2024年7月某日/●隠居生活未だ初心者入門の日々
7月もラスト、洟水と時々の咳込み、すっかり風邪症状となりました。幸い倦怠感も熱もないけれど、首筋の違和感、若干の口内炎もその症状なのでしょう。昨日夜のエアコン30度C設定でも自分に直撃、寒くて途中中断いたしました。朝のストレッチ、YouTubeエアロビクス10分ほど短いの終えて予約の耳鼻科へ。この猛暑のせいか患者少なめ、予約どおりの時間にさっさと終わって、風邪の処方もお願いできました。ついでに別の内科へ寄って尿酸値対策の薬処方も。帰りに食材仕入れも済ませて、耳鼻科に到着時点既に30PAI(一日の目標/Personal Activity Intelligence)に到達、ま、朝のエアロビクス込みだけど特別に筋トレしなくても、けっこうな数値を表示してくれるのは新しいスマートウォッチの成果でしょう。
昼前に帰宅したけれど、この猛暑でしょ?50PAIを超えて、トレーニングルームに出掛ける意欲を失いました。昼夜しっかり喰って今朝の体重は67.0kg+200g。風邪っぽいけど、体育館へ鍛えに出掛けましょう。マスクが必要です。
爺友のひとりは自分より一年前にお仕事引退して既に4年経過。もともと自家用ではMACを愛用して、お仕事システムはWindowsが基本。ところが隠棲後はスマホとFireStickしか使っていないらしい。久々にHappy Hackingのキーボードを取り出したら、まったく使えなくなっていたとのこと。もう一人は自費出版するくらいだからコンピューターのキーボードは多用していることでしょう。自分は「音楽日誌」毎日執筆して、恥ずかしながら未だスマホ操作は苦手、最低限の所作もできぬ情けない時代遅れ。だから逆にキーボード操作には問題はない・・・けれど、もとより正しい指運を身に着けていないし、華麗なる加齢に指の感度精度も落ちてミスタッチは増えております。でも、誰に急かされるワケでもなし、日常不自由もないし、ボケ防止になっているのかも。
これがある日まともに打鍵できないような指先不自由に至ったら・・・それはノーミソに異常をきたしているという証拠でしょう。
Tchaikovsky 交響曲第6番ロ短調「悲愴」(1979年ライヴ)/弦楽セレナーデ ハ長調(1980年)〜若杉弘/ケルン放送交響楽団・・・若杉 弘さん(1935ー2009日本)は独逸でも活躍した人。しっとりとした音質と重心の低いサウンド、露西亜風とは一線を画す落ち着いてオーソドックスなバランス感覚、小学生時代よりあまりに馴染み過ぎた甘い旋律にはやや食傷気味、そんな不遜な思いを一掃させるような瑞々しい快演。テンポは中庸にていねいな仕上げ、暗く鬱蒼とした第1楽章「Adagio - Allegro non troppo〜」から、重過ぎず暗過ぎぬ憂愁な風情いっぱいにオーケストラは厚みがあって魅惑のサウンド。(19:16)第2楽章「Allegro con grazia」4分の5拍子の変則的なワルツも余裕に優雅そのもの。(8:29)第3楽章「Allegro molto vivace」はスケルツォであり行進曲、金管の鳴りっぷりも力みない適度な重量感に、しっかりとした歩みが続きます。ラストのアッチェレランドもあまり急がない。(9:06)第4楽章「Finale. Adagio lamentoso - Andante - Andante non tanto」は清楚な哀しみに溢れて、濃厚に煽り過ぎない。響きの厚み力感は充分。(10:06)
弦楽セレナーデ ハ長調は瑞々しく充実した弦の魅力全開。憧憬と懐かしさ一杯の明るい風情が続く第1楽章「Pezzo in Forma di sonatina; Andante non troppo - Allegro Moderato」(10:38)第2楽章「Waltz; Moderato (Tempo di valse)」(4:01)第3楽章「Elegie; Larghetto elegiaco」(8:41)第4楽章「Finale (Tema russo); Andante - Allegro con spirito」(8:06)
Shostakovich 交響曲第1番ヘ短調(キリル・コンドラシン/ソヴィエット国立交響楽団/1951年)/第5番ニ短調「革命」(エフゲニー・ムラヴィンスキー/レニングラード・フィル/1954年)・・・交響曲第1番ヘ短調はコンドラシンの旧録音、噂によるととんでも音質!?〜さほどに非ず、充分聴ける水準でした。Vanguardのマスタリングが上手なのか。栴檀は双葉より芳しい才気煥発、自在に気紛れな旋律躍動する名曲はヴィヴィッドにノリノリ、尋常じゃない緊張感、ラスト圧巻の追い込み、1972年より爆発的な勢いを感じさせる演奏でした。(9:25-4:32-8:22-9:17)
著名な第5番ニ短調は、廉価盤LP時代1000円盤で出ていた1954年セッション録音らしい。音質はまずまず。Shostakovich苦手な期間があまりに長く、若い頃は「革命」ばかり聴いて結果食傷気味に。この著名な作品はあまり拝聴機会がありません。苦難から勝利へ、あまりにありがちなパターンに辟易〜そんな感慨もすっかり消えて、冷静に音楽を堪能できるようになりました。第1楽章「Moderato - Allegro non troppo」出足はMozart アダージョとフーガ ハ短調K546クリソツ。冷静に緻密なアンサンブルは不気味、ピアノが入る展開部はテンポ・アップもクール、打楽器も入るクライマックスは新しい録音じゃないから効果はやや落ちる(映えない?)と感じます。それにしても圧巻の雄弁と構成力はおみごと。金管も木管も洗練されております。(15:29)第2楽章「Allegretto」はコントラバス、ファゴットが活躍するユーモラス、かつ無骨なレントラー?ここはオーケストラのパワーがものを云うところ。キレのあるリズム、金管の迫力と厚み、楚々としたヴァイオリンやフルートのソロも場違いっぽくて楽しいですね。(5:31)第3楽章「Allegro non troppo」は悲劇的な変奏曲。静謐な弦の表情付けは微細に入念、寄せては返す静かな波のように哀しみが広がります。この色彩の変化は凡百な演奏にはムリなのでしょう。オーボエによる第3主題は「大地の歌」を連想させるとのこと。後半に至って響きが重なり合って厚みを増していくところ、圧巻の構成力でしょう。(13:59)第4楽章「Allegro non troppo」ここはバーンスタインあたり熱狂的な汗水追い込みが記憶に残っているけれど、やや抑制した始まりに徐々にテンポ・アップ、テンションを上げていく手腕のみごとさ。静謐な部分の抑制と緻密な組み立てに感心いたしました。(10:57)
2024年7月某日/●隠居生活未だ初心者入門の日々
まだ8月に入っていないのに、この猛暑ぶりは異常でっせ。栃木で41度Cとか?西条市で自転車に乗った女性が熱中症に亡くなったそう。昨日は不良返品の回収があったので午前中、鍛えに出掛けることも、野菜を買いに行ったり、通院することも叶わず、エアコン掛けて引き隠ることもできません(コンピューター・オーディオ部屋を締め切っているとインターホン呼び出しが聴こえない)。昼からは電気代より生命が大切、しっかりエアコンを掛けました。先日失った「Bruckner/French/Wager/Stravinsky/Wagner/
Paganini/Weber/Russia/Shostakovich」
音源ファイル分、Bruckner/French/Shostakovich辺り、ネットよりぼちぼち再入手しております。でも、嗚呼これはもう入手不可能(涙)例えば朝比奈隆DISQUES JEAN-JEAN全集とか、そうカンタンにはネットに出現せんでしょう。でも、BrucknerやShostakovichの交響曲は長大、欲張ってたくさん音源集めてもそうそう聴けないっすよ、自分の健康寿命中には。本日これより激混み耳鼻科へ(予約済)トレーニングは昼から出掛けるつもり。やや洟水、痰の絡み、咳込み少々あるけれど、熱もないし、体調も悪くありません。ストレッチと軽いYouTubeエアロビクスのみ実施。微妙に夏風邪っぽい感じ。
女子サッカー対伯剌西爾戦、谷川萌々子(19歳)の逆転ゴールに泣けました。いろいろあった女子体操は過去最高4位での予選通過とのこと。そして男子体操団体金メダル。終日身動きせず、1,500歩程度、今朝の体重は66.8kg+100g。
学生時代の硬派な友人(女性)より初メール有。親しい先輩よりメール・アドレスを訊いたそう。たしか浪人して自分より1-2歳上、もう教師を引退して自然環境に優しいエネルギー問題の自主活動をしているとか。その中での人間関係の軋轢の件の相談でした。こちら既に社会的貢献は一切な〜んもしていない激暇爺、自分が的確な回答や示唆などできるはずもありません。現役時代のうっすらとした経験をいかにも関係ありそうに取り繕って返事しておきました。こうして出会ってほぼ半世紀、真摯な相談があるのもありがたい人間関係でしょう。昔の通りの冷静な判断分析でした、とのお礼があったけれど、ほんまか?その場その場を口先だけで乗り切ってきた人生と自覚しているけれど。
Brukckner 交響曲第8番ハ短調(ハース版)〜ギュンター・ヴァント/ケルン放送交響楽団(1979年)・・・(Bruckner音源ファイルをすべて失って、順繰り再入手している最中)Brucknerの録音は数多いGunter Wand(1912-2002独逸)の第8番中2番目に古いもの。これは唯一の全集録音になっておりました。中庸から心持ち速めのテンポ、悠々悠然とした重厚長大表現に非ず、引き締まった辛口サウンドにストレート系かっちりとしたアンサンブル。オイゲン・ヨッフム新旧とかゲオルグ・ティントナーを聴いたあとにこの全集に出会って、これがリファレンス(参照の基準)と確信したもの。全9曲(11曲?)中もっと巨魁な規模を誇る作品。後年の北ドイツ放送交響楽団やベルリン・フィルと比べて細いとか、スケールが小さいとか、響きが硬いという声があるようだけど、自分にとって理想的に響きました。第1楽章「Allegro moderato」物々しい不安を孕んだ始まりも無用に重くならない。(15:43)第2楽章「Scherzo. Allegro moderato」はリズムもキレも充分に引き締まった響きと集中力(15:09)第3楽章「Adagio. Feierlich langsam, doch nicht schleppend」天国的な安寧に充ちた緩徐楽章は速めのイン・テンポを貴重に、詠嘆を強調しません。ここの弦もホルンも理想的な深みを感じます。(26:15)第4楽章「Finale. Feierlich, nicht schnell」弦の躍動するリズムに乗って、金管が躍動する終楽章。飾りを感じさせぬ表現はもったいつけた表情とは無縁に、スカッと辛口、几帳面なもの。(24:23)
Wagner 楽劇「ワルキューレ」より「ワルキューレの騎行」(1978年)/楽劇「ジークフリート」より「森のささやき」(1967年)/歌劇「タンホイザー」序曲(1978年)/楽劇「神々の黄昏」より「葬送行進曲」(1978年)/楽劇「トリスタンとイゾルデ」より「前奏曲と愛の死」(1978年)〜エフゲニー・ムラヴィンスキー/レニングラード・フィル・・・こちらも同様、Wagner音源はすべて失いました。いずれもライヴ?音質はまずまずでしょう。「タンホイザー」は1982年?露西亜の音源はほんま情報は曖昧です。どれもやや速めのテンポに引き締まって颯爽としたテンション、カッコよい勢いに溢れる演奏でした。ライヴでこのアンサンブルだからレニングラード・フィルの実力はほんまもんです。管楽器の音色は暴力的な迫力、ストレート系表現でありながら微妙なテンポの揺れや追い込みは雄弁に決まって(とくに「タンホイザー」「葬送行進曲」)聴手は手に汗握る緊張感演奏でした。「トリスタン」の硬質な官能も最高。ホルンのヴィヴラートはとってもエッチでした。(4:19-9:00(拍手有)-14:00-7:51-16:55)
2024年7月某日/●隠居生活未だ初心者入門の日々
殺人猛暑というのがあながち言い過ぎじゃないような気候が続きます。痰の絡み+弱冷では寝苦しいこともあって値不足気味、肩首筋が微妙に凝って夏風邪かもしれません。通院予約は明日。女房殿は微妙な腰の状態と咳が残っておりました。男子サッカー以外は期待の巴里五輪球技も不調気味、大坂なおみも池江璃花子も初戦で姿を消して、男子体操も今一歩か、なかなか期待通り本番に力を発揮するのは難しいものです。阿部詩は2回戦敗退、お兄ちゃんは連覇。期待の女子バレーは圧倒的高さとパワーのある波蘭に1-3セット敗北、和田が頑張ったけどね。周りは勝手なことを云うけれど(含む自分)皆精一杯やってますよ。
いつもどおりの洗濯、ストレッチ、そしてYouTube10分ほどのダンス・ワークアウト、そして炎天下に市立体育館へ片道徒歩20分ほど、空き缶ペットボトルは相当拾いました。日曜だからトレーニングルームはお仕事現役メンバー中心、珍しいことに若い女性も2名ほど見掛けました。代替スマートウォッチは前機より歩数カウントが心持ち多く、あきらかにトレーニングPAI(Personal Activity Intelligence)がちゃんと反映されます。いままで自宅往復筋トレ+エアロバイク15分こなしても30に届かなかったのに、軽く50を超えました。(目標30PAI/日)試しにしにエアロバイク最中に心拍数測定をマシン表示と比較したけれど、かなり接近しておりました。(血圧は昨夜来三度計測して三度とも140-90/これはおかしい、あてにならぬのは承知の上)ま、ちゃんと運動していればアプリの実績はあくまで参考、健康には関係ないけれどね。気持ちの問題でしょう。今朝の体重は66.7kg+200g。昼いかにも太りそうなものをしっかり喰ってしまいました。
帰宅すると早速外付けHDD2TB到着済(配達の負担にならぬよう置き配希望)さっそくコンピューターとつないでデータ移動(に非ずコピー/前回失敗したので)すると・・・エラーコード出現、その意味をネットに検索してみたけど初期不良らしい。大きなファイルは保存できません。残念、返品手続きを取りました。なかなか思うようになりません。配達の人には申し訳ないけど、また本日引き取りに来てもらいましょう。
そろそろお米が切れそうなので昨日5kg買ってきました。一番安めの国産ブレンド米(早速味見してみたら、粒が小さめやや味気ないけどまずまず)店頭では品薄、そして値上げは+記憶より500円ほど。輸入米カルローズが以前買っていたブランド米くらいの価格になりました。コロナに需要が減って生産絞り込み、そしてインバウンド増加も含めて消費増加、ところがそうカンタンに生産増できぬのが農産物、一時的に需給バランスが崩れて、外食産業は値上げ必須なんやそう。困ったものですね。いろんな諸政策はもっと先が読めないものでしょうか。この猛暑じゃ新米の時期になっても価格は落ち着かないかも。自分の現役時代のお仕事はぐっと世間的なスケール規模の幅も小さかったけれど、けっこう世の中の動き、先読みして在庫調整してましたよ。ま、それもこれも全部ささやかな思い出になりました。
HDDお釈迦騒動+この猛暑にほとんど音楽に集中できません。いちおうアリバイ的に更新は継続。
Bach チェンバロ協奏曲第6番ヘ長調 BWV1057(グスタフ・レオンハルト(cem)/フランス・ブリュッヘン、ジャネット・ファン・ウィンゲルデン(recorder)/レオンハルト・コンソート)/トリオ・ソナタ ト長調 BWV1039(フランス・ブリュッヘン、レオポルド・スタストニー(ft)/ニコラウス・アーノンクール(vc)/ヘルベルト・タヘツィ(cem))/フルート、ヴァイオリンとチェンバロのための三重協奏曲イ短調 BWV1044(グスタフ・レオンハルト(cem)/フランス・ブリュッヘン(ft)/マリー・レオンハルト(v)/レオンハルト・コンソート)/ソナチナ(カンタータ第106番「神の時こそいと良き時」より/グスタフ・レオンハルト(or)/フランス・ブリュッヘン、ジャネット・ファン・ウィンゲルデン(reco)/ハインリヒ・ハーフェルラント、ヴェロニカ・ハンペ(gamba))/ソナタ・コンチェルト(カンタータ第182番「天の王よ、汝を迎えまつらん」より/グスタフ・レオンハルト(or)/フランス・ブリュッヘン(ft)/マリー・レオンハルト(v)/レオンハルト・コンソート)(1967年)・・・半世紀以上経てば演奏者はほとんど鬼籍に入って、残された音楽は永遠の生命を保って、音質も現役でした。4年ぶりの拝聴。Teldec時代ブリュッヘンの音源集めたCD12枚分の音源を入手して、Bachから聴き出したら妙に馴染みに懐かしい感じに記憶は蘇りました。ブランでブルク協奏曲第4番の異稿であるヘ長調協奏曲は2本のリコーダーが活躍する可憐な作品先頭に、馴染みの名曲名旋律ばかり。半世紀以上前の録音は音質はもちろん、未だ古楽器演奏が一般的ではなかった時代に引き締まったリズムと切れ味たっぷりの技巧がヴィヴィッドに新鮮に堪能できるもの。演奏者はほとんど鬼籍に入りました。(6:55-4:07-5:04/3:35-3:47-2:27-3:06/8:48-5:45-7:24/2:43/2:04)
Brukckner 交響曲第8番ハ短調〜蘭水(ラン・シュイ)/中国フィル(2012年北京紫禁城音楽堂ライヴ)・・・蘭水(Lan Shui,1957-亜米利加)は中国出身、1997-2019年シンガポール交響楽団の音楽監督を務めたとのこと。Bruckner中屈指の規模と緊張感漂う巨魁な作品は、ややオフマイクにオーケストラのサウンドの芯が甘く、色気が足らぬような気もするれど、これは立派な演奏でした。湧き上がるような怒涛の感銘!には至らぬけれど、中国のオーケストラ?とは俄に信じられぬ体力は最後まで維持されました・・・再確認と思ったけれど残念、Bruckner音源ファイルは全部失ってしまって、再聴できません。(14:50-12:50-24:24-21:36/拍手有)
2024年7月某日/●隠居生活未だ初心者入門の日々
そろそろ7月も終わりだけど、この酷暑はいつまで続くんでしょうか。耳鼻科の服薬も切れて痰の絡みに咳き込んで途中覚醒、あまり眠りの質がよろしくありません。モウレツな日差しに洗濯物がすぐ干せるのはありがたいですね。朝一番に洗濯、そしてストレッチ、YouTubeエアロビクスも済ませてから激安美容院を目指しました。ちょっぴり出遅れて9番札、しかも10時からのタイムサービスを待たずにお姉様数名がヘアカラーに先着して、あれは時間が掛るんです。3人の美容師さんのうち一人は見習い?ヘアカラー専門でカットに入りません。二人で3席分回すのでちょっぴり時間が掛かったけれど、いつも通り横を中心にすっきり刈っていただきました。巴里五輪期待の男子バレーは2-3で独逸に敗北、なかなか下馬評通りには勝てません。試合内容は未だ見ておりません。柔道女子48キロ級角田夏実金メダルおめでとう。
外付けHDD2TBを相場値段のものを注文しました。他の3台はもうぱんぱんなんです。Amazonを眺めると4TB外付けSSDが5,999円?これはあり得ぬ相場(2TB/2-3萬圓が相場でしょう/高い評価も怪しい)まだそんなインチキ堂々と載っているのですね。一年前は7,000円台のが入手できたけれど、この間の物価高(円安や原料運送費の値上げ)に9,000円台が中心になっているようです。(今回お釈迦になったメーカーのは現在9,980円)あまり安物を狙っても偽物?や品質粗悪品に当たる可能性もあるので慎重に考えました。日々愛用酷使する中古のVAIOは既に2年ほど、順調に稼働中。
夕方3時に息子とJR北新地駅にて待ち合わせ。家賃を払うなら家を買う〜みたいなありがちな価値観らしい。手持ちの資金なし。持ち家神話、新築神話は時代遅れと思うけれど、ずっとそこに住むんだったらお隣や周りの住環境、学区などを見極めた上でローンを組むのも悪くないでしょう。でも、この不動産相場や低金利がいつまで続くのか先は読めません。美味いビールと魚、寿司、肉など愉しくいただきました。昼もしっかり喰ったのに、今朝の体重は66.5kg変わらず。猛暑と痰の絡みで眠り浅く、耳鼻科の予約は必要です。
Mussorgsky 歌劇「ボリス・ゴドゥノフ」(1869年版)〜ケント・ナガノ/エーテボリ交響楽団/エーテボリ歌劇場合唱団 /アレクサンドル・ツィムバリュク(b)ほか声楽陣多数(2017年)・・・初版は男声ばかり「ヒロインの魅力や男女の悲恋が全くなく、男臭い歴史悲劇なのが受けない」と判断されて上演却下されたそう。ヒロインの悪女マリーナを登場させ、1時間ほど拡大させた現行の改訂版ができた、とのネット情報でした。CD2枚分量は聴き通すのが比較的ラク、たしかに男祭りみたいな感じ。こちらオペラ・ド・シロウトなので、演奏云々はムリでっせ。専門筋の評価や聴きどころを伺おうとネットを探ったけれど、あまり話題になっていなかったようです。Alexander Tsymbalyuk(1976-烏克蘭)は圧巻の主役と感じて、馴染みのワクワクするような劇的開始から魅惑の旋律、荘厳な作品旋律を堪能したもの。但しカラヤン辺り絢爛豪華な演奏に馴染んでいるから、ジミな版云々別としても、オーケストラの響きにイマイチな印象はありました。じつはこれを聴いた翌々日、音源ファイルを保存してあったHDDはお釈迦になってしまいました。
Bach カンタータ 第74番「われを愛する者は、わが言葉を守らん」(2023年)/第86番「まことに、まことに、われ汝らに告ぐ」 (2014年)/第41番「イエスよ、今ぞたたえられん」BWV 41(2022年)〜ルドルフ・ルッツ/バッハ財団合唱団/管弦楽団・・・現在もっとも旬のBachを演奏してくださるバッハ財団/Rudolf Lutz (1951ー瑞西)によるカンタータ。(声楽メンバーは記述省略/達者な歌声が続きます)ライヴらしいけれど、音質は思いっきり鮮明でした。例の如く宗教的な儀礼や独逸の節気のことはわからぬので、美しい旋律、素晴らしい声楽器楽アンサンブルを堪能したのみ。第74番はオーボエ、トランペット、ティンパニも入って思いっきりデーハーに壮麗な作品。途中カウンターテナーのアリアにはそうとう技巧的なヴァイオリン・オブリガートが絡みます。(7:25-2:22-3:17-6:05-4:40-2:54)第86番はぐっとジミにチェロ(ガンバ?)と通奏低音のみの伴奏。闊達に力強い男声ソロが続きました。(2:54-1:01-1:49-0:34-7:25-0:29)第41番も3本のオーボエ、3本のトランペットとティンパニだからこれも編成は思いっきり華やかに力強いもの。カウンター・テナーのソロが力強くヴィヴィッド。テナーのアリアにはチェロ・ピッコロがオブリガートしました。(2:50-1:03-2:35-4:53-1:01-2:23-0:31)
2024年7月某日/●隠居生活未だ初心者入門の日々
巴里五輪開会式。申し訳ないけどスポーツマンには満腔の敬意を評しつつ、あまり式典には興味ありません。相変わらずの酷暑続き、朝ゴミ出しのため外に出るのもちょっと根性要りました。女房殿の風邪症状も腰も改善傾向、朝のYouTubeエアロビクスも短くて軽いのを実施、自分はいつもどおり市立体育館へ出掛けて、いつもどおりのシルバー・メンバーのご尊顔を拝しつつ、いつもどおりのトレーニングを消化して夏バテ対策としました。左肩左膝の違和感もやや軽快しております。こちらはずっと雨は降っておりません。あちこち力尽きた蝉を見掛けるようになってきました。
夜遅くに代替スマートウォッチ到着。機能表示もスマホアプリも前のとは違って、未だ詳細設定できておりません。ペアリングしたのみ。今朝の体重は66.5kg▲300g。これよりぼさぼさになった髪をカットに出かける予定。
現在、毎日拝聴する音源ファイルは外付けUSBーHDD2TBを4個使っております。DVDに焼き込んで保存していたものを順繰り点検整理廃棄しつつ移動していったもの、途中不良HDDにぶち当たって約1TB分のファイルをお釈迦にしました。このHDDは毎日愛用して一年ほど?昨日「Bruckner/French/Wager/Stravinsky/Wagner/
Paganini/Weber/Russia/Shostakovich」
他室内楽団体音源のまとめたものやら、声楽をあつめたものがアクセス不能になりました(呆然/遠い目)・・・いずれ十数年ほど掛けて少しずつ集めた代表的名演奏や貴重なものばかり、おそらくは2度と出会えないんじゃないか(膨大なるカネを掛けても)そんなものも含まれます。心の中に薄ら寒い風が吹き抜けるような〜そんな気持ち。とにかくもう一個HDDを買わなくっちゃ。
ちょうど山形他東北地方に豪雨被害の報道、パトカーも流されてお亡くなりになったとか。正月の能登地震もそうだけど、自然災害にすべてを失った方々に比べたら、なんと自分はお気楽なことでしょうか。激安スマートウォッチの交換にすったもんだしたのも屁みたいなものですよ。こうして元気に過ごして、本日は息子と酒、なんか家を買いたいとのことで相談です(カネを出すつもりは一切ない)。平和なもんでしょ?(昨日昼頃、LINEにビールの誘いがあったけれど息子の約束の前日だったので丁重にお断りしました)Stravinskyの自演集成(新旧Columbia音源)は貴重なもの、Bruckner、Shostakovich、Tchaikovskyなど種々珍しいもの含めた交響曲全集、膨大に収集した「展覧会の絵」、もちろんWagnerの指輪、苦労して手に入れたばかりの音源、昨日「音楽日誌」に言及した2件もお釈迦になって、もう聴けない・・・でもね。人生に時間は限られて、聴手の集中力もそう続かぬもの。
ようはするに「いつでも聴ける」安心を集めていただけですよ。それは無意味な物欲、際限はないもの。失ったものは大きいけれど、気分を切り替えてほんまに聴きたいものを厳選して再スタートいたしましょう。思ったほどに落ち込んでいないし、意外なほどに気分は清々しい感じ。これからまたネットを探って音源を集める愉しみもできました。
Barber 弦楽のためのアダージョ(トーマス・シッパーズ/ニューヨーク・フィル)/夏の音楽(フィラデルフィア木管五重奏団)/遠足(アンドレ・プレヴィン(p))/声楽と弦楽四重奏のための「ドーヴァー海岸」(ディートリヒ・フィッシャー=ディースカウ(br)/ジュリアード弦楽四重奏団)/弦楽四重奏ニ長調 作品11(ボーザール弦楽四重奏団)/歌劇「ヴァネッサ」間奏曲(トーマス・シッパーズ/コロムビア交響楽団)/トッカータ・フェスティバ(パワー・ビックス(or)/ユージン・オーマンディ/フィラデルフィア管弦楽団)・・・Samuel Barber(1910ー1981亜米利加)による主に室内的作品を集めた音源。詳細録音情報不明、おそらく1960年前後でしょう。著名人の逝去報道には必須の「Adagio」が頭抜けて有名、Thomas Schippers(1930ー1977亜米利加)の弦はたっぷり哀しみに充たされます。(9:03)以下、ほぼ初耳作品ばかり。「夏の音楽」はちょっぴり剽軽に涼しげ、気怠い管楽器アンサンブルでした。(11:44)「遠足」はノリノリのブルース。ド・シロウトにはGershwinを連想させる風情、プレヴィンはこちらがもともとの本職、上手いもんですよ。(Un poco allegro/In slow blues tempo/Allegretto/Allegro molto/11:40)「ドーヴァー海岸」の歌詞内容こちら参照お願い。例の如く知的なフィッシャー・ディースカウの落ち着いた語り口に哀愁の弦が絡んで、切ない気分が漂います。(8:24)「弦楽のためのアダージョ」はもともと弦楽四重奏ニ長調 作品11の第2楽章「Molt Adagio」を編曲したもの。 Beaux Arts String Quartet?って著名なトリオの流れでしょうか。第1楽章「Molto allegro e appassionato」かなり気紛れに不安な風情が疾走します(6:29)第2楽章「Molto adagio」はオリジナルのほうが響きは切り詰められて、楚々とした哀しみは深く感じられました。(6:30)第3楽章「Molto allegro」(1:59)歌劇「ヴァネッサ」間奏曲はわかりやすい冒険活劇、映画音楽風な作品でした。(4:10)「トッカータ・フェスティバ」これも同様、ものすごくカッコよい劇的なスケール+甘い旋律。これはさすがフィラデルフィア管弦楽団、圧巻の厚みと瑞々しい響きでした。オルガンとの絡みもなかなか新鮮な趣向でした。(13:49)
Mahler 交響曲第1番ニ長調〜渡邉暁雄/日本フィル(1979年ライヴ)・・・2017年に一度聴いた記録が残って
ライヴ故の管楽器ひっくり返りなんのその、誠実かつヴィヴィッドなアンサンブルに驚かされました
今回の拝聴はこの時期に似合わぬデッドに薄い音質、管楽器のピッチの悪さに少々苦戦して、あまり佳き印象を得られませんでした。暑さのせいかなぁ、オーケストラは絶好調とは聴こえない。残念。(15:58-7:28-10:37-20:31)
2024年7月某日/●隠居生活未だ初心者入門の日々
せっかくシニア大学に健康と筋力のお勉強に行っている女房殿は、相変わらずの咳に加えて+持病のぎっくり腰軽く発症して苦戦しております(それでも某ボランティア活動の流れ、介護施設見学に出掛けました)。YouTubeエアロビクスはお休み。曇っているけれど相変わらずの猛暑続きにこちら、降りそうで降らない気候が続きます。山形県に大雨特別警報発令。滋賀県でも被害が出たようです。今朝の体重は66.8kg▲300gじっと身動きしなかったワリに減ったのは意外。
元気であっても健康体調維持は難しい季節に巴里五輪が既に始まって、サッカーは南米の強豪・巴拉圭に圧勝、但し相手のラフプレイにFW平川が負傷退場はちょっと心配。他国の試合も揉めているようですね。ラグビー・セブンズ日本は苦い連敗、サッカー女子は西班牙に1-2逆転負け、残念。東京五輪より盛り上がり云々する声もあるけれど、自分は今回のほうがずっと心置きなくスポーツ観戦を愉しめます。時差はあるけどね。亜米利加では「確トラ」かと思ったら、意外とハリスさん人気ありますね。両候補ともいろいろと諸問題はあるみたい、これからまだ情勢は揺れ動くのでしょう。いずれ年老いた爺にはもうご遠慮願いたいもの。
代替のスマートウォッチは未だ届かず。失った数日間白く抜けた腕のバンド跡を眺めつつ、しみじみ生活の一部に至ったと痛感いたします。念のため到着予定を問い合わせたら「商品を送付しました」前回の案内はミス、代替品を送付したいけれど、いかがでしょうか、ということだったらしい。「さっさと送ってくれ、せっかくの迅速誠実な対応も初歩的な対応ミスにガッカリ」と返送しておきました。日本人じゃないのかな?「ちょっと日本語のできるスタッフ」が対応したのかも。詳しくは書けないけれど、このあともすったもんだありまして・・・ようやく返事が・・・週末には届くらしいけど気分は萎えるなぁ。
Bruckner 交響曲第7番ホ長調(1885年稿/ハース版)〜林憲政(イム・ホンジョン)/韓国交響楽団(2014年ライヴ)・・・林憲政(1952ー韓国)による異色の交響曲全集録音(ライヴ)。Bruckner中屈の美しい作品。凄みのあるパワーや低い重心を誇るオーケストラではないけれど、指細部ていねいな仕上げと旋律をしっかり歌って誠実、作品個性に相応しい美しい演奏でした。ソウル・アーツ・センターでのライヴも瑞々しい音質。第1楽章「Allegro moderato」やや速めのテンポ設定に、浮き立つような高揚感に溢れる開始。オーケストラは予想外にしっとりとした響きに力強い、細部ていねいな仕上げが美しいもの。(19:56)第2楽章「Adagio. Sehr feierlich und sehr langsam」この緩徐楽章は作品の白眉。深刻になりすぎぬ、淡々として心持ち速めのテンポ、アクセントはしっかり流れよろしく爽やかな表情でした。これはクライマックスに打楽器乱舞がない版?のはずが、ティンパニ(のみ)入りました。ラストのホルンも素直な音色が意外と魅力的。(21:13)第3楽章「Scherzo: Sehr schnell」Brucknerのキモはスケルツォ。ここはやや慎重な出足から徐々に熱を加えていく様子がおみごと。天国のように優雅な中間部を挟んで、ラストは渾身の力強さ。(9:46)第4楽章「Finale: Bewegt, doch nicht schnell」ほかの作品に比べて明るい楽天性に充ちたフィナーレ。テンポは中庸からやや速め、上機嫌に全曲を閉じました。(13:23)オーケストラの弱さ、線の細さはまったく感じさせない。
Wagner 楽劇「ニュルンベルクのマイスタージンガー」第1幕への前奏曲/歌劇「リエンツィ」序曲/歌劇「タンホイザー」序曲/歌劇「さまよえるオランダ人」序曲/Weber 歌劇「魔弾の射手」序曲/歌劇「オベロン」序曲〜ジョージ・セル/ニューヨーク・フィル(1951年)・・・幾度か聴いているGeorge Szell(1897ー1970洪牙利→亜米利加)とニューヨーク・フィルのモノラル録音。音質はまずまずでしょう。ミトロプーロス時代のオーケストラは引き締まって素晴らしくテンション高い硬質なサウンド、充実した演奏でした。ジョージ・セルとニューヨーク・フィルは意外と関係深くて、けっこう録音も残って、Wagnerの勇壮なスケールと旋律の魅力たっぷり感じさせる驚きの記録でした。(9:16-11:31-12:56-9:27-9:14-8:54)
2024年7月某日/●隠居生活未だ初心者入門の日々
やや曇って時々雨との予報も昼間は結局降らず、気温は前日よりややマシ、でも連日の厳しい猛暑+湿度に間違いありません。東北地方では水害発生、大型台風第3号は沖縄県南部に接近しつつ、台湾や中国本土に向かうようです。コロナの疑いが晴れた女房殿は咳は残りつつ処方された服薬にて復活、シニア大学とやらに出掛けました。夜29度C設定のエアコンをもっと下げろ! とのこと、自分はこれで充分と思うけどなぁ、除湿されるし。朝一番にいつもの洗濯、ストレッチ、そして【12分健康的に痩せるダンス】筋トレ×有酸素で全身くまなく脂肪燃焼したら例の如く凄い汗! シャワーは必須。市立体育館へ向かいました。しっかりいつもの筋トレ+エアロバイク15分こなして鍛えましたよ。未だ激安スマートウォッチ(代替)は届かないので、スマホのアプリで歩数カウントしておりました。往復6,430歩、いちおう6,000歩超えればOK。トレーニン中スマホはリュックのポケットにあったから、それは反映しておりません。
今朝の体重は67.1kg+200g。そんなに喰ったのか?身体もしっかり動かしたのに、要因がわかりません。
10年ほど?朝継続していた粉末青汁をいったん休止いたしました。テレビ宣伝するような著名な「トクホ」メーカー品に非ず、@15ほどの業務スーパーの激安品。ほんまに効果効能があるのか、加熱して乾燥させて粉末にして栄養は残るのか?気休めなのか、残留農薬管理はどうかも確認できません。朝食メインのグラノーラだけでは甘いので+オートミールをブレンド+きな粉+純ココア+低脂肪牛乳、ここに粉末青汁も入れていたもの、さてどうでしょうか。
議会中にスマホゲームをして小学生に指摘されたヴェテラン町議(73歳)辞職とのこと。「無意識でアプリに触った」との釈明も笑止千万だけど、議員本人や家族に脅しがあったらしい。辞職の理由は「家族の生命が脅かされた」とのこと。ヘンなことするのがいるんですね、要らぬ言い訳を与えちゃいけませんよ。あちこち失言市長やら、パワハラ知事とか(ちょっと古いけど)パパ活議員とか、ヘンなのばっかり。
R.Strauss アルプス交響曲/〜セバスチャン・ヴァイグレ/フランクフルト歌劇場管弦楽団(2015年ライヴ)・・・2023年に「英雄の生涯」を聴いておりました。Sebastian Weigle(1961-独逸)のR.Strauss一連の録音はまったく話題になっていないようだけど、驚くべき音質の臨場感、どこにもムリのないマイルドに深みのあるオーケストラの響き、各パートのリアルな解像度に痺れました。夜(3:09)日の出(1:27)登り道(2:27)森への立ち入り(5:29)小川に沿っての歩み(0:57)滝(0:18)きらきらと飛び散る水/幻影(0:54)花咲く草原(1:05)山の牧場(2:17)カウベルが牧歌的/林で道に迷う(1:41)氷河(1:05)危険な瞬間(1:30)頂上にて(4:37)金管が力みなく爽快なこと/見えるもの(3:20)優しい天上の情景/霧が立ちのぼる(0:19)次第に日がかげる(0:49)哀歌(1:54)嵐の前の静けさ(2:53)雷雨と嵐、下山(4:18)怒涛の金管の厚みと打楽器の迫力!/日没(2:15)終末(5:39)オルガンはリアルに浮き立つ/夜(2:09)拍手はありません。
Vaughan Wiiliams オーボエ協奏曲イ短調(1990年)/交響曲第5番ニ長調(1986年)〜ヴァーノン・ハンドリー/ロイヤル・リヴァプール・フィル/ジョナサン・スモール(ob)・・・先月もモーリス・ブルグにて拝聴した、ちょっぴり剽軽な哀愁漂うオーボエ協奏曲。Jonathan Smallはリヴァプール・フィルの首席とのこと、かっちりとしてクリアなフレージングでした。物憂い目覚めのように気紛れな第1楽章「Rondo Pastorale: Allegro moderato」(6:42)ちょっぴり不安げにユーモラスを感じさせる第2楽章「Minuet and Musette: Allegro moderato」(2:40)第3楽章「Finale (Scherzo) Presto - Doppio piu lento - Lento - Presto」目まぐるしく闊達な音型が躍動するフィナーレもどこか上品にユーモラス、そして穏健な田園風景を感じます。(8:22)
先日作曲者による貴重な初演ライヴを拝聴した交響曲第5番ニ長調。第1楽章「Prelude, Moderato」は例の如く遠い田園風景のように茫洋として怜悧に淡い色彩を感じさせます。やがて高まる情感はやはり条件のよろしい音質が有利、金管も朗々と雄弁でした。(12:01) 第2楽章「Scherzo, Presto misterioso」田舎にロバを挽くようなリズムを刻む風情にも秘めた緊張感を感じさせるもの。(5:09)第3楽章「Romanza, Lent」は切ない緩徐楽章。ここも纏綿たる歌が力強い表現(11:43)第4楽章「Passacaglia, Moderato」はちょっと古風な「Passacaglia」が英国風ユーモラスな風情を漂わせました。(10:36)
2024年7月某日/●隠居生活未だ初心者入門の日々
猛暑継続中。もう死語に至ったのか、その昔「夕立」という風情ある季節の言葉が存在して、ひと雨後は涼しく感じたもの。それが現在ではゲリラ豪雨ですもんね、こちらではあまり見られないけれど首都圏関東方面では連日とのこと。厄介ですね。先週、熱の出た孫の世話に出掛けた女房殿はなんかウィルスをもらった?微妙に体調不良、ちょっぴり咳もあります。昨日は入れ歯が壊れた婆さんに付き合って夕方帰宅、エアコンは29度C設定に就寝しているけれど、暑すぎて眠れなかったとのこと。(自分は大丈夫)夏風邪はやっかい、コロナでないことを祈りましょう。(その後通院してコロナは陰性との連絡有)自分はもう一ヶ月以上微妙な肩こり?こんな症状はほんまに珍しい。しっかりストレッチとYouTubeエアロビクス(ほんの10分ほど軽いもの)は欠かしません。安物でも良いから鰻など喰いたところ、スーパーに出掛けて入手してきました。お仕事現役時代は中国製は絶対喰わなかったけれど、引退身分にはそれさえ贅沢に感じます。朝ゴミ出し途中、早くも力尽きて地面にもがいている蝉目撃、せっかく地上に出ても儚く短い命でっせ。
今朝の体重は66.9kg▲100g。鰻喰うてもちょっぴり減りました。
絵に描いたような典型的「安物買いの銭失い」の件、5ヶ月にてお釈迦になったスマートウォッチはいちおうAmazon経由で「2024年2月15日購入 毎日使用して2024年7月22日にディスプレイが表示されなくなりました。返品期間は一ヶ月ですが、5ヶ月では交換対象外でしょうか。教えて下さい」そう問い合わせたら一日で返答とお詫び有。「商品を発送しました。不良品です。検品しておりますが、電子製品は繊細ですので不具合が特定できません。この時計は売り切れたので、類似価格の新商品代用します」とのこと。(後でケースを確認したら1年半保証であった)困ったのは前夜楽天にもうちょっと知名度のあるメーカー(やはり人民中国製)を注文済、あわててキャンセル連絡したけれどぎりぎり間に合わず・・・受取拒否返品差し戻しすれば大丈夫との連絡がありました。この猛暑の中、配達の方の負担にならぬようメールを入れたら営業所より「了解いたしました」との対応有。自分は狭い行動範囲に一喜一憂しているけれど、例の新幹線運休の大惨事、一日で復旧したとのこと。お客さんも悲惨だけど、工事関係者も休み返上徹夜で作業されたのでしょう。ご苦労さまです。人命被害がなかったことがなにより。
Dvora'k チェロ協奏曲ロ短調/森の静けさ/ロンド ト短調(1994年)/スラヴ舞曲イ長調 作品46-3*/ト短調 作品46-8*/ポロネーズ イ長調*(1995年)〜オーフラ・ハーノイ(vc)/チャールズ・マッケラス/プラハ交響楽団/マイケル・デュセク(p)*・・・Ofra Harnoy(1965ー以色列→加奈陀)は一時録音が次々と出て活躍が伝えられたけれど、最近動静が伺えません。これも比較的新しい録音とは云え既に30年ほど前、マッケラスとの貴重な記録でした。チェロ最高のスケールと郷愁の旋律を誇る協奏曲はマッケラスの伴奏はローカルな雰囲気たっぷり、ハーノイのソロは技術的には万全にギラギラするような切れ味に非ず、ちょっと小味にマイルドな風情、スケールをあまり大きく表現しておりません。(14:58-11:01-12:38)むしろ「森の静けさ」「ロンド」など小品に懐かしい風情を感じさせて彼女の個性に似合っていると感じます。(5:13/7:45)残りはピアノ伴奏、これも同様に懐かしい旋律がよく歌いました。(5:06/4:18/8:09)
Beethoven 交響曲第1番ハ長調/第3番 変ホ長調「英雄」〜ウィルヘルム・フルトヴェングラー/ウィーン・フィル(1952年)・・・泣く子も黙る鉄板中の鉄板世評演奏。自分はWilhelm Furtwa"ngler(1886ー1954独逸)を信奉する世代でもなし、より佳き音質求めて幾種も音源集めるような熱意もありません。でも、パブリック・ドメインだからネットから拝聴可能だし、先人の記録に敬意を表してしっかり拝聴することも大切でしょう。じつは幾十年にわたって何度か聴いておりました。音質はいずれも以前の記憶よりずっと良好。青春の溌剌としたハ長調交響曲は、フルトヴェングラーにしては端正な表現に特別なテンポの動きも比較的少なめ、ヴィヴィッドな勢いと重量感、オーソドックスな表現と感じました。第1楽章「Adagio molto - Allegro con brio」(7:55)第2楽章「Andante cantabile con moto」(7:24)第3楽章「Menuetto, Allegro molto e vivace」(3:54)第4楽章「Adagio - Allegro molto e vivace」(6:26)
自分がこどもだった時代より世評高かった1952年の「英雄」は名曲中の名曲。場末のド・シロウト(=ワシ)が云々できるほどの深い聴き込みムリだけど、しっかりその個性を堪能いたしました。これも音質解像度かなり良好、異様な興奮を伴う陰影表現に非ず、意外にも比較的端正な感触。浪漫派の幕開けを告げる名曲は、自在なテンポの有機的な揺れがほとんど天才的、細部迄配慮たっぷりに色付け味付けされ、ウィーン・フィルは素晴らしく陰影の刻印深く、陶酔と説得力ある音色が素晴らしいもの。かつてのイメージは濃厚に過ぎる!?なんて感じたけれど、けっして時代を感じさせる異様な重厚長大濃厚とは云えぬ説得力あるテンポ設定、美しいバランスと迫力でした。とくに第2楽章「葬送行進曲」にそれを感じ、第3楽章「スケルツォ」はちょっぴり重いかも。第1楽章 Allegro con brio(16:08)第2楽章 Marcia funebre: Adagio assai(17:21)第3楽章 Scherzo: Allegro vivace(6:34)第4楽章 Finale: Allegro molto(12:12)
2024年7月某日/●隠居生活未だ初心者入門の日々
連日の猛暑続き。これは元気な若者でも体調崩しますよ。熱中症で300人以上搬送とか。昨日体育館行き途中の運動公園に小学生が野球してました。そうかぁ、もう先週末夏休みに入ったんですね。新幹線が止まって旅行とか、インバウンドにとってはこの猛暑中大混乱だったらしい。昨日朝もいつもどおりの洗濯(すぐ乾くのがありがたい)ストレッチ、そしてYouTubeエアロビクスはインドネシア辺り?読めぬ言語でも身体を動かすのに不自由はありません。汗をたっぷり流してシャワーを使ってからトレーニングルームを目指したものです。月曜は顔馴染みのシルバーメンバーばかり(含む自分)いつもどおりの筋トレ+エアロバイク15分消化。この積み重ねでなんとか猛暑を乗り切りたいもの。左肩の違和感は徐々に亢進してちょっぴり心配です。いまのところ肩周り稼働範囲には問題なし。今朝の体重は67.0kg▲500g昼にかっぱえびせん勢いで一袋喰ってしまったのが大失敗。
スマートウォッチは1,980円也もちろん人民中国製。毎日意欲的に活用して5ヶ月。機能はそこそこ、いや価格以上かも。しかしこの数日炎天下に使用したせいか、一部液晶表示が薄くなって、ま、使えるけれど微妙です。再起動したらどうかな?誤ってリセットしたら、スマホとの連携データやカスマイズ設定が全部消えてしまいました。別に画面が見えないわけじゃないので、このまま継続するけれど、いつまで保つでしょうか・・・そんなこと考えつつ、体育館より帰宅して充電・・・ディスプレイは完全消滅しました。スマホでは認識しているけれど、画面真っ暗じゃもちろん使い物になりません。返品期間は一ヶ月、念のためAmazonに状況説明して対応質問中。アウトでも後悔ないっすよ、この値段やし。でも、次のを注文しなくっちゃ。これを世間では絵に描いたような典型的「安物買いの銭失い」と呼ぶ。
R.Strauss 交響詩「ツァラトゥストラはかく語りき」/交響詩「ドン・ファン」〜マイケル・ティルソン・トーマス/ロンドン交響楽団(1990年)・・・「ツァラ」は名曲に間違いないけれど、自分にとってはちょっと鬼門、嫌いな作品じゃなけれど掴みどころのない難解な作品に感じます。Michael Tilson Thomas(1944ー亜米利加)は脳腫瘍に苦しみつつ、活動はぼちぼち継続しているそう。これはロンドン交響楽団のシェフだった頃40歳代の記録、冒頭のオルガンから重低音が響いてトランペットの登場がリアルな音質でした。アンドレ・プレヴィン、クラウディオ・アバドを経、ロンドン交響楽団はほんんまもんのスーパーオーケストラに育ちました。大仰な煽りに非ず、颯爽とカッコよい勢いに充ちて流れがよろしい。(1:49-3:40-1:58-2:03-2:30-4:43-1:42-3:32-8:02-1:11-3:54)「ドン・ファン」は金管の威力をたっぷり堪能させてくださって、こちらも切れ味たっぷり。ホルンのブチかましにも迫力と同時に気品を感じさせました。(18:13)
R.Strauss 交響詩「英雄の生涯」(2011年)/Magnard 葬送の歌(2014年)〜ジャン=クロード・カサドゥシュ/リール国立管弦楽団/フェルナンド・イアチウ(v)・・・Jean-Claude Casadesus(1935ー仏蘭西)は未だご存命、1976-2015年迄長期このオーケストラのシェフを務めたらしい。仏蘭西北部地方にオーケストラが根付くことは素晴らしいこと、そのことを前提に・・・勇壮にカッコ良い、大見得切ったようなデーハーな作品は近現代管弦楽の精華、誠実に悠々としたスケールを感じさせる演奏。贅沢を望めば、弦の素直な表情は悪くないけれど、金管のキレや圧巻のパワーにはもうちょっぴり足りない。(4:29-3:06-7:39-6:35-1:39-6:56-5:04-4:38-7:25)Alberic Magnard(1865-1914仏蘭西)は第1次世界対戦時に悲劇的な最期を迎えた作曲家とのこと、ぐっと素直な「メタモルフォーゼン」的な風情はわかりやすく、哀しい葬送行進曲でした。(13:28)
2024年7月某日/●隠居生活未だ初心者入門の日々
関西は正式に梅雨明け宣言、って、もうずっとカンカン照りじゃん。昼過ぎとうとう耐えきれず、エアコン入れました。毎日ド・シロウトの音楽コメントを載せているけれど、ここ最近集中できず、執筆在庫も尽きつつあります。
男子バレーチームは巴里五輪に向けて波蘭滞在中。世界ランク第1位波蘭との強化試合は3-2勝利したらしいけれど、その件報道が見当たりません(その後ぼちぼち有)。次の塞爾維戦が例のシステム不具合に入国不可、中止になったとの報道ばかり、それより高橋健太郎の負傷が気になります。本番まで一週間ほど快復できるのか。(たいしたことはないようでした)橋藍は大丈夫みたい。昨日日曜も猛暑! 蝉の声に朝目覚め、いつもの洗濯、ストレッチ、YouTubeエアロビクス済ませて市立体育館鍛錬はお休みの番、ウォーキング兼ねて業務スーパーに買い物に出掛けました。今回はゴマ油、オリーブオイルがちょうど切れて、健康に留意して通常の食用油は使っておりません。デカボトルを入手、ここ2年で価格は倍になって愕然。そして梅田譲さん大統領選より撤退との報道有。次のハリスさんってステキな感じ。でもトランプさんは強そうやな。
数日前の爺友との酒の席、ドラマ「コード・ブルー」The 3 Season再放送にどハマリして連日TVerにて繰り返し見返している話題。軸になるエピソードが4本くらい同時進行して、どれも感慨深く感動的、爺友にその件力説しようと思ったけれど、まったく話が通じんのですよ。ガッキーは知っていて、戸田恵梨香はぎりぎりセーフ、でも山Pは・・・そいつ誰? 状態。大好きな比嘉愛未もぜんぜんもアウト。「相棒」に特異な個性を発揮した浅利陽介とか、成田凌、新木優子が売れる前、アイドルの有岡大貴、イライラするほど出来の悪い見習い医師(見事な演技!)話題迄行き着かない。ましてや世界的な大ヒット、4歳の孫も歌う「Bring-BangーBang-Born」など話題の俎上に載せられない。
64歳孤高を守った元職場後輩は330万自費出版、その後宣伝費用に50万(これは大手書店売り場買い取り)+10万(ネット広告)4ヶ月経って一日一冊売れているそう・・・(涙)以前にも書いたけれど11月に高校と大学のクラス会?同窓会での出会いを期待している・・・頑張れ!と励ましたけれど、本音を云うと絵にはなりまへんなぁ、還暦超えの出会いは(ご批判覚悟)。彼は「自然体で・・・」と云うけれど、日本語の使い方が誤っているみたい。おそらく自然体≒な〜んもせんで、ある日突然運命的な出会いが生まれる(これを先人は”棚ぼた”と呼ぶ)そんなことを期待している「夢見る夢爺」なんでしょう。それもまた人それぞれだから、横から文句云うべき筋合いじゃない。元気であれば人生なんとかやっていけます。もうひとりは眼瞼下垂の手術を検討しているとのこと。
こちらは全身あちこち原因不明微妙に筋肉痛?(例の左肩違和感含む)それは前日筋トレ前より自覚していて、ストレッチを入念にしております。体重は67.5kg一日で+1.2kgこれは原因不明。それなりに身体は動かして、特別にドカ喰いした自覚もありません。わからんなぁ。
Wagner 楽劇「ワルキューレ」より「ワルキューレの騎行」/楽劇「ラインの黄金」より「ヴァルハラ城への神々の入場」/楽劇「ジークフリート」より「森のささやき」/楽劇「神々の黄昏」より「前奏曲〜ジークフリートのラインへの旅立ち」/「ジークフリートの葬送行進曲」/楽劇「トリスタンとイゾルデ」より前奏曲と「愛の死」〜グスターボ・ドゥダメル/シモン・ボリバル交響楽団(2014年ライヴ)・・・かなり以前より気になっていた音源、DG録音かと思ったら自主レーベルだったのですね。解像度クリアに音質良好、委内瑞拉の若手中心のオーケストラは驚くほど上質なアンサンブル、「ラインへの旅立ち」の爽快な歌、「葬送行進曲」の決然とした迫力と切れ味。南米の〜みたいな先入観を一掃するかのような立派な快演でした。Gustavo Dudamel(1981-委内瑞拉→西班牙?)はオペラハウスでの下積み経験はないはずだけど、スカラ座に登場、パリのオペラ座の音楽監督に就任しているとか。全体に遅めにテンポに落ち着いた堂々たる仕上げ、オーケストラは驚くほどに細部精密丁寧なアンサンブルに金管は叫び過ぎず、マイルドな響きに迫力も充分、目隠しで聴けば弦も木管もまさか南米?とは俄に信じられぬしっとり余裕のバランス。「リング」からの著名旋律はジョージ・セル(1968年)に出会ったLPと同じ選曲、その感激が蘇りました。(5:20-8:44-9:05-14:39-8:40-19:30)
Brahms ピアノ協奏曲第2番 変ロ長調 作品83〜イヴァン・モラヴェッツ(p)/イルジー・ビエロフラーベック/チェコ・フィルハーモニー(1988年)・・・12年前に拝聴。音質極上。しっとりと清冽なピアノが堪らぬ魅力、オーケストラに迫力や力強さはやや足りなくても、それを補って余りあるローカルな音色に清潔な個性がありました。これは悠揚とした佇まいが大好きなピアノ・オブリガート付き交響曲。第1楽章「Allegro non troppo」冒頭ヴィヴラートたっぷりなチェコ・ホルンは控えめにジミ、ピアノの個性はあくまでリリカル、威圧感の欠片もない余裕の始まり。(17:56)第2楽章「Allegro appassionato」悲劇的な曲調も噛み締めるように優しく響いて、決して前のめりに急がない。 (9:12)第3楽章「Andante」さわさわとした弦に乗ってチェロとオーボエが静かに心を込めて歌って絶品。ピアノは含羞を含んでそっと浮遊するように絡み合いました。やがて感情は高揚しても、叩きつけるような激高は存在しない。この優しくもデリケートな風情は全曲中の白眉。(13:49)第4楽章「Allegretto grazioso - un poco piu presto」ここも抑制するピアノと管弦楽がそっと息を潜めるような対話が粛々と流れて、涼やかな風情は剛直な力みとは無縁でした。ざらりとした弦と、たっぷりとした間が素晴らしい。(9:20)これはヴェリ・ベスト。
2024年7月某日/●隠居生活未だ初心者入門の日々
連日の猛暑連続の日々、あと2ヶ月ほど?大丈夫か体調は。南洋には台風も発生しつつあるらしい。昨日朝蝉の声に目覚め、酒の後なのに意外とよく眠れて夢見も悪くない。体重測って愕然としつつ朝一番「音楽日誌」+【♪ KechiKechi Classics ♪】定例更新して・・・ニュースを確認すると世界的なシステムダウン、マクドナルドから航空機システム迄大混乱だったそう。Windowsのセキュリティ・ソフトの不具合、これって膨大なる損害賠償が発生するんでしょうか。(保険屋さんが大惨事なんだそう)それと巴里五輪女子体操選手代表辞退の話題のあちこち反応、未成年喫煙飲酒の件は国の代表だから看過できぬという建前なんでしょう。若者の過ちは許してあげたいけど、おそらくはこのまま出場したとしても精神的には保たないかも、とは思います。青春を体操に捧げてこの蹉跌、この先長い人生をまっすぐ進めるでしょうか。チームのキャプテン「出場辞退」には交代が認められず、減員のまま試合に臨むんだそう。残りのメンバーもやりにくいやろなぁ。世論は擁護派と仕方がない派に分かれ、後者が多いらしい。税金を投入しているからね。自分は擁護してあげたいほう。それにしても誰か周りに止めたり、諌めたりする人はいなかったのか。残念。
試しに一日の体重の推移を計量してみました。昨日朝67.9kgからスタート。
朝食後は68.3kg(+400g)
出すべきものを出して洗濯、ストレッチ、YouTubeエアロビクス「7日間で下腹部の脂肪を落とす 15分間の立ちっぱなしワークアウト ジャンプなし、スクワットなし、ランジなし」MIZIねえさんの的確なご指導済ませたら67.8kg(▲500g)
激しい汗! シャワーを済ませて市立体育館を目指したら〜道中年一回の市のシルバー事業がご近所一斉草刈り。ここ2ヶ月ほど育成した蔓性の植物(伸びてきた蔓を結んで絡み合わせて、その成長の様子を日々愉しんでいた)メインのところごっそり刈り取られてスッキリとした風景は少々残念でした。これから秋に向けて、その他道中定期的な剪定が入るのでしょう。トレーニングルーム土曜はお仕事現役連中が通って激混み、なんとかトレーニングマシンは空いた順繰りにこなして一種のみマルチ・チェストが不可、エアロバイク有酸素運動も軽く15分消化して、帰りスーパーに寄って食材の買い足しを済ませました。帰宅して昼食前時点67.2kg(▲600g)
昼飯しっかり喰ったら68.1kg(+900g)でっせ。凄い乱高下。
早めの夕食後は68.3kg(+200g)
そして今朝は66.3kg。なんと一晩で▲2kg、昨日朝から▲1.6kg。人間の体重ってこんなに動くものなのですね。
Shostakovich/ed. Lev Atovmyan バレエ組曲第1番(1949年)/第2番(1951年)/第3番(1952年)/祝典序曲(1947年)〜ネーメ・ヤルヴィ/スコティッシュ・ナショナル管弦楽団(1987-8年)・・・作品内容詳細はこちら参照お願い。以前よりドミトリー・ヤブロンスキー辺りの演奏に馴染んで、とってもわかりやすい、明るく通俗的?大衆的わかりやすい、ユーモラスな音楽は大好きでした。ロシア・フィルという怪しい団体もパワフルだったけれど、こちら熟達のNeeme Jarvi(1937-愛沙尼亞)彼の手に掛かると大人しいイメージのオーケストラは骨太に、ヴィヴィッドに躍動して濃密なサウンドに骨太、その説得力は桁違い!ラスト誰も知っている「祝典序曲」の熱気にも満足できました。(2:18-1:41-3:05-1:54-3:00-1:42/2:15-6:27-2:16-2:58-2:21-3:28/2:31-2:32-2:12-3:16-2:08-3:16/5:52)
R.Strauss アルプス交響曲/祝典前奏曲〜デイヴィッド・ジンマン/トーンハレ管弦楽団(2002年)・・・2018年来の再聴。David Zinman(1936ー亜米利加)はお気に入り。オーケストラはギラギラした重量感から遠く、清涼な響きにやや線の細さを感じさせるほど。音質は自然体の優秀録音、煽ったりスケールを強調する表現に非ず、爽やかな山の情景、嵐の描写はやや力が弱いけれど、細部曖昧に流したころもなく、どれも語り上手。満足度の高い演奏でした。(3:30-1:22-2:14-5:20-0:50-0:16-0:48-0:55-1:59-1:27-1:01-1:25-5:01-3:37-0:21-1:07-2:28-3:12-3:53-2:43-6:46-2:16)「祝典前奏曲」は迂闊にも初耳?金管が活躍する壮麗な作品でした。世評ではもっと元気を!そんな声もあったけれど、初耳だから比較はできません。(11:13)
2024年7月某日/●隠居生活未だ初心者入門の日々
週末を迎え、夏は激しさを加えております。朝から蝉の声が喧(かまびす)しい、体育館途中の盛大なる雑草をじっくり眺めていくと空蝉をあちこち見掛けます。朝一番に洗濯+ストレッチ、YouTubeはエアロビクスに非ず、リズム音楽のないストレッチ系短いの2本、それでも汗たっぷり出てシャワーは必須でした。
愛知県犬山市にて7歳虐待死。こんなニュースいつ迄続くのか、未だニュースになっていないぎりぎり悲惨な、不幸なこどもはあちこち存在するのでしょう。一宮の児童相談所長が「自分らになにができたのか、深く考えている」そんな会見にも胸が痛みました。上の孫は本日保育所通園可能、下の孫は咳が止まらず自宅待機だそうです。すべての幼いこどもの笑顔とシアワセを心より願う・・・そしてこの猛暑にコロナ復活流行とか、マスクはツラいけれど公共交通機関では必須かも。自民党のとんでも議員は順繰り不祥事が表に出て、自衛隊でも大量処分やら4人逮捕?なんかロクなニュースはないけれど、場末の引退爺が嘆いても蚊が屁をこいたみたいなものでしょう。他、巴里五輪女子体操エースが喫煙で代表離脱、きっと青春を体操に賭けてきて可哀想だけど19歳やからなぁ、残念。亜米利加はもう次はトランプさんで決まり「確トラ」みたいな感じなんだそう。日本へ、そして中国、欧州、烏克蘭、露西亜にどんな影響が出るのか、先が見えません。いずれなんとか4年間やり過ごすしかない。
猛暑に躊躇しつつ、行ってきました爺友とビール。散々喰って呑んで散在して自業自得な結果は67.9kgわずか一日で+1.7kg、本日からしっかり鍛えて減らします。意外とよく眠れて、体調は悪くない。
Dutilleux メタボール(5つの変遷)/Berlioz 幻想交響曲〜チョン・ミュンフン/パリ・バスティーユ歌劇場管弦楽団(1994年)・・・4年ぶりの拝聴。パリ・オペラ座バスティーユ音楽監督在任1989ー1994年ラストの頃。昔のカール・シューリヒトとかマニュエル・ロザンタールの録音を思い出せば、オーケストラはずいぶんとかっちりとしたアンサンブルに変わったと感じます。「メタボール」は1965年ジョージ・セル/クリーヴランド管弦楽団により初演、ドデカフォニーによる変奏曲〜んなこと云われてもド・シロウトにはさっぱり?緻密に自在、神秘に多彩な響きには晦渋さや破壊的な雑音は存在しない、カッコ良い作品。あちこちけっこう録音もあります。Incantatoire(3:17)Lineaire(3:30)Obsessionnel(2:58)Torpide(2:44) Flamboyant(3:59)
幻想交響曲は仏蘭西のオーケストラには必須のレパートリーでしょう。第1楽章「夢、情熱(Reveries, Passions)」 提示部繰り返し有。独墺系芯のあるサウンドとは違って、淡い色彩+かなり力強いサウンドにメリハリたっぷり。(14:55)第2楽章「舞踏会(Un bal)」 に色彩を添えるコルネット有も好み。優雅に小粋な風情と勢いを堪能いたしました。(6:10)第3楽章「野の風景(Scene aux champs)」小学生?時代から馴染みだった作品中、一番苦手とした緩徐楽章も華麗なる加齢とともに嗜好は変わりました。イングリッシュホルンとオーボエの静謐な掛け合い、弦の優雅な囁き、ティパニによる遠雷、こんな瞑想的な風情もステキ。(15:24)第4楽章「断頭台への行進(Marche au supplice)」ティンパニと金管によるデーハーな行進曲はこの作品一番の聴きどころ。大音響も暴力的に至らず、バランス感覚を失わぬクールさ。ここはリミッター外してもっと爆発を!求める人はいらっしゃることでしょう。(4:31)第5楽章「魔女の夜宴の夢(Songe d'une nuit du Sabbat)」ここは「イデー・フィクス(固定観念)」が異様に醜くデフォルメされてリズミカル、鐘の音色も自然に効果的。金管の迫力も充分に炸裂いたしました。(9:39)
Beethoven 荘厳ミサ曲ニ長調〜カール・ベーム/ベルリン・フィル/聖ヘトヴィヒ大聖堂聖歌隊/マリア・シュターダー(s)/マリアンナ・ラデフ(a)/アントン・デルモータ(t)/ヨーゼフ・グラインドル(b)/ジークフリート・ボリース(v)/ヴォルフガング・マイヤー(or)(1955年)・・・2021年に聴いているLP時代以来のお気に入り。サンクトゥス(Sanctus)のヴァイオリン・ソロはSiegfried Borries(1912ー1980独逸)とのこと。モノラル末期の音質極上の解像度、剛直にかっちりとした統率、ソロも合唱も声楽陣充実して、長丁場も飽きることなく圧巻の感銘間違いない演奏!Beeやんの声楽作品だったら個人的には「第九」よりこちらのほうが好き。(4:11-1:50-4:50-5:09-6:08-1:11-3:05-2:17-4:18-6:23-2:45-4:00-2:56-2:41-1:09-1:56-10:43-7:41-2:22-3:05-4:01)
2024年7月某日/●隠居生活未だ初心者入門の日々
この暑さ強烈ですね。女房殿は引き続き保育所お休みの孫の面倒を見に朝から出掛けていきました。自分はいつもどおりの生活、洗濯ストレッチ済ませてYouTubeエアロビクス実施。いつもはスタイル抜群の女性の動画に鼻の下伸ばしているけれど、今回は若い男性インストラクター元気いっぱいの15分、前日同様汗まみれ〜シャワーは必須でした。前夜寝苦しく眠り浅く、挙げ句左脚痙攣して体調はよろしくないけど、精神を鼓舞して市立体育館へ向かいました。筋トレマシンは一種独占されて使えなかったけれど、負荷を落としたエアロバイクも含めて概ねいつも通り鍛えました。そして二度目のシャワーに汗を流して体調を整えたものです。夜は冷蔵庫在庫食材睨んでムダなく活用、不足食材スーパーに買い足して調理いたしました。
爺友よりLINE有。本日昼酒、ビヤホールがご所望とのこと、いくら暑くても自分はビールばかり呑めませんよ。基本和食好きやし。酒は美味しいものを際立たせるためにある。これから出掛けて、爺の繰り言、罵倒合戦(お互い様)に出掛けましょう。これもノーミソへの刺激です。今朝の体重は66.2kg▲100g前日同様昼にかなり喰い過ぎて心配したけれど、なんとか減らせました。さて、本日のつきあいビールの結末や如何に。
人生は人それぞれ、ありきたりなんてことはあり得ない。先日書いたけれど、親しい大学の先輩が70歳を迎えて心臓に病を発症して手術をした件。地方公務員として幹部に上り詰め、フルマラソンを幾度挑戦して健康にも留意して、明るく穏健、ユーモラスに朗らかな人格者でも突然それはやってきます。また毎日ブログを拝見している方、詳しくは書けないけれど、自分と同い齢、経済的に恵まれ温泉付き別荘、クルマも2台+バイク、意欲的に多彩に充実した音楽や俳句活動、人脈、行きつけ馴染みの呑み屋に美味しいものをたっぷり喰って・・・この度ちょっと深刻な病を発症されたらしく、家もクルマも処分、整理始末を始めたそう。
またまた別の毎日ブログを拝見する方、この方も自分と同い齢。お仕事を引退され、大阪(マンション)と琵琶湖西(ログハウス)を行き来する生活から、正式に大阪撤退、新しく古民家を自力改装中、人生をエンジョイする意欲的な姿に日々元気をいただいております。自分は日々代わり映えせぬ(≒な〜んもせぬ)ドラマもなにもない退屈な節制節約生活。ノンビリ過ごして身体を鍛えて健康には気を付けているつもりでも、一寸先はいつどうなるかわからぬもの。先日は女房殿が虫垂炎に入院して、幸い軽症のうちに快復しました。ま、毎日だらだらワガママに過ごして、それはそれで貴重な生活、薄っすらシアワセも感じております。
Sibelius 組曲「白鳥姫」作品54/交響曲第4番イ短調/組曲「ペレアスとメリサンド」/交響詩「タピオラ」(1955年ライヴ)/交響曲第7番ハ長調(1954年ライヴ)・・・これも露西亜の怪しげなサイトより入手した.mp3音源、情報が怪しくて1935年表示?とは大ウソ、色々と調べてBBCのライヴと類推しました(拍手有)。音質はまずまず。一部カスタマーボイスによると交響曲の演奏スタイルがあまりに古い昔風とのコメント有。「白鳥姫」は劇付随音楽を組曲にしたものだそう。各々間に会場のざわめきが入ります「くじゃく」(カスタネットが活躍/4:06)「ハープ」(題名通りハープが印象的な活躍/4:31)「薔薇を持った乙女たち」(悲しきワルツに雰囲気が似ている/2:30)「聞け、こまどりが歌っている」(これはほっとするような小鳥のさえずり/4:36)「王子は一人」(ここでは演奏されない)「白鳥姫と王子」(優しい愛の囁き風/3:17)「賞讃の歌」(朗々たる詠嘆のフィナーレ/2:24/拍手有)ずいぶんと省的にデリケート、静かな音楽が続きました。
交響曲第4番イ短調は第1楽章「Tempo molto moderato, quasi adagio - Adagio」はチェロの主題提示から暗鬱な苦しみ、鬱蒼としたモノローグに蠢くような始まりでした。暗い情熱の高まりは立派な演奏と思うけどなぁ、これが古い表現なんでしょうか。ここにも楽章間のざわめき収録有(8:56)第2楽章「Allegro molto vivace」は軽快なスケルツォだけど、どことなく寂しげであり、ラストにはなかなか劇的な力強い対比がありました(4:21)第3楽章「Il tempo largo」は暗い緩徐楽章。ここは思索的風情に弦もホルンにも深みを感じさせました。金管も爆発する迫力、ここは相当に難解な楽章と感じます。(8:51)第4楽章「Allegro」終楽章はグロッケン(チューブラーベル)が印象的、ここではグロッケンシュピール(鉄琴)が使われているようです。ライヴゆえか緊張感漂わせたチェロのソロがあまり聴こえぬのが残念。かなり劇的な動きのある金管が躍動するフィナーレは明るく終わるのかな、そう思わせて寂しく消えていきました。(9:01拍手有)
「ペレアス」も劇付随音楽からの組曲。「城門にて」(物語の始めを思わせる朗々たる構え/3:06)「メリザンド」(寂しげにイングリッシュ・ホルンが歌い始める哀しみと懐かしさ/4:41)「海辺にて」(演奏されず)「庭園の噴水」(ノンビリとしたワルツから優雅な盛り上がり/2:10)「3人の目の不自由な姉妹」(ここも寂しげなイングリッシュ・ホルンから始まる木管の絡み合い/2:42)「パストラーレ」(ホッとするように牧歌的/2:05)「糸を紡ぐメリザンド」(暗い表情に回る糸車を見つめている感じ/2:13)「間奏曲」(軽快に陰影ある闊達な息抜き/3:24)「メリザンドの死」(万感胸に迫る哀しみが粛々/6:11拍手有)交響詩「タピオラ」は初めて聴いた時に、そのつかみどころがないような絶望的な風情に戸惑った記憶もありました。聴き慣れた現在なら猛吹雪の中を疾走する冷たい風情をたっぷり堪能できます。(17:25)交響曲第7番ハ長調は上昇音階から始まる幻想的な単一楽章作品。第6番も第7番も天翔る「銀河鉄道」を連想させる名曲。(20:01)
Stravinsky バレエ組曲「火の鳥」(1945年版)〜イーゴル・ストラヴィンスキー/ニューヨーク・フィル(1946年)・・・これは新しい版完成直後の録音。音質はまずまず。メルヘンな旋律たっぷりに色彩豊かな作品は1919年版とほぼ同じ二管編成、「終曲の賛歌」がとぎれとぎれのドライな感じに変わっているのが特徴なんだそう。 構成は序奏(2:57)火の鳥の前奏と踊り(1:14)ヴァリアシオン(火の鳥)(?)パントマイムI(?)パ・ド・ドゥ(火の鳥とイワン・ツァーレヴィチ)(4:12)パントマイムII(?)スケルツォ(王女の踊り)(2:27) パントマイムIII(?)ロンド(ホロヴォード)(4:01) 凶悪な踊り(4:13)子守歌(火の鳥)(3:49) 終曲の賛歌(3:06)らしいけど、パントマイムは省略されることもあるそうで、ここにも収録されておりません。「ヴァリアシオン」も見当たらなくて、もしかして前後に含まれているのかも。当時のLP収録の都合か(デザインはLP ML 4046)ずいぶん短くて、飾りのない淡々とした表現、ロジンスキー時代の鍛えられたオーケストラの集中力は確認できる・・・けど、資料的な存在かなぁ。
2024年7月某日/●隠居生活未だ初心者入門の日々
当初梅雨のラスト時期、こちら雨が予報されていたけれど、結果的に昨日は降らず、本日以降も雨はあまりない〜梅雨は予定より早く開けるみたい。孫はふたりともダウン、女房殿は朝早くお留守番に出掛けていきました。朝一番に洗濯、そして布団も干してからストレッチ、YouTubeエアロビクスはお腹の脂肪を減らすための15分間のスタンディング腹筋トレーニング、これはモウレツに効いて激しく汗どろどろ、終了後にシャワーを浴びました。ぼちぼち爺友とのビールのお誘いもあるけれど、あまりの強烈に日差と、微妙に胃腸が疲れている自覚?それは気のせいか、出かける意欲が湧きません。食欲は落ちていなくて、前夜の自作惣菜冷蔵庫在庫を昼に完全消化して、ちょっぴり後悔・・・
・・・それを深く反省して昼過ぎ、猛烈な直射日光押して連続トレーニングルームへ。筋トレはあまり一生懸命連続させても意味はないので5種のみ(いつもは9種)+エアロバイク有酸素運動はいつもの60%ほどの負荷に軽く済ませて喰い過ぎのアリバイとしました。ビールに出掛けるよりは健康でしょう。エアコン弱く掛けても寝苦しく、夜半に左脚に痙攣発症して途中覚醒、水分不足か?体内のバランスが崩れているのか?今朝の体重は66.3kg▲700g。水分が抜けているだけか。
18禁激辛チップスにて高校生14人が救急搬送とか。これって昔のシンナーやら最近話題の大麻クッキーの比較的悪意の薄い版?刺激を求めてのことでしょうか。自分も学生時代、酒を無茶呑み、急性アルコール中毒にて搬送は幾度か目撃したもの。幸い、自分は佳き先輩に恵まれて酒の呑み方、酒席での立ち居振る舞いを学んだような気がします。(ほぼ半世紀経ってその先輩と未だ呑んでいる)激辛挑戦!みたいなTV番組やら動画の影響もあるのでしょう。あまり自粛警察みたいなことは言いたくもないけど、自分は大喰い番組も大嫌いです。酒も食事も親しい人と愉しく談笑しながら、少しずつ、ムリなくいただくのがよろしいと思う。
J.StraussUウィーンのボンボン 作品307/美しく青きドナウ 作品314/芸術家の生活 作品316/愛の使者 作品317/うわき心 作品319/フィガロ・ポルカ 作品320/町といなか 作品322/心と魂 作品323/雷鳴と電光 作品324/ウィーンの森の物語 作品325/百発百中 作品326/ハンガリー万才! 作品332/酒・女・歌 作品333*/エジプト行進曲 作品335〜ロベルト・シュトルツ/ウィーン交響楽団(1966-1971年)・・・かなり以前より愛聴していたRobert Stolz(1880-1975墺太利)最晩年のウィンナ・ワルツ、ポルカ集。写真とは収録作品が異なります。Eurodisc録音?RCAレーベルCD12枚にまとめられたステレオ録音(SONY 88985465542/以前はDenon 00CO1156/67にて発売)情報は手抜きっぽくて、録音詳細時期もオーケストラもようわかりません。ウィーン交響楽団中心だけど、全体ではベルリン交響楽団(Berliner Symphoniker/旧西ベルリン)が6割との情報(*「酒・女・歌」はそうみたい)。これは5枚目、ほとんど馴染みばかり、かなり著名どころを集めてくださって、ド・シロウトにはありがたい選曲でした。音質は低音もよく効いて良心的だし、優雅なリズムの揺れもタメも小粋、ウキウキするような雰囲気は厳密に整った、かっちりとしたアンサンブルに非ず、リズムに微妙なユルさが感じられるもの。誰でも知っている「ドナウ」「ウィーンの森」はもちろんだけど、「芸術家の生活」は特別に大好きな優雅な作品でした。エジプト行進曲には団員のコーラスが入って、ちょうど「ペルシアの市場にて」みたいな感じ。こちらのほうがちょっぴり哀愁っぽくて旋律はぐっと楽しい感じ。(8:17-8:13-8:22-3:56-2:32-3:28-3:26-3:42-3:06-10:51-2:51-2:39-5:31-4:09)
Shostakovich 祝典序曲/ピアノ協奏曲第2番ヘ長調/バレエ組曲「黄金時代」/ピアノ協奏曲第1番ハ短調〜マイケル・ヒューストン(p)/クリストファー・リンドン・ジー/ニュージーランド交響楽団/ジョン・タバー(tp)(1994年)・・・23年前のコメントは作品演奏とも否定的、いかにも気のないコメントでした。4年ほど前にも再聴の記録有。基本ちょっと元気が足りない素朴な演奏〜そんな印象は変わらぬけれど、今回はこれはこれで悪くないなと聴きました。音質はつくった感じのない良質なもの、選曲も配慮されている感じ。Christopher Lyndon-Gee(1954-英国)はヴェテラン、元気いっぱいの「祝典序曲」はいちまいち生真面目というのかオーケストラの響きも薄い感じ。(5:58)小粋に都会的なピアノ協奏曲第2番ヘ長調はMichael Houstoun(1952-新西蘭)バリバリのテクニックにキレ味緊張感たっぷり〜みたいな演奏に非ず、着実丁寧な仕上げに少々ノリはあまりよろしくないけど、以前の記憶ほどのガッカリ感はなくて、誠実に曖昧さのない仕上げでした。(7:24-6:41-5:35)「黄金時代」は初期のプロパガンダ的バレエ音楽からの組曲、なかなか才気煥発を感じさせるステキな作品なんだけど、ちょっぴり元気が足りぬ Introduction(4:03)Adagio(9:08)Polka(1:52)Danse(2:14)。ピアノ協奏曲第1番ハ短調は作曲者27歳の作品、変幻自在に元気いっぱいの作品は落ち着いた味わいに表現されて、いつになくしっとり。テンポの前のめりにならず、細部を曖昧に流さぬ仕上げ。後半に向けてノリと熱を加えました。John Taberは亜米利加のトランペッターとのこと、テクニックは着実なもの。(6:32-8:33-1:41-6:55)
2024年7月某日/●隠居生活未だ初心者入門の日々
昨夜〜今朝は比較的気温も落ち着いて過ごしやすい。昨日早朝は相当の雨、目覚める頃には上がってゴミ出しに外に出たら涼しい湿度は爽快な空気でした。洗濯、ストレッチ済ませて、YouTubeエアロビクスに非ずストレッチは「14日間で脇の下の脂肪を取り除く」〜別に脇の下の脂肪は気にならんけど、肩の違和感にはちょうどよい調整になりました。そのまま市立体育館に向かったら日差しがきつくて気温はぐっと上がって雨上がりのモウレツな湿度に悩まされました。梅雨はあと一週間くらいか、これよりほんまの厳しい夏がやってきます。連休明けのトレーニングルームは予想外に混んで学生さんも数人、トレッドミルは満杯でも自分には関係ありません。しっかりいつもの筋トレこなして+エアロバイク軽く15分消化。帰りは食材追加入手にスーパーに寄りました。
今朝の体重は67.0g+100g、昼夜喰い過ぎたかなぁ、なかなか減りません。
国際大会「韓国招待試合」(韓国・堤川)(イケメン擁する)日本男子バレーB代表は御当地韓国と対決、0-2セットからの逆転勝利、3-2にて快勝。審判の疑惑の笛?があったとか、ほんまですか?なんかそんな行為は恥ずかしくて残念やなぁ。続いて長身濠太剌利にも3-0勝利との知らせもありました。次期代表を狙うメンバーは多彩です。次の中国戦に注目、たしか巴里五輪は逃していましたっけ。今朝のネット情報を探ると、3-1で快勝したそう。それにしてもマスコミはまったく報道する気配もない。扱いはあまりに冷たい。
日本テレビの「24時間テレビ」とやら、不祥事があったとかなかったとか、その経緯さておき、もとよりこの類の番組は絶対に見ないし、興味もありません。なんか感動の押し売りみたいだし、最初期の寛平ちゃんさておき、人気タレントが走り続けても、今更それが?ってな感じ。完全にオワコンでしょう。水卜さんが矢面に立ってお詫びはなんか可哀想ですね。もうこんな番組お払い箱にしたら良いのに、視聴率が(ある意味)愉しみ。五輪も万博もオトナの事情があるのか、日本は途中で止められない。
Mahler 交響曲第2番ハ短調「復活」〜モーリス・アブラヴァネル/ユタ交響楽団/ビヴァリー・シルズ(s)/フローレンス・コプレフ (contralto)/ユタ大学シビック・コラール (1967年)・・・Maurice Abravanel(1903ー1993希臘?瑞西)によるMahler交響曲全集録音はバーンスタインと並んでもっとも最初期のもの。おそらくは20年ぶりの拝聴、記憶印象は既に遠く、かなり鮮明リアルな音質に驚きました。先日拝聴したTchaikovskyはあまりに牧歌的にユルいイメージ、そこから一変、ユタ交響楽団の充実した厚みのある響き、自然にムリのない流れと盛り上がり、余裕を感じさせる力強い表現を堪能できました。第1楽章「Allegro maestoso」冒頭ごりごりとした低弦より余裕の厚みある響きとテンション(19:30)第2楽章「Andante moderato」に於ける牧歌的なテイスト(10:10)第3楽章「Scherzo: In ruhig fliesender Bewegung」「魚に説教するパドヴァの聖アントニウス」はユーモラスなリズムを刻んで(10:36)第4楽章「Urlicht(原光)」は神々しい静謐(4:18)第5楽章「Im Tempo des Scherzos」壮麗なスケールを誇るフィナーレは絶叫に非ず、充分な緊張感を維持して声楽陣も充実して輝かしい締め括りとなりました。(32:37)
Mozart フルート協奏曲第1番 ト長調K.313 (285c) /第2番ニ長調K.314/アンダンテ ハ長調 K.315〜クルト・レーデル(fl)/ザルツブルグ室内管弦楽団(1976年)・・・Kurt Redel(1918ー2013独逸)によるフルート弾き降りの記録。この人は自らの室内アンサンブルを結成する前、バイエルンの州立歌劇場の首席だったのですね。Mozartは当時音程が不安定だったフルートは嫌いだったらしいけど、天才はこの楽器最高人気の作品を生み出すのですね。天衣無縫な天翔る旋律の華やかなこと!第2番はオーボエ協奏曲の焼き直し、フルートにソロが変わってもその魅力は変わらない。ド・シロウトが連想するところの独逸的、引き締まった深い音色をたっぷり堪能できて、音質も良好でした。(28:01-20:02-6:28)
2024年7月某日/●隠居生活未だ初心者入門の日々
現役世代は本日よりお仕事再開。こちら昨日連休最終日もいつもと同じ変わらぬ一日、蒸し暑い湿度の高い曇り空が続いて夕方より雨でした。朝一番に洗濯(湿度が高くなかなか乾きにくい)+ストレッチ、20分ほどのシンプルなYouTubeエアロビクス(亜米利加お姉さんのは内容イマイチ)終えて、業務スーパーに切れていた野菜や醤油入手に出掛けました。もうちょっと先のドラッグストアも覗いて歩数は6,981歩、PAI(Personal Activity Intelligence)は50超え、昨日はもっと鍛えたはずなのに25ほどに留まったのも(スマホ持参忘れ)怪しいデータでした。この不快な気候を乗り切るためには、身体を鍛えることが基本です。今朝は66.9kg+200g、これから鍛えて減らしましょう。
幾度か「音楽日誌」に言及しているけれど、2020-2022年辺り?コロナ禍最盛期、不要不急の外出は避けよ! パチンコ屋やスポーツクラブも営業停止に追い込まれ、居酒屋も休止に追い込まれました。O/L在宅勤務は引退直前のヴェテランであった自分でも微妙なニュアンス、なにかの判断をするにも周りに相談できぬ不安に苛まれておりました。音楽会やライヴ演奏も中止となって、三密禁止、未知の目に見えぬ不安に慄きつつ、東京五輪は無観客に強行、日本人は周りの空気を重んじるから「贅沢は敵だ!」風異様な「自粛警察」も跋扈したものです。それは殺伐とした世界でした。
そんな日々に理解したのは「人生の潤いは不要不急に有」。旅行も良いものです。現在、インバウンドによるオーバー・ツーリズムが話題になっているのを数日前、実際に京都にて確認したけど、なんとか上手くこの状況をクリアしたいもの。上の孫は4歳、まさにコロナ時期に生まれて、人との接触がなかなか厳しい時期に幼少期を過ごして、それがどのような影響となるかこれからちょっと心配です。たった今現在、コロナ感染は増えつつあるそうで、マスクもせずに騒ぎ立てる迷惑な患者もいるそう。
Bolodin 歌劇「イーゴリ公」より「ダッタン人の踊りと合唱」(ロイヤル・フィル/ロンドン・フィル合唱団?/1954年ライヴ)/Blakirev 交響曲第1番ハ長調(BBC交響楽団/1956年ライヴ)/Rimsky-Korsakov 組曲「金鶏」(ロイヤル・フィル/1956年)〜トーマス・ビーチャム・・・自分が入手したのは怪しい露西亜サイトの.mp3音源。音質はまずまずのライヴだけどこの情報はエエ加減っぽい感じ。「ダッタン人」はおそらくBBC交響楽団/ビーチャム・コラール・ソサエティでしょう。(写真はBBCL4084)すこぶるヴィヴィッドな精気に充ちた演奏であって、ノリノリに壮麗なものでした。(10:32)Balakirevの交響曲を聴いたのは記憶も定かならぬ20年ぶり、三管編成4楽章制の1898年初演。第1楽章「Largo - Allegro vivo - Alla breve - Piu animato」着手から完成迄30年掛かったせいか、この時期にして民族的に保守的、なかなかわかりやすくオーソドックス、多彩な変化に富んで魅惑の旋律、メリハリを感じさせる立派な始まり。(11:30)第2楽章「Scherzo: Vivo - Poco meno mosso - Tempo I - Coda: L'istesso tempo」は不安げな細かい音型連続に多彩な盛り上がり、オーケストラは力強いリズムと熱気に充ちて小太鼓もノリノリ。中間部は優雅なメルヘンを感じさせました。(7:00)第3楽章「Andante」オリエンタルな瞑想が絶品の緩徐楽章。ハープに導かれて木管、そして弦が纏綿と東洋的な旋律をシミジミ歌うところ。(11:05)第4楽章「Finale: Allegro moderato - L'istesso tempo - Tempo di polacca」露西亜風リズミカルな舞曲が始まって、それが力強く成長して打楽器総動員にクライマックスを迎えます。(8:50)これはびっくりするほどの名曲!ビーチャム熟達の表現の成果もあるのでしょう。「金鶏」はオペラからの組曲。「序奏とドドン王の眠り」(9:58)「戦場のドドン王」(4:20)「ドドン王とシェマハの女王の踊り」(6:58)「婚礼の祝宴とドドン王の哀れな末路と死−終曲」(4:11)Rimsky-Korasakovらしい色彩豊か、変化に富んだストーリー性を感じさて、オリエンタルに懐かしい旋律が続きました。
Beethoven 交響曲第6番ヘ長調「田園」/序曲「レオノーレ」第3番〜リッカルド・ムーティ/フィラデルフィア管弦楽団(1987ー88年)・・・Riccardo Muti(1941-伊太利亜)も80歳超えました。未だ2027年迄シカゴ交響楽団のシェフを務めるとのこと。これは長期政権オーマンディの後継として40歳代新鮮な活躍をした頃の記録。オーケストラの豊かな響きはそのままに引き締まって若々しい颯爽とした表現、田園風景、嵐の迫力、村人たちの感謝の念が浮き上がるような風情。テンポは中庸から心持ち速めのテンポ。フレージングは清潔に勢いあるカッコよい演奏でした。序曲も同様のテンションを維持しております。(12:38-12:40-5:53-3:59-10:30/13:56)
2024年7月某日/●隠居生活未だ初心者入門の日々
世間では連休は本日迄、息子一家は奈良に行ったらしい。鹿と戯れる孫の写真が届きました。こちら引退身分はずっと連休ですよ。基本曇り、時々ぱらりと降ったか降らないか?湿度は高く、不快な気候が続いております。呑んだ夜は眠り浅く、朝は怠さMAXだけど、朝食が摂れないほどに非ず。基本肝機能正常だし、めちゃ呑みはしないほうだし、こんにゃくを多く摂取してヘルシーなつもり。朝のストレッチはサボって、YouTubeエアロビクスはスタンダードなもの12分ほど済ませて市立体育館へ向かいました。足取り重かったなぁ、到着したトレーニングルームは常連メンバーも少なく空いてゆっくりできました。筋トレをしているうちに体調は戻っていつも通り、エアロバイク15分はムリせずいつもより負荷を落として有酸素運動もクリア。しっかり悪い汗を出し切ってシャワーを浴びたら気分爽快、体調は整いました。今朝の体重は66.7kg▲100g、思うように減りません。
トランプさん暗殺未遂、狙撃されて耳を怪我したそう。亜米利加では襲撃にも負けない!タフガイ、みたいのは大好きだから人気は上がるのでしょう。相変わらず物騒な国ですね。梅田譲さんはちょっとヤバそうだし「もしトラ」実現はリアル、いずれ亜米利加には爺しかおらんのか。人さまの国のこと云々できる日本でもないけど。兵庫県知事パワハラ騒動、告発した人に自殺者も出て、副知事は辞任したそう。自分はそんな話題を尻目に先輩夫婦とのんびり昼から冷たいビール呑んでましたよ、前日。男子バレー韓国チーム、伯剌西爾に32年ぶり勝利! って、国際大会「韓国招待試合」(韓国・堤川)そんな大会が開催されていることも知らんかったし、伯剌西爾はもちろん若手中心20歳の次世代チーム。日本のB代表はけっこう強いから、ぜひ実力発揮してほしい。
Borodin/Glazunov編 小組曲/尼僧院にて/間奏曲/マズルカ ハ長調/マズルカ 変ニ長調/夢想/セレナード/夜想曲(1985年)/交響詩「中央アジアの高原にて」(1966年)/歌劇「イーゴリ公」より序曲(1963年)/ダッタン人の踊りと合唱*(1974年)/ダッタン人の行進曲(1966年)〜エフゲニー・スヴェトラーノフ/ソヴィエット国立交響楽団/モスクワ放送合唱団*・・・かなり以前に露西亜の怪しいサイトよりごっそり入手したYevgeny Svetlanov(1928-2002露西亜)の.mp3音源より。あまりに系統的に揃っているので.mp3理由に廃棄するには忍びなくて、時々聴いております。音質は意外とばらつきもなく良好、期待通り余裕のパワフル・サウンドを堪能させてくださいました。小組曲は初耳、ピアノのための作品を編曲したものらしい。(1889年)哀愁と詠嘆、囁くようにデリケート、夢見る魅惑の旋律連続。こんな名曲を見逃していたのは不覚でした。(6:03-3:58-2:55-3:04-4:29-2:22-6:54)哲学的瞑想的名曲である「中央アジア」も期待通りの怪しい巨魁、遅いテンポ、この粘着質な静謐、たっぷり節回しがなんとも魅力的。ホルンのヴィヴラート最高。こんなに雰囲気いっぱいな演奏には滅多に出会えません。(9:20)歌劇「イーゴリ公」からの3曲は各々別の録音を続けても違和感はありません。こうしてまとめて出ているCDは意外と探せないみたい。堂々たる重心の低さ、雄弁な節回し、合唱の高揚、これもなかなかの聴きもの。オリエンタルな泥臭い旋律は大好き。(10:17-11:00-5:38)
Debussy 春の挨拶(ナディーヌ・ソートゥロー(s))/祈り(ミシェル・カロン(t))/スティリー風タランテッラ/民謡の主題によるスコットランド行進曲/牧神の午後への前奏曲/夜想曲/交響的素描「海」〜マニュエル・ロザンタール/パリ・オペラ座管弦楽団/フランス放送合唱団(1957-1959年)・・・仏VegaによるManuel Rosenthal(1904-2003)の録音はやや怪しい音質水準だけど雰囲気はたっぷり。軽くセクシーなヴィヴラートがたっぷり効いた管楽器、薄くデリケートな弦、ヤワく腰のない明るい響き、そしてソフト・フォーカスな音質・・・誰でも知っている馴染の名曲は、ド・シロウトが期待したいお仏蘭西の風情たっぷり堪能できます。こんな妖しい演奏は最近なかなか経験できませんよ。このCDはもう希少価値に至ったらしくて「Accord 4761076」を検索すると【♪ KechiKechi Classics ♪】が出現しました。(4:10/4:41/5:09/6:41/9:48/7:24-6:21-8:51/8:52-5:32-7:45)
2024年7月某日/●隠居生活未だ初心者入門の日々
昨日は終日曇り、ちょっぴり小雨は夕方にあったようななかったような?不快な湿度継続中。コロナがまた流行の兆し、ちいさなこどもに手足口病が流行っているのは伺っていて、うちの孫も罹患いたしました。義弟のお嫁さんもコロナに罹患して幸い軽症、どういった加減か旦那には伝染らなかったそう。ワクチンも有効期限があって7回くらい?接種したはずだけどもう期限切れでしょう。自分も油断できません。これって、鍛えて免疫を強化すれば罹患しにくいものなんでしょうか。ま、清潔にするとか、人混みにはちゃんとマスクするとか、その辺り前提として。
数日前松山の土砂崩れ、どこか郊外の山間かと思ったら意外と街の真ん中、お城の麓らしい。大きなマンションも見えました。未だ行方不明の方もいらっしゃるとか、被害は大きいようです。自然災害の怖さは人知の予想を超えるもの。お仕事現役時代、幾度も通った大好きな街、大学の先輩もおります。なんの力にもなれないけれど、心配は募ります。
名古屋より大学の先輩夫婦、名鉄特急にて鶴橋下車、JR環状線乗り換え京橋にて落ち合いました。そこは昼呑みの聖地、マニアックに泥臭い伝統エリアは初心者には敷居が高いので、京阪高架下比較的洗練された側の店の席を予約しました。自分にとってはフツウのビールの値段、いつもの居酒屋メニューも名古屋の人には新鮮は印象、価格も充分にリーズナブル、女房殿は転居以来久々の再会に話は弾みました。けっこうたっぷり喰って呑みましたよ。そして京阪特急プレミアム・カーにて京都・三条に移動、11月の大学OB会の会場候補(居酒屋)4件ほど(場所を確認しただけ)ついでに全世界からのインバウンドに溢れかえる錦市場を眺めて錦天満宮にもお参りしました。大阪も京都蒸し暑かったけれど、名古屋よりマシとのこと。呑んだり、移動途中風景様子はLINEにて全国のメンバーと共有しました。京都は我が家から近いですよ。散々呑んで喰った結果は66.8kg+300g。
Wagner 楽劇「ワルキューレ」より/楽劇「ジークフリート」より/楽劇「神々の黄昏」より管弦楽演奏〜エーリヒ・ラインスドルフ/南西ドイツ放送交響楽団(1984年)・・・著名な「ワルキューレの騎行」から始まって「夜明け」「ジークフリートのラインへの旅立ち」「葬送行進曲」〜最終場面、通常聴かれる管弦楽版に非ず、自在に途切れなくつなげて48分のドラマに仕立てた録音。ライヴではないようです(違ったらごめんなさい)ほとんど忘れられた音源だけど、この2枚組はお気に入り(もう一枚は「パルジファル」とScho"nberg)Erich Leinsdorf(1912ー1993墺太利→亜米利加)はオペラの人であり、オーケストラ・ビルダー、これは既にあちこちオーケストラのシェフを降りた晩年の録音でしょう。音質も派手さのない、オーケストラは質実なサウンドにかっちりと整ったアンサンブル、流れも自然にWagnerのエッセンスは馴染の旋律、エエとこたっぷり堪能させてくださる熟達のワザでした。(ジークフリート)7:08-6:00(ジークフリート)3:38-3:06(神々の黄昏)5:54-4:39-5:59-7:20-5:53
Grieg 2つの悲しい旋律 作品34(胸のいたで/過ぎし春)/組曲「ホルベアの時代より」作品40/2つのメロディ 作品53/2つのノルウェーの旋律 作品63〜アイヴィン・オードラン/ケルンWDR交響楽団(2009年)・・・ジョージ・ウェルドンによる「北欧の叙情」というCDがとても気に入って、かつて愛聴しておりました。これは選曲がほぼ同じ。音質は良好。Eivind Aadland(1956-諾威)のお国もの、独逸のオーケストラから清涼な弦の響きを引き出して、流麗に非ず、朴訥と云うかあまり飾りのない表現、艶々にならぬ音色にどの旋律も泣けるように絶品。著名な「ホルベア」は浮き立つような懐かしい旋律連続して大好きな作品でした。(4:03-5:42/2:47-4:26-3:29-6:18-3:58/4:24-4:41/7:32/2:28-2:20)
2024年7月某日/●隠居生活未だ初心者入門の日々
今朝は雨は上がって涼しいけれど、本日より世間では三連休、昨日朝はけっこうな雨降り。いつもの洗濯物はもちろん室内干し、ストレッチ済ませて、YouTubeエアロビクスならぬ肩のストレッチ、それでは物足りないので流行りの「Bling-bang-bang-born」で燃焼ダンス短時間加えて、雨脚が弱まるのを一時間ほど待ちました。市立体育館途上はゴミは豊漁、大きめのゴミ袋も断続的に落ちていたのでしっかり拾いましたよ。運動公園のようすが悲惨、いつも通る道筋は片付けておきました。トレーニングルームはなぜか満員!常連シルバーメンバー(含む自分)のみならず、けっこう若いカップルも鍛えて、連休前にまずは体調調性に来訪していたのでしょうか。馴染みの妙齢女性は時間的にいつも自分が帰る頃に顔を見る程度、今回初めてその鍛錬ぶりをしっかり拝見、細いのに懸垂などバリバリこなして驚きました。自分はいつもの筋トレ9種→有酸素運動エアロバイク15分=脂肪燃焼ゴールデン・コースにヘロヘロ、帰りスーパーに寄って朝切れていたキウイなど購入。
1週間分のPAI(Personal Activity Intelligence)150を軽々とクリアいたしました。本日はこれより学生時代より親しい先輩夫婦が大阪(京橋)来訪、奥様が女房殿と旧交を温めたいとのこと。昼酒の店を予約済。そのまま京阪電車にて京都に移動、11月の大学OB会場の下見をいたします。今朝の体重は66.5kg▲700g。
SNSの使い方について。自分は時代遅れも甚だしいタグ打ちのホームページのまま、簡易ホームページであるWeblog(ブログ)も使ったことはありません。「X」や「インスタグラム」「TikTok」には手を染めていないし、Facebookは一応登録して一度だけ記事をアップ、お友だちの関係でずっとそのままにしてあったけれど、更新記事連絡メールが鬱陶しいので先日凍結一時休止としました。LINEはいくつかグループがあるけれど、孫の様子だったり、そんなに投稿頻度が多くない大学や元職場の知人だったりで、熱心にフォローしておりません。スマホはテレビの前に置きっぱなし(充電の都合)隣の部屋で音楽など聴いていれば着信にも気付きません。スマートウォッチをしていればわかるけどね。
ま、自分は昭和の時代遅れなんでしょう、きっと。ガラケー黎明期より営業として業務支給され、引退前にはガラホ→スマホに至ったけれど、引退後現在に至っても苦手意識は消えません。ぼんやりスマホの画面を眺める・・・そんな性癖もなし。ま、電車の中でほぼ全員が小さなディスプレイを眺めている日本の情景は異様に感じます。昨日のトレーニングルームでもトレーニングしつつ、しっかりスマホを睨んでいる姿には違和感有。
Chabrier 狂詩曲「スペイン」/Rimsky-korsakov スペイン奇想曲/Granados アンダルーサ/Moszkowski スペイン舞曲第1巻作品12(ロンドン交響楽団1957年)/Debussy 管弦楽のための映像(スイス・ロマンド管弦楽団1957年)〜アタウルフォ・アルヘンタ・・・ 病に早逝したAtaulfo Argenta(1913ー1958年西班牙)による西班牙の題材に取った代表的録音は2016年来の再聴。もっと以前より聴いていた痕跡もありました。音質は流石にちょっと草臥れたけれど、ぎりぎりステレオ。闊達にヴィヴィッドな狂詩曲「スペイン」(6:26)西班牙の民謡舞曲からたっぷり引用したスペイン奇想曲は賑やかなリズムに溢れました。Alborada(1:11)Variations(4:18)Alborada(1:13)Scena e canto gitano(4:44)Fandango asturiano(3:11)「アンダルーサ(スペイン舞曲 第5番 ホ短調 作品37/デ・グリニョン編)」はギターで著名な哀愁の旋律(4:08)Moritz Moszkowski(1854-1925波蘭)はヴラド・ペルルミュテール、ワンダ・ランドフスカの師匠らしい。「スペイン舞曲」作品12はピアノ連弾作品らしく、管弦楽の録音をあまり見掛けません。明るい南国のリズムを感じさせてわかりやすく、愉快な旋律が続きました。第1番ハ長調(1:43)第2番ト短調(4:06)第3番イ長調(2:45)第4番変ロ長調(2:31)第5番ニ長調(2:57)当時のロンドン交響楽団は快調だと思います。
Debussyは当時アンセルメ時代、いかにもレパートリーなスイス・ロマンド管弦楽団との録音。なぜこのセッション録音が残ったのか経緯は不明です。例の如く腰の軽い薄い響きが個性の違い。気怠く小粋な風情を堪能できました。Gigues(これは蘇格蘭/6:51)Iberia(これはノリノリの西班牙風リズム/17:55/街の道と田舎の道(Par les rues et par les chemins)夜の薫り(Les parfums de la nuit)祭りの日の朝(Le matin d'un jour de fete))春のロンド(Rondes de printemps/これは仏蘭西7:40)
Mahler 交響曲第8番 変ホ長調〜ヴァーツラフ・ノイマン/チェコ・フィル/合唱団/プラハ放送合唱団/キューン児童合唱団/ガブリエラ・ベチャニーコヴァー(s)/インゲ・ニールセン(s)/ダニエラ・ショーノヴァー(s)/ヴェラ・ソウクポヴァー(a)/リプシェ・マーロヴァー(a)/トーマス・モ−ザー(t)/ヴォルフガング・シェーネ(br)/リヒャルト・ノヴァーク(b)(1982年)・・・これはFM放送のエア・チェックしてカセットより愛聴していた以来の拝聴、もしかして30年ぶりくらい?インデックスなし、第1部賛歌「来れ、創造主なる聖霊よ」(24:13)第2部「ゲーテの『ファウスト 第二部』から最後の場」(54:65)各々トラックひとつ、今どき不親切だけど、ディジタル初期の音質は意外とクリア、威圧感や要らぬ重量感を覚えさせぬ明晰な響きも記憶どおりでした。この作品は一歩間違えればその巨大な編成故、阿鼻叫喚混沌混迷な世界に迷い込んで煽りと熱狂、流れが行方不明になる可能性も高くて、これはずいぶんとクールにすっきりとした響きに整理されてわかりやすい。オーケストラの響きがややマイルドにヤワい感じはあるけれど、Vaclav Neumann(1920ー1995捷克)は声楽の扱いやら整理整頓が上手だから、響きが濁りません。祝祭的な雰囲気溢れた第1部、第2部はAdagio-Scherzo-Finnale-Codaという従来の交響曲構成として理解できるんだそう。ま、言葉の壁やら文学的な理解には不足しているけれど、幾十年聴き続けて細部旋律には馴染みました。いろいろと演奏を聴いてきて、これにはピカイチにわかりやすい感銘をいただきました。
2024年7月某日/●隠居生活未だ初心者入門の日々
週末迫って今朝はかなり降ってますね。松山市に大きな土砂崩れの報道も飛び込みました。昨日は朝より小雨模様。この後降ったり止んだり、梅雨の終盤戦一週間ほどこのような気候が続くようです。湿度は高く、もちろん洗濯物は室内干しだけど、気温はあまり上がらず比較的過ごしやすい一日でした。いつも通りストレッチを済ませて、YouTubeエアロビクスはしっかり20分ほど、これはモウレツに効いて汗びっしょり、朝からシャワーを浴びました。そしてウォーキング兼ねて業務スーパーへ食材仕入れ、帰り板垣退助風貌の爺さんがくわえ煙草にすれ違いました。ご高齢者は昔の感性で路上喫煙しているのですね。ま、たまに駅のホームで未成年風?いきったお兄さんが吸うのも見掛けるものです。そして、またまた悲惨な幼児虐殺のニュース報道には怒りと哀しみと涙が溢れました。母親も孤立していたのでしょうか。
オーロラ輝子こと河合美智子さん(56歳)を久々にNHK「あさいち」にて拝見。意外と元気そうだったけれど、48歳脳出血の後遺症、リハビリに励んでも高次脳機能障害はまだあるんだそう。ちょい役でもドラマに復帰できぬものか、たしか記憶では「一課長」の刑事役がラストだったような?いくら身体に気を付けても、品行方正に暮らしていても病は突然襲うもの、そこからの復活は多くの人を励ますと思いますよ。古賀紗理那、巴里五輪後引退との報道。彼女は人生の流れをしっかり見ているのですね。レッド・ロケッツは後釜に和田由紀子(22歳)を据えたとのこと。しっかり才能を開花させて次期女子バレー日本代表チームのエースに育ってほしい。
女房殿が博多棒ラーメン(インスタント)買ってきて、昼にそれを喫したらみごとに今朝は67.2kg+400g。ラーメン喰うには覚悟が必要です。本日はしっかり鍛えて減らしましょう。
Scho"nberg 月に憑かれたピエロ/J.StraussU皇帝円舞曲/ヴァイオリンとピアノのための幻想曲/Webern ヴァイオリンとピアノのための4つの小品/Kreisler ウィーン小行進曲(ヴァイオリン、クラリネット、チェロ、ピアノによる)/Scho"nberg 6つの小さなピアノ曲〜パトリツィア・コパチンスカヤ(語られる声/(v))/ミーサン・ホン(v)(va)/ジュリア・ガレゴ(fl)/レト・ビエリ(cl)/マルコ・ミレンコヴィチ(va)/トーマス・カウフマン(vc)/ヨーナス・アホネン(p)(2019年)・・・現役最高にヴァイオリニストであるPatricia Kopatchinskaja(1977-摩爾多瓦→墺太利→瑞西)が「Sprechstimme(語られる声)」として1912年衝撃の初演に賛否両論であった無調の「ピエロ」を演じております。編成はフルート、ピッコロ、クラリネット(バス・クラリネット)ヴァイオリン、ヴィオラ、チェロ、ピアノ。初めてこの作品に出った時には仰け反りました。その後お気に入り作品となってロバート・クラフト/アニア・シリアをしっかり聴いていたのは2009年、当時未だ最大に太っていた頃。 この声の楽譜はいったい?訝るような怪しげな浮遊の表記はWikiに詳細言及がありました。言葉の意味はわからぬけれど、静謐を湛えた妖しい狂気はしっかりと伝わるもの。月に酔い(1:56)コロンビーヌ(1:57)伊達男(1:28)蒼ざめた洗濯女(1:36)ショパンのワルツ(1:23)聖女(1:59)病める月(2:45) 夜(2:09)ピエロへの祈り(1:13)盗み(1:10)赤いミサ(1:57)絞首台(0:19)打ち首(2:15)/十字架(2:14)/ 郷愁(2:28)/悪趣味(1:12)/パロディ(1:20)/月のしみ(0:56)/セレナーデ(2:49)/帰郷(1:44)/おお、いにしえの香りよ(1:45)
以下は本職コパチンスカヤ自身のヴァイオリンも演奏されておりました。ヴァイオリンとピアノのための幻想曲(9:29)まだまだ保守的浪漫な音楽が跋扈していた時代に、新しい音楽の演奏会に人を呼ぶために編曲したんでしょうか「皇帝円舞曲」はまるで父シュトラウス時代の少人数アンサンブルを連想させるもの。初演は1925年、編成はフルート、クラリネット、ピアノ+弦楽四重奏(12:39)
Webern(1883ー1945墺太利)は寡作家。ヴァイオリンとピアノのための4つの小品は生演奏も聴いた記憶はあるけれど、まったく歯が立たぬ晦渋かつ静謐、ムダを極限迄削ぎ落としてほんの短い作品(1:19-1:23-1:19-1:05)ラストはJoonas Ahonen(1984-芬蘭土)による6つの小さなピアノ曲。これもほとんど前作品同様のムダを極限迄削ぎ落として無情、透明クールな世界、ほんの短い作品は緊張の連続でした。一時グレン・グールドに入れ込んで聴いていたけれど、これもなかなかの難物。ド・シロウトには今しばらくの鍛錬が必要でした。(1:23-0:53-1:01-0:29-0:33-1:15)
R.Strauss ホルン協奏曲第2番 変ホ長調*/ Othmar Schoeck (1886-1957) ホルン協奏曲/Hans-Georg Pfluger (1944-1999) ホルン協奏曲/R.Strauss ホルン協奏曲第1番 変ホ長調〜アンドルー・ジョイ(hr)/ヴェルナー・アンドレアス・アルベルト*/ヴォルフ=ディーター・ハウシルト/ケルン放送交響楽団 (1991年)・・・Andrew Joy (1952-濠太剌利)はケルンWDR交響楽団の首席(現役かどうか不明)ムジカ・アンティカ・ケルンのメンバーでもあるそう。音質は極上。晴れやかな表情に自在にメロウな音色が躍動するR.Straussの第2番は熟達した旋律。(Allegro/8:50-Andante con moto/5:41-Rondo/5:36)Schoeckの作品はもちろん初耳。調性は示されないけれど、やや哀愁の味わい漂う旋律はわかりやすく晦渋さの欠片もない保守的な作風。Rondoは優雅に伸びのびとした歌に溢れました。ジョイの技巧はスムースに軽快そのもの。(Lebhaft, energisch bewegt/6:16-Ruhig fliessend/6:05-Rondo: Ausserst schnell und leicht/4:40)Pflugerも最近迄存命の人、これはかなり怪しい物騒な旋律が跋扈するド迫力ホルン、超低音や潰した音、飛び跳ねるフレージングも登場しております。オーケストラはいかにも風不協和音が破壊的。(Maestoso - Furioso/8:22-Grave/6:10)R.Straussの第1番は若い頃の作品なんだそう。第2番に比べてぐっと素直な旋律、更に現代作品のあとでしょ?朗々としてシンプルに牧歌的、爽やかな風情たっぷりでした。(Allegro/5:34-Andante/5:33-Rondo: Allegro/5:25)
2024年7月某日/●隠居生活未だ初心者入門の日々
夜半に雷雨、今朝も振り続けて気温は下がりました。この先一週間ほど時々雨はあるようです。前日エアコンの風の方向調整がよろしくなくて直撃、途中覚醒、どんより曇り空に気温はやや治まって、市立体育館途中に水たまりを見掛けたので一昨日夜半にちょっと降ったのでしょう。島根県で大雨の報道、けっこうな水量にクルマは苦戦しておりました。昨日も寸分違わぬ朝、ヘルシー朝食、洗濯、ストレッチ、そしてYouTubeエアロビクスは12分ほどオーソドックスなもの実施。トレーニングルームは常連メンバーに空いて、筋トレ+エアロバイク15分を済ませてしっかり鍛えました。途中のペットボトル空き缶拾いもいつも通り。いつもと違うのは・・・
お恥ずかしい話なんやけど、猛暑と隔日のエアロバイクの結果なのか、少々前よりお尻辺りが圧迫され荒れてちょっぴり痛い・・・先日皮膚科に塗り薬をいただきました。女性ならまだしも、爺の皺尻の話題など屁の突っ張りにもならぬ〜のはさておき、YouTubeのオススメにトレーニングやダイエットが多く出現するのは自分の興味に合わせてのこと。主婦がエアロバイクで減量成功!動画が出現、自宅に眠っていたエアロバイクを引っ張り出して、一生懸命漕いでいたらお尻に違和感有、これはおおいに共感いたしました。そこで初めて「サイクルパンツ」なるものを知りました。もともとは乗馬などに使うもの?お尻の部分に厚みがあって、お尻に負荷が掛からぬようにするものでなのですね。Amazonは送料無料のハードルが上がったので、楽天市場にて一番安い550円也(メール便送料込)早速入手、実際に使ってみました。
これはお尻あたりクッションが入って、なかなか快適。エアロバイクはもちろんだけど、座って利用するマシンにも有効でした。しばらく使ってみましょう。隔日使用でどのくらい保つでしょうか。今朝の体重は66.8kg▲500g。
Mahler 交響曲第6番イ短調/Berg 演奏会用アリア「ワイン」〜エーリヒ・ラインスドルフ/ボストン交響楽団/フィリス・カーティン(s)(1965年)・・・Erich Leinsdorf(1912-1993墺太利→亜米利加)はボストン交響楽団音楽監督在任1962-1969年、前任シャルル・ミュンシュの人気とは対象的に評判はよろしくなかったとか。練習も厳しかったらしいですね。音質はかなり良好、現役鮮度。第1楽章「Allegro energico, ma non troppo」から着実中庸なテンポに乾いた歩み、オーケストラは痺れるほど緻密に充実したサウンド、提示部繰り返しはありません。(18:20)第2楽章「Scherzo」は速めのテンポに引き締まった勢いを感じさせるもの。前楽章と似たようなな風情に陥らず、テンポの有機的な揺れ、描き分けの手法は確かでした。オーケストラの威力は充分。(11:51)第3楽章「Andante moderato」は切迫して厳しい風情が続くこの交響曲中唯一、落ち着いて穏やかな旋律が支配する緩徐楽章。弦も木管も、やがて登場する夢見るようなホルンも極上の音色に感極まるところ。テンポとバランスは常に最適。(14:53) 第4楽章「Finale, allegro moderato」はチェレスタやハープの幻想的な響きに、ホルンを先頭に金管は意外と抑制して、世紀末のような主題にティンパニの無情なダメ押しが続きます。どのパートにもバランスと説得力を感じさせて、歩みはクールなまま力まず、粘着質にならず、流れよろしく徐々に熱を加えます。オーケストラは余裕の力量に洗練されたサウンドに文句なしのアンサンブル。そして待ちに待ったハンマー炸裂は期待ほどに腹に響かないけどクリア。(28:31)Bergのアリアも壮絶な緊張感と妖しさを湛えたもの。(12:08)
Mozart 音楽の冗談 K.522/(Edmund Angerer)おもちゃの交響曲/L.Mozart「そり滑り」〜イェルク・フェルバー/ヴュルテンベルク室内管弦楽団(1965年)・・・「音楽の冗談」は生真面目にきっちり、演奏すればするほど作品のオモロさ際立つ「村の音楽家の六重奏曲」2本のホルンと弦楽による抱腹絶倒の交響曲乃至ディヴェルティメント。父レオポルドがこのジャンルの作品を得意として、1778年亡くなった追悼の意味合いがあったのでは?そう類推する説もありました。作品そのものが決まりごとから外れた素人作曲風+演奏は調子外れ〜それも楽しい名曲に感じます。(21:50)TurnabautのLPにはHaydn 「おもちゃの交響曲」となっておりました。なんか懐かしいですね。やがて研究は進んでMichael Haydnとか父Loeopoldとか、いろいろ説は出され現在はEdmund Angerer(1740ー1794墺太利)に落ち着いたんだそう。これは弦楽と種々おもちゃの超絶技巧が駆使された名曲!御大カラヤンも昔録音しておりました。(9:32)L.Mozartの作品は初耳。Intrada (Allegro Maestoso)/Schlittenfahrt (Allegretto)/Die Vor Kalte Zitternde Junge Dame (Andante Molto)/Des Balles Anfang (Menuett)/Kehraus (Allegro)/Schlittenfahrt (Allegretto)から成る弦楽+トランペット?のみのシンプルなディヴェルティメント風。ラストにはムチ?みたいな打楽器も入ってノンビリ、なかなか楽しい。(9:36)Jorg Faerber(1929ー2022独逸)はジミな存在だったけれど、彼のモダーン楽器アンサンブルは期待を裏切らぬ瑞々しい演奏でした。
2024年7月某日/●隠居生活未だ初心者入門の日々
昨日朝の予報では当初夕方より雨だったけれど、結局降らずに曇ったまま、蒸し暑い気候が続きます。朝から体調怠く、洗濯ストレッチYouTubeエアロビクス(ほんの8分ほど)それ以外はゴミを捨てに出たのみ。ぼちぼちエアコンなしに音楽鑑賞も難しい季節に入りました。夕食調理もまったく意欲はありません(残り惣菜をかき集めた)。終日猛暑と湿度に負け、倦怠感に引き隠ってじっとしておりました。動かなければ体重は67.3kgあっという間の+700g。
毎日拝見する熟達の文書によるブログに「志摩豆腐」が紹介されておりました。これは沖縄の?てっきり島豆腐と信じてこの表記を初めて知った粗忽者。島らっきょうってあるでしょ?あの流れと信じ切っておりました。Googleに「志摩豆腐」を検索すると、わずか2時間前の更新なのにこのブログが登場して、さすがメジャーなものはGoogleさんのロボットも意識して情報収集しているのでしょう。【♪ KechiKechi Classics ♪】とは大違い。先日4ヶ月前の情報が出現しませんでしたから。
毎週土曜朝には【♪ KechiKechi Classics ♪】定例更新しているけれど、そのネタは「音楽日誌」過去更新より拾っております。毎日音楽を愉しんでいるけれど、こちら天才ではない市井の凡人、かなりの比率で忘れております。過去記事を日々眺めて、あっ!と驚く再発見の毎日、音源ファイルはあまりに蒐集し過ぎたので、ネットよりダウンロードしたきり忘却したものも多数。まだ聴いて記録が残っていればマシなほう〜そんな反省も含めて再聴しております。一度も聴いていないまま眠っている音源は悲惨というか、意味ないというか、これはなんとかせんとあきまへん。
L.Mozart 交響曲ト長調「新ランバッハ」/F.X.Mozart ピアノ協奏曲第2番 変ホ長調/Mozart セレナード第10番 変ロ長調「グランパルティータ」 K.361 (370a)による協奏交響曲〜ラインハルト・ゲーベル/ネットワーク管弦楽団/アーロン・ピルソン(p)(2024年ライヴ)・・・これは珍しい作品を集めた演奏会ライヴ、ネットより音源入手しました。ヴェテランReinhard Goebel(1952-独逸)率いる古楽器スタイルによるモダーン楽器アンサンブルとのこと。全体に音質はやや乾き気味、そのせいかちょっぴり散漫な演奏に感じました。「新ランバッハ」は旧Mozart全集ではヴォルフガングの作品とされたもの。ちょっと昔の全集録音には収録され、まったく違和感のないシンプルな作品でした。Allegro(8:16)Andante un poco Allegretto(3:29)Menuetto(2:59)Allegro(7:20)
ピアノ協奏曲 変ホ長調はあまりに天才な父親から生まれた息子、Franz Xaver Mozart(1791ー1844墺太利)の作品はもちろん初耳。素直に屈託のない旋律が続いて、初期浪漫風。唯一無二の個性には不足するけれど、忘れ去られるにはちょっぴり惜しい可憐な作品でした。Allegro con brio(13:27)Andante espressivo(3:31)Rondo. allegretto(8:52)
協奏交響曲はFranz Johannes Gleissner(1759ー1818独逸)による編曲、この人はもちろん初耳。彼が「グランパルティータ」 K.361 (370a)を編曲したその経緯や詳細編成情報がわからない。楽章構成は同じ、フルートが活躍していて、弦楽器も入って、低弦の活躍が目立ちます。全体に響きが厚くなって、編成はやや大きめのように聴こえます。なかなか興味深いけど、オリジナルのほうがエエ感じに思えるのは聴き慣れているせいか。(8:29-5:59-3:26-3:11-5:58-8:13-4:01)
Mahler 交響曲第7番ホ短調〜ヴァレリー・ゲルギエフ/ロンドン交響楽団(2008年ライヴ)・・・コリン・デイヴィスの後を受けてValery Gergiev(1953-露西亜?)がロンドン交響楽団首席在任したのは2007-2015年、まさか10年も経たぬうちに政治的立場を理由に露西亜内部のみの活動になってしまうとは思いもよりませんでした。ここ最近の活動の様子はこちらに漏れ聞こえません。時にデッドに味気ないバービカン・ホールのライヴ録音も極上、すこぶるヴィヴィッドに隈取はっきり、こんな楽しいわかりやすい演奏には滅多に出会えない。テンポはちょっぴり前のめりに速め。第1楽章「Langsam (Adagio) Allegro risoluto, ma non troppo」は曖昧なテノールホルンの音色に導かれて気怠い官能漂う始まり。この作品の導入を精気漲る表情に、アツく決めてくれて上々の始まりです。(20:47)第2楽章「Nachtmusik I. Allegro moderato」(13:43)第4楽章「Nachtmusik II. Andante amoroso」(11:46)辺りがこの作品の白眉、Nachtmusikとは夜の歌、セレナーデのことなんだそう。マンドリンやギターも入って、しっとり落ち着いた室内楽風情、このままScho"nbergに真っすぐにつながっていくことが連想できるところ。作品的には流すような表現に至る可能性もあって、ここの明晰な表情とメリハリ、そしてロンドン交響楽団の美しい音色が際立ちます。第3楽章「Scherzo. Schattenhaft」は”影のように”、不思議な幻のようにさらさら流れていくところ。途中のバルトーク・ピチカートも衝撃的。(9:08)第5楽章「Rondo-Finale. Allegro ordinario」はとってもノー天気な明るく、ほの暗い妖しい前3楽章とは雰囲気一変するところ。思いっきり元気に演ったらその違和感はかなりのもの。ま、ここではがっちり力感に充ちて颯爽、妙な印象はありませんでした。(16:14)世界に活躍できないのは惜しいなぁ、この人。
2024年7月某日/●隠居生活未だ初心者入門の日々
昨夜も不快な気温湿度MAX! 予報ではぼちぼち曇って梅雨風情の雨もちょっぴり、本日も猛暑が続くようです。全国では40度Cというところもあるそう、こちらは最高34度C、市立体育館への道中はクラクラするほど。女房殿は婆さんを耳鼻科に連れていきました。夜のエアコンは必須、朝は怠くて首筋が凝って、古傷である左膝も鈍く痛んで頭痛もわずかに発症〜こんな最低な体調は鍛えて治す!(昭和の誤った発想)オートミール増量グラノーラ+低脂肪乳+青汁粉末+きな粉+ココアパウダーをメインに濃厚野菜ジュース(これは糖度が高いのでコップ半分)自家製ヨーグルト(キウイ入)スキレットの目玉焼き(野菜入)そして締めは挽きたて淹れたて珈琲というヘルシー朝食は365日毎日変わらず。しっかり摂って洗濯、ストレッチ、そしてYouTubeエアロビクス12分ほど済ませ、意を決して出掛けたものです。
月曜のトレーニングルームは常連メンバーに空いていて、到着時点汗ぐっしょり。まずエアロバイクから軽い負荷に始めたのは、筋トレを先行させると力付きてしまうと予想したから。筋トレもやや負荷を落としていつも通り9種消化した・・・けどヘロヘロ状態、それでも食材を仕入れにスーパーに寄りました。目眩がするような体調にクリーム入りの菓子パンが欲しくて3個も入手、帰宅して冷たいアイスコーヒーといっしょに喫して、ダイエットの難敵だけど体調には抗えません。夕食はしっかり料理しましたよ。
この間、Tシャツに短パン姿にて外歩きしているから腕、脚、首、顔辺り焼けております。スマートウォッチの形に左腕は白く抜けて、入浴時には身体と焼けた部分の対比も鮮明、これが健康の証であることを祈る。今朝の体重は66.6kg▲300g。
話し変わって・・・LINEの絵文字は使わないようにして、あれはどうも気恥ずかしい。【♪ KechiKechi Classics ♪】も同様、文末(笑)は絶対に使わず、ましてや(爆)は時代錯誤でしょう。その昔メールを下さった妙齢の女性は(爆)多用されて意味不明違和感満載でしたっけ。例外は(涙)(遠い目)くらいかなぁ、時に使うのは。ま、その前に誤字脱字をなんとかしろよ、そんな自覚はありますよ。
Grieg 組曲「ペール・ギュント」第1番/第2番〜ジョージ・ウェルドン/ロンドン交響楽団・・・録音年不明、1956年にはLPがリリースされておりました。音質はまずまず。George Weldon(1906ー1963英国)は「北欧の叙情」という懐かしくも素晴らしい音源をかつて愛聴、その音源は未だ探しているところ。こちら誰でも知っている昭和の文部省推薦! ローカルかつ清涼な旋律横溢する名曲、正直なところ誰の演奏でもびっくするほど際立った感動!ということもなくて、そこそこに愉しめる作品と感じるのは聴手の粗忽なのでしょう。(4:00-4:35-3:25-2:17/4:47-4:32-2:55-5:29)
Beethoven 交響曲第1番ハ長調/第3番 変ホ長調「英雄」〜アントネッロ・マナコルダ/カンマーアカデミー・ポツダム(2020-2021年)・・・Antonello Manacorda(1970-伊太利亜)はもともとヘルマン・クレッバースやフランコ・グッリに師事したヴァイオリニストとか。手兵のオーケストラはピリオド奏法を取り入れたモダーン楽器室内アンサンブルとのこと。写真を見る限りホルンは昔風の楽器でした。弦はノン・ヴィヴラートが基本、ティンパニも古楽器奏法らしくて、たしかにその硬質な粗いタッチは際立ちました。音質は良好。青春の溌溂と希望に充ちたハ長調交響曲はリズム感よろしく、テンポはやや速め、キレのあるノリを感じさせるもの。古楽器特有の粗野なヤワい響きに非ず、清涼に引き締まって力強い推進力たっぷり。第3楽章「Menuetto」にそんな風情は顕著でした。アンサンブルはきっちりと縦線が揃った上手いオーケストラですね。(8:54-7:13-3:23-5:36)
Beeやんといえばここ数年、こればかり聴いている「英雄」。テンポは適正を感じさせます。浪漫時代の幕開けを告げる巨大な作品は第1楽章「Allegro con brio」冒頭のぶちかましから威圧感のない、引き締まって洗練されスリムな響き、颯爽としたリズムがスウィングしてノリノリ、沸き立つように気分はうきうき高揚してスケールも大きい。例のホルンも意外と素直な響きでした。提示部繰り返し有。(17:09)第2楽章「Adagio assai」葬送行進曲は入念な表情付けが繊細に多彩、それでも軽さを失わない。ここのティンパニは粗野な存在感たっぷり。(14:52)第3楽章「Allgro vivace」はスケルツォ。蒸気機関車の疾走のようなパワフルなところ、速めのテンポにそっと走り出して期待通りのギア・チェンジはちょっと抑制気味?いえいえ例のティパニが激しく叩いて走ってますよ。ホルンも上手いですね。(5:33)第4楽章「Allegro molt」も速めにテンポにスリムなアンサンブルにイン・テンポ、大仰な柄を強調しません。(11:02)
2024年7月某日/●隠居生活未だ初心者入門の日々
なんか凄い、不快な天気続いてますね。昨日日曜もピーカンに猛暑! 今朝も佳き天気が続くようです。下の孫は手足口病から快復し、幸い上の孫にも伝染らず、昨日アンパンマンの映画に出掛けたそう。こちら爺は早くも夏バテ気味、洗濯物は速攻で乾き、朝一番のストレッチ、10分ほどのYouTubeエアロビクス済ませて汗だく、女房殿を市立体育館に見送ってもこちら、肩と首筋の凝りがどうにも気になります。少々遅れてゆっくりトレーニングルームへ、前日やり残した筋トレ6種、背筋やら肩、胸筋辺りを鍛えておきました。前日と打って変わって空いていて、お仕事現役連中はどこかに遊びに行っているのでしょう。前日に続き、料理する意欲をまったく失っております。女房殿は婆さんの入浴介助から意外と早く帰ってきて、ご近所の焼き鳥屋でも、なんてコミュニティバスに乗って、結局JR東西線から北新地駅/駅前ビル地下へ。居酒屋メニューがご所望とのこと、軽くビール一杯、好きな惣菜喰って、更に印度?尼波羅?のカレー屋で美味いのしっかり追加しました。帰り最寄りの駅よりタクシーを待ったけど、十数分待ってその姿は見えず、20数分激しい日差しの中歩いて帰りました。
今朝の体重は66.9kg辛くも▲100g。相変わらず不快な夜に途中覚醒、原因不明な首筋の痛みがずっと続いております。本日もしっかり鍛えるつもり。
都知事選は前評判通り小池さん圧勝、どーもオモロない。投票率は60.62%、前回を上回りました。石丸さんが2位ねぇ、蓮舫さんモデル時代は大ファンだったけど、ちょっと先走り目立ち過ぎ力み過ぎ、風の読み違い、勝利戦略戦術みたいなものを組み立てるブレーンがいなかったんじゃないかと思います。なんか、選挙ポスター掲示を又貸し?カネで売るような商売があったそう。なんか世も末というか、モラルもクソもあったもんじゃない、理論的に可能なことはなんでも有、そんな感じ。
お仕事引退転居以来新聞を購読しておりません。新聞紙や要らぬ広告用紙が溜るのが嫌だったこともありました。当初はタブレットでのネット配信を契約する予定だったのが、お試し使っていまいちな使い勝手にあきらめました。ネット記事は正直なところその代替にはならず、時間を拘束されるテレビニュースも底が浅く、面倒臭い〜結果、世の中の動きにますます疎遠になってまう・・・
自分の勝手な体感だけど、ネット記事のほぼ八割ほどが踏み込み分析の甘い底の浅い記事、時に観測気球やら(売れなくなった芸能人の様子はアクセス、コメント反応を見るもの)太鼓持ち的なもの(ほとんど宣伝)にも出会います。インバウンドの日本礼賛は動画含めそろそろ食傷気味なウケ狙い、歴史的な円安影響もあるのでしょう。最近のネット記事に「殺人的通勤ラッシュには驚いた、ぜったいに住めない」「正確な時刻表どおりの運用には息が詰まる」「100均の安物はほとんど使い物にならない」訪日外国人の感想。ま、それも一理あって、ことさらに新鮮な切り口に非ず、日本の未だ悪いところ、悪化しているところはいくらでもあるし、100均には選球眼が必須なのは皆理解しているところ。通勤ラッシュがいやなら地方都市にお仕事を求めたら良いじゃないの。
自分が知りたいのは隣国韓国中国人の「反日感情」のリアルですよ。もちろん人それぞれ、一律ではないことでしょう。日本人はもろに差別意識を出す方は少ないし、あったとしても心のうちに留めて、すくなくとも公的な差別教育はしません。是々非々でしょう。中国では日本人学校通学バス襲撃があって、現地人の方が身体を張って生命を掛けて守ってくださいました。この尊い行為をどう理解したらよいのでしょうか。
Dvora'k スラヴ舞曲集第1集作品46/第2集作品72〜ヨゼフ・カイルベルト/バンベルク交響楽団(1956年)・・・1959年録音?入手したLP復刻音源にはそう書いてあったけれど1956年が正解らしい。二管編成の16曲、どれも涙が出るほどローカルに懐かしい旋律リズムが続いて大好きな作品ですよ。出会いは語り上手にメリハリたっぷりなカラヤンかフリッツ・ライナー辺り?全曲拝聴はクーベリック?ジョージ・セルでしたっけ。ま、誰でのでもたいてい良いんですよ。この音源の存在はすっかり失念していて、Joseph Keilberth(1908ー1968独逸)の音源在庫再点検しているうちに再発見したもの、音質は驚くほどに鮮明、このあたりのバンベルク交響楽団のイメージは独逸ローカルな泥臭いサウンドな先入観があったけれど、驚くほど統率が取れて質実なサウンドがけっこう魅力。あまり四角四面構成のしっかりした交響曲より、こんな肩のこらない音楽も素敵。(25:07-23:45)
Bartok バレエ音楽 「かかし王子」/パントマイム音楽 「不思議なマンダリン」(全曲)〜ヤーノシュ・フェレンチク/ブダペスト・フィル/ハンガリー国立歌劇場合唱団・・・録音情報不明、おそらく1960年代の良好なステレオ録音、低音もしっかり効いておりました。写真はLP時代の「マンダリン」DGレーベルだけれどHungaroton録音か。1917年といえばStravinskyが三大バレエを発表したあと、「かかし王子」も四管編成にハープ2台チェレスタ+多種多様な打楽器を含む大編成でした。大衆的にわかりやすい旋律と色彩豊かな哀愁の旋律、一般的な演奏機会や人気さておきStravinskyに負けぬ魅惑のメルヘン、かつ泥臭いリズムが堪能できました。オーケストラのアンサンブル、フェレンチークの集中力を感じさせる統率も驚くべき自信に充ちて力強い洗練を感じさせました。(4:21-2:21-2:27-4:12-5:38-3:10-4:14-5:38-2:53-0:57-0:54-2:27-2:31)あまりに陰惨グロテスク・エロティック暴力的な筋書きである「マンダリン(中国の高級官吏)」は初演も再演も不評だったらしい。三管編成、現在では人気の作品、録音では組曲版を多く見掛けます。これはワグナー・チューバや混声合唱も入る全曲版。こちらの作品は旋律にかなり馴染んで、例の陰惨に引きずるような切迫した風情、クールに整った表現は入念。金管や打楽器の炸裂も余裕、これも音質の良さが際立ちました。(3:31-3:47-3:20-1:42-2:43-4:35-1:59-2:20-1:05-2:01-1:20-1:58-2:07)
2024年7月某日/●隠居生活未だ初心者入門の日々
昨日土曜も強烈な日差しと気温と湿度でした。女房殿が前日婆さん宅より大量に持参した洗濯ものもあっという間に乾きます。前日身体あちこち節々が痛む謎な症状、右手首もおかしくて幸い一晩膏薬を貼ったら治まりました。朝しっかりストレッチを済ませていつものYouTubeエアロビクスに非ず「プロジェクトX」20年ぶりの再放送拝見、司会の膳場さんが若い!「命の離島へ 母たちの果てなき戦い」「公衆衛生看護婦」の活躍、小さなこどもを抱えて離島に奮闘する女性たちの尊い行為に涙が出ました。
やや遅れていつものトレーニングルームへ。土曜は予想通り現役世代に激混み!エアロバイク有酸素運動15分を先に済ませても筋トレマシンは満杯、辛くも三種こなして2-3分待ったけれど空きそうになくて残り断念、シャワーを浴びて帰りました。それでもけっこうな運動量になりました。帰路、ド汚い水路よりウシガエルの声を今シーズン初めて聞いても姿は見えず、こんな劣悪環境でもカメやカエルは生きていけるんですね、外来種やけど。今朝の体重は67.0kg+100g。しっかり昼夜喰った結果。朝迄エアコン掛けたら朝、身体がだるくて肩こりも感じて、残した筋トレ再トライを考えているところ。
長寿ドラマ「科捜研の女」season24初回ニ時間スペシャルをTVerにて拝見。豪華配役+エキストラ含めて大量動員(ホテル災害/舞鶴ランタン・フェスティヴァル/一斉捜査の人数)凝ったストーリーと丁寧な描きこみは最近には珍しいものでしょう。沢口靖子さんはいつもまでも美しく、この役柄(榊マリコ)ではいつもぼさぼさ髪だったのに、今回は美しくセットされておりました。土門刑事はちょっと加齢が進んで太り気味、他新たな配役も加えて安定の実力派布陣に、珍しく長時間ドラマを堪能いたしました。
あまり漫画は見ないほうだけど、さすがに「ブラックジャック」は知っております。プレミアム・ドラマとして高橋一生が主演。正直なところあまり期待せず(これもTVerにて)ちょっと眺めて鼻白むようであれば打ち切るつもりで拝見、結果的に意外としっかりと落ち着いた筋書き、荒唐無稽ではない仕上がりに納得できました。ドクター・キリコを石橋静河が演じるのも違和感はありません。たしか概ねの筋書きはオリジナルですよね、松本清張みたいに手塚治虫の作品は永遠の生命があるのかも知れません。
Mozart 交響曲第29番イ長調K.201(1963年)/ディヴェルティメント第17番ニ長調K.334(1968年)〜ルドルフ・バルシャイ/モスクワ室内管弦楽団・・・2010年来の再聴。両作品ともお気に入り名曲だけど相変わらず音質はぱっとしない、バルシャイの音源は一生懸命集めたけれど、そんな音質水準が多いですよ。名残惜しく後ろを振り返るように懐かしい第1楽章「Allegro moderato」から始まるイ長調交響曲K.201、テンポはやや速め、例の如く辛口に引き締まったアンサンブルに乾いたサウンド、それにしても1963年でこの音かよ・・・(8:55-8:57-3:09-6:36)ホルン2本が活躍するニ長調嬉遊曲K.334も大好き、音質はちょっぴりマシだけど、1968年でこの水準か・・・ちょっと恨みたくなりました。いつになく弦に厚みがあって、かなり浪漫的な大きな表現は陰影たっぷりに聴き応えがありました。(9:21-9:22-4:08-6:26-6:50-9:16)
Bach カンタータ第51番「もろびとよ、歓呼して神を迎えよ」/「クリスマス・オラトリオ」 BWV.248より「偉大なる主よ、強き王よ、最愛の救い主よ」*/Telemann 詩篇第111番」よりアリア「私は心を尽くして主に感謝す」「Er sendet eine Erlosung seinem Volk(彼は民に救いを送る)」*/Handel オラトリオ「メサイア」より「最後のラッパが鳴るとき」*/オラトリオ「サムソン」より「群をなす輝けるセラフィムたちを」〜マリウス・ヴォールベルク/アムステルダム室内管弦楽団/ルチア・ポップ(s)/ヨルマ・ヒュンニネン(b)*/キャロル・ドーン・ラインハルト(tp)(1982年)・・・Lucia Popp(1939ー1993斯拉仏克)は佳人薄命、もったいないなぁ。Carole Dawn Reinhart(1941-亜米利加)女流トランペットが朗々と活躍する作品を揃えて、彼女の可憐な声が堪能できます。Jorma Hynninen(1941-芬蘭土)の朗々たる男声の対比も配慮あるもの、全体の配置はよく考えられた一枚。指揮者とオーケストラの情報は探せず、ソロを前面に、控えめなモダーン楽器アンサンブルでした。これはほんまに楽しい一枚。Bachは相変わらず宗教的儀礼とか独逸の節季を知らぬ粗忽者、清楚なソプラノ・ソロと屈託のない明るいトランペットが活躍する晴れやかな作品BWV51の旋律は生演奏でも聴いて馴染みでした。(4:46-2:18-4:22-3:55-2:38)クリスマス・オラトリオのバス・アリアも有名な旋律(5:31)Handelの「最後のラッパが鳴るとき」と併せて押出のよろしい貫禄の男声がトランペットに良く映えました。Telemannは初耳だけど、闊達軽快晴れやかな旋律にトランペットが軽やかに絡みました。(Telemann 2:52-2:24/Handel 9:41-6:22)
2024年7月某日/●隠居生活未だ初心者入門の日々
週末を迎えました。本日は終日曇りらしい。昨日は朝から強烈な日差し、朝一番ゴミ出しに行ったら今シーズン初、蝉の声を聞きました。まだ一匹のみ弱々しい新人の声。好天に洗濯物をベランダに干していたら唱和が相次いでいよいよ本格的な夏が近いけど、来週は梅雨が戻るようです。朝のストレッチ、YouTubeエアロビクスと並んで、なぜ毎度洗濯を特筆しているかというと、フロの残り湯をムダなくバケツで汲み出す作業が運動になるため。この猛暑にもう朝から汗だく、着替えてからウォーキング兼ねて激安美容院(カットのみ980円/税込)に出掛けて5番札、自分の順番迄横のスーパーに食材買い物を済ませました。残念ながらマスク眼鏡越し北川景子似の美容師さんは休みの番、いつもの妙齢の店長さん?にスッキリ刈っていただきました。5,500歩ほどは稼げたかな。
帰宅したら強烈な日差しと、前夜の寝苦しさ寝不足あいまってぐったり。幸いこちら絶賛ヒマ生活な引退爺、昼寝して体力補いました。全国的に強烈な猛暑続き、40度Cに迫るところもあるとか?昨夜もエアコンを弱く入れて就寝、凄い汗に途中覚醒して切りました。昼夜しっかり喰って今朝の体重は66.9kg+300g。これからしっかり筋トレ+有酸素運動して鍛えて減らしましょう。例の左肩奥の違和感は増大中、肩こり、あちこち節々の鈍い痛みを自覚しております。
長久手のスポーツクラブに契約していたときには、初心者エアロビクスに定期的に参加して(もちろん永遠の初心者向け)概ね男女比1:10くらい。職場でその話題になったら「勇気ありますね」と云われました。ま、数十年前から時々参加して慣れていたということもありました。所作についていけなくても、誰も気にして見てませんよ。
市立体育館にはエアロビクスのメニューはないので(時々有料のが不定期に開催される)昨年2023年末クリスマス辺り(年末年始市立体育館お休み中)からほぼ毎朝YouTubeエアロビクスを継続しております。爺友にその話しをしたら「恥ずかしい」と。エアロビクスが恥ずかしい?だって! 誰も見てないし、せいぜいいっしょにやっている女房殿だけですよ、見ているのは。所作が情けなくてへっぴり腰でも、左右逆になっても、インストラクターの動きについていけなくても、誰も嘲笑う人はおりません。これで充分身体の鍛錬になります、毎日続ければね。
R.Strauss 交響詩「ツァラトゥストラはかく語りき」/交響詩「英雄の生涯」〜ヴァシリー・ペトレンコ/オスロ・フィル/エリセ・ボートネス(v)(2016年)・・・四管編成、近代オーケストレーションの精華、オーケストラのパワーが映える作品。おそらくは自分の貧しいオーディオ環境の責任か、最初に聴いた時に音質はいまいち?に感じて、期待の現役指揮者の録音はちょっと期待外れか、オーディオ通の方によると「安いオーディオでもそれなりに美しく響く録音が存在する」のだそう。これはその逆?それにこの時代に各作品トラックひとつというのもナニでしょう。幾度か繰り返して確認するうちに、これは重低音やデーハーな煽りを強調しない、落ち着いた演奏であると気付きました。「ツァラトゥストラ」の音質も(オルガンの分離)アンサンブルの精度も立派と理解できました。個人的にはこのオーケストラはいまいちジミな印象を得ていたけれど、「英雄の生涯」の「Des Helden Walstatt (英雄の戦場)」辺りの打楽器群の炸裂、迫力は大した盛り上がり。やがて万感胸に迫る「英雄の隠遁と完成」に至って、なかなか語り上手な演奏でした。(34:12-45:44)
Mozart ピアノ協奏曲第15番 変ロ長調K.450/第17番ト長調K.453〜レナード・バーンスタイン(p)/コロムビア交響楽団(1956年リリース)・・・ピアノを得意としたバーンスタインの弾き振り、これはモノラル時代だけど音質はまずまず。30歳代ニューヨーク・フィル就任前、どういった流れの録音なんでしょう。おそらくは東海岸の録音用オーケストラ、詳細情報は探せません。名作ぞろいのピアノ協奏曲中、ひときわ愉悦に溢れて明るい2曲揃えて、達者な技巧にやや硬質に明るいタッチ、入念表情豊かにデリケートだけどやや骨太に重い感じ。屈託ない旋律が続く変ロ長調協奏曲K.450の第3楽章「Allegro」は第22番 変ホ長調K.482浮き立つような終楽章風情によく似ておりまました。(11:24-7:59-8:29)春の陽気に草原に走り出すようなト長調協奏曲K.453第1楽章「Allegro」も大好きなところ。終楽章「Allegretto」も浮き立つ気持ちが抑えられぬような疾走を感じさせました。(12:50-12:18-8:01)
2024年7月某日/●隠居生活未だ初心者入門の日々
本日も梅雨の中休み。昨日も不快な湿度でした。相変わらずの児童虐待の報道や、この猛暑にショッピングセンター駐車場、車中に幼い子を残して放置の記事を読んで怒りに震えておりました。(目撃された方の通報により店内放送、大事に至らなかったそう)そして下の孫は手足口病とやら、昼から保育所に迎えに行く予定だった女房殿は虫垂炎退院1週間後の診療を終え、そのまま帰宅してきました。自分は早くも夏バテ気味、根性出して朝一番のストレッチ、YouTubeエアロビクス15分を済ませて市立体育館へ。とても空いていて、エアロバイク15分+(ゆる)筋トレ9種消化して激しい汗、帰宅して昼食をしっかり摂ってから昼寝して、いつものことだけどノンビリ過ごしました。昨夜はあまりの湿度に夜、シーズン初のエアコン使用、設定気温は30度C、しかも途中で起き出して切りました。
昨日来しっかり喰っているのはダイエットと食事について、なかなか参考になる動画を拝見したため。「【リセット飯】爆食本気のチート旅行【ー〇〇キロ】」いわゆる「チート・デイ」の意味合いと実践、よう喰いますよ。この旅行で3kg以上増えて、そして戻したとのこと。全体に喰う量を減らすと身体がそれに順応して基礎代謝を下げるんだそう(=太りやすくなる/痩せにくくなる)。頻度の研究は必要だけど3日ほどしっかり喰っておかないと、身体はリセットされないんだそう。一日食事の量を増やしたり、抑制したくらいでは状況は変わらないんだそう。そして糖質をしっかり摂って油脂分は抑えることが重要なんだとか。この間数ヶ月の体重微増はこれが要因だったのか。これは研究実践対象。昨日夕食しっかり喰って今朝66.6kg▲100g。バランスのよろしい食事が大切なんだそう。
Shostakovich ピアノ協奏曲第1番ハ短調(セルゲイ・ナカリャコフ(p)/アレクサンドル・ヴェデルニコフ/2006年ライヴ)/de Falla 交響的印象「スペインの庭の夜」(アレクサンドル・ヴェデルニコフ/2009年ライヴ)/Pletnev スイス幻想曲(2台ピアノと管弦楽のための/アレクサンドル・モギレフスキー(p)/ミハイル・プレトニョフ/2008年ライヴ)〜マルタ・アルゲリッチ(p)/スイス=イタリア語放送管弦楽団・・・これを聴く前に1960年のライヴを聴いて、こちらほぼ半世紀後、Maria Martha Argerich(1941-亜爾然丁)には技術的な衰えは一切なく、ノリノリ闊達な勢いもそのまま、驚きました。音質はかなり良好。よほどのことがない限りハズレがないShostakovichはテンション高く、ノリノリ、キレッキレの技巧、Sergei Nakariakov(1977-露西亜)のトランペットはこれ以上の超絶技巧を聴いたことはありません。(5:56-7:25-1:29-6:50)「スペインの庭」は西班牙のリズムと寝苦しいような濃密な夜を感じさせる傑作、ヘネラリーフェにて(En el Generalife/10:01)はるかな踊り(Danza lejana/4:35)コルドバの山の庭にて(En los jardines de la Sierra de Cordoba/8:47)Aleksandr Vedernikov(1964-2020露西亜)は残念、コロナに亡くなったそう。ルガーノの放送管弦楽団も雰囲気たっぷり、アルゲリッチのアツく明晰にキレのあるピアノも含めて過去最高の出来と感じました。
Mikhail Pletnev(1957ー露西亜)が政治的立場によりロシア・ナショナル管弦楽団の音楽監督を更迭され、ジュネーヴ在住中であることは知りませんでした。作曲をしていたことも初耳、Alexander Mogilevskyというピアニストはようわからない(著名な往年のヴァイオリニストに非ず)。冒険活劇風、わかりやすい保守的作品はかなり大仰華やかなもの。第1楽章「Maestoso」(6:36)第2楽章「Tranquillo」(12:24)第3楽章「Tempo di marciaーAndante」(6:37)第4楽章「Tempo di polkaーPiu vivo-Allegro」(6:27)
Tchaikovsky ピアノ協奏曲第1番 変ロ短調〜アルトゥール・ルービンシュタイン(p)/エーリヒ・ラインスドルフ/ボストン交響楽団(1963年)・・・これも聴いているようで初耳演奏。まず驚異的な音質に驚かされました。Arthur Rubinstein(1887ー1982波蘭)76歳の技巧は余裕に冴え渡って無機的なタッチ皆無、そして冒頭のホルンぶちかましからボストン交響楽団のサウンドは充実して極上でした。荒々しい乱暴な力任せの表現とは無縁、洗練され、温かくも明快なタッチは緩急自在、いささか馴染みすぎた名曲は久々に新鮮そ物に響きました。こういうのを聴くと、指が回るだけの若手の浅薄な演奏を虚しく感じてしまうもの。(19:30-7:14-6:50)
2024年7月某日/●隠居生活未だ初心者入門の日々
終日曇って蒸し暑い梅雨真っ最中の不快な気候が続きます。ぼちぼちエアコンの掃除をしなくっちゃ。洗濯物は外干し可能、朝一番ストレッチの時点で汗塗れは前日同様、YouTubeエアロビクスはオーソドックスな15分ほどのもの、女房殿完全復活して久々の市立体育館へ出掛けていきました。自分は着替えてからご近所スーパーに不足した食材補充に出掛け、一瞬激安美容院にも寄ろうかな?悩んだけど止めておきました。道中不快指数MAX状態。帰宅してゆっくり夕食の仕込みなど。ワケあって昼はかなりの量喰って、ぐったり昼寝しておりました。今朝の体重は66.7kg+300g。
人それぞれ。月一以上の頻度で呑んでいる爺友は二人とも立ち呑みが嫌い、信じられない!と云います。じっくり腰を据えて=座って呑みたいんだそう。自分は立ち呑みでさっと呑んで、さっと帰るのもお手軽で悪くないと思うけどなぁ、安いし。酒席はいつも座れるところを選んでおります。ひとり好き嫌いの激しいワガママ爺が居て(田舎の地主エエとこの次男坊)鶏肉やホルモン、ほかいくつかアウト、困った人ですよ。唐揚げ屋とか焼き鳥屋は自動的にアウト、毎度店の設定にけっこう苦労します。先日、大阪の大学の先輩(女性)を名古屋での酒席に「バスでいきましょう」誘ったら、「ありえない」との返答。引退したビンボー人には激安高速バスは必須、ましてや名古屋は比較的近いじゃないっすか、庶民の味方ですよ。でも、彼女は絶対バスは使わぬ、なにか過去に経緯か理由があるのでしょう。新幹線一筋みたいでした。
新札発行へ。早速ご高齢者をターゲットに「旧札は使えなくなるので預かります」詐欺が発生しているらしい。新しいのを率先して入手して喜んでいる方の記事も見掛けたけれど、いずれ数年で全部新札になるんでしょ?旧札を大事にしたほうがよろしいんじゃないかと思います。いずれ、自分にはあまり縁がない話題、自動販売機での混乱のほうが不安ですよ、新五百円硬貨みたいに。パチンコ屋辺りの廃業が加速すると予想しております。これも自分には縁がないけれど。
de Falla バレエ音楽「恋は魔術師」/バレエ組曲「三角帽子」(1965年)/Stravinsky バレエ組曲「火の鳥」(1919年版/1957年)〜ロリン・マゼール/ベルリン放送交響楽団/グレース・バンブリー(ms)・・・Lorin Maazel(1930ー2014亜米利加)が若い頃最初のキャリアを積んだ辺りの録音。この辺りの音源はLP時代より廉価盤に登場することも多くて昔馴染みの音源が数多くありました。まず、音質が極上なことに驚き。当時のベルリン放送交響楽団(現・ベルリン・ドイツ交響楽団)はフリッチャイから受け継いだ辺り、充実して緻密なアンサンブル、モウレツに上手いオーケストラ。「恋は魔術師」は西班牙のリズム濃厚にむんむんするような作品は正確無比なリズムを刻んでパワフル(とても立派な「火祭り」!)そのヴィヴィッドな躍動、陶酔の対比に違和感はありません。先日バレンボイムに似たような感慨(でもその演奏にはちょっぴり違和感有)を得たけれど、こちらに好印象なのが不思議。Grace Bumbry(1937ー2023亜米利加)は昨年亡くなったのか、迫力に気品を感じさせる声でした。(0:41-2:00-1:29-0:13-1:56-2:04-0:36-3:53-0:56-1:49-3:57-2:59-1:20)「三角帽子」は短い組曲版だけど、思いっきりメリハリとキレを感じさせる緻密さ熱気、ノリノリの躍動(7:59-3:33-2:31-6:12)短い「火の鳥」1919年組曲版は未だフリッチャイ存命中の1957年最初期のステレオ録音。音質はちょっぴり落ちました。弱音部分がちょっと行方不明っぽいのと「魔王カスチェイの凶悪な踊り」辺り少々力みが目立つ感じ。(3:25-1:16-5:30-3:56-3:26-3:30)
Sibelius 交響曲第2番ニ長調〜ヘルベルト・カラヤン/フィルハーモニア管弦楽団(1960年)・・・北欧の旅情たっぷりな人気作品は4年ぶりの再聴。懐かしい昔の駅売り海賊盤への言及もあるし、たしかLP時代この作品と出会いはこれだったような?そんな記憶もありました。前回とほとんど印象は変わっておらず、音質はかなり優秀、オーケストラの響きが薄い?いえいえこれはSibeliusに相応しい爽やかな響きでしょう。第1楽章「Allegretto」には爽やかさが足りず、あざとい詠嘆を感じさせ(10:05)第2楽章「Tempo andante, ma rubato - Andante sostenuto」緩徐楽章は詠嘆に雄弁過ぎてやや重い感じ(14:29)第3楽章「Vivacissimo - Trio. Lento e soave - attacca」スケルツォ楽章は完璧なアンサンブル、オーケストラの美しさたっぷり(6:08)第4楽章「Finale. Allegro moderato - Moderato assai - Molto largamente」は圧巻の構成力と語り口の上手さ、遅めのテンポにたっぷり盛り上げた締め括りに納得(15:27)でもSibeliusにはちょっと立派過ぎ?日常聴きにはやや遠慮したいような記録でした。
2024年7月某日/●隠居生活未だ初心者入門の日々
本日明日と梅雨の中休み予報、湿度は高そう。梅雨時真っ最中、こちらどんより曇って時々小雨、相変わらず湿度が高く不快さMAXの日々が続きます。昨日、下の孫の保育所送りに早朝出掛けたら発熱でお休み、午前中で帰ってくる予定が夕方迄息子宅にて看病お留守番になってしまいました(遅くに帰宅)。こちらはいつも通りの洗濯室内干し、ストレッチ済ませたところで激しい汗、更にYouTube「【12分健康的に痩せるダンス】筋トレ×有酸素で全身楽しくシェイプアップ!」実施したらヘロヘロ、脚を引きずるように市立体育館へ。全身筋トレメニューこなしところで力尽き、エアロバイク有酸素運動は断念、シャワーを浴びてからゆっくり帰宅いたしました。傘は持参したけれど、往復ほとんど使っておりません。体調よろしくないなぁ、食欲は落ちていないけど。こんなんで猛暑の夏を乗り切れるのか。あまりの不快な汗に途中覚醒、今朝の体重は66.4kg▲200g。
Bachの「マタイ受難曲」BWV.232は幾度聴いても魂を揺さぶられるような名曲、自分のようなド・シロウトには演奏云々できるほどの広い見聞はありません。手許の音源ファイルを探ったら、コンセルトヘボウの.mp3音源ライヴを集めたものが出現(日付をみるとかなり以前に入手したもの)メンゲルベルクの抜粋は有名な1939年のライヴに非ず1936年のもの。27分ほど、その入念な、まるでクサい演歌のような節回し、揺れ動く入念なテンポ設定と詠嘆に痺れました。リッカルド・シャイーの1999年ライヴが収録され、ああこれって英DECCAから出ていやつでしたっけ?半分ほど一時間以上聴いて、当たり前にメンゲルベルクとの時代の違いにさっぱりとした表現、そして音楽への敬虔なる風情に感銘を深めたもの。念のため情報を再確認したら英DECCA2009年録音のはゲヴァントハウスじゃないの、コンセルトヘボウのは別途けっこう貴重な音源だったみたい。ま、自分にとっては猫にコンバンハみたいなもんやけど。(Christoph Pregardien (evangelist ; tenor)/Detlef Roth (Christus ; bas)/Lynne Dawson(s)/Petra Lang (ms)/Kenneth Tarver(t)/Peter Mattei(b)/Geert Smits (Judas + Petrus + Pilatus + Hogepriest ; bas)/26.03.1999)
Bach マタイ受難曲 BWV.232〜ヘルムート・リリング/シュトゥットガルト・バッハ・コレギウム/シュトゥットガルト・ゲヒンガー・カントライ/アーリーン・オジェー(s)/ユリア・ハマリ(a)/アダルベルト・クラウス(t)/ヴォルフガング・シェーネ(b)/ジークムント・ニムスゲルン(br)(1978年)・・・旧録音。
激情とか絶叫とは無縁、モダーン楽器によるアンサンブルは素直な響き、すっきり端正な声楽も充実して、これぞオーソドックスな「マタイ」。情感豊かな名旋律和声連続して、名曲!「主よ、あわれみ給え」〜甘美なアルトとヴァイオリン・オブリガートは胸を締め付けるような哀しみに充ちて、表現は演歌に非ず、淡々としたバランス感覚が光ります。声楽ソロ+器楽オブリガートはパターンだけど、どれも淡彩な響き。冒頭「来たれ、娘たちよ、われとともに嘆け」〜ラスト「われらは涙流してひざまずき」〜いくらでもドスを効かせ、揺れ動く表現は可能なところも、抑制されてこそ名曲は名曲たる真価を発揮して、リリングの声楽扱い、熟練のワザを堪能できました。(2015年のコメント)
ほぼ10年ぶりの再確認。まず音質が素晴らしい。そしてこの作品にこれ以上のコメントを付ける意味も聴手の力量もないと自覚いたしました。やれ古楽器がどうのモダーン楽器が云々、演奏スタイルなど言及するのが虚しくなるほどの感銘、たっぷりいただきました。おそらく1994年再録音を聴いても、その感動の質はなにも変わらぬことでしょう。「主よ、憐れみ給え」アルトのアリアの高貴なこと、ヴァイオリン・オブリガートの泣き、前回も気になったヴァイオリン・ソロは誰でしょう、300年の時を超えて極東アジアの場末の団地の一室で引退爺は涙に暮れておりました。
Weber 歌劇「オイリュアンテ」序曲/Schubert 交響曲第9番ハ長調〜ギュンター・ヘルビッヒ/BBCフィル(1985年)・・・Weberはライヴ、Schubertはスタジオ(放送用?)録音らしい。音質は良好。「オイリュアンテ」序曲は溌剌と軽快。(8:45)時に技量云々の声を聞くこともあるBBCフィル(マンチェスター)はここでは好調。Schubertは中庸のテンポに特異な個性を発揮した表現ではないけれど、どこにも恣意的にムリムリなところを感じさぬ、美しい旋律を過不足なく歌って、素直にバランスのよろしい演奏でした。繰り返しはなし?通常聴かれる感じ。(13:18-16:07-9:29-11:45)
2024年7月某日/●隠居生活未だ初心者入門の日々
本日も降ったりやんだり梅雨真っ最中。昨日朝一番に洗濯は室内干し、ストレッチ+YouTuberエアロビクス15分済ませて汗まみれ。曇り時々小雨、蒸し暑い一日でした。シャワーを浴びてから、行ってきました映画「90歳、何がめでたい」(封切り週動員第2位とか)。朝一番のコミュニティバスはけっこう満員でした。雨もほぼ止んだのでバス停二つ前にて降りて、駅までしっかり歩きましたよ。孫を送ってきた女房殿と待ち合わせたJR尼崎はすっかりキレイになりました。草笛光子(佐藤愛子役)が主役、だけどストーリーの奥行きや対比を作るため唐沢寿明(吉川真也役/The 昭和時代遅れのオトコ)が事実上の主役でしょうか。正直なところ前作映画「老後の費用がありません!」のほうがオモロかったなぁ、あれは天海祐希が演技上手だったのか。11:10からの上映はあまり混んでいなくて、薄暗い階段上り、ご高齢の方が転んでけっこう大きな音は心配でした。帰り、JR北新地で降りて馴染の寿司「謹賀」にて女房殿待望の寿司や惣菜など、酒はほんの少々。
今朝の体重は66.6kg▲500g。本日これより、7月最初の市立体育館へ出掛けて鍛えましょう。巴里五輪迄しばらくバレー・ロスが続きます。せめて日本リーグを愉しもうかな。女房殿は連続孫の保育所送りに早朝から出掛けます。
Mozart ピアノ協奏曲第21番ハ長調K.467(ペーター・マーク/ケルン放送交響楽団)/ピアノ・ソナタ第8番イ短調K.310/第13番 変ロ長調K.333/第17番ニ長調K.576〜マルタ・アルゲリッチ(p)(1960年ライヴ)・・・もう60年以上前の記録、どれもモノラルだけど音質はそれなりに良好でした。ハ長調協奏曲K.467はPeter Maag(1919ー2001瑞西)の伴奏が軽快な愉悦に充ちて夢見るように美しく、19歳のアルゲリッチは第1楽章「Allegro maestoso」から前のめりの快速テンポはいかにも初々しく、勢いが止まらぬ感じ。(7:36)著名な第2楽章「Andante」浪漫の旋律はデリケートに夢見るよう。(12:57)第3楽章「Allegro vivace assai」も急ぎ過ぎなくらいの落ち着かぬ速足に若々しさが弾けました。(6:09)哀しみが疾走するイ短調ソナタK.310は快速に切れ味があり(5:01-8:47-3:05) 変ロ長調ソナタK.333は夢見るようにデリケート(6:32-4:44-6:01)ニ長調ソナタK.576はDGから出ていた「Early Recordings」と同じものでしょう。”汽車汽車しゅぽぽ”風第1楽章「Allegro」出足から闊達に晴れやかな表情にヴィヴィッドな世界が広がりました。(4:49-4:49-4:10/いずれも拍手なし)
Debussy 交響的素描「海」/バレエ音楽「ダフニスとクロエ」第2組曲/逝ける女王のためのパヴァーヌ〜ジョージ・セル/クリーヴランド管弦楽団(1963年)・・・仏蘭西ものとは縁が薄そうなGeorge Szell(1897ー1970洪牙利→亜米利加)の記録。ルガーノの1957年ライヴは聴いていたけれど、こちら昔馴染みのセッション録音は初耳だったかも。明晰であり、力強く、縦線をていねいに仕上げても響きが冷たくならない「海」。(8:44-6:25-7:39)緻密なデリカシーを感じさせ、色彩感にも不足しない「ダフニス」。細かい音型連続をいささかの曖昧さもなく、解像度高く描き分けていくオーケストラは極上の技量に洗練されております。(5:17-6:24-3:26)そして「パヴァーヌ」のデリケートにヴィヴラートの少ないホルンは名手マイロン・ブルーム(Myron Bloom, 1926ー2019亜米利加)でしょうか。これもしっかりとしたリズム、弱さや曖昧さを感じさせぬ清涼な演奏でした。(6:27)米EPICの音質云々の話題を伺ったことはあるけれど、これは現在の耳にもまったく不足を感じませんでした。
2024年7月某日/●隠居生活未だ初心者入門の日々
写真は少々前のご近所、シャスタ・デイジー。これは5月の花?現在はほとんど枯れました。2024年も半分過ぎて本格的な夏はすぐそこ、本日は警報級の大雨が全国で予想されているとか。病も癒えて早朝決起、女房殿は下の孫を保育所へ連れていきます(息子は頼みのクルマが故障したとか)。そして尼崎で待ち合わせて映画「90歳、何がめでたい」を見に行きます。時間的に体育館へは行けずお休み、明日へ順延。
昨日は小雨が降ったり止んだり湿っぽさ不快感MAX。洗濯物は室内干し、朝一番にストレッチを済ませてYouTubeエアロビクスは「1週間で腕をスリムに /9分間の腕の脂肪を減らすワークアウト」別に腕の脂肪は気にしていないけれど、結果的に肩を動かすことになりました。これでは物足りないので「下腹ダイエット10日間!立ったまま下腹ぽっこりをへこます立ち腹筋トレーニング」ほんの5分ほど追加、別に下腹は気になりませんが。女房殿は久々のお付き合い。ものすごい汗が出て、そのまま業務スーパーに昼と夕食の食材仕入れ兼ウォーキングへ出掛けました。愛用の人民中国製ピーナツ(100円也)が先日来定番切れしているのが残念。7月初日の体重は67.1kg+500gからスタート(涙)
そして夜は男子バレー対斯洛文尼亜戦再確認。ま、皆凄いんだけど、拾いますね、粘り強く。決勝は強豪仏蘭西、早朝決起して第2セットからリアルタイムで応援したけれど残念、3-1で敗れ銀メダル。サーブが入らなかったのと、仏蘭西の堅守ブロックにやられました。
再びの他の方のブログ引用。これは不快な、引退後もお仕事の上下関係を引きずった話題でした。自分の職場はワリとオープンな、上下関係の薄かったところ、大きな企業なのに学閥やら派閥も、お茶くみも存在しなくて、会議のコピーも各自分で(やがて紙の資料そのものが廃止に)社会的不正にもほぼ縁はなかった佳き職場。女性採用、幹部登用も進んでおりました。かつて古参のパートさんが「真面目な職場でした」と引退ご挨拶されたことが記憶に残って、堅苦しくもなく、厳しい指示もなくワリと自由に自主的な雰囲気だったのは幸いでした。でも、某部局にてセクハラ事件があった時には全職場研修があり、ヤミ残業が発覚した時には営業本部長がO/L全体職場会議にて「絶対そんなことをしちゃいけない」と訴えましたっけ。それも全部佳き思い出となりました。どんな職場に入るのかは人生博打みたいなもの。それでも自分は引退後のOB会には参加しておりません。もう良いじゃない、昔のことなんて。
Rimsky-korsakov スペイン奇想曲/Bolodin 交響詩「中央アジアの草原にて」/Mussorgsky 交響詩「はげ山の一夜」/Ravel ラ・ヴァルス〜アンドレ・クリュイタンス/フィルハーモニア管弦楽団(1958年)・・・Andre Cluytens(1905ー1967白耳義)による露西亜ものはLP時代より聴いていたけれど、記憶より鮮明、リアルな音質であったことは新たな発見。オーケストラはすこぶる上手くて、クリュイタンスは例の如く洗練された響きに、馴染みに旋律を優雅に、ヴィヴィッドに表現してくださいました。「スペイン奇想曲」は明るく賑やか、リズミカルにノリノリ、カスタネットが浮き立たぬのがちょっぴり残念。(1:17-4:44-1:17-4:49-3:22)哲学的な「中央アジア」は淡々として品があり、管楽器の上手さが感じられる洗練された演奏(6:45)テンションの高い「禿山」も泥臭い響きとは無縁。(10:52)「ラ・ヴァルス」にフィルハーモニア管弦楽団との録音があることは初めて知りました。充分にセクシーであり優雅だけど、オーケストラの響きは明晰にしっかりして曖昧な雰囲気に聴かせぬものでした。(11:59)
Elgar 交響曲第1番 変イ長調(ジェームス・ロッホラン/ハレ管弦楽団/1983年)/序曲「コケイン」(ロンドンの下町から)(オウェイン・アーウェル・ヒューズ/フィルハーモニア管弦楽団/1989年)・・・2007年以来久々の拝聴。これはASV録音、第2番もあるらしいけれど珍しい音源になってしまいました。1908年初演、時代を勘案するとずいぶんと保守的に後ろ向きな、三管編成、鬱蒼として大きな作品は大好きです。やや素朴、ジミにおとなしいサウンドに響くのは録音の加減か、それともオーケストラの個性でしょうか。日本でも馴染みJames Loughran(1931-2024蘇格蘭)は本年亡くなったとのこと。ハレ管首席在任は1972-1983年、これは52歳の録音でした。第1楽章「Andante. Nobilmente e semplice-Allegro」(19:17)第2楽章「Allegro molto」(7:04)第3楽章「Adagio-Molto espressivo e sostenuto」(12:44)第4楽章「Lento − Allegro − Grandioso」(12:55)Owain Arwel Hughes(1942-威勒士)いずれ日本ではあまり知名度はないかも。序曲「コケイン」は残響豊かなクリアな音質にフィルハーモニア管弦楽団は鳴りきって極上、メリハリある悠然と雄弁な表現に胸打たれました。(16:33)