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音楽日誌

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2023年12月某日/隠居生活初心者入門の日々

さて2023年も暖かい最終日となりました。押し迫って坂田利夫さん(82歳)逝去の知らせ、ことしはテレビに馴染みだった人々が多く去っていくような気がします。戦禍のガザで18万人が感染とか、WHOが警告を出して悲惨。こちら無為無策ぐずぐずヒマに過ごして、春から夏秋に掛けて体調も崩したけれど、終わりよければすべてよし、佳き一年に感謝。息子一家が熊本から西明石に転居して、夏には姪が赤ちゃんを産んで、来年早々2月には甥夫婦のところが出産予定、お嫁さんは41歳、ようやく待望の妊娠でした。94歳になる婆さんにとっては6人目の曾孫、それが生き甲斐になっていることでしょう。昨日も朝一番に洗濯、スクワット・ストレッチ・腹筋鍛錬・プランク、そのあと女房殿と(再び)全身ポカポカ有酸素 クリスマスソングにのって運動しよう! 自宅で楽々ダイエット」実施、本日は別な動画に替えましょう。北海道産晩成光黒大豆に非ず、いただきものの高級丹波黒豆を圧力鍋に煮たのは元旦弟宅の新年会用、ポテトサラダも作るつもり。玉ねぎが切れたので業務スーパーへウォーキング、帰り人参を買い忘れことに気づいて途中別のスーパーに寄って、団子とかケーキとか菓子など要らぬものまで、思わず買ってしまうのも年末の贅沢でしょう。

昼夜と微妙に喰ってしまって後悔、2023年大晦日朝一番の定例計量はぎりぎり65.0kgちょうど▲100gにて締め括って、64kg台ならず残念。年末特番はまともなニュース番組もなくて、唯一「オールスター合唱バトル」昨年偉大なる人の声の迫力に驚かされ、ことしもTVerにて拝見。涙が出るほど感動して、伴奏のピアノはベヒシュタイン?!(独逸) 珍しいですね。ほとんどテレビ番組は見ないけれど、得難い魅力を発見できました。紅白を見ないのはここ数十年の習慣、女房殿は婆さんのところに過ごしてここ10年ほど?独りの大晦日なのも恒例でした。冷蔵庫に数日眠っている缶ビールをいただくか、逡巡しているところ。

Gala GL 100.613Wagner 楽劇「神々の黄昏」(抜粋)〜アイリーン・ファーレル(s)/ジェス・トーマス(t)/レナード・バーンスタイン/ニューヨーク・フィル(1970年ライヴ)/フィナーレ(アイリーン・ファーレル(s)/ヴィクトル・デ・サバタ/ニューヨーク・フィル/1951年ライヴ)・・・Eileen Farrell(1920ー2002亜米利加)Jess Thomas(1927-1993亜米利加)とのライヴ音源(おそらくコンサート形式)。音質はかなり良好。この時期バーンスタインはオペラへの傾倒を見せて、いくつか録音も連続しておりました。ジェス・トーマスは本場欧州に活躍したヘルデン・テノール、アイリーン・ファーレルは亜米利加国内の活躍中心に人気があって、オペラ・デビューは36歳と遅かったみたい。明るい音色に浮き立つように前のめりにパワフル、アツい表現、聴手はオペラ・ド・シロウトなので云々できんけど、歌い手の充実ぶりに文句も違和感もありません。なかなかの説得力。それにしても妙なセレクション収録なのは放送の都合ですか?「新たな行動に出るのね?私の勇者さん」(10:40)「最愛の人・・・ぼくは行くよ」(6:11)ジークフリートのラインへの旅立ち(5:56)「雷雲が、稲光を発しながら」(3:44)「ブリュンヒルデよ!一人の男が」(10:11)「ミーメという名のこやかましい小人がいて」(3:38)「さて、寂しさに耐えかねて、梢の方へ聞き耳立てると」(6:06)「ブリュンヒルデよ!聖なる花嫁よ」(4:54)フィナーレは収録されなくて「ラインの岸辺に大いなる薪を山と積み上げよ」はVictor De Sabata(1892ー1967伊太利亜)との少々古い記録、これも音質的に違和感はありません。こちらさすがオペラは本職、素晴らしい高揚感+ソプラノも知的に響きました。(17:42/熱狂的な拍手有)

TELARC PHCT-5257Mozart セレナード第7番ニ長調K.250「ハフナー」/第6番ニ長調K.239「セレナータ・ノットゥルナ」 〜チャールズ・マッケラス/プラハ室内管弦楽団/オルドジフ・ヴルチェク(v)(1984年)・・・Charles Mackerras(1925-2010濠太剌利)の録音にハズレはありません。TELARCの録音も万全。セレナードと云えばこれ!ウキウキするような名曲中の名曲、ニ管編成にティンパニはなし。シアワセな情感が湧き上がるような第1楽章「Allegro maestoso」からヴィヴィッドな勢い(6:55)第2楽章「Andante」のヴァイオリン・ソロはOldrich Vlcek(1939-捷克)コンマスですか?しっとりとしたヴァイオリンもシミジミと歌って線は細くない。(9:51)第3楽章「Minuet」のホルンとの掛け合いも晴れやかな表情。フルートも痺れるように深い音色でした。このメヌエットは陰影際立つところ。(3:41)第4楽章「Rondo: Allegro」は軽快に走り出して沸き立つような一番人気、クライスラーの編曲で有名でしょう。ヴルチェクは神経質にならぬ滋味深い音色に軽快、存在感は抜群。ここもちょっぴり暗転がいかにもMozartらしい魅力(8:42)第5楽章「Minuet galante」はシンプルに元気良いリズムを刻む3/4拍子、中間部の寂しげな陰影もおみごと(5:38)第6楽章「Andante」ゆったりと歩むように、デリケートなやすらぎ溢れてオーボエやホルンがが際立ちました。(8:12)第7楽章「Minuet」は溌剌としたリズムを刻んで元気がよろしい(4:33)第8楽章「Adagio - Allegro assai」ラストは名残惜しくも静かに優雅に始まり、そして歓喜の疾走が待っておりました。(6:11)歯切れのよろしい清潔なアンサンブルはヴェリ・ベストの手応え。
ほんの短いニ長調セレナーデは異色な編成、2群の弦楽アンサンブルとティンパニで構成される作品。まるでバロックの合奏協奏曲風、ここではティンパニの存在感が光りました。(4:20-3:42-4:23)

NAXOS 8.550474Beethoven 7つのバガテル 作品33/11のバガテル 作品119/6つのバガテル 作品126〜イェネー・ヤンドー(p)(1991年)・・・Jeno" Jando(1952-2023洪牙利)はNAXOSに膨大な録音を残して今年亡くなりました。Beehovenはもちろんピアノ・ソナタ全集、更にこんな小曲集も(おそらく)全部録音しているようです。いつもの眉間にシワ系大仰なBeeやんに非ず、可憐な珠玉の小品が延々、優しく静かに上機嫌に続いてヤンドーは細部弾き崩しなどいっさい存在しない。手堅い、生真面目なタッチが続きました。(作品33/3:52-3:08-2:04-2:58-3:05-1:49)(作品119/2:18-1:03-1:35-1:26-1:13-1:40-1:05-1:49-0:36-0:15-1:43)(作品126/3:47-2:34-2:41-3:56-3:07-4:32)


2023年12月某日/隠居生活初心者入門の日々

呑んだ翌日は体調不良・・・10年ほど前まではそんな感じでした。意欲的にトレーニングを強化して8年、おそらくは内臓脂肪はしつこく居残っていると類推しているけれど、既に肝臓数値は完全に正常化しております。かなり呑んだから眠り浅く、夢見もあまりよろしくなく、朝は若干気だるい感じ。いつも通りのヘルシーな朝食+珈琲、洗濯も済ませて朝一番にストレッチ+腹筋+プランクしっかり。そして更に・・・

市立体育館は年末年始休み。運動不足にならぬようYouTubeにエアロビクスの動画を検索して、数日遅れのサンタさんコスチュームの女性インストラクターによる「全身ポカポカ有酸素 クリスマスソングにのって運動しよう! 自宅で楽々ダイエット」わずか12分ほどのを発見。初心者向け、カンタンな動き、ジャンプもなし。最後にエアロビクスのスタジオメニューに参加したのは2021年のクリスマス以来(その時もインストラクターのお姉さんはサンタさんでした)こんなシンプルにゆっくり所作なのに、これがけっこう効きます。最初はこんなんぜんぜんユルいやん! 甘く見ていたけど、わずか数分後にはうっすら汗も出て、最終盤しっかり手応えがありました。似たようなのを探してしばらく毎日継続いたしましょう。昼前には体調は完全に戻って、通風症状の気配もありません。

年内ラストのゴミも出して、更に切れかけていた醤油とお米5kgなどを購入、前回美味しかった「ななつぼし」ですよ。他、野菜など入手してずっしり荷物背負って往復3km、これも運動になったことでしょう。今朝の体重は65.1kg▲500g。ことしもあと2日、間に合うか減量目標に。いつものように圧力鍋に黒豆を煮て、どうも思い通りの味にならず再加熱中、夕食の調理はほぼ狙い通りの味に仕上げました。

Manfred Honeck(1958ー墺太利)Bruckner 交響曲第7番ホ長調(ノヴァーク版)〜マンフレッド・ホーネック/エーテボリ交響楽団(2018年ライヴ)・・・ネットから入手した音源は.mp3/256bps。音源整理時に基本.mp3は(キリがないので)廃棄対象にして、これは珍しく手許に残したもの。音質はかなり良好でした。ネーメ・ヤルヴィによる剛直な演奏が記憶にあるエーテボリ交響楽団へManfred Honeck(1958ー墺太利)客演、Sibelius辺りのイメージが強いからBrucknerとの相性は危惧して聴き始めました。音質印象のせいか、やや線の細いデリケートなサウンドにしっとり落ち着いた風情、優雅な作品に似合った美しい演奏でした。第1楽章「Allegro moderato」やや遅めのテンポに誠実に静謐に、サウンドは思わぬ洗練でした。(20:49)美しい第2楽章「Adagio」も同様に遅めのテンポに清潔な風情、盛大なるクライマックスの打楽器炸裂に向けて、煽ったり走ったりとは無縁の落ち着き。(21:45)第3楽章「Scherzo」は通常のテンポにリズムは軽快な印象(9:56)第4楽章「Finale: Bewegt, doch nicht schnell」はさっぱりと仕上げて、これが現代の表現なのでしょう。(11:45)

懐かしい廉価盤LPBeethoven 交響曲第9番ニ短調「合唱付き」〜ウィルヘルム・フルトヴェングラー/ストックホルム・フィル/合唱団/ヒョルディス・シンベリ(s)/リサ・テュネル(a)/ヨースタ・ベケリン(t)/ジークルト・ビョルリンク(br)(1943年ライヴ)・・・懐かしいLP廉価盤時代の写真を掲げたけれど、ネットより入手した音源は別なマスタリングをしたようで、かなり音の状態は改善・・・そう思うけれど、ま、歴史的録音ですから。1951年のバイロイト・ライヴがあまりに有名であり、神格化されているけれど、若い頃から幾度聴いても自分にはぴん!と来ない粗忽者。こちらストックホルムのライヴは例えばティンパニなどかなりズレているように聞こえるし、おそらくはフルトヴェングラーの棒は見えにくいのでしょう。こちら馴染みの薄いオーケストラを叱咤激励してアツい緊張を感じさせるもの。第1楽章「Allegro ma non troppo, un poco maestoso」の神秘に深遠な風情(17:17)第2楽章「Molto vivace〜」に於ける激しく叩きつけるような重いリズム感(11:34)第3楽章「Adagio molto e cantabile〜」の遅いテンポは瞑想的であり(19:33)第4楽章「Presto / Recitativo〜」の高揚して疾走する異様な興奮状態。(25:02)先日聴いたステファン・ブルニエー/ボン・ベートーヴェン管弦楽団の端正素直に整った、あの”薄い”響きはなんだったのか?いろいろと考え込んでしまうほど壮絶。


2023年12月某日/隠居生活初心者入門の日々

昨日は朝一番に洗濯、ストレッチ、そして2023年ラストのトレーニングルームにしっかり鍛えて昼食は抑制、万全の体制に梅田駅前ビル地下に突入。予想通り、予想以上の人出、それはインバウンドに非ず、一年のお仕事を締め括ったサラリーマンの群れでした。爺友はひとり所要で欠席、お仕事現役二人と併せ4人で刺し身寿司肉そして酒を散々呑んで、愉しく語り合って大散財。もう関係も興味もないけど、元職場の来年度の幹部人事の動静も伺いましたよ。夕方早々に開始して、帰宅は10時過ぎ、起きぬけの体調は悪くありません。但し、体重は65.6kg+300g、2023年も残すところ本日含めあと3日、どうやって700g減らすかが課題となります。筋トレ+有酸素運動は年間170回ほど?となりました。

昨日は第2回目の(拾った)花梨でジャムつくり。ちゃんと種も入れて、さすがに2回目はかなりええ感じに、爽やかに仕上がったと思います。「Yahoo!テレビは、2024年3月31日(日)をもちまして、サービス提供を終了いたします」とのお知らせ。スマホでは引き続き見られるらしいけれど、なんか残念やなぁ、それなりに番組検索に使っていたんやけど。忍び寄る老眼問題+慣れていないスマホ検索から時代に取り残されております。ま、たしかに急激にテレビ番組への興味は薄れて、歌番組に登場する多くの若者達は見知らぬ顔ばかり、若い女性グループは誰が誰やら区別がつかぬ、皆可愛らしいお嬢さんばかり。日本人?韓国の方?それもわかりません。見た目西欧風でも日本生まれのハーフだったりする場合もあります。自分が若い頃、両親や爺さん婆さんがテレビを眺めて「こいつ誰よ?」と訊いていたことを思い出して、それは自分の順番に至っております。国民的大ヒット!みたいなものがなくなって、嗜好が多様化している時代もあるのでしょう。ほんの言い訳だけど。

Brillant BRL8866Khachaturian バレエ音楽「スパルタカス」組曲(ボリショイ劇場管弦楽団/1957年)/Glinka ポルカ第1番(大交響楽団1951年)/カマリンスカヤ(モスクワ放送交響楽団/1958年)〜アレクサンドル・ガウク・・・Alexander Gauk(1893-1963露西亜)はムラヴィンスキーやスヴェトラーノフの師匠とか、知名度さておき、その豪快な演奏をけっこう聴いておりました。「ガイーヌ」に比べてやや知名度が落ちるバレエ音楽、実演での踊り手はモウレツな体力を必要とされると伺いました。ローマ時代の奴隷の反乱者スパルタカスを描いて、こちらも泥臭いリズムと旋律は魅力的。音質はかなり良心的なモノラルでした。例の如しパワフルな金管、重量級の粗っぽいサウンドが続いて飽きさせません。序奏とニンフの踊り(5:16)/序奏、エギナとハーモディアスのアダージョ(6:54)/エギナのヴァリエーションとバッカナーレ(3:21)/情景とクロタルムスの踊り(3:57)/若きトラキア人の剣舞(1:54)/Partacus proclaimed Leader(2:48)/剣闘士の死(4:41)/奴隷たちの蜂起(3:37)/アッピア街道と羊飼いの踊り(3:11)/スパルタクスとフリーギアのアダージョ(9:06)/ガディスの娘の踊り - スパルタクスの勝利(6:41)。続いて愉しげにリズミカル、ユーモラスなGlinkaの作品が収録されております。(6:47-6:29)

Classical Music Reference RecordingDomenico Scarlatti ソナタ ニ長調 K. 141(4:31)/ソナタ ヘ長調 K. 518(4:31)/ソナタ ニ長調 K. 32(2:13)/ソナタ ヘ長調 K. 466(3:59)/ソナタ イ長調 K. 533(2:48)/ソナタ ロ短調 K. 27(4:18)/ソナタ ト長調 K. 12(2:26)/ソナタ ニ長調 K. 141(4:12)(1960/Moscow)/ソナタ 嬰ハ短調 K. 247(6:06)/ソナタ ロ短調 K. 27(4:53)/ソナタ イ長調 K. 533(2:51)/ソナタ ト長調 K. 125(2:10)(1957/London)〜エミール・ギレリス(p)・・・絶品。じつは某現役ピアニストのソナタ集を聴き始めてわずか2曲ほどで嘆息中断、こちらを取り出したもの。Emil Gilels(1916-1985烏克蘭)のD.Scarlattiのソナタを寄せ集めた2枚組の一枚目。音質は思わぬ良好でした。しっとり瑞々しい音色には芯が感じられて深淵、デリケートであり淡々として細部ニュアンスに充ちて、シンプルな旋律は意味深く響き渡ります。ホロヴィッツもそうなんだけど、こんな誰でも知っている旋律が魔法のように浮き立って、次々と飽きさせない。膨大なるソナタ全曲は遅々として聴き進まぬけれど、こんなステキな旋律が続くとその全貌は知りたくなります。


2023年12月某日/隠居生活初心者入門の日々

今朝は冷えているけれど、これより年末年始は比較的温暖な気温とのこと。本日御用納め、市立体育館はラスト営業日、明日より一週間お休みとなります。本日夕方より元の職場・大阪の営業所のメンバー数人と忘年会、会場は押さえていないので早めに出掛けて場所を見繕うつもり。おとなしくしておきましょう。昨日は朝一番に馴染みの激安美容室に到着して4番札、いつも通り短く刈っていただいて+贅沢にもシャンプー/ブロー(って、こんな短髪どうやってブローするのか)年内ラスト年一回の贅沢。この間柿渋ボディソープとやら、婆さん宅押し入れより10年ぶりに発掘されたものを身体頭両方手抜き一気に使っていたらどーも頭皮が痒い・・・妙齢の女性にしっかりていねいに洗っていただいて、頭皮も気分も爽快。帰り、スーパーに寄って食材ちょっぴり買い足し、平天もこんにゃくもほんの安いものだけど業務スーパーのほぼ倍額、それでもびっくりするほどそれより美味い。

著名な経済学者であり、その親しみやすいキャラクターで人気のモリタクさんこと森永卓郎さんは66歳、自分と同い年だったんですね。ステージ4の膵臓ガンを公表、他人事とは思えません。一部話題になっていた作家の百田尚樹さん(67)もガンで手術とのこと。本日の体重は65.3kg+200g。ピンチ! 2023年はなんとか65kg切れで終わりたい。昼に一昨日の残りを全部喰ってしまって(もったいない!)後悔しました。市立体育館お休み中3回分の鍛錬をどうするか。冬に向けて左膝はいまいち調子悪く、ジョギングはもちろん、トレーニングルームのトレッドミルも休止中、エアロバイクで有酸素運動は代替しております。最近サボりがちだった自宅ストレッチ+スクワットはぼちぼち再開中、さて鍛錬はどうしましょうか。最近、24時間利用できる施設が大東市にもいくつか出店して都度@500円で利用可能もらしい、でも歩くにはちょっと距離がある・・・そこで・・・考えたのがYouTubeによる自宅エアロビクスとかストレッチ。検索するとけっこう出現しますね。いつもは音楽を流しているオーディオに音を出して室内トレーニングやるぞ! ここに宣言して自分にプレッシャーを掛けておきましょう。筋トレはムリでも、有酸素運動は継続しておきたいもの。

RCA LPTchaikovsky バレエ音楽「くるみ割り人形」(抜粋)〜アーサー・フィードラー/ボストン・ポップス管弦楽団(1956年以前)・・・LP復刻音源をネットより入手出来。(50:05一本ファイル)調べてみるとこのRCA録音はなかなか入手困難のようです。オリジナルは優秀録音とのこと、その片鱗はちゃんと伺えました。収録はOverture; Marche(Christmas Tree Scene)/Winter Scen(Waltz of The Snow Flakes)/Chocolate(Spanish Dance)/Coffee (Danse Arabe)/Tea(Danse Chinoise)/Trepak/Pannywhistles/Mother Gigogne And The Clowns/Waltz Of The Flowers/Pas De Deux(Tarantella)/Dance Of The Sugar Plum Fairy(Coda)/Final Waltz。オーケストラは滅法上手くてウキウキな風情充ちて馴染みのメルヘン夢見るような旋律をたっぷり堪能できました。美しく清楚なバレエ風景を伴わぬ音楽のみ、このくらいの長さが適度、バレエはけっこう好きで、幾度か実演に接して、その鍛え上げられたダンサーの容姿を堪能したものです。

PRD250183DBeethoven 弦楽四重奏曲第4番ハ短調 作品18-4/第5番イ長調 作品18-5/第1番ヘ長調 作品18-1〜プラジャーク弦楽四重奏団(2002-3年)・・・チェコの名団体は昨年2022年に来日して、50年の歴史を終えたとのこと。Beeやん得意のハ短調の調性による第4番は緊張感漂って深刻に疾走するカッコ良い第1楽章「Allegro ma non tanto」(8:57)第2楽章「Scherzo,Andante quasi Allegro」はBachを彷彿とさせるフーガに始まって、やがて力強くいきいきとリズムを刻むスケルツォ?(5:44)第3楽章「Menuetto Allegretto」これもかつてのメヌエットを思えば、深刻な風情が際立つ力感あるところ。(4:13)第4楽章「Allegro」には第1楽章の切迫感が戻ってラスト、テンポを一気に上げてここの疾走もカッコ良い。(4:27)
第5番イ長調は上機嫌に晴れやかに躍動して陰影豊かな第1楽章「Allegro」(6:51)第2楽章「Menuetto」もリズミカルに牧歌的に陰影豊か(4:53)第3楽章「Andante cantabile,. Thema - Variations I-IV」ここは期待通り安寧の安らぎから、やがて軽快な変奏曲に至ります。(9:18)第4楽章「Allegro」は溌剌と喜びが疾走して華やかな勢いたっぷり、ヴィオラが運命の動機を提示?そうは聴こえんけどなぁ。(6:34)
第1番ヘ長調は第1楽章「Allegro con brio」は優雅に流線型の細かい音形がカッコ良い始まり。(9:13)第2楽章「Adagio affettuoso ed appassionato」は期待通りの深遠深刻な風情はBeeやんの個性横溢しております。名残と詠嘆に充ちた名旋律。(9:35)第3楽章「Scherzo: Allegro molto」控えめに軽快な短いスケルツォを経(3:18)第4楽章 「Finale: Allegro」は技巧的な細かい音形旋律が優雅にしっとり、緊張感を湛えて元気よろしく終了いたしました。(6:28)名曲をたっぷり堪能出来。Beeやんの弦楽四重奏はあまり聴いていないので、他との演奏比較云々できないけれど、充分な緊張感と集中力、美しい音色を堪能いたしました。


2023年12月某日/隠居生活初心者入門の日々

井上尚弥が10回KOでタパレスを下した、とのこと。何故テレビ放送がないのか。おそらく時間が測れないからでしょう。迫る2023年の終わり、無為無策に過ごしても時は無情に過ぎゆきます。相変わらずよろしくない年末恒例、悲しい火事とか交通事故が続いております。朝一番、洗濯後冷たい空気を押して市立体育館を目指して、道中ペットボトルを拾うのも日課、珍しく運動公園は誰もおりません。皆勤賞の(自分より)少々お姉様ご常連の姿がここしばらく最近見えないのは体調よろしくないのか。他のご常連少々+冬休みの学生二人がバーベルを使ってトレーニングルームは空いておりました。しっかり筋トレ有酸素運動して、帰りはスーパーに足を伸ばして食材仕入れ、一瞬床屋さんにいこうか?悩んでそのまま帰りました。本日、散髪しようか。それと元旦に弟一家に親戚一同が集うので、ぼちぼち黒豆を煮たり(北海道/丹波/二種確保済)大晦日にはポテトサラダでも作ろうかな?じゃがいも買い足しが必要です。先日購入したビール2本は手を付けておりません。

12/26(火) 7:37更新Yhoo!ニュースのトップが

首相 自民内に新組織立ち上げ表明
こんな話題が一番重要? 理解できんなぁ、海のものとも山ものともつかぬキシダさんの”政治改革の思い”(パフォーマンス)は、裾記事扱いに様子見がよろしいかと。これも提灯記事の一種なんでしょうか。(数時間後には後方に消えておりました)経済のトップは
日本 1人あたりGDPがG7最下位に
これには納得。円安の計算もあると思うけれど、これはけっこうリアルでしょ。アベノミクス?とやら+黒田日銀前総裁の経済政策の挙げ句がこれなんでしょう。場末の引退爺が嘆いても屁みたいなものだけど。インバウンド頼みでは心許ない。中国の観光客は前回隆盛時の3割とか。ちょっとニュース・ソースが探せないんだけど愛知県うなぎ店の産地偽装があったとか、お笑い芸人怒りのコメント記事が載って、こういうのがハラ立ちますよ、けっこう。(あとでテレビ報道有。西尾の有名店らしい)

今朝の体重は65.1kg▲400g。昼夜といろいろ料理して、それなり喰ってこの結果。明日、忘年会があるので本日、ほんま根性入れて減らさないといけません。体重さておき、体調は悪くありません。

RCAWagner 楽劇「ラインの黄金」〜マレク・ヤノフスキ/シュターツカペレ・ドレスデン/テオ・アダム (ヴォータン)/イヴォンヌ・ミントン (フリッカ)/マリタ・ナピアー(フライア)/エバーハルト・ビュヒナー(フロー)/カール・ハインツ・シュトリツェク(ドンナー)/ペーター・シュライヤー(ローゲ)/クリスチュアン・フォーゲル (ミーメ)/オルトルン・ヴェンケル(エルダ)/ジークムント・ニムスゲルン (アルベリヒ)/ローランド・ブラハト(ファゾルト)/マッティ・サルミネン(ファフナー)/ルチア・ポップ(ヴォークリンデ)/ウタ・プリーヴ(ヴェルグンデ)/ハンナ・シュヴァルツ(フロースヒルデ) (1980年)・・・前回2016年に拝聴。曰く

金管が奥まって響かず、管弦楽伴奏がおとなしくて様子が全然見えぬというか、別作品を聴くかのような”クールに整った”演奏也。歌い手中心ですか?(スター勢揃い)音質もよさ気なような、全然あかんような?不思議なディジタル録音
この作品の刷り込みはデーハーに効果抜群なジョージ・ショルティ(1958年)。自分はオペラ・ド・シロウトなのでなんとも云々はできないけれど、管弦楽も歌い手もずいぶんジミに感じるのは印象変わらない。シュターツカペレ・ドレスデンや往年の名歌手揃えて、それは音録りの思想問題、そしてヤノフスキーの手堅い統率なのでしょう。燦然と輝かしいウィーン・フィルの金管!(ショルティの煽り)を思い出せば、それはずいぶんと滋味深く響きました。臨場感や奥行きは優秀録音であることを確信させても、こちらオーディオ関係には疎くて、専門筋のご意見を伺いたいところ。後半に押し迫ってくほどに、管弦楽歌い手ともに白熱していくリアルな手応えはありました。ラスト「神々の入城」の迫力にはたっぷり手応えがありました。おそらく欧州の方々だったら誰でも知っている筋書き、日本に於ける赤穂浪士の吉良邸討ち入りとか?そんな感じか。これは神々が没落していく流れの序章、比較的短いし、著名旋律駆使した管弦楽作品に馴染んであちこち聴き知った旋律が頻出して「ラインの黄金」は拝聴しやすいと感じます。これが「ジークフリート」辺りに至ると少々苦戦気味。

LP RCA LSC-2944Old Timers' Night At The Pops/Bigelow 行進曲「我らが指揮官」(2:22)/Bizet 歌劇「カルメン」組曲(Prelude/Aragonaise/Les Toreadors/March Of The Smugglers/Gypsy Dance/14:03)/Bach G線上のアリア(3:42)/America Sings (A Hot Time In The Old Town Tonight/I've Been Working On The Railroad/Down By The Old Mill Stream/In The Good Old Summertime/Jingle Bells/When Irish Eyes Are Smiling/God Bless America/6:16)/ Old Timers' Night At The Pop(Ta-Ra-Ra-Boom-De-Ay/The Bowery/The Sidewalks Of New York/Sweet Rosie O'Grady/Daisy/The Band Played On/After The Ball/A Hot Time In The Old Town Tonight/6:53)〜アーサー・フィードラー/ボストン・ポップス管弦楽団(1967年リリース/ライヴ)・・・なんか滅茶苦茶愉しい祝祭的雰囲気に溢れてノリノリ演奏会ライヴ最高。音質も良好。America Sings では「線路は続くよどこまでも」先頭に聴衆皆が歌います。「Jingle Bells」もあるからクリスマス辺りでしょうか。おそらくは事前に「みんなで歌いましょう」パンフレットでも配布されていたものか。熱狂的拍手喝采。ゴージャスなオーケストラに支えられてOld Timers' Night At The Popでも皆、嬉しそうに歌って手拍子してますよ。英国のプロムス(ラスト・ナイト)や、ベルリン・フィルのピクニック・コンサートなど、映像を拝見すると聴衆はリラックスして心より音楽を堪能しております。日本も若者のライヴだけじゃなくて、老若男女誰でもアクティヴに音楽を身体で愉しみたいもの。

Handel 「水上の音楽」第1組曲(Harty版)〜アンドレ・クリュイタンス/パリ音楽院管弦楽団(1955年)・・・Clyuitensモノラル全集に含まれる珍しい音源。オリジナル画像を求めてネット検索してもなかなか探せません。悠々とした昔風に優雅そのもの、彼にしてはやや粘着質な表現さえありました。(2:28-5:39-0:49-1:01-3:40-3:29)かなり以前に聴いて、メモに埋もれてしまったので一応載せておきます。


2023年12月某日/隠居生活初心者入門の日々

そう云えば昨日よりこどもたちは冬休み。嬉しいやろなぁ、そのウキウキとした気分をもう一度味わいたい、こちら年中お休み身分。万博に再び「月の石」? う〜む・・・もういいんじゃないの?そんな小手先を弄さなくても。50年前の行列は再現されるのでしょうか。微妙にツボがズレているような気がする。クリスマス・イブに高島屋のケーキが残念ぐちゃぐちゃに届いたとか、あながち運送中のトラブルとも云えぬらしい。既に返金代替品を届けたとの情報はほんまでしょうか、お申し出を、との対応は不誠実だとの声もあったけれど、当面の対策に忙しかったことでしょう。これより注文された方に順次連絡するらしい。配達到着時期が限定されるクリスマス・ケーキとかおせち料理とか、もう対応するのは限界かもしれません。

誰の興味も惹かぬであろうMyヲタク話題。長命を保って長く活躍したJo"rg Demus(1928ー2019墺太利)のWestminster時代のBach音源がまとめてごっそりネットより出現、ダブりはない?そう記憶してダウンロード、早速Bachの平均律(1956年)など確認して、意外と良好な音質を堪能しておりました。ところが・・・念のためサイト内検索すると、今年2023年2月にしっかり拝聴した記録が・・・再度Bach音源在庫を探ると、まったく同じものが出現!既に入手済だったことはすっかり記憶から抜け落ちておりました。情けないなぁ。誤って削除廃棄よりずっとよろしいけれど。食材買い足しに出掛けてウォーキングにしようと考えつつ、結局終日ゴロゴロ、ストレッチはしたけれど菓子など喫して、夕食しっかりの結果は最悪の65.5kg+700g。本日はしっかり減らしましょう。

ERATO  STE-50140-42Bach クリスマス・オラトリオ BWV 248/第1部 降誕節第1祝日用「歓呼の声を放て、喜び踊れ」/第2部 降誕節第2祝日用「このあたりに羊飼いがおりて」/第3部 降誕節第3祝日用「天を統べたもう者よ、舌足らずの祈りを聞き入れ」/第4部 新年用「ひれ伏せ、感謝もて、讃美もて」/第5部 新年後の第1日曜日「栄光あれと、神よ、汝に歌わん」/第6部 顕現節「主よ、勝ち誇れる敵どもの息まくとき」〜フリッツ・ヴェルナー/プフォルツハイム室内管弦楽団/ハイルブロン・ハインリヒ・シュッツ合唱団/アグネス・ギーベル(s)/クラウディア・ヘルマン(a)/ヘルムート・クレプス(t)/バリー・マクダニエル(b)/ピエール・ピエルロ(ob)/モーリス・アンドレ(tp)(1963年)・・・この作品は12月25日〜1月6日に掛けての音楽とのこと。年末には必ず聴いている Fritz Werner(1898ー1977独逸)を数日掛けて全曲拝聴いたしました。もっと新しい録音は存在するのにこればかり、刷り込みなんすよ廉価盤LP時代からの。音質は現役、マイルドに穏健、誠実なモダーン楽器演奏に痺れるのはいつものこと。カトリック系の幼稚園に通ったけれど、長じて無宗教な無骨者にも祝祭的に誠実敬虔な風情はたっぷり伝わりました。しっとりとした声楽ソロ、管楽器に仏蘭西系の名手を揃えて明るく軽快明朗な響きを堪能、現在の耳には合唱の反応がわずかに鈍いけれど暖かい、全体にリズム感もややノンビリとしてマイルド、それはクリスマス〜年末年始の風情に相応しい味わいと感じました。ラスト迄聴き通して、達成感としみじみ満足感有。
晴れやかなモテト「恐れることなかれ、われ汝とともにあり」BWV 228(10:57) 憂いに沈んで情感豊かなモテト「来たれ、イエスよ、来たれ」BWV 229(9:37)安寧に味わい深く、ホルンも活躍するモテト(カンタータ)「おおイエス・キリスト、わが命の光」 BWV118(4:37)も収録されました。クリスマス・オラトリオとの連関性があるものか?調べておりません。これはハインリヒ・シュッツ合唱団の技量際立つもの。

BVCC-6077Saint-Sae"ns オラトリオ「ノアの洪水」前奏曲/組曲「動物の謝肉祭」/ウェディング・ケーキ(カプリス=ヴァルス)変イ長調/七重奏曲 変ホ長調/サラバンド ホ長調〜ロス・ポープル/ロンドン・フェスティヴァル管弦楽団(1996年)・・・一時膨大な録音を出していたRoss Pople(1945ー新西蘭→英国)は現在でも活躍されているのでしょうか。これは意外と珍しい、ごくごく小さな編成(ほとんど各パート一人と類推)による親密なアンサンブル。ピアニストのクレジットは見当たりません。勇壮なスケールを想像したら、思わぬこぢんまりとした前奏曲(6:59)序奏と堂々たるライオンの行進(2:09)めんどりとおんどり(0:43)らば(0:39)かめ(1:57/「天国と地獄」のスロウ版)(1:26/このダンスがユーモラス)カンガルー(0:49)水族館(2:12/幻想的に美しい)耳の長い登場人物(0:40)森の奥に住むかっこう(2:07)大きな鳥かご(1:19/爽やかな鳥の声)ピアニスト(1:25/超絶下手くそなピアノ最高)化石(1:13/骨の音?がユーモラスに躍動する)白鳥(3:14/一番著名な優雅な旋律)終曲(1:58)
フィル・アップはなかなか拝聴機会の少ない、ほとんど初耳だけど愉しい作品ばかり。ウェディング・ケーキはピアノ+弦楽五部(6:39)七重奏曲はトランペット+ピアノ+弦楽五部の編成、なんとも素朴に牧歌的、優雅な風情漂うPreambule(4:52)Menuet(4:35)Intermede(3:51)Gavotte et final(3:50)。サラバンドはもともとヴィオリンとピアノのための作品ですか?ここではしっとりと懐かしい、弦楽アンサンブルとなっておりました。(5:26)


2023年12月某日/隠居生活初心者入門の日々

2023年もいよいよラスト週へ、年末らしい寒さが続きます。女房殿は朝一番に明石の息子一家孫のところに出掛けて、自分は片道二時間移動はちょいとご遠慮、元旦に連中は遊びに来るからね。先々月遊んだばかりの下の孫はぼちぼち2歳、言葉の発達が顕著とのこと。自分は自宅ストレッチ後、ワンパターンに市立体育館トレーニングルームへ、日曜はお仕事現役メンバーが多いので顔ぶれが少々いつもと違います。しっかり筋トレも有酸素運動も手抜きなしに鍛えて、帰りは最寄りのスーパーに寄って食材仕入れ、缶ビールも入手したけれど冷蔵庫に冷やして結局喫しませんでした。夜はしっかり料理して今朝の体重は64.8kgようやく65kgを切りました。な〜んにもないクリスマス也。世間の若者たちは愉しんだでしょうか。

テレビ番組がオモロくないのでYouTubeをぼんやり眺めて時間つぶし、M-1は見ておりません。整体の名人がワールドツァー世界を巡ってバングラディシュ〜ロヒンギャへ、文化的な問題もあってお婆さんは男性に身体を触られたくないらしい。膝が痛いのに何故足を処置するのか?そりゃ、身体の仕組みを知らぬ人はそう考えるんやろなぁ、感謝の言葉もないのは、それが文化らしい。

露西亜(タタールスタン共和国?)から奥様と娘二人(うちの孫と同世代)連れて名古屋に初里帰り、ユニクロに向かう道中は馴染みの2年前迄住まっていた長久手じゃないか。露西亜人(タタールの方?)奥様は味噌煮込みうどんや魚肉ソーセージを好んで、一番のお気に入りは餅と海苔だったそう。来日する異国の人々が寿司や刺し身天ぷら、和牛を絶賛するのはありきたりだけど、餅と海苔の出現はあまりにマニアック。初納豆も気に入ったそう。そういえば在留露西亜人女性(同じく日本人と結婚)のお母さんが数年前に来日して、一番のお気に入りはおにぎり! というのも驚きでした。意外。お土産に5個買っていったとのこと。韓国や中国の方が日本のお米、ご飯を絶賛するのはちょっと嬉しくて、それは品種改良の努力+水質+炊飯技術の賜物なのでしょう。

英HMVStravinsky バレエ組曲「火の鳥」(1919年版)/R.Strauss 歌劇「薔薇の騎士」組曲〜ヨゼフ・クリップス/フィルハーモニア管弦楽団(1963年)・・・Stravinskyは珍しい演目、そしてフィルハーモニア管弦楽団との録音もおそらくこれだけでしょう。噂には聞いていた録音はかなり良好な音質、たしかTestamentでも出てましたよね。そして噂通りメルヘンに夢見るようなStravinskyの名曲には色彩感とか情熱、迫力にちょっぴり足りない素直過ぎな演奏でした。(9:24-10:53)アンサンブルは緻密、オーケストラの技量にも優れて華やかな金管木管、さすがR.Straussの優雅な盛り上げ方は手慣れたもの。(20:38)

CBSR.Srtauss 楽劇「薔薇の騎士」〜レナード・バーンスタイン/ウィーン・フィル/国立歌劇場合唱団/クリスタ・ルートヴィヒ(ウェルデンベルク公爵夫人)/ギネス・ジョーンズ(オクタヴィアン)/ワルター・ベリー(オックス男爵)/エルンスト・グートシュタイン(フォン・ファーニナル)/ルチア・ポップ(ゾフィー)/プラシド・ドミンゴ(歌手)他(1971年)・・・ニューヨークから欧州に活動の拠点を遷した辺りのオペラ録音、豪華配役にジョン・カールショウのプロデュース、英DECCAのスタッフにより録音されたんだそう。いつものColumbia/SONY系の音とは臨場感が違います。引退身分有り余る時間を活用して3日掛けて全部拝聴いたしました。こちらオペラ・ド・シロウトに配役のキャラクターと歌手の個性云々するのはムリ、名手たちの気品のある掛け合いの高揚にうっとりして、ワルター・ベリー圧巻の貫禄も堪能いたしました。Mozartを意識したオペラとか、ちょいと懐古的な筋書きにに平易な旋律が続く華やかな傑作、1911年の初演にしては前衛的な風情皆無、専門筋には酷評だったらしいけれど、聴衆には未曾有の成功を収めたそう、現代の劇場演目のメインを続けております。管弦楽抜粋を聴く機会は多かったから、あちこち馴染みの旋律も頻出してゴージャスなサウンド、舞台風情を堪能いしました。もっと粘着質な前のめりの表現を想像していたけれど、バーンスタインの統率は充分優雅でした。(第1幕/71:17-第1幕〜第2幕/74:06ー第3幕/68:33)


2023年12月某日/隠居生活初心者入門の日々

本日日曜はクリスマス・イブ。ぐっと冷えて今朝は1度Cとか。最近のケーキは予約のみも増えているんだとか。つくる側の人手不足も深刻、挙げ句余らせてロスが出るのは堪らんでしょう。我が家では女房殿がコレステロールを気にするのと、自分の尿酸値には甘いものが影響有ということなので、最近ケーキはご遠慮気味。きょうはどうしようかな?こちらそんなノンビリな話題も石川県では大雪に停電、孤立している地域も出ているとか、この寒空に停電は悲惨でしょう。昨日電話があった86歳の知り合い、じつはLINE電話であったことに気付きました。けっこう文明を利器を使いこなす爺だったんですね。

昨日は朝一番に業務スーパーにウォーキング往復3kg。伯剌西爾製の鶏肉2kgずっしり入手して、タジン鍋に(いつまでもなくならぬ)激不味ポン酢+マヨネーズに味付けて美味しくいただきました。じゃが玉を消化してしまったので、本日買い足しが必要です、KFCはおそらく大行列だろうから、自分で唐揚げでもつくろうかな?ビールも買って。哀しく寂しい訃報に非ず”南海の黒豹”元大関・若嶋津(66)引退に伴う「感謝の集い」開催がニュースになっておりました。奥様は高田みづえちゃん、2017年に転倒してリハビリを続けたらしいけれど、じつは自分と同い年だったのですね。写真に写っていたのはお子さま二人?美男美女ですね。もう昔馴染みが亡くなるお知らせは御免ですよ。

今朝の体重は65kg現状維持。なかなかここから減りません。本日もしっかり鍛えておきましょう。

SONY BT 23448Tchaikovsky バレエ組曲「くるみ割り人形」/Leroy Anderson そり滑り/Waldteufel スケーターズ・ワルツ/Peter Knight編「クリスマス組曲」(Deck The Halls With Boughs Of Holly/We Three Kings Of Orient Are/God Rest Ye Merry, Gentlemen)〜チャールズ・ゲルハルト/ロンドン交響楽団・・・Charles Gerhardt(1927-1999亜米利加)はプロデューサー、アレンジャーとして著名だったんじゃないか。録音年不明だけど音質極上。いかにもクリスマスらしい選曲に「くるみ割り人形」は Overture Miniature(3:10)/ Marche(2:17)/Dance Of The Sugar Plum Fairy(2:37)/Russian Dance (Trepak)(1:08)/ Arabian Dance(4:21)/Chinese Dance(1:10)/Dance Of The Reed Flutes(2:40)/Waltz Of The Flowers(7:48)ロンドン交響楽団は滅法上手く、メルヘンとウキウキ夢溢れるバレエ音楽が続きます。三大バレエ中、この作品の愉しさはちょっと頭抜けて全曲を聴きたくなりました。「そり滑り」辺りになるとショッピングセンターのクリスマス商戦の雰囲気満載、木魚風ぽこぽこサウンド、ラスト、トランペットの馬のいななき?もユーモラス。ひゅーっとしたおもちゃの笛みたいのが入っていない?ウキウキした気分一杯。(3:03)誰でも知っている優雅な「スケーターズ・ワルツ」は数十年ぶりの拝聴?こどもの頃はカルピスの宣伝でした。冒頭の主旋律+αは知っていても、けっこう細部迄ちゃんと聴いたのは初めてかも。(7:36)ラスト馴染みのクリスマス旋律を揃えてゴージャス壮麗デーハーな編曲でした。(8:09)

Herbert von Karajan(1908ー1989墺太利)Bach ミサ曲ロ短調 BWV232〜ヘルベルト・カラヤン/ベルリン・フィル/ウィーン楽友協会合唱団/カスリーン・バトル(s)/アグネス・バルツァ(a)/イェスタ・ヴィンベルイ(t)/ホセ・ファン・ダム(b)(1985年ザルツブルグ・ライヴ)・・・1973-74年録音を聴いていたのか記憶曖昧、こちら晩年のライヴ(放送音源?)がネットより入手できて、幸い音質はかなり良好でした。当時売れ筋の人気ソロを揃えて、合唱はお気に入りの楽友協会合唱団。死者を悼むにはあまりに力強く前向きな名曲、幾度も言及しているけれど引き締まった古楽器系演奏がお気に入り、とくに各パート一人のジョシュア・リフキン版を好んで、こんな雄渾大規模大柄な演奏は敬遠気味〜カラヤンはそんな代表的なものでしょう。ところが・・・場違いに大柄過ぎとかユルい?とは感じさせぬ集中力と説得力、ベルリン・フィルは艷やかに木管もランペットも思いっきり雄弁!声楽ソロも表情豊かに、合唱の分厚い響きはデリケートに響いて、揺れ動く起伏、古楽器系とはまた異なるゴージャスな陶酔とリッチな余裕は魅力でした。押し寄せる圧巻の感動!(56:40-61:01)


2023年12月某日/隠居生活初心者入門の日々

北陸にて顕著な大雪とか。交通事故とかこの寒空に一部停電も出ているとのこと、年の瀬にタイヘンですね。おそらく前職場現役連中は北陸方面からの年末商材が入庫遅れ、その対応に苦慮していることでしょう。本日土曜、一日前倒しで若い恋人たちはクリスマス・イブを愉しむかも知れません。昨日は朝一番に市立体育館へ、年末お忙しいのか、それとも体調を崩されたのか常連数人の顔が見えず、空いておりました。膝痛にはハムストリングと内側広筋が重要とのこと、意識して鍛えておきました。しっかり有酸素運動もして、低い気温に室内にエアコンも入らないからあまり汗も出ない、いつものシャワーはパス。帰宅してぼんやりYouTubeなど眺めていたら・・・スマホが鳴りました。これは滅多にないこと。30年ほど前お仕事して幾度出張した宮崎県の乾物屋先代専務(現在は息子が社長/兄である前社長はかなり以前に亡くなった)それは3年ぶり引退直前の在宅勤務中に電話以来、引退したら必ず遊びに行く・・・そう約束したまま、気にはなっておりました。

昨年はお仕事辞去して大阪に転居、当時熊本に住んでいた息子一家、下の孫のお宮参りとか、上の孫の七五三に出掛けても、宮崎迄足を伸ばす余裕はなかった。そして今年は体調崩して身動きできぬ月が多かったし、息子は明石に転居済・・・というのは言い訳。なんせお相手は20歳上、大丈夫か?ノーミソの方はセーフか、なんとか杖をついて、奥様も常時吸入をしてなんとか日常生活を送っていらっしゃるとのこと。長い付き合いやからなぁ、もうこうなれば言い訳できぬ状況、来年春にはお邪魔いたしましょう。年齢的に危ういから油断できない。年が明けたら息子社長に連絡して、段取り相談しましょう。

昼過ぎ婆さんの入浴介助から戻った女房殿は、よれよれになった下着やトレーニング用ジャージを買いに行くと曰(のたま)う。京橋迄出掛けて無印良品とかユニクロを冷やかして、良さげな魚介中心の居酒屋にてビール一杯、魚の鮮度よろしく寿司も美味く、価格もリーズナブル、一人呑みの男性女性もちらほら、楽しそうな仲間との大阪弁も賑やかでした。結局、住道まで戻ってシマムラにて下着靴下ジャージなど購入、本日あかんようになったものを捨てましょう。年末のささやかな贅沢は続きます。今朝の体重は65.0kg▲100g、増傾向から抜け出せません。

SONY 503317 2Stravinsky バレエ音楽「火の鳥」(1910年版)〜イーゴル・ストラヴィンスキー/コロムビア交響楽団(1961年)・・・

オーケストラは滅茶苦茶上手くて、録音も目が覚めるほど。意外と淡々と、飾りのない演奏だけれど、手応え充分でメルヘンに充ちた名曲をたっぷり堪能。華やかな宝石箱をひっくり返したよう
・・・とは2002年のコメント。20年後に聴き返すとオーケストラ(これは西海岸のコロムビア交響楽団)の技量も、音質もまずまずかな?そんな感慨でした。”淡々と、飾りのない演奏/手応え充分でメルヘンに充ちた名曲をたっぷり堪能”というのはそのとおり、飾りの少ない、素朴な表現に作品の素の魅力が滲み出ているような演奏、作曲者自身ほとんど状態のよろしい録音を残してくださったことに感謝しましょう。

Oehms Classics OC916Mozart 3つの行進曲 K.408 第3番ハ長調(K.383F)/ミサ曲ハ長調「コジ・ファン・トゥッテ」 K.Anh.235e/交響曲第41番ハ長調K.551「ジュピター」 〜フランツ・ラムル/ドイツ・モーツァルト管弦楽団/シリ・キャロリン・トルンヒル(s)/ウルスラ・アイティンガー(ms)/フーベルト・ネッティンガー(t)/シュテファン・ゲイヤー(b)(2006年)・・・Franz Raml(1964 -独逸?)はオルガニスト?古楽器アンサンブルを率いて珍しい作品を録音してくださいさました。歌劇「コジ・ファン・トゥッテ」をミサ曲に転用した楽譜が残され、それは誰の労作なのかは不明とのこと。音質は極上、最初の優雅な行進曲から厚みのある古楽器の響き(3:59)続くミサ曲はKyrie(6:25)Gloria(7:53)Credo(8:04)Aria(5:15/ここのコロラトゥーラ・ソプラノ最高)Offertory: Laudibus coelum sonet(2:27)Benedictus(2:51)Agnus Dei(1:58)Dona nobis(1:51)。死者を悼む音楽としてはあまりに明るくユーモラス、愉しげに生の喜び溢れて優雅な旋律と瑞々しい歌声が続きます。オペラでは恋の鞘当てを演じる男女4人がソロになっているのですね。宗教的作品は典礼の定型文なので言葉の壁も気になりません。ラストはちょっとしりすぼみにあっけなく終わる感じ。ついでに収録されるのが勇壮雄大なハ長調交響曲K.551、これが厚みのある古楽器がスムースに力みのない流麗、素直な表現に金管控えめにマイルドな軽み。淡々さっぱりとやや速めのイン・テンポ、繰り返しは実施。それでもラスト「Molt Allegro」押し寄せるフーガの感銘はしっかり受け止めました。(10:55-10:02-3:53-8:53)


2023年12月某日/隠居生活初心者入門の日々

週末に向けて日々寒さが募ります。インフルエンザは猛威を振るって、火事が多いのは年末悪しき恒例。昨日は出かける意欲もなく、洗濯料理の他は完全引き隠り状態、ほとんど身動きしないから食事をやや抑制しても体重は減るはずもなく今朝65.1kg現状維持、年内迄あと4回のトレーニングルームに通って鍛えましょう。今朝は1度Cらしい。でも暖房も掛けずホットカーペットとかコタツのみで乗り切って、耐えられぬことはないからたいしたことはない。日本海側は事前予報通りの厳しい寒さ、大雪とのことです。北海道出身の自分は雪の怖さを知っているつもり。お仕事現役時代は商品の流通が止まるのが難儀、その対応に追われて休日出勤などした記憶もありました。夕食は圧力鍋に思った味に、おいしく仕上がりました。

もう世間からは忘れられつつある京都タリウム連続投与事件は容疑者既に逮捕(完黙)事件は全貌捜査中。最近の雑な作りのニ時間ドラマの上を行く猟奇的な事件だけど、左京区の閑静な住宅街にある豪邸は取り壊され、更地になるんだそう。自分もそれなり、かなりエエ加減な人生を送ってきたけれど、どうしてカネを求めて刹那的な行動に走るのでしょうか。ヤミバイト問題とか(さすまたが売れに売れているらしい)大麻グミ、オーバードーズ問題、すべて同根の風潮を感じます。大多数の日本人は慎ましい、ささやかな生活を送っていると思うけれど、自民党議員による裏金問題もそれとは大きく隔たった闇と感じて、どうも気分は塞ぎがち。教員不足に対応すべく初任給賃上げ5.9%、これで事態は少々改善されるのでしょうか。

100 Best American ClassicsGershwin パリのアメリカ人(18:23)/Hanson 交響曲第2番「ロマンティック」第2楽章「Andante Con Tenerezza」(レナード・スラットキン/セントルイス交響楽団/8:08)Duke Ellington Mood Indigo(4:11)Sophisticated lady(3:58)I let a song go out of my heart(3:22)Prelude to a kiss(3:44)In a Sentimental Mood(3:33)Don't Get Around Much Anymore(2:44/バーバラ・ヘンドリックス(s)/モンティ・アレクサンダー・トリオ)/Grofe' 組曲「大峡谷」より「山道を行く」(フェリックス・スラットキン/ハリウッドボウル交響楽団/7:22)/Barber 「悪口学校」序曲(レナード・スラットキン/セントルイス交響楽団/8:27)/Kern 「煙が目にしみる」(バリー・タックウェル(hr)/Richard Rodney Bennett/Ensemble/Neil Richardson/4:26)/Porter 「夜は夜もすがら(なんでもあり)」序曲(ジョン・マッグリン/ロンドン交響楽団/5:12)/Copland エル・サロン・メヒコ(エドゥアルド・マータ/ダラス交響楽団/10:50)・・・詳細情報が不親切な100 Best American Classicsより3枚目、ネットにようやく演奏家詳細を探しました。レナードの親父Felix Slatkin(1915ー1963亜米利加)の録音が1956年、他は調べておりません。寄せ集めだけど音質に意外とばらつきはなくて、どれも最高の演奏、ゴージャスな響きに馴染みの名旋律ばかり。セントルイス時代(1979-1996)のスラットキンも絶好調にノリノリ、親父のGrofe'ももちろん雰囲気たっぷり。Barbara Hendricks(1948-亜米利加)は地声も多用して、Duke Ellingtonを小粋に表現してくださいました。名旋律「煙が目にしみる」は名手タックウェルのホルンが思わぬノンビリとした風情を醸し出して、ラストEduardo Mata(1942-1995墨西哥)は本場もんのヴィヴィッドなリズム感でした。

CHAN9408Stravinsky バレエ音楽「春の祭典」/聖マルコの名をたたえる聖歌「北風よ目覚めよ」/レクイエム・カンティクルス/Bach「高き天よりわれは来たれり」BWV738によるカノン風変奏曲 BWV 769〜ネーメ・ヤルヴィ/スイス・ロマンド管弦楽団/ミヒャエル・ブロダルト (b)/ローザンヌ・プロ・アルテ合唱団/ロマンド室内合唱団(1994年)・・・馴染みの「春の祭典」の印象は、アンセルメ時代を振り返ればスイス・ロマンド管弦楽団はずいぶんと上手くなったと感慨深いもの。それでも亜米利加辺りの機能的なアンサンブルには及ばぬ微妙な細部甘さもあって、そこはネーメ・ヤルヴィの職人的手腕によってパワフルなリズム感はさすが、曖昧さも隙もないまとまりに仕上げておりました。(3:14-3:46-1:20-3:31-1:51-0:43-0:22-1:16/3:58-3:10-1:26-0:50-3:05-4:09-0:41)聖歌とレクイエムは前衛的に研ぎ澄まされた声楽作品、細部迄クリアに緻密な演奏に仕上げて新鮮そのもの。初耳のはずはないけれど、記憶は曖昧でした。変奏曲はBachを色彩的立体的に仕上げて、これは時代の流行りなのでしょう。音質は極上。(1:58-2:25-2:13-1:46-2:46-2:41-1:59/1:05-1:33-0:59-1:06-2:31-1:17-1:56-0:58-2:18/0:48-1:13-1:14-1:51-2:30-3:04)


2023年12月某日/隠居生活初心者入門の日々

予報通りの寒い年末。日本海側には大雪の予報が出ております。昨日は朝一番空いているトレーニンルームにしっかり鍛えたけれど、昼食に冷蔵庫在庫消化、かなりの物量喰ってしまって満腹! 後悔先に立たず、今朝の体重は65.1kg+400g。本日は節制必須です。ダイハツ工業にて明らかになった車の安全に関わる不正の数々、全車種出荷停止に至った異例の事態との報道。年の瀬も押し迫って大企業、販社、関連会社、下請け孫請け含めて多くの社員、家族は生活の不安、そしてユーザーもタイヘンでしょう。仮にこれを乗り越えても、この先会社は存続できるのでしょうか。そういえばビッグ・モーターはどうなったのか、今更おそらくそこから、わざわざ中古車を買う人はよほどのウケ狙い。

鳥取県内のスーパー相次ぎ閉店、町内唯一の店舗まで…各地で「買い物難民」が顕在化、とのニュース拝見。これは鳥取県に特有とか最近始まった話題でもなくて、基本は人口減、過疎化高齢化が基本でしょう。さらには大型ショッピングセンターが出店して、昔ながらの商店街が閉店衰退、ところが肝心のショッピングセンターごと撤退、残された人はどうする・・・頼みの綱は小さなトラックの移動販売くらいか。少々不便な田舎に住んでいる方々は運転できなくなったら、にっちもさっちも生きていけません。さらにさらに運転手不足でバス会社が廃業したり、便が減ったり、なかなか住みにくい時代に至っております。我が団地でも脚の不如意なご高齢な方がコミュニティバスに乗って最寄りの駅迄買い物を目撃(高級スーパーがある)おそらく、次の便で帰るのでしょう。1km未満にスーパーもコンビニもあって、便利なところなんですが。

EMIWalton チェロ協奏曲(1956年/リン・ハレル(vc)/サイモン・ラトル/バーミンガム市交響楽団/1991年)/Boulez 水の太陽(1958年/ピエール・ブーレーズ/BBC交響楽団/合唱団/ジョセフィン・ネンディック(s)/バリー・マクダニエル(br)/ルイ・デヴォー(t)1964年)/Penderecki 広島の犠牲者に捧げる哀歌(1960年/クシシュトフ・ペンデレツキ/ポーランド国立放送交響楽団/1975年)/Bernstein 交響的舞曲「ウェスト・サイド物語」(1961年/パーヴォ・ヤルヴィ/バーミンガム市交響楽団/1997年)・・・音楽を愉しむこと、これは小学生低学年時代からの趣味、親しいご近所のお兄さんが洋楽趣味だった影響を受けてプロコル・ハルム「青い影」などを好む渋いガキでした。5年生の時に「アイネ・クライネ・ナハトムジーク」に目覚めて以来、所謂クラシック・ジャンルに傾倒、それでも若い頃はフォーク・ソングにギターを弾いて、ウェスト・コーストとかはっぴいえんどに入れ込み、そして現在も現役なユーミンがデビューしたのは高校生時代・・・閑話休題(それはさておき)1956-1960年辺りの硬派な音楽を拝聴。これはEMIが豊富な音源を寄せ集めた20世紀の音楽16枚組より。華麗なる加齢を重ねて、油断すると知らず嗜好が偏って油断すると同じ音源ばかり1-2年サイクルで繰り返して聴いておりました。馴染みの「ウェスト・サイド」さておき、耳に優しくない馴染みの薄い晦渋な作品にノーミソ喝! も必要です。なかなか演奏音質ともエエものを揃えてくださいました。時代から勘案するとかなり穏健に荘厳な風情漂うWalton、Lynn Harrell(1944ー2020亜米利加)の技巧の集中力とキレはたいしたもの(9:00-6:47-13:57)神秘に精緻深淵静謐なサウンドが続くBoulez(3:59-4:16)悲惨な情景と不安、ただならぬ緊張感湛えるPenderecki(10:05-4:32-4:32)Bernsteinは世代のリズム感なのか、それともサイモン・ラトルの薫陶の成果なのか、英国のオーケストラからノリノリのリズム感を引き出しておりました。(1:24-2:26-0:50-4:55-2:03-3:35)

SONY SICC-20009Mozart 交響曲第41番ハ長調K.551「ジュピター」/第35番ニ長調K.385「ハフナー」〜ブルーノ・ワルター/コロムビア交響楽団(1960年)・・・Bruno Walter(1876ー1962独逸)によるMozart 交響曲第35-41番LP3枚組は中学生時代に愛聴したもの。いったい何十年ぶりの拝聴でしょうか。CD時代に音源入手していたかどうかも既に記憶定かではありません。重心低く堂々たる恰幅のよろしいスケールと迫力、これはこれでひとつの個性でしょう。ハ長調交響曲K.551第4楽章「Molt Allegro」ラスト辺り、圧巻のフーガに金管のド迫力は他では求められぬもの、でもね・・・かなりクリアなはずの録音はキンキンと刺激的に響いて、いかにも昔風に自然さが足りない。オーケストラは上手いけれど、明るい響きに違和感は隠せません。ニ長調交響曲K.385に至るとそんな音質にも耳慣れて、優雅なテンポの揺れも味わいと感じられました・・・でも、自分はずいぶんと遠いところに来てしまった・・・そんな感慨ばかり。(8:50-9:07-5:10-7:19/6:01-5:18-3:51-4:06)


2023年12月某日/隠居生活初心者入門の日々

今週はこの冷えが続くらしい。1-2週間前の微妙な風邪?症状は耳鼻科より処方された薬が効いて軽快いたしました。但し、肝心の洟水鼻詰まりのほうが相変わらず、年内もう一回通わんとあかんのか。微妙にわずかの腰痛は稀に再開するストレッチ+スクワットのせいでしょう。昨日は朝一番に業務スーパーへ、珈琲豆やお茶など買ってきてウォーキングのつもり、朝思い立って薄い食パン+スライスチーズ+自家製花梨ジャムのホットサンドを作ってみて、パンを喫したのは数カ月ぶり、昼夜とそれなりに喰って今朝の体重は64.7kg▲200gほっとしました。

中国内陸部 甘粛省でM6.2地震 少なくとも111人死亡との報道。青海省でもM5.7とか。地震規模詳細が見えないこともあって、心配は募ります。土耳古とか阿富汗斯坦、摩洛哥の被害や復旧はその後どうなったんでしょうか。さっぱりわかりません。話題はガザ攻撃に持っていかれております。そんな中、某隣国ではまたまた恒例のミサイル発射は新型とか、もったいないなぁ、その資金が。露西亜に売り払った武器は不良品が多い、という噂を伺ったけど、ほんまですか?ニュースは底が浅くて、どーも隔靴掻痒状態に感じます。自分の探し方があかんのか。

山本一力「たすけ鍼」(朝日文庫)拝読・・・時代小説にはスマホもネットも出現しない、文明の利器は一切登場しないから、庶民の生活、人情や為人(ひととなり)がしっかり浮かび上がります。還暦を過ぎた江戸・深川の鍼灸師である染谷(せんごく)の活躍を描く痛快な物語。山本一力さんに外れはないなぁ、朝鮮人参を巡る不正疑惑は中途半端だから、未だ続編があるのでしょう。「立夏の水菓子」「天神参り」に続編があるみたいだから、BOOK・OFFで探してみましょう。

London LPRimsky-Korsakov 交響組曲「シェヘラザード」(1960年)/交響組曲「アンタール」嬰ヘ短調(1954年)〜エルネスト・アンセルメ/スイス・ロマンド管弦楽団/ローランド・フェニヴス (v)・・・先日

だいたいスイス・ロマンド管弦楽団との再録音は未だ拝聴機会を得ていないんじゃないの?
そう書いたけれど、駅売海賊盤時代に幾度聴いたような? 記憶もあって、エルネスト・アンセルメの露西亜音楽をまとめた音源、かなり以前に入手をすっかり忘れておりました。オリエンタル魅惑の旋律にデーハーに色彩豊かな近代管弦楽技法を駆使した最高の名曲、第1楽章「海とシンドバッドの船」冒頭から隈取はっきりして低音の効いた英DECCA録音の威力に驚かされます。オーケストラのアンサンブルは微妙にユルく、語り口は上手く華やかにゴージャスな響き。(10:09)第2楽章「カランダール王子の物語」甘く切ないシェエラザードの主題を奏でるヴァイロン・ソロの線は細く、哀愁の木管の旋律は雰囲気は抜群。金管は迫力あるけれど響きは軽く、微妙に上手くないのも味わいでしょう。(11:15)第3楽章「若い王子と王女」は落ち着いた弦の風情にさっぱりとした節回し、線の細い木管も軽妙に響きました。(9:40)第4楽章「バグダッドの祭り。海。船は青銅の騎士のある岩で難破。終曲」風雲急を告げる終楽章の緊張感、スリムにキレのある金管の響きも華やかに盛り上がり充分。楚々としたシェエラザードの主題(ヴァイオリン・ソロ)に名残惜しく全曲を締め括りました。(12:27)
交響組曲「アンタール」嬰ヘ短調(1954年)は知名度的にはナニだけど、これもオリエンタルな風情たっぷりな名曲。かなり以前より愛聴していた作品。ステレオ最初期だから少々音質は粗いけれど、70年前のものとは俄に信じられぬ立派な水準でしょう。第1楽章「アンタールの夢」から落ち着いて懐かしいアンタールの主題が全曲を支配して懐かしさ満点(ホルンも弦もステキ)(11:55)第2楽章「復讐の喜び」はスケルツォ的楽章ですか?迫力ある金管の反応がちょっぴり鈍いかも。(5:11)第3楽章「権力の喜び」スケルツォはこちらだったのか。明るく躍動する風情に「アンタールの主題」が上機嫌に響き渡ります。(5:42)第4楽章「愛の喜び」は徐々に落ち着いて、終楽章が緩徐楽章なのですね。「アンタールの主題」がシミジミと後ろを振り返って名残惜しい。ここは「愛の死」なんだそう。(9:29)アンセルメは雰囲気たっぷりに聴かせてくださいました。

MercurySoler ソナタ 嬰ヘ長調/嬰ハ短調/ファンダンゴ ニ短調/ソナタ ニ長調/変ニ長調/ニ短調/ハ短調/2台のチェンバロのための協奏曲 ト長調*〜ラファエル・プヤーナ(cem)/ジェノヴェヴァ・ガズヴェス(cem)*(1963-67年)・・・Antoni Soler(1729ー1783西班牙)はDomenico Scarlatti(1685ー1757伊太利亜)の弟子筋らしい。師匠のソナタにも負けぬ量と質の鍵盤作品を残して、所謂ド・シロウトが連想するところの西班牙のリズム熱気が魅力的。ファンダンゴ ニ短調が一番人気かな?まるでフラメンコ・ダンサーがカスタネットを使いつつ踊る妖艶な姿が眼前に彷彿とさせるほど。Rafael Puyana(1931-2013哥倫比亜)はクリストファー・ホグウッドの師匠、現在のイメージからするとやや金属的な音色だけど、そのヴィヴィッドなリズム感は現役でしょう。たっぷり魅惑の旋律リズムを堪能できました。(5:18-4:31-9:49-3:15-4:45-7:06-3:10-3:57-4:43)


2023年12月某日/隠居生活初心者入門の日々

年末らしい寒さが続いております。暖冬傾向だったので身体が寒さに慣れていない。年末も押し迫って、自分には特別なにもないのに”押し迫った”重苦しい気分のみ募って精神的に落ち込んでおります。いつも通り朝一番に市立体育館へ、月曜は空いていて世間の皆様はフツウにお忙しいのでしょう。しっかり鍛えても昼にかっぱえびせん一袋消化してしまって今朝の体重は64.9kg+100g増傾向が続きます。体育館帰り、スーパーへ食材入手をサボった夕食は手抜き、思った味に仕上がりません。料理意欲は完全にスランプ状態。

元関脇・寺尾逝去(60歳)力士は短命の方が多いですね。現役時代梅田辺りに出会ったことがあって、とても大きな方でした。残念。TBSが11月に亡くなった細田博之前衆院議長がキックバックの金額を指示していたと報じたことについて〜あちこち既に声は上がって「死人に口なし」故人に責を負わせようとする手口見え見え、それはアカンでしょう、と。傷を少なくするためいろいろと弥縫策を弄するんやなぁ。それよりなにより、手続き問題のみ、修正申告すればお咎めなしという仕組みが問題と思います。裏金が存在するのはそれがじっさいに政治の現場に必要とされ、流通しているということなのでしょう。困ったものです。

鈴木淳司前総務相は前居住地の選挙区、なにかと話題の山尾志桜里が強かったから、いろいろあっても小選挙区では勝てなくて、前回の総選挙は野党候補が割れてようやく当選、人気はあまりなかったかも。「5年間で60万円」発言に次の選挙はいかがでしょうか。取材はお受けしませんとの発言もナニですね。

CDHLD7510Vaughan Williams 劇音楽「すずめばち」(全曲)〜マーク・エルダー/ハレ管弦楽団/男声合唱団(2005年)・・・組曲版は幾度聴いて馴染みの軽快ユーモラスな旋律、世界初録音?とやら、劇音楽としての全曲を拝聴いたしました。残念こちら英語不如意故、セリフのみのところはカットして不遜な拝聴はご勘弁ください。(アリストファネス)組曲だったら序曲(10:02)間奏曲(2:43)台所用具の行進(2:57)間奏曲(3:43)バレエと最後のタブロー(6:41)(タイミングはジェームズ・ジャッド/ロイヤル・リヴァプール・フィルこちら男声合唱+ソロが入って(セリフのみの部分除いて)(第1幕)1:21-6:16-5:54-1:03-0:44-1:35-2:29-5:55(第2幕)2:50-6:55-21:16(第3幕)4:25-4:34-0:37-1:21-1:51-8:37。 英国の古典的喜劇らしいけれど、筋書き不明。けっこう長いけれど組曲版に馴染んだ旋律が序曲先頭に要所要所出現して(著名な旋律引用も有)そこに力強い声楽が挟まってヴィヴィッドに雄弁! Mark Elder(1947-英国)は既に重鎮、2000年来ハレ管弦楽団の音楽監督を務めて長期政権を続けております。音場の設定が難しい声楽入り、音質は極めてクリアに器楽声楽とも充実して長丁場を飽きさせません。これは貴重な出会いでした。

DECCARvael ボレロ/ラ・ヴァルス/逝ける女王のためのパヴァーヌ〜クロード・モントゥー/ロイヤル・フィル(1971年)・・・Claude Monteux(1920ー2013亜米利加)は著名なPierre Monteux(1875ー1964仏蘭西)の息子。フルーティストとしても録音があり、亜米利加中心に指揮者として活動したそうです。これは珍しい録音、Phase4録音なのですね、やや硬いけれど細部解像度に優れた音質、オーケストラは優秀、細部かっちりとしたていねいな描き込み、ちょっぴり窮屈さを感じさせる力強さ、生真面目な仕上げになっております。ボレロの力強い盛り上げ方、ラ・ヴァルスは思いっきり大仰に演ってもらったほうが作品印象が強まって、パヴァーヌの敬虔に優雅な風情も堪能できました。14:43-13:08-6:14。


2023年12月某日/隠居生活初心者入門の日々

月曜の朝は2度C? 昨日は気温は低くても晴れ上がりました。朝一番、基本食材であるジャガ玉が切れていたので、業務スーパーに非ず逆方向のスーパー迄往復3kmのウォーキング実施。自宅に戻ってさつまいもや黒豆を煮たけれど、どうも調理意欲が湧きません。所要で昼からちょっぴりご近所に出掛ける女房殿と待ち合わせて外食することにしました。コミュニティバスに乗って最寄りの駅へ、近くのショッピングセンターのミスタードーナツにて珈琲を喫しつつ、メールを入れたものです。ポンデリングを一個のみ、ずいぶんと久々数年ぶり。数回通った昼から営業しているはずの居酒屋チェーン店を目指したら〜なんと! 撤退済。残念。お隣の焼肉屋も空き家になって、なんか寂しい。あまり流行ってなかったもんなぁ。

たまたま通り掛かった「たこ焼き屋」が開いていて、他唐揚げとか焼きそばなど、焼き物料理が注文できる小さな店に入りました。ビール中ジョッキが450円だから相場、でもふだん通う梅田駅前ビルだったら190円辺りだから高く感じて仕方がない。軽く喰ってそれでは足りず、駅に数ヶ月前にオープンして気になっていた蕎麦屋に寄ってみました。天ぷらとか温かい蕎麦を軽くいただいたけれど、つゆが薄すぎて好みじゃありません。ま、ちょっぴり贅沢しました。帰りもコミュニティバスの夕方最終便に間に合って早々に帰宅。時に気分転換もよろしいでしょう。今朝の体重は64.8kg+300g、ポンデリングとビールの影響か、これよりしっかり筋トレ+有酸素運動して減らしましょう。

昨夜久々にBS新作サスペンスドラマ「旅人検視官 道場修作〜庄内・湯野浜温泉殺人事件〜」内藤剛志主演、中山忍、山田純大、金山一彦+紫吹淳という堂々たる配役を拝見。そのあまりに安易な、底の浅い筋書きにガッカリ。脚本の準備始めとしてドラマにていねいな手間とカネを掛けられなくなったのか、世知辛い世の中になったものです。

COCO70477Mahler 交響曲第9番ニ長調/第10番 嬰ヘ長調「アダージョ」〜エリアフ・インバル/フランクフルト放送交響楽団(1986年)・・・DENONによるワン・ポイント・マイクによる優秀録音。もうぼちぼち40年前になるんですね。オーディオには疎いのでなんとも詳細云々ムリやけど、自然にデフォルメのない音場、細部迄クリアな響きを堪能いたしました。先日マリス・ヤンソンスのパワフルな演奏に納得して、この作品に諦念や怪しい懊悩、激昂を求めなくなったことを自覚いたしました。現hr交響楽団の技量は充分、緻密なアンサンブル。第1楽章「Andante comodo」に於ける細部ていねいな描き込み、しっとりと落ち着いた情感に納得。(28:17)第2楽章「Im Tempo eines gemachlichen Landlers. Etwas tappisch und sehr derb」にも無用な鈍重さを感じさせない、微妙に怠いレントラーは落ち着いて明晰に味わいあるもの。「死の舞踏」との対比も極端に強調しないけれど、力感に不足はありません。(16:38)第3楽章「Rondo-Burleske: Allegro assai. Sehr trotzig」は粗々しく暴れまわるスケルツォ楽章。ここもクールに細部明快、抑制も感じさせます。金管のクリアな分離、そして低弦が快い。ラストの追い込み、爆発、スケールとキレ味に不足はないでしょう。(12:35)第4楽章「Adagio. Sehr langsam und noch zuruckhaltend」は諦念に充ちて万感胸に迫る変奏曲。弦の痺れるような魅力横溢しております。表情は濃厚に過ぎず、基本冷静を維持して素っ気なくもないメリハリ、ちゃんとカタルシスも感じさせる仕上げは入念でした。(23:43)交響曲第10番はCook版全曲とは別録音「Adagio」のみ。これはよほどひどい演奏じゃない限り、どれもステキに響きます。(23:06)2010年に日本フィルとのライヴ(1979年)を聴いておりました。既にその印象記憶はありません。

BMG/MELODIYA BVCX-37008Mahler 交響曲第1番ニ長調〜キリル・コンドラシン/モスクワ・フィル(1969年)・・・2015年以来の再聴。第2番第8番を欠く一連のMahler録音、この第1番は音質かなり良好。パワフルにアツく、ストレートな迫力表現は最高でした。徐々に熱を高めてテンポを上げていく第1楽章「Langsam, Schleppend, wie ein Naturlaut - Im Anfang sehr gemachlich(ゆるやかに、重々しく)」例のびろびろに甘いヴィヴラートなロシアン・ホルンも最高(12:31)。ごりごりとアクセントも強烈な第2楽章「Kraftig bewegt, doch nicht zu schnell(力強く運動して)」は乱暴なほどの躍動、そして例のホルンもエッチにセクシーに響きました。(7:56)第3楽章「Feierlich und gemessen, ohne zu schleppen(緩慢でなく、荘重に威厳をもって)」冒頭の無骨なコントラバス・ソロが微妙にソソる表現、優しくデリケートな囁きとの対比、鋭いトランペットの刺激も聴きもの。(9:49)第4楽章「Sturmisch bewegt(嵐のように運動して)」はややテンポは速めに逡巡のない推進力、オーケストラのパワーは充分。青春の胸の痛みや憧憬を感じさせる名曲、忘れられるにはもったいない立派な完成度でした。(17:51)


2023年12月某日/隠居生活初心者入門の日々

日曜に至って2023年もあと2週間に押し迫っても、毎日祝日なこちら引退身分、変わらぬ日常生活は続きます。かつてはお気に入りのテレビ番組もあって、オモロくもない年末特番に嘆息したものだけど、それさえ見なくなってなんの感慨もありません。年末ジャンボ宝くじのCMにBeethoven 交響曲第7番イ長調第1楽章「Poco Sostenuto Vivace」旋律を使った喧しい合唱くらいかな、そんな雰囲気を出しているのは。昨日はどんより曇り空に、洗濯物は室内干し。最高気温20度Cだったとか、エアコンの入らぬトレーニングルームでもけっこう汗まみれになりました。本日日曜の最高気温予測でも9度C、気温の乱高下に体調は微妙です。雨上がりの路上にゴミをしっかり拾っておきました。運動公園に散歩するお婆さん連れにお礼をされて恐縮。

帰り道、人通りは滅多にない小さな疎水沿いの樹に黄色い大きな実が気になって、ちょうど眼前に落ちてきました・・・下にはいくつも黄色い実が転がって、いつまでも腐らぬのが怪しい=糖度があまりないのか。勝手に一個拾ってきました。それは花梨と類推。Googel画像検索を掛けて確認、実はかなり固く酸味が強く、そのままでは食べられないそう。ハチミツ漬けやジャムにせよ、とのこと。圧力鍋に砂糖と水少なめ+蜜柑皮ごと2個ほど加えて、一晩保温してその結果は・・・今朝味見。なかなかのオツな、爽やかな香りにもちろん甘さ控えめ、咽に良いんだとか。女房殿に評判よろしければ、また作りましょう。

先日の「大東第九をうたう会」にお声掛けいただいた方より御礼のメールをいただき恐縮、団員に【♪ KechiKechi Classics ♪】の言及をLINEで流して下さったとのこと。団塊の世代もLINEを活用されているのですね。昼夜とそれなりにしっかり喰って今朝の体重は64.5kg▲100g。さつまいもを喫して以来?やたらと屁も出て、出すべきものも快調です。それだけのせいじゃないと思うけれど。

LP Decca LXT 2508Rimsky-Korsakov 交響組曲「シェヘラザード」〜エルネスト・アンセルメ/パリ音楽院管弦楽団(1954年)・・・2004年に拝聴済。

いやはや、音質は信じられないほど良好。1954年!う〜む
期待通り、予想通りの明るさ、上品さ、洗練を誇っていて、スイス・ロマンド管よりメカニック的にもしっかりしている
・・・とは当時の印象だけど、音質的には1954年にしてはまずまず、といったところ。だいたいスイス・ロマンド管弦楽団との再録音は未だ拝聴機会を得ていないんじゃないの?オリエンタルに色彩豊かな管弦楽技法が光る名曲中の名曲、”明るさ、上品さ、洗練”は感じるけれど、アンサンブル的にはやや危うく、線が細い印象はありました。Ernest Ansermet(1883ー1969瑞西)の音源はほとんどパブリック・ドメインに至って、かなり入手して聴いているつもりだけど、LPCD時代馴染んだRavel/Debussy辺り、いくつか再聴できておりません。(9:29-10:51-9:19-12:20)

EMI CDC 7 54393 2Mendelssohn 劇音楽「真夏の夜の夢」序曲/スケルツォ/妖精たちの行進曲/妖精の歌/間奏曲/夜想曲/結婚行進曲/無骨者の舞踏/終曲〜ジェフリー・テイト/ロッテルダム・フィル/合唱団/リン・ドーソン(ms)/ズザンネ・メンツァー(s)(1990年)・・・たしか全曲からの通常聴かれる楽曲の抜粋。「ペール・ギュント」もそうなんだけど、オリジナルの劇音楽としてセリフ入り全曲を聴くと、言語の壁や所作が見えぬこともあってちょっと愉しめなかった記憶もありました。これが明晰な音質+爽やかな管弦楽の響きに魅せられて最高の演奏のひとつ。耳許にそっと囁いて夢見るような序曲に於けるチューバの低音の動きは初めて経験したような? 夜想曲のホルンも深々と響いて、賑々しい「結婚行進曲」にも余裕と奥行きを感じました。オーケストラの立派な技量を感じさせて、ここのチューバもリアルな存在感(「無骨者の舞踏」も)。Jeffrey Tate(1943ー 2017英国)は身体が不自由だったせいもあるのか、ジミな活躍ぶりだっけれど、惜しい人を亡くしたもの。(12:34-4:42-1:10-4:37-3:07-6:34-3:07-6:34-5:37-1:32-5:31)


2023年12月某日/隠居生活初心者入門の日々

週末を迎え、インフルエンザ患者、全国規模で警報基準レベル超える 最多は北海道で「60.97人」との報道。ピークはこれからですかね。ワクチン接種はすませても、それは罹患しないということでもなくて、感染った時に重症化しないだけ、油断しないようにしましょう。例年のように年末はあちこち火事、あまり佳きニュースはない年の瀬、大谷翔平の記者会見は爽やかでした。肘も順調な快復とのこと、来年の活躍を期待しましょう。昨日は朝一番に業務スーパーに食材仕入れに出掛け、身体によろしいらしい小豆を煮てあんこに(もちろん甘さ控えめ)昨日食器在庫に言及して思い出したタジン鍋にてさつまいもを加熱して、おいしく仕上がりました。その結果出す方は快調、但し夕食に使った激安ポン酢が激不味、大容量を入手して数ヶ月、遅々として減りません。今朝の体重は64.6kg+100g、これは誤差の範囲でしょう。

樋口 晴彦「本能寺の変―光秀の野望と勝算」 (学研新書)拝読。あらゆる通説を否定し取り除いて、明智光秀は優秀かつ豪胆緻密な野心家であったこと。「本能寺の変」は信長・信忠父子京都に揃ってその防御は手薄、中国攻めとして秀吉の応援を命ぜられ、軍勢を集結させても違和感なく亀岡より京都へ進軍、しかも各有力武将は全国各地に散らばっていた千載一遇のチャンスを逃さなかった結果とのことです。家康の饗応役として失敗があったとか、四国攻めを調整していた顔を潰された、将軍足利義昭がバックに存在する、国替えの指示があった恨み〜それはすべて反逆となりうる裏付証拠は存在しないとのこと。著名な歌人からの情報? というのは裏付けはあるのでしょうか。そこはちょっとわかりにくい。これは佳きノーミソへの刺激でした。

Decca 4663892Mozart 歌劇「ドン・ジョヴァンニ」〜ヨーゼフ・クリップス/ウィーン・フィル/国立歌劇場合唱団/ドン・ジョヴァンニ:チェーザレ・シエピ(b)/騎士長:クルト・ベーメ(b)/ドンナ・アンナ:シュザンヌ・ダンコ(s)/ドンナ・エルヴィーラ:リーザ・デラ・カーザ(s)/ドン・オッターヴィオ:アントン・デルモータ(t)/レポレッロ:フェルナンド・コレナ(br)/ツェルリーナ:ヒルデ・ギューデン(s)/マゼット:ヴァルター・ベリー(bbr)(1955年)・・・20世紀中に聴いた駅売海賊盤抜粋を最初に、2006年11月、2007年1月、2007年10月、2009年10月、2010年9月、2016年3月、2017年8月、2019年9月、記録にあるだけで幾度も拝聴している傑作オペラ。一番最初の出会いのイメーからかなり音質的には厳しいとの先入観有、かつての短いコメントにも既に音質改善顕著とありました。久々しっかり向き合った印象は1955年とは思えぬ音質、そして当たり前に美しい旋律と甘い美声の連続に痺れました。こちらオペラ・ド・シロウトに評価云々もちろん不可なのは前提として・・・Cesare Siepi(1923-2010伊太利亜)の色気最高、Suzanne Danco(1911ー2000白耳義)は専門筋の人には発声が古めかしいと聞こえるらしい。自分はこればかり「ドン・ジョヴァンニ」を聴いているせいか、なんの違和感もありません。一部凡庸の極みとの厳しい声もあったヨゼフ・クリップスの柔らかい統率もこれが刷り込みだから、文句ありません。お仕事現役中はCD3枚分続けることは至難だったけれど、引退身分に至ったら朝一番よりラスト迄心置きなく集中できるようになりました。

MP?Bartok ヴァイオリン協奏曲第2番〜エディット・パイネマン(v)/ジョージ・セル/クリーヴランド管弦楽団(1967年ライヴ)・・・とても出目怪しい音源をネットより入手。音質は良心的なAM放送風水準。Edith Peinemann(1937ー2023独逸)は甘さ控えめ、かなり辛口端正なヴァイオリンは、硬質な作品個性に似合って厳しく、表情豊かというか、壮絶な緊張感に作品イメージ印象も一変、ジョージ・セルの正規録音には存在しない作品だったと思います。(39:10拍手別楽章間含む/放送音源)


2023年12月某日/隠居生活初心者入門の日々

本日最高気温予想23度C、明日も20度Cとか、異常気象続き、しとしと雨が続きそうです。じつは昨日途中覚醒のあと至福の二度寝、いつもより一時間以上寝坊して朝食、洗濯したらトレーニングルーム行きはいつもより40分ほど遅くなりました。しっかりゴミ拾いしつつ到着した頃には顔馴染みメンバーはちょうど帰るところ。幸い右踵の痛みは軽快しつつあって、日常生活に問題なく体調は良好。しっかり筋トレ+エアロバイク15分手抜きなくこなして気分爽快、帰りちょっと足を伸ばしてスーパーに食材の買い足しに出掛けました。スマホを忘れたので楽天Pay決済できず現金払いも久々、引退老夫婦の生活にも電子化が進んでおります。今朝の体重は64.5kg▲100g。蜜柑を一生懸命喰っているワリに増えておりません。閣僚や自民党役員交代にはなんの感慨もありません。

鉄フライパンを入手したのは昨年2022年9月でしたっけ、テフロン?セラミック?コーティングされたものは、安物ばかり買ったせいと思うけれど、一年でハゲハゲになって使えなくなりました。鉄製はけっこう保ちますね。洗い物は女房殿担当だけど、洗剤で洗っちゃいけないので、できるだけ自分で始末してますよ。あとしっかりとしたステンレス鍋中小2個、安物の雪平(味噌汁用)小さいスキレットは朝の目玉焼き用(Daiso/にんにく+野菜入)です。調理器具はささやかな在庫で回して、他タジン鍋は滅多に使わず、今冬は3COINSの小さめな土鍋大活躍中。食器含めて転居時にかなり捨てました。圧力鍋はもう2-30年ほどの愛用者、パッキンを幾度か交換しております。昨夜もビーフシチューに活躍しました。最近加熱時間はちょっぴり、あとは座布団などにくるんで保温技を覚えました。

NAXOS 8.550996Mozart ディヴェルティメント第15番 変ロ長調 K.287(271h)/ディヴェルティメント第2番ニ長調K.131〜ハラルト・ネラート/カペラ・イストロポリターナ(1994年)・・・K.287変ロ長調のディヴェルティメントはホルン2本+弦4部、Allegro/Andante grazioso/Menuetto/Adagio/Menuetto/Andante - Allegroからなる名曲中の名曲、ってあたりまえに我らがヴォルフガングに駄作など存在しません。夢見るような変奏曲である「Andante grazioso」絶品、弦のみに纏綿と歌われる「Adagio」も静かに感動的。けっこうな長さも変幻自在な愉悦連続に陶然といたします。(9:40-8:38-3:38-4:09-7:57)K.131ニ長調は弦+フルート、オーボエ、ファゴットにホルン2本、Allegro/Adagio/Menuetto/Allegretto/Menuetto/Adagio - Allegro molto - Allegro assaiから成る初期作品とは思えぬ陰影も色彩も豊かな作品。(5:27-6:13-5:35-3:06-4:06-6:15)Harald Neratはウィーンのヴィオラ奏者とか、Capella Istropolitanaはスロヴァキア・フィルのメンバーを中心に1991年に設立されNAXOSに多くの録音を残して、ちょっとジミにおとなしいけれどNAXOSのレパートリー穴埋め的録音に留まらぬ、しっとりと余裕のアンサンブルを聴かせてくださいました。音質も自然な感じに良好。

DG LP 2530 211Vivaldi 2台のヴァイオリンとギターのための協奏曲ニ長調PV 209/ヴィオラ・ダ・モーレとギターのための協奏曲ニ短調PV 266/マンドリンとオルガンのための協奏曲ハ長調PV 134/2台のマンドリンとオルガンのための協奏曲ト長調PV 133/2本のフルート、2本のシャリュモー、2台のヴァイオリン(in Tromba Marina)2台のマンドリン、2台のテオルボとチェロのための協奏曲ハ長調PV 16 (transcr. for bassoon, Guitars and Organ)〜ナルシソ・イエペス(g)/越智敬/越智シルビア(mand)/ポール・ケンツ/ポール・ケンツ室内管弦楽団(1971年)・・・これは久々の音源入手だったけれど、なぜか昔から馴染みだったもの。パンシェル番号表記(PV)は馴染みが薄いですね。LP復刻はまずまずの音でしょう。Paul Kuentz(1930-仏蘭西)は1960-70年代に自らの室内アンサンブルや合唱団を率いて活躍していたらしい。誰でも知っている軽快なギター協奏曲ニ長調はイエペスのギターの表情付けがしっとり入念、器楽アンサンブルは古楽器に耳慣れた21世紀に違和感はありません。(11:00)哀愁漂うニ短調協奏曲はヴィオラ・ダ・モーレ(愛のヴィオラ)が甘く古雅に泣いて、ギターがそれに控えめに呼応します。とくにソロのみの第2楽章「Largo」の静かな風情は絶品。(13:07)越智 敬(1934-2010日本→独逸)は往年の名人、独逸にて活躍した人だそう。マンドリン協奏曲ハ長調も有名な作品、ソロと弦のピチカートが華麗に囁き合う可愛らしい作品。Vivaldi以降この楽器のソロ協奏曲はなかなか聴けぬ貴重なものでしょう。(8:03)ト長調協奏曲は賑やかな伴奏に乗って、奥様もソロに参入、華やかに陰影豊かな作品でした。(11:14)ラストは管楽器も入ってフルートが華やか、いっそう色彩とリズムを感じさせる作品。低音の管楽器? はファゴットでしょう。テオルボはギターにて代用らしい。優雅な風情を堪能いたしました。(9:55)Tromba Marinaとはヴァイオリンの特殊な奏法?でしょうか。


2023年12月某日/隠居生活初心者入門の日々

・・・やっちまいました、右踵の鈍い痛み。昨日よりちょっぴりそれが気になって、夜半に目覚めてしまいました。患部に熱があるからほぼに間違いないでしょう。この間2回の深酒が要因、懲りないおっさん(=ワシ)にとって2023年はほんまに痛風Yearに暮れそうです。悪化せぬよう祈って現在、久々アイシング中。昨日はじっと身動きせず終日過ごして、今朝の体重は64.6kg▲100g。一昨日の出渋り状態は解消いたしました。いまのところ歩けるので市立体育館へは通うつもり。LINEのやり取りに自分の軽率な言動を反省、同じ引退身分でも旧職場にある思いにはいろいろなんやなぁ、シミジミ考えたものです。

2023/10/10-11/8の電気料金は4,295円との明細連絡、市場調整云々が▲423.5円、それを勘案しても5,000円を切って、まずまず安い方かと。エアコンを使わなくなって、コタツやホットカーペットの本格稼働は未だ、一番電気を喰うはずの冷蔵庫も夏ほどではないはず、次月はどのくらい上がるのでしょうか。世間では政治とカネの問題に騒然〜だけど、手続き問題じゃなくてそもそもパーティ券購入の企業や団体がよろしくないと思う・・・だって経費で落とすんでしょう?政治的賛同は個人がするもので、法人はそんなことはできるはずもない。キシダさんは内閣改造+自民党役員交代させるそう。

成人は1日60分以上の歩行(8,000歩)筋トレは週2〜3回〜厚生労働省の専門家検討会がガイドラインとの報道。ウォーキングには「正しい姿勢で」との但し書きが必要でしょう。お上に云われんでも既に筋トレは実践しております。ほんまは専門家のご指導に、正しい鍛錬が大切なのでしょう。題名だけ眺めて我流鍛錬を始める人もいるやろな(自分も我流やけど)。卓球やテニス、水泳などのほか、階段の昇降や風呂掃除辺りもよろしいそう。先日義弟の喪中はがきが届いた学生時代からの長い旧友(女性)LINE連絡の近況に「変形性膝関節症からムリな姿勢で片手をついて立ち上がるから、手首を骨折」とのこと。骨粗鬆症か。女性にはありがちな症状、食生活とか適度な運動が大切なのでしょう。自分には尿酸値が高い癖があり、女房殿は体質的にコレステロールが高い(痩せているけれど)皆、一病息災でなんとかやり過ごしたいものです。

MD&G 93719666Beethoven 交響曲第3番 変ホ長調「英雄」/「献堂式」序曲/「シュテファン王」序曲〜ステファン・ブルニエー/ボン・ベートーヴェン管弦楽団(2016年)・・・Shostakovichの交響曲全曲録音(ローマン・コフマン)に思わぬ成果を上げていたオーケストラはボン歌劇場のピットにも入るらしい。中庸のテンポに引き締まったアンサンブル、第1楽章「Allegro con brio」提示部繰り返し。やや細身に贅肉のないサウンド、色気たっぷりに分厚い響きに非ず、技量的にはまったく不満を感じさせぬモダーン楽器。飾りの少ないイン・テンポ基調なストレート系の表現、テンションは弛緩せず常に切れのある演奏はラスト迄一気呵成に聴かせてくださるもの。拝聴機会の少ない序曲にもノリノリの熱気を感じさせました。(17:02-15:31-5:40-12:09/10:33/6:36)

ここでちょっぴり忘れぬうちに言及。最近体調が怪しいとの報道もあるズービン・メータ(Zubin Mehta, 1936-印度)は小澤征爾とほぼ同世代、数多くの録音が残されるけれど、まとまったBeethoven交響曲全集録音は初めて? フィレンツェ五月音楽祭管弦楽団とのライヴが登場しました(2021-22年)音源を拝聴する機会を得て交響曲第3番 変ホ長調「英雄」/交響曲第5番ハ短調を早速確認・・・遅めのテンポに落ち着いて豊満な風情はコアなファンの支持を得るのかも知れないけれど、オーケストラの技量問題、散漫なサウンド(ややオフ・マイクな音質印象も)どーもユルく怠く感じて元気が足りない、全面賛同はできぬ印象でした。残念。拍手は熱狂的。(16:03-15:51-6:30-12:54/8:15-10:01-5:43-10:15最終楽章には拍手入り)

東芝Angel LPBruckner 交響曲第8番ハ短調〜ウィルヘルム・フルトヴェングラー/ベルリン・フィル(1949年)・・・おそらくは団塊の世代クラシック・ファンには神のように崇められていたWilhelm Furtwangler(1886-1954独逸)の記録。最近でも人気なのでしょうか。自分はトスカニーニも含め、その辺り定評ある歴史的録音をここ最近、あまり聴いておりません。皮肉なもので、当たり前にパブリック・ドメインに至った音源はほとんど自由に入手できるようになりました。「より状態のよろしい音源を求めて日々探求」といった趣味もなくて、これも偶然にネットより入手したもの、音質は記憶?想像よりずっとよろしくて、かなり解像度の高いものでした。テンポは速めに自在、思うがままに動いて、オーケストラは素晴らしい集中力、第1楽章「Allegro moderato」からものすごい集中力と押し寄せる威圧感。(15:31)第2楽章「Scherzo. Allegro moderato」の激しいリズムと推進力。(13:42)第3楽章「Adagio. Feierlich langsam, doch nicht schleppend」に於ける噎せ返るような陶酔の連続。(24:55)そして第4楽章「Finale. Feierlich, nicht schnell」の旋律は例の如く伸びたり縮んだり、走ったり、それがまったく不自然さを感じさせぬ天才の技と強烈な疾走と爆発の説得力。(21:57)なんかとてつもない劇的なものを聴いてしまった感じ。ま、音質問題含め、この方向ばかり求めようとは思わないけど。

更に、Saint-Sae"ns 交響曲第3番ハ短調「オルガン付き」〜シャルル・ミュンシュ/ニューヨーク・フィル(1947年)・・・56歳壮年のアツい勢い溢れる演奏、後年ボストン交響楽団との前のめりのパワーも凄いけれど(1959年)音質的なことを別にすれば、この硬質な表現、オーケストラのパワーもなかなかのもの。ま、RCA録音は極上だからフツウはそちらを聴くことでしょう。(8:52-8:04/6:56-7:14)


2023年12月某日/隠居生活初心者入門の日々

昨日の予報は朝には雨が上がるとの予報、実際はしばらくしとしと降って日差しもまったく出ない、洗濯物はもちろん室内干し、今朝時点スッキリ乾いておりません。

一昨日にしっかり呑んで喰って幸い体重は減傾向、それでも飲酒は身体にダメージは必ずあるそう(佳き酒席は精神的にはまた別効果有)どんよりとした体調をクリアにすべく、連続市立体育館へ。途中、先日オープンしたコッペ田島前通過は午前10時半頃、驚きのけっこうな混み具合、平日なのに人気あるんですね。到着したトレーニングルームはいつもと違う時間だからメンバーは見知らぬ顔ばかり・・・かと思ったら、以前朝一番に来ていた妙齢の女性、マスクがなくなってご尊顔初めて拝見いたしました。筋トレ軽く4種+エアロバイク15分100kcal消化、シャワーを浴びて心身ともにスッキリ、往復いつも通り道中ゴミや缶、ペットボトルを拾って人生の功徳実施しておきました。今朝、腰に鈍い筋肉痛有。幸い、やや風邪症状?に服薬は効いております。世間では話題騒然の大谷ドジャース入り、心配な肘の手術跡状態の報道皆無。壱阡億弗は10-20年後支払いとか?これは節税対策ですか?

今朝の体重は64.7kg+200g。ここ最近続く、例の出渋り分が要因でしょう。ヤフオクにて有田みかん小粒大量到着、種々クーポンはPayPay還元? それは使っていないので残念適用されぬ囲い込み。有田みかんは年内+小粒が最高と経験上知っていて、価格高めだけど期待通りの激甘、早目に喰わんと腐りそうです。そして来年2月初旬、名古屋にて大学先輩より昼呑みお誘い有、激安バスを使って出掛けましょう。これでようやくMANACAの解約ができます。(大阪でも使えるけれど、気分的にICOCAに変えた)岐阜や新城などやや離れたエリアからも先輩が集まって、おそらく川崎より同期もやってくるでしょう。いつ死んで会えなくなるかわからない、それはあながち冗談にならぬ世代に至りました。先輩だから文句云えないけど、なんか高いところを予約しそうな雰囲気なのが心配です。こちら激安居酒屋ばかり大阪では愛用しているので。

LP CM03379-80 USSRMozart 音楽の冗談 ヘ長調K.522「村の音楽家の六重奏曲」/ディヴェルティメント ニ長調K.136〜ルドルフ・バルシャイ/モスクワ室内管弦楽団(1972年より前)・・・弦楽+ホルン2本の編成に抱腹絶倒な名曲! おそらく調子外れのホルンを正確に演奏するのはアマチュア・オーケストラには難しいと類推します。優雅なヴァイオリン・ソロがラストに力尽きるのも至難の技、ラスト大混乱不協和音のうちに終了するのも前衛的と云うか、衝撃的。音質がやや硬いのが難点だけど、集中したアンサンブルの統率はまったくみごとなもの、それでこそ作品のオモロさが際立ちます。(4:20-5:53-6:14-3:44)続くK.136は音質も良好だし、天衣無縫な作品にこれほど晴れやかな表情、優雅に爽快な演奏には滅多にに出会えません。(6:28-5:17-3:56)

BBC Music BBCMM366R.Strauss 交響詩「ツァラトゥストラはかく語りき」(ヤク・ファン・ステーン/2009年ライヴ)/交響詩「死と変容」(大野和士/2010年ライヴ)〜BBCウェールズ・ナショナル管弦楽団・・・このオーケストラは1980-90年代に尾高忠明が一躍その実力を高めた記憶がありました。Jac van Steen (1956ー阿蘭陀)は主にオペラ畑中心に活躍していたせいか、日本での知名度はいまひとつ。近代オーケストレーションの精華にオーケストラの技量は充分、「ツァラ」冒頭の金管から華やかに鳴り渡ってパワフルに輝かしいサウンド。この時期首席客演でしたっけ?(2:02-4:00-2:09-2:07-2:03-4:33-4:57-7:34-5:28拍手入り)神妙に精緻な「死と変容」は欧州のオペラハウスや新国立歌劇場に活躍する大野和士(1960-日本)担当。激しく劇的に盛り上げて雄弁、優雅なメリハリ表現の豊かなこと。(5:03-5:28-2:25-3:15-0:28-8:12拍手込み)両作品とも音質はクリアでした。


2023年12月某日/隠居生活初心者入門の日々

昨日午後より久々の雨。朝一番に市立体育館に恒例鍛錬後、久々の耳鼻科へ。

やや風邪症状に抗生物質など数種の薬処方され、そのうち一種は乳製品鉄分を摂ったあとには効かぬとのこと。朝はグラノーラ+粉末青汁、ヨーグルトなど必須なので困りました。昼に服用してもよろしいのか。時間が中途半端なので軽くちょっぴり昼食、そのまま京橋のBOOK・OFFへ、この間読み終えた文庫新書をごっそり処分して時代小説2冊購入、耳鼻科待ち時間電車移動中など日本の歴史もの読書継続中。夕方爺友との定例酒へ、しこたま喰って呑んで云いたい放題、孤高を守って露西亜語堪能な63歳、投資、新車購入、伊太利亜語お勉強、海外伊太利亜旅行、自費出版の準備、親から引き継いだ家の耐震強化、水回り改装見積もり中、引退してそろそろ3年、ヒマを感じたことはないとのこと。羨ましい限りですよ。但し性格真面目過ぎて、大阪人ならではのオチのある話題は苦手、女性の影も見えません。新潟に観光旅行? そんな話題は大阪よりゆっくりJRで行きたい派と、飛行機が格安(これは自分)意見が分かれます。そもそも新潟に観光資源ってなにがあるの? そんなことも知らんし、もっと暖かくなってからにしようとか、いや1−2月オフ・シーズンが旅費もホテルも安い、そして喰いもんも冬が一番〜意見ばらばらにまとまりません。

勝手気ままな引退爺の集いですよ。散財してしまいました。今朝の体重は64.5kg▲100g、昼食抑制して、かなり歩いたからね。呑むと夜半途中覚醒確定。本日も酒の後、体調整えに有酸素運動だけでも実施しようかと逡巡中。

Furtwangler The Legacy/Membran 233110 CD50Brahms 交響曲第1番ハ短調 第4楽章「Adagio - Piu andante - Allegro non troppo, ma con brio - Piu allegro」(ベルリン・フィル1945年)/第2番ニ長調 第1楽章「Allegro non troppo」(ウィーン・フィル1945年)/ハイドンの主題による変奏曲(北西ドイツ放送交響楽団1951年)/ヴァイオリン協奏曲ニ長調 第3楽章「Allgro giocoso」(ジョコンダ・デ・ヴィート(v)/RAIトリノ交響楽団1952年)/ハンガリー舞曲第1番ト短調/第10番 変ホ長調(ベルリン・フィル1930年)〜ウィルヘルム・フルトヴェングラー・・・Furtwangler The Legacyより27枚目Brahmsラスト余録な一枚。寄せ集めされる音源の意味合いは詳細知識あるフリークではないので理解できません。これは麻薬的魅力連続、日常安閑と愉しむべきものに非ず。交響曲第1番終楽章は圧巻のテンションの高さ、テンポの自在な揺れ、強烈な説得力に痺れて、こりゃ安易に聴けんぞ、襟を糺して聴きました。(17:02拍手込み)交響曲第2番は伸び伸びと呼吸深く歌う始まり、やがて前のめりにテンポを上げ、そして落ちついて、徐々に走って煽って〜表情の濃さ、輝かしさ最高(13:52)「ハイ・バリ」は有名な交響曲第1番のライヴに入っていたものでしょう。神妙に入念な「聖アントニー」主題提示、どんな加減なのか?こんなに意味深い出足を聴いたことはない。各変奏曲は例の如し多彩な表情の変化を見せて重厚そのもの、圧巻の結末を迎えても、オーケストラとの息がちょっぴり合っていない?ホルンは素晴らしい音色でした。(21:05)ジョコンダ・デ・ヴィートはやや音質的に厳しくて、彼女の妙技を堪能するのだったら他の音源を求めるべきかな、と。(7:58熱狂的な拍手入り)1930年のハンガリー舞曲は貴重な初期記録でしょう。かなり濃厚乱暴?な演奏でした。(2:55-1:56)全体として音質は良心的。

Dvora'k チェロ協奏曲 ロ短調〜ピエール・フルニエ(vc)/セルジウ・チェリビダッケ/ベルリン・フィル(1945年)・・・いったい何種あるのか?往年の名手Pierre Fournier(1906-1986ー仏蘭西)による郷愁の旋律を誇る最高のチェロ協奏曲、音質はかなり良好。これは戦後すぐ、チェリビダッケが活躍してた頃のベルリン・フィルの記録でした。未だ40歳になっていないフルニエの技巧は冴えてヴィヴィッドに、マイルドな気品を失わない。チェリビダッケのオーケストラは細部きっちりと描きこんで充実しております。心持ち速めのテンポに浮き立つような熱気は終楽章に向けていや増す熱気、ノリノリのライブを堪能いたしました。(14:39-10:49-11:39)

TECNIPHON LPDebussy 弦楽四重奏曲ト短調/Mozart 弦楽四重奏第1番ト長調 K.80(73f)〜スカラ座弦楽四重奏団(1960年)・・・1960年録音にしてはやや音質が荒れていて、LP盤質がよろしくなかったのかも。とっても妖しくもエッチな旋律横溢するDebussy、栴檀は双葉より芳しいMozartの溌剌とした初期作品、いずれも伊太利亜の団体らしく歯切れのよろしいフレージングに明るい風情も悪くない。けど、わざわざ求めて拝聴すべき個性なのか、でも作品をたっぷり堪能いたしました。(26:45-16:41)


2023年12月某日/隠居生活初心者入門の日々

ここしばらく微妙な風邪?症状っぽくて洟水痰の絡み悪化、肩こりなど昨日その体調は顕著、身体中あちこち微妙に鈍い不快感があります。鍛えて治す! 誤った昭和の発想は成功していないけれど、本日もトレーニングルームに出掛けましょう。昨日朝、「第九」演奏会をすっかり失念していて、女房殿に云われて気付きました。なんとか3時からの演奏には参加して、思わぬ地元サーティーホールの音響の良さ、馴染みのBrahmsBeethoven作品の実演での効果的な響きを発見できた立派な演奏会でした。本日週明け月曜は夜半より雨予報、昼前に耳鼻科の予約があって、夕方より爺友との第1回忘年会。お気楽なものです。暖かくして出掛けましょう。

今朝の体重は64.6kg▲200g。体重は思ったようにコントロールできておりません。

先日女房殿が婆さんを病院に連れて行って、混み合う待合室の話しを訊きました。お隣は70歳代と思しきご夫婦、ダンナは認知症らしく奥様は「昨年迄会社の社長していたんですよ、もっとしっかりして! 」かなりの罵詈雑言状態だったらしい。某ボランティアの打ち合わせ会議にて、滅多に出席しないやはり70歳代の女性が「900円/月の会費はどう使われているのか! 」机を叩いて激高、総会にちゃんと会計報告は出していて、周りは皆諌めに掛かって、渋々引き下がったらしい。いろんな人はいるものです。もしかして、既にノーミソ前頭連合野にやや、ちょっぴり衰えの兆しあるのかも。筋違いな、恥ずかしい行為ということを自覚できなくなりつつあるのでしょう。自分も気をつけなくては。

最近、オレオレ詐欺的なものを水際で防いだ、そんな記事をよく見掛けるれけど、それ以上に実際の被害は多いことでしょう。速攻に収入を求めて犯罪に手を染める若者の安易な発想も情けないけれど、裏金云々の話題とか格差社会に一攫千金を求める風潮が根底にあるのかも。ぼちぼち安閑と暮らしている自分が云々するのも心苦しいけど。

Arte Nova 88697749772 Bruckner 交響曲第5番 変ロ長調〜デニス・ラッセル・デイヴィス/リンツ・ブルックナー管弦楽団(2006年リンツ,ブルックナーハウス・ライヴ)・・・Dennis Russell Davies(1944ー亜米利加)によるBruckner全曲中、第8番と並んで屈指の大曲は2020年に拝聴済。曰く

かつてない異風、クール冷静淡々としてアツい情熱とか入れ込みとか高揚疾走とは無縁、オーケストラの技量と云うか厚み色彩、各パートの自主性にも欠けてサウンドに魅力が足らんのかも
基本の印象は以前変わらないけれど、細部流したり、曖昧さのない確信、テンポも絶対に走らない。クールに激情しない風情にはそれはそれで説得力がありました。但し、オーケストラのテンションや艶、爆発はやはり足りない。例えば第3楽章「Scherzo. Molt vivace, Schnell - Trio. Im gleichen Tempo」に於けるやや遅めのテンポ、噛みしめるように着実な歩みは好みを分かつことでしょう。終楽章「Finale. Adagio - Allegro moderato」は意外と軽快に速めのテンポ、オーラス壮麗なるフーガはあわてず、クールな風情を崩しません。管楽器の音色がちょっとツマらない。(21:43ー14:49-15:10ー25:10)

K617084Brahms クラリネット五重奏曲ロ短調/Krehl クラリネット五重奏曲イ長調〜シュタッドラー五重奏団/ジャン=クロード・ヴェイヤン(cl)(1998年)・・・以前聴いたMozartはけっこうおとなしい古楽器といった印象だったけれど、こちら明晰な音質の威力? 作品個性なのか陰影深いデリケートな豊かな表情を堪能できました。人生しみじみと振り返って悔恨の情深まるBrahmsに黄昏れました。(11:28-10:08-4:37-8:21)ところが次の初耳Stephen Krehl (1864-1924独逸)とやらの作品が思わぬ名曲!Johannes Brahms(1833ー1897独逸)の一世代後、後期浪漫派の人かな?Moderato-Lento-Allgretto Grazioso-Thema con Variazoni-Andante計5楽章からなる、人懐こい落ち着いた風情の名曲でした。これは新しい発見。(9:26-7:15-4:25-9:38-2:20)

MercuryGershwin ピアノ協奏曲へ調/ラプソディ・イン・ブルー(1957年)/キューバ序曲/Sousa 星条旗よ永遠なれ(1962年)〜ユージン・リスト(p) /ハワード・ハンソン/イースロマン・ロチェスター管弦楽団・・・あとで確認するとこれも2020年に聴いておりました。Eugene List(1918ー1985亜米利加)は往年の腕利きピアニスト、ピアノもオーケストラも上手くて明るい風情にノリノリ、音質も悪くないけれど、ちょっと一本調子な感じ。キューバ序曲、そして誰でも知っている「星条旗よ永遠なれ」は文句なしの愉しさでした。(12:16-11:36-6:45/15:16/11:07/3:19)


2023年12月某日/隠居生活初心者入門の日々

日曜も最高気温19度Cの予報、季節外れの日差しが続きます。大谷翔平はドジャースと契約、壱阡億弗超え?ビンボー人にはイメージできまへん。

函館の海岸に数千トンに及ぶイワシやサバが打ち上げられる、との報道。これも環境激変、異常気象、水温や潮流の変化に伴うものでしょうか。いずれ地元民にとってはにっちもさっちもいかぬご迷惑な事件、なんとか腐らぬうちに肥料とかの原料に使えぬものか・・・なかなかカンタンじゃないやろなぁ、外野のド・シロウトでも充分想像つきますよ。松野官房長官辞任(更迭)へ、との報道。残念やなぁ、毎度思うけれど、悪くないと思っているんだったら、とことん役職にしがみついて頑張って強弁して、堂々と世間から叩かれてほしかった。どーもキシダさん苦戦中ですね。政党助成金って、政治に要らぬカネを別途求めぬように税金を投入したんじゃなかったっけ。亜米利加みたいに企業献金禁止、個人献金のみにしたらよろしいのに。

きっかけや歴史的経緯はあるけれど、以色列のガザへの侵攻、執拗な攻撃破壊が南進して、壊滅を狙っているのでしょうか。なんとなく存在が薄れているけれど、烏克蘭の戦乱も続いております。こちら日本は円安物価高に閉口しつつ平和な日々、一方で「70歳男性就業率45.7%、働くことは「当たり前」」との記事、ほんまですか?自分はいつも通りお洗濯済ませて朝一番、安閑と市立体育館へ鍛えました。12月を迎え皆様忙しいのか? 最近空いていて、筋トレマシン独占されることも少ない感じ。常連メンバーはいつもどおりの顔ぶれでした。昼夜はそれなりに喰って今朝の体重は64.8kg+200g、思うように減りません。首肩がバリバリ、ストレッチ必須。

B384CDBach ミサ曲ロ短調 BWV.232〜ルドルフ・ルッツ/J.S.バッハ財団管弦楽団/合唱団/ジュリア・ドイル(s)/アレックス・ポッター(ct)/ダニエル・ヨハンセン(t)/クラウス・メルテンス(bbr)(2016年)・・・死者を追悼するミサ曲と呼ぶにはあまりに前向きに明るく、力強い傑作。ここ20年ほど各パート一人ジョシュア・リフキン版の演奏を好んで聴いて、その嗜好は基本変わっていないけれど、この演奏には仰け反りました。まずバランスのよろしいリアルな音質極上。器楽声楽ともノン・ヴィヴラートを基調に正確なリズムを刻んでヴィヴィッドに充実、その技量はかつてない水準でしょう。かつて古楽器演奏初期にあった素っ気ないフレージング非ず、機械的に速めのテンポでもない、流石に細部馴染んだ旋律を豊かに、サウンドは痩せすぎず朗々と歌って親密、これは最近聴いたBach宗教的作品中最高の出来でしょう。二晩掛けてしっかり全曲を堪能いたしました。

Cello Classics CC1031Brahms ヴァイオリンとチェロのための二重協奏曲イ短調(2012年)/Emanuel Moor (1863-1931洪牙利)2台のチェロのための協奏曲 ニ長調(2013年)〜チェン・ジュウ(Qian Zhou周 茜(v))/リー・ウェイ・チン(Li-Wei Qin秦立巍(vc))/セバスチャン・コンバーティ(vc)/ジェイソン・レイ/ヨン・シウ・トウ(Yong Siew Toh)音楽院管弦楽団・・・こんな音源、いったいどこで知ったのか?まったく記憶はありません。Qian Zhou(周 茜)は生年情報探せぬ中国出身、現在亜米利加国籍の女流ヴァイオリニスト、Li-Wei Qin(1976-中国)とも録音はいくつか出ておりました。Yong Siew Toh Conservatoryはシンガポールの音楽学校、Jason Lai(1974-英国)も写真を確認すると亜細亜系の人、この音楽院の先生のようです。Sebastian Convertiは阿蘭陀の人だと思うんだけどなぁ、フェアブリュッヘンのVivaldi録音にクレジットが検索できます。鬱蒼として立派に胡散臭い〜そんな先入観なダブル・コンチェルトは苦手系の代表、幾度聴いてもそんな印象を払拭できません。中国系二人のソリストは誠実に歌って、オーケストラにちょっぴり潤いが足りぬけれどアンサンブルに問題なし、それでも作品への親愛の念は深まりません。ごめんなさい。(17:01-8:03-9:05)Moorとは初耳作曲家、もちろん作品も。時代を勘案するとかなり保守的な、Brahmsの風情にも似た勇壮にわかりやすい音楽でした。チェロ2台のソロは珍しい協奏曲ですよね。(10:00-4:33-6:25-5:48)


2023年12月某日/隠居生活初心者入門の日々

昨日は予報通り昼間かなり気温は上がって、洗濯物は気持ちよろしく乾きました。朝はそれなりに冷えるけれど、週末に至って本日も暖かいらしい。朝一番に切れ掛かっていた調味料など入手にウォーキングも兼ねて出掛け、芽がちょっぴり出て激安だったじゃがいもを買ったら自宅在庫を発見、危ういものはすべて茹でてポテトサラダに仕上げました。あとはストレッチもサボって昼寝三昧、今朝の体重は64.6kg現状維持。

中川淳一郎「意識の低い自炊のすすめ」(星海社新書)ようやく読了。2020年発行。おお! 数少ないカスタマーレビューはボロカス、売れんかったんやろな、気位の高い高級専門店批判(噂ほど美味くない/落ち着かない/量が適正じゃない)毎日食べる気取らぬ家庭料理の繰り返しを大切にして、その食への真摯な姿勢はほんまに参考になりました。贅沢を云えば、心構え編とレシピ編をちゃんと整理してくださればいっそう有用かと。お子さまのいらっしゃらないご夫婦に奥様は料理を苦手として、ダンナは得意だからすべて調理を担当されているとのこと。料理は女、なんて考えは昭和の発想なんでしょう。ぐっと水準は低いけれど、我が家だって自分が料理を担当して、食材をムダなく使い切るように日々工夫しております。食品関係のお仕事は長かったから知識は少々あるつもり、現役時代は全国あちこち出張して地方の美味いもんさんざん喰っていろいろ味わっておりました。

Mozart セレナード第10番変ロ長調 K.361「グラン・パルティータ」は夢見るように美しい管楽アンサンブル、これはMy至高のお気に入り作品、第3楽章「Adagio」の陶酔最高、ネット上に出現したら迷わずどんどこダウンロードして、数えてみたら自分でもびっくり! 現在新旧21種在庫を抱えておりました(まだあるかも)。これでもこの間DVD保存→HDDに点検移動した時に.mp3音源は泣く泣く処分した結果。時々順繰り聴いているけれど、正直なところどれも甲乙つけがたい魅惑の演奏ばかり。モダーン楽器古楽器各々個性の違い、ラインハルト・ゲーベルによる弦も入った協奏交響曲版(2020年)は際立った違いだけど、あとは音質とアンサンブルの色、リズムの違いでしょう。どれを聴いてもステキなんすよ。たくさん所有していることは意味もないし、自慢にもなりまへん。なのに
・・・昨日、ネットにまとめて新たに三種出現。これがぜひ聴いてみたい! ものばかり。例えば

George Szell 1897ー1970洪牙利→亜米利加Mozart セレナード第10番変ロ長調 K.361「グラン・パルティータ」〜ジョージ・セル/クリーヴランド管弦楽団(1969年ライヴ放送音源)・・・これはYouTubeでは聴けるけれど、おそらくはCDになっていない音源。放送からのエア・チェックかな?音質は幸い、それなり良心的でした。コントラバスなし。目くるめく美しい旋律は、各管楽器しっかり曖昧さなく”濃く”演奏されます。それは濃厚粘着質という意味に非ず、各パート(例えばベルリン・フィルみたいな)色気はないけれど、的確なニュアンス表情に充ちて、しっかり芯のあるリズムに引き締まって説得力あるもの。(7:29-6:28-5:24-4:26-6:43-3:35/拍手とアナウウンス込み)はて?第5楽章「Romance」が抜けているのは放送時間の制限でしょうか、収録されぬのは残念。

独DGG SLPM138 830 Mozart セレナード第10番変ロ長調 K.361「グラン・パルティータ」〜オイゲン・ヨッフム/バイエルン放送交響楽団(1962年)・・・LP時代ヘリオドール1000シリーズが懐かしい演奏は2022年9月に拝聴済。やや不自然な硬さと残響はあるけれど、音質リアルに極上。この時点、既にバイエルンの技量はたいしたもの、管楽器の表情は豊かに60歳のヨッフムの統率は例の如し、ヴィヴィッドなメリハリしっかりありました。どれを聴いてもステキなんすよ・・・同じ結論に至りました。ジョージ・セルのは一部抜けているし、音質的にもこちらが座右に置くべきオーソドックスかも。(7:27-6:47-5:55-5:32-5:38-9:57-3:08)


2023年12月某日/隠居生活初心者入門の日々

今朝3度C、昼は16度Cの予測、明日は19度C迄上がるとか、もう12月でっせ。烏克蘭軍陣地にねずみ大発生の被害、ネコが活躍中との記事にちょっぴりユーモアを感じました。昨日は体重増を受けて朝からストレッチ+スクワット(2日続けるともう腰に微妙な痛み有)そしていつものトレーニングルーム鍛錬へ。毎日常連二人が先着、70歳くらい?と類推される女性は(新設された)小さいストレッチ・エリアにて入念なストレッチ後、エアロバイクも筋トレマシンもちょっぴり、もともと腰にコルセットを着用、足を引きずっていたから体調不良なのでしょう。あとは帰宅後YouTubeにインスピレーションを得て圧力鍋にて調理(短時間加熱後保温して追加加熱の技駆使)狙いの味に仕上がりました。

今朝の体重は64.6kg▲400g、ここで油断できません。

ケータイはガラケー時代よりスマホ時代に至る迄やや苦手系、お仕事現役時代は業務用のを支給されそれを利用しておりました。お仕事完全引退迄一年前、2020年12月にToneMobileを契約しました。TONE e20とやら、おそらくは専用機種交換時期にあたって在庫処分?端末料金無料+使用量/月1,100円+α中(低)速使い放題、Wifi環境のないところでは動画は見られないけれど、日常使いに問題はありません。スマホのスペックとかカメラの性能がどーのとやら、まったく理解していないから、機能的にはこれは充分、LINEとかスマートウォッチ連携アプリ、楽天PAYなど便利に使ってますよ。ちょうど3年を経て、やや気になったのはバッテリーの保ちがよろしくないこと、一日半くらいで切れるから、毎日の充電は必須、こんなもんでしょうか。あまり使用頻度は高くないから、外観も含め消耗していない。

バッテリーの保ちが良さげなSIMMフリースマホを入手して、サクッと入れ替えたらいけますか?nano-SIMとか、息子に相談して前向きに検討しようと思います。アクオス辺りいかがでしょうか。見栄張ってのアイフォンとか求めておりません。

Mercury音源はほぼパブリック・ドメインに至って、かなりの音源を入手、拝聴しつつあります。著名なロストロポーヴィチ/リヒテルによるBeethovenのチェロ・ソナタ全集がMercury録音であったことは初めて知りました。既に60年ほど経っているから、オリジナル音源が劣化しているものも一部あるようで・・・
Mercury 4343482R.Strauss 交響詩 ドン・ファン/ティル・オイレンシュピーゲルの愉快ないたずら/死と変容/歌劇「薔薇の騎士」より〜アンタル・ドラティ/ミネアポリス交響楽団(1955-1958年)・・・たまたま偶然入手した音源ファイルの巡り合わせか、かなり状態はよろしくない感じ。ところがかなり以前入手して忘れていた音源ファイルが保存分より出現。これは期待通り良好、ちゃんとそれなり聴ける水準でした。近現代のデーハーな管弦楽効果いっぱいの作品は引き締まったサウンド、かっちりとしたアンサンブルに当時のオーケストラの技量がしっかり理解できる完成度。「薔薇の騎士」は自在な管弦楽抜粋、かなり速いテンポにゴージャスな演奏でした。(16:28-21:57-14:16-23:14)

DEUTSCHE SHCALLPLATTEN TKCC-15103Mahler 交響曲第6番イ短調〜ハインツ・レーグナー/ベルリン放送交響楽団(1981年)・・・20年ぶりの拝聴。LPCD時代Mahlerは贅沢品、一生懸命FM放送のエア・チェック(カセットテープ)とか廉価盤にて作品に出会って、愉しんでおりました。この作品との出会いはジュゼッペ・シノーポリ/シュトゥットガルト放送交響楽団(ライヴ/FM放送より)だっけ?やがてCDを処分してかなり経ちました。第3番ニ短調はCD再発売されたれど、こちらなかなか出現せず、ようやく再会が叶ったもの。前回拝聴の印象はすっかり失念しました。当時のRundfunk-Sinfonieorchester Berlin(旧東独逸)は技術的に優れ、質実な響きも魅力的。全体に適正なバランスと細部クリアな印象、怪しくも巨魁な作品イメージとは少々違うもの。第1楽章「Allegro energico, ma non troppo(激しく、しかし腰のすわったテンポで)」はやや遅めのテンポに落ち着いて端正な風情、第2楽章には「Andante moderato」緩徐楽章が配置され、第3楽章「Scherzo」が第1楽章と類似の風情が続くことを避けております。クライマックスは第4楽章「Finale, allegro moderato」。明晰な響きのまま、有機的なテンポの動かし方は効果的、オーケストラの力強い威力はかなりなもの、それでも健全な明快性を失わぬまま全体を締めくくりました。(24:52-14:57-12:03-30:34)


2023年12月某日/隠居生活初心者入門の日々

昨日水曜は婆さんデイ・サービス=女房殿休息の日。いつもは精力的に掃除など強化するのに、ぼんやり過ごしたのは一年の疲れが出たのでしょう。夕方短時間所要に出掛けました。自分は微妙に、ほんのちょっぴり体調が優れず、左側面方面にややこわばりを自覚しております。久々数カ月ぶり我流ストレッチをワン・クール、アリバイ的に実施したけれど、身体が硬くなった自覚はありました。昨年今年始め辺り迄は毎日実施していたのに、痛風発作以来中断、これではあきまへん。いつもどおり朝洗濯したあとは終日ごろごろ、これでは心身ともによろしくない。読書をしてもそのまま転(うたた)寝状態。一昨日の不本意な出来だった煮物はYouTubeに情報を得て、再度味付け付加、無事夕食に喫しました。

「無資格で数十年税理士業務か 親子逮捕 埼玉・川越市」とのニュース。それはそれで違法な行為に間違いないけれど、数十年に渡り無資格のまま確定申告書類などを作成、個人顧客数十人、法人顧客も数十社とか。資格はないけれど、実践経験に積み上げられた、ある意味立派というか、それなりのスキルだったのではないか・・・その技量はちょっと羨ましい。自分はその辺り疎いですから。でも、これから父娘の生活はタイヘン、領収書預けたまま途中で作業が止まった顧客もエラい迷惑なことでしょう。今朝の体重は終日ゴロゴロした結果65.0kg+300g、やや体調不良は「鍛えて治す! 」昭和の発想で乗り切ります。

いつものヲタク噺。Point ClassicsBruckner 交響曲第5番 変ロ長調〜アルベルト・リッツィオ/南ドイツ交響楽団(Point Classics)名義のCDは懐かしい廉価盤、その音源がネットに出現しました。じつはミヒャエル・ギーレン/バーデン・バーデン南西ドイツ放送交響楽団の演奏に確定しているそう。さっそく1988年の正規音源と比較してみると長さは微妙に違って第1楽章「Introduktion: Adagio - Allegro」はAlberto Lizzio名義(18:58)正規版(19:27)これは余白などを除いて実確認したもの、誤差とは云い難い違いでした。なにより音質印象もあるのか、前者は全体にスカみたいに精気が足りない。さすが正規版は最終楽章「Finale. Adagio - Allegro moderato」辺り、引き締まったサウンドに速めのテンポ、スパッとしたフレージング、ヴィヴィッドな疾走と洗練されたサウンドを感じさせました。いちおう違いは確認できたので、怪しげ音源は廃棄いたしました。ほんまヒマな座興でっせ。

NAXOS 8572167Shostakovich 交響曲第9番 変ホ長調〜ヴァシリー・ペトレンコ/ロイヤル・リヴァプール・フィル(2008年)・・・忘れぬうちに昨日の交響曲第5番の続き。誰でも知っているように「第九」の呪縛に反発して、軽妙に小ぶりに仕上げて重厚長大とは無縁な作品。これを意味深く、味わいあるように仕上げるのは逆に至難でしょう。これは予想通り、細部かっちりと清潔ていねい精緻に仕上げて、いつになく緊張感とテンションは立派な演奏でした。第3楽章「Prest」はスケルツォ楽章、この辺りのメリハリ最高。(5:25-8:47-2:39-3:33-6:06)

Brilliant BC96047Shostakovich 弦楽四重奏第1番ハ長調/第14番 嬰ヘ長調/第15番 変ホ短調〜ルビオ弦楽四重奏団(2002年)・・・正直に云うとShostakovichとBartokの弦楽四重奏は幾度トライヤルして、未だ歯が立ちません。この度、ネットに昔懐かしいベートーヴェン弦楽四重奏団(露西亜/Shostakovich作品に多く初演を務める)の音源が出現、これを機会にしっかり再挑戦を決意いたしました。ルビオ弦楽四重奏団(白耳義)はBrilliantの全集に収録されていたもの、デイヴィッド・ルビオ工房(David Rubio1934-2000英国)の弦楽器を使用した団体。演奏云々どーのとかわかるはずもなく、ひたすら作品に馴染むよう集中するのみ。世評によると素直に耳あたりのよろしい、時代の苦渋を感じさせぬ演奏だとか。音質は良好です。第1番ハ長調は1938年34歳の作品、Moderato/Moderato/Allegro molto/ Allegroからなる平易に短い作品。(3:58-4:43-2:12-3:11)第14番 嬰ヘ長調はぐっと最近1973年の作。Allegretto/Adagio/Allegretto - Poco meno mosso - A tempo - Adagio。明るい風情だけど、苦渋晦渋怪奇なエッセンスはあちこち。(8:22-10:57-8:53)第15番 変ホ短調は1974年。これは全楽章Adagioばかり連々と続く得意な作品。エレジー/セレナード/間奏曲/ノクターン/葬送行進曲/エピローグ、続けて演奏され、既にかなり解脱して無機質に静謐な作品。第2楽章「Serenade」は題名から想像できぬような不気味に前衛的なもの。歯が立たん!ことはないけれど、鬱々とした気分にたっぷり浸って落ち込むような音楽、精神的によろしからぬ作品でした。(12:24-5:15-1:50-4:55-4:39-6:40)お勉強は続きます。


2023年12月某日/隠居生活初心者入門の日々

昨日は雨、朝一番市立体育館に向かう途中にもうちょっぴり降り出して、こんな時に限って婆さんより大量の洗濯物到来、鍛えた後に室内干しに変更しました。今朝、未だ湿り気が残って布団乾燥とともに仕上げが必要です。やはり微妙に風邪?なのか、いつも以上に洟水が多く咽に痰が絡みがち、睡眠に影響が出ているので耳鼻科の予約が必要。あそこは混んでいるんです。前居住地では思い立って即診てくれたけれど、おそらくは一週間後でしょう。左足先に鈍い痛みがあるのは痛風発作に非ずおそらくその影響、体側左側腰迄症状があって、ま、たいしたことはないけれど、数ヶ月サボっている自宅ストレッチを再開しましょう。首肩にもめずらしくコリを感じております。冬はイヤですね。

一昨日入手した食材から調理した夕食は狙い通りの出来。ところがもう一品YouTubeに触発を受けて作った煮物はまったく不出来に納得できず、自分では喰っておりません。しっかり鍛えて食事付節制したつもりなのに今朝、64.7kg+100gガッカリ。

例の如しヲタク趣味の話題だけど、できるだけ音楽はジャンル関係なく、幅広く、新しいものを聴くようにしているつもりでも、ここ最近「云々以来の再聴」が偶然増えておりました。音源ファイルを選定して聴いたあとにサイト内検索すると、けっこうな頻度で出現して以前聴いていた・・・そんなことが連続。CDは数年前ほぼ処分を終えて、日々まめに入手し続けた音源ファイルは膨大、しかし華麗なる加齢に知らず昔馴染みのものを求めるているのですね。興味の幅が広がらず、新しいものにトライしなくなっている自覚ありますよ。毎日YouTubeばかり眺めているけれど、とてもだけど自分で参入する自信もネタもありません。Xはもちろん、スレッズにも興味がない。自らのFaceBookは完全に死んでおります。読書のスピードも上がらない。

NAXOS 8572167Shostakovich 交響曲第5番ニ短調〜ヴァシリー・ペトレンコ/ロイヤル・リヴァプール・フィル(2008年)・・・かつて苦手系の代表だったShostakovichも心安らかに聴けるようになりました。一番著名な「革命」は逆に最近ほとんど聴いておりません。あまりにそれらしく、物々しく、雄壮雄弁に粗々しく暑苦しい〜そんな風情が耐えられない。ところが、Vasily Petrenko(1976-露西亜)はクールに知的、緻密に細部丁寧な描き込みに感心いたしました。以前、いくつか拝聴した印象は”弱い、おとなしい”=オモロない、といった感じ。ところが聴手の趣味嗜好がどんどん変わって、こちら方面の表現を好ましく受け止めました。音質極上。第1楽章「Moderato」は抑制して粛々、情感を配した始まりから、やがてテンポ・アップも自然にあまり煽らぬ過不足のない表現とスッキリとした響き。記憶(先入観)とも異なってオーケストラの力感も充分でした。(18:02)第2楽章「Allegretto」はユーモラスなスケルツォ楽章。ゴリゴリとしたコントラバスの始まりから軽妙なノリを感じさせて、粗野な粘着質とは無縁。(5:11)第3楽章「Largo」は弦+木管のみの静謐な緩徐楽章。ここも清涼な哀しみに溢れて、弱さを感じさせぬオーケストラの力量を再確認いたしました。(15:33)第4楽章「Allegro non troppo」風雲急を告げる最終楽章、ここも一歩引いてあまり重くならず、過度に走らない。「勝利へ」の道もあまり大仰に爆発せず、あくまでデリカシーを失わない。あまり煽ってわざとらしいフィナーレに追い込まない。(13:00)初めて聴いたコンドラシン辺り、懐かしく思い出しておりました。フィル・アップの第9番はこれより拝聴いたします。

Br 900151Mahler 交響曲第9番ニ長調〜マリス・ヤンソンス/バイエルン放送交響楽団(2016年ライヴ)・・・2021年に拝聴済。

諦念に充ちた名曲はどーも味が薄い演奏。技量は高く、アンサンブルは整っても、耳あたりのよろしい艷やかなサウンドが続いて、この作品特有の怪しさ、みたいなものが足りません。
とは散々な言い種。当時Mahlerには苦渋や懊悩を求めて聴いていたのでしょう。これも嗜好の変化を自覚いたしました。久々の拝聴はまず音質がリアルにクリアなこと。オーケストラのパワー、鮮やかな技量が快く、長大なる名曲は耳の快感として受け止めて、全曲あっという間に終わりました。(27:59-15:45-13:48-23:19)


2023年12月某日/隠居生活初心者入門の日々

連日の薄ら寒い日々、本日は昼から雨予報です。琵琶湖を潤すほどには降らないでしょう。昨日は朝一番に激安床屋さんへウォーキング。三番札をいただいて待たずに営業時間開始とともにカットできました。隣の爺さんは女性の美容師さんが良いとド・スケベな要求、自分ところには馴染みの青く髪を染めた長身爺さんが担当、スッキリ短く刈っていただいて、生涯できあがりに文句をつけたことはありません。ついでに食材ちょっぴり+ダイソーにてぼろぼろになっていた泡立てタオル入手して帰宅いたしました。女房殿は我が家より自分が仕立てた惣菜残り煮豆など持参、婆さんのところに出掛けてムリムリ散歩に連れ出して、コンビニで買物をしてもらったとのこと(ノーミソ活性化のため)。夕食メニューは考えて準備していたけれど、昼から戻った女房殿は年末だし、なにか美味いもんでも喰いにいきたい、黒いスニーカーも欲しいそう。コミュニティバスの時間を待って出掛けました。

刺し身や串かつ、寿司を散々喰って酒は少々、贅沢をした結果今朝は64.6kg▲200gなんとかセーフ。じつはちょっぴり首肩の辺りに違和感はあって、風邪の初期症状? 幸い今朝はなんともありません。愛知県半田市にて中学2年生教室内傷害事件発生、プライバシー問題でもあるのか、事実報道のみ経緯は一切報道されません。

ネットによく登場する漢字の読み方出題はお勉強になります。しかし、内容方向には疑義があるものも・・・例えば「木瓜」(ぼけ)「鼬魚」(いたちうお)「厄瓜多」(エクアドル)など固有名詞、どんな魚か想像つかぬものは出題内容にあまり相応しくない。漢字国名は自分はサイトに好んで使うけれど、あれは趣味の範疇、エクアドルにはオーケストラもバレーチームも馴染みはないのでフツウわかるはずもありません。「曲がり形」(まがりなり)は佳きお勉強となって「肉汁」(にくじゅう)は読めました。にくじると読まれますよね、けっこう。自分はこの類の出題では概ね六割五分くらいの正解率、もうちょっと勉強して上げたいものです。

 Roger Norrington, 1934ー英国Chopin ピアノ協奏曲第1番ホ短調〜ニコライ・デミデンコ(fp/1843年製Pleyel)/ロジャー・ノリントン/ジ・エイジ・オブ・エンライトゥンメント(2013年ライヴ)・・・現代の大人数会場に、ゴージャスに響き渡るスタンウェイ・・・は音楽が大衆に広がった要請を受けての必要性だったのでしょう。この作品完成は1830年だから、1843年製仏蘭西の古楽器は当時の響きを忠実に再現して、例の甘い旋律もなんとも素朴なこぢんまりとしたスケールに味わい深いもの。これはこれで馴染みの作品も新鮮に感じられます。(20:51-9:40-11:02拍手入り)

NAXOS 8.553792Vivaldi ヴァイオリン協奏曲ハ長調RV170/変ロ長調RV383/ト短調RV319/ト長調RV314a/イ長調RV341/変ロ長調RV366「Il Carbonelli」〜アルベルト・マルティーニ(v)/アカデミア・イ・フィラルモニチ(1995年)・・・2017年来の再聴。 知名度的にはちょっと薄いけれど、瑞々しくも暖かいモダン楽器アンサンブルは断続的に拝聴しておりました。

当時弟子のピゼンデル(Johann Georg Pisendel/1687ー1755)が師匠の作品を写譜してドレスデンの宮廷オーケストラに持ち込んだもの?
・・・当時の自分はどこから情報仕入れたのか、曾孫引き情報は禁じ手だけど、なんとなく説得力はあります。題してドレスデン協奏曲集。眼の覚めるような鮮明な音質と適度な残響、鮮やかに優雅なヴァイオリン・ソロに聴き惚れました。どれも類型的と云うか似たようにステキな作品ばかりだけど、例えばイ長調RV341の第2楽章「Largo」は著名な「冬」の第2楽章「Largo」をいっそう静謐に、デリケートに仕上げた風情、新たな魅力を発見いたしました。(3:10-3:05-3:18/2:53-2:46-2:23/3:22-2:05-3:53/5:08-3:25-3:58/5:08-3:04-3:01/3:49-1:48-4:02)

London LPTchaikovsky 大序曲「1812年」/イタリア奇想曲/スラヴ行進曲〜アンタル・ドラティ/デトロイト交響楽団(1978年)・・・ドラティの「1812年」と云えばミネアポリス交響楽団のMercury録音(1958年)。別録りした大砲も含めてその音質鮮度、切れ味は驚異的でした。こちら英DECCAの録音も立派なものだけど、ぐっと自然というかホール残響を活かして、オーケストラの安定した技量、オーソドックスな表現に大砲や打楽器がそう突出するものではありません。例の甘く雄壮な露西亜風旋律、伊太利亜への憧憬を堪能できました。(16:09-14:42-10:37)


2023年12月某日/隠居生活初心者入門の日々

月曜を迎え、この冬は寒い朝と比較的温暖な昼間の気温の差が大きいようです。本日も好天予報。インフルエンザは全国で猛威を振るって新型も確認、そうなればせっかくのワクチン接種も効かぬかも知れません。例年のごとく鳥インフルエンザはあちこちで確認され、あれは渡り鳥が運んでくるから養鶏場では防ぎきれぬもの、業者も悲惨、たまごも値上がり傾向でしょう。昨日は朝一番に出掛けてしっかり市立体育館にて我流メニューを消化、昼は前日残かなりの量冷えたちらし寿司完食(ちらし寿司の素は賞味期限10月23日で切れていた)夜もしっかり喰って体重は64.8kg▲400g。眠りが浅く、夜中断続的に数回目覚めました。フィリピンの地震に続いてインドネシアにて火山噴火、自然の動きは人力では制御できません。

Windows12?とやらは2024年6月登場との報道。日本語版はもうちょっとあとでしょうか。別に新しいものを追い求めるつもりはないけれど、セキュリティ問題が絡むと、そうも云っていられない。先日コロナ・ワクチン接種受けた医院ではWindows10のままでした。大丈夫か。小さい医院だからハッキングは心配していないのかも。

EMIBeethoven 交響曲第9番ニ短調「合唱付き」〜ヴォルフガング・サヴァリッシュ/コンセルトヘボウ管弦楽団/デュッセルドルフ楽友協会合唱団/マーガレット・プライス(s)/マルヤナ・リポヴシェク(ms)/ペーター・ザイフェルト(t)/ヤン=ヘンドリク・ローテリング(b)(1992年ライヴ)・・・かつて何曲か聴いて、ひときわジミな印象から敬遠気味だっただった全集録音より。年末だし「第九」を聴いてみましょう・・・これが、あまりよろしからぬ時のEMI録音な音質(先入観?)響きが薄く、サウンドの芯や低音が弱い。世評を眺めると音質含め演奏もけっこう高評価は存在するから、我が家の激安オーディオ・セットと自分の耳の責任なんでしょう。劇的な激しさ、力感とは無縁、素朴と云えば素朴、自然といえば自然、バランス感覚に優れてどこにも瑕疵が見当たらない、声楽も充実している、もちろんオーケストラの技量に疑念などあるはずもない・・・けどオモロくもなんともない。正直なところ、残り8曲に触手が伸びません。(トラック分けが細かいのでタイミングはサボり)

BR1308Bartok バレエ音楽「かかし王子」(全曲)〜ワォルター・ススキンド/ロンドン新交響楽団(1953年)・・・2013年に有名なBartokRecordのLP3面分復刻音源を拝聴しておりました。それはたしか.mp3(廃棄済)今回もう少々状態のよろしい?音源入手出来、なんと52:34一本ファイル。モノラルだけど、解像度の高いかなりリアルな音質。初演は1917年、組曲版も大小2種あるそうな。Walter Su"sskind(1913-1980捷克→英国)は晩年加奈陀亜米利加にて活躍、これは40歳の記録。四管編成の大オーケストラ、サクソフォーン、多種多様な打楽器にハープ、チェレスタは連弾なんだそう。幻想的に色彩感ある壮麗な旋律サウンドはわかりやすい、平易な音楽。1918年の初演。「火の鳥」が1910年だから、これは時代の響きなのでしょう。倫敦の録音用オーケストラ?はけっこう上手いし、資料的価値にとどまらぬ作品を堪能させてくれる立派な演奏でした。

Festival LPBrahms 交響曲第2番ニ長調/大学祝典序曲〜ヨゼフ・クリップス/トーンハレ管弦楽団(1960年)・・・クリップスのBrahmsは第3番が抜けているのかな?先程音質云々したばかりだけど、懐かしいコンサートホールLP復刻、安っぽい音質を覚悟していたせいか予想よりまとも?(かなりバランスはよろしくない)この時期にして残念なモノラル録音。これも例の如し、どこにも力みも虚飾もみられぬ淡々とした表現はしみじみ味わいが深いもの。とくに第2楽章「Adagio non troppo - L'istesso tempo,ma grazioso」緩徐楽章の粛々とした説得力は最高です。(15:18-9:20-5:21-9:34)大学祝典序曲はさっぱりと軽妙素朴なテイストにノリノリでした。(10:04)オーケストラは変わっても彼の個性、表現に変わりはありません。


2023年12月某日/隠居生活初心者入門の日々

日曜の朝、フィリピンにて大地震とのこと、テレビやネットの報道は日本へ押し寄せる津波ばかり。それはそれで大切なことだけど、最高で40cm? 肝心の現地の被害はどうなのか、心配です。今朝は4度C、昨日朝よりまだ寒い年末、好天は続くようです。雨が少なくて琵琶湖の渇水が話題に。先日夜お付き合いいただいた11歳下現役エラいさんをLINEグループに招待するのに四苦八苦。なんせその辺りシロウトな爺なもんで。スマホの番号を教えてもらって、まずLINEのホームより友だち追加→招待からSMSにて連絡。すると相手より了承があって、初めて「爺友グループ」メンバーに追加できるようになるのですね。最初からいきなりグループ招待をできないことを初めて知りました。いままでどうやっていたのかも記憶なし。息子にやってもらったっけ。

9月末に大動脈乖離の再手術ステントをいれた兄(70歳)に一ヶ月ぶりにLINEにて様子伺いしたけれど、既読になりません。ちょっと心配・・・すると数時間後「ぼちぼちです。いつぽっくり逝くかわかりませんが」と無事返答有。生きていたのか。今年正月に「賀状仕舞い」のご挨拶を送って年末プリントから引退したはずが、婆さんの分印刷が必要とのこと。仕方がないので25枚印刷しました。幸いキレイに失敗なく裏表完了、あとは届いた賀状への返事は最低限必要でしょう。昨年買い換えた中古プリンターは無線設定がなぜか?できないけれどUSB接続で用は足ります。昨年ヤフオクにて再入手した20年前のソフト「筆王」順調に稼働中。

昨日は身動きせず、外出もせず、昼夜としっかり喰ったら(けっこう狙い通り美味しく出上がった)65.2kg+600gあっという間最悪。出す方が不調なんだよなぁ、ちょっぴり。これからトレーニングルームに鍛えて、食事抑制して戻しましょう。

MercuryChadwick(1854-1931亜米利加)交響的スケッチ(1956年)/Macdowell(1860-1908亜米利加)大管弦楽のための組曲(1961年)/J-F-Peter(1746-1813亜米利加)シンフォニア ト長調(1957年)〜ハワード・ハンソン/イーストマン・ロチェスター管弦楽団・・・このオーケストラはロチェスター・フィルとのこと。ポップス管弦楽団とともに1960年前後Mercuryに精力的に録音を続けておりました。いずれ初耳な珍しい作品ばかり、驚いたのはMozrt時代のJohann Friedrich Peter、独逸系移民亜米利加の作曲家とのこと。Prest(8:20)Polonese(3:01)Menuet(4:10)Prest(2:38) 雰囲気はちょっぴり霊感の薄い素直なMozatやHaydnみたいな弦楽作品。ちゃんと時代を反映した音楽なのですね。Chadwickは楽しさ華やかさ一杯、まるで映画音楽みたいに符点のリズム躍動して、とても平易に懐かしく敬虔に静謐、そして賑やかな作品。Jubilee(8:28)Noel(8:46)Hobgoblin(5:51)A Vagrom Ballad(7:47)Macdowellはピアノ協奏曲など比較的聴いておりました。荘厳にシリアスな風情漂って、これもわかりやすいなかなか雄壮な音楽。In a Haunted Forest(3:55)Summer Idyll(2:06)in October(5:14)The Shepherdess' Song(3:29)Forest Spring(4:30)当時、イーストマン・コダックも羽振りがよろしくてオーケストラは財政豊かだったことでしょう。音質良好、なかなかゴージャスなサウンドでした。

Charles Dutoit/1936ーKodal'y ガランタ舞曲/Saint-Sae"ns チェロ協奏曲第1番イ短調/Respighi 交響詩「ローマの泉」/Debussy 交響的素描「海」〜シャルル・デユトワ/ロイヤル・フィル/アンリ・デマルケット(vc)(2012年Annecy Classic Festivalライヴ)・・・これは珍しいライヴ音源をネットより入手したもの。デュトワは当時このオーケストラの芸術監督でした。(この後、セクハラ問題が表面化して失職)音質は肌理が粗く、平板だけどまずまず。ガランタ舞曲は雄壮にカッコ良く、ちょいと泥臭い引きずるような旋律リズムがテンポ・アップして熱狂を高めていく魅惑の作品。いつもながら整ったアンサンブルに洗練されたサウンドでした。(18:26熱狂的な拍手入り)Henri Demarquette(1970-仏蘭西)のSaint-Sae"nsはかなり雄弁に熱血、冴え冴えとした技巧バリバリ、浪漫派を代表するチェロの名曲は力強く、濃厚に表情豊かな骨太表現でした。(19:41)アンコールはBach サラバンド(無伴奏チェロ組曲第5番ハ短調BWV1011より)(3:33)Respighiは近代オーケストレーションの精華、デーハーな作品、木管前面に目立つオン・マイクな音質、ラストの「海」はデュトワの十八番(おはこ)も含め、いつもながらのていねいにマイルドな仕上げでした。アンコールはBizet 組曲「アルルの女」より「ファランドール」、ノリノリの熱狂でした。(17:50/24:54/3:32/いずれも拍手込み)


2023年12月某日/隠居生活初心者入門の日々

今朝も5度C、最高気温予想13度Cは高い方なのかも。昨日は朝一番連続して市立体育館へ、いつも通りの筋トレ+エアロバイク有酸素運動実施。そして昼からご近所医院へコロナ・ワクチン接種、いまのことろ発熱など特別な副反応はなくて、ちょっぴり痛いくらい。せっかく外出したので食材買い出しに足を伸ばしました。先月逡巡して諦めた冷凍カキフライごっそり、ほかいつになくたっぷり、いろいろ入手して過去最高の金額でした。圧力鍋に黒豆を炊いたり、早々に夕食調理して、食事を済ませて入浴したら・・・出ました、懲りない自業自得な痛風症状幾度再発の前兆? 左足先辺りが微妙に痛みます。これは二日前の深酒が原因か。うんと悪化しないことを祈りつつ、今朝幸い痛みは消えて腫れもなし、連続運動の影響だったみたい。体重は64.6kg▲600g。本日はコロナ・ワクチン接種後運動はできないから、大人しくしておきましょう。

自民党の裏金やら、オスプレイの事故やらいろいろ話題だけど、キシダさんにはどーも逆風っぽいですね。事前予測通り万博出費青天井状態。閑話休題(それはさておき)一昨日思い立って急に昼頃トレーニングルームへ向かったら、時間帯が違うから見知らぬ顔ばかり。同世代? ダンディなスポーツウェア紳士はシルバーヘアーがよく似合う・・・けど、自分は慧眼(自称)真実を見抜く力はありますよ。彼(か)の不自然な髪型はヅラに間違いない。とくに後ろ生え際辺り怪しい。爺友と呑む度「禿げ!」お互い罵倒合戦(禿げ増す会)この年齢に至ったらそれも仕方がない、潔く晒しますよ自然のままに。ここ数年、髪の毛の腰がなくなりました。自分は偶然黒髪を維持しているけれど、鏡を覗くと情けなく毛量が減っているのもリアルな現実。

SICC2163Beethoven 交響曲第7番イ長調〜レナード・バーンスタイン/ニューヨーク・フィル(1964年)・・・6月に拝聴していて、曰く

舞踏の聖化・ニ長調交響曲はニューヨーク・フィルとの再録音。前曲と同時期の録音はサウンド・アンサンブルも雰囲気は同じです。第1楽章「Poco Sostenuto-Vivace」はやはり響き薄く、粗いアンサンブルに前のめりの始まり。作品的に成熟を深めて、熱狂的な疾走はやや控えめでしょう。提示部繰り返し。(14:33)・・・と、ここ迄続けて聴いて、どうしても粗野なアンサンブル薄く濁った響きに耐えられずいったん終了。
・・・じつはバーンスタンの旧全集音源ファイルは音質が気に喰わず、音源点検整理中に廃棄済。ところがまたまたネットより全集音源出現(1曲1ファイルLP復刻音源)して、これもなにかのご縁。第7番イ長調交響曲を再拝聴いたしました。ところが情報不十分、2種あるステレオ録音のうちどちらか表記がない。1958年録音は2021年に拝聴済。タイミング的に新しい方と類推するけれど、ちゃんと比較していないので確信はありません。音質は(これに関する限り)まずまず良好、全9曲各々音質にばらつきはあったと記憶します。明るい響き、ヴィヴィッドにリズム躍動する前のめりの熱気に充ちてなかなかの聴きもの。響き薄く、粗いアンサンブル/粗野なアンサンブル薄く濁った響きに耐えられず〜ということはない。オーディオは門外漢だけど、音質印象はたいせつですね。(42:22)

DECCA/PHILIPS 4752602Shostakovich ピアノ協奏曲第1番ハ短調(ペーテル・ヤブロンスキー(p)/1991年/レイモンド・シモンズ(tp))/第2番ヘ長調 作品102(クリスティーナ・オルティス(p)1989年)〜ヴラディーミル・アシュケナージ/ロイヤル・フィル・・・ほぼ20年ぶりの再聴。これは眼の覚めるような音質、切れのあるソロが新鮮そのもの。Peter Jablonski (1971ー瑞典)当時20歳、アシュケナージに見出されてあまり間もない頃でしょう。才気煥発な若書きの第1番ハ短調に相応しい勢いとキレ味、鮮度たっぷり元気いっぱいな演奏、第2楽章「Lento」のしっとりとした瑞々しさも出色。トランペットもとても上手くて、第3-4楽章「Moderato - Allegro con Brio」のファンキーな熱気も最高。(6:01-8:28-8:21)第2番ヘ長調もクールな都会センスに溢れた魅惑の作品。Cristina Ortiz(1950-伯剌西爾)は当時既にキャリアを積み重ねて、淡々とした風情に硬質なユーモアも漂って陰影豊か。この時期、アシュケナージの指揮統率はかなりの完成度でした。(7:01-7:30-5:31)


2023年12月某日/隠居生活初心者入門の日々

寒々しい師走となりました。今朝は5度Cとか。カレンダーもラスト一枚、そろそろ来年のを入手必要です。お仕事現役時代は年末、メーカーが持参するカレンダーと手帳(女房殿用)を持ち帰ったものです。引退したら当たり前に安いのを買ってこなくっちゃいけない。昨日体重増に懲りず、昼に博多ラーメン(いただきものお土産残/美味いんだなぁこれが)喫してしまって後悔、昼食後、連続市立体育館を目指しました。筋トレ軽く3種+エアロバイク15分100kcal消化して、夕食は低カロリーな湯豆腐、大根メインも効果なく、今朝の体重は65.2kg+200g。本日は根性入れて減量目指しましょう。昼からコロナ・ワクチン接種。先日インフルエンザは済ませて、万全の対策に2023年残りを乗り切りましょう。

学生時代からの長〜い知り合いの女性より喪中葉書到着。義弟が亡くなったとのこと。LINEの詳細報告によると幼稚園からの同級生は我ら同世代、優秀な営業マンであり、フォーク・ソングを愛し多くの仲間に送られたそう。67歳はあまりに早い・・・そして彼は終生独身だったらしい。一昨日呑んだ爺友も63歳孤高を守って、幸い現在健康にも経済的にも恵まれて引退生活を堪能しております。偶然だけど、女房殿のボランティア仲間は68歳独身、交通事故に遭って入院したとのこと。マンションには猫も飼っていらっしゃって、そのこともちょっと心配でした。このような話題はけっこう身近な日常になりつつあります。

NAXOS Barber ノックスヴィル「1915年の夏」/管弦楽のためのエッセイ第2番/第3番/祝祭トッカータ〜マリン・オールソップ/スコティッシュ・ナショナル管弦楽団/カリーナ・ゴーヴァン(s)(2002年)・・・題名のみ知って、うっかり聴き損ねていた「ノックスビル」をようやく拝聴いたしました。詩の内容はこちら参照お願い。こどもの頃の無垢な心情をしみじみ歌って胸に沁みる名曲、Karina Gauvin(1966-加奈陀)の声もしっとり懐かしい。(16:52)管弦楽のためのエッセイは両曲とも2管編成、第1番は1938年トスカニーニ初演。叙情的であり快活でもあり、いつもように平易にわかりやすい旋律がデリケートに始まり、雄壮雄弁に展開します。(11:22)第2番は1942年ブルーノ・ワルター初演。こちらかなり不穏に不安な風情が粛々とつぶやくよう。やがて優しい旋律も出現して、静謐に遠くを見つめるような美しい旋律が続きました。(14:23)「トッカータ」も初耳作品。これは雄弁なオルガンも入ってティンパニ大活躍、金管はスケール大きく、迫力がありました。(14:17)Marin Alsop(1956-亜米利加)もすっかりヴェテラン、現在はポーランド放送交響楽団の首席に就任しているらしい。スコットランドのオーケストラは当時首席客演の立場、息の合ったアンサンブルは馴染みの薄い作品を清涼な響きに、作品をわかりやすく表現してくださいました。

MC199Beethoven 交響曲第2番ニ長調/第6番ヘ長調「田園」〜ウィン・モリス/ロンドン交響楽団(1988−89年)・・・Wyn Morris(1929ー2010威勒士)による不遇な全集録音より。2年ほど前に第4番第7番を聴いておりました。これが驚きのバランスに重過ぎず軽過ぎず、急ぎ過ぎず、力みなく中庸なイン・テンポを基調にヴィヴィッドなノリ、引き締まったアンサンブル、高いテンションを維持して驚くべき完成度でした。青春の息吹を感じさせるニ長調交響曲の溌溂した風情、田園風景とゆったりとした心情漂うヘ長調交響曲は心持ち速めのテンポに、浮き立つような明るい躍動と安寧を感じさせるもの。ロンドン交響楽団はM-T-トーマス時代でしたっけ?なかなか優秀なアンサンブルでした。(12:19-12:14-3:27-6:36/13:01-5:05-3:42-9:44)

【♪ KechiKechi Classics ♪】

●愉しく、とことん味わって音楽を●
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