2018年7月某日/●サラリーマン生活延長線の日々
昨日より女房殿は出張、そのまま大阪へ、亡父の法事。台風影響か猛暑復活、ヤワな二階建てのの事務所は二階、お仕事中なかなかエアコンが効きません。ま、たいしたことはないけどね。いつもどおり、想定の範囲内での小さなトラブル、イレギュラー処理、お仕事は順調でしょう。職場の人間関係も上々。さっさと帰宅して自分だけの簡素な夕食後、食洗機(象印ミニでか食洗機 BW-GX40 2011年製)がエラーに・・・じつは数日前から怪しかったんですよね、挙動が。年末に前機が逝去して、正月に中古激安オークション入手、わずか7ヶ月の短い命でした。ここ2台連続、安物買いの銭失い。いまや故障修理は手間と時間とけっこうな金額が掛るんですよね。電気製品修理できればなぁ、人生の幅は広がったでしょうね、きっと。さて、どーする?撤去した後の対面チッキンの見通しはよろしいですよ。
ここしばらく不調に苦しんでいたノートパソコンDELL Inspiron N5110、OSをZorin-Linux-light-9/32bit→12/64bitに載せ替えました。見た目全然違うのですね、というか以前一度使ったような気がする・・・日本語変換導入ができなくてしばらく四苦八苦(ネット情報を求めると、ややクセがあるらしい)Wineは標準設定済、Windows用のHTMLエディターも導入できました。Chromium設定やらDropbox情報同期とか、あっという間に自分用にカスタマイズ済。Libere Office標準装備だけど、あれは重くって使いにくい。
いつも通り平日夜はスポーツクラブ再開、しっかり下半身負荷を掛けて、激しい汗を流しました。帰宅したらケータイに電話があって、利用者カード誤って返却したとのこと、たしかめてみると”ヤマモトさん”のになっておりました。上記、DELL Inspiron N5110の設定に没頭して音楽はほとんど聴いておりません。
Handel 「シバの女王の到着」/Beethoven 序曲「レオノーレ」第3番/Mendelssohn「ヘブリーデス」序曲/Brahms 「大学祝典序曲」/Mozart 歌劇「フィガロの結婚」序曲/Schubert 「ロザムンデ」序曲/Rossini歌劇「どろうぼうかささぎ」序曲/Berlioz「ローマの謝肉祭」序曲〜エンリケ・バティス/ロイヤル・フィルハーモニック((p)1985)・・・久々の拝聴。音楽拝聴もマニア度が上がるとこういった”Popular Overtures”は聴かなくなる・・・ことを反省いたしましょう。音楽に貴賎なし。音質極上、元気いっぱい、溌剌明快な演奏、精神的夏バテ気味な自分にはこんな馴染みの小品集が相応しい。Enrique Batiz(1942ー墨西哥)はかつて膨大な録音を残して、最近の動静を伺えません。2002年、2006年来日していたらしい。
Tchaikovsky 交響曲第5番ホ短調〜ダニエレ・ガッティ/フランス国立管弦楽団(2014年シャトレ座ライヴ)・・・ネットより入手したライヴ音源はまずまずの音質。Daniele Gatti(1961ー)はコンセルトヘボウを率いて今や旬の指揮者。このオーケストラ在任は2008ー2016年、サウンドは洗練されスムース、上手い演奏也。露西亜風泥臭さ皆無、とくにどーのという演奏でもないなぁ、悪くないけど。
これにて猛暑の7月終了、明日より本格的夏がやってくる8月です。では、行ってきます。
2018年7月某日/●サラリーマン生活延長線の日々
新しい一週間の始まりはもう7月の終わり、猛暑復活の良い天気であります。いつもは引き隠り内向きな週末休日も、珍しく昨日は(滅多に乗らぬ)公共交通機関乗り継いで豊田市迄、お気に入り作品演奏会へ、パイプオルガンも備えた立派な会場でしたよ。ちょうどお祭り(夜は花火とか)昼から臨戦態勢の飲食店も多く昼食は取りそこねました。豊田市は自分の受け持ち営業エリアだから幾度訪問してもお仕事関係のみ、駅前の雰囲気を感じたのは初めて、けっこう若い人もいるし賑わっているいるけれど、どこも似たような・・・個性が薄いなぁ。前居住地近く、塚口(尼崎市)を思い出しました。あちらはもうちょっと規模が小さくて、寂れているけどね。なにか用事がないと出歩かないけれど、あちこち見聞を広げるのは精神衛生上必要でしょう。
夜、ノートパソコンDELL Inspiron N5110(Zorin-Linux-light-9/32bit/メモリ4gb/2011年9月入手)先日、OSを入れ直して個人用設定も回復、ところが使用したディクスは「9」ではない?「アップデートが可能です」との表示に実施途中、ちょうどネット環境不調が重なって中途半端に中断、起動しなくなりました。仕方がないで「Zorin」再導入、ほとんど元の環境に戻しても何故か?”Wine”(Linux上でWindowsソフトを動かす環境)がどーしても入らない・・・これは別なOSを再入手して仕切り直すべきか。深夜迄苦戦して、倒れるように眠ったら夢見がよろしくない・・・自分は大学生に戻って、クラスメートから完全に浮いている・・・
昨夜は音楽拝聴なし(映画「ミッション・インポッシブル/ローグ・ネイション」+ノートパソコンの延々設定)今朝、Bach 前奏曲とフーガ 第2番ハ短調BWV847(平均律クラヴィーア曲集第1巻)/前奏曲とフーガ 第4番嬰ハ短調BWV849(平均律クラヴィーア曲集第1巻)/ピアノ協奏曲第1番ニ短調BWV1052/前奏曲とフーガ第6番ニ短調BWV875(平均律クラヴィーア曲集第2巻)/シャコンヌ ニ短調(無伴奏ヴァイオリン・パルティータ第2番BWV1004よりBusoni編曲)/前奏曲とフーガ第20番イ短調 BWV889(平均律クラヴィーア曲集第2巻)/前奏曲とフーガ イ短調(オルガン作品BWV543よりLiszt編曲)/前奏曲とフーガ 第9番 ホ長調 BWV878(平均律クラヴィーア曲集第2巻)/ 前奏曲 ホ長調(無伴奏ヴァイオリン・パルティータ第3番BWV1006よりRachmaninov編曲)〜エレーヌ・グリモー(p)/ドイツ・カンマーフィルハーモニー・ブレーメン(協奏曲)(2008年)・・・個性的な別嬪ピアニストHelene Grimaud(1969ー)らしいコンセプト・アルバム。聴いているようでじつは初耳であったことに気付きました。彼女もぼちぼち50歳かぁ(遠い目)馴染みの作品ばかり、流麗な技巧に感心しつつ、こちら猛暑に負けて体調いまいちなせいか?集中できません。朝に聴くべき音楽でもないかな?
では、行ってきます。
2018年7月某日/●サラリーマン生活延長線の日々
台風通過、現在は先日大雨被害に苦しんだ西日本辺りに向かっているとのこと。昨日夕方、風と生暖かい空気が強まって、ご当地にも警報が出ていたけれど、今朝はエエ天気、雨が降った気配もありません。昨日は「音楽日誌」執筆後、左膝の様子見も含めて「Alpen」迄、かなり草臥れた運動靴+ジョギング用のポシェットを物色、更にお隣の家電量販店に「ディジタル音楽プレーヤー」など・・・つまり、財布や水分、音楽など持参して運動スタイルを模索したもの。歩いているうちに左膝は少々悪化(じっとしていれば大丈夫)運動靴は安いのがあったけれど、デザインとサイズの折り合い付かず、ポシェットも価格と機能が釣り合いません。
かつて通勤や出張時にずっと音楽を持参してたけれど(恥ずかしいディスクマン→i-Podへ)こちらに5年前転居してきたら職住接近、出張もほとんどなくなって、i-Podは処分済。それに華麗なる加齢に耳鳴り発生、イヤホンは少々辛かったんです。ジョギングならぬ速歩に音量低く音楽復活はよろしいかな、そう考えても量販店にはi-PodとWalkman(=かなり高価なもの)しか存在しない。ネットなら怪しい安物がありますもんね。
昼過ぎ、息子より札幌の爺さん婆さんのマンションに無事到着したとの連絡有。93歳の爺さんはご機嫌、ようしゃべって元気だったとのこと。予定通り(うるさ型の)兄のところにご挨拶にも伺ってご祝儀もらったらしい。孫夫婦が訪問しただけで元気が出る”孫力”の威力一目瞭然、既に兄の孫(つまり爺婆にとっては曾孫)を抱いて、人生満願達成でしょう。ちょいと親孝行できたかな、と。南国生まれのお嫁さんは初・北海道訪問、本日は小樽に向かうとのこと。
夜はご近所コンビニにて食材+冷たいビールなど入手、台風に備えて夜、「コード・ブルー」拝見。医療現場にあんな若い美男美女先生(とくにガッキーみたいなの)ばかりおりまへんで。月一回伺う大学病院にドクター・ヘリがあるんですよね。「ブラックジャックを見て医者を志した」という方はけっこういるみたい、医療ものは鉄板です。
昨日無事、なんとか【♪ KechiKechi Classics ♪】定例更新済、本日はこれより演奏会です。この天気なら傘も要らないかも。体調あまりよろしくなくて(とにかく睡眠が浅いのが苦しいところ)音楽はあまり聴いておりません。
Britten 歌劇「ピーター・グライムズ」より「4つの海の間奏曲」作品33a/パッサカーリア 作品33b/若きアポロ 作品16/組曲「ヴェニスに死す」作品88〜ユーリ・トゥロフスキー/イ・ムジチ・ドゥ・モントリオール(1989年)・・・青少年のための管弦楽入門(ヘンリー・パーセルの主題による変奏曲)が馴染みのBenjamin Britten(1913ー1976)は世代から考えると保守的穏健な作風、どれも耳あたりのよろしいわかりやすい作品旋律ばかり。「4つの海の間奏曲」は「夜明け」「日曜の朝」「月の光」「嵐」からなるカッコ良い作品。他の作品も意外と聴いておりました。Yuli Turovsky (1939-2013)は亡くなっていたのか・・・露西亜系のお名前ですよね。カナダのアンサンブル含め、録音はけっこうあるのに詳細情報は探せません。いずれ、整った瑞々しいアンサンブル+優秀録音であります。
2018年7月某日/●サラリーマン生活延長線の日々
台風接近、その余波か?昨日あたりから体感とても涼しい感じ。おそらくいつもの夏気温なんだろうけど、この間ひどかったですからね、殺人猛暑。昨日週末一週間のラストは午前中悩ましいお仕事案件数件、クリアできたのを確認して昼から辞去しました。お気楽な立場ですよ。微妙に体調がよろしくないのは猛暑の影響より、咳痰の絡みによる睡眠不如意要因でしょう。ぼんやり居眠りしつつ午後を過ごして、夜しっかりスポーツクラブにてステアマスター15分+初級エアロビクス30分、鍛えておきました。
眼は年中ドライアイ、左膝は歩行時にちょいと気になって、スポーツクラブではさほど問題になりません。現在週3-4回のしっかり運動、これを(とくに週末)もうちょっと効果あるものに増やせないか、検討中です。ステアマスターはいかにも下半身に負荷を掛けている実感もあるし、エアロビクスは心肺機能向上の手応え有。毎朝、起床時にカルく腹筋背筋+腰のストレッチはここ10年以上の習慣、あとは柔軟性かな?現在でも前屈で手の平が地面に付くけれど(脚が短いというだけかも)せっかくここ3年で腹囲▲5cm(メタボ→ややメタボへ)実現して、さらに健康習慣を広げたいものです。
Shostakovich 交響曲第9番 変ホ長調〜ダヴィッド・オイストラフ/ソヴィエット国立交響楽団(1969年ライヴ)/交響曲第14番ト短調「死者の歌」〜ルドルフ・バルシャイ/モスクワ室内管弦楽団/ガリーナ・ヴィシネフスカヤ(s)/マルク・レシェーチン(b)(1969年ライヴ)・・・かなり以前に聴いていて、バルシャイの2000年録音のコメントも残っておりました。もうちょっと若い頃は苦手系の音楽もしっかり聴くように心掛けていたものですよ。ヴァイオリンの巨匠David Oistrakh(1908ー1974往年の露西亜の音楽家は長命に至らない)が指揮活動をしていたことはぼんやり知っておりました。1945年初演、軽妙洒脱な第9番は数ヶ月前、アンドリス・ネルソンスの2015年録音に仰け反っておりました。現役世代は政治的意図云々とは無関係に正確に、ヴィヴィッドに作品を聴かせる技量に優れているのですね。演奏云々できるほど作品に馴染んでいなくて、こちら音質意外と良好、ライヴならでは熱気と勢い(+粗さ、アンサンブルの乱れ)もあって、けっこう愉しんで聴きましたよ。
「死者の歌」はモスクワ再演の記録?久々の拝聴は弦楽+打楽器のアクセント、呼応する声楽の色彩が素晴らしい作品、Bartok(泥臭さ付加)を連想いたしました。Stravinskyの「兵士の物語」にも似てますね。マルク・レシェーチンのバスは露西亜伝統のオペラを思い出させて、全体に暗鬱な風情の作品は基本苦手系、それでも今回拝聴に難解な晦渋さを感じませんでした。シニカルだけど劇的。バルシャイのアンサンブルは精緻を極めた集中力のあるもの。音質も悪くありません。かつてのコメントにモノラルとなっているけれど、ちゃんとしたステレオ収録。「GPR 002」にはそう表記されていたはず。
他、Ducas 交響詩「魔法使いの弟子」/Franck 交響詩「呪われた狩人」/Lazzri 交響詩「夜の印象」/Duparc 交響詩「レノール」/Saint-Sae"ns 交響詩「死の舞踏」/Duparc 交響詩「星たちに」〜ミシェル・プラッソン/トゥールーズ・キャピトル管弦楽団(1994年)など。選曲に仏蘭西人のこだわりを感じさせ、Sylvio Lazzari(1857ー1944)は名前さえ初耳な墺太利→仏蘭西の作曲家とのこと。Henri Duparc(1848ー1933)だって滅多に聴けませんもんね。これは音質演奏とも驚くほど雰囲気たっぷりで愉しめました。
2018年7月某日/●サラリーマン生活延長線の日々
台風接近とか、今夜明日は久々雨とのこと。週末を迎え、明日息子夫婦は札幌の爺婆のところにご挨拶、明後日は演奏会にご招待されて、公共交通機関では少々不便な会場(愛知県芸術劇場は改装休館中)へ行く決意を固めました。オウム真理教関係者死刑執行一気実施。松本サリン事件であらぬ疑いをかけられ、妻を失った河野さんは「もう許している」、死刑には反対姿勢だったらしい。彼らの行為は憎むべきものだけど、死刑はなぁ、ちょっと微妙な感慨がありました。
やや収まった?猛暑中、異常需要商品調達苦戦中、2件ほど自分の勘違いもあってお盆明けまで調整続きます。ま、ほとんど東京本丸と職場の若いものに甘えているけどね。見込みを出すこと、結果あかんかったら取引先にお詫びすること、状況を説明することくらいしかできることはありません。実際、工場フル回転させて製造しているのは現場労働者、荷物を倉庫に運んでいるのもトラックの運転手、実務調整段取りするのは東京本丸、取引先にお届けして消費者に売っているのも現場の方々、自分は涼しい事務所にふんぞり返ってモニター眺めてメールしたり、電話したりするのみ。
昼から取引先へ定例商談、若い相棒は就任5ヶ月ほど、初めて焦点の合った、目的のはっきりとした商談ができました。本人も手応えがあったみたい。こちら大ヴェテランはそのまま早々に直帰、冷凍食材ぼちぼち尽きて、野菜中心(肉少なめ)のパスタソースやポテトサラダなど作りました。スポーツクラブは休館日。例の如しヲタク趣味、DVDに焼き込んだ音源データ点検、なんせ在庫膨大故忘れていたものも多くて、自主CD(厳選廃棄)や正規CD(オークション出品)同様、ぼちぼち処分を思い立ちました。人生は短く、聴くべき音楽の精査厳選が必要です。多く所有すること=シアワセに非ず。
Mahler 交響曲第1番ニ長調〜ロリン・マゼール/フィルハーモニア管弦楽団(2011年ライヴ)・・・Bach、Mozartを別格として大好きなのはMahler、Bartok、Stravinskyかな?昨日のBrucknerの流れ、マゼールのラスト全集より久々に聴いてみました。ここ数年音質を気にするようになった贅沢者(=ワシ)とくにMahlerはその要件重要でしょう。海賊録音?っぽいネット音源から幾度か聴いている演奏、記憶では音質に難有。久々の確認は意外にも、会場のリアルな雰囲気を捉えた自然な音質、但し、収録音量レベルが低いのが難点でしょう。かなりボリュームを上げる必要があります。ザ・フィルハーモニアはクレツキとかクレンペラー以来のMahlerオーケストラ、ジュゼッペ・シノーポリの全集(1985ー94)も完成度の高いものでした。
オーケストラの響きが清涼、美しいこと、晩年の枯れきった風情〜などとは無縁に例の如し、細部をいろいろいじって自在なコントロールを誇るマゼールのワザ、賑々しくもオモロいこと限りない演奏であります。”青春の胸の痛み”みたいなものとは無縁、純粋に旋律サウンドを彼流に色付けして聴かせることが主眼。ウィーン・フィル、バイエルン放送交響楽団(1曲しか聴いていない)、ニューヨーク・フィル(過半は聴いていると思う)、連続して全曲演奏し、記録に残すのが彼の凄いところ。今朝、再聴しているところ。
Mahler 交響曲「大地の歌」〜ジュゼッペ・シノーポリ/ミラノ・スカラ座管弦楽団/ヴィオレッタ・ウルマーナ(ms)/ヴォルフガング・シュミット(t)(1998年ライヴ)・・・これは放送録音のネット流出でしょう。上記マゼールとは対象的な音質、鮮明な音質にオン・マイク気味、リアルだけれど各パート奥行きなく、歌い手も平板前面に並びます。これは声楽もオーケストラもよう歌って、本場イタリアのオペラハウスのオーケストラ技量は充分に明るい響き、Mahlerの美しい旋律をたっぷり堪能できる演奏でした。
交響曲第1番、「大地の歌」いずれも細部迄馴染みの作品、音楽は嗜好品だから好きなのを聴けば良いけれど、油断すれば狭い範囲に閉じこもりがち。幅広く見聞を広げる努力をしなければ。伺ったところによる、ほんまの映画ファンは”ため息が出るようなB級映画もしっかり堪能する”とのこと。
では、行ってきます。
2018年7月某日/●サラリーマン生活延長線の日々
天変地異要因とは云え、この猛暑に異様な特需有、商品調達に苦慮しつつ基本ヒマな日々であります。月火と休んでお隣の若者は無事お仕事復活いたしました。なぜか、偶然に諸事情異なりつつ、女性スタッフ4人お休み。先日の健康診断人間ドックの結果が届いて、標準体重+10kgさておき(これでもずいぶん体重減)ここ3年で腹囲▲5cm、その他数値もぎりぎり標準値を維持して、基本大きな問題はありません。暴飲暴食運動不足を続けていた時期もコレステロールは正常値、これはもともと喫煙習慣がないこと、肉をあまり好まない(魚好きな)ことが主要因なのでしょう。週3−4回の運動習慣が効いております。昨夜も初級エアロビクス30分、かなり汗をかきました。
今朝の朝日新聞は月一回の「論壇」。豪雨災害を期に地方行政の単位を見直せ、と云った主張に感じるところがありました。被害の大きかった倉敷市真備町は2005年、自分が岡山在住時に合併したところらしい。行政の効率化を目指して合併広域化が進んで、自治体職員は”その地域に行ったこともない”状態もありうるとのこと。つまり行政の目、地域に対する配慮が行き届かなくなる、地方公務員数は欧米の(人口比)半分とか?(知らんかった)しかも非正規化が進んで、地元お役所の情報に詳しい女房殿も業務実態はかなり厳しいとのこと。さて、評論傍観者である自分はそれとどう関わったら良いのか。
昨日拝聴。
Bach ゴールドベルク変奏曲 BWV988〜グレン・グールド(p)(1955年)・・・泣く子も黙る名曲+鉄板名演奏。少年時代レコード屋にて試聴して、音質の悪さにがっかり、ヘルムート・ヴァルヒャ(cem)のLPを購ったのも懐かしい思い出、やがて幾星霜半世紀を経、愛聴盤に至るとは思いもよりませんでした。月一回以上は聴いているMy Favorites作品、イメージとしては延々と眠くなるような(!?)大河のような流れを感じて精神が落ち着いて・・・ところがグレン・グールドは快速テンポ、繰り返しなし、スタッカートを基調とするリズミカルなタッチ・・・あれよあれよと終わってしまって、馴染みのストーリーを早回しにしたような感慨に襲われます。これはこれで現代のBachを感じさせる、時代の表現に感銘がありました。
今朝、コンピューター・ソフト「Zenph(ゼンフ)」による再創造(2006年)も聴いておきました。ベースに1955年の記録があり、音質改善されても、人の手による細かいニュアンスは再現できず。無機的に感じるもの。
Bruckner 交響曲第7番ホ長調〜ロリン・マゼール/バイエルン放送交響楽団(1999年ライヴ)・・・2018年3月にBrucknerを集中聴きして、それでもまだまだ聴いてみたい音源はいっぱい残、この音源も3年ほど前より気になっていたもの。Lorin Maazel(1930ー2014)も逝去してもう4年か、若い頃から強引な表現、最晩年まで老熟とは無縁だったイメージもあります。このオーケストラ在任は1993ー2002年、意外と長かったんやな。レパートリーが広く、全曲を一気に演奏(ライヴ録音)してしまう人、ここでもいくつか聴いてどれも充実した手応えを感じました。20:36-22:32-10:12ー13:06だからテンポは馴染みの則を超えず、細部あちこち例の強引な主張は散見されても、美しく温和な作品の色合いを活かした”上手い”クールな演奏をたっぷり堪能。彼としてはずいぶんおとなしい?かも。このオーケストラはオイゲン・ヨッフム(在任1949ー1960)以来のBrucknerオーケストラですから。第2楽章「Adagio.Sehr feierlich und sehr langsam(非常に荘厳に、そして非常にゆっくりと)」は昨夜、今朝二度拝聴いたしました。(デーハーな打楽器入)
では、行ってきます。
2018年7月某日/●サラリーマン生活延長線の日々
若い相棒は連続休み、熱が下がらぬそう。横浜から名古屋へ、慣れぬ営業仕事+お隣の爺さん(=ワシ)に叱られ続け、挙げ句遠距離な彼女に振られて+猛暑、心身ともに体調を崩したのでしょう。お仕事なんて、あとでなんとでもなるからゆっくり休んだらよろしい。こちら大ヴェテランは当面自分のお仕事のみクリアしたら昼からヒマでヒマで・・・時間潰すのに苦労しました・・・なんて、お気楽な半引退サラリーマンでっせ。ずっと理想としていた”人生を半分降りる”、お給料半分でよろしいからお仕事半分にしたい(←これはカッコつけ過ぎな愚痴)・・・って、想像していた生活とかなり違うけれど、ま、人生こんなもんでしょう。
今年3月一杯で継続雇用終了完全引退した先輩が、昨日朝、自家菜園で育った野菜を持参してちょろりと職場訪問、久々に元気そうな姿を見せて、来週の”職場暑気払い”(ビール会)にお誘いしました。夜、例の如し小一時間、しっかりスポーツクラブにてたっぷり激しい汗!これで猛暑を乗り切っております。
Rachmaninov ピアノ・ソナタ第2番 変ロ短調 作品36/前奏曲 嬰ト短調 作品32-12/楽興の時 ロ短調 作品16-3/練習曲集「音の絵画」変ホ短調 作品33-6/ハ長調 作品33-2/ニ長調 作品39-9〜ウラディミール・ホロヴィッツ(p)(1968/67年)・・・2年ほど前にコメント*があって、曰く”魂が揺れるような凄い説得力”。Rachmaninovのピアノ・ソロ作品は昔、イディル・ビレットにてトライして挫折、以来ピアノ協奏曲+交響曲くらいしか聴いていなかったけれど、ホロヴィッツに出会って妖気漂う演奏に魅了されました。上記リンク先*前後にあるように、他の世評高い演奏を聴いてもほとんど、別な作品に思えるほど彼のピアノはしっとり洗練され美しくセクシー。レパートリーの幅は狭いのかな?テクニック云々は当たり前、その先でっせ問題は。表現の幅(デフォルメ?)ニュアンスの多彩なこと、作品の様式云々に非ず、どれを弾いても彼の個性一色に染めてしまう驚き。今朝は、D.Scarlattiのソナタを数曲(大昔のモノラル録音)に痺れておりました。そして”崩れ落ちるようなイケナイ快感”を求めてピアノ・ソナタ第2番 変ロ短調再度拝聴。
Brahms ヴァイオリン協奏曲ニ長調〜ヴァディム・グルズマン(v)/ジェームズ・ガフィガン/ルツェルン交響楽団(2015年)・・・若い現役を聴いてあげなくっちゃ。Vadim Gluzman(1973ーウクライナーイスラエル)もJames Gaffigan(1979-亜米利加)もこれからの音楽家。いずれ初耳、ルツェルン交響楽団とは歌劇場のオーケストラ、もともとこの団体に興味を惹かれて、これがなんとも古風素朴なサウンドが今時エエ感じに珍しいもの。グルズマンは名器ストラディヴァリウスを貸与されているとのこと、正確な技巧、フレージングの清潔なことリズムの良さ、ノリは当たり前。なんせ稀代の名曲古今東西老若男女名演奏目白押しの録音盛りだくさん、刷り込みはダヴィッド・オイストラフ?(幾種録音が存在するのか)それに比べて”音色”が美しくない・・・やや細身、細かいヴィヴラートに神経質を感じぬでもない。
エラソーに文句をつけても、いささか食傷気味だった名曲を久々、たっぷり堪能しました。フィル・アップのヴァイオリン・ソナタ第1番ト長調は未聴。
では、行ってきます。
2018年7月某日/●サラリーマン生活延長線の日々
この夏の暑さは”災害”とのこと、けっこうあちこちで亡くなる人もいらっしゃって、被災地ではWパンチ(←これって死語?)だもんなぁ。鬱々とした週末を過ごして昨日一週間のお仕事始め、若い相棒は風邪に高熱、休みました。この時期、風邪は治りにくいし、独身は食事もタイヘンでしょう。そういえば小さいこどもを抱える辣腕スタッフ女性も先週2日ほど休んで、ちゃんとした声が出るようになるまで一週間くらい掛かっておりました。こちら先週先々週のトラブル処理二週目、ほとんど神業の見込み予測ピタリ!寸分違わず的中してクリア(誰も褒めてくださらない)暑さにぼんやりしていた夕方、先行きの商品調達に大問題を発見、辛くもギリギリ修正、クリアしました。他にもあるんじゃないの?ヒヤヒヤでっせ。夜小一時間、しっかりスポーツクラブにて下半身に負荷掛けて大汗、体調維持しております。心身ともに快調です。
今朝の朝日新聞、”18歳、無理ゲー理論”が秀逸。それまでは”あれするな、これはいけない”さんざん抑制され、高校卒業したら”自分で考えろ、そんなこともできないのか”、そりゃムリでっせ。今時の若いものは・・・って、それはオトナが作ってきた結果でしょ?
昨日朝出勤前に聴いたのが
Schubert 弦楽五重奏曲ハ長調 D.956〜アイザック・スターン(v)/チョー・リャン・リン(v)/ハイメ・ラレード(va)/ヨーヨー・マ(vc)/シャロン・ロビンソン(vc)(1993年)・・・Isaac Stern(1920ー2001)は立派なヴァイオリニストだったけれど、不遜な言い方が許されるのなら晩年の録音はちょっと聴くのがツラかった。これは当時若手だった林 昭亮(1960ー)、馬 友友(1955ー)+ヴェテラン夫婦を伴って、爽快な演奏を繰り広げております。作品との出会いはヴェーグ+カザルス(1961年ライヴ)、夢見るように美しい旋律に目覚めた演奏もご高齢のカザルスの存在がやたらと大きい!(うなり声も有)同じ年に録音されたハイフェッツは、彼の第1番ヴァイオリンばかりやたらと目立つ!こちらバランスよろしい、ウキウキするような演奏でした。フィル・アップはBoccheriniの弦楽五重奏曲第5番ホ長調、誰でも知っている親しみやすい旋律作品。
Shostakovich ピアノ・トリオ第1番ハ短調/第2番ホ短調/ヴァイオリン・ソナタ ト長調(ト短調) 作品134〜イリヤ・グリンゴルツ(v)/ダニエル・ヘフリガー(vc)/ジル・ヴォンサッテル(p)(2015年)・・・Shostakovichは一般に暗くて重くて苦手です。Ilia Gringolts(1983-)は露西亜の若手、弦の伝統は生きているのですね。第1番は17歳の作品(1923年/13分ほど)3年後の交響曲第1番もそうだけど、若い頃の作品はどれも才気煥発、若者たちの演奏にも”暗く重い”影はない。次の第2番は、まさにそんな感じ、聴き手を暗鬱な気分にさせる・・・ヴァイオリン・ソナタは最後迄聴いておりません。オイストラフ/リヒテルが初演、1972年の録音を聴いていたはずだけど、作品イメージの記憶は全然蘇りませんでした。
Wagner 演奏会用序曲「ファウスト」/歌劇「リエンツィ」序曲/歌劇「さまよえるオランダ人」序曲(ロンドン・フィル1974年)/歌劇「タンホイザー」序曲(ニュー・フィルハーモニア管弦楽団1971年)/大行進曲(ロンドン・フィル1974年)/歌劇「ローエングリン」第1幕への前奏曲(ニュー・フィルハーモニア管弦楽団1971年)〜エイドリアン・ボウルト・・・上記作品は夏に相応しくないと感じて、Adrian Boult(1889ー1983)の立派なWagnerを聴きました。ロンドン・フィルとの1973年録音は音質極上、自然な会場空気感堪能いたしました。飾りのない剛直な表現にロンドン・フィルの金管が鳴り響くといった風情を堪能いたしました。ニュー・フィルハーモニア管弦楽団はもうちょいと細身な、キレのあるサウンド。夏にはWagnerでっせ。
では、行ってきます。
2018年7月某日/●サラリーマン生活延長線の日々
お仕事上の微妙な齟齬+猛暑+日常愛用するコンピューターやや不調(改善済)=鬱々とした気分を週末二日間掛かって落ち着けて、新しい週が開けました。左膝が歩くとやや不調なくらい、あとはいつもの両肘の痛み(これは十年ほど?大学病院に通院して服薬しても改善しない)+咽の不調はいつものこと、お仕事終了後、本日夜からまたスポーツクラブに通いましょう。体調はそう悪くない。国会が終わって、大切な案件は強行採決ばかり、災害被害もあって世の中全体に閉塞感が漂って、今朝の朝日新聞も歯切れの悪い記事ばかり。
Ravel バレエ音楽「ダフニスとクロエ」全曲〜ミヒャエル・ギーレン/南西ドイツ放送交響楽団/ヨスハルト・ダウス/ヨーロッパ合唱アカデミー(1997年)・・・久々の拝聴。これは真夏にピッタリの涼しげ怜悧緻密なサウンド、記憶以上のクリアな音質。但し、この音源は”全曲57:56、1トラック”のみ、大好きな作品だしほとんど一気聴きするけれど、部分確認不可というのも不安な感じ。仏蘭西系指揮者によるメルヘンな表現、みたいなイメージの作品だけど、細部一切曖昧さを許さぬ透徹したMichael Gielen(1927ー引退)の指揮ぶりは綿密厳格そのもの。馴染みの作品をたっぷり堪能して、これはヴェリ・ベストかも。オーケストラのアンサンブル、色彩にも文句ありません。
Stravinsky バレエ組曲「ペトルーシュカ」(ギレリス編)〜エミール・ギレリス(p)(1957年)・・・じつはこちらを先に聴いていて、旧ソヴィエットの音源はネットから入手意外と容易。但し、伝統を引き継いで年代から類推できる水準を遥かに下回る情けない音質は例外に非ず。この1曲のみ聴いて、上記Ravelに変えたもの。例の「三章」+もう少々曲数が多い(表示を信じれば)”ギレリス版”、当時41歳の記録、目の醒めるような硬質クリアなタッチがおみごと!でも、この音質じゃこの猛暑に聴き手は根性要りまっせ。
いつの間にか7月も終わりに向かって、ご近所のこどもたちもぼちぼち夏休み。それでは弁当作って出掛けましょう。
2018年7月某日/●サラリーマン生活延長線の日々
昨日土曜は心身ともに引き隠って、猛暑を避けておりました。とうとう野菜が切れたのでこれから運動がてら買い物に行かなくっちゃ。音楽を聴く意欲もなし、内向きヲタク趣味である音源整理も今朝からDVDに焼き込もうとして、既にに4枚お釈迦にしました(激安DVD-Rなので不良率高い)。夜、ご近所の焼鳥屋(チェーン店に非ず)にて冷たいビールはこの時期至福、短時間で辞去するのはいつものこと、安く上がったのでコンビニに寄って缶ビール+チーズなど追加して帰宅しました。
別にトラブルらしいトラブルもないお仕事を鬱々と引きずって、な〜んもしたくない精神状態。せめて洗濯掃除して、ノートパソコンDELL Inspiron N5110(Zorin-Linux-light-9/32bit/メモリ4gb/2011年9月入手)の再設定に没頭しておりました。OS入れなおし+自分設定セットアップって、ノーミソ空にするには一番でっせ。快調です。今朝一番に【♪ KechiKechi Classics ♪】定例更新なんとか、辛くも実施。
Stravinsky バレエ組曲「火の鳥」(1919年版/2007年録音)/バレエ音楽「春の祭典」(2006年)〜マリス・ヤンソンス/コンセルトヘボウ管弦楽団・・・昨日聴いたのはこれのみ。ヤンソンスは「火の鳥」”エエとこ取り”短い1919年版しか演奏せんのかな?(バーンスタインもそうだった)上手いオーケストラをたっぷり鳴らせて豊かな響き。これはお気に入り中のお気に入り作品、なのにすっかり有り難みを失った音楽ファンであります。感慨ほとんど感じられぬ精神状況でっせ。
2018年7月某日/●サラリーマン生活延長線の日々
お仕事は当面の難物を辛くもクリアして、結果として若い相棒の悩みを深くしてしまったことを反省。取引先との関係を上手く調整できぬ案件に、「決めるのは結局お相手だ」「説得するやり方を教えてもらっていない」〜例の如し「Aの結果を引き出すためにBのボタンを押す」的ディジタル的発想に辟易、人様の心情などそんなシンプルなものじゃありまへんで・・・昨年の新人とはまた別な悩みに鬱々としております。将来ある若者を気持ちよくお仕事してもらう指導ができぬ失格おやじに成り果て、すっかりやる気を失って、昼から辞去。音楽を聴く気にもなりません。
挙げ句、DVDに保存していた某お気に入り音源、9ファイル中6ファイル紛失を発見して愕然。挙げ句、ノートパソコンDELL Inspiron N5110(Zorin-Linux-light-9/32bit/メモリ4gb/2011年9月入手)流石に7年選手、この間光学ドライブが壊れ(USB外付けにて代替)無線プリンターが上手く動作せず、挙げ句最近微妙に無線LANを認識しない・・・とうとう幾度再起動してもネット接続アウトに。夕方(ありもの材料にて)シチューを作ったらルーを入れ過ぎ・・・なにもかも噛み合わぬ日もあるもんでっせ。
とにかく夜、ステアマスター15分+時間までエアロバイク強設定5分、初級エアロビクス30分(インストラクターの指示に全然ついていけない)この猛暑にすごい汗、しっかり体重減は実現して気分転換。更にDELL Inspiron N5110にOSの入れ直し(別なLinuxを入れようと画策して結果、また同じZorin-Linux-light-9/32bitに)ネットもプリンターも無事復活しました。
この精神的閉塞感は、お仕事+至近の自宅ヲタク趣味引き隠りといった狭い生活範囲=精神の老化が要因でしょう。なんとかせねば。バックアップしているDVD保存音源160枚(650gb≒身辺整理のつもり)ほど廃棄を決意しました。猛暑に苦しむ被災地尻目に、カジノ法案強行って、やりたい放題、これって日本を良くするの?場末の後ろ向きオッサンがネットでつぶやいても仕方がないけど。
今朝、エアコン29度C設定(おやすみモード)の蒸し暑さに、いつも通り早朝覚醒。「音楽日誌」執筆も自分の心情整理のつもり。Saint-Sae"ns ピアノ協奏曲第5番ヘ長調「エジプト風」/Gershwin ピアノ協奏曲ヘ調〜スヴィアトスラフ・リヒテル(P)/クリストフ・エッシェンバッハ/シュトゥットガルト放送交響楽団(1993年)・・・露西亜の巨人Sviatoslav Richter(1915ー1997)最晩年78歳の録音、ヤマハ使用とか。音質良好。たしか他にも録音のあったSaint-Sae"nsのエキゾティックな旋律、例の如し硬質強靭なタッチには納得。興味はGershwin、露西亜系ピアニストだったらラザール・ベルマンのライヴがありましたよね。物憂いブルースやらノリノリの疾走が大好きな作品にリヒテル?晩年まで新しいレパートリーに取り組んでいたのですね。
これがある意味予想通り、馴染みの硬質なタッチ。しかし最晩年の技巧にテンポが乗らない。しっかり細部迄弾き込んでも(かつてのように)壮絶技巧に快速テンポに非ず、どの楽章もテンポが遅過ぎると感じます。立派な演奏だけど、Gershwinの軽妙なノリが実現されておりません。これは好事家の記録でしょう。若手の演奏を聴き直さなくちゃ。
2018年7月某日/●サラリーマン生活延長線の日々
週末に気になるお仕事案件2件。なんとかクリアせんとなぁ、ひとつは昨日夕方若い相棒のミスを(というか曖昧な解決)を発見したもの、もう一件は自分が判断した処理別案件への疑念です。もしかしたらこれでは不十分?そう思い立って自宅より自分の業務用メール宛に送付しておきました。その解決に思い悩んで鬱々と眠りが浅い。判断処理待ったなし、いずれ本日午前中にクリアすべきもの、スッキリさせて一週間を締め括りましょう。冷房の効いた事務所内でのお仕事とは云え、猛暑続いております。豪雨に野菜高騰とか、沖縄に台風接近中。
昨日のメインマシンHP Omni 220-1140jp不調の件、要因を特定し快復いたしました。日常愛用するものはフツウに動かんとストレスありまっせ。昨日昼から取引先へ、相棒は大阪に出掛けて不在、一人でカーオーディオを大音量で鳴らしておりました。
Hovaness 交響曲第2番「神秘の山」(1958年)/Prokofiev 組曲「キージェ中尉」(1957年)〜フリッツ・ライナー/シカゴ交響楽団・・・60年前の録音でもRCAは立派な音質水準。Alan Hovhaness(1911ー2000)は知っているようで実際は聴いたことがない?穏健な作風、多作家であった由。「神秘の山」って富士山のこと?初演は1955年ストコフスキー、平易かつ夢見るような旋律が粛々と美しい作品ですね。(口さがないカスタマーのコメントによると、他の作品も全部ワン・パターンとのこと)Prokofievのほうはスムースなトランペット(アドルフ・ハーセス)が快いユーモラスな作品。いずれこの時期のシカゴ響、キレのある洗練されたアンサンブルに疑念はありません。もう一曲Stravinskyは聴いておりません。
Mahler 交響曲第3番ニ短調〜ジュゼッペ・シノーポリ/シュトゥットガルト放送交響楽団/放送女声合唱団/ヴァルトラウト・マイヤー(a)/シュトゥットガルト賛美歌児童合唱団/ケルン放送女声合唱団(1996年ライヴ)・・・フィルハーモニア管弦楽団全集とは別のライヴがいくつか残されて、これは自分にとって馴染みのもの、サイト内検索では言及なし。大好きだけど、なんせ超大、夏になると聴きたくなる・・・往復二時間ほどの社用車移動にはぴったりの作品でしょう。第1楽章「力強く、決然と (Kraftig. Entschieden.)」だけで30分掛かる長丁場、冒頭ホルン8本のシンプルな斉奏から一気に引き込まれて、延々とメーデーの行進が続く熱気に心躍らせるもの。この時期のオーケストラは首席指揮者不在?(ジョルジュ・プレートルが首席客演)現在は南西ドイツ放響と統合されてしまったオーケストラは好調なアンサンブル、第4楽章「きわめてゆるやかに、神秘的に 一貫してピアニッシシモで(Sehr langsam. Misterioso. Durchaus ppp.)」に於けるWagner歌いWaltraud Meier(1956ー)は深淵、第5楽章「快活なテンポで、大胆な表出で(Lustig im Tempo und keck im Ausdruck.)」はこども達+女声の無垢な歌声に心洗われ、終楽章「ゆるやかに、安らぎに満ちて、感情を込めて(Langsam. Ruhevoll. Empfunden.)」は万感胸に迫る人生の終焉を連想させる・・・文句ありません。
Beethoven 交響曲第5番ハ短調〜ジョージ・セル/クリーヴランド管弦楽団(1963年)・・・これも【♪ KechiKechi Classics ♪】内での言及が探せぬ昔馴染み。凄い集中力とオーケストラの技量、そして・・・粒の粗いイマイチな音質。高品質オーディオ音源が出ているとか、そちらの成果はいかがでしょうか。
では、行ってきます。
2018年7月某日/●サラリーマン生活延長線の日々
もともと厳しい暑さが有名なこのエリア、お隣岐阜県ではついに40度C超えとか、名古屋市では39度C、あくまで”公式発表”だから、実態は40度Cなのでしょう。こちらは職住接近+終日エアコンのよう効いた事務所にてお仕事、しかも冷蔵庫には冷たい飲みもの完備の職場にて安閑と過ごしております。外でお仕事される方はたまらんでしょうね。ましてや被災地、避難所の方々のことを思い遣ればこちら天国でっせ。お仕事は若い相棒の実績が(事前見込み通り)最悪、自分の分は予想外に、この猛暑を受けて商品が一部足りんほど。
就寝時、エアコンを”おやすみモード”にし忘れて冷え過ぎ途中覚醒、やや睡眠不足でも、夜しっかりエアロビクスに汗を流しているので”ダルさ=夏バテ”はありません。体重+1kg、そういえば午前中菓子をバリバリ喰ってしまったことを反省しました。
メインマシンであるHP Omni 220-1140jp(昨年2017年2月中古購入)はあきらかに不調、既に光学ドライブは諦めてUSB外付けを使用中、昨夜はそれも上手く認識できない(2種類でテスト)。Windows10を自動ログインできるよう設定していて、一週間ほど前にそれがアウト、再設定したのに、今朝再度それが無効になっておりました。基本機能稼働は順調だけど、あちこちハードがイカれつつあるのか。不安です。なんせ使う頻度高いからなぁ。現役時代だったら迷わず新しいのを買ったけどなぁ、悩ましい。
Goldberg チェンバロ協奏曲 変ホ長調/ニ短調〜ワルデマール・デーリング(cem)/エミール・タバコフ/ソフィア・ソロイスツ(1986年)・・・珍しい未知の音楽に出会うのも大切なこと。Johan Golgberg(1727-1756)は変奏曲に名前を残して早世したBachの弟子とのこと。後期バロック〜古典派初期にあたる世代らしい。Franz Joseph Haydnが1732年生まれですもんね。各々30分程度の堂々たる規模(内容的にも)の協奏曲、極上の瑞々しい音質、節度ある練り上げられたモダーン楽器アンサンブル、これはピアノで弾いても違和感はないでしょう。歴史に残って現代に生き残るかどうかはほんの偶然、Bachの「マタイ受難曲」はMendelssohnが、無伴奏チェロ組曲はパブロ・カザルスが再発掘したんです。
今朝はBrahms 弦楽六重奏曲第1番 変ロ長調/第2番ト短調〜ターリヒ弦楽四重奏団+ヨーゼフ・クルーソン (va)/ミハル・カニュカ(vc)(2006−7年)・・・マシン不調、乱れる心象に落ち着きの作品、浪漫派は室内楽、ピアノ・ソロやなぁ、シミジミ思いますよ。著名な交響曲のスケールそのまま、親密な室内楽に仕上がって鬱蒼と美しい内省的な旋律が続きました。
では、行ってきます。
2018年7月某日/●サラリーマン生活延長線の日々
新しい一週間、いつもの週次単位のお仕事が始まって相変わらずの猛暑、最低気温は27度C、今朝の予報では最高39度Cとか。局所では40度Cでしょ、って、これは風呂の温度でっせ。豊田市の小学生が熱中症で亡くなったとか・・・こちら、たいしたこともないお仕事案件にイライラして、若い相棒の”要らぬお仕事に手間ばかり掛け状態”に説教(自分の立ち位置、相手との関係にKY、相変わらず優先順も付けられない)先週収めたと思った某類似商品に同じトラブル再び発生(再び見逃しておりました)そのフォローが始まりました。せめて、スポーツクラブにてしっかり汗を流してストレス発散しました。夏バテ防止に必須でっせ。月曜祝日だったから、その分一日押し出して本日もう週の半ば、本日乗り切ったら明日昼から取引先との定例打ち合わせ、もう今週終わりでっせ。
北海道の両親のところに市役所のご担当がやってきて(介護認定)いままで福祉関係一切お世話にならなかった人、足腰立たん親父(93歳)は”なんでもできる!”と強弁したそう(ノーミソと口先はね)。そりゃ思う壺でっせ、お役所の。ちゃんと負担すべきものをしているのだから、堂々と権利は主張したらよろしい、孫の結婚式中の一時介護をお願いするだけなんだから。婆さんは嘆き、呆れていた、とは女房殿の報告です。ご近所に住まう兄夫婦(高級官僚天下り済)もその辺り、疎い人なのか。
昨日の続き。Sibelius 劇音楽「クレオマ」作品44より「鶴のいる情景」「悲しきワルツ」/交響詩「夜の騎行と日の出」作品55〜ユッカ・ペッカ・サラステ/フィンランド放送交響楽団(1987-8年)・・・交響曲第2番のフィル・アップ分残り拝聴。Sibeliusって、一種特有の話法が独墺系とは異なる涼し気な旋律、リズム、暗さに充ちております。「悲しきワルツ」が有名かな?「夜の騎行と日の出」の冒頭のクリアなサウンド、迫力にドッキリ。
Mendelssohn 序曲「美しいメルジーネの娘」/Haydn 交響曲第46番ロ長調/Schubert 交響曲第3番ニ長調〜イラン・ヴォルコフ/BBCスコティッシュ交響楽団(2002年)・・・Ilan Volkov(1976-)はイスラエル出身のイケメン若手も残念、最近の写真はすっかりオッサン化していて、2014年にアイスランド交響楽団を降りてから、どこのオーケストラに行ったのやら情報が探せません。閑話休題(それはさておき)これは当時20歳代の若者に相応しい選曲揃えて、グラスゴーのオーケストラも快調です。首席指揮者を務めたのは2003-9年とのこと。そういえばStravinsky辺りを聴いていたっけ。
可憐なメルヘン風情漂う爽やかな「メルジーネ」(10:49)。Haydnの第46番は「疾風怒濤(Sturm und Drang)」期の作品、珍しい調性の作品は明朗闊達な主題が陰影深く躍動する第1楽章「Vivace」(5:36)、ほの暗いシチアーノである第2楽章「Poco adagio」は優しく静謐(5:21)、典型的に牧歌的なリズムを刻む第3楽章「Menuet-Trio,Allegretto」は(2:51)途中Mozart風暗い旋律も登場します。ホルンのノビノビとした活躍が印象的(次楽章も)。終楽章「Finale,Presto e scherzando・・・」型通りの細かい音形が暗転して「L'istesso Tempo di menuet〜Tempo I 」ラスト、テンポを落として大団円、変化に飛んだ名曲であります(4:20)
Schubert18歳の交響曲第3番ニ長調はMozartやHaydnの影響色濃い青春の作品。第1楽章「Adagio maestoso - Allegro con brio」は2分弱の堂々たる序奏を経、軽妙闊達な第1楽章が躍動します。(9:15)第2楽章「Allegretto」まるっきりHaydn、淡々とした風情にティンパニはお休み。(3:38)第3楽章「Menuetto. Vivace」はヴィヴィッドなメヌエットが力強いリズムを刻みます。途中優雅なトリオ(木管の絡み合い)も印象的(3:46)。終楽章「Presto vivace」。元気の良い”タランテラ”風リズムとはこんな感じなんですね。疾走する青春!それに相応しい若者の躍動が続きました。
では、行ってきます。
2018年7月某日/●サラリーマン生活延長線の日々
この三連休中に熱中症原因で14人死亡、この暑さ殺人的でっせ。こちらな〜んもせんお休み、運動不足解消+左膝様子見にご近所ディスカウントストアに坂道往復30分ほど在庫切れた野菜を買いに行ったのみ、ちゃんとした夕食を作りました。例の如し、しっかり部屋を冷やして音楽を聴きつつ保存した音源の整理ヲタク趣味、夜は久々よう眠れました。世間ではぼちぼちこども達の夏休み時期になりました。本日よりお仕事再開、当面の懸案案件はなかったはずなのに夢の中で手順整理をしておりました。この猛暑にいや増すお仕事意欲なし。本日夜スポーツクラブ再開予定。
今朝の朝日新聞の投稿、亡くなった爺さんの高級べっ甲老眼鏡を孫娘が譲り受けて調整、愛用している情愛風景にほっこり。とても似合うらしい。
Mozart 交響曲第35番ニ長調K.385「ハフナー」/第36番ハ長調K.425〜クリストフ・フォン・ドホナーニ/クリーヴランド管弦楽団(1990ー93年)・・・Christoph von Dohnanyi(1929ー)は未だご存命なのですね。クリーヴランド管弦楽団の音楽監督を務めたのは1984ー2002年、けっこう長期政権だったけれど、彼の録音拝聴機会はほとんどありませんでした。一流歌劇場のシェフ、この後ザ・フィルハーモニア、北ドイツ放送交響楽団と歴任するから(日本での人気さておき)実力派なのでしょう。このMozartは初耳、もちろん古楽器(またはその奏法影響)に非ず、かなり分厚い充実した響き、リズムも着実に刻んで重量感有、しかし旧態とした印象はありません。イメージとしてはジョージ・セル(在任1946ー1970)の集中力、優秀なオーケストラを率いてメリハリしっかり、飾りの少ない表現がMozartの愉悦を伝えてくださいます。ここ最近古楽器を聞くことが多いけれど、こんな充実した響きも悪くないもの。英DECCAの録音もお見事。
Schubert アルペジョーネ・ソナタ イ短調〜マリア・クリーゲル(vc)/クリスティン・メルシャー(p)(1991年)・・・昨日の残念なピアノの比較用に一曲のみ。こちら知名度低い廉価盤愛好家の愛聴盤、音質含めジミに控えめな演奏、これ以上ない!哀切魅惑の旋律はこれでこそ生きる、といった典型であります。自己主張前面じゃなくて、作品の魅力を引き出す演奏の大切さを思います。
Sibelius 交響曲第2番ニ長調〜ユッカ・ペッカ・サラステ/フィンランド放送交響楽団(1987-8年)・・・10年ほど後のライヴばかり話題となって、入手困難不遇な旧RCA音源。しかも会社がSONYに身売りしちゃったしね。日本で特異な人気を誇るSibelius中屈指の人気作品。Jukka-Pekka Saraste(1956ー)って未だ世代的にこれからの人、このオーケストラ在任は1987ー2001年、就任当初30歳そこそこの記録であります。イメージとして”オーケストラの自発性に任せる”系の人か、オーケストラビルダーではないような?
音質含め、雄弁な演奏じゃないと云うか、さほどに個性的なスケールを誇らぬけれど、終楽章辺りへの爽快な盛り上げ方もツボにはまって、忘れ去られるにはもったいない演奏であります。猛暑の季節に相応しい爽やかさ。
Beethoven 交響曲第4番 変ホ長調/第5番ハ短調〜ブルーノ・ワルター/コロムビア交響楽団(1958年)・・・保存音源整理していて出現した温故知新、オールド・ファンなら誰でも知っている演奏也。20年ほど掛けてBeeやん全9曲聴いているでしょうか。Bruno Walter(1876ー1962)はフルトヴェングラー(1886ー1954)より10歳も年上、なのに最晩年亜米利加西海岸にてこんな状態のよろしい、まとまった録音を残してくださったことに感謝。そのことを前提に、まったりとした悠々とした表現、低音の強調、繰り返しなし、そんな演奏が懐かしい。しかし、時にリズムの停滞、なによりオーケストラの響きに対する違和感(瑞々しく美しいけど、どこか安っぽい?)に、もうこれは自分にとって標準ではないな、と痛感したもの。
では、行ってきます。
2018年7月某日/●サラリーマン生活延長線の日々
猛暑にどこにも出掛けず引き隠り、無為無策だけど、これも転居以来の懸案であったベランダ、そして北側パソコンオーディオ部屋のサッシに溜まった汚れを一生懸命落としておりました。構造上細部ピカピカにはならぬけれど、それなりの成果。あとは二時間ドラマの再放送を眺めたり(どれも外れ連続)ビデオに録ってあった医療もの最新前線など。
あとは例のヲタク趣味、8年ほど前からネットより入手した音源を保存してあるDVD-Rの内容点検整理。初期の頃は.mp3の圧縮率を知らなかったし、分類も確立せず、ファイル名の法則を決めていなったので混然とした状態。なかにはファイル不良やパスワード失念、なによりCUEシートによる分割をしていないものが気になります。もちろんダブりも数多く出現。現状HDDにある1TB以上の(各々圧縮)ファイルは日々内容点検修正、CUEシートによる分割作業を心掛けて、もちろんダブり点検継続中。DVD-Rに焼いたものはいったんHDDにコピーして、点検整理作業が必要です。元のディスクは廃棄せず、広告などで簡易包装、ファイル内容を印刷したものを添付。
昨年2017年購入したメインマシンHP Omni 220-1140jp、これが光学ドライブやや不調、以前焼き込んだ激安DVDを読み込まなかった分も含め(再焼き込みした)既に保存残数百枚になっているでしょう。バックアップの意味だけど、どこかで廃棄するつもり。やがて一年で光学ドライブはお釈迦、再焼き込みを精力的にこなしたDELL Inspiron N5110(まる7年使用中)の光学ドライブも逝去・・・
こんな人様にはどーでもよろしい趣味ができる休日をシアワセに思いましょう。被災地は酷暑に家もない。夜はご近所爺婆の居酒屋へ、ここは安くて美味いんだけど、爺さんの料理が遅くて混んでくると辞去しなくっちゃいけない。片道十数分、膝の調子を見るにはちょうどよろしい感じ。睡眠不如意継続。本日は祝日だからスポーツクラブは使えぬ契約でした。
Mozart ピアノ協奏曲第20番ニ短調/第25番ハ長調〜ジュリウス・カッチェン(p)/カール・ミュンヒンガー/シュトゥットガルト室内管弦楽団(1966年)・・・音源入手リンク先にYungさんの微に入り細を穿つコメント有。蛇足を加えれば、Julius Katchen(1926ー1969)デリカシー+軽妙なタッチに非ず、明朗に力強くMozartを表現してこれもなかなかのスケール、懐かしいKarl Munchinger(1915ー1990)のオーケストラは弦楽アンサンブル、管楽器はどこかから借りてきたんでしょう。たしかウィルヘルム・ケンプとの録音(第9番15番1953年)ではウィーン・フィルのメンバーが参加していたような?(記憶曖昧)ここでの木管の美しさ絶品!ニュアンスたっぷりな伴奏に驚いたものです。
Brahms チェロ・ソナタ第1番ホ短調/第2番ヘ長調/Schubert アルペジョーネ・ソナタ〜シルヴァ・キエザ(vc)/マウリツィオ・バリーニ (p)・・・録音情報不明。Silvia Chiesa(1960-)はイタリアのチェリスト、雄弁に大柄、揺れ動く浪漫表現はひとつの個性、自分の嗜好からちょいと外れても、浪漫な作品には似合っていると思います。問題は Maurizio Baglini(1975-)この人はせっかく「FAZIOLI」を使っていながら”叩く”クセがあって、静謐なところはこの楽器に相応しいデリカシーを感じさせても、その一撃ですべてがおじゃんになる・・・残念。
2018年7月某日/●サラリーマン生活延長線の日々
暑いし動きたくないし無為無策な休日・・・といういつものパターンに非ず、2013年こちらに転居した時に入手した安物カーペット(リビング用)2枚、先日野菜ジュースをこぼしたし、それでなくても既に5年。コインランドリーに出掛けました。ご近所(美味い安い)うどんを喰っているうちに洗濯完了、なんせモウレツな日差し、ベランダに干したらあっという間に乾燥いたしました。気持ち良いですね。ところで(美味い安い)うどんは凄い人気、こんな庶民の店にベンツで来るのはやめてほしい・・・
ゴミ屋敷状態に至った叔父の別荘の大掃除片付け処分の番組拝見(再々放送?記憶有)某病院の理事長を務め、もともと資産家、借金の保証人になってすべてを失って(でもないのかな?別荘に住んでいたんだから)二度離婚、亡くなった母親も自分で家事一切できない人だったとのこと(御遺骨もゴミに埋もれた部屋の奥から発見)古いクルマが7台だっけ、室内には高級ロールスロイスが朽ち果てておりました。依頼は姪、もともとの主はこの収録時点85歳、施設に入ってご存命とのこと。こんなのを目撃すると、お金持ちってなんだ?ほんまの豊かな生活、シアワセって?深く考えてしまいました。
我が家に資産なんてものは皆無、基本質素清潔な暮らし(洗濯好き)美味いもんや美しい音楽には贅沢していると思いますよ。この齢に至って、スポーツクラブにも熱心に通って健康をそれなり維持してますし。
矢部武「ひとりで死んでも孤独じゃない〜「自立死」先進国アメリカ」(新潮社新書)・・・矢部さんは亜米利加の暗部にも果敢に取材をしているジャーナリスト。例えば健康保険制度が弱いこと、弱肉強食の容赦ない社会、人種差別、銃社会の反動・・・そんな前提をしっかり押さえて読めば、日本が学ぶべきことはたくさんあります。たとえ生活に余裕あるこどもが近所にいても、老人は独立して過ごすのが当たり前の”自立社会”、身体が不自由になってもそれを支える高齢者専用住宅、配食サービスのNPO、コーハウジングが充実しているとのことです。おそらく亜米利加は日本以上に個人プライバシーを大切にするところ、それでも「孤独死=数日数週間も放置」みたいなことはありえぬ仕組みがあるそう。もともと日本では”家族が老人を養う”みたいな文化があって(寿命が短かった時代しょ?)それは既に崩壊しても政府は財政的な問題からそれを復古させようという後ろ向きな動きもあります。公的支援+ボランティアや社会参加も含め、日本は未だ途上、課題は山積しております。
Berlioz 幻想交響曲〜フランソワ=グザヴィエ・ロト/レ・シエクル(2009年ライヴ)・・・最高。Beeやんのちょっと後の作品はあまりに革新的、演奏する側もそんな前提に浪漫デーハーな構え・・・みたいなものとは一線を画して、やや小さ目の編成、細部に拘って内声部明快にニュアンス豊かであり、メリハリしっかり躍動する演奏であります。繰り返し実行は当たり前。14:10ー6:03ー15:51ー6:38ー9:54。所謂古楽器でしょうか、ザラリと色彩豊かな演奏を堪能いたしました。じつは数日前レナード・バーンスタイン/フランス国立管弦楽団(1976年)を聴き流して、音質はぱっとせんし、妙にウソ寒い印象を得て、これはリベンジでした。
他、Debussy 前奏曲集第1巻より〜ロベール・カサドゥシュ(p)(1954年)など拝聴。
2018年7月某日/●サラリーマン生活延長線の日々
予報通り猛暑の連休になりそうです。被災地はたいへん、ボランティアの方々も体調に充分気をつけるよう願いましょう。朝寝坊してゆっくり朝食+朝刊、そして洗濯をしているところ。
昨日は予定通りのお仕事をこなして、悩ましい(夢にも出た)点検漏れ失敗のお仕事フォロー調整作業もほぼ決着済、昼から月一回の取引先小一時間の説明(この準備に毎月タイヘンな労力)に疲れ果て、一週間を終えました。同行した有名私学院卒の新人は営業としては厳しいなぁ、取引先担当の”気持ち嗜好”に寄り添うこととより、資料を優先してしまう”棒読み状態”、実績分析さておき”見込み、先読み”が苦手・・・若い本人は悩んでいるから、これから大きくなるでしょう。夜はステアマスター15分に呻吟、初級エアロビクス30分にたっぷり汗を流しました。左膝は10日ほど耐え忍んでようやく鈍い痛み軽快、これでちゃんと歩けます。
そういえば数日前に呑んだワルいお友達の娘、短大は卒業してもLDだから就職は諦めて、彼が不動産物件投資など熱心(もともと地主の次男坊)なのは彼女の将来の生活を慮ってのこと。幸い、この4月無事に就職できたとは知っていたけれど、3ヶ月の試用期間を経、無事正規雇用になったと喜んでおりました。朝早くに出掛けて、夕方早々に帰ってくる現場仕事、なんと素晴らしい企業なのでしょう。単身赴任の彼は金曜から休みをとって神戸に帰宅、4連休を家族と過ごしております。
土曜の朝日新聞「悩みのるつぼ」。40歳過ぎの独身女性、既に結婚出産願望もなくお仕事も充実しているけれど、どこか虚しい〜そんなお悩み相談に上野千鶴子さんの回答が素晴らしい。立場変えて同世代「結婚してこどもにも恵まれた専業主婦、どこか虚しい」、相談者は「もしかしたら別な道があったんじゃないか」という不安、これは同質なものなんじゃないか。これが回答になっているのか、それはわからぬけれど、一読者としてものの考え方の切り口、本質を垣間見たような気がしました。
某書籍の書評引用に「トランプ大統領の出現に、アホなのは日本だけじゃない、と妙に安心した」〜抱腹絶倒、この本は読みたくなりました。高橋源一郎さんの寄稿は「オウム真理教」絶対者への帰依、思考停止は現代日本の縮図そのものではないかと。
音楽は集中力を失って”ちょろ聴き”、”摘み聴き”ばかり。(仏蘭西音楽)週末【♪ KechiKechi Classics ♪】定例更新への意欲も萎えております。眠れぬ夜途中覚醒時に音量低く拝聴したのはBeethoven ピアノ協奏曲第5番 変ホ長調「皇帝」〜ジャン・フランソワ・エッセール(p)/新アキティーヌ室内管弦楽団(2014-5年)・・・星の数ほど!録音のある名曲、このピアノ協奏曲全集5曲は話題にはなっていなみたい。Jean-Francois Heisser(1950ー)は仏蘭西のピアニスト、彼が室内管弦楽団を率いていたことを知りませんでした。かなり治癒は進んでもBeeやんのピアノ協奏曲(とくに第5番)は苦手系、なんせ構えが大きくて大仰、立派過ぎて・・・
これは最近の古楽器系演奏に非ず、オーソドックスなスタイルに軽快なる風情、独墺強靭頑迷なる演奏とは趣が異なります(団塊世代にはそれが人気なんじゃないか)柔軟性のある表現に、流麗なテクニック、明るいオーケストラの響きも薄く感じない瑞々しいもの。第2楽章「Adagio un poco mosso」の静謐な変奏曲を聴くと、小学校の卒業式を思い出す・・・中学校だっけ?圧巻の終楽章「Rondo Allegro - Piu allgero」雄弁快活なリズムとの出会いはクラウディオ・アラウ/アルチェオ・ガリエラ(1958年)だっけ。いつになく爽やかな「皇帝」に出会いました。
他、Mozart 交響曲第36番ハ長調「リンツ」〜イシュトヴァン・ケルテス/ウィーン・フィル(1963年)、独墺頑迷なる演奏代表(失礼)としてBeethoven ピアノ・ソナタ第26番 変ホ長調 作品81a「告別」〜ウィルヘルム・バックハウス(p)(1969年フィレンツェ、テアトロコムナーレ・ライヴ)など拝聴。
2018年7月某日/●サラリーマン生活延長線の日々
あっという間の一週間終了、明日より三連休になんの予定もないのはいつものこと。暑くなるそうです。週半ばにお休みをいただいたので昨日は午前中けっこうな実務処理に追われ、2週間前に発覚したお仕事トラブル処理も含めて消化は順調だけど、その解決を求めて夢に見るほど。体調はまずまず、咽の不調は相変わらず+左膝は完全に寛解しておりません。日常は痛くないけどね。豪雨被災者のことを考えたら、こんなの日常の安閑な生活の範囲内でっせ。
Franck 弦楽四重奏曲 ニ長調/ピアノ五重奏曲 ヘ短調〜ファイン・アーツ弦楽四重奏団/クリスティーナ・オルティス(p)(2008年)・・・弦楽四重奏は33分に及ぶ大曲は甘美遣る瀬ない旋律の宝庫。室内楽はどちらかというと仏蘭西系が好き、Beeやん辺りはどうしても厳つい、近寄りがたい峻厳さが先に立ちます。Fine Arts QuartetってかつてBeethovenとかBartokとか、LP時代から録音を出していた団体なのでしょうか。(1946年活動開始)どーも計算が合わんな、メンバーチェンジ世代交代したのか(そんな記述を発見)。ピアノ五重奏曲 ヘ短調は男女の掛け合い(弦が男性、ピアノが女性)を表現したエッチな作品、これは若い頃から大好きだから魅惑の組み合わせ、以前より愛聴の1枚でした。
ところがこちらの体調故か、この演奏には”エッチさ”が足りない。技術的云々じゃなく、スタイルの問題かも。雄弁な第1楽章「Poco lento - Allegro」冒頭の宣言から求めている官能からちょいと味わいが違う感じ。第2楽章「Scherzo: Vivace」の緊張感集中力はもっと欲しいところ、第3楽章「Larghetto」安寧の歌はまずまず、終楽章「 Finale: Allegro molto」は、ごりごりとしたユニゾンの開始と優しい前楽章の回想(これが優しい女性を連想)の対比、やがて主題が登場するけれど、演奏にいまいち潤いが足りん・・・のは聴き手の感性か。大好きなピアノ五重奏曲 ヘ短調は、Cristina Ortiz(1950ー)のピアノはジミな響きに独特の香気があって、なんの楽器か知らんけどあきらかにスタインウエイに非ず、ジャクリーヌ・エマールはプレイエルと類推したけれど、こちらはなんでしょ?しかし全体としてお気に入りの作品に集中できませんでした。
では、行ってきます。これより洗濯(風呂の残り湯をバケツで汲むからけっこうな労働。すすぎも)+弁当作り(残り物食材を詰めるのみ)余裕があれば掃除機を掛けましょう。女房殿は既にお仕事に行っております。
2018年7月某日/●サラリーマン生活延長線の日々
火曜は昼過ぎ迄健康診断、夜は酒。昨日は朝一番より大学病院、昼頃終了して最寄りの駅へ行って床屋でスッキリ(前回と同じオヤジの個人経営≒ほとんど坊主状態)左膝に不安を抱えつつかなりの歩行距離でした。昼から自宅にてぼんやり、夜は初級エアロビクスにしっかり汗(左膝騙し騙し)もう本日は木曜だから一週間はあっという間、なんか遊んで暮らしているみたい。
9月息子の遅れ馳せ結婚式に向けて、北海道婆さんの往復航空券は無事確保出来、年齢を確認したら87歳・・・元気だから意識していなかったけれど、そうだよなぁたしかに。93歳の爺さんの”一時預かり”の件、女房殿がその辺り詳しいので電話入れてもらったら、”そんな施設には行きたくない!”と頑固爺が駄々をこねているらしい。困ったもんでっせ、あちこち出歩きたい婆さんはここ数年身動き取れず、久々の旅行に思わぬ難関でした。
息子よりタキシードを借りるからサイズを送れとメール有、シロウト採寸で大丈夫?不安です。宿も確保して、どーも詳細日程が不安です・・・って、猛暑の避難所に苦しむ被災者を思い遣れば、こちら安閑ノンビリとした日々でっせ。
例の如しDVD-Rに膨大保存した音源点検整理(増殖中)発見したのが昔懐かしい
Vivaldi ヴァイオリン協奏曲集 作品8/1-4「四季」〜アントニオ・ヤニグロ/イ・ソリテスィ・ザグレブ/ヤン・トマソウ(v)/アントン・ハイラー(cem)(1957年)・・・Antonio Janigro(1918ー1989)って懐かしいなぁ、伊太利亜出身もともとチェリスト、なぜかザグレブの室内アンサンブルが話題となって録音はかなり残っております。Jan Tomasow(1914ー1961)は昔から廉価盤LPにて私的お馴染みヴァイオリニスト、亜爾然丁(アルゼンチン)出身シカゴ響やボルティモア交響楽団のコンマスだったことは今回初めて調査して知りました。こどもの頃から聴いていた音源(音質まとも)イ・ムジチの優雅に晴れやか、瑞々しい演奏を念頭に置けば、硬派な緊張感と勢いのある演奏でした。ヤン・トマソウはしっとり美音、前のめりにやや速めのテンポ、イメージとしては朗々と鳴るハイフェッツ!?みたいな細かいヴィヴラート。時代から想像したのんびり系に非ず、テンション高くソロはよう歌ってもややドライな感じ。
では、行ってきます。
2018年7月某日/●サラリーマン生活延長線の日々
昨日は健康診断=人間ドック、専門の病院は県庁の側、ちょっと遠くて昼過ぎ迄掛かりました。前夜より飲まず喰わず、猛暑にバリウムが妙に美味い・・・あれは難行苦行でっせ、しゅわっと粉末服用して一気に飲み込んでゲップすな!二回転せよとか。結果はかなり良好、順調に体重減少傾向、日々の鍛錬の成果が出ております。左腎臓に石が三個、これは数年前からわかっていること、尿酸は高めだけれど、もう血圧の薬は必要ないかも。職場に戻って遅れた定例お仕事に四苦八苦、いよいよ数週間前の点検漏れ失敗の本番始まって、次善の策に調整を開始しました。
健康診断は職場のワルいお友達と一緒、彼のクルマ(Volvo)送り迎え付き。あまりの暑さに久々ビールに行ってしまいました。せっかく健康数値改善しているのにね。夜、帰宅して9月の遅れ馳せ息子夫婦の結婚式参加の日程調整、女房殿はお仕事ギリギリまで忙しく、当日直前の会場入りとなりました。秋の行楽シーズン、連休中の金沢ホテルは高いので富山で押さえました。北海道から婆さんの千歳→富山便は確保、帰り便は一昨日残席を確認して、昨夜はもう残っていない・・・富山→名古屋バス、セントレア→千歳便を検討しているところ。
本日これより月一回の大学病院定期検査(命に別状ないもの)本来有給休暇、先週末休日豪雨トラブル処理で連続ちょろり出勤したので、職場トップが代休を取れと。片道40分弱の坂道に着替え必要、左膝症状改善しているのが救いです。
昨夜は音楽なし。今朝はSibelius 4つの伝説曲「レンミンカイネン」組曲/レンミンカイネンとサーリの乙女/トゥオネラの白鳥/トゥオネラのレンミンカイネン/レンミンカイネンの帰郷〜アレクサンダー・ギブソン/ロイヤル・スコティッシュ・ナショナル管弦楽団(1978年)・・・拝聴。Alexander Gibson (1926-1995)はスコットランド出身、当地で学び、英国にて活躍した名匠でした。自分にとっては馴染みの一枚、ところが【♪ KechiKechi Classics ♪】サイト内検索を掛けても出現せず(交響曲は有)。第1曲「レンミンカイネンとサーリの乙女」から熱のこもったノリノリの演奏、著名な「トゥオネラの白鳥」を経て、この連作交響詩集は北欧の旅情溢れて傑作!英国にはこんな実力派がたくさんおりました。
他、Haydn 交響曲第100番ト長調「軍隊」/第103番 変ホ長調「太鼓連打」〜レナード・バーンスタイン/ニューヨーク・フィルハーモニック(1970年)など拝聴中。快活な壮年時代のバーンスタインにHaydnはよう似合っていると思います。それでは、時間が来たので出発。
2018年7月某日/●サラリーマン生活延長線の日々
いつもの一週間が始まって、豪雨による商品トラブル云々は土日付け焼き刃連絡がそれなりに届いて、取引先に”寝耳に水”状態は回避。解決したわけじゃないけれど、自然の猛威に”諦めていただいた”程度でしょう。テレビ報道を眺めていると、おそらくは一生掛けて建てた立派なご自宅が一気に流されたり、肉親の突然の逝去に涙する人、呆然とする姿に心痛みました。想定を超える史上最悪の豪雨とは云え、なんとかならんかったのか、似たような事象は幾度も繰り返しているのじゃないか、素人考えにそう思います。
息子夫婦9月の遅れ馳せ結婚式に向けての詳細スケジュール調整、観光地金沢は連休真っ最中にホテル相場高騰、ほんの少人数の親戚+友人のみとはいえ、足腰立たん爺さんさておき、元気な婆さんは来る気満々、その飛行機の手配もあります。昨夜スポーツクラブにもちゃんと通いました。こちら能天気+変わり映えのせぬ”根無し草”的薄っぺらい日常に対して、ほぼ同世代の立派な生活スタイルを毎日ブログに、日々憧れを懐いて感銘有。「田舎にUターンしてわかったこと」東北の地にUターンした経過、若い頃都会に憧れた感慨。「鱧料理、そしてフルネのドビュッシーのことなど」奥様と亡父の法事料理の選定をして、そのお店がこども同士同級生であった由。いずれも地元に対する愛着と地に足の着いた充実した生活を眩しく拝見しております。
たまたま人事異動で縁もゆかりもないご当地へ、そのまま定年〜継続雇用、女房殿がお仕事を見つけたので、そのまま新興住宅街に住まって、しかも地域のつながりまったくなし。年に数回、大学の先輩と呑むのが唯一”お仕事以外”人間関係。地元に愛着を抱けないし、寒い札幌に戻る気持ちもありません。老後の危機が不安でっせ。今朝は健康診断故、朝食不可、ヒマに任せて執筆しております。
Bach ゴールドベルク変奏曲BWV 988(Francois Meimoun フランソワ・メイムン編)〜アルデオ弦楽四重奏団(2017年)・・・セピア色の女性の写真が内容を象徴的に表している素晴らしい一枚。東洋系の二人は日本で教育を受けたらしい。パリ国立高等音楽院出身。ゆらゆらとたっぷりゆったり、しつこいほどに歌う”ゴールドベルク”、弦楽三重奏編曲が有名だけど、こちら各声部旋律受け渡しの妙に聴き惚れて陶然といたします。延々と続く変奏曲に、本来の作品趣旨を発揮して、あまりの音の快感に眠くなりますよ。4人の姿がリアルに理解できる瑞々しい録音も特筆すべきでしょう。録音水準と演奏内容は別物とは云え、一昨日の定例更新音源はやはり少々厳しいと感じたもの。
Bach 平均律クラヴィア曲集第1巻+第2巻〜エンリコ・カヴァッロ(p)(1994-5年)・・・朝食抜きの今朝から1/4拝聴。イタリアのピアニストらしいけど、詳細調査できません。通常とは異なって第1巻第1番ハ長調のあとには第2巻第1番ハ長調、といった配置、聴き馴染んだ作品は”次はこの旋律”を記憶して期待しているから、妙に驚きと新鮮さがあります。音質はディジタル機器が本格化して、しかも音質優秀なイメージのあるDynamicにしては、ずいぶんと質実、ジミなもの。自然といえば自然、こんな音質が案外聴き疲れしないのかも。とつとつと素朴な味わいに充ちたBachを堪能しております。
では、行ってまいります。
2018年7月某日/●サラリーマン生活延長線の日々
昨日は昼から良い天気へ。自然の猛威に西日本では多くの犠牲者、水害に家屋倒壊やら橋梁の破壊、田畑にも影響がでております。ここではなんということもないけれど、西日本(一番被害が大きかった広島)より荷物が届かない、そもそも荷物は出せない、工場生産できない状況が続いております。その対応に追われ、昨日もムリヤリ鍵を開けて職場へ行ってまいりました。しばらく続くやろなぁ、この状況。女房殿連続酒席だったので週末外食はなし、いつものカレーなど作って(あまりの蒸し暑さに)コンビニにて缶ビールなど入手。
無為無策な休日、お仕事絡みに落ち着かなく過ぎ去りました。本日新しい週の始まり、明日は午前中健康診断のため、早朝一番に出勤して定例営業データ処理下準備してから出発、明後日は大学病院にて定例検査の日。猛暑の中坂道片道35−40分、左膝の調子が心配です。前回散髪より一ヶ月経過、そろそろスッキリしなくっちゃ。
Villa-Lobos ブラジル民謡組曲 Mazurka-Choro/Schottish-Choro/Valsa-Choro/Gavota-Choro/Chorinho ショーロ第1番/5つの前奏曲 No.1 In E Minor/No.2 In E Major/No.3 In A Minor/No.4 In E Minor/No.5 In D Major/12の練習曲 No.1: Anime/No.2: Tres Anime/No.3: Un Peu Anime/No.4: Un Peu Modere/No.5: Andantino/No.6: Un Peu Anime/No.7: Tres Anime - Modere/No.8: Modere/No.9: Un Peu Anime/No.10: Anime - Lent - Modere - Anime - Tres Anime/No.11: Lent - Anime/No.12: Un Peu Anime〜ファビオ・ザノン(g)(1997年)・・・Fabio Zanon (1966-)は伯剌西爾の名手。いくつか単発で聴いていたような?自分はギター演奏の個性云々できるほど聴き込んでいないけれど、Villa-Lobosの旋律はほの暗く、どこか懐かしく、内に秘めた情熱を感じさせて日本人好み!静かな感動が押し寄せるもの。
Tchaikovsky 交響曲第6番ロ短調「悲愴」〜ヴァレリー・ゲルギエフ/ヴェルビエ音楽祭管弦楽団(2015年ライヴ)・・・瑞西のリゾート地で毎年開催される音楽祭から。(毎度しつこいけど「祝祭」じゃねーだろ!)この管弦楽団は30歳未満のメンバーがオーディションにて選抜される”ユース・オーケストラ”らしい。ほんのこども時代に出会った「悲愴」(ユージン・オーマンディ)をこれほど新鮮に、颯爽とモダーンなセンスで聴いたのも初めてか。やや速めのテンポ、ウェットな旋律はメリハリを以て爽やか、機能的に歌って素っ気なさとは無縁、これが若者のサウンドなのかも。桂冠指揮者はジェームズ・レヴァイン、2009年よりシャルル・デュトワが音楽監督とか、ここ最近悪しき話題のメンバーが偶然揃いました。
では、行ってきます。今週は本格的な夏がやってくるとのこと。
2018年7月某日/●サラリーマン生活延長線の日々
どんよりとした空+断続的に降る雨にどこにも出かける意欲を失う、湿っぽくて洗濯物が乾かない・・・なんて、西日本一体(+お隣岐阜県)の大きな被害に比べれば屁みたいなもの。「50年に一度!」なんてここ毎年豪雨被害は出現する、とは今朝の朝日新聞であります。先日の地震もそうだけれど、今回の豪雨もワリと知っているところ、安閑とした自分はなんということもなし。精神的に弛緩しているのはいつものこと、音楽への集中力も失っております。
いつもの音源整理(保存DVD-R)=ヲタク趣味継続中、夕方ケータイが鳴って、明日以降の商品が納品できなくなったとのこと、自分の担当分野ではないけれど、若いものを呼び出すのも可哀想、そもそも役に立ちまへんで。職住接近の職場に顔を出して、関係取引先にお詫び電話するけれど、なかなか通じなくて四苦八苦、一件、間違い電話でご迷惑を掛けました。女房殿は連続懇親会、自分は左膝も痛いし自宅に引き隠って(珍しく、滅多に喰わぬ)即席ラーメンなど。
Stravinsky バレエ組曲「火の鳥」(1919年版)/バレエ音楽「春の祭典」〜アレクサンダー・ラハバリ/BRTフィル(1990年)・・・本名Ali Rahbari(1948ー)は伊蘭出身、かつて廉価盤CDにてお馴染み、Naxosや自らDiscoverレーベルを立ち上げて、数多く録音を残しておりました。知名度さておき、廉価盤フリークな自分はずいぶんとお世話になりましたよ。この一枚はかなり以前より気になって、ようやく拝聴したもの。
現在はBrussels Philharmonicとなっているオーケストラ、アレクサンダー・ラハバリ在任は1988ー1996年、実力を問われる名曲に、知名度以上に洗練されたアンサンブルを聴かせて下さいました。メルヘンな旋律”エエとこ取り”な組曲版「火の鳥」は語り口の上手いスッキリとした響き、ラスト「フィナーレ」の音が少々濁るけれど、これはNaxos初期録音のせい(または我がオーディオの関係)でしょう。「春の祭典」に詳細インデックスが付いていないのも時代か、潔く第1部 「大地の礼賛」第2部 「生贄の儀式」のみ。これも意外なほど緻密、優れたアンサンブル、全体に(「火の鳥」も)ややおとなしいと云うか、響きが薄い、軽い、さっぱりとして弱い、野性味が足らぬ印象はあります。打楽器群の低音迫力は立派だけど、後半に定位とかサウンドの雰囲気が変わるのは、おそらく切り貼り編集をしているのでしょう。
いずれ「作品をしっかり聴く」という意味では充分な存在、当時「音楽は聴きたいけれど、高価なCDは買えない」若者(≒ワシ)には充分な価値ある記録でした。
2018年7月某日/●サラリーマン生活延長線の日々
大雨被害継続、そしてオウム真理教幹部7人死刑執行。死刑制度そのものには世界的風潮からちょっと外れている感覚はあるけれど、極刑は仕方がないといった感慨もある平成の大事件でした。若い人はもう知識で知っている程度かも。坂本弁護士一家失踪事件からサリン事件発生迄5年、宗教団体に対する捜査はデリケートなものだったんでしょうか。國松孝次警察庁長官事件も迷宮入り、村井秀夫刺殺事件の背後関係も不明のまま。実際に被害に遭われた方々の苦しみに比肩できぬけれど、当時大阪→博多に転居した頃の日々の暮らし、お仕事を鮮明に思い出しました。当時営業に通っていた取引先事務所が大きな倉庫の中にあって「第7サティアン」とか云ってました。
こちらいつものお仕事を粛々、ほぼ宿題をクリアして一件月曜へ押出し(当初の予定通り)女房殿はお仕事一区切りの宴会(深夜帰宅)自分はステアマスター15分+初級エアロビクスにて一週間締め括り、この湿度にすごい汗。左膝の痛み(歩くと痛む)やや継続中、膏薬貼ってサポーターをして乗り切りました。経験的に関節痛は動かしたほうがよろしいと信じております。ヤフオクCD処分は今朝締め切り、ボウズかと思ったら一件落札有。
Mozart ピアノ協奏曲第23番イ長調K.488/第5番ニ長調K.175/ ピアノと管弦楽のためのロンドニ長調K.382〜カルメン・ピアッツィーニ(p)/ミハイル・ガントヴァルク/レニングラード・ソロイスツ(1990年頃?)・・・9年程前にコメント有。Mozart Pemium Edition 40枚組より、未だ音楽拝聴がCD中心であった頃、お気に入りMozartピアノ協奏曲全集を幾種も取り揃えてやがて処分、これのみ残したことを思い出しました。Carmen Piazzini(1939-)は亜爾然丁(アルゼンチン)出身のヴェテラン、MozartやHaydnのピアノ・ソナタ全集も録音して、知名度さておき実力派でしょう。弱音主体・デリカシーの限り!みたいな世界とは無縁、明晰かつ明快なタッチ、ヴィヴィッドな演奏です。Mikhail Gantvarg(1947ー)のアンサンブルもモダーン楽器使用昨今の古楽器系に非ず、ストレート系飾りのない元気なもの。屈指の美しい浪漫溢れる傑作イ長調協奏曲K.488(とくに第2楽章「Adagio」はシチリアーノ風憂いを含んだもの)、初のオリジナル協奏曲であるニ長調協奏曲K.175はトランペットやティンパニを加え初期作品とは思えぬ完成度。+大好きなノンビリとした主題による変奏曲K.382は調べてみるとこの協奏曲の終楽章別バージョンだったのですね。
Rachmaninov ピアノ協奏曲第2番ハ短調(フリッツ・ライナー/シカゴ交響楽団)/Liszt ピアノ協奏曲第1番 変ホ長調(アルフレッド・ウォーレンシュタイン/RCAヴィクター交響楽団)〜アルトゥール・ルービンシュタイン(p)(1956年)・・・温故知新、昔馴染みの音源、そう信じて【♪ KechiKechi Classics ♪】サイト内検索を掛けても聴いた記録なし。これは驚異的なRCA録音、Arthur Rubinstein(1887ー1982)69歳若い頃(!?)の記録也。この人は”恐るべき強靭なテクニック!”みたいなイメージはないけれど、けっして味わい系のみに非ず、屈指の難曲2曲を暖かく、美しく瑞々しく表現してくださって文句ありません。昔馴染みはスヴィアトスラフ・リヒテルによる1959年録音、露西亜の大地をゆったり流れる漆黒の大河風演奏、それとは違って明るさ、優雅が際立つ個性であります。
2018年7月某日/●サラリーマン生活延長線の日々
すごい雨。先日震災のあった大阪、数年前に桂川が氾濫した京都はもちろん、こちらの方も被害が心配なほど、あちこち公共交通機関も止まっているようです。ここは高台だし職住接近故通勤、日常生活に影響はないでしょう。昨夜は夕方取引先幹部と情報交換後、こちら体調よろしくなく、あちらも多忙、そのまま帰宅となりました。未だ雨もひどくなかったので一駅前より徒歩にて自宅を目指したら、左膝の痛みにけっこう苦労しました。本来なら久々整形外科に通うべき症状かと思うけれど、ご近所には転居当時通って失望した医院のみ、大阪(正確には尼崎)のサービスよろしいマッサージ水準ではありません。なんとか我流のストレッチ+騙し騙しの運動でクリアできぬものか。
本日お仕事一週間の終わり、すっきりと諸課題クリアしたいものです。ここ数日の咽の不調は風邪っぽい感じ、蒸し暑かったり、エアコン効き過ぎたり、睡眠が浅かったり、体調を崩しやすい時期であります。昨夜も睡眠不如意に途中覚醒いしました。今夜はなんとかスポーツクラブに通うつもり、こんな気候なら参加者も少ないことでしょう。
Schubert 交響曲第8番ロ短調「未完成」/ピアノ・ソナタ第15番ハ長調「レリーク」〜アンドラーシュ・シフ/フィルハーモニア管弦楽団(2007年ライヴ)・・・名ピアニストAndras Schiff(1953ー)Cappella Andrea Barcaを率いて指揮活動にも手を染めていることは初めて知りました。(この後、演奏会では第9番ハ長調交響曲有、未聴)ライヴとは思えぬしっとりとしたアンサンブル、淡々とていねいな仕上げでした。この作品は難物、どんな演奏を聴いてもそれなりの感動があり、指揮者の個性の刻印が難しいのじゃないかと。ピアノ・ソナタを挟んだ特異な演奏会、どの作品もSchubertの歌謡性に充ちた、夢見るように美しい旋律を堪能できます。出会いは小学生時代、バーンスタインだったかな?
Stravinsky ヴァイオリン協奏曲(ジェニファー・しづか・フラウチ(v)2006年)/カンタータ「星の王」(グレッグ・スミス・シンガーズ/聖ルカ管弦楽団1992年)/管楽器のためのサンフォニー(20世紀クラシックス・アンサンブル2001年)/バレエ音楽「春の祭典」(1967年版フィルハーモニア管弦楽団2007年)〜ロバート・クラフト・・・これはRobert Craft(1923ー2015)の再録音、1967年版と云われてもド・シロウトにんな細部違いを理解できるはずもない。いつもながらクールな風情、要らぬ余情を加えぬ表現に共感有。ヴァイオリニストの情報もちゃんと探せぬけれど、セカンド・ネームがしづかちゃんだから日系の方?ヴァイオリン協奏曲は破壊的な不協和音が魅力、泥臭い旋律が際立っていつになくわかりやすいもの。グレッグ・スミス・シンガーズって超絶技巧でして、新ウィーン楽派の録音にも仰け反って聴いておりました。この辺りが嗜好のツボ、そのもの。
では、行ってきます。
2018年7月某日/●サラリーマン生活延長線の日々
台風の余波?雨模様の週半ば、本日夜は取引先幹部と情報交換の予定、もう既に比較的職住接近生活20年以上(現在は究極徒歩3分)呑んだあとの電車帰宅にはツラいものがありますよ。痰が絡んで眠れぬ症状は先週やや軽快?そう思っていたら今週症状復活、明日は通院が必要です。昨日夜はエアロビクスの日、わずか30分なのに途中、久々左膝(古傷)鈍い痛み再発、だましだまし終えて膏薬を貼っておきました。お仕事は来週以降のトラブル処理発生は未だ、粛々と日々の宿題、取引先との打ち合わせもクリアしております。
文科省の局長、受託収賄罪で逮捕とか、もしかして無実の可能性もないではないけど、報道を見る限り古典的な、まるで二時間ドラマのような筋立て、息子の医学部不正入学の見返りらしい。家族や当の息子が可哀想だよね、これで彼も退学、人生も台なしでしょう。
Mussorgsky 組曲「展覧会の絵」/Liszt メフィスト・ワルツ第1番S.514/「詩的で宗教的な調べ」S.173第7曲〜葬送/ハンガリー狂詩曲第12番嬰ハ短調S.244/Balakirev イスラメイ(東洋風幻想曲)〜ジュリウス・カッチェン(p)(1950-54年)・・・ゲルギエフの爽快な管弦楽版を聴いて原曲が聴きたくなりました。若手の爽やかな演奏も時々愉しむけれど、太古1958年のライヴ、リヒテルの鉄板演奏が存在します。音質はかなり厳しいけど、その鬼神の如き集中力を凌駕するものに出会ったことはない・・・Julius Katchen(1926ー1969)もモノラル音源だったのですね。一連の英DECCA録音は状態のよろしいものばかり、それからはちょいと期待外れ。テクニック的には充分、でもね。
鬼神の如き集中力、陰影、色彩に非ず、やや力任せな印象でした。Liszt、そしてBalakirevのほうは文句なし、バリバリ弾いてくだされば東欧土俗的な旋律際立ってたっぷり愉しめます。早逝が残念な昔の音質でした。
今朝は、Koda'ly ガランタ舞曲/Saint-Sae”ns チェロ協奏曲第1番(アンリ・ドゥマルケット(vc))+Bachのアンコール/Respighi 交響詩「ローマの噴水」/Debussy 交響的素描「海」+アンコールはBizet「アルルの女」より「ファランドール」〜シャルル・デュトワ/ロイヤル・フィル(2012年Annecyライヴ)・・・ネットよりの音源拝聴中、やや大味な音質です。このオーケストラとの関係も今年2018年迄?過去の行状云々の件はどうなったのでしょうか。そんな話題は別として、アンサンブルのしっとりとした仕上げは立派なもの。Henri Demarquette (1970-)は既に中堅世代の仏蘭西人?チェリストを従えて、魅力的なコンサート風景でした。
では、行ってきます。
2018年7月某日/●サラリーマン生活延長線の日々
いつものお仕事にいつものスポーツクラブ、今週の営業実績は事前見込み計算を上回ってありがたいけれど、来週のトラブルを発見。取引先ご担当交代に伴うミスを防げなかった自分の責任に鬱々として、夢に見るほど悔やんでおります。いずれ、次善の策にフォローするしかないけれど、睡眠浅く体調はあまりよろしくない。台風は日本海側を通過中、自分の感覚では台風は秋、といったイメージだったのが気象状況は変化しております。これも大自然の流れでは些細なことなのでしょうか。
昨夜、例の如しお気に入り海外ドラマを眺めつつ、DVD2枚分「露西亜」に保存した音源データの点検整理、廃棄対象、ファイル名修正調整、データ分割作業など。新た発見もたくさんあって(廃棄せず当面保存)ヲタク趣味はそれだけで愉しい。桂歌丸さん逝去81歳、唯一無二孤高の存在でしたよ。彼(か)の美しい滑舌は努力の賜物だったのですね。シンガポールのマハティール首相92歳(北海道の親父とほぼ同い年)精力的な前政権の腐敗の摘発意欲に驚くばかり、自分はまだまだ尻の青いひよっこでっせ。
Mussorgsky/Ravel 組曲「展覧会の絵」/Stravinsky バレエ音楽「火の鳥」(1910年版全曲)〜ヴァレリー・ゲルギエフ/ウィーン・フィル(2000年ライヴ)・・・これはネットから入手したウィーン・フィル演奏会のアーカイヴ音源らしい。ビットレートは低いけれど音質極めて良好。サイト内検索によると2014年に拝聴「展覧会の絵」にはコメント有、「キーウの大門」の大太鼓のズレのご教授は貴重な情報でした。前回「火の鳥」への言及なし、昨日アンセルメの演奏に敬意を評して、その翌日に申し訳ないけど、溌剌としたリズム感、明晰かつメリハリあるヴィヴィッドな表現、なによりオーケストラにコクがあって美しいこと!これが21世紀現役のStravinsky!といった手応えたっぷり有。「展覧会の絵」→「火の鳥」これは現代オーケストレーションを誇示すべき連続技、Valery Gergiev(1953-)は現役もっと旬の指揮者の一人、この人には”粗野”といったイメージがあって、それはアンサンブルや細部表現に非ず、表現そのものが”粗野なエネルギー”に充ちて聴き手を興奮させるもの。
お仕事失敗を埋めて余りある感銘をいただきました。他、Glinka 歌劇「ルスランとリュドミュラ」序曲(となっているけど、実際は自分が聴き知っている作品と違う)/Tchaikovsky ヴァイオリン協奏曲ニ長調(アリーナ・ポゴストキーナ(v))/Shostakovich 交響曲第1番〜マーク・エルダー/ハレ管弦楽団(2008年ライヴ)など拝聴中。これもネットから入手した音源也。Alina Pogostokina(1983ー)は独逸の別嬪ヴァイオリニスト、Mark Elder(1947ー)は英国のヴェテラン、2000年からハレ管の首席指揮者継続中。まずまずの演奏でしょう・・・って、不遜な聴き方に集中できておりません。では、行ってきます。
2018年7月某日/●サラリーマン生活延長線の日々
今日も暑くなりそう。台風7号接近中。巷で話題のサッカーには興味のない世間ズレおっさんであります。
「捨てられる新品の衣服年間10億点と類推」今朝の朝日新聞一面トップ、もちろんリサイクルされる衣服もあるだろうけど、売れ残ったブランド品はイメージ低下を恐れて燃やされるとのこと。自分も主に食品を扱うお仕事、絶対に廃棄はさせない(お上の強い意志でもある)とにかく買っていただくために日々苦労しているけれど、腐らぬものの扱いはまた別格の苦労もあるのでしょう。生産と消費、商品のあり方の問題
+これとは別の筋となる購入したあとの”自宅デッド・ストック”、廃棄問題も考えるべき課題でしょう。リユース、リサイクルが大切、それがちゃんと経済ベースに乗ること、例えば中古車は完全に定着しているし、古紙回収再生紙は江戸時代からの伝統なんだそう。自分もささやかながら、CDを音楽を愛する人に格安で入手していただいて既に10年、パソコンもここ5-6年は中古しか買っておりません。自分で品質スペック、状態を見極めてメンテできることが前提、職場の盟友はクルマが大好き、中古格安の外車を定期的に入手しては自分でいろいろ仕上げて売ったり、また買ったり。
自分で電気製品の修理なんかできたらなぁ!つくづくそう思いますよ。昨日一週間の始まりは順調、先週末まとめて先行して宿題を消化したからヒマでしたよ。先週金曜よりクワガタ採りに奄美大島に行っていた若者も無事帰ってきました。夜はしっかりステアマスター15分+エアロバイクはマニュアル「100」(強)設定、160kcal消化まで頑張って滂沱の汗、太ももパンパンに筋肉痛。体重は待望の先週比▲1kg、先週土曜夜呑んで喰って、それでも土日ちゃんと速歩しつつ買い物などにいったのがよろしかったのか。
Stravinsky バレエ音楽「火の鳥」(1910年版/1955年)/交響詩「ナイチンゲールの歌」(1956年)〜エルネスト・アンセルメ/スイス・ロマンド管弦楽団・・・最晩年にニュー・フィルハーモニア管弦楽団と再録音(1968年)もうちょっと長生きしたら三大バレエを全部再録音したんやろなぁ、きっと。他1919年版の録音(1947年)も聴いておりました。「火の鳥」は全曲1910年版でっせ、ステキなメルヘン満載華やかなサウンド連続四十数分、たっぷり堪能できます。エエとこ取り1919年版に入り切らぬ部分にこそ美しい発見連続。この音源はちょっと不遇でして、録音情報ネットで再確認してもなかなか出現しないけれど、間違いなく1955年ステレオ録音。やや線が細いようなサウンドだけど、広がり定位もふくめかなり鮮明な英DECCA録音でしょう。
早いリズムを刻むところ、金管大活躍の見せ所、リズムがもたついたりオーケストラの技量が追いつかなかったり、それでも雰囲気たっぷりな色彩感を堪能いたしました。再録音の理由が理解できる・・・「ナイチンゲール」は歌劇をロバート・クラフト(1997年)の緻密な演奏でしっかり聴いておりました。これがもうヘロヘロ、リズムもガタガタ、オリエンタルな緊張感がぜんぜん表現できておりません。ま、それも含めて彼(か)の世代は個性豊か、上手いだけが価値じゃないっすから。
他、Mozart ヴァイオリン協奏曲第3番ト長調K.216(フィルハーモニア管弦楽団1958年)/二台のヴァイオリンのためのコンチェルトーネ ハ長調K.190(イーゴリ・オイストラフ(v)/ベルリン・フィル1972年)〜ダヴィッド・オイストラフ(v)・・・ベルリン・フィルと全曲再録音する前の旧録音が第3番、音質はあまり変わらない?艷やかで穏健豊満、あまりに安定しているDavid Oistrakh(1908ー1974)であります。では行ってきます。
2018年7月某日/●サラリーマン生活延長線の日々
新しい一週間の始まりは早朝覚醒、体調はまずまずでしょう。
昨日は朝一番に「7月近況」「音楽日誌」新規ファイル更新して(これがけっこう手間な趣味)午前中、徒歩15分ほどのBOOK・OFFにてじっくり書籍選定7冊入手、もう買わないけどCDコーナーも覗くのは長年の習慣です。@280円コーナーに西崎崇子さんのMozartヴァイオリン協奏曲集3枚有、うち1枚は以前所有していたはず、10年前やったら買っていたやろなぁ。きっと。NAXOSのMozart初期交響曲5枚、Mozartのセレナーデ第11番12番はエヴェレスト・アンサンブル?(Everest)同じもの3枚とか興味深く確認しても既にCD購入は止めました。処分ばかり。他、セミョン・ビシュコフやらジョルジュ・プレートルのボックスとか、安いとは思えぬけれど、それでも新品よりお買い得品有。ここは芸術大や医大もあるし、大きな家、お金持ちも多いから在庫は充実しております。
自宅に戻る途中、大型ショッピングセンター内の電気屋で有機ELテレビの画質に驚いたり、牛乳買ったり、やはり引き隠ってはいかんね。世間様の雰囲気を直に感じないとノーミソ退化しますよ。他、自宅二台のエアコンの清掃とか、購入10年ほどに至る空気清浄機の内部清掃とか、懸案事項宿題もクリア。つながらぬ電話に苦しみつつ女房殿の奮闘努力にて「Air」の解約成る!契約直後に我が賃貸マンションに無料インターネット環境導入、残念な無用の長物になっておりました。二年経って違約金は発生しないけど、機器残債が15ヶ月・・・って悪質やな、これは消費者イジメでっせ、ほとんど。覚悟していたけれど。ヤフオクで機器格安購入して契約だけすればよかったけれど、後の祭り。これも人生勉強でしょう。ヤフオクCD処分送付分、は東京大阪には翌日到着、さすがに北海道は未だのようでした。
息子より口座の連絡有、セブン銀行より振り込んであげようとしたら、一日の処理制限があるのですね。理由はいろいろあるんだろうけど、きっと「オレオレ詐欺」対策もあるのでしょう。ウチの「オレオレ」は本人やろなぁ、ちゃんと口座は息子名義になっていたし。
Mendelssohn 劇音楽「真夏の夜の夢」より〜イヴァン・フィッシャー/ブダペスト・フェスティヴァル管弦楽団/アンナ・ルチア・リヒター(s)/バーブラ・コジェリ(ms)/プロ・ムジカ女声合唱団(2015年Bela Bartok National Concert Hallライヴ)・・・これは2018年新録音と同じメンバーのライヴ音源(ネットから入手した全曲1ファイルに閉口、いつも思うけれどFestivalの和訳に祝祭を当てるのはどーも違和感有、フツウ音楽祭でっせ)。Ivan Fischer(1951ー)の演奏にほとんどハズレなし。優秀録音も多いけれど、これはライヴ、やや”遠い”散漫感がありました。メルヘンな序曲からウキウキする風情に溢れた作品は大好き!誰でも知っている「結婚行進曲」って、フクザツな筋書きのどこに当たるのか、理解不能。ラストの円満な結婚式かな?賑々しい金管が活躍する名曲です。二人の女声の言葉の意味もわからぬけど、幻想的な雰囲気は愉しめます。残念ながら、聴き手は演奏の良し悪しを云々できる技量に非ず、ま、たいていどんな演奏でもたっぷり堪能可能。
気分を新たに一週間のお仕事に臨みましょう。さっそく30度C超えの予報有。
2018年7月某日/●サラリーマン生活延長線の日々
日曜の朝、昨夜は使わなくなっているネット環境の件(女房殿契約)ワイモバイルに相談に出掛け、電話じゃないと解約できん!(その電話がいつまでもつながらぬから出掛けたのに)そのついでにご近所屈指のオシャレエリア「日進竹の山」のステキなレストランに行ってきました。入店すると「ご予約ですか?」ほとんど寝巻き姿のワシに云うな!っての。客筋に爺婆ほとんどなし、オシャレな女性が七割ほど、魚介の料理は(締めのパスタも)美味しかったけれど、グラス程度の特別なビールが800円(女房殿は運転だから烏龍茶)まずまずリーズナブルな価格、帰りコンビニにビールとチーズを入手して自宅で継続・・・平日は極めて質素な食生活を送って、週末豪華一発主義。
洟水痰の絡み悪化して途中覚醒、蒸し暑かったしね。今月「近況」など執筆して二度寝しました。体重増の自覚有、ジョーダンじゃなくBOOK・OFF迄精力速歩・書籍入手いたしましょう。今朝の朝日新聞「The Globe」は衝撃的なA4サイズのDNA分析装置・Bento Lab。このメイン話題も興味深く拝読したけれど、「マイケル・ブースの世界を食べる(28)」〜「キッチンと食の相反関係 世界を旅して至った仮説」〜これが抱腹絶倒、曰く「キッチンにお金をつぎ込む国ほど、料理の質がいまひとつになる」。日本も含めて質素なキッチンの国ほど喰いもんが美味いということ。その真逆が「米国ほどひどい食事の国があるだろうか」。そういえば20世紀中〜21世紀初頭二度西海岸に研修に出掛け、スーパー惣菜の激不味さに驚いたことを思い出しました。亜米利加と戦争しちゃいけない、彼(か)の国は広い!そして粗食に耐える国民性を持っている。おそらく、残念ながら日本は絶対に負ける。
Elgar 交響曲第1番変イ長調 /行進曲「威風堂々」第1番ニ長調/第4番ト長調〜ジュゼッペ・シノーポリ/フィルハーモニア管弦楽団(1990ー1991年)・・・Giuseppe Sinopoli(1946ー2001)がフィルハーモニア管弦楽団のシェフを務めたのが1984ー1994、もったいない心筋梗塞でしたよ、本来なら現在でも現役の年齢でっせ。泰然自若な風情がちょいと鼻につくけれど、この交響曲は悠然として大好きですよ。久々にシノーポリの個性に接して思わずニヤリ、清廉な響きのオーケストラがいつになく雄弁!”泰然自若”、”悠然”な表現はいっそう強調され、うねうねとよう歌う演奏であります。説得力もあるし、オーケストラとの相性よろしく輝かしく鳴りきったサウンドに感心しても微妙に”いやらしい”?エッチな風情がド・シロウトのイメージとして英国に非ず、脳裏にはエイドリアン・ボウルトの剛直があるのかも。
Rachmaninov カプリース・ボヘミアン(ジプシーの主題による奇想曲)作品12/交響的舞曲 作品45〜エド・デ・ワールト/ロンドン・フィル・・・これは未CD化、おそらく1960年台後半の録音のはず。写真が若いですね、未だ30歳に至る前。やや不遇な印象のある実力派Edo de Waart(1941ー)現在はニュージーランド響の音楽監督。ま、ハイティンクを除いてオランダは母国の指揮者になぜか冷淡ですよ。本来ならコンセルトヘボウを任せてもよろしかった人でしょう。カプリース・ボヘミアンは初耳、そもそも録音がほとんどない16分の作品。交響曲と変わらぬスケールを誇る「交響的舞曲」は大好きな作品、両者ともRachmaninovの暑苦しくも濃厚甘美な露西亜風旋律サウンド満載魅力たっぷりなもの。当時若手の指揮者は溌剌とした表現が好ましい。