2024年5月某日/●隠居生活未だ初心者入門の日々
5月ラストは雨模様。昨日は快晴の朝、夕方より雨との予報もけっきょく雨は降りませんでした。いつもの朝一番の洗濯、ストレッチ、YouTubeエアロビクス(腹筋ワークアウト15分/これは効きます)を済ませて市立体育館への道中も春の日差しに爽快。いつも通りにぼちぼちゴミ拾いしつつ、いつもの運動公園に差し掛かったら大量のペットボトルが散乱して手に負えない、持参したIKEAのエコ・バッグを取り出しました。話題はちょっと逸れるけれど、これより食中毒の季節、先日ネットの記事を読んだらエコ・バッグの汚れも原因になり得るとのこと。しっかり鍛えて帰宅後洗濯しておきました。いつも通りの筋トレ・マシン負荷なのに、いつになく重く感じて苦しい感じ。昼にちょっと喰い過ぎた自覚有。今朝の体重は66.8kg▲300g、まだまだ。
英語露西亜語が堪能な爺友は孤高を保って63歳、自費出版本絶賛発売中。更に伊太利亜語仏蘭西語を学び始めたそう。その意欲に敬意を評しつつ、思わず「残りは日本語やな」と毒づいてしまいました。なんせ「云々」を「いい」と読み(故・安倍元首相は「でんでん」と云ってましたっけ)「喧々囂々(かんかんがくがく)」「侃々諤々(けんけんごうごう)」の誤った流用である「喧々諤々」(けんけんがくがく)と読む人ですから。もう一人は「そんなことどうでも良いじゃない」とまったく気に掛けぬ、とんでも無風流な野郎でした。そいつは昨日贅沢にも「鰻を喰いに大津に来ている」とLINEがありました。「パツキンと行ったのか」と質問すると「Yes」→「パツキンじゃなくて白髪やろ」と返しておきました。ネーションズ・リーグ女子バレー対仏蘭西戦3ー0楽勝でした。セッター岩崎が自ら決めるのがカッコ良い。
Scho"nberg ピアノ協奏曲(ミヒャエル・ギーレン/南西ドイツ放送交響楽団/1957年)/Prokofiev ピアノ協奏曲第5番ト長調(ジョナサン・スンタバーグ/ウィーン国立歌劇場管弦楽団/1955年)〜アルフレッド・ブレンデル(p)・・・モノラルだけど音質はまずまずでしょう。Scho"nbergはその昔、グレン・グールドの演奏に出会ってまったく歯が立たなかった記憶も鮮明な難解な作品、幾度か拝聴してその静謐かつリリカルな美しさ、妖しく甘い旋律に心奪われるようになりました。曖昧さのない明晰なピアノや緻密な管弦楽の解像度を堪能、これが世界初録音とのこと、後年1993年同じ顔合わせによる再録音が存在します。(21:05)Prokofievもかなり硬派に自由な5楽章から成る作品、初演は1932年(作曲者のピアノ/フルトヴェンラーによる)これがVOXへの最初期の録音でしょうか。かつての記憶とは違ってユーモラスな旋律から始まってリズムも明晰、さほどに晦渋さを感じないけれど、第3番ハ長調の快活な大衆性とはもちろん異なって、聴き進むにつれ硬質な苦みが加わります。華やかではないけれど、かなりの技巧を要求されそうなピアノ、Jonathan Sternberg(1919ー2018亜米利加)とは初耳指揮者、教育者として、Haydnの権威として活躍したらしい。第4楽章「Larghetto」の安寧はこの作品の白眉でしょう。最終楽章にもしっかりとしたリズムを感じさせて、ラストはテンポ・アップして終了。Allegro con brio(5:02)/Moderato ben accentuato(3:17)/Toccata. Allegro con fuoco(2:10)/Larghetto(5:59)/Vivo(5:27)
Batock ケルティック交響曲/音詩「アトラスの魔女」/音詩「海の略奪者」/ヘブリディーン交響曲〜ヴァーノン・ハンドリー/ロイヤル・フィル(1990年)・・・Granville Bantock(1868-1946英国)は日本ではまったく知名度がないけれど、この世代にして保守的な美しい旋律連続、音楽を愛するものとして、あまり著名ではない作品に見聞の幅を広げる試みは大切な行為でしょう。音質良好、ハンドリーの統率に疑念なく、ロイヤル・フィルも好調でした。弦楽と6台のハープのための作品である「Celtic Symphony」。ケルトという概念がなかなか理解できないけど、穏健かつ時にリズミカルな舞曲も登場して民謡風、まるでVaughan Williams風の静謐な5楽章。(3:11-7:10-4:55-1:28-3:00)「アトラスの魔女」は英国では有名な詩(P. B. Shelley)らしい。A lady-witch there lived on Atlas mountain(2:07)Tis said, she was first changed into a vapour(2:18)And old Silenus, shaking a green stick(2:36) And every nymph of stream and spreading tree(1:32)For she was beautiful(1:01)The deep recesses of her odorous dwelling(0:32)And then she called out of the hollow turrets(1:53)To those she saw most beautiful(2:53)8つの部分から成って、デリケートに懐かしい晴れやかな旋律が続きました。
「海の略奪者」はほんの3:53、短く快活な緊張感漂う華やかな作品。ここの金管の活躍が爽快でした。もともと「ヘブリディーズ交響曲」の一分となる構想だった〜とはカスタマー・レビューから得た情報です。ヘブリディーズ諸島はMendelssohnの序曲「フィンガルの洞窟」描写が有名。これはいかにも茫洋としてこれも静謐な広がり、時に抑制したユーモア、スケールの大きな作品は自然の描写をしっかり感じさせるもの。第1楽章「Tranquillo, molto sostenuto」(7:26)第2楽章「Con moto」(3:01)第4楽章「Animando」(5:41)第5楽章「Poco lento」は嵐の場面ですか?やがて金管による壮麗なるファンファーレが響いて、この辺りロイヤル・フィル余裕の金管実力面目躍如、圧巻の輝かしいクライマックスがやってきました。ラストは安寧の静謐に収束、これも英国らしい。(3:23-3:28-3:51-2:51-2:08-3:20)
2024年5月某日/●隠居生活未だ初心者入門の日々
昨日朝一番、千年一日の如く同じ生活に洗濯、ストレッチ、そしてYouTubeエアロビクス15分ほど、そして予約していた歯医者さんへ。そこで大失敗。朝9時半予約とばかり信じて歯医者に出掛けたら、じつは9時であったとのこと。周りに迷惑を掛けた挙げ句ちょぴり待たされました。飛び込みでやってきた耳の不自由な爺さんも前に入ってしまいました。ちゃんと確認しなかった自分の自業自得。一ヶ月ほど前に気になった左奥歯上の軽い歯肉炎は未だ症状が残っているとのこと、歯垢の掃除と併せて薬を塗ってもらいました。壱日三回、しっかり磨いているつもりなんやけどなぁ、おそらく体調は万全じゃないのでしょう。洟水痰の絡みが抜けません。今朝の体重は67.1kg+100g、困りました。
女房殿は下の孫を迎えに明石へ、熱はないけど、時々咳き込んでいるようです。ここからけっこうな交通費が掛かるけれど、安いもんですよ、孫のためだったら。圧力鍋に夕食を仕立てて、あとは終日無為無策ぼんやり居眠りなどして、時間をムダに過ごしました。こちらは快晴だけど、台風第1号は南洋から着々と接近して、週末の関東方面には影響あるそう。ぼちぼち春真っ盛り5月も終わりが迫ってきました。梅雨は近いけれど、ことしは青梅が記録的な不作とのこと。値上げ必須みたいです。昨年は市立体育館途中、抜け道裏疎水沿いに成る青梅が落ちたのを少々拾ってシロップやジャムにしたものです。ことしもいただけるでしょうか。
Beethoven 交響曲第9番ニ短調「合唱付き」〜トーマス・アデス/ブリテン・シンフォニア/ブリテン・シンフォニア・ヴォイシズ/ロンドン大学ロイヤル・ホロウェイ合唱団/ジェニファー・フランス(s)/クリスティアンネ・ストーテイン (ms)/エド・ライオン(t)/マシュー・ローズ(b)(2019年ロンドン・バービカン・ホール・ライヴ)・・・著名な作曲家が1992年に創立された室内管弦楽団を指揮してBeethoven 交響曲全曲を録音しております。小編成のモダーン楽器、快速イン・テンポを貴重として、写真をみると現中心の団体、おそらく管楽器は都度メンバー募集なのでしょう。Thomas Ades(1971-英国)も専門の指揮者じゃないし、ライヴらしいややラフなアンサンブルに飾りのない表現、熱気と勢いはしっかり感じます。バービカン・ホールは相変わらずデッドな響きだけど、音質はまずまず。悠々たるスケールには足りなくても、いままで聴いたことのない内声部旋律がしっかり響いて、各パートの有機的絡み合いはとても新鮮に感じたもの。第2楽章「Molto vivace」Scherzo楽章をここまでしっかり繰り返しているのはおそらく初耳。声楽の入る最終楽章「Allegro assai〜」の声楽も充実して熱気とノリに充ちてかつてない速さ、これはけっこう好きな演奏です。合唱のスタッカート気味な息の切り方は楽譜が違うのでしょうか。最終盤に向けてしっかり腰を落として、クライマックスへ盛り上がります。第1楽章「Allegro ma non troppo」第3楽章「Adagio e molt camtabile」に深遠幽玄な世界を求める方には相容れない、落ち着かぬ演奏として響くことでしょう。(14:19-15:12-12:10-23:06)
Mahler 交響曲第1番ニ長調〜ルドルフ・ケンペ/BBC交響楽団(1965年ライヴ)・・・前回拝聴は2017年。音質も今一歩なモノラル、それも含めてあまり評判よろしくないっすよ、この音源。第1楽章は提示部繰り返しなし、低音部分の対旋律もよく聴き取れます。どこが悪いということでもなくて、逆に耳目を集めるような際立った個性も感じられぬオーソドックス、フツウにバランスのよろしい演奏かと。(13:23-7:34-10:40-20:13)
Mendelssohn 交響曲第4番イ短調「スコットランド」(アルノルト・エストマン/1993年ライヴ)/第5番ニ長調「宗教改革」(ジョス・ファン・インマゼール/1997年ライヴ)〜オランダ放送フィル・・・Brilliantの廉価盤名曲集に含まれて、かなり以前より馴染みだった音源。ブリュッヘン(第1番/第4番)デ・ワールト(第2番)と併せて放送フィルによる全曲録音。ちょっと乾き気味の音質、奥行き広がりも不足気味だけど、まずまずな音質。色気は足りず安っぽい感じだけど、サウンドが重くないのはMendelssohnには似合いでしょう。「スコットランド」には鬱蒼とした暗さと湿度が少々足らぬ感じ。第1楽章「Andante con moto-allegro un poco agitato」(13:07)/第2楽章「Vivace non troppo」(4:07)/第3楽章「Adagio」(7:23)/第4楽章「Allegro vivacisimo」(8:22拍手なし)「宗教改革」にはもう少々決然とした表情の強さが欲しいところ。第1楽章「Andante-allegro con fuoco」(10:04)/第2楽章「Allegro vivace」(5:16)/第3楽章「Andante」/第4楽章「Choral: Ein feste Burg ist unser Gott!」(11:06拍手有)作品自体に意外と馴染んでいないので、もうちょっと聴き込みが必要です。
2024年5月某日/●隠居生活未だ初心者入門の日々
台風1号の影響、昨日は終日けっこうな雨模様、ご近所の小川もいつになく水量が多く流れておりました。公共交通機関が止まったりするニュースは拝見したけれど、全国各地災害はなかったのでしょうか。朝一番いつもどおりの洗濯は室内干し、なかなか乾きません。ストレッチとYouTubeエアロビクス15分は腹筋に効く!とのこと、湿度も高く朝から汗塗れ、そのまま雨中市立体育館へ、前日も雨模様だったせいか路上ゴミは少なく、ちょっぴり拾ったのみ。トレーニングルームも空いていたのは天気が悪く、おそらく自転車組がお休みしたのでしょう。いつもどおりの全身筋トレ済ませてぐったり、エアロバイク15分はお休みしました。左半身の微妙な不調は消えております。帰宅すると某ボランティアの行事に出掛けるはずの女房殿が在宅、参加メンバー中にコロナ感染が発生したんだそう。明日も孫のお守りだから気を付けないと。
本日はこれより歯医者へ定期クリーニング予約済。ちょっと調べても詳細情報がわからないんだけど、血圧の正常基準が100-160以内に変更になった?とか。ほんまか、それは何歳の基準なのか、降圧剤服薬の基準なのか。以前の記憶だけど1988年(かなり以前)世界的調査で、この時点一番塩分を摂るのは日本と中国、でも他のエリアより比較的血圧は低かったとのデータがあるそうです。「だから塩分と血圧は関係ない」という安易な結論は尚早、もっと別な要因が存在して塩分を控えたら更に下がるのかも知れません。日本人の健康神話好きは有名で、それに冷水を差したのが例の紅麹事件、そのロジックは曖昧模糊として、あくまで「神話」の世界でしょう。自分だって朝食時のグラノーラに青汁粉末をずっと使って、それがほんまに効果があるのかは定かではありません。
先日毎度眺めているブログに「コレステロールが高めなので、玉子は控えている」なんて! 未だそんなふうに思っているいる人が存在することに驚きました。ダイエットでもなんでも単品に頼るのはいけないのはあたりまえ、バランスのよろしい食事は大切でしょう。自分は珈琲と納豆の効用は信じて毎日喫しております。値段も安いしね。そしてもちろん定期的な運動が基本でしょう。今朝の体重は67.0kg+100g、まったく減らせなくなりました。夜は女子バレーネーションズ・リーグ強豪対伯剌西爾戦3-2惜敗・・・でもなくて、第4−5セットは完全に勢い負けして、実力差が大きいと感じました。残念。
Mendelssohn ピアノ四重奏曲第1番ハ短調(1822年)/ピアノ四重奏曲ヘ短調(1823年)〜ブラームス四重奏団(1972年)・・・これは音質瑞々しいLP復刻。メンバーはMontserrat Cervera(v)/Luigi Sagrati(va)/Marco Scano(vc)/Pier Narciso Masi(p)とのこと。各々13-14歳、こどもの作品とは思えぬ劇性と多彩、これはほとんどMozartを連想させ、ヘ短調には深みも感じさせる繊細な名曲でした。作品詳細を求めてネットを探ってももほとんど出現せず、録音もあまり多くないようです。これは初めて出会った作品、思わぬ拾い物でした。Allegro vivace-Adagio-Schezo/Presto-Allegro moderato(29:27)/Allegro molt-Adagio-Intemezzo/Allegro moderato-Allegro molt vivace(27:25)
Bruckner 交響曲第8番ハ短調(ハース版)〜ゲンナジ・ロジェストヴェンスキー/ソヴィエット文化省交響楽団(1985年)・・・Gennady Rozhdestvensky(1931ー2018露西亜)は彼の個性からはちょっと違和感ある?種々交響曲全曲を録音して、肝心の独墺系王道のBeethoven、Mozart、Brahmsなどが抜けております。このBruckner全集はおそらくすべての版録音を狙って途中中断、第5番と並んで屈指の大きさを誇るハ短調交響曲は馴染の通常聴かれる版でした。(別途ボリショイ劇場との1887年版/2009年録音有)想像通り期待通りむき出しの金管がデーハー粗野に爆発するお下品かつオモロい演奏、音質の加減か?サウンドはやや薄っぺらく乾いたサウンドに響いて荘厳深淵とは風情が違いました。この作品に期待されるものとは場違い、第3楽章緩徐楽章の天国的な静謐も落ち着きが足りないけれど、いずれ「目隠しで聴いてもこの人の演奏!」とすぐ理解できる個性は貴重とするべきででしょう。第1楽章「Allegro moderato」(16:35)第2楽章「Scherzo. Allegro moderato」(13:50)第3楽章「Adagio. Feierlich langsam, doch nicht schleppend」(28:28)第4楽章「Finale. Feierlich, nicht schnell」(25:52)
2024年5月某日/●隠居生活未だ初心者入門の日々
台風接近。本日も雨の予報、かなり激しいのが降るみたい。またまた九州地方で被害があるのでしょうか、ちょっと心配です。昨日もいつも寸分違わぬ朝を迎えて洗濯は室内干し、ストレッチを済ませてYouTubeエアロビクスはユルい20分、ムリな負荷はないけれど、充分効果的。そのまま耳鼻科に通って、帰り歯医者に寄って数日先の予約、そして食材買い物を済ませました。昼から雨は上がって洗濯物は外に出しました。
経済財政諮問会議「誰もが活躍できるウェルビーイングの高い社会を実現しないといけない。性別や年代を問わず希望する人が働き続けられるように、高齢者の定義について5歳延ばすることを検討すべき」〜なにがウェルビーイングだよ、カッコ付けちゃってさ。70歳迄強制的に働け、年金はもっと納付期間を長くして、支給期間を遅らせるんでしょ?希望して、望んで働くのなら良いけれど、強制的に爺婆も働け!って、そんな社会はなんだかなぁ、息子孫の世代はなんか可哀想っす。これって≒死ぬまで働け!に近づいているような・・・
小池都知事三選の対抗馬として蓮舫参議院議員出馬との情報、さて、風はどちらに吹いて、どうなることでしょうか。たんなる人気投票にならぬことを心より願う。今朝の体重は66.9kg▲200gまだまだ。
Mahler 交響曲第1番ニ長調〜モーリス・アブラヴァネル/ユタ交響楽団(1974年)・・・先日第5番 嬰ハ短調のあまりに牧歌的演奏に驚きつつ、その捨てがたい風情に現代では消えた個性を感じました。この第1番ニ長調も基本似たような方だけど、音質が良好なこと、なんとなくノンビリとした風情に余裕も感じさせて、青春の胸の痛みを感じさせる美しい旋律を堪能できました。厳しいテンションとかパワフルな爆発を求めるならば、あまりに弱く、ユルい演奏でしょ-う。それでもストレートに飾りのない表現、第4楽章「Sturmisch bewegt(嵐のように運動して)」は渾身の力強さに感極まりました。(12:52-6:59-9:56-18:49)
Bartok 管弦楽のための協奏曲〜ラファエル・クーベリック/ボストン交響楽団(1973年)・・・PentatoneのSACDでは眼の覚めるような音質との噂だけど、聴いたのはLP復刻、音質的には自然だけどイマイチな印象。初演を担当したオーケストラは小澤征爾がシェフに就任する辺り、充分上手いと思うけれど、ニ度聴いてどうも印象がはっきりしません。第2楽章「Presentando le coppie(対の提示)」辺り、小太鼓の小粋なリズム感、ファゴットのユーモラスな風情は味わいを感じたけれど、他云々するほど聴き込みが足りません。これは仕切り直しが必要です。(10:13-6:38-7:19-4:30-9:51)
Handel オラトリオ「メサイア」〜エマニュエル・アイム/ル・コンセール・ダストレ/ルーシー・クロウ(s)/ティム・ミード(ct)/アンドルー・ステイプルズ(t)/クリストファー・パーヴス(br)(2013年)・・・Emmanuelle Haim(1962-仏蘭西)女流指揮者は自らの古楽器アンサンブルに英国勢の声楽陣を揃えて(アルトはカウンターテナー担当)すっきり快速、軽快な演奏を繰り広げております。版のことには作品に疎いのでようわかりません。管楽器ティンパニは目立たず、淡彩な器楽アンサンブル。馴染の旋律(例えば「シオンに良い知らせを伝える者よ」「シオンの娘よ、大いに喜べ」辺り)敬虔かつノリノリ、ほとんど別な作品に響きました。なんせもともとの刷り込みはトーマス・ビーチャム(ユージン・グーセンス版)のデーハーな編曲、そしてヨハネス・ソマリー(1970年)にてしっかり、作品をお勉強した記憶もありました。カスリーン・フェリア辺りが刷り込みだから、その濃〜い表情とはずいぶん時代が異なって、羽野のように軽い、解像度の高い合唱が続きます。Bachに比べて作品の雰囲気は明るく、喜ばしく、聴手に深刻な胸の痛みを強要しない。先日、スコラーズ・バロック・アンサンブルの素朴に無垢な演奏を聴いたばかりだけれど、こちらずいぶんとモダーンな躍動を感じたものです。内容は別テキストファイル参照お願い。
2024年5月某日/●隠居生活未だ初心者入門の日々
新しい月曜を迎え、ここ数日違和感があった左半身はかなり軽快いたしました。本日は雨模様、南洋では台風第1号?いずれ大雨の影響があるんだそう。本日はこれから耳鼻科に通います。昨日もいつもどおりの朝一番の洗濯、ストレッチ+YouTubeはキック・ボクササイズ15分、題名に「滝汗」と書いてあるとおりの汗塗れにヘロヘロ、そのままの勢いに市立体育館へ出掛けました。土日祝日はどうしてもお仕事現役世代がマシンを独占しがち、ハイプーリー(背筋)は一番ラストになってしまいました。15分のエアロバイク100kcalもしっかり消費。気分爽快です。女房殿は婆さん訪問お休みと決めて、昼残りご飯にたまご炒飯などつくったし、夕食は面倒だからラーメンでも〜そう誘ったら土壇場で「ラーメンはイヤ、魚が良い」と曰(のたま)う。仕方がないのであわてて冷蔵庫在庫確認、魚介系の食材をいくつか見繕って素早く調理を済ませました。その気になればなんでもきる! けっこう美味かったですよ。本日女房殿は孫の世話に早朝より出動。
市立体育館への道中はいつものゴミ拾い。これはMy Hobbyの世界、そこから勝手な妄想の世界に思いを馳せておりました。例えば・・・季節もよろしく運動公園のテーブルと机(屋根有)にゆっくり読書する静かな爺さん有。その後ろには前日若者たちの宴の後、そのゴミの存在は気にならんのでしょうか。自主手抜きゴミ拾い功徳も2年を超え、昨日も獲物は多かったなぁ。小川の柵を乗り越えてかなり缶ビールを拾ったし、産業大学前の溝には20−30個ほどの缶珈琲ビニール袋満杯を発見、持ち上げると妙に重い。大学のゴミ箱に分別したけれど、これが質悪いっすよ、ほとんどに吸い殻入(水分込み)この中身を出すのに苦労しました。ここで更に勝手な妄想〜ヘヴィ・スモーカーである彼は缶珈琲を愛し、部屋にずらりと並べて灰皿代わり、きっと荒(すさ)んだ生活をしている独身男性じゃないか。おそらくはゴミ部屋状態、それを自転車通勤?通学途中にまとめて溝に捨てたんでしょう。仮に彼が現在お仕事をしていたり、将来就職したとしても、ちゃんとしたお仕事はできないことでしょう。喫煙は各々の嗜好なので自由と思うけれど、吸うべき場所、煙の配慮は必須、吸い殻、空き箱やライターのポイ捨ては言語道断。自分は吸い殻の多さに閉口して手を出していないし、毎度空き箱の多さには驚き、それはマスクの量にほぼ匹敵します。現在日本では喫煙率17%切れとか、これからますます減っていくでしょうか。
今朝の体重は67.1kg▲200g全然戻せません。男子バレー対伊太利亜戦録画を拝見したけど、実力差は大きいなぁ、高いし若いし、石川橋藍が入っても勝てるでしょうか。静岡県知事線では野党系勝利。東京目黒区の都議補選自民党の元衆議院議員、小池都知事推薦シール付きでも落選したとのこと。投票率24・19%じゃ話にならんけど。
Bartok 弦楽器、打楽器とチェレスタのための音楽(1952年10月14日/ベルリン、イエス・キリスト教会)/舞踏組曲(1953年6月10日/ベルリン、イエス・キリスト教会)/弦楽のためのディヴェルティメント(1952年2月11日/ベルリン、ティタニア=パラスト・ライヴ)〜フェレンツ・フリッチャイ/RIAS交響楽団・・・これはDGのセッション録音とは別物ですか?こちらRAIS放送音源となっていて微妙に情報は違うけど、同じものかも知れません。カスタマーレビューには音質「お世辞にもあまり良いとは言え」ぬとの(妙な?)コメント有、こちら庶民のオーディオ環境ではまったく不満を感じぬ水準、お世辞抜きに低音も充分リアルと感じました。なんせその峻厳なる集中力緊張感が凄い。どれもBartokの傑作、というかBartokに駄作なし。幾度馴染んだ作品だけど、これほどの熱血、鬼気迫る表情の豊かさ、恐ろしさに打ちのめされた経験はありません。「弦チェレ」は弦+ハープ、ピアノ、チェレスタ、そして木琴、スネア付きドラム、スネア無しドラム、シンバル、タムタム、バスドラム、ティンパニという編成が特異であり、例の如くリズムと音色の変化、おもしろさ、とくにチェレスタのグリッサンドが効果的。(7:36-7:30-7:36-7:01)「舞踏組曲」は二管編成に種々打楽器、そしてピアノとチェレスタが入って、素朴粗野民謡のようなリズムが支配、終曲「Allegro」に至ってノリノリの荒々しさは「マンデリン」を連想させました。(3:24-2:05-2:55-2:32-1:26-4:00)「弦楽のためのディヴェルティメント」は弦楽五部。第2楽章「Milt Adagio」に於ける濃厚かつ豊かな堀りの深い表現には凄みがあって、作品そのものを見直しました。(9:40-10:57-7:27)
Liszt ピアノ協奏曲第1番 変ホ長調/第2番イ長調/死の舞踏/呪い〜アルフレッド・ブレンデル(p)/ミヒャエル・ギーレン/ウィーン交響楽団(1957-59年)・・・VOXの35枚ボックスには1975年録音?!となっているけれど、1957年の間違いでしょう。1957年のLPにはプロ・ムジカ管弦楽団との表記になっておりました。これはLP時代よりの馴染み、久々の拝聴は信じられぬほどの鮮明な音質、そして20歳代のAlfred Brendel(1931ー捷克?墺太利?)は驚異的なテクニックの冴え、未だ30歳辺りの若手だったMichael Gielen(1927-1919独逸)の鮮やかな統率とソロと息の合わせ方もみごとでした。後年のインタビューで若い頃安いギャラで録音に駆り出され、それでもソロも指揮者も喜んでいたと思い出を語っておりました。はっきり云ってピアノの技巧のみデーハーに前面の作品は好みに非ず、それでも第1番 変ホ長調(遅いテンポに悠然な演奏)第2番イ長調の自在にテンポが揺れる作品はリヒテル以来の馴染み、けっこう拝聴機会はあります。「怒りの日」の旋律が執拗に繰り返される「死の舞踏」、初耳(だっけ?)な「呪い(マレディクシオン)」には辟易するほど空疎な旋律が疾走して、ちょっと聴き疲れしました。(5:42-4:42-4:29-4:18/7:27-5:44-3:03-1:12-2:33-1:43/2:09-0:59-0:18-0:30-3:20-3:15-1:23-3:08-0:50-0:35/14:32)
2024年5月某日/●隠居生活未だ初心者入門の日々
一昨日にかなり呑んで喰って、体重も増えて就寝中〜昨日土曜は起きてからすぐは体調はいまいち、しかし朝食〜洗濯〜YouTubeエアロビクスを20分を済ませたらほぼ体調は戻りました。ここ数日左脚ふくらはぎ辺り、古傷のある左膝辺り、そして左腰付近、そして左首筋、左肩奥に微妙な鈍い痛みがあって、つまり左半身全部不調。ま、日常生活には問題ないし、筋トレもちゃんとできますよ。ストレッチが足りないのかな、できればマッサージや鍼灸を試したり、温泉なんか良かも知れないけど、贅沢なな出費は避けたいところ。爽やかな気候だったけれど、引き隠って、じっとして快復を待っておりました・・・と、云うより終日眠くて眠くて、というのが正直なところ。今朝の体重は67.3kg+200g絶賛激増中。思い当たるフシは業務スーパーの怪しい輸入ポテチ(成形タイプ)か、もしかして異様な高カロリーなのかも。2ヶ月で+2kgほど?ハラはあきらかに変化が自覚できる・・・これから鍛えてきます。
ネーションズ・リーグ男子バレーは競合玖馬戦。夜のBS録画放送を待たずYouTube抜粋を数回拝見。石川橋藍抜きでも選手層厚いですよ、2-2最終セット先にマッチポイントに至ってフツウそのままずるずる負けますよ。ところが粘るんだよなぁ、ジュース連続22-20で勝ちました。小野寺山内高橋健太郎ミドルブロッカーは背も高いし、動きも俊敏ですよ。若い甲斐も活躍して、もちろん西田は絶好調でした。肝心の全試合分は睡魔に負けて拝見しておりません。伊太利亜には3-1で負けたとの速報有、残念。
Mahler 交響曲第5番 嬰ハ短調〜ブルーノ・ワルター/ニューヨーク・フィル(1947年ライヴ)・・・LP時代にその音質にガッカリした記憶も鮮明、CD時代もその印象はあまり変わらず、これは久々8年ぶりの拝聴でした。近代オーケストレーションの精華は良好な音質で聴くのが必須。これは引退前71歳の記録、曇った音質から虚心に耳を傾ければ、現役時代の厳しい集中力が堪能できました。第1楽章「In gemessenem Schritt. Streng. Wie ein Kondukt.(正確な速さで。厳粛に。葬列のように)」冒頭のトランペットは奥行きなく、情けなく響いて、低音も高音の伸びも足りない〜けど、その粛々たる厳しい歩みにやがてそれは気にならなくなる・・・(11:43)第2楽章「Sturmisch bewegt. Mit grosster Vehemenz. (嵐のような荒々しい動きをもって。最大の激烈さをもって)」ここも同様。最大の激烈サウンドを期待してもあまりに情けない響き、やがてその手応えは理解できるようになることでしょう。(12:36)第3楽章「Kraftig, nicht zu schnell.(力強く、速すぎずに)」ここはホルン・ソロが活躍するスケルツォ。3/4拍子のリズムが優雅にヴィヴィッドにテンション高いもの。金管の音色はもっと状態のよろしい音質に堪能したいものだけど、最終盤の盛り上がりはたいしたものですよ。(15:11)第4楽章「Adagietto. Sehr langsam. (非常に遅く)」この速いテンポはレコーディングの都合との情報も有。弦主体、金管がないから音質云々は比較的に気にならず、一気呵成に熱に浮かされたような詠嘆が感極まるところ。(7:36)第5楽章「Rondo-Finale. Allegro giocoso」ここは作品的には全曲の締めくくりにはちょっと違和感のある明るいところ。ここでは晴れやかに優雅な風情、曇った音質から響き渡る金管のパワーはしっかり手応えを感じさせるもの。(14:01)日常聴くべき標準にはなり得ぬけど、時に歴史的音源も温故知新。仮に引退後コロムビア交響楽団に再録音なったとしても、こんな演奏にはならなかったことでしょう。
Rachmaninov ピアノ協奏曲第3番ニ短調〜ウラディミール・ホロヴィッツ(p)/アルバート・コーツ/ロンドン交響楽団(1930年)・・・アツく濃厚に噎せ返るような露西亜の旋律が響き渡る超絶技巧作品。これは大幅カット有短縮版。しかも速めのテンポ、音質は年代が信じられぬほど良好なことに驚きました。自在なテンポの揺れ、時に蠱惑な甘い囁き、時に疾走して素晴らしい指の回り方だけど、緻密な表現よりかなり粗い、まるでライヴのような記録でした。まだ27歳だもんなぁ、熟達した表現より若さと勢い生命(いのち)でしょう。Albert Coates(1882ー1953英国)はライト・クラシックで有名だけど、ここではたっぷり雰囲気ありますよ、第2楽章「Adagio」の泣きなんて、なかなかのもの。(14:31-8:05-11:13)
2024年5月某日/●隠居生活未だ初心者入門の日々
週末を迎え、外は暖かく日常生活は変わらない。朝一番に洗濯して、ストレッチ、そしてYouTubeボクササイズ?蹴りが入るので違うのかも、いずれわずか十数分で汗塗れになって着替えました。そして久々の眼科定期検診、ここの女医さんは素っ気なくて、悪いところがないとなにも云わないんです。眼圧も視野も問題なかったはず、いつもの点眼薬+ドライアイの目薬もいただきました。視野検査はすると高いっすよ、医療費は。待っている間に爺友よりLINE有、急遽昼から酒となりました。病院を出たらちょうどコミュニティバスが見えて・・・バス停迄30mほど、全速力で走りました。自宅に戻って、急ぎ着替えて市立体育館へ。しっかり筋トレは全メニュー消化、エアロバイク有酸素運動は時間切れ、帰宅して速攻でコミュニティバスに乗ったものです。
爺友とはいつも北新地駅にて待ち合わせ、ちょっとオシャレな店は早々に退散して、もう一軒いかにもオヤジの店風居酒屋にて呑んでさらに美味いビールを・・・とのお誘いを振り切って明るうちに帰宅しました。男子バレー対塞爾維戦をしっかり見たいので(もう3-0で勝っているのは知っておりました/対玖馬戦は既にフルセットの激闘を勝ち抜いたとの速報有)今朝の体重は67.1kg+400g最悪の増加ぶり。なんとかしなくては。
Elgar 序曲「コケイン」/エニグマ変奏曲/弦楽セレナーデ ホ短調/愛の挨拶〜デイヴィッド・ジンマン/ボルティモア交響楽団(1989年)・・・David Zinman(1936-亜米利加)がこのオーケストラのシェフを務めたのが1985-1998年、「エニグマ」を徹底的に聴き込んでいらっしゃる方の評価は「余りハデな冒険はさせておらず、安全運転の範疇から外に出ることができていない」とのこと。音楽は嗜好品なので評価は人それぞれ様々、自分はこの悠々悠然たる美しい変奏曲は大好きだし、ジンマンのファンでもあるのでTELARCの美しい録音、思わぬオーケストラのデリケートなアンサンブルにも充分満足して拝聴いたしました。たしかに唯一無二の個性を求めるなら「コケイン」に浮き立つような心情高揚に足りず、「エニグマ」は少々スッキリとおとなしい素直な演奏かも。それでも作品を堪能するには充分かと。セレナーデは短く儚く哀しく、誰も知っている「愛の挨拶」は懐かしい旋律。(15:43/30:33/3:09-6:01-2:31/3:16)
Rachmaninov 交響曲第1番ニ短調(1990年)/第3番イ短調(1991年)〜ゲンナジ・ロジェストヴェンスキー/ソヴィエット文化省交響楽団・・・オリジナル音源の情報を探そうとして、これが不思議になにも出てこない不遇ぶり。一番著名な交響曲第2番ホ短調(ロンドン交響楽団/1988年)情報は出てくるけれど、この冷遇はどういうことでしょう・・・ともにライヴ録音。時代を考えると音質はいまいちな感じ(とくに第1番)。金管のデーハーな響きもパワフルに粗野な演奏でした。第1番ニ長調は三管編成。1897年初演、記録的な大失敗だったそう。なぜでしょうね?初演を担当したグラズノフの手抜き?露西亜5人組の政治闘争とか、ようわかりません。第1楽章「Grave - Allegro ma non troppo」泥臭い序奏(Grave)から、後年の片鱗を見せる甘い旋律や露西亜風情が力強く、なかなか個性あるサウンド、22歳の作品とは思えぬ完成度と聴きました。(13:44)第2楽章「Allegro animato」ちょっぴり剽軽な間奏曲風。ホルンや木管など管楽器の呼応が美しいところ。オーケストラの技量はかなりと思います。怪しい弦楽器ソロはヴァイオリンですか?(7:33)第3楽章「Larghetto」はクラリネットがしみじみ歌う懐かしい緩徐楽章。切ない弦も幻想的に、切なく響きます。第2番に比べればずいぶんと甘さ控えめだけど、名曲ですよ。高音のホルンがヴィヴラートを伴って遠くから鳴る風情最高。(9:06)第4楽章「Allegro con fuoco - Largo」は金管のスタッカートが妙に明るい入場行進曲風?から始まって、勇壮なスケールは後年の開花を予想させる活気のあるもの。「怒りの日」の旋律が最終盤顔を出して、不気味なドラも鳴りました。第1楽章冒頭の「Grave」が回帰して堂々と終了。(11:56)これは名曲と思います。
第3番イ短調は1936年の作品、これも三管編成。初演はストコフスキー/フィラデルフィア管弦楽団。第1楽章「Lento - Allegro moderato」は華やかに吹き上げるような始まり、陰影と甘美哀愁極まる旋律サウンド。Rachmaninovの個性前面ですよ。ロジェストヴェンスキーの大柄に骨太な表現、オーケストラのサウンドも作品に似合ってかなり刺激的にパワフル。(12:21)第2楽章「Adagio ma non troppo - Allegro vivace」はたっぷり泥臭い泣きでっせ。中間部にスケルツォ風の活気が走って、実質上全4楽章なのでしょう。(11:33)第3楽章「Allegro」は晴れやかな行進曲調。ここ弦の甘さ、気持ちよく絶叫する金管も爽快。(12:24拍手有)
2024年5月某日/●隠居生活未だ初心者入門の日々
昨日朝眠りが浅いまま早朝覚醒、睡眠不足気味でした。洗濯済ませてYouTubeエアロビクスは「ボクササイズ」?風とやら、わずか10分くらいだけど、滅茶苦茶キツい!左脚辺り痙りそうになって、汗塗れに至って着替えました。女房殿は市民シニア大学とやら、健康管理の講座に通い出しました。5年前亡くなった婆さんもその昔「大学通っている」と自慢してましたっけ。自分は安閑と大学に遊んで通ったけど、世代や家庭の都合で進学を諦めた人も多いですよ。自分は運動不足解消に業務スーパー迄、先日買い漏れたブラックペッパー、マヨネーズ(デカボトル)にんにくなど買ってきました。曇り空だけど、気温はけっこう上がってましたね。帰り、紫陽花はかなり開花しておりました。
孫は二人とも熱を出して、女房殿は本日出動です。自分は眼科の朝一番定例検査済ませて、それから市立体育館へ出掛けましょう。今朝の体重は66.7kg+200g増加中。困ったものです。
Mahler 交響曲第7番ホ短調〜サイモン・ラトル/ベルリン・フィル(2016年ライヴ)・・・名指揮者8名によるベルリン・フィルの全集ライヴ。しっかりMahlerを聴き込んだその筋のフリーク評価によると、この演奏は「なにが云いたいのかさっぱりわからん」との酷評、音楽は嗜好品なので評価が割れるほど興味は湧くものです。ははぁ、なるほどなぁ、そんな評価にも一理も二理もある洗練されて、オーケストラが上手くて、カッコ良くて、たっぷり洗練された演奏でした。この作品は本来もっと怪しくて、ダルい作品だったんじゃないの?第1楽章「Langsam (Adagio) - Allegro risoluto, ma non troppo」の妖しくもエッチなテノールホルンの音色、第5楽章「Rondo-Finale. Allegro ordinario」のノー天気な明るさに違和感〜そんな先入観イメージは妙にかっちりと整って見事と云えばあまりにお見事。第2楽章「Nachtmusik I.Allegro moderato」第4楽章「Nachtmusik II.Andante amoroso」この2楽章分は「夜の歌=セレナーデ」が儚くステキなところ、真っ直ぐにSch"nbergに進んでいきそうな予感漂います。第3楽章「Scherzo.Schattenhaft」は影のようにさらりと流れて、この中3楽章がこの作品の魅惑〜なんやけど、サイモン・ラトルは構成構築かっちりして作品イメージ一新! なかなか颯爽として悪くないと思います。(21:33-14:48-10:21-12:05-17:21)
Mahler 交響曲第5番 嬰ハ短調〜モーリス・アブラヴァネル/ユタ交響楽団(1974年)・・・どこかのカスタマーボイスに「まったく無価値な全集録音」とあって、これも音楽は嗜好品故意見が割れれば割れるほど興味深いもの、こちらけっこう昔馴染みでした。冒頭トランペット・ソロからテンション高く金管大活躍、官能極まった第4楽章「Adagietto」など聴きどろころ満載な名曲。これは上記、機能的に引き締まって上手い演奏とは対極なユル〜い演奏でした。豊かな財政に佳き楽器揃えて、オーケストラが全然鳴っていない、力感は全然足らない・・・けど妙にローカルにまったりとして牧歌的な懐かしい味わい、最近こんな演奏聴かんよなぁ、そんな希少価値の記録でした。(10:51-12:32-15:47-8:05-14:06)
2024年5月某日/●隠居生活未だ初心者入門の日々
南の方では梅雨入りとか、こちらもあちこち紫陽花の開花が見られるようになってきました。気温はかなり暖かい曇天、体調よろしく朝の洗濯、ストレッチ、カンタンなYouTubeエアロビクス済ませて市立体育へ、いつもどおりゴミ拾いしつつトレーニングルームへ到着。ほぼいつのメンバーのみに空いていて、前回2種無念の断念だった(ゆる)筋トレはMy Menuすべて消化+有酸素運動エアロバイク15分も完了。食材在庫は充分、メニューは思い立っていて、昼から圧力鍋を仕込んでおきました。そういえば壱年前は風邪症状快福後の倦怠感後遺症+頻発する通風症状に苦しんで寝込んでおりましたっけ。ことしはマシでっせ、ずいぶんと。ハイプーリー(背筋)一回目左肩奥に鈍い痛みを感じたけれど、2セット目からは治まりました。ちょっぴり心配。
前日もテレビCM見たばかりの中尾彬さん逝去(81歳)人生順番に世代交代だから仕方がないけど、寂しいなぁ。寿命余命に非ず健康寿命の平均は男性72.6歳とか、これで世界一番なんだそう。平均だから多少の前後はあるのでしょう。残された時間は意外なほど短いことを自覚しております。今朝の体重は66.5kg+400g、フツウの食事にしっかり身体も動かして増加する理由がわからない。男子バレー対亜爾然丁戦BSにて録画拝見。日本は石川橋藍を欠いて、若い甲斐、富田が奮闘、もちろん西田は24得点、途中から宮浦も要所を締めて、最初1セット取られても強豪を逆転しました。けっこうギリギリの勝利だけど、微妙な差が実力、選手層の厚さなんでしょう。明日は塞爾維戦、ここも強そうですよ。
Mahler こどもの不思議な角笛〜フィリップ・ヘレヴェッヘ/シャンゼリゼ管弦楽団/ディードリヒ・ヘンシャル(br)/インゲボルグ・ダンツ(ms)(2005年/仏蘭西サンテ・ライヴ)・・・これはセッション録音とは別のライヴ。音質は極上でした。所謂古楽器演奏、声楽はもちろん器楽アンサンブルのサウンドにも特別な違和感もなし、馴染みの懐かしい旋律にヴィヴィッドに表情豊かな演奏を堪能・・・ここから先がヒマな引退噺。これはネットより入手した音源ファイル、各楽曲には「Track-1」みたいな番号のみ、ちゃんと表題ファイル名を付けようとほかの同曲音源在庫を探って、参照は一番お気に入りの「ジョージ・セル/エリザベート・シュヴァルツコップ/フィッシャー・ディースカウ」(1969年)が探せない???パブリック・ドメイン音源だからあわててネットを検索、無事新たにダウンロード出来〜聴き始めたら第7曲目が不良ファイル、再生できませんでした。更に別途ネット検索してようやくちゃんと全曲揃えましたよ。
検索ついでにジョージ・セル/シュヴァルツコップによるR.Straussの歌曲集(1965年)もネットに出現。それも入手して解凍したら半分ほど不良ファイルにがっかり。これはかなりマニアックな組み合わせ駅売海賊盤をかつて愛聴して、これも座右に置くべき気品高い名演奏、久々に聴いてみたいもの。思い出してElisabeth Schwarzkopf EMI Recordings(10CD/Box)に入っていたかも?内容確認したら残念、お気に入りの「最後の4つの歌」はオットー・アッカーマンとの旧録音(1953年)それ以外の管弦楽付き歌曲(ジョージ・セル/ベルリン放送交響楽団)は収録されておりました。(後述;後で再度調べたらそれは勘違い。ICON 9184592には含まれません)
1965年録音はどうしても聴きたい。心当たりネットを探っても、出現するのは先程の不良ファイルのみ・・・残念・・・諦め掛けたら保存フォルダ「R.Strauss」にちゃんとオリジナル音源は既に在庫しておりました・・・最初からちゃんとちゃんと確認しろよ(涙)黄昏の情景が眼前に浮かぶR.Straussのマジック、シュヴァルツコップの気品のある歌を堪能できました。
Mahler 交響曲「大地の歌」〜オイゲン・ヨッフム/コンセルトヘボウ管弦楽団/ナン・メリマン(ms)/エルンスト・ヘフリガー(t)(1963年)・・・Brucknerのイメージが強いEugen Jochum(1902ー1987独逸)による珍しいMahler録音、は2年ぶりの拝聴。エドゥアルド・ファン・ベイヌム(1956年)と同じ歌い手となります。これはおそらくLP時代よりの馴染みの存在、音質はもちろんメリハリはっきりした表現、極上にコクのあるサウンド、歌い手の輝かしいテンションも60年を経て現役の鮮度でした。歌い手の雄弁とスケールは時代の証言でしょうか、Nan Merriman(1920-2012亜米利加)は比類のない表情豊かな説得力、Ernst Haefliger(1919-2007瑞西)も同世代、明晰な語り口は生真面目に清潔、時代の大仰さ重苦しさみたいなものは両者に感じませんでした。オリエンタルにユーモラスな旋律の魅力爆発、ラスト「告別」のわかりやすい説得力も比類がない。大好きな作品を久々に堪能いたしました。(8:51-8:50-3:11-6:29-4:29-26:54)
Handel オラトリオ「メサイヤ」〜スコラーズ・バロック・アンサンブル(1992年)・・・合唱は最大14名、器楽アンサンブルはオーボエ、ファゴットが抜けた(トランペットは有?)古楽器(奏法?)は清潔に清廉、控えめに軽く弱く、大人しい演奏。カスタマーレビューに「ハッキリと言えばオケは下手くそ・・・合唱はキレイにまとまっているが・・・ソリスト各々の力量は相当に苦しいもんがある」〜これは一理もニ理もあって、この方の理想はジョージ・ショルティなんだそう。音楽は嗜好品、自分はショルティのCDを一度聴いてガッカリ、すぐ売り払いました。出会いはトーマス・ビーチャムによるデーハーの極みユージン・グーセンス版、それを標準と考えるならばあまりに素朴、物足りなく感じるのも仕方がない。でもさぁ、幾十年も馴染んだ名曲、あちこち聴き知った旋律は誠実に清楚に素朴、なんと心洗われるようにシミジミ感動的に響くことでしょうか。手抜きしてCD3枚分全部は聴き通しておりません。ここ最近、音楽拝聴も手抜き気味を反省。
2024年5月某日/●隠居生活未だ初心者入門の日々
朝一番に女房殿は婆さんの通院付き添いへ、自分は業務スーパーへ基本の野菜であるじゃが玉人参+α入手にウォーキング。帰ってきたらニンニクとマヨネーズ入手が抜けておりました。眼科の定期検診(これは一年に2回ほど)相変わらず洟水痰の絡みが残るので耳鼻科予約は今週末、来週早々となりました。あとは歯医者の定期的な歯石掃除くらいかな?宿題は。自分はネット予約するけれど、ご高齢の方は診療済んだら次回口頭予約、覚えているんでしょうか。他人事だけど、いつも心配になります。帰宅後、黒豆など圧力鍋に煮ておきました。今朝の体重は66.1kg▲800g、これよりしっかり鍛えて、まず65kg台に戻しましょう。桜が散ってツツジがあちこち満開、ちょっと花も褪せてきたなぁと思ったら、こちこち紫陽花の蕾(つぼ)んできました。日本の春は順繰り美しいですね。
先日富山・立山の山岳救助番組を拝見して大自然と情景と崇高なる活動に感動。そのなかに美女平(びじょだいら)と云う地名拝見、よく通うスーパーの側に「美女平眼科」の大きな看板が出ていて、こちら「びじょひら」とお読みするのか?なんか、とてもステキな妙齢の先生が登場しそうな予感。地理的に通うことはないけれど、でっぷり肥えて脂ぎったバーコード親父医師だったりして・・・〜勝手な妄想すんまへん。男子バレー亜爾然丁戦に勝利との速報、本日夜はBSの録画放送を楽しみましょう。
Mussorgsky 交響詩「禿山の一夜」/(Ravel編)組曲「展覧会の絵」〜ルネ・レイボヴィッツ/ロイヤル・フィル(1962年)・・・Rene Leibowitz(1913ー1972波蘭→仏蘭西)は5年ぶりの再聴。当時曰く
ケネス・ウィルキンソン(名録音技師1912-2004英国)担当ですよね?記憶、想像以上に鮮烈なる音質、そして”新しすぎる”ルネ・レイボヴィッツの引き締まった表現に脱帽
「禿山の一夜」は原典版をベースにレイボヴィッツによる編曲らしくって、そのデーハーな風情はストコフスキーの上を行くでしょう
「展覧会の絵」は馴染みのRavel編曲って、生体験すると理解できるけど、もちろんベースはMussrgskyでも完全なるRavelによる創造的産物、色彩豊かでありトマス・ビーチャム逝去直後のオーケストラは実力たしかでっせ。心持ち速めのテンポ、ストレート系アツい盛り上がりに文句なし。
「禿山」はカスタマーボイス情報によると「スネア・ドラムやシロフォン、ウィンドマシーンなどを導入し、3箇所の大幅なカットを断行し、果ては悪魔が過ぎ去って平和が訪れるコーダを悪の神が勝利するコーダに変更、とやりたい放題」とのこと。久々に拝聴して仰け反りました。色彩豊かに大好きな名曲「展覧会の絵」もあちこち改変が加えられているようでもあり(例えば「キーウの大門」のティンパニトレモロ序奏付加とか)ストレート系のカッコ良い演奏。オーケストラの調子も絶好調でしょう。
Beethoven 交響曲第7番イ長調/第8番ヘ長調〜張亮(Zhang Liang1979-中国)/上海フィル(2018-19年ライヴ)・・・第1番第3番第2番第4番と聴き進んだ張亮による交響曲全集、2020年ライヴとしていたけれど、2018-19年シーズンのライヴが正しいらしい(自信ないけど。なかなかネット情報が出現しません)。これは音質はもちろん、充実したアンサンブルも含めて驚くべき水準の演奏、オーソドックスなテンポ設定によるモダーン楽器アンサンブル、名前を伏せて黙って聴けば中国の指揮者オーケストラとは誰も気づかぬことでしょう。適度な力感とヴィヴィッドなリズムに溢れたニ長調交響曲、最終楽章のアツい追い込みと自然なテンポアップは絶好調の盛り上がり。Poco sostenuto - Vivace(12:04)/ Allegretto(8:40)/Presto - Assai meno presto(10:45)/Allegro con brio (7:13/熱狂的な拍手)
溌剌と明るく、革新的な趣きが楽しいヘ長調交響曲は元気のよろしい第1楽章「Allegro vivace e con brio」(9:58)から熱気ある若々しい風情。第2楽章「Allegretto scherzando」(4:07)以降はやや流した感じに力みもなく、これは作品風情に似合っているでしょう。第3楽章「Tempo di Menuetto」(4:58)第4楽章「Allegro vivace」(7:58)ホルンとか木管の音色がちょっぴり素朴に過ぎる感じ。
2024年5月某日/●隠居生活未だ初心者入門の日々
新しい一週間が始まっても引退生活はいつも通り。佳き天気に朝の洗濯、ストレッチ+YouTubeエアロビクスは短め10分ほど、そして市立体育館へ、道中のゴミ拾いもいつも通り。出発前に自家製ヨーグルトも仕掛けておきました。やや出遅れたせいもあって混み合う筋トレマシン、背筋と胸筋の2種は独占されて2種抜け、エアロバイク15分はしっかりこなして久々に体調は爽快でした。冷蔵庫食材在庫消化を睨んでしっかり夕食も仕立てました。女房殿にもなかなか好評でした。前日の残りは婆さんに好評だった由。今朝の体重は66.9kg▲100gまだまだ。この間順繰り聴いていたAlfred Brendel(1931ー捷克?墺太利?)若い頃のVOX音源を中心に集めた35枚組はパブリック・ドメイン音源。順繰り某ネットに掲載され、とうとう昨日CD35枚分全部ダウンロード完了。無事圧縮保存完了いたしました。CD処分して以来ようやくの再会、現在八割ほど拝聴中です。
「つばさの党」とやら公選法違反(自由妨害)の疑いで逮捕、送検されたとのこと。報道を信じるならば動画の広告収入が目的だったらしい、なんや「ようわからん」ことでもなくて、ただの迷惑系YouTuberだったのか。底の浅い行動にガッカリ、もうちょっと社会の深淵があるのかと思ったら、ただの安易なカネ稼ぎだったのですね。川上外務大臣の「静岡県知事選挙の応援演説、女性が生まずして何が女性でしょうか」発言は誤解を受けるとして撤回、ちょっと揚げ足取りのような気もするし、根底に旧態昔風女性の役割発想があるようでもあり、撤回の一言で済ませることにも違和感があります。テレビタレントや評論家の失言も「撤回」で済むのでしょうか。いずれ現在の政府与党は窮すれば鈍す状態、そんな先人の言葉を思いました。
Rachmaninov 交響曲第2番ホ短調 (ニューヨーク・フィル/1945年)/Grieg 劇音楽「ペールギュント」組曲第1番/第2番(ロイヤル・フィル/1955年)〜アルトゥール・ロジンスキー・・・前回2021年に拝聴済。Artur Rodzinski(1892-1958波蘭?→亜米利加)がニューヨーク・フィルのシェフに在任したのが1943-1947年、その辺りの録音でしょう。今回Westminster録音を集めた(Scribendum)音源から聴いたけれど、これは本来米Columbia録音。Rachmaninovは時代を勘案するとそうとうの優秀録音、例の甘くスケールの大きな旋律表現はややさっぱりとして速めのテンポに甘さ控えめ、強靭にかっちりとしたストレート系。けっこうリズミカルにノリノリ。この時期からニューヨーク・フィルは優秀なアンサンブル。ロジンスキーの指導があまりに苛烈だったので首になったらしいから、かなり鍛えたんでしょうね。作品を堪能するに充分な記録でしょう。第1楽章「Largo; Allegro moderato; Moderato」(15:46)/第2楽章「Allegro molto」(7:36)/第3楽章「Adagio」(9:47)/第4楽章「Allegro vivace」(9:50)
「ペール・ギュント」はWestminster録音。ぎりぎりモノラル録音だけど、音質はかなり優秀。カスタマーレビューでは曲と曲の感覚が短か過ぎるとの批判もあったけれど、あまり気になりません。懐かしくわかりやすい北欧の清涼な旋律、これもかっちりとしたアンサンブルに充分緊張感とテンションの高い演奏でした。ビーチャム時代のオーケストラも優秀でした。Morning(4:25)Ase's Death(6:41)Anitra's Dance(3:27)In the Hall of the Mountain King(2:15)Ingrid's Lament(4:30)Arabian Dance(5:08)Return of Peer Gynt(2:48)Solveig's Song(5:42)
Rachmaninov ピアノ協奏曲第3番ニ短調(レナード・バーンスタイン/フランス国立管弦楽団/1979年)/Prokofiev ピアノ協奏曲第3番ハ長調(小澤征爾/パリ管弦楽団/1970年)〜アレクシス・ワイセンベルク(p)・・・ジョルジュ・プレートルとの1968年録音は意外と昔から聴いていたけれど、壮絶なる技巧一気に40分以上疾走するRachmaninov、バーンスタインとの後年の録音は初耳。一部噂では「もう技巧は落ちつつあって・・・」なんて悪口もあったけれど、そんなことはない。ゆったりとしたテンポ設定は指揮者の意向ですか?慌てず細部迄曖昧さのない明晰な描き込み、タッチに濃厚浪漫な旋律を堪能いたしました。音質も良好、勢いや熱気のみに流さず、ていねいな仕上げは作品そのもの魅力をたっぷり堪能できるもの。(17:42-12:59-16:09)35歳若き小澤征爾とのProkofievはやや音質粗く、爽快に明るく、わかりやすいリズムに充ちた作品は勢いや熱気〜優先な感じ。(8:46-9:26-9:47)
2024年5月某日/●隠居生活未だ初心者入門の日々
昨日日曜は終日小雨模様。朝なんとか洗濯物を室内干しして、あとはどうにも体調が優れず終日ゴロゴロしておりました。微熱と洟水痰の絡み継続中、女房殿は婆さんのところに出掛け、なんとか夕食は仕立てて(自分なり)たいへん美味しく出来上がりました。前夜は途中覚醒して蒸気吸入器を使ったので、昨夜もしっかり咽を潤しておきました。女房殿は恒例孫のお守り(夕方お嫁さんの就業時間にお迎えが間に合わない→上の孫高熱との連絡有。これはなくなりました)自分はせいぜい筋トレ有酸素運動鍛え直しと(激混み)耳鼻科の予約をしておきましょう。名医なのかな?比較的ご近所の耳鼻科が閉院したのも影響していることでしょう。まったく身体を動かさぬ結果、今朝の体重は67.0kg+900gは最悪。女子バレーは波蘭に3-0完敗とのこと。世界の強豪はほんま強いっすよ。
我が愛用のコンピューターVAIOにはUSB2穴のみ、Hubを使って分岐させております。オーディオにデータを飛ばしたり、無線キーボードの接続が必要ですから。じつはオーディオの音が途切れてノイズも入って、安定するまで時間が掛かる〜その要因は?ここ数ヶ月、悩んで出した結論は・・・Hubがあかんのではないか。なんせ20年以上前のもの、接触部分が劣化しているかも。久々に押入れの中よりOA関係段ボールひっくり返して別なのと交換したら・・・一発で治りました。この数ヶ月の苦しみはなんだったのか!自分で自分に怒って呆れても仕方がない。ほんの些細な悩みがクリアされました。
Viotti ヴァイオリン協奏曲第22番イ短調/Mozart ヴァイオリン協奏曲第7番ニ長調K. 271a (271i) 〜ウト・ウーギ(v)/聖チェチーリア音楽院室内管弦楽団(1984年)・・・Giovanni Battista Viotti(1755ー1824伊太利亜)はMozartとほぼ同世代のヴァイオリンの名手、このイ短調協奏曲は昔から評判高かったそう。Viottiの美しい第2楽章「Adagio」は以前FM番組のテーマになっておりました。Uto Ughi(1944-伊太利亜)はいかにも伊太利亜らしく明るく歯切れのよろしい、のびのびとした音色に安定した技巧、但し、このLP復刻は全体にやや曇った音質でした。哀愁の旋律に晴れやかな名曲はModerato-Adagio-Agitato assai(30:13)終楽章は相当のテクニックが要求されるもの。Mozartは偽作とされるもの、いかにもたっぷり優雅なMozart風旋律に、19世紀以降のテクニックを散りばめているそう。真偽さておき、たっぷり美しい旋律に美音滴る演奏でした。Allegro maestoso-Andante-Rond Allegro、たしかに終楽章には冴えた技巧必須、目まぐるしい音型の躍動はモダーンに過ぎる感じ。(27:09)
Schubert ピアノ・ソナタ第21番 変ロ長調D.960(1965年)/Liszt ピアノ・ソナタロ短調(1953年)〜アニー・フィッシャー(p)・・・Annie Fischer(1914ー1995洪牙利)による貴重な録音は音質まずまず。長大な美しい旋律が続く変ロ長調ソナタは若い頃LP時代よりお気に入り(出会いはパウル・バドゥラ=スコダ)延々と静かに目覚めるような第1楽章「Molt moderato」(13:26)とぼとぼと遠い道のりを歩むような第2楽章「Andante sostenuto」(10:09)溌剌として軽快に弾む第3楽章「Scherzo,Allegro vivace」(4:06)そして明るくシアワセに快活に締めくくる第4楽章「Allegro ma non troppo」(8:01)長丁場を味わい深いタッチで堪能させてくださいました。Lisztは苦手系(とくにピアノ・ソロ作品)中比較的拝聴機会の多い作品、先日もアルフレッド・ブレンデル(1958年)を聴いたけれど、これはフクザツかつ怪奇なスケールと技巧を要求される作品。演奏云々はド・シロウトにはムリ。技術的な弱さは感じさせず、怪しい風情の印象も強くありません。(31:36)
2024年5月某日/●隠居生活未だ初心者入門の日々
一昨日夜女子バレー独逸戦を勝利を見届けて気持ちよろしく眠ったはずが、寝起きはどうもよろしくない。気温も上がってせっかくの好天に朝一番の洗濯、ストレッチ、YouTubeエアロビクス済ませて・・・このルーティーンは寸分違わないけど、このぼんやりとした体調じゃなぁ・・・市立体育館行きは諦めて薬が切れそうな皮膚科に通いました。人気のクリニックは土曜ということで更に激混み、早めに出掛けたのであまり待ちませんでした。ついでに業務スーパーに食材買い出し、驚いたのはオリーブオイルの値上げ!円安でここ2年値上がっていたのに、欧州は記録的な不作との情報は入っていて、自分がお仕事現役の頃の軽く2倍になってますよ。間違って安い「ポマスオイル」買う人いるやろなぁ、自分も一度買いましたから。「ポマス」とは絞りカスとのことらしい。おいしくなかったすよ、あれは。
昼前に帰宅して佳き天候なので、市立体育館に出掛けました。いつもと時間が違うし、週末土曜日だから顔ぶれは全然違います。いつもの(ゆる)全身筋トレ9種4クール実施。総歩数壱萬壱阡歩超えたのでエアロバイクはお休み。夕方ようやく通常の体調に戻りました。今朝の体重は66.1kg▲400g、昼飯かなり喰い過ぎ自覚、夕食もしっかり摂っても減ったのは嬉しいもの。夜半に洟水痰が咽に絡んで咳、この時期未だ花粉症か?なにかのアレルギーでしょうか。本日は終日雨予報。
ChocoZAP快進撃中、とのこと。日本平パーキングエリア(上り)にオープン、ここでは@880都度利用も可能とのこと。トラック運転手にも需要が見込めると考えたそう。もちろん家族サービス運転のお父さんにも佳き施設でしょう。基本無人、清掃員が順繰り回るらしいけど、フレンドリー会員(とやら)を募って、清掃してもらうついでに割引するのだそう。これは上手いやりかたですね、自分も機会があれば申し込みたいくらい。あとは治安の問題でしょう。ヘンなやつは稀に存在するから、必ずどこかで事故や事件は発生すると思いますよ。クリニック途中オープンしたばかりの店は土曜朝一番、けっこうな客の入りでした。
Mendelssohn 劇音楽「真夏の夜の夢」/Schubert 劇音楽「ロザムンデ」〜ジョージ・セル/クリーヴランド管弦楽団(1967年)・・・コンセルトヘボウとの旧録音が存在して、こちら晩年の録音をうっかり聴いておりませんでした。もっと前のかなと思ったら、意外と晩年の録音だったのですね。メルヘンにデリケートな作品はかっちりとしたアンサンブル。肌理の粗いオン・マイクな音質印象もあって、強面なほどパワフルな集中力はメルヘンとはちょいと縁遠い感じ、冷たいほどの完成度でした。(序曲11:32/スケルツォ4:17/夜想曲6:17/間奏曲3:22/結婚行進曲4:53)「ロザムンデ」も美しい、優雅な旋律が続いて、しっかりと表情の濃い演奏でした。(序曲10:43/第3幕間奏曲6:50/バレエ音楽第2番7:39)これはジョージ・セルの個性を聴くべきものでしょう。
Tartini(フランチェスカッティ編)コレッリの主題による変奏曲/Castelnuovo-Tedesco(ハイフェッツ編)海の歌/Wieniawski スケルツォ・タランテラ 作品16/Tchaikovsky 憂鬱なセレナード 作品26/Rimsky-Korsakov(ハイフェッツ編)熊蜂の飛行/Kreiseler ポルポラのスタイルによるメヌエット/Szymanowski ロマンス ニ長調 作品23/Mozart ロンド ハ長調 K.373/Paganini 24のカプリース第17番第21番/Dinicu(ハイフェッツ編)ホラ・スタッカート/de Falla(クライスラー編)歌劇「はかなき人生」より「スペイン舞曲」〜エリック・フリードマン(v)/ブルックス・スミス(p)(1963年)・・・Erick Friedman(1939-2004亜米利加)はハイフェッツの後継と期待されつつ1980年に事故で左手腕を負傷して教育者として転身したとのこと。じつは彼のRCA録音は一通り拝聴して・・・少々がっかり。一番の大物はBachのヴァイオリン・ソナタ。これが音色が全然美しくないんだよなぁ。こちら腕利きヴァイオリニストが技巧の冴えをたっぷり発揮すべき馴染みの作品旋律ばかり。指がよく回ってキレがあって、たっぷりクサい節回しに・・・音色やフレージングがやはり美しくない。これは音質問題ではないでしょう。幾度も聴きたいとは思えない感じ。(4:53-1:54-4:27-6:45-1:18-3:48-6:01-5:20-3:34-3:37-2:12-3:30)
2024年5月某日/●隠居生活未だ初心者入門の日々
週末を迎えせっかくの佳き春日和に体調不良。朝一番いつもの洗濯ストレッチ+YouTubeエアロビクスを済ませてもやや頭痛と倦怠感、起きていられないほど。女房殿は孫のお迎えに出掛けたけれど、自分は解熱鎮痛剤を服用して終日横になっておりました。微妙な風邪症状か?困ったものです。今朝も倦怠感継続中、これから鍛えて治す!発想に体育館へ出掛けるか逡巡しているところ。今朝の体重は66.5kg▲100g、なんかだらだらと喰い過ぎました。
夕方女子バレー・ネーションズ・リーグ対勃牙利戦、夕方より既に勝って結果はわかっている録画拝見。そして独逸戦そのままリアル中継。3-0圧勝、独逸もけっこう高さがあって、それでもセッター岩崎が自ら決める場面もあって、石川も好調も続けております。次は波蘭、いかにも強そう。日本と同じく亜細亜から五輪出場を目指している中国が亜米利加に圧勝、抜粋録画を拝見したけれど、強いですねぇ。高いし、馴染みのヴェテランも揃えて、この先日本はカンタンに勝てないっすよ、これ。ちょっと心配です。先の補選で大騒ぎした「つばさの党」代表者ら3人を公職選挙法違反の疑いで逮捕との報道。さて立件され、起訴され、実刑に至るのでしょうか。しばらく注目しておきましょう。
Liszt ピアノ・ソナタ ロ短調/巡礼の年第2年「イタリア」よりソナタ風幻想曲 「ダンテを読んで」/調性のないバガテル/死のチャルダーシュ/悲しみのゴンドラ/メフィスト・ワルツ第1番〜アルフレッド・ブレンデル(p)(1958年)・・・Lisztの拝聴機会は少ないので演奏個性云々はあまりわかっていない作品。ホロヴィッツの異様な色気と弾き崩し?の記憶は鮮明、いかにも難曲そうなロ短調ソナタは力強い楷書の表現、曖昧さのない技巧、濃厚に自在な浪漫の旋律を堪能いたしました。強い打鍵のところはちょっぴり音の濁りはあるけれど、音質はまずまずでしょう。(3:28-8:10-6:52-5:42-4:35)「ダンテを読んで」辺りに至ると、これはもう完全に嗜好の外、ピアノの外面的な効果ばかりと感じられて、そのデーハーにパワフルななテクニックに驚くばかり。(1:53-2:48-3:07-5:47-2:29)「調性のないバガテル」はなかなか味わいのある怪しい小品(2:47)妙に明るいような悩ましいような「死のチャルダーシュ」(7:01)「悲しみのゴンドラ」は淡々として哀しく、ハラに一物あるような無情がやがて爆発(6:58)そして「メフィスト・ワルツ」はド・シロウト耳には「ダンテ」同様デーハーな技巧の嵐は表面的な効果ばかりに聴こえて好みの作品に非ず、それでもブレンデルはかっちりと生真面目な表現に曖昧さはない。(11:21)
Bach ゴールトベルク変奏曲BWV988〜菊地洋子(p)(2022年)・・・菊地洋子さん(1977-日本/群馬県出身)は現役世代を代表するピアニストでしょう。このCD発売を契機にこの作品の全国あちこち演奏会を敢行したらしい。暖かくマイルドなタッチと音色、適性を感じさせる慌てぬテンポ設定。適度な会場残響にメリハリある自然な力感、後半に向けて快い熱とノリを加えて、先人による数々の名演奏に比肩する素晴らしい成果と感じました。いつ終わるとも知れぬ静謐な作品は刻々と変わるデリケートな心情風景を堪能しつつ、あっという間に終わります。ここ最近聴いたピアノによる演奏では最高の感銘をいただきました。(4:37-1:58-1:45-2:07-1:06-1:29-1:16-1:51-2:00-1:30-1:38-2:07-2:09-4:39-2:15-4:33-2:53-1:54-1:28-1:24-1:59-3:15-1:25-2:09-2:36-8:50-2:50-1:42-2:21-2:11-1:46-2:43)
2024年5月某日/●隠居生活未だ初心者入門の日々
昨日もいつも通りの一日、朝一番の洗濯ストレッチYouTubeエアロビクス済ませて市立体育館へ、しっかり鍛えてきましたよ。昼飯喰ってゆっくりしていたら、どうも身体が重苦しい。どこが悪いということもなくて、肩も凝っていないけれど両膝に力が入らぬ感じ。いかにも疲れてぐったりしておりました。昼頃運転免許更新より戻った女房殿が「さん天」のCMを見て、ご近所だし行ってみたいとのこと。重い脚を引きずりつつ豪華天丼喰ってきました。夕方早めに出掛けたので空いていて味も上々、そして充分安い・・・けど、たっぷり天ぷらはやっぱり胃に重いなぁ。カロリーも高そうだし。今朝の体重は66.6kg+300gも仕方がない。自業自得。
バレーネーションズリーグ女子開始。世界No.1の土耳古との対戦録画見ましたよ。結果がわかっているから、その戦い方活躍する選手に注目、絶対エース古賀紗理那はやはり圧倒的活躍、セッターはヴェテラン岩崎こよみ(埼玉上尾メディックス)関は大好きだけど、背の高さは重要でしょう。日本は相変わらずのディフェンスの素晴らしさ、リベロ小島満菜美はここまで拾うか! そして高い相手に皆ブロックも素晴らしい。トルコはバルガス(たしか玖馬出身)そしてカラクルトの恐ろしいパワーに脅かされつつ、なんとか最終セットを取ったものです。立派。もう第2戦、勃牙利には勝利したとの情報が入っております。
なにわのMozartことキダ・タローさん逝去、この人は馴染みの旋律記憶に残って、93歳だから仕方がない。御本人はMozartは好きじゃなかったとのこと。
Schubert 交響曲第9番ハ長調〜チャールズ・グローヴズ/イングリッシュ・シンフォニア(1990年)・・・日本ではまったく話題にならなかった幻の交響曲全集録音より。English Sinfoniaは1961年創設30名ほどの室内オーケストラらしいけど、日本ではまったく知名度はありません。Charles Groves(1915ー1992英国)と関係が深かったとのこと。中庸のテンポに素直な表現、タイミングを見ていただければわかるとおり、かなり繰り返し実施(全部かどうかはわからない)例の平易に歌謡的な旋律をたっぷり堪能できる、爽やかな演奏でした。第1楽章「Andante - Allegro ma non troppo」序奏から主部への移行は自然、オーケストラの響きは薄過ぎず、牧歌的なサウンドに旋律の歌わせ方に過不足はありません。(16:19)第2楽章「Andante con moto」緩徐楽章のリズムの刻みはしっかりと明晰な歩み。(14:24)第3楽章「Scherzo: Allegro vivace」はリズミカルに力み過ぎない。なんせしつこく繰り返してますから、ここはゴリゴリ連続すると聴き疲れするところ。(14:44)第4楽章「Allegro vivace」フィナーレも晴れやかな表情に肩の力が抜けております。ま、また演るんかい!的繰り返しに美しい旋律をとことん堪能いました。(16:21)
Brahms ピアノ協奏曲第2番 変ロ長調〜クリフォード・カーゾン(p)/ハンス・クナッパーツブッシュ/ウィーン・フィル(1957年)・・・この時期にしてモノラル録音でも音質は良好です。ジョージ・セルとの衝撃の第1番ばかり記憶に残って、この勇壮に大きな第2番は幾度聴いたはず、久々の再会でした。主導権はゆったり茫洋とスケール大きなクナッパーツブッシュ、カーゾンの落ち着いてデリケートなタッチとの対比は第1番に負けぬ魅力・・・とは思うけれど、この悠然悠々たる大曲に必須な唯一無二の個性とは受け止められない、かつてはもっと感銘深かったはずのなのに・・・そんな印象は聴手の集中力不足でしょう。仕切り直しましょう。(17:06-9:07-12:42-9:34)フィルアップはBrahms 間奏曲 作品117-1/作品119-3(1962年/4:47-1:42)/Schumann こどもの情景(1954年/1:37-1:03-0:33-1:00-0:49-0:49-3:03-0:59-0:40-3:03-0:59-0:40-1:41-1:26-2:09-2:18)こちらいずれも静謐デリケート、絶品な落ち着きでした。
2024年5月某日/●隠居生活未だ初心者入門の日々
昨日は終日曇り。女房殿は昼くらいに孫を保育所に迎えに出掛けたけれど、自分はどうも眠りが浅く体調イマイチな感じ。洗濯ストレッチYouTubeエアロビクス12分ほど軽いのもの済ませて、終日ぼんやりしておりました。結局食材買い出しなし、生協の配達分で充分と判断したもの。あとは音楽と古代史関係の読書に過ごして、居眠りばかり無為無策な老後生活を浪費いたしました。
ローマ字表記の今後の在り方について、盛山文科大臣が文化審議会に諮問したそう。新宿はShinjukuでしょ?これはヘボン式?とか。正式にはSinzyukuらしいけど、なんかヘンやなぁ。日本語表記は融通無礙に時代とともに変遷していくものだけど、正しい、美しい日本語は残したいものです。自分は「ら」抜き言葉や、例えば”生き様”(いきざま)という言葉は美しくないと感じます。これって”死に様”(しにざま)から派生した言葉、無頼の男性が使って普及したものでしょう。(その昔、矢沢永吉とか)”全然OK”は本来間違いで否定形の言葉、”断然OK”からの派生かと、これは容認してもよろしいかなと感じます。ま、誤字脱字だらけの【♪ KechiKechi Classics ♪】が云々するのも恥ずかしいけど。日本通の外国人さんはタイヘンでしょうね。たどたどしい日本語は微笑ましいけれど、時にびっくりするくらい美しい、ちゃんとした日本語に出会って驚くものです。例えば中国人の梅梅ちゃん辺り、とても滑舌が素晴らしい。
本日からいいよいよ巴里五輪出場を掛けてバレーネーションズリーグ女子開始。世界No.1の土耳古との対戦はBSにて録画放映されるようです。苦戦するやろなぁ、きっと。応援してますよ・・・と、思ったら既にフルセットでの勝利との記事を拝見。今朝の体重は66.3kg▲300g。
R.Strauss 交響詩「ツァラトゥストラはかく語りき」(2009年ライヴ)/交響曲「死と変容」(2010年ライヴ)〜ヤク・ファン・ステーン/BBCウェールズ・ナショナル管弦楽団・・・近代オーケストレーションの精華のような作品には音質、そして管弦楽の技量必須、枯れて鄙びた味わい系演奏というのはちょっと想像できない。Jac van Steen(1956ー阿蘭陀)はこの時期、尾高忠明が懐かしいオーケストラの首席客演だったとのこと。やや地味に控えめなサウンドと記憶するけれど、ゴリゴリとパワフルに力ずくの演奏に非ず。金管先頭に爽快なスケールとオーソドックスな表現に立派な演奏を繰り広げてなかなかのスケールと説得力。これでライヴ収録、ちょっと驚かされました。スペクタクルな風情の「ツァラ」を充分堪能いたしました。(2:02-4:00-2:09-2:07-2:03-4:33-4:57-7:34-5:28拍手入) 静謐な始まりから、やがて壮麗な盛り上がりを見せる「死と変容」も印象は変わりません。(5:03-5:28-2:25-3:15-0:28-8:12拍手入)
Beethoven 「エロイカ」変奏曲 変ホ長調 作品35/ピアノ・ソナタ第20番ト長調/「ルール・ブリタニア」による5つの変奏曲 ニ長調WoO.79/「ゴッド・セイヴ・ザ・キング」 による7つの変奏曲ハ長調 WoO.78/「森のおとめ」のロシア舞曲の主題による12の変奏曲イ長調 WoO.71/創作主題による6つの変奏曲ヘ長調 作品34/トルコ行進曲の主題による6つの変奏曲ニ長調 作品76〜アルフレッド・ブレンデル(p)(1961-63年)・・・Alfred Brendel(1931ー捷克?墺太利?)若い頃のVOX音源を中心に集めた35枚組より19枚目。このBOXはほんまに愉しい演奏ばかり。可憐なソナチネである第20番ト長調はおそらく収録ダブり、18枚目に同じものが入っております。閑話休題(それはさておき)先日、大曲「ハンマークラヴィーア」を聴いた時に「音質はやはりイマイチ。全曲聴くのはちょっと苦しいかも」などと感じつつ、その後順繰りに作品を聴き進めて、さほどに苦痛を感じません。「エロイカ」ヴァリエーションは昔からのお気に入り、例の第4楽章「Allegro molto」の有名な旋律は、バレエ音楽「プロメテウスの創造物」終曲が最初、そしてこの変奏曲のほうが先なんだそう。ピアノ・ソナタ第20番ト長調はどこかのブログに「つまらぬ作品」と吐き捨てるように書いてあったけれど第2楽章「Tempo di Menuetto」は誰でも知っている七重奏曲 変ホ長調第3楽章と同じもの。この淡々とした可憐な風情は大好きな旋律でした。ほか、短い変奏曲も珠玉の美しい作品ばかり。(22:40/4:31-3:32/4:28/8:42/11:35/12:41/5:49)
2024年5月某日/●隠居生活未だ初心者入門の日々
昨日はからりと晴れて気持ちの良い一日でした。今朝はちょっと冷えますね。いつもどおりの洗濯ストレッチ+YouTubeエアロビクス15分済ませて、かなり咳も癒えてきた女房殿同行して市立体育館へ。たちの悪いがっちりマシン独占男に苦慮しつつ、なんとかすべてのMyメニュー消化済。結果的に在庫食材のみに料理を仕上げて、買い物には出掛けませんでした。自家製ヨーグルトがちょうど切れて、牛乳がなかったので豆乳代替、なんとかなるものですよ。ちょっと具体的には書けないんだけど、昨夜知り合いのカネの使い方に嘆息、自分の財産だし、悪いことをしているワケじゃないけど、自分の存在価値をカネで買う〜そんな発想に、世の中にはいろいろな人がいるものだなぁ、シミジミ考え込んでしまいました。
今朝の体重は66.6kg。かなり鍛えて体を動かしたつもりでも現状維持。そんなに喰ったかなぁ?
またまた時代劇の話題。BSとか地上波の夕方あたりに再放送している「水戸黄門」系に非ず、ひさびさキャスト一新! 世代交代した映画「仕掛人梅安」(1)(2)。これは池波正太郎の原作を幾度読み込んで、細部迄筋書きは暗記しております。こどもの頃テレビドラマは緒形拳さんやったなぁ、比較的最近だったら渡辺謙/橋爪功(1990年代)記憶に残ってますよ。どこにも出掛けぬGW中に(1)(2)ともテレビ放映され梅安(豊川悦司)彦次郎(片岡愛之助)とくにトヨエツの存在感は圧倒的。悪役・天海祐希のぞっとするほどの色気も余人を以て代えがたい。(2)に出てくるおるい(篠原ゆき子)は「相棒」のユーモラスな女性刑事さんですよ。リアルに豪華な時代劇セット、高感度カメラが映し出すほの暗い光の加減、梅安さんの仕込み鍼はほんまの鍼治療のように細く、これがかつての技術では撮影は不可能だったそう。例の如く料理に凝って、まるでそれは香り匂いがあたりに充ちているよう・・・YouTubeに外国人のリアクション動画がアップされて、彼(か)の怪しさ、仕掛けの衝撃は洋の東西を問わず説得力たっぷりのようです。二晩掛けて堪能いたしました。ビデオ録画を忘れて残念。(1)のほうが好きかな?
Scubert 即興曲 D899/楽興の時 D780/3つのピアノ曲(即興曲)D946〜アルフレッド・ブレンデル(p)(1962年)・・・おそらくLP時代、この演奏がこの美しい旋律作品との出会いと記憶するもの。たまたまだろうけれど、Beethovenの旧録音は時に音質が気になって、こちらはほとんど問題を感じません。1970年代新しい方も絶品でした。どれも万感胸に迫る珠玉の旋律ばかり続いて堪能いたしました。 即興曲 D899第1番「Allegro molt moderato」ハ短調は素っ気なくも淡々としたタッチ、やがて哀しみ安らぎがにじみ出る名曲(8:30)第2番「Allegro」ホ長調は流麗なアルペジオが息付く間もなく軽快に疾走するところ(4:23)第3番「Andate」変ト長調は静かな川面を音もなく、流れるように落ち着いた風情(5:22)第4番「Allegretto」変イ長調には、はらはらと桜が散って水面を流れるような、美しくも悲しい流麗が広がりました。(7:10)
Moments Musicaux→「楽興の時」は先人の名訳。第1番「Moderato」ハ長調は淡々とつぶやいて、やがて優しい歌が続きます。(4:56)第2番「Andantino」変イ長調は落ち着いた静謐と安寧。(5:49)第3番「Allegro moderato」ヘ短調はリズミカルにちょっぴり哀しい「ロシア風歌曲」これが一番有名なところ(1:44)第4番「Moderato」嬰ハ短調はちょっぴりBach風?(4:43)第5番「Allegro vivace」ヘ短調は激しい行進曲風(2:07)第6番「Alleretto」変イ長調は万感胸迫る切ない情感一杯。好みは淡々と早めのテンポ、ブレンデルはそれに近い感じ。(6:27)
「3つのピアノ曲」も絶品揃いでしょう。第1曲「Allegro assai」変ホ短調はちょっぴり急ぎ足とゆったりとした詠嘆部分の対比(9:02)第2番「Allegretto」変ホ長調はシンプルに穏健な旋律から、やがてそっと囁くように後ろ向きな名残惜しい旋律は涙もん、これが一番好き。(9:44)第3曲「Allegro」ハ長調は元気闊達晴れやかな表情でした。(5:09)
Beethoven 交響曲第4番 変ロ長調/第3番 変ホ長調「英雄」〜イヴァン・フィッシャー/コンセルトヘボウ管弦楽団(2013年ライヴ)・・・これは映像として出ているライヴ全集らしい。映像音源は時にぱっとせぬこともあるけれど、これはかなり充実した音質。そしてライヴとは思えぬアンサンブルは充実して当時コンセルトヘボウはマリス・ヤンソンス時代、溌剌と元気のよろしい第4番 変ロ長調は第1楽章「Adagio-Allegro vivace」から充実してテンション高く(12:05)「Adagio」(9:57)「Allegro vivace」(6:16)「Allegro ma non troppo」(7:10)いずれもライヴとは思えぬ鮮やかなノリでした。
浪漫派への幕開けを告げる名曲中の名曲「英雄」も第1楽章「Allegro con brio」から適度なテンポ、力感とバランスに爽快な始まり。暖かくもマイルドな響きはいつもの魅力満載。提示部繰り返し有。(18:13)第2楽章「Marcia funebre: Adagio assai」は深刻に重すぎぬ葬送行進曲に乗って木管の歌が痺れるほど美しい。(15:29)第3楽章「Scherzo: Allegro vivace」は力みなく軽快な勢いに乗ったスケルツォ。(5:56)第4楽章「Finale: Allegro molto」変奏曲も大仰な詠嘆皆無、ほほ笑みを浮かべて颯爽とバランス感覚溢れたスッキリ演奏でした。(12:35)
2024年5月某日/●隠居生活未だ初心者入門の日々
昨日は朝から雨、そんな日に限って婆さん宅より大量の洗濯物、室内干ししたら窓が曇りました。ストレッチ済ませて、なかなかハードなMIZIのYouTubeエアロビクス15分実施、全身汗塗れになって着替えが必要でした。雨が上がったのは夕方以降、関東地方では大雨が続いたようです。それ以外終日引き隠ってじっとしておりました。ちょっと運動不足気味か。昼夜ちゃんと喰って今朝の体重は66.6kg+500g!本日はしっかり鍛えて、食材買い物も必須です。
「つばさの党」とやら先の東京15区衆院補選の選挙妨害の件、家宅操作が入ったとのこと。なにが表現の自由だよ、ぎりぎり法律違反じゃない、って、だったらなんでも許されるのかよ。さて、結末はどうなる?犯罪として立件されるでしょうか。全体として犯罪件数は減っているとのこと、但し、昔のオーソドックなイメージとは違ったものが出現して、今回の行動もいったいなにが目的なのか?良し悪し一旦横に置いたとしても昭和生れにはちょっと理解できておりません。閑話休題(それはさておき)例のヲタク趣味=暇な老後の愉しみであるClassic Music音源のネット収集、LPCD時代より幾度聴いて当然在庫していると思った某著名鉄板評価音源を聴こうと思ったら・・・ない。どうもそれは.mp3音源だったらしくて音源整理の時に廃棄したらしい。あわててネットにそれを探したものです。
Brahms 交響曲第2番ニ長調〜ダニエル・バレンボイム/シュターツカペレ・ベルリン(2017年)・・・ベルリンのPierre Boulez Saalにて録音、これは円形の室内音楽ホールとのこと。各パートがかっちり位置関係を際立たせるより、全体サウンドの融合を主眼とする響きのように感じます。以前ほどではないけれど、Brahmsの交響曲は少々苦手、いかにも勇壮にカッコ付け過ぎな第1番ハ短調、悠々たる詠嘆がやや重苦しく鬱陶しい第4番ホ短調、4曲どれも名曲なんやけど、ゆったり牧歌的な第2番ニ長調、あまりに甘美な第3楽章「Poco allegretto」がステキな第3番ヘ長調を比較的好んで聴いております。今や現役最長老の巨匠であるDaniel Barenboim(1942-亜爾然丁→以色列)自分にとっての勝手な印象は、どれもそれなり、どれもいまいち、その華麗な経歴活躍に比して、あまり佳き印象を得られません。諄々と穏健なニ長調交響曲は第1楽章「Allegro non troppo」からやや遅めのテンポにオーケストラのマイルドな響きが際立ってムリのない表現。シンプルなD−C#−D音型が無限に広がるBrahmsのマジック(16:28)第2楽章「Adagio non troppo - L'istesso tempo,ma grazioso」は諄々と落ち着いた風情、やがて情感が高揚する緩徐楽章も悠々として上出来(10:49)第3楽章「Allegretto grazioso-」は飄々とした風情。これもスケルツォですか?木管の絡み合い歌い交わしは絶品の儚い美しさ。そして含羞を含んだテンポ・アップ部分もデリケート。(6:03)第4楽章「Allegro con spirito」第1楽章冒頭のシンプルな音型が発展した旋律は溌剌と喜び爆発して、無用に重すぎぬ力まぬ表現を堪能いたしました。(10:17拍手なし)Brahmsは重厚長大表現が似合うと考える嗜好の方も多いことでしょう。これは適度な落ち着きとスケールを感じさせるバランスでした。
de Falla バレエ音楽「三角帽子」〜ラファエル・フリューベック・デ・ブルゴス/フィルハーモニア管弦楽団/ヴィクトリア・デ・ロス・アンヘレス(s)(1963年)・・・これはLP時代より馴染みの全曲演奏。歌が入って、カスタネットも盛大に活躍する全曲版がやっぱり良いですよ。この時期にして極上の音質、当時のフィルハーモニア管弦楽団もモウレツに上手い。ロス・アンヘレスの声は可憐であり、Rafael Fruhbeck de Burgos(1933-2014西班牙)は独逸系の方、教育も独逸に学んだらしいけれど、この西班牙のウキウキするようなヴィヴィッドかつユーモラスなリズムには、間違いなく入魂を感じさせます。これは音質も含めてヴェリ・ベストじゃないかなぁ。ラスト終幕の踊り(ホタ)のド迫力と熱気、テンポアップに圧倒されました。(1:27-5:40-3:39-4:08-3:16-3:04-4:52-7:00-6:29)
2024年5月某日/●隠居生活未だ初心者入門の日々
昨日日曜は曇り空、朝一番に洗濯して外干し、昼からの雨の予想だったので室内に取り込んだものです。本日はこちら夕方くらいには上がるらしいけれど、全国的に大雨らしい。いつも通りワン・パターンのストレッチしっかり、YouTubeエアロビクスはここ数日気に入っているMIZIのご指導、この方は韓国の人?登録数139万だからタイヘンな人気みたいですね。15分ほどでけっこうな汗、いったん着替えてそのまま市立体育館へ。市民体育大会の開会式とやら、先日当選した女性市長さんも挨拶しておりました。トレーニングルームは空いていて、しっかりいつもの筋トレとエアロバイクに鍛えて気分爽快。季節は進んでタイヘンな汗が出ました。
昼飯喰ってぼんやりしていたら、婆さん宅より女房殿が早々に戻ってきました。露西亜人奥様が旦那に連れられて日本帰国YouTube、親子で寿司を美味そうに堪能する姿を眺めていたら、寿司を喰いたいと曰(のたま)う。相変わらず咳は出ているけれど、それ以外体調は良好とのこと。日曜の梅田駅前ビル地下居酒屋は空いていると予想して、コミュニティ・バスに乗りました。幾度も通っている居酒屋は鯖の棒寿司が極上、ほか居酒屋メニューいくつか堪能して贅沢散財+気分転換昼酒ビール一杯のみ。早めに退散して、最寄りの駅よりウォーキングして帰宅いたしました。かなり喰って呑んで今朝の体重は66.1kg現状維持。帰宅後にエアリアル一袋一気喰いが余計でした。
転居のたびに書籍は大量に処分して、当初の予定は(新聞含め)タブレットでの活字生活を目指しておりました。結果的に音楽のほうが先にデータ化を実現して、2年前のお仕事引退転居時に古代史関係残してほぼ書籍は処分。ところが読み手の集中力が続かぬ件は幾度も言及済。古田武彦(1926-2015)「邪馬台国はなかった」を始めとする一連の主張は古代史研究では傍流。既に忘れられた存在に至ってるかもしれません。自分は若い頃から彼の著作に入れ込んで、引退したらしっかり再読しよう・・・という願いも残念、自分はハインリヒ・シュリーマンに非ず、財力はもちろん気力体力が残り少ない・・・読書そのものの頻度が落ちてノーミソ劣化を自覚する今日このごろ。
古田武彦「盗まれた神話」数十年ぶりに拝読中。自分のは30年もの?角川文庫ですよ。330万円自腹でお仕事引退後待望の書籍を刊行した爺友曰(いわ)く、読書は要所をメモしながら読む〜そう云えば自分もかつて若い頃気になったところに付箋を付けてメモしてましたっけ。神話中の神々の名前、歴代天皇皇族の名前などカンタンに覚えられるわけもなし、そりゃ途中で筋や話の流れが行方不明になるのは当たり前。これが・・・まず大仰にしつこい詠嘆、幾度繰り返す歴史学界に対する恨み節に閉口しつつ(それを省けば1/3は減る)そして内容はすこぶる興味深いもの。
第2代景行天皇は小碓尊(後のヤマトタケル)の父親、熊襲征伐九州巡行は日本書紀にあっても古事記には記載はない。だいたいその回り方攻め順も不自然、高千穂に立ち寄っても「これは天孫降臨の地」みたいな話題は一切出現しない。架空の天皇らしいけど、古田説によるともともと大和とは別の九州王朝の説話を剽窃して当てはめたとの主張、その証明も詳細〜いや、オモロいもんでっせ。未だ途中ですが。これはノーミソの佳き刺激になります。あと10冊くらい関連書籍再読が残っております。
Saint-Sae"ns 交響曲第3番ハ短調(1959年)/交響的素描「海」/Ibert 交響組曲「寄港地」(1956年)〜シャルル・ミュンシュ/ボストン交響楽団・・・誰でも知っているCharles Munch(1891ー1968仏蘭西)による鉄板の名演奏、LP時代より幾度聴いて馴染んでいる、勇壮なオルガンが鳴り響いて古典的構成が壮大なる名曲Saint-Sae"nsは【♪ KechiKechi Classics ♪】のコメントが探せません。これが驚異的な音質、浮き立つように前のめりの熱気+鳴り響く金管とオルガンの大音響に文句なくパワフルなド迫力演奏を堪能いたしました。緻密なアンサンブルよりいささかの逡巡もない勢い生命(いのち)! 手に汗握って聴手の心臓を煽る興奮Max、こりゃエエもん聴きましたよ。(9:45-9:36-7:33-7:48)
Debussyの「海」は2年ほど前に聴いて曰く
アンニュイな風情とは無縁、ちょいと粗いほど明晰な熱血演奏、オーケストラの響きは明るく金管はパワフル、抜群の技量を誇って文句なしの自信に溢れます。「海」は有名なワリに難解な旋律展開と思うけれど、金管炸裂!スカッと晴れやかにわかりやすい。(8:43-6:15-7:55)
これもこの時期にして充分な音質だけど、上記Saint-Sae"nsよりわずかに高音の伸びが足りない。けど、上記印象とまったく変わらない。いちばん人気著名な「海」は特異な天才の成果・難解な旋律と和声と感じます。Ibertは輝かしい第1曲「ローマ-パレルモ」(6:35)オリエンタルな風情あふれる第2曲「チュニス-ネフタ」(2:42)西班牙の濃密なリズムが感じられる第3曲「バレンシア」(6:04)からなる異国情緒溢れて、地中海の陽光が降り注ぐような作品。これはなぜか音質はさらに曇りがち。
R.Strauss アルプス交響曲〜ベルナルト・ハイティンク/コンセルトヘボウ管弦楽団(1985年)・・・長かったコンセルトヘボウ時代(1961-1988)ラスト辺りの円熟を実感させるバランスとスケール。どのパートもクリアに曖昧さのないコクのある、いっさいの濁りを感じさせぬ響き。どの場面、高揚するところでも煽らず走らず、痺れるような各パートの音色の浮き立ち方最高。頂上風景に広がる大パノラマ風景、雷雨・下山のリアルな描写、心情風景、疲れ果てやがて夜がやってくる・・・煽らず力まずオーソドックスな表現のまま説得力を深めていく最高の演奏でした。夜(3:31)日の出(1:20)登山(2:10)森に入る(6:01)滝にて(0:15)幻影(0:44)花咲く草原にて(0:50)高原の牧場にて(1:59)薮と林を過ぎて道に迷う(1:26)氷河にて(1:02)危険な瞬間(1:24)頂上(4:44)幻影(3:22)霧が立ち昇る(0:19)太陽が次第に薄れる(0:59)悲歌(2:27)嵐の前の静けさ(2:48)雷雨・下山(3:45)日没(2:16)終結(5:57)夜(2:10)
2024年5月某日/●隠居生活未だ初心者入門の日々
週末は快晴でした。本日は雨予報。女房殿はゲホゲホしつつ市立体育館へ鍛錬に、自分はいつもの洗濯ストレッチYouTubeエアロビクス20分済ませて激安カット980円へ。ちょっぴり出遅れて8番札、先にお隣のスーパーにて食材補充を済ませました。土曜の朝はお仕事現役男性(+こども)ばかり、30分ほど待っていつもの妙齢店長さんが担当、期待の眼鏡マスク越し北川景子似の美容師さんは残念、お休みでした。昨年末くらいから極端に短く刈るのを止めて、それは周りに比較的評判はよろしいけれど(ハゲが目立たない)横が伸びやすくすぐボサボサ、3週間位でのカットが必須。ま、髪があるうちは気持ちよくカットしていただきましょう。
激安1,980円也のスマートウォッチは値段なりの機能、心拍数記録がほとんど反映されない(エアロバイク15分だったら140くらいまで上がっているはず)。スマホを持参しないと、帰宅後データ同期させてもPAI(パーソナル・アクティビティ・インテリジェンス)が低く出ることに気付きました。トレーニングルームに鍛えた日のほうが低く出る?こともあって、本日4,163歩を加えてようやく日→土曜一週間目標150PAIに到達いたしました。ま、所詮運動強度の目安なんやけど、気持ちの問題ですよ。今朝の体重は66.1kg+100g、明らかに昼喰い過ぎを反省しましょう。
Beethoven 交響曲第3番 変ホ長調「英雄」/Mehl 歌劇「アマゾネス」序曲 /フランソワ=グザヴィエ・ロト/レ・シエクル(2020年)・・・「英雄」は稀代の名曲、古楽器モダーン楽器、演奏スタイル云々は嗜好の範疇、両方ともその個性を堪能しております。ジュリーニのかなり遅いテンポ、細部まったり噛み締めるような演奏もステキだったけれど、こちら速めに引き締まって、浮き立つようにノリノリの強靭リズムが疾走してカッコ良い。これが現代今風のスタイルでしょう。古楽器の弱点である響きの薄さとか、弱さを感じさせぬ力強い演奏を堪能いたしました。(15:58-14:28-5:29-10:58)Etienne Henri Mehul (1763-1817仏蘭西)は仏蘭西革命時期のオペラ作曲家、Beethovenと劇的作風の類似性を後年指摘されたそう。歌劇「アマゾネス」序曲はまるで「ドン・ジョヴァンニ」の風情に始まって劇的、ホルンの響きも効果的に優雅、かつ力強い疾走は演奏される機会がほとんどない?もったいない名曲でした。(7:19)
Bruckner 交響曲第7番ホ長調(ノヴァーク版)〜ロベルト・パーテルノストロ/ヴュルテンベルク・フィル(ロイトリンゲン)(Basilika Weingarten/2000年ライヴ)・・・前回拝聴は2018年。異様に足の長い残響に埋もれる教会でのライヴ。廉価盤ボックスとして発売された全集は当時熱狂的な世評支持を得て、自分も幾度堪能したもの。Roberto Paternostro(1957-墺太利)はスワロフスキー門下、おそらくはオペラ畑の人。久々の拝聴印象はやはり凄い残響!油断すれば旋律の流れやアンサンブルの縦線が行方不明になりそうなライヴ。慎重ていねいな進め方にけっして急がぬ足取り、熱狂的なテンションや煽りとは無縁に美しく、落ち着いて旋律をたっぷり歌います。ほとんど飾りのない表現はまるで深呼吸するような自然体も悪くない・・・けど、オーケストラのサウンドの魅力は少々足りないような?そんな贅沢な感想もありました。クライマックスの打楽器を心待ちにして、精神を清明に、無にして第2楽章「Adagio」を堪能したいもの。(20:24-21:21-9:59-11:31)
2024年5月某日/●隠居生活未だ初心者入門の日々
北陸地方でまた小さな地震、まだまだ油断は出来ません。週末を迎え、ここ数日朝晩冷えますね。昨日朝早く、女房殿はゲホゲホしつつ孫のところに出掛けていきました。大丈夫か?熱はないとのこと(息子一家と夕飯を喰って遅く帰宅)。数日サボった我流ストレッチ済ませて+偶然出現したYouTubeエアロビクスは美しい外国人お姉さんによる上半身ストレッチ20分、これは効きまっせ。左首筋とか左肩の鈍い痛みも雲散霧消、その勢いでそのまま市立体育館へ向かいました。一ヶ月の利用料を更新して、やや混みのトレーニングルームはいつも通りの(ゆる)筋トレ+エアロバイク15分済ませて気分は爽快、この体調水準はけっこう久々。食材は在庫たっぷり、ここ数日狙い通りのメニューを仕上げて上出来でした。体育館帰り美味そうなメニューCMが流れた「さん天」に行きたかったけれど、ダイエットのことが頭をよぎって断念しました。今朝の体重は66.0kg変わらず。
珍しく札幌の兄(71歳)よりLINE有。両親の墓仕舞いをして札幌近郊の樹木合同葬に改葬完了したとの連絡。札幌に出てくることがあれば場所を教えますよとのこと。どうやら一年前の大動脈解離の手術以来、なんとか生きながらえているみたい。
自分はSMS(ショート・メール)は使いません。けっこうシルバー世代は好きみたいですね。電話番号だけで使えるし。たまたま自分が契約したスマホは050番号と090番号二つ付いていて、対外的に記入が必要な時には050番号を使用、それでも090番号にワケのワカラんSMSが届くのはジェネレーターで無作為に送っているからでしょう。スパムは自動で排除されるから「自動で削除しました」という案内のみ、どうやら恒例のカード支払い系の詐欺案内らしい。引っかる人はいると思いますよ。自分には縁のないカード会社ですけどね。
Beethoven ピアノ・ソナタ第25番ト長調/第26番 変ホ長調「告別」/第27番ホ短調/第29番 変ロ長調「ハンマークラヴィーア」〜ウィルヘルム・ケンプ(p)(1964/65年)・・・Wilhelm Kempff(1895ー1991独逸)による世評鉄板の全集録音より。ト長調ソナタはハ短調交響曲や田園、皇帝と同時期の作品とのこと。可憐に快活に始まる第1楽章「Presto alla tedesca」優雅に歌う第2楽章「Andante」、第3楽章「Vivace」は上機嫌に闊達、ほんの短い珠玉の名曲(3:12-2:41-2:08)変ホ長調ソナタ「告別」もほぼ同時期の作品。第1楽章「"Das Lebewohl" Adagio」が「告別」の愛称になっていて、名残惜しい哀しみから胸に湧き上がる愛しい旋律が優しいもの。第2楽章「"Die Abwesenheit" Andante espressivo」これは淡々と哀しい「不在」。第3楽章「"Das Wiedersehen" Vivacissimamente」これは「再会」歓喜に充ちて細かい音型が疾走しました。(7:06-2:57-4:24)ホ短調ソナタは2楽章のみの短い作品。第1楽章「Mit Lebhaftigkeit und durchaus mit Empfindung und Ausdruck」は劇的な迫力からやがて優しく、第2楽章「Nicht zu geschwind und sehr singbar vorgetragen」は優しく名残惜しい。(5:17-8:57)厳密に云えば細部技巧云々あるかも知れぬけれど、短い小規模な作品をしっとりていねいに仕上げて、ケンプのタッチは華やかに明晰な浪漫、楽器はスタンウェイでしょう。音質も良好。
そして大曲「ハンマークラヴィーア」は拝聴機会の少ないピアノ・ソナタ中の例外、日常意外と聴いている作品。第1楽章「Allegro」冒頭からBeeやんらしいぶちかましが力強い、大仰なな始まり。希望としてはここは抑制を利かせて欲しいところ。その力強い部分の音色、響きが薄く、ちょっぴりヒステリック(とは云い過ぎか)弱音部分は味わい深いけれど、ケンプに大仰な作品は似合わぬのか。第2楽章「Assai vivace」は軽快なScherzo。大きく深刻な楽章に挟まれて可憐に軽妙な風情はほっとして好きな楽章でした。明るいタッチにちょっぴり「叩き」が気になるところ。第3楽章「Adagio sostenuto」は静謐深遠なる緩徐楽章。ここは絶品の心情の揺れ、全曲の白眉でしょう。しっとりとした情感はピアノのタッチに似合っておりました。第4楽章「Largo - Allegro risoluto 」は前楽章の静謐を引き継いで始まってデリケート。それが時に激昂してBachを連想させる主題とっ巨大なフーガへと成長して、この作品はほんまにスケールが大きい。ちょっとテクニック的には怪しいけど、この楽章の演奏にさほどの不満も感じません。(8:51-2:44-16:31-12:05)
R.Strauss 交響詩「英雄の生涯」〜アンタル・ドラティ/ミネアポリス交響楽団(1952年)・・・前回拝聴は10年以上前、当時の印象は「これもオーソドックスに飾りの少ない立派な演奏でしょう。このオーケストラは今も昔も(あくまで録音で聴く限り)色気に不足するような気が・・・音質はお見事」。こんな近代オーケストレーションの精華みたいなカッコ良い作品は音質が重要、いくら優秀録音を誇るMercuryとは云え70年以上前の記録、もうもう好事家の世界なのかなぁ、とも感じます。この時期にしてオーケストラのアンサンブル、集中力ある統率はまったく立派なもの、中庸のテンポに迫力は充分、でもなぁ、この数年後にフリッツ・ライナー/シカゴ交響楽団の仰け反るようなステレオ録音出現!こちらちょいと苦戦気味な記録かも。(4:03-3:14-11:35-6:48-1:41-14:45)
ヲタク趣味であるClassic Music音源ファイル点検整理をしていたらHolst 組曲「惑星」出現。これがアンタル・ドラティ/ロンドン・フィルとなっていて、2014年に入手したファイル。画像などは添付されずメモのみ、おそらくこれは自分で保存したものでしょう。ドラティに「惑星」録音は存在しないはず。いえいえもしかして、どこか演奏会の怪しいライヴでもあったかも?って、これが音質極上、しかもバリバリにテンションの高いセッション録音。もしかして・・・ジョージ・ショルティ/ロンドン・フィル(1978年)じゃないの?いかにも英DECCA風の臨場感豊かな音質、そしてやや強面な推進力にかっちりとしたアンサンブル。ショルティの英国音楽は筋肉質が過ぎて時に違和感を覚えるけれど、ここではその曖昧さの欠片もないパワフルなリズム感最高。たっぷり例のスペクタクルに叡慮会釈なく爆発する金管、美しくゴージャスな旋律サウンドを堪能したけれど、その真偽は定からならず。「火星」(6:42)「金星」(8:24)「水星」(3:52)「木星」(7:18)「土星」(9:51)「天王星」(5:36)「海王星」(8:07)さらに
フィル・アップにJohn Williams 「未知との遭遇」「ET」「スターウォーズ」〜これがFrank Martin/London Symphonyとなっていて、まさか彼(か)の瑞西の作曲家ではないし、フランク・マーティンという指揮者が存在するのかも(調べてもわからない)。これもなかなか立派な演奏、音質も良好でした。誰でも知っている映画音楽は愉しくて最高。(14:52-11:17-9:55)
2024年5月某日/●隠居生活未だ初心者入門の日々
途中覚醒しつつ、眠り浅く、やや頭痛と空腹を覚えつつ朝一番、やや肌寒い中ご近所の内科クリニックへ健康診断に出掛けました。昨日は連休明け二日経って、しかも併設される人気の皮膚科は休診、空いていると類推してビンゴ!でした。胃カメラなどはないのですね。主眼は尿検査血液検査(これはあとで結果が出る)心電図、血圧は正常、身長が1cm縮んだのは華麗なる加齢?体重は64.8kg、これを信じたいところ。時に「毎日16時間断食!健康法」みたいのを見たことがあるけれど、ちょうどそんな感じ。YouTube情報によると、そのあとの食事は急激な血糖値アップを招いて、かえって体重が増える可能性もあって、健康法になり得ぬとか。
9時半にはさっさと終了して業務スーパーにて食材少々入手。ちくわ4本(88円也税抜)帰り道行儀悪く喫しつつ、帰宅後結果的に遅い朝食、空腹も過ぎて少々喰い過ぎました。生活のリズムは崩れて体調いまいち、頭痛のほか膝や(例の)左肩が鈍く痛んで鎮痛剤服用。喰って出す、リズムも不調になりがち。今朝の体重は66.0kg+400g。クリニックの計量とはずいぶんと違う。女房殿は服薬継続しつつ久々のトレーニングルーム行き、婆さんの様子も見に行きました。徐々に快復中みたいだけど、時に咳き込んでおります。夜寝る時には症状が多く出ております。
英アステラゼネカ社がコロナ・ワクチン製造より撤退との報道、こういった世界的パンデミック、流行病のお薬商売も難しいものですね。きっと設備投資も大きかったのでしょう。新型コロナ大流行も昔の話題に至って、日常の病になりつつあるのでしょうか。現在使用している我が家のVAIOとSurfaceはWindows11。このOSが次世代から永続仕様に非ず、毎月課金なサブスクになる可能性があるとの情報有。こりゃ困ったなぁ、自分が愛用するソフトのうちいくつかはWindows専用なんすよ。Linuxのいくつかは自分でも日常ネットを眺めるくらい不自由なく使えるけれど、Wineでは動かなかった経験もしております。なんとか格安乃至初期費用のみで使い続けることはできないものか。
Hindemith 交響曲「画家マティス」/弦楽と金管のための協奏音楽〜ウィリアム・スタインバーグ/ボストン交響楽団(1971年)・・・2021年来の再聴。当時の印象は
「画家マティス」は「天使の合奏」(Engelskonzert )「埋葬」(Grablegung )「聖アントニウスの誘惑」(Versuchung des heiligen Antonius)の三楽章からなる二管編成の作品。甘さと情緒を廃した硬派な旋律はけっして難解晦渋に非ず、知的な旋律とハーモニーがカッコ良い!傑作中の傑作。ピッツバーグ交響楽団との旧録音(1957年)も良かったけれど、ボストン交響楽団の弦、木管のしっとりとした美しさ、金管炸裂のキレ味、どれも洗練された響きと緊張感あふれる迫力最高っす。8:25-4:10-13:14。
「協奏音楽」は初耳だっけ?これも躍動する金管が怒涛の大爆発連続技!オモロい趣向でっせ。第1部最初金管と弦はほとんど別な動き、交代で音楽を奏でるのですね。やがて絡み合ってアツい世界に疾走が続きます。これだって甘さとか情緒の欠片もないけど爽快でカッコよい。第2部は軽快にノリノリの細かい音形リズムから、静謐な夜を連想させる中間部は金管ソロがモウレツに上手い。やがてテンポは戻って絢爛豪華な響きのうちに終了。8:21-8:00。
前回はこれに+「白鳥を焼く男」(ダニエル・バレンボイム/パリ管弦楽団1979年)が組み合わされた音源を聴いていたけれど、どうやらそれは.mp3音源だったらしくて廃棄済、久々にネットより新たにLP復刻音源を入手したもの。上記のコメントに付け加えるものはありません。「画家マティス」にカッコ良いバロック風情を聴き取ったのが発見でした。臨場感ある音質、小澤以前のボストン交響楽団の技量も充分に優秀、ゴージャスな響き。かつては苦手系の代表だったPaul Hindemith(1895ー1963独逸)による代表的名曲は迫力とメリハリ、切れ味たっぷり、これはヴェリ・ベストの出来でしょう。
Beethoven ディアベリ変奏曲ハ長調/バガテル 作品119〜アルフレッド・ブレンデル(p)(1961-1964年)・・・軽快なワルツ主題は力みなく始まって、早速第1変奏「Alla marcia maestoso」からちょっと音が濁って先行きを危惧したけれど、あとは概ね各変奏の変幻自在な様子をしっかり堪能できる音質水準でした。作品自体あまり聴いていなくて、ほかではゲザ・アンダ(1961年)くらい?ほとんど記憶はないので、演奏云々コメントは不可。しっかり芯を感じさせるタッチに安定した技巧と、変幻自在な作品のオモロさに感心しつつ全曲を拝聴いたしました。音質は作品を堪能するのに不足はない程度。ブレンデル自らが名付けた表題は以下の通り(ネットより勝手に引用すんまへん)。
主題 通称「ワルツ」(0:52)/第1変奏 行進曲−力こぶをみせびらかす剣闘士(1:53)/第2変奏 雪(0:48)/第3変奏 信頼と執拗な疑い(1:21)/第4変奏 博学なレントラー(0:58)/第5変奏 手なづけられた小鬼(0:55)/第6変奏 雄弁なるトリル(大波に立ち向かうデモステネス)(1:41)/第7変奏 旋回と足踏み(1:20)/第8変奏 間奏曲(ブラームス的な)(1:25)/第9変奏 勤勉なくるみ割り(1:46)/第10変奏 忍び笑いといななき(0:39)/第11変奏 「イノチェンテ(潔白)」(ビューロー)(0:55)/第12変奏 波形(0:47)/第13変奏 刺すような警句(0:58)/第14変奏 選ばれし者、来れり(4:03)/第15変奏 陽気な幽霊(0:34)/第16/17変奏 勝利(1:04)(1:07)/第18変奏 ややおぼろげな、大事な思い出(1:39)/第19変奏 周章狼狽(0:55)/第20変奏 内なる聖所(2:11)/第21変奏 熱狂家と不満屋(1:21)/第22変奏 「昼も夜も休まずに」(ディアベリ的な)*Mozart 歌劇「ドン・ジョヴァンニ」引用(0:41)/第23変奏 沸騰点のヴィルトゥオーゾ(クラマー的な)(0:51)/第24変奏 無垢な心(3:43)/第25変奏 「トイチャー」(ドイツ舞曲)(0:49)/第26変奏 水の波紋(1:00)/第27変奏 手品師(0:58)/第28変奏 あやつり人形の怒り(1:00)/第29変奏 「抑えたため息」(コンラート・ヴォルフ)(1:19)/第30変奏 優しい嘆き(2:30)/第31変奏 バッハ的な(ショパン的な)(4:27)/第32変奏 ヘンデル的な*ここはフーガ(2:54)/第33変奏 モーツァルト的な。ベートーヴェン的な*Bach「ゴールベルク変奏曲」アリアの回帰を彷彿(349) *はMyコメント追加
バガテル 作品119は晩年の静謐かつ達観を感じさせる珠玉の作品でした。Alegretto 変ロ長調(2:44)Andante con moto ハ長調(0:55)Allemand ニ長調(1:30)Andante cantabile ハ長調(1:30)Risolute ハ短調(1:03)Andante-Allegretto ト長調(0:30)Allegro ma no troppo ハ長調(1:21)Moderato ハ長調(1:07)Vivace moderato イ短調(1:54)Allegramente イ長調(0:48)Andante, ma non troppo(1:53)
2024年5月某日/●隠居生活未だ初心者入門の日々
昨日本日となんとか天気は保ちました。朝一番に洗濯ストレッチ済ませて左首の鈍い痛みもほぼ軽快、市立体育館を目指して途中のゴミ拾いもいつも通り。GW明けのトレーニングルームはがらがら、下肢上肢首胸体側背腹胴体〜中学生時代に体育の教師より教えていただいた順を守っていつもの(ゆる)筋トレ実施+エアロバイク有酸素運動15分100kcal弱消化して帰宅したら・・・なんかぐったり。途中覚醒、睡眠が浅い自覚はあります。前回断念したハイプーリー4セット(40回)1セット目に左肩奥わずかに鈍い痛みを覚えたけれど、繰り返すと消えました。あとぼんやりYouTubeを眺めて、じつは半分以上居眠りして時間をムダに過ごしました。
本日は朝断食していつもの内科クリニックにて健康診断へ。いつまでも先延ばししても仕方がありません。今朝の体重は65.6kg▲500g。昼飯喰ったら戻りそうな予感。めったにないこととは云え、朝食抜きというのは生活のリズムが狂ってよろしくない。花粉症かなぁ、洟水と痰の絡み継続中。女房殿は無事務めを果たして、夜半に帰宅してきたけれど風邪症状は継続中、熱はないけれど時々咳き込んでおります。ここ数日朝晩はけっこう冷えます。
伝え聞きだからあやふやだけど、富士山の見えるコンビニの非常識なインバウンドの行動は目に余るらしい。ほか、さくら満開の時期に幹を揺すったり、枝を折ったり、おとなしい奈良公園の鹿を蹴ったとか、それはほんまでしょうか。清水寺など著名寺院はラッシュアワー並みなんだそう。自分みたいに学生時代の思い出を振り返るためにノンビリ京都に遊びに行くのは難しくなっているみたい。ホテルも高騰していることでしょう。タクシーはもちろん、公共バスも満杯とのこと。商店前に散乱するゴミ問題も悲惨だそうです。これが円安の副産物、オーバーツーリズム、心ある来訪者大多数とは思うけれど、これだけ増えれば非常識なのが出現するのはどこでも同じ。
もっと人口の少ない魅力ある地方に分散してくださらぬか、3月久々に訪問した宮崎県高千穂はかなり不便な場所だけど、福岡空港や熊本空港からインバウンドは大挙して来訪、立派な新しいホテルもいくつか建っておりました。可愛らしい仏蘭西人嫁アマンディーヌちゃんは山形県酒田市在住、熱心にその魅力を発信中です。東北方面は自分にとってはちょっと疎遠なところ、現役時代出張で行っていた仙台以外はもうずいぶんと縁遠い感じ。
自分が比較的馴染みのところでは、鳥取島根辺り、もっと宣伝強化してほしいもの。北海道だったら親父の田舎である道西・瀬棚辺り風光明媚、喰いもんも美味くて最高の穴場、ここももう50年以上行っていない。たしか朽ち果てた墓が存在するはず(両親は札幌に別途新しいのを作った)。両親とも亡くなって、たくさん存在するはずの親戚も雲散霧消、寺の名前ももうわかりません。かつては町長さんも町会議長も親戚やったんやけどなぁ。
Mozart 混成曲「ガリマティアス・ムジクム」 ヘ長調 K.32(2 oboes, fagott, 2 horns,strings)(1989年)/ディヴェルティメント第2番ニ長調 K.131(flute, oboe, bassoon, 4 horns, strings)/カッサシオン第2番 変ロ長調K.99 (63a)(2 oboes, 2 horns,strings)(1987年)〜ネヴィル・マリナー/ジ・アカデミー・オブ・セント・マーティン・イン・ザ・フィールズ/アンブロジアン・シンガーズ・・・Bach、Mozart、Beethovenは若い頃から一生掛けて全曲しっかり聴こうと心掛けて、その路遥かに遠い。(結果的にMahler/Bruckner/Stravinskyのほうが拝聴消化が早かった)CDはほぼ処分したけれど、セレナーデ、ディヴェルティメント、舞曲を集めたCDは手許に残しております(これとは別のBrillinat)。こちらネヴィル・マリナーのアンサンブルは、バランスよろしいアンサンブル、しっとりとした音質に心奪われました。どのパートも極上に上手い。「ガリマティアス・ムジクム」は天才10歳の作品、詳細はこちら参照お願い。ほんの短い17曲の旋律連続(その後の研究では18曲?22曲?)ここではMaolt allegro(5:48)Molt Adagio*(6:33)Fuga(3:34)3つの部分にトラック分けされておりました。当時知られていた旋律をあちこち引用したウケ狙いな寄せ集めな作品とのこと。無定見に楽しげな作品、途中合唱も入ります(*田園曲)。ディヴェルティメントニ長調は17歳の作品、けっこうな大作。4本のホルン存在感しっかりと雄弁、フルートもオーボエも名手を揃えて、天衣無縫な名曲は素直なバランスに闊達でした。Allegro(5:11)Adagio(6:42)Menuetto(5:36)Allegretto(3:13)Menuetto(3:39)Adagio Allegro molto(7:58)カッサシオン 変ロ長調は15歳の作品。なんという優雅な陰影深い旋律、これは弦が中心のサウンドでした。行進曲(2:44)Allegro molto(1:51)Andante(3:08)Menuetto(2:27)Andante(2:49)Menuetto(2:06)Allegro(3:50)
Elgar 愛の挨拶/行進曲「威風堂々」第1番ニ長調/第4番ト長調/組曲「こどもの魔法の杖」(以上1915年)/同未発表テイク(1919年)〜エドワード・エルガー/交響楽団・・・これはEdward Elgar(1857-1934英国)にるアコースティック録音。機器の都合からほとんど4分辺りより短い一発録り。音質は想像よりずっと明快でした。自演の音源を点検整理していて、1910年代中心(+1920年代)と1920年代(+1930年代)の2種あることを初めて気付いたもの。こちら英PearlのLP復刻は おそらくは手持ち在庫音源中もっとも古いものでしょう。録音情報は微妙に混乱しております。異様にポルタメントの掛かったとっても怪しいうねうねした「愛の挨拶」を聴いていると、当時のオリジナルの姿は必ずしも正しいとは云えぬ〜しみじみ感慨がありました。著名な「威風堂々」も元気が全然足りない(3:59-5:39-4:00)。こども向けElgar版「マザーグース?」っぽい「こどもの魔法の杖」は第1組曲第2組曲順不同自在に組み合わせて録音をしております。これも収録時間の都合でしょう。こちらは意外と雰囲気たっぷりにヴィヴィッドな演奏。飼いならされた熊 The Tame Bear/野生の熊たち The Wild Bears(3:50)序曲 Overture/踊り Dance(3:21)行進曲 March/妖精と巨人 Fairies and Giants(3:56)セレナード Serenade/小さい鐘(スケルツィーノ) The Little Bells (Scherzino)(4:09)妖精の笛吹き Fairy Pipers/蛾と蝶(踊り) Moths and Butterflies (Dance)(4:13)1919年の別テイクは序曲 Overture/踊り Dance(3:24)行進曲 March/妖精と巨人 Fairies and Giants(3:54)妖精の笛吹き Fairy Pipers/蛾と蝶(踊り) Moths and Butterflies (Dance)(4:09)
これは資料的価値を超えて、現在のちゃんとした録音演奏のものと参照比較して残すべきものでしょう。
2024年5月某日/●隠居生活未だ初心者入門の日々
昨日昼前くらいには小雨が上がって、洗濯物はまずまず干せました。本日もどんより曇りがち。女房殿は体調スッキリせず、昨日は昼から生協の配達受け取り兼ねて婆さんのところ訪問、本日は孫の世話も必須故午前中通院いたしました。自分はウォーキング兼ねて業務スーパーに食材仕入れ、昼はいろいろ冷蔵庫余り物消化、思わず喰い過ぎて深い後悔。昼頃、女房殿通院よりご帰還、処方された薬は売薬の葛根湯とは効きが違う! そう云いつつ婆さんのところに出掛けました。自分はようやく左肩の鈍い痛みは消えつつあります。場合によっては再びの代打出場もありうるか、そんな覚悟も下の孫の保育所の場所がわからない。女房殿は朝早く、なんとか明石に出掛けていきました。今朝の体重は66.1kg▲200g、これより市立体育館に鍛えます。明日、朝から絶食して、いつものクリニックに健康診断に出掛けましょう。注目は尿酸値でっせ。(服薬継続中)明るい話題は大谷連続ホームランと盗塁、井上尚弥圧巻のTKO勝ち。
ユルいClassic Musicヲタク咄を少々。メルヘンな旋律が大好きなMendelssohn 劇音楽「真夏の夜の夢」は大好きな作品。ペーター・マーク/ロンドン交響楽団/ジェニファー・ヴィヴィアン(s)/マリオン・ロウ(s)/コヴェント・ガーデン・ロイヤル・オペラ・ハウス女声合唱団(1957年)はその中でもお気に入りのひとつ、2016年に聴いたメモが残って曰く「自分がネットから入手した音源はやや草臥れたけど、往年の英DECCA録音はみごとなもの」〜手許にあったの久々に聴いてみたら、それは最近の輸入盤コンピレーション・アルバム音源。ガッカリするほど音質がよろしくない。あわててネットを探ったらLP板起こし音源が出現しました。オーディオ通向けのオープンリールテープ復刻も出ていて、本来は優秀録音とか、かつての記憶通り、それなりの音質、臨場感を堪能したものです。のびのびと華やかに佳き演奏でした。序曲(11:55)スケルツォ(4:27)まだら模様の蛇(4:23)間奏曲(3:31)夜想曲(6:25)結婚行進曲(4:37)道化師たちの踊り(1:46)終曲(4:00)
同じ作品をクルト・マズア/ゲヴァントハウス管弦楽団/ライプツィヒ放送合唱団/エディト・ヴィエンス(s)/クリスティアーネ・エルテル(ms)(1990年)で聴いてみました。Mendelssohnと云えばゲヴァントハウス縁の人、Kurt Masur(1927ー2015独逸)も十八番としていたはず。ところが・・・ネットを探ってもほとんど情報が取れぬのが不思議。偶然手許にあった音源だけど、これが台詞入の全曲?ま、「ペール・ギュント」辺りもそうなんやけど、演奏会用の選曲のほうがド・シロウト(=ワシ)には集中できるもの。閑話休題(それはさておき)これが序曲からジミ臭いサウンド、自然と云えば自然、悪くはないけど妙に遠慮気味に速めのテンポ、こじんまりとして落ち着きがありません。劇場版のは以前ジェフリー・テイトのを聴いて、けっこう愉しめた記憶があったけれど、こちらどうもよろしくない感じ・・・きっと聴き込みが足らんのでしょう。出直します。
R.Strauss 交響詩「ツァラトゥストラはかく語りき」/ホルン協奏曲第2番 変ホ長調/メタモルフォーゼン〜クラウス・テンシュテット/ニューヨーク・フィル/フィリップ・マイヤーズ(hr)(1983年ライヴ)・・・怪しいライヴCDR音源は予想外にかなり音質良好。オーケストラとの顔合わせはちょっと珍しいですか?ズービン・メータ時代のオーケストラとは相性がよろしかったみたい。哲学的内容?にカッコよい作品は例の如く、悲痛なほど前のめりのテンションの高さ、後半に向かうほどにノリノリにアツい疾走、金管は豪快に華やかな厚みのある響き、アンサンブルも予想外に優秀でした。(37:22)巨漢Philip Myers(1949-亜米利加)は1980-2017年首席、圧巻のスムースな技巧、メロウな音色がステキ。第2楽章「Andante con moto」の黄昏風情の魅力を発見いたしました。(8:55-6:12-4:56)メタモルフォーゼン(23の独奏弦楽器のための習作)は祖国崩壊を詠嘆する名曲。これもうねうねと動きのある前のめりの熱を孕んで、最高の演奏でした。(28:47)
de Falla バレエ組曲「恋は魔術師」(ワルター・ゲール/オランダ・フィル/アニー・ドロリー(a))/7つのスペイン民謡(コーラ・カンネ=メイエル(s)/Liesbeth Rumke-Hoppen(p))・・・ここ数年CDは処分済、ほんのわずか、捨てるに忍びない自主CDなどが棚中に残っております。Walter Goehr(1903ー1960独逸→英国)による、懐かしいコンサートホール音源、モノラル録音だけど音質はまずまず、十数年ぶりに拝聴いたしました。ステレオ時代以降音質条件が整ったこの作品音源はいくつも入手済、ムリして残すような音源じゃないとは思いつつ・・・これが予想外に西班牙の雰囲気リズムたっぷりにけっこう楽しいんだよなぁ、捨て去るには忍びない。けっこう聴き込んでいる馴染みの音源なんすよ。
2024年5月某日/●隠居生活未だ初心者入門の日々
GW終了して朝は雨、昼から晴れるとか。本日よりお仕事や学校再開でしょう。昨日は途中覚醒して二度寝、朝ちょっと寝坊した関係で洗濯を済ませてそのまま市立体育館へ出掛けました。途中、運動公園は宴の後、盛大なるペットボトルとゴミに往路全部処分しきれません。トレーニングルームは予想通り、明日からのお仕事に備えてお仕事現役連中が大勢押し寄せて、若い男子大学生も来訪。とうとう背筋のためのハイプーリーが独占されて筋トレ一種使用不可。バーを駆使して独特のストレッチを繰り返しておりました。それはそれとしてエアロバイク15分有酸素運動も済ませて気分爽快、帰り途上残りのゴミは愛用のIKEYAエコバッグ駆使して持ち帰りました。帰宅すると・・・女房殿は風邪に寝込んでおりました。大丈夫か。
今朝の体重は66.3kg+800g! しっかり運動して野菜中心に食事も抑制してこの増加は??? 左首筋と左腰に微妙に鈍い痛みが残って、徐々に軽快しつつあります。花粉症?風邪?ちょっぴり咽に痰が絡みます。本日は年一回の健康診断を予約いたしましょう。食材の仕入れもしなくては。
時代劇「三屋清左衛門残日録」は時々BSなどで再放送され、静かな感動を覚えております。時代劇を好むなど爺むさい感じだけど、自分は「水戸黄門」やら昔の著名な時代劇はほとんど見たことがない世代。原作は藤沢周平、つまり元の小説を知ったのが先、スマホなど無縁のゆったりとした昔の生活、時間の流れ、その背筋の伸びた立ち居振る舞い、美しい和服の女性、当時の武士の醜い権力争いや人間関係〜それがていねいに描かれて北大路欣也主演、第7作「ふたたび咲く花」も絶品でしたよ。親友の町奉行・佐伯熊太(伊東四朗)の歩行の衰え、孫の成長から類推して新しいものかと思うけど(2023年でした)料理屋の女将・みさ(麻生祐未)は既に引退して田舎に帰ったはず?嫁の里江(優香)の日本髪和装が似合って当たり役。心に屈託ある柘植孫四郎(甲本雅裕)も深みのあるみごとな演技でした。恩田作摩(大和田伸也)の悪役ぶりも板についているヴェテランの味わい。最近の薄っぺらいドラマはほとんど見なくなったけれど、久々にしっかり骨太の筋書き演技をしっかり堪能いたしました。ときどきこんな名作に出会える。世代交代した「鬼平犯科帳」にも興味あります。
Brahms ピアノ協奏曲第2番 変ロ長調〜アンドラシュ・シフ(p)/ジ・エイジ・オブ・エンライテゥンメント(2019年)・・・ブリュートナー社1859年頃のピアノを使用。もちろんAoEは古楽器演奏、この鬱蒼とした大曲は大好き、Andras Schiff(1953ー洪牙利→墺太利→英国)は大曲を弾き振りしております。重厚長大の代表のような悠然とした作品は、ソロの響きも音量もジミに素朴に優しく控えめ、管弦楽の編成も小さめに、従来のイメージを覆す親密に温かいサウンドに至って新鮮そのものでした。これが当時の響きなのか。第3楽章「Andante」に於けるソロはLuise Buchberger(vc)これもずいぶんとさっぱり控えめに清潔、ピアノの対話に優しい静謐が漂いました。従来のゴージャスな響きに慣れた耳にはビンボー臭く聴こえますか?こんな風情のBrahmsも時に悪くないもの、ほっといたしました。(17:43-9:30-10:06-10:16)
Brahms ハンガリー舞曲〜イヴァン・フィッシャー/ブダペスト・フェスティヴァル管弦楽団(1998年)・・・これは再録音らしい。調べてみると1985年Hungaroton録音が存在します。作品に掛ける執念があるのでしょう。なんとなく通常のオーケストラより泥臭い、そしてちょっぴり薄い響きに感じます編成は小さいのかも。。各々編曲者が明示されて、自分が記憶するものとは違うものがかなりありました。新旧ともジプシー・ヴァイオリン、ツィンバロンのクレジットがあって(Lendvay Jozsef Jr.(v)/Lendvay Jozsef "Csocsi" Sr.(v)/Okros Oskar (Cimbalom))それは自らの編曲に印象的に登場します。テンポの動きも頻繁だけど、表現そのものはリズミカルに泥臭いものではありません。たっぷりローカルな旋律を堪能できる愉しい演奏。全21曲たっぷり、飽きずに愉しく聴けました。
No.1 in G Minor(Brahms/3:14)No.2 in D Minor(I.Fischer/4:02)No.3 in F Major(Brahms/2:09)/No.4 in F-Sharp Minor(I.Fischer/4:57)/No.5 in G Minor (I.Fischer/2:30)/No.6 in D-Flat Major(A.Parlow/3:06)/No.7 in A Major(I.Fischer/1:47)No.8 in A Minor(R.Schollum/3:13)No.9 in E Minor(R.Schollum/1:59)/No.10 in F Major(Brahms/1:47)No.11 in D Minor(I.Fischer/3:13)/No.12 in D Minor(I.Fischer/1:59)No.13 in D Major(I.Fischer/3:48)/No.14 in D Minor(I.Fischer/1:27)/ No.15 in B-Flat Major(F.Hidas/2:31)/ No.16 in F Minor(A.Parlow/2:54)/No.17 in F-Sharp Minor(F.Hidas/3:21)/No.18 in D Major(F.Hidas/1:24)/No.19 in B Minor(Dvora'k/1:37)/No.20 in E Minor(Dvora'k/2:56)/No.21 in E Major(Dvora'k/1:29)
2024年5月某日/●隠居生活未だ初心者入門の日々
GW最終日はすっかり春の風情、京都の著名観光地は来日外国人観光客が異様な混み具合に溢れているそう。京都駅では爆発物?お騒がせな荷物に夕方大混乱だったとの報道でした。こちら大阪近郊の準工業地帯は静かなものですよ。昨日も好天、本日は昼から雨が降るそう。朝一番に掃除洗濯布団干し、女房殿は前夜の残り料理を持参して昼前に婆さんのところに出掛けました。ウォーキング+食材仕入れに買い物に出掛けようと考えたけれど、前日仕入れた野菜など在庫使い切って料理は間に合わせ、引き隠りました。読書などして大人しく過ごして半分居眠り。体調は悪くないけれど、洟水と右首の痛みは未だ残っております。ちょうど一年前はひどい風邪症状に発熱咳に夫婦とも寝込んでいたもの。本日これよりしっかり鍛えて完全に調子を戻しましょう。ほかTVerなどで最近のドラマを少々拝見、どうも筋書きやキャラクターの作り込みが細部甘くなっているような、そんな気がします。
昼にかなり菓子を喰ってしまって止まらない結末、増加を覚悟をしたけれど今朝の体重は65.4kg▲700g。意外です。体重増減のロジックは理解できません。
先日50年来の知り合いとたっぷり半日、咽を枯らすほどおしゃべりしてきた女房殿の報告は身につまされるもの。自分とも旧知だけど、女性同士の話に爺は邪魔者なのでご遠慮しておきました。各々我らより9-10歳上の70歳代後半、現役時代はパートさんの非正規身分、そして各々伴侶を失って未だ働かざるを得ない生活とのこと。こども達は独り立ちして曾孫迄出来て、広い人脈もあり、元気に働けるのは幸いだけどぼちぼち80歳でしょ?自分等の比較的恵まれた経済状態をシミジミと自覚いたしました。これが日本の縮図なんやな。
Beethoven 交響曲第5番ハ短調(エーリヒ・クライバー版?とやら)〜カルロス・クライバー/シカゴ交響楽団(1978年ライヴ)・・・管楽器を増強した版らしい。提示部繰り返し有、終楽章は繰り返しなし。ずいぶんと久々の拝聴は正規録音ではない音質の不備、前のめりのアツい推進力+粗いアンサンブルが気になりました・・・2016年の拝聴イメージそのまま。油断して聴けば食傷気味に至る名曲も、第1楽章「Allegro con brio」から燃えるような勢いは新鮮そのもの。馴染みの薄い客演も、バイエルンの州立歌劇場管弦楽も風情はさほどに変わらない。音質もこの類の怪しい音源としてはかなりマシ、今回の発見は第2楽章「Andante con moto」の表情の豊かさ、強弱、テンポの雄弁な揺れ。第3楽章「Allegro」の怪しい低弦が刻むリズムはたしかにScherzo、そして第4楽章「Allegro」圧巻のノリと勢い。ティンパニの激打とアツいテンポ・アップに煽られて聴衆は熱狂的な拍手。カルロス・クライバーはアンサンブルなど云々最初っから気に掛けぬ勢い生命!シカゴ交響楽団は当時ショルティ時代、指揮者に煽られて熱を加える様子が手に取るように眼前に浮かびました・・・でも、日常座右に置いてみたいな存在とは違う、一期一会的な記録でしょう。(6:59-9:24-4:58-8:28)
Bruckner 交響曲第5番 変ロ長調(ノーヴァク版)〜スタニスラフ・スクロヴァチェフスキー/ロンドン・フィル(2015年ライヴ)・・・Brucknerの交響曲中、ひときわ強固な構成を誇る巨大な作品は緻密さと力感、ライヴならでの熱気がバランスしている素晴らしい演奏。暗闇の階段をゆっくり降りてくるような第1楽章「Introduktion: Adagio」序奏からやがて勇壮な第1主題「Allegro」をヴィオラとチェロが歌って。これが最終楽章「Finale.Adagio - Allegro moderato」感無量に再現される一番好きな作品。イン・テンポを基調にロンドン・フィルの金管は力強く、そしてハデ過ぎない響き。どこをとってもムリな押し出しを感じさせぬ中庸なテンションを維持して、長さを感じさせぬみごとなバランスでした。しばらく聴いていないけれど、ザールブリュッケンとの旧録音も緻密だったと記憶するけれど、オーケストラの厚み、響きの魅力はこちらがずっと上に感じます。(21:27-18:09-13:16-25:59)
Mozart ピアノ協奏曲第26番ニ長調K.537「戴冠式」(1983年)/第27番 変ロ長調K.595(1974年)〜アルフレッド・ブレンデル(p)/ネヴィル・マリナー/ジ・アカデミー・オブ・セント・マーティン・イン・ザ・フィールズ・・・旧録音も好ましい演奏だったけれど、こちら再録音は音質状態に優れ、ネヴィル・マリナーの伴奏もバランス抜群に相性がよろしい。ブレンデルのタッチは相変わらず明晰なタッチに曖昧さはなく、落ち着きを増していっそう自在。シンプル闊達なリズムを刻む「戴冠式」の装飾音の多彩さに驚かされました。(14:22-6:13-10:10)枯れた風情の変ロ長調協奏曲K.595にはデリケートに、眩くも名残惜しい愉悦が滲みました。(13:55-6:59-8:31)古楽器演奏も好きだけど、このしっとりとした情感はヴェリ・ベストの手応え。
2024年5月某日/●隠居生活未だ初心者入門の日々
GWな日曜、快い気候が続きます。生ドーナツとやら、ブームなんでしょ?行列二時間待ちとの報道、人生の貴重な時間を費やすほどのものなのか・・・ブームが一段落した頃に一度味見してみたいものです。自分は左首辺り〜肩が鈍く痛く(寝違え?この間の左肩の鈍い痛みとの関係は?)女房殿は声がちゃんと出ないけれど、幸い熱もなく体調は悪くないのでいつもどおりのストレッチ+YouTubeエアロビクス済ませて市立体育館へ。ほぼ高齢者+大学のすぐ隣だから男子大学生の参加者ばかりのトレーニングルーム、ひとり若い女性を目撃したのは貴重で珍しいかも。しっかり鍛えて我流メニューは手抜きなし、シャワーも爽快に帰りスーパーに寄りました。佳き季節ですよ。メニューは一昨日に考案して、ネット検索済、メモを残しております。
今朝の体重は66.1kg▲500g。体調はかなり軽快しております。未だ首に痛みは残るけど、左肩は大丈夫。
そういえば「憲法の日」が過ぎておりました。自分は論議に参加できるほど深い知識や見聞はないけれど「亜米利加の押しつけだ!」そう主張する人々は現憲法が成り立つ当時の歴史経緯認識が曖昧かと感じます。先の太平洋戦争は日本が仕掛けて侵略侵攻した側、当時隣国は一方的に侵略される側、日本を再び侵略させないようにするのがまず主眼だったはず。その後、世界情勢も隣国の様子も刻々と変わりました。国家権力というのは多かれ少なかれ暴力装置が必要になって、丸裸の国というのは存在しなくて、たしかに自衛隊というのは現憲法下では宙ぶらりんの状態になっているのでしょう。問題は「だからどうなの」〜改憲してどうする、そのあとどうしたいのか。わかりにくい。それが国民が求める喫緊最優先課題なのか、雰囲気と勢いと流れで変えて国民の大多数がシアワセになるのか、改憲ありきより、まず現憲法の本来の意味合いの価値研究深化具体化が先かと。第9条も大切だけど、まず第25条「生存権」優先と思うけどなぁ、そこを曖昧に(じょじょに手抜き)したまま勇壮なことを云っても仕方がない・・・エラソーなことを場末の引退爺がつぶやいてもなんの足しにもならんけど。すんまへん。
Beethoven 交響曲第3番変ホ長調「英雄」(1978年)/Schumann「マンフレッド」序曲(1981年)〜カルロ・マリア・ジュリーニ/ロサンゼルス・フィル・・・前回拝聴は2019年。一躍オーケストラの実力と人気を高めたズービン・メータ時代を受けて(1962-1978)Carlo Maria Giulini(1914ー2005伊太利亜)が音楽監督を務めたのは1978-1984年。独墺系古典的な作品を重視してオーケストラを薫陶したそう。年齢的にはこの辺りがピークだったと思います。ちゃんと計測比較したわけじゃないけれど種々聴いてきた稀代の名曲「英雄」中、一番テンポが遅い体感印象、明るい豊満な響きを基調に、慌てずていねいに几帳面なフレージングにいっさいの曖昧さはない、絶対に走らず、煽らず、激昂せず。ていねいな細部仕上げとニュアンスとムダのない力感に充ちて、これは他とは一線を画す完成度でしょう。第1楽章「Allegro con brio」はもちろん提示部繰り返して慌てず、力まず、噛み締めるように適度な熱とスウィングもありました。(20:34)第2楽章「Adagio assai」この神妙に重く、纏綿と歌う足取りはまさに葬送行進曲。悠々として清潔なフレージングは重苦しさを感じさせぬもの。(17:20)第3楽章「Scherzo」に於ける落ち着いた歩み、アクセントの明快さ、途中のホルンの響きも亜米利加?!とは思えぬ深みが感じられたもの。(6:32)終楽章「Allegro molt」の落ち着きも弛緩を意味しない、大きな流れとスケールを感じさせました。(13:13)拝聴機会の少ないSchumannの管弦楽作品も美しい旋律、余裕の旋律節回しを堪能いたしました。(13:37)
Bizet 歌劇「カルメン」組曲 /闘牛士の歌/前奏曲/アラゴネーズ/間奏曲/アルカラの竜騎兵/密輸入者の行進/ハバネラ/衛兵の交代/ジプシーの踊り/劇音楽「アルルの女」組曲 /前奏曲/メヌエット/アダージェット/カリヨン/パストラーレ/メヌエット/ファランドール〜レオポルド・ストコフスキー/ナショナル・フィル(1976年)・・・Leopold Stokowski(1882-1977英国)94歳の記録に老いの陰は一切ありません。溌溂して色彩感も豊かにリズムもしっかりして、倫敦の録音用オーケストラも充分上手い。いつもの組曲収録より微妙に曲数が足りんのはLP収録の都合ですか?その昔「通俗名曲」とか「軽音楽」みたいな言い種があったけれど、音楽に軽重や貴賎なし、わかりやすく夢見るようなリズムと旋律はヴィヴィッドに表現されて、いつまでも若々しい表現でした。(2:12-0:59-2:25-3:08-1:47-1:44-5:03-2:14-3:47-4:30/6:51-3:48-2:46-5:04-1:49-4:12-3:36)
2024年5月某日/●隠居生活未だ初心者入門の日々
GW後半真っ最中の週末。昨日朝一番から快晴の空に洗濯物を干して、我流ストレッチ+YouTubeエアロビクスはいつもどおり。女房殿はほぼ50年来の友人が地方から出て来てお出かけ、自分も夕食のメニューを思いついて食材仕入れに出掛けようとしたら・・・左首筋がバリバリ凝って痛い。膏薬を貼って体調様子を見ました。食欲は落ちていなくて、ご近所ラーメン屋に出かけようかなぁ、そんなことを思いつつ、結局ぼんやり自宅にじっと静養いたしました。風邪が治っていないのかなぁ。思いついたメニューは明日に押し出しました。
熱はなく、体調もそう悪くないけど首筋の痛みは未だ残って体重は66.6kg+100g。ずっと身動きせず、炭水化物中心に喰ってばかりいたからね。これから体育館に出掛けてしっかり鍛えてきましょう。帰りに食材仕入れが必要です。女房殿は夜ご帰還して、声が出ておりません。孫から風邪を伝染されたみたい。
例の残忍な殺人焼却、その猟奇的な事件には未だ別途真犯人が存在して、つぎつぎ捕まった連中は皆「頼まれた」そう。容疑者の中にはテレビにも出ていた著名な元・子役も含まれるらしい。華やかな存在からの転落は、なんか遣る瀬ないというか切ないというか、どうして刹那的な道を選ぶのかなぁ、自分も若い頃そんなんでしたっけ。残念ながら華やかな光が当たったことは一度もなかったし、流されるまま生きてきて、幸いさほど道を誤らずに無事お仕事引退いたしました。なんか時代は殺伐とおかしい感じ。ま、政府与党の偉い先生方が多く隠し金やらパパ活する時代だからなぁ。そんな世情なのか。小さな孫の将来が心配です。
Mozart ピアノ協奏曲第13番ハ長調 K.415(ルツェルン音楽祭弦楽合奏団/ルドルフ・バウムガルトナー/1960年DG)/ピアノ協奏曲第20番ニ短調 K.466(ヴィンタートゥール交響楽団/ヘンリー・スヴォボダ/1950年Westminster)/de Falla 交響的印象「スペインの庭の夜」(ラムルー管弦楽団/イーゴリ・マルケヴィチ/1960年PHILIPS)〜クララ・ハスキル(p)・・・これはLP時代より愛聴していた演奏、やがて幾星霜を経、会社の再編もあってClara Haskil(1895ー1960羅馬尼亜→?)の音源はまとめて発売されました。シンプルな愉悦に充ちたハ長調協奏曲K.415は、この演奏を初めて聴いた時にルツェルンの伴奏に管楽器が入っていないことに驚いて、やがて管楽器なしでも演奏で可能な作品と知ったのはかなり後のことでした。この時期の録音は久々の拝聴にガッカリする音質水準も時に存在して、これはかなり良好なステレオ、女流のデリケートな〜みたいな括り方は一概にできぬかなり明晰に可憐、そして力強いタッチに納得、これは昔からの印象と変わらない。弦の伴奏はまずまず。(11:55-6:44-7:49)世間ではいちばん人気な劇的ニ短調協奏曲K.466の立派なバックはOrchester Musikkollegium Winterthurのことでしょう。これは廉価盤LP以来のお付き合い、もしかして数十年ぶりの再聴?これはモノラルだけど思わぬ良質な音質、そして濃密かつ清潔なハスキルのピアノはたっぷり名残惜しく、絶品。名曲揃いのピアノ協奏曲中あまりの人気にやや敬遠気味だった作品、いつになく妖しく胸を揺さぶるような浪漫の表現に胸を打たれたもの。終楽章「Allegro assai」も劇性を強調せず、余裕を感じさせました。これはこの名曲のヴェリ・ベスト。(14:11-9:31-7:26)これまたLP時代以来馴染の「スペインの庭の夜」記憶ではChopin辺りと組み合わされて出ていたはず。あまり芳しい音質ではなかったはずが、けっこうクリアな音質に明晰かつ温かいタッチ、噎せ返るほど濃密な夜の雰囲気たっぷり。マルケヴィッチの伴奏はかっちりとして迫力あるもの。(10:01-4:35-7:51)
Tchaikovsky 交響曲第4番ヘ短調/幻想序曲「ハムレット」/幻想序曲「ロメオとジュリエット」〜モーリス・アブラヴァネル/ユタ交響楽団(1972/3年)・・・CDが安かったのでけっこう長いお付き合いの全集録音より。財政的に潤沢、佳い楽器を使っていたらしいオーケストラの響きは1970年代とは思えぬジミな音質、そしてなんとユルい牧歌的に盛り上がらぬサウンド、もっさりとした演奏でした。これではせっかくの金管大爆発作品の魅力が堪能できません。けっこう長いお付き合いの全集だし、これはこれで味わいもあるけど、もうエエかなぁ、もっと聴き込むべき他のTchaikovsky音源はたっぷり貯まっております。(18:12-8:52-5:38-8:49/17:36/19:45)
Franck ピアノ五重奏曲ヘ短調〜カペー弦楽四重奏団/マルセル・シャンピ(p)(1928年)・・・セピア色のような昔の映画風音質。とろりとしたポルタメント奏法も漂って、弦は男性、ピアノは女性を表現する極限エッチな作品はいっそう官能的風情が漂って最高。妖しくも甘い旋律に痺れました。Marcel Ciampi(1891ー1980仏蘭西)ってそんなに昔の人じゃなかったんですね。「Molt moderato qusi lento」(15:38)「Lento.con molt sentimento」(11:04)「Allegro non troppo ma con foco」(9:21)
2024年5月某日/●隠居生活未だ初心者入門の日々
昨日快晴。本日よりGW後半も天気は保ちそう。深酒後の翌朝は微妙に体調優れぬのはいつものこと。我流ストレッチ、Youtubeエアロビクス短いのを済ませて市立体育館へ、途中黒いエコバッグを拾ったのでしっかり路上ゴミ収集に励みました。「多少の不調は鍛えて治す!」昭和の発想は誤っているかもしれぬけれど、いつもの(ユルい)筋トレ+エアロバイク有酸素運動15分を済ませて気分爽快に至れば大丈夫、帰宅して昼食後昼寝すれば万全。お仕事現役連中は身体に非ず、表情を使ってパフォーマンス(やってる感)を強調しておりました。昼夜しっかり喰って今朝の体重は66.5kg+300g、呑んだ翌々日が増えるという実感は、じつは翌日は酒の影響で水分が抜けているだけ?そう類推してこれがほんまの結末かと。今朝、身体中に鈍い疲労感有。晩酌の習慣はなく、酒は美味いもんを喰うため、月にせいぜい2−3回。爺友がジャパネットたかた?全国の銘酒定期的に届くのを注文して独り呑みすぎたそう。独り+ろくなアテもなくだっぷり呑むなんて、ちょっと寂し過ぎ。もうひとりの爺友は緑内障、一部視野の欠損を指摘され点眼薬を指示されたそう、自分は既に10年以上の経験者、幸い眼圧も視野も悪化せず維持できて、ドライアイの副作用経験を説明しておきました。女房殿はGWの間(はざま)早朝から孫のお守りに出掛けました。
ヒマさえあれば全世界のネットを探って、クラシック音楽の音源を探って入手しております。DVDに焼いていた音源をHDDに移動整理保存する時に.mp3音源は基本諦めて.flac.apeファイルのみ残しました。膨大なるデータ量を喰う高品質音源にはあまり手を染めておりません。タイヘンお世話になっている某サイトには魅力ある音源豊富〜但し、ダウンロードに異様に時間が掛かる(無料で使うならば)だから、めったに手を出しません。どうしても欲しいのを見つけて10gbほどのダウンロードに15時間ほど掛かって、挙げ句それは狙っていたものとは違うもの。仕方がないので再度トライ。結果的に愛用のVAIOは3日間ほど電源点けっぱなし。その間、いつもの【♪ KechiKechi Classics ♪】更新作業とか、音源拝聴メモなど、まったく問題なし。むしろ、こまめに電源切ったり入れたりするほうが機器は傷めるのかもしれません。
Schubert 弦楽五重奏曲ハ長調 作品163 D.956〜ヴェーグ弦楽四重奏団+パブロ・カザルス(vc)(1961年ライヴ)・・・2016年の拝聴記録有。この時点では未だ駅売海賊盤を聴いていたのですね。久々にカザルスの豪快な演奏を聴きたいな、と思ったらこの音源は手許に見当たらない、慌ててネットを探ったものです。たしかLP時代よりの愛聴盤、Schubertの歌謡性に溢れた旋律が泉のように次々と湧き出る魅惑の作品はお気に入り。Sandor Vegh(1912ー1997洪牙利→仏蘭西)の端正にヴィヴィッドなアンサンブルに重厚な詠嘆を加えて、重心の低さとスケールを加えてPablo Casals(1876-1973西班牙)当時85歳、さすがに技術的云々の指摘は可能だけれど、たっぷりアクセントを付けてコクのある節回し、タメは根性入魂。なんせこの作品の刷り込みですから。たっぷり美しい旋律とスケールを堪能いたしました。(15:30-13:31-9:09-10:25)
Beethoven ピアノ協奏曲第5番 変ホ長調「皇帝」(ズービン・メータ/ウィーン交響楽団/1961年)/ピアノ、合唱、管弦楽のための幻想曲ハ短調(ヴィルフリート・ベッチャー/シュトゥットガルト・フィルハーモニー/シュトゥットガルト・レーラーゲザンクフェライン/1966年)〜アルフレッド・ブレンデル(p)・・・皇帝はLP時代以来幾度も聴いた演奏。2015年の記録が残っておりました。ブレンデル30歳ズービン・メータ25歳(おそらく)デビュー録音。ピアノ・ソロは例の芯のしっかりしたサウンドを堪能できたけれど、管弦楽の音質がデッドにあまりよろしくない。それに若きメータはソロを置き去りに突っ走る伴奏がよろしくないとの世評には同意、個性あるソロを引き立てるにはもっと経験と熟練が必要だったのでしょう。第1楽章 「Allegro」冒頭のじゃじゃーん、ぶちかましから、その威圧感を苦手としたのも今は昔。思いっきり華やかに、ゴージャスなピアノがしっかりとして技巧に雄弁だけど、この人のピアノはきらきらデーハーにならぬのが個性でしょう。(19:59)第2楽章「Adagio un poco mosso」は味わい深い施策的な緩徐楽章(8:33)そのままアタッカで終楽章「Rondo Allegro - Piu allgero」の晴れやかな表情、熱気あふれるノリと勢い、重心の低さ、メータの伴奏もようやく興が乗ってきたようです。(10:33)「幻想曲」は編成的に交響曲第9番イ短調と同時演奏される機会が多いと思います。ピアノによる深刻な主題提示と喜ばしい変奏曲、やがて合唱が加わって大掛かりに盛り上がる作品、ド・シロウトにはちょっとツボが見えません。音質は「皇帝」よりよろしい感じ。こちらベッチャーの伴奏はソロや声楽の扱い、バランスも上々でした。(20:36)
2024年5月某日/●隠居生活未だ初心者入門の日々
小雨のなか、行ってきました爺友と久々の酒、前回ドタキャンのお詫び。330万自己負担して出版した書籍(既に書店に並んでいる)をいただき、昨日よりAmazonにて電子書籍配信とのことだけど、検索を掛けても出現しません。帰り電車の中で読み始めたけれど、自分の守備範囲外の海外探偵小説?評論、内容理解さておき立派な文書でしたよ。もうひとりの爺友は先月高校時代の同学年同窓会久々、現在は禿頭でも当時の卒業写真を眺めると時代はロン毛、たいへんモテた、下駄箱に一方通行(非)交換日記が入っていたとか。それははほんまでしょうか。63歳に至って隣のクラスだった女性に「好きだった」と告白され(うらやましい)残念どなたかまったく記憶はなかったとのこと。もう一人は10月に高校、11月に大学の集まりがあって、おおいに下心を持って臨みたいとの決意、独身なんだからエエでないの頑張れ、激励したけれど、もうひとりは止めておけ! と説得しておりました。そんなこんな北新地駅前ビル地下にて無駄話散財、呑み過ぎつつ、夕方最寄りの駅よりしっかりウォーキングして帰宅。平日とは云えGW真っ最中、混んでいるかと予想したけれど、思ったほどでもなかった。
久々の深酒に気分あまりよろしくなく洟水も出て、喉も乾いて夜中途中覚醒、今朝の体重は66.2+100g。本日これよりしっかり筋トレ・エイアロバイク有酸素運動して身体を引き締めましょう。本日は佳き天気となりそうです。
Mussorgsky/Ravel編 組曲「展覧会の絵」/Saint-Sae"ns 死の舞踏*/Berlioz 序曲「ローマの謝肉祭」(1962年)/歌劇「ベンヴェヌート・チェッリーニ」序曲(1968年)/歌劇 「ルスランとリュドミラ」序曲(1965年)/Verdi 歌劇「運命の力」序曲(1964年)〜ベルナルト・ハイティンク/コンセルトヘボウ管弦楽団/*ヘルマン・クレッバース(v)・・・ハイティンクの「展覧会の絵」はありそうで、なかなか入手困難、不遇な音源のひとつ。たしか再録音はなかったはず。学生時代にリヒテルとのソフィア・ライヴと組合わせて廉価盤LPを愛聴したもの、それ以来ようやく待望の再会を果たしました。ハイティンクは当時ほんの若手33歳の記録、うっすらとした記憶では真っ直ぐに面白みがない? 録音より60年経った現在でも現役の音質、それは「真っ直ぐに面白みのない」ものに非ず、飾りのない正面突破表現にテンション高く、オーケストラの各パートも極上の響きを堪能できました。イメージとしてはリッカルド・ムーティ/フィラデルフィア管弦楽団(1978年)の印象に近くて、これは若い勢い爆発! 爽快そのもの。(1:42-2:22-0:52-4:16-0:33-1:04-2:48-0:40-1:15-2:07-1:23-2:16-1:40-3:17-5:29)残りの小品集も、細部かっちりとした几帳面な描き込みが立派でした。(7:22-9:06-10:24-5:39-7:24)当時のコンセルトヘボウは名の通った名人がごろごろ生き残っておりました。
Prokofiev 交響曲第5番 変ロ長調〜ダヴィッド・オイストラフ/モスクワ・フィル(1967年)・・・名ヴァイオリニストDavid Oistrakh(1908ー1974烏克蘭)の指揮は記憶にある限り、ShostakovichやMahlerの録音があったはず。このProkofievは意外にも音質かなり状態良好でした。この作品は1945年初演、二管編成だけど多種多様な打楽器にピアノ+ハープも入ってとてもわかりやすい、平易に明るい作品、けっこう好きです。テンポは中庸に、オーケストラは分厚い響きに迫力たっぷり、技量はとても高いもの。湧き上がるような夜明けの風情を感じさせるカッコ良い第1楽章「Andante」(12:04)第2楽章「Allegro marcato」は打楽器が活躍するユーモラスに闊達なスケルツォ(8:45)第3楽章「Adagio」は重苦しい足取りに(10:49)第4楽章「Allegro giocoso」鬱蒼とした序奏から各パートが旋律を受け渡して、ここも打楽器が多彩かつ軽妙、切迫感に盛り上がりつつ、なんとなく突然終わってしまう感じ(8:58)これは意外なほど立派な演奏でした。
2024年5月某日/●隠居生活未だ初心者入門の日々
5月に入っても特別に変わったことはないけれど、耳鼻科に処方された一週間の服薬が終了した昨日朝、顕著な体調快復の手応えがありました。花粉症?による洟水は継続中。女房殿は孫のお試し保育のフォローに早朝に出掛け、自分は朝一番にいつもの洗濯を済ませて、二日サボった我流ストレッチ実施+YouTubeエアロビクス20分しっかり、意を決して市立体育館に出掛けたけれど、晴れるはずの天気予報は外れて途上小雨が途切れません。傘は持参しなかったので早足にゴミ拾いは断念・・・のつもりが、運動公園入口に大きなゴミ袋二つ放置、一個は野良猫かカラスが食い破って散らかって手が付けられぬほど。できるだけまとめて半分処分、帰り残りを集めて大学のゴミ箱に捨てました。トレーニングルームは予想通りお仕事現役連中が筋トレマシン独占! 鍛錬に疲れてしばし途中休憩はまだ理解できるけれど、座っていきなり沈思黙考微動だにせず・・・それはないでしょう。それでも順不同、エアロバイク有酸素運動15分も含めて筋トレは全部予定通り消化出来、気分爽快に至ったのも久々でした。あちこち身体節々の鈍い痛みもほぼ消えました。
昼過ぎより快晴に至って、洗濯物は外干しに戻しました。小雨模様もあって買い物にも寄れず(コンビニを覗いてみたけれど、たまご10個相場より100円高く手が出ない)冷蔵庫在庫一掃、昼は喰い過ぎました。今朝の体重は66.1kg▲200g。前回、女房殿ぎっくり腰による孫の世話代行でドタキャン、体調も戻って本日爺友との昼酒約束しました。人気女優No,1を競う長澤まさみがBYDのCMに出ております。世界の冠たる工事用重機・農機具メーカーであるクボタのCMに既に出ていたはず、大丈夫か?中国のEVメーカーの品質はいろいろと評判よろしくない、あれはたんなる噂? ちょっと不安です。バッテリーの性能や寿命、充電設備、寒冷地での耐久性、修理メンテナンス体制など、いろいろ宿題はあるはず。
Mozart 交響曲第20番ニ長調K.133/交響曲ニ長調K.141a(K.161&163/歌劇「シピオーネの夢」序曲)/交響曲ニ長調111a(K.111+120/劇場セレナータ「アルバのアスカニオ」序曲)/交響曲ニ長調K.207a(K.196+121/歌劇「恋の花造り」序曲)/交響曲ハ長調K.213c(K.208+102/歌劇「牧人の王」)〜ネヴィル・マリナー/ジ・アマデミー・オブ・セント・マーティン・イン・ザ・フィールズ(1973年)・・・第50番第51番第52番なんて便宜的な番号を付加するから〜なんて知っているようで看過していたオペラ序曲由来+αの交響曲も収録。Neville Marriner(1924ー2016英国)は勝手な印象だけど、このあたり迄が一番よろしかったかな、音質含めて。ヴィヴィッドな勢いと力みのないバランス感覚に溢れた演奏でした。ニ長調交響曲K.133から思いっきり愉しく軽快に華やかな作品、編成は2 ob-2 hr-2 tp、第2楽章はフルートが入ります。Allegro(7:56)Andante(4:51)Menuetto et Trio(3:49)Allegro(4:17)
あとの交響曲は歌劇の序曲を上手く流用して馴染の旋律が次々続いて楽しいこと限りなし。「シピオーネの夢」Allegro moderato(3:10)Andante(2:55)Presto(2:16)。「アルバのアスカニオ」これは続けて演奏されるシンフォニア。Allegro assai-Andarte-Presto(6:45)「恋の花造り」(直訳すると「偽りの女庭師」)はAllegro molt(2:41)Andante grazioso(3:18)Allegro(2:40)。「牧人の王」はMolt allegro(3:09)Andantino(3:32)Presto assai(4:31)。
Dvora'k 交響曲第9番ホ短調「新世界より」〜ズービン・メータ/イスラエル・フィル(2007年ライヴ)・・・誰でも知っている名曲中の名曲は現在でも一番人気ですか?懐かしい、ウキウキとわかりやすい旋律連続。かつて大昔演奏技量云々されたイスラエル・フィルにはZubin Mehta(1936-印度)1959年デビュー、1968年より音楽顧問、やがて音楽監督を2019年迄続けた蜜月、浮き立つようにヴィヴィッドな勢いと熱気に充ちて、中庸のテンポと豊満なサウンド、どの楽章も余裕の響きにスキはありません。音質も良好。第1楽章「Adagio - Allegro molto」には提示部繰り返しなし。(9:20)第2楽章「Largo」(10:40)第3楽章「Scherzo (Molto vivace)」(8:03)第4楽章「Allegro con fuoco」(11:35拍手有)