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音楽日誌

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2022年2月某日/隠居生活初心者入門の日々

昼間はかなり春の日差しを感じるようになってきました。本日一週間の始まり+2月終了するけれど、曜日感覚など失いつつあります。

昨日は終日引き隠って、ラストの引っ越しダンボール整理。思い出の品や写真を思い切って捨てるのがけっこうタイヘン、体調は終日よろしくないのは(倦怠感+眠い+鈍い腰痛)花粉症と転居環境変化によるストレス(やや鬱症状)でしょう。自主CDの点検整理をしていたら、数枚読み込み不能分を発見して廃棄、当たり前に時の流れを実感いたしました。昼は焼きそばなどカンタンに仕立てて、夕方女房殿がどこか居酒屋に行こうと誘います。ウォーキングを兼ねて住道駅方面に出掛けても、ほとんど休み乃至誰も入っていない閑古鳥状態に入る勇気も出ません。結局惣菜など買って帰宅いたしました。本格的に呑むなら北新地まで電車一本、そちら平日に出掛けましょう。

業務スーパーに寄って「いちごとナッツのグラノーラ」「フルーツたっぷりミューズリー」入荷、無事捷克製のを入手(ぼちぼち味見予定)。怪しい激安輸入クッキーも試しに買ってみて、これが妙に美味いけれど残念、露西亜製でした。烏克蘭国民に申し訳ない。ToneMobileのUSB接続テザリングによるネット環境はずっと不調(これもストレス)それも明日でお別れ予定。本日もなかなかFTPに苦戦しております。

これより入念にストレッチしてから市立体育館へ筋トレ+有酸素運動に出掛けましょう。今朝の体重は66.6kg+200g。

 Stradivari Classics SCD 6064Wagner 楽劇「トリスタンとイゾルデ」より「愛の死」*/楽劇「神々の黄昏」より「夜明けとジークフリートの旅立ち」/「葬送行進曲」/「ラインの河辺に薪の山を積み上げよ」*〜アントン・ナヌート/リューブリャナ交響楽団/エッダ・モーザー(s)*((p)(c)1992)・・・劇的情感貫禄たっぷりなEdda Moser(1938ー独逸)が主役だけど、驚くべきはリューブリャナ交響楽団(放送交響楽団のことでしょうか)けっして上手いオーケストラじゃないけれど、「夜明け」辺りモウレツに遅い、慌てぬテンポに鬱蒼たるスケールと無骨に重厚な雰囲気たっぷり。「黄昏」ラストには世界が崩れ落ちるような迫力堪能しました。おそらくAnton Nanut(1932ー2017斯洛文尼亜)はオペラ経験が豊富と推測させる素晴らしい出来。馴染みの勇壮な魅惑の旋律を堪能。7:46-11:48-8:46-22:28。

LP WST 17015D.Scarlatti ソナタ集 ハ長調K.132/ ハ短調K.73/ ヘ長調K.82/ ロ短調K.27/ ホ長調K.380/ ヘ長調K.483/ ト長調K.124/ ヘ長調K.151/ ヘ長調K.256/ ホ長調K.206/ ハ短調K.11/ ハ長調K.255〜 フー・ツォン(p)(1962年)・・・傅聰(1934ー2020 中国→英国)はコロナに倒れたそう。残念。これは旧録音、例の如し珠玉の旋律は有名どころを揃えて、28歳の若者は闊達に清潔な演奏ぶり。でもなぁ、流石に音質の肌理が粗くなったのと、ノーミソにはホロヴィッツのとろとろに甘いタッチが響いてイマイチ愉しめません。国情に流された人生と伺っております。


2022年2月某日/隠居生活初心者入門の日々

日曜だけど、こちら毎日日曜な生活です。

烏克蘭問題は日本に直接ミサイルは飛んでこないにせよ、経済的には影響を与えて、なによりリアルに”戦争が現実にある”ことを教えて下さいます。日本は未だ平和に日常生活は淡々と過ぎ去って朝一番に洗濯しつつ【♪ KechiKechi Classics ♪】定例更新、女房殿は母親を病院へ連れて行って、自分は自宅ストレッチを済ませてから市立体育館へ。筋トレ数種+ステアマスター15分(負荷は軽いもの)にしっかり汗をかいて、大東市より入会記念タオルいただきました。土曜は現役世代男女数人、本格的に鍛えておりました。自宅からの往復はフツウに歩いて39分也。朝晩ともかく昼間はかなり暖かくなりつつあって、ご近所の疎水公園(みたいなところ)には小学校高学年らしき全力少年達が裸足で遊んでおりました。

中速使い放題(低速?)なToneMobileのUSB接続テザリングは昨日不調の日。ほとんど役に立ちません。本日分「音楽日誌」更新も四苦八苦、それもあとネット開通迄あと二日の辛抱。無線LANは厚い壁に阻まれてメインマシンに電波は届かないと思うので、久々にHubが必要になりました。それとも以前と同様コンセントLAN(PLC)(+無線ルーター)にするか、あれはちょっと遅いんですよね。せっかく機器はあるから当面それで乗り切るべきか。以前のマンションはネット無料がひとつの魅力でしたよ。今朝の体重は66.4kg▲900g、3食それなりに喰ったはずでも減っております。寒さのせいか、華麗なる加齢症状か、ここ最近トイレが近い自覚有。市立体育館のトイレは幸いウォシュレットでした。

Brilliant 94369/15Rimsky-Korasakov 交響曲第3番ハ長調〜ゲンナジ・ロジェストヴェンスキー/ソヴィエット国立放送交響楽団(1962年)・・・いろいろ聴いているつもりでもこの作品は初耳。若き日のロジェストヴェンスキーは闊達にまずまずの音質、二管編成のオーソドックスな構成、例の如く華やかな管弦楽法にわかりやすい作風は意外と泥臭い旋律に非ず。第1楽章「Moderato assai」(12:52)第2楽章「Scherzo:Vivo - Trio:Moderato」(6:02) 第3楽章「Andante」(8:23)第4楽章「Finale:Allegro con spirito」(6:13)続けて交響組曲「シェヘラザード」〜ニコライ・ゴロワーノフ/ボリショイ劇場管弦楽団/ダヴィッド・オイストラフ(v)(1950年)拝聴・・・こちらオイストラフのソロに期待したけれどやや神経質?いつもの怪獣映画音楽っぽいゴロワーノフの大仰な表現、妙な残響を付加したような芯のない音質に想像通りというか、残念な演奏でした。10:09-11:43-10:53-11:16。

RussianDiscBruckner 交響曲第7番ホ長調(ハース版)〜エフゲニ・ムラヴィンスキー/ソヴィエット国立交響楽団(1967年モスクワ音楽院大ホール・ライヴ)・・・1959年録音とは別物とのこと。露西亜の怪しいサイトより.mp3音源入手、かなり分離のよろしい音質。第1楽章「Allegro moderato」はずしりと重苦しい足取りに深刻な風情、第2楽章「Adagio」は厳しい集中力に恐ろしい説得力+ぎらぎらした金管炸裂(ハース版と云うけれど、クライマックスにシンバルが聴こえる)第3楽章「Scherzo」はリズムを厳しく刻んで重厚な推進力と切れ味、ノリ、そしてデーハーにエッチな金管爆発!終楽章の硬派なオーケストラの統率、引き締まったサウンドはいつもと別オーケストラでも変わらない。ラストに向けていや増す厳しさ、速めのテンポはリズミカル、しかしものものしい緊張感が継続しました。21:28-19:04-9:15-11:36(拍手込み)


2022年2月某日/隠居生活初心者入門の日々

相変わらずの寒さ続き、ぼちぼち気温も上がって春は近いようです。烏克蘭情勢に戦争のリアルな怖さを感じます。

一日前の倦怠感はなんだったのか、昨日朝にはやや軽快して自宅にて体調様子見、我流ストレッチ15分のみ実施。身体が鈍っている自覚有。荷物は9割ほど片付いて、残る課題はネットの開通と無線LAN+プリンターの設定、電気ガス一本化の契約のみ。銀行口座の整理などは女房殿にお任せしております。他、例えば買い替えたレースのカーテンとか押入れ用除湿防カビ剤など通販にて次々到着しております。女房殿は銀行や買い物やら母親の入浴支援などに出掛けて、これが転居の本旨、自分は洗濯、昼夜と軽く料理を仕立てて過ごしました。

本日は市立体育館へ出掛けるつもり。少々の不調は鍛えて治す!のが基本。今朝の体重は67.3kg+300g、基本引き隠って身動きしてませんから。眠りは浅い自覚有。

Membaran 600465Bloch ヴァイオリン協奏曲〜ヨゼフ・シゲティ(v)/シャルル・ミュンシュ/パリ音楽院管弦楽団(1939年)・・・カッコよいハードな作品、そして旋律は魅惑にわかりやすい。往年の巨匠は同時代の作品を意欲的に取り上げていたのですね。シゲティのヴァイオリンは充分に濃いもの、最近の若手による上手いけど妙につるつるとした技巧に表層を撫でるような個性とは格が違うと感じます。18:05-6:13-10:16。引き続きBaal Shemよりニーグン(Nigun=即興)カート・ルールサイツ(p)収録(1928年)5:20。なんかクサく大仰な詠嘆旋律最高。
更にBerg ヴァイオリン協奏曲〜ヨゼフ・シゲティ(v)/ディミトリ・ミトロプーロス/NBC交響楽団(1945年)・・・美しく孤高に浄化された名曲。音質かなり良好。硬質に骨太、器用に流れぬ技巧の引っ掛かりも妙に頑固な説得力があって、ミトプーの緊張感集中力も半端ではない。10:28-14:29。

 PRT GSGC 2001 Handel 組曲「水上の音楽」〜エイドリアン・ボウルト/ロンドン・フィル(1950年代?)・・・自主CDをひっくり返していたら出現した音源は録音年詳細不明、フィルハーモニック・プロムナード管弦楽団という表記も見掛けます。モノラル時代かなり良心的なLP板起こし音質、恰幅よろしく低音もゴリゴリ効いて、編成もかなり大きなもの。例の如し確信と自信に充ちた立派な演奏でした。版のことには疎いのでようわかりません。クリュザンダー版かな?


2022年2月某日/隠居生活初心者入門の日々

露西亜は烏克蘭に侵攻し(悲惨)大雪に受験生4,000人が千歳空港に足止めされ(これまた悲惨)こちら朝一番に女房殿を誘って市立体育館トレーニングルームへ。未だマシンの扱いに慣れていないけれど、それなりに鍛えて帰宅。往復+ご近所スーパーへ出掛けて8,570歩260.2kcalとのスマホ表示にトレーニングは含まれません。より正確なデータにはスマートウォッチが必要です。そういえばスマホのテザリング不調はたまたまのことだったみたいで、今朝は状況改善しておりました。

昼からモウレツに体調悪化、この倦怠感はなんなのでしょう。熱も喉の違和感もありません。筋トレによるやや筋肉痛のみ。女房殿は久々の鍛錬に気分爽快なんだそう。それでも夕食は冷蔵庫在庫食材をレシピ検索して料理いたしました。ポイントは加熱の順番、調味料を入れるタイミング、そして正確に量ること(小さじ何杯とか)すべての食材調味料が揃うワケでもないので、その代替品判断も大切でしょう。なかなか美味しくできました。正月に生まれた二人目の孫のお宮参りは4月予定とのこと、それまでにコロナが沈静化することを祈りましょう。気持ちよく熊本旅行したいものです。火山活動の予兆もちょっぴり心配。本日の体重は67.0kg▲300g。

DG UCCG90468Prokofiev ピアノ協奏曲第5番ト長調 (ヴィトルド・ロヴィツキ/ワルシャワ国立フィル1958年)/ピアノ・ソナタ第8番 変ロ長調「戦争ソナタ」(1961年)/「束の間の幻影」より第3ー6-9曲(1962年)〜スヴィアトスラフ・リヒテル(p)・・・ラスト、アンコールっぽい儚い作品さておき、Prokofievの硬派破壊的作品揃えて、黒光りするような硬質強靭なタッチ、表情は千変万化してキレのあるテクニックに惚れ惚れいたします。ワルシャワ・フィルも上手いなぁ。音質も充分現役でしょう。(協奏曲)5:04-4:00-1:54-6:41-5:04(ピアノ・ソナタ)15:51-4:18-9:40(束の間の幻影)2:41。

 Roger Norrington, 1934ー英国Schubert 交響曲第9番ハ長調〜ロジャー・ノリントン/ロンドン・クラシカル・プレーヤーズ(1989年ザルツブルク・ライヴ)・・・・・・やや乾いてオンマイク、やや奥行き不足な音質だけど、まずまず。さっくりとした素っ気ないフレージング、速めのテンポにこれでもか!繰り返し有、シンプルに美しい旋律連続、今まで聴いたことのないような内声部旋律頻出!ライヴならではの感興に、燃えるようなと勢い演奏。冒頭のナチュラル・ホルンからやや苦戦気味な風情もリアルに、熱気溢れる演奏を繰り広げて新鮮な印象を得ました。14:51-13:02-13:10-15:26(拍手別楽章間含む)


2022年2月某日/隠居生活初心者入門の日々

寒い日々が続きます。中速使い放題(低速?)なToneMobile格安スマホ1,100円/月(税込)USB接続テザリングは使い過ぎなせいか、昨日昼前くらいから異様に遅く、ほとんど実用に耐えぬ速度になりました。”使い放題にもほどがある!”ということなのか。自宅ネット開通迄あと6日ほど、今朝はFTP接続四苦八苦、サイト更新はネット工事完了迄ムリっぽい。

昨日はトレーニングお休み、自宅にてストレッチしたのみ。呑んでアレルギー症状悪化、痰が絡んで睡眠不如意だったこともありました。通販にて除湿防カビ剤シート到着、押し入れの整理など進んであとはネット環境が整うのを待ってWifiなど設定、Alexaやらプリンターの配置を検討しましょう。未だ身分はサラリーマン有休消化中、退職に向けての諸資料が書留にて到着しました。女房殿の弟の誕生日(天皇さんと同世代誕生日も近い)+自分と同時期にお仕事引退を決めて、甥がお食事会を開いて、クルマで迎えに来てくれました。自分の親戚は遠く北海道や首都圏(息子は熊本)にあって、しかも兄の住所電話くらいしか知らない+ほかは年賀状のやり取り程度、こちらは92歳の婆さん先頭に女房殿近親者一同住まっている地元中の地元。弟の孫は小学校2年生の男の子と5歳の女の子、元気いっぱいに人懐こくて可愛い盛りですよ。すき焼きと寿司をいただいて、ビールは前日呑み過ぎたのでご遠慮いたしました。今朝の体重は67.3kg前日比+200g。

一昨日の悪い朋(ポン)友との話題、現役中は呑んだらお仕事の話題ばかり、今回はまったくそのことには言及なし。かねてより引退した爺さんが現役中の自慢話をするのは恥ずかしいと感じて、若い連中現役メンバーの邪魔するなんてもってのほか、その辺りはお互い心得ておりました。彼は母親兄とは実質上縁を切って、父親が亡くなった時に分与された不動産も処分済。自分のマンション(神戸市東灘区)も含めて4件の不動産を所有、わずかに残っていたローンも退職金で完済。一年前にお仕事引退して3ヶ月じっくり休みを堪能して後、阪南市の一戸建てに住み込みながら自らの手でゆっくりリフォーム中。一年以内には完成させて売るなり貸すなり、つまり不動産の上がりで少ない年金を補填する計算・・・この話題は現役中幾度聞かされました。

ウチは親からの財産分与はないけれど息子一人のみ、22歳大学を出て就職して独り立ち、可愛いお嫁さんをもらって孫も二人できました。女房殿がFP、経理財務の専門家、かなりの期間働いてくださって生活に余裕はありました。若い頃にマンションを処分してそのまま。悪い朋(ポン)友の長男は大学中退(3度ほど全損事故を起こして、その度愚痴を聞かされたもの)結婚して娘ができて即離婚、下の娘はLD故働くのは難しい、そのことが彼を駆り立て生活の糧を工夫するエネルギーになっております。こちらな〜んもせず、トレーニングと料理、節約生活のみは歯がゆく見えることでしょう。LINEを交換することにして、さて爺二人はその方法がわからない、居酒屋の隣席となった若いサラリーマン二人(息子世代)に声を掛けて教えてもらいました。知ったかぶりをしない、わからぬことは素直に訊く柔軟さも大切。

転居後(偶然)オーディオ環境が激改善!スピーカーの後ろも前側も頑強なコンクリートに壁紙を貼ったのみ、解像度はぐっと増しました。特に歴史的音源は驚くほど。
WorlgRecord LP板起こしMozart 交響曲第40番ト短調K.550(1937年)/第41番ハ長調K.551「ジュピター」(1934年)〜トマス・ビーチャム/ロンドン・フィル・・・ビットレートの低い.mp3 LP板起こし音源でも充分”聴ける”鮮度に驚きました。ふっくらとして優雅な表現は現役そのもの、わずかなポルタメントも床しい味わいに充ちた名曲中の名曲。オーケストラの技量はたいしたものですよ。以前に交響曲第29番イ長調K.201(1937年)/第31番ニ長調K.297「パリ」(1938年)を聴いていて、センスに旧さ、大仰さをまったく感じさせぬ、優雅に歌うような粋な演奏 とのコメント有。そのイメージは変わりません。24:56-27:27。各々一本ファイル楽章間含む。

Mercury LPBartok 管弦楽のための協奏曲〜アンタル・ドラティ/ミネアポリス管弦楽団(1953年)・・・1月に聴いていて曰く

”Mercuryによる期待の旧モノラル録音、これは悪い音じゃないが、わざわざ求めて聴くべき音源に非ず”
とは失礼な言い種。転居後の部屋は堅牢なるコンクリート壁、ボリュームを上げて聴くと鮮明な分離を堪能できて、単に”ステレオではない”だけの優秀な音質を堪能できました。うっかり聴いていたらモノラルとは俄に気付かぬほどの各パートの存在感。例の如し、かっちり飾りのないストレートな演奏を堪能、この時期のミネアポリス交響楽団の技量もたっぷり愉しめました。引き続きStravinsky バレエ音楽「春の祭典」(1951年)も確認して、これもまったく同じ印象でした。


2022年2月某日/隠居生活初心者入門の日々

昼間の気温は和らいでも朝晩はかなり冷えます。春は近い感じ。

4日ぶりのトレーニングの威力を実感。昨日朝朝食後、風呂の残り湯にて洗濯は毎日のこと、自宅にてスクワット+ストレッチ入念後に市立体育館を目指しました。往復6,503歩41分は思ったより近い感じ。マシンは大多数以前馴染んだものとメーカーは違って、使い勝手慣れていないけれど概ね理解できました。9時始まりとともに6ー7人利用、平日にご高齢者が多いのは当たり前、若い人も女性もいらっしゃいました。筋トレはレッグ・エクステンション、レッグ・プレスより開始、腹筋背筋肩も鍛えて5ー6種、そして今年初めてのステアマスター15分は以前の半分の負荷に消費カロリーは15分156kcal消化、ムリすることはありませんから。当たり前にちゃんと暖房が入っているのがありがたい。先週までの長久手市の施設は極寒でしたから。

膝腰の鈍い痛み、全身倦怠感は一気に改善!気分爽快に帰宅いたしました。使う筋肉部位が異なって歩くだけとは効果が違いますよ。今朝、久々に使った胸の筋肉がちょっぴり痛みます。途中トラック行き交う交通の激しいところは景色景観を愉しむようなエリアに非ず、それもこの調子なら天気さえ整えば頻度高く通えそうです。

夕方大阪北新地迄はJR東西線で一本、住道駅迄は偶然コミュニティーバスと出会って200円、朋(ポン)友とは一年ぶりの酒(神戸市東灘区在住)最初は高級な刺し身の旨い店にしようと思ったけれど、お互い引退身分贅沢は控えて激安そうな店へ。”な〜んもせんのはあかん!”と厳しい叱責を受けつつ、種々話題の件はまた明日。帰りは駅より歩いて帰宅、トレーニングルーム行きも含めて昨日合計17,863歩542.5kcal消化、さんざんジャンク・フード喰って呑んだ結末は67.1kg+200gでした。

MELCD1002170Vaughan Williams 交響曲第7番(南極交響曲)〜ゲンナジ・ロジェストヴェンスキー/ソヴィエット国立文化省交響楽団/エレーナ・ドフ=ドンスカヤ(s)(1988−89年レニングラード・ライヴ)・・・露西亜のRVW!?こんな録音の存在を初めて知りました。Gennady Rozhdestvensky(1931ー2018)は英国での活動も多かったのでその流れだったのでしょう。露西亜はもちろん英国以外の全集録音はほかではなかったと記憶します。音質はまずまず、これは映画音楽「南極のスコット」をベースにした作品、冷たい情景が広がる散文的な旋律連続、雪女風ソプラノ+オルガンは巨大なる氷壁を連想させ、木管やハープの繊細な響きはダイヤモンド・ダストを思わせるもの。朗々と雄弁、隈取のはっきりとした強弱、例の金管のお下品な響きは控えめに力強さに不足はない、さほどに暑苦しい違和感もない立派なアンサンブル。10:08-5:25-9:02-4:56-8:31。

ArcoViva UP0112Mahler 交響曲第7番ホ短調〜イルジー・スターレク/チェコ放送交響楽団(2008年ライヴ)・・・全体に粘着質じゃない、さっぱりとした語り口、緻密神経質なアンサンブルに非ず、ややラフなローカル牧歌的な味わい満載に雰囲気あるライヴ、楽譜もいつもとは詳細微妙に異なっているんたそう。Jiri Starek(1928-2011)は捷克の大ヴェテラン最晩年の記録。白眉は両「夜の歌」を挟んだ第2ー3ー4楽章の妖しい静けさ、なんかぶち壊し気味になりがちに賑やかな終楽章「Rondo-Finale. Allegro ordinario」も速めのテンポに流して、妙な力みもありません。但し、最終盤アンサンブルは少々がたがた。22:02-16:35-9:43-12:24-18:35。


2022年2月某日/隠居生活初心者入門の日々

もう3月はそこ迄迫っているのに、この寒さはなんでしょう。難儀なものです。北国や日本海側は大雪とのこと。

昨日朝8時にシャワートイレの工事をしてくださるとのこと。失礼にならぬよう速めに定例朝一番のコトは済ませたらなんと!業者の方は15分ほど速めに到着、申し訳ないけれどMy残り香失礼いたしました。URの管理事務所は9:30〜営業、早速連絡を入れてゴミ出し+ダンボールの扱いを相談したら、そのまま出してくれとのこと。場所塞ぎな転居残物を一気に運び出して、これがけっこうな運動量。そしていっそう場所塞ぎな20年もの手作り巨大CDラック(木製)は市の当該部局(委託先)に連絡して17日後に回収の段取りとなりました。当面ベランダに出しておきましょう。

午前中女房殿は(自転車にて)市役所に転入届と住民票控えをいただいてきました。昼から警察署に運転免許証の住所変更、クルマだったらすぐだけど、こちら自家用車もない貧者の家庭、長駆往復16,745歩508.5kcal消化、帰りに市立体育館に寄って登録手続きと回数券を購入。軽く鍛えるつもりで運動靴も持参したけれど、あまりの疲労困憊に膝も痛くて断念しました。ゴミ収集所まで2階より幾度往復+トラックがビュンビュン行き交う幹線道路沿い、あまり環境風景もよろしくないウォーキングに疲れ果てましたよ。今朝の体重は66.9kg▲200g、冷蔵庫食材確認してレシピをネット検索、手速く2品ほど仕上げて夕食としました。こちらに転居しても料理は継続します。

本日は根性入れて片道25分、トレーニングルームへ通いましょう。その前に自宅ストレッチやな。一年先に引退した朋(ポン)友より悪魔の誘いメール有、梅田辺りで呑もうと。コロナ蔓延なのにね。繁華街に出掛けるのも気が進まぬ営業は9時迄、最寄りの駅まで徒歩25分ほど?タクシーを使う贅沢はできません。そういえば92歳婆さん用のガラケー(au)は3月31日を以て3G通話回線終了とのこと、ガラホに交換が必要です。他、自宅に必要なものいくつか通販にて追加注文済。

Russin Disc RDCD11190Shostakovich 交響曲第4番ハ短調〜ゲンナジ・ロジェストヴェンスキー/ボリショイ劇場管弦楽団(1981年ライヴ)・・・2019年12月に聴いていて曰く

第1楽章「Allegretto poco Moderato - Presto」きらきら重苦しいサウンドから既に心奪われ、第2部のプレストのモウレツな疾走大爆発に唖然といたします。(26:26)第2楽章「Moderato con moto」は静かなスケルツォ?(ほんまか)途方に暮れた足取りが比較的わかりやすい旋律。熟達した管弦楽各パートの絡みが主旋律を展開させて、ここも思いっきり怪しく、ティンパニも衝撃的。(8:59)第3楽章「Largo - Allegro」の暗さ、足取りの重さ。ファゴットによる葬送行進曲は妙にシニカル、やがて管弦楽全体に広がる怒りのサウンド、ときにユーモラス、やがてテンポアップにいや増す緊張感、打楽器と金管の絶叫もカッコ良いと感じるようになりました。(27:23)旧ソヴィエット時代ライヴにしては例外的に良好な音質・・・
と。これはソヴィエット国立文化省交響楽団との全集録音とは別物、数年経っても印象は変わらぬ衝撃。自分がShostakovichを堪能できるようになったことにも感慨がありました。

MelodyaShostakovich 交響曲第14番ト短調「死者の歌」〜キリル・コンドラシン/モスクワ・フィル/エフゲーニャ・ツォロヴァルニク(s)/エフゲニー・ネステレンコ(b)(1974年)・・・ルドルフ・バルシャイ(1969年ライヴ)を聴いたのが20年前! 緊張感漂う弦(コントラバスが怪しい存在感)+打楽器(かなり衝撃的な乱入)も辛口音楽、いかにも露西亜らしい重厚なバスがメイン、ヒステリックに硬質なソプラノ最高、音質芳しくない全集中、これはかなり良心的なものでしょう。

第1楽章:深いところから(バス/4:52)/第2楽章:マラゲーニャ(ソプラノ/2:39)/第3楽章:ローレライ(バスとソプラノ/8:43→カスタネット?がやたらと強烈)/第4楽章:自殺(ソプラノ/6:32)/第5楽章:用心して(ソプラノ/3:15→グロッケンがユーモラス)/第6楽章:マダム、ごらんなさい!(ソプラノ/2:02)/第7楽章:ラ・サンテ監獄にて(バス/8:47)/第8楽章:コンスタンチノープルのサルタンへのザポロージュ・コサックの返答(バス/1:53)/第9楽章:おお、デルウィーク、デルウィーク!(バス/4:14)/第10楽章:詩人の死(ソプラノ独唱/4:38)/第11楽章:結び(ソプラノ、バス/1:10)。言葉の意味はわからなくても、絶望的にシニカルな風情はリアルに伝わって、旋律サウンド細部迄楽しめるようになりました。


2022年2月某日/隠居生活初心者入門の日々

天候は回復して明るい朝だけど、たっぷり冷えております。北海道ではこの時期にて未曾有の雪にJRが止まっているとか。

まだ家の中は片付かぬ・・・大量のゴミ袋(明日回収日)と荷作っていたダンボールに身動きできぬ感じ(別途回収相談必須)。前の賃貸マンションより収納が少ないからモノが溢れ返って混沌状態継続、かなり捨てたつもりでも、結果的にカネを掛けて大きなゴミを運んで、更にカネを掛けて処分することになりそう。転居前の思い込み(もったいない。使うかも)は転居先の現実に雲散霧消いたしました。20年ほど前、岡山時代に自作したCDラックは巨大、既にCDは処分済、別用途も置く場所もなく回収お願いすることになります。なにがECO生活、どこがSDGsだよ。

シャワートイレはようやく業者さんと連絡がついて、これから朝一番に設置していただけるそう。日本の偉大なる発明であるウォシュレットは生活に必須のもの。DVDプレーヤーSONY/DVP-NS715P 中古 840円入手)=CDプレーヤー代用は音が鳴らず(涙)廃棄すべく玄関口に一日放置、気を取り出して再びトライ、Line Out(1)があかなんだら(2)でどうだ・・・つなぎ直して2002年6月発売のロートル20年選手は現役復活です。やった!涙が出るほど嬉しい。なんか凄く得した気分でっせ。処分しきれなかったCDやら、自主CDは残っておりますから。妙に高い場所にあるテレビ・アンテナのソケットから伸びるケーブルは伊藤若冲のタオルで隠しました。

転居翌日より、フロの残り湯洗濯再開。湯船から洗濯機迄の距離がちょっぴり増えて、バケツ運搬鍛錬強度は増しました。転居三日目にして女房殿はお土産持って老母(92歳)の許へ様子伺い、徒歩だと30分以上、自転車だと十数分、自分は未だご挨拶できていない不義理状態。天気は大丈夫そうなので懸案の大東市立体育館トレーニングルーム見学、途中気になっていた「やきとり大吉」を目印に、大阪産業大学キャンパス隣接。自宅より徒歩片道25分、大雨とか猛暑時には通えぬ距離でしょう。40年前の土地勘方向感覚はありました。事前調査通り、トレーニングルームにはストレッチエリアがないのは残念(設計思想が甘い)。自宅にて15分スクワットストレッチを済ませてから25分ウォーキング、筋トレ済ませてシャワーを浴びて(無料)また帰り25分ウォーキング帰宅、そんな流れかな。設備はまずまず、少なくとも暖房は入っておりました。目標は週3日以上、自宅ストレッチは毎日必須。

足腰膝の鈍い痛み継続中、さっそく本日よりストレッチを再開いたしましょう。市役所に転居届を出して、運転免許証住所変更したら市立体育館へ会員登録(登録料400円也)11回分三千円也の回数券を買って、誕生日過ぎたらシルバー半額1,500円也の月間定期券入手可能。昨日総歩数は11,670歩354.4kcal消化、昼夜としっかり喰って今朝の体重は67.1kg前日比▲100g。女房殿が肉野菜など仕入れて、自分はようやく夕食の調理を再開いたしました。食欲ソソる出来栄えと自画自賛したい。

(相変わらずかなり以前に拝聴した音源蔵出し/記憶かなり曖昧)PHILIPSDebussy ベルガマスク組曲/ピアノと管弦楽のための幻想曲/Ravel ピアノ協奏曲ト長調/左手のためのピアノ協奏曲ニ長調〜ゾルターン・コチシュ(p)/イヴァン・フィッシャー/ブダペスト・フェスティヴァル管弦楽団(1995年他)・・・冴えたピアノを聴かせるKocsis Zoltan(1952ー2016洪牙利)はあっけなく逝っちまって残念。オーケストラが上手いなぁ、思いっきりに表情豊か(「左手」ラスト辺り”おもちゃの行進曲”以降自在な節回し)(幻想曲)6:30-7:05-6:16(Ravel)7:50-8:15-3:52、7:46-4:56-5:01。

昨日ムリムリ【♪ KechiKechi Classics ♪】定例更新。その流れ、 EMIR.Strauss 祝典前奏曲 作品61 (ウィーン・コンツェルトハウスの献堂式のために)/交響詩「ティル・オイレンシュピーゲルの愉快ないたずら」/家庭交響曲〜ヴォルフガング・サヴァリッシュ/フィラデルフィア管弦楽団(1993年サントリーホールでのライヴ)・・・祝祭的な作品揃えてパワフル華麗、立派な演奏と思うけれど、殺伐とした音質はなんでしょうか?サントリーホールってこんな音でしたっけ。奥行き臨場感空気感不足低音高音とも伸びない(昔馴染みな)EMI録音のイメージでっせ。


2022年2月某日/隠居生活初心者入門の日々

転居三日目朝も寒いですね、一年で一番寒い時期に転居してしまったかも。冷たい小雨が続いた土曜でした。まだ日常生活は半分くらい?ダンボール開け処理も継続中、シャワートイレはせっかく朝一番に設置に来てくれたのに、部品が一部行方不明未だ寒々しいまま(後で無事発見)久々のテレビとビデオの接続に苦戦して、地デジは見られるけれど(大好きな)BSが見られぬまま、そもそも電源の配線も仮接続状態続いております。(その後テレビの件も解決済)スマホによるテザリングは早朝のみかなり速いことに気付きました。

オーディオ環境は一応データ無線再生はOKへ、CDプレーヤー代行DVDプレーヤーを接続しても音が出ません。四苦八苦いろいろ工夫してついに寿命と判断。団地同じ階段の方々は数件留守を除いてご挨拶完了いたしました。周りの環境もお隣の棟の外壁処理の工事のみ音が響いて意外と静かでした。こちら壁や天井床がかなり堅牢らしくて、上横の部屋から音は聞こえません。コンクリート壁そのままに壁紙を貼ったみたいで、それが冷たい原因かも。しっかりとした壁に反響してオーディオ状況は改善、解像度は高まりました。堅牢な壁に阻まれて、隣の部屋よりWifi電波は届かぬことでしょう。ここは工夫のしどころです。主たる部屋の電灯は持参LED照明にて設置完了、ところが風呂とかトイレ、玄関や浴室トイレは専用備え付けタイプ、取替はカンタンに非ず、せっかくのミニLED電灯が使えません。彼(か)の黄色い光は嫌いなんだよなぁ、ビンボー臭い裸電球色っぽくて。

収納仕事は女房殿が主役、自分はうろうろしていただけなのに連続激疲労中、昼は軽く調理したけれど、夕食食材は切れたまま、今更材料を揃えて調理もやる気消失、ご近所スーパーに惣菜弁当を求めて(鈍く痛む脚腰引きずりつつ)安易に済ませました。色々喰い過ぎ自覚、まったく運動していないから今朝の体重は67.2kgあっと云う間の+600g。明日には転居届けを済ませて、市立体育館の様子を見に行きたいもの。

転居後オーディオ設置点検初拝聴音源はBrilliant BRL99934Rimsky-Korsakov 交響組曲「シェヘラザード」/音画「サトコ」/歌劇「サトコ」より「インドの歌」〜ロリス・チェクナヴォリアン/アルメニア・フィル(1991年)・・・これも入手十数年、いまや入手困難なCDかも。(ASV原盤)カルヴァ−ハウスの明晰クリア、陰影とは無縁な録音+残響少なめ、オーケストラそのものが乾いた響きなのでしょう。ローカルなオーケストラは昔から大好き、首都エレヴァンのオーケストラは粗野、迫力たっぷりに金管+ピッコロの高音が強調され、意外としっかりとした演奏でした。(最終楽章トランペットのタンギングとか)シュヴァルベ辺り念頭にあればヴァイオリン・ソロには少々色気と潤い不足、全体にオーケストラの力不足は否めないけれど、燃えるようなオリエンタル旋律への情熱には共感ありますよ・・・とは2017年の感想。

Loris Tjeknavorian(1937ー宜蘭)は維納にて学んだ亜美尼亜人。ご高齢だからもう活動されていないかも。息子のエマニュエルの録音を最近見掛けるようになりました。5年ぶりの拝聴は上記印象と寸分違わない。ホールトーンを活かして質実自然な響き・・・とは無縁な解像度高いデーハー熱気サウンド、全力一気呵成に突き進んで四の五の云わせんよ!的爽快さに充ちておりました。そんな個性も似合う名曲と思います。9:27-12:21-10:23-11:27。(サトコ2曲は)11:27。3:31。

(以前拝聴記録在庫)MMS-2147Wagner 歌劇「タンホイザー」序曲/大行進曲/歌劇「さまよえるオランダ人」序曲/水夫の合唱/楽劇「神々の黄昏」より「夜明けとジークフリートの旅立ち」/葬送行進曲〜カール・バンベルガー/バーデン州立歌劇場管弦楽団合唱団(1955年1月18日)・・・珍盤音源。音質は意外と良好。Carl Bamberger(1902-1987墺太利)はコンサートホール音源にて馴染み、おそらくは歌劇場現場の叩き上げなのでしょう。かつて「リング」全曲拝聴をお勉強させていただいたバーデン州立歌劇場のオーケストラ合唱団を率いて、これはけっこう立派な、ツボを押さえた演奏でした。14:23-6:44-10:09-1:59-17:54。


2022年2月某日/隠居生活初心者入門の日々

「音楽日誌」一日お休みして大阪府大東市に転居いたしました。中速使い放題(低速?)なToneMobile格安スマホ1,100円/月(税込)をUSB接続してテザリングをオンにしたら速攻でつながって、ほとんど痛痒ストレスを感じない速度(早朝だから?)。これでネット契約が発効する迄残り11日間を乗り切ります。以下引っ越しにともなうあれこれ。お隣やご近所へのご挨拶も未だ、環境の全貌も見えておりません。

天気は保ちそうと書いた矢先から断続的な雪模様、転居前日のエアコン、シャワートイレ取り外し業者到着遅れ、当日朝一番となりました。夕方床屋に出掛けてそのまま馴染みの居酒屋へラスト訪問して思いっきり贅沢、ふだん呑んだら”締め”は避ける糖質抑制の禁を破って大将の絶品握り寿司を堪能、さらには高級フルーツ大福(一個500-600円!)を入手、体重しっかり増えたと思います。なんせご当地最後の晩餐ですから

当日本番は早朝5時より最後の荷造りなどアクション開始、そして8時よりイケメン屈強な若者たちが力強く手速く荷出し開始、事前見積もりより廃棄物は増えました。エアコン取り外し(13年もの)に思わぬトラブル有、動いているのが不思議な故障寸前状態+型式古すぎて電気を喰うとのこと、既に限界超え、継続使用をおすすめしないとの業者宣告→廃棄追加も悲惨。引越し費用見積もりは増えてトータル弐壱拾四萬圓ほどカード決済いたしました。

女房役は一足先に転居先鍵受け取りに出発、自分は最後まで見届けて、それなり清掃など。大阪迄は速攻到着するので各駅停車ひかりを選んでみました。昼はコンビニおにぎり+調理パンなど喫して現地到着、トラックには抜かれ既に荷物搬入が始まっておりました。新カーペット3枚も到着済。いざ家具配置したり、ダンボール荷物を開けてみると(未だ1/3以下)あれほど廃棄しても未だ捨て足りなかったと反省しても遅い、こちらで順次処分いたしましょう。たまたまの季節要因か、それとも団地の構造問題か、寒い!(フロ辺りも)内装はすっかりキレイにリフォームされても造作は旧い(仕切りが多い)。未だ日常生活を送れるほどに落ち着いておらず、シャワートイレ+エアコン(一台のみ)は今朝8時より業者訪問して工事となります。

業務スーパーを覗いてヨーグルト入手、野菜ジュースは見当たらない(一番近いオークワのPBがお気に入りトモエ乳業製であった!)牛乳に非ず格安豆乳、グラノーラも怪しいのは探せず輸入菓子は買う勇気は出ません。コーヒー豆は試しに一袋入手しても、肝心のコーヒーメーカーとごりごり豆を挽く機器が出現しません。夜はスーパー横のラーメン屋にて高カロリー高糖質っぽいチャーシュー麺!なんか疲れ果てて(肉体労働は屈強な若者が担当)総歩数は10,461歩(これは夜のラーメン屋行きを含まない)コタツに隠ってカーリング北海道美女軍団の方言を堪能しつつ、あまりの疲労睡魔にラスト見届けられない・・・一昨日の酒寿司フルーツ大福、昨夜のチャーシュー麺乗り越え今朝の計量は66.6kg▲300g。拭き掃除とかそれなりの運動をした成果かも、全身疲労感、腰と膝の痛みかなりありますよ。

ほぼほとんど”仮収納”状態の生活、現在「音楽日誌」執筆しているメインマシンも、最低限構成。音楽拝聴環境も未着手故、以下は過去の在庫放出となります。

ERATOGershwin ラプソディ・イン・ブルー(ピーター・ドノホー(p)/サイモン・ラトル/ロンドン・シンフォニエッタ/1986年)/パリのアメリカ人/アイ・ガット・リズム(ウェイン・マーシャル(p)/オルボア交響楽団(p)1995)/ピアノ協奏曲へ調(エレーヌ・グリモー(p)/デイヴィッド・ジンマン/ボルティモア交響楽団1997年)・・・現ERATO系音源寄せ集めな一枚。サイモン・ラトルとかエレーヌ・グリモー辺り知名度が欲しかったんでしょうか。Wayne Marshall(1961-)は英国の人だったのですね。Aalborg Symphony Orchestraはデンマークのオーケストラ、かなりノリノリ軽快なリズムに発売当時かなり話題になったと記憶するけれど、現在では正確な録音時期さえネットより探せません。ここでの収録は全部彼の録音で揃うはず。管弦楽とピアノに編曲されている「I got Rhythm」に於けるソロの軽快さ、ノリ最高! エレーヌ・グリモーは既にちゃんと聴いて、デリケート、記憶通り小粋な演奏でした。若きサイモン・ラトルは小編成のオーケストラを操って賑々しい勢い有(聴き慣れている編曲とかなり違う/カットなし)ドノホーのピアノが少々きっちりお固くて亜米利加のノリではない?

さらにBernstein 前奏曲、フーガとリフ/ファクシミリ/交響的舞曲「ウェストサイド・ストーリー」/管弦楽のためのディヴェルティメント〜パーヴォ・ヤルヴィ/バーミンガム・シティ交響楽団/ザビーネ・マイヤー(cl)/ウェイン・マーシャル(p)・・・拝聴。録音情報などネットより探せません。エネルギーに充ちて快活、豊かなメロディ、変拍子も大好きです。


2022年2月某日/隠居生活初心者入門の日々

寒いけれど天気は保ちそう。粉末青汁は転居前に無事届きました。昨日注文した新しいカーペットは、予想外に早々転居前に届きそうで連絡が必要です。いよいよ引っ越し本番前日、これよりシャワートイレとエアコン2台分取り外しに業者がやってきます。昼飯食ったら残り食材や、食器調理用具全部仕舞って、夜は外食へ。さっさと風呂入って、浴場周辺用具も全部荷造りしましょう。カードやらネット銀行、スマホの登録住所を変更済ませて、転居ハガキも投函済。

昨日朝一番にカーペット廃棄(3枚分)ついでにホットカーペット2枚畳んだので、寒いこと!パソコンオーディオ部屋は北向き、もうカーテンも取り除いて音楽もまともに聴けませんよ。安物オーディオも取り外しました。この「音楽日誌」更新済ませたらメインのパソコンも梱包へ、ネット環境も最低限Wifiを残して明日朝一番に撤去予定。

9年間ご当地にはお世話になって、光陰矢の如し、過ぎてみればあっという間でした。昨日も昼前に市立体育館へストレッチ+筋トレ7種のみ、本日をラストとして通うつもり。今朝の体重は66.9kg▲100g。明日朝一番より荷物出し、次のネット環境自宅整備は3/1(火)とのこと、それ迄に日常生活整えて、いつ【♪ KechiKechi Classics ♪】更新再開できることでしょうか。しばらくお休みをいただきます。大阪府は全国で一番コロナ要因死が多いところ、うかつに身動きはできません。

自宅より坂道徒歩15分の地元ディスカウント・ストアを愛用していて、生乳ヨーグルトとトモエ乳業の野菜ジュースは毎朝の食卓に欠かせぬもの。転居したらそれをどーするか?検討中、転居先はとうとう現地下見を女房殿に任せっきり(土地勘はある)地図のみの検索だけど、徒歩20分ほどに必殺・業務スーパーがあります。生乳100%じゃないけれど「北陸で生まれたヨーグルト」は現在愛用のものと同じホリ乳業、もしかしたら種菌は一緒じゃないのか、味の方向が同じなら、これを素に自家製ヨーグルトの検討に入りましょう。濃厚野菜ジュースはトルコのLLタイプがあるみたいで、この味が嗜好に合うか要検討、カゴメのは人参臭が先行して美味しいと感じない。

グラノーラはカルビーを現在継続利用(+オートミール)業務スーパー「いちごとナッツのグラノーラ」の味はどんなものか、「本格オートミール」も激安っぽい。「フルーツたっぷりミューズリー」というのも有。(チョコ味のはご勘弁)世界的な気候問題もあって、現在珈琲豆は値上がり中。この間、ネットで激安の豆をまとめ買いして二連チャン芳しい結末に非ず(消化にちょいと四苦八苦)。これもラグジュアリッチとやら、期待できそうなのがネット検索できました。上記、転居即入手予定。

そういえば入手十数年を経てコーヒーメーカーは現役、毎日使って内外薄汚れてきたので、薄い洗剤も使って洗浄、外に出して乾かす時に底部に貼り紙が・・・”洗わないでください。故障の原因となります”・・・ってもう遅い。幸い好天に一日完全に乾かしてから再稼働させたら、なんの問題もなく動きました。セーフ。

 TACET171DIGBeethoven 交響曲第3番 変ホ長調「英雄」〜ヴォイチェフ・ライスキ/ポーランド室内フィル(2009年)・・・優秀録音(真空管?使用)をウリにLPも発売された音源。Wojciech Rajski(1948-)は波蘭の指揮者とのこと。ポーランド室内フィル(モダーン楽器と思う/ノン・ヴィヴラートが基本)はポーランド室内管弦楽団とは別物らしい。小編成に引締まってスリムな響き、快速テンポに軽快デリケート、さっぱりとモダーンな表現は快活躍動して、ほとんど話題になっていないのが不思議なほど爽やかな演奏。ぱーんと張り詰めめてテンション高い、上手いオーケストラですよ。実は第3楽章「Scherzo」12分辺りの金管の掛け合いがここ数日ずっとノーミソ中になり渡っていて、自分なりの作品イメージよりずっと元気がよろしい。16:00-13:59-5:34-10:35。

OVEP00007Beethoven 交響曲第7番ニ長調〜朝比奈隆/大阪フィル(1992年)・・・第1楽章「Poco sostenuto - Vivace 」より重厚な遅いイン・テンポ、悠揚迫らざるスケール大きな力強い、噛みしめるような演奏、これが自分の嗜好かと云うと微妙だけど、堂々たる足取りに感服いたしました。オーケストラの薄さ、色気不足を指摘できるかも知れないけれど、立派なアンサンブルですよ。力強いアクセントは少々やかましく感じるほど!弱音でのニュアンスはいじらしいほど、この”大きな”表現を称賛される人に共感できます。第2楽章「Allegretto 」の慎重な歩みはかつて経験したことない、久々の朗々たる詠嘆に充ちておりました。第3楽章「Presto, assai meno presto」の構えの大きさ、噛みしめるようなアクセントの説得力も大きい!終楽章「Allegro con brio」のアツい力演にも感服。16:32-9:44-11:51-9:34。

しばしネット生活をお休み。スマホはありますが。いざ、大阪へ。


2022年2月某日/隠居生活初心者入門の日々

寒さは緩んでいる実感はあるけれど、今年の冬は厳しかった。日本海側に未だ雪模様は残って、明日以降も冷えるそうです。受験生はタイヘンですね。トンガ大爆発の悲惨な被害は支援によってコロナ感染が広がって、そしてこの夏、気候への影響は出るものでしょうか。冷夏になる可能性は?

引っ越し迄あと二日を残して、ノートパソコン・プリンターなど荷造り(メインマシンとネット環境は残してある)食材食器調理器具も最低限を残して仕舞いました。(カギも荷造りして肝を冷やした)昼前に女房殿と市立体育館トレーニングルームへ出掛けて、昼はパスタを調理、夜のレシピは冷凍庫在庫から検索して決めました。朝食は本日含めあと二日分で牛乳野菜ジュースヨーグルト生鮮食品類は使い切って、転居前日より冷蔵庫電源は切ります。引越し当日朝は食器がなくても大丈夫なものを準備しておきましょう。本日明日の夕方は食材在庫尽きれば外食の可能性有。朝一番迄Wifi環境は残しておくつもり。

本日プラゴミを出しました。草臥れたカーペット3枚はできるだけ小さく切って明日通常ゴミとして出す予定。代わりのカーペットを注文して、上手い具合に引っ越し日程と合うものでしょうか。転居ご挨拶ハガキは投函して、転居当日くらいに全国あちこち届くことでしょう。今朝の体重は67kgちょうど現状維持。

鈴木 眞哉「その時、歴史は動かなかった!?」 (PHP新書) ・・・副題は”じつにアヤシイ「日本の転換点」”。NHK「その時、歴史は動いた」という番組のトンデモ学説、ご都合主義を批判した一冊。戦国時代の筋書きイメージは多く、江戸時代の講談に影響を受けているように、司馬遼太郎とかNHKの番組内容は、事実とはかなりかけ離れたものがあるのじゃないか、そんな問題提起というか、難癖付けまくった視点としてはオモロい、お勉強になる一冊。但し、47エピソードを並べるから、やや踏み込みが浅い羅列印象となりました。ま、そうだろな、そんな都合よろしくドラマティックな事象ばかり起こるはずもなくて、成り行きとか結果から屁理屈を生み出してきたんでしょう。視点は大切に受け止めて、各々深堀りをいたしましょう。

Camerata CMCD-20028Bruckner 交響曲第8番ハ短調(ed;Nowak1890)〜クルト・アイヒホルン/リンツ・ブルックナー管弦楽団(1991年)・・・Kurt Eichhorn(1908-1994独逸)2年ほど前の印象は”弱い”。それ以来彼のBrcuknerは敬遠して久々の拝聴でした。作曲者の名を冠したオーケストラは戦前の国策同名オーケストラの後継に非ず、リンツの市立管弦楽団の流れなんだそう。明るく、軽い響きが個性、たしかに重量感には欠けるけど金管辺りけっこう深く鳴っているし、イン・テンポ堅持、落ち着いた流れが快いもの。終楽章「Finale. Feierlich, nicht schnell」はやや走りすぎ、アンサンブルの粗さもやや気になったけれど、音質よろしく、重厚長大なる交響曲にすっかり心奪われて全曲拝聴いたしました。15:49-14:55-24:43-21:46。

Bernard Haitink(1929ー2021阿蘭陀)Bruckner 交響曲第7番ホ長調〜ベルナルト・ハイティンク/ECユース管弦楽団(2016年ライヴ)・・・ラスト・ライヴより3年前の記録をネットより拝聴。オーケストラのアンサンブルは優秀、ウィーン・フィルに比べると色気控えめ、筋肉質なサウンドにハイティンクのイン・テンポを基調とした素直な表現はいつもとそう変わらない。いちばん人気な第2楽章「Adagio」の瞑想はあくまで清潔、第3楽章「Scherzo」の力みのない余裕は好ましく、作為のない爆発が最後まで継続します。21:08-22:42-10:05-13:08(拍手別)音質はまずまず。


2022年2月某日/隠居生活初心者入門の日々

寒さもコロナもピークを過ぎたのでしょうか。第3回目ワクチン接種はなかなか進まぬようです。昨日は市立体育館お休み、抗アレルギー剤の副作用で朝から昼、夕方ずっと眠いのが悩み。

転居迄あと3日、引き隠って粛々と引っ越し荷造り継続中、80%くらい?進みました。あとは引っ越し前日に一気収納となります。大きな家電類は引越し業者が塩梅してくださるそう。悩ましいのは日々の食材を上手いこと消化仕切ることです。注文した粉末青汁は遅れて本日発送とか、転居迄に届くのか、微妙です。今朝の体重は67.0kg▲400g。けっこう昼に大量に喫したパンのワリに増えておりません。(出現したフライパンでつくるパン用粉活用)

お仕事引退したら料理は朝昼自分が準備する決意を固めて、実際は夕食もすべて対応するようになりました。朝は食するものが決まっていて、ヨーグルトに入れるフルーツは女房殿が切ってくれます。野菜と卵を小さなフライパンに入れて(毎日気分によって油を変更/いずれも高級な健康系)焼いてそのまま出すだけ。卵を焼く香りは洋食の基本、女房殿が時々ゆで卵や出来合いの温泉たまごを出すのには不満がありました。塩分控えめ、にんにくを最初に入れて香りを出すのもポイント。珈琲豆をまとめて入手して安物は残念な風味、ゴリゴリ挽いて毎朝喫して、これは無事消化終了いたしました。

昼は麺類、冷ご飯が残っていれば炒飯など、午前中買い物に行けば惣菜なども利用。夜は冷蔵庫の在庫食材をネットに検索すればメニューは必ず出現するもの。当たり前に学んだのは調味料の分量を正確に守ったら味の軸が定まること。それと加熱と味付けの順番、それを守ればたいてい間違いはなくて、塩味加減も控えめに自在です。検索結果をメモして、食材調味料を下準備して、時間を決めてせーの!一気に仕上げます。時に味付け調理工程誤って、喰えないことはないけれど・・・水準もありますよ。料理は苦ではありません。お仕事段取りに似ている。

味噌汁はゆっくり加熱して、けっして味噌を煮立たせないこと(香りが飛ぶ)。即席顆粒出汁使用でも、そこだけ気をつければそれなりの味風味となります。商売上知識だけは豊富だったんです。マメにに食器を洗うことも気をつけていて、既に1−2年ほど前食洗機は廃止、老夫婦二人生活ですから。一工程終えるたび、例えば加熱する時に弱火にして、使用済調理器具食器を洗ってしまうとあとがラク。女房殿が気を遣って洗ってくれてることも多い。

FOCD-9024Mahler 交響曲第7番ホ短調〜若杉弘/東京都交響楽団(1989年ライヴ)・・・ちょうど景気の良いバブル時代かなぁ、若杉さんのMahler全集録音は後年拝聴して、アンサンブルの精度云々は噂ほどに気にならぬ未編集っぽいライヴ音源と類推したけれど、音質はなんともいただけない。日本が誇るfontec録音は収録音量低く、解像度鮮度とも少々低くて、これはマスタリングとかそんなワザではなんともならんのでしょうか。久々の拝聴は音量を上げて、作品の怪しさ、そして美しさ充分際立つ誠実に整った演奏と受け取りました。この作品のキモは第2楽章第4楽章の「Nachtmusik」の静謐な甘さ、そして第3楽章「Scherzo(影のように)」の儚さ、この辺りたっぷり美しく堪能できました。終楽章の「Rondo-Finale. Allegro ordinario」のノーテンキさはなんとかならんのか!ティンパニがせっかくの「夜の歌」夢見心地残り香を一気台なしにぶち壊します。21:37-14:43-10:24-13:33-18:51(ラスト熱狂的な拍手入り)。きっと実演の熱気は捉えきれていないのでしょう。

BISSA1858Rachmaninov チェロ・ソナタト短調/Bolodin チェロ・ソナタ ロ短調/Shostakovich チェロ・ソナタニ短調/Rachmaninov ヴォカリーズ〜アレクサンドル・シャウシヤン(vc)/エフゲニー・スドビン(p)(2010年)・・・Alexander Chaushian(1977-亜美尼亜)は詳細情報はわからぬマキタスポーツ風貌なチェリスト。現在脂の乗り切った世代でしょう。スムースにクールな技巧を誇ります。BolodinはBachにインスパイヤされた作品、Shostakovichは太古ロストロポーヴィチのLPから馴染んだ緊迫感ある尖ってカッコ良い。哀愁の極限!ヴォカリーズは意外と甘さと詠嘆控えめ、さらりと鼻歌風に流しておりました。


2022年2月某日/隠居生活初心者入門の日々

関東地方は引き続きの雪もたいしたことはなかったそう。こちら寒さはちょっぴり緩んでいると感じます。抗アレルギー剤は効いているけれど、昼も夜も眠いのには参りました。本日まったく、ますます自分には関係のないバレンタイン・デー。義理チョコって未だ職場にそんな風習残っているのでしょうか。自分の(前)職場になかったのは、どちらかというと売る方の立場だったから?

迫る転居は今週末、荷物の整理、廃棄、荷造りが続いております。おそらくは世間一般の老夫婦に比べて、ウチは極端に家具、食器、服とか少ないと自覚して、それでもまだまだ要らんものが続々出現!どんどん捨てております。女房殿とのバトルも継続中!毎日聴くべき音楽音源を保存しているDVD-Rも荷造り済(コンピューターのHDDに入っている音源ファイルで当面充分)これがずしりと重い。運ぶのは業者さんですから。今朝のゴミ袋拠出は大5袋分、朝一番早朝から階下まで幾度往復しました。

食材残管理が難しくて、引っ越し前日にすべて荷造りできるものは済ませて、冷凍冷蔵品はできれば全部消化しておきたいもの。コンピューター、ネット関連は引っ越しっ前日夕方くらいに撤去荷造り予定。いつもの市立体育館へは昼前に突入、先日開缶した貯金箱の小銭を有効活用しております。昨日は昼夜ともそれなり調理できました。今朝の体重は67.4kg▲100g、いやほんま、なんのネタもない引退の日々はつまらない。

STR13592Beethoven 交響曲第6番ヘ長調「田園」/Scho"nberg 管弦楽のための変奏曲 作品31〜ヘルマン・シェルヘン/フランス国立放送管弦楽団(1964年)・・・年代を考えると少々曇り過ぎな音質、さくっと速めのテンポ、金管の甘く妖しいヴィヴラート、軽い音色が個性的に聴きもの。演奏は表情豊かに意外とまとも、終盤に向けて自然へ感謝の念極まる感動的な演奏でした。9:03-11:46-15:21(拍手込)Scho"nbergが”らしい”演目、これだけじゃお客は呼べませんから。こちらのほうが歯ごたえがあって、硬派な音楽が嗜好のツボでした。19:59。

DGStravinsky バレエ音楽「春の祭典」〜マイケル・ティルソン=トーマス/ボストン交響楽団(1972年)・・・MTT26歳伝説の録音のひとつ。音質オーケストラの技量、リズムの知的な切れ味、輝かしいサウンド、自然な解像度とも文句なし。若手新人の完成度水準じゃないっすよ。その筋の詳しい人によると終曲「生贄の踊り」ラスト辺りピッコロ・トランペットが先走っているとか、「部族の遊戯」のトゥッティ、「誘拐の遊戯」で要求される金管(特にラッパ)の細かいオブリガードには、かなり辛い瞬間もある・・・とか、ド・シロウトにはそんな細部はまったく理解の外、小澤就任直前のオーケストラの技量・色彩・若い勢いをたっぷり堪能いたしました。16:08-17:52。


2022年2月某日/隠居生活初心者入門の日々

引っ越し荷造り+廃棄生活が続きます。昨日はようやく朝一番耳鼻科へ、抗アレルギー剤の処方をいただきました。お世話になったご当地耳鼻科もこれにてラスト、診察券も捨てました。遅れて市立体育館へ駆けつけたら定員10名でいっぱい。昼から再訪として、前日作りすぎた鶏の唐揚げをクリームシチューに仕立て直した昼飯を喰い過ぎました。夜、サイゼリアに出掛けて赤ワインなど少々、今朝は67.5kg、二日で1kgほど戻してしまうものですね。

もう十数年袖を通していない女房殿和服処分、梅沢富美男さんが宣伝しているところにお願いしました。7年目とか?息子世代のご担当来訪、自分は二束三文と予想してその金額の8割、女房殿期待値の1/10でした。そんなもんでっせ。居酒屋代一回分に及ばぬ(上記)サイゼリア程度でした。明日と木曜、あと2回のゴミ出しにどのくらい捨てられるか、本日は食器(廃棄も検討)食材とか毎日聴いている音楽、音源保存しているDVD-Rの荷造りを初めます。燃えないゴミは引越し業者さんにお願いします。

伸びてきた髪に悩みつつ、北京五輪に興味もなく、テレビ番組もオモロないものばかり。映画「ガメラ 大怪獣空中決戦」(1995年)半分ほど拝見、中山忍当時22歳若く美しく、登場配役にもさほどに違和感ありません。特撮、博多や東京タワー破壊の様子はかなりリアル、筋書きはこども向けを基本として古代研究とか生物学の色を付けたもの。意外と美しい画像を愉しみました。自衛隊全面強力なんだそう。

SMS-2295Stravinsky バレエ音楽「ミューズをを率いるアポロ」/Roussel シンフォニエッタ〜セルジウ・コミッショーナ/ラマト・ガン室内管弦楽団(1960年代?)・・・Sergiu Comissiona(1928ー2005羅馬尼亜→亜米利加)はイスラエルにて1960年ラマト・ガン室内管弦楽団を設立、1967年まで監督を務めたとのこと。その時期の珍しい録音と類推して、かなり曇った音質は残念、というか予想通り。ボルティモア交響楽団の音楽監督として1969ー1984年の活躍が高い評価を得たそう。アルカイックに不思議な透明さを湛えたバレエ音楽は緻密なアンサンブル、官能的な弦は澄んだ響き。Rousselは彼らしい野蛮にハード闊達な作品でした。30:17-8:39。

Dacapo 6220639Mozart 交響曲第40番ト短調K.550/交響曲第41番ハ長調K.551「ジュピター」〜アダム・フィッシャー/デンマーク国立室内管弦楽団(2013年)・・・モダーン楽器によるピリオド・スタイルの演奏。このオーケストラは2014年に国からの財政的援助を失って自主再建、「国立」ではなくなってもアダム・フィッシャーとの関係は続いているようです。両作品とも律儀に繰り返し実行。名曲中の名曲2作品、速めのテンポ、強いアクセント(特に終楽章の意識的な間)にノン・ヴィヴラート、技術的に優れて薄く細く鋭く切り詰めたれた響きに劇的なト短調交響曲(7:12-9:15-3:56-9:25)。ジュピターの出足も強烈!ちょっと記憶も怪しいけれど、アーノンクール以来の衝撃かも。遠くワルターとかベーム辺りの豊かな響きを思い出せば、こんなビンボー臭い、切り詰められたサウンドなんて聴いてらんねえよ!的感慨の方も多いことでしょう。(11:15-10:49-4:19-8:21)自分にとってはこれが標準に至っております。民営化され自主運営となったオーケストラは、コロナの影響の中テンションを維持しているのでしょうか。


2022年2月某日/隠居生活初心者入門の日々

厳しい雪模様とかコロナ感染拡大とか世の中はいろいろ動きもあって、またまた幼児に哀しい事件発覚(涙)北京五輪には興味薄いけど、薬物疑惑は残念な出来ごとでした。疑惑の失格判定とか、採点の不思議とか、ヘンな大会ですよ。こちらなんのドラマもネタもない引退生活、気候もよろしく気温も上がって、花粉症ますます悪化、盛大なるくしゃみと洟水が止まりません。耳鼻科は残念、祝日休みでした。睡眠不如意生活は続きます。

朝一番より荷物の整理荷造り開始、自分の衣服など知れていると思っていたけれど、もうサラリーマンじゃないから必要ない上着とか草臥れたワイシャツ・ネクタイなど、どんどこ捨てました。もう必要な正装は葬式くらいじゃないか。ちょうど資源ゴミ出し転居前最終日、既に古新聞とか衣類は出したあと、慌てて追加で持ち出したら・・・ぎりぎり間に合いませんでした。残念、別途処分方法を考えましょう。

息子が小さかった頃のゲームや趣味の品など出現、女房殿は「孫が遊びに来た時に・・・」とか云うけれど、時代が違いますよ。状態のよろしいのをちょっぴり思い出として残して、ほぼ全部廃棄しました。まだまだ処分すべきものはありそう。ぼちぼち食材関係の荷造りも始まって、引っ越し前日には冷蔵庫の電源を抜く必要もあります。日常生活の維持と引越し準備のバランスが難しい。転居迄一週間を切りました。

久々の市立体育館にしっかり鍛えて気分爽快、左膝は痛み軽快いたしました。買い物に寄って夕食に鶏肉を入手、ちょいと物量多すぎて、唐揚げを調理している途中に食欲を失いました。ここ数日食関係は失敗ばかり。今朝の体重は70kg+400g。

CHANDOS LPR.Strauss 交響詩「ツァラトゥストラはかく語りき」/交響詩「ドン・ファン」/歌曲「母の自慢(Muttertandelei)」/「ツェツィーリエ(Cacilie)」〜ネーメ・ヤルヴィ/スコティッシュ・ナショナル管弦楽団/フェリシティ・ロット(s)(1987年)・・・ネーメ・ヤルヴィのR.Straussは「英雄の生涯」を聴いていて、ほか主要作品の録音の存在を知りませんでした。剛直な金管爆発!イメージな”ツァラ”、ましてや迫力父ヤルヴィでしょ?期待想像とはちょっぴり外れてやや抑え気味、バランス重視に始まって徐々にエンジンが掛かって、細部響きは解像度クリア、意外なほど細身にクールでした。仕上げは入念、自分は冒頭ばかり著名な作品を難解と考えていて、作品全貌をつかむのにずいぶんと聴き込みが必要だったと記憶します。先日「新世界」を聴いてオーケストラの技量を見直したけど、ここでも上手いなぁ、父ヤルヴィの薫陶の賜物でしょうか、緻密なアンサンブルに金管の迫力爆発に不足はありません。響きも濁らない。「ドン・ファン」も艷やかな響きはクール、独墺系厚みのある響きに耳慣れていると、その辺りの不足(弦)を気にされる方はいらっしゃるかも。金管の分離は爽快、素直な音色は好きですよ。短い歌曲集はロットの美声に親密なもの。

CBS/LPMozart 交響曲第35番ニ長調K.385「ハフナー」(1967年)/第36番ハ長調K.425「リンツ」(1959年)/アイネ・クライネ・ナハトムジーク ト長調K.525(1967年)〜パブロ・カザルス/マールボロ音楽祭管弦楽団・・・LP時代これが定番であり鉄板な存在だったはず(現在でもカスタマー・レビューでは大絶賛!)自分はなんて遠く迄来てしまったのか、引越荷物の片付けに小学校中学校高校の通信簿を廃棄しつつ(←その時代より馴染み)そんな感慨に浸っておりました。アンサンブルが粗いリズムが重いのは記憶して、それは覚悟の上。まず音質やらアンサンブルが情けなくなるほど素朴というか素のまま、表情は豊かたっぷり大仰に揺れて重いリズム、ヴィヴィッドと云えばそうだけれど、なんかぜんぜん違う茫洋として大きな世界に連れて行かれた感じ。若者たちが巨匠たちの指導を受けて成長するフェスティヴァルに賞賛は惜しまぬけれど、例えばハ長調交響曲第2楽章「Andante」は9:51も掛かって、陶酔の世界はなんやこれ?状態。この間、クリストファー・ホグウッドとかアダム・フィッシャーのキリリとした演奏ばかり聴いていたせいでしょうか。昨今の古楽器のスリムなリズムに耳馴染んで大苦戦。良し悪しなど安易に論評できぬ、ステレオ録音による歴史的記録、みたいな風情でした。(第35番)6:06-8:30-2:42-4:12(第36番)10:06-9:51-3:41-6:06(拍手込み)(セレナーデ)8:39-7:12-2:10-4:39。


2022年2月某日/隠居生活初心者入門の日々

世間では三連休とか、首都圏は雪でタイヘンみたいです。転居は一週間後に迫りました。

昨日朝一番ゴミ大3袋供出、冷たい雨に震え上がりました(引っ越しに伴う廃棄分含む)。一週間前に微熱収まって市立体育館強行したらご批判を受けて引き隠り、おそらくは春の兆しである花粉症の悪化と思うけれど、念の為です。運動不足と冷え込みに古傷を抱える左膝の痛み悪化して、挙げ句その辺り攣って夜半に途中覚醒。右膝はサイドランジ繰り返して軽快したんだけどね。本日、市立体育館トレーニングを再開させていただいてもよろしいでしょうか。日本国民こぞってコロナには神経質になって、自分は人混みとか公共交通機関とか縁のない生活だから大丈夫とは思ったけれど、自覚なきスーパー・スプレッダーに出会っていた可能性はありますから。自分がそうならぬことも大切。

幾度繰り返すけれど、北京五輪は結果を求められるアスリートの姿を見るのがつらくて、敬遠気味。成果はネットニュースから知るけれど、一発勝負だからいろいろありますよ、願ったような結果にならなくても、日々鍛錬努力は立派です。昨日昼は女房殿お友達との最終お別れ会、自分はとうとう料理意欲を失念して、夕食は冷蔵庫にあったピザを焼いて缶ビールを喫したのみ。本日より捲土重来でっせ。自ら食材仕入れに出掛けましょう。今朝の体重は66.6kg▲700g。66kg台は本年初だったっけ。

女房殿は衣服関係をほぼ整理梱包済、靴も荷造り終了して、女性はどうしても在庫が多く、かなり頑張って破棄してもらったと思います。本日(数少ない)書籍、当面使わぬディジタル周辺機器やらソフトを仕舞いましょう。断捨離は続くよどこまでも。どちらかというと現在あるものはそのまま箱詰めしたがる女房殿にに対して、こちらできるだけ捨てたい希望。若い頃お気に入りだった某イラスト画集、フィレンツェの美術館のパンフレットも捨てました。残したのはドでかい浮世絵画集4冊+グフスタフ・クリムトのみ。昨年秋、CD在庫最終処分済。データ音源保存したDVD-Rは大量に保存して、残っていた未開封分BLディスクやらCD-Rはもう5−6年使っていないので捨てました。もったいないけど、使わない。明日転居以来一度も着ていない和装着物引き取りの業者来訪。おそらくは二束三文(女房殿は小柄)居酒屋一回分くらいになるでしょうか。

EMI 2147122Beethoven ヴァイオリン協奏曲 ニ長調 作品61/Sibelius ヴァイオリン協奏曲ニ短調 作品47〜ダヴィッド・オイストラフ(v)/シクステン・エールリンク/ストックホルム音楽祭管弦楽団(1954年)・・・8年ぶりの拝聴。David Oistrakh(1908ー1974旧ソヴィエット/烏克蘭)の技術はオーソドックスに安定して、豊満にたっぷり美しい音色。旧モノラル録音だけど、音質鮮明。これほど余裕を感じさせる”大きな”演奏にはめったに出会わない、一番人気Beeやんはもちろん、ご当地の指揮者オーケストラに敬意を評したであろうSibeliusの雄渾なスケールと、セクシーな艶も滅多に聴けるものに非ず。

DECCA 4524962Mozart 交響曲変ホ長調 K.16(旧第1番)/イ短調 K.16a「オーデンセ」(擬作)/ニ長調 K.19(旧第4番)/へ長調 K.19a(K.A.223)/変ロ長調 K.22(旧第5番)/ ニ長調 K.32「ガリマチアス・ムジクム」/ハ長調 K.35「第一戒律の責務」/ニ長調 K.38「アポロンとヒュアキントス」〜クリストファー・ホグウッド/アカデミーオブ・エンシェントミュージック/ヤープ・シュレーダー(v)(1978-85年)・・・こういった全集物にしっかり向き合えるのが引退身分の良いところ。最近忘れられたようなアナログ末期からディジタル初期録音、もう40年以上前となって、Christopher Hogwood(1941ー2014英国)も鬼籍に入りました。アダム・フィッシャーの全集を点検して、交響曲第32番ト長調 K.318が含まれていないことに驚き!

こちらオペラの序曲セレナーデなど他、交響作品っぽいのをすべて録音して、これが一枚目。第1番にラスト交響曲「ジュピター音形」出現する不思議。「オーデンセ」は当時新発見!と騒がれたもの、やがて真作ではないと判定され、現在では滅多に聴けぬ貴重な作品であります。FMから散々聴いた「疾風怒濤風」名曲、いくら天才とは云えこどもの作風に非ず、符点のリズム劇的な旋律はちょいと、いつもの風情とは違う名曲でした。闊達な古楽器技量に鮮明な音質は快く、速めのテンポに軽やかなリズムは快調、現役。なんせラインスドルフ以来知名度薄き初期作品も細部旋律馴染み、天才に駄作なし。ウキウキしながら拝聴中です。変ロ長調 K.22(旧第5番)l辺り、深い陰影は10歳神童の才能は驚異!


2022年2月某日/隠居生活初心者入門の日々

自分は通年謎アレルギー+春の花粉症に苦しんで頭痛気味なのに、東京首都圏は大雪の予報。こちらも寒いけれど、自分は外に出ないので関係なし、元より出かける用事もありません。

引っ越しまであと10日弱に迫って、荷造りはあまり進んでおりません。転居したらスマホとクレジット・カード、ネット通販関係の住所変更必須(銀行口座管理は女房殿に任せてある)ネット通販の住所登録も微妙でして、毎朝喫している粉末青汁は残り2-3日で切れるので注文しました。これは間に合うでしょう。廃棄交換予定のカーペット3枚の注文日程判断が微妙、転居二日前くらいかなぁ、ほかにも転居後必要なもの、できればすぐ使いたいものが出てくるかも。

缶ジュース型貯金箱がずっしり満杯。女房殿が云うには五百円玉中心とのこと、缶切りが見えないのでペンチで無理やり開けてみたら・・・ま、五百円もそれなりにあったけれど、百円、10円、壱圓もかなり、合計たいした金額じゃないけれど、なんか得したような豊かな気分でっせ。小銭は転居まで市立体育館の料金に使いましょう。運動不足と冷えに左膝の痛み有、今朝の体重は67.3kg+300g、喰い過ぎた自覚のワリに上々の成果でしょう。

夕方ドラマ「にじいろカルテ」の再放送があって、豪華配役による虹の村診療所をめぐるメルヘンが大好きでした。とくにじじーず最高!このテーマ曲を大好きだったことを思い出して藤井風「旅路」を幾度も聴いておりました。耳=ノーミソがそちら方面に行ってしまって、昨夜はClassic Musicは聴けなくなりましたよ。

SUA10409Orff カルミナ・ブラーナ〜ヴァーツラフ・スメターチェク/チェコ・フィル/チェコ・シンガーズ合唱団/キューン児童合唱団/ミラダ・シュブルトヴァー(s)/ヤロスラフ・トマーネク(t)/テオドル・シュルバシュ(br)(1961年)・・・躍動する生命=声の讃歌、最高。とは前回拝聴2018年の印象。作品刷り込みはデーハーなるストコフスキー/ヒューストン交響楽団(1958年)。それは繰り返しカット←9年前のコメントによると”意外とまとも”、そして”表情は濃厚、わりとさっぱり仕上げ”。こちらスメータチェクは端正に、荒々しい生命の躍動より、ていねいな知的緻密な抑制演奏でした。もともと音質良好と感じて、かつて聴いたのは.mp3/LP復刻、今回拝聴印象はいっそう状態がよろしい現役水準でした。

VOXBOX CDX2-5513Grieg ピアノ協奏曲イ短調/de Falla スペイン庭の夜〜ギオマール・ノヴァエス(p)/ハンス・スワロフスキー/ウィーン交響楽団(1950年台)・・・Guiomar Novaes(1895ー1979伯剌西爾)は幾十年ぶり?久々の拝聴。音質どんよりよろしくない印象、これが記憶にあるVOX録音ですよ。ゆったりと重厚なテンポ、濃厚な表情、音楽が妙に重いのは時代か。北欧の清冽な風情、南欧の湿度高い濃密な夜を感じさせる各々名曲もさほどに愉しめません。

もう一発在庫放出。SupraphonShostakovich 交響曲第7番ハ長調「レニングラード」〜カレル・アンチェル/チェコ・フィル(1957年)・・・2年前に聴いた記録有。LP時代初体験はこれ(当時安いレコード一枚物はこれしかなかった)音質がよろしくない印象は当時も、2年前の記憶も今回も変わらない(モノラル)。ムダを削ぎ落とした筋肉質と云うか、骨と皮ばかりに痩せた演奏?最近いろいろ楽しめるようになったShostakovich交響曲中、これが一番オモロくないと勝手に感じております。シュワちゃんの”ちちんぶいぶい”以来かも。25:31-10:30-18:01-16:21。


2022年2月某日/隠居生活初心者入門の日々

厳寒異国の地で隔離生活、一発勝負に思わぬ成果が挙げられぬことも責められません。五輪は祭典なんだから、できれば競技を愉しんで・・・ムリか。頑張った姿を称賛してあげたいけれど、同じニュースばかり流すテレビは敬遠しております。「のど・頭痛 発熱外来に続々患者 花粉症で“みなし陽性”増加?」とのニュース有。自分は熱も喉の痛みもなくて洟水のみ、これじゃないかと思っていて(お叱りも受けたし)念のため引き隠っているけれど、あと数日の辛抱。これを”みなし陽性”と呼ぶらしい。あまりに身体が鈍って膝に鈍い痛み有、入念にストレッチしておきました。スクワットとか腹筋運動、プランクも含まれております。

火曜夜のBSに「イケトレ」という番組有、自らの鍛錬の甘さを痛感します(安易に真似できない)。世の女性はイケメン・トレーナーの指導を励みにしていることでしょうね。骨太のミキティがとてもステキ(3人のママ)。毎週の収録だけでタイヘンな運動量やろなぁ、旦那もキン肉マンでした。今朝の体重は67.0kg▲100g。

朝昼夜と料理継続中。あとは20年ほど前か?幅の狭いドラマ再放送を眺めても打率は半分を大きく切ってオモロない、亡くなった俳優ばかりというのもナニでっせ。あとはヲタク趣味+引越し準備ばかり。某ボランティア活動絡みお別れ会が続く女房殿は、本日3度目のワクチン接種へ、自分同様ファイザー製らしいけど、なんか別なのを混ぜると効果高いらしいですね。中国製のワクチンがあまり効かない、怪しいと云う噂はほんまですか?実際にそれを活用している国々ではどんな状況なのでしょう。

(続)困ったもんでっせ、ヲタク趣味も。BrilliantSchu"tz Symphoniae Sacrae 1 SWV 257-276 (シンフォニック・サクラ 作品6)Paratum Cor Meum, Deus(神よ、わが心は決意したり)/ Il Exultavit Cor Meum In Domino(主にあって私の心は喜び)/ In Te, Domine, Speravi(主よ、われ御身に依り頼みたり)/Cantabo Domino In Vita Mea(命あるかぎり、主に向って歌います) 5. Venite Ad Me Omnes Qui Laboratis(苦しみを負う者はわれに来たれ)/Jubilate Deo Omnis Terra(全地よ、神をたたえよ)/ Prima Pars: Anima Mea Liquefacta Est(わが魂は消え) /Secunda Pars: Adjuro Vos, Filiae Hierusalem(エルサレムの娘らよ、われ汝に誓う)/Prima Pars: O Quam Tu Pulchra Es, Amica Mea(おお汝はいかに美しきかな)/Secunda Pars: Veni De Libano, Amica Mea( 愛する者よ、レバノンより来たれ)(2004年)マッテオ・メッソーリ(Matteo Messori(or))/カペラ・アウグスターナ(アルベルト・ステヴァニン(v)/ジャンニ・マラルディ(v)/ジャン=ピエール・カニャック(コルネット)/マリー・ガルニエ=マルズッロ(コルネット)/ジョナタン・ピア(tp)/ルイージ・マリオ・ルーポ(recorder)/ロゼッラ・ポッツェール(recorder)/デイヴィッド・ヤクス(tb)(ドゥルチアン)/エレナ・ビアンキ(ドゥルチアン)/ヴィンチェンツォ・オニーダ(ドゥルチアン)/ドロレス・コストヤス(テオルボ)/フローリアン・ヴァイニンガー(ヴィオローネ、cb)/メンドーなので声楽陣名省略/どれもしっとり美声)・・・Heinrich Schu"tz(1585ー1672独逸)は大Bachのちょうど100年先輩。一生懸命ネットより和訳を求めたけれど、作品の意味合い、趣旨など音楽史的にどういった意味があるのか、ネットを調べても歯が立ちません。屁理屈はまったくわからない。聖書?出典由来意味合い(題名和訳さえ自信なし)はまったく理解不能、ひたすら美しい敬虔な風情を堪能するのみ。これがCD一枚目、全部で何枚あるのか?全部身に付ければ立派に出家できそうな気がする・・・古雅な響き麗しい古楽器団体。音質極上、演奏技術に何らの不満も感じません。

作品ごとに三声?の短いシンプル透明な旋律リズム、しっとり静謐古雅な響きに声楽が入ります。テオルボはリュートの親戚?コルネットもトランペットの小さいやつか、そんな類推はできてもDulcianに至ると見たこともない初耳、ファゴットの前身とか?木管楽器なのでしょう。生煮えの情報・消化ばかりお粗末、それでも心洗われて、うっすら快く眠くなるほどの陶酔の連続!感動の渦なのは間違いありません。

Chandos CHAN8510Dvora'k 交響曲第9番ホ短調「新世界より」/序曲「我が家」作品62〜ネーメ・ヤルヴィ/スコティッシュ・ナショナル管弦楽団(1986年)・・・スコティッシュ管弦楽団首席指揮者・音楽監督在任は1984ー1988年、短い間に数多くの録音をこなしております。先入観として淡彩線の細いオーケストラみたいなイメージとは違って、彼らしい骨太にパワフル、賑やかな演奏に仕上がっておりました。バルビローリの情熱的な演奏もよろしかったけれど、こちらディジタル時代の残響豊かな優秀録音、馴染みの懐かしい旋律をふくよかに歌わせてヴィヴィッド、第1楽章提示部も繰り返してくれて満足いたしました。12:26-13:06-8:00-11:15。序曲「我が家」は初耳だったかも。古典的に端正、お行儀もよろしく堅苦しい?作品はBeethoven風か、ラスト優等生的に金管が高らかに歌って盛りがります。 9:29。


2022年2月某日/隠居生活初心者入門の日々

五輪のために鍛えて努力を重ねたアスリートには誠に気の毒だけど、北京大会はほんまに愉しめず、不快な事象ばかり発生して、あちこち世界情勢も危うく不安です。こちら手厳しいご批判を受けて完全引き隠り、発熱喉の違和感はなくて、洟水痰の絡み、運動不足から?やや倦怠感のみ。県指定の抗原検査をお願いできるはずのご近所ドラッグストアには検査キットが入らず(入る見込みもないそう)アウト、今朝のニュースにて”本日より中止”と正式案内有、実質上停止していたのでしょう。Amazonにてキットは入手可能でも届くのにはやや時間が掛かります。自主隔離期間は発熱(微熱)治まって一週間と決めてあと数日、いずれ現在治療薬はないのだから結果如何に関わらずじっとしているしか手がありません。結果有罪無罪に関わらず無症状な現状、顕著な症状でもあれば、その筋専門の大学病院にいきますよ。

仕方がないのでぼちぼち引っ越し荷造り中。追加ダンボールも届きました。お買い物も女房殿に任せて、思ったものに非ず、要らぬものを買ってきたりしてイライラも募ります。今朝の体重は67.2kg▲100g。仕方がないのでヲタク話でも・・・

LP時代にMozart セレナード第7番 ニ長調 「ハフナー」 K.250はヨゼフ・スーク(v)/プラハ室内管弦楽団を聴いていて、これが優雅な名曲との出会い。1960年頃の録音でしょうか。10年ほど前ネットよりヨゼフ・スーク(v)/リボル・フラバーチェク/プラハ交響楽団(?)の音源を入手して、やがてSupraphonに似たようなのがあることを発見。ヨゼフ・スーク(v)/リボル・フラバーチェク/プラハ室内管弦楽団(1969年)どうやらこちらが正解、画像などを頼りに検索を進めると(以前入手した音源は)オーケストラ名の表記間違いっぽくて、同一音源でした。

更に更に、COCQ84106別途ヨゼフ・スークとフラヴァーチェクによるMozartのヴァイオリンによる協奏的作品は全曲録音が存在して、既に拝聴してたことを思い出しました!(ハフナー・セレナーデは9:32-4:31-7:50-5:41-8:07-5:22-6:06)ややオンマイクに残響少なめ、スークのヴァイオリンは高潔に細かいヴィヴラートも美しく、テンションの高いもの。ここ最近テクニックに優れた古楽器系演奏を多く聴いて、もっとマイルド素朴なサウンド、闊達なリズムに耳馴染んだせいかオーケストラの響きが硬い感じ。この作品一番人気「ロンド」は晴れやかだったけれど、全体としてはイマイチかも。さんざん調べた挙句、これかよ。(嘆息)

VANGUARD VRS-1019/22J.Strauss ワルツ「美しく青きドナウ」/ワルツ「ウィーン気質」/Josef Strauss ポルカ・シュネル「投書欄」作品240/J.StraussTポルカ「 お好みシュペルル」作品133/J.Strauss「新兵さんの行進曲」作品398/ワルツ「ウィーンの森の物語」/J.StraussTワルツ「ローレライ=ラインの調べ」作品154 /J.Strauss ポルカ・シュネル「狩り」作品373/「山賊のギャロップ」作品378〜アントン・パウリク/ウィーン・フォルクスオーパー管弦楽団(1950-1954?)・・・いらいら続きの生活にはこれでっせ、優雅なウィンナ・ワルツ。3年ぶりの拝聴。かなり情けないLP復刻音源(針音盛大)もちゃんと聴ける水準、オリジナルは優秀録音なんだそう。国立歌劇場管弦楽団との表記も見掛けるけれど、間違いなくフォルクスオーパーでしょう。自分がイメージする旧き佳き時代、ノンビリとして粋なリズムに充たされました。


2022年2月某日/隠居生活初心者入門の日々

北京五輪は東京よりいっそう興味なく、アスリートの奮闘努力に敬意を評するのは当たり前、本番思うように成果を挙げられなくてもその気持には変わりありません。自分勝手判断全快宣言に手厳しいご批判を受けて反省、おとなしく引き隠った日曜。ようやく転居に向けての荷造りに着手しました。まずは洗剤入浴関係在庫(大量)自分と女房殿息子の写真アルバム、息子のはあちらに送って、自分のは廃棄してもよいと思っているけれど、女房殿が絶対に許さない。

小学校低学年まで通っていたカトリック教会の日曜礼拝、毎回カードをいただけたのですね。それも、小中高の通信簿、全部捨てました。日常愛用する鉛筆、ボールペン、シャープペンシル、最小限残して全部捨てました。これには少々哀しみ有。2004年6月28日に手術して取り出した胆石(尿酸性の黒いもの)をどうするか、捨ててもまったく問題はないのだけれど(→捨てました)。なんか重いものばかり、小さめのダンボールが足りなくなって業者に連絡しました。荷物じゃないんだけど、10年ほど毎日使っていたGoogleカレンダーを完全削除、これも断捨離の類かな?気分転換にマイナーなYahoo!カレンダーを使ってみるか。

終日身動きせず体重は67.3kg+200g。昼夜ともいつもどおり自分が料理カンタンに仕立てて、湯豆腐用に先日購入した「まる絞りぽん酢」とやら(じつは一番安かった)これが残念な激不味、なかなか思うようになりません。これよりご近所ドラッグストアに抗原検査(←仕組みはインフルエンザ検出と同じ)に向かいましょう。これが当面一番手軽にできる検査なので。さて結果や如何。確度は高くないそうで、ほんの気休め程度だけど。(結果報告;電話してみると検査キットが入らず、入庫見込みさえないとのこと。世の中全体がこんな感じなんやろなぁ、噂通り、残念。今週引き隠って自粛生活しかない)

NAXOS 8.557208Shostakovich バレエ組曲第1番-第4番(ed. Lev Atovmyan)〜ドミトリー・ヤブロンスキー/ロシア・フィル(2003年)・・・第1曲めが始まったら馴染みの「ワルツ」が・・・ヤブロンスキー?もしかして以前聴いたのと同じ?でもオーケストラも録音年もちゃうやないか、と訝っていたら、こちらレフ・アトフミャン (Lev Atovmyan 1901-1973)とやらが再編成したもの、安っぽくもノスタルジック、親しみやすい雰囲気は似て、自分は数十年単位で”Shostakovich交響曲苦手”時代が続いたけれど、そんな時期でもピアノ協奏曲とこんなユーモラスな風情の音楽はお気に入りでした。20年ほど前に不完全なる記事を載せたけれど、露西亜(そして旧ソヴィエット)のオーケストラ事情はエエ加減というかフクザツ怪奇、ロシア・フィルというのはもともとモスクワの主要オーケストラから寄せ集めた録音用オーケストラ、やがて演奏会を開いたり演奏旅行も行っているとこのと。いずれかなりパワフルに洗練されたサウンド、立派なアンサンブルであります。Dmitry Yablonsky(1962ー露西亜)は亜米利加で教育を受けたチェリスト、指揮者。NAXOSに意欲的な録音を続けておりました。

ASV CDRSB504Beethoven 交響曲第5番ハ短調/第8番ヘ長調〜リチャード・ヒコックス/ノーザン・シンフォニア(1984-1988年)・・・音質まずまず、ひたいにうっすら汗なジョギング?風スッキリ爽やか、なんと晴れ晴れとした前向きな演奏、適正中庸なテンポにサウンドは引き締まってムダがない。堂々たる風情に提示部繰り返し、室内オーケストラとしてのボリューム不足を感じさせず、ややジミな音色だけどオーケストラの技量になんの不満もありません。Beeやん屈指のカッコ良い緊迫感溢れるハ短調交響曲は6:47-9:32-8:04-10:56。革新的な試みに充ちた異形かつ天才的なヘ長調交響曲は10:05-4:18-4:57-7:22。

Richard Hickox(1948ー2008英国)は太り過ぎを心配していたら、案の定心臓発作にて急逝、身体を大切にしてもっと活動を続けてほしかった。


2022年2月某日/隠居生活初心者入門の日々

自分勝手判断全快宣言(安易なド・シロウト判断)にBBSより手厳しいご批判有。トレーニングルームに出掛けたのは時期尚早とのご指摘ごもっとも、誤りを糺すのに遅過ぎることはない、ご近所ドラッグストアが抗原検査の指定店舗になっているからさっそく出掛けるべきでした。残念ながら本日日曜は休み、明日月曜には10時開店とともに検査希望しましょう。半日で熱は下がって無症状でも、積年のアレルギー洟水痰の絡み継続、これがいつのまにかオミクロン由来になっている可能性は否定できないし、意識して鍛えているとは云え太もも筋肉かなりの疲労感も続いております。どーも引き隠って社会より断絶した生活を送っていると判断を誤って油断しがち。現役時代だったら発熱即→自宅待機一週間指示でしたから。

いちおう(ややアテにならぬ抗原検査だけど)セーフ判定をいただかぬと耳鼻科にも通えません。本来、愛知医大の発熱外来がベストなんやろけど、こちら自家用車もなし、タクシーにご迷惑ご心配も掛けられず、精力的に坂道40−50分登るしかなくて、そんな元気やったらほんまの重症患者優先だよ!と叱られそう。雪もちらつく一番寒い時期、無罪判決を期待しておとなしくしておきましょう。いずれ無症状感染だったら特効薬もなにもなし、一週間自主隔離するだけなんだけど。転居までには決着付けたいですね。

今朝の体重は67.1kg▲300g。

引き隠り生活の話題。ネットから集めた音源はメインのパソコンHDD/2TBに保存して、それに溢れたものはDVD-Rに焼きこんであります。外付けHDDも検討したけれど、故障リスクが怖くて手を付けておりません。分類できるものは作曲家別にまとめて、一番多いのがBach、次がMahlerかなぁ、貯める水準を超えて”溜まった”感じ、目に付いたものをどんどこダウンロードするからダブりさておき、あとで要らんかったなぁなんて嘆息する音源もたくさんありますよ。罰当たりにも。

例えばC820102BMahler 交響曲「大地の歌」〜ラファエル・クーベリック/ウィーン・フィル/ヒルデ・レッセル=マイダン(ms)/ヴァルデマール・クメント(t)(1959年ライヴ)・・・これは立派な演奏、貴重な記録に間違いないけれど、音質が残念やなぁ、ウィーン・フィルならワルターの1952年録音が極上、削除対象としました。他、著名な演奏家によるMahler交響曲ライヴ音源ももう二度と聴かないと決意して、かなり大量に廃棄いたしました。人生には断舎離が必須でっせ。

それでも歴史的音源はけっこう聴いていてEMIBrahms ヴァイオリン協奏曲ニ長調(ユーディ・メニューイン(v)/ルツェルン音楽祭管弦楽団1949年)/ヴァイオリンとチェロのための二重協奏曲イ短調(ウィリー・ボスコフスキー(v)/エマヌエル・ブラヴェッツ(vc)/ウィーン・フィル1952年ライヴ)〜ウィルヘルム・フルトヴェングラー・・・ワタシ如き若輩者が云々できる記録に非ず、やれルツェルンのオーケストラは鳴っているだけ、ダブル・コンチェルトはフルトヴェングラーの表現としてはおとなしい、など厳しい声も散見されるけれど、15年ぶりの拝聴に圧倒されました。自分の所有する音源は必ずしもベストじゃないと思うけけど、充分に”聴ける”水準かと。ヴァイオリン協奏曲に於けるメニューインの技巧はかなり厳しく音色も美しくない(とくにカデンツァとか終楽章辺り)けれど、フルトヴェングラーの雄渾なバックと一体となって感動的に演奏に仕上がっております。これほど深く語りかけるような説得力ある伴奏にはめったに出会えない。22:10-9:57-8:10。ウィーン・フィルの首席によるソロはまったりと生々しい鮮度に前面、オーケストラは残響と奥行き不足して少々響きが濁りました。17:29-7:55-9:24。

Membaran 233371Bach ブランデンブルク協奏曲第5番ニ長調BWV1050(パブロ・カザルス/プラド音楽祭管弦楽団/ユージン・イストミン(p)/ジョン・ウンマー(fl)1950年ライヴ/11:16-6:21-5:36)/ヴァイオリン協奏曲ニ短調BWV1052(フリッツ・シュティードリー/ニュー・フレンズ・オブ・ミュージック管弦楽団1940年/7:46-7:30-7:52)〜ヨゼフ・シゲティ(v)・・・わざわざこんな昔の音源取り出さんでも、とは思いつつ、ブランデンブルクはカザルスの旧モノラル録音、主役はEugene Istomin(1925ー2003亜米利加)の爽快なピアノでしょう。細かいヴィヴラートたっぷりなフルートはバーンスタイン時代のニューヨーク・フィルの首席、シゲティのヴァイオリンもしっかりと自分の色を出して”大きな”時代を感じさせる立派な演奏でした。チェンバロ協奏曲第1番として著名な作品のヴァイオリン版復刻は指揮者もオーケストラもようわかんけど、Bach中珍しく苦手作品は、こちら無骨なヴァイオリンで聴いたほうがずっと説得力があって、濃い表情存在感でした。終楽章の技巧にはなかなかの緊張感有。


2022年2月某日/隠居生活初心者入門の日々

自分勝手判断全快宣言。昨日昼くらい迄じっと引き隠って、昼寝後顕著な体調改善を自覚。体調確認も兼ねて市立体育館へ、平日昼から遅くは空いているとの予測は当たって寒いトレーニングルームは独占状態。一日寝込んでストレッチ入念に身体の隅々まで筋を伸ばして、ダンベルスクワット40回に膝の調子も悪くない。筋トレはレッグエクステンション(40kg40回)レッグプレス(130kg40回)から始めて、肩胸背筋腹筋各々40回合計7種消化、有酸素運動は遠慮しておきました。ちゃんと使用都度の消毒は当たり前、気分爽快、帰宅して速攻フロに入って、体調の変化を観察→大丈夫。食欲もあります。出すべきものも完全に通常に戻しました。オミクロンではなかったのか、それとも体内で戦った結末なのか。濃厚接触者はいないと思いますよ。(含む女房殿)

今朝の体重は67.4kg▲100g。洟水痰の絡みによる睡眠不如意は継続中、転居前にもう一度耳鼻科に行かなくっちゃ。昨夜は膨大なるMahler音源在庫の点検整理、良くも悪くも驚くべき発見がたくさんありました。

法善寺横丁の水掛不動尊(不動明王)の両脇に並ぶ「矜羯羅童子(こんがらどうじ)」と「制多迦童子(せいたかどうじ)」顔のコケがはがされる!これがなぜニュースになるのか、大阪に縁のない人には理解できんでしょう。当事者(犯人)自ら申し出てまるく収まったらしいけど、大阪に戻ったら水を掛けに行かなくっちゃ。メインのお不動さんは大丈夫だったのですね。あの辺りは小さなステキな店が並んで、おそらくはコロナの影響と高齢化でかなり苦戦している(閉店も多いんじゃないか)と予想しております。

EMIMahler さすらう若人の歌(フルトヴェングラー/フィルハーモニア管弦楽団1952年)/(オットー・アッカーマン/ケルン放送交響楽団1954年ライヴ)/亡き子を偲ぶ歌(ルドルフ・ケンペ/ベルリン・フィル1955年)/こどもの不思議な角笛(ダニエル・バレンボイム(p)1978年ライヴ)・・・ディートリヒ・フィッシャー=ディースカウ(b)・・・Dietrich Fischer-Dieskau(1925ー2012独逸)は不世出の声楽の巨人。声楽に縁の薄い自分でもけっこう聴いているし、Mahlerの声楽作品を好むのは彼のお陰でしょう。Lieder eines fahrenden Gesellenからの先人による名訳題名!交響曲第1番ニ長調と旋律を親密に共有しあって、歌詞内容詳細は知らないけれど「恋人の婚礼の時」ー「朝の野を歩けば」ー「僕の胸の中には燃える剣が」ー「恋人の青い目」題名を見るだけで青春の胸の痛みが想像できるデリケートな旋律連続。これはMahler音源整理しているうちにいろいろ出現して、まとめて拝聴したもの。

微に入り細を穿つ表情付け、高音の抜き方の絶妙なこと、20歳代の若者の表現は後年より直截、珍しいフルトヴェングラーのMahlerは緻密入念なバック、これは稀代の名演奏でしょう。アッカーマンとのライヴは初耳だったけれど音質良好、その繊細な歌唱は変わらない。哀しみに暮れる「亡き子を偲ぶ歌」はケンペのオーケストラが深淵に美しく、「角笛」はピアノの伴奏でも作品の色彩は変わらない。

Venezia CDVE04268Bach 平均律クラヴィア曲集第1巻(抜粋)〜マリア・ユージナ(p)(1951-57年)・・・第7番と第13−17番、第20番、第23番を欠いて、あちこちの録音を寄せ集めたもの。音質は予想通りぱっとしない(低い)水準に揃えてばらつきはないもの。 Mariya Yudina(1899ー1970露西亜)は旧ソヴィエット時代を生き抜いた往年のピアニスト。ま、正直なところ”聴いた”と云う事実のみ、彼女の唯一無二の個性をしっかり感じ取るほどの集中力はありませんでした。お粗末。


2022年2月某日/隠居生活初心者入門の日々

いよいよオミクロンが我が身に?疑惑続報。昨日朝熱は36.5度C継続、足腰の痛みはわかずか半日で軽快、倦怠感はかなり消えてもシモの方は少々怪しくて+頭痛有・・・って、これは先週ワクチン接種したころの症状に似ております。これは服薬で治まります。念のため人様世間様にご迷惑を掛けぬよう配慮して、一日引き隠りました。これがお仕事引退身分の気軽なところ。不快感倦怠感はちょっぴり継続しても、ゴミ出しやら風呂の残り湯バケツに汲んで洗濯、風呂掃除など日常生活は変わらず、料理も少々。夕方には36.1度C迄体温は下がりました。膝や腰の痛みも消えました。オミクロンではないのか、たんなる体調不良?それとも増強免疫力でこの程度で済んでいるのかわからない(所謂”無症状感染”)。喉の痛みやら咳症状まったくありません。食欲も通常と変わらない。

偶然ネットを拾ったら、世の中にはこんな非常識な方もいらっしゃるのですね。ことの重大性がわかっていない、電話が通じないから直接濃厚接触の可能性を伝えにきた、しかもノーマスクで、困った人ですよ。さて、根性入れて市立体育館へ鍛錬再開すべきか、それとももう一日様子を見るか悩ましいところ。今朝の体重は終日身動きせぬ結果67.5kg+300g。

転居後、ネット環境空白が10日ほどあるからご近所マクドナルドにノートパソコン持参で・・・昨日書いたけど、思い出しました。自分のノートパソコンAcer Aspire 5750(Zolin-OS-12-Lite)はキーボードが破損しているジャンク品(Y-H-J-Kアウト)外付けキーボードを使っていたことを。テンキーのない小さめメカニカルタイプは先日廃棄済、MSのアカデミックタイプを一緒に持参するのは少々大仰、困りました。

中速使い放題のToneMobileスマホのテザリングしか手はないか。それとも2021年1月末より2月初め、借りている無料サーバーが1週間ほどダウン、執筆のみ続けて更新は回復してから、といった経験もあるから、そのパターンでも良いかも。自分は芸能人でも著名人でもなし、【♪ KechiKechi Classics ♪】そして「音楽日誌」も”人様へのウケ狙いやら硬派情報発信”に非ず、その辺り市井フツウの備忘録だからそれでもぜんぜん構わないじゃないか。

CAPRICCIO 79043Mahler 交響曲第5番 嬰ハ短調〜エミール・タバコフ/ソフィア・フィル(1988年)・・・前回拝聴はもう17年前ですよ。(第5番への言及も有)やや音量が低いけれど優秀録音、オーケストラは細身なサウンド、パワーにちょっと不足を感じる(とくに終楽章)けれど誠実に整ったアンサンブル、飾りのない勢いもちゃんとあります。悪くないんじゃないかなぁ、NAXOSのヴィト/ハラース全集よりこちらのほうが好きかも。この作品のキモである冒頭のトランペットは少々弱く、第4楽章「Adagietto」は静謐清潔に爽やかな味わいでした。全曲通して暑苦しくない、聴き疲れしない演奏かと。11:40-14:59-17:57-10:43-14:20。

・・・とは思ったけれど。
OC650Mahler 交響曲第5番 嬰ハ短調〜マルクス・シュテンツ/ケルン・ギュツェニヒ管弦楽団(2009年)・・・キタエンコのShostakovichにも感心したけれど、こちらのMahlerはオーケストラの技量も音質も圧巻!ほんまもんでっせ。爽快存分に鳴り渡って迫力サウンドはマイルド、刺激的な響きとは無縁、対向配置に各パート分離よろしく広がる優秀録音、ド迫力に爆発!場面でも響きはクリアに濁らない。一番人気「Adagietto」は意外とさっぱり仕立て。揺れ動くテンポも自然に大仰にクサくなりません。基本ラインが端正できちんとしているから。12:07-15:02-17:19-8:47-14:47。(昨年第6番を聴いておりました)


2022年2月某日/隠居生活初心者入門の日々

コロナ感染者は9万人超え/日とか。昨日早朝覚醒して、どーも身体が重い感じ。朝一番に市立体育館へ”少々の不調は鍛えて治す!”=昭和の発想に通常ストレッチ+筋トレはゆっくり4種、トレッドミル15分、済ませても残念、体調は改善しません。脚腰の筋肉痛徐々に増して、倦怠感は強まります。家に隠って昼夜と自分は料理を仕立てて、食欲はフツウ、喉の痛みもありません。熱もない・・・と思ったら夕方検温は37.0度C、通常平熱36度である自分にとっては高熱、発熱は何年ぶり?5年前のインフルエンザ以来か、あの時は40度くらい出ましたよ。なにも喰えず一週間ほど寝込んでおりました。

今朝は腰の痛みはなくなって、両太もも左膝の痛みのみ、体温は36.5度C迄下がって一応平熱へ。引き続き喉の違和感はありません。テレビのお医者コメントに「この時期、風邪?と思ったらほぼコロナ」とのこと。仮にこれがオミクロンだとしたら、潜伏期間は3日ほど?日曜月曜前後の外出は市立体育館、BOOK・OFF、そしてディスカウントストアか。ドンキで売り場の商品撮影しまくっていたヘンな、怪しいオジサンに伝染されたのかも。それ以外はどこにも出掛けていないはず。ホルモン屋はカウンターで女房殿と二人、ほんの小一時間ほどの滞在でした。

悪意なく無症状な方よりウィルスもらった可能性はあります。三度ワクチン打ってもブレイクスルーするものか、じっとして身動きせず様子を見ましょう。市立体育館行きは断念。医者に行くほど症状悪化しないで欲しい、たんなる体調不良、コロナでないことを祈る。3度目ワクチン接種を前にした女房殿も心配です。今朝の計量は67.2kg▲700g、昨夜の熱で筋肉が落ちただけか。

ようやくネット環境契約完了の連絡有。なかなか思うように行かず、転居後ネットなし環境が10日ほど続きそう。スマホのテザリング活用研究+至近のマクドナルドにて一時間無料ネット利用を検討いたしましょう。ま、仕方がない。

Capriccio C49545Shostakovich 交響曲第15番イ長調〜ドミトリー・キタエンコ/ケルン・ギュルツェニヒ管弦楽団(2004年ライヴ)・・・とてもライヴ収録とは思えない熟達した完成度。軽妙シニカル、あちこち著名作品のコラージュが木霊する第1楽章「Allegretto」、鬱蒼と静謐な第2楽章「Adagio」の妖しく落ち着いた風情から怒りの激情へ盛り上げる鮮烈さ、軽快だけどなぜか無表情に破壊的な第3楽章「Allegretto」の切れ味。第4楽章「Adagio」は「神々の黄昏」そのまま引用された開始、それが自在に変容して妙な怪しさ、絶望にに至ってそっと消えていくのも感慨深いもの。終盤前の金管+打楽器の迫力は文句なしでしょう。上手いオーケストラやなぁ、7:59-16:03-4:33-16:59-17:10。

BBC Legend Mahler 交響曲第1番ニ長調〜ルドルフ・ケンペ/BBC交響楽団(1965年ライヴ)・・・モノラルだけどまずまず良心的な音質、聴衆を入れての放送音源とか、時期を考えると残念な水準。評判イマイチな噂は伺っていて、この人のイメージはBruckner方面、Mahlerは珍しいと思います。きっちりと生真面目な演奏、Mahlerには必須と思われるたっぷりとした歌とか時にユーモラスな風情、爆発する激情、残念ながらどれも足りなくて、オモロない感じ。さらさらと流れて、悪くはないけどね・・・といったところ。第3楽章の中音ノイズ?は気になってこの楽章には怪しさが全然足りない。ラストまでいまいち盛り上がらぬまま、求めて聴くべき音源に非ず。13:23-7:33-10:40-20:00。


2022年2月某日/隠居生活初心者入門の日々

珍しくスマホが鳴って、引っ越しに伴うエアコン、シャワートイレの取り外し設置の日程調整でした。そして転居のご挨拶印刷出来(裏表印刷ミス4枚)あとは時期を睨んで投函するのみ。火曜は爺婆体操軍団が朝一番に専有、市立体育館へは11時前に突入して、スクワットストレッチ筋トレ7種+エアロバイク15分しっかり実施。昼に数カ月ぶりのクロワッサンをばりばり喰ってしまって、パン類は高糖質、夜野菜中心の料理を仕立てても今朝の体重は67.9kg+200g。あきまへんな。

自分はけっこうな音量でガンガン音楽を聴いているクセに、自分の好まぬ騒音にはイライラ。女房殿のヘアドライヤーはやかましい!テレビのCMになると音量が上がるのも不快。市立体育館トレーニングルームはコロナ対策から窓や入り口が開放され、まともな暖房もなくて寒いけど(夏は灼熱地獄)そこにご常連来訪、換気装置を入れると、それは爆音!不快だけれど仕方がない、マシンに力を入れて集中して忘れるようにして乗り切っております。それもあと数週間でお別れ。

毎日新聞ディジタルはエエ感じですね。無料ネットニュースより話題項目が尖って、しかも”この先は有料記事・・・”とはならぬので、しっかり全部記事を読んで深堀りできます。連載コラムは過去分含めてまとめ読みできるのは紙媒体にはない利点でしょう。要らぬ広告もほとんどない。そう云えば無料海賊漫画サイトは違法摘発されたけれど、そこにCMを出していたスポンサーにも責任が及ぶ新たなワザが駆使されたとのこと。兵糧攻めですよ。

SONY SMK47608Saint-Sae"ns 交響曲第3番ハ短調(1976年)/ピアノ協奏曲第4番ハ短調(ロベール・カサドシュ(p)1961年)/序奏とロンド・カプリチオーソ(ジノ・フランチェスカッティ(v)1964年)〜レナード・バーンスタイン/ニューヨーク・フィルハーモニック・・・既に活動拠点を欧州に移していた頃のバーンスタインの記録は10年ぶりの拝聴。オルガンも入る勇壮な作品(ドミソ和音圧巻!)はうねうねと表情豊かな骨太演奏、かつての馬力と勢い情熱優先のスタイルからはかなり違って、入念な描き込み完成度であります。但し、この演奏を求めて聴くか、作品と表現個性が似合っているのかは別問題でしょう。協奏的作品は配慮ある組合わせ、立派な演奏でした。

NAXOS 8550518Tchaikovsky 交響曲第3番イ長調「ポーランド」/交響幻想曲「テンペスト」作品18〜アントニー・ヴィト/ポーランド国立放送交響楽団(1992年)・・・交響曲6曲はどれも懐かしい旋律に充たされた名曲ばかり。オフ・マイクっぽい硬い音はこのオーケストラの個性か、あまり上手いオーケストラではないと思うけれど、妙にソソる感じのフツウなTchaikovskyであります。ヴィトとエイドリアン・リーパーが振り分けたNAXOS全集は意外や、どれもハズれがありません。15:12-7:54-10:14-5:59-8:26。(テンペスト)23:58。


2022年2月某日/隠居生活初心者入門の日々

コロナ感染もこの辺りが最悪のピークであることを祈りましょう。自分の(元)お仕事関連の最前線配達現場も人手不足に大苦戦!とは想像できたけれど、ニュースに応援体制がリアルに報道されておりました。2月に入ってあと18日で転居、関連手続きやら、ぼちぼち要らんものの廃棄は進めても、引っ越し荷造りは未着手、お尻に火がついた感じ。年賀状さぼった転居連絡案内は文面出来(山の神校正済)あとは20年ものの賀状ソフト・筆王2003を起動させて、印刷投函するのみ。毎日新聞ディジタルも一年分契約しましょう。閲覧用のタブレット入手は先の宿題です。

昨日は休筋日。午前中BOOK・OFFにて5冊ほど入手、帰りはご近所に昨年オープンしたドンキを冷やかして、要らぬ菓子など少々購入。夕方ディスカウント・ストアに食材仕入れ合計5,846歩177.5kcal消化したけれど、2個ほど買うべきものを失念しました。今朝の体重は67.7kg▲100g。転居先には業務用スーパーがあって、そのマニアックな品揃えを愉しみにしております。女房殿に第3回目ワクチン案内有、さすがに即接種はムリ、9日後転居前には予約できました。

LPデザインTchaikovsky ピアノ協奏曲第1番 変ロ短調〜ヴァン・クライバーン(p)/キリル・コンドラシン/RCAヴィクター交響楽団(1958年録音)・・・ 2013年にクライバーン逝去の報を受けてその代表的録音を拝聴しておりました。昔馴染みなら誰でも知っているミリオンセラー、亜米利加でもっとも売れたクラシック・レコードと記憶します。明快な音質、コンドラシンの骨太のバックを得て、輝くように明るく希望に充ちた余裕のタッチは60年経っても新鮮そのもの。冒頭ホルンのぶちかましから勇壮な序奏旋律は印象的でも、二度と再現されぬ特異な作品、これを引っ提げて全世界行脚した挙げ句、10年経たずしてその才能を消耗してしまった哀しい結末でした。自分の意志に非ず、時代に流されたんやろなぁ、ポリーニがショパン・コンクール優勝後10年間国際的表舞台に立たず、研鑽を積んだのは慧眼深慮遠謀だったのでしょう。20:49-7:04-6:49。

これは映像音源Brahms ピアノ協奏曲第2番 変ロ長調〜ヴァン・クライバーン(p)/キリル・コンドラシン/モスクワ・フィル(1962年ライヴ)・・・おそらくは旧ソヴィエットでも話題になって、再訪問をした時の映像音源らしいもの。音質極めてクリア。冒頭のホルンはびろびろの甘い露西亜風ヴィヴラートから始まる硬質なオーケストラ、まったり瑞々しいピアノのタッチ、両者時にアツく化学反応を見せてノリノリの演奏であります。瞑想する第3楽章「Andante」最高、チェロ・ソロ落ち着いて美しく、やがて高まる激情と静謐なピアノの対比も聴きもの。終楽章に至ってリリカルなタッチ際立って、爽やかな熱気いや増す演奏でした。17:57-8:34-12:01-9:14。

【♪ KechiKechi Classics ♪】

●愉しく、とことん味わって音楽を●
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