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音楽日誌

桜島
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2023年2月某日/隠居生活初心者入門の日々

2月も最終日。一昨日北海道では大きな地震があったそう。寒い時期だし、それはそれで不安なことだけれど、幸い大きな被害は出ていないようです。朝は寒かったけれど、昼間青空も出て気温も上がって、洗濯物は気持ちよく干せました。春が近づいて花粉も大量に飛び始めたとのこと。一昨日いまいち味が決まらぬ煮物残りは女房殿が婆さんのところに持ち込んで恐縮、昨日の料理は思うような味に仕上がってひと安心。食用油はオリーブ・オイルとごま油を使うようにして、そろそろ切れそうなので買い物にいきましょう。ごま油はデカボトル、これが一年で1,000円→1,500円に値上がっております(これでも一番安い)。困ったももんでっせ。

市立体育館へ朝一番に乗り込んで、いつも通りの鍛錬に汗を流しました。2月は28日しかない関係で14回隔日皆勤賞、途中膝痛2回あったけれど、翌日にはなんとか快復して継続出来。恒例爺友との酒席は明後日、健康診断の後にしてくれとの連絡がありました。自分も尿酸値が心配、ぼちぼち通院を検討しましょう。今朝の体重は67.5kg▲500g。久々の67kg台。

丹羽基二「日本人の苗字〜30万姓の調査から見えたこと 」(光文社新書) ・・・日本には33万ほどの名字があって、他国より桁が二つほど多く世界ダントツ第1位なんだそう。古くは古代天皇や豪族の流れ、源平藤橘から始まって、土着の地域名、地形、農業、職業に由来もあり、読みが同じでも佳字に変更したり、極めつけは明治維新に皆名字を名乗ることになったこと、戸籍登録時の誤字もあるそうです。カスタマーレビューにもあるように概論であって、自分の名字の由来が探せるかどうかは微妙、それでも充分興味深く拝読いたしました。2014年に名古屋に転勤となって、愛知県地元の取引先には珍しい、初耳な珍しい名字がけっこうあって、歴史や地域性を感じましたよ。現居の住地である大阪北河内エリアは1979年初めて就職したところ、万葉集由来の土地柄?地元の若い連中にやたらと「堤」が付く名字が多いと感慨があったもの。茨田堤(まんだのつつみ)由来でしょうか。少子化に伴い現代の法律では、女の子ばかりの家の名字は消えていく運命のようです。それは残念。

DGSchubert 4つの即興曲 D.899 作品90/4つの即興曲 D.935 作品142〜アンドレイ・ガヴリーロフ(p)(1991年)・・・いかにもSchubertの魅力爆発!気紛れに多彩な歌謡的旋律を誇る即興曲。作品との出会いは万感の別れを惜しむようなバックハウスのライヴ?(Allgretto 変イ長調)アルフレッド・ブレンデルの旧録音VOXのLPだったっけ?ま、誰の演奏を聴いてもちょっぴり哀しく、懐かしく、シアワセな時間を過ごせる傑作と思います。ところがこのガヴリーロフの微妙なテンポの揺れやタメは微妙に違和感を覚えて、幾度か繰り返して確認したもの。D.899 作品90。「Allegro molto moderato」(ハ短調)は素っ気ない無機的な主題に始まって、やがて自在に姿を変える変奏曲。その対比を強調し過ぎ?冒頭の主題提示に叩き過ぎな印象がありました。変奏の抑制は充分にデリケートなもの。「Allegro」(変ホ長調)は流れるような無窮動が陰影豊かに歌って、流れるよう。一息入れる挿入部にはもっと詩情が漂ってほしいところ。「Andante」(変ト長調)ははゆったり、静かなせせらぎに身を委ねるように絶品の「無言歌」(Wikiによる)ここは絶品の説得力、奥床しい風情は文句なし。「Allegretto」(変イ長調)ははらはらと花びらが散るようなせつないつぶやき。ここは美しい抑えたタッチ。
4つの即興曲D935作品142。「Allegro moderato」(ヘ短調)は劇的な哀しみを湛えて始まり、切ない表情はやがて明るく変化して、弾むように美しいタッチ。「Allegretto」(変イ長調)ここはバックハウスの刷り込みかなぁ、人生に静かな小粋な別れを告げるように万感胸に迫って、切なくも淡々とした旋律。往年の巨匠たち達観した語り口が懐かしい。「Andante」(変ロ長調)は誰でも知っている「ロザムンデ」安らぎの主題による変奏曲。ここはしっとりと軽妙、落ち着いた味わいでした。消え得るようなラストもおみごと。「Allegro scherzando」(ヘ短調)陰を感じさせる躍動が流麗でした。Andrei Gavrilov(1955ー露西亜)もいつの間にかヴェテランになってしまって、自分の中では未だ若手なイメージ。全体としてヴェリ・ベストに非ず。もっと淡々となにもしないような自然体に飾らぬ演奏を望む。

Ace Clubs ACL39Mozart レクイエムニ短調K.626(Sussmayr版)〜ヨゼフ・クリップス/ウィーン・フィル/ウィーン・ホフムジーク・カペレ/ヴェルナー・ペック(ボーイ・ソプラノ)/ハンス・ブライトショップ(ボーイ・アルト)/ヴァルター・ルートヴィヒ(t)/ハラルト・プレーグルヘフ(b)(1950年)・・・女声パートを少年が担当している(ウィーン少年合唱団)有名な録音。英DECCA録音は、自分が入手したLP復刻音源(針音入り)は期待ほどの音質ではありません。清潔清涼な声楽、意外と力強いリズムを刻んで、柔らかい管弦楽にも厚みがありました。感銘深い崇高な演奏と受け止めたけれど、先日聴いたカラヤン(1961年)の陶酔に充ちた豊かな残響も忘れられません。耳あたり状態のよろしい音源を安易に求めるようになって、贅沢に堕落していると自覚いたします。


2023年2月某日/隠居生活初心者入門の日々

今朝の最低気温は0度Cとか、この先3月は徐々に気温は上がる予報だけど、まだまだ寒くて外に出たくありません。そういえばインフルエンザ流行予報はどうなったのか?”約4年ぶりの「インフルエンザ流行警報」 岩手県が発令 学校の閉鎖措置相次ぐ”との情報は検索できるけれど、ほかあまりそんな話題は伺えません。コロナも下火になって、結果的に年末年始の人の動きやインバウンドの影響はあまりなかったのでしょうか。このまま収束するのか、それともまた山があるのでしょうか。昨日日曜は心身ともに引き隠ってほとんど身動きしておりません。ひたすらDVDに保存した音楽音源ファイルの点検整理廃棄、浪漫派辺り、比較的拝聴機会の少ないところを進めて、半分以上は捨てて、音楽ちょろ聴きばかり。虚しい日々を過ごしております。

なんとか料理も仕立てたけれど、思うような味になりません。完全に行き詰まっております。今朝の体重は68.0kg一昨日比▲400g。運動鍛錬の有無は短期的には体重に影響を与えない感じ、強度問題もあるでしょうが。寒い時期に風邪らしい症状もなく、体調も崩さずここ迄乗り切ったのは鍛錬の成果でしょう。痛風は発症したけれど(涙)

あと一ヶ月で終了するGyao!にて映画「ツレがうつになりまして」拝見。2011年10月8日封切り。当時速攻で映画館に出掛けて、お客が極端に少なかったことを思い出しました。(自分ら夫婦含めて4人ほど)原作の書籍さておき、映画としては売れなかったのでしょう。当の主役である細川貂々さんのツレとはこんなに有名になる前、幾度かメールのやり取りをした記憶もあります(クラシック音楽ファンなので)。現在ほど鬱病がポピュラー?でもなかったのか。 職場ではそんな症状けっこうあって、まだ「気のせいや」とか「根性出してなんとかしろ」無理解な対応もありがちでしたよ。(対応研修があったと記憶)世知辛い世相だから今でもそうなのかも。

病いに至る経緯、ハートウォーミングな家族との関係、やさしくほんわかとしたイラストや、イグアナのおとなしい風情、快復経過を静かに堪能いたしました。豪華配役に驚き、宮崎あおい、堺雅人を主役に(テレビ版では藤原紀香、原田泰造だった)吹越満、津田寛治、犬塚弘、梅沢富美男、田山涼成、余貴美子 大杉漣、吉田羊も出演しておりました。きちんとした性格、なにごともエエ加減にできぬ人が、精神的に逃げられなくなってしまうのか。自分はその辺り、かなりアバウトに諦めも早く、なんとか長いサラリーマン生活を乗り切りました。コロナ蔓延初期の閉塞自粛期間はかなりヤバかったけれど、あれは世の中全体にそんな感じでした。

PRDDSD350057Stravinsky バレエ音楽「火の鳥」(1910年版全曲)(クリストフ・フォン・ドホナーニ/チェコ・フィル/1983年ライヴ)/交響曲ハ調(ヴァーツラフ・ノイマン/チェコ・フィル1970年)・・・ウィーン・フィルとの録音(1979年)は聴いていたけれど、こんなライヴ音源があったのか・・・「火の鳥」は少々オン・マイクに大味っぽいけど充分鮮明にリアルな音質。オーケストラはかなり好調にパワフル、Christoph von Dohnanyi(1929ー独逸)による演奏はクールに緻密、飾りの少ない表現に細部解像度高く、色彩豊かにメルヘンな旋律が浮き立ちます。甘いヴィヴラートの掛かったホルンも魅力。フィナーレに向けて壮麗に盛り上がってくださいました。一部世評ではストレート過ぎてオモロないと云ったご意見もあるようだけど、この方向、あまりいじらぬ表現は好みでした。2:39-2:12-2:11-1:07-1:01-7:51-2:09-1:21-3:46-1:30-5:16-0:53-10:16-3:25。
交響曲ハ調は1940年の作品。伝統的な「Moderato alla breve」-「Larghetto concertante」-「Allegretto」-「Largo - Tempo giusto alla breve」4楽章から成る新古典的?風情、明るく知的に快活平易な交響曲。ノイマンはマイルドなバランス感覚に優れて明晰な演奏、チェコ・フィルも音質も良好です。9:41-6:11-5:13-7:11。

EMI 16CDStravinsky バレエ音楽「春の祭典」〜チャールズ・マッケラス/ロンドン・フィル(1987年)・・・これはEMI音源による「20世紀の名曲音楽100」CD3、幾度も聴いている「春の祭典」は演奏音質とも最高のバランス。このパワフルに大騒ぎな作品は1913年、全曲計33:25。併録されるのがVaughan Williams「ひばりは飛んでいく」(ベルハルト・ハイティンク/ロンドン・フィル/サラ・チャン(v)1994年)は1914年、静謐に眠くなるような遠い田園風景が広がりました。13:43。Sibelius 交響曲第5番 変ホ長調(パーヴォ・ベルグルント/ヘルシンキ・フィル1986年)は1915年の作品、北欧の雪がゆっくり和らぐような穏健な風情に微笑む名曲は13:50-8:00-8:45。前衛と保守、暴力と穏健、爆発と静謐、灼熱と冷涼、地域国民性の違いが際立った混沌の時代が理解できるもの。どれも充実した演奏と配慮ある作品配置、単なる寄せ集めオムニバスCDではありません。


2023年2月某日/隠居生活初心者入門の日々

寒いですね。昨日土曜は晴れ、これから3月に向けて気温は順調に上がるとのこと。昨日朝、市立体育館へ向かう途中、路上に一円玉散乱してその数48枚、拾って洗っておきました。烏克蘭とか土耳古叙利亜地震の募金箱に入れておきましょう。困ったお騒がせ回転寿司スプロー事件現場は熊本の息子のご近所とのこと。「スプレー掛けたらアカンで」とLINE投稿助言しておきました。この間情けない痛風発作を起こして、喉元過ぎればなんとやら、尿酸値を下げるための通院に脚が伸びません。体重も2年で+2kg増えていて、いろいろ悩ましい・・・けど、女房殿に新しく買ったスマートウォッチを借りて血圧を時々測ってみると概ね最高120くらい、激安スマートウォッチの機能は怪しいけれど、それを信じるならば血圧は大丈夫みたい。以前に比べればけっこう身体は引き締まってますよ、体重増は筋肉増のせいじゃないか!そう信じたい。今朝体重計電池切れにて計量不可、充電中。

歯には気を付けていて、それはこどもの頃、若い頃に苦労したから。一日三回食事後速攻でしっかり磨いて、半年に一回歯医者さんに点検、歯石も除去してもらっております。お仕事正規雇用を終えて退職金をいただいた60歳、特別に贅沢な買い物はしなかったけれど、歯並び矯正に4-50万掛けたのが唯一一世一代の大出費でした。以前にも書いたネタだけど、お仕事現役時代にはけっこう高い、なんか効きそうな歯磨き粉を使っていて、それは昨年で在庫は尽きました。婆さんの荷物整理したら、銀行景品の歯磨き粉出現!おそらくは10年物、やや酸味があったけれどしっかり消化したのは一昨日。そしてガードハロー特売68円(税抜)登場、いったい成分はなにが違うんでしょうか。しっかりていねいに磨けば一緒なんじゃないか、そう信じてしっかり歯の手入れを継続いたしましょう。

AVENIRA 9985-2Saint-Georges(1745-1799仏蘭西)交響曲ニ長調 作品11-2(歌劇「ラマン・アノニム」序曲/1779年)/ヴァイオリン協奏曲ニ長調作品3-1(1774年)/ニ長調作品8-1(1775年)/ニ長調作品2-2(1773年)〜フランチシェク・プレイスレル.Jr(Frantisek Preisler Jr)/プルゼニュ放送交響楽団/ミラスロフ・ヴィリメッツ((v)Miroslav Vilimec)(1996/97年)・・・2016年来の再聴。当時の蘊蓄に曰く

Haydnが1732-1809、Mozart が1756-1791、Beeやんが1770-1827だから皆同時代、1789年がフランス革命、その辺りでっせ。たった今21世紀でさえ、見た目肌の色言語は同じでも、国籍出目(のみ)で差別的言辞を吐く輩(やから)が存在するでしょ?ましてや250年ほど前、西インド諸島仏蘭西領の奴隷の息子、おそらくは開明的な親父の配慮で8歳より渡仏、一流の音楽教育を受けたとのこと。乗馬とかフェンシングでも名を馳せたらしいけど、きっと苦労したでしょうね。”黒いモーツァルト”という別名もビミョー、実聴した音楽は、シンプル素直、端正、陰影少なめなMozart 風、この辺り(マンハイム楽派というか、こちら仏蘭西だけど)時代の反映そのままの風情であります。
久々の拝聴は音質がクリアなこと、ピルスナービールで有名なチェコ共和国の放送オーケストラが意外としっとり洗練された響きを聴かせて、Miroslav Vilimecのソロは清潔な美音。穏健にシンプルなHaydnやらMozartに似て、忘れ去られるにはもったいほど魅惑の旋律が続きました。ヴァイオリン協奏曲は同じニ長調が続くけれど、旋律の多彩に不足もありません。4:06-4:19-3:20。10:57-6:21-4:07。9:13-6:59-3:44。11:00-8:40-4:27。

BISSA1583Shostakovich 交響曲第11番ト短調「1905年」〜マーク・ウィッグルスワース/オランダ放送フィル(2006年)・・・ハイティンクとの比較対象用に連続して聴いたカッコ良い作品。このオーケストラは近年ぐっと技量を上げて、大音量での迫力にも不足は感じませんでした。但し、弱音での説得力、微妙なニュアンス、サウンドに色気が足りない?やはり、ハイティンクがわかりやすかったと痛感いたしたものです。素直な表現も悪くない。第1楽章「王宮広場」の静謐は細部様子行方不明、これじゃ昔の”Shostakovich苦手時代”繰り返し。第2楽章「1月9日」に至って、その細身に鋭い、クリアな軽快サウンドが見えてきました。ここは緊張感が超絶にカッコ良いところ(打楽器乱舞)。弱音のところでテンションが下がって、線が細いように感じるのはオーディオ印象でしょう。ダイナミックレンジが広すぎて、噂では超優秀録音なんだそう。我が家の最低限オーディオ機器ではちゃんと再生できていないと類推。第3楽章「永遠の追憶」は静謐な「同志は倒れぬ」旋律が五里霧中状態。第4楽章「警鐘」は誰でも知っている労働歌が高らかに響きました。もちろん拳を高く掲げた革命!露西亜人民の蜂起!みたいのとは別世界にアクのない、スッキリ都会的な表現は21世紀を感じさせるもの。16:28-19:49-12:19-15:06。


2023年2月某日/隠居生活初心者入門の日々

どーも新しい敷きマットに慣れず、眠りは断続的、背中が微妙に痛くて不快。薄ら寒い雨に引き隠って、洗濯物は連続室内干し、気分はぱっとしない週末を迎えております。札幌にて資源ごみより1,000万出現!問い合わせ続々とのこと、これはまるで安物の喜劇みたい。露西亜の烏克蘭侵攻一周年、無辜の民間人やら生活インフラを狙う悪辣な侵略者に耐えて、なかなか平和への道は見通せません。自らは仕掛けないという大前提はもちろんだけど「戦争反対!」という文言も虚しく、リアルに攻撃を仕掛けてくるならずもの国家にどう対処するか悩ましいところ。そこに土耳古叙利亜の大地震でしょ?国内でも物騒な事件やら火事、引き続き回転寿司スプロー事件が明るみに出たり、ロクなことはありません。

前々日味が決まらずガッカリした料理はカレーに変身して、味は上々。高価2TB外付けハードディスクが届きました。さっそく露西亜音楽辺りの点検整理、DVD5枚分ほど、内容確認して半分ほど音源ファイルを廃棄いたしました。(Bolodin 歌劇「イーゴリ公」など流し聴きしつつ)産経ニュースに掲載中の「のんびりいこうよ/ケアするウェブマガジン」は傑作。自分は日常、漫画アニメの類はほとんど縁が薄いのに、日常生活と介護の話題には共感することばかり、最初から全部一気に読んでしまいました。自分のところと世代が近い両親が相次いで亡くなったり(突然死も似ている)亡くなったあとの思い出やら後悔は胸に刺さるものがありました。ただし、こちら両親は最後までノーミソ健在だったし、遠方の次男坊故、比較的近所の兄に負担を掛けておりました。唯一健在な義母(93歳)の世話も女房殿に任せているのみ。ご近所に転居したけれど、自分はな〜んもしておりません。今朝の体重は68.4kg辛くも高め安定しつつ現状維持。

2010年Mahler Festival連続演奏会Mahler 交響曲第1番ニ長調〜サカリ・オラモ/ロイヤル・ストックホルム・フィル(2010年ストックホルム・ライヴ)・・・2010年Mahler Festival連続演奏会より。ちょっとしたアンサンブルの粗さもライヴならではの熱気と勢い、オーケストラも鳴り切って絶好調にアツい演奏を堪能いたしました。第1楽章提示部繰り返し、ラストに向かうほど自然なテンポ・アップに圧巻の盛り上がり、青春の憧憬に溢れた旋律に聴衆の拍手は熱狂的でした。一本ファイル54:07(楽章間拍手たっぷり含む)

Fabio Biondi 1961-伊太利Mozart 歌劇「ルーチョ・シッラ」K.135序曲(Molto allegro - Andante-Molt allegro/3:41-2:53-1:31)/交響曲第11番ニ長調K.84(Allegro-Andante-Allegro/3:43-2:13-4:39)/交響曲第13番ヘ長調K.112(Allegro-Andante-Menuetto-Molt Allegro/5:12-5:11-1:54-3:16)/歌劇「ポントの王ミトリダーテ」 K.87序曲(Allegro-Andante grazioso-Prest/2:13-2:00-1:38)/劇場セレナータ「アルバのアスカニオ 」K.111序曲(Allegro assai/3:37)/交響曲第30番ニ長調 K.202(Molt Allegro-Andantino con moto-Menuetto,trio-Prest/6:05-4:28-3:39-5:16)〜ファビオ・ビオンディ(コンサートマスター)/エウロパ・ガランテ(2023年1月ザルツブルグ・ライヴ)・・・初期の交響的作品をずらりと並べて、優雅に闊達なリズムを刻む古楽器演奏は自在にカッコ良い。ビオンディ自身のヴァイオリン・ソロもあちこち優雅に登場して、テンポは有機的に揺れ動いて、時に立ち止まって!?陰影は深い。こどもの頃からMozartとお付き合いしてきて、例えば「ルーチョ・シッラ」序曲や「ポントの王ミトリダーテ」 序曲をちゃんとシンフォニアに仕上げている経緯を理解できておりません。その「ルーチョ・シッラ」と「アルバのアスカニオ」、交響曲第30番ニ長調 にはトランペットとフルート、ティンパニが入って賑やか、そのティンパニがやたらとヴィヴィッドにノリノリ。他の作品は管楽器はオーボエ・ホルン(「ミトリダーテ」には+フルート)のみ。まるでセレナーデを聴いていみたいな華やかな世界が続いて、初期交響曲や序曲ってシンプルに類型的、そんな安易な誤解を一気に吹き飛ばしました。(時間はいずれも拍手込み)

RCA 5931-2-RCMussorgsky 組曲「展覧会の絵」/Liszt ダンテ・ソナタ/Wagner/Liszt 楽劇「トリスタンとイゾルデ」より「愛の死」〜バリー・ダグラス(p)(1986年)・・・Barry Douglas(1960-英国/北愛蘭)は1986年チャイコフスキー・コンクール優勝、かつてのイケメン・ピアニストもちょい悪おやじ風に至って現役、来日もしているけれど、デビュー当時の話題ほどではないように感じます。豪快な技巧は機械的なメカメカしさを感じさせぬ迫力とスケール、泥臭い旋律は26歳の若者として充分な落ち着きを感じさせる完成度。但し、壮絶なる集中力に叩きつけるような緊張感を漂わせるリヒテル(1958年ソフィア・ライヴ)が自分の刷り込み、ホロヴィッツの魔法のような音色に馴染んでこちら、立派な優等生演奏に聴こえぬでもない。1:24-2:30-0:54-4:31-0:32-0:58-2:55-0:52-1:13-2:28-1:19-1:22-2:29-2:10-3:13-5:08。ウケ狙い技巧が表層を撫でる・・・風情にド・シロウトは受け止めがちなLisztも完璧なテクニックだけど、どこか空疎。18:13-7:10。


2023年2月某日/隠居生活初心者入門の日々

電気に続いてガスの請求がやってきました。7,053 円!んもうどーしょーもないっすね、この値上げ。電気と併せて弐萬圓超えました。来月は政府の援助が入るらしいけれど、この先いったいどうなるのでしょう。昨日は薄ら寒い小雨の中、洗濯物は室内干し(昼から晴れて外へ)膝を気遣いながらも鍛錬しっかり、祝日の市立体育館トレーニングルームはけっこうな混みようでした。料理は味がどうにも決まらず思うようにならない(本日仕立て直し検討中)。女房殿の配慮に新しい敷き布団到着、自分には煎餅布団が似合って、やや腰が沈む込むような感覚がありました。

昨年日々愛用するコンピューターをVAIOに変更してから、たまたま偶然に日本語入力MS-IMEのままにしておりました。半年以上使って、英数文字は半角が基本、数字がデフォルト全角に変換されるのがどーにもストレス、気に喰わない、変換反応速度にも疑念がありました。Google日本語入力に戻してほっとしているところ。変換はAtokが基本スタイル、その昔手許に資金が潤沢な頃は有料のAtokを利用していたものです。人民中国製「百度」を使ったこともあって、あれは情報ダダもれとか、そんな話題に削除したのも思い出。キータイピング指運は我流に滅茶苦茶、お仕事現役中にそれで日常不自由はなかったし、引退した現在ますます開き直って美しくない所作を続けております。多用する漢字表記外国名表記は自動引き継ぎされました。

今朝は68.4kg+400g。なんの巡り合わせか、運動した翌日はかならず体重は上がるのは何故?

Boris Gutnikov(1931-1986白露西亜)Glazunov ヴァイオリン協奏曲イ短調〜ボリス・グートニコフ(v)/マリス・ヤンソンス/レニングラード交響楽団(1984年ライヴ)・・・怪しげ露西亜サイトより入手した音源(烏克蘭侵攻前)Boris Gutnikov(1931-1986白露西亜)の記録、意外と鮮明な音質でした。1904年の作品はModerato -Cadenza : Andante sostenuto ー Allegro三楽章続けて演奏されて、重音奏法などテクニックを要求される難曲らしい。これもハイフェッツの乾いてさらさらとした演奏が刷り込み(1963年)ラプソディックに平易な旋律が魅惑の名曲、グートニコフはしっとりと情感を湛えてもちろん技術的にはもちろん、表現の幅も余裕な20:50 残り8分ほど可憐なバレエ音楽風+チェロとピアノ作品が収録され、これがなんなのかわからない。いずれ夢見るように美しい。

米DECCAVaughan Williams ヴァイオリン協奏曲(コンチェルト・アカデミコ)ニ短調(ジョセフ・フックス(v))/Tansman 三連祭壇画〜ジンブラー・シンフォニエッタ(1952年?)・・・Joseph Fuchs(1899ー1997亜米利加)によるヴァイオリン協奏曲は1925年の作品、時代から勘案するとずいぶんと保守的な新古典作風短い作品、伴奏は弦楽のみ。日本じゃ人気さっぱりなVaughan Williamsの鬱蒼とした世界は大好きですよ。5:22-6:42-3:39。Aleksander Tansman(1897ー1986波蘭→仏蘭西)は初耳、新古典的な作風はほとんどバロック風合奏協曲的な、カッコ良い弦楽作品でした。3:56-5:43-8:45。

Columbia ML 2047Walton ファサード〜フレドリック・プラウスニッツ/室内アンサンブル/イーディス・シットウェル(作詞者でありヴォーカル)(1949年?)ファンファーレ−ホーンパイプ−家族とーマリナーマンー二匹の猫とトロンボーンのためのトリオー金色のトレリスを通してー食べられるタンゴースコッチ・ラプソディージャンボの子守唄ーフォックストロットー湖畔−遠い国から来た男ージョデルの歌ーカントリーソングーブラック ミセス ベヒーモスー人気曲ーポルカーワルツー朝の4時ー海の向こうに何かがあるーベルゼブブ卿・・・Edith Sitwell (1887-1964英国)は英国現代詩の嚆矢的存在なんだとか。これは朗読と云うか、ほとんどラップに近いもの、言葉の意味(詩としての価値)は理解できないけれど、かなり風変わりな内容らしい。「ファサード」は幾度か聴いて知っているつもりだったけれど、この収録は馴染んだものより盛り沢山。指揮者は初耳、William Walton(1902ー1983英国)はいつも馴染の英国風牧歌的な風情とは大違いなファンキーな伴奏、ノリノリでした。上記わずか数行の情報を得るのに、ネット検索四苦八苦したLP復刻音源でした。


2023年2月某日/隠居生活初心者入門の日々

本日祝日。昨日自分は朝一番で洗濯したのみ、女房殿は終日確定申告の準備、お昼を軽く仕上げて、睡眠不如意故ぼんやり過ごしておりました。これではいかん!梅田駅前ビル寿司屋謹賀寒いけれど天気は上々なので、料理の意欲も失せて久々の北新地駅梅田駅前ビルへ気分転換に出掛けました。新鮮な魚介+寿司+お酒はほんのちょっぴり、帰りは最寄りの駅から我が家まで2kmしっかりウォーキングして帰宅。カネは潤沢に非ず、思わぬ出費も多いけれど味気ない生活を送っても仕方がない。今朝はしっかり眠れて体重は68.0kg+100g、これよりしっかり鍛えましょう。

自称・ドラマフリークとしては緊急事案対応取調班再放送に感じるところ大、ここ最近の作りがいかにエエ加減に安易か痛感したものです。主役の天海祐希は主たる出演中女性唯一、残るはクサいおっさん、ヴェテラン爺さんばかり、速水もこみち(38歳)が一番若いんじゃないか。つまり、華を添えるだけの若い大根役者とか、ぽっと出のアイドルを使ってないということですね。ま、若い人の登用育成も大切だから一概に云々できんけど、安易にその辺りの人気に頼っていない。それと娘役(高校生)の杉咲花、いまや主役を張れるほどに成長したけれど、その風情にまったく違和感や隔たりはありません。これが男性と女性の違い?男性子役は大人になるとガラリと雰囲気変わりますもんね。最近はイメージ・チェンジにけっこう成功例が出てきているみたい。

PHILIPSBartok ヴァイオリン協奏曲第2番/ラプソディ第1番〜ヘンリク・シェリング(v)/ベルナルト・ハイティンク/コンセルトヘボウ管弦楽団(1969年)・・・冒頭ハープのアルペジオに乗って低弦が刻む怪しい旋律がもの凄くカッコ良い。ネットに情報を探ると、ちょっと忘れられた音源に至っているみたい。いくつかの世評はいずれ優秀録音となっていて、オーディオ門外漢な自分にはずいぶんとジミな音質と感じました。非西欧的風情の旋律リズムはある時は暴力的粗野に、ある時と切々と歌って超絶技巧、Henryk Szeryng(1918ー1988波蘭→墨西哥)のテクニックは壮絶な切迫感に非ず、端正に上品に響きました。ラプソディはいっそう土俗的クサくも愉快な旋律が際立った名曲!気品のあるヴァイオリンはいっそう際立ちました。ハイティンクのサポートはオーソドックスに過不足のないもの。16:24-9:01-12:15。9:50。

LP時代のデザイン PHILIPS 6580 036Bartok 管弦楽のための協奏曲〜ベルナルト・ハイティンク/コンセルトヘボウ管弦楽団(1960年)・・・2016年来の再聴。当時曰く

音質は良好。ストレートで飾り(工夫)がない、スケールも足りない・・・アンサンブルの甘さ荒削りは感じさない、若々しい推進力をたっぷり感じさせて爽快、コンセルトヘボウの威力も充分、立派なアツい演奏
ハイティンク31歳の記録は60年以上前の音質は現役鮮度。印象はほとんど変わらぬ、テンションの高いアツいストレート系演奏でした。第1楽章「Introduzione(序章)」は神妙に淡々として抑えた始まり、第2楽章「Presentando le coppie(対の提示)」辺りヴィヴィッドに浮き立つような風情最高。第3楽章「Elegia(悲歌)」に於ける叩き付けるような迫力も全力爆発、ユーモラスにシニカルな第4楽章「Intermezzo interrotto(中断された間奏曲)」も一本調子と云えばその通りだけれど元気がよろしい。終楽章「Finale(終曲)」分厚い圧巻のホルンに導かれる弦の快速無窮動の緻密アンサンブル(もちろん木管も!)はさすがコンセルトヘボウ、すかっとして明るい、若さに任せた疾走が続いて爽快なクライマックスを迎えました。9:20-6:37-6:48-4:13-9:28。


2023年2月某日/隠居生活初心者入門の日々

寒いですね。昨日は昼に雪がちょっぴりちらついておりました。電気料金の値上げは異常値、オール電化にされた方は逃げ場がなくて悲惨なことでしょう。ソーラー発電を導入された様子を伺いたいけれど、ネット記事を見掛けません。露西亜の烏克蘭侵攻そろそろ一周年、東部戦線は激しさを増して、大規模攻撃が予定されているとか、一方で「露西亜は戦力が足りない」との分析があって、その実態は比較的平和な日本にいるとわからない。亜米利加の梅田譲さん電撃訪問。デヴィ夫人は訪問支援しても、キシダさんはなかなか動けません。

身体をしっかり動かせば、心身ともに欝々とした気分も晴れるもの、それは科学的にも証明されているそう。筋トレはほぼいつも通り・・・と思ったら残念。マルチ・プレスに久々スマホ野郎登場してダンベル持ち込んで長期独占、公共施設だから皆譲り合って、というのはひとつの考え方、公共施設だから誰が自由に使ってもエエやろ、という考えもあり得て、しかも頻繁にスマホをいじる中毒症状の実態を間近に確認しつつ使えませんでした。ステアマスターはいつもの強度「7」→「5」に落としたらぐっと楽、ネットに調べるとジョギングよりずっと膝には優しいとの情報を得て、復活いたしました。2台/6台中故障しているトレッドミルは満杯状態続いて、ハイプーリー背筋に効きそうもない独自スタイルなお馴染み爺さんは、とうとう可哀想に割り込めませんでした。

今朝の体重は67.9kg▲100gまだまだ。睡眠不如意が続くけれど、体調は悪くない。

DVD保存音源ファイルの点検整理廃棄→外付けHDDへ移動中、かなり捨てたつもりも、とうとう満杯迫って、新しいのを注文しました。ここ一年で体感+2,000円ほど値上がった感じ、一ヶ月ほど出費に悩んで逡巡して、安物狙ってサギ商品に引っかからぬよう珍しく名の通ったブランドを選択しました。
Basel Symphony Orchestra SOB06Stravinsky バレエ音楽「春の祭典」(デニス=ラッセル・デイヴィス/バーゼル交響楽団)/4手ピアノ版(滑川真希/デニス=ラッセル・デイヴィス(p))(2013年)・・・Dennis Russell Davies(1944ー亜米利加)はBrucknerやHaydnの交響曲全集を録音して、同時代の音楽にも造詣が深い人。クールに冷血なイメージがあって、ま、ほとんど話題にはなっていない録音でしょう。ところが予想外と云うか、予想通りなのか?クールに冷血路線に間違いはないけど、慌てず走らずイン・テンポに正確なリズム、細部解像度が高く、初耳?内声部パートがリアルに浮き上がってけっこう新鮮。バーゼル交響楽団は技量に優れ細身のサウンドは緻密、打楽器の響きも美しい。メリハリある迫力とバランス、熱血迸る暴力をこの作品に望む方にはスカみたいに素っ気なさを感じられるのかも。第2部「生贄の儀式」序奏辺りのデリケートな静謐は彼の個性に似合って洗練された響き、やがて来るべきフクザツな変拍子連続に暴力的な迫力場面も、あくまで淡々と怜悧。馴染の20世紀の古典的傑作を充分新鮮に受け止めました。17:34-18:38。彼の三大バレエ録音はすべて奥様とのピアノ4手版が併録され、こちらも管弦楽同様”クールに冷血”、ピアノの打楽器的機能を強調することもなく、相変わらず知的に細部解像度重視なスタイル、作品の骨組み(だけ)が透けて見えるようでオモロいっすよ。タイヘンな難曲らしいけど、滅茶苦茶キレッキレなテクニシャンではない感じ、ってド・シロウトな自分が云っちゃお仕舞いやけど。記憶ではファジル・サイのプリペアド・ピアノは壮絶でしたよ(たしか多重録音)。17:30-19:32。

DG 486788Violin on Stage 〜キム・ボムソリ(v)/ジャンカルロ・ゲレーロ/NFMヴロツワフ・フィル(2020年)/Wieniawski 華麗なるポロネーズ 作品4(J.コルノヴィチ編)/Tchaikovsky パ・ド・ドゥ(バレエ音楽「くるみ割り人形」より/M.ロト編)/Waxman カルメン幻想曲/Gluck 精霊の踊り(歌劇「オルフェオとエウリディーチェ」より/M.ロト編)/Massenet タイスの瞑想曲/Sainto Sae"ns 序奏とロンド・カプリチオーソ 作品28/あなたの声に私の心は開く(歌劇「サムソンとデリラ」より/M.ロト編)/Wieniawski 伝説曲 作品17/Wieniawski Gounotの「ファウスト」の主題による幻想曲 作品20・・・Bomsori Kim(1989-韓国)は大人気な期待の若手らしい。Giancarlo Guerrero(1969ー哥斯達利加)はナッシュビル交響楽団のシェフ、波蘭のオーケストラは初耳だけど、若手の清潔なヴァイオリンを支えるには充分な技量でしょう。選曲がありきたりに過ぎず、マニアックに偏らず、美しい旋律揃えてエエ感じの多彩。若手にありがちな、上手いけど神経質に線が細く表現が上滑り、みたいなこともなくて、素直な表現は余裕を感じさせて耳に優しいヴァイオリン。「カルメン幻想曲」はハイフェッツやコーガンの壮絶な演奏でお馴染みだけど、ここではとてもスムースに響きました。泥臭い旋律満載な超絶テクニック「ツィゴイネルワイゼン」を入れぬのも見識、あれは若い女性に似合わぬ作品かも。日韓関係も一筋縄では解決できぬ問題があるけれど、若い音楽家は無条件に応援してあげたいもの。


2023年2月某日/隠居生活初心者入門の日々

昨日は降ったり止んだり、不足気味の食材入手に出掛けるか逡巡しつつ、結局は冷蔵庫の在庫消化を選んで自宅に隠りました。本日も気温は上がらぬみたい。精神的にはかなり行き詰ってやり場のない退屈生活が続いております。読書も音楽を聴いても欝々と楽しまない。久々の痛風症状も経験して、酒もしばらくお休み中。相変わらず困った某隣国はミサイルを元気に北海道近くに飛ばしております。気球も不気味やけど、いったいどう対処したらよろしいのでしょう。やっぱ竹槍?日本も負けずに高価なミサイルを準備するべきか・・・どちらも悩ましいですね。

来るべき世界的食糧危機に備えて昆虫食の動きが活発になっているそう。その大切さ、意義や内容はそれなり理解しているつもりだけど・・・できれば自分が存命中には味わいたくないのが本音。すんまへんなぁ、意識が低くて。今朝の体重は68.0kg▲300g高め安定現状維持のまま。鍛錬からまる一日経っても両太もものハリが取れません。昨夜テレビドラマ「緊急取調室(キントリ)」映画上映に向けての再放送2本、堪能して、ここ最近のドラマの質の低下を痛感いたしました。天海祐希さんはさほどにファンじゃないけれど、その姿は凛々しいもの。

AndanteDvora’k 交響曲第9番ホ短調(フィラデルフィア管弦楽団1934年)/R.Strauss 交響詩「死と変容」(1941年)/Shostakovich 前奏曲 変ホ短調 作品34-14(以上、全米青少年管弦楽団1940年)〜レオポルド・ストコフスキー・・・Leopold Stokowski(1882ー1977英国)の録音は大昔のものも含めたいてい音質状態がよろしく、演奏もオモロいのが多いから看過できません。誰でも知っている「新世界」は当時からオーケストラのパワフルな力量が実感できて、さっくりと速めのテンポに前のめりな第1楽章「Adagio,Allegro molto」提示部繰り返しはもちろんなし、最終盤の厚みのある金管びろびろ節回し炸裂!改変最高。第2楽章「Largo」は纏綿と歌って、弦のポルタメントも妖しい厚みと色気魅力たっぷり。第3楽章「Molt Vivace」は猛烈な爆発と、ノンビリとしたトリオの極端な対比が表情豊かに愉しいもの。終楽章「Allegro con Foco」の出足、まるで歌舞伎の大見えのようなテンポのタメに始まって、あとはフィラデルフィアの瑞々しいサウンドが存分に堪能できる締め括りでした。9:03-12:39-7:55-11:47。全米青年管弦楽団とは1940年、ストコフスキーが18〜25歳の楽団員を国内に広く募集した組織とか。こちらは残念、ちょっと大味オン・マイクな音質はよろしくない。「死と変容」は纏綿と表情豊かにたっぷり揺れ動いて、オーケストラはけっこう上手い感じ。23:27。Shostakovichは思いっきり深刻に、大仰な編曲でした。3:14。

Bartok RecordBartok 組曲「不思議なマンダリン」〜ティボール・シェルイ/ロンドン新交響楽団(1951年)・・・Serly Tibor(1901ー1978洪牙利)はBartokの弟子。LP復刻、Bartok Recordによる極めて鮮明なモノラル録音。暴力的に辛口な作品は最高、録音用オーケストラも充分に上手い。収録の関係で組曲版なのが残念でした。9:54-9:43。
米DECCA DL 4011ついでにと云っちゃなんだけど、Bartok 民謡の旋律による3つのロンド Sz 84/ルーマニア民俗舞曲 Sz 56〜リリー・クラウス(p)(1938-39年)・・・こちらもかなりの優秀録音。平易に優しく始まる「ロンド」、「大改造!!劇的ビフォーアフター」で一躍旋律は馴染になった「ルーマニア民俗舞曲」含めて、西欧とは風情異なる魅惑の土俗的民謡風旋律リズムが懐かしい。当時Lili Kraus(1903ー1986洪牙利?)30歳前半、いきいきと明晰な技巧でした。いろいろ編曲があるけれど、この作品はピアノが一番と感じます。2:51-2:28-2:46-4:42。

Muza SXL 0845Bartok バレエ組曲「不思議なマンダリン」/Koda'ly 組曲「ハーリ・ヤーノシュ」〜ボフダン・ヴォディチコ/ポーランド放送交響楽団(1965年?)・・・これもLP復刻?前回は2020年に拝聴。全然見知らぬBohdan Wodiczko(1911ー1985波蘭)による演奏は鮮明な音質、予想外にオーケストラも絶好調にヴィヴィッドにパワフル、熱気溢れる演奏が繰り広げられて、驚きました。Bartokは25:55。ユーモラスなジョーダン極まって哀愁の旋律、エキゾチックなツィンバロンの響き大活躍なKoda'lyも最高。やはり近現代の管弦楽作品は音質状態整ったほうがずっと聴き応えがあるのは当たり前。4:02-2:22-6:56-4:18-4:58-3:06。


2023年2月某日/隠居生活初心者入門の日々

新しい、代り映えのしない一週間が始まってうすら寒い日々が続きます。昨日は湿っぽい雨に洗濯物は室内干し、ストレッチを済ませてから雨を押して市立体育館へ往復4kmのウォーキング、そしていつもの鍛錬は膝と相談しながらそれなりに鍛えました。痛み違和感はありません。いつも日曜は婆さんのところに入浴介護に出掛ける女房殿も悪天候に本日へ押し出し。あとは終日、引き隠り生活でした。今朝の体重は68.3kg▲200g高め安定中、太ももはパンパン状態。

電気代を節約する!そんな題名のネット記事に惹かれて内容はガッカリ。曰くエアコンを新しいのに替えろ、LED電気を導入せよ、そんなことはとっくに実施して、冷蔵庫だって省エネタイプに交換済。エアコンは朝一番に小一時間入れるくらい。電気ガスも楽天に一本化して手は打っているつもり、それでもこの値上げには負けました。アフロ記者・稲垣えみ子さんみたいに究極のミニマムライフ、冷暖房なし冷蔵庫なしにする勇気も根性も元気もないし、困り果てました。世間では相変わらず迷惑動画継続中、世の中には困った人は必ず存在するけれど、それを自らネットに上げてお騒がせと云うのが現代風?その影響や、自らへの責任に思い至らぬのが不思議です。

そんなこんなで世の中の動画熱も醒めてくるかもしれません。縁のない世界だけど(自分は眺めるだけ)著名なYouTuberの収益が悪化しているそう。動画の世界も世知辛くなって、より短いTikTokなどに時代は遷っているのでしょう。映画も倍速で見る人が増えているそうじゃないですか。なんか風情がないなぁ、行間とか間とか余韻とか侘び寂とか、刹那的一発芸的な世情にそんなものは消えていく運命なんでしょうか。

RCAMozart フルート四重奏曲第1番ニ長調 K.285(ドロイト・アンソニー・ドワイヤー(fl)/ジョゼフ・シルヴァースタイン(v)/バートン・ファイン(va)/ジュール・エスキン(vc))/オーボエ四重奏曲ヘ長調 K.370(ラルフ・ゴンバーグ(ob)/ジョゼフ・シルヴァースタイン(v)/バートン・ファイン(va)/ジュール・エスキン(vc))/Brahms ピアノ四重奏曲第3番ハ短調(クロード・フランク(p)/ジョゼフ・シルヴァースタイン(v)/バートン・ファイン(va)/ジュール・エスキン(vc))(1964-65年)・・・エーリヒ・ラインスドルフ時代のボストン交響楽団主要メンバーによる室内楽。自分でも名前は知っている名人を揃えて、中心メンバーは名コンマスJoseph Silverstein(1932ー 2015亜米利加)でしょう。Doriot Anthony Dwyer(1922ー2020亜米利加)はボストン交響楽団の看板的存在な女流だったし、Ralph Gomberg(1921-2006亜米利加)は兄のハロルドがほぼ同時期にニューヨーク・フィルの首席を務めておりました。Jules Eskin (1931ー2016亜米利加)も小澤時代の録音に(細かいヴィヴラートが親密な)優雅な響きを聴かせて下さって、こうして消息を確認すると、なんせ半世紀以上前の録音、当たり前に皆鬼籍に入って時代を感じたもの。音質は21世紀に現役。瑞々しい弦楽器に浮き立つような木管ソロが躍動して、最高のMozart。5:05-2:50-4:28。4:33-3:17-4:32。BrahmsはClaude Frank(1925-2014独逸→亜米利加)が主役。娘のヴァイオリニスト・パメラも有名でしょう。重厚に重心の低いピアノは深淵に憂愁、スケール大きな作品に相応しいでしょう。第3楽章「Andante」は夢見るように情感が高まって美しい。11:08-4:25-10:01-11:20。

Philips LPStravinsky ピアノと管楽器のための協奏曲(テオ・ブラインス(p))/エボニー・コンチェルト(ゲオルグ・ピーターソン(cl))/管楽器のためのサンフォニー/管楽八重奏曲〜エド・デ・ワールト/オランダ管楽アンサンブル(1974年)・・・Theo Bruins(1929-1993阿蘭陀)は初耳ピアニスト。George Pieterson(1942-2016阿蘭陀)はコンセルトヘボウの首席だった人。端正にクール、情感を排したような明快な作品が続きます。ジャズの影響を受けたエボニー・コンチェルトが一番有名でしょう(初演は1946年ウディ・ハーマン楽団)協奏曲はやや掴みどころなく難解、サンフォニーは先日デュトワでも聴いた素っ頓狂な作品。八重奏曲は「怒りの日」のパロディ?意外とポップな明るい作品でした。この辺りはお気に入り作品、演奏はどれも抜群な管の技量を発揮しておりました。Edo de Waart(1941ー阿蘭陀)が管楽器奏者から指揮者に転身する若い頃の記録でした。7:24-6:46-5:07。3:24-2:23-3:43。9:06。4:05-7:52-3:41。


2023年2月某日/隠居生活初心者入門の日々

パッとしない天気の日曜朝を迎えました。本日、愛知県長久手市→大阪府大東市へ転居一周年。昨年もこんなに寒かったっけ?自分の生活も、世界情勢も様変わりしました。左膝の不調はすっかり癒えて昨日は業務スーパー往復3km歩いたのみ、あらゆるものが値上がって節約もなかなかタイヘン。昨日は睡眠不如意に体調はイマイチ、さすがに昨夜はしっかり眠れて今朝は68.5kg+200g。これより膝に負担の掛けない鍛錬を研究しつつ、市立体育館へ出掛けましょう。結果的に一連の騒動を挟んで隔日鍛錬のスケジュールは継続中。

土耳古叙利亜の悲惨な地震被害、戦禍烏克蘭の生活を思えば自分のことなど屁みたいなものですよ。日々の料理のレパートリーは狭くても、手早くこなして、味もまずまずと自画自賛しております。ところが餃子を焼くのはヘタクソ、冷凍でも自家製でも同じ、フライパンにこびりついて皮が破けます。先日もぐちゃぐちゃになってしまいました。味的には自家製が絶対においしい!ネットに、ラストちゃんと美しく仕上げるコツを探してみましょう。昨日、煮物をしたら何故か?大根だけ軟らかくなっていない。あれはいったいどういうことなんでしょう。いつもは圧力鍋を使っていたから、下茹でと面取り手抜きしても大丈夫だったけれど、残念。

Fuga Libera FUG795Franck ヴァイオリン、チェロとピアノのための大三重奏曲 ハ短調(1834)(エルネスト三重奏団/ナターシャ・ロケ・アルシーナ(p)/スタニスラス・ゴセ(v)/クレメン・ダミ(vc))/ ピアノ、ヴァイオリンとチェロのための協奏的三重奏曲 第1番 嬰へ短調 作品1-1 (1843)/第2番 変ロ長調 作品1-2「サロンの三重奏曲」(1843)(フランク・ブラレイ(p)/アンナ・アガフィア・エグホルム(v)/アリ・エヴァン(vc)(2019-2022年)・・・エリザベート王妃音楽院の教師たちを中心としたCesar Franck(1822ー1890白耳義)生誕100年の記念した全曲録音より。わずか12歳の作品である第三重奏曲はもちろん初耳、後年の鬱陶しいほどの官能性は見られず、ちょいと喧しいくらいの元気な単一楽章作品。演奏も力み過ぎかも。(16:33)協奏的三重奏曲は21歳の作品。こちらぐっと落ち着きとスケール、甘い旋律の陰影は清潔、静謐な風情に始まって爽快劇的な盛り上がりが待っておりました。第1番はAndante con Moto-Allegro molt-Allgro maestoso。(11:19-7:27-13:48)第2番はAllegro moderato-Andantino-Minuetto-Allgro molt。(9:37-5:51-3:51-5:04)新しい録音なのに、音質は臨場感と瑞々しさに少々不足すると感じます。演奏にもっとしっとり色気を期待したいところ。残念。

POCA-1108Beethoven 交響曲第3番変ホ長調「英雄」/第4番 変ロ長調〜ジョン・エリオット・ガーディナー/革命的浪漫的管弦楽団(Orchestre Revolutionnaire et Romantique/1993年)・・・2016年4月以来の再聴、当時ヴェリ・ベストとの手応えは今聴いても変わらない。録音も極上です。世間ではちょっと忘れられた感じないでもないけど、研ぎ澄まされた古楽器の技量、響きはストイックにスリムでも骨と皮に痩せ過ぎない。「英雄」はノリノリのリズム感、テンションの高さ、どれをとっても文句なく始まる第1楽章「Allegro con brio」。第2楽章「Marcia funebre: Adagio assai」も速めのテンポに浮き立つようなリズムを感じさせます。第3楽章「Scherzo: Allegro vivace」のキレのある疾走もあくまで軽快、トリオのホルンの響きにもたっぷりコクがあります。雪崩を打って突入する第4楽章「Finale: Allegro molto」にも大仰な重みはありません。15:36-12:41-5:33-10:41。
第4番 変ロ長調交響曲も同様の魅力。第1楽章「Adagio-Allegro vivace」抑制した序奏から主部に入ると切れ味の良い、スリムな推進力は猛スピードに爆発、そのテンションの高さは爽快クリアそのもの。第2楽章「Adagio」は緩徐楽章、リズムはスウィングして力強い。第3楽章「Allegro vivace-Un poco meno Allegro」スケルツォもパワフルに緻密、そしてデリケート。第4楽章「Allegro ma non troppo」はかなりの快速、古楽器の技量は洗練されてアンサンブルは軽快、細かいパッセージに破綻は見られません。 ラスト勢いテンションを維持したまま駆け抜けました。10:56-9:24-5:17-6:24。


2023年2月某日/隠居生活初心者入門の日々

烏克蘭侵攻、土耳古叙利亜大地震など世界的に絶望的な、悲惨な事象が続きます。どんよりした天候の週末を迎えました。気温はちょっぴり上がるそう。白梅が本格的に開いております。市立体育館帰りの白梅。電線が無粋

あらゆるものが値上がりして、これを経済用語でインフレと呼ぶのか、それは黒田さんの政策目標だったのか? アベノミクスとやらの詳細はあまり理解していなくて、非正規化が進み実質賃金が上がらなくても、物価がまだ沈静化していれば辛くも細々生きていけたかも知れないけれど、これはもう異常事態でしょう。年金は上がる仕組みはなくて、実質下げられるばかリ、ささやかな自分の老後計画も危うく感じております。新年度の賃上げ期待もますます格差を生むことでしょう。一発逆転を狙っての投資詐欺やら、強盗みたいな暴力的なのも増えそうな予感。防衛は大切なことだけど青天井予算は(東京五輪を連想させる利権群がって)腐敗を呼びそうだし、もとより軍事費は横の経済効果広がりを呼び込む効果は薄いもの・・・なんて、大所高所から物言う身分に非ず、まずは自らの健康が最優先。

昨日の今日だから市立体育館通いは遠慮しておこうかなと考えて、朝一番の洗濯水汲み作業中に顕著な膝痛改善を実感。両膝がっちりサポーターを装備、いつも通りに出発しました。いかにも膝にキツそうなレッグ・プレス(←最高負荷を掛けていた)レッグ・カールは断念、レッグ・エクステンションは恐々60%程度ユルい負荷しかも回数減、内転筋外転筋鍛錬、腹筋背筋肩上半身の鍛錬はいつも通り、有酸素運動トレッドミルは速度6km/hに耐えられず5.5km/hがやっと、傾斜も付けずゆっくり15分。心拍数は115-119最高値、このくらいのほうが脂肪燃焼はするそうな。

9年ほど鍛錬日々継続して、せっかく鍛えた脚の筋肉、ここで止めれば一気に弱って、膝関節への負荷と周辺筋肉鍛錬のバランスに悩みます。医者は「筋トレなどとんでもない !」そう云ったけれど、ほんまにそうなんやろか・・・痛風の件は12月ー1月と連続した居酒屋通いの結末自業自得でしょう。まず通院して久々に血液検査、服薬もいたしましょう。市立体育館の帰り、ようやく床屋さんへ寄ってすっきり致しました。体調も膝もまずまず良好、一昨日は女房殿任せた料理も再開、なぜかしゃっくりがしばらく止まりません。睡眠不如意継続中。今朝の体重は68.3kg+300g運動して食事節制しても残念な結末。

PHILIPS 442 050-2Mahler 交響曲第2番ハ短調「復活」〜ベルナルト・ハイティンク/コンセルトヘボウ管弦楽団/エリー・アメリング(s)/アーフェ・ヘイニス(con)/オランダ放送合唱団 (1968年)・・・7年前第1番の録音より長足の進歩が感じられる立派な演奏。1960年代LP時代の全集録音はバーンスタイン(旧録音)の他には、このハイティンクが存在したのみ、それはひときわジミな(オモロない)存在だったと記憶します。(海外盤ではモーリス・アブラヴァネルのがあったはず)Bernard Haitink(1929ー2021阿蘭陀)にはいつも同じような印象となるけれど、マイルドに厚みのあるオーケストラに任せて、端正に整ったオーソドックスに飾りのない表現、熱狂的な入れ込み表現に充ちてパワフルなバーンスタインとは大きく違うものでした。きっとLPは売れんかったでしょう。ところが・・・そんな穏健路線のままハイティンク(当時39歳)は成熟を深めていくのですね。女声陣にも可憐なる声のElly Ameling(1933ー阿蘭陀)、ちょっと表現が昔風に濃いAafje Heynis(1924-2015阿蘭陀)地元勢を揃えて、音質も良好。フツウに虚飾のないスタイルそのままに、オーケストラの豊かな技量を活かして淡々とした説得力を感じさせる「復活」。やがて世界的Mahlerブームがやってきて録音多数に至っても、その価値は忘れられぬもの。20:24-10:59-11:22-5:19-9:29-7:39-2:18-6:22-8:23。

Channel Classics RCCSSA-26109Mahler 交響曲第4番ロ長調〜イヴァン・フィッシャー/ブダペスト・フェスティヴァル管弦楽団/ミア・パーション(s)(2008年)・・・前回は2019年2月に拝聴。緻密静謐に洗練されたサウンド、一番長い第3楽章「Ruhevoll, poco adagio(静かに、少しゆるやかに)」は陶酔のひと時でした。Miah Persson(1969-瑞典)はモダーンな歌声、最終楽章「Sehr behaglich(非常に心地よく)」天上天使の声に相応しいもの。優秀録音に間違いないけれど、音量水準がちょっと低いのじゃないか。彼の全集録音は残り第8番第10番を残して完成はまだでしたっけ。ちょっと確認できません。17:00-9:57-21:51-8:31。


2023年2月某日/隠居生活初心者入門の日々

一年で一番寒い日々が続きます。延々と左膝激痛の件、ついに結論!昨日朝一番痛みに耐えつつ朝一番の洗濯物を済ませて、フロ洗いは女房殿にお願いしました。膝に桐灰はるカイロを貼って(←これが誤り。冷やすべき)我流ド・シロウト付け焼刃YouTubeマッサージを続けても改善しない、エエ加減整形外科に行け!との助言もBBSにあって、整形外科ならぬ鍼灸治療院はどうか、ご近所ネット検索して、そういえばコミュニティバス便途中に人気のところがあったような・・・ネットに情報検索すると脊柱管狭窄症が得意らしい。膝は診てくれるやろか・・・電話してみたらなんと!定休日。

極端な睡眠不足に体調最悪。症状悪化するばかり。夕方とうとう歩けぬほどの激痛に耐えかねてタクシーを呼んて流行っている(らしい)整形外科へ。二時間待たされましたよ。結果、激痛の要因は痛風発作が膝関節に出たんだそう。尿酸値が高いのは体質、2-3年に一度足に症状が出て、今回は久々膝に出現したのですね。情けない(涙)膝に注射を打って鎮痛剤5日分いただきました。別途内科に尿酸値を下げる服薬をお願いしなくては。ビールはアカンよと(←俗説っぽい。酒だったら全部一緒のはず。整形外科の先生だから)もちろん真剣にダイエット必須。更に専門医の診たては衝撃。両膝とくに左膝の状態は70歳後半以降、右は年齢相応、ちょっぴり違和感があったらさっさと通院しないとダメ!ますます悪化するよ、そう叱られました。

ここ9年ほど?継続した下半身筋トレは基本禁止(内転筋外転筋運動は膝を使わないから大丈夫かも)。スクワットもアウト。ストレッチは有効だし、残る上半身と膝の負担の少ない有酸素運動を工夫しましょう。ステアマスターはもうできません。まともに歩けぬ後期高齢者になるのは御免でっせ。今朝はよう眠れて気分上々、歩けるほどの鈍い痛みに快復して残念、本日は鍛錬断念。膝の様子を眺めつつ床屋さんを目指しましょう。

今朝の体重は68.0kg▲700g、終日身動きできなかったけれど、減ってくださいました。昨日Stravinsky辺り、DVDに焼き込んだ音源ファイル・データの点検整理をして、興味深いのに出会って拝聴トライしてみても音楽にまったく集中できない。パソコン・オーディオ部屋はホットカーペット+小さい電気ストーブを使っても寒いですし。
PTC5186688Stravinsky メロドラマ「ペルセフォーヌ」〜エサ=ペッカ・サロネン/ フィンランド国立歌劇場管弦楽団 /フィンランド国立歌劇場合唱団 /アンドルー・ステープルズ(t)/ポリーヌ・シュヴァリエ(語り)(2017年)・・・大好きなStravinskyはできるだけ、いろいろと聴くようにしているつもりだけれど、歌劇「エディプス王」と並んで歯が立たぬ作品がこれ。古代希臘風?仏蘭西語、1934年パリ初演は失敗だったそう。幾度かトライしても素っ気ない、言葉の壁云々別として、つかみどころのない、ワケのわからない風情を好ましく受け止められません。全然おもろない、全曲聴き通すのがツラかった!人生こんなこともありますよ。

EMIStravinsky バレエ音楽「春の祭典」/バレエ音楽「ペトルーシュカ」(1947年版)〜マリス・ヤンソンス/オスロ・フィル(1992年)・・・オスロ・フィル首席在任は1979−2000年、ずいぶんと長期だったのですね。詳しい方情報によると春の祭典は1967年版+αとのこと、乾いた音質は良好。49歳壮年の勢いと熱気に充ちて、ファンからはそのアツさを称賛する声もありました。とくにそれは後半第2部「生贄の儀式」に顕著、「選ばれし生贄への賛美」「祖先の召還」辺り爽快な金管は聴きもの・・・だけど、全体としていまいちオーケストラが上手くない?重量感と暴力性、音色に魅力が足んような・・・音質印象もあるのかも(乾いて低音が少々弱い)。16:08-16:57
ペトルーシュカはNMLでは2011年版となっていて、おそらくそれは間違い。こちらもややデッドに乾いた優秀音質、ユーモラスに愉快な喧騒に充ちて、若々しい元気なテンション高い表現は作品に相応しい表現でしょう。こちらの作品オーケストラの技量云々は気になりません。7:04-2:48-4:19-3:29-3:11-1:03-2:24-1:31-1:09-2:08-1:33-0:47-0:52-1:08-0:50。


2023年2月某日/隠居生活初心者入門の日々

同じ話題ばかりで恐縮、昨日朝は膝り膝もすっかり快復して、寒さを押していつも通りの市立体育館トレーニングルームにて鍛錬を済ませました。途中、お向さんも参加するご高齢者グランド・ゴルフを横目に眺めつつ、どこも痛くはない。ゴミ拾いしつつ帰宅してノンビリしていたら・・・膝痛解消24時間後夕方じわじわとお皿の下痛み復活、夜半には耐えられぬ状態に戻ってしまいました。「膝のお皿の下が痛い時の治し方」一生懸命実践、不快な夜にほとんど眠れず(洟水+足も冷える)今朝時点ちょっぴり痛みはましになったような?状態。冷えるのがよろしくないのか、トレーニングの負荷を掛け過ぎたのか、できれば整形外科には通いたくないもの。他”膝皿の下痛”対策はいろいろ検索できるので後脛筋骨を温めるマッサージなど)それも実践しましょう。膝蓋下脂肪帯をやわらかくするのは共通しております。

せっかくの早めの文旦到着もこんな体調では堪能できません。高知県土佐に非ず愛媛県9kg、見栄えのよろしくない(味には関係ない)ワケありは他の相場の2/3程度かなり安い。揃ってのコロナ罹患もすっかり癒えて、息子一家4人は熊本よりクルマにて下関→湯田温泉→宮島旅行、鹿を怖がる孫の写真が届きました。うらやましい、湯田温泉辺りはお嫁さんの母校ご近所でした。今朝の体重は68.7kg+100g。しっかり運動しても減りません。なんとか床屋に出掛けられる程度に快復できるでしょうか。

VOX - PATHE PL 7960Stravinsky 兵士の物語〜フェルナン・ウーブラドゥ/語り手 ジャン・マルシャ Jean Marchat/悪魔 マルセル・エラン Marcel Herrand/兵士 ミシェル・オークレール Michel Auclair/Ensembre instumental ジョルジュ・アレス Georges Ales (v)/アンリ・モロー Henri Moreau(cb)/ピエール・ルフェーヴル Pierre Lefebvre(cl)/ポール・オンニュ Paul Hongne(fg)/ロジェ・デルモット Roger Delmotte(コルネット)/マルセル・ガリエーグ Marcel Galiegue(tb)/ルネ・アニコ Rene Hanicot(打楽器)(1952年)・・・2012年に拝聴して、その時にもすこぶる良好な音質に驚いたものです。Michel Auclairって著名なヴァイオリニスト?と思ったけれど綴りが違いました。(ヴァイオリニストはMichele)仏蘭西語は意味不明でも筋書きと乾いた情感は理解できます。切り詰められた編成に素っ頓狂にばかばかしい旋律リズムは生き生きとして、こんな楽しい音楽はなかなかないっすよ。名人揃ってますよ。ここではファゴットは名人ポール・オンニュが担当しているのですね。起承転結のない淡々とエピソード連続な作品はお気に入り50:33。堪能いたしました。

Dante Records Lys412Bach 平均律クラヴィア曲集第2番第24番「前奏曲とフーガ」ロ短調BWV893(Trio d'Ances de Paris(M.モレル(ob)/P.ルフェーブル(cl)/F.ウーブラドゥ(fg))/1937年)/ブランデンブルク協奏曲第2番ヘ長調BWV1047/管弦楽組曲第1番ハ長調BWV1066より「Menuetto」「bourree」(パリ室内交響楽団/1943年)/音楽の捧げものBVW1079(オワゾリール・アンサンブル/1946年)〜フェルナン・ウーブラドゥ・・・これも音質良好。こちらはFernand Oubradous(1903ー1986仏蘭西)自らの(独逸式に非ず)仏蘭西式バソンの鼻声が堪能できます。こんな時期からBach復興は仏蘭西でも進んでいたのですね。「前奏曲とフーガ」は色彩的に愉悦に充ちたもの、ブランデンブルク協奏曲第2番ヘ長調のソロは名人揃って明るい響き。トランペット・ソロがオクタープ低いのも今風と異なります。「音楽の捧げもの」は弦の編成が厚くて、トランペットも入ってまるでWebernを連想させる色彩豊かなもの。例の胸に染み入るようなトリオ・ソナタは編成もスケールも大きくて驚きました。


2023年2月某日/隠居生活初心者入門の日々

一昨日は左膝激痛でほとんど眠れない。昨日朝になっても膝の痛み+寝不足による不快感と頭痛、最悪な一日でした。朝一番になんとか洗濯は済ませたさけれど、風呂の残り湯をバケツで汲み出す作業に四苦八苦。そしてYouTubeに対策を検索しました。「膝のお皿の下が痛い時の治し方」この症状+対策がドンピシャ。マッサージを断続的に続けて結論的に午後2時半頃に症状は軽快しました。膝周りの筋肉は日々鍛えているつもりだけれど、太もも辺り、とくに外転筋辺りぱんぱんに張って、硬いんですよね。いくつか対策を探して、幸い自分は股関節辺りの柔軟性は大丈夫みたい。

昨夜さすがにしっかり眠れて、今朝完全に膝の痛みは消えました。今月電気料金請求は12,892 円。前月より一気に2.5倍となって生活直撃。従量制料金の8,007円も凄いけれど、市場価格調整額3,802.54 円が壮絶。ガス料金の連絡が心配です。今朝の体重は68.6kg▲400gじっと身動きせず、けっこう喰ったワリに減っておりました。最近ストレッチはサボり気味なのを反省、念のため両膝にしっかりサポーターをして、いつも通りの筋トレ+有酸素運動鍛錬に出掛けましょう。外は寒そうですね。

LP 29331Mozart セレナーデ第10番 変ロ長調K.361「グラン・パルティータ」〜フリッツ・レーマン/ベルリン・フィル(1956年)・・・Fritz Lehmann(1904ー1956独逸)による最晩年の録音。オペラ畑やバロック、Bachの演奏家として著名だったようだけど、51歳での逝去はなんとも残念。DGにモノラル録音を多く残して、このMozartは音質良好でした。ベルリン・フィルはカラヤンの時代に入ったばかり(1955年より)まだチェリビダッケとかフルトヴェングラーの影響色濃い、ローカルなオーケストラだった頃の記録。これは大好きな作品だから、誰の演奏でも構わないけれど、天下のベルリン・フィルだから技術的云々するのは論外、でも第6楽章「主題と変奏、Andante」に於けるなんともノンビリ、朗々纏綿とした風情は味わい深いもの。8:13-6:43-4:56-5:31-5:47-11:04-3:38。

Past Perfect 203300Mozart 交響曲第40番ト短調K.550/交響曲第41番ハ長調K.551〜アレッサンドロ・アリゴーニ/トリノ・イタリア・フィル(1988年?)・・・Mozart交響曲全曲録音より5年ぶりの拝聴。印象の変化はほとんどありません。おそらくは編成小さめ、豊かな残響にオーケストラの響きの薄さは気になりません。木管も美しいじゃないっすか。ト短調交響曲は最近見掛けぬほどノンビリとして急がずあわてず、優雅な風情に充ちた演奏は悠々と歌っている!と云えなくもない。溌剌メリハリとか緊張感とか、厳しいリズムがどーのとか言い出すとキリはないけれど、作品を堪能するには充分な価値と感じます。各楽章ほぼテンポをスロウダウンさせる懐かしい昔風スタイル。8:21-10:17-3:01-5:10。ハ長調交響曲第1楽章「Allegro vivace」も力みなく、悠々とスケール大きな始まって、やや野暮ったい印象はあります。第2楽章「Andante cantabile」も余裕の歩みは優雅そのもの・・・だけど、いや増すゆるゆるとした歩みに眠くなりそう。第3楽章「Menuetto,Allegro-trio」は天使が天井から舞い降りるところ、ティンパニに少々デリカシーが欠けて優雅に非ず。第4楽章「Molt Allegro」はリズムがちょっぴり甘いけど、なかなかの大きな表現でしょう。9:11-9:42-3:04-7:07。


2023年2月某日/隠居生活初心者入門の日々

洗濯は当然室内干し、冷たい雨模様を押して朝一番はほぼ常連メンバー勢ぞろい、市立体育館にいつも通りしっかり鍛えました。左膝外転筋辺りがやや痛むのはやはり冷えたせいか、夕方より11日ぶりに症状悪化して、入浴後必死に周辺筋肉マッサージも効果なく、あまりの痛みに眠れません(夢の中で通院して法外な請求に驚いておりました)。ここ10日ほどの軽快はいったいなんだったのか。しっかり膏薬を貼って様子見、本日マッサージを続けて改善しなければ、いよいよ通院必須となります。とんだバレンタイン・デーでっせ、引退爺には関係ないけれど。

市立体育館に顔見知りとなった同世代(?)はこぎれいな軽バンに乗って、熱心に通っていらっしゃいます。「毎日ですか?」そう伺うと「仕事がない時には」とのこと、「働かないと生活やっていけません」とも。遊んで日々過ごしている自分はちょっぴり申し訳ない気持ちになりました。自家用車の件、我が家では現在所有していなくて女房殿は自転車、自分はウォーキング+コミュニティ・バスが基本、数年前女房殿がお仕事現役時はに毎日クルマは必需品、稼働率が落ちれば贅沢品でしょう。必要都度タクシーを呼んだほうが安く上がります。(転居後一度も使っていないけれど)

統計のバックヤードは知らんけど、自動車の実稼働率は登録台数に比べて20%とか、80%はふだん眠っているらしい。クルマ大好き!な趣味な人とか、こどもの送り迎えとか(息子が保育所時代には我が家には2台あった)通勤に必須だったら仕方ないけれど、もうお仕事引退して、基本交通に便利な都会(の比較的近く)に住んでいるから必要ない。「婆さんの介護や通院に使うかい?」と女房殿には訊いてあって、近所に弟もいるし、要らないとの返答でした。車両本体別として、ガソリン代保険料メンテナンス駐車料金等に弐萬圓/月くらいは掛かるのでしょう。交通違反や事故の可能性もないではない。その分美味いもん喰うたほうが有益かと、老後の判断は各々生活の都合によって決まります。

それも健康あっての前提。今朝の体重は69kg+200g最悪。

CCSSA36115Mahler 交響曲第9番ニ長調〜イヴァン・フィッシャー/ブダペスト・フェスティヴァル管弦楽団(2013年)・・・透明であり落ち着いた風情に充ちた第1楽章「Andante comodo」。第2楽章「Im Tempo eines gemachlichen Landlers. Etwas tappisch und sehr derb(緩やかなレントラー風のテンポで、いくぶん歩くように、そして、きわめて粗野に)」優雅なレントラーと激しい疾走のバランスが絶妙の完成度。第3楽章「Rondo-Burleske: Allegro assai. Sehr trotzig(きわめて反抗的に)」には骨太な力強さに抑制に感じさせて力みもなく、勢いはあっても羽目を外さない。ラストのテンポ・アップに金管は軽快、高らかに鳴り響いてオーケストラの力量を感じさせます。第4楽章「Adagio. Sehr langsam und noch zuruckhaltend(非常にゆっくりと、抑えて)」の万感胸に迫る弦の厚みは朗々としたアクセントを付けて筋肉質に力強い。徐々に減衰してデリカシー、そして輝かしいクライマックスに導く語り口の上手さ、「生のテーマ」の爽快さ。ラスト極限弱音に消えゆくところも絶品。詠嘆と諦念の大交響曲を堪能させていただきました。25:49-15:12-12:07-22:45。

PantonSibelius ヴァイオリン協奏曲ニ短調/Prokofiev ヴァイオリン協奏曲第2番ト短調〜ヴァーツラフ・フデチェック(v)/イルジー・ビエロフラーベク/プラハ放送交響楽団(1976年)・・・Vaclav Hudecek(1952ー捷克)によるSibeliusはCD化なっているけれどProkofievのほうはその行方を探せません。これはLP復刻音源。自在な浪漫風ラプソディに溢れるSibeliusは辛口の音色、テクニックに優れても流麗な演奏に非ず、厳しい緊張感と集中力に溢れた演奏でした。そんな風情はProkofievにいっそう顕著でしょう。ハイフェッツが得意とした作品は更に辛口、壮絶な勢いはとくに終楽章「Allegro、Ben marcato」カスタネットも登場する西班牙趣味に圧倒されたものです。14:25-7:37-7:17 。10:32-9:42-5:57


2023年2月某日/隠居生活初心者入門の日々

新しい一週間の始まりは寒の戻り、冷たい雨模様。相変わらず夢見よろしくなく左膝もちょっぴり痛むけれど、トルコ・シリア地震では、犠牲者5万人超えの見通しとのこと。負傷者は想像もつかない水準、生き残った方々にも治安の悪化にこの寒さ、シリアの難民キャンプには支援の手も届かぬことでしょう。それに比べて自分は安閑として、朝一番に業務スーパーに買い物ウォーキング3km強のみ、昼よりしっかり料理して喰ったら今朝68.8kg+500gもあっと云う間、これよりしっかり鍛えて身体を絞りましょう。

女房殿のスマート・ウォッチHelalife UM68T(とやら、3,000円しない安物)は新スマホが無事到着して稼働開始しました。一年保たずあえなく逝ってしまった前機は血圧血中酸素濃度も測れる!優れもの・・・と云うのは真っ赤なウソ、YouTubeによるとなんちゃって製品、血圧は女房殿が測っても自分でも高めに出て一緒でしたもの。実際は雰囲気だけでそんな機能はないそう。今回は自分のAmazfit同様、心拍数歩数距離のみ機能は多くなくていいや、そう思って注文したもの。ところが・・・指定されたアプリをスマホに登録すると・・・血圧も血中酸素濃度もスマホ側から計測可能、血圧を試してみたら女房殿は111-68、自分は129-73、それらしい実績が出ました。ほんまか?画面表示も大きくわかりやすい。電池の保ちはこれからの検証だけど、あとは長持ちしてくださることを祈りましょう。スマホのほうはTONEe21順調に稼働中、自分のTONEe20と充電ケーブルの形状が違うことに閉口、なんで勝手ばらばらに変更するんでしょうか。資源のムダと思います。通販に注文した専用ケースの到着を待っているところ(届きました)

ICAC5091Mahler 交響曲第5番 嬰ハ短調〜ハンス・ロスバウト/ケルン放送響楽団(1951年ライヴ)・・・ややオフっぽいけれど、この時期としてはまずまずの音質でしょう。なんせ金管乱舞!デーハーに効果的な録音に馴染んだ耳には出足やや不安だけど、やがてその熱気に集中できるようになりました。21世紀にはすっかり日常となった作品も、当時は未だ”新しい”音楽として、その緊張感、怪しさたっぷり漂う入念な細部描き込んだ演奏でしょう。ロスバウトのクールかつ緻密な統率が行き届いたアンサンブル、第3楽章「Scherzo」の激しい金管の爆発はいつにないアツく暴力的な熱気!一番人気な第4楽章「Adagietto」は粘着に過ぎず弦のポルタメントも効果的、揺れ動く入念表現は充分官能的でしょう。終楽章「Rondo」も力みないバランス感覚。12:00-13:59-15:56-8:53-14:58。

せっかくのロスバウトだけど、以下の演奏を聴いてしまうと全部吹っ飛んでしまう・・・
DG UCCG50015Mahler 交響曲第5番 嬰ハ短調〜レナード・バーンスタイン/ウィーン・フィル(1987年)・・・1963年録音を聴いたのが2007年(もう記憶も曖昧なほどしばらく聴いていない) 1972年ライヴを聴いたのは2020年2月。このウィーン・フィルとの録音はライヴとは云え、録音用に万全のマイクセッティング、ゲネプロから本番まで幾度かのセッションを編集した録音(拍手や各種ノイズもカット)。第1楽章「In gemessenem Schritt. Streng. Wie ein Kondukt.(正確な速さで。厳粛に。葬列のように)」冒頭のトランペットから、その存在感はクリアにリアル、臨場感溢れる音質はもちろん、微に入り細を穿つパワフル入魂入念な重い足取りはどんどん遅くなって、その途方に暮れた骨太表現に圧倒されるもの。第2楽章「Sturmisch bewegt. Mit grosster Vehemenz. (嵐のような荒々しい動きをもって。最大の激烈さをもって)」はMahler指示通りの激烈さ、切れ味と切迫感の凄さ。谷間(第2主題)の静謐さ、雄弁、ドラの不気味さ。ラスト辺りのコラールも輝かしい。第3楽章「Scherzo.Kraftig, nicht zu schnell.(力強く、速すぎずに)」もホルン先頭に金管の音色は彫とコクが深くテンション高く、荒々しくも雄大。レントラー風の明るい風情がステキ。第4楽章「Adagietto. Sehr langsam. (アダージェット 非常に遅く)」は幻想的なほどの陶酔に揺れ動いて、時にほとんど止まりそうに静寂、これ以上のデリカシーを感じたことはめったにありません。第5楽章「Rondo-Finale. Allegro giocoso(楽し気に)」フィナーレは意外と肩の力が抜けて軽やか。表情も晴れやかでした。14:35-15:06-19:07-11:13-15:00。


2023年2月某日/隠居生活初心者入門の日々

昨日祝日今朝日曜と佳き天気に気温も上がりました。洗濯物もよく干せて、気分も晴れます。このまま素直に春になりそうもなくて、寒の戻りもあるとのこと。市立体育館鍛錬の帰り、疎水土手の梅はすっかり開きました。今朝の体重は68.3kg▲500gまだまだ危険水域を抜け出せぬけれど、両膝とも快調です。【♪ KechiKechi Classics ♪】定例更新済。

世の中では組織的強盗事件が明るみに出つつあって、それは特殊詐欺の延長なんだそう。ここは富裕層高級住宅地ではないので狙われる心配は薄いかも知れぬけれど、いずれ物騒な世相でございます。「スシロー」迷惑動画は言語道断なアホ野郎、断固たる措置も致し方がない。昔からそんな輩(やから)はきっと存在して、自分だって若い頃は愚かだったけれど、残念ながら養護はできません。それを動画にアップして国内外ネットに自慢げに広げる時代、その社会的影響も大きいでしょう。時系列がわからんけど引き続き似たような動画が出現、それは「スシロー」事件前?後だったら、世の中を舐めてますよ、ほんま。寿司も舐めていたけれど。

さらにさらに困ったのは「私刑」横行、氏素性、写真を晒したり学校に抗議を入れたり、そいつは高校を辞めたらしい。これって「自粛警察」のうんとエスカレート版、罪は罪だけど、それをはけ口に熱心に摘発活動する人(徹底的に叩く!)なんかそんな行為も違うような気もします。ネット時代の悪しき副産物か。2023/3/18より「マスクは自己判断で」とのお達し。自分はかなり以前より(人の少ない)外歩きの時はマスクは付けないし(スーパーに入るときは着用)できれば運動時のマスクは外したいもの(息苦しいし、おしゃべりもしませんから)きっとあちこちで微妙なボーダーライン上でのトラブルが発生すると予想します。コロナ感染は統計上顕著に減っているけれど、実数はどうなんでしょうか。独り苦しんで療養している方も存在すると類推します。

PHILIPS 442 050-2Mahler 交響曲第1番ニ長調〜ベルナルト・ハイティンク/コンセルトヘボウ管弦楽団(1962年) ・・・主に1960年代に完成させた全集録音。1978年のライヴに非ずBernard Haitink(1929ー2021阿蘭陀)当時33歳の若手、この作品最初の記録。音質は悪くないけれど、表現が真っ正直に真っ直ぐ、ほとんどテンポの動きもあざとい煽りも存在しないストレート系演奏。青春の胸の痛みを感じさせるデリケートな旋律連続な名曲は、オモロないと云えばその通り、当時のコンセルトヘボウには戦前からの伝説の猛者がゴロゴロしていて、そんな連中のコクのある響きを堪能できて、けっこうな好きな演奏でした。13:27-7:45-10:56-20:11。

Membran 600487Stravinsky バレエ音楽「カルタ遊び」(1954年)/バレエ音楽「ペトルーシュカ」(1911年版/1957年)/組曲第1番-第2番(1956年)〜ハンス・ロスバウト/バーデン=バーデン南西ドイツ交響楽団・・・独Wergoによる録音はまずまずな音質水準。20世紀音楽の権威であるロスバウトのStravinskyは期待の演奏、「かるた遊び」(Jeu de cartes /The Card Gameからの悪訳/明治時代かよ)はFirst Dealから確信的にかっちり演奏させず、がちゃがちゃした風情に巧まざるユーモラスに危うい雰囲気がよく出ております。Second Deal〜Third Dealへ、いかつい風情にテンポの変化もメカメカしい。(6:05-9:40-8:40)ユーモラスに明るい「ペトルーシュカ」(オリジナル4管編成)は遊園地の喧騒より、重苦しい堂々たる貫禄に大きな表現でした。(10:16-4:01-7:13-10:59) 組曲はアルカイックに妖しく静謐、Eric SatieやDebussyも連想させ、時にユーモラスな作品(1:11-1:17-1:06-058。1:18-2:16-1:03-1:50)


2023年2月某日/隠居生活初心者入門の日々

本日祝日の週末。昨日東日本では予報通りの雪だったようです。

昨日は終日うすら寒い小雨模様、洗濯物は室内干しに今朝時点乾いておりません。呑んだ翌日に二日酔いはありませんでした。最悪リバウンドの翌日はトレーニングでもすべきだったんやろけど、どこにも出掛けず膝対策のマッサージのみ。前日贅沢したので、なんとか乏しい冷蔵庫在庫食材消化のみで一日過ごす耐乏生活も名人のワザ。冷凍野菜を除いてはついに人参一本のみ残となりました。終日身動きせず、喰っちゃ寝の一日だったから今朝の体重68.8kg▲200g完全リバウンド状態継続も当たり前。本日明日とちょっぴり気温も上がるようだし、しっかり市立体育館へ鍛えましょう。

無線ルーターを設置している場所からオーディオ・パソコン部屋は分厚いコンクリート壁を隔てても、たいてい電波は届きます。(前マシンには届かなかった/スマホでテザリングにて対応)ところがなんの加減か?早朝に限って電波が認識できない、お隣上下?辺りのほかの家のは微弱でも拾えるのに、いったいどういった加減なのでしょう。小一時間くらいでつながるようになるけれど、不便なものです。

女房殿が心待ちにした新スマホは「本人確認受け取り限定」、その案内郵便が届いたのが夕方4時半頃、ところが名前の一文字が間違っている!同時に届いたToneMobileからのお手紙には正しくなっていたから郵便局での入力ミス?連絡して夜6時半頃現物到着、なんとか受け取りは完了いたしました。MNP開通手続きは別途ネットより申請必要とのこと、Wifiにできる範囲のセッティングは済ませて、本日午前10時の開通待ち。それ迄は新旧Googleアカウントのデータ統合も、LINE再登録もできません。(本人確認SMS必須のため)TONEe21はなかなかエエ感じ。あらかじめ入手していたスマートウォッチの同期は完了済。現代社会に必須なインフラを失って日々生活不自由だった数週間は本日解消予定、って、自分で設定やれよ。

NAXOS 8.505251Beethoven 交響曲第7番イ長調(2017年)/第8番ヘ長調(2018年)〜アダム・フィッシャー/デンマーク国立放送室内管弦楽団・・・2020年5月に交響曲第5番ハ短調(2019年)/第6番ヘ長調 「田園」(2018年)、2019年9月にはBeethoven 交響曲第3番 変ホ長調「英雄」(2017年)/交響曲第4番 変ロ長調(2016年)を拝聴して、いずれ芳しい印象を持てませんでした。世評はかなり高いんやけどなぁ。薄く軽快なる響き、速いテンポも苦にしない自分も、3年ほど経過してやはりオーケストラの音色に不満を感じます。Mozartではそんな不満を覚えなかったから、NAXOSの録音問題かも。こんな時もありますよ。13:59-7:47-7:44-8:50。8:26-3:51-5:57-5:32。

CA14002Bruckner 交響曲第3番ニ短調(ノヴァーク版)〜ハルトムート・ヘンヒェン/オランダ・フィル(1989年)・・・要らぬ力みもなく、指揮者の表現意欲前面に非ず、素直と云えば素直、オーケストラの技量はまずまずだけど、強烈な個性とか緊張感に少々足りぬユルい演奏かも・・・でも、作品の悠々たる味わいを堪能するには、こんなノンビリ牧歌的なテイストも悪くない。先日ワルター・ゲールを聴いた時にも感じたけれど第2楽章「Agdagio」の優しく味わい深い旋律がステキ、作品そのものはとてもお気に入りになりつつあります。21:56-14:14-6:08-11:17。

Membran 600487Stravinsky バレエ音楽「アゴン」〜ハンス・ロスバウト/バーデンバーデン南西ドイツ放送交響楽団(1957年)・・・WergoのCDはモノラルらしいけれど、こちら鮮明なステレオ録音。たしか演奏会初演はロスバウトだから、その流れの録音でしょう。十二音技法が多用され、アルカイックに無機質なサウンドが続いてカッコ良い作品。三管編成に+多種多様な打楽器+マンドリンが入るところなど新ウィーン楽派を連想させます。バレエ初演は作曲者の予想にに反して大成功だったそう。緻密にクールな風情最高!な演奏は22:03。


2023年2月某日/隠居生活初心者入門の日々

あっという間の週末。これから東のほうでは雪の被害が予想されるとのこと。65歳を過ぎたらダイエットはしなくていい・・・そんな記事もあるけれど、もう完全リバウンド状態に愕然、計量器が変わって体重は多めに表示されるというのも苦しい言い訳、今朝は69kg危険水域を超える状態に到達昨日比+300g。これはもう5年前の水準でっせ。

昨日もしっかり市立体育館に鍛えて、鏡に映る自らの姿はかつての自堕落な肥満とはエラい違いな筋肉の付き方、ハラ周りは既に出腹とは云えぬ引き締まりだけれど、やはり理想からは遥か遠いやや緩み状態。目標は健康です。昨日昼頃、先日袖にしたのでLINEに悪友との禿げ増す会開催を呼び掛けたら、あっという間の当日開催が決まってしまうヒマな引退爺3人、寿司屋まつい恒例梅田駅前ビル地下の居酒屋2件ハシゴ、寿司と串カツを喰い過ぎました。酒量はいつもより抑制気味、帰り最寄りの駅より2km強しっかり歩いて帰っても体重増は避けがたい現実です。運動だけでは体重は減らぬもの。値上げ連続、不況、コロナへの不安はあっても、梅田はタイヘンな人出でした。

女房殿スマホ故障に伴う再契約失敗の果てしない継続話。ようやくMNP番号の再発行なって、再度Libmoに申し込んでこんどは住所記入を間違わぬよう(前回はどーも丁目と号棟が合体されたらしい)慎重に、メンドーなカード情報やらメールアドレスやらパスワード設定やら済ませて仮申し込みしたら・・・不可!との速攻の返信!どうやら前回の登録失敗でブラックリストに載ったらしい。仕方がないのでToneMobileにて申し込み手続き済ませました。TONEe21端末9,980円というのが一番安い。この際機種の性能云々は問わなくて、前機種TONEe20(無料)は2年自分が使って、さほどに不自由もなく故障もありません。5G回線とやらも必要ない。

(低)速使い放題、IP回線通話5分掛け放題550円も加えて1,650円也/月。手続きに別途3,700円ほど掛かります。自宅ではWifiを使っているので遅いのは問題ないでしょう。本日唐津より届いて免許証提示本人確認して受け取りとなります。ソフトケースカバーも別途注文済。スマホの設定、Gmail変更に伴う関連データの移動作業が待っていて、ここ一ヶ月延々とメンドーな作業が終わります。これもボケ防止になっているのかも。スマホは生活の基本的インフラ、それがないと困り果てて苦戦の数週間でした。

Westminster W-9730Honegger 交響的運動第1番 「パシフィック 231」/交響的運動第2番 「ラグビー」/交響的運動第3番/テンペスト - 前奏曲/交響詩「夏の牧歌」/喜びの歌〜ヘルマン・シェルヘン/ロイヤル・フィル(1954年)・・・モノラル時代の優秀録音。(リンク先のロンドン・フィル表記は誤り)おそらく交響的運動第3番/テンペスト - 前奏曲/喜びの歌が初耳作品。20世紀初頭、パリに花開いた芸術の精華、どれもカッコよく、分かりやすく爽快な作品ばかり、「パシフィック 231」は蒸気機関車を描写したリアルな迫力、「ラグビー」は試合のフォーメーションを音楽に表現したもの。「夏の牧歌」も高原の青空に涼風が駆け抜けるような名曲でした。ビーチャム時代のロイヤル・フィルも絶好調。6:19-7:06-10:21-4:17-8:27-5:56。

Membran 600487Hindemith 管弦楽のための協奏曲(ニューヨーク・フィル1960年ライヴ)/ヴァイオリン協奏曲(イヴリー・ギトリス(v)/バーデン=バーデン南西ドイツ放送交響楽団1962年)/Ligeti アトモスフェール(バーデン=バーデン南西ドイツ放送交響楽団1961年)〜ハンス・ロスバウト・・・Hans Rosbaud(1895-1962墺太利)は同時代の音楽に一家言あったクールな表現の人。ニューヨーク・フィルにも客演したのですね。管弦楽の協奏曲はBartokに先行して1925年初演、二管編成バロック風合奏協奏曲を意識した4楽章の作品なんだそう。1960年のライヴとしてはちょっと曇り過ぎな音質にがっかり、それでも初耳作品は粗野な息も付かせぬ緊張感に充ちて、なかなかカッコよろしい作品。そしてニューヨーク・フィルは各パートかなり好調に存在感を主張して、明るく力強い響きは躍動しておりました。3:11-3:16-3:46-2:21。ヴァイオリン協奏曲も同じく1925年の作品。 Ivry Gitlis(1922ー2020以色列)40歳の記録。この作品も乾いた情感に溢れて、例の如し辛気臭い力感に溢れて甘い旋律の欠片もない辛口作品。かなりハードなヴァイオリンの技巧際立つ作品。音色は美しいですよ。7:58-8:48-8:54。Ligetiの「アトモスフェール」は初演辺りの録音でしょうか。(1961年ロスバウトが担当)映画「2001年宇宙の旅」にも使われ、トーン・クラスター(ある音から別の音までのすべての音を同時に出す房状和音・・・とやら)オルガン鍵盤を手のひらでべったり押したような、怪しくも不安な叫びのようなサウンドが広がりました。8:34。


2023年2月某日/隠居生活初心者入門の日々

わずかに頭痛が続くのはぼちぼち花粉症本格化、それに空気が乾燥して咽の調子もよろしくありません。お仕事苦境に陥る夢見もよろしくない。相変わらず火事にお年寄りが亡くなっているようです。昨日はお米が切れたので往復3kmほど帰り5kgを背負ってウォーキング、懐かしい赤ウィンナーが安かったので入手したら女房殿は嫌がって手を付けない、あれは昔と違って植物由来の赤いアナトー色素、本格的ウィンナーと違って微妙に安っぽい味も懐かしいもの。なんとか夕食を仕上げたけれど、精神的には完全にマンネリが続きます。在庫消化していたのに女房殿が生協で食パンをダブり買いしたので、昼に前のを鋭意消化すべく追加で喰ったらお腹いっぱい。赤ウィンナーも賞味期限内に自分独りで消化必須。案の定体重増、今朝は68.7kg+200g。なかなか減りません。本日はしっかり鍛えましょう。

悲惨なトルコ震災の映像を眺めて気になったのは、誰一人としてマスク姿を見掛けなかったこと。粉塵蔓延する現場では、仮にコロナがなくてもマスクは必須と思うのですが。(被災状況にマスク迄手が回らなかったものか、もとよりマスクはもう止めていたのものか)
ローカルな夕方ワイドショウ的な番組は大阪が圧倒的にオモロい。名古屋はツマランかったぞ、そんな話題に爺友は東京も同じだ、とのこと。前居住地長久手時代もときどき眺めた「ちゃちゃ入れマンデー」(なぜか火曜放送)先日の特集は「関西弁」特集。自分は18歳より関西在住が多かったから、ほぼ9割理解できて、しかも北河内(現住所も)柄のややよろしからぬところに鍛えられたから、最近のジモティ若者より詳しい感じ。「どんつき」「ねき」「さいぜん」「おいど」「すっぽんかます」は理解OK、使わないけどね。もうひとつ意味不明な初耳言葉があったくらい。北海道弁のほうは、アクセント含めてたいてい大丈夫。自分はバイリンガル。若い人はテレビとかスマホの自動変換とか、どんどん平均化して方言が廃れていくのも残念、言葉は生き物だから仕方がない。流行語大賞もそう、若者言葉もあっという間に陳腐化して消えていきます。そして稀にごくわずか生き残って定着するのでしょう。

danacordSibelius 交響曲第2番ニ長調(1962年ライヴ)/第7番ハ長調(1963年放送用録音)/カレリア組曲(1952年DECCA)〜トーマス・イェンセン/デンマーク放送管弦楽団・・・Thomas Jensen(1898-1963丁抹)はNielsenの弟子筋、世代的に録音を拝聴する機会はあまりありませんでした。各々出目が異なる音源は音質水準まずまず、第7番が一番状態がよろしい感じ。1952年モノラル録音も良好でした。オーケストラの響きはさっぱりとして薄め、Sibeliusは重厚長大サウンドがすべてを解決するワケじゃない、地域的に近い北欧の清涼と情熱をたっぷり感じさせる演奏でした。著名なニ長調交響曲は朗々と雄弁な仕上げにスケール大きく(9:18-13-12-5-12-12-45(拍手なし)幻想曲風ハ長調交響曲はデリケート、テンポの動かし方に恣意的なものを感じさせず、後半に向けアツい勢いを増していく浪漫表現。(21:46)短く、愉しくも神妙な組曲はさすが英DECCA録音、良好なモノラル録音でした。(3:36-6:24-4:12)

TIM 203301-205Mozart 交響曲第1番 変ホ長調K.16(324-327-144)/交響曲第4番ニ長調K.19(2:42-2:44-1:47)/交響曲ヘ長調 K.Anh.223 K.19a(2:53-3:34-1:45)/交響曲第5番 変ロ長調K.22(2:52-3:19-1:37)/交響曲第6番ヘ長調K.43(3:20-2:52-1:29-2:24)/交響曲(第43番)ヘ長調K.76(2:41-2:55-2:20-1:54)/交響曲第7番ニ長調K.45(2:59-1:34-2:25-1:51)/交響曲第7番aト長調K.45a「旧ランバッハ」(327-333-133)〜アレッサンドロ・アリゴーニ/トリノ・イタリア・フィル(1988年)・・・2002年以来の再聴。LP時代カール・ベームの全集はズシリと重かったっすよ。CD時代に至ってエーリヒ・ラインスドルフによる素っ気なくも乾いた旧Mozart全集も大切に、興味深く聴いたもの。Alessandro Arigoni(1948-伊太利)による衝撃の交響曲全集は激安、時代は既に古楽器の流れになっていて、知名度さておき残響豊かに瑞々しい音質とサウンド、リズム感は少々ユルくても作品を堪能するに充分な演奏と思います。弦は優雅であり、管楽器も美しい・・・けどややダレ気味。快速楽章のラストは必ずテンポ・ダウンさせる懐かしいスタイル、緩徐楽章はしっとり、思い入れたっぷりに歌って出来はなかなかよろしい。
交響曲ヘ長調 K.Anh.223 K.19aは9歳の作品(なかなか多彩に変化に富んでいる)再発見初演は1981年だからワリと最近のこと。どれも基本弦楽(+通奏低音)+オーボエ2+ホルン2の編成、交響曲第6番 ヘ長調 K. 43第2楽章に朗々たるフルート2本が登場します。ヘ長調交響曲K.76に於けるファゴットは通奏低音としてではなく独立したパートになっておりました。第7番ニ長調K.45には+トランペット2本+ティンパニ迄加わって、スケールを加えました。(そのティンパニのリズムがよろしくない)第1番 変ホ長調K.16第2楽章「Andante」にはジュピター音型が出現して、8歳の作品から喜びが溢れるような作品に仕上がっておりました。栴檀は双葉より芳し、同時代の作品を並べて聴くとその輝きははっきりと違うものです。


2023年2月某日/隠居生活初心者入門の日々

本日は札幌の兄の誕生日、たしか70歳。両親が2019年に相次いで亡くなってから北海道にはとんと縁がなくなりました。親戚筋も亡き両親が最長老格だったから、世代変わりしてもう数人賀状があるていど。ちょうどコロナ猛威中に種々法要が重なって、通夜葬式納骨以外任せて花を送ったのみ、日常連絡やら会話もありません。出来の悪い次男坊(=ワシ)と違って勤勉な学者肌、地元北大大学院より高級官僚、やがて天下ってどこかの社長になったはず、3月にて引退すると年賀状にありました。酒は一滴も呑めません。

ウチと同じく一人息子(埼玉)に孫二人、但し女の子だから昔風に云うと本家はこちらになる・・・そんな立派な引き継ぐべき家名やら財産資産もなし、二時間ドラマに出てくるような旧家の発想もありません。両親が住んでいたマンションはさっさと処分済、不便な田舎の墓は札幌近郊に移転済、兄は息子に負担は掛けられないから自分が元気なうちに墓仕舞いをすると云っておりました。神仏先祖への畏敬の念は失っていないつもりだけど、我が家には仏壇も墓もなくて、やがて自分や女房殿はどうするか、息子と相談しておく必要があります。両親は兄と自分に立派な教育と、愉しい思い出をたくさん、それで充分。我が家には一人息子に可愛らしいお嫁さん、孫二人の笑顔は毎日のようにLINEに届いて、そんな当たり前のことが今どきけっこう貴重な世の中に至りました。

昨日も千年一日の如く同じ生活、洗濯してから市立体育館へしっかり全身トレーニング、そしてちょっぴり食材を買い足しにスーパーに寄りました。女房殿は婆さんの整形外科予約が入って欠席しました。今朝の体重は68.5kg▲300gなかなか元に戻せません。幸いその後膝の調子は良好。YouTubeを参考にしたマッサージが効いております。

CONCERTHALLSOCIETY  C.H.S.0121Stravinsky バレエ音楽「春の祭典」/四つのエチュード〜ピエール・ブーレーズ/フランス国立放送管弦楽団(1963年)・・・2007年以来の再聴。Pierre Boulez(1925ー2016仏蘭西)が本格的に指揮者活動を始める前38歳の記録。悪名高きコンサート・ホール録音はLP時代以来の付き合い、ちょっと曇って響きが薄くてもあまり苦にならぬのは、彼の解像度の高い統率の成果なのでしょう。現在ほどポピュラーじゃなかったはずの作品は、暴力的にカッコ良いリズムを誇って、当時では「春の祭典」ダントツのクリアな響き。色気のあるオーケストラを叱咤激励して、後年の再録音、再々録音、いくつかのライヴを聴いた耳には後半に向ほどアツく、燃えるような前のめりの勢いが新鮮でした。爽快オーディオ的な快感に非ず、知的クールな洗練を誇る名演奏でしょう。15:37-17:02。「四つのエチュード」は泥臭くもシンプルなリズムの繰り返し。前衛的だけどとてもオモロい、泥臭いユーモアさえ感じさせる作品。1:00-1:56-3:15-2:44。

DECCA UCCD5225Stravinsky バレエ音楽「春の祭典」/管楽器のためのサンフォニー〜シャルル・デュトワ/モントリオール交響楽団(1984年)・・・Charles Dutoit(1936ー瑞西)もご高齢なので、最近の動静はあまり伺えません。このモントリオール交響楽団在任中(1978ー2002)一躍名を挙げて数多くの録音を残しました。当たり前にこの作品はクリアな音質で聴きたいもの。2021年に拝聴して曰く

加奈陀仏蘭西語圏にあるローカルオーケストラが、一流の技量を磨いて洗練されていく驚くべき成果。各パートがクリアに自己主張してバランス完璧、クール怜悧な色彩に充たされてバーバリズムの欠片もなし。自分の貧しい表現だとピエール・ブーレーズと似たような感じだけど、それはぜんぜん違う個性、スタイリッシュにマイルド、微妙な色気を感じさせるもの。「サンフォニー」の素っ頓狂な緊張感もお気に入り、英DECCAの録音はたいしたもんでっせ
ポイントは”バーバリズムの欠片もなし”、これを大切な魂を失って、表面だけを磨いた演奏と評される方も見掛けたもの。クリアに明晰な音質、どこにもムリムリな力みのない、耳あたりよろしいバランス感覚、艶のあるオーケストラの響き、それでこそ20世紀の古典音楽、野蛮に暴力的なサウンドは際立つと理解いたしました。とくに後半の打楽器乱舞の迫力をたっぷり堪能いたしました。(第1部)3:33-3:15-1:20-3:45-1:51-0:40-0:23-1:12。(第2部)4:36-3:32-1:38-0:43-3:51-4:46。 ”サンフォニー”は前曲の喧騒から離れて、アルカイックに知的な作品。こういったStravinskyも大好き。 9:10。


2023年2月某日/隠居生活初心者入門の日々

トルコ・シリアにて大きな地震、大きなビルが倒壊する様は衝撃でした。日本からさっそく救助隊が出発したとのこと。昨日は朝一番に洗濯してからはなにもする気がおこらず、完全に引き隠り。頭痛もあって、久々鎮痛剤服用。音楽を聴いたり、TVerに昔のドラマを確認したり、所用に出掛けた女房殿に足りぬ分ちょっぴり食料調達をお願いしていただけ。夕食は思い付きの冷蔵庫在庫消化節約メニュー、思い描いていた通りの味付けに仕上がりました。じっと身動きせず丸一日数百歩くらいしか歩いていないから、危険水域激増体重は今朝68.8kg▲100gほぼそのまま、本日はしっかり鍛えましょう。食材も仕入れないと冷蔵庫はすっかすか状態。

あとはいつもの音楽音源ファイル点検整理廃棄ばかり。ヲタク趣味の話題なのでナニだけど、ネットより日々クラシック音源ファイルを入手して、ここ15年ほど?DVDに焼き込んでデータ保存してきました。その数量物量は信じられぬほど膨大、光学ドライブを幾度も買い替えてきたけれど、昨年秋くらいにその扱いに難を感じて、経済的負担も勘案して外付けHDD(2TB)に変更いたしました。10-15年も経てば、昔入手した音源ファイルの不備も発見、嗚呼これはもう聴かんなぁ、嘆息するようなものも溜まってくるもの。不良ファイル、音質的に厳しいもの、そもそも作品的に好みから外れたり、演奏の質的にガッカリするようなものもありました。冷静に考えれば人生に未聴分全部聴けるような時間も、集中力も残っていない。流行りの言葉で云えば”断捨離”が必要なことを自覚いたしました。

日々精力的に音源ファイル廃棄を進めて、その過程に多くの発見がありました。当たり前の結論は”多く持つことが一番大切なこと、シアワセに非ず”。音楽は人生を豊かに愉しむための存在のはず。

LaserLightBruckner 交響曲第7番変ホ長調(ノヴァーク版)〜ハルトムート・ヘンヒェン/オランダ・フィル(1991年)・・・Hartmut Haenchen(1943-独逸)による、懐かしい廉価盤CDは20−30年ほど前に馴染んだものです。このオーケストラは三つの団体が1985年に合併したもの、ネーデルランド・オペラ・ピットの主力であり、初代音楽監督を彼が務めたそう。音質良好。サウンドの芯は少々甘いような気もして、深淵なる凄みとか厳しさは足りぬかもしれないけれど、細部かなり明晰に飾りのない演奏を好ましく感じました。中庸のテンポ、やや牧歌的なサウンド、Bruckner中屈指の美しい作品は最後まで耳当たりよろしく(第2楽章「Adagio.Sehr feierlich und sehr langsam」は盛大な打楽器入り)最終楽章まで疲れずに聴き通せる完成度でした。20:42-21:07-9:37-11:37。

CHS 1195Bruckner 交響曲第3番ニ短調〜ワルター・ゲール/オランダ・フィル(1953年)・・・この作品はBruckner中拝聴機会が少ないもの。音質はやや安っぽく響いて、強奏部分は音も割れるけれど、なかなかのアツい力演に感心いたしました。とくに第2楽章「Adagio」の深淵な旋律に感銘を覚えて、作品そのものを見直したもの。初稿ではここに「タンホイザー」が引用されるんですよね。こんな昔の希少音源に寄り道していると、音源在庫整理はいつまでも進まない。17:55-15:57-6:04-21:16。あとで調べてみたらシャルク版とのこと。

LPデザインBach 管弦楽組曲第1番ハ長調BWV1066/第2番ロ短調BWV1067/第3番ニ長調BWV1068/第4番ニ長調WV1069/第5番ト短調BWV1070(偽作W.F.Bach)〜ジャン=フランソワ・パイヤール/パイヤール室内管弦楽団/マクサンス・ラリュー(fl)/モーリス・アンドレ、マルセル・ラゴルス、ジャック・マス(tp)/ピエール・ピエルロ、クロード・メゾンヌーヴ、リュシアン・ドゥブレイ(ob)/ポール・オンニュ(fg)(1962年)・・・どっしりとしたリズムに堂々たる威容を誇って、自分がこの作品に出合った頃の立派なBach!そのもの、仏蘭西系管楽器の名手を揃えて明るく、壮麗な演奏でした。音質も良好。なぜかティンパニが美しくない。どれも名曲だけれど、とくに第1番ハ長調第4番ニ長調のオーボエの響きが気に入っております。第5番ト短調は物見遊山的興味だけれど、あきらかに作風は異なって、霊感に不足するとド・シロウト(=ワシ)にも理解できました。


2023年2月某日/隠居生活初心者入門の日々

新しい一週間が始まっても引退身分の自分にはなんの変りもない生活、あと数週間で春の兆しもあることでしょう。幸い膝の調子はよろしく、朝一番に市立体育館へ出掛けていつもの鍛錬、日曜は馴染みの(シルバー)顔ぶれが見当たりません。現役世代が多い感じ。ふだんは滅多に喰わぬパンとか団子とかのせいか(糖質過多)しっかり身体を動かして暴飲暴食した自覚もないのに、今朝は68.9kgたった一日で+900gは最悪、体重増減のロジックは未だ理解できません。まずこれを削るのが最優先課題。

マイナンバーカードを積極的に欲しいとは思わぬけれど、やがて健康保険証などに必須になるそうだから仕方がない。国民総背番号制とか口座紐付けで”ほんまは隠しカネあるやないか!”、みたいなことがお上に明らかになるのはなんかイヤな感じ、女房殿はかたくなに拒否しております。カードの申し込み自体はネットからカンタンだったし、市役所への受け取りもさほどに問題なし。ところがそのあとの手続きがとんとわからない。パソコンで手続きできますよ、なんて書いてあるけれどフツウはカードリーダーなんて誰も持ってませんよ。スマホはマイナ・アプリとやらがあるけれど、My スマホは安物だから? ”導入できません”とのこと。噂ではどーしょーもない超絶使いにくいアプリらしい。ご近所のセブン銀行の端末を使って、健康保険の手続きは辛くも完了?(したはず)口座とかポイント戻しの窓口設定ができないのは、きっと自分のやり方が悪かったのでしょう。

翌日、意を決して市役所窓口へ相談、担当のお姉さんは優しくて、まず健康保険はちゃんと登録できていると確認出来。そして銀行口座の登録もその場で完了しました(キャッシュカード持参)。ところがポイント戻しの窓口登録番号メモ忘れて(←現在故障手続き中の女房殿にスマホを貸与)登録不可。さらにその翌日、再度ご近所のセブン銀行端末にトライするけれど(あいかわらず)上手くいかない・・・気を取り直してローソンの端末に移動すると、ようやく手続きの画面まで到達!ところが、アルファベットに続いて数字番号を・・・と思ったら画面に数字を入れるところがない・・・しばしフリーズ・・・通りがかった店員のお姉さんに教えを乞うたら、次の生年月日の個所にいったん飛ばして数字入力が出現しました。

ようやく全部登録出来たかな・・・と思うけれど、自信はない。ローソンの画面には口座も保険証も登録は「未」と表示されて不安です。世の中の不慣れなご老人(含むワシ)はポイントもらうのも難行苦行。かなり普及してきたマイナンバーカードだけど、なんか重大な情報漏れが発生しそうな予感もあります。悪い奴らは新手のサギも考えていることでしょう。なかなか難しい情報化社会でっせ。

DG 4378502Stravinsky バレエ音楽「火の鳥」(1910年全曲版)/幻想曲「火花」/管弦楽のための4つの練習曲〜ピエール・ブーレーズ/シカゴ交響楽団(1992年)・・・2021年12月に聴いて曰く

平坦でオモロない!と断言する人もいて評価を分かつ演奏。緻密正確クール淡々として一切の余情を加えぬ完成度は、作品の本質、メルヘン色彩、素の魅力を引き出して余すところがない。虚心に拝聴するとシカゴ交響楽団の極まった圧巻の技量に驚かされるもの。出足の小音量から、クライマックスの爆発迄ダイナミック・レンジが広くて、こういうのは高級オーディオに映えると想像できます。
久々の拝聴は上記コメントに加えるものはない。フィル・アップの小品も含め、精緻を極めたアンサンブルと極上の音質を堪能いたしました。住環境が変わったので、音質はいっそうの改善を感じたものです。メルヘンに多彩な名曲を堪能いたしました。

DG PROC-1271Mozart 交響曲第29番イ長調K.201(1961年)/第39番 変長調K.543(1959年以上ウィーン交響楽団)/フリーメイソンのための葬送行進曲K.477/アダージョとフーガ ハ短調K.546(1960年以上ベルリン放送交響楽団)〜フェレンツ・フリッチャイ・・・辛口に引き締まったアンサンブル、旧さを感じさせぬ優雅な表現にフリッチャイの実力を再認識いたしました。一連のMozart交響曲録音が何故ウィーン交響楽団になったのかは所以不明、マイルドなサウンドは作品との相性もよろしいようです。Ferenc Fricsay(1914ー1963洪牙利)はステレオ録音が本格化した時期に早世して、そのワリに数多くの録音が残っております。基本的にパブリックドメインに至っているので、けっこうな音源拝聴しているつもり、どれも期待を裏切らぬ集中力、このMozartも絶品でした。古典的端正な旋律が美しい交響曲は8:36-6:32-3:46-4:41。8:35-9:46-4:15-4:09。劇的に荘厳な小品は6:21-8:31。


2023年2月某日/隠居生活初心者入門の日々

寒い日々が続きます。関西ではあちこち火事が続いてお亡くなりになる人もいらしゃって、乾燥しているのでしょうか。爪の切り方がよろしくないのか、指先爪の縁がちょっぴり割れて気になります。昨日はいつもの洗濯、ストレッチ、膝痛対策の両脚マッサージ、そして延々と続くマイ・ナンバーカードの追加手続きにご近所コンビニに出掛けたくらい。ちなみに割高なのでコンビニに買い物をすることはありません。前居住地お仕事現役中は朝一番に牛乳が切れて買い物など稀にあったけれど、もう一年以上ご無沙汰。セブン銀行で現金を引き出したり、入金するくらいでしょう。ありものの材料に料理メニューはワン・パターンになりがちに苦戦中、でもなんとか継続中。今朝の体重は68kgちょうど辛くも現状維持。

本日はこれより市立体育館へ隔日鍛錬の日。昨夜、若い女性インストラクターのYouTubeに鍛えるべきところを意識したマシンの正しい使い方や姿勢を拝見、我流はやはりアカンことを痛感いたしました。先月1月3日は下の孫1歳の誕生日。お嫁さんの実家に祝って、天草では一升餅ならぬ一生米を背負うんだそう。そういえば上の孫の時もそんな写真が送られてきたような記憶もありました。先月一家コロナ罹患に支援物資を送ったお礼も兼ねて、そのめでたいお米の一部が届きました。他、なんか怪しい激辛調味料、天草名物某飯の友とか一緒に詰め合わせ、ありがたい気遣いですよ。

息子夫婦ともなにか資格を取って転職など検討しているようで、二人の幼子(おさなご)を抱えて、なんとか自分の人生を切り拓いていくことでしょう。こちら引退した爺婆が云々すべきことでもない。若いということは不安と希望が入り混じって、体力と元気がありますから。

そう云えばコンピューター用オーディオプレーヤーfoober2000が不調、音源圧縮ファイルより閲覧モードにて再生、二個目のファイルから再生エラーになって、挙句フリーズ、再度導入し直しました。
NAXOS 8.550060Mozart セレナーデ第10番 変ロ長調K.361「グラン・パルティータ」〜ドイツ管楽ソロイスツ(1986年または1987年)・・・NAXOS初期音源(Bayer原盤?)昔馴染みの音源はどこか南独逸辺りの寄せ集め臨時編成?じつは以下ベルリン放送交響楽団、ベルリン・フィル、バイエルン放送交響楽団の首席クラス往年の早々たる豪華メンバーを揃えて驚き。ギュンター・パッシン/マンフレート・クレメント(ob)/ウルフ・ローデンハウザー/ゲルト・シュタルケ(cl)/ヨアヒム・オルシェウスキー(オルスゼウスキ?)/ライハルト・ヘルビッヒ(バセット・ホルン)/マリー=ルイズ・ノイネッカー/ラルフ・スプリングマン/ヴォルフガング・ガーク/ギュンター・ヴェーバー(hr)/クラウス・トゥーネマン/エバーハルト・マルシャル(fg)/クラウス・シュトール(cb) 。Gu"nther Passin(1937ー2014独逸)はベルリン放送交響楽団の首席としてマゼールやギュンター・ヴァントの音源に水際立った明るい、夢見るような音色を聴かせてくださいました。チェリビダッケが久々にベルリン・フィルに登場したBruckner 交響曲第7番ホ長調(1992年)にもたしか客演として参加していたはず、日本にもたくさんお弟子さんがいらっしゃいます。彼が実際上のアンサンブルのリーダーでしょう。この愉悦に充ちた長大なる作品は大好きでして、ネットに音源を見掛けると必ず入手、手許に幾種あるのかわからぬくらい。正直、誰の演奏でもかまわない。作品との出会いは高校生時代、エド・デ・ワールト(1968年)でしたっけ?とくに第3楽章「Adagio」各パートがゆったり追いかけていく風情は陶酔のひと時、映画「アマデウス」ではサリエリがあまりの感動に楽譜を取り落とすところ。(毎度ネタ)第6楽章「主題と6つの変奏曲」はフルート四重奏曲第3番ハ長調K.285b/Anh.171と同じ旋律でした。音質良好、名手たちの技をたっぷり堪能いたしました。
Largo - Allegro molto(2:05-7:44)Menuetto(8:50)Adagio(5:57)Menuetto (Allegretto)(5:13)Romance (Adagio - Allegretto - Adagio)(7:34)Andante(10:50)Allegro molto(3:31)

CHAN8395-96Sibelius 交響詩「ポヒョラの娘」/交響詩「夜の騎行と日の出」/交響詩「大洋の女神」/交響詩「タピオラ」〜アレクサンダー・ギブソン/スコティッシュ・ナショナル管弦楽団(1976年?)・・・Sibeliusは中学生くらいから愛聴しているけれど、著名な交響曲第1番第2番「フィンランディア」「トゥオネラの白鳥」辺り著名なのはさておき、とても辛口難解な作品と感じます。日本での人気は渡邉暁雄さん(1919-1990)のご尽力でしょう。これはAlexander Gibson(1926ー1995英国)が長期首席指揮者を務めたオーケストラ(1959ー1984在任)の清涼なサウンドの記録、どれも素材やら旋律節回しはワン・パターンっぽいけど、ちょっと淡い辛口表現は気に入っております。12:36-15:05-10:47-15:43。


2023年2月某日/隠居生活初心者入門の日々

立春を迎えてもこの寒さ。ありがたくないもないスギ花粉はしっかり出現しつつあるそうで、ことしは当たり年なんだそう。戦後の場当たり的森林政策のツケに国民は大迷惑でっせ。当時は花粉症アレルギーの概念はなかったから仕方がなかったのか。予想通りドルーリー朱瑛里に盗撮とか付きまといとか、よろしからぬ行状発生して大きな大会を欠場しました。一連の非常識動画投稿などと同様の異様な雰囲気を感じさせます。マスコミもヒート・アップし過ぎ。せっかくの若い才能をつぶさぬよう祈るばかり。日本は相変わらず突出した才能を摘んでしまうような風潮があるみたい、自分は凡人でよかったけど。このところカーリングの試合を愉しんでいて(動機が不純だけど)故郷・北海道美人を堪能しております。本橋麻里さんを久々に拝見して、やっぱりステキ。ちょうど息子世代ですね。

昨日は膝の痛みも癒えて、日々恒例の洗濯実施、市立体育館への鍛錬は結果的に筋トレマシンの負荷はいつも通り、まったく問題なし、どこにも痛みは出ません。いつもより調子よろしいくらい。市役所へも野暮用に出掛けました。華麗なる加齢に膝周りの筋肉を鍛えるのは当たり前、下半身はレッグ・エクステンション(大腿四頭筋)レッグ・カール(ハムストリング)レッグ・アブダクション(外転筋)レッグ・アダクション(内転筋)各々40回毎度実施、負荷はさほどに強いものではないけれど継続中。(他、背筋肩腹筋胸の鍛錬+有酸素運動実施)

でも、ここ最近太もものハリは気になっていたんですよね。このところの冷えに脚の筋肉は凝り固まっていたのでしょう。まさかそれが膝激痛要因(周辺筋肉の関連痛)だったとは・・・これからは朝のストレッチ・メニューに太もも筋肉ほぐしを加えましょう。婆さんのところに出掛けていた女房殿は世間に倣って巻き寿司購入、おいしくいただきました。今朝の体重は68kgちょうど前日比▲500g。

Laserlight 15612Wagner 歌劇「タンホイザー」より「ヴァルトグルク城への客人の入城」/楽劇「ワルキューレ」より「ワルキューレの騎行」(ジョルジ・レーヘル/ブダペスト交響楽団6:38-5:25)/楽劇「神々の黄昏」より「ジークフリートのラインへの旅立ち」(ユーリ・アーロノヴィチ/ウィーン交響楽団10:54)/「ジークフリートの死と葬送行進曲」(ヴァシル・カザンジェフ/ソフィア・フィル6:59)/楽劇「ワルキューレ」より「魔法の火の音楽」(ジョルジ・レーヘル/ブダペスト交響楽団4:49)/楽劇「ラインの黄金」よりヴァルハラへの神々の入城/楽劇「ニュルンベルクのマイスタージンガー」より第3幕への前奏曲/親方たちの入城/徒弟たちの踊り(ヴァシル・カザンジェフ/ソフィア・フィル7:35-5:55-3:33-2:23)/歌劇「ローエングリン」より第3幕への前奏曲(ジョルジ・レーヘル/ブダペスト交響楽団3:08)(1987年以前)・・・1990年代前半にはよく見かけた懐かしい廉価盤CD。Caprricio原盤。渋めの演奏家取り揃えて、とくにVassil Kazandjiev(1934-勃牙利)辺りはなかなか拝聴機会はないもの。筋書きさておき、著名な旋律揃えて管弦楽としてなかなか配慮された編集、演奏はどれもツボを押さえて立派なもの、音質も良好。ソフィア・フィルにはほんのちょっぴり迫力が足りない。初心者(≒ワシ)がWagnerのカッコよい旋律に馴染むには充分な価値でしょう。なんか原点に帰ったような気持ち。

Mercury LPデザインShostakovich 交響曲第5番ニ短調〜スタニスラフ・スクロヴァチェフスキ/ミネアポリス交響楽団(1961年)・・・たしか後年数回録音のあるStanislaw Skrowaczewski(1923ー2017波蘭→亜米利加)38歳の記録。Mercury録音はかなり鮮明だけど、乾き気味に潤いが足りません。(自分が聴いたのはLP板起こし?)速めのテンポに正確なアンサンブルはクール、音質印象も手伝って乾いた演奏に聞こえます。あまりに有名な作品、思い入れたっぷりに「革命」を謳っていただいても今更!だけど、オーケストラの音色含めて面白味が足りないかな、と。Mr.Sのかっちりとした集中力は大好きだけど、なんかイマイチな印象でした。14:18-5:22-13:40-9:23。


2023年2月某日/隠居生活初心者入門の日々

この時期一番寒い時期を迎えて、冷える日々が続いております。回転寿司屋、うどん屋への不快な迷惑動画アップロード公開の件は「一生モノの代償」、自己破産でも「賠償責任」から逃れられないんだそう。これってかつての”バイト・テロ”に似て、あれはお店が廃業したけれど、今回はそれなり大手チェーン店、断固たる措置を取って対処、安易な行為に走ったウケ狙いに人生誤ったのでしょう。自己中心的な狭い価値観内の結末、反省してももう遅い、世情は混沌殺伐としております。昨夜久々に「神の手」福島孝徳医師の手術風景をテレビにて拝見、スーパードクターを称揚する風潮は好ましくないと思うけれど、この人は別格の技量でしょう。希望する医師は誰でも手術見学できるのだそう。80歳、若々しく手の震えも一切ない。

絶望的な左膝激痛の件、ちゃんと専門のところで診てもらえとのBBS書き込み、ありがたい助言もありました。一晩苦しんで昨日朝やや軽快しつつ「音楽日誌」+いつもの洗濯をなんとか済ませてから、対策すべくYouTubeを検索いたしました。すると「要因は膝関節そのものより周辺筋肉の関連通」との説有。内側広筋薄筋をほぐすと改善する、注射服薬より効く・・・その通り実施してわずか数分、驚くことに一気に改善して日常水準に戻りました。もしかして右膝もストレッチ工夫すれば改善するのかも、これから試してみましょう。膏薬も貼る場所が違うようですね。

このところ太もも辺り筋肉疲労の自覚はあって、そこに連続ウォーキング歩数増+筋トレ+連日の冷え混みが加わって膝周辺筋肉が凝り固まって限界超え、激痛の銃爪を引いたものと類推。もうちょっとストレッチ・自己マッサージの研究を進めてみましょう。試しにご近所スーパー迄買い物往復2kmほどウォーキングしてみました。今朝は完全にいつもの調子、いちおう筋トレは下半身分負荷を弱めて実施予定。このままなにごともないことを祈って、自己マッサージは継続します。今朝の体重は68.5kg+500g〜ガッカリ。

ネットより入手したライヴ音源Mahler 交響曲第3番ニ長調〜ミッコ・フランク/フィンランド放送交響楽団/ジェーン・アーウィン(a)/エリク・エリクソン室内合唱団女声パート/アドルフ・フレデリク少年合唱団(2010年ライヴ)・・・ 2010年ストックホルムにて開催されたMahler Festival全曲演奏会のライヴは残響豊かに音質極上。Mikko Franck(1979ー芬蘭)は現役世代、フィンランド放送交響楽団のアンサンブルはライヴとは思えぬ端正なアンサンブルと闊達ぶり、衝撃的なホルン斉奏から始まる長大な第1楽章「Kraftig. Entschieden.(力強く、決然と)」から明るくしっとりとした響き、メーデー行進の列が混乱して、小太鼓に導かれて元の隊列に戻るところなど賑々してなかなかよろしい。第3楽章「Comodo. Scherzando. Ohne Hast.(急がずに)」も同様。ポストホルンののびやかに牧歌的な音色、ホルンの絡みも夢見るようにステキでした。第5楽章「Lustig im Tempo und keck im Ausdruck.(快活なテンポで、大胆な表出で)」は女声と少年合唱団による天使の歌声、やや速めのテンポにジェーン・アーウィンの声はちょっぴり上ずった感じ。そして終楽章「Langsam. Ruhevoll. Empfunden.(ゆるやかに、安らぎに満ちて、感情を込めて)」は万感胸に迫る悠々たる変奏曲、Mahlerの中でも一番好きなところ。デリケート極まる静謐な弦、夢見るようなオーボエの音色、そして遠いホルン。後半やや早足に駆け抜けるところも若々しく味わい深いもの。第1楽章33:01、それ以降66:24(楽章間拍手込み)

Gutman RecordsMozart ディヴェルティメント第1番 変ホ長調K.113/弦楽五重奏曲ハ短調K.406/セレナーデ 変ホ長調K.375〜カメラータRCO(ロイヤル・コンセウトヘボウ)(2015年)・・・歴史的録音に感心することもけっこうあるけれど、こういった思いっきり鮮明リアルな音質を経験してしまうと、コンセルトヘボウのメンバーの妙技含めて、Mozartの名曲をいっそう、たっぷり堪能できるもの。K.113は15歳の作品、弦+2本ずつのクラリネット、ホルン編成だから初稿か、Allegro-Andante-Menuetto-Allegroいきいきとして明るく、天衣無縫流麗な喜びに充ちた名曲。(4:03-3:31-1:33-3:16)K.406はセレナード第12番 ハ短調K.388(管楽器8本)を弦楽五重奏(ヴィオラ2台)にそのまま編曲したもの。屈指の激性を誇って、緊張感に溢れた名曲。Allegro-Andante-Menuetto in Canone-Allegro(8:08-4:01-4:08-6:37)K.375これはクラリネット、ホルン、ファゴット各々2本のアンサンブル(初稿)愉悦に充ちた晴れやかな名曲。我らがヴォルフガングに駄作なし。(10:13-3:48-5:16-2:30-3:31)


2023年2月某日/隠居生活初心者入門の日々

・・・やっちまいました。

1999年の冬、スキーで左膝靭帯を一本切って以来、スポーツ選手じゃないので修復手術はしていない。リハビリのみ、それで日常生活や軽い運動に問題なく過ごしてきたけれど、鈍い痛み時々有。知らず不自然な歩行となって、大丈夫なほうの右膝に負担が掛かって、むしろそちらのほうが階段上りに支障がありました。二十余年経って左膝軟骨成分はすり減っているのでしょう。対策は膝脚周りの筋肉を鍛えること、それは8年ほど継続中、このままいけるかと思ったら・・・昨日いつも通りの往復4kmの市立体育館にしっかり鍛えて、今週は歩数が多いなとスマホの記録を眺めてそう思ってたところ。ここしばらく寒さも続いて、昨日も予報ほど気温は上がりませんでした。

夕食を摂って入浴したあとコンピューターに向かっていたら(バランスチェア)左側が冷たい壁、左膝外側がとても冷えます。それはやがて耐えがたい痛みを伴って、これは初体験。そういえば数日前も左膝外転筋辺りが痛んで、それは数時間にて雲散霧消、あれは予兆だったのか。膝の鈍い痛みはあっても、それはこれまでじっとしていればなんともなかったし、歩行にも運動にも影響なし、ところが今回常時かなり痛んで歩くのもなかなかタイヘン、本日トレーニングは休みの日だけれど、明日はムリなんじゃないのか。婆さんよりいただいた膏薬をがっつり貼って就寝したけれど、朝の段階で”ちょっぴり、気持ち軽快”した程度、症状は続いております。ちゃんとした整形外科に通うべきだけど、我が家には自家用車はないから、2kmほど歩く必要があって、しかも即日診て下さるか微妙です。どこの評判がよろしいかも知らず、ネットでちょっと調べてみたら、人気の整形外科は朝7時過ぎの段階で予約満杯とか、そういうのは困る。

今朝の体重は68.0kg▲100g。身動きできなくなればこれから体重増必至でしょう。本日はネットに膝ストレッチの動画を探していろいろ試してみましょう。

こんな状態なので趣味の音楽にもまともに集中できません。
Virgo VJ 7 91467-2Debussy/Bu"sser編 小組曲/Faure バラード 嬰ヘ長調/組曲「マスクとベルガマスク」/Ravel 逝ける女王のためのパヴァーヌ/「マ・メール・ロア」組曲〜ジャン=ベルナール・ポミエ(p)/イングリッシュ・ノーザン・シンフォニア(1988年)・・・著名なピアニストであるJean-Bernard Pommier(1944ー仏蘭西)が指揮にも手を染めていたことは知りませんでした。これは英国ニューカッスルのオーケストラによるデリケート、馥郁たる仏蘭西の薫り高い音楽を集めた一枚。儚くも愉快な響きに充ちた小組曲(3:43-3:35-3:21-3:25)夢見るような囁きが続くバラードのピアノは絶品(もちろん彼がソロを担当/13:51)可愛らしい躍動を感じる「マスクとベルガマスク」(4:34-2:41-3:21-5:11)おそらくはRavelの一番人気、敬虔な祈りを感じさせる「パヴァーヌ」(6:52)そしてデリケートなメルヘン極まる「マ・メール・ロワ」(1:55-3:19-3:50-4:20-3:47)。なんとなく薄靄の掛かったようなサウンド?音質も含めて雰囲気は最高。

Membaran 600096Bach おお人よ、汝の大いなる罪を嘆け/わが心の切なる願い/主イエス・キリスト、われ汝を呼ぶ/いざ来ませ、異邦人の救い主よ/Mendesshon 無言歌 ニ長調 作品109/Boccherini ソナタ第6番/Ravel ハバネラ形式による小品/2つのヘブライの歌より「カディッシュ」/Faure 子守歌 作品16/蝶と花/シシリエンヌ〜ピエール・フルニエ(vc)/ジェラルド・ムーア(p)(1957年)・・・これは激安Membran復刻、伴奏の名手Gerald Moore(1899ー1987英国)とのオリジナル音源の姿がネットに探せません。(いくつか小品集は存在する)ぎりぎりステレオに間に合っていない辺りだけど、音質は良心的に雰囲気あるもの。伴奏の神様との組み合わせは涙が出るほどデリケートに上品、暖かい風情連続でした。


2023年2月某日/隠居生活初心者入門の日々

2月に入りました。本日はちょっぴり気温は上がるそう。朝は0度Cらしいから気温の乱高下、体調の管理に気を付けましょう。昨日朝一番に耳鼻科へ、なかなか良くならんなぁ洟水痰の絡み。そのまま市役所へ脚を延ばしてマイナンバーカード受け取り・・・と思ったら、数年前に届いた原本との交換が必要とのこと。仕方がなく取りに戻りましたよ。あとは健康保険証とか口座登録とか(←これがなんとなくヤバい/女房殿は強く反対している)済ませてポイントをいただきましょう。なんか手続きはメンドーくさい。評判の悪いアプリも我がスマホに適合しない。正直なところ未だ手続き方法は五里霧中状態(おそらく)自分は情弱状態なのでしょう。

スマホは女房殿に貸したので、悪友からの「本日急遽どう?」とのLINEに気付くのが遅れました。なんせ壱萬四千歩以上歩いて疲れていたし、昨日の今日で連続贅沢も自粛してお断りしました。夕食はなんとか仕上げたけど、どーも納得できぬ出来かと。大東市小麦の星途中昼食に禁断のラーメンは数か月ぶり?量は少なめ、鶏白湯スープは濃厚に上品、麺は中太に腰があって絶品でした。ニューヨーク辺りだと2-3,000円くらいするんでしょ?もともと庶民の喰いもんだし、そうなってほしくない。体重増は覚悟の上。結果今朝は68.1kg昨日のまま現状維持、増えなかっただけ幸いとすべきか、これだけ身体を動かしても効果薄いのは残念な新陳代謝の低下=華麗なる加齢でしょう。

DG POCG 1424Shostakovich 交響曲第12番ニ短調「1917年」/劇付随音楽「ハムレット」組曲/バレエ「黄金時代」組曲〜ネーメ・ヤルヴィ/エーテボリ交響楽団(1990年)・・・彼のShostakovich交響曲録音はChandos/DGにまたがって全曲揃います。音質は極上、オーケストラのパワフルなサウンド、打楽器の存在感迫力最高なメリハリある演奏。エーテボリ交響楽団って、この時期そうとうに腕を上げてますよね。Shostakovichの”露西亜革命賛美!”的音楽は今更ほとんどの人が真に受けぬ、歴史的事象として扱われる時代に至ったから、純音楽的に愉しめるようになりました。それでも2022年烏克蘭侵攻からちょっと遠慮気味にはなってる作品かな、と。三管編成、前作第11番に比べると特殊楽器も少なめ、全曲でも40分ほど、けっこう好きな作品でした。
第1楽章「革命のペトログラード 」冒頭のチェロとコントラバスによるモティーフはカッコ良く、全編にわたって登場します。(12:27)第2楽章「ラズリーフ」(12:59)は怪しい静謐、第3楽章「アヴローラ」はついに激しい戦いが始まって(4:27)第4楽章「人類の夜明け」は明るいホルンのファンファーレより開始(勝利を意味するそう)そして第1楽章のモティーフが朗々と回帰するカッコ良い作品(9:21)けっこう大好きな作品。組曲「ハムレット」は13曲。賑々しく大仰に、表情豊かな風情は劇的に俗っぽい。途中「怒りの日」も登場。バレエ「黄金時代」は4曲。木管の幻想的な細かい音型旋律から始まって、不安な不協和音も賑やか、時にユーモラス、才気煥発な作品はとくにホルンが雄弁でした。

EMIStravinsky バレエ音楽「火の鳥」(1910年全曲版)〜小澤征爾/ボストン交響楽団(1983年)・・・パリ管との1972年以来の再録音は音質極上、オーケストラの技量抜群、小澤征爾による几帳面に緻密な表現が作品に似合って、細部迄曖昧さなく、走ったりしない。メルヘンな作品をていねいに、色彩豊かに聴かせてくださいます。ボストン交響楽団の金管が取り分けて魅力的。45:42(一本ファイルはカンベンしてほしい)

Music &Arts CD1090Brahms 交響曲第4番ホ短調〜ブルーノ・ワルター/フィルハーモニック・シンフォニー・オーケストラ(ニューヨーク・フィル)(1951年2月11日ライヴ)・・・これはブルーノ・ワルターとコンセルトヘボウとのライヴを集めたCDにフィル・アップされたもの。マニアには著名なライヴ音源らしくて、高品質CD(!?)として別途交響曲4曲全部が揃います。Bruno Walter (1876-1962独逸)75歳の記録、最晩年コロムビア交響楽団とのセッション録音に比べて、雄渾にアツいスケール大きな骨太演奏、ニューヨーク・フィルも絶好調にたっぷり歌って(申し訳ないけど個人的に)食傷気味だった哀愁の大きな風情の交響曲はいつになく新鮮に響きました。でも、たいした音質じゃないのはたまたま自分が聴いた音源問題なのでしょう。11:54-11:52-5:55-10:56。

【♪ KechiKechi Classics ♪】

●愉しく、とことん味わって音楽を●
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