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音楽日誌●再起と熟練の日々 再起と熟練の日々
2005年3月京都・銀閣寺
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2014年3月某日/再起と熟練の日々

なんかやたらと眠い、テレビを見ていても、音楽を見ていても、ストンと意識を失う感じ。昨夜も早々に眠くなって、その分早く目覚めてこうして「音楽日誌」執筆中〜なのは、どーも結石復活したみたいで前回が11月?この件では通院していなくて、自然排出済、5ヶ月で繰り返しとは体質化したのか。腰辺りが痛んだのは、肉体系労働だけではなかったのですね。いずれ、耐え難き痛みが出ぬことを祈るばかり。新しい一週間が始まって、本日は東京から異動してきた若い女性の職場歓迎会、いつもの毎週定例作業+週末にはちょっとした行事有(準備中)、そのまま取引先と商談〜そして諸先輩とのOB会(前回2月は大雪で流れたもの)あります。ちょっぴり慌ただしい。

歯磨きには熱心、先週久々の点検と歯石除去をしていただいて、歯科医に(状態の良さを)褒められました。歯並びは悪いけどね。数日前、テレビ番組にて口中細菌を抑えるためにはヨーグルト(もちろん無糖)が有効とのこと、3日ほど試し磨きしてみたけど、これがじつに快調です。ほんのちょっぴりブラシに乗せて、ちゃんと磨くだけ(このちゃんと磨きも重要)ほんの些細な発見もほんのり嬉しいもの。

先週、苦しかったShostakovich集中拝聴経て、今週はどうするか。苦手系音楽集中聴きの余禄は、苦手克服のみならず、ほんまはこんな音楽聴きたい!自分の嗜好がいっそう鮮明になることでっせ。ここ数年週末更新一本のみの【♪ KechiKechi Classics ♪】はMozart !でした。手許に常備すべきCD、処分しても大丈夫、という見極めも可能となります。聴かれず死蔵されるのなら、全国の音楽愛好家に安く譲りましょう、といった趣旨にてオークションにぼちぼち出品。明日よりの消費増税の影響あるのか?こちら非課税個人出品ですので。送料ちょっぴり上がってますけど。

ARTENOVA 74321 74465 2Bach フーガの技法〜ヘリベルト・ブロイヤー(or)/ベルリン・バッハ・アカデミー(2000年)・・・ARTE-NOVAにて入手、現在は「SONY BMGバロックマスターピース60枚組」に収録される、オモロい版であります。実体は(1)ライプツィヒ・バロック・ゾリステン(ヴィオラ・ダ・ガンバ2+ブロックフルーテ2)(2)ベルリン・ブラス・カルテット(オーボエ、クラリネット、ホルン、ファゴット)(3)ライプツィヒ弦楽四重奏団(現代楽器)(4)ジャズ・アンサンブル(ピアノ2、バス、ヴァイヴ)が順繰り交代して演奏する斬新な趣向。ほんまはこれを【♪ KechiKechi Classics ♪】定例更新題材にしようと考えていたけれど、他いろいろ聴きたくって、種々多彩な楽器(バロック時代にクラリネット?)、MJQを彷彿させる粋なジャズ登場を70分愉しんだのみ。最高っす。

ちなみに現在、早朝覚醒してBach フーガの技法〜ヘルムート・ヴァルヒャ(or)(1956年)・・・ネットに出現したパブリック音源(モノラルLP?板起こし)を数年前に入手、今回の情報整理にて棚中発見。上記ブロイヤー盤にインスパイヤされ、自主CD化拝聴したもの。若い頃FMにて拝聴していたと記憶します(ヘルベルト・タヘツィだったかも?)。親密、多種多彩な前者に比べ、こちら峻厳巨魁な構築物を仰ぎ見るようなスケールを誇って神々しい〜どちらもシンプル、馴染みの旋律変形に間違いなし、でも、まったく別な作品に感じます。各コントラプンクトゥス(対位法)の性格、描き分けも見事であって、別な意味で”多種多彩”、あるときは豪快、そして繊細、淡彩なオルガンの音色は脳内にて極色彩に変換され、鮮やかに広がって、感銘限りなし。堂々たるテンポ設定はLP4面分、CDR一枚収録に余ります。ラスト”未完のフーガ”完成版にひときわ深い感慨有。

Shostakovich連続聴き!には根性要るけど、Bach やったらなんぼでも聴けまっせ。(一旦中断)

いつものカルいウォーキング+ストレッチ実施。風が冷たい所謂”花冷え”といったところ。他、いろいろ聴いた音楽の件続き。

NAXOS 8111339Beethoven 交響曲第3番 変ホ長調「英雄」(1952年)/交響曲第1番ハ長調(1953年)〜ヘルベルト・カラヤン/フィルハーモニア管弦楽団・・・これはかなり以前駅売海賊盤全集を処分し、久々の拝聴、もちろんパブリック・ドメイン音源也。ベルリン・フィル1960年台のステレオ全集もちゃんとした音質にて無料拝聴できる時代となって、先月(由緒正しい韓国製)駅売海賊盤を処分したところ。閑話休題(それはさておき)フィルハーモニア管弦楽団との全集は、音質いまいちみたいな印象もあって、10年以上前”そんなことないっすよ”的メール?BBS書き込みあった記憶も鮮明。10年ぶりに確認したかった!

結論的に音質はかなり良好(自主CDでも)、なにより峻厳スリムに引き締まった響き、颯爽とした語り口の上手さは当然、フィルハーモニア管弦楽団の清潔明るい響きを活かして、若々しい緊張感が続きました。まだ前世代巨匠が健在な時期に、次世代若手の個性・存在感を示して、既に21世紀に入り、半世紀以上経っても現役モダーンなセンスに驚かされました。新しいマスタリング(+一部ステレオ音源)出てますよね。もう”全集を揃える!”的収集意欲もなくなって処分ばかり、こうして必要に応じて、いつでもそれなり良い状態の音源を確認できる、そんな佳き時代になっております。(写真はNAXOS盤)

では、行ってきます。


2014年3月某日/再起と熟練の日々

年に数回しかない(けっこう愉しい)肉体系労働、朝から昼過ぎまで立ちっ放し、腰辺り(正確にはケツ上部)+両脚筋肉痛有〜病的機能的な腰痛に非ず(毎日ストレッチしてますから)、夕方女房殿を誘ってささやかなプチ贅沢・大型温泉風施設に行ってきました。昨夜早々に就寝し、早朝覚醒はある意味健康的、本日は全国的に大雨模様らしく、ウォーキングは不可。せっかくの花見頃なのに、残念。

EMI 3653002 Shostakovich 交響曲第13番「バビ・ヤール」変ロ短調〜マリス・ヤンソンス/バイエルン放送交響楽団/合唱団/セルゲイ・アレクサーシキン(b)(2005年)・・・圧巻のコスト・パフォーマンスを誇る全集より(廃盤中?)。コンセルトヘボウとバイエルン放送交響楽団、お気に入り楽団のシェフであるヤンソンスは現役最高峰の指揮者なのでしょう。1941-だから70歳過ぎたのか・・・10年以上前に(やはりずず暗い)作品攻略に取り組んでいて、その後、テミルカーノフのライヴ(1983年)拝聴の記憶もけっこう印象的(「音楽日誌」4回拝聴の記録有)なのに、今回は全然ぴん!と来ておりません。鮮明な音質、明晰躍動する表現、オーケストラも声楽も整った集中力、サウンドそのものは自分の嗜好に合っている自覚ありますよ。こんな作品だっけ・・・交響曲全15曲、一週間続けると聴き手の集中力は著しく落ちているのか、それとも移動中カーステレオとの相性か、そもそも土曜早朝に聴くべき音楽じゃなかったのかも。どこかで仕切りなおし必要です。

Shostakovich 交響曲第1番ヘ短調/第15番イ長調〜ヴァレリー・ゲルギエフ/マリインスキー劇場管弦楽団(2008年ライヴ)・・・SACD Hybridなんだそう。オーディオ・ファンは心震わせて聴いておるのだそうなぁ、こちらカー・ステレオ〜貧者のエコ・コンポにて拝聴しても音質印象かなり爽快!もしかしてゲルギエフ+マリインスキーの録音って、世間の話題ほど聴いていなかったんじゃないか。パワフル、上手いオーケストラですねぇ、華やか軽妙なるサウンドに非ず。編集はしてあるんだろどうどうたうけど、これでライヴ、見事なものですよ。才気走った第1番の溌剌躍動する世界はもちろん、ジョーダンのように著名他作品旋律を引用するラスト交響曲も他とは一線を画して、完全に解脱、妙にシニカルかつ明るい(?)軽い雰囲気満載。先の「バビ・ヤール」再会に失敗したが、これは演奏録音、作品にも馴染んで拝聴は苦痛ではない。

Shostakovich集中拝聴ラストを飾るに相応しい一枚となりました。これにて一週間一区切り。どちらかと言うとお気に入りな室内楽方面、管弦楽作品、声楽にも全然取り組めず、途中ローマン・コフマン交響曲第5/9番の再確認を狙っていたけれど果たせず。第3番「メーデー」も聴き流しっぽかったなぁ。最大の発見はザンデルリンク交響曲第8番に於ける”わかりやすさ”か、かつては穏健、アクのない表現に不満を感じたハイティンクに共感あったのは、嗜好の変化だと思います。途中、数作品繰り返し聴いて、もう苦手系Shostakovichは限界です。

他の音楽が聴きたい!

誰も興味ないであろうヲタク咄少々。今朝の朝日新聞に老後の生活設計の連載があって、お金を掛けない生き甲斐作りへの言及ありました。(引退したらゴルフ三昧って、そんな経済的余裕ありまへん!って、フツウ)ワタシの趣味はできるだけお金を掛けぬこと・・・売れ残りオークションCDに2件、入札入ったのでさっさと早期終了させ連絡を待っているところ。今週のShostakovichライン・アップを見ても”新しい録音”にシフト、唯一の例外はチェリビダッケ(1946年)ですもん。ザンデルリンクが1976年、この辺りがギリギリか。若い頃〜CDを集め始めた20年ほど前は、歴史的録音が安かったんです。一生懸命聴いていたな、当時は。歴史的録音はパブリック・ドメインにてネットから自由自在に無料調達可能な時代となって、棚中大多数のCD処分したことは千度言及済、贅沢病亢進して自主CDでも1960年辺りの歴史的名盤の拝聴機会、急激に減ってきております。

自主CDは定期的に整理(並べ替え配置換え情報更新+オークション送付無理矢理オマケ同包、更には廃棄!)していて、問題はネットより入手した音源データ保存用DVDであります。最初の一年ほど、パソコンHDDに保存して、エエ加減貯まってきたから(5年ほど前?より)DVDに移し替え、収録情報を印刷同封、20枚単位で紙箱に収納、外側には手紙メモで主要音源コメント付け・・・

これが膨大、少々のダブり音源入手はDVD-Rそのものが安いものだから問題ないけど、初期の60枚ほどがひどい。当時、データ保存行為そのものに慣れていなくて、DVDに焼く時にダブり収録、7本連続解凍が必要な圧縮ファイルなのに、3本+4本別なDVDに収納されていてる・・・挙句、解凍Passwordがわからなくなって、ファイル名から元サイトを検索しても閉鎖されている・・・習熟した現在なら、ダウンロード即Password入れて一旦解凍、再圧縮するといったワザを覚えました。解凍可能でも、いったいこれは誰の演奏なのか・・・作品はかなりの比率聴けばわかるけれど、情報不備で暗号のようなファイル名が付いて、数年経てばもう迷子状態に。

現在なら、情報同封なき音源は(ライヴ放送用音源に多い)別途テキストファイルにコピーしていおいて、一緒に圧縮保存+ファイル名も(それだけ見ても)わかりやすく変更保存。概ね、ダウンロードした時系列でDVD保存するけれど、最近は同じ作曲家やら演奏家、類似の音源をおおよそまとめるようになりました。ところが最初期のはヒドいんですよ、んもうバラバラ。けっこう難行苦行〜ヲタクな作業数日経過〜こんな音源持っていたのか・・・感慨深く、遅々として整理はすすみません。


2014年3月某日/再起と熟練の日々

ほんのちょっぴり、大騒ぎするほどではなく、やや体調よろしくない。耳鳴りの強度は体調のバロメーター、食欲も珍しく、わずかに落ちております。せっかくの土曜休み、休日出勤は残念だけど、2週間ほど前インフルエンザ強制休暇数日取っているから、その代わりみたいなみたいなものです。恒例、早朝覚醒、睡眠不如意状態続いて、平日は昼寝もありえぬから、ほんまの睡眠不足也。本日これからの行事対応は昨年異動直後に対応した会場と同じ、”お付き合い””本気モード”のケジメのない職場に呆れたものでした。なんでも一生懸命、というのは大切かも知れぬけれど、限られた人員体制+経費の中、優先順位を勘案するのは当たり前でしょ、ことしはもっと上手くやりまっせ。既に事前準備は最低限対応としております。

半年くらい再出品繰り返していた某CD1枚のみ、オークションにて落札有、本日送付。消費者の財布の紐は固く締まっております。

これはネットより拾った画像超・苦手系Shostakovich集中拝聴もいよいよ最終盤へ(聴き流し数曲を反省)。交響曲全15曲は最低クリア目標、ほんまは歌劇「ムツェンスク郡のマクベス夫人」とかちゃんと聴きたいし、室内楽辺りも同様、さて本日の行事対応往復車中に何を持ち込むか検討中しましょう。Shostakovich 交響曲第7番ハ長調「レニングラード」〜セルジウ・チェリビダッケ/ベルリン・フィル(1946年)・・・苦手系作品を歴史的録音にて拝聴、というのも最悪、しかし、業務用車中にて強制拝聴なら収納棚の肥やし状態のCDも陽の目をみる、そんなところ。世界大戦後、ベルリン陥落翌年でっせ。未だフルトヴェングラー活動再開前、時代と会場を勘案すれば良心的(マシ)な音質なのでしょう。連合国ソヴィエットに対する政治的な意味合い演目だったのか?初演後4年目、ベルリン・フィルの日常レパートリーじゃなかったでしょう。シュワちゃんの「ちちんぷいぷい」CM以降、いっそう馴染みとなった全編平易な旋律作品は、ほとんど80分に及ぶ大曲であります。中途半端に馴染んでいるだけ、苦手意識も最強、運転中強制じゃないと願って聴くこともない作品也。

よろしからぬ音質+車中という悪条件(例の如しボリューム最大)でも、引き締まってスタイリッシュ、カッコ良い表現は理解可能。おそらくは戦争の痛手癒えぬベルリン・フィルも信じられぬほど立派なアンサンブルであって、チェリビダッケ34歳の統率力はほとんど驚異的。若い頃は例の微速前進に非ず、第1楽章執拗に(12回)繰り返される「戦争の主題」の細かいニュアンス描き分け、ノリノリのリズム感お見事でした。この(著名なちちんぷいぷい)主題って、なんかハラ立ちません?人を喰ったような。第2楽章「Moderato. Poco allegretto(回想)」って、スケルツォ楽章なんだそう。ここの寂しげなスウィング感も上々、数少ない棚中在庫であるバーンスタイン盤(1962年)とは別な曲を聴いた印象となりました。悲痛な第3楽章「Adagio(祖国の大地)」は23分ほどの長丁場、ここも珍しくわかりやすい”悲痛さ”が支配し、終楽章「Allegro non troppo(勝利)」はあまりに見事な大団円、ありがちな第1楽章(人間の主題)が回帰してばっちり盛り上がって完成度高く、円は閉じられる・・・

颯爽としてカッコよい!最晩年のスタイルさておき、チェリビダッケを聴く度、商売敵であったカラヤンを連想いたします。語り上手、整ったアンサンブル、わかりやすい表現・・・Bruckner 交響曲第7番ホ長調(1992年ライヴ最近偶然に知ったけれど、ギュンター・パッシン(ob)が参加しているそうな)を聴きたくなりました。これが強制連続聴きの余録でしょう。

Shostakovich 第2番ロ長調「10月革命」(1981年)/第10番ホ短調(1977年)〜ベルナルト・ハイティンク/ロンドン・フィル/合唱団・・・ハイティンク全集は、あまりにこだわりのない純音楽的穏健派、オーケストラはコンセルトヘボウのほうがよろしい、といった評価でしょうか。前者は嗜好の問題(こちらド・シロウトには耳あたりよろしい)後者だって好き好き、ワタシはロンドン・フィルの活力に好感を覚えました。半分居眠りして聴いていた「10月革命」の印象一変!筋肉質なロンドン・フィルのサウンド+声楽の扱いも見事な盛り上がりであります。シップウエイ盤にて躓いた(おそらく聴き手の居眠りが主要因/どこかで名誉回復狙いたい)第10番も(例の如しうねうねとズズくらい、そして長い)第1楽章「Moderato」から見通しがよろしくて、第2楽章「Allegro」は交響曲第11番”機関銃掃射”に似たハデハデしい疾走、オーケストラの爆発が快い。途方に暮れたような、無感情のような第3楽章「Allegretto」を経、最終楽章「Andante - Allegro」は鬱々とした出足(オーボエ、フルート)に不安となって・・・途中からスピードも明るさもアップ!輝かしいフィナーレとなりました。

英DECCAの音質も上々、ハイティンクのバランス感覚+ロンドン・フィルの迫力にも満足。しかし、作品全貌というか”第10番って、こんな作品”みたいなものが見えぬのは聴き込みが足りぬ証拠でしょう。

交響曲は残り、第13番「バビ・ヤール」と第15番のみ、これは車中移動中拝聴+αにて本日シリーズ完結予定。


2014年3月某日/再起と熟練の日々

マンション横公園の公園、桜がつぼんできました。もう春ですね。早朝ウォーキングに使用していたジャンパー2種、今季役割を終えました。いつもなら一週間のお仕事一区切りな金曜、明日行事対応のため、お仕事トラブル後処理も含め、ちょっぴり緊張感継続しております。退屈せず、充実した毎日を過ごせることに感謝いたしましょう。お仕事手順の習熟、手抜きのツボ(ここ重要。ここ迄クリアすればあとは抜いても重大な結果に至らぬ、と言った見極め)徐々に見えてきて、作業物量が”予見”できるように。基本は営業だからお客様の意向やらトラブルの飛び込み対応の連続、複数実務処理しつつ、更にそれも対応、といった余裕もできつつあります。

一ヶ月前に支給された新・Wifi端末、昨日本日明日と営業用パソコン出先にて持参が必要となってようやく開封、以前は私的流用もしていて、あらかじめ自宅にて試運転〜ところが我が”ドスパラ・タブレット(Nexus7仕様)”にて電波を認識いたしません。他の自宅ノートパソコンも同様〜なんか別途設定が必要なのか。基礎意識不足かも。業務用ウルトラ・ブックなら一発接続でっせ。ところがパスワード設定とかすっかり失念していて、慌てて東京専門部署に連絡して再発行お願いしました。

そういえば、昨日昼からの商談外出、例の如し途中眠くなってHARD・OFFに休憩立ち寄り〜中古パソコンけっこう出てましたね、ジャンク扱いで。メモリ256-1gb未満〜つまりXPパソコンの廃棄なのでしょう。液晶一体型、固定キーボード(タッチパッド付)不調、メモリ1.5gbほどのものがジャンク数千円?無線LANも内蔵、固定キーボードをペンチでねじ切って、USB接続キーボード・マウス導入、ubuntu辺り入れたろか!一瞬思ったけれど、現在ノート2台+ドスタブ(Nexus7仕様)有、これ以上置き場がないじゃないの、と諦めました・・・些少の経済的負担ともかく、知的興味とか後退している自覚ありますよ。身辺整理ばかり。同世代がキャンピングカー欲しい!前向き若々しい意欲が羨ましい。

BRL6324昨日は商談移動車中〜帰宅後音楽拝聴継続。Shostakovich 交響曲第4番ハ短調〜ルドルフ・バルシャイ/中部ドイツ(ケルン)放送交響楽団(1996年)・・・この全集は演奏録音価格三拍子揃った優れもの。才気走った交響曲第1番〜革命に題材を採った声楽付き第2番第3番に続き、純音楽的というか難解、異様な暗さ、巨魁なるスケールに作曲者自ら初演お蔵入りさせた、とかなんとか曰くつきの作品らしい。3楽章約1時間の作品、ここしばらく10年以上?聴いていなかった・・・サイト内検索しても出現せず、記憶では(処分済)ラディスラフ・スロヴァーク全集にて拝聴、濃厚重苦しいずず暗さいや増す!作品だったような・・・

カーステレオというのは音源相性甚だしくて、これは当たり!濃厚重苦しいずず暗さいや増し作品にはあちこち、かなり旋律記憶馴染み有。車中に快い音場空間+打楽器の迫力低音響き渡って、表現は細部明晰です。(ボリュームかなり上げていた/眠気覚ましに)こうしてみるとリズム感のキレ、オーケストラの技量の高さに驚くばかり・・・(時間切れ)。

明日は終日肉体系労働〜つまりノーミソ使わぬ行事対応なので、実質上本日にて一週間終了。桜一気に開花しました。毎週定例の膨大業務完全クリア(ほんまか?)+種々トラブル処理対応、来週の行事準備、取引先商談〜明日の行事対応荷物会場搬入も予定通り進捗して、お仕事は意地でも定時に終わらせる!(一時間早く出勤して、昼休みもお仕事継続しているけど)さっさと帰宅して音楽聴いたり、テレビ見たりCD(音源データ)整理したり、パソコンいじったりしたいですもん。

Shostakovich集中拝聴は金曜にたどり着いても、交響曲を全部消化できず。さすがに大物揃い、それに単なる”聴いた”アリバイ作りじゃなく、自分なりの目覚めも狙っております。Shostakovich 交響曲第1番ヘ短調(1994年)/第2番ロ長調「10月革命」(1994年)/第3番 変ホ長調「メーデー」〜ルドルフ・バルシャイ/中部ドイツ(ケルン)放送交響楽団/モスクワ合唱アカデミー/ケルン放送合唱団・・・先の第4番に続けたのは少々安易な音源選択だったか。第1〜3番一枚収録、というのも意外とないもの。第1番は誰の演奏でも、少々音質よろしからぬ歴史的音源だって、それなり愉しめる若き日の傑作。「10月革命」って、けっこう以前から聴いていたはずなのに、第3番ともどもちょっと”聴き流し”状態を反省いたしましょう。音質やらアンサンブルの緊張感に不満はありません。

membran 233019Shostakovich ピアノ協奏曲第2番ヘ長調〜ドミトリー・ショスタコーヴィチ(p)/アンドレ・クリュイタンス/フランス国立放送管弦楽団(1958年)・・・露西亜録音とほぼ同時期、仏蘭西にてこんな録音を残してくださいました。ぎりぎりステレオ前夜(もしかしたらステレオソースが残っているかも)かなり良好、リアルな音質。これが・・・んもう、ぎらぎら燃えるような鼻息荒い演奏であって、西側で一発!露西亜の根性見せたろやないかい!的燃えるようにノリノリ、アツい演奏になっておりました。クリュイタンスもそれをしっかり受け止めて、美しいオーケストラを聴かせてくださいました。第1番のトランペットも素敵やけど、こちら都会の逍遥(疾走?)を感じさせる瀟洒な作品、大好きです。

Shostakovich 交響曲第10番ホ短調〜フランク・シップウエイ/ロイヤル・フィル(1995年)・・・一連の眼の覚めるような優秀録音!RPO音源より。ところが第4番〜第1-3番に続けて、精神的にもう維持できなかった?まったく、な〜んも感銘受け取れまへん。ベルナルト・ハイティンク/ロンドン・フィル(1977年)にて再挑戦中です。


2014年3月某日/再起と熟練の日々

今朝ウォーキング時、湿った空気に靄(もや)?ガスというか霧が出ていて、気温も高そう。昼には20度Cを超えるそうです。毎週火水曜の実務処理山場をクリアし(今週は大丈夫と思うんだけどなぁ、毎週微妙なミスばかり)土曜の行事対応、来週の内部行事対応準備(な〜んもできていない)、本日明日の商談準備(これが本来、メインのお仕事)を一気にこなしましょう。ま、元気だったらなんでもできる!政界には興味あまりないけど、渡辺さんの8億円問題、もうアカンやろなぁ。橋下さんの再選挙もようワカラんかった。安倍ちゃんの土建屋原発政策に共感まったくないけど、他の選択肢が見えなくて、こりゃドン詰まりだ。

そういえば藤巻兄弟の弟さん亡くなったんやな、未だ54歳。波瀾万丈、楽しそうな人生も病に倒れては仕方がない。かつて朝日新聞の連載を愉しみに読んでいたものです。オークションは先週末送付分、ぼちぼち到着連絡が来ているけれど、一件(一番金額大きなもの)「振り込みます」との連絡を信じて送付後、入金がないのがやや気掛かり〜信じてまっせ。こちら商売じゃないんで。(昼過ぎ、セブン銀行より入金有、との一報有〜ほっ)

DECCA 444430Shostakovich集中拝聴は、交響曲第5/9番(コフマン)→第11番(キタエンコ)→第14番(クレーメル)→第8番(ザンデルリンク)→第14番(ロジェストヴェンスキー)→ピアノ協奏曲第1番(オルティス)〜未だ序盤でっせ、けっこう苦戦中。他の音楽を聴きたくなる・・・Shostakovich 交響曲 第12番ニ短調「1917年」作品112〜ベルナルト・ハイティンク/コンセルトヘボウ管弦楽団(1982年)・・・レーニン礼賛!みたいな趣旨が嫌われて演奏機会は少ないのかも?そういえば作品風情の記憶もほとんどなし。もうエエやないの、100年ほど経ったんやし。第1楽章「革命のペトログラード」/第2楽章「ラズリーフ 」(湖の名前)/第3楽章「アヴローラ 」(巡洋艦の名前)/第4楽章「人類の夜明け」、全編途切れずに演奏時間は43分ほど。第11番と題材は似ていても、あちら機関銃激射!を模した打楽器強烈華やかな効果有(それだけ求めて聴いても良いくらい)、こちらハイティンクの穏健バランス余裕演奏の印象もあってか、露西亜風勇壮な旋律は美しく、叙情的に、たっぷり厚みを以って表現されます。一番長い緩徐楽章第2楽章「ラズリーフ 」(14分)も隅々まで配慮行き渡って、洗練された響きに至って、混沌混迷に陥らぬのがハイティンクの力量であります。この作品は無事クリア!

Shostakovich 交響曲第6番ロ短調 作品54〜ローマン・コフマン/ボン・ベートーヴェン管弦楽団(2005年)・・・第1楽章「ラルゴ」が19分、ここが一番長くて暗く、重い。第2楽章「アレグロ」は明るく速いテンポな6分ほど、終楽章「プレスト」は7分半〜交響曲としては異形なスタイル、但し、第1楽章の暗くうねうね絶望的な雰囲気延々と、というのはパターンでっせ。たいていはここで聴き手の力尽きる・・・といったことになりがち。この超優秀録音(らしい)もオーケストラの弱さ、線の細さ、”弱音にてテンション下がる”典型例を感じさせます。第2楽章以降はサウンドに耳慣れ+もともとの溌剌とした(暗い)音楽のノリをちょっぴり堪能いたしました。コンセルトヘボウの豊かな響きの後に聴いたのがよろしくなかったのか。

では、行ってきます。


2014年3月某日/再起と熟練の日々

雨。最低気温は10度Cとなって、昼間はけっこうな気温に。オフィスの暖房も必要なくなりました。消費増税直前の商品調達問題は、新たな事態も発生(生産工場の事故など)、ま、自分の基本対応は変わらぬけれど、ちょっぴり”泣き面に蜂”状態かも。毎週の定例作業(膨大)は半分以上完了、今週はていねいな対応、作業手順ごとに慎重な点検もして(おそらくは)順調と思います。その他種々様々な日常業務は快調かと〜職場内部での立ち位置に手応え有、このトラブルをなんとか乗り切って、取引先との良好な関係もしっかり確立したいものです。なんせご当地赴任一年経ちましたし。

昨夜は夜半に珈琲2杯喫したのがよろしくなかったのか、少々睡眠不如意。ま、たいしたことはない、体調も悪くありません。ネットから入手してDVDに保存している音源データは膨大に至っていて、記憶を辿って”あの音楽を聴きたい”と探ってみるけど、ちゃんとデータコメント添付しても探せず〜発見迄数時間掛かる始末・・・再整理必要やなぁ。同じデータ数回保存して、あとで点検して気付くこともありますし。現在、聴取進行中SHOSTAOVICH棚中CD在庫もかなり記憶飛んでおりました。

音源選定失敗の巻。Shostakovich 交響曲第14番ト短調「死者の歌」〜ギドン・クレーメル/クレメラータ・バルティカ/ユリア・コルパチェヴァ(s)/フョードル・クズネツォフ(b)(2004年ライヴ)・・・細部旋律に馴染んでいないとか、作品そのものへの嗜好さておき、これはちゃんと聴いている作品だったはず。カスタネットとかシロフォン、チューブラーベル(NHKのど自慢の鐘)+男女の声楽ソロの絡み合いが無機的不気味な旋律に乗って〜そんなイメージだったはず。クレーメルの演奏は緻密なアンサンブルに間違いないけれど、余情を一切加えず、オフ・マイク?(ちょっと違うな)な音質印象もあってか、全然歯が立たぬというか、線が細く、スカみたいに素っ気なくて全曲聴き通すのがツラい。こんなツマらん作品だっけ、2度ほど繰り返して印象変わらず(未だ聴き込み足らんか)・・・訝りつつ次へ

0002342CCC  16枚組 4,980円 2002年、今は亡き金沢・山蓄通販にて購入Shostakovich 交響曲第8番ハ短調〜クルト・ザンデルリンク/ベルリン交響楽団(1976年)・・・先のクレーメルに比べ、表現意欲というか、なんとか立派な交響曲に!オモロく聴かせよう、といったザンデルリンクの姿勢に共感ありますね。重苦しく、暗い作品は好みに非ず〜そう考えてきて、このCDも入手12年目?ほとんど初聴取状態〜これがけっこうエエ感じ。27分に至る長大なる第1楽章「アダージョ」〜これって(著名なる)第5番によう似ていると思いません?うねうねとズズ暗い風情が充満して、流麗なるサウンドとは言い難いザラリと渋目+重心の低いオーケストラ+指揮者の詠嘆色付けがみごとな成果!もっと気に入ったのは第3楽章「Allegro non troppo」〜無機的無感情、情緒もクソもない乾いてハードなリズムが支配して、ザンデルリンクはそれをなんとか、聴き手にわかりやすく伝えようといった骨太表現に打たれました。こりゃ、今シリーズの大きな発見でっせ。

リベンジ、再挑戦。Shostakovich 交響曲第14番ト短調「死者の歌」〜ゲンナジ・ロジェストヴェンスキー/ソヴィエット文化省交響楽団/マクワラ・カスラシュビリ(s)/アナトリー・サフューリン(b)(1985年)・・・作品によっては余情一切加えず、乾いて正確クールな表現を旨とす・・・みたいな表現がツボにハマることもあるでしょう。しかし、こちらド・シロウト&永遠のShostakovich初心者にはできるだけ新鮮な音質+陰影豊かな表現を望みましょう。いくら日常聴く機会が少ないとはいえ、第14番がこれほどオモロくない作品であったハズはない!録音バランスはマニアに不評らしいロジェストヴェンスキー全集(全部所有していない、正直なところほとんど聴いていない)より(よーやく)拝聴。ほら、これこれ、この印象、ルドルフ・バルシャイ初演録音を拝聴した感慨蘇る〜って、あちらはモノラル・ライヴでした。こちら(いちおう)ディジタル時代ですから。

あちこち細部も描き込んでオモロく聴かせる!意欲に於いて、ザンデルリンクよりいっそう前向きな指揮者。メリハリ・デフォルメも徹底して、弦のみモノクロ・サウンドさえ陰影豊か+打楽器の存在感もはっとするほど。歌い手の情感豊かな表現もわかりやすい・・・名曲には名曲を実感させる演奏が必要なのでしょう。このシリーズ、クレーメルにて躓いたまま終わりたくなかった。

英 EMI ASD3081おまけ。Shostakovich ピアノ協奏曲第1番ハ短調〜クリスティーナ・オルティス(p)/パーヴォ・ベルグルント/ボーンマス交響楽団(1973年)・・・彼女は数度録音していて、たしか最初のもの。お気に入りの作品であり、キーシンとかリーズ・ドゥ・サール辺り、若手の新鮮!元気の良い演奏にて拝聴機会も多いもの。久々のオルティスは技量に不足などありえぬけれど、オーケストラともども微妙に味わい系であって、キレキレのテクニック疾走!とは異なりました。作品の楽しさ、剽軽な味わいは充分伝わりました。

では、行ってきます。本日も無事お仕事乗り切れますように。


2014年3月某日/再起と熟練の日々

お仕事は消費税増税前の商品調達トラブル対応など続いて、他小さなミスのお詫び、取引先との微妙な問題処理は小骨が咽に残ったような・・・感じ。歯医者は予定通り歯石上半分取って今回終了、次回は盛夏の頃に自主的に検査を受けるつもり。先週来やたらと眠い!症状継続して、珍しく早々に就寝、朝までそれなりに眠れました。体調は悪くないんだけどなぁ、今朝も春を感じつつウォーキング実施。一年52週分、毎週火水曜の山を迎え、ここのところ完璧とは言いがたい処理結果に忸怩たる思い継続、今回こそていねいな手順仕上げを目指しましょう。東京本丸、あちこちの部署に助けてもらった手応えはありました。感謝。

先週末落札されたオークションCDボックスもの4件、うち2件の連絡が来なくて悩んでいたけれど、再連絡の結果よーやく反応有。おそらくオークション専用のアドレスにしてあって、メール見ていないんじゃないか、日常。計75枚ほどの削減に成功して、ちょっぴり身軽になった感じ。

なんや小さな、狭い世界で細々生きとるなぁ、こんなんではアカンで。

Capuriccio C49545Shostakovich 交響曲第11番ト短調「1905年」〜ドミトリー・キタエンコ/ケルン・ギュルツニヒ管弦楽団(2004年)・・・あまり好まぬ作曲家、交響曲第1番とかピアノ協奏曲は剽軽かつ才気走った佳き作品と感じるけれど、大きな交響曲ではコレやな。延々と続く怪しげな静謐、機関銃を描写する小太鼓を先頭に、打楽器群の多彩なド迫力+金管の大爆発。終楽章には(団塊の世代には懐かしいでしょう)「ワルシャワ労働歌」も登場!旋律風情の嗜好は別として、生理的快感溢れる作品は棚中CD枚数も一番多いかも。キタエンコ/ケルン・ギュルツニヒ一連のの録音は、Prokofievもそうだけど、我が貧者のオーディオ環境でもしっかりその高品質を実感できる、眼の覚めるようなクリアなもの。しっかりボリューム上げて、全曲拝聴〜結果疲れ果てました。このオーケストラって、こんなに輝かしいサウンド、集中力アンサンブルでしたっけ?

あまり量を聴いていないので、なんとも・・・状態前提に、露西亜の名手による演奏は所謂”露西亜臭”皆無。かなり知的な生真面目な仕上げと感じました。こういった大きな編成、複雑な作品は、やはり新しい、それなりの音質にて拝聴せぬと真髄をつかめないのかも。若い頃、廉い、古い録音+よろしからぬオーディオ環境ではShostakovichの真髄を聴き取れなかったのかも。日本でのそれなり人気の秘密はなんでしょ。お勉強は続きます。


2014年3月某日/再起と熟練の日々

ここ10年ほど、3月21日(年度末)の祝日は伝票処理とか決済とか契約達成の商品手配等必ず出勤、マネージャーを降りたし、ことしはゆるりと休みました。やや睡眠時間は短いけど、睡眠不如意に非ず、ちょいと音楽聴いたり、コタツにてテレビ見ているとすぐ眠ってしまう不思議、体調は”結石?”がどーなるのか、気になります。ちゃんと早朝(ちょろ)ウォーキング実施、すっかり明るく、暖かくなってきました。本日より東京本丸より異動してきた若い女性着任、自分はこの職場一年経って変わり映えせぬ日々、着実に正確に実務処理の改善を狙いましょう。そろそろ桜の季節やな。

DacapoMozart 交響曲第36番ハ長調K.425「リンツ」/交響曲第39番 変ホ長調K.543〜アダム・フィッシャー/デンマーク・ナショナル室内管弦楽団(2012年)・・・昨年2013年12月拝聴済。この全集、その後話題になっていないなぁ、ノン・ヴィヴラートな弦、ティンパニの硬く強烈な響き、躍動するヴィヴィッドなリズム、一気呵成な推進力・・・少々ボリュームを上げて聴いたら、そのテンションの高さに聴き疲れするほど!30年ほど前?FMから流れてきたアーノンクール「プラハ」の衝撃を回想いたしました。ヤープ・テル・リンデン辺り穏健派古楽器とも方向は異なって、モダーン楽器に古楽器研究成果を活かして、現代に過激な問題提起しております。なんとか全曲聴いてみたいもの。

カール・ベーム(LP時代、全集は宝物でした)からずいぶんと遠くに来ちゃったな。オトマール・スウィトナーの後期作品集さえ、大昔(時代遅れ?)に感じさせる演奏であります。こちらを”美しい”と思えるか、世評ではきっと微妙なところ。

だらだら空き時間に音楽聴いていたら、どーしてもお気に入りばかり、しかもちょろ聴き、摘み聴きになりがち。今週の自分なりシリーズ聴き宿題を決めましょう。Tchaikovskyはインフルエンザ中断、病明け体調快復期のBrahms は慣らし運転でしたし。昨日昼頃、夜と棚中CD在庫確認していて、嗚呼、ここ最近Shostakovich聴いていないなぁ、自分にとって苦手系の極北、Beeやんの比に非ず、この攻略を検討いたしましょう。交響曲は全部聴くこと、それ以外は都度検討ということで。今朝より

33712022Shostakovich 交響曲第5番ニ短調/交響曲第9番ホ長調〜ローマン・コフマン/ボン・ベートーヴェン管弦楽団(2003年)・・・拝聴中。この全集も話題にならんかったな。ウクライナ・キーウ出身のヴェテラン(1936-)らしい。昨年2013年8月10月とコメントを残していて、曰く

クール整ったアンサンブルを前提として、各パートの自発性、個性、色に不足して、面白みも色気も迫力も足りない
なるほどねぇ。既にオーディオ環境改善(2013年6月)後だったのに、今回初めて細部迄明晰、会場空気感が快い音質に気付きました。アンサンブルも整って繊細だけど、鳴らないオーケストラなんやな。前向き勇壮戦う1960年代型「革命」に非ず、知的クール、バランス感覚溢れて馴染みの旋律も新鮮に響きました。

第9番は(好き嫌いさておき)正直よーわからん!作品のひとつ(第4番第6番第8番第12番第15番も〜ほとんど?)。妙なユーモラスを感じさせて、気軽に聴けば良いのかな、と。コフマンは淡々と特別な情感を加えずに、整ったていねいな仕上げと感じました。ラスト、賑やかにたいへんな盛り上がり!ヤンソンスとか、あの辺りを聴き慣れていると、ほんま印象はジミだと思いますよ。


2014年3月某日/再起と熟練の日々

昨日朝、佳き天候に散歩がてら、たまに行く皮膚科+転居後一度も行っていない歯医者へ。レントゲンも含め検査した結果、虫歯なし(但し詰め物の変色有)、歯周病もほぼ皆無、これは毎日4−5回熱心なブラッシングの成果でしょう。下半分歯石を取っていただいて、明日夜には上半分処理して終了、無罪放免也。帰宅後、どーも体調がどんよりして腰奥が鈍く痛い・・・尿の色が濃い・・・って、血尿?結石じゃないのか。半日ほどコタツに隠ってうつらうつら・・・夜半に快復いたしました。オークション更に3件、落札有、今朝よーやく1件連絡あって、北海道の【♪ KechiKechi Classics ♪】 読者らしい。ありがたいことです。

これは西独製LP139 043 SLPMSchubert 交響曲第9番ハ長調〜ヘルベルト・カラヤン/ベルリン・フィル(1968年)・・・LPが出たのは1970年頃?その時にFMで聴いているから、ほんの小僧の頃からのお付き合い〜当時、カラヤンは飛ぶ鳥を落とす勢い(人気)でしたよ。少ない小遣いを貯めてレコード屋(札幌4丁目玉光堂?)にていろいろ試聴〜結果、フルトヴェングラーの燃えるような1951年録音(音質もよろしい)を選択、LP購入したものです。もしかしてそれ以来?もう四十数年経ったんやなぁ、光陰矢の如し。第1楽章「Andante. Allegro ma non troppo」第2楽章「Andante con moto」は快速、つまり全4楽章10分ちょっと+αてなバランスになっております。自信に溢れた推進力、オーケストラの高い技量を活かして、個人的印象としては”粗い”(アンサンブルの意味に非ず)印象有。作品そのものが持っている茫洋とした美しい旋律テイストから離れて、カラヤン体臭モロといったハナモチならぬ演奏・・・若い頃やったらアウトやろなぁ・・・もうちょっと聴きこんでみようかな、今回はしっかり演奏個性を味わったものです。

(中座。コンビニにCD送付してきましょう)

一番好きな作品は?作曲家は?そんなサイトの話題が消えて何年経ったことでしょう。レコード屋(=死語)や中古屋さん(主にBOOK・OFF)に出掛け、お気に入りの作品に出逢えば必ず入手!そんな熱意も消えました。例えばBach のブランデンブルク協奏曲、音楽の捧げもの、ゴールドベルク変奏曲、Ravel のクープランの墓+いくつかの管弦楽作品、ピアノ作品。Mozart は別格なのでどんな作品でも・・・最近、ちょっぴり敬遠気味なMahler とか。じつは20世紀以降の音楽はお気に入り、とくにGershwinは特別!贅沢病極まって、さすがに歴史的音源拝聴機会は減ったれけど、それでも大好き。はっきり云って誰のでも良い感じ。(リンク先CDはとっくに処分済/また聴きたい)

DG 413258-2Gershwin ラプソディ・イン・ブルー〜ジークフリート・シュテッキヒト(p)/クルト・マズア/ゲヴァントハウス管弦楽団(1975年)・・・なんとも珍妙な旧東側陣営による録音は、1990年頃DG系の廉価盤用借り音源として役割を果たしておりました(当時、バーンスタインやレヴァイン新録音を使用できなかったのでしょう)。昨夜は棚中珍しいダブり収録にて拝聴@280の値札有、広島にて入手と記憶(おそらく2005年頃?)Bach 辺りが代表、名曲はどんな演奏でも音楽の骨格は崩れないものです。Siegfried Sto”ckigt(1929-2012)って、Hanns Eisler (1898-1962)とかSHOSTAKOVIHの録音を残しているけど、基本硬派なレパートリーであったと類推されます。Gershwinだから引き崩して良いはずもなく、ほの暗いゲヴァントハウスのサウンド乗って、エラくゴージャスに細部描き込んで生真面目、重心の低い素敵な演奏に仕上がっております。しっかりとした技巧を誇るけど、流麗に非ず。多分にCD時代初期の刷り込みなので、少々ノリが悪くても好きな演奏です。

DG  POCG-9699Gershwin パリのアメリカ人(1976年)/「ウェストサイド・ストーリー」〜シンフォニック・ダンス(1972年)〜小澤征爾/サンフランシスコ交響楽団・・・久々にケースから出したら裏表とも汚れが目立って、メガネ拭きで磨いても盤面小傷消えぬ〜のが@280の所以?再生問題なし、眼の覚めるようなクリアな音質であり、当時のサンフランシスコ交響楽団って、既にこんなに上手かった!驚嘆するほどの明晰なサウンド、ウキウキするような明るい憧憬とノリにあふれて最高!巨匠になってからの小澤さんは敬遠気味だけど、40歳前後、気力体力充実した勢い、人気に納得いたしました。

前段の部がありまして・・・Gershwin ラプソディ・イン・ブルー〜ジェームズ・レヴァイン(p)/シカゴ交響楽団(1990年)・・・ようやく拝聴の機会有(借り物)。意外と売っていないんですよ、これ。小編成シンフォニック・バンド編成だったんですね。これがビミョーな、なんとも云えぬ出来〜ピアノもオーケストラも滅茶苦茶上手いのは前提、ノリノリ、音質も極上・・・でもね、なんか味が薄いというか、上手すぎるというか、なんとも違和感ちょっぴり・・・慌てて、バーンスタイン(p)/コロムビア交響楽団(1959年)〜カット多くて閉口する名盤!(小学生の出会い)再聴したら、味の濃さ、ちょっぴり重苦しいブルージィなテイストが堪らぬ・・・パブリック・ドメインに至った録音も極上でありました。

NAXOS8.110219-20調子に乗って、Gershwin 歌劇「ポーギーとベス」(歴史的録音集2枚組NAXOS8.110219-20)たっぷり拝聴・・・これは初演当時1935年〜1940年台当時の録音を集めたもの、さすがに音質問題もあってそろそろ処分かな?なんて不遜な考えもちょっぴり・・・出足、アレクサンドル・スマレンス - Alexander Smallens/デッカ交響楽団 - Decca Symphony Orchestra(42分ほど)、トッド・ダンカン(t)は初演者の一人、ちょっぴり草臥れた音質に閉口しつつ、時代を勘案すれば驚異的な保存状態、意外と端正な歌い手(もちろんすべて黒人)、馴染みの素敵な旋律連続(サマータイムって、ほんま名曲)に心奪われました。続く、レオ・レイズマン楽団/エイヴォン・ロング(t)・・・これが全編ノリノリの2ビート!(22分)・・・キリがない。


2014年3月某日/再起と熟練の日々

ゆったりとした週末、昨日は徒歩15分(往復30分)ほど掛けて郵便局へオークション落札されたCDボックス送付、そのまま出勤して3件ほど電話してお詫び調整、商品マスター登録の修正30件ほど、職場滞在30分ほどで辞去(あっという間に終えたのでサービス出勤)これで残務クリアして、気分的にスッキリ。あとは休日を堪能いたしました。たっぷり音楽を聴いたり、自主CD作成したり整理したり、音源データ・ダウンロードしたり、湯豆腐つくったり、ヲタクな休日を過ごしました。

小林公夫「本物の医師になれる人、なれない人」(PHP新書)・・・医師不足は深刻であり、昔ほど裕福な生活を保証されるような時代じゃなくなったけれど、やはりエリートな閉鎖社会になりがち・・・これは法学の方面から医事を切り取った貴重な一冊。医師の側から、悲惨な診察現状やら医療訴訟の件は数多く読んでおり、人の命を扱う不確実性について、法学的判断と医療実体とは齟齬があることを知っていたけれど、小林さんは切実な実例も多く、誠実な法学者のご意見とお受取りました。患者の意志と意向、正しい治療のあり方との整合性、そして”安楽死”への正確な問題提起。例の万波医師による”病気腎移植”への擁護、正しい開拓精神(新しい治療法へのトライヤル)など、ツッコミどころ、ノーミソ活性化必須の名著であります。

昨夜は番組改編期、これといった見たいものもなくて、BSにて「終活」の特集をじっくり拝見。70代夫婦、80代夫婦(ともに健在)のリアルな取材に感銘深く受け取りました。お子様もいらっしゃって関係良好、美しく整理整頓された部屋、持ち家を見ても生活に余裕がある方なのでしょう。尊厳死は当たり前、墓は決まっているけれど戒名は要らない、できれば葬式に坊さんは呼びたくない、大仰にせず自分が今のうちに般若心経を録音しておくからそれを流してくれ・・・この世代として意外なほどドライな発想に驚かされました。視聴率は高くはないと類推されるけれど、こんな上質な番組が必要される時代に至っているのですね。大正生まれ、北海道の親父とほぼ同い年は17歳から一日も欠かさず日記を付けていて、その達筆、みごとな文書構成、瑞々しい情感に驚かされました。書くからノーミソしっかりするのかも。

”Brahms ミニ・シリーズ”余録。SDG705Beethoven 序曲「コリオラン」作品62/Gabrieli サンクトゥス、ベネディクトゥス(12声)/SCHU”TZ「サウル、サウル、なぜ私を迫害するのか」SWV 415/Bach 「私の目は常に主に注がれています」/「主は私の足を」〜カンタータ「主よ、われは汝を求む」BWV 150より/Brahms 宗教的歌曲「惜しみなく与えよ」作品30(合唱)/混声8部合唱曲「祭典と記念の格言」作品109/交響曲第4番ホ短調 作品98〜ジョン・エリオット・ガーディナー/モンテヴェルディ合唱団/オルケストル・レヴォリューショネル・エ・ロマンティーク(2008年)・・・メインは交響曲、速めのテンポ、燃えるようにヴィヴィッドな推進力に打たれることは前提。その前段、終楽章第1変奏に影響を与えていると研究から「コリオラン」、シャコンヌの主題はBach にインスパイアされている〜こんな知的な成果を凝縮した一枚也。歴代名演奏犇(ひし)めく名曲中の名曲に、新たな切り口を加え、世に問うといった真摯な姿勢に打たれたものです。新しい録音はこうじゃないと!

先日インフルエンザにて中断余儀なくされた”Tchaikovskyシリーズ”ちょっぴり追加。Tchaikovsky 交響曲第1番ト短調 作品13「冬の日の幻想」〜ユージン・オーマンディ/フィラデルフィア管弦楽団(1976年)・・・RCA時代の全集(+α)待望の復活となりました。この人はゴージャスなサウンドを基礎に、オーソドックス、ムダな余録のない表現が誠実でわかりやすい。壮絶とか陰影とか、そんなものとは違うけれど、豊かな響き、美しい旋律を活かした遺産を受け取りました。


2014年3月某日/再起と熟練の日々

祝日。商品納品問題にてちょっぴり出勤必要です。発生した商品調達不可問題の後始末+内部実務の大ミス(昨日発見したものと同種)フォローできたが、自らの実務手順の不備に思い悩んで鬱々としております。とにかく走りながら〜抜本的絶望的にお仕事溜めていないこと、せめて小さな喜びを見つけて、テンションを維持いたしましょう。体調は咳少々残、右腕マウス腱鞘炎悪化していることを除けば、ほぼ文句ない快復でしょう。元気があればなんでもできる。一年以上放置してある歯石の除去が課題かな、と考えております。北国では雪害が懸念されるけど、こちら良い天気〜ウォーキング実施。体調維持のために非ず、ウォーキングできることが体調維持の証(あかし)であります。春の風情を感じ取りました。

今朝、一件オークションCD落札有〜たしかハンドルネーム的に知り合いかも?明日締め切りで大物ボックスもいくつか入札有、中途半端な一枚物は動き鈍いようです。

ARTS 47368インフルエンザ明け”Brahms ミニ・シリーズ”は今朝にて一区切り。昨夜拝聴したのはBrahms ホルン・トリオ 変ホ長調 作品40(ペーター・ダム(hr)/ヨセフ・スーク(v)/ヴェルナー・ゲニュート(p))/クラリネット・ソナタ第1番ヘ短調/第2番 変ホ長調(ディーター・クレッカー(cl)/ヴェルナー・ゲニュート(p))(1982年)・・・レーベル的に少々不遇なる名盤。どーしても交響曲とか協奏曲、今シリーズ拝聴機会なかったドイツ・レクイエムとか大曲ばかり著名、光が当たることも多いけれど、個人的にBrahms の真髄は室内楽やらピアノ・ソロ作品かと。馴染みの作品演奏やらサウンド云々するのも良いけれど、ダムの無骨なホルンがシンプルに上下する旋律、そっと始まったら、もう込み上げるものが・・・威圧ではなく親密、フクザツ甘美な旋律に非ず、順々とつぶやく内省的ジミな音列が切なく、遣る瀬ない後期・中年サラーマンの心情を擽って余りある説得力。ペーター・ダム45歳、ヨセフ・スーク52歳、エエ感じの熟練と年齢の記録。

もともとペーター・ダム目当てにて入手CDと記憶、ディター・クレッカー(1936-2011)の演奏記憶が抜けておりました。若い頃からお気に入りの作品(色彩的にヴィオラ盤よりこちらお気に入り)、作品細部に馴染んでおりました。名手クレッカーはスムースな技巧、低音から高音までムラのない淡々素直な音色、”遣る瀬ない”旋律の魅力、説得力倍増。これは草臥れ中高年男性の癒やしであります。

今朝、Brahms パガニーニの主題による演奏曲 作品35(1974年)/幻想曲集 作品116(1972/73年)/二つのラプソディ 作品79(1973年)〜ペーター・レーゼル(p)・・・Brahms 魅力の真髄はこの辺り〜レーゼルの重心は低く、浮ついた華やかさ皆無。女流や若手の切れ味ある演奏も良いけれど、底光りするように鈍く輝く、しっかり芯のあるサウンド、安定した技巧、刻々と変化するジミな旋律・・・これぞ独逸といった魅力に溢れました。

病明け数日、Brahms 拝聴ミニ・シリーズいちおう一区切り。声楽が抜けたこと、協奏曲はピアノ協奏曲第2番のみ、室内楽も全然足らぬけど、いちおう交響曲4曲(複数拝聴含む)ベストな印象は本日コメントの室内楽+ピアノ・ソロでした。不遜にも音質のことがますます気になって、そのままオークション出品を決意したものもありました(売れるかどうかは別)。室内楽辺りの系統的拝聴、著名な作品は21世紀の成果を聴くべきなのでしょう。

ここ数日、パソコンヲタク咄。職場では新しい環境+(自分はまる一年前から)Officeは2010になっております。取引先との互換性もあって、最新にできぬらしい。自宅は(大昔入手したライセンス)OfficeXPであって、別になんの痛痒もなく日常使いしているけれど、Wordの基本設定(フォント)がどーしても保存されぬのが不満・・・余白とかフォントサイズとかOKなんだけど、フォントってOS準拠のやつってあるのかも。別にOpenOfficeでも全然かまわない〜そう思って、幾度導入しては削除する日々・・・現在、ACER Aspire AS5750(7→8.1)にLibreOffice(リブレオフィス)入れているけれど、これが数日使って、とても使いにくい。慣れもあるのかな。自主CDのラベル作りのため、画像や文書の調整、切り貼りがどーも思うようにならずストレスが溜まりまくり。これから削除しましょう。(何度目でしょう)googleDomunentも緊急避難的な使い勝手、なかなか日常のものに成り得ておりません。

なんか、タダでええのんないでしょうか。


2014年3月某日/再起と熟練の日々

雨にてウォーキング休止。明日祝日連休なので、本日一区切り。先週インフルエンザにて倒れる直前処理した取引先向け毎週データ、やはり意識朦朧としていたのかたいへんなミスをしていたみたい。内部的には正しい処理を終えていて、お相手から当初送ってきた書式に戻すときに致命的な間違いをしていたらしい・・・というのは、ご指摘を受け数回修正、とうとうクリアできなかった〜目検でなんとか照合登録してもらう結末に〜忸怩たる思いに物凄く鬱々と反省。来週、商品がお届けできぬ件、昨日一昨日既に連絡済だけど、その具体的詳細内容を本日連絡し正式にお詫びいたします。残務は残務としてクリアするけれど、どーもすっきりせぬ日々。これも体調崩した余波なのでしょう。情けない。処理内容膨大、というのは言い訳になりまへんで。職場にてまたひとりインフルエンザ罹患、自分と入れ替わりなので、別途ルートと類推。

SCRIBrahmsC 002-3  10枚組5,990円(マイナス・ポイント1000円分)のウチの3枚オークション出品加速させております。しかしCDの売れ行きは鈍くて、思うような動きになりません。ここ最近、ますます音質を気にするようになっております。Brahms 交響曲第2番ニ長調/第3番ヘ長調〜ルドルフ・ケンペ/ミュンヘン・フィル(1975年)・・・そういえばクレンペラーのBeethoven (ライヴ全集)と併せ廉価盤ボックス出ていましたっけ。(Membran Wallet 600135)5年前なら買っていたな。音質はそれなり(これでも改善顕著なんだそう)端正、ミュンヘン・フィルの淡彩な弦を活かして、威圧感のない優しい浪漫を実現しております。以前は(現在でも)ほとんど理想的と感じたもの〜しかし、拝聴機会激減、というかほとんどなし。なにか音楽に対して求めているもの、自分の音楽生活とはずいぶん遠いような・・・もうエエじゃないか・・・そんな不遜な錯覚に陥りました。

EMI  5 75502 2  7枚組総経費込1,700円ほど?にてオークション入手Brahms 交響曲第3番ヘ長調〜ヴォルフガング・サヴァリッシュ/ロンドン・フィル(1991年)・・・2008年にBrahms のリファレンスとして7枚組ボックス入手。その後、拝聴機会も少なくちょっと選定失敗だったかな?とも考えていたもの。久々の拝聴は1990年代に入った音質改善顕著+ロンドン・フィルは記憶以上に快調であって、サヴァリッシュのオーソドックス安定した表現と似合っておりました。思わぬ秘めた情熱の表出もあって、第3楽章甘美憂愁な「Poco allegretto」〜終楽章の躍動に意外なほど満足いたしました。

ついでに、といっちゃナニだけれど・・・Brahms ピアノ協奏曲第2番 変ロ長調〜スティーヴン・コワセヴィッチ(p)/ヴォルフガング・サヴァリッシュ/ロンドン・フィル(1993年)・・・第1番へのコメント残してますね。

EMI録音は一般にコシのない音質が多いと感じる・・・この録音も例外とは言い難い〜が、オフマイクで芯ははっきりしないが、残響豊か、瑞々しく、柔らかく響いてこの作品から威圧感を除いております。
基本印象そのまま、昨年2013年6月オーディオ環境の改善により、残響豊か茫洋と深い奥行きをしっかり感じられるようになりました。ロンドン・フィルは独墺系の深みとは少々異なるけれど、燃えるような強面!とは異なる(これも)端正に落ち着いて、知的。静かな感銘押し寄せる、立派な演奏です。


2014年3月某日/再起と熟練の日々

最低気温6度Cとのネット表示なのに、今朝のウォーキングは風が冷たく感じる(インフルエンザ完復していないのか)・・・いよいよ一年間支えて下さったヴェテラン・パートさん去り、小さい職場も一年前より▲2名、これは昨年定年を迎えスタッフ業務に回った営業担当、来年?再来年継続雇用を望んでいる(ド残業)相方分、”人員オーバー分”を睨んでのことなのでしょう。上司はお仕事段取り組み立てという点で経験は薄く、多くの(サイド)諸実務を自分に集中させて乗り切っている現状、昨日もキツかったなぁ(残業基本なしが前提の組み立て)・・・それもエエじゃないか!いよいよ増税直前の某商品調達、昨日時点で倍で見込んでいた更に倍以上の実績となって在庫破綻へ→製造問題もあるし、再来週には増税問題もあって、コトはシンプルではありません。あるだけ届けて、ひたすらお詫びするのみ。

本日、東京本丸より人事関係のエラいさん来訪。2015年導入検討中新・人事制度の説明〜これは一定の年齢に至って役職を降りても賃金体系が維持される現状を変えてしまう、ってまさに自分がそう。残り2年ごっそり年収下がるんだろうな、それが社会標準のような気もするけれど。いずれ人生甘くない引退前引退後年金前〜さてどー遣り過すか。とにかく眼前にある宿題を粛々とこなすのみ。まずは体調の維持が前提でしょう。←以上、辛気臭い話題。

以前の国内盤?今週のミニ集中拝聴シリーズ。Brahms 交響曲第1番ハ短調〜オットー・クレンペラー/フィルハーモニア管弦楽団(1955/56/57年)・・・これも使用CDRの種類を見ると自主CD初期、4-5年ほど前?作成物。Beethoven 以上にBrahms の交響曲全集はパブリック・ドメイン音源揃いやすい。音質は時代を勘案すれば驚異的なステレオ、デニス・ブレイン在任中でしょ?テンポは遅くはなく、前時代的浪漫に色濃く揺れるものでもない、細部明晰、ものすごく立派な構えであり、明るい響きのオーケストラは抜群に上手い・・・提示部繰り返しも自分の嗜好です。しかし、心奪われるような感銘があったかどうかは別、これを標準に聴きましょう、とならぬのは、ここ最近のリズム感を経験(←嗜好はそちらに)しているからか。

Brahms クラリネット・トリオ イ短調 作品114〜ボフミル・ステリク(p)/イルジー・ヤヴレク(cl)/ユディタ・スコドヴァ(vc)・・・これが自主CDフィル・アップ、ネットより調達した音源です。少々デリカシーに欠けるやっつけ音質みたいな感じともかく、この辺りの諦念に充ちた作品は最高!というか、中年以降の男性の悲哀がモロといった、若者や女性には無縁な世界でしょう。勇壮、立派な作品、演奏ばかり求める世代じゃなくなりました。

では、行ってきます。

とにかく種々多様、大量、狙いのお仕事をちゃんとクリアはしているんだけど、微妙に細部の仕上げが気に喰わない。実務消化なら消化、まだ作業手順確率途上ということもあって、きっちり計算できんのです。クリアできたトラブルいくつか、結局できないものは明日、まとめてお詫びします。ヘンなお仕事は溜めていないけど、妙にスッキリしておりません。本丸エラいさんの話は、世代構成、10年先の幹部登用を睨んだ壮大なものでした・・・自分には縁のない話題。

Berlin Classics BC2137-2Brahms 交響曲第2番ニ長調〜オトマール・スウィトナー/シュターツカペレ・ドレスデン(1984年)・・・5年ほど前に聴いておりました。4曲4枚組を入手したのは博多時代〜17年前?”いつ、どこで買った”記憶もなくなるようでは、健全なるMusicLifeに非ず。入手した店、嬉しい気持ちさえ蘇る・・・表現にあまり余情や最近のモダーン風情リズムを求めぬのなら、古風な木目の質感を活かしたオーケストラのサウンド、オーソドックスな表現こそ長い命を保つのでしょう。しかし、さすがにクレンペラーとかワルターとか(いくら音質良好とはいえ)少々遠い目〜に感じる今日このごろあります。


2014年3月某日/再起と熟練の日々

ぼちぼち転居一周年。職住環境の変化、ストレスは大きくて、それも加齢なるノーミソ柔軟性の劣化でしょう。長い一年でしたよ。女房殿はインフルエンザに罹患せず、フツウの風邪である由、投薬によって劇的に快復しておりました。抗体あったのかも。自分は(おそらく)ウィルス消え、全身の倦怠感少々+鼻水(これは花粉症かも)のみ(未だ完調に非ず)。昨日久々、出勤は8時前、自宅にてメールは点検可能だけれど、打つ手も体力もなかったので見ないようにしていて、溜まった案件はそれなりの物量〜先週の残務も含め、一気に消化狙います・・・すると

一件、前職時代の若く優秀な女性部下が退職して海外青年協力隊アフリカへいくとのメール有。英語ほとんどネイティヴ+タイ語堪能(留学経験有)、お仕事はドン臭かったけど人間的にバランス感覚抜群でした。夢があるなぁ、お仕事叱責してよう泣かせたなぁ・・・これでことし若い院卒女性知人二人退職。この職場に留まるのがベストとも思えぬし、若い人には夢がありますよ。自分はその年頃なにをやっていたっけ・・・ぼんやりしていると引退迄あっという間でっせ。本日にて、一年間お世話になった(お仕事しっかり引き継いだ、というか上乗せされた)ヴェテラン・パートさん最終出勤日。娘さん家族が食事に誘ってくださっているそうです。金とか地位に非ず、しっかりとした正確なお仕事こそ彼女の名誉と誇りでしょう。自分も引き締めて掛からぬと・・・

PH09068昨日朝、今週の”集中聴き課題”決めるような(心身とも)状況に非ず。体調は快復傾向にて帰宅後拝聴音楽は・・・SCHUNBERT 交響曲第8番ロ短調「未完成」(1993年ライヴ)+Brahms 交響曲第4番ホ短調(1994年ライヴ)〜ギュンター・ヴァント/ベルリン放送交響楽団(現ベルリン・ドイツ交響楽団)・・・「未完成」は当時FMにて拝聴して底知れぬ深さに戦(おのの)いた記憶有。最近苦手意識は遠のいたBrahms も小学生以来馴染みといえば馴染み(ベイヌムの900円盤)、ノーミソ中では少々手垢がついたような存在に〜これが!「未完成」は若い記憶そのままに静謐、暗く深く沈むような感銘有。Brahms も凄くて、あらゆるフレージングが正確劇的に構築され、オーケストラの美しさを最大限引き出して、目眩く驚きの連続であります。このオーケストラって、こんなサウンドでしたっけ?夢見るようなオーボエは、おそらくギュンター・パッシンでしょう。ベルリン・フィルに比べれば洗練に不足する〜そんなことを感じさせることもあるけれど、ヴァントとの相性で云えばこちらがずっと上。指揮者の意向や個性をみごとに表出して、その説得力は筆舌に尽くしがたい・・・音質極上。

ということで、金曜祝日。短い数日間はBrahms の交響曲4曲+αでいきまっしょい。出足、凄いのを聴いちゃったからハードル案外高いでっせ。


2014年3月某日/再起と熟練の日々

インフルエンザB型は一区切り、罹患していると類推される女房殿は比較的症状軽く、対処療法の薬など服用して起きだしております。もともと抗体はあったのか、基礎体力が違うのか。こちら、花粉症?残症状で鼻がつまり、痰も絡んで睡眠不如意気味、それでも体調は数日前最重篤期に比べ劇的に改善し、5日開けてウォーキング+ストレッチ再開しました。昨日、ダンベル体操はやってましたけどね。今朝、3度C、とても風は冷たく感じました。昼は18度予測、もう春じゃないか。自覚して溜めているお仕事、ほんまの残務を本日一気に処理完了予定、うまくすれば延期した取引先商談もなんとかしたいもの。職場の皆様にはご迷惑をお掛け致しました。

昨夜体調改善+ヒマを持て余してCD棚整理実施。分類集中場所を変更したのみ+自主CDの位置変更。先日の「断捨離」番組(ビデオにて再度確認)の影響を受けて、もっと抜本的に整理したくなってきました。多く所有すること=有効に活用すること=美しく生活することに非ず、不安感の裏返しでしかない・・・先月開始した週間系統聴きシリーズは、先週のTchaikovsky冒頭にて中断、次をどーするのか。ほんまに聴きたい音楽ってなんだ?そんな自らへの問いかけ真っ最中。

これは分売時期のデザイン。全集では色が違ってグリーン。BRILLIANT 99373/1Bach カンタータ第198番「侯妃よ、願わくばなお一条の光を」/第110番「われらの口には笑いが満ち」〜ペーター・ヤン・リューシンク/オランダ・バッハ・コレギウム/オランダ少年合唱団/ルース・ホールトン(s第110番)/マリオン・ストレイク(s第198番)/シツェ・ブヴァルダ(ct)/クヌート・ショホ(t)/バス・ラムセラール(b)(2000年)・・・BRILLIANT全集より。カンタータのみで集めた時には各々録音情報があったのに、ボックス入手しなおしたら消えてしまった21世紀録音也。録音順さておき、これがカンタータの一枚目。冒頭付点のリズムに乗った「マタイ」を連想させる、胸を打つ旋律連続して、コーラス「侯妃よ〜」から不安定な合唱(少年合唱?リズムもよろしくない)、続くソプラノのレチタティーボとアリア担当のマリオン・ストレイク(s)も子供?素朴な飾らない古楽器に乗って、誠実無垢がせめてものウリか、この全集全体の弱点である声楽の弱さを示して、先行き不安となります。ブヴァルダ(ct)はかなりクセがあっても、ひとつの完成された個性。作品旋律の美しさは文句なし。

第110番「われらの口には笑いが満ち」〜これは管弦楽組曲第4番ニ長調の第1曲フランス風序曲そのまま+”急”部分に声楽が絡んで、その楽しさたるや筆舌に尽くし難いもの。古楽器アンサンブルも声楽も素朴に躍動して、たっぷり愉しめました。Bach のカンタータを全部聴くこと、ましてや音源を全部集めることなど、子供の頃〜若い頃には夢のまた夢、それは似非金満中年に至っていとも簡単に叶って、それだけで満足かい!そんな虫食い拝聴状態でございます。

ほんま「断捨離」必要でっせ。では、久々出勤いたします。いつにも増して早く出るつもり。


2014年3月某日/再起と熟練の日々

昨日、床屋さん行き強行。久々の外出に足取りは意外としっかりしております。問題なく帰宅したけれど、少々胃腸〜排出方面不調(というか快速+鈍い痛み)に難儀いたしました。外の風は想像以上に冷たい〜のは体調のせいか、ほんまに寒いのか。今朝、+1度C、昼には18度迄上がるそうな。食欲も戻りつつあって、眼の奥の痛み、肩こりもなくなり、残りはひどい鼻声のみ。本日、リレンザ服用5日目ラスト、明日からの出勤は可能でしょう。咳が出て、断続的な睡眠不如意続いて(昼寝も同様)いたけれど、ようやく昨夜まとめて5時間ほど連続途中覚醒なし〜これは≒通常に接近。女房殿が体調崩しつつあって、ダンナよりインフルエンザB型ウィルス罹患した可能性有。今朝のウォーキング再開を一瞬考えたけれど、寒さに敗退。起床時の腹筋+ストレッチは昨日より再開済。

Marco Polo 8.223324Schillings(マックス・フォン・シリングス、Max von Schillings, 1868 - 1933)ヴァイオリン協奏曲 作品25/歌劇「モロク」〜感謝祭/ソフォクレスの悲劇「エディプス王」のための交響的序章 作品11〜エルネ・ロージャ(v)/アルフレッド・ヴァルター/スロヴァキア国立コシツェ・フィル(1990年)・・・フルトヴェングラーの師匠であり、ナチスの賛美者(反ユダヤ主義者)は戦後、作品演奏の機会を得なかったもの。ヴァイオリン協奏曲は全46分に及ぶ堂々たる偉容を誇る作品、わかりやすい旋律、後期浪漫の残滓たっぷり漂ってけっこう甘美・ゴージャスであります。馴染みのBrahms 辺り、思いっきり爛熟させ切ない浪漫に至るといった風情に溢れ(名前から類推して)ハンガリー系と類推されるソロも軽快スムースな技巧を誇ります。やや線は細く、神経質かも。(NAXOSにPaganiniの録音有)

「感謝祭」はティンパニの迫力あるリズムに導かれ、賑々しいスケールを誇る、明るく華やかな作品(4:21)、「エディプス王」交響的序章もやや仰々しい劇的雰囲気+甘美な旋律にあふれた名曲(13:26)。アルフレッド・ヴァルター(1929-2005)はNAXOS系音源に膨大な録音を残しているオーストリア出身オペラ畑専門家。コシツェ・フィルのやや硬質な響きは久々の拝聴、なかなか立派な演奏でっせ。

久々の体調改善前提の音楽拝聴に、日常馴染みの少ない(嗜好のツボ方面)作品選んで聴いてみました。クリムトの絵と内容は似合っていると感じます。NMLにて拝聴可能(iTunesでも)。廃盤入手不可、ということにならぬのが凄い。

VOXBOX CDX5043ついでに久々、Schillings 組曲「モナ・リザ」作品31〜ジークフリード・ランドー/ヴェストファリャ交響楽団(リックリンハウゼン)(1970-75年)・・・拝聴。怒涛のごとくCD処分しても、これは1990年代前半LPを諦めてCDを集め出した頃のもの、長いお付き合いとなりました。甘美な詠嘆に溢れ、たっぷり濃厚な脂粉漂う妖しい名曲であります。知名度薄い(VOXではお馴染みな)演奏陣も絶好調、音質も悪くない。リンク先を見ると、わずか10年ほど前迄ネット界には熱気があって、各地孤立していた”隠れ切支丹”(クラシック音楽ファン)のアツき交流があったことを思い出しました。

昨日外出時も今朝の外気も、いつもより厳しく感じるのは、やはり体調なのでしょう。早朝覚醒してCD一枚半ほど拝聴すると疲労の色濃いもの。いつもの野菜ジュースのみの朝食+朝刊熟読したらコタツに逃げ込みたくなりました。お亡くなりになった山口県知事、ああそういえば記憶蘇って、当選した2012年たしか、いきなりの入院状態であったはず。地元より東大〜建設官僚〜政治家といった栄光のルートは最晩年、衆議院選挙に連続敗退、ようやく知事の座を得ても病に定命尽きる、といった残念なものでした。おそらくは県知事選前、病の自覚はあったことでしょう。それほど政治家への道は魅力だったのか。

Windows愛好家としての雑談。Windows8の普及率は18%ほど(少々旧聞真偽不明、基礎数の論拠も不明確。でもリアル)とのこと。時代はスマホ、タブレットPCに遷って、ネット情報閲覧したり、ゲームしたり、カンタンなメールやらコメント、ブログの更新ならそちらのほうが便利でしょう。パソコンが知的ツールの象徴であった時代は終了し、オフィスの実用品に至ったと感じます。成長の伸びしろは前者であって、Microsoftがスマホ、タブレットを意識したスタイルを志向したことにも一理あります。でもね

頓珍漢だよね。現在のテレビCMのSurface、彼(か)の(いかにも作り物めいた、ウソっぽい女医さんとか、経理担当者とか)しらじらしさはなんだ・・・職場にXPマシンが古くなったからサーフェス買おうかな、というのもいたから自分だけ?違和感あるのは。XPは2001年登場、十数年ビジネス界のメインステージを支え続けた名作OSでっせ。職場のネットワークは種々ソフトや関連機器が連動しているから、なかなか基盤OSの劇的一掃差し替えは効かぬも の、我が職場も「7」になりました・・・って、「8」じゃないところがミソ。どっちつかずな存在なんでしょう。

いくら伸びしろが薄い(ない)とはいえ、ビジネスツールとしてはWindows(+Office)は鉄板でしょう。CMの趣旨は”なんでもできる”ことらしいけど、それって逆に主戦場明け渡すことになりませんかね。それにタブレットPCの値下がり甚だしく、スマホは25$のが出るんでしょ?そちらの将来も安閑としていていられませんって。Macもきっと大変!でも、スマートなCMはお見事でした。

もう自分はサラリーマン生活の最晩年に至って、職場内任されている範囲も狭く、以前のように職場全体の作業仕組みを構築する立場にありません。自分の割当たった範囲のみ、自分だけモウレツ合理化な毎日〜引退後、できるだけ無料な小さなオフィス環境(ほとんど趣味で)作ってみたいものです。無料OS、無料Office(保存は世間との互換を配慮してMS仕様を徹底)、無料のウィルス対策、メールも独自ドメインを保たずにGメール辺り活用、マシンは旧仕様のもので充分、日常連絡は激安スマホがあれば充分・・・


2014年3月某日/再起と熟練の日々

リレンザ服用3日目、顕著な改善実感〜いわばフツウの体調不良水準へ。身動きも叶わぬ、といった状況に非ず。音楽も聴けんことはない。眼球運動奥の痛みもかなり薄れてまいりました。背中の痛みも雲散霧消。本日明日でリレンザ処方は終了、月曜には通常出勤したいもの。本日、明日にはぼさぼさの頭処理に床屋さんにも行きたい〜昨日朝、数日間ヒゲも剃らんかったら、鏡にはホームレス風草臥れおっさんが映っておりました。こんなタイミングに、和歌山方面より人生の先輩より暖かいメールをいただきました。俳句のみでブログを構成するといった、粋な方であります。こんなスタイルだったら。ツイッターにも意味があることでしょう。

テレビ番組で”断捨離”特集しておりました。趣旨内容には大賛成、但し、件の著者が少々キツ(ストイック?)過ぎて、真剣には見ておりません。ぼんやり眺めたら〜(出演家庭は)要らぬもの溜めすぎ、かえって大切なものが見えなくなっている・・・これって、自分のMusicLifeにずっと感じてきたこと。CD枚数を誇るような趣味はないけれど、大中4本あったラック(+溢れて最上段の上とか、パソコンラックなども占領)は7年掛けて実質上大1.5本に〜自主CDが増えているから一概に純減とは云えないけれど、目標は引退(≒失業)迄に大ラック1本迄縮小させたい・・・飢えて、寒いのはツラいけれど、どんなに飽食しても人間一人が食べられる量は知れているし、イメルダ並みに靴を集めても人間の脚は所詮2つでっせ、音楽を聴くべき時間も集中力も限られております。

健康こそ基本、ということをつくづく実感したインフルエンザB型であります。ダンナが倒れたので、女房殿は恒例・大阪訪問を延期しております。もしかしたら感染(うつ)っているかもしれんしね。(ムリせずいったんここ迄執筆更新)


2014年3月某日/再起と熟練の日々

インフルBな日々、三日目。体温は38度C、B型は熱があまり出ないタイプもあるそうで、症状当初油断しておりました。一週間前、ちょっぴり外出した時にウィルス拾ったのかなぁ、あの時はてっきり花粉症がやってきた、とばかり思っておりました。昨年2013年8月前半、猛暑に負け数日寝込んだけれど、やはりインフルエンザは症状ずいぶん違うのぉ、そうとうキツいっす。背中バリバリに痛いし、なんせ全身倦怠感がどーしょーもない。

世間では小保方さんバッシング(可哀想)、夜中3時前にけっこうな地震があって、中四国+九州方面に被害あったみたい・・・けど、身動き取れませへんで。

昼前に体調軽快を実感、体温やや下がって37度C、節々の痛みも背中ど真ん中→肩の付け根辺りに移動して様子が変わっております。ちゃんと昼寝もできるようになりました。ようやく音楽など聴ける体調に至ったかも?北側冷えたオーディオ・ルーム訪問も久々。パブリック・ドメイン音源ネットより入手Bruckner 交響曲第8番ハ短調〜オットー・クレンペラー/ケルン放送交響楽団(1957年ライヴ)・・・結論的に感銘しっかり受け取り、最終楽章に至って発熱復活(体調悪化)して、耳鳴りも再来、長大なる交響曲拝聴はちょっとムリっぽかったかも。フィルハーモニア管弦楽団とのセッション録音には大胆なカット有?(未聴)、こちらちゃんと全曲演奏〜CD一枚に余裕に収まるから、快速。たしか第4番もテンポ意外と早かったですよね。ざっくりとして辛口仕上げ、詠嘆とか歌とか、そんな悠長な表現とは無縁、緻密な仕上げに非ず、あくまで淡々と構成された硬質サウンド、終楽章迄緊張感が持続いたしました。音質も悪くない。

先日のセブン銀行のトラブルの件、ようやくハガキ届いて、パスワード設定しなおし(というか前のに戻したのみ)。これにて細(ささ)やかなヘソクリは再び手中に・・・オークションにCD出品追加しておきました。体調はまだまだ。


2014年3月某日/再起と熟練の日々

インフルエンザB型継続。”ネット環境ある限り(+心身ともに健康である限り)更新”〜ネット環境ともかく、体調悪くて更新不如意というのは、胆嚢摘出入院以来じゃないか。熱は37度C、いつもはかなり体温が低いほうで、これでも高いとはいえ、昨日より下がって、異様な寒気は消えております。眼球を動かすと、ノーミソ奥が痛い。薬を服用するとモウレツに眠い。早く、症状軽快して、ウィルスが完全に消えるのを待っている、みたいな状態に至ることを願っております。

夕方、発熱復活。もう起きてられなくて体温37度8分へ。これじゃ、音楽拝聴などムリ、夕食も半分くらい残しました。一進一退やな。


2014年3月某日/再起と熟練の日々

処方された薬服用し、おとなしくじっとして、早めに就寝〜というか起きていられない。今朝、それなりの症状軽快を見るけれど、ムリにウォーキングは強行しません。寒けするんだよね、ちょっと。火水曜は元気でも少々キツい作業日程になっていて、昨日の手順し残しもあるから、絶対に休めぬ・・・なんとか昼から帰ることを段取りいたしましょう。こんなときに限って・・・オークションなぜか2本落札有。女房殿にお願いして、郵送してもらうしかない。

今週のTchaikovsky連続拝聴シリーズは仕切り直しやなぁ、中途半端は最悪。体調やら(捨てざるを得ない)CDの傷発見(金額の多寡に非ず、精神的に)ショック。この間(元気だった頃)拝聴してコメントしなかった分、ちょっぴりアリバイ作り・・・206248-360Tchaikovsky 憂鬱なセレナーデ〜アーロン・ロザンド(v)/ティボール・ショーケ/南西ドイツ放送交響楽団(バーデンバーデン)・・・こんなちょいとお下品な個性で歌う人は、最近いなくなりました。弦楽四重奏曲第1番ニ長調〜インターナショナル弦楽四重奏団(ニューヨーク)・・・暖かさとか雰囲気という点で、先日拝聴の演奏よりずっとよろしい。子供の頃聴いた記憶に近いものです。ロココの主題による変奏曲(フィッツェンハーゲン版)〜ラズロ・ヴァルガ(vc)/ジークフリート・ケーラー/シュトゥットガルト・フィル・・・知名度からは信じられぬほどの立派な技巧や歌を誇りました。

朝はそれなりの快復のつもり、早く出て行って、とにかく当面の実務作業(溜められぬもの)処理して、昼から帰宅、明日も休んで完全回復を狙うが、帰宅すると発熱、筋肉痛、頭痛〜って、これインフルエンザちゃうのかい。いつでも空いている、すぐ診てくださる(名)医院へ〜検査は10分で結果出ますよ、ところがわずか3分ほどで”インフルエンザB型です”とのご神託有。これで出勤停止決定!金曜の商談も延期です。体調万全にて、サボる遊ぶというのが人生の醍醐味、初体験「リレンザ」服用しつつ、おとなしく引き隠りっていうのもなぁ、虚しい。耳鳴り頭痛あるし、寒気するから音楽もウカツに聴けまへんで。

咽を腫らせたり、風邪はようひくけど、インフルエンザって子供時代以来じゃないか。最低。大殺界かも。


2014年3月某日/再起と熟練の日々

本日震災の日。そういえば1/17阪神大震災の日はすっかり失念しておったなぁ、こちら津波+原発事故という一筋縄ではいかぬ課題継続しております。そんな大切な日に”二日酔い”とは・・・無礼千万なやっちゃで=ワシ。昨夜はお別れ会、年度末有給休暇消化3人とも夜のみ出てきました・・・エラい!呑み過ぎたなぁ、料理はいかにも原価安め、それでも工夫され、味付けはとてもよろしい。企業努力でしょう。5年間愛され、新天地へ旅立つ若者+22年間勤めて還暦引退なパートさん(延長雇用していたダンナ63歳もいっしょに引退するらしい)〜感動的な酒席でした。それにしても寒いなぁ、もう3月も中旬なのに。

昨日、職場にてセブン銀行から引き落としの確認しようと思ったら、パスワード3度違いでアウト、設定しなおしの電話番号+パスワードもアウト、サービス窓口に電話してみたけど、ちゃんと合っているんだよね。こんなん初体験、とにかく設定しなおし、一週間ハガキが届くまで一銭も動かせません。別に当面困らぬけど。更に〜JRよりメール有、EXナントカというカード(ネットで新幹線予約できる)に登録して、消費増税による運賃値上げのお知らせ有。そういえばこれって年会費要るんじゃないのか。結局、西日本方面の予約ができぬ欠陥システムだったので、一度も使っていない、というか、存在を忘れておりました。苦労してキャンセルしたけど「クレジットカードの特約の年会費はここではキャンセルできまへんで」みたいな警告が出て?意味不明。カード会社に電話してみないとあかんな。

体調かなり厳しくも朝の恒例ウォーキング強行。花粉症鼻水も盛大!トドメはTchaikovsky 組曲第3番ト長調〜ステファン・ザンデルリンク/アイルランド・ナショナル交響楽団(1992年)聴き始めたら、第1楽章「エレジー」始まってわずか数分、無音状態が・・・盤面に傷入ってました。記憶ないけど以前に落としたか、それとも書類パンパンのかばんに(簡易)収納して、以前出張に使っていたCDウォークマン用にしていた結末か(涙の数枚アウト事件の記憶有)。

最悪です。業務上のトラブルも既に発生し(自責に非ず)その処理も待っております。本日、天中殺っぽい。お粗末。

体調最悪。週次のお仕事は本日明日最高潮、朝8時前に出掛け、粛々と諸課題をこなすものの、どーしょーもない。昼休みも頑張ってとにかく一区切り、夕方4時早帰り〜耳鼻咽喉科へ。風邪なんでしょう。ついでにここ最近一気に悪化している”耳鳴り”症状相談したら、聴力検査実施〜結果、高音部が弱くなっている加齢性の難聴ちょっぴり有。ふだん音質がどーのとか、エラソーなこと言っているのにね。耳鳴りは治らんそうです。いっぱいヤクいただきましたよ。検査いくつも(レントゲンも)したので、けっこうな医療費掛かりました。

んもう、Tchaikovskyもクソない、コタツから抜け出せません。元気あっての音楽やなぁ。


2014年3月某日/再起と熟練の日々

新しい一週間開始、体調最悪〜なのはまさに花粉症。昨日一昨日終日眠かったのはそのせいみたい、昨夜はいよいよ盛大なる鼻水到来・・・空気清浄機を花粉症モードにて就寝したけれど、音がけっこうやかましいのだな、しっかり布団を外で干しておりましたし。昨年の経験から、抗アレルギー剤は服用せぬと決めました。副作用がひどくて、病的に眠くノーミソが重くなる・・・2ヶ月は苦しむのかな、これから。なんとかならんか、対処療法でもよいから。本日、職場お別れ会〜横浜へ異動する若者+この道20数年大ヴェテランのパートさん引退です。(困ったセイパイ)相棒は有給休暇消化、って、夜だけ来んだろうな、きっと。

一昨日、昼食外食時の珈琲がシミジミ美味い〜のは、前回入手の自宅用激安珈琲があまりに不味く、我慢して消化していたためでした。昨日朝、新しい(まともな価格)のを封切って喫したら衝撃の感動有。岩崎日出俊「定年後 年金前」(祥伝社新書)拝読・・・前回拝読の関連書籍は心構え成分が多かったけれど、こちら極めて純実務的、老後の必要経費は継続雇用前提に一億円(年金が7割を占める)、老人保健施設にお世話になることもカウントして、平均余命もちゃんと計算しております。資産運用の危うさへの警鐘もちゃんと有。定年後(実際上はその前も)継続雇用はプライド問題も含めその辺りの描写もリアル、結論的に起業を勧めていて、その件は市井のサラリーマン(=ワシ)には少々ハードル高すぎでしょう。定年準備に2年掛けましょ、とのことだから、気の短い自分は”あと3年”〜今でしょ、ってなところか。

ご当地も悪いところじゃないけれど、とくに女房殿が知り合いも知人も不在だし、継続雇用の選択肢はないでしょうね。20年ほど前、博多転勤時に大阪のマンションは売り払ったから持ち家なし、まず、居住地をどうするか大きな課題です。+元気なウチは働かぬと・・・な〜んも特技はないからな、自分は。

AUDIOPHILE CLASSICS ACP101.252-2CD  1,490円今週の”シリーズ聴き”Tchaikovskyに決定!昨日【♪ KechiKechi Classics ♪】定例更新はHaydn、あの程度の文書になんども繰り返して聴いて、正直なところ少々厭きました・・・悪くないけどなぁ。連続拝聴の自信なし。交響曲は既にひとつ聴いていたので室内楽など・・・Tchaikovsky 弦楽四重奏曲第1番ニ長調/第2番ヘ長調〜サンクト・ペテルブルグ・フィルハーモニー弦楽四重奏団(1993年)・・・10年以上前に”ちょろ聴き”して以来の拝聴かも。ネットにて情報探ってみても出現せず。サンクト・ペテルブルグ弦楽四重奏団とは全然違うみたい、オーケストラの団員か。悪い音質ではないけれど、オフ・マイクにクールな雰囲気、素っ気なくも硬質な冷たさがあって、例の暖かくも親密な「アンダンテ・カンタービレ」も辛口に響きました。子供時代から馴染みの第1番って、こんなんだっけ?第2番は作品そのものに慣れていなくて、愉しめず。2枚目、第3番変ホ短調 作品30/四重奏断章に進めません。このシリーズ、出足悪いぞ。

Tchaikovsky ヴァイオリン協奏曲ニ長調〜ブロニスワフ・ギンペル(v)/ヨハネス・シュラー/バンベルク交響楽団・・・VOX録音かな?ギンペル(1911-1974)はWiki参照。ま、こちらヴェテラン廉価盤フリークには馴染みの名手であって、技術的なキレ、濃密端正な表現、線の太い美しい音色・・・求めては滅多に拝聴せぬ作品、オーケストラの思わぬ上手さも聴きもの。音質はそれなり、日常聴きに不自由はない水準でしょう。


2014年3月某日/再起と熟練の日々

昨日、女房殿の腰不調と自分のマウス腱鞘炎対策のため、徒歩往復50分ほど掛けて大型浴場施設(いちおう名前は温泉になっている)へ。昨年尼崎時代は片道十分強ご近所に”やや大型銭湯”(400円サウナ電気風呂いちおう露天風呂/昼から深夜営業)愛用していたけれど、こちら新興住宅地。つまり銭湯など皆無+しかも完全車社会だから、寒い冬や暑い夏にエコ生活族には苦しい(というかムリ)〜数カ月ぶりの訪問也。午前中に出掛け、そのまま途中の料理屋にて昼食1,000円ほどの丼もの定食、雰囲気も良いしけっこうおいしかった。珈琲やデザートも美味也。お隣の小さな子供連れ、若いご夫婦の様子も微笑ましい・・・けど、午前中風呂入ったら、睡眠不如意もあって終日眠いのだね。やや鼻水増え、花粉症の季節到来かも。朝のウォーキング中、梅の花を発見。

今朝からgoogle検索結果画面、様子変わってません?気のせいか。なんや、知らんうちに設定いじったのかも。

いかにも休日らしい休日。さて、次週の”連続まとめて拝聴シリーズ”どーするか逡巡中未定。候補はHaydnTchaikovsky、前者は交響曲全部!というのはムリだから最低限連続10曲ほどクリア狙い、いずれ声楽作品を最低ひとつ、組み込むことを条件といたしましょう。仏蘭西系も良いかも知れぬ〜ま、勝手な個人の趣味だからどーとでもなるんです。そういえば細々と継続しているオークションCD出品、某R.Straussボックス処分(入手の半額ほど)〜音質改善の噂を聞いて買い直しを検討中〜結果ここ最近、買わず仕舞いが多いのだけれど。

Tchaikovsky 交響曲第5番ホ短調〜ゲンナジ・ロジェストヴェンスキー/ロンドン交響楽団(1987年英IMP録音)・・・昨年2013年9月拝聴記録有。モスクワ放送交響楽団(旧録音1972年)の大爆発に比べ、物凄く評判悪い演奏です。実演を基礎に多種多様な音源に的確な判断をされている山本さんもボロカス、曰く”去勢されたかのような覇気の無い演奏”〜なるほど。これは旧録音いかにも露西亜臭満載演奏との対比印象もあるのでしょう。

現在はBRILLIANTの60枚組ボックス(壱萬圓ほど)に収納され、現役音源。1970年以降西側での活動が増えた時期に、以前ほどの爆演表現弱まって+アバド時代のLSOでしょ、表現そのもの+オーケストラの個性+すっきりクリアな音質印象も含め、”ロジェストヴェンスキーに洗練?”(求む!本場モン)みたいな失望感あったんじゃないか。ワタシは旧録音に刷り込みも思い入れもない(ほぼ同時に聴いた)ので、スケールもあって爽快、テンポの揺れも効果的な演奏と聴きました。やや疎遠クールな空気、みたいなものはありますよ。金管をかなり強調しても、響きは濁らずアツい盛り上がりにも至らぬ〜でもね。鮮明な音質状態も含め、甘美な旋律を繰り返し堪能するに充分な魅力でしょう。オーケストラも上手い〜第2楽章「Andante cantabile」のホルン・ソロに文句なし。但し、旧録音のびろびろ甘美ヴィヴラートを求めるのなら、それは別な世界となります。


2014年3月某日/再起と熟練の日々

”寒の戻り”。昨夜は鍋が相応しい気温、今朝も最低気温は0度Cとのこと。様子を見てウォーキングに出掛けるけれど、ちょっとサボりたい気分の週末であります。最初っからヲタクな話題恐縮、昨夜リカルド・オドノポゾフ(v)の歴史的音源ごっそりCD6枚分ネットよりデータ入手済)を一枚自主CD化しようとしたら、こりゃ以前既に聴いているかな?不安になって棚中を探って、なんせエエ加減な保存分類なので件(くだん)のブツが見当たらない・・・1950年?録音、素敵なイタリア・バロック集にじつはProkofiev ヴァイオリン協奏曲第1番ニ長調をフィル・アップしたはず・・・これを確認したかった。昨夜から探索開始、発見は今朝起きてからでっせ、オーケストラはハインリヒ・ホルライザー/チューリヒ放送管弦楽団(1957年頃)、昨日入手した音源と同じものが一部含まれておりました。

戦前のウィーン・フィルのコンマス、オイストラフと1937年のイザイ・コンクールの覇権を争った、との情報を知ったのは意外と最近、かなり以前より(偶然)音源拝聴機会もあって、曰く”まったりと豊かで、暖かい。音の角が丸いんです。技術的に不足はないが、鋭利な表現ではないから”やや味わい系”でしょうか。切りつめた緊張感とは無縁であり、不器用で生真面目な歌”と。←このコメント表現が正刻を射ているのか微妙、たしかに切り詰めた緊張感に非ず、オイストラフの豊満甘美な音色より糖度控えめ、オーソドックス端正な味わい系。Prokofievは意外と音質良好(というかマシ)、たしかな技巧+繊細なヴィヴラートを駆使して、いかにも難物、晦渋(とくに第1楽章「アンダンティーノ」)つかみどころのない作品をデリケートに表現しておりました。第2楽章「スケルツォ」以降の壮絶な迫力、変幻自在な(時に汚れ、時に抜いた)音色の変化はおみごと。

Radio France FRF002昨日、取引先社用車にて往復中、しっかり音楽拝聴いたしました。MAHLE 交響曲第2番ハ短調「復活」〜レナード・バーンスタイン/フランス国立放送管弦楽団/合唱団/ベルト・モンマール(s)/オラリア・ドミンゲス(ms)(1958年ライヴ)・・・会場の空気も熱気もたっぷり伝わる、但し、あまりよろしからぬ音質は、どーしても日常聴きとして敬遠しがち。車中運転中強制聴きという手がありまっせ。全83分、例の熱狂的なスタイルは完成され、明るいヴィヴラート管楽器もフランスらしい個性的な響き、オーケストラとの相性抜群、凄い集中力+熱狂+スケールであります。この時期、パリで「復活」は日常演目だったんでしょうか?(一週間後にシューリヒトが演奏しているらしい)この作品の普及に掛けるバーンスタインの意気込み、声楽陣の共感もしっかり伝わる記録であります。フィル・アップはMarius Constant(マリユス・コンスタン)管弦楽のための24の前奏曲(世界初演) 〜これはデリケートな響きの刻々とした変化+ラスト野蛮な大爆発が素敵な作品。新しい録音も聴いてみたい14分ほど。

BeeやんとかSchumann交響曲とは違って、もとよりお気に入り作品群。バーンスタインに限定してもまだまだ聴きたいもの有、そこはこらえて周辺音源棚中探して徐々に気分転換いたしましょう。 RCA 09026-6843-2Mahler /Scho"nberg編「大地の歌」〜マーク・ウィッグルスワース/プレミエ・アンサンブル/ジーン・リグビー(ms)/ロバート・ティアー(t)(1993年)・・・Mahler 〜新ウィーン楽派の音楽は大好き!オリジナルも文句なし!お気に入り作品だけど、今シリーズ拝聴のバーンスタインはやや不調でした。編成は弦楽5(各一人)+フルート、オーボエ、クラリネット、ファゴット、ホルン各一人、ティンパニ含む打楽器4人、ハープ、ピアノ&チェレスタ、ハーモニウムといった編成となります。これが作品の細部構造骨組みが透けて見えるように新鮮!馴染みの旋律(歌はそのまま)は味付けを変えて、別な楽しみが増えるといった塩梅であります。声楽陣も絶好調、音質も良好。


2014年3月某日/再起と熟練の日々

毎年恒例、有難くも嬉しくもない本日誕生日。22歳で就職、35年ぼちぼち、できるだけ省エネ(≒ゆるゆる)モード運転して、ここまでやってきましたよ。昨日、親しい先輩達数人の退職発表に感慨あったけど、もうじき自分の番でっせ。いつも通り朝はウォーキング(ちょっぴり+ストレッチ)実施、女房殿は昨日来腰の調子が悪く寝込んでおります。変わり映えせぬ日々に、自分なりケジメをつけて、気分を入れ替えまっしょい。こうして、それなりの体調を維持した朝に、感謝。

バーンスタインMahler 旧全集拝聴も大詰め、というか、昨夜にて実質上終了。Mahler 交響曲第10番 嬰ヘ長調「アダージョ」〜レナード・バーンスタイン/ニューヨーク・フィルハーモニック(1975年)・・・旧全集というか、これはDG新録音ならず、流用された放送音源(1974年ウィーン・フィル)より後なんです。既にオーケストラはブーレーズ時代ラスト。こうして馴染みの(1960年代)粗い、元気なアンサンブルを聴いていると、ブーレーズの緻密さが必要であったことが理解できる(結果は別として)ような・・・オーケストラの個性、バーンスタインの変化もあって、かつての粗さは見られぬ、しかし粘着質入念ヴィヴィッドな表現は未だ健在、といったところか。しかし、ワタシは全曲再編版を好みます。第1楽章のみではどーも物足りない・・・

CBS/SONY FDCA333年代的に大地の歌は定評あるウィーン・フィル(1966年)なんだろうけど、拝聴機会の少ないほうを。Mahler 交響曲「大地の歌」〜レナード・バーンスタイン/イスラエル・フィル/ルネ・コロ(t)/クリスタ・ルートヴィヒ(ms)(1972年)・・・かつては酷い音だったとの噂、現在はSACD化され、眼の覚めるような音質に至ったらしい。こちら中古にて購った名曲全集風通常CD、やや散漫な雰囲気を感じるのは音質所以?オーケストラの個性か。声楽ソロはカラヤン盤と同じ、録音時期もほぼ一緒。イスラエル・フィルのアンサンブルは整って、しかし脳裏にはベルリン・フィルがあるのか、豊かな響きやオーケストラの艶に不足を感じぬでもない・・・声楽は充実して悪くないけどね。ニューヨーク・フィルだったらワルターのほんま、立派な音源が残っております。第4楽章「美について」のアツい疾走など、少々煩わしい感じ。

以上、聴了というとことで。まとめは帰宅してから。やはりちょっと宿題が残っているなぁ。

昼から取引先へ往復3時間程、運転中眠くて眠くて・・・途中、コンビニに寄って眠気さましたり。取引先とは和気藹々、親密な話題数件できました。一週間のお仕事、すっきりクリアして、いつも通り早々に帰宅したのは女房殿の腰の心配と、外食可能かどうか微妙だったため。結果、出掛けて(けっこう寒かったし)おいしい”野菜豆乳鍋”いただきました。前回、この店に初訪問時、分量を見込みを誤って大失敗、野菜中心とはいえ米、豆乳たっぷり鍋だからハラに溜まるんです。

閑話休題(それはさておき)。今週のバーンスタイン一気聴きの件、好きな人は好きやろなぁ、彼(か)の熱気、前のめりの大爆発!世評高い全集は昔馴染みだけど、一気にちゃんと集中して拝聴したのは初めて、というか、Mahler をこれだけまとめて、系統的に連続聴きしたのは初めてか・・・(10年ほど前にエミール・タバコフ/ソフィア・フィル全集をまとめて聴いていた、かも)でもね

やっぱりこの個性は必ずしも嗜好に非ず。今回は(自分の所有範疇でも)音質改善やら熱気、勢いを愉しんだけれど、第5番には大苦戦。第9番もいまいちやったなぁ、当時のニューヨーク・フィルの”粗さ”にも気になりました。ロンドン交響楽団の第8番を聴けばはっきりそれは理解できる。第7番は絶品でしたよ。

さて、次のシリーズはどーするか・・・お気に入りMahler なので既に余録は2本。本日は赤ワインでへろへろなので、明日。


2014年3月某日/再起と熟練の日々

特別大きなトラブルや行事対応もなかったせいか、毎週火水の山を順調に超えました。定例作業への慣れか、手順改善の成果か。但し、マウス腱鞘炎症状はかなり悪化、前居住地では週一回くらい通っていたマッサージとか、週末やや大型銭湯必殺!電気風呂など”癒やし”があったんですけど。きょうは休みたいくらい疲れている・・・大手自動車会社、相次いでベースアップ実施へ〜さて社会全体としてどーなるのか?十数年前なら自動車電気(鉄鋼造船・・・)で給与相場が決まったもの、21世紀も十数年経て必ずしもそうとは言えぬ主力産業の交代(衰退?)続いております。朝刊では”消費税3%上がるから、そのまま物価3%上がるのはおかしい”理論を展開されていて、概ね共感できるもの。お役所は下請け法+特措法運用強化で弱者への価格転嫁しわ寄せを厳しく取り締まっていて、それはそれで一理もニ理も有、正しい社会正義でしょう。しかし、世の中すべて原価積み上げでもなし(その原価も刻々と動いていく)製造者流通者消費者の痛み分け、価格弾性が働くのは当たり前と思います。

別なコラムにて、お婆さんの年金が孫娘の給料よりずっと高い〜シルバー民主主義(人口も投票率も高い)の現状に一石を投じておりました。安倍ちゃん、気前よく土建屋政治復活(含む談合)させているけれど、国の借金留まること知らぬ状況〜孫子の代にツケを回す現状・・・そんなエラソーな論評より、まず目先の、自分の生活をどーするのか、ワタシだってそう思いますもの。選択肢がないなぁ、困ったもの。

3月の声を聞いて、恒例”土佐の文旦”入手。たいへん美味しかったので、大阪北海道各々親元にも手配いたしました。

オリジナルデザインMahler 交響曲第8番 変ホ長調〜レナード・バーンスタイン/ロンドン交響楽団/合唱団/リーズ音楽祭合唱団/オービントン・ジュニア・シンガーズ/ハイゲート・スクール少年合唱団/フィンチレー児童音楽グループ/エレナ・スポーレンベルク(s)/ギネス・ジョーンズ(s)/ゲニス・アンニアー(s)/アンナ・レイノルズ(a)/ノーマ・プロクター(a)/ジョン・ミッチンソン(t)/ウラディミール・ルジャーク(br)/ドナルド・マッキンタイア(b)(1966年)・・・DG再録音ならず(1974年放送録音流用)唯一無二のセッション録音。これこそFM放送にて若い頃作品と出会い、カセット・エア・チェックして、結果、その阿鼻叫喚混沌混濁の渦に苦しみ抜いた音源であります。数年前CD入手して、既に印象一変!しておりました。SACDならぬ通常盤でも分離良く、かつて苦しんだのがウソのよう、細部クリアに全貌理解可能。交響曲とは名ばかり、長大巨大なオラトリオは生演奏体験も済ませて馴染み、お気に入りの作品のひとつ。

今週既に聴いたように前年本拠地ニューヨークでの演奏会はあったのに、ロンドンでの録音となったのは(大人数動員必要故)ユニオンの関係?声楽陣絶好調、合唱各パートの個性もリアルに理解できて、声楽ソロの表情豊かなノリ具合も絶品です。ロンドン交響楽団が上手いなぁ、ニューヨーク・フィルの比じゃない。当時はイシュトヴァン・ケルテス時代でしたっけ、このオーケストラがほんまに上手くなるのは次のプレヴィン時代から、らしいけど、アンサンブルの洗練、各パートの艷やか繊細な響き、どれもお見事。初演から人気作品だったらしいけど、こんな巨魁な作品をわかりやすく、情熱を以って仕上げて下さったバーンスタインに脱帽。

オリジナルデザインMahler 交響曲第7番ホ短調〜レナード・バーンスタイン/ニューヨーク・フィル(1965年)・・・これは駅売海賊盤時代にしっかり拝聴。これはけっこうお気に入り演奏でして、危うい不安な作品をしっかり、がっしり構成させてみごとな完成度を誇ります。先ほどオーケストラ云々不遜な言及したけれど、骨太ぽってりとしたニューヨーク・フィルのサウンドも悪くはない。この交響曲は両端楽章表現が難しく・・・(ここで時間切れ)

昨日までのお仕事作業進捗が順調だったし、きょうは余裕というか空白の一日のはず、ところが意外、いろいろ(小さな)事件や動きはあるもの〜ま、たいしたことはなく、退屈もしませんでした。新年度からの(転勤のない)人事異動発表があって、けっこういろいろ工夫しているなぁ、と感心したり。お世話になった諸先輩達の定年退職が発表されたり・・・ちょっぴり感慨深いもの。

(今朝の続き)Mahler 交響曲第7番ホ短調〜レナード・バーンスタイン/ニューヨーク・フィル(1965年)・・・中3楽章が白眉、濃密な夜の霧のような風情充ちて、バーンスタインは雰囲気たっぷり、途中ティンパニを思いっきり激打させ、そのメリハリ衝撃も凄い。問題は両端楽章、ここをすっきり明るく仕上げても、やたらと立派に頑張ってもおかしくなる・・・この辺りのバランスというか、構成が上手いのだな、バーンスタインは。素晴らしく立派なスケールに仕上がって、ちょっぴり異形なる”第七”が名曲に仕上がる驚き。この全集中、最高の出来かも。音質も良好、オーケストラも好調です。


2014年3月某日/再起と熟練の日々

今朝、重苦しい体調を払拭すべく外に出ようとしたら、雨。ウォーキング断念。薄ら寒いですね。ダンベルでもしておくか。”寒の戻り”というやつか。桜の時期に思わぬ気温の降下は”花冷え”〜日本語は美しい。今朝の朝日新聞によると亜米利加当局は一ヶ月以上前に”ビット・コイン破綻”を日本政府に連絡していたらしい・・・この辺り悩ましくて、破綻しまっせ、と事前に流すわけにもいかず、流した途端”破綻”しますから。打つべき手はなかったのか、亜米利加は一年以上前から状況注視していたそうです。昨日は当初狙い通りのお仕事進捗(週次作業はかなり改善と、勝手な自覚)+小さな課題+トラブル対応して一日あっという間、ありがたいことです。実務処理に動いてくださる各部署若い者に感謝しつつ、円く収めました。

”3・11”迫ってきて、新聞紙面も原発事故問題解題など、言及深めております。復興とか絆とか、日本人の性格なのか、どーも最近扱いは難しい。職場の連中は数人、定期的にボランティアに向かっております。ワタシは一度も行っていない・・・というか、昨年迄こちらで(諸業務)影響のコントロール対応指示をしておりましたから(安易な言い訳)。ボランティア云々別として、東北にはなんとか行く機会を得たいもの。仙台で美味い酒などいただきたい・・・

オリジナルデザインMahler 交響曲第9番ニ長調〜レナード・バーンスタイン/ニューヨーク・フィルハーモニック(1965年)・・・CD一枚に収まって、終楽章のテンポはバーンスタインの真意ではなかった、みたいな情報もあるそう。それでも久々の作品拝聴は”長い!”〜物理的な時間に非ず、内容が重く、濃い、最終楽章に到達すると、とても疲れる・・・一連の全集中、これは走ったり、煽ったりなスタイルは比較的抑制され、かなり神妙路線であります。そこはそこ、細部の微妙な粗さみたいなものはあるけれど、第3楽章 Rondo, burleske, allegro assai, sehr trotzig(ロンド=ブルレスケ、アレグロ・アッサイ きわめて反抗的に)の熱狂的な迫力は他にあまり拝聴できぬ大爆発。種々出ている彼の”第九”に傾聴しつつ全面賞賛できぬワタシ、比較的最近ではジュリーニ/シカゴ交響楽団(1976年)、しばらく聴いていないけれどクレンペラー(1967年)辺りに深い感銘を得たもの、その辺りクールなのが嗜好かも。

今朝一番より、交響曲第8番 変ホ長調(1966年)を拝聴しております。お気に入り、作品自体に馴染んでいるということもあって、全曲拝聴進捗は順調です。


2014年3月某日/再起と熟練の日々

三重の女子中学生殺人事件容疑者逮捕(未成年18歳)、北陸自動車道バス事故は運転手の居眠り?(睡眠時無呼吸症候群か)クリミア情勢で東西一触即発〜ロクな話題はない日々。大切なのはまず自分と家族、親類縁者友人とはいえ、騒然とした世情であります。消費増税あと一ヶ月を切りました。さて、どーなるのか。驚くほど消費はダウン、とくに外食産業にダメージと予測します。不動産クルマ大型家電なんかもね(これは誰でも想像できる)。今朝はちょっぴり昨日より気温は下がって、それでも春への期待は高まります。土曜に投函したオークションCD、月曜には岡山に到着との連絡有、郵便は速いですね。

オリジナルデザインバーンスタイン旧録音中心のMahler 拝聴は順調です。Mahler 交響曲第4番ト長調〜レナード・バーンスタイン/ニューヨーク・フィルハーモニック/レリ・グリスト(s)(1960年)・・・シリーズ最初、42歳の録音。第3番と並んで既にパブリック・ドメイン入り。比較的小ぶり、安寧穏健な作品は極めて音質良好です。浮き立つような昂揚+時に抑えきれない歓喜の大爆発演奏であります。よく歌い、時に疾走し、細部に拘って描き込み、結果、アンサンブルはやや荒くても、凡百キレイにまとめたものよりずっとヴィヴィッドに魅力的でしょう。この時期すべて、セッション録音はまるでライヴの感興溢れます。たしか演奏会の演目に従って、同時期に録音を進めていたはず。この作品中、いままで聴いたウチのヴェリ・ベストかも。レリ・グリストへの賞賛はネットより引用させていただきましょう。明晰、知的モダーンなセンス。

Mahler 交響曲第6番イ短調〜レナード・バーンスタイン/ニューヨーク・フィルハーモニック(1967年)・・・第5番に少々苦戦し、ここ最近、大仰な作風に敬遠気味な第6番には少々構えて拝聴開始いたしました。CD一枚に収まる快速テンポ、第1第2楽章は咳いて前のめりの推進力、落ち着かぬ切迫感+粗さが眼についても、重苦しい威圧感に非ず。意外とすんなり耳に入る不思議、音質まぁまぁ(年代が下るほど改善されたとは言いがたい)カウベルの存在感もエエ感じです。第3楽章「アンダンテ・モデラート」の瞑想、終楽章の熱狂は意外なほど完成度が高く、オーケストラも好調でしょう。意外とまとまり、バランスもよろしく、これだったら長大なる第6番も素直に愉しめる・・・

さて、週次サイクルにて回しているお仕事作業は火水がピーク(これじゃ祝日も休めない)、小さなミス頻出、クリアできるミス、お詫びして修復できるミスはミスに非ず、というのが自分の主義だけど、ま、いろいろいう人はありますよ、全然気にしていないけど。こなしている仕事物量の桁がちゃうぜ。


2014年3月某日/再起と熟練の日々

新しい一週間、お仕事は主に週間サイクル、また仕切り直し、気持ちを維持していきまっしょい。本日はひな祭りなんだな。兄のところの孫は女の子二人、大騒ぎでしょうね。女房殿不調、週末はとうとうどこにも出掛けず仕舞い、読書と音楽三昧+(ツマらぬ)テレビばかり。+ちょっぴり料理(というほどでもない圧力鍋活用)。(ちょろ)ウォーキングは朝6時時点、すっかり明るくなりました。最低気温5度、体感はもっと暖かい、少なくともツラい冷たさを感じぬもの、そりゃ3月ですから。

Stravinsky 交響詩「ナイチンゲールの歌」/Chabrier 楽しい行進曲〜ユージン・グーセンス/シンシナティ交響楽団・・・このオーケストラの在任は1933-1947だから、1950年以前の録音、SP復刻?音源でしょう。ネットから拝借したもの、前者は驚くべき良好な音質、彼(1893-1962)は現代音楽の擁護者であって、Stravinskyの英国初演やら録音も残しております。この時期、これだけの切れ味とヴィヴィッドなアンサンブルを実現していたとは・・・少々驚きました。CHABRIEは少々”重い”感じ。自主CDフィル・アップはibertescales_jupier.jpgIbert バレエ音楽「ジュピターの恋(Les amours de Jupiter)」(1946初演)〜作曲者/パリ・オペラ座管弦楽団・・・初耳。これが洒脱な旋律連続!な30分ほど、初耳作品、あまり演奏機会や録音に恵まれぬようだけど、こんな愉しい世界が忘れ去られるにはもったいないほどの傑作です。音質も悪くない。

オリジナルデザインシリーズ拝聴の件、ちょっぴり言及。MAHLE 交響曲第2番ハ短調「復活」(ジェニー・トゥーレル(ms)1963年)/交響曲第3番ニ短調(マーサ・リプトン(ms)1961年)〜レナード・バーンスタイン/ニューヨーク・フィルハーモニック・・・熱気に溢れ、荒削りな推進力を誇る素晴らしい演奏、第1番の印象、世評ともズレはない。今回の発見は声楽を伴う大規模管弦楽をみごとに捉えている音質であります。拝聴したのは当然通常CD、作品ごと微妙に音の個性は異なるけれど、奥行き広がり、そして鮮度とも現役と言ってもあながち過言ではないでしょう。当時はこんな大規模作品は日常演目ではなかったはず、長大なる作品をラストにピークをもってくる体力気力テンションに圧倒されるばかり。作品の普及にかける熱気に酔い、聴き手は50年を経、しっかり名曲を受け止める驚異。

オリジナルデザインMahler 交響曲第5番嬰ハ短調〜レナード・バーンスタイン/ニューヨーク・フィルハーモニック(1963年)・・・これは幾度聴いていて、駅売海賊盤と正規盤の音質印象の違い?7年ほど前に宗旨替え賞賛しておりました。ところが、今回はなぁ、あまりに続けて聴き過ぎたせいか、第1〜3番ほどの感激を受け止められない・・・どころか、冒頭のトランペットの乱れ、あちこちアンサンブルの傷がかえって気になって、脂っこい料理ハラ一杯な感じ。バーンスタイン壮年の熱気に敬意を評しつつ、やはりこの粘着質疾走方向は自分の嗜好に非ず、そんな不遜な感想に至りました。残念。


2014年3月某日/再起と熟練の日々

一昨日、女房殿はナントカのフリーマーケットみたいなものに行ったらしくて、その時にウィルスいただいた?昨夜来寝込んでおります。自分は睡眠リズムが崩れて、超・早朝覚醒、睡眠不足にて体調いまいち・・・外出はオークション落札されたCD(3件計16枚分無事連絡有)送付に至近のコンビニに2回ほど行ったのみ・・・こんなんでは老後はどーなるんだ・・・ 津田倫男「老後に本当はいくら必要か」(祥伝社新書)〜この題名(のみ)を見た女房殿が「で、いくら必要なの」大阪人らしい直截なる質問をしていたけれど、そんな趣旨に非ず。2010年2月初版、この時期が微妙でして民主党政権発足間もない頃(未だ期待が散見される)、もちろん東日本大震災原発事故前、リーマンショック後の衝撃色濃い時期であります。政権交代の結末さておき、天変地異には言及あって、佳き書籍というのは息が長いものですね。内容は既に定年を迎えた団塊の世代〜更に下の世代”これから引退”向け(著者はワタシと同い年ポスト団塊)、冒頭から高利回りを狙って証券会社の悪徳商売にコロリ騙される仕組みをリアルに、辛辣に描いて凄い説得力有。

世の中に甘(うま)い話なし、というのがワタシの持論、誰かの儲けは誰かの損で辻褄があう〜証券会社はさほどに潰れていないことをみると、リーマン・ショック後もなんとか商売成り立っていて、しかも超・金持ち優遇(このカラクリもわかりやすい)、つまり市井の庶民がなけなしの財産を失っている計算となります。津田さんは”ロジックのわからぬ金融商品や株に手を出すな”と。そうだよね、あたりまえ。当面いくら生活に必要か、不足分最低限稼いだら?(60-63歳年収激減でも定年延長、年金支給迄2年間の無収入をどう遣り過すか、という話題はリアルそのもの)予測もできぬ先を慮って思い悩み、天文学的な財産(庶民にとって)を思い描いても仕方がない(ここに天変地異に言及有)〜この辺り、証券会社の悪徳ぶり言及と同じくらいの分量=ある意味生き方考え方哲学指南になっていて、説得力ありますよ。

結論的に「で、いくら必要なの」。0円、一億、800万、各々結論準備しております。主眼はむしろ”生き方”かと。佳き一冊に手応え充分。

MCA MCD80099 @750Holst 組曲「惑星」〜エイドリアン・ボウルト/ウィーン国立歌劇場管弦楽団(1959年)・・・全5種?あるボウルト3番目、初のステレオ録音はかなり良好、2年ほど前(やや素っ気なく)言及しておりました。実体はウィーン・フィル、カラヤン1961年録音に比べればアンサンブルのもたつきというか、オーケストラは作品に慣れていなかったんでしょう。カラヤンはその筋の専門家に下準備していただいて、その成果をしっかり受け取る、といったパターンありますね。(Mahler の交響曲第9番辺り)前回拝聴時には時に”アンサンブルの乱れ”を気にしたものだけれど、オーケストラのマイルドな響き、厚み、盤石に落ち着いたスケール表現にすっかり感服いたしました。1953年NIXA録音をネット入手したまま放置、それも含めて聴きたい意欲高まってまいりました。

オリジナル・デザインさて、新しい集中傾聴シリーズをどうするか・・・Mahler 交響曲第1番ニ長調〜レナード・バーンスタイン/ニューヨーク・フィル(1966年)・・・お気に入りMahler 禁断症状から思わず取り出したCD、昔馴染み、誰でも知っている著名録音也。正直なところ、彼の旧録音全集は幾度拝聴して印象イマイチ〜世評とあまりに異なるから自分の嗜好なのかな、と思っておりました。オーケストラのアンサンブルも粗っぽい、音質もよろしくない・・・久々の拝聴は・・・例の暑苦しい前のめり熱血表現、速めのテンポ、粗々しい推進力に打たれました。音質、オーケストラの響きとも(以前感じたほどの)拒絶感皆無、さほどに悪い音質とは感じなかったし、オーケストラの明るい音色厚みのある響きも充分魅力的。バーンスタイン48歳、これよりいよいよ欧州進出直前といった意欲溢れる、時に走りだすアツいアッチェレランドさえ好意的に受け止められるのは、聴き手(精神状況)の変化でしょう。もしかして昨年2013年6月の(ささやかな)オーディオ変更成果、恩恵かも。

昨日だけでも既に第2番(1963年)第3番(1961年)聴了済。お気に入り作品だからどんどこ進んで、長時間作品も苦にならない・・・今朝一番、交響曲第8番(1965年ニューヨーク・フィル・ライヴ)音質状況芳しからぬ音源もたっぷり全曲堪能・・・結論的に今週はバーンスタインのMahler 旧全集+α、全部一気聴きだ!

音楽の件さておき。引き続き読書など・・・樋口康彦「崖っぷち高齢独身者〜30代・40代の結婚活動入門」(光文社新書)・・・今朝の一冊もそうだけど読者レビューは手厳しいですね。「で、いくら必要なの」じゃないけど、書籍に理想とか即答結論手順(ノウハウ)を求めているのだったら、それはワタシの主義に非ず。ほんの一部でも自分が直接見聞できないことへ、視野を広げてくださることを求めましょう。

著者は地方都市で現役の大学の先生、しかも”崖っぷち高齢独身者”当人のリアル体験談〜その視点が少々偏っていても、それなり説得力あります。横から(≒ワシ)とか(説教じみた)上から目線ではない。”それを言っちゃおしまいよ””身も蓋もない”話題満載。男女とも結局、見た目(容姿身長)がまず第一、若いとか年収とか。婚活会場やら初デートに遅れて平気なのはマズい、というのは一理ありますよ。

この人々もある意味、コミュニケーション障碍なんだろうな、と読みました。それなり周りの視線を慮って配慮、よく見せる、感情を伝える、連絡を付ける、その辺りが苦手なんだろうな、と。横から目線は失礼ながら、職場の崖っぷち高齢独身者(現職場には存在しない/前職場にはおりましたねぇ、中年独身連盟=中独連)やら、30接近しつつある息子を思い遣って興味を以って拝読させていただきました。


2014年3月某日/再起と熟練の日々

3月に入りました。

寒さ厳しい2月乗り越え、クルマなし、スマホなしな実質隠棲生活にも、春は近い手応え充分。平日お仕事が充実しているので、週末休みはいっそう嬉しい〜昨年末、2月と大トラブル強制休日出勤した反動もあります。さて、毎週土曜の【♪ KechiKechi Classics ♪】定例更新一本分、どんな音楽を選定するのか、次の”集中聴き”カテゴリー選択をどーするのか、逡巡中、それも趣味の愉しみのうち。駅売海賊盤CDこの際まとめて@1(+送料)オークション出品は、ほんまほぼ@1のまま(実質上無料でっせ)落札され、満足であります。20年以上抱えたものを(出目怪しいとはいえ)捨てられまへんで、さんざんお世話になったし、日本の何処かで愛され、聴かれて欲しいという願いのみ。いくら処分続けても棚中に、拝聴すべき音源はまだまだ溢れております。(この執筆直後締め切りギリギリ、やや競合値上がり有)

懐かしいLP キングレコード GT 9091昨日新しい自主CD作成。Bruckner 交響曲第5番 変ロ長調(シャルク改訂版)〜ハンス・クナッパーツブッシュ/ウィーン・フィル(1956年)・・・LP時代廉価盤にてこの作品との出会いを作って下さった演奏也。もしかしてそれ以来の拝聴?20年以上聴いていなかったっけ。全11曲中一番好きなのはコレ!という嗜好も、たしか若き日の出会いが決定付けたと記憶します。ここ最近、妙な音へのこだわり、偏屈度増した聴き手(=ワシ)にも不満を感じさせぬ音質水準、というのはけっして優秀録音という意味に非ず。昔馴染みの覚悟ができている、この年代ならステレオというだけで充分でしょ、ということ。

意外と速めのテンポ、わずか一時間弱にて終わってしまうのは改訂版故あちこちカットの結果なのでしょう。なんせこれで出会っているから、違和感はないんです。いまやリファレンス(参照の基準)はチェリビダッケ辺りに至ったから、ほとんど別な作品を聴く感触有、素朴飾りのない巨魁、大掴みな表現に+ウィーン・フィルの壮麗な金管(これもある意味素朴な色彩)+色気のない録音がなんとも個性的な世界にはけっこう満足。改訂版云々するほどの資格もないゆるゆるエエ加減リスナー(=ワシ)でも、さすがに終楽章のハデハデしい打楽器やら、あっという間に終わってしまう素っ気なさには、久々驚かされました。先月シリーズ拝聴中、第5番を選定したフィリップ・ヘレヴェッヘ(2004年ブレーメン・ライヴ)よりずっと好き。

自主CDフィル・アップにはCorelli 合奏協奏曲 作品6/3-4〜ワルター・ゲール/ボイド・ニール室内管弦楽団(MMS-159)・・・おそらくは1950年台のモノラル録音、ゆったりノンビリとして最近見られぬスタイルは味わい深い。アンサンブルはしっとりとた風情漂う佳き演奏は、意外と良好な音質でありました。

先日、敬愛すべき先輩のブログに「SNS」疲れの話題が載っておりました。自分はTwitterとかFacebookとか、ブログでさえ縁の薄い時代遅れオヤジ、昔ながらのサイト(通称ホームページ)【♪ KechiKechi Classics ♪】を継続しております。トップページのカウント数も昔の継続のまま残してあるのみ、Googleのロボットが訪問しても意味ありませんもの。メールもBBSの書き込みもほとんど閑古鳥状態、いったい誰が見ているんだ・・・って、こんな行為は基本、自分のため、自らの備忘録、ココロの整理、健康維持という意味合いなんでしょう。ウケ狙いだと半年くらいしか保たぬ・・・情報検索して出現する記事のトップページを辿ったら半分以上の確立で更新停止になっているじゃないっすか。

ビットコイン問題もそう、こういったネット関連の流行り廃れはあまりに素早く、遷ろいも速いと感じます。月7,000圓のスマホも絶対に高いと思う。妙な内輪の価値観を醸成する”SNS”はそりゃ疲れるでしょ。そんなこんなで本日、老舗音楽サイト”An die Music”嬉しい復活を偶然発見いたしました。ワケワカラン徒然ド・シロウト(=ワシ)とはちゃうからなぁ、お勉強になります。お互い数少ない昔ながらのサイト(通称ホームページ)であります。

 UCCD-5101Beethoven 交響曲第5番ハ短調〜ジョージ・セル/コンセルトヘボウ管弦楽団(1966年)・・・10年前じゃあるまいし、定評あるPHILIPS録音なのに音質が全然ぱっとせん・・・おそらくは安物オーディオのせいに非ず。1957年のSchubert なんて意外とエエ音やったはず、せっかくの峻厳に引き締まったジョージ・セルのサウンドが活かされておりません。痩せて曇って・・・みたいな感じ。その辺り言及した情報ないか、ネットを探ったけど出てこんなぁ、元々の姿はどーなっとんのか。残念。

【♪ KechiKechi Classics ♪】

●愉しく、とことん味わって音楽を●
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written by wabisuke hayashi


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