006年の感想→それはまったくの頓珍漢。英DECCAのマルチマイク録音は細部わかりやすく(ド・シロウトの安物オーディオにも映える音質)各楽章の語り口に知的な余裕を感じさせて、スパッとカッコよい演奏。なんせ音楽監督在任1984-2002年時代のクリーヴランド管弦楽団の濃密な響きは絶好調を維持して、このオーケストラは指揮者の選定に誤りなし。第1楽章「導入部」(10:09)第2楽章「対の遊び」(6:36)第3楽章 エレジー(悲歌)(7:01)第4楽章「中断された間奏曲」(4:26)第5楽章「終曲」(ここの打楽器がクリア!/9:51)ラストはジョージ・セルと違って通常版、カットなし。両者とも洪牙利の人でしたっけ。上手いオーケストラですね。
Lutoslawskiは知名度は落ちるけれど、華やかにめちゃくちゃカッコよい作品。スターリン影響下の波蘭、がちがちのハードに非ず民謡の素材も使って比較的親しみやすい作品に仕上げたんだそう。パワフルにやや暴力的、そしてデリケートにわかりやすい、 初演1954年の三管編成。第1楽章「Intrada」(6:43)第2楽章「Capriccio notturno ed Arioso」(5:15)第3楽章「Passacaglia, Toccata e Corale」(15:27)こちらも臨場感あるリアルな音質でした。
R.Strauss 交響詩「ツァラトゥストゥラはかく語りき」/「変容(メタモルフォーゼン)」〜ハルトムート・ヘンヒェン/オランダ・フィルハーモニック(1996年)・・・2006年来の再聴。懐かしいBrilliantの廉価盤CDは3枚で1,000円でしたっけ?Hartmut Haenchen(1943-独逸)はオペラ畑の人でしたっけ、来日もしておりました。オランダ・フィルはネーデルランド・オペラのピットに入ることが多いオーケストラとのこと。華やかな金管とオルガンも入って重低音とオーケストラのパワー必須の「ツァラ」は誠実着実な表現、思わぬオーケストラの技量が堪能できて、なかなかの出来。(1:40-3:39-2:00-2:01-2:06-4:08-4:53-8:14-4:18) 祖国・独逸の黄昏を嘆く「メタモルフォーゼン」はフクザツな弦の絡み合いが詠嘆する名曲、こちらは弦の技量をたっぷり発揮して、音質も意外とよろしい感じ。(28:34)先入観無しでたっぷり作品を愉しめました。