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音楽日誌

京都だけどどこなのか記憶がない
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2023年9月某日/隠居生活初心者入門の日々

9月ラストも30度C超え予報、夜には雨とか。昨夜は中秋の名月、見事だったとの噂も夜の空は探っておりません。台風は南洋より接近中。

世の中ではおそらくアップル・ウォッチが主流、息子も使っております。自分は一年半ほど前に試しに安いのを買って(Amazfit一番安いの)これはじつに機能が少ない。歩数、速度、心拍数のみ、天気予報はあります。LINEやメールの着信も見られるはずが、最近それは切れているみたい。ま、それはそれで文句なく使って、ところが昨日エアロバイク最中心拍数は130超え、マシン側にそう表示されても、My Smart Watchは70-80行ったり来たり・・・ついに数少ない機能もお釈迦か?幸い12分くらいで復旧いたしました。トレーニングルームでは愛用のステアマスターがもう半年以上残念故障のまま(これは変わらず)トイレのウォシュレットは全部故障・・・久々に使ってみたら新品に変わっておりました。良かったぁ。昨日は昼に残りご飯在庫一掃! 夜もしっかり喰って今朝は63.8kg▲200g、しっかり鍛えたせいでしょうか。とうとう増傾向で一ヶ月を終えて残念(涙)

PHILIPSMozart 協奏交響曲 変ホ長調 K.297b(R.D. Levin編)/オーボエ協奏曲ハ長調K. 271k / K.314〜ネヴィル・マリナー/ジ・アカデミー・オブ・セント・マーティン・イン・ザ・フィールズ/オーレル・ニコレ (fl)/ハインツ・ホリガー(ob)/ヘルマン・バウマン(hr)/クラウス・トゥーネマン(fg)(1983年)・・・大好きな作品の復元版と云えば世評高きこれ、ニコレのフルートの集中力ある厳しい魅惑の音色、バウマンのパワフルなホルンの迫力、ソロがほんまに腕利きを揃えてMozartの魅力爆発! マリナーのまとめ方はオーソドックスに大人しく、バランス感覚に溢れてていねいに過ぎると感じるほど。先日シモン・ゴールドベルク/オランダ室内管弦楽団/ハーコン・ストテイン(ob)/ブラム・デ・ヴィルデ(cl)/ヤン・ボス(hr)/トム・デ・クラーク(fg)(1960年)を聴いてびっくり! そちら通常版だけど、各ソロがちょいと粗野なほど躍動して、少々野暮ったいけれどヴィヴィッド骨太な個性に驚いたもの。それとはずいぶんと異なって、ある意味優等生的な完成度と感じました。(9:40-6:29-12:18)天才ホリガーによるオーボエ協奏曲は、線の細い音色に軽快な勢いあるもの。(6:52-7:26-5:31)

BRL92615Liszt ピアノ協奏曲第1番 変ホ長調(ソヴィエット国立交響楽団1949年乃至1952年?)/Chopin ピアノ協奏曲第1番ホ短調(モスクワ・フィル1962年)/アンダンテ・スピアナートと華麗なるポロネーズ(1951年乃至1952年)〜エミール・ギレリス/キリル・コンドラシン・・・旧ソヴィエット系のライヴ乃至放送録音音源、その音質は一般に怪しく、情報が錯綜しております。これはまずまずちゃんと聴ける水準。 Emil Gilels(1916ー1985旧ソヴィエット烏克蘭)の硬質なタッチ、強靭な技巧が堪能できます。Lisztはいかにも〜だけど(18:30)Chopinはちょいと彼のイメージから外れて、これがパワフルな歯応えたっぷり演奏、甘い旋律を浮き立たせてたっぷり愉しめました。意外なほどの完成度。(20:00-9:52-9:41。5:05-8:54)


2023年9月某日/隠居生活初心者入門の日々

季節外れの高温が続きます。本日は終日快晴降水確率0%とのこと。千葉県ではまたまた哀しい3歳児虐待死。根底には貧困があるのでしょうか。朝からやりきれない気分。そして朝一番の定例計量は64.0kg+700gに愕然、要因不明、思い当たるフシはありません。仕方がないのでこれより、トレーニングルームにてしっかり鍛えましょう。岐阜県の結婚式場にて集団食中毒、昨日のド・シロウト(=ワシ)感慨の繰り返しでしょうか。ここももう廃業やろうなぁ。

昨日浪漫派初耳作品関連の言及を忘れておりました。
DVDに膨大保存した音源整理(=ヲタク趣味)第1段階もほぼ終盤、浪漫派辺りを点検してしてびっくり!LaloやBruchのあまり知られていない作品はまずまず聴いた記憶もあったけれど、Louise Farrenc(ルイーズ・ファラン1804ー1875仏蘭西)Ferdinand Ries(1784ー1838独逸)Franz Limmer(1808-1857墺太利)Johann Baptist Cramer(1771ー1858独逸)辺り、珍しいヘタすると名前さえ知らぬ作曲家音源がつぎつぎと出現。George Onslow(1784ー1853仏蘭西)はいくつか聴いた記憶はあるけれど、いずれ珍しい室内楽を10年ほど前は熱心に集めていたことをすっかり失念しておりました。

男子バレーBチームはアジア大会にて銅メダル。3位決定戦のお相手・華太瑠はけっこう強豪、動画で拝見したけれどカンタンには勝たせくれんのですね。(第1セット37-35!)よう頑張りました。注目は19歳のイケメン・オポジットの高橋慶帆。内外話題騒然、実力もあってこれからが楽しみです。若い女性は大騒ぎしてバレーボール人気も高まることでしょう。次の次辺りの五輪かなぁ、世代交代して出てくることでしょう。

ProArteBernstein キャンディード序曲 /William Schumann ニュース映画 /Ives 答えのない質問/Ruggeri もし・・・その時/Copland 市民のためのファンファーレ/Copland 「アパラチアの春」〜シェーカー教徒の讃美歌による変奏曲/Barber 弦楽のためのアダージョ/Cowell 消防士の土曜の夜/Ives サーカスバンドマーチ〜ルーカス・フォス/ミルウォーキー交響楽団(1983年)・・・山本さんのブログに絶賛されていた優秀なアンサンブル、そして録音。誰でも知っている馴染みの作品にちょいとハードな(初耳)亜米利加音楽織り交ぜて、オーケストラのアンサンブルは優秀、音楽監督在任は1981ー1986年、1959年創立の若いオーケストラを鍛え上げたんでしょうね。著名なBernsteinやCopland「ファンファーレ」は文句なく元気よろしい熱気、「アパラチアの春」「アダージョ」のシミジミとした敬虔な気分に洗練されております。「ニュース映画」はなかなかオモロい、いかにも亜米利加らしい作品(Newsreel(1) Horse-Race(1:40) (2) Fashion Show(1:44)(3) Tribal Dance(1:05)(4) Monkeys At The Zoo(1:35)(5) Parade(1:02))。(4:27ー7:21-5:39-3:30-3:52-3:30-9:44-5:03-2:05)

Webern 夏風の中へ(大管弦楽のための牧歌)(リッカルド・シャイー1989年ライヴ)/Mozart ホルン協奏曲第4番変ホ長調KV.495/交響曲第3番変ホ長調「英雄」(ヤーコプ・スラフテル(hr)/ニコラウス・アーノンクール1988年ライヴ)〜コンセルトヘボウ管弦楽団・・・コンセルトヘボウのライヴはほとんど音質良好、Webernはたしかセッション録音があったと記憶して、初期作品は爽やかにわかりやすい、短いけれど巨大な作品でした。(14:34)コンセルトヘボウの首席によるソロは剛直にスケール大きく、ヴィヴラート少なめ夢見るように美しく、そして力強い。(8:32-4:15-3:55)ヨーロッパ室内管弦楽団とのセッション録音ではオーケストラの音色に不満も感じたけれど、こちら速めのテンポに陰影メリハリしっかり、コンセルトヘボウのコクのあるサウンドに納得できる熱血「英雄」。この人は一癖二癖あってほんまオモロい演奏でした。(14:59-14:25-5:20-11:19拍手有)


2023年9月某日/隠居生活初心者入門の日々

昨夜はまた不快な蒸し暑が戻っておりました。昨日朝、いつも通りの市立体育館行き、顔見知りの常連メンバーは2-3人、30絡みの若い人妻が数人参加されて、鍛錬にも力が入ります。毎水曜婆さんはデイサービスに出掛け、女房殿は週一回の自宅お掃除などしっかり、爺友が伊太利亜に出掛けたのを受けてなにか美味いもんを喰いたいと曰(のたま)う。昼からコミュニティーバス(100円也)に乗って最寄りの駅へ、JR北新地駅へ40分弱、梅田地下激安酒場は迷路のよう、インバウンドには侵食されていない・・・かと思ったら、ガイジンさんいましたよ。相当の日本通かな?久々に焼き鳥などいただいて自分はノン・アルコールビールに自粛中、時間的に混み合う前に辞去して充分安い。帰りは最寄りの駅よりタクシーにて帰宅、きっちり1,000円でした。今朝の体重は63.3kg▲200g。昼は残りご飯しっかり消化してもやや減りでした。

八戸発高級海鮮弁当のご飯には糸を引いて、全国多くの人々が食中毒に苦しんだとのこと。かなりの高価、全国に出荷していたような大手の弁当屋、しかもこの猛暑続き、衛生管理品温管理は業界に当たり前の生命線、そんなことは場末のド・シロウト(=ワシ)でも想像できます。なのに! 何故? そんな常識に手抜かりがあったのか、この会社はもう廃業だろうけれど、せっかくの地域の産業が消えて、一生懸命働いていた方々も路頭に迷うことになるでしょう。マニュアルの不備、管理の杜撰さを指摘することはカンタンだけど、そのまえに食品を扱う会社としての衛生管理品温管理、ひとつひとつ作業工程にいつの間にかあたりまえの常識感覚が欠落して”マニュアル・管理不備” だけでは済ませられぬ、魂の抜け方が気になります。誰も違和感を指摘できぬ職場だったのかも。仮に立派な辞典みたいに分厚いマニュアルがあっても、基本の精神が抜けてしまえば意味がない。以上、引退爺のつぶやきでした。そう云えばあわら温泉にて基準の2,300倍のレジオネラ菌が出たとか。残念。

Brilliant 94377Ferdinand Ries ピアノ五重奏曲ロ短調 作品74/Franz Limmer ピアノ五重奏曲ニ短調 作品13〜ネポムク・フォルテピアノ五重奏団(2003−2009年)・・・メンバーはRiko Fukuda(fp)/Franc Polman(v)/Elisabeth Smalt(va)/Jan Insinger(vc)/Peter Smithuijsen(cb)。所謂古楽器なんやろけど、バロック時代ほどの素朴さは目立たなくて、現代の耳にあまり違和感もありません。コントラバスの威力は大きくて、その響きはまるでピアノ協奏曲風、初耳作品ばかり浪漫の華やかな、親しみやすい旋律が広がってChopin風のテイストさえ感じさせるもの。知名度低い作品だけど、たっぷり甘い浪漫モロ! な世界が広がってたっぷり楽しめました。(9:24-4:58-6:55。16:05-7:57-9:50-12:09)

珍しい作品連続。
Dynamic Paganini 弦楽四重奏による4つのノットゥルノ/弦楽四重奏曲ホ長調(弦楽とギターのための四重奏曲第7番の弦楽四重奏版)/ロヴェーナのためのソナタ ホ短調/セレナータ ト長調/マンドリンのためのメヌエット ホ長調〜パガニーニ弦楽四重奏団(1992-2007年)・・・いずれもオリジナルはヴァイオリンとピアノとか、ギター、マンドリン作品からの弦楽四重奏への編曲。大見得に雄弁なヴァイオリン協奏曲に比べて、ずっと親密にいっそう明るく、親しみやすい旋律連続。こちらのほうが好みかも。優れたアンサンブルに、ヴァイオリンは相変わらず超絶技巧駆使しております。ノットゥルノは順番は自在に変えて全8楽章分収録。昔馴染みばかり著名な作品から外れるのもノーミソ佳き刺激となります。(4:49-1:39-4:50-2:22-2:20-1:54-2:27-1:04。8:06-5:57-6:35-6:47。1:48-1:09。2:03-0:50。3:31-2:06-1:29)


2023年9月某日/隠居生活初心者入門の日々

まだまだ残暑が続いております。世間ではインフルエンザとコロナ同時流行とか、秋バテの患者も増えているとの報道です。本日爺友は伊太利亜旅行に出発、たいしたものですよ。自分は三内丸山古墳のツアーをネットに探ったけれど、女房殿のスケジュール優先にそれは叶いません。季節も落ち着いたのでインバウンドが少なそうなところをみつけましょう。昨日は朝一番に中途半端な時期に切れてしまった自家製ヨーグルト用牛乳+種菌にするヨーグルト購入、早足の運動としました。食事は節制したつもりでもかっぱえびせんの呪いか?今朝の体重は63.5kgさらに+100g、これから根性入れて鍛えて減らすつもり。5日前のラーメンの影響から抜け出せません。出す方がややスッキリせず、不調なせいもあることでしょう。

ブラウザはChrome、トップページはYahoo! を使っております。いままで検索はGoogleだったけれど、最近どれも検索結果は同じだと気づいてYahoo! のまま検索しております。すると・・・例えばフレスコバルディの作品詳細を一生懸命探してしたたら、広告に高級オリーブ・オイル「フレスコバルディ」の広告出現! クリストフ・エッシェンバッハ情報を検索した結果は「エッシェンバッハ・ペンダント・ルーペ」広告登場。なるほどね、そんな仕組みになっているのですね。ちょっと外しているけれど。きっとアダルトビデオを熱心に検索すると、その筋の広告が出るんやろなぁ、気を付けなくっちゃ。そんな元気はもうないけれど。

CPO 999224-2Allan Pettersson(1911-1980瑞典)交響曲第13番〜アラン・フランシス/BBCスコティッシュ交響楽団(1993年)・・・交響曲第13番(1976年作曲)は、単一楽章67分間休みなしの大曲。初演はトラヴィス指揮ハルモニーエン・アンサンブル(とやら?)とのこと。聞き手に莫大な緊張と労力を要求するこの曲は、真のペッテション・ファンにのみ門戸を開く音の修験道のような感すらあります。53分過ぎから始まるエレジー的展開は胸を打つものがあります。しかしそこに至るまでの、そして最後には再び帰って行く苦闘は凄絶すぎます・・・とは宣伝文句のコピー。せめて楽器編成くらい書いておいてくれよ、大掛かりな金管+ティンパニが全編激しく絶叫して悲劇的、調性は記されていないけれど、晦渋に破壊的に非ず、ヒステリックな不協和音連続でも(例えばScho"nbergに比べても)比較的わかりやすい、起伏のある多彩な旋律サウンドと感じます。但し、途切れなく続く絶叫音楽に集中するのは一種の難行苦行、40分辺りに至って聴手はかなり疲労困憊・・・宣伝通り53分過ぎからの弦を主体としたエレジーはしっとり、やがて静謐になかなか美しい。おそらくは一部の好事家向けである交響曲全集を録音したCPOは根性ありますよ。(67:12)

もう一発20世紀の音楽。
Another TimbreLinda Catlin Smith 「汚れた星の中で」(Bb管クラリネット、ヴァイオリン、チェロ、ピアノのための/1998年)(28:13)/Messiaen世の終わりのための四重奏曲(1941年)(48:38)〜Apartment House/Anton Lukoszevieze(p)/Mira Benjamin(v)/Heather Roche(cl)/Philip Thomas(p)・・・まさに現代音楽。ゆっくり水が流れて、眠くなるような音の断片の連続。Messiaenも含めクラリネットは絶妙の技巧でしょう。音質は極上。なぜかチェロのクレジットが探せません。(Kerry Yongと類推)弦はノンヴィヴラート奏法、これがなんとも妖しい不思議な効果を上げております。音質極上、例の収容所にて作曲された(その逸話は怪しいとの情報も有)敬虔な祈りを感じさせる名曲はいつ聴いても胸を打つピュアな静謐さ、時に激しさもあるもの。


2023年9月某日/隠居生活初心者入門の日々

場末の引退爺(=ワシ)が云々しても仕方がないけれど、予想通りの大阪万博青天井状態な追加支出、期日までの工事完了も微妙だし、まだまだ追加支出はあり得るでしょう。東京五輪みたいにジェンダー差別発言や、いまのところ汚職絡み話題がないのは救いです。自分はまったく興味はないし、未来のテクノロジーに夢溢れていた半世紀前とは時代も違うでしょう。昼は未だ30度Cを超え、昼夜の気温差大きく、今朝は早朝覚醒、微熱を感じて体温を測ったら36.1度C、平熱でした。63歳孤高の独身爺友よりLine有、明日より伊太利亜旅行一週間、語学に長けているからなぁ、引退生活を堪能してますよ。投資運用もして、親からの財産も少々、330万掛けて自主出版(300万と伺っていたけれど訂正有)日々、好きなように散財してちょっぴり心配。自分の慎ましい節約生活がやや虚しくなるけれど、欲しいものはなにもないんです。

昨日はなかなか減らぬ体重を慮(おもんぱか)って、午前中市立体育館へ筋トレ+久々トレッドミル15分、いずれも軽くこなしました。昼にしばらく冷蔵庫に寝かせたピーナツクリームをどか食いしてしまって、今朝の体重は63.4kg+100g。あきまへんなぁ。

男子バレー加奈陀との強化試合拝見。お客は満員、相手チームのサーブ時応援マナーは改善が必要でしょう。格下とは云え、高さもパワーもあるチームにけっこう苦戦、第1セットはぎりぎり競り負け、第2セットはジュースからようやく取りました。まだまだ調整中、あとはつぎつぎ控えメンバーを試して好調、最終セットは先発メンバー全員入れ替えても余裕の勝利。サーブが上手いですね、皆。3-1勝利して、内容的にも堪能できました。今週末からのパリ五輪予選が楽しみです。アジア大会では中国に負けたのこと。

NAXOS 8.550979Bartok 弦楽のためのディヴェルティメント/Britten シンプル・シンフォニー/Walton ヘンリー5世(Passacaglia: Death of Falstaff/Touch Her Soft Lips and Part)/Stravinsky 協奏曲 ニ長調〜リチャード・シュトゥット/ボーンマス・シンフォニエッタ(1993年)・・・Richard Studtは英国のヴァイオリニスト、指揮者。ロンドン交響楽団のコンマスだったらしい。Bournemouth Sinfoniettaは交響楽団とは別物、1999年に既に解散しておりました。初期NAXOSにいくつか録音して、このCDもかつてよく聴いたものです。弦楽アンサンブルばかり、なかなか凝った選曲、整ったアンサンブルだけどサウンドは乾いて色気とパンチにはちょっと不足気味かと。ぎらぎらとした緊張感に溢れたBartokはやや生真面目に過ぎ(8:32-8:06-7:23)Brittenは古典的に丹精+ユーモアが感じられる作品・演奏でした(3:12-3:18-6:41-2:58)。静謐なWaltonを経(3:17-2:04)期待のStravinskyにはまったく無機的な強靭さ、色気が感じられない。残念。(5:53-2:45-3:36)

Membran 234230Bach ゴールドベルク変奏曲BWV.988〜イェルク・デムス(p)(1974年)・・・再録音は繰り返し実施。音質はいまいちだけど、充分聴ける水準でしょう。特別変わった個性的な演奏ではないけれど、静謐なタッチに落ち着いて、粛々と変幻自在な作品の魅力をたっぷり堪能できる演奏。Jorg Demus(1928ー2019墺太利)46歳、技術的にも安定して、晩年の不安な技巧の陰りはありません。(74:02)

Valois MB 438, 1962Debussy チェロ・ソナタ(アンリ・オネゲル(vc)/ノエル・リー(p))/フルート、ヴィオラとハープのためのソナタ(クリスチャン・ラルデ(fl)/コレット・ルキアン(va)/マリー・クレール・ジャメ(hp))/ヴァイオリン・ソナタ(モーリス・ラスキン(v)/ノエル・リー(p))/シランクス(ラルデ(fl))・・・11年ぶりの拝聴。1962年発売のLP復刻、音質はまずまず、CD化なっているか調べておりません。全編ひっそりと妖しい風情に充ちた名曲揃い、仏蘭西往年の名手を揃えて、陶然といたしました。(11:00-18:27-12:35-2:31)


2023年9月某日/隠居生活初心者入門の日々

女子バレー対伯剌西爾戦3-2惜敗、なんだけど実力差ありましたよ。サーブも守備もブロックも見事、だけど攻撃が決まらない。お相手は日本のスパイクをみごとに拾ってパワフルなスパイクを決めてきます。予想通りガビ大活躍、古賀紗理那と同じ180cmなんですってね、その最高到達点の高さ、鋭さに驚きました。なんとか巴里に行ってほしいけれど、世界との実力差はありますよ。未だランキング上には塞爾維、亜米利加、伊太利亜、中国、波蘭、強豪が犇(ひし)めいていおります。阿蘭陀も土弥尼加も強そう、格上を破っておかないとランキングを上げられません。ぎりぎり競り負けるのが現状の実力です。本日、男子バレー加奈陀との強化試合TVerにて配信とか。柳田率いる「1.5軍」アジア大会の活躍もネットで確認いたしましょう。

昨日は日差しもよろしく、昼頃に連続市立体育館行き。負荷軽くエアロバイク15分(88kcal消化)腹筋背筋二種も弱めに身体を動かしておきました。食事節制しても今朝の体重は63.3kg▲200g、思うように戻せません。今朝足腰に微妙なハリ有。

途上、ご近所の星乃珈琲店が改装に入って、どうも閉店するみたいです。毎日のように前を通るけれど、一度も入ったことはありません。仮に女房殿と二人で珈琲を喫したら、自宅でいただく(安い)豆の一ヶ月分くらいにはなるので、そんな贅沢をする気分にはなれません。土日祝日朝に通るとけっこうクルマはあって、モーニング目当てみたい。他の時間帯の客の入りはわかりません。次はどんな店が入るのでしょうか。お隣のびっくりドンキーは最近モーニングを始めて、それが影響を与えたのかも。この辺りは工場地域+住宅街+大学も近く昼は賑わっております。節約しているつもりでも9月のカード請求の金額がけっこう多いことに驚きました。細かい支出の積み重ねか?

Tunabaut TV365065Weber グラン・ポプリ ニ長調(チェロと管弦楽のためのコンチェルト・シュトゥック)/Danzi チェロ協奏曲 ホ短調(カール=アウグスト・ビュンテ/ベルリン交響楽団)/Carl Stamitz チェロ協奏曲第2番イ長調(イェルク・フェルバー/ヴュルテンベルク室内管弦楽団)〜トーマス・ブレース(vc)・・・膨大に保存した音源点検整理すると懐かしいTurnabout録音出現、1960年前後ですか?音質は良好です。Thomas Blees(1938-独逸)とは初耳チェリスト。同時代の音楽に多くの録音を残しております。Weberの作品はおそらく初耳、Mestoso(3:33)Andante(7:13)Adagio(4:35)Allegro(6:15)途切れなく続く素朴な歌謡的旋律、意外と録音は多くない闊達な名曲。Franz Danzi(1763-1826独逸)はBeethovenと同時代、そしてWeberの師匠筋とのこと。これは演奏個性もあるのかも知れないけれど、たっぷり哀愁浪漫起伏のある表情がステキな旋律でした。Allegro(15:20)Larghetto(4:54)Allegretto(7:16)。Berlin Symphony Orchestraは旧西のほう、ややノンビリして、まずまず瑞々しいサウンド、チェロはしっとり雄弁でした。第2楽章「Larghetto」はたっぷり懐かしく清々しい。第3楽章「Allegretto」は優雅に弾むよう。 Carl Stamitz (1745-1801捷克?)は息子の方、これはHaydnのちょっぴり後の人ですね。作品的にやや軽妙に清々しいテイスト、なによりイェルク・フェルバーの伴奏が桁違いに流麗ノリノリでした。(9:58-6:32-4:54)

ARTENOVA 74321 63641 2Ravel バレエ音楽「ダフニスとクロエ」〜ミヒャエル・ギーレン/バーデン・バーデン南西ドイツ放送交響楽団/ヨーロッパ合唱アカデミー(1997年)・・・音質優秀。幾度聴いているMichael Gielen(1927ー2019独逸)の記録。全曲57:56潔く1トラック収録、一度聴き始めたら途中で止められません。これが緻密なアンサンブルにクールな風情、Ravelの超・精密な作品を余すところなく魅力的に表現して、巧まざる色気さえ感じさせる完成度でした。同時代作品を意欲的に取り上げてきたこのオーケストラもシュトゥットガルトと合併して、なんだかなぁ、世知辛い世情となりました。


2023年9月某日/隠居生活初心者入門の日々

今朝は20度Cくらい?しつこい夏の名残もようやく落ち着いてきて、朝晩はぐっと涼しくなってきました。季節の変わり目には体調管理に気を付けましょう。昨夜、女子バレー対土耳古戦に1-3完敗は予想通り。第1セット競り勝っていけるか?一瞬の期待も善戦も虚しく世界一のチームに破れました。高さ・パワー・スピードすべてに於いて格上、バルガスのスパイク最高到達点は3m、サーブは100km/hでっせ、本日の伯剌西爾戦に雪辱を期しましょう。お相手にはエース・ガビがおります。

人生いろいろウソもあり、ズルした自覚もあるから、市立体育館往復に時々ゴミ拾いは功徳のつもり。昨日もしっかりエアロバイク15分100cal消化して+筋トレ軽く4種ほど、日差しもやや力を失って気分爽快に帰宅したものです。体力的に余裕もあったので午前中に切れていた調味料野菜など入手に久々業務スーパーへ。リュックにずしりと商品を背負って帰る途中・・・団地近くの疎水公園みたいなところ、先の方に寝転んでいるズボンが見える・・・工事でもしているのかな、なんて思いつつ接近すると、80歳ほど?のお婆さんが倒れておりました。身体片側がやや不自由らしく、転んで起き上がれないとのこと。とくに怪我をしているふうでもなし、身体を支えて立ち上がっていただきました。10分くらい苦しんでいらっしゃったのかな?大丈夫ですかと伺ったら、すぐ近くですから、と。スマホは持っていて、誰か呼べるような親しい人はいないのでしょうか。それとも、早々に自分が通り掛かったのか。

人生巡り合わせですよ。これも功徳に入りますか?閻魔様の評価はちょっぴり上がったでしょうか。大事じゃなくてよかった。しっかり総歩数壱萬歩を超えしっかり鍛えて食事抑制しても今朝は63.5kg▲300g、ラーメンの呪いはなかなかカンタンに解けません。

DG 4864117Beethoven 交響曲第5番ハ短調〜ガボール・タカーチ=ナジ/ヴェルビエ音楽祭管弦楽団(2012年ライヴ)・・・少々前に全集録音中一曲のみ聴いていて、失念していたもの。Gabor Takacs-Nagy(1956-洪牙利)は室内楽のヴァイオリニストとして著名、最近は指揮をしていたのですね。小編成のモダーン楽器、力感に不足することなく全曲緊張感とテンションをを維持した立派な演奏。この団体は若手育成を旨としたユース・オーケストラとのこと、技術は一流に若さと熱気、勢いを感じさせて、馴染みの劇的名曲は新鮮に響きました。他も確認しなくては。(7:02(提示部繰り返し有)-9:06-4:37-8:21(繰り返しなし/盛大なる拍手有)

SONY-VivarteMozart 歌劇「イドメネオ」序曲 K.366/「後宮からの逃走」序曲 K.384/「劇場支配人」序曲 K.486/「フィガロの結婚」序曲 K.492/「ドン・ジョヴァンニ」 序曲K.527/「コシ・ファン・トゥッテ」序曲 K.588/「皇帝ティートの慈悲」序曲 K.621/「魔笛」序曲 K.620/セレナード第13番ト長調 K.525「アイネ・クライネ・ナハトムジーク」〜ブルーノ・ヴァイル/ターフェルムジーク・バロック管弦楽団(1991年)・・・一部昔馴染みに聴いていた古楽器演奏。加奈陀の団体は最近噂を伺えないけれど、SONYに膨大な録音を残しておりました。粗野な明るい響き、勢いとリズムはヴィヴィッドな陰影と起伏、輝かしくも新鮮な音質、誰でも知っている名曲を揃えて文句なしの愉悦をくださいました。(序曲 4:29-4:36-4:21-4:50-6:09-4:32-4:46-6:32)(セレナード 7:36-4:36-2:01-5:09)


2023年9月某日/隠居生活初心者入門の日々

昨日は最高気温30度Cに届かず、昼も夜もずいぶんと過ごしやすい秋の気配でした。朝一番、いつも通り洗濯済ませて千年一日の如く同じ手持ち音源ファイル点検整理ヲタク趣味・・・あまりにワン・パターンな生活に危機感を覚えて、曇空に気温もさほど上がっていないし、ご近所に出掛けました。”急激にインシュリンを出させない(血糖値を上げにくい)”食事トライヤル第2段実施・・・禁断のラーメン(≒豚の素)で昼食実験開始。

特別に意識しているワケでもないけれど、麺類や粉もの、パンはここ数ヶ月極めて限定的な摂取となって、結果グルテン・フリー(←じつはその意味合いをあまり理解していない)ラーメンはもともと大好きだけど、ダイエットを意識しだしたここ7-8年ほど数回/年と自主抑制しておりました。出発前にチーズを摂取(蛋白質)一番ご近所一等地のラーメン屋は評判いまいち、まずまずの味とは前回チャーシュー麺(醤油味スープ)で知っておりました。今回は濃厚?なんとかスープ+3種の肉入り、急激に血糖値を上げぬためには蛋白質がタイセツとのこと。以前の経験ではラーメン喰うと一日で1kg増える! それが恐ろしい。ご近所ラーメン3種肉乗せ高カロリー

自分にとってはやや塩味も甘味も少々過多、やや細丸麺は茹で時間短か目にやや粉っぽく感じるけれど、これ以上茹でるとヤワ過ぎるのでしょう。味のメリハリという点では若い人に受けると類推、やはりまずまずと評価しました。2-3ヶ月ぶりのラーメンを堪能して、1,280円、水道光熱費原材料費人件費も上がっているから仕方がないけれど、徐々に庶民の価格から遠くなっております。食後は身体を動かしたり入浴したりするのが大切なんだそう、そのままスーパーに食材買い出しに足を伸ばして、総歩数は4,300歩ほど。じっと引き隠っているよりマシ。その後ハラはあまり減らず、夕食はそれなりフツウに摂って、今朝の体重増は覚悟したら・・・結果63.8kg+700g! やっぱ増えるなぁ、鍛錬と抑制でなんとか戻しましょう。2023年はもうラーメン打ち止め宣言。ネットのニュースでは「1,000円の壁」とやら、ラーメン屋さんの倒産が続いているとか。

夜は女子バレー欧州の強豪白耳義戦。日本より平均身長10cm以上高い、第1セットはサーブにミスも目立ち、相手の高さもあって一進一退押され気味に推移、なんとかぎりぎりジュースからの勝利(20点過ぎてからの粘りが実力)ところが第2セット第3セットはサーブもブロックも攻撃もオモロいように決めて、大差で勝利しました。古賀絶好調。5戦連続3-0。この先強豪伯剌西爾土耳古が待っております。カンタンには勝たせてくれないでしょう。

SUFWST FUNK-4Berio シンフォニア(エルネスト・ブール/バーデン・バーデン南西ドイツ放送交響楽団/スウィングル・シンガーズ1969年)/Liebermann ジャズ・バンドと交響楽団のための協奏曲(ハンス・ロスバウト/バーデン・バーデン南西ドイツ放送交響楽団/Werner Drexler(p)/Heinz Hermannsdorfer(tb)/Hans Wilfert(tp))/Halffter 暴力の犠牲者たちのための悲歌(Hans Peter Haller編/エルネスト・ブール/バーデン・バーデン南西ドイツ放送交響楽団)/Stravinsky 墓碑銘(フルートとクラリネットとハープのための/Sepp Fackler(cl)/Kraft-Thorwald Dilloo(fl)/Hildegard Heckel(hp)) ・・・同時代の音楽を発信し続けるドナウエッシンゲン音楽祭75周年記念(1921-1996年)音源。Berio以外の録音年の調査は付きませんでした。どれも音質良好。Berioのシンフォアには大好きな作品。Mahler 交響曲第2番ニ短調「復活」より第3楽章「Scherzo: In ruhig fliesender Bewegung」が自在にコラージュして登場。そしてスウィングル・シンガーズの自在な超絶技巧(楽譜はいったいどうなっているのか?)ものすごくカッコよい! エルネスト・ブールの緻密な集中力アンサンブルはライヴとは思えぬほど。(5:46-5:00-14:40-6:58)Liebermannはフリッツ・ライナーも録音している題名通りの作品、通常のオーケストラとジャズ・バンドが競い合って、これもカッコ良くて賑やかにノリノリ。(16:51)Halffterはもともと弦楽アンサンブルですか?電子音楽編曲とか、色彩に充ちて、神秘に繊細な衝撃的な作品でした。(21:14拍手有)Stravinskyの墓碑銘は7小節の儚い小品。ドナウエッシンゲン音楽祭のパトロンだったフュルステンベルク公爵の追悼曲、とのことです。そんな酔狂なパトロンがいらっしゃったのですね。(1:23)

BRILLIANT BRL94111 Frescobaldi(1583-1643)Toccata Prima/Toccata Seconda/Toccata Terza/Toccata Quarta/Toccata Quinta/Toccata Sesta/Toccata Settima/Toccata Ottava/Toccata Nona/Toccata Decima/Toccata Undecima*/Toccata Duodecima*〜ロベルト・ロレッジャン(cem)(2004年)*(or)(2002年)・・・「タブラチュア譜によるチェンバロとオルガンのためのトッカータ集第1巻」とか、んなこと云われてもド・シロウトにはさっぱり意味不明なその筋にはけっこう有名な作品らしい。かっちりとリズムを刻む風情に非ず、装飾音たっぷりに延々と詠嘆の歌が続いて、馴染んでいるBachとはお国柄も時代も違って、のんびり眠くなるほど優雅。これはこれで当時としては革新的な変化に富んだ作品と評価されたらしいけれど、なんとも陰影メリハリとは遠いと感じたもの。(←勝手な感想)ラスト2曲はオルガンとなって、これは壮麗な風情が漂いました。音質は極上。(4:58-4:43-3:58-4:28-4:44-5:29-5:11-4:17-5:45-4:26-5:54-5:04)


2023年9月某日/隠居生活初心者入門の日々

昨日は夜半より雨、昼の天気は保ちました。全国あちこちけっこうな雨が降って、奈良には警報も出たようです。本日は最高気温30度Cに届かぬ予報、昨夜は涼しく過ごせました。昨日いつも通りの市立体育館行き、途中空き缶とペットボトルを手と肘挟んで持てるだけ持って、自販機の回収箱に入れました。トレーニングルームは適度に空いていて、全身6マシン7種の筋トレ+エアロバイク15分100kcal消化、足の状態もよろしいので早足にて帰宅、試しに”急激にインシュリンを出させない(急激に血糖値を上げない)”食事を意識して、昼残りご飯消化をかなり大量に摂取、但し先に納豆をハラに入れておきました。夕食もフツウの量、結果今朝の体重は63.1kg▲200g。やはりご飯の量が多すぎたのか。でも減りましたから。

自分のほとんど唯一の趣味である音楽を聴くこと(最近読書がさっぱり進まない)でもオーディオ機器にはほとんどカネを掛けておりません。ま、キリがないからね。誰に自慢する気も、他に聴く人もいないからそれで満足しております。それを前提に・・・ここ最近、種々音源ファイルの点検整理を続けて、音質がとても気になります。歴史的音源太古音源だからと云った問題に非ず、ちょっと曇ったモノラル録音でも聴きやすいものはあります。世代的に1980年(ディジタル録音の実用化)以降は自分の実感としては”比較的新しい”録音、21世紀前後やごく最近のものでも妙に殺伐として乾いた音質にガッカリすること再々。EverestやMercury、RCA辺りを代表として、1960年前後でもびっくりするくらい解像度が高い音質は存在して、あれはド・シロウト向けにわかりやすい仕上げということでしょうか?これって、自分の安物オーディオとの相性かなぁ。高級なものだったらもっと印象変わりますか?どなたかご教授お願いしたいもの。

Brilliant99423Vivaldi 協奏曲ト長調 RV 151「アラ・ルスティカ」(0:58-1:08ー1:18)/チェロ協奏曲ト短調RV 417(2:42ー2:54-3:10)/フルート協奏曲ニ長調 作品10-3RV 428「ごしきひわ」(4:02-1:38-2:39)/2本のフルートのための協奏曲ハ長調RV 533(2:14-2:18-2:17)/ヴァイオリン協奏曲ト短調(1:36-1:24-3:16-2:22)/フルート、ヴァイオリン、チェロのための協奏曲ニ長調(3:24-1:51ー2:42)/フルート、ヴァイオリン、チェロのための協奏曲ニ長調*(2:59-2:02-2:12)〜ムジカ・アド・レーヌム/イェド・ベンツ(fl)/マンフレート・クレーマー(v)/バラシュ・マーテー(vc)/*フロリレジウム/アシュリー・ソロモン(v)/レイチェル・ポッジャー(v)/ダニエル・イードン(vc)/ニール・ペレス・ダ・コスタ(cem)(1993年)・・・Brilliantから出ていた寄せ集め演奏家名曲集より、ネットから調べ直しても作品詳細は一部不明、作品番号など特定できません。ラスト2曲はもちろん違う作品。(リンク先は微妙に収録が異なる)2007年来の再聴。レナート・ファザーノによる1960年頃の演奏を懐かしく拝聴したけれど、30年後ぴっかぴかの音質に古楽器による味わいある音色、軽快に速いテンポ、キレのあるノリノリのリズムに心奪われました。フルートと書いたけれどフラウト・トラヴェルソ(横のフルート)が正しい。Musica ad Rhenumは知名度的には劣るけれど、たしか阿蘭陀の優秀な古楽器アンサンブル、Brilliantに大量の録音を残しております。「アラ・ルスティカ」って映画「オール・ザット・ジャズ」の音楽ですよね。「ごしきひわ」は先のファザーノと同じ作品だけど、印象まったく変わってあきらかにモダーンなセンスに別物を聴く思いでした。ラストなぜか著名なフロリレジウムの演奏がフィル・アップされて、いかにも廉価盤寄せ集め風でした。

Berlin ClassicsHandel 9つのドイツ・アリア/来たるべき日々の空しい憂いも HWV.202/たわむれる波のきらめく輝きは HWV.203/ かわいい矢車草の花 HWV.204/ 快い静けさ、安らぎの泉 HWV.205/ 魂よ、神をほめたたえて歌え HWV.206/私の魂は見ながらにして聴く HWV.207/ 暗い墓穴から来たお前たち HWV.208/心地好い茂みの中 HWV.209/ 燃えたつようなばら、大地の飾り HWV.210〜アーリーン・オジェー(s)/ペーター・ミリング(v)/ヴェルナー・タスト(fl)/ブルクハルト・グレツナー(ob)/マティアス・プファエンダー(vc)/ディーター・ツァーン(v)/ギュンター・クリエール(fg)/ヴァルター・ハインツ・ベルンシュタイン(cem)(1980年)・・・Arleen Auger(1939-1993亜米利加)はアメリカのソプラノとは信じられぬほど独墺でのレパートリー、活躍をされて、早く亡くなったのが惜しい人でした。バックはドレスデンのメンバーでしょう。言葉の壁はあるけれど、どれも親しみ深い旋律と優しく語りかけるような声に包まれて、至福の時間を過ごせます。(4:55-7:00-6:32-5:40-5:39-6:35-5:37-5:00-5:48)


2023年9月某日/隠居生活初心者入門の日々

昨日は降ったり止んだり、洗濯物をベランダに出したり入れたり、なんとか夕方には乾きました。東北地方は引き続きの大雨が心配です。夕方なんとも不快な空気にエアコン入れたまま就寝、深夜には気温は下がったけれどそのまま寝てしまって朝は身体が怠い。それ以外は引き隠ってDVDに保存した音源の点検整理廃棄作業ヲタク趣味を延々と続けて身動きしなかったら・・・今朝63.3kg+400g。YouTube健康系動画を見ていたら、ダイエットに総カロリー制限という発想は誤り、糖質の取り方急激にインシュリンを出させない(急激に血糖値を上げない)食事が重要なんだそう。液体(ジュースなどが代表例)塩むすびみたいのが一番よろしくなくて、必ずタンパク質、野菜、食物繊維と一緒に摂るのが正しい(急激に血糖値を上げない)らしい。気を付けましょう。昨夜の女子バレー対勃牙利戦も3-0圧勝、第1セットこそ相手の高さに苦しめられたけれど、第2セット山田のサーブで9連続得点、エース古賀絶好調、林は相変わらず上手く、石川も途中出場して存在感を示しました。ラストは和田の強烈サービス・エース連続で締めくくり。ま、ここまでは格下ばかりだったら、この先がほんまの勝負でしょう。そしてタイガースに続きパ・リーグはバファローズが本拠地にて一気に優勝を決めました。強いですね。

本日もこれから通うけれど、市立体育館トレーニングルームはたいていシルバー顔馴染メンバー(含む自分)皆、思い思いに頑張っても気になることがあって、まず、水やお茶の持参が少ない。半分いないと思います。実際に水分を摂っている人はもっと少なくて、自分は例えばトレッドミル(最近はエアロバイク)5分ごとに、筋トレマシンも2-3種に一回、きっちり冷たいお茶をいただくようにしております。これがほとんど見掛けないのが不思議。脱水症状は怖いですよ。とくに夏は。ここはシャワーが使えるのがありがたくて(無料)小さい入れ物にシャンプー・リンスなど持参して毎回使ってから着替えます。これも、他のメンバーはほぼ使わない。そのままクルマに乗ったり、自転車でご帰宅みたい。気持ち悪くないのかなぁ、夏場は凄い汗ですよ。歩いて2km炎天下を戻って帰宅したら再び着替えは必要だけれど。

NAXOS 8.555229Addinsell (1904-1977) 映画「チップス先生さようなら」 テーマ(1939)/映画「ワルツへの招待」より「リング・ラウンド・ザ・ムーン」(1950)/映画「スモーキー・マウンテンズ」(1950)(協奏曲)First Movemen ー Valley Song 谷の歌 - Old Joe Clark 老ジョー・クラーク/映画「りんごの島」(1940)/映画「王子と踊子」(1957)/映画「ト調の音楽」(1943)/映画「トム・ブラウンの学校生活」 序曲(1951)/映画「フェスティバル」(1947)/映画「 ロマンスへの旅」(1955)/映画「無敵艦隊」 組曲(1937)/映画「二都物語」 テーマ(1958)〜フィリップ・マーティン(p)/ロードリック・エルムス(p)/ケネス・オルウィン/BBCコンサート・オーケストラ(1994年)・・・Kenneth Alwyn(1925ー2020英国)は懐かしい名前。映画本編は見たことがないけれど、どれもどこかで聴いたように懐かしく、夢見るようにカッコ良い旋律ばかり。難解晦渋な音楽もノーミソには必須、だけどこんなワクワクするようなわかりやすい旋律、そしてピアノも登場するステキな編曲に心奪われました。

CVB634Vivaldi ヴァイオリン協奏曲 作品8「四季」(「春」「秋」ルイジ・フェッロ(v)「夏」「冬」グイド・マッツァート(v)1959年)/4台のヴァイオリンのための協奏曲ロ短調 作品3-10(ルイジ・フェッロ/エドモンド・マラノッテ/アンジェロ・ステファーノ/フランコ・グッリ(v)1959年)/フルート協奏曲ニ長調 作品10-3RV 428「ごしきひわ」(パスクワーレ・リポリ(fl)1962年)/ヴァイオリン協奏曲ト短調 作品8-5「海の嵐」(エドモンド・マラノッテ(v)1959年)〜レナート・ファザーノ/ヴィルトゥオージ・ディ・ローマ・・・Renato Fasano(1902-1979伊太利亜)はもうすっかり懐メロな名前。1960年代はイ・ムジチとけっこう人気を競っておりました。誰でも知っている同時期録音のイ・ムジチの「四季」はカリッと歯切れよろしく明るいフェリックス・アーヨのソロ、そして集中したアンサンブル+圧倒的な音質の良さ。こちらちょっと音質が落ちると云った(大昔の)記憶でした。やがて人生幾星霜、数十年ぶりの邂逅は音質もさほどに悪くない自然な感じ(何故か?「4台のヴァイオリン」のみ少々落ちる)各々ヴァイオリン・ソロが蠱惑の音色にたっぷり歌ってオーソドックス、どこにもムリムリな表現は存在しない。久々にのんびり(過ぎ?)平和なリズム感に充ちて、こんなバロック音楽もなかなかよろしい感じ。(春3:17-2:45-4:13/夏5:41-2:19-3:05/秋4:45-2:26-3:31/冬3:46-2:20-3:08)(4台のヴァイオリン3:51-1:30-1:47-3:16)(フルート協奏曲4:00-3:03-3:49)(海の嵐3:04-3:04-3:48)


2023年9月某日/隠居生活初心者入門の日々

もう9月も後半に入っているのに、当たり前の猛暑続き、朝が涼しいのが救い。秋田では大雨とか、こちらも朝からの雨、洗濯物は室内干しとなります。昨日は予定通り朝一番に市立体育館へ、筋トレ4種控えめに+エアロバイク15分100kcal消化、平日に入っていつもの常連メンバーばかり、空いておりました。あとは音源ファイルの点検整理廃棄作業延々、バロック音楽(Bach以外)はかなり大量、ネットより音源入手を始めた初期、当時存在したサイトの主力はバロック音楽、mp3なので現在の自主基準ではほぼ廃棄対象だけれど、例えばFrescobaldi(1583ー1643フェラーラ)まとめた音源など貴重、ところがCD2枚分ファイル不良だったり、そもそも入手抜けだったり、今更再入手不能は残念、ちょっとガッカリしたもの。いずれ、しばらく疎遠になっていた音楽を堪能できそうです。

昨夜の女子バレーは対波多黎各戦。結果は3-0圧勝だけれど、内容的には背が高く骨太、パワーもワザもある別嬪チームにかなり苦戦、第1セットはエースのアベルクロンビエに決められておりました。井上が好調を維持して、古賀も復調、相変わらずの守備の上手さに25-23ぎりぎり乗り切ったものです。第2セットは逆転されセッター関→松井に交代させて雰囲気とリズムを変えて再逆転、アベルクロンビエ対策も修正して得点を押さえました。25-21。第3セットは一気に25-13で圧勝。サーブが効いてますね。この勢いで勝ち進んで欲しい、伯剌西爾、そして世界一の土耳古辺りが山場でしょう。なんとかこの勢いを維持して欲しい。

今朝の体重は62.9kg▲100g。

Argo UCCD-51008Elgar 交響曲第1番 変イ長調/序曲「コケイン」(ロンドンの下町にて)〜チャールズ・マッケラス/ロンドン交響楽団(1990年)・・・鬱蒼とした歩みを感じさせる英国音楽の至宝的作品、Charles Mackerras(1925ー2010濠太剌利)+英国最高峰のオーケストラ+英DECCA系の録音に期待は高まって、2−3度繰り返して印象はいまいち。悪くはないけれど、音質も表現的にも、オーケストラの調子も期待ほどの納得が得られない。大好きな作品だから種々聴いてきて、こんな経験は初めてでした。しばらく置いておいて仕切り直し予定。(18:52-7:18-11:41-11:30)倫敦の街の風情をたっぷり描写した「コケイン」はその微妙な心象変化が立派な演奏と聴きました。(14:25)

Supraphon SU3478-2Debussy 牧神の午後への前奏曲(1966年)/管弦楽のための映像(1977年)/遊戯(1966年)/神聖な舞曲と世俗的な舞曲(1977年)〜セルジュ・ボド/チェコ・フィル・・・収録作品が少々異なるけれど、2006年来の再聴。音質は極上。Serge Baudo(1927ー仏蘭西)は未だご存命?ややジミに質実なサウンドに細部緻密にていねいな描き込み、「牧神」のアンニュイな風情(9:40)「映像」に於けるリズム感のキレ(7:17-6:50-8:20-4:12-7:21)自在に旋律を歌う「遊戯」(17:07)神秘なハープが効果的な「舞曲」(4:23-4:45)どれも納得の演奏でした。


2023年9月某日/隠居生活初心者入門の日々

本日より現役世代、学生は活動再開。こちら未だ両足にやや違和感はあっても痛風発作は治まって身動き自由な日常生活、それでも猛暑続きにちょっぴり夏バテっぽいのは精神的な問題でしょう。前向きな意欲はまったくありません。食材買い物も婆さんのところに出掛ける女房殿に最低限お願いして、自宅に引き隠り。あまりの汗にとうとう夕方エアコンを入れました。料理はちゃんと仕立てましたよ。

あまりテレビは見ないけれど、ジャニーズ関係のCMをあまり見なくなって(今朝、生田斗真のP&Gは放送されていた)ドラマや、若手が出てくるワイドショウ的な番組にはまだまだ露出中、思ったより撤退の動きは早いのかな? 処理水に関連して、日本を愛する在日中国人李姉妹のYouTubeに「あのいやがらせ電話はなんや」みたいな書き込みがあるらしい。それって全然関係ない筋違いやろ、迷惑電話中国人と同じことの鸚鵡返し、どこの国にも困った人はいるもの。匿名性ってヤバいっすね、素性を辿ったら意外と気弱な人だったりするとか。

今朝の体重は63.0kg▲100g。意を決してトレーニングに出掛けましょう。週末はちょっぴり雨予報、気温も下がることを期待します。

DG POCG-7102 Saint-Sa”ens交響曲第3番ハ短調 「オルガン付」/Messiaen 「キリストの昇天」〜チョン・ミョンフン/パリ・バスティーユ歌劇場管弦楽団/マイケル・マッテス(or)(1991年)・・・古典的なわかりやすい作品構成、ゴージャスなサウンドにダメ押しのオルガン「ド・ミ・ソ」和音が印象的な作品、これはとは別に某メジャーレーベル、某著名指揮者オーケストラの演奏がまったくつまらなくて、こちらに行き着いたもの。鄭明勳(1953ー韓国→亜米利加)オペラ座の監督在任は1989-1994年、現職は?ドレスデンの首席客演くらいですか?無難にまとめた、みたいな一部ボロカス評価もあるけれど演奏個性嗜好は人それぞれ、意外と質実に整ったアンサンブル、過不足のないバランス感覚に作品旋律の美しさが際立って、久々に昔馴染みな作品を堪能できました。(10:26-10:39、7:24-7:57)Messaienは神秘的な静謐、これも美しいサウンドが印象的。(816-606-532-1223)

NAXOS 8.557518-19Sho"nberg グレの歌〜ロバート・クラフト/フィルハーモニア管弦楽団/サイモン・ジョリー合唱団/ステファン・オ・マラ(t)/メラニー・ディーナー(s)/ジェニファー・レーン(ms)/デーヴィッド・ウィルソン=ジョンソン(b)/マーティン・ヒル(t)/エルンスト・ヘフリガー(語り)(2001年)・・・前半半分(Part I)拝聴。ラストは「 Tauben von Gurre! Sorge qualt mich (Voice of the Wood Dove)」。これはSho"nberg初期の作品、後期浪漫のゴージャスな香りが満喫できる名曲、400名! 必要な編成とか。生活苦から完成には時間が掛かって1913年初演時には既に作曲者の意に沿わぬ作品になっていたとのこと。皮肉にも大成功を収め、そのことが理解できるわかりやすい、豊満壮麗なサウンド、演奏の善し悪しは自分に云々出来ぬけれどロバート・クラフトはこの辺りのスペシャリスト、声楽管弦楽、音質含めて不満はありません。編成ゆえになかなか実演は難しそうだけど、録音はけっこうたくさん出ておりました。(7:04-4:08-3:25-3:37-2:43-2:31-5:25-6:43-7:07-4:51-6:14-12:59)


2023年9月某日/隠居生活初心者入門の日々

連休三日目の敬老の日。自分は毎日連休なのでいつもと変わらぬ月曜、早朝にわか雨が降ってその音に目覚めました。もう雨は上がって本日も佳き天気との予報でした。昨日もしっかりトレーニングルームに鍛えて、予想外に空いていたのは地域の秋祭りだったからでしょう。その準備で忙しいのかも。ナッツを喰い過ぎたせいか今朝の体重は63.1kg+300g。食材が尽きているので買い物が必要だけど、冷蔵庫在庫かき集めてなんとかする道もあります。昨夜も女子バレー対亜爾然丁戦3-0圧勝。やはり南米娘は身体が太くパワフルな別嬪揃い、古賀がマークされてあまり得点できず、井上、宮部、林が決めてくれました。連戦はキツいだろうけど、後半に向かうほど強豪との対戦となるようです。応援してまっせ。

秀丸エディタは優れもの、もう二十数年のお付き合いに多種多様な機能は使いこなせていないけれど、Grep機能はサイト更新に必須です。すべてのテキストファイルから特定の用語を読み出して、それを置き換えて自動保存すること。例えば十数年前?作曲家の表記を大文字から修正、例えばMOZART→Mozartにしたものです。

先日もScho"nbergの作品27は「4つの混声合唱曲」これが何故か一部「4つの小品」になっているのを偶然に発見、ま、一箇所くらいやろと安易にGrep指示「4つの小品 作品27」→「4つの混声合唱曲 作品27」一斉置き換えしたら・・・ごっそり出現! Bartokにも「4つの小品 作品27」はあったのですね。しかも偶然「あいまい検索」にチェックが入って、さらに妙な置き換え結果になっている(汗)仕方がないので一個一個ファイルを開いて確認修正したものです。ド・シロウトの安易な行為はロクな結果を産まぬもの。幾度そんな誤りは繰り返して【♪ KechiKechi Classics ♪】には修正しきれぬヘンなのがあちこち、じつはたくさんあります。

BRL93281Mendelssohn 交響曲第1番ハ短調/第4番イ長調「イタリア」〜フランス・ブリュヘン/オランダ放送室内管弦楽団(1992年)・・・18世紀管弦楽団に非ず、別途モダーン楽器管弦楽団との録音。Brilliant名曲全集に収録されておりました。疾風怒濤風悲劇的な風情を強調したハ短調交響曲はかなり入魂! 力の入った元気な演奏でした。乾いた音質の印象か、ティンパニの強調は響きが濁って美しくない、アンサンブルは潤いが足りぬ乾いた印象が強いもの。(10:59-6:55-6:42-8:30)明るく推進力に溢れた「イタリア」は比較的優雅な風情、流れの良さは感じられたけど、どうもオーケストラのサウンドに魅力が足りない。(11:20-6:29-5:47-5:20)

EMI  7243 4 78737 2 0J.StraussUワルツ「美しく蒼きドナウ」作品314(10:27)/ アンネン・ポルカ 作品117(4:22)/喜歌劇「ジプシー男爵」序曲 (8:20)/トリッチ・トラッチ・ポルカ 作品214(2:40)/皇帝円舞曲 作品437(11:22)(以上ベルリン・フィル)/喜歌劇「こうもり」序曲(7:52)/ピチカート・ポルカ (2:27)/ワルツ「芸術家の生活」 作品316(8:00)/ポルカ「電光と雷鳴」作品324 (3:13)/ワルツ「うわごと」 作品212(8:09)/J.StraussTラデツキー行進曲 作品228 (2:49)(以上フィルハーモニア管弦楽団) 〜ヘルベルト・カラヤン・・・EMI録音。音質にばらつき有、ちょっと検索しても詳細情報がよくわからない。DVD保存ファイルの点検整理「ワルツ集」をほぼ終えて、種々聴いてきて、この演奏はひときわ優雅な語り口の上手さ、オーケストラの瑞々しい響きに驚いたもの。有名な作品ばかり、旋律の歌わせ方の美しいこと、耳あたりのよろしいこと出色でした。


2023年9月某日/隠居生活初心者入門の日々

昨日もモウレツな日差し、夕方耐えきれずエアコンを入れても、就寝前には気温は落ち着きました。婆さん宅に息子一家来襲(自分は行っていない)敬老の日絡みだったのですね、女房殿の報告によると3歳と1歳の孫は兄弟喧嘩は激しいそう、帰り際にワガママ云って大暴れした長男にお嫁さんは鉄槌! 息子は引いていたとのこと。自分には高級珈琲豆をおみやげにいただきました。5人の曾孫を抱けた婆さんはシアワセでしょう。夜、女子バレーは対秘露初戦に貫禄の圧勝、南米のチームは皆骨太な体格であることに驚きました。日本チームは全員出場、林も和田も絶好調、もちろん古賀も。

昼過ぎ食材買い物に出掛けたけれど、あまりの日差しに一番近い1kmのスーパーへ。ここは体感二割ほど高く感じます。今朝の体重は62.8kg+100g。本日日曜も好天、市立体育館トレーニングルームは激混みを予想。

場末の引退爺には縁の薄いジャニーズの話題。世間様のご意見は百花繚乱状態みたいですね。埒外の自分は頓珍漢な理解かも知れないけれど、 (1) 9月中旬と云えば年末年始特番がほぼアウトラインとして決まっている時期、スポンサーのご意向、番組の枠組み、タレントの確保など既に押さえてあって、これがひっくり返ると制作現場は大混乱でしょう。できればなんとかこのまま、ちょいと手直し程度で済まぬものか・・・辺りが本音でしょう。
(2) 現役メンバー、退所した人、いずれ現在売れている人は絶対に、過去の自分の被害は口にしない。なかったことにするでしょう。ほんまになかった人もいると思うけれど、知らなかった、噂では漏れ聞いていたというのはウソっぽい。ありえない。
(3) CMやテレビ番組はゆっくり知らず知らず、ぬるりと足抜けをしていくのでしょう。日本人はすっぱり、ある日いきなり切リ捨てる! 波風立てることを好みません。どんなタレントが、どんな形で生き残るか、消えていくか注視しております。

Marco Polo 8.223202J.StraussUチェコ・ポルカ 作品13/ワルツ「ウィーンの若人」 作品7/サタネッラ・ポルカ 作品124/キュテレイア・カドリーユ 作品6/ワルツ「ソロンの蔵言」 作品128/ポルカ・マズルカ「神秘の花」 作品241/ワルツ「シトロンの花咲くところ」 作品364/インドラ・カドリーユ 作品122/ポルカ・シュネル「チク・タク・ポルカ」 作品365/ワルツ「婚礼の乾杯の辞」 作品136/新ピッツィカート・ポルカ 作品449/皇帝フランツ・ヨーゼフ1世救命祝賀行進曲 作品126〜アルフレート・ヴァルター/スロヴァキア国立フィル(コシツェ)(1988年)・・・この全集録音はNAXOSの偉業(初出はMarco Polo)。この収録の中でいちばん有名なのは「シトロンの花咲くところ」(これは甘く香るように優雅な旋律)他「新ピッツィカート・ポルカ」を聴いたことがあるくらい。でも、どれも類型的と云うか、楽しくのんびり気軽に楽しめる作品ばかり。 ラストの「救命祝賀行進曲」には例のHaydnの弦楽四重奏の旋律が響きます。Alfred Walter(1929-2005墺太利)はオペラ畑の人ですか?音質も作った感のない自然さ。オーケストラのサウンドは線が細く薄く、なんとも素朴、アンサンブルは意外と整って素直な響きと表現に聴かせて下さるもの。(4:08-9:26-4:13-5:49-8:42-4:18-9:27-5:15-2:50-7:17-3:28-3:34)

Karl Eliasberg(1907ー1978旧ソヴィエット白露西亜)Debussy 夜想曲(レニングラード交響楽団/合唱団/1962年ライヴ)/Scho"nberg 浄められた夜/Wagner ジークフリート牧歌(以上ソヴィエット国立交響楽団1976年ライヴ)〜カール・エリアスベルク・・・10年以上前、露西亜の怪しげサイトより入手したライヴ音源。Karl Eliasberg(1907ー1978旧ソヴィエット白露西亜)はちょっと知名度的にはジミな存在でした。Debussyはやや散漫な音質だけど、やや硬質なサウンドに集中したアンサンブルが聴きもの。(24:49)Scho"nbergは後期浪漫の濃密な作品、表情豊かに陰影深く濃厚、雄弁な表現でした。(27:53)Wagnerもゴージャスな響きに安寧な風情が際立ちました。(19:38)こちらは音質まずまず。


2023年9月某日/隠居生活初心者入門の日々

週末を迎え夜も昼も熱気、蒸し暑さは続きます。洗濯物はよう乾いて、運動靴も洗っておきました。コロナ感染も増え、インフルエンザも猛威を振るっているとのこと。せめて日々鍛えて免疫を高めておきましょう。昨日は朝一番にいつものトレーニングルームへ、筋トレは3種控えめに+有酸素運動エアロバイク15分、未だ左足に違和感はあるのでトレッドミルはご遠慮、膝に負担も掛からぬのでエエ感じに心拍数を上げておきました。今朝の体重は62.7kg▲200g。本日は息子一家が曾孫の顔を見せに婆さんのところに訪問するとのこと。

ネット環境をNURO光に変更して順調に稼働中。今月は工事費の3,000円のみの請求、初月は無料とのこと、来月NURO光より請求があるのか、それとも先月数日分も一ヶ月分として既にカウントされているのか不明です。先月末で解約したBB-Exciteの支払いが3,850円にて終了となるはず。ひかりTVはまったく契約した記憶もないのに、なぜか2ヶ月無料で接続案内が届いてその使い方もわからない。慌ててハガキにて解約手続きを送ったら確認の電話着信有「機器の返却はないですか?」・・・は ? そもそもひかりTVなど頼んだ記憶もなし、どうやって使うのか、専用機器が必要なのかも知りません。もちろんなにも届いていない。いずれ無傷で解約出来、電話対応は幾度かの経験から意外と真摯にスムース、かつてあちこち痛い目に遭あったところもありましたから。

CPO 777322-2Malipiero(1882-1973伊太利亜)ガブリエリアーナ/セレナータ/マドリガーリ/5つの寓話(ダミアーノ・ピンティ (ms))/7つのヴェネツィアのカンツォネッタ(ダミアーノ・ピンティ (ms))〜マルツィオ・コンティ/カメラータ・ストゥルメンターレ・チッタ・ディ・プラト(2003年)・・・油断すれば馴染みの音楽ばかり聴いてしまうのでお勉強が必要です。初耳団体は伊太利亜の室内アンサンブルとのこと。どれも編成の小さな室内楽乃至室内オーケストラサイズの作品ばかり。「ガブリエリアーナ」は著名なGabrielliのカンツォーナを編曲したもの、例の荘厳なる旋律は同じ、これを弦と管楽器にちょっぴり色彩を加えても雰囲気は同じでした。(2:53-4:30-2:39-2:54)「セレナータ」はユーモラスなファゴットを先頭に計13人の管楽器+弦楽器による怪しくも暗い、やや前衛風な作品。(9:43)「マドリガーリ」もおそらく馴染みのGabrielli旋律を素材に使った管と弦の室内アンサンブル。雰囲気はしっとりとルネッサンスのまま(5:03-5:08-2:58-3:09)「5つの寓話」から歌が入るけれど(4:21-3:20-3:49-4:52-1:49)言語の壁に歌詞内容や所以がわからぬのは「7つのヴェネツィアのカンツォネッタ」のも同様です。(1:20-1:04-0:59-1:04-0:59-1:04-0:35-0:45-1:11)いずれアルカイックに、時に劇的フクザツな雰囲気、落ち着いた女声ソロが堪能できました。

PHILIPS A 01520 LScho"nberg 浄められた夜(Felix Galimir, Ernestine Briesmeier(v)/Harry Zaratzian, Samuel Rhodes(va)/Michael Grebanier, Judith Rosen: cello(vc))/4つの混声合唱曲 作品27(Marni Nixon(s) Catherine Gayer(a)/Richard Robinson(t)/Sam van Ducen(b)/ Max Gralnick(mandoline)/Hugo Raimondi(cl)/Dorothy Wade(v)/Emmet Sargeant(vc)/ロバート・クラフト/1957年)/管弦楽のための変奏曲 作品31(ロバート・クラフト/コロムビア交響楽団/1956年)・・・2021年来の再聴。幾度も聴いております。これはLP復刻音源。

浪漫むせ返るように濃厚な「浄められた夜」は、フェリックス・ガリミール(NBC交響楽団のコンマス)先頭に8人のみの演奏に指揮者クレジットなし。弦楽合奏による分厚い響きも悪くないけど、こちら切り詰めた編成による見通しの良い響き+集中力がいつになく(いっそう)新鮮!
とは「音楽日誌」2014年のメモ。録音年不明、音質はかなり良好。濃厚濃密な浪漫香る大好きな作品、六重奏版のほうが作品細部の様子が明晰にわかりやすいと感じます。(27:25)声楽の超絶技巧を堪能できる「4つの混声合唱曲」(8:11)巨大なる楽器編成な「変奏曲」(18:47)はネットより音源入手当時珍しい音源でした。その後、ロバート・クラフトのコロムビア録音が再発売され、あい変わらず、この辺り晦渋な作品はお勉強中、完全に身についておりません。売れなくてもメジャーレーベルが社会的意義を感じて録音発売していた時代でした。


2023年9月某日/隠居生活初心者入門の日々

昨日も暑く、夜は不快な湿度が戻っております。予報によるとこの気温はしばらく続くらしい。タイガースが11連勝、一気に18年ぶりの「あれ」を決めました。流行語は概ね虚しい寿命だけど「あれ」はエエ感じですね。自分はタイガースファンでも、野球ファンでもないけれど、ジャイアンツが無様に負ける(←金満権力の象徴???)のは気持ちよろしいもの。昨日は洗濯したのみ、引き隠って20世紀音楽辺りのDVD保存音源点検整理、某まとまった音源が中途半端に揃って、.mp3だけど廃棄に忍びない、残り不足分をネットに探ろうかと悩みつつ作業継続。すると別途.flacファイル全部揃えて出現、数年前既に入手していたことをすっかり失念、記憶は完全に消えていたのも情けない。女房殿は朝一番市立体育館経由婆さんのところへ出掛けてケアマネさんと定期打ち合わせ、昼過ぎに戻って寿司を喰いたいと曰(のたま)う。先日、自分は爺友と梅田駅前ビル地下にて旬の美味いもんを堪能、その時に立ち食い寿司・謹賀(幾度行っているお気に入り)が、新たに「大衆すし 謹賀 大阪駅前第2ビル店」をオープンさせていることに気付いて、その話題に言及しておりました。ここは座れます。

コミュニティバスの時間を待って最寄りの駅からJRで一本、自宅より40分で到着する至近。平日昼は比較的空いていて、種々鮮度あるネタ、珍しいネタタモリ?とか)や料理をたっぷり堪能いたしました。びっくりするほど安い。自分は緑茶に乗り切って女房殿は冷たいビール、少々喰いすぎて体重増を覚悟。じつはヘルシーな無塩に非ず有塩ミックスナッツ(←これが美味い)を久々喰い過ぎたことも後悔、幸い今朝の体重は62.9kg▲100g。帰り、駅からしっかり2km歩いたのがよろしかったのかも。

ご老人福祉施設の送迎車で悲しい、残念な事故発生。84-5歳のご老人を75歳の運転手が送迎している現実、人手不足でなかなか募集しても難しいそうです。女房殿の弟は昨年運送会社を退職して、デイサービスの送迎を週三回担当しているから他人事じゃありません。まだ若いし、もともと大型トラックの運転手だったから、腕は確かだと思います。奈良の甥夫婦はコロナ罹患、こどもはおりません。女房殿は本日支援物資を送るとのこと。微妙に流行っているみたいですね。皇族も罹るくらいだから。

BRILLIANT 92627/3Mozart セレナード第8番ニ長調K.286 (269a)「4つのオーケストラのためのノットゥルノ」/音楽の冗談 ヘ長調K.522「村の音楽家の六重奏曲」/セレナード第13番ト長調 K.525「アイネ・クライネ・ナハト・ムジーク」〜フローリアン・ヘイエリック/マンハイム・プファルツ選帝候室内管弦楽団(2002年)・・・7年ぶりの拝聴。これはヤープ・テル・リンデンによるMozart交響曲全集と並んで処分できなかったセレナーデ・舞曲全集CDより、ケースがないので売れんのです。あまり話題にならん知名度低き指揮者モダーン楽器アンサンブル、まず、直接音中心な音質の鮮明に驚きました。ホルンのエコーがしっとりステキな「ノットゥルノ」(5:18-2:20-5:08)真面目に演れば演るほど抱腹絶倒にオモロい「冗談」(3:46-5:01-6:06-3:56)誰でも知っている名曲中の名曲「アイネ・ク」は闊達にストレートに飾りのない表現がヴィヴィッドでした。(5:16-4:36-1:41-3:56)

Giuseppe Sinopoli1946-2001Tchaikovsky 交響曲第5番ホ短調〜ジュゼッペ・シノーポリ/サンタ・チェチーリア音楽院交響楽団(2000年ライヴ)・・・これはネットより入手したライヴ音源。この作品はお気に入り。やや茫洋とした音質印象か前半はオフ・マイクになかなか様子がわかりにくい感じ。第1楽章「Allegro con anima」に於ける印象的な「運命の動機」、第2楽章「Andante cantabile」に於けるホルン・ソロもいまいち説得力が足りない。やや遅めのテンポに悠々と進めて、動きも頻繁に個性的な演奏でした。露西亜の泥臭さとか独墺系かっちりとした風情に非ず、うねうねと歌って、後半第3楽章「Allgro moderato」に向けて優雅なワルツは熱気が高まって雄弁、第4楽章「Allgro vivace」はラストしっかり決めてくださいました。再度、集中して確認したいと思います。(14:49-14:00-5:55-12:52拍手有)


2023年9月某日/隠居生活初心者入門の日々

じわじわと秋の気配は感じられても、日本近海の水温は高くて魚の生態に影響を与えているそう。旬の味はなかなか難しい時代となっております。昨日は朝一番にしっかり市立体育館トレーニングルームへ、平日は空いていてしっかり自分なりメニューをこなしました。帰り、ちょっと足を伸ばして激安理容室へ、10時よりタイムサービスの毛染めお姉様4人ほど、30分ほど待たされました。短く刈っていただいて、髪型形状に少々不満があっても980円(税込)なら文句もありません。諸経費も上がって、この値段でやっていけるのでしょうか。きっとお給料も安いんやろな。

大阪府南東部の公共交通機関を担う金剛バスが12月を以て営業停止とか。自分のイメージだと、鉄道路線が廃線となってバス代替なんだけど、いよいよバスにも淘汰の時代がやってきたのですね。運転手も確保が難しいんだとか。その地域の生活はどうなるのでしょう。クルマを運転できぬご老人はタイヘン、お買い物もできません。人口減はこんな形で地域を一気に変えていくのですね、なかなか難しい時代となりました。住まう場所も迂闊に決められません。38歳の息子が意外とカンタンに転職できたり、いっぽうで郵便局のバイトはたくさん人が集まって爺友が面接で落とされたり、職種と人材、条件のアンマッチが社会に存在するのでしょうか。飲食店のバイト確保もタイヘンと伺いました。大手のお給料は上がったらしいけれど、大多数の労働者の賃金はこの値上がりに追い付かないはず。自分は引退生活、日々慎ましく節約するのみの生活。

今朝の体重は63.0kg+400g。節制して運動したのにこの結果! 例の出すべきもの少々不調です。(朝食後無事排出完了)

NAXOS 8.557522Scho"nberg セレナード 作品24(スティーヴン・ヴァーコー(b)/21世紀古典アンサンブル1994年)/管弦楽のための変奏曲/Bach 前奏曲とフーガ 変ホ長調「聖アン」 BWV552/さまざまな手法による18のライプツィヒ・コラール BWV 651-668 より「おお愛する魂よ、汝を飾れ」BWV65/来たり給え、創造主なる聖霊よ BWV631(以上フィルハーモニア管弦楽団)〜ロバート・クラフト・・・先日難解晦渋つかみどころのないセレナーデ(レオン・キルヒナー/マールボロ音楽祭)を聴いて、他の演奏も聴きたくなりました。Robert Craft(1923-2015亜米利加)は20世紀音楽のスペシャリスト、一連のStravinskyなどその飾りも過不足もない表現に感銘を受けておりました。ところが・・・この乾いた、それこそなんの飾りもない淡々とした辛口の流れに晦渋度はいっそう深まります。歌い手の表情も然り。レオン・キルヒナー盤の各メンバーがいかに艷やかに、美しく音楽を表現しようと努力していたのか理解できました。(4:15-7:03-4:07-3:02-7:04-2:34-5:15)それなり知名度のある「管弦楽のための変奏曲」も含めて、まだまだ修行不足、あまりに難解に感じて音楽の全貌が見えません。(1:28-0:56-1:06-1:44-0:42-1:19-2:01-1:27-2:15-0:37-0:59-6:05)ま、Shostakovichの一連の交響曲だって、楽しめるようになる迄試行錯誤10年以上! そんな記憶もあるから努力は続けましょう。Bach編曲はほんまに愉しい、ストコフスキーが有名だけれど、20世紀前半にはBachの復興が盛んだったのですね。(5:56-5:34-2:25)

DECCA UCCD3734 Bruckner 交響曲第5番変ロ長調(ノヴァーク版)〜ジョージ・ショルティ/シカゴ交響楽団(1980年)・・・シカゴ交響楽団の爽快にパワフルな金管を聴くべき演奏。独墺系の詠嘆や節回しは一切存在しない、表情は強面硬質ストレートに強靭なフレージングもショルティらしい。表現そのものはかっちりとして飾りがないけれど、こんなのはBrucknerじゃない! そう云う人もいる(多い)かも。陰影とか細かいニュアンスとか、そういう方向とは違う力任せ。冒頭奈落の底の階段に一歩一歩降りていくような低弦ピチカートから壮麗な金管コラール、第1楽章「Introduction (Adagio) - Allegro (Masig) 」の主題が最終楽章に回帰して、スケール大きな作品(20:16)、第2楽章「Adagio (Sehr langsam) 」(21:29)、第3楽章「Scherzo(Molto vivace, schnell) - Trio. Im」は速めのイン・テンポ、ここの推進力は圧巻! (13:23)第4楽章「Finale (Adagio - Allegro moderato)(23:34)最後迄オーケストラのテンションと体力が落ちないパワーに圧倒され、大好きな作品を堪能いたしました。


2023年9月某日/隠居生活初心者入門の日々

朝のニュースに驚いたけれど、北海道では雨が溢れてタイヘンでした。観光客も多いことでしょう。こちらのんびりと過ごして名残夏の美味いもん散々喰ってわずか一日で体重+500gを反省した昨日、残りご飯を消化すべくしっかり昼に喰ってしまって後悔。(夕食はフツウ)ところが今朝62.6kg▲800g、要因が思い当たりません。ちょっぴり安いオリーブオイルを入手したつもりが、じつはそれは粗悪な「ポマスオイル」であった悲劇(←これは揚げ物に使ってしまいましょう)・・・毎朝スキレットにて野菜入目玉焼きに使うオリーブオイル他を別途入手に往復3kmほど左足の痛みも癒えて久々業務スーパーを目指しました。(比較的安い土耳古産入手)かなり力強い、速い歩みの成果でしょうか。

隔日に通う体育館とは逆方向、ここもペットボトル、ゴミが路上に目立って帰り、手に持てるくらい拾って・・・マックの紙袋発見、これに少しはゴミは入るやろ・・・拾い上げようとしたら大きな「G」が・・・あわてて放り出しました。引退爺(=ワシ)も「G」は苦手やなぁ・・・自宅では最近の殺虫剤が優秀、ちょっぴりシュッとするとほぼ姿を見ません。先日、昆虫を数多く飼っている方の動画を偶然拝見。その部屋に「G」登場! 殺虫剤は使えんのですね、虫に影響が出るので。飼っているカマキリを使って「G」を退治〜ま、あまり興味のない内容だけど、そんなことを思い出しました。昨夜、テレビを眺めながらノートパソコンを使っていたら、小蝿(とても小さい)が気になって、女房殿があちこち発生源を探したけれど、みつかりません。

・・・以上、虚しい日々に嘆息する秋の始まり。

CRC3772Rachmaninov 楽興の時 作品16/Stravinsky ペトルーシュカからの3楽章/Rachmaninov 12の歌作品21より 第5曲「リラの花」/ピアノ・ソナタ第2番 変ロ短調/Stravinsky バレエ音楽「火の鳥」より(3曲)〜カリーネ・ポゴシアン(p)(2019年)・・・Karine Poghosyan(1973-亜美尼亜→亜米利加?)は初耳だけど、現役世代でしょう。Rachmaninovの甘く濃厚な旋律に心奪われました。ピアノ・ソナタ第2番もStravinskyも、いかにも腕利きピアニスト向けの作品、流麗にスムース・・・に非ず、細部絶対に流さない決意を込めて、ていねいな描き込みは力強く、明晰に明るいタッチ。クリアな音質にピアニストの奮闘が眼前に浮かぶような熱気を受け止めました。「ペトルーシュカ」はネットに情報を探るとクセのあるテクニックを要求されるんだそう。「火の鳥」のピアノ版は珍しいですね。たしかイディル・ビレットの全曲録音があったはず、あとで探してみましょう。「楽興の時」(7:09-3:05-4:45-3:13-3:54) 「ペトルーシュカ」(2:39-4:38-9:14) 「リラの花」(2:29)「ピアノ・ソナタ」(9:04-6:07-5:43)「火の鳥」(5:34-3:17-3:03)

Villa-Lobos ブラジル風バッハ第5番〜アリア(ビドゥ・サヤン(s)1945年)/アイルランド民謡「ミンストレル・ボーイ」「ガーデン・ウェア・ザ・プレイティーズ・グロー」/Charles William Glover「トゥラリーのバラ」/アイルランド民謡「パラティンの娘」/J. Keirn Brennan「ア・リトル・ビット・オブ・ヘブン」/アイルランド民謡「バリーニュア・バラード」/Ernest R. Ball「アイルランドの瞳微笑むとき」/アイルランド民謡「ザ・ヤング・メイ・ムーン」/Hermann Lohr「ユード・ベター・アスク・ミー」(クリストファー・リンチ(t)/ジョン・ワマー(fl)/ローラ・ニューウェル(hp)1947年)〜レナード・ローズ(vc)・・・Lenard Rose(1918-1984亜米利加)による米Columbia音源BOXの一枚目。これはニューヨーク・フィル首席時代の珍しい録音でしょう。著名な「Bachianas Brasileiras」は絶品の泣ける旋律、ニューヨーク・フィルのチェリスト・メンバー? 女性歌手は情感こもった劇的な歌唱でした。(7:00)それ以外は初耳作品ばかり。英語によるテナーはベルカントに非ず、端正に誠実に”軽い”声質、ド・シロウトが連想するところの英国の歌唱、平易な旋律+3人の器楽伴奏が色彩豊かに親密な風情でした。この一枚はどんな趣旨だったのでしょうか。少々マニアックな内容でした。

英CBS SBRG72296Dvora'k チェロ協奏曲ロ短調〜レナード・ローズ(vc)/ユージン・オーマンディ/フィラデルフィア管弦楽団(1963年)・・・素晴らしくクリアな音質、ゴージャスなオーケストラのサウンドに乗せて、ハデさはないけれど誠実にオーソドックスな表現、しっかりと曖昧さのない技巧のチェロが響いております。郷愁の旋律を誇るチェロ協奏曲最高の名曲、出会いとリファレンスはロストロポーヴィチ/カラヤン(1968年)〜彼(か)の大見得を切ったような節回しの色気、それを煽るようなゴージャスに厚みのあるオーケストラに比べると、ジミな存在だけど、忘れ去られるにはもったいないほどのバランスと完成度でした。(14:58-11:41-12:17)


2023年9月某日/隠居生活初心者入門の日々

いっそう秋の色濃い、しっとりとした朝を迎えております。昨日は断続的な雨、傘を持たずに朝一番に出掛けた体育館の帰りは小雨に濡れました。夕方、爺友二人と北新地駅で待ち合わせて久々湯浅港へ、今夏遅れ馳せの絶品ハモ鍋(淡路島の玉ねぎ入り)をいただいて、体調が整わないとこんな美味堪能、散財もできません。お互いな〜んもせん引退生活、家族中コロナに罹患して発熱、自分だけは無症状であったとか、亡父が遺した空き家の耐震構造調査に市の補助対象、お役所仕事に四苦八苦とか、もちろん自分も含め発展的にオモロい話題、発見もない。ノンアルコールビール2杯付き合って、散々喰ったら案の定今朝は63.4kg+500g、本日よりしっかり減らしましょう。昼の麺類、夜の鍋の締めの雑炊、糖質・炭水化物が体重を押し上げます。出るべきものが少々不調なのも要因か。

ヒマなのでネット記事を探っていると「イジワルな人は長生きできない」〜これはこれで一理あるお医者の分析。ところがユーザー・コメントに曰く「自分の近所ではほんまに人の良い人が早々に亡くなって、どーしょーもないイジワルが周りにストレス発散して長生きしている」「煙草も酒もがんがん」なるほど、そういう人もおるやろなぁ。妙に納得しました。「古いスマホを使い続ける人はブラック企業に使い捨てられる」〜これってワシ? 3年ほど前?に型落ちを無料で入手したもの。これは同じものに固執して、新しいものに興味やトライをしない性癖を説明したものらしい。う〜む、ブラック企業にはいまさら縁はないけれど、やはり一理あるような?ないような?自分にとってスマホは生活の主たるものではなくて、優先順位は低いんです。

DG PROC-1124Mozart ヴァイオリン協奏曲第4番ニ長調 K.218(ベルリン・フィル)/第5番イ長調K.219(北ドイツ放送交響楽団)〜ヴォルフガング・シュナイダーハン(v)/ハンス・シュミット=イッセルシュテット(1960年)・・・旧録音。LP復刻音源を聴いたけれど、音質はまずまずでしょう。夢見るような歌に溢れた名曲、小編成のオーケストラとやや神経質にしっとりとした美音が歌って作品を堪能できました。(22:13-27:25)

Angel LPデザインde Falla 歌劇「はかなき人生」〜ヴィクトリア・デ・ロス・アンヘレス(s)/ラファエル・フリューベック・デ・ブルゴス/スペイン国立管弦楽団/サン・セバスチャン合唱団/ビクトル・モンヘ(g)/ルセロ・テナ(カスタネット)(1965年)・・・ロマの娘が恋人に裏切られて亡くなってしまう哀しい物語、幾度も聴いている名盤中の名盤。音質極上。Victoria de los Angeles(1923-2005西班牙)の可憐でありながら凛と芯の通って力強い、気品と情感のこもった声は最高。馴染みの旋律が数多く出現して(「スペイン舞曲」「間奏曲」は有名)カスタネットやギター、西班牙のリズムの切れに痺れました。後半戦、彼(か)の地声で歌うオッサンの歌はいつ聴いても最高。Rafael Fruhbeck de Burgos(1933ー2014西班牙)は独逸系の人だけど、西班牙音楽へ傾倒して録音も多かった人、躍動するリズムを感じさせます。


2023年9月某日/隠居生活初心者入門の日々

月曜を迎え、朝夜の虫の声の主役は完全に秋に変わっております。昼の日差しは相変わらず、雨は予報からずれ込んで夕方となりました。昨日日曜、女房殿は某ボランティ活動に出掛けたけれど自分は洗濯、夕食を仕立てたのみ、あとは延々とDVDに貯めた音源ファイルの点検整理廃棄、読み取り不能だったDVD分どうしても聴きたかったものをネットに探したりして無為無策の引退生活を続けております。(けっこう大量廃棄/6-7年前からの嗜好の変化や発見もたくさん)昼夜ちゃんと喰って+柿の種間食、身動きしなかったから体重増は覚悟の上、結果今朝の体重は62.9kg現状維持。本日は爺友と夏の名残の美味いもんをたっぷりいただく予定、もちろん酒は自粛。せっかく痛風症状がほぼ消えたところなので。尿酸値が低いのはわかっているので、おそらく両足に尿酸結晶が残っている状態なのでしょう。本日は午前中、しっかり鍛えましょう。

またまた赤ちゃんをクルマに置き忘れる悲劇、ご家族の哀しみは計り知れない(涙)

Myヨーグルトメーカーは優れもの、牛乳パック2Lそのまま種菌にするヨーグルトを適宜よく混ぜて40度C8時間、既にほぼ一年半ほぼ失敗はありません。生乳100%であればあとは種菌の酸味や味の好みの問題のみ。ところが一昨日・・・仕込んだままスイッチを忘れて放置、気付いたのは体育館より戻った2時間後+アルファ。慌ててスイッチを入れて更に6時間後、ちゃんとヨーグルトは仕上がりました。スイッチ入れ忘れても30度C以上の自然熟成?2時間は効いていたようです。出来上がりはなかなかマイルドでした。

BC96039Elgar「威風堂々」第1番/チェロ協奏曲ホ短調/エニグマ変奏曲〜フィリッポ・アルリア/カラブリア・フィル/ジョヴァンニ・ソッリマ(vc)(2019年)・・・L'Orchestra Filarmonica della Calabriaとは?伊太利亜のオーケストラらしい。音質は上々。英国音楽を意欲的に取り上げて、けっこう豊かな響きに鳴っております。Giovanni Sollima(1962-伊太利亜)もヴェテラン、来日公演も果たしておりました。Filippo Arliaはオペラ畑の人?詳細情報不明。元気のよろしい「威風堂々」(これは名訳! /6:46)に始まって、鬱蒼と詠嘆のチェロ協奏曲は、はっ!とするほど音質がよろしい。たっぷりと歌って重すぎず、美しい音色のバランス演奏でした。(7:48-4:25-4:56-11:00)そして誰の演奏で聴いても粛々と胸に迫る美しい「エニグマ」、予想外にオーケストラの弱さを感じさせぬ演奏、但し、各変奏曲の性格描き分け、とくに決然と力強いところでの魂の入れ方、疾走、ゆったり優雅な場面との対比が足りず、ユルい印象。これは指揮者の解釈にちょっと問題があると感じたもの。(1:54-2:06-1:00-1:37-0:33-2:26-1:19-1:11-2:18-5:15-2:47-1:09-2:35-2:58-6:40)

懐かしい廉価盤LP「バロック名曲1000」Vivaldi 調和の霊感 作品3〜マリオ・ロッシ/ヤン・トマソウ(v)/ウィリー・ボスコフスキー(v)/フィリップ・マタイス(v)/ワルター・ヒンターマイヤー(v)/リチャード・ハランド(vc)/ヘルマン・フォン・ノールベルク(cem)/ウィーン国立歌劇場管弦楽団(1957年)・・・これはLP時代愛聴していたもの。写真は懐かしい廉価盤LP「バロック名曲1000」だけど、自分のはVanguardの輸入盤だったような?(記憶曖昧)LP復刻音源は音質極上、メンバーを見るとほんまもんのウィーン・フィルの母体でしょう。誰でも知っている平易に優雅な旋律は、所謂ひと昔前の優雅なバロックスタイル、朗々とたっぷり歌って必ずラストちょっぴりルバートが掛かって名残惜しい。Jan Tomasow(1914ー1961亜爾然丁)の数少ない遺産、彼は亜米利加とか英国に活躍したそうです。これがウィーン・フィルの面々に負けぬ美音はたっぷりしっより豊満な音色、最初の作品だけ様子をみようと確認したら、あまりの美しさに全曲通して聴いてしまいました。(9:39-11:16-8:09-8:18-8:23-8:41)


2023年9月某日/隠居生活初心者入門の日々

日曜を迎えて本日は昼から雨予想、昨日は好天でした。じわじわと日差しはかつての勢いを弱めているように感じます。左足首のやや痛みは残ってもほぼ痛風症状は軽快、朝一番の市立体育館往路は大型ごみ袋持参、草刈り後の通路横ガードレール乗り越え、空き缶(大量のRedBull)ゴミ拾い入念、他ここ2回ほど通り掛かって路上ゴミの在り処は記憶しておりました。いつもはまっすぐ到着2kmのはずが、スマートウォッチでは2.8kmほど、帰りさきほどクリアにした箇所に空き缶(RedBull)一個捨てられて絶句。土曜のトレーニングルームはタイヘンな混みよう、胸の筋トレマシンがとうとう空かなかったし、最近何故か人気のエアロバイクが満杯、仕方なく痛む左足をかばいつつ、歩くよりさらに遅くゆっくりトレッドミル15分、これでも心拍数は125くらいには上がります。帰り、ちょっぴり遠回りしてスーパーに寄って食材追加購入。

今朝の体重は62.9kg現状維持。思うように減りません。要因不明、柿の種(やや高級タイプ)のせいか。

体調も戻りつつあるので、この間不義理している爺友にLINEして、明日梅田にて落ち合います。もちろん自分はノンアルコールで乗り切りましょう。最終盤に向かっているいるヲタク趣味、DVDに焼いて保存している音源ファイル点検整理廃棄は大物露西亜関係がほぼ完了が見えてきて、Baroque Music(Bach以外のMy分類)に着手、DVD一枚不良に出会って読み取り不能、これは諦められぬどうしても聴きたいもの。現在ネットより再入手試行錯誤中。

例の(株)ホーユー倒産の件、食材は別で調理人員のみを派遣する仕組みらしいですね。驚いたのは一部、派遣された従業員が迷惑を掛けてはいけないと、無給で調理を続けている! これはなんとも切ない、可哀想な行為ですね。尊い立派なことだけど、それに甘えちゃいかんでしょう。いずれ異様に安い金額受注に驚いて、こんな安月給と働く人の良心で支えられている日本はやはり異常だと思います。新横浜駅近くのホテル殺人事件、早々に容疑者逮捕、殺伐とした事件が続きます。

SMK45894Scho"nberg セレナーデ 作品24〜レオン・キルヒナー/マールボロ音楽祭アンサンブル/トーマス・ポール(b)/ジェイミー・ラレード(v)/サミュエル・ローズ(v)/マドリーヌ・フォリー(vc)/ハロルド・ライト(cl)/ドン・シュテュワート (bcl)/スタンリー・シルヴァーマン(g)/ヤコブ・グリック(マンドリン)(1966年)・・・かつて「室内交響曲第1番」と組み合わせたCDを所有、幾度も聴いていたもの。今回はJaime Laredo(1941-亜米利加)の音源から久々の拝聴でした。これが記憶一変! 驚くべき音質極上。ドデカフォニーによるド・シロウトには云々できぬ世界、妖しく透明、晦渋な旋律連続にノーミソが刺激を受けました。ギター、マンドリン、そして歌が入るから「セレナーデ」(恋人の部屋の窓下で奏でる恋愛の歌)なのですね。歌詞はKarl August Forster(1784-1841独逸)によるものだそう。第1楽章「行進曲」(Marsch 4:12)/第2楽章「メヌエット」(Menuett 7:52)/第3楽章「変奏曲」(Variationen 4:43)/第4楽章「ペトラルカのソネット」(Sonett von Petrarca ここに歌が入る 2:57)/第5楽章「ダンスのシーン」(Tanzscene 7:01)/第6楽章「無言歌」(Lied ohne Worte 2:30)/第7楽章「フィナーレ」(Finare 5:04)

Elgar 交響曲第1番 変イ長調〜ゲンナジ・ロジェストヴェンスキー/BBC交響楽団(1979年ライヴ)・・・Gennady Rozhdestvensky(1931ー2018露西亜)はBBC交響楽団主席指揮者在任1978-81年、英国音楽も積極的に取り上げておりました。これは保存音源点検中に出現したライヴ放送音源、CDになってましたっけ?この交響曲は三管編成、鬱蒼として落ち着いて、悠揚迫らざる大きさを感じさせる作品。第1楽章「Andante. Nobilmente e semplice − Allegro」倫敦の曇り空を連想させるような鬱陶しくもパワフルな風情に、歩みはやや重く、オーケストラの反応もいまいちな始まり。ややオフ・マイクに音像も遠い。(24:22)第2楽章「Allegro molto」これはスケルツォですか?(Wikiでは舞曲となっている)ここも粘着質に重く、嗚呼この音源は廃棄対象かな?(6:53)そう思っていたら・・・第3楽章「Adagio − Molto espressivo e sostenuto」この美しい緩徐楽章の纏綿たる歌が決まって陶酔(12:23)第4楽章「Lento − Allegro − Grandioso」ここは粘着質な表現のまま力強く、重厚にオーケストラが爆発して、前半の抑制(ノリがよろしくなかった)との対比も効果的なフィナーレでした。(12:49 別途感極まった聴衆の喝采+アナウンスが2分以上有)


2023年9月某日/隠居生活初心者入門の日々

日々益々朝晩過ごしやすい気温となってまいりました。関東地方は大荒れの天気だったみたいですね。こちらは曇ってもなかなか降らない・・・昼過ぎにちょっぴり降ってエエ感じの冷却状態。台風は反時計回りなので、進路がちょっぴり東にずれると、西側はセーフみたいです。昨日は左足の調子を確認にご近所スーパーへ(ちょっとお高い/往復2kmほど)お気に入りの柿の種やらフルーツ、切れていた珈琲豆を買ってきました。ますます値上げというか、袋の容量が減っております。

左足の痛みはかなり軽減され、力がちゃんと入らぬ感じ程度。歩行速度は上がりません。昼夜しっかり喰って今朝は62.9kg+700g、これから鍛えてしっかり減らしましょう。

「社員の奨学金、企業が肩代わり 21年開始、千社近く利用」との報道。こどもに苦労掛けられないと思って、苦労して支払った親はどうしてくれる〜そんなご意見もあるようだけれど、人材確保にたいへんよろしいことと思います。現役お仕事ラスト辺り、若い連中との接点が多かったけれど、けっこう奨学金返して四苦八苦しているのはおりました。それでも自分の引退に伴う私的お別れ会では奢ってくれたっけ、嗚呼もったいない。宮崎市会議員となったスーパークレイジー君逮捕されたとか、未だ真偽不明未確定だけど女性への性的暴力?おそらくは復帰はムリでしょう。真面目に政治家を目指している若い世代に悪い影響が出ないことを願う。

SONY SICC-2067Rimsky-korsakov 交響組曲「シェヘラザード」(1959年)/Stravinsky バレエ組曲「火の鳥」(1919年版/1957年)〜レナード・バーンスタイン/ニューヨーク・フィル/ジョン・コリリアーノ(v)・・・オリエンタルな甘美な旋律、デーハー豪華絢爛たるオーケストレーションが魅惑の作品。再録音がありそうで実はこれのみな「シェエラザード」は音質良好。バーンスタイン41歳、少々粗くても、勢いとエネルギー漲ってはち切れそうに大爆発!な記録でした。粘着質な細部描き込み、とことん!泣きの旋律強調、とくに最終楽章「バグダッドの祭り。海。船は青銅の騎士のある岩で難破。終曲」に於ける前のめりの熱気と打楽器の迫力、爽快感。ツボにはまった時のニューヨーク・フィルはノリノリにパワフル。まるでライヴのようなアツい演奏でした。(11:02-11:49-11:10-12:38)「火の鳥」はこどもの頃17cmLP時代より愛聴している熱血演奏、「魔王カスチェイの凶悪な踊り」と「子守歌」はいったん終始される版使用。これも音質良好でした。(3:19-0:14-1:09-5:14-3:57-3:51-3:28)

TELEFUNKEN LPBach ブランデンブルク協奏曲第2番ヘ長調/第4番ト長調/第1番ヘ長調〜ニコラウス・アーノンクール/ウィーン・コンツェントス・ムジクス/フリーデマン・インマー(tp)/ヘルマン・バウマン(hr)/アリス・アーノンクール(v)/ヘルベルト・タヘツィ(cem)/ユルク・シェフトライン(ob)/クリストフ・コワン(ヴィオラ・ダ・ガンバ)ほか(1981年)・・・新しい方の録音だけど、もう40数年前か。この人はどんな作品でも極端な強弱の強調、ヴィヴィッドに大仰な表現が決まっておりました。トランペットが鮮やかに大活躍して躍動する第2番ヘ長調(5:20-3:32-2:58)リコーダーが華やかに可憐、そしてヴァイオリン・ソロの技巧が冴える第4番ト長調(7:13-3:57-4:50)そして第1番ヘ長調は狩りのホルンのド迫力に仰け反る強調はなかなか他では聴けぬ魅力であります。(4:08-4:00-4:16-7:43)


2023年9月某日/隠居生活初心者入門の日々

台風も接近しつつあるようだけど、こちら雨はありません。昼間さておき朝晩かなり過ごしやすく、夜はよう眠れます。昨日は痛む左足を引きずりつつゆっくり市立体育館へ、エアロバイク(有酸素運動15分)+両脚内転筋外転筋/背筋/腹筋のトレーニング3種実施。今朝の体重は62.2kg▲600g、一昨日より喰った自覚有、やはり身体を動かすのがキモなのでしょう。それと出すべきもが快調なのも一因。今朝、痛風症状はかなり軽快して、本日は食材買い物に出掛けられそうです。

世間はジャニーズ記者会見一色、自分はほとんど見ていなくて、どなたか要点論点をクールにまとめたものが欲しい。東山新社長タレント俳優としては年内引退なんだそう。昨日の4歳女児十二指腸破裂死の件、続報があって以前より虐待されていたそう(涙)「少子化対策」との掛け声の実態がこれですよ。(株)ホーユー(広島)が突然音信不通倒産へ。もちろん給食を受ける側も突然止まって大混乱だけど、従業員も寝耳に水状態、給料日に「今月出ません。倒産です」紙切れ一枚提示されてもなぁ、途方に暮れるばかりでしょう。潰れるなら潰れるなりの内外仁義の通し方もあったでしょうに。原料や運搬費、なにもかもが値上げの時代に、それは言い出せなかったらしい。なんか可哀想な・・・そして凄い時代となりました。他、甘いもの好きの殿堂シャトレーゼの賞味期限偽装とか、なんか鬱蒼として鬱陶しい話題ばかり。

VirginHandel 水上の音楽(組曲第1番 ヘ長調 HWV 348/組曲第2番 ニ長調 HWV 349/組曲第3番 ト長調 HWV 350)/王宮の花火の音楽〜ロジャー・ノリントン/ロンドン・クラシカル・プレーヤーズ(1996年)・・・最近聴いた中では出色の完成度。金管がデーハーに活躍する作品はモダーン楽器が似合うと思ってきたけれど、Roger Norrington(1934-英国)率いる古楽器団体(活動期間1978-1997)は音質極上。しっとりとした力みのないサウンド、さっぱり素っ気ない(詠嘆を伴わなぬ)清潔なフレージング、整ったアンサンブル、古楽器の技量は優秀でした。「水上の音楽」演奏順は自在に入れ替えて演奏、(3:32-2:44-1:34-1:37-2:43(第1)2:06-3:13-2:58(第2)2:38(第3)2:15-1:20(第2)3:46-1:29(第3)3:06(第2)「王宮の花火」も壮麗なスケールを強調せぬ、味わい深い金管が響き渡っておりました。(7:54-1:39-2:53-2:09-3:30)

LPデザインStravinsky バレエ組曲「火の鳥」(1919年版)/交響詩「ナイチンゲールの歌」〜ロリン・マゼール/ベルリン放送交響楽団(1957年)・・・Lorin Maazel(1930ー2014亜米利加)27歳の記録。LP復刻らしくて「火の鳥」クライマックス「終曲」辺り、音の歪みが気になるけれど、まずまずの音質。このオーケストラのシェフを務めるのは後、1964ー1975年のこと。この若さで近代の華やかな作品を自信たっぷり、自在に鮮やかにオーケストラをコントロールしておりました。短い「火の鳥」組曲版は華やかにわかりやすい、メルヘンな旋律、落ちついて陶酔の「子守唄」からフィナーレへの盛り上げの上手さも文句なし。東洋的な旋律が刺激的な「ナイチンゲール」はかなり前衛的な作品、オーケストラの技量は高く、その統率の完璧さ、こちらの方が出来はよろしいと感じました。(21:01-22:33)


2023年9月某日/隠居生活初心者入門の日々

痛風(幾度目の再)発症からほぼ一週間、痛みはあるけれど通常生活は送れるようになりつつあります。昨日も終日引き隠りに身動きせず、食事を節制しても62.8kg▲100g程度、ホメオスタシスが働いてチートデイが必要なのかも。奈良にて4歳女児十二指腸に穴が空いて死亡、どうして可愛い幼子を苦しめ虐待するのでしょうか。朝から気分的にどんよりしております。

ビッグモーターに続き、グッドスピード、ネクステージ・・・中古車業界は揺れております。もう自家用車は処分して、入手予定はないのでウチには関係ないけどね、ガソリン高も。親の介護関係で必要ならば買ったらと女房殿には声を掛けてあります。業務スーパーで安いオリーブオイルを買ったら「オリーブポマスオイル」であった・・・ことに気づいたのはかなり後。じつは前の(ちゃんとしたオリーブオイル)がちょっぴり残って開封していないので。ポマスとは絞りカスのことなんだそうで、ヘキサンで無理矢理再抽出するそう。ヘキサンは猛毒! との声もあるけれど、それ自体は残留はない、但し、味も香りも全然足りないそうで、これはこれから確認してみましょう。いずれ大失敗。知識のなさが仇となりました。大容量のを買ってしまったので、どうやって消化するか悩んでおります。

音楽には相変わらず集中できません。猛暑+左足の痛みのせいでしょう。某有名な新進気鋭話題の有名作品録音を聴いて、音質も演奏もまったく???状態、これは自分の体調のせいでしょうか。
Telefunken LE 6520Bach 音楽の捧げもの BWV1079〜アルマ・ムジカ(Alma Musica/1955年?)Ricercar a 3/Canones diversi super Thema Regium(canon perpetuus a 2/canon a 2 violini in unisono/canon a 2 per matum contrarium/canon a 2 per augmentationem contrario motu/ canon a 2 canon circularis per tonos)/Sonate a 3 (a flauto traverso, violino e b,c.)/ largo - allegro(以上20:43)andante - allegro/ Thematis regii elaborationes canonicae(canon perpetuus (a flauto traverso, violino e b.c.)/canon a 2 (canon cancricans)/fuga canonica in epidiapente/canon a 2 quaerendo invenietis "canon contrarium stricte reversum"/ canon a 4)/Ricercar a 6(以上28:51)・・・Bach音源の点検整理をしていたら未知の音源出現。A面B面各々LP復刻、音質は良好でした。いったいどこのサイトから見つけたんやろか・・・Alma Musicaという団体も検索不能、ようやくあちこちネットを探るとメンバー発見。Carel van Leeuwen Boomkamp(vc)/Everard van Royen(fl)/Gusta Goldschmidt(cem)/Haakon Stotijn(ob)/Johan van Helden(v)/Paul Godwin(v) どうやらオランダの名手揃いみたい。チェロとオーボエはコンセルトヘボウのメンバーでした(他は確認できず)。フルートを主役としたトリオ・ソナタはこれ以上ない! 胸に染みる最高の旋律、そして演奏。3声のリチェルカーレ、6声のリチェルカーレにも深淵を感じさせる傑作中の傑作。あちこち名手ストタインのオーボエが入るのが珍しい編曲と思います。

VIRGIN 724356185326Dvora'k 交響曲第7番ニ短調/交響曲第8番ト長調〜リボル・ペシェク/ロイヤル・リヴァプール・フィル(1987-1996年)・・・ Libor Pesek(1933-2022捷克)による交響曲全曲録音(チェコ・フィルと分担)より。詳細録音情報は探せませんでした。郷愁の旋律はそれに相応しい味わい深いサウンド、表現に堪能させてくださって、予想外にリヴァプール・フィルのパワフルな技量(とくに金管)は驚くべき迫力、チェコ・フィルより充実していると感じました。音質極上。(11:20-9:45-7:23-9:20。9:52-10:52-5:52-10: 24)


2023年9月某日/隠居生活初心者入門の日々

昨日も暑かった!昼から雨かもという予想は外れて、晴れたり曇ったりでした。本日は午前中には降る予報、全国的に大雨もあるようです。左足の調子はまだまだ、左踵辺りが痛んで、洗濯は無事完了、女房殿はいつも通り朝一番に颯爽と自転車にて市立体育館に向かいました。自分は3日引き隠って運動不足を体感、小一時間ほど逡巡しから、歩いて後を追いました。ゆっくり左足を引きずって、いつも20分くらい、ほぼその倍くらい掛かって四苦八苦しつつ到着。女房殿はちょうど帰るところでした。

トレーニングルームは激混み、いつもは誰も使っていないエアロバイクも満杯、幸い一分ほど待ったら空きました。しっかり汗をかいて、心拍数は136程度が最高。軽くマシントレーニングをしようと思ったけれど、これも満杯、ちょっとずつ待ちながら2種、肩と胸の鍛錬をして退却しました(←それしか空かなかった)。左足かばいつつ、痛みに耐えつつ帰宅、検温したら37.0度C、未だやや微熱有。久々に夕食も調理しました。今朝の体重は62.9kg+100g。雑草刈って丸坊主になった通り道、レッドブル空き缶が計7つほど、同じ人でしょう。残念ながら拾う元気がありません。ガードレールが超えられない。

7月に姪が赤ちゃんが生んで、名前入りのお米がお祝い返しとして届きました。その名前が・・・なかなか読めんのだな。キラキラネームではないけれど漢字通である自分(あくまで自称)でもカンタンには読めん難物。名前には時代の流行りがあって、両親は愛情込めて命名したものだけど、気軽に誰にでも読んでもらえる、声を掛けてもらえるものであって欲しい。

SONY 88985395042Tartini コレッリの主題による変奏曲/Castelnuovo-Tedesco 海の歌/Wieniawski スケルツォ・タランテラ/Tchaikovsky 憂鬱なセレナード/Rimsky-Korsakov 熊蜂の飛行/Kreisler ポルポラのスタイルによるメヌエット/Szymanowski ロマンス ニ長調/Mozart ロンド ハ長調 K.373/Paganini 24のカプリース第17第・21番/Dinicu ホラ・スタッカート/de Falla 歌劇「はかなき人生」より「スペイン舞曲」 〜 エリック・フリードマン(v)/ブルックス・スミス(p)(1963年)・・・Erick Friedman(1939ー2004亜米利加)はハイフェッツの弟子。選曲的にも、前のめりのテンポに細かいヴィヴラート表現もよう似ております。学校で聴いた「ツィゴイネルワイゼン」が気に入って17cmLPを買ってもらったら、それがエリック・フリードマン、かなり粘着質な演奏と感じたもの。1980年に交通事故で腕を負傷して教育活動に専念したそうだけど、Eugene Fodor(1950ー2011亜米利加)同様ハイフェッツは後継の育成はあまり上手じゃなかったのかも。この小品集も、テクニック的に万全だけどいまいち品がないと云うか、味わいや歌にに欠て、落ち着かない。作品本来の魅力が浮き立たない。

LPデザインUNITED ARTIRTS Beethoven 交響曲第7番ニ長調〜レオポルド・ストコフスキー/シンフォニー・オブ・ジ・エア(1958年)・・・ちゃんとしたステレオ。音質も(落ち目だった)オーケストラの技量もかなり優秀、名曲を名曲としてたっぷり堪能させてくださるカッコよい演奏、基本はオーソドックスに雄壮、重厚な佇まいを維持して中庸のテンポ、リズム感もヴィヴィッドに快い演奏。終楽章「Allegro con brio」に於ける極端なテンポのタメと対比が見事に決まって、いかにもストコフスキーらしい華やかな推進力を感じさせます。(11:46-10:11-4:59-7:08)


2023年9月某日/隠居生活初心者入門の日々

本日も気温は上がるようだけど、朝の日差しはあきらかにかつての勢いを感じません。こちら情けない夏風邪痛風発作爺は終日引き隠リ生活4日目を迎え、終日Bachの器楽作品などぼんや聴いておりました。昨夜は左足首辺りの痛みに苦戦、食事は控えめにしているけれど今朝の体重は62.8kg+200g、ここ数日62kg台を維持しているけれど、おそらくは筋肉が落ちているだけでしょう。今朝はかなりの軽快、これから洗濯はもちろん、様子を見て軽く鍛錬に出かける予定。食材もいろいろと切れてきました。

テレビは好きだけど、最近お気に入りの番組が少ないのと、YouTube、TVerを見る機会が増えて、放送をそのまま見る時間は減っております。自分はドラマが好きだけれど、ここ最近手応えある新作は少ないもの。再放送には相変わらずの顔+亡くなった人も多いと嘆息、NHKの朝ドラも大河ドラマもほとんど見ておりません。女房殿はクイズ番組が大好きで、けっこう追いかけているみたいです。クイズに特化して出演されている芸能人もいて、その博学ぶりや瞬発力にはいつも驚かされます。

一方で男女問わず若いアイドルがあまりに一般常識がなさすぎて、例えば中学校1年生英語の単語スペルがアウト、四字熟語やら諺、日本の地理、世界の主要首都も知らぬのはほんまに恥ずかしい、その辺りちゃんとされている若い方も存在して、ちょっと見直したりしました。逆にそんな知識のなさをウリにするような番組もありましたよね。あれはワザと、狙ってのことでしょうか。やはり最低限の社会的知識は必要と思う・・・先日も爺友に「喧々諤々(けんけんがくがく)」の間違いを指摘、正しくは「喧々囂々(けんけんごうごう)」「侃々諤々(かんかんがくがく)」、もうひとりの爺友は「そんなんどーでも良いじゃないの」と云うけれど、エエ歳したハゲ爺が間違って(誰にも指摘されず)陰で嗤われるのは恥ずかしいっすよ。誤字脱字ばかりの自らへの自戒でもあります。

DG POCG-10193Mussorgsly/Ravel編 組曲「展覧会の絵」/Stravinskyバレエ組曲「妖精の口づけ」〜セルジウ・チェリビダッケ/シュトゥットガルトSDR交響楽団(1976年)・・・既に晩年の微速前進、入念な細部描き込みがチェリビダッケらしいけれど、ややオフ・マイク?っぽい音質印象か(悪い音質じゃいけれど)緻密だけどクールに過ぎて、一歩引いた風素っ気ない感じもありました。これって一連のBrucknerにも感じて愕然(がっかり!)としたもの、ミュンヘン・フィルとの感銘が蘇らない。(2:10-3:05-1:13-4:20-0:40-1:09-2:39-1:00-1:12-2:42-1:22-2:14-2:22-3:42-6:06)Stravinskyも同じ感触でした。聴手の体調のせいか。(6:18-4:04-3:06-4:01-4:11-12:2-2:18)

ARION ARN68830Bach フーガの技法 BWV1080〜セリメーヌ・ドーデ(p)(2012年)・・・Celimene Daudet(1977ー仏蘭西)は世代的にもう中堅でしょう。この抽象的に巨大に神聖なな作品(変奏曲?もちろんフーガだけど)演奏に演奏云々することもできぬ畏敬を感じて、全曲聴き通しました。宣伝文句は「その濃厚なロマンティシズム」〜ほんまかなぁ。静謐に淡々として、ピアノの音色が特殊、どのメーカーのものかは特定できないけれど、少なくとも華やかに切れのあるスタンウェイではない。シンプルな主題から微妙なリズムの変化、音形を入れ替えは変幻時代、瑞々しい抑制を感じさせる色気がありました。専門家じゃないので自分が言及できるのはこのくらい。じつは他ギターの編曲なども聴いていたけれど、コメントできるほどの音楽の知識はありません。


2023年9月某日/隠居生活初心者入門の日々

新しい一週間も痛風症状の沈静化を待って引き隠り生活を余儀なくされております。原因不明な微熱もやや腰痛も継続中、昨日昼過ぎは37.3度Cでした。男子バスケットボール・巴里五輪切符入手、感動的な試合だけれど部分的にニュースを見たのみ、「アカツキジャパン」って例の如しセンスの欠片も感じさせぬチームのネーミングが切ないっすね。元気であっても社会的接点を失って、なんのネタもドラマもない毎日、ましてや身動きが苦しい体調に社会的視野は狭まるばかり。今朝の体重は62.6kg▲200g。

数日前、症状悪化前トレーニングルームに通う途中。我が団地よこの通り道100mほどは小川沿い、河川敷の管理は別?道路とその間の5mほどは市の管理でしょうか。背丈の倍ほど雑草が生い茂ってほとんどジャングル状態(ほんまは雑草というのは失礼/植物の知識がないだけ)そこに通りがかりの人々が缶ペットボトルコンビニ飯やファストフードの袋をどんどん捨てて、ガードレールと背の高い草に阻まれてなかなか拾えない。それが数日掛けて草刈りされ丸坊主状態、大量のゴミはまとめられて処分されました。それはそれで殺風景、もとは並木だったらしくて切り株が定距離に並んでおりました。そういえばもう数個缶珈琲が捨てられていたっけ・・・この辺りの雑草の繁殖力はものすごい勢い、わずか4-50年前迄は大水に苦しめられたエリア、現在は治水工事が進んで水害は消えました。それでも古来山からの水が土壌を肥えさせているのでしょう。あちこち歩道脇の緑もあっという間に雑草(再び失礼)が繁茂して姿が変わるものです。この辺りはもうほとんど水田も畑もなくて、工場と店舗、住宅となっております。

Gran Premio al DiscoRavel ピアノ協奏曲ト長調/左手のためのピアノ協奏曲ニ長調(1957年)/ソナチネ/夜のガスパール(1954年)〜ダニエル・ワイエンベルク(p)/エルネスト・ブール/シャンゼリゼ劇場管弦楽団・・・2017年来の再聴。この時期にしてモノラルだけど音質はかなり良好。オーケストラはORTFの変名らしい。小粋に軽妙な協奏曲〜みたいな風情に非ず、Daniel Wayenberg(1929-2019仏蘭西)はかなり根性入って、明晰に力感ある表現が個性的(8:38-10:21-4:16)。それは作品的に重厚な風情を湛える「左手」に顕著、エルネスト・ブールのバックもかなりパワフルに堂々として、そしてデリカシーにも欠けぬピアノはお見事でした。(19:23) 儚い花火のような「ソナチネ」(4:20-3:50-4:03)気紛れに夢見るように濃密静謐な「夜のガスパール」(6:31-6:57-9:15)

Music & ArtsMozart 協奏交響曲 変ホ長調K.364 (320d) (ジョセフ・フックス(v)/リリアン・フックス(va)/1953年プラド音楽祭)/Beethoven 交響曲第4番 変ロ長調(ロンドン・コレギウム・ムジクム/1959年)〜パブロ・カザルス・・・いずれもライヴ。音質は時代相応でしょう。Joseph Fuchs(1899ー1997亜米利加)Lillian Fuchs(1902ー1995亜米利加)は妹さん。別途ボストンでのセッション録音があるから得意の作品だったのでしょう。古楽器スタイルがどーのとか、そんな論議乗り越えて、まるで恋人がシアワセそうに目を合わせつつ歌い交わすようなステキな旋律の躍動、カザルスの演奏にはいつもヴィヴィッドな躍動が充ちておりました。(13:32-13:03-6:45拍手有)オーケストラの経緯がようわからんけど(おそらく臨時編成)Beethovenも同様、音質状態は今一歩だけれど、骨太に剛直、力強い歌が堪能できました。(13:28-11:10-5:46-7:08)


2023年9月某日/隠居生活初心者入門の日々

日曜は台風2つ接近中、こちらは未だ曇り空に雨は降っておりません。相変わらずの猛暑は続いて、それでも夜はエアコンなしで過ごせるようになりました。残念な痛風夏風邪爺(=ワシ)は一昨日鍛錬強行したけれど、症状悪化し、発熱も一時37.6度Cに至って洗濯も料理も不可、一週間くらいの辛坊かなぁ、残念。

ビッグモーターの社員が中古車の買い取り査定を巡り、ライバル企業の社員を暴行したとして逮捕された・・・人は我らが大東市の住民だったそう。これだけ叩かれたんだから学べよ、もう少し。そう云えば娘に下剤服用させてまともに飯も食わせんかった鬼母はどうなったのか、わずかな心ない人々によって街の印象は落ちるばかりでっせ。今朝の体重は62.8kg+200g。もちろん市立体育館へは出掛けられません。

DECCABeethoven 交響曲第3番 変ホ長調「英雄」〜ジョージ・ショルティ/ウィーン・フィル(1959年)・・・47歳最初の録音。ウィーン・フィルとは第5番第7番の録音も存在して、本人は全集録音を希望していたんだそう。聴いているようで初耳?いつでも聴けるよと油断しておりました。音質はまずまず、ウィーン・フィルはなかなか充実した潤いのある響きを聴かせてくださって、これはちょうど「リング」全曲録音中の辺り。第1楽章「Allegro con brio」は提示部繰り返し有、力感に充ちてパワフル、ノリノリの推進力が素晴らしい。例の硬質なフレージングは作品に似合う。(19:18) 第2楽章「Marcia funebre: Adagio assai」 葬送行進曲の劇的に神妙な煽りも決まって、濃い表情の説得力も充分。(16:28) 第3楽章「Scherzo: Allegro vivace」蒸気機関車の全力疾走を連想させるスケルツォは、まさにそんな感じ。強面なフレージングがいかにもショルティらしく決まって、ホルンの重奏もさすがウィーン・フィル魅惑の音色でした。(5:35) 第4楽章「Finale: Allegro molto」は意外と肩の力が抜けて優雅な始まり。予想外に力こぶに強引なスタイルより、はっきり楷書の表現に変奏曲は浮き立って説得力が素晴らしい。(12:34)これはなかなかの完成度でしょう。驚きました。

LPデザインR.Strauss 交響詩 「ティル・オイレンシュピーゲルの愉快ないたずら」/交響詩 「ドン・ファン」 /交響詩「死と変容」〜ジョージ・セル/クリーヴランド管弦楽団(1957年)・・・2年ほど前に聴いて、やや辛口の印象を得ていたもの。

例えば)シカゴ交響楽団の華やかパワフルな切れ味と比べるとジミな?サウンド
これは1957年録音の印象+ネットよりエエ加減な音源を聴いていた影響もあったのかも。今回はもうちょっとマシな音源ファイルを使用、それでも音質は万全とは云えぬけれど、クリーヴランド管弦楽団の圧巻の技量、ジョージ・セル統率の集中力を堪能したものです。(14:26-15:57-23:59)


2023年9月某日/隠居生活初心者入門の日々

週末を迎え、鈴木宗男さんの私設秘書であった長身ムルアカさん(62歳)が急逝されたとのこと、懐かしい名前を久々に伺ったけれどほぼ同世代だったのですね。まだまだ昨日も猛暑、朝熱は下がったとは云っても左足は腫れたまま、なんとか洗濯は済ませたけれど、テレビの前にぐったり、ぼんやりしておりました。昼前に広瀬アリスちゃんのエアリアル(チーズ)を一袋勢いで喰ってしまって「これではいかん!」深く後悔。検温は36.1度C。外は暑いし、そもそも腫れた左足は運動靴に入るのか・・・靴下穿いて試しに左足を入れてみたら・・・さほどに痛みも感じない。ゆっくり体育館を目指しました。さすがに道中ゴミ拾いの功徳はムリ。いつもの運動公園は昼時に無人、トレーニングルームも空いておりました。

先日の右耳マスクぶらさげ熟女がトレッドミルの真っ最中、あれが彼女のスタイルなのですね。自分は左足不如意なのでエアロバイク15分、たいした負荷も掛けていないのに最高心拍数148に到達、未だ本調子じゃないのかも。その後、腹筋背筋2種のみ筋トレ、ゆっくり帰宅しました。結果今朝の体重は62.6kg▲500g、左足痛風激痛は悪化しております。やや歩くのが困難、洗濯はムリかも。

昨日は関東大震災より100年。そうか、それでワケわからん緊急メール(訓練)みたいのがスマホに届いたのか。夕方のニュースに多く特集報道されておりました。自分は阪神大震災、東日本大震災の流通危機対応の経験があっても、直接の被害はありませんでした。さらに珍しく着信有(090番号)自分にはなにか業者の所要以外は連絡はないはず・・・間違い電話でした。

EMI 5755262Debussy 舞踏詩「遊戯」/管弦楽のための映像/交響組曲「春」〜ジャン・マルティノン/フランス国立管弦楽団(1973年)・・・失意のシカゴ時代を終え仏蘭西に戻ったJean Martinon(1910ー1976仏蘭西)は66歳で亡くなったのか・・・Debussy/Ravelの管弦楽作品全曲録音も既に半世紀前、彼の立派な遺産でしょう。腰の軽い響き、低音を強調しないサウンドはオーケストラの個性なのか、録音の問題なのか不明、解像度はよろしくオーケストラはかなりの技量と聴きました。「遊戯」はDebussyラストの管弦楽作品とのこと。幻想的に自在、かなり前衛的な作風は馴染むのに時間が掛かって、天才の気紛れな旋律をようやく堪能できるようになりました。(18:23)「管弦楽のための映像」は「Gigues」(蘇格蘭/7:13)「Iberia」(西班牙/「街の道と田舎の道」(7:21)/「夜の薫り」(9:07)/「祭りの日の朝」(4:25))「Rondes de printemps」(仏蘭西/7:37)各々の国を表現しているそう。木管の華やかな軽い響き、西班牙のリズムも小粋でした。「春」の原曲は若い頃の2台ピアノ版なんだそう。管弦楽版は当時の長老に否定され、やがて焼失、これはHenri Bu"sser編とのこと。ピアノ2台を伴う2管編成、これも栴檀は双葉より芳しい天才の気紛れな旋律が続いて、マルティノン晩年の自信を感じさせる完成度でした。(9:31-6:29)

Stravinsky バレエ音楽「アゴン」〜エフゲニー・ムラヴィンスキー/レニングラード・フィル(1968年ライヴ)・・・これは露西亜の怪しいサイトより.mp3音源をまとめて入手して、かなり以前より愛聴していたもの。掴みどころのない、かなり難解なドデカフォニーも使われたバレエ音楽、無機的にクール非情な風情は大好きな作品でした。これがライヴとは思えぬ集中したアンサンブル、鮮明な音質に驚くほど。ムラヴィンスキーの個性に作品が似合っていると感じました。(1:48-1:36-1:09-0:57-1:19-1:20-1:28-0:55-0:59-0:53-1:27-0:57-4:16-1:36-2:03) なんとか【♪ KechiKechi Classics ♪】定例更新したけれど、手抜きモロですんまへん。


2023年9月某日/隠居生活初心者入門の日々

9月を迎えて体調は「近況」に書いた通り。情けない4度目の痛風症状発生+昨日は夏風邪? 発熱38.2度Cに身動きができず、寝たきりでした。「少々の不調は鍛えて治す!」昭和の誤った発想に幾度か失敗しているけれど、今朝は平熱に下がったので体育館に出掛けるか逡巡中。左足の痛風発作(歩けぬことはない)腰や左膝の痛みは発熱+寝たきりの結果でしょう。昼の気温はモウレツだけど、夜〜朝はあきらかに過ごしやすい気温に至ってよく眠れました。本日、お嫁さんと孫二人は天草→明石に久々ご帰還。息子はしばらく一人暮らしを堪能したはず。

RCABartok 管弦楽のための協奏曲〜フリッツ・ライナー/シカゴ交響楽団(1957年)・・・幾度聴いてもその度打ちのめされる、この作品のMy原点。音質は極上。幾種も聴いていて、そこそこに知名度のある演奏ならば間違いなく感銘をいただける名曲中の名曲、オーケストラの技量やリズム感がはっきり表に出る作品でもあります。シカゴ交響楽団の管楽器の輝かしい技量と迫力+どの旋律にも魂籠もった節回しが桁違いの説得力。ジョージ・ショルティと比べてもこちらの方が凄いと感じます。10:02-6:04-7:59-4:15-8:59。

本日は体調いまいちなのでここ迄。今朝の体重は63.1kg▲100g。

【♪ KechiKechi Classics ♪】

●愉しく、とことん味わって音楽を●
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