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音楽日誌

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2023年8月某日/隠居生活初心者入門の日々

8月ラストも猛暑続き、これはもう残暑とは云えぬ厳しい日差し未だ真夏が続いております。それでも就寝中、エアコンなしタオルケット一枚ではちょいと足りない感じはありました。今朝も風が涼しく感じます。昨日朝一番、やや痛む左足をかばいつつ市立体育館へ。意外と空いていてゆっくり、例のユルい筋トレを粛々と進めていたら、途中からいつもの負荷が妙に重く感じて、ラスト胸の鍛錬が終わった時点ヘロヘロ、とてもだけど有酸素運動はムリ。シャワー後、2kmの帰路が苦しいこと、ゆっくり帰宅したらぐったりしてもう身動きできません。体調最悪。

軽い昼食も、夕食調理も女房殿にお願いしました。ぼんやり横になってテレビを眺めただけ。左足もやや腫れが出てきて、痛風症状は悪化しております。先週土曜の酒は安易な復活判断やったなぁ、そんな反省しても時既に遅し、5-6-7-8月と断続的に発症したことになります。最悪の体調に今朝の体重は63.2kg▲200g。本日にて旧ネット環境であるBB.excite契約切れ、もうルーターは返送済なので、滞りなく移行が済んだことを祈るばかり。

ワイドショウはジャニーズの話題ばかり。「外部専門家による再発防止特別チーム」はお手盛り形だけかと思ったら、事実認定や隠蔽工作、同族経営の問題点、マスコミ(テレビ局含む)の黙認を鋭く指摘して、社長の退任勧告など、なかなか尖った内容に驚きました。自分には縁の薄い芸能界やけど、女性アイドルにも似たようなことはあるのかも知れませんね。これを機会にまた一歩佳き日本になっていくことを願いましょう。(自分は絶対に見ない)24時間テレビとやら、それが終わってからの記者会見はやはり忖度なんでしょうね。ジャニーズのタレントは現状あらゆる番組に必須の状態、なんとなくずるずるになりそうな予感もあります。ビッグモーターみたいに株はしっかり持ったまま雲隠れになるのか。

EMIDvora'k 交響曲第8番ト長調/スラヴ舞曲 第10番 ホ短調 作品72-2/スラヴ舞曲 第3番 変イ長調 作品46-3〜ジョージ・セル/クリーヴランド管弦楽団(1970年)・・・George Szell(1897ー1970洪牙利→亜米利加)による、ほぼラスト辺りの録音。自分らの世代にはこれが鉄板の存在、かっちりと清潔なフレージング、完璧なアンサンブルとパワフルなオーケストラの技量、そしてたっぷりとした歌。第1楽章「Allegro con brio」から郷愁たっぷりの出足から一気呵成に走り出して、キレのよろしい爆発へ(10:51)第2楽章「Agagio」はメリハリと緩急、陰影深い緩徐楽章(10:39)第3楽章「Allegretto grazioso - Molt vivace」は哀愁のワルツ、ここはジョージ・セルの歌をたっぷり堪能できるところ。(6:42)第4楽章「Allegro ma non trippo」はオーケストラの技量を最大限に発揮してかっこよい!(9:34)これを聴いて、いくつかDvora’kの音源を廃棄したほどの感銘をいただきました。スラヴ舞曲中一番泣けるホ短調(6:06)のんびりと牧歌的な変イ長調のフィル・アップも配慮あるもの(5:04)。音質は良好。

FED 022.023Tchaikovsky 交響曲第4番ヘ短調〜セルジウ・チェリビダッケ/ミュンヘン・フィル(1988年ライヴ)・・・EMIから出ていた1993年録音とは別。例の如しゆったりとしたテンポに噛み締めるような、細部緻密に描き込んだ演奏に音質もかなり良好。第3楽章「Scherzo: Pizzicato ostinato. Allegro - Meno mosso」興奮のピチカートから第4楽章「Finale: Allegro con fuoco」への大爆発が聴きものだけど、残念いまいちノリがよろしくない感じ。自分の体調のせいかも。(21:41-12:01-6:50-10:41)


2023年8月某日/隠居生活初心者入門の日々

本日は曇り空、断続的に雨も予報されても相変わらずの猛暑+飲酒要因と類推される(左足)ちょっぴり痛風症状発症にショック、精神的には凹んで(相変わらず)やる気が出ません。食材買い物も女房殿にお願いしました。幸い、連続アイシングに症状は悪化しておりません。しかし・・・尿酸値は正常になっているはずなのに、たった一回呑んだだけで痛みが出るとは・・・どうも尿酸結晶が患部に残っている状態らしくて、粘り強く一年くらいの対処が必要みたいです。ふたたび禁酒するしかない。本日もトレーニングルームには出掛けられる状態、今朝の体重は63.4kg+100g。

新しくネット契約したNURO光は快調です。自分と女房殿のコンピューター、スマホ2台分のWifi設定をし直して一段落、ところがテレビにつないでいるFire TV Stickとアレクサの設定を失念しておりました。勝手に抱き合わせ無料2ヶ月契約されていた光TV(使い方もわからない)はハガキにて解約通知送付済。あとは旧ネットの解約確認、それと次月の請求金額がどうなるのか、どのくらい下がるのか注目しておきましょう。そう云えば今朝のニュースで「NHKのネット視聴にも負担を求めるべき」〜つまり、現状なら無料で見られる(見ている人がたくさん存在する)ということでしょうか。ちょっと調べてみましょう。(→やはり受信契約が前提みたい。追加でカネ取るっちゅうことかい)

英DECCADvora'k スラヴ舞曲集(作品46/作品72全曲)〜ラファエル・クーベリック/ウィーン・フィル(1955年)・・・昨年も聴いたばかり。後年1973年バイエルン放送交響楽団との録音が有名だけど、こちらモノラルでも音質良好、41歳壮年の溌剌としたリズム、ウィーン・フィルとのけっこうアツい、テンションの高い演奏が堪能できました。華やかに賑々しいリズム、ある時は哀愁の泣ける旋律、ある時はノンビリとした風情に溢れて、Dvora'kはほんまのメロディ・メーカーと思います。

George London 10CD/2Mahler 亡き子をしのぶ歌(オットー・クレンペラー/ケルン放送交響楽団1955年)/Brahms ドイツ・レクイエムより「主よ、わが終わりと」「この地上には永遠の都はない」(ブルーノ・ワルター/ニューヨーク・フィル/ウェストミンスター合唱団1954年ライヴ)〜ジョージ・ロンドン(bb)・・・George London(1920-1985加奈陀)は喉の病にわずか47歳でそのキャリアを中断したそう。圧巻の低音を集めて、この10枚組はネットに情報を探っても現在入手困難のようです。Mahlerはあちこちで見掛ける音源、音質は良心的。「いま晴れやかに陽が昇る」(5:03)「なぜそんなに暗い眼差しだったのか、今にしてよくわかる」(4:10)「きみのお母さんが戸口から入ってくるとき」(4:11)「いつも思う。こども達はちょっと出掛けただけなのだと」(3:01)「こんな嵐のときに」(6:14)洋の東西、言葉の壁を乗り越えて、こどもへの情愛、失った悲痛なる思いはしっかり伝わる名曲。情感を抑制した声の説得力、クレンペラーの入念なる伴奏も文句なし。Brahmsは続けて聴くとちょっぴり違和感があるけれど、これも音質はまずまず。壮麗な宗教的作品より2曲、ワルターはかなり根性入ったスケールに劇的、ロンドンの朗々たる立派なソロと合唱との掛け合いがたっぷり堪能できました。(9:48-10:07)


2023年8月某日/隠居生活初心者入門の日々

土曜に久々の飲酒、数日経って左足踵、そして昨晩遅く左足前部に鈍い痛みを感じて、これは誤魔化しようもなく痛風発作の始まりでしょう。幸い未だ痛みはたいしたことはないし、腫れもないけれど、これから悪化するものか、もう酒はあかんかもしれません。現在アイシング中。

毎日相変わらず暑いですね。雨雲レーダーにはスマホに幾度「接近中!」との警告があっても、結局は降らず仕舞い。昨日朝一番に洗濯を済ませてNURO光の工事を待って、到着したのはいつもの体育館行って帰った頃合い。無事新しいインターネットは開通しました。今回は光回線とのルーターと無線LANが一体化して、今まで使っていたもの(Aterm)は用済みに〜ヤフオクで売れんものか。なんか勝手に光TVも契約されて、2ヶ月間無料なんだとか、使い方もわからんし、キャンセルの方法もわかりにくい・・・あとはBB.exciteの解約が滞りなく完了するのを待つのみ。

そういえば前回日曜市立体育館に出掛けたら、入り口付近数百人の混み具合、中学生卓球大会男子大会とか、みごとにオトコばかり!引率も男の先生、凄い景色と熱気でした。そして昨日は昼休み時間辺りの鍛錬は有酸素運動中心、いつものメンバーとは顔ぶれが違って、妙齢の女性が熱心にトレッドミル最中、マスクを右耳にぶら下げて、その中途半端さがなんとも気になる・・・今朝の体重は63.3kg▲200g。

Australian Eloquence/Decca 484385Mozart 交響曲第36番ハ長調 K.425「リンツ」(1956年)/交響曲第40番ト短調 K.550(1961年)/Haydn 交響曲第59番イ長調 「火事」(フェスティヴァル室内管弦楽団1965年)〜アンタル・ドラティ/ロンドン交響楽団・・・1956年録音、晴れやかに堂々とした「リンツ」は恐るべき鮮明な音質。厚みのある洗練されたアンサンブル、あわてず走らず中庸なテンポを維持してクールに細部丁寧な仕上げ、過不足のないオーソドックスにしっとり落ち着いた風情が完成度高い。(11:45-7:59-3:37-7:57)ト短調交響曲も音質水準、演奏の方向性はまったく同じ。但し、激性に充ちた暗い旋律には、あまりに生真面目な表現過ぎて少々面白みに欠けるかも。(8:09-8:32-4:12-6:42)Haydnのオーケストラがようわからない。このあと、フィルハーモニア・フンガリカとの全集録音迄もうちょっとの時期、ロンドンでの録音らしいから1960年代辺り迄活動していた録音用オーケストラの変名でしょうか。いかにも「Sturm und Drang(疾風怒濤)期」の典型、緊張感のある引き締まった作品は、オーソドックなバランスに表現されました。ドラティはMozartよりHaydnが似合う。(6:49-6:32-4:03-4:19)

懐かしいコンサート・ホールのLP Mozart 交響曲第36番ハ長調K.425「リンツ」(パリ・オペラ座管弦楽団1961年)/Mozart セレナード ニ長調K.250/248b「ハフナー」(シュトゥットガルト南ドイツ放送交響楽団1959年ライヴ)〜カール・シューリヒト・・・昨年も一昨年も聴いているお気に入り。これは勝手に別音源続けて聴いたもの。「リンツ」はScribendum復刻時に収録から外れた音源、例の如しステレオ録音?と名乗るのが恥ずかしいような薄っぺらい、肌理の粗い音質、オペラを振らなかったCarl Schuricht(1880ー1967独逸)とオペラ座の管弦楽団との関係、録音に至った経過は不明です。飄々として軽快、速めのテンポに一気呵成、流れのよろしい演奏を堪能いたしました。(6:45-4:29-3:23-7:46)第4楽章「Rond-Allegro」のヴィオリン・ソロがいちばん有名なハフナー・セレナーデも愉悦が湧き上がるような名曲、そして軽妙なテイストが溢れて、こちらのほうがオーケストラの技量はしっかりしているでしょう。音質はまずまずなモノラル。(6:25-9:32-4:29-9:41-6:33-7:51-6:04-6:19)


2023年8月某日/隠居生活初心者入門の日々

新しい月曜の朝を迎えて、蝉の声は完全に消えております。台風はいくつか接近してもこちら大阪には影響のないピーカン猛暑の気候続き。北九州にて乳児の車中置き忘れというの悲惨な話題、日本一のコシヒカリ産地である魚沼での水不足による稲枯れ、処理水放出に伴う中国からの嫌がらせ電話(組織的なものなのか、それとも自然発生なのか・・・いずれ中国の品位を下げる無意味な行為)・・・閑話休題(それはさておき)。左足踵に若干の痛みが出て、これは飲酒要因による痛風症状再来なのか、患部を冷やして様子をみております。一昨日の酒復活は自分への観測気球、病の症状は人それぞれ、一筋縄ではいかぬもの。昨日も終日引き隠って身動きせず、ちょっと間食が多かった?今朝の体重は63.5kg+100g。

本日は午前中NURO光の工事予定、体育館へはそれが終わってから出掛けましょう。前居住地である長久手市にて(愛知県初! とか/事前予測跳ね返して)女性市長誕生45歳、市民派の市会議員だった人は女房殿の知り合いでした。前の市長は人柄と挨拶だけがウリのな〜んもせん人やったなぁ。日本一若い街はこどもがいっぱい、人気の人口自然増、ジブリパークのあるところですよ。美しい高級住宅街だったけれど、現在の喧騒と雑草、路上ゴミ放置の街もなかなか庶民的で悪くない。

これは懐かしいLP時代の抽象画デザインBartok 管弦楽のための協奏曲/舞踏組曲〜ジョージ・ショルティ/ロンドン交響楽団(1965年)・・・これが中学生時代輸入LP1,200円也この作品と出会った懐かしい演奏でした。2008年来の再聴(当時は駅売海賊盤)。音質は現役水準、ロンドン交響楽団はものすごく上手い。後年のシカゴ交響楽団に負けぬ〜かどうか、再度確認しなくっちゃ。この時点ショルティは既に53歳、硬質に鋭角な表現は完成していて、切れ味とテンションたっぷりな「協奏曲」(9:23-6:50-6:33-4:16-9:22)ノリノリにパワフルに泥臭いリズム爆発する「舞踏組曲」も最高。(3:34-2:15-2:49-2:37-0:59-3:58)

KKC4258Janacek シンフォニエッタ/Bartok ヴィオラ協奏曲(ウィリアム・プリムローズ(va))/Henkemans フルート協奏曲(フーベルト・バルワーザー(fl))/de Falla スペインの庭の夜(ヴィレム・アンドリーセン(p))〜オットー・クレンペラー/アムステルダム・コンセルトヘボウ管弦楽団(1951年ライヴ)・・・しつこくクレンペラーのコンセルトヘボウ・ライヴを聴いております。かなり以前、部分的に怪しい輸入廉価盤を聴いていた時にはガッカリした音質の記憶も鮮明、これがけっこう芯があって解像度が改善されております(思い込みかも)カッコ良いファンファーレが印象的な「シンフォニエッタ」は陰影深く、力感に充ちてうねうね、これほど骨太朗々と巨大な演奏をかつて聴いたことはない。(23:59前後拍手有)Bartokのヴィオラ協奏曲は幾度聴いても掴みどころのない、ちょっと苦手な作品。名手William Primrose(1904ー1982英国)は雄弁に変幻自在なソロ、金管の威力もかつて聴いたことがないほどの迫力でした。(12:14-4:16-4:46)Henkemansってピアニスト?ちゃんと調べてもいない初耳作品に云々できません。(後で調べたらHans Henkemans、1913ー1995阿蘭陀/ピアニスト、作曲家となっているからこの人でしょう)伝説の木製フルート(Hubert Barwahser, 1906ー1985独逸→阿蘭陀)は妖しくも無機的な旋律がわかりやすく、フルートのテクニックにもちろん不足はない。(5:32-5:17-3:21)むせ返るように濃密な「スペインの庭」は雰囲気たっぷり・・・Willem Andriessen (1887ー1964阿蘭陀)も作曲家兼ピアニストとのこと。(8:27-4:25-7:44)


2023年8月某日/隠居生活初心者入門の日々

相変わらずの猛暑続きでも、日曜の朝は涼しく感じます。そろそろ本格的シーズンを迎えて南洋には台風が発生しているとのこと。昨日は蝉の声をほとんど聞かず、市立体育館途中にトンボの乱舞を目撃しました。トレーニングは15分のトレッドミル+腹筋背筋鍛錬程度。洗濯はしたけれど、あとはなにもやる気が起こらない。女房殿は早朝に息子のアパートに出掛けて大掃除、午後3時にJR北新地駅にて待ち合わせとなりました。

先日の血液検査の結果は良好、尿酸値も5(発作前は8.4)これは節制の成果+服薬効果でしょう。数カ月ぶりに本格的に呑むか、悩んで結論的にビール中ジョッキ2杯、日本酒1合程度、尿酸値によろしくなさそうな美味珍味たっぷりいただいて贅沢三昧、息子と談笑しました。ペットボトルに麦茶を持参して、途中途中水分補給いたしました。夕方、最寄りの駅から自宅迄2kmしっかり歩いて帰宅。朝、喉が渇いて目覚めはあまりよろしくない。酒は脱水症状を引き起こす・・・それはしっかり体感いたしました。毎日酒の習慣はないけれど、日常の節制と服薬でなんとか発作は避けられぬものでしょうか。ここ数日か心配です。

男子バレーボール・アジア選手権快進撃らしいけれど、テレビ放映はないのですね。残念、今朝の体重は63.4kg+500gは自業自得覚悟の上。

英DECCADvora'k 交響曲第9番ホ短調「新世界より」〜アンタル・ドラティ/ニュー・フィルハーモニア管弦楽団(1966年)・・・記憶ではドラティの「新世界」はステレオ録音3種ほどあったはずだけど、これしか聴いたことはありません。あざとくも不自然な各パート強調するPhase4録音、誰でも知っているヴィヴィッドかつ郷愁の旋律連続、浮き立つような憧憬を感じさせる第1楽章「Adagio-molt Allegro」(12:16)しみじみとした第2楽章「Largo」(12:24)ここまでは悪くないけれど、フツウといえばフツウ。オーソドックスな表現。ところが後半の金管爆発が凄い、Phase4録音の面目躍如。第3楽章「Molt vivace」は元気いっぱいなスケルツォ(7:44)ダメ押しのド迫力第4楽章「Allegro con foco」に溜飲を下げたものです。(11:22)

King KKC2024Dvora'k 交響曲第8番ト長調〜ウィルヘルム・シュヒター/NHK交響楽団(1959年旧NHKホール・ライヴ)・・・Wilhelm Schuchter(1911ー1974独逸)はNHK交響楽団を厳しく鍛え上げた人(1959ー62年常任指揮者在任)3年ほど前に「新世界より」に感心して、こちらはモノラル?かなり音質は鮮明でした。オーケストラの響きにやや色気が足らぬけれど、かっちりとしたアンサンブルに飾りの少ない質実かつ力強いサウンドに驚きました。第3楽章「Allegretto grazioso - Molto vivace」のワルツは至高の心揺さぶる旋律。(10:24-10:26-6:49-9:31)


2023年8月某日/隠居生活初心者入門の日々

猛暑続きでも朝、蝉の声がありません。南洋に台風が発生して秋は接近しているのでしょう。昨日夕方、暗くなっていく雲を心配しつつ眼科の定期検診へ、年に2回ほどだけど視力も眼圧も変わらず、女医さんが眼底を覗いてくださってとくに問題はないのでしょう。自分は弱い度数の眼鏡(乱視が強い)をコンピューターに使用して老眼鏡は所持していないけれど、なんとなく弱まっている自覚はありました。それ以外、エアコンを効かせた部屋に終日引き隠って身動きせず、今朝の体重は62.9kg▲200g。これより女房殿はお嫁さん+孫帰省中の息子のアパートを訪ねて大掃除の意気込み、目処が立ったら連絡をもらって梅田で待ち合わせの予定です。いつもどおり、市立体育館トレーニングルームに軽く鍛えておきましょう。

毎日愛読しているブログ「チクチク テクテク 初めて日本に来たパグと30年ぶりに日本に帰ってきた私」〜香港より福岡に帰郷された同世代の女性(自分よりちょっぴり若い)その熟達した文章表現、日常生活細部に渡る興味の深さ、観察眼の鋭さに日々感銘を受けております。孫娘が遊びに来て、お下がりのワン・ピースを着て帰るところなど神回! そして「新しい私のPC MacBook Air」。12年ぶりの買い替え、英語配列キーボード使用(海外在住が長かったので英語は堪能なのでしょう)データ移行も自ら、この人はなんでもできる人なんやな、感心いたしました。

自分は懐かしいWindows3.1時代(日本語版は1993年)からのWindowsユーザー(正確にはその前に98NOTE/ワープロがあった)なんせマシンが安い(ものがある)価格相場とスペックが理解できること、日常使用するソフトにWindows用が多いという理由でした。引退したマシンにLinuxを入れて利用した期間も長いけれど、どうしてもそれでは動かぬ愛用ソフトがあったのは残念。ここ10年ほど? ノートや一体型のマシンを入手することが多くなって、自作やら増設、修理などとは無縁になってしまいました。情報をネット検索すること、文書を書いたりメールの送受信くらいなら、もうなんでも一緒ですよ。自分は慣れていないけれど、スマホのほうが携帯性に優れてお手軽便利でしょう。ブラウザベースに使用するのだったらOSなど環境を選ばぬ時代がやってきております。

この猛暑に音楽への集中力はずっと低迷中。
ERATO 9029595353Faure ピアノと管弦楽のためのバラード 嬰ヘ長調/組曲「ペレアスとメリサンド」/パヴァーヌ(ジャン・ユボー(p)/ローザンヌ室内管弦楽団/1981年)/レクイエム ニ短調〜アルミン・ジョルダン/マシアス・ウスベク(boyーsoprano)/ジル・カシュマイユ(br)/ダニエル・フックス(or)/ロマンド室内合唱団/プロ・アルテ合唱団/スイス・ロマンド管弦楽団(1991年)・・・Gabriel Faure(1845ー1924仏蘭西)の作品はどれも一種妖しい陶酔を感じさせるもの。名手Jean Hubeau(1917ー1992仏蘭西)をソロに据えた短い協奏的作品(13:32)官能的に遣る瀬ない旋律が続いて、「Sicilienne」がとくに印象的な組曲(6:01-2:36-3:43-4:23)鬱蒼とした哀しみを引きずる「パヴァーヌ」(6:38)どれも絶品の旋律が続いてArmin Jordan(1932ー2006独逸)の表現は熟達してしっとり。Faureのもっとも著名な作品のひとつである「レクイエム」も悲痛に暮れる鎮魂より、天国への甘い憧憬を感じさせる静謐なる名曲。おそらくこれは通常演奏される機会の多い第3稿(1900年)、当時のスイス・ロマンド管弦楽団はアンセルメ時代以来の輝きを取り戻しておりました。(首席在任1985ー1997)音質極上、これほど声楽と管弦楽のバランスがクリアに感じられる録音は初めてかも。(6:44-8:05-3:35-2:50-5:39-5:10-3:34)

EMIBeethoven 交響曲第5番ハ短調/交響曲第7番イ長調〜オットー・クレンペラー/フィルハーモニア管弦楽団(1955年)・・・旧録音。音質はやや散漫だけれどまずまずでしょう。先日「英雄」(1959年)を聴いて全面称賛でもない印象を得て、順繰りEMI録音を確認しているところ。これが音質云々乗り越えて(初期ステレオですか?)なかなか雄渾にスケールが大きい演奏でした。ハ短調交響曲はじっくり腰を据えて重量級、終楽章繰り返しもダメ押しの感銘をいただきました。(8:05-10:07-5:42-11:17)イ長調交響曲はいっそう感銘深い出来。これも堂々たる風情、第2楽章「Poco Allegretto」のしっかり地に足つけた歩みには、ほとんど数十年ぶり、初めて出会った時のような感動をいただきました。第3楽章「Presto」も慌てぬ噛み締めるような風情、重みもGood! 終楽章に向けて盤石の締め括りでした。(12:51-9:31-8:22-7:56)


2023年8月某日/隠居生活初心者入門の日々

大谷、肘の怪我で今シーズン投球はムリとのこと。打者としてはどうなんでしょうか。再手術になるのかも。せっかくのホームラン王はどうなるか心配です。どう考えても使い過ぎでしょう。エッフェル姉さん≠アと自民党の松川るい参議院議員、自民党女性局長の役職を辞任した。との報道有。残念、やましいところがないのだったら、とことんこのまま頑張って(とことん叩かれて)欲しかった。日本じゃ”世間の風当たり”がなにより重要なんですね。報告書も政策提言もないから、ほんまに観光旅行だったみたい。ムダな海外視察はいままでもたくさんあったろうから、それを明らかにした功績を称えましょう。(世間では議員を辞めろ、との声も)そして昨日昼過ぎ、福島第一原発の処理水放出開始。自分は原発にはまったく賛同しないけれど、厳然として存在しているのも事実(例えば処理水問題も含めて)次善の対策は継続するのは致し方ない・・・残念だけどそう思います。30年掛かるらしいから、忘れず風化させず、このあとの情報公開継続よろしく。中国はこのことを政治的な道具として使っているのですね。日本に来て寿司喰うな。いずれ場末の引退爺が云々しても仕方がない。

そう云えばもうオオカミ少年になりつつある某隣国のロケット?ミサイルは失敗を素直に認めたそう。なんにせよ潔いことは佳きことですよ。昨日はしっかりトレーニングルームに鍛えて、幸い空いていたのでマシンも全身しっかり、トレッドミルは病に寝込む前の水準6km/h+傾斜しっかり100kcal消化しておきました。そして久々耳鼻科に通院(先生は改善していると・・・ほんまか?)買い物して帰宅したけれど、愛用のオリーブオイルが一年前より40%以上値上がりしているのには閉口いたしました。帰宅後激しい雨と雷鳴連続、一時洪水注意報も出て、BSは断続的に受信不可となったけれど、一時間ほどで収まりました。結果昨夜は涼しく、今朝の虫の声の主は交代しておりました。体重は63.1kg▲300g。

Membran 600225Beethoven 演奏会用アリア「ああ、不実な人よ!」(グレ・ブロウエンスティーン(ms))/コンセルトヘボウ管弦楽団1951年)/ 交響曲第3番 変ホ長調「英雄」(ストックホルム・フィル1958年ライヴ)〜オットー・クレンペラー・・・先週。フィルハーモニア管弦楽団との1959年セッション録音を聴いたばかり。ここ数年、Beeやんと云えば「英雄」ばかり聴いております。こちら珍しいストックホルム・フィルとのライヴ。モノラルだけど低音がしっかり聴いてかなり音質良好。基本はあまり変わらぬ重厚だけどクール路線、オーケストラの技量はこちらのほうが落ちるはずだけど、それを感じさせぬ充実した響き、貫禄、これはライヴならではの感興のなせるワザでしょうか。浪漫派交響曲への幕開けを告げる傑作をたっぷり堪能いしました。(16:35-17:05-6:39-13:26)演奏会アリアは若い頃の劇的作品、コンセルトヘボウとのライヴBOXにも収録されていたもの、Gre Brouwenstijn(1915-1999)は阿蘭陀の人らしい。幾度聴いて、すっかり馴染みの旋律となりました。これも傑作。(13:08) 

BIS BISSA1710Mahler 交響曲第9番ニ長調〜アラン・ギルバート/ロイヤル・ストックホルム・フィル(2008年)・・・幾度も聴いているAlan Gilbert(1967-亜米利加)がストックホルム・フィルの首席を降りる年の録音。音質は極上だけど、世評を拝見すると賛否真っ二つ。曰くオーケストラがヘタ、なにを云いたのかわからぬ、音楽の掴み方が甘い・・・バーンスタイン辺りを基準とすると、慌てず走らず急がず熱狂から遠く、知的クールな構築は受け入れられぬのかも。自分はこの詠嘆の交響曲からムリムリ色付けや粘性を抜いて、洗練させた表現を好ましく受け止めたものです。オーケストラの技量も悪いとは思えない。(26:54-15:13-13:20-27:00) 


2023年8月某日/隠居生活初心者入門の日々

連日の曇空に一時雨の予報も結果的にほとんど降っておりません。本日も曇り、気温はそれなりに上がるそう。こんどこそプリゴジンさんジェット機墜落して亡くなったとの情報・・・彼(か)の隣国は魑魅魍魎、そして某困った隣国はまたまたミサイル飛ばして、国民を飢えさせているらしい。慶応高校107年ぶりの高校野球優勝に大盛り上がり、こちら(今回出場ならなかった)大阪桐蔭の地元だけど、優勝してもさほどに感銘はなかったのは自分だけかも。

昨日は2日連続ご近所地元ホールにて名画2本立て第2日目。女房殿も誘いました。(昨日は婆さんのところに生協の配達受け取り)映画「キツツキと雨」(2012年)。「南極料理人」(2009年)の沖田修一監督、高良健吾、古舘寛治はその流れですね。主役の役所広司は「Shall we ダンス?」の生真面目なイケ面中年から無骨な材木を切り出す山仕事へと変身して、B級ゾンビ映画のロケ(頼りない監督は小栗旬)に巻き込まれていく・・・筋らしい筋、起承転結のない、微妙に細部違和感とオモロさ散りばめて、若い女性がほとんど登場しないのも「南極料理人」にテイストは似ていて、これはかなりマニアックな映画と思います。平田満、伊武雅刀、山崎努がちょい役で出演して、凄い存在感。

映画「死に花」(2004年)。じつは体育館の掲示板に貼り出された宣伝を眺めて、最初に興味を抱いたのがこれ。森繁久彌、小林亜星、藤岡琢也、谷啓、青島幸男、宇津井健、高橋昌也、長門勇、加藤治子・・・皆死んじまったなぁ。寂しい。藤岡琢也さん、自らの葬式で歌うけれど(生前ビデオ)ジャズがすごく上手い。山崎努(当時68歳、ハイプーリーの場面、全力疾走もして鍛えてますよ)松原智恵子(女性に年齢は失礼だけど当時59歳)は現役。二人のキスシーンとかベッドシーンがあるんだけど、これがとても絵になって美しい。無念な結果にバイアグラを求める姿もリアルにユーモラスでした。高級老人施設に集う面々、サクランボウ銀行の17億3千万円強奪計画の実行という荒唐無稽な筋書きに、レビューには「ビルディング倒壊のCGが安っぽ過ぎ」なんていう辛口評価もあったけれど、そこはオトナのおとぎ話、死にかけ爺(しかも有閑階層)が連日穴掘り肉体労働なんて、もとより絶対ムリじゃん。都心で工事偽装なんてあり得ぬし、そこは笑って愉しみましょう。唯一若い女優は星野真理が脇役を固めるのみ、なのに全体に明るい雰囲気が充ちて、元気の出る映画でした。

帰り女房殿と牛丼屋さんに寄って、昼夜としっかり喰ったらあっという間の63.4kg+800g。これから鍛えて節制しましょう。

Parnassus Beethoven ロンド 変ロ長調WoO6(キリス・コンドラシン/モスクワ・フィル1962年)/Ravel 左手のためのピアノ協奏曲(リッカルド・ムーティ/ジェノヴァ・テアトロ・コムナーレ管弦楽団1969年)/Scriabin 「プロメテウス/火の詩」作品60(エフゲニ・スヴェトラーノフ/ソヴィエット国立交響楽団/モスクワ放送合唱団1972年)/R.Strauss「ブルレスケ」(ジョルジュ・ジョルジェスク/ジョルジュ・エネスコ・フィル1961年)〜スヴィアトスラフ・リヒテル(p)・・・Sviatoslav Richter(1915ー1997旧ソヴィエット/烏克蘭出身独逸人?)は小学生来のお気に入り、熱心に音源を集めて、この度久々に点検整理が完了、思わぬ記憶にない音源が出現して、これは管弦楽をを伴う協奏的作品のライヴ音源を集めたもの。Scriabinはステレオ、Ravelは海賊録音の本場・伊太利亜の本領発揮してかなり情けない音質。ほかはそれなりちゃんと聴ける音質水準でした。いずれリヒテルの強靭に硬質、叩きつけるように輝かしい集中力タッチが堪能できるもの。たっぷり楽しんだけれど、これはいかにも海賊盤なんやろなぁ。(8:56-18:49-21:16-19:57)

Membran 233572Ravel スペイン狂詩曲(1948年)/Copland アパラチアの春(1950年)/Schwarz-Schilling(1904-1985)弦楽のための序奏とフーガ(1949年初演)〜セルジウ・チェリビダッケ/ベルリン・フィル・・・やや曇りがちだけれど、ワリと良心的な音質。若きチェリビダッケは颯爽としてカッコ良いリズムを刻むRavel(5:04-2:09-2:22-6:34)ベルリン・フィルとしても珍しいレパートリーであろうCoplandは雄壮に立派すぎる風情がオモロいもの(25:01)。Schwarz-Schillingは作曲者の名前も作品も初耳、神妙かつ劇的、保守的な詠嘆がわかりやすい作品。フーガはいかにも風、ちょっとウケ狙いっぽい感じでした。(6:25-4:38)


2023年8月某日/隠居生活初心者入門の日々

本日曇空、猛暑は収まりそうにありません。昨日も例の如し延々と猛暑は続いて、夜半にちょっと降ったのかも。朝一番に市立体育館へ。筋トレの頻度は落としていきなりトレッドミル、ゆっくり15分でも充分な汗、腹筋鍛錬をしてもう一種背筋を伸ばしたいなと思ったけれど、ヒマな爺連(含むワシ)でマシンは満員、断念いたしました。帰宅したら先日の台風に割れたトイレの窓関連、小さな網戸がちょっぴり破れたので、その修繕に来てくださいました。今朝の体重は62.6kg追風参考記録でも最低ライン突破。▲700g、ユルい有酸素運動は効いております。

そして昼からはご近所地元ホールにて名画2本立て第1日目、予想通り冷え過ぎ、画面は思ったより小さく、音質は安っぽいのが気になるけれど、そんな文句吹っ飛ぶほどの名画連続でした。映画「Shall we ダンス?」(1996年)役所広司は当時若く、生真面目なイケ面中年を演じて、ソーシャルダンスへの日本人の含羞を表出して、ここがハリウッドのリメイク版では出せないところ。草刈民代が圧倒的に輝かしく美しく、それはバレエに鍛え上げた背筋や姿勢から発っせられるもの。恋愛映画ではないんだけど、人の心を思い遣る愛に溢れてラストは(ある意味)思いは成就する健全なるハッピー・エンドでした。脇役ちょい役が超豪華なメンバーばかり、竹中直人は役所広司の、渡辺えりは草刈民代の引き立て役?(失礼)好対照に重要な役回りとなっておりました。テレビで幾度か拝見したけれど、初めて作品の真髄を堪能いたしました。(大貫妙子はシュガーベイブ時代からのファンでした)

映画「がんばっていきまっしょい」(1998年)これは初めて拝見。1970年代の松山が舞台、田中麗奈のデビュー作(他の公募された高校生役は女優さんにならなかったとのこと)全編ロケーション(セットなし)松山弁、町並みも昭和なノスタルジーを感じさせるローカル地方色豊か、それだけでも痺れました。クリーニング屋の寡黙な父親(白竜)優しい母親(森山良子)も昭和のイメージそのまま。地方の高校にムリムリ女子ボート部を作って一生懸命、でもスポ根ものじゃない、フツウに素朴な高校生の生活と心情と自然を描いて、忘れてしまった淡い思いが静かに蘇ります。これが青春! シアワセな時間を過ごせて、この映画はまるで心の洗濯ですよ、もう一回見たい。歌も泣けます。そういえば両映画ともケータイ・スマホが出てこない時代なのがよろしい。あれは便利過ぎてほんまに風情がない。

BCD9518Mozart ピアノ協奏曲第13番ハ長調 K.415(387b)/第6番 変ロ長調 K.238〜アン=マリー・マクダーモット(p)/スコット・ヨー/オーデンセ交響楽団(2015年)・・・優秀録音。Anne-Marie McDermott(1963ー亜米利加)はHaydnのピアノ・ソナタ全集、Mozartのピアノ協奏曲など意欲的に録音しております。デンマークのオーケストラにやや力みが見られるけれど、しっかり芯と力感のあるに明晰に華やかなピアノに曖昧さはありません。弦楽のみでも伴奏可能なハ長調 協奏曲K.415は闊達に躍動して、一点の曇もない名曲。とくに緩徐楽章の優雅にクリアな風情には効果的。(10:39-9:02-9:58)変ロ長調協奏曲K.238はヴォルフガング21歳の作品、その辺り他の協奏曲に比べてピアノの技巧的な扱いが一歩進んで、のちの作品の充実ぶりおに比肩する華やかな名曲です。これも弦楽四重奏のみの伴奏が可能なんだそう。(7:02-6:41-7:26)

BrilliantShostakovich 交響曲第1番ヘ短調(1976年)/祝典序曲(1972年)葬送と勝利の前奏曲 作品130(1976年/以上ソヴィエット国立放送交響楽団)/歌劇「カテリーナ・イズマイロヴァ」より5つの間奏曲組曲(ソヴィエット文化省交響楽団/1985年)218-213-823-143-206/Erwin Dressel (1909-1972) 歌劇「哀れなコロンブス」のための2つの小品より序曲(モスクワ音楽院交響楽団/1977年)〜ゲンナジ・ロジェストヴェンスキー・・・たしか米PIPELINE原盤旧ソヴィエットのライヴ音源を使用したBrilliant10枚組ボックスより。Shostakovichの交響曲が多いけれど、珍しい音源が揃っているのと意外と、珍しく音質状態がまずまず粒ぞろい。栴檀は双葉より芳しい初期交響曲は才気走った名曲、これはいま一歩期待したほどの爆発的演奏に非ず(8:16-4:10-9:26-9:32)文句なしのめでたい華やかな「祝典序曲」(5:56)この辺り迄は有名な作品だけど、そのあとの前奏曲(2:34)間奏曲組曲(2:18-2:13-8:23-1:43-2:06)序曲(3:38)いずれも初耳作品、というか、他ではなかなか聴けないものばかり。例の如く隈取のはっきりとした、オモロい演奏を愉しめました。


2023年8月某日/隠居生活初心者入門の日々

昨日婆さんのところに朝出掛けて耳鼻科に付き添った女房殿が帰ってきたのが昼過ぎ。自分はずっとコンピューター・オーディオ部屋にエアコン掛けて(な〜んもせず)涼しく引き隠っておりました。すると・・・女房殿スマホに人民中国から電話が・・・残念ながら国際的な知り合いはいないはず、これはルフィからの危うい詐欺?連絡だったのかも。出ていないからわかりません。

あまりの危険な暑さに微塵も身動きもせず、洗濯したのみ。昨夜の残りをしっかり昼に喰って、夕食も夏らしいカンタン調理をフツウに喰った結末は・・・63.3kg+300gこんなもんでしょう。厚木のパチンコ屋の駐車場にてクルマ100台以上お釈迦・・・未だ原因もわからぬとのこと。たまたま、偶然たまたま駐車されていた方も災難でっせ、人生どんなことに出会うかわからない。本日明日と地元ホールにて名画2本立て二日間チケット入手、その前に体育館に出掛けてしっかり鍛えましょう。本日も気温はしっかり上がるとのこと。

JPFO-0001Haydn 交響曲第100番ト長調「軍隊」(1957年)/Mozart バレエ音楽「レ・プティ・リアン」K.299b(K.Anh.10)(1988年)/交響曲第41番ハ長調K.551「ジュピター」(1966年)〜渡邉暁雄/日本フィル・・・渡邉 暁雄さん(1919ー1990日本)の膨大なるライヴをぼちぼち聴いて、ほぼ100%間違いなく感銘を受け続けております。自分のほんのカンチガイと思うけれど、NHK交響楽団の最近の録音にはガッカリすることが多くて、それとは対照的。オーケストラの技量、サウンド、音質にもほとんど不満を覚えた記憶はない。当時ブームだったらしい「トルコ軍楽」のトライアングル、シンバル、バスドラムが第2楽章、終楽章に登場して、巧まざるユーモアとリズムが快い「軍隊」(6:02-5:49-5:02-5:35)ハ長調の晴れやかな序曲から始まる可憐なバレエ音楽の躍動。(3:29-0:46-0:14-1:05-1:25-1:25-0:56-2:44)その調性のままスケール大きな傑作! 「ジュピター」の快い躍動と爽快なスケール(8:05-8:09-4:17-6:36)各々時代は違うけれど、音質的なばらつき、演奏の質にも違和感はありません。

TAF 595Mozart ピアノ協奏曲第20番ト短調K.466(ミーチャ・ニキシュ(p)/ルドルフ・シュルツ=ドルンブルク/ベルリン・フィル1934年)/バレエ音楽「レ・プティ・リアン」K.299b(K.Anh.10)(ヘルマン・シェルヘン/ヴィンタートール市立管弦楽団1941年)/交響曲第39番 変ホ長調K.343(レオポルド・ルートヴィヒ/ベルリン・フィル1941年)・・・こんな歴史的音源はいつ入手したのか?しかもCD三枚組中発見したのは1枚目ファイルのみ、あと2枚何処?もしかしてヘルマン・シェルヘンの音源が目的だったのかも。あまりに昔の録音なので廃棄検討して拝聴始めたらびっくり!Mitja Nikisch(1899-1936独逸)とやら?のト短調協奏曲K.466の音質の良さに驚きました。Rudolf Schulz-Dornburg(1891-1949独逸)も初耳、この時期よりベルリン・フィルのサウンドは重心低く、ピアノも現代の感覚からすると少々濃厚だけど、その浪漫の色濃い表現は作品に期待される個性の一端を表現して、旧さを感じさせぬ凄い説得力。カデンツァは誰のでしょうか?こんな甘い味付けは初めて聴きました。(15:35-8:44-8:13)優雅に可憐なな「レ・プティ・リアン」も音質まずまず、Orchestre Municipal de Winterthurは現在のどの団体にあたるのかはわかりません(Musikkollegium Winterthurとは別?)(3:29-2:12-0:39-0:58-2:20-1:23-2:10-1:30)Leopold Ludwig(1908ー1979モラヴィア)による変ホ長調交響曲は名曲。とくに第3楽章「Menuetto」に於けるリズムの躍動とクラリネットの牧歌的な響きの対比はなんとも牧歌的。これもベルリン・フィルの分厚い響きを堪能できました。(8:26-8:40-3:58-3:46)


2023年8月某日/隠居生活初心者入門の日々

連日暑いですね。それでも蝉の声は弱まってきたようです。布哇、加奈陀、そして亜米利加本土でも山火事が多発して、タイヘンな被害が出ているそう。世間では本格的にお仕事再開、自分はずっと盆休みみたいのが続いて、昨日も市立体育館トレーニングルームへ。しっかり筋トレ全身+トレッドミルはゆっくり15分有酸素運動に鍛えました。ハイプーリーは人気で、屈強なお兄さんが7-80kgの負荷に惚れ惚れするような美しい所作に鍛えて、八割ほど休んで身体に負荷の掛からぬエエ加減な独占爺とは大違いのお手本を見せていただきました。帰りスーパーに寄って夕食の食材入手、薄味にしすぎて少々味気ないけれど、たっぷり喰って今朝の体重は63.0kg▲300g。エエ感じです。

自分には縁遠い話題だけれど、岡山の著名蜂蜜屋の三代目(専務)が不祥事を起こしてクビとか。ビッグモーターの元副社長息子も(ちょっと話題逸れるけど)三田佳子の息子も、どーも行状よろしくない。甘やかして育てたんやろか、小さい頃から。なんか安物の二時間ドラマみたい。札幌の首切り事件もそうだけど、子育ては一歩間違うとタイヘンですよ。ウチの息子はフツウで良かったとシミジミそう思う・・・可愛らしいお嫁さんに+孫二人も生まれたし、時々呑みに行ってお話ししたり、これ以上のシアワセはないかも。今どきこれがけっこう希少なんすよ。亡き両親は不肖の次男坊(=ワシ)をどう思ったでしょうか。世代的に大学に進学するような時代じゃない労働者階級出身、二人の息子には絶対に大学に行け! とくに兄にはスパルタ教育〜エリートコースへ。出来の悪い、小さい頃から身体も弱かった自分は放置されて現在に至る・・・ま、これも人生でしょう。

ICAC5168Saint-Sa"ens ピアノ協奏曲第2番ト短調(サイモン・ラトル/バーミンガム市交響楽団/1983年)/Liszt ピアノ協奏曲第1番変ホ長調(ノーマン・デル・マー/BBC交響楽団/1983年)/Beethoven 15の変奏曲とフーガ「エロイカ変奏曲」/Paderewski 6つの演奏会用ユモレスク 作品14 より第1曲「メヌエット」ト長調/Chopin ワルツ 第14番ホ短調(遺作)(1979年)〜シューラ・チェルカスキー(p)・・・Shura Cherkassky(1909ー1995烏克蘭→亜米利加)は往年の名手。とくに1983年のライヴは音質も極上。70歳過ぎてのライヴ演奏に技巧の陰りは一切感じさせぬもの。鮮やかに切れのあるテクニックが光って、劇的に始まる(Mozart「ドン・ジョヴァンニ」を連想)Saint-Sa"ens(11:13-6:02-7:36)トライアングルが活躍する(ほとんど唯一馴染みな作品である)Lisztもノリノリ、爽快な躍動を感じさせるもの。(5:10-8:57-4:49)「エロイカ変奏曲」はLP時代よりリヒテルだっけ?ギレリス?馴染みの旋律が熱気を以て変容、ひたすら高揚する名曲。音質はちょっぴり散漫っぽい。(3:30-0:40-0:51-0:43-0:32-0:51-0:36-0:38-0:43-0:37-0:41-0:44-1:13-5:06-4:49)アンコールもしっとりとした風情が続きました。(4:06ー3:03)

KKC4258Beethoven 交響曲第8番ヘ長調(1949年24:11)/Mozart 交響曲第25番ト短調K.183(15:49)/ヴァイオリン協奏曲第5番イ長調K219「トルコ風」(ヤン・ブレッサー(v)1951年26:25)・・・これがこの間集中的に聴いていたOtto Klemperer conducts the Concertgebouw Orchestra/Legendary Amsterdam Concerts 1947ー1961 Live(24CD)からの一枚目。かなり以前より怪しげ廉価輸入盤に聴いていた音源も多く、ほとんどその音質にガッカリしたものも多かった記憶ばかり。現在進めている音源点検整理も歴史的音源は多く廃棄対象・・・ところが久々の拝聴は音質改善印象顕著、しっかり芯のある”ちゃんと聴ける”ものがほとんどでした。Beeやんの革新的な短い交響曲は重量級の躍動があり、映画「アマデウス」からすっかり馴染みとなった小ト短調交響曲の切迫感、この時期コンマスであったヤン・ブレッサーは神経質に線が細く、クレンペラーとの個性の違い際立って、これはこれで緊張感のある演奏でした。たしか、コンセルトヘボウとの一連のライヴでBeethoven交響曲全曲が揃っているはず。


2023年8月某日/隠居生活初心者入門の日々

本日日曜も猛暑継続中。昨日厳しい直射日光に耐えつつ眼科へ出掛けたら・・・どーもWeb予約が完結していなかったみたい、一週間後の再予約となりました。その間、目薬なしはちょっと心配。しっかり往復4km以上歩いて、食事も節制したつもり(+不味く怪しい輸入ノン・アルコール・ビール)でも今朝の体重は63.3kg+200g。じつは・・・昼にちょっぴり甘いものを久々にいただいたのが要因かも。

ヒマな引退生活なのでYouTubeを日々愉しく拝見しております。YouTuberの収入の実態はあまり詳細知らぬけれど、こどもが憧れるほどに安定した将来ある職業なのでしょうか。一部の突出した人気の方は別格としてブームも一段落、より短いショートとかTikTokに人気は遷って?アクセス数によるCM単価が急激に下がっているとの報告動画もありました。良心的な内容に努力改善を続けても、そもそも論として基本のビジネス・モデルが危うくなれば、それで喰っていくことは難しくなるでしょう。既にウケ狙いのみ、ご迷惑炎上系みたいのは消えつつあるように見えます(←見たことがないからなんとも云えない)。真面目に継続更新されている方の生活が成り立つことを心より願う・・・自分は眺めるだけの無責任な立場だけど、応援しております。

EVERST 9016Brahms 交響曲第3番ヘ長調(レオポルド・ストコフスキー/ヒューストン交響楽団1959年)/第4番ホ短調(ウィリアム・スタインバーグ/ピッツバーグ交響楽団1960年)・・・幾度聴いている30年来の昔馴染み、昨年2022年に聴いたことをすっかり失念しておりました。Brahmsは少々鬱蒼として立派過ぎて・・・そんな先入観をふっとばす元気な頃の陽気なアメリカン・サウンド、オーケストラは絶好調、Everest録音の音質極上です。ヒューストン交響楽団は当時その財力にものを云わせてスター指揮者を次々と招聘、ストコフスキー音楽監督在任は1955-1960年。うねうねとテンポが動いて微妙にエッチな表現も決まってパワフルな交響曲第3番ヘ長調、白眉は第3楽章「Poco Allegretto」哀愁の旋律をたっぷりウェットに歌ってくださいます。(10:13-10:50-6:19-9:39)スタインバーグは後年の米COMMANDとは別録音。こちらの方が音はよろしい。例の如く飾りの少ない直截な表現、やや速めのテンポにメタリックな重量級サウンド、詠嘆の名曲はストレートに爽やかに表現されました。(11:34-11:42-6:02-9:58)

RCABarber 思い出(ピアノ4手のための/レナード・スラットキン(p)1990年)/Saint-Saens 動物の謝肉祭(小澤征爾/ボストン交響楽団/ギャリック・オールソン1992年)/Debussy 前奏曲集第2巻(録音情報不明モノラル)〜ジョン・ブラウニング(p)・・・John Browning(1933ー2003亜米利加)による比較的晩年の録音。初耳作品だったBarberが思いっきり愉しい、華やかに躍動する作品でした。スラットキンはピアノも達者だったのですね。(358-221-410-136-409-212) 誰も知っている「動物の謝肉祭」は冒頭にナレーターが入るのみ(メリッサ・ジョン・ハート)小澤らしい緻密に丁寧な仕上げだけど、この作品はたいてい誰の演奏でも楽しめるものでしょう。小学生時代より細部馴染みの美しい、多彩な旋律が続いて夢見心地でした。こどもの頃一番好きだったのは「水族館」、いまなら「ピアニスト」かな?自分の再生機器の性能さておき、音質は今一歩な感じ。((1:12)-1:48-0:40-0:37-1:50-1:25-0:53-2:16-1:14-1:36-1:15-3:33-1:51) Debussyは気まぐれに儚いアンニュイ〜そんな風情に非ず、かなり明晰にパワフル豪快な演奏でした。オン・マイクっぽいモノラル録音の印象もあることでしょう。(3:25-3:23-3:12-2:45-3:39-2:44-5:06-3:06-2:28-3:21-2:30-4:17)


2023年8月某日/隠居生活初心者入門の日々

今朝もどんより曇って静かな朝、気温は相変わらずの厳しさ続き。もう尿酸値も通常に戻って、腫れもないけれど何故か?左足先のほうが鈍く痛んで歩くのにもやや支障が出ております。(アイシング中)原因不明。久々に自宅ストレッチ入念に済ませてから、市立体育館ではトレッドミル断念、エアロバイク15分有酸素運動としました。これでも充分効果有。筋トレは腹筋と背筋のみ(←いつもの負荷が妙に重く感じる)さっさと切り上げて、帰宅して皮膚科へ三度(日)目のトライ、久々の奥方先生登場、平日の午前中なのに思っきり混んで一時間ほど待たされました。今朝の体重は63.1kg昨日維持、夕食喰い過ぎを反省中。

女房殿は昼からこども食堂のボランティアに出掛け、自分はヒマなのでYouTubeを眺めて(しつこく)尿酸値・痛風発作の情報収集。ある女医さんの情報はさほど尿酸値は高くないのに痛風発作を起こす人の要因は「脱水」との主張。筋トレしてしっかり汗出して、冷たいビール!そんな生活習慣は典型なんだそう。ビール=水分に非ず、喉は潤っても身体はアルコールによる脱水症状に至るものらしい。(もちろんアルコール分解過程では尿酸値を上げる)だから運動中しっかり水分を摂ること(現在の小さいペットボトルでは不足かも)運動後はもちろん飲酒中も水分摂取は重要なんだそうです。その話題のみに絞った潔い動画でした。だったら飲酒中、しっかり水分摂ったら大丈夫?なんか酒復活への意欲高まってきたけれど、業務スーパーでは怪しげなノン・アルコールビール買いました(冷蔵庫に冷やしたまま)。本日は眼科の定期検査へ。

EX92T61/62Ravel ピアノ協奏曲ト長調(アルトゥール・ベネデッティ・ミケランジェリ(p)/ロンドン交響楽団1982年)/ボレロ(シュトゥットガルト放送交響楽団1980年)/ラ・ヴァルス(イタリア放送ミラノ交響楽団1969年)/スペイン狂詩曲(ロンドン交響楽団1979年)〜セルジウ・チェリビダッケ・・・2017年来の再聴。あちこち別途出ていたような記憶もあるライヴ音源寄せ集めは概ね良好な音質、RAIの音源のみ例の如く(予想通り)音質はいまいちでした。剽軽に可憐・・・ではない入念に妖しいピアノ協奏曲(8:59-9:51-4:28)ボレロはなんとなく粘着質に重い?かつ明快なリズムを刻む雄壮なスケール、小粋さとは無縁に立派な演奏。サキソフォーンのソロは弾き崩し?たんなるミスだったのか微妙にオモロい感じ。(16:25)ラ・ヴァルスは残念な音質やなぁ(13:55)スペイン狂詩曲は緻密に細部入念な描き込みと、リズムの強調が決まっておりました。(19:24)

MS-1033-EVKhachaturian バレエ音楽「ガイーヌ」(抜粋)〜アナトール・フィストラーリ/ロンドン交響楽団(1959年)・・・幾度聴いている小学生以来の愛聴盤。音楽の授業で聴いた「ガイーヌ」が気に入って(たしかロジェストヴェンスキー/レニングラード・フィル)1,000円の30cmLPを入手、買ってもらったのか?自分で小遣いを貯めて買ったのかは記憶曖昧。EVEREST録音は21世紀に現役音質(自分が聴いたのはLP復刻一本ファイル)フィストラーリの統率によるロンドン交響楽団も充分に上手い。著名な「剣の舞」、小太鼓リムショットがカッコよい! 「レズギンカ」辺りはやや上品におとなしく物足りないかも。叙情的に牧歌的な「バラの乙女たちの踊り」、そしてしっとりとした「子守唄」辺りは最高の表現でしょう。(41:01)


2023年8月某日/隠居生活初心者入門の日々

今朝地面は湿って、蝉の声がありません。相変わらずの猛暑は続いているけれど、曇り空に湿っぽく洗濯物の乾きがすっきりしない。昨日朝一番に再び皮膚科を目指したら、休診の曜日。眼科の定期検診は明日予約しているけれど、朝一番に行けば大丈夫かも、期待しつつ徒歩10分ほど・・・そこも未だ残念、盆休み中でした。そのまま駅の涼しい売店辺りちょっと時間を潰して、980円カットにさっと短く刈っていただきました。帰りはコミュニティバスにて帰宅。けっこうな散歩になって今朝の体重は63.1kg▲200g。食事を抑制したワリに減っておりません。

YouTubeも内容玉石混交、全部が全部鵜呑みにできません。ボンソワールTVは大好きで新しい動画が出るたびに拝見しているけれど、仏蘭西の動画には日本をことさらに悪く描くものも存在する、との話題もありました。そして先日、健康に悪い朝食!動画を拝見して、これはちょっと・・・グラノーラがよろしくない! それは砂糖がたっぷり+処理している油の質も悪い、というのは一理有。但し原料であるオートミールそのものは食物繊維たっぷり、各種ミネラル分、たんぱく質が豊富。これは味のついていない(安い)オートミールを多めに混ぜてクリアできると思います。

ヨーグルトがよろしくない! というのはいくつかそんな話題は伺って、但し、今回拝見した動画は「乳糖(ラクトース)が消化できない人もいる」と難癖を付けていたけれど、ヨーグルトは乳糖不耐症は出にくいというのが基本。腸内環境が整って整腸作用がある、免疫力を上げる、血糖値を上げない、大腸がんを予防する・・・云々効果はあるそう。ま、喰い過ぎるのはなんでもアウト、砂糖入りのはあかんでしょうね。バナナが身体によろしくない、いえいえスーパーフードだ、論議は割れております。日本人は生真面目に噂を信じやすいから(含む自分)しっかり裏取りを心掛けましょう。

英HMV CLP1126 LPデザインProkofiev ピアノ協奏曲第1番 変ニ長調/第3番ハ長調〜ムーラ・リンパニー/ウォルター・ススキンド/フィルハーモニア管弦楽団(1956年)・・・これは幾度聴いているステレオ録音。ちょっと忘れられた感のあるMoura Lympany (1916-2005英国)は録音があまり多くないし、少なくとも日本では知名度薄いと思います。交響曲に於ける第1番/第5番に似て、Prokofievのピアノ協奏曲はこの2曲が平易にわかりやすく、拝聴機会も多いもの。雄壮に前向き、全曲続けて演奏される第1番(14:48)ノリノリの勢いに躍動する明るい第3番(26:20)キレのあるテクニックが爽やかであり、ススキンドの伴奏もぴったり息を合わせて立派でした。

Olympia OCD191Rachmaninov ピアノ協奏曲第3番ニ短調〜ムーラ・リンパニー(p)/アンソニー・コリンズ/ロンドン新交響楽団(1952年)・・・これは5月体調最悪な時期に聴いておりました。こちらはモノラル録音だけど音質はかなり良心的。甘美極まりない第2番ハ短調に比べ、こちらあまりに技巧が前面に立ちすぎてアクロバティックな作品・・・そんなイメージはやがて一掃され、切迫感と切ない旋律が一気呵成に続く名曲と受け止めるように嗜好は変化いたしました。こちらも女流ピアニストの鮮やかな技巧が冴え渡って、長大なる作品をテンション高い完成度に仕上げました。伴奏のアンサンブルも優秀。(14:48-9:38-12:22)


2023年8月某日/隠居生活初心者入門の日々

昼は暑かったけれど、昨夜〜今朝も涼しかったですね。台風被害に新幹線内に9時間?とか、自分だったら耐えきれません。台風も過ぎて昼前には快晴となって洗濯も外干し、2日ぶりに市立体育館へ向かいました。最近いつもの筋トレ負荷は妙に重く感じて、トレッドミルもゆっくり5.5km/hほぼ傾斜なし15分がやっと。ご近所クリニックは開いているとの女房殿情報、ぼちぼち皮膚科の塗り薬が切れそうだったので午前中ぎりぎりに出掛けたら妙に空いている・・・残念、奥方先生の皮膚科はお休み、ダンナ先生である内科はやっていたので10日前の健康診断結果を伺いました。

結果・・・すべての数値は正常。3月に尿酸値8.4mg/dL! (標準7mg/dL)を計測して5-6-7月と断続的に情けない痛風発作に苦しんだのは幾度言及済。その後、俄知識に仕込んだ「尿酸対策に効く!」大概のものは実施して(高価な桜桃は断念)ここ2週間ほど服薬も復活、もちろん禁酒禁甘、もちろん日々鍛錬に励んで減量実施・・・結果は5.0mg/dL完全正常値へ。但し、尿酸値は日々動くらしいし、たまたま朝食抜きの数値のみを頼りに拙速な判断は禁物でしょう。お付き合いの酒を復活させるか(せいぜい1-2週に一回)思案の為所、逡巡中。今朝の体重は63.3kg▲500g、昼夜しっかり喰ってもしっかり鍛錬+壱萬歩ほど歩いておりますから。

それにしても肝臓数値などギリギリに非ず、惚れ惚れするほどの正常値(前回正常値より更に改善)コレステロールは最悪に肥満していた時期より常に正常値、但し、日々鍛えているのだからHDLはもっとあっても良いはず、というのが贅沢な不満でした。中性脂肪はもちろん正常値、若い頃からの脂肪肝は一掃したと考えてよろしいのか、未だ若干の出腹は気になります。閑話休題(それはさておき)なんかとても嬉しい! 本日はこれより皮膚科と床屋さんへ出掛けるつもりです。そういえば台風被害のトイレの小窓はさっそく修理が入りました。委託された業者さん、暑い中他人のトイレで長時間作業ご苦労さまでした。

ZZT329Mussorgsky/Ravel編 組曲「展覧会の絵」/Rimsky-korsakov 交響組曲「シェヘラザード」〜エマニュエル・クリヴィヌ/ルクセンブルク・フィル/フィリップ・コック(v)(2013年)・・・ルイ・ド・フロマン時代(1970年前後)が懐かしいルクセンブルクのオーケストラ、Emmanuel Krivine(1947ー仏蘭西)もすっかりヴェテランに至って色彩豊かな作品揃えて、なかなか興味深い組み合わせでしょう。これが随分とジミな響き、マイルドと云えばその通り、デーハーにパワフルになり渡って欲しい「展覧会の絵」はフレージングもさっぱりと素っ気ない表現。これはほとんど当時のオーセンティックな楽器を使ったのか?そう訝しく思うくらい。技術的には向上していても、彼(か)の腰のない軽い、淡い細身なサウンドは健在、これが仏蘭西風ですか?作品的にパワーも色彩も足らぬ感じ。(1:25-2:29-0:52-4:17-0:28-1:09-2:40-0:40-1:15-2:11-1:21-4:27-3:23-5:35)「シェヘラザード」はしっとりとした風情がオリエンタルにセンチメンタルな作品旋律に似合って、やや大人しく軽いけれど、味わいある演奏。(10:08-12:11-9:56-12:45)

VOXBOX CDX5001Prokofiev 交響曲第1番ニ長調「古典」/交響曲第5番 変ロ長調/ロシア序曲 作品72〜ジャン・マルティノン/フランス国立放送管弦楽団(1971年頃)・・・幾度聴いているお気に入りの作品、そして演奏。前回拝聴は2020年。正直なところ、Prokofievの交響曲はこの2作品以外あまり聴き馴染んでおりません。たしかマルティノン自ら望んで売り込んだの録音企画、仏蘭西勢の演奏は意外にもざっくりとラフな仕上げが決まっております。音質はまずまず。生真面目に古典的な佇まいが妙にオモロい「古典交響曲」からノリノリ、第1楽章「Allegro」(3:38)第2楽章「Largetto」(3:45)第3楽章「Gavotta;non troppo Allegro」(1:29)第4楽章「Molto vivace」(4:01)。剽軽な風情とわかりやすい平易な旋律リズムが変幻自在に楽しめる変ロ長調交響曲も勢いを感じさせて、第1楽章「Andante」(11:46)第2楽章「Allegro marcato」(8:09)第3楽章「Adagio」(10:28)第4楽章「Allegro giocoso」(9:45)。「ロシア序曲」は作曲経緯は知らぬけれど、突然のテンポ変化も多彩、けっこうな名曲でした。(13:18)


2023年8月某日/隠居生活初心者入門の日々

台風は通過して日本海側より北海道方面へ、東や北日本では雨の影響は続くそうです。今朝、こちら既に雨は上がって蝉の声が戻っております。最高気温は30度Cに届かず、湿っぽいけれど昨夜涼しくしっかり眠れました。本日猛暑は戻るとのこと。我らが大東市にはあちこち避難所が設けられて、実際に避難者があったかどうかは定かではありません。我が家の被害はトイレの小さな窓の(強化)ガラスが割れたこと、きっとなにか小石のようなものが飛来して、当たりどころが悪かったのでしょう。管理事務所に電話してみたけれど残念、お盆休みでした。夕方女房殿ご帰還。今朝の体重は63.8kg現状維持。身動きしなければ少々の食事抑制でも減らぬもの。

昨年2月に長久手市→大東市に転居、以前はマンションに無料ネット環境が付いていたけれど、自前で準備が必要となって、種々検討してBB.exciteが一番安いと判断して契約しました。(しかも契約期間縛りがないのがポイント)時代はいつのまにか進んで以前使っていた無線ルーターは使用不可(旧式)新しいのを入手して、それなり快適に日々Web環境を使用しております。女房殿と自分のスマホは激安ToneMbile、中(低)速使い放題、通話なしだと1,100円/月ほど、自宅ではWifi使用必須+ネットからの音源入手には必須アイテムとなります。もちろんコンピューターも2台日常使用しておりますし。

ところが数ヶ月前よりNURO光の案内チラシが・・・一番高くても(同じ棟内の契約数による)2,750円(税込/月)は現在より1,000円ほど安い。初回契約は別途3,000円ほど掛かるらしいけど初月無料、回線品質速度も現在よりよろしいらしい(じつはあまりロジックを理解していない)既に支払い方法の手続きも済ませました。月末開通日も正式に決まって、現在のBB.exciteの解約をネットで手続き・・・これがなかなかの難物、四苦八苦悪戦苦闘、もの凄くわかりにくく行ったり来たり、一時間ほど掛かってしまいました。お仕事引退して一年半ほど、毎日遊んでばかり「正式手続き」みたいのとは最近縁がありませんから。

NURO光の工事費40,000円無料、但しこれは3年分利用が前提、もし転居したら?との質問に、転居先でもそのまま利用いただければ別途費用がかからないとの説明でした。華麗なる加齢を重ねると、どうしても新しいことにチャレンジできなくなるもの、せめてネットの回線変更くらいノーミソの刺激としてトライしてみました。爺友は死んだ親父の空き家のNHK料金、黒電話の基本料金も支払い続けておりました。残念。

CASCADE am@do clasiccs 01001〜01040Mozart ピアノ協奏曲第19番ヘ長調K.459/第26番ニ長調K.537「戴冠式」〜カルメン・ピアッツィーニ(p)/ミハイル・ガントヴァルク/レニングラード・ソロイスツ(1990年頃)・・・Carmen Piazzini(1939-亜爾然丁)は知名度的にさておき、来日公演もしているし、録音も数多い名手であり教育者。この協奏曲全曲録音はお気に入り、おそらくは既に入手困難な存在でしょう。明快な切れのあるタッチ、速めのテンポに飾りの少ない表現はイン・テンポが基本、Mikhail Gantvarg(1947ー露西亜)も同世代のヴァイオリニスト、この伴奏も息が合っておりました。夢見るように浮き立って快活なヘ長調協奏曲K.459、後期の傑作中何故か評価の低いニ長調協奏曲K.537はお気に入り、第1楽章「Allegro」からズンズンとリズムを刻んでシンプルな推進力が続きました。この作品がMozart生体験初めて、中学生時代のこと。(11:49-7:07-7:42。14:00-5:00-10:25)

TICO ClassicsChopin ピアノ協奏曲第1番ホ短調〜ファニー・ソルター(p)/クルト・レーデル/USP交響楽団・・・音源ファイル点検整理していると、こんなのどこから持ってきたの?記憶がまったくないものも出現します。馴染みの浪漫名曲は音質極めて良好。華やかに明るくしっかりとした技巧、詩情豊かに歌って一気呵成に全曲を拝聴いたしました。いろいろ調べてみるとFany Solter(1947-伯剌西爾)はヴェテラン、USPとかサンパウロ大学交響楽団のことらしい(立派なアンサンブル)。著名なKurt Redel(1918ー2013独逸)存命中のライヴでしょう。ショパン・コンクールの決勝作品、あまりに歴代若手の記録を聴きすぎてちょっぴり食傷気味の名曲は新鮮に響きました。(20:01-9:38-11:22)もう1曲、Mozartが収録されるけれど、それは未聴。


2023年8月某日/隠居生活初心者入門の日々

来ましたね、台風盆直撃。風は強いけれど、本格的な雨はこれからだそうです。(トイレの小窓のガラスが割れました)各種公共交通機関も運休が出て、全国各地、早めに帰省を切り上げた方も多かったそう。スーパーやコンビニ、甲子園もUSJも休業だそう。隔日に通っている市立体育館もきっとアウトでしょう。昨日は昼12時頃より雨との予報、曇り空に湿っぽく半乾きの洗濯物を取り込んで室内干し、ところがなかなか雨はやってこない・・・ようやくちょろ降りとなったのは数時間後。婆さんのところのガスコンロが故障?補聴器の電池切れとか、台風も心配なので女房殿が泊まりに出掛けました。今週の生協配達はお休みとのこと。自分はエアコン30度C設定に引き隠っておりました。昼夜と食事節制したのに、今朝の体重は63.8kg+700g! 原因不明、終日身動きしなかったからかも。出るべきものがスッキリ出ていないのも気になります。ここ数日眠りが浅い自覚有。

明後日ご近所クリニックに通院して健康診断結果を伺いましょう。尿酸値抑制の薬もここで処方してもらっております。中年の溌剌とした先生に問診してもらって、もう薬は切れたでしょ、いえ、痛風発作中服用できなかったのでまだあります、なくなったら通院しますよ、血圧測りつつ会話しました。ところが・・・尿酸には果糖が悪影響を与える、ということを知らないみたい。甘いものは関係ないとおっしゃる、ビールはプリン体が多いから云々、これは昔の常識、そもそもアルコール(だったらなんでも)分解する過程で尿酸を発生させることに言及がありません。専門医じゃないからね。急激な減量と筋トレは影響があることは意見が一致しました。前回3月検診より5kg減っております。

CSCD6023Ravel バレエ組曲「マ・メール・ロワ」/Debussy 夜想曲〜エルネスト・アンセルメ/スイス・ロマンド管弦楽団/スイス放送合唱団女声セクション(1957年)・・・これがオリジナル収録?いくら英DECCA録音でも現在の耳にはちょっとなぁ、というのも存在するけれど、これはほぼ完璧な音質。細部デリカシーと危うい軽さが同居して、クール極まりない演奏に仕上がっております。メルヘンの極みのような夢見るように床しい「マ・メール・ロワ」(6:17-1:32-3:02-3:32-3:58-4:02)変幻自在なるリズムを刻む「夜想曲」(6:58-6:19-9:23)例の薄く軽い響き、怪しい木管のピッチも妙に雰囲気があって大好きな演奏でした。

LPデザインStravinsky バレエ音楽「春の祭典」/バレエ音楽「ペトルーシュカ」(1911年版)〜エルネスト・アンセルメ/スイス・ロマンド管弦楽団(1957年)・・・昔馴染み、年に一度は聴きたい、なんとなく懐かしい演奏。暴力的に野蛮、原始の強烈なリズムを刻む「春の祭典」は細部ヘロヘロ、現在の演奏技量世界水準に比べてかなり厳しい・・・けど、なんかもたついて危ういリズムはまた聴きたくなる演奏。ちょっと自信がないけれど、今回拝聴した音源は響きが曇るような気もしました。(3:32-3:35-1:18-3:16-1:33-1:06-0:24-1:19-3:53-3:06-1:43-0:45-3:35-4:59)「ペトルーシュカ」は大編成のオリジナル版、遊園地の賑々しさとか華やかさ、浮き立つような愉しさがちゃんと感じられます。同時期の録音なのに音質もこちらの方がよろしい感じ。(9:59-4:19-7:27-13:26-3:32)


2023年8月某日/隠居生活初心者入門の日々

台風こちらに接近中、直撃するらしい。週間予報は刻々と変わってこちら大阪方面は本日昼くらいから雨、明日は大雨確実となっております。在来線も新幹線も止まるかも。午前中に洗濯物が干せることを願いましょう。昨日朝一番に市立体育館へ往路2km、しっかりゴミ拾いしたらあまりの暑さにジリジリと焼けて気分が悪い、筋トレ7機種8種はいつになく重く感じたもの。トレッドミルはほとんど傾斜もなし5.8km/h15分が限界でした。復路2kmは事前に目をつけていた側溝の缶ビール空き缶大量、自宅より大きなゴミ袋持参して収集、雑草生い茂る側溝深いところに手を伸ばすアクロバティックな姿勢に、滝のような汗が目に入っても手が汚れて処理できず、クラクラしましたよ。這うように帰宅してシャワーの仕切り直し、ぐったりしていたらもうバスの時間がやってきました。

12時に盆休み中息子と北新地駅に待ち合わせて「立ち食い寿司謹賀 3ビル店」オープン早々は空いていて、思いっきり贅沢なネタを思う存分喰ってきました。シャリが少なくて、呑むための寿司ですね。女房殿と息子は冷たいビール、自分は緑茶ハイ風ほんまの冷たい緑茶たっぷり@100円也(2杯)禁酒継続中。マニアックな梅田地下迷宮酒場にインバウンドは未だ進出しておりません。アイスコーヒーに談笑してからさっさと帰宅して中途半端な時間、夕食もそれなり喰ってはダイエットにならぬ・・・今朝の体重は何故か?63.1kg▲300g。健康で元気だからたまの贅沢もできます。ToneMobile先月のスマホ代請求が来て、一年間「月間通信量が300MB未満シニア割! 」適用最中、痛風発作に身動きできぬ日々が続いたせいで自宅Wifiのみ使用、2度めの明細42円!となりました。

Classic LecorneMozart 交響曲第40番ト短調K.550(リボル・ペシェク/スロヴァキア・フィル)/第41番ハ長調K.551「ジュピター」(ペーター・マーク/フィルハーモニア・フンガリカ)・・・Libor Pesek(1933ー2022捷克)の音源は初期NAXOS辺り?怪しげな廉価盤音源として出ていたと記憶するディジタル録音、「ジュピター」は1960年ころのVOX音源でした。昔から定評のあるPeter Maag(1919ー2001瑞西)さておき、ト短調交響曲は音質もよろしいし、オーソドックスに安定した表現、質実にジミなサウンドが哀愁のMozartによく似合います。(7:52-7:55-4:32-6:51)雄壮なるハ長調交響曲は音質まずまず、晴れやかな表情と馴染みのしっかりとしたリズム感、スケール大きな演奏でした。今は亡き独逸のオーケストラもアンサンブルは上出来。(8:58-9:27-5:30-7:15)

Kirill Kondrashin(1914ー1981旧露西亜)Prokofiev 交響曲第5番ロ長調/組曲「キージェ中尉」〜キリル・コンドラシン/ブルガリア国立放送交響楽団(1969年ライヴ)組曲「キージェ中尉」(NHK交響楽団1980年)・・・前回拝聴は2021年、これは珍しいライヴ音源。音質とオーケストラの技量は怪しく、Kirill Kondrashin(1914ー1981露西亜→阿蘭陀?)は平易に明るい、わかりやすい作品を叱咤激励して力強く表現してくださいました。(12:00-8:40-10:48-9:44)ユーモラスな「キージェ中尉」はいっそう音質よろしくない。(19:27)NHK交響楽団との記録はテレビよりエアチェック?残念な遠い音質でした。(21:29)申し訳ないけど、この音源ファイルは廃棄対象。


2023年8月某日/隠居生活初心者入門の日々

本日お盆休み真っ最中の日曜、息子と昼梅田で寿司を喰う約束しております。そして相変わらずの危険な猛暑が続く予報、昨日夕方は久々にモウレツな夕立がやってきました。その前に食材の基本であるじゃがいも玉ねぎが切れていることに気付いて、業務スーパーへ。いつもとは逆方向のルート、ゴミ拾いの功徳をしっかり実施済。本日これよりいつもの市立体育館途中、じつは悪質な大量のビール缶を溝に再び発見して、これは大袋必須、どうするか逡巡しております。今朝の体重は63.4kg▲200g、寿司を喰えば増えることでしょう。禁酒継続中。

4歳上の札幌の兄は今年3月末を以て70歳某土建会社社長から完全引退。こどもの頃は仲が良かったけれど、自分が京都の大学から大阪に就職した辺りから疎遠になって、あちらは秀才な高級官僚、加奈陀とか印度尼西亜とかあちこち赴任しておりました。4年前に両親が相次いで亡くなってからいっそう縁遠くなって、盆供養に女房殿がなにか送ったみたいで、久々にSMS(←これが鬱陶しい)にお礼の連絡有。数ヶ月前にLINEの招待状を送ったのにシカトされて、じつはその辺り4月は大動脈解離で入院していたらしい。(3週間ほど入院して快復したとのこと/酒は一滴も呑めないけれど甘いものは好き)再送して無事LINEは開通いたしました。ガラケーからスマホに替えたばかりで慣れていないらしい。いずれ連絡が付きやすくなって、孫の写真も送っておきました。向こうは女の子二人、小学校6年生と4年生、夏休みは埼玉から札幌に遊びに来ているとのこと。遅れ馳せLINEデビューでした。

IMP Carlton 6600982Wagner 歌劇「リエンツィ」序曲/歌劇「タンホイザー」序曲/歌劇「ローエングリン」第1幕への前奏曲/楽劇「トリスタンとイゾルデ」第3幕への前奏曲/楽劇「ニュルンベルクのマイスタージンガー」前奏曲/舞台神聖祭典劇「パルジファル」より前奏曲と第3幕の集結〜バリー・ワーズワース/ニュー・クイーンズホール管弦楽団(1995年)・・・Barry Wordsworth(1948ー英国)はジミな存在だけど実力派、主にバレエ畑に活躍しているそう。ニュー・クイーンズホール管弦楽団は所謂古楽器団体らしいけれど、そこはバロック時代とは様子が違って、全曲通して聴き疲れしないサウンド、マイルドにやや軽くデリケート、味わい深く響いて一聴の価値があります。あまりに雄壮過ぎて威圧を感じさせることもない、立派な威容は維持したバランス演奏でしょう。華やかに高らかな「リエンツィ」(10:30)から始まって、ゴージャスな大爆発にウキウキと高揚する「タンホイザー」(14:36)へ。一転して静かに清廉な「ローエングリン」(8:11)遣る瀬ない「トリスタン」第3幕の前奏曲(7:33)に一息。雄壮なスケールを誇る「マイスタージンガー」前奏曲(9:29)を経、静謐な陶酔に充ちた「パルジファル」に締めくくる(16:04)作品配置もなかなか考えられて感動的・・・と云うのはほんまの気持ち。続けて

DECCA LPWagner 楽劇「ワルキューレ」より ヴォータンの告別「さようなら、勇ましいわが子」〜ジョージ・ロンドン(bb)/ハンス・クナッパーツブッシュ/ウィーン・フィル(1958年)を聴いたら、大河のようにゆったり悠々とした流れ、微妙な情感の揺れ陰影の深さ、デリケートな細部の魂の入れ方・・・George London(1920ー1985加奈陀)の声は圧巻の貫禄と説得力、ウィーン・フィルはもうちょっぴりあとのジョージ・ショルティとも違って、悠然たるタメ、テンポの動きは比類ない深さ。カールショウは「リング」全曲をHans Knappertsbusch(1888ー1965独逸)で録音したかったのでしょう。(17:41)引き続き楽劇「神々の黄昏」より「夜明けとジークフリートのラインへの旅立ち」「葬送行進曲」(ウィーン・フィル1956年)拝聴して、やや音質は古くなったけれど、まったりと急がぬテンポ設定、重量感とスケールの大きさ、素朴に飾らぬ悠然たる表現、コクと厚みのある響きに痺れ放し。(12:40-7:34)


2023年8月某日/隠居生活初心者入門の日々

土曜の朝。大型台風7号は進路をやや西に変えて、既に小笠原諸島に接近、これから先近畿地方にも影響が出るとのこと。但し、反時計回りのため雨風の影響は東日本に顕著らしい。全国各地生命の危険を感じさせる高温が続いております。エアコンの電気代は生活にモロに影響を与えることでしょう。昨日は朝一番に市立体育館へ、久々の女房殿同行、トレッドミルは一台入れ替え(さっそくそれを使ってみました)以前愛用していたステアマスターは故障のまま放置、けっこう新しいと思っていたレッグ・プレスが更新されて、これはどうも使いづらい。有酸素運動のみ15分のみ、腹筋鍛錬を追加して、背筋ハイプーリーで締めようと思ったら60絡みの男性が長時間独占、ほとんどスマホを眺めておりました。機器を共用する(皆が使う)概念が薄いのと、スマホをずっといじっている恥ずかしさを自覚していないのですね。(なにをしているのか知らぬけれど、先日別な方はゲーム)今朝の体重は63.6kg▲200g。女子サッカーは残念、ベスト8。なでしこJapanのニックネームはなんだかなぁ、ってな感じ。バレー日本代表チームの命名センスもいまいち。

ここ10年以上?毎日ヘルシー朝食を繰り返して、グラノーラ+オートミールを混ぜたもの+牛乳(最近は尿酸値対策のため豆乳より変更)+粉末青汁+きな粉少々。濃厚野菜ジュースはけっこう果糖が多いらしいので量は少なめ(自家製梅ジャム入)自家製ヨーグルト+キウイ、そしてスキレットにオリーブオイル使用して目玉焼き+ありあわせの野菜。珈琲は必須だけどもちろん砂糖抜き、ここ最近暑いのでアイスコーヒーばかり。女房殿はどんなに朝から暑くても熱い珈琲がよろしいんだそう。ちょうど愛用の珈琲豆が切れて、なんやら激安な挽いたのを買ってきました。裏面表示を見ると予想通りの産地はヴェトナム・トップ、ロブスター種メインでしょう。ボディはあるけれど香りが足りないはず。試してみると、さほどに悪くはない。珈琲には贅沢しませんから。現役時代はサンプルでけっこう高級品を持って帰っていましたっけ(遠い目)

Membran Wallet 600551Wagenr 楽劇「ワルキューレ」より第2幕前奏曲(ロンドン交響楽団/1961年)/ワルキューレの騎行/歌劇「ローエングリン」より第3幕前奏曲/歌劇「タンホイザー」序曲(コンサート・アーツ交響楽団/1957年)/楽劇「ジークフリート」より第2幕前奏曲(メトロポリタン歌劇場管弦楽団/1962年ライヴ)/楽劇「神々の黄昏」より「ジークフリートの葬送行進曲」/楽劇「ニュルンベルクのマイスタージンガー」より「徒弟たちの踊りと親方たちの入場」*(コンサート・アーツ交響楽団/1957年)/第1幕前奏曲(バイロイト音楽祭管弦楽団/1959年ライヴ)〜エーリヒ・ラインスドルフ・・・米Capital、英Decca、そしてライヴ音源など寄せ集めてレアな一枚。音質もオーケストラもばらばらだけど、まずまずの良心的な音質にどれも手堅く輝かしく、いかにもオペラ出身の安定した表現。Concert Arts Orchestraは西海岸の録音用オーケストラ?亜米利加のオーケストラはパワフルに明るく、ちょっぴりヒスっぽく(やかましく)響きます。*は終結部付き。そのまま同じ旋律にバイロイトのライヴが始まるから、その深みのある響き、堂々たるスケールと高揚の対比はド・シロウトにもしっかり理解できました。そのまま合唱が入るはずだけど、みごとに突然ぶった切って興ざめでした。(2:02-15:15-2:58-13:03-4:28-7:20-5:53-8:27)

VOX 7818Berg ヴァイオリン協奏曲(ウィリアム・ストリックランド/ウィーン・プロ・ムジカ管弦楽団1953年)/Hindemith ヴァイオリン協奏曲(フーベルト・ライヒェルト/ヴェストファリャ交響楽団1962年)/Stravinsky ヴァイオリン協奏曲(ハロルド・バーンス/コンセール・コロンヌ1955年)〜イヴリー・ギトリス(v)・・・幾度来日してお馴染みだったIvry Gitlis(1922-2020以色列)が未だ若手だった頃の記録。音質はかなり良好。20世紀の硬派な作品揃えて、例の如く鋭利な切れ味とアクを感じさせる表現をたっぷり堪能いたしました。(11:00-12:51。7:40-7:53-8:49。5:38-4:26-4:53-6:12)


2023年8月某日/隠居生活初心者入門の日々

世間では本日「海の日」祝日よりお盆休みなのでしょう。息子もそんな感じでした。自分は年中盆と正月の身分なので、そのありがたみは薄れております。強い台風7号はこの時期に本州接近、新幹線も高速道路も止まってしまう可能性があるそう。せっかくの帰省が台無しになるかも知れません。防災情報案内に広く活用されてきた「ツイッター」が「X」(とやら)に変わり、種々仕様変更を伴って自治体は苦慮しているとのこと。自分はその辺りとは無縁、インスタグラムも触ったことも見たこともないし、facebookも投稿は一度のみ、知り合いの更新連絡を受け取ってもほとんどご無沙汰状態。旧態としたタグ打ちホームページである【♪ KechiKechi Classics ♪】更新のみ、もちろんYouTubeも眺めるだけ(熱心に追っかけております)今朝、朝一番の蝉の声はひぐらし、彼(か)の声は蝉の種類に疎い自分にもなんとなく夏の深まりを感じさせるもの。

猛暑に身動きも外出もできず、今朝の体重は63.8kg+100g。昼夜しっかり喰ったワリには上出来でしょう。じつは昨日市立体育館は機器入れ替え作業のためトレーニングルームお休み、新年度予算から機器入れ替え(おそらくはリース?)申し込んで、実際に納品される時期なのでしょう。本日通って使用禁止だったステアマスターが新品になっているのか、一台ずっと故障中のトレッドミルが入れ替わっているか注目しましょう。4台目のUSB外付けHDD(2TB→おそらくこれでラスト)到着、返品した不良品には散々苦労させられたので、今回はメール助言に従って、いきなりデータ移動に非ず、いったんコピーしてデータ無事であることを確認の上、オリジナルを廃棄としましょう。当たり前の所作を手抜きして、痛い目に遭いました。

TBRCD0134Beethoven 交響曲第2番ニ長調/交響曲第6番ヘ長調「田園」〜フランス・ブリュッヘン/新日本フィル(2011年すみだトリフォニー・ホール・ライヴ)・・・こんなライヴ全集が出ていたのですね。ネットの評価は二分されて、実演ならさておき、こうして記録として残されると辛口評価もあり得るのでしょう。自分は現在入手が難しい最初の全集を気に入っていたので、Frans Bruggen(1934ー2014阿蘭陀)最晩年の日本のモダーン楽器オーケストラとの演奏を愉しみにして拝聴いたしました。Beeやん青春の歌ニ長調交響曲は溌剌として、第2楽章「Larghetto」はもっとも美しい旋律のひとつ。中庸のテンポに音録りの思想か、それともほんまのオーケストラのサウンドなのか、乾いて潤いと色気に欠けるサウンド、勢いはあるけれど重心と芯が弱いと感じます。(12:42-10:46-3:42-6:42)「田園」も中庸のテンポ、飾りのない風情に味わい深い浮き立つような第1楽章「Allegro ma non troppo」提示部繰り返しなし(11:41)。シミジミとした田園風景広がって小鳥も啼き交わす第2楽章「Andante molt mosso」ここは木管の音色にちょっぴり不満を感じたもの(12:01)。第3楽章「Allegro」は牧歌的な祭りの風景、素朴な味わいに充ちて闊達なリズム、ホルンは頑張っていると思いますよ。(5:36)第4楽章「Allegro」やがて空は曇って嵐の情景はかなり頑張って切れ味もあるけれど、いま一歩パワー不足か(3:17)終楽章「Allegretto」は嵐も過ぎて自然への感謝に溢れ、誠実素朴清涼な雰囲気でした。(9:05)申し訳ないけど、全体的にオーケストラの技量的に不満を感じて、やや期待外れ。

Brilliant BC92296Handel オルガン協奏曲 変ロ長調 作品7-No. 6-HWV 311/オルガン協奏曲第13番 ヘ長調 「カッコーとナイチンゲール」 HWV 295/オルガン協奏曲第14番 イ長調 HWV 296a/オルガン協奏曲第15番 ニ短調 HWV 304〜クリスティアン・シュミット(or)/ニコル・マット/シュトゥットガルト室内管弦楽団 (2004年)・・・一年半ほど前に別作品を聴いて、今回は久々に思い出して追加を聴いてみたもの。これがけっこうな名旋律、名曲として感銘深いもの。Bach辺りと違って、ソロと伴奏がほとんど交互に出てくて、あまり掛け合わぬのが気に喰わなかったけれど、ここ最近なんともノンビリとした風情の魅力に最近目覚めたところ。まるっきり1楽章分オルガン・ソロというのもありました。オラトリオやオペラの幕間に演奏されたんでしょ?知名度的には薄いメンバーだけれど、音質良好、なかなか優秀なモダーン楽器アンサンブルと感じました。


2023年8月某日/隠居生活初心者入門の日々

お盆前にして既に台風シーズン到来。雨も激しいけれどフェーン現象とやら、気温も異常値続き。こちらは晴れたり曇ったり、気温は相変わらずだけど雨は降っておりません。朝、体育館へ向かったら路上があちこち湿っぽかったので夜半にちょっと降ったのでしょう。しっかり筋トレ我流メニュー全部こなして、トレッドミルもややゆっくりめに15分有酸素運動、帰りは大きな袋を拾ったので缶ビール(風飲料)空き缶20分ほど、ちょっぴり深い溝からアクロバティックな姿勢に回収、我が団地近くクルマがゆっくり接近して見知らぬオババが「ごくろうさま!」と声を掛けてくださいました。2度めでしたっけ?今朝の体重は63.7kg▲300g、思うように減らぬのは毎朝出すべきもの停滞、そう云えば屁もほとんど出ない。

ヲタク趣味から自分の不注意と不運による圧縮データ不良発生分、ようやく全部点検を終えました。時々ちゃんと生きているのがあるから始末に悪い。珍しく同情のメールもいただきました。「プレバト」は数少ないお気に入り番組、見逃せません。俳句が一番有名(夏井先生の辛口評価最高)美術系の別嬪さんもすごい技量だけど、先日はリフォーム。アイドルであるキスマイの千賀、お笑いのコカドケンタロウの鮮やかなミシン裁きに驚きました。本業だけじゃなく、あっと驚く別才能を持っているのですね。そう云えば亡き親父は大正15年生まれ専門は土木系の設計者、料理洗濯日曜大工なんでもできる器用な人だったけれどミシンも得意でした。出来の悪い不肖の次男坊はその才能を受け継がぬまま華麗なる加齢を重ねてしまいました。

毎日愛用しているSimpleNoteがなぜか不調、ずっとデータ保存中になって、うまく更新できていない場面が出てきました。【♪ KechiKechi Classics ♪】のネタ帳メモに使用中、これはちょっと困りました。
London 417 775-2Wagner 楽劇「ラインの黄金」より「楽劇「ラインの黄金」より「ワルハラ城への神々の入城」/「ワルキューレの騎行」/楽劇「ワルキューレ」より「3.ヴォータンの告別と魔の炎の音楽」/楽劇「ジークフリート」より「森のささやき」/楽劇「神々の黄昏」より「夜明けとジークフリートのラインへの旅」/「ジークフリートの葬送行進曲」「フィナーレ」〜アンタル・ドラティ/ワシントン・ナショナル交響楽団(1975年)・・・全部お釈迦になったWagner音源ファイル、早速目についたものネット上より再入手。既に処分したCDは2004年に入手との記録がありました。Antal Dorati(1906ー1988洪牙利→亜米利加)デトロイト前は首都ワシントンのオーケストラに在任したのですね(1970ー1977)。長期政権ハワード・ミッチェル時代(1948-1970)はあまりぱっとしない、粗っぽいイメージだったけれど、ここでのかっちりとしたアンサンブルはみごとな集中力。独墺系の深遠なサウンドに非ず、やや薄味にさっぱりしているけれど、質実ストレートな表現は迫力充分でしょう。この辺りの演目は自分のWagnerとの出会い、これが「リング」旋律の基礎知識になっておりました。英DECCAの音質も素晴らしい。(9:24-5:09-10:31-2:39-7:37-9:25-8:34-4:35)

KKC6494Haydn 交響曲第94番ト長調「驚愕」/Mahler 交響曲第1番ニ長調〜カルロ・マリア・ジュリーニ/ベルリン・フィル(1976年ライヴ)・・・大好きな指揮者だけど、最晩年の録音には少々弛緩を感じて最盛期はこの辺りだった感じます。カラヤン時代のベルリン・フィルを自在に操ってまったりとして、落ち着いた味わいはいつも通り。第2楽章「Andante」の一撃が有名な作品、最近の古楽器系闊達なリズムとは対極の悠々たる表現に停滞感はありません。大きなリズムが躍動して鈍重にならぬHaydn。(10:07-6:59-4:45-4:31)Mahlerもじっくり噛み締めるようにたっぷり歌って、その微妙なタメの効果はまさにジュリーニの個性。オーケストラの技量を活かして余裕の大爆発が待っておりました。(15:58-8:12-11:42-23:12)


2023年8月某日/隠居生活初心者入門の日々

台風6号九州直撃、新幹線は止まっているそう。幾度繰り返す豪雨被害が心配です。南洋に台風7号発生して盆辺り東日本に影響をあたるとのこと。こちら大阪方面は気温はぐっと上がるけれど本日曇り、大雨被害は避けられそうな情勢となりました。とくに出掛ける所要はありません。昨日は久々爺友との昼酒、午後1時位のコミュニティバスに乗って最寄りの駅から北新地駅へ、4時半ころのコミュニティバスにて健全に帰宅、もちろん(不味い)オールフリー2本で乗り切りました。しっかり居酒屋料理喰ったので今朝の体重は64.0kgちょうど+600g、わずか2日で+1kg以上、本日しっかり鍛えて減らしましょう。ありがちの病自慢さておき、人手不足と就職難の話題などなかなか興味深い。62歳孤高の独身生活を続けて気ままに贅沢使い放題(引退後の生活水準抑制ができない典型)親の遺産ちょっぴりと蓄えはあるといっても未だ企業年金のみ、その赤字生活、カード決済金額の大きさに戦(おのの)いて郵便局の短期アルバイト募集面接に臨んだそう。

ところが!その応募人数の多さ、高校生から学生、40絡みの中年、溢れかえって予定は一時間半ほど押して、挙げ句あっさり落ちたそうです。運良く38歳の息子は熊本から神戸へ条件待遇もよろしく転職できたけれど、一方でさほどに条件よろしいとは思えぬアルバイトに殺到するのですね。人員不足に非ず、人材不足?職種、求められる能力需要のマッチング問題か、内容詳細は理解できません。

例の外付けHDD不良の件(返品返金済)仏蘭西音源フォルダ、Wagnerフォルダ、合計300gbほどデータ移動行ったりきたり、80-90%は保存できたと信じて、再点検したら・・・見た目正常でもデータ不良に至って圧縮ファイル解凍も再生もできない・・・延々と点検最中だけれど生き残ったのは20%ほどもない?ネットより15年ほど掛け四苦八苦して日々発掘した貴重音源もお釈迦に、嘆息いたしました。仕方がない、これも人生。「断捨離」という用語使用は安易な姿勢だ!何処かのブログに拝見して以来使っていないけれど、結果的に”思い切って捨てる!” ほんまの断捨離に至ったような感じ。

ファイル点検は面倒だけど、意外と気分的にスッキリと諦めはついております。(ビンボー)神の啓示かも。例えば、さほどに好みでもないのに20数種集まった「幻想交響曲」中残されたのはわずか1種。常識的に考えてもWagner畢生の大作「リング」幾種持っていてもそうカンタンには聴けません。(その後更に調査点検を進めたら、Wagnerは全滅でした)人生の時間は思ったほど潤沢ではないから、生き残った音源を大切に味わって聴くこと、そして再びネットに厳選して音源を探し求めるのも愉しみのうちでしょう。

ファイル以上点検にコンピューター・ソフトであるプレーヤーを使ったりするので音楽はちゃんと聴けません。(精神的ショックもあった)
NAXOS 8.550771Bartok ピアノ協奏曲第1番/第2番/第3番空〜イェネ・ヤンドー(p)/アンドラーシュ・リゲティ/ブダペスト交響楽団(1994年)・・・イェネ・ヤンドーを偲んで2009年来の再聴。すっかり嗜好は変わってお気に入り作品となったピアノ協奏曲。音質、ピアノのテクニック、オーケストラも含めて特別な個性に非ず、バランスよろしく充分満足できるものと感じました。粗野なリズムが前編を支配して、ピアノが打楽器的扱いに徹して、打楽器との緊張感ある掛け合いがカッコ良い!第1番(9:03-8:24-7:07)。第2番は第1楽章「Allegro」伴奏が管楽器のみ、オリエンタル風味なファンファーレが明るい始まり。ここのリズムも野蛮です。第2楽章「Adagio」の伴奏は静謐な弦と遠雷のようなティンパニのみ。不気味なモノローグ風。第3楽章「Allegro molt」は切迫感のある無窮動風細かい音形が乱舞します。この打楽器も衝撃(リアルな存在感)ごりごりとしたオーケストラとピアノ・ソロの掛け合いの詠嘆も打楽器風の扱いに感じます。(10:11-12:26-6:23)ラスト作品である第3番は雰囲気打って変わって平易に穏健、第1楽章「Allegretto」はメロディアスな始まり。第2楽章「Adagio religioso」もデリケートに繊細な風情にユーモアも漂いつつ、浪漫の詠嘆に揺れます。第3楽章「Allegro vivace」もリリカルな風情にに第1番第2番のような苦い野蛮を感じさせぬもの。途中思わぬ牧歌的なワルツも顔を出して、軽快軽妙さを感じさせるフィナーレでした。(7:35-9:32-6:26)

Berlin Classics 0184162BCVivaldi 協奏曲 ト短調 「ドレスデンのオーケストラのために」 RV 577/Telemann ヴァイオリン協奏曲 ニ長調/Heinichen 協奏曲 ヘ長調 /Fasch 2つのトランペット、2つのホルン、2つのオーボエとファゴットのための協奏曲 ニ長調/ Graun 2つのヴァイオリンと2つのホルンのための協奏曲 ト長調〜ルートヴィヒ・ギュトラー(p)/ヴィルティオージ・サクソニエ/ローラント・シュトラウマー /ミヒャエル・フレンツェル (v)((p)1993)・・・「ドレスデン宮廷の音楽」シリーズより。いろいろ調べたけれどホルンやオーボエのソロが探せません。日本では人気さっぱりな名手Ludwig Guttler(1943−独逸)も80歳だからもう引退年齢かも。類型的だけれど、ほとんど日常聴かれぬ闊達な作品ばかり、爽快なリズム感とサウンドを堪能いたしました。モダーン楽器アンサンブルの技量は驚くべき切れ味、とくにギュトラーのトランペットの輝かしい音色は痺れるほど、初めて出会ったときから注目しておりました。(3:40-1:43-3:23。3:47-3:39-4:26。2:35-2:13-2:23。3:27-2:17-3:04。5:46-5:08-6:11)


2023年8月某日/隠居生活初心者入門の日々

台風は九州方面に影響を与えつつゆっくり北上中、新たな次が発生して今週末には東日本に接近しそうです。昨日、やや曇り空にちょっぴり雨もぱらついて日差しは弱め、35度Cに届かなかったそう。市立体育館への途上、大きな袋が落ちていたのでしっかりゴミは拾いました。主眼は有酸素運動トレッドミル15分+腹筋肩背筋内転筋外転筋4種のみ軽く筋トレ追加して、帰りはスーパーに寄って最低限の買い物をしました。途中ガソリンスタンドの価格を見たら181円・・・こりゃタイヘンな高値。自分の生活には無縁だけど。

300万払って自費出版入稿作業が忙しかった爺友の都合と、自分の体調不良+痛風で滞っていた集まり、年寄り三人愚痴説教合戦(人の話は聞かない)本日再開。但し、自分は自主禁酒中故オールフリーで乗り切りましょう。料理はいろいろ喰うつもり。返品返送したHDDはわずか一日で無事受理返金対応のメールが届きました。体調は悪くないけれど、ここのところ出すべきものが頑固な出渋り状態継続中、こんな不快な経験初めてですよ。腸内環境の改善はなんとかならんか。服薬が必要かも。昼食節制して夕食しっかり摂った結果は63.4kg+500g。

LPデザインReger モーツァルトの主題による変奏曲とフーガ 作品132(シュターツカペレ・ドレスデン1968年)/アーノルト・ベックリンによる4つの交響詩(ドレスデン・フィル/ウォルター・ハーロウィッチ(v)1964年)〜ハインツ・ボンガルツ・・・この作品はカール・ベームのヘリオドールLPにて昔馴染み(1956年)例のピアノ・ソナタ第11番イ長調第1楽章「Andante Grazioso」の平易可憐なな主題が濃厚な浪漫に変容して堂々たるフーガに至る立派な作品。クールに渋いシュターツカペレ・ドレスデンのサウンドは魅力的でした。(2:25-2:33-2:03-1:30-0:44-1:43-2:11-2:33-6:54-9:56)交響詩のほうはHeinz Bongartz(1894-78独逸)の手兵であったドレスデン・フィルの演奏(音楽監督在任1947ー1963年)。デリケートに暗鬱静謐甘美なつぶやきが続く「ヴァイオリンを弾く隠者」(9:46)軽快に繊細な「浜辺の波の戯れ」(4:35)Rachmaninovが同じく題材に取った「死の島」は切ない暗鬱な詠嘆が続き(9:36)「バッカナール」(5:00)はちょっと感情が読みづらい、明るい?悲痛?な疾走。予想外の名曲に、響きが濁る印象があったオーケストラはここでは快調。いずれも音質はまずまず。

Handel 2つの合奏体のための協奏曲第1番 変ロ長調 HWV.332/5声のソナタ 変ロ長調 HWV 288/王宮の花火の音楽HWV351/行進曲 歌劇「アタランタ」 HWV 35 歌劇「アタランタ」 HWV35より-オラトリオ「ヨシュア」HWV64より-「オケイジョナル・オラトリオ」 HWV62より〜ユーディ・メニューイン/メニューイン・フェスティヴァル管弦楽団(1967年)・・・HandelはBachに比べると拝聴機会も少なめ、前半の協奏曲はいずれも初耳でした。音質はまずまず。協奏曲変ロ長調 HWV.332はオラトリオ「ヨシュア」の幕間に演奏された作品とか、4本のオーボエ、2本のファゴット、弦楽と通奏低音。Ouverture- Allegro ma non troppo- Allegro-Largo- tempo ordinario-Alla breve moderato-Minuetはド・シロウト耳にはBachの管弦楽組曲を陽気にわかりやすく仕上げた感じ。(4:48-2:29-2:17-4:53-3:12)ソナタ 変ロ長調 HWV 288は小編成な弦楽のみ、Andante-Adagio-Allegro(4:08-2:05-4:18)いずれも穏健なバランス感覚演奏、ちょいと変化やメリハリに乏しいけれど、闊達な旋律が堪能できるフツウの演奏でした。著名な「王宮の花火」はOverture-Bourree- La paix-La rejouissance-Menuet I - Menuet II、これは弦も入る版、オーボエ(オリジナルは24本、ここでは不明)ホルン9本、トランペット9本、ティンパニ3台+ファゴット多数(ほんま?かどうかわからない)の大編成。金管はけっこうな迫力に朗々として・・・まずまず頑張っているけれど、爽快に鳴り渡るほど期待した元気や厚み賑々しさ、リズム感に非ず。(9:13-1:21-4:47-2:23-0:56-1:40)行進曲はNeville Boyling版とか?途中著名な「見よ、勇者は帰る」が聴かれます。(3:06)


2023年8月某日/隠居生活初心者入門の日々

台風北上中、九州上陸して朝鮮半島に抜けるコースとか。沖縄では未だに停電が続いている地域があるらしくて、それは地獄でっせ。相変わらずの猛暑続き、こちらも昼から雨の予報が出ていて、エエ加減にひと雨欲しいところですね。食材は切れているのに買い物に出掛ける元気は出ません。冷蔵庫在庫かき集めて精進料理みたいのを作りました。今朝の体重は62.9kg▲200g。エエ感じに減っております。本日は有酸素運動しっかり、更にこの先を目指しましょう。

仕方がないのでエアコンに冷えた部屋に引き隠ってヲタク趣味三昧、4個目のUSB外付けHDD(2TB)もうこれがラストと思って注文、相場7,500円ほどはあっという間に到着。仏蘭西音源フォルダ、Wagnerフォルダ、合計300gbほどをいったんコンピューターのメインSSDに移動させてから、新規到着のHDDに朝一番移動開始・・・これが大苦戦。半日経って所要を済ませて外出から昼過ぎに戻っても完了しない。更に数時間待ってとうとう途中でフリーズ、残り10%ほど残って無理やり再起動させても延々と終了せず起動も遅い・・・この時点、不良品であることを確信して返品手続きしました。箱はさっさと捨ててしまったけれど、ちゃんと梱包するから許してもらえまいか。

問題は既に移動させた90%ほどのファイルを戻すこと。夕方よりコンピューターのメインSSDに再移動・・・一晩掛かって朝、フリーズしてやはり10%ほどのデータファイルはお釈迦になりました(涙)無理矢理コンピューター強制終了させて件(くだん)のHDDを梱包、時間指定ヤマトの回収便に間に合いました。人生こんなこともありますよ。キカイには当たり外れがあるもの。受け付けてくださるでしょうか。一週間ほどで案内がくるはず。

Brilliant BRL9146Tchaikovsky 交響曲「マンフレッド」〜アレクサンドル・ガウク/ソヴィエット国立交響楽団(1949年)・・・昨年聴いたばかり、Aleksandr Gauk(1893ー1963現烏克蘭出身)の太古録音は予想外にかなり臨場感のある、良心的な音質でした。例の如く甘く切なく哀しい、わかりやすい旋律横溢。いかにも露西亜風硬質に切れ味ある弦、ごりごりパワフルに刺激的な金管爆発! びろびろに甘いヴィヴラートなホルン最高。「アルプスの山中を彷徨うマンフレッド」(18:09)「アルプスの妖精」(9:08)「山人の生活」(12:45)「アリマーナの地下宮殿」(19:21)データ点検整理移動の途中、ちょっぴり状態確認しようとして結局、一気に全曲聴いてしまほど魅力的な音楽でした。

LPデザインRavel バレエ音楽「ダフニスとクロエ」第2組曲/逝ける王女のためのパヴァーヌ/スペイン/道化師の朝の歌〜ピエール・ブーレーズ/クリーヴランド管弦楽団(1969-1970年)・・・「ダフニス」は後年のニューヨーク・フィル全曲録音とは別物、そんな記憶はすっかり飛んで音源ファイル整理途中に気付いたもの。久々の拝聴は音質は思ったほどの鮮明さに非ず、緻密クールなアンサンブルはそのままにPierre Boulez(1925ー2016仏蘭西)当時45歳辺り、けっこうアツい疾走を感じさせる演奏でした。細かい音形が魔法にように絡み合う「ダフニス」のデリケートな精密さ(6:22-5:12-4:53-4:53)敬虔甘美な哀しみが漂う「パヴァーヌ」(6:20)怜悧にリズムを明確に刻む「狂詩曲」(4:02-2:01-2:42-6:14)元気よくユーモラスが爆発する「道化師」(7:36)。バーンスタインの後を受けてニューヨーク・フィルのシェフ就任(1971ー1977)とは頓珍漢な人選のように見えて、当時の粗っぽいオーケストラには必要な配置だったのでしょう。後年しっとり落ち着いたDG録音とも比較したくなりました。


2023年8月某日/隠居生活初心者入門の日々

台風は沖縄から九州、西日本に接近中、来週は雨らしい。昨日土曜もずっと猛暑続き。夕方雨の予報も結局一滴も降らず、ひと雨欲しいところでした。健康診断はいつ来ていただいても大丈夫、との言葉に誘(いざな)われ、朝一番モウレツな日差しのなかクリニックへ・・・そこで日程判断ミスに気付きました。駐車場満杯にクルマが溢れて待合も満員。土曜は現役世代若い人たちや、皮膚科にこどももたくさん通院しているのですね。

そこにノンビリ引退爺(=ワシ)健康診断乱入、もう朝から絶食しているから後には引けない。診察の合間を縫っての検診だからさんざん待たされるかも、そう予想したら意外とスムースに一時間ほどで終わりました。(最近高めだった血圧は正常値)急ぎ帰宅、血糖値を急激に上げぬらしいチーズ+アルファちょっぴり喰って、激しい日差しに逡巡しつつ市立体育館へ。しっかり8種マシン9種トレーニング通常の負荷に筋トレ、有酸素運動は朝からずいぶん歩いたので省略、無事ボイラー修理成ってシャワーも爽快でした。(尾籠な話題だけど、身体を動かしたら出るべきものはちゃんと出ました)猛暑中、ささやかにゴミ拾いの功徳実施。帰宅後の参考記録は62.7kg(朝は63.8kg)

コミュニティバスの時間を待って最寄りの駅へ、JRにて北新地駅にて息子、婆さんの入浴介護に出掛けていた女房殿とも合流して馴染みの激安居酒屋へ昼酒、夏休みの週末は混んでましたよ。浴衣姿の女性が多かったのは、花火があるからでしょう。自分はオールフリー(ノン・アルコール)2本で乗り切りました。息子は太ったなぁ、赤ちゃん二人がいない生活は寂しいけれど(お嫁さんと夏休み里帰り中)独り暮らし堪能中みたい。小一時間くらい居酒屋メニュー堪能した後、アイスコーヒーをいただいて別れました。その後、大阪の友人とモツ鍋を喰うとのこと。帰りは直射日光に負けて最寄りのJR駅からタクシーを使って、すっかり贅沢病。1,000円ケチって我が身を焦がして倒れても仕方がないですから。

今朝の体重は63.1kg▲700g。朝食抜きからのリバウンドは避けられました。

CCC 000232CCCMussorgsky/Ravel 編 組曲「展覧会の絵」(1960年)/Prokofiev 組曲「三つのオレンジへの恋」(1962年)/Bartok 弦楽のためのディヴェルティメント(1961年)〜ヘルベルト・ケーゲル/ライプツィヒ放送交響楽団/室内管弦楽団 ・・・2008年来の再聴。当時から書いているように目の醒めるように鮮明な音質(とくに「展覧会の絵」)露西亜風泥臭い旋律はRavelの色彩的な編曲際立って、各パートが奥行き、空間がリアルに定位されて、金管炸裂、打楽器の低音は仰け反るような迫力でした。このオーケストラは後年のドレスデン・フィルより技量は上でしょう。やや速め、強面な中庸イン・テンポを維持して、その鋭利な切れ味は最高です。お気に入り作品だからオリジナルのピアノ含めて幾度聴いて、これはヴェリ・ベストの出来。(1:19-2:13-0:48-4:39-0:28-1:14-3:04-0:40-1:10-2:22-1:20-3:52-3:31-5:22)Prokofievは荒唐無稽素っ頓狂な旋律リズムが魅力、音質はちょっと角が取れた感じ。相変わらず仏頂面の硬派な表現はそのまま。(The Clowns 328-The Magician and the Witch play cards 3:52-March1:42-Scherzo1:39-The Prince and Princess 4:44-The Flight 2:34)Bartokは第1楽章「Allgro no trippo」からローカルに怪しく、重いリズムを刻む作品、陰影メリハリをはっきりさせるケーゲルの表現絶好調。第2楽章「Molt adagio」に於ける不協和音の緊張感は強烈でした。第3楽章「Allegro Assai」はバロック風にカッコ良いところ。これもかなりの鮮明な音質。(8:57-9:21-6:59)CD1枚に収録する作品組み合わせは上出来です。

NAXOS 8550269Dvora'k 交響曲第4番ニ短調/第8番ト長調〜スティーヴン・グンゼンハウザー/スロヴァキア・フィル(1989年)・・・Stephen Gunzenhauser(1942ー亜米利加)によるNAXOS初期録音。交響曲は全曲録音に至って、全体に手堅く大人しく素直にまとめた(正直なところあまりオモロない)印象でした。郷愁に溢れた旋律が続いてパワフルな作品である第8番ト長調は、第3楽章「Allegretto grazuioso, Molt vivace」のワルツが泣けるような名旋律、これはメロディ・メーカーである彼の最高傑作でしょう。(10:25-10:42-5:46-9:56)演奏機会の少ない第4番ニ短調も看過されるに忍びないほどの美しい、懐かしい旋律が連続する名曲。(11:34-10:55-6:31-9:38)


2023年8月某日/隠居生活初心者入門の日々

猛暑は続くよどこまでも、未だ盆前ですよ。朝一番に洗濯を済ませてコンピューター・オーディオ部屋にエアコンを入れて引き隠りました。布団も強烈な太陽に晒して、洗濯物はあっという間に乾きます。あまりの暑さに食材買い出し断念、冷蔵庫在庫一掃して、残り物を使って夏らしい夕食調理といたしました。ご近所いつも通っている医院に健康診断の予約すべく電話したら、朝食を抜いていつでも来てくださいとのこと。本日これより出掛けましょう。無料なのはありがたい身分。華麗なる加齢な渋り腹は相変わらず、今朝は朝食抜き、生活リズムが崩れていっそう困難が予想されます。食事は抑制したつもりでも身動きしなかったから今朝63.8kg+100g。

健康診断は何時に終わるのか、体育館に寄る時間はあるでしょうか。昼二時JR北新地駅集合して息子と落ち合って、ノンアルコールで乗り切りって、旨いモンはちゃんと喰うつもり。日大アメフト部の薬物疑惑云々、自民党国会議員の楽しそうな仏蘭西観光など、いろいろ話題になっているようだけど、とくべつに感慨はありません。なんせ頭切り取ったり、こどもに飯喰わせず下剤処方して共済金せしめたり、6歳児叩き殺して捨てたり(涙)ここ最近凶悪事件連続に感覚が麻痺して、水難事故も多い。羽生結弦さんが結婚というめでたい報道、全世界の女性ファンは悲嘆に暮れていることでしょう。

NAXOS 8.550044Mussorgsky 組曲「展覧会の絵」/Balakirev 東洋風幻想曲「イスラメイ」/Mussorgsky 歌劇「ソロチンスクの定期市」 より「ゴパーク」「クリミア南岸にて(Gurzuf-Capriccio)」「涙」〜イエネー・ヤンドー(p)(1988年)・・・ Jeno" Jando(1952-2023洪牙利)は先日亡くなって残念、なんせ全集録音多数揃えてNAXOS初期のレパートリーをしっかり担当してくださった方、大昔来日公演にも出掛けておりました。これはCDを集め始めた頃に聴いていた懐かしい音源。安定した技巧に大見得を切るような表現から遠く、ピアノの音色も地味めに手堅い表現。どの作品もピアニストの技量を問うような作品ばかり、「展覧会の絵」はトラック分けがないのが不親切だけど、質実に力強い演奏は多彩な旋律リズムを誇る作品の価値をしっかり理解させるもの。(33:13)いかにも腕達者が好みそうな「イスラメイ」も熱狂ノリノリな風情を勢いに流さず、明晰なタッチに細部しっかり描き込んで曖昧さはありません。(9:43)NAXOS初期録音は必ず珍しい作品をフィル・アップして、このオペラからのピアノ作品も貴重でしょう。これも懐かしく、泥臭く、力強い作品を堪能できました。(1:35-5:24-3:48-3:12)

英RCA SB 6627Ravel バレエ音楽「ダフニスとクロエ」第2組曲/Roussel バレエ音楽「バッカスとアリアーヌ」第2組曲〜ジャン・マルティノン/シカゴ交響楽団(1964年)・・・これはオーケストラのモウレツなパワーと技量を堪能するべき録音。極色彩にフクザツな和声絡み合って精緻を極めた「ダフニス」(6:00-7:07-3:52)パワフルに明るく爆発する「バッカス」の迫力(18:59)。かっちりとした芯を感じさせる明るい音色、完璧なアンサンブルと切れ味、いろいろと確執があったらしいマルティノンのシカゴ時代(1963−1968年音楽監督)だけど、録音を聴く限り、その完成度には驚くばかり。


2023年8月某日/隠居生活初心者入門の日々

延々と熱気が続いて、沖縄は迷走する台風に一時飛行機は動いても、一部停電、断水が続いているらしい。エアコンは入らぬのに窓も開けられない難行苦行、こちらはいつでもお部屋を冷やせます。いつも通り朝一番に洗濯して、市立体育館へ。有酸素運動の日なのでトレッドミル15分、筋トレは前回叶わなかった肩背筋両足内転筋外転筋鍛錬+腹筋もついでに済ませてシャワーに汗を流そうと思ったらなんと!ボイラー故障のため使用禁止・・・仕方がないので汗まみれのまま炎天下、帰路ゴミをしっかり拾って帰宅後冷水シャワーしたものです。民間施設ならありえぬトラブル、一ヶ月使い放題1,500円(シルバー半額の結果)だから仕方がない。来週一日休んで機器の入れ替えがあるそうです。ずっと故障のままなステアマスターは更新されるでしょうか。前居住地の長久手では故障の挙げ句廃止されました。

今朝の体重は63.7kg変わらず。その後例の出すべきものは・・・不調続き、困りました。ビッグモーターはとんでもブラック企業、コンプライアンス無視の体質だったことに驚いたけれど、実質的な犯罪としての立証さておき、社会的に厳しい制裁が下ることを願いましょう。働いている労働者はいずれ悲惨やなぁ(高給らしいけど)人手不足なのに就職難?でもある妙な時代、名のある企業だけでなく、あちこち大小似たような環境で労働者が陰で泣いているのかも知れません。やりたい放題だった前副社長は雲隠れしているそう。

自分はユルい、社会的不正には縁のないところでずっと働けたのはラッキーでした。もう20年以上前だけど、当時岡山の営業所にて働いて、自分のチームは入り口の近く、昼休みに事務の女性が「ヘンなおっさんが来てます」それは、いきなりふらりと来訪した(実質上のトップ)専務でした。これがビッグモーターだったら一発でクビなんやろな。自分はまともな職場で良かったですよ。

Annie Fischer(1914ー1995)Chopin ピアノ協奏曲第1番ホ短調/Liszt ピアノ協奏曲第1番 変ホ長調〜アニー・フィッシャー(p)/ペーター・ムラ/ハンガリー国立交響楽団(1975年ライヴ)・・・ネットより入手した放送音源。2018年来の再聴。Annie Fischer(1914ー1995洪牙利)は往年の名手、劇的雄壮な旋律と民族的なリズム際立つChopin、Lisztの協奏的作品中、一番著名であり拝聴機会も多い単一楽章「トライアングル協奏曲」、いずれも水際立った瑞々しいテクニックを誇って爽快華やかな演奏でした。音質もかなり良心的。39:50-18:00(いずれも拍手込)

RCARachmaninov ピアノ協奏曲第3番ニ短調〜ウラディミール・アシュケナージ(p)/ユージン・オーマンディ/フィラデルフィア管弦楽団(1975年)・・・これはアシュケナージ3種目の録音でしたっけ。甘美浪漫極まりない第2番ハ短調に比べ、いっそう先鋭的な技巧重視、しかも全楽章途切れずに弾き進められる名曲はかつて敬遠気味でした。これは体力勝負! 手が小さいらしいVladimir Ashkenazy(1937露西亜→氷島)は既に引退したけれど、当時38歳。充分な技巧を誇って、それが前面に際立たず熱気のある流れと旋律を美しく表現してくださって、爽やかな印象でした。オーマンディの伴奏はいつも通り盤石だけど、RCA時代の彼の録音は何故か?いまいちなものが多いような記憶がありました。18:37-12:04-15:30。


2023年8月某日/隠居生活初心者入門の日々

台風迷走中。沖縄はタイヘンです。こちらも猛暑が続きます。体調には充分気をつけましょう。

ようやく連発した痛風症状も治まって、8/1よりフェブキソスタット服用再開しております。折しも大東市より無料健康診断の案内も来たのでこれから予約するつもり。結果が出るのがさらに一ヶ月ほど先、前回3月の検査結果は唯一異常値だったのが尿酸値、5-6-7月とそれが発症して苦しんだもの。服薬も含めて標準値に下がるのを確認するまでは禁酒を決意いたしました。既に減量、珈琲乳製品食物繊維、尿酸に良さげなものを意識して摂取、悪影響あるらしい甘いものは避けております。YouTubeにてガイジンさんとかハーフが回転寿司を絶賛する動画を幾度も拝見して、猛暑に調理意欲を失って昨日夕方はご近所「くら寿司」へ。わずか徒歩10分ほどでも強烈な日差しにクラクラ・・・こんな時には冷たいビール!・・・それは避けてノン・アルコールビール、これがなかなかよろしい感じ。冷たくて、シュワッとして、そして味気なく、不味い。だから、けっこう長持ちするんです。今週土曜は息子と梅田で激安酒場にて落ち合うので、この作戦で乗り切りましょう。

今朝の体重は63.7kg+600g。原因は寿司+最近腸内環境不調?リズムが乱れて朝出るものが出ていない苦しい症状・・・健康系サイトを眺めると5日単位で体重調整を、との御高説もあったので本日は有酸素運動中心に鍛えておきましょう。数順年に渡る毎朝快食快便何処?これも華麗なる加齢の一症状か。

Paul Wranitzky(1756-1808)大交響曲ハ短調「革命または平和」作品31/Mozart 歌劇「バスティエンとバスティエンヌ」序曲K.50/Beethoven 交響曲第3番 変ホ長調「英雄」〜ベルンハルト・フォルク/ベルリン古楽アカデミー(2020年シュヴェツィンゲン・ライヴ)・・・Bernhard Forck(1960-独逸)はベルリン古楽アカデミーのコンマスであり、オリジナルメンバー。ネットより拾ったライヴ音源ははオン・マイクに残響少なめ、ややデリカシーを欠く音質でした。ここ最近、どうも古楽器系演奏との出会いはよろしくありません。Mozartと同年生まれのWranitzkyは初耳、劇的に多彩な旋律の作品が演奏会のトップに配置されたのは第2楽章「葬送行進曲」がエロイカ交響曲との類似性を感じさせるからでしょう。(10:14-8:40-4:18-7:46)Mozartの初期作品もその旋律は次の交響曲第1楽章「Allgro con brio」冒頭旋律とクリソツ(1:42)。そして力強い傑作である変ホ長調交響曲は・・・粗野な響きの各パートが剥き出しに浮き立って、かなり粗っぽい力強い推進力。音質印象もあって、上手く美しく響き合っていない感じ、ライヴということもあって細かいミスタッチも気になりました。第2楽章「Marcia funebre: Adagio assai」の勢いもなんとなく落ち着かず、第3−4楽章最後迄(シロウト耳には)ピッチに不安があるようにも聴こえて、粗く、よろしからぬ印象を拭えませんでした。(16:34-12:56-6:07-10:23拍手込)

Marco Polo 8.223647Suppe 序曲集 詩人と農夫/幸運の迷宮/「ドンナ=ファニータ」より「行進曲」/謝肉祭/「ボッカチオ」よりメヌエットとタランテラ/親方夫人/怪盗団/さすらい人の終着点/スペードの女王〜アルフレッド・ワルター/スロヴァキア国立フィル(コシツェ)(1993年)・・・これすべて喜歌劇からの序曲、音楽でしょうか。誰でも知っている「詩人と農夫」以外は初耳、これがどれも例外なく詩情豊かな名曲名旋律ばかり、コシツェのオーケストラも絶好調に意外とゴージャスなサウンド。音質も自然な奥行きを感じさせて、なんかとても貴重なものを拾った感じでした。Marco Poloはこんなマニアックな音源CD6枚分揃えて、楽しみはまだまだ続きます。(10:26-4:43-7:38-5:39-7:04-6:53-9:35-7:34)


2023年8月某日/隠居生活初心者入門の日々

大型台風接近中、沖縄は暴風域へ、航空便はすべて欠航とのこと。せっかくの夏休みに立ち往生されている方もいらっしゃることでしょう。こちらは終日好天、東京方面ではゲリラ豪雨もあったそうで、一万戸以上に一時停電とか、この暑さにエアコンなしはキツいことでしょう。冷蔵庫内食材もアウト。我が家の安物冷蔵庫は扉を開けると点灯するライトが不調です。ま、冷えていれば文句はないけど。本日は夏らしい夕立もあるらしい。昨日は朝市立体育館へ、通常の負荷にしっかり筋トレするつもりが、常連メンバーに3種マシン独占され背筋肩辺りの鍛錬は不可、トレッドミルはやや緩めに15分、しっかり汗を出して心拍数を上げておきました。今朝の体重は63.1kg▲100g。帰宅すると女房殿が家中のカーテンを洗濯しておりました。夕食の豆腐枝豆納豆餃子はヘルシーだけど、カロリーはけっこうあったかも知れません。

「LiaLico Channel」は英国人男性と結婚して6人のこどもを設けたステキな日本人女性のYouTube。愉しみに拝見しております。一番下の女の子双子には、いつもは厳格なダディも滅法甘いのも微笑まししい。内容もステキだけれど、画質がとてもよろしくて、ほかのものとは一線を画す鮮明なもの。これは機器の問題?(SONYの小さいカメラらしい/外出時にはi-Phoneを使っているみたい)それとも腕や編集技術なのでしょうか。自ら動画を扱うことには縁が薄いけれど、興味はあります。お気に入りの動画はいくつかあるけれど、ネット特有の云い回しにはちょっぴりゲンナリ・・・いちばんあかんのは「重大なお知らせ」「たいへんなことになりました」「とんでもないことが起きました」「〜過ぎた云々」サムネイル、たいていアクセス数も伸びていないし、内容を見るとたいしたことはない。ちゃんと内容がわかるような、クールな題名を付けたらよいのに、どうして大仰な表現(決まり文句)なのでしょう。逆効果と思うんやけどなぁ。一時のブームも治まって、ウケ狙いのみ内容の薄いYouTuberは淘汰されつつあるようです。

DENON 28C37-31(コンサートホール原盤)Mozart ピアノ協奏曲第21番ハ長調K.467/第27番 変ロ長調K.595〜フリードリヒ・グルダ(p)/ハンス・スワロフスキー/ウィーン国立歌劇場管弦楽団(1963年)・・・前回拝聴は2008年。華やかな愉悦に充ちて、恐るべき自在な装飾音の連続は衝撃。残念な音質も覚悟して聴いているせいか、さほどに悪いとも感じませんでした。屈指の美しい浪漫を感じさせるハ長調協奏曲、最晩年の諦観漂う変ロ長調協奏曲、いずれ無条件幸福Mozart傑作中の傑作、これは忘れてはいけない名盤でしょう。15:18-6:19-6:37。13:05-6:15-9:18。

Accord 4761894Debussy 前奏曲第1集より「音と香りは夕べの大気の中に漂う」/Beethoven ピアノ・ソナタ第31番 変イ長調/Mozart 幻想曲ハ短調 K.475/ピアノ・ソナタ 第14番ハ短調 K.457〜フリードリヒ・グルダ(p)(1998年モンペリエ・ライヴ第1部)・・・Friedrich Gulda(1930ー2000墺太利)晩年のライヴ。ほんまは好き勝手な演目揃えた第2部がオモロそうなんやけど、そのお愉しみはこれから。ほんの短い時間に一気に妖しい雰囲気に囲い込むDebussy(2:52)Beeやんの最晩年の凝縮してムダを省いた世界が堪能できるソナタを経(6:58-2:07-9:39)本来は別な作品の流れ?らしいけれど、深刻深遠なる幻想曲から、あまりに哀しい劇的な流れに乗っている”短調のMozart”迄、演奏会はひとつのドラマとして成り立っておりました。(9:49。5:09-6:02-4:26)


2023年8月某日/隠居生活初心者入門の日々

8月に入って台風接近、あちこち落雷とか雹なども降ったようで、猛暑は相変わらず。朝一番より聞きたくもない3歳の児童虐待死報道、たった今現在生命の危機が迫っているかもしれないこどもたちが厳然として存在することに慄然といたします。昨日は熱気に負け、洗濯済ませたあとはエアコン掛けて引き隠りました。いくら食事を抑制しても、終日身動きもせず今朝の体重は63.2kg+200gも仕方がない。これからしっかり鍛えましょう。本日より(愛用機会の多い)乳製品またまた値上げとか、ささやかな蓄えはあっという間に目減りしつつあって、自分の寿命迄間に合うか、保つのか微妙な情勢でっせ。音楽日誌2023年8月の写真は京都サンボアのハイボール、しばらく禁酒のつもりだからせめて写真のみ。

エアコンを入れれば室外機より水が流れます。朝、ベランダに洗濯物を干そうとして、ちょっぴり溜まった水に蝉がもがいておりました。既に弱っていたのか、それとも水を求めていたものか、ハンガーを差し出したら、うまいことしがみついて、無事空に放ちました・・・けど、小鳥のエサになったみたい。蝉の種類には疎いけれど、昔のとは違うような?やたらと喧しい声は全盛期、空蝉には風情があるけれど、力尽き寿命を終えたのがあちこち転がっているのには閉口いたします。

BRL94829Bach 協奏曲ニ長調BWV1042/協奏曲ト短調BWV1041/協奏曲ハ短調BWV1043〜ダニエレ・ボッカッチョ(or)(2012年)・・・誰でも知っている著名なヴァイオリン協奏曲3曲のオルガン・ソロ(奏者自らの)編曲版。これがまったく違和感がない、オリジナルのような荘厳な響き、穏健な風情のニ長調協奏曲は軽快であり、緊張感あるト短調協奏曲はリズミカル、2台のヴァイオリンが絡み合ってカッコ良いハ短調協奏曲はノリノリの勢いを感じさせました。初めての試み? これはどんな衣装を纏ってもBachはBach、その本質骨組みは変わらぬ好例でしょう。音質も良好。7:45-5:56-2:51。3:52-6:15-3:56。3:52-6:31-5:12。

Glossa GCD924401Beethoven ヴァイオリン協奏曲ニ長調/三重協奏曲ハ長調〜アレクサンドル・ルーディン(vc)/ムジカ・ヴィーヴァ/ドミトリー・シンコフスキー(v)/アレクセイ・リュブモフ(fp)(2018年)・・・Alexander Rudin(1960-露西亜)率いる古楽器アンサンブルは例の烏克蘭侵攻後は活動苦戦していると想像しております。音録り思想なのか、それともサウンド個性なのか、一種独特骨太にジミな素朴さを感じさせて味わいたっぷりあるもの。Dmitry Sinkovsky(1960-露西亜?)はカウンター・テナーでもある異色のヴァイオリニスト。古楽器にありがちな線の細さ、素っ気なさは感じさせない、味の濃いしっかりとしたアクを感じさせて名曲中の名曲、Beethovenを新鮮に堪能させてくださいました。24:36-9:46-9:41。三重協奏曲は巨匠たちの大柄な演奏より、古楽器の演奏はシンプルな作品に親密な味わいを感じさせるもの。17:34-9:46-13:03。

【♪ KechiKechi Classics ♪】

●愉しく、とことん味わって音楽を●
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