2024年10月某日/●隠居生活未だ初心者入門の日々
一ヶ月は早いなぁ、ぐずぐずだらだらしつつ10月も過ぎていきました。今朝は最低気温14度Cほど、さすがにここ数日すっかり秋ですよ。本日も晴れるらしい。一昨日の酒のあとはいつもより体調云々はほとんど影響なくて、考えてみると前回数週間前の爺友との酒席以来久々、自分は自宅で呑む習慣はなくて、今年の猛暑中でもビールは喫しませんでした。昨日は好天、しっかり洗濯物を干して軽くYouTube体操を済ませて市立体育館へ。空いていたのでゆっくりしっかり筋トレ+エアロバイク有酸素運動15分も済ませました。気分爽快。女房殿は息子転居のアパート契約解除、引き渡し最終清掃に出掛けていきました。
この間珍しくスマホに着信があって、リュックに仕舞ったままマシンを使っていたり、リビングに充電中音楽を聴いていたり、まったく気付かず。じつは演奏会のお誘いとのこと、メールをいただきました。珍しくスケジュールの都合が付かなかったのは残念。
今朝の体重は67.75kg▲100g、運動して食事も抑制したのにほとんど減っておりません。ガッカリ。
長寿番組だった「世界ふしぎ発見!」11月9日特番3時間スペシャル放送されるとのこと。見る予定はないけれど、かつては連ドラ大ファン、放送クールが途切れる時期の特番には辟易していたし、いまやほぼテレビはニュースのみの生活に至った現在。最近「3時間スペシャル」の多さには呆れます。仮にどんなお気に入りの番組でも3時間は流石に辛い、聴取者側の集中力が保たんのではないか、自分だけのことか。映画だったら有、だけど3時間って滅多にないでしょ。これはおそらく作り手側の手間暇の問題なんやろなぁ、一時間番組にキャストやセットを3種準備するより、きっとラクなんでしょう。新しいネタもCM収入予算も枯渇しているのかも。なんか粗雑な時代。
Mendelssohm ヴァイオリン協奏曲ホ短調/Vaughan Williams ひばりは飛んでいく/Dvora'k ロマンス ヘ短調/Massenet 歌劇「タイス」の瞑想曲〜アン・アキコ・マイヤース(v)/アンドルー・リットン/フィルハーモニア管弦楽団(1993年)・・・Anne Akiko Meyers(1970-亜米利加)は最近新しい録音は見ないけれど、亜米利加では活躍されているとのこと。23歳当時若手の録音。名前からわかる通りお母さんは日本人、スズキ・メソッドに学んだ美しい音色。直接音中心にオン・マイクっぽい音質はリアルに、アンドルー・リットンのオーケストラは低音も良く効いて親密なバックを務めておりました。
楚々とした哀愁の旋律を誇るMendelssohnは若者の清潔なフレージングに、第1楽章「Allegro molt Apassionato」から線は細からず神経質にもならず、たっぷりとした楷書の表現はしっかり芯を感じさせるもの。(7:54)第2楽章「Andate」はたっぷり歌っても端正な姿勢を崩さず(12:46)第3楽章「Andante non troppo〜」の快速フィナーレも細部曖昧さのない、走り過ぎぬしっとりとした味わいがありました。(6:40)
「ひばり」は高い曇り空に浮遊する小鳥の姿は見えない・・・そんなこの作品風情に連想されるソロは控えめな弱音に茫洋〜に非ず、曖昧さのないしっかり存在を明快に主張するもの。(14:36)ロマンスはもデリケートな嘆きと詠嘆の名曲。この一枚は趣旨一貫して「寂寥」、マイヤースの美音には明晰な技巧と弱さを感じさせない起伏。「瞑想曲」は感極まる名曲、これも一歩引いてクールにていねいなバランス表現でした。(5:25)
Elgar チェロ協奏曲ホ短調(エイドリアン・ボウルト/BBC交響楽団1945年)/Dvora’k チェロ協奏曲ロ短調(ジョージ・セル/チェコ・フィル1937年)〜パブロ・カザルス(vc)・・・昨日Bachに感慨があったPablo Casals(1876ー1973)71歳/63歳の記録。艷やかに雄弁なテクニック、スケール大きな表現を聴いていると、この人は近代チェロ奏法を確立した人なんやなと感慨深く受け止めました。音質はかなり良好。2022年に拝聴して曰く
Elgarは御大ボウルトの十八番、黄昏に鬱蒼とした深遠なスケールを感じさせ、ソリストとしては未だ現役年齢、なんとなくポルタメントが時代を感じさせるけれど、技術的にはキレッキレに雄弁な演奏でした。(12:29-4:05-11:05)チェロ協奏曲一番人気なDvora'kは、後年のロストロポーヴィチ辺りが念頭にあると、やや速めのテンポにさっぱり表現、こちらのほうもソロのテクニックは完璧、郷愁の旋律を堪能できました。(13:26-10:28-11:35)
Elgarは第1楽章「Adagio - Moderato」から堂々たる貫禄と細部入念な詠嘆が底知れぬ大きさ、これはほかではなかなか聴けぬスケールですよ。第2楽章「Lento - Allegro molto」の細かい音型のパッセージも完璧。第3楽章「Adagio」の懐かしい表情に骨太にたっぷり歌って第4楽章「Allegro - Moderato - Allegro, ma non troppo」は最初の詠嘆が戻って、キレッキレのテクニックに変幻自在な表情は濃厚に説得力のあるもの。ボウルトのしっかりとした足取りと骨太なリズム感も文句なしでしょう。
音質はDvora'kのほうがいっそうよろしい感じ、チェコ・フィルがじつにエエ感じに鳴っていて木管やホルンは聴きものですよ。ジョージ・セルは未だ40歳ですよ。引き締まった緊張感はこの時期からはっきり感じ取れるもの。印象は前回と変わらない。第1楽章「Allegro」はシンプルなクラリネットの動機がやがて成長して大きく、劇的な音楽に育っていく名曲。カザルスのチェロはヴィヴィッドに、思いっきり情熱的にちょっぴり前のめり。郷愁の旋律をたっぷり歌って下さいました。第2楽章「Adagio ma non troppoは」たっぷり懐かしい緩徐楽章から第3楽章「Allegro moderato」は力強いリズムを刻んで骨太にパワフル。
2024年10月某日/●隠居生活未だ初心者入門の日々
昨日は朝からどんより曇天、昼から雨との予報に洗濯物は午前中で室内に移動させました。最高気温は19度Cとのこと。ストレッチは入念に、YouTubeエアロビクスはシンプルなものを実施してから、激安美容院へウォーキング、予想外に空いていて2番札、9時半開店と同時に馴染みのステキな妙齢店長さんにカットしていただきました。昼過ぎには爺友とのの昼酒、罵詈雑言合戦もボケ防止でっせ。二人ともびっくりするほど総選挙には興味がなくて、たしか一人は高市を支持していていたはずだけど、どうやら投票もしていないらしい。こんな爺が多いから投票率が低いのか。さっさと切り上げて、帰りは夕方コミュニティバスの最終に間に合いました。今朝の体重は67.85+900gしっかり喰って呑んでこの結末には納得。これから鍛えて減らしましょう。
月初に購入したヘルスメーターは1,500円と書いたけれど、1,980円からポイントとかクーポンを引いた価格。これがなかなかの優れものなことは幾度か言及済。スマホアプリを起動させて計量すると体組成ともども記録されます。自分は標準体重だけど、脂肪はやや多く、内臓脂肪過多、骨は優秀、筋肉は標準とのこと。これがほんまに正確なのかは微妙だけど、趨勢はわかります。不思議なのは昨日朝早朝覚醒して4:36時点体重は67.8kg、念のため再度5:02計量したら66.95kgわずか30分ほどで0.85kg減って、これはいったいどういうことでしょう、不思議です。
Beethoven 交響曲第2番ニ長調(1958年)/第4番 変ロ長調(1961年)/歌劇「フィデリオ」序曲(1959年)〜オイゲン・ヨッフム/ベルリン・フィル・・・1960年前後の彼のDG全集録音はステレオ/モノラル混合、この一枚はなかなか状態のよろしいステレオでした。第7番(1952年)第3番(1954年)はDGでは再録音ならなかったのでしょう。(その後コンセルトヘボウ、ロンドン交響楽団との全集録音したのは御存知の通り)
青春の溌剌としたニ長調交響曲はちょいとヒスっぽいけれど、かなり鮮明なステレオ録音。第1楽章「Adagio molto - Allegro con brio」はHaydnやMozartとは一線を画す大胆に劇的、湧き上がるように力強い序奏から主部へ進みます。木管のセクシーに流麗な響きはベルリン・フィルですよ。弦の細かい音型がピタリ縦線を合わせて、尋常ならざるテンションを上げてアツく全力疾走!50歳代のヨッフムは気力体力充分にたっぷり華やかでした。(12:39)第2楽章「Larghetto」ここは屈指の美しい旋律を誇る緩徐楽章。ここはベルリン・フィルのシルクのような響きが堪能できるところ。ヨッフムはリズミカルに弾むよう。(12:54)第3楽章「Scherzo」はかっちりとしたリズムと神経質なアンサンブルにテンションは充分。中間部の木管とホルンも上手いもんですよ。(3:45)第4楽章「Allegro molto」この力いっぱいのパワフルな煽りはヨッフムやなぁ、引き締まった響きと勢いは素晴らしい。(6:37)
変ロ長調交響曲はYouTubeに1954年録音が聴けます。この1961年録音は中学生時代から聴いていて、それはHeliodorから廉価盤LPが出ていたから。このパワフルにハツラツとした作品はなんと!フルート一本なんですね。音質は良好。第1楽章「Adagio - Allegro vivace」神妙に静謐、怪しい序奏から弓をぎゅーっと引き絞って主部に突入。徐々に力と熱を加えて重心低く、意外と着実な始まりでした。弦の厚みのある響きが魅力的。フルートも一本で頑張ってますよ。ラス前の止まりそうな抑制も極めて効果的。(12:58)
第2楽章「Adagio」はシンコペーションのリズムがヴィヴィッドな緩徐楽章。ここもかっちりとしたアンサンブルに厚みのある余裕のサウンドが快いところ。ここのフルートも痺れるようにコクのある音色、Karlheinz Zo"ller(1928-2005独逸)でしょうか。もちろんクラリネットもホルンも際立っているけれど。(10:23)第3楽章「Allegro vivace ー Un poco meno Allegro」ずしりと重い弦のリズムと不思議な木管の掛け合いが個性的に重量級なスケルツォ。中間部はぐっと抑制して、そして煽っていく風情はいかにもヨッフム。(6:36)第4楽章「Allegro ma non troppo」ここのテンポはあまり急がず、意外と着実な歩み。例のファゴット難所は楽々クリアいたしました。(7:25)
「フィデリオ」序曲は沸き立つようにヴィヴィッド、このまま開幕しそう。ヨッフムはオペラの人ですよ。ここもホルンがエエ味出してます。(6:38)
Bach 無伴奏チェロ組曲第1番ト長調BWV1007/第2番ニ短調BWV1008/第3番ハ長調BWV1009〜パブロ・カザルス(vc)(1936-39年)・・・この時期にして驚異的な音質、かつては重過ぎと感じていた鉄板の歴史的音源。幾度拝聴を重ねて、その悠々たるスケールと盤石のテクニック、自在に躍動してヴィヴィッドなリズム感と重心の低い歌に打ちのめされました。たったチェロ一台に繰り広げられる延々と続く舞曲の深遠なる美しさを心待ちにして、アツいノリに興奮いたしました。初めてこの演奏に出会って40年以上、凡人にはその真価に気付くのに時間が掛かりましたよ。(2:26-3:41-2:32-3:14-1:47/3:43-3:54-2:17-4:07-3:19-2:31/3:28-3:46-3:14-3:29-3:29-3:24-3:00)
2024年10月某日/●隠居生活未だ初心者入門の日々
選挙が終わっていつもの一週間が始まりました。未だ貼ってある選挙ポスターは落選議員の笑顔が寂しい。昨日朝の小雨はすぐに上がって洗濯物は外に干しました。体重増を気にしてストレッチしっかり、YouTubeエアロビクスも短いのをいつも通り済ませて市立体育館へ向かいました。トレーニングは自分なりメニュー消化、マルチプレスのみ独占おじさんに邪魔されて一種断念。帰り食材入手にスーパーに寄って、冷凍シーフードいろいろ三個で割引のはずが、一個が対象外?100円ほど高くなって大損害。残念な気持ちに昼やけ喰いしました。これから激安美容院に髪をカットしてもらってから、爺友と酒。今朝の体重は66.95kg▲1.15kg、けっこう喰ったのにこの減は不思議。
総選挙が終わって、これからが大切と思います。話題は政局に遷っているけれど、肝心なのは生活改善のための実効的な政策実施でしょう。それはそれ、あたりまえのことだけど、個人的には勝って浮かれている議員さんの行状(この先ヘンなことをしないか)そして落ちてがっかりしている人にも注目。臥薪嘗胆して再起するのか、年齢的に引退を余儀なくされるのか。選挙は人気投票なので、もちろん政策第1だけど、候補者に華があることも大切、スキャンダルはNGですよ。
いろいろ新党が生まれ、やがて消えていったことは記憶に新しいところ。希望、もうちょっと前ならみんなの党、次世代の党とか、勢いとか風がいつまでも続くわけでもないでしょう。NHK云々党や幸福云々党は今回候補を出さなかったみたい。結果に一喜一憂せず、もうちょっと冷静に先を眺めたい〜場末の引退爺(=ワシ)が珍しく真面目に囁いても世間様には屁のつっぱりにもならんけど。
Chopin ポーランド民謡による大幻想曲 作品13/演奏会用ロンド「クラコヴィアク」作品14(ギャリック・オールソン(p)/イェジー・マクシミウク/ポーランド国立放送交響楽団/1975年)/「ドン・ジョヴァンニ」の「お手をどうぞ」による変奏曲 作品2/アンダンテ・スピアナートと華麗な大ポロネーズ 変ホ長調 作品22(アレクシス・ワイセンベルク(p)/スタニスラフ・スクロヴァチェフスキ/パリ音楽院管弦楽団/1967年)・・・Chopinの協奏曲以外の協奏的作品を寄せ詰めたもの。両者ともEMIにピアノ協奏曲録音がありました。音質はまずまず。
Garrick Ohlsson(1948-亜米利加)担当する2曲は旧録音。ベーゼンドルファーを愛用し、おそらくこの地味にマイルドな響きはそれではないかと類推します。「幻想曲」はやわらかいタッチに抑制が効いてデリケート、田園風景を連想させて雰囲気たっぷりな甘い旋律が続きました。ロンド「クラコヴィアク」は民族的なリズムが弾むステキな作品。Chpinに期待したいデリケートな風情に満ちた演奏でした。(14:18/13:41)
Alexis Weissenberg(1929-2012勃牙利→亜米利加?)はキレのあるクールなタッチ、優雅な「お手をどうぞ」がいささかノーテンキにリズミカルに提示される作品は、文句なく力感溢れる明晰テクニックに変奏されました。(4:19-1:23-0:59-1:03-1:13-1:03-1:31-3:42)大好きな「アンダンテ・スピアナート」も詩情豊かな風情〜に非ず、一切の曖昧さを許さぬ神経質に硬質なタッチ、「ポロネーズ」もリズムは民族的舞踏に非ず、細部迄ていねいクリアに描き込んでキレのあるもの。これはこれで作品の姿を浮き立たせて、こんなリアルな演奏は滅多に経験できない。スクロヴァチェフスキの伴奏は引き締まって立派でした。(4:28-9:09)
Shostakovich 交響曲第1番ヘ短調(1959年)/交響曲第5番ニ短調(1965年)/ポルカ(バレエ音楽「黄金の時代」より/1966年)〜ユージン・オーマンディ/フィラデルフィア管弦楽団・・・Eugene Ormandy(1899-1985洪牙利→亜米利加)によるShostakovichは1-4-5-10-13-15番があったはず。1960年代は亜米利加でもけっこうShostakovichブームがあったみたいですね。
栴檀は双葉より芳しい若書き作品である第1番ヘ短調は1926年初演、大好評だったとのこと。二管編成だけど7種の打楽器+ピアノも入ります。素っ頓狂にユーモラスなトランペットとオーボエの掛け合いから始まる第1楽章「Allegretto - Allegro non troppo」これは「ティル・オイレンシュピーゲル」の引用なんだそう(Wikiによる)第2楽章「Allegro - Meno mosso」はピアノが活躍するヴィヴィッドなスケルツォ楽章。第3楽章「Lento」は「ジークフリート」からの引用があるんだそう(チェロ/Wikiより)静かな葬送行進曲を経て第4楽章「Lento - Allegro molto」は悲痛な始まりからやがて明るく爆発して〜この時期にしては音質も良好だし、なんせフィラデルフィアのサウンドが圧倒的に華やかにしっとりパワフル。素晴らしい躍動作品に輝かしい演奏が似合って気持ちのよろしい演奏でした。(8:28-4:36-8:21-8:43)
誰でも知っている「革命」は三管編成に8種の打楽器+ピアノ+ハープ2台参入。若い頃「Shotakovichはこれだけ」状態だったせいで食傷気味、冷静に作品に向き合えるようになったのは意外と最近でした。これは旧録音、音質はぐっと改善されております。シロフォン?が浮き立って明晰に聴こえる。第1楽章「Moderato - Allegro non troppo」からオーケストラは余裕のパワーに一歩引いてクールかつ緻密な表現、肩の力が抜けて、前のめりの熱血とか”苦難との戦い!”みたいな風情とは真反対に洗練された演奏でした。(15:54)第2楽章「Allegretto」はスケルツォ。 管楽器の厚み、ファゴット・ソロはヴィヴィッドに優秀であり、リズムのスウィングに余裕を感じさせるバランス。(5:19)
第3楽章「Largo」はフィラデルフィアのたっぷり瑞々しい弦が堪能できる緩徐楽章。孤高のフルートもハープと絡んで美しく、弦のデリケートな響きに包まれました。(13:32)第4楽章「Allegro non troppo」は風雲急を告げる「部長刑事」テーマ。ここも力みなく一歩引いた風情、勢いに流さぬていねいな仕上げ。ここは少々明る過ぎて軽い印象かも。(9:56)
「ポルカ」はユーモラスにノンビリ軽妙、交響曲第1番の第1楽章に一脈通じるような気がします。アンコールには最高。(2:05)
2024年10月某日/●隠居生活未だ初心者入門の日々
昨日は意外と好天、雨は夜から、洗濯物はしっかり干せました。南洋には台風が控えているそうです。朝一番に投票してきましたよ。どうも眠り浅く、体調はいまいち、昼寝小一時間ほどで補いました。YouTubeエアロビクスは【100kcal消費】ビートにのって楽しく踊る有酸素ダンス!エアロビクスでダイエット。あとは大人しくじっとして、爺友との酒席は明日、体調を整えなくては。今朝の体重は68.1kg+350g。夕方麻婆豆腐+餃子というゴールデンメニューに敗北しました。これから鍛えます。
総選挙投票率は53.11%(未確定)これは政府与党支持者のサボタージュ?せめて60%は超えてほしかった。
政府与党のの減り方は予想より大きく▲73議席。公明党はせっかく新しい党首になった石井さん落選しました。大阪小選挙区より公明党が消え、維新は全勝したけれどトータル▲5議席。裏金議員は思ったより落ちたけれど、萩生田さんが生き残って、旧統一教会の接点深かった山際さんは比例復活。話題の丸川さんも落ちて(旦那も仲良く落選)世襲二階息子は比例復活も叶わず落選。
前居住地であった愛知7区は区割りが変わったけれど、 かつて山尾志桜里さんが小選挙区で勝ってきたところ。せっかくの大臣経験も裏金に関わって鈴木淳司さんは(出身だった瀬戸市もなくなって)大差で国民民主党の女性新人に敗北・落選いたしました。国民民主党はあちこちけっこう小選挙区で勝ち上がっていますね。日本人は祭り(=選挙)好き、大切なのは祭りの後。石破政権終了との声もあって政局も大切だけど、物価高生活苦対策中心に政治政策をちゃんと注目しましょう。今回は政府与党のオウン・ゴールっぽくて、次の選挙にこのままの流れが続くとは限らない。
愛知・豊川市にて東名高速で軽トラックが11キロも逆走〜幸い事故には至らなかったらしいけど、なんか怖いですね。大谷負傷はちょっと心配。
Bruckner 交響曲第5番 変ロ長調〜オイゲン・ヨッフム/バイエルン放送交響楽団(1958年)・・・11曲?を数えるBrucknerの交響曲中一番お気に入り、堂々たる威容と構成を誇る作品。クナッパーツブッシュ(1956年)の比較用に取り出して、音質がかなり良好なこと、オーケストラの温かい厚みのある響き、優秀なアンサンブル、圧巻のパワーとキレのあるテンションの高さに驚き、かなり新鮮に受け止めました。2006年に拝聴済。まだたっぷりCDを部屋の棚に並べていた頃に曰く
立派なステレオ録音ですねぇ。彼の十八番(おはこ)であり、系統的な収集癖のないワタシでさえ棚中で(コレ含め計)5種ヨッフムのCDが存在します。未だヨッフム56歳、気力体力充実の録音であります。彼の表現特徴は”煽り”だと思ってきたが、この旧録音ではそれが鼻に付きませんねぇ。第1楽章の最終盤、モウレツ元気なるアッチェランドも微笑ましい。若々しい。勿体ぶった表現など皆無。爽快。でもさ、荘厳とか色気とか、そんな方向じゃなくて、誠実で暖かい管弦楽の個性が、そのままストレートに鳴っていて、ヴェリ・ベストじゃないにせよ、好感の持てる演奏ですね。77分ラストまで、精一杯一生懸命演奏していて、ナマだと痺れるだろうなぁ、と想像できました。
第1楽章「Introduktion: Adagio - Allegro」低弦ピチカートが階段を降りて漆黒の奈落の底へ、すると巨大なる障壁が立ちふさがる金管コラール〜そんな風情の始まり。高らかに鳴り響く金管、朗々たる節回しにテンポは揺れ、疾走し高揚するアツい、若々しい演奏。ラストに向けてテンポはいや増して、とても賑やかに情熱的、世評が高いのも納得するけれど、自分の嗜好はイン・テンポを貴重とする飾りのな表現でした。(20:48)
第2楽章「Adagio. Sehr langsam」緩徐楽章もバルエルン放送交響楽団の充実した深い響きが際立って、呼吸深く気分が高揚していくテンションの高さもおみごと。ここもあくまで自分の嗜好として”煽り”表現を好まない。金管が熱を加えていくところはオーケストラの実力を物語ります。(19:27)
第3楽章「Scherzo. Molt vivace, Schnell - Trio. Im gleichen Tempo」スケルツォはBrucknerのキモ。ここは滅多に経験できぬ快速テンポに始まり、レントラー風の優雅な第2主題との対比も際立って、モウレツなパワーと素晴らしい切れ味、賑やかに全力疾走いたしました。中間部の穏健な風情は好対照。(12:35)
第4楽章「Finale. Adagio - Allegro moderato」第1楽章第2楽章がしみじみ回帰して、低弦によるフーガが成長してやがて感動的なフィナーレに至るところ。静かな部分での練り上げられた弦の艶、朗々たる金管のコラールは輝かしく分厚い・・・けれど疾走するところの頻繁なテンポ変化は興奮と感銘を呼ぶけれど、もりもり筋肉質に煽った風情はやはり自分の好みの表現に非ず。ラストに向けてダメ押しに走り過ぎ。(24:05)でも、世評高いのは納得できる感動的な完成度と思います。
Mozart 交響曲第40番ト短調K.550(コンセルトヘボウ管弦楽団/1943年)/Corelli ラ・フォリア(ハンブルク州立フィル/1944年)/Beethoven 交響曲第5番ハ短調(ベルリン・フィル/1945年)〜オイゲン・ヨッフム・・・
馴染みの作品、戦前戦中録音曖昧模糊とした音質な昔のSP復刻、ムリしてEugen Jochum(1902ー1987独逸)壮年の記録を聴かんでも〜とは思うけれど、せっかく音源入手できたので拝聴いたしましょう。Mozartはデモーニッシュに非ず、モダーンなセンスにバランスのよろしい、オーソドックスな表現。終楽章は緊迫したテンポに疾走します。ちょっと曇った音質から、コンセルトヘボウの暖かい響きが伺えました。(7:42-8:17-4:15-4:20) 「ラ・フォリア」はヨッフムにとって珍しいレパートリー。思いっきり大仰な詠嘆表現はバロック風情とは縁遠いもの。音楽が進むに従って、表情豊かに神妙な濃い表情に引き込まれます。(13:26)
Beethovenは十八番であり、独逸の指揮者には欠くべからざる演目でしょう。これはフルトヴェングラー時代のベルリン・フィルがなかなか凄い。音質もかなり良好。第1楽章「Allegro con brio」冒頭の動機のフェルマータが長い。主部への追い込み、決然とした緊張感、晴れやかな表情への変化は素晴らしく、提示部繰り返し実施。テンポ・アップして緊張感高める締め括り、ルバートも決まっております。(8:07)第2楽章「Andante con moto」堂々たる重量感力感たっぷりの足取り。貫禄充分に表情も豊か。(11:35)第3楽章「Allegro」神妙に慎重な怪しい低弦から始まって緊張感たっぷり、この時期から当たり前にホルンは渋い音で鳴っております。(5:43)第4楽章「Allegro-Prest」ちょっぴりアンサンブルは粗く、勢いのあるフィナーレ、繰り返しはなし。この高揚感は感動的でしょう。オーケストラは圧巻のクライマックスに持っていく余裕のパワーが素晴らしい。センスはかなりモダーンでした。(8:23)
2024年10月某日/●隠居生活未だ初心者入門の日々
本日総選挙投票日。夜の開票結果を楽しみしております。そして息子の転居、大型荷物搬出日、月末現状アパートの最終後片付けに女房殿は呼ばれ、自分は役に立たんそうです。昨日は薄曇りに最高気温24度C、洗濯物が夕方迄にすっきり乾きません。ご近所小学校は運動会、朝一番紅白の帽子を被った小さなこども達が嬉しそうに出掛けていきました。ストレッチ、YouTubeエアロビクス済ませて市立体育館へ。途中の船井電機は土曜だからひっそりとして、報道によると2,000人の従業員は即解雇、25日の給与も出なかったそうです(絶句)。
途中ゴミは拾えるだけ拾って残念、ビニール袋はなかったので両手両肘に挟めるだけ挟んで、自動車修理工場の自販機横にペットボトルと空き缶珈琲は捨てました。すると・・・修理作業していたおじさんが「ゴミ捨てていって」大きなゴミ箱を出してくださって「ゴミ拾いしてはりますの?」「ま、目に付いたものくらいは」有り難くお言葉に甘えました。捨て場である産業大学のゴミ箱は土曜門が開いているか微妙だったので助かりました。朝からとても気持ちがよろしい。市立体育館は常連メンバー数人、空いていて筋トレマシンを独占できました。今朝の体重は67.75kg+750gう〜む。
先日、10年選手のVAIO-Tapが快調と書いたばかりだけど、起動がややもたつく・・・遅いというほどじゃないけれど、これはなんなのか。念のため、久々アプリの点検をして「これは要らんやろ」そう類推したものをいくつか削除、すると・・・音楽再生ソフトであるfoober2000が二つある・・・アップデートの時に上書きされず、別フォルダが作成されていたのか。一個削除したらそれが常用していたもの?設定が吹っ飛んでしまって挙げ句「.ape」ファイルが再生されない。なんせずいぶん長い付き合い、あわてて設定やり直して無事ことなきを得ました。ここ最近、こんなトライ&エラーが減ってきたなぁ、人間いろいろ失敗を繰り返して、痛い目に遭って勉強していくんですよ。やや勉強になったのはスマートウォッチか、安物ばかり2年で4個目(一個は交換)自分の用途使い勝手睨んで、最低限必要な機能を見極めることができるようになった〜そんな気もします。
肝心のVAIO-Tapはその後稼働順調です。
Tchaikovsky ピアノ協奏曲 変ロ短調(1968年ライヴ)/Mussorgsky 組曲「展覧会の絵」/Cherkassky「悲愴前奏曲」/Rimski-Korsakov「熊蜂の飛行」(1982年ライヴ)〜シューラ・チェルカスキー(p)/ジョージ・ショルティ/ロンドン交響楽団・・・Shura Cherkassky(1909-1995烏克蘭→亜米利加)のテクニックはお見事、ただ指が回るということに非ず、ショルティの入念なバックを得たTchaikovskyは技巧のキレ+なんとも云えぬ剛直骨太な味わいがあって、若手とは一線を画す表現の深さを感じました。第1楽章「Allegro non troppo e molto maestoso」冒頭ホルンのぶちかましからロンドン交響楽団は絶好調、中庸のテンポにピアノの微妙なタメも決まっております。(20:02)第2楽章「Andantino semplice」のたっぷり悠々とした歌は絶品!(7:16)第3楽章「Allegro con fuoco」はあまり慌てず、細部を曖昧にせず描き込んでピアノの音色にコクを感じさせるもの。(7:07/熱狂的な喝采有)音質も臨場感たっぷり。
「展覧会の絵」以降は73歳の記録、技巧の衰えをやや感じさせても味わい深さはそのまま。冒頭「プロムナード」は淡々と始まって「グノーム」へ速めのテンポに力みはないのもの。「古城」はしみじみと呟くように静謐、「テュイルリーの庭 」もデリケートに意外と控えめ。「ビドロ(牛車)」は堂々たる重量感に高揚し「卵の殻をつけた雛の踊り」はユーモラスに可愛らしいけれど、あまり流暢にタッチではない「サムエル・ゴールデンベルクとシュムイレ」は傲慢な金持ちと卑屈な貧者との対話の描き分けに味わい有。(このあとの「プロムナード」は晴れ晴れとした表情)「リモージュの市場」はちょいとたどたどしく、旋律は流麗に表現されない。「カタコンベ」はたっぷり間を取って、荘厳なローマ時代の墓の空間を感じさせる深淵。「死せる言葉による死者への呼びかけ」(ここは寂しく抑制したプロムナード)「バーバ・ヤガー」はたどたどしい、荒々しい迫力満杯。そして「キーウの大門」は堂々たる高揚を迎えて輝かしい貫禄に少々のミスタッチなんのその。(1:19-2:34-0:53-4:37-0:28-0:57-2:27-0:51-1:15-2:04-1:37-1:27-1:57-2:27-3:17-5:15/大喝采有)アンコールは自作の「悲愴前奏曲」はそっと寂しげに懐かしい(2:52)そして超絶技巧の見本みたいな「熊蜂の飛行」この細かい快速音型はおみごとでした。(1:37)
Debussy 交響的組曲「春」(Busser編/マリレーヌ・ドース(p))/ピアノと管弦楽のための幻想曲(マリレーヌ・ドース(p))/サキソフォーンと管弦楽のための狂詩曲(Roger-Ducasse編/ジャン・マリー・ロンデクス(sax))/クラリネットと管弦楽のための狂詩曲(セルジュ・ダンガン(cl))/レントより遅く(カテリーナ・ツラトニコヴァ(ツィンバロン))/バッカスの勝利/劇音楽「リア王」(Roger-Ducasse編)〜ルイ・ド・フロマン/ルクセンブルク放送管弦楽団(1973年初出)・・・これは懐かしいVOX4枚分/3枚目、協奏的な作品を揃えたもの。前回拝聴は2010年。貧しかった若い頃は「とにかく安いものを!」求めて、知名度世評など二の次、音楽はまず聴いてなんぼ、それ以来のお気に入り演奏と作品。やがて幾星霜。Louis de Froment(1921-1994仏蘭西)は廉価盤専門の指揮者?そんな勝手なイメージは極東日本の片隅の音楽愛好家(≒ワシ)の失礼な言い種。録音情報はとうとう探せず、一部1954年との表記を見掛けたけれど、それなり良好な雰囲気ある音質水準を考えると誤りと思います。ルクセンブルク放送管弦楽団(現ルクセンブルク・フィル)はホルンのヴィヴラートなど金管はかなり仏蘭西風情たっぷり、ちょいとローカルな味わい深いサウンドを堪能させてくださいました。こんな作品はあまりかっちりし過ぎないほうがよろしい。Debussyにしてはいまいちな知名度の作品ばかり揃えて、どれも名曲に間違いない。
「春」は若い頃の作品、オリジナルは消失して後年Henri Bu"sser(1872ー1973仏蘭西)が編曲したものだそう。薄靄がかかったように気怠く静謐、セクシーな管弦楽(とくに管楽器の音色)に吐息のように控えめなピアノが絡みます。(16:34)「幻想曲」はなんとも夢見るように甘く、しっとりとした「Andante ma non troppo」(15:16)呟くようにデリケートな「Lento e molto espressivo - III. Allegro molto」ラストは軽快に晴れやか、小粋に締め括りました。(8:43)美しい可愛らしい協奏曲は絶品ですよ。Marylene Dosse(1939-仏蘭西)はVOXに多く録音を残しておりました。
名手Jean-Marie Londeix(1932ー仏蘭西)によるサキソフォーン狂詩曲は背筋がゾクゾクするような極上の遣る瀬なさ、エッチの極みに切ない美音は時に雄弁、気紛れな管弦楽が絡みます。(9:43)Serge Dangain(1947-仏蘭西)はオーケストラのメンバーでしょうか?クラリネット狂詩曲は素直に、ちょっぴり線の細いクラリネットが控えめに歌います。(7:54)レントより遅くはツィンバロンの響きがなんとも妖しく揺れる切ない、儚いレントラー?昔から大好きな作品、オリジナルはピアノ曲でした。(4:33)バッカスの勝利は勇壮なファンファーレと行進曲風、やがて静かに収束します。(4:40)劇音楽「リア王」は不安げに剽軽な風情かからこれから事件が起こりそうな劇的な旋律が華やか。(3:31)
2024年10月某日/●隠居生活未だ初心者入門の日々
なんとなく微熱もあって肩も凝っているけれど、秋晴れの空にご近所買い物に出掛けました。(ウォーキングはわずか2.7km)ちょっぴり無駄遣いしたことを反省。今回は無事問題なく楽天Payが使えました。洗濯物はよく乾き、ストレッチ、YouTubu体操は短いのを2本実施。専門の方の指導はほんまに参考になります。今朝の体重は67.0kg+400g。菓子を喫した自覚はあります。
明日、総選挙投票日。10月23日共産党機関紙「しんぶん赤旗」が、非公認となった候補者が代表を務める政党支部に対して、自民党から政党交付金2,000万円を支給していた・・・との報道。選挙終盤、絶妙のタイミング。候補ではなく支部の政党活動に対しての支出との石破さんの言い訳も苦しく(逆ギレとの声も有)時期が時期だし、非公認はパフォーマンス、カネは「武士の情け」、そんな印象を与えたことでしょう。政治とカネ、一番痛いところを突いた報道、なんせ庶民は日々値上げに苦しんで節約しておりますから。それより投票率が心配です。60%に届かぬのは情けない。事前投票は前回より悪い数値らしい。マスコミの下馬評はいろいろだけど、趨勢はどこも一致して、ぎりぎり競り合っているところの結果が楽しみです。明日朝一番に投票に出掛けるつもり。清原の息子がどこからもドラフト指名されなかったのは残念。
Brahms 交響曲第1番ハ短調/悲劇的序曲〜クルト・マズア/ニューヨーク・フィル(1992-1995年)・・・Kurt Masur(1927-2015独逸)がニューヨーク・フィルの音楽監督を務めたのは1991-2002年。団員のインタビューによるとニューヨーク・フィルが楽団としてのサウンド・バランスを飛躍的に整えたのはこの時期だったとのこと。日本では人気No.1を争う人気作品(情報は古いかも)どの楽章も堂々たるこれぞ独逸!といった威容を誇って、第1楽章冒頭のティンパニ連打からカッコよい作品、じつは古典的二管編成。予想通りかっちりとして生真面目なフレージング、あざとい表現とは無縁のオーソドックスな表現。カスタマーボイスに「これは独逸の音」との評価があったけれど、たしかにかつてのニューヨーク・フィルのぽってり骨太に明るい(時に粗い)音に非ず、立派な演奏だけどサウンドに特別な個性や魅力にちょいと足りんのではないか・・・あまりに聴き過ぎた作品は食傷気味に感じるバチ当たり、切り口はあまりに期待通り予想通り、どこにも瑕疵はないけれど自分が期待したい演奏に非ず・・・ごめんなさい。ここ最近の小編成、軽快な演奏が気に入っております。(14:18-9:23-5:10-16:54)「悲劇的序曲」は金管の深い響きなど、その世評に違わぬ魅力ある手応え充分でした。(13:03)
Mahler 交響曲第5番 嬰ハ短調〜ルドルフ・バルシャイ/ユンゲ・ドイチェ・フィル(2001年ライヴ)・・・これはお気に入り、デーハーにパワフルな作品。ほんまに高校生の演奏?その事実が信じられぬほどの立派なアンサンブルと迫力でした。若者らしい清潔な響き、バルシャイの統率はクールに神経質、熱血の前のめりとは無縁の第1楽章「In gemessenem Schritt. Streng. Wie ein Kondukt」は葬送行進曲。冒頭のトランペットから響きは清潔、金管の迫力やアンサンブルは充分な実力。(11:55)第2楽章「Sturmisch bewegt. Mit grosster Vehemenz」嵐のような激烈なラッシュにも響きが濁らない。テンポは走らない。(14:32)第3楽章「Kraftig, nicht zu schnell」ホルンの牧歌的なソロが印象的なスケルツォ。金管の技量は充分に爽やかな響きが続きます。(18:32)第4楽章「Adagietto. Sehr langsam」一番人気の弦とハープのみ官能的な緩徐楽章もエッチさ控えめ、この楽章を批判される声も伺ったけれど、若ものだからこれで良いんです。(8:16)第5楽章「Rondo-Finale. Allegro giocoso」一歩間違えればノーテンキに台無しな風情に至るフィナーレも、余裕のパワーにバルシャイの統率が効いて馬鹿騒ぎに至らない。(16:20/拍手有)
2024年10月某日/●隠居生活未だ初心者入門の日々
昨日は終日曇り、それでも最高気温は27度C迄上がって、市立体育館往復は半袖短パンでも違和感はありません。気温もちょうどよろしく気分は爽快。洗濯、ストレッチ、いつものYouTubeエアロビクスも済ませたけれどMarina Takewakiさんご指導の動きには付いていけません。朝一番のトレーニングルームは空いていて、筋トレマシンは独占してしっかり鍛えました。今朝の体重は66.6kg▲800g。今朝、なんとなく風邪ぎみのような?感じ。そろそろ本格的な布団が必要かも。
船井電機(大阪)が破産、との報道。これはわが街の企業、ご近所市立体育館への通り道に毎日のように眺めておりました。負債は2024年3月期末時点で約461億5900万円だそう。知らんかったけれど2021年段階で身売りしていたんですね。その親会社がいろいろトラブルを抱えて、こんな結末になったらしい。かつてはプリンター(Lexmark)とか液晶テレビ、我が家ではVHSビデオ/DVDデッキを持っていたこともありましたっけ。立派な建物も看板を降ろして、建物ごと売られるか、更地になるんやろなぁ。びっくりドンキーの隣、できれば餃子の王将の出店望む。自分が40年以上前から眺めていた本社建物が消えていくのは、ちょっと気持ちが塞ぎます。トップも次々と変わって、きっと従業員も既にかなり辞めたと思うけれど、最後迄働いていた方はどうなるのでしょう。(2,000人解雇との報道有)
Tchaikovsky イタリア奇想曲/大序曲「1812年」/Rimsky-Korsakov スペイン奇想曲/序曲「ロシアの復活祭」〜マリオ・ロッシ/ウィーン国立歌劇場管弦楽団(1957年)・・・LP廉価盤時代に出ていたような?Vanguard音源。記憶も曖昧に懐かしいLP復刻音源は驚くほどの鮮明な音質。Mario Rossi(1902ー1992伊太利亜)は往年のオペラの巨匠、マイルドに明るいオーケストラの厚みのある鳴りっぷり、立派なアンサンブルはフォルクスオーパーに非ず、ウィーン・フィルの母体かも。(その後メールをいただき、フォルクスオーパーとのこと)ステレオ初期にはMercury(アンタル・ドラティ)英DECCA(ケネス・オルウィン)など似たような選曲に優秀録音が輩出されておりました。音質、演奏スタイルとも21世紀に現役、よく歌って意外とスッキリとしたモダーンな表現を愉しみました。華やかなファンファーレは騎兵隊の信号ラッパ、神妙な詠嘆から始まる「イタリア奇想曲」はやがて明るく優雅な旋律がワルツ風に華やかに登場、この辺りの金管はいかにもマイルド。テンポ・アップして表情風情はどんどん明るく軽快に。弦もたっぷり甘い響き。やがて冒頭の暗鬱な詠嘆が戻って、タランテラのリズムにテンポアップして熱狂的に幕を閉じました。(15:59)
「1812年」は荘厳な聖歌「神よ汝の民を救いたまえ」から金管が朗々と鳴り響き(これは余裕のパワー)「ラ・マルセイエーズ」、ロシア帝国国歌と仏露の戦いがわかりやすく、色彩豊かに表現される名曲。大砲に非ず、おそらく大太鼓に代替は残念。(14:45)スペイン奇想曲のノリノリのリズム感、変幻自在な舞曲、色彩豊かな変奏曲の描き分けはおみごと。ヴァイオリン・ソロも上手い。ラストのテンポ・アップもアツい盛り上がり。(14:58)「復活祭」導入主題は吉幾三「酒」にクリソツな名曲、三管編成に打楽器6種にハープも加わります。これはちょっとマイルドが過ぎてこじんまりしたかも。ラストのテンポ・アップは前曲同様にアツい追い込みでした。(14:50)
Bach ゴールトベルク変奏曲BWV988〜辰巳美納子(cem)(2020年)・・・変幻自在目眩くBachの名変奏曲は諄々として慌てぬ、じっくりとしたテンポ設定でした。流麗に流さず、じっくり構えて曖昧さのないタッチ。この名曲はピアノのほうが陰影や微妙なニュアンスの違いがしっかり表現できると感じるけれど、このチェンバロの説得力は凄い。次の変奏曲の変化変遷変容出現を心待ちにして、音色や強弱の単調さを感じさせません。ラスト、アリアの回帰に陶然といたしました。(4:18-2:07-1:30-2:13-1:40-2:04-1:17-1:59-2:09-1:53-1:41-2:36-2:32-4:41-2:18-3:29-3:03-2:12-1:31-1:34-2:25-2:49-1:23-2:28-2:55-5:55-2:42-2:28-2:48-2:25-1:50-2:15)
2024年10月某日/●隠居生活未だ初心者入門の日々
宮崎県にて記録的な大雨、土砂崩れやクルマが流されて犠牲者が出ているらしい。こちら昨日朝の雨はすぐ上がって、太陽が出て気温も29度C迄上がりました。痩せているのに体質的にコレステロールが高い女房殿は定期検査、朝食抜き。いつもの洗濯、ストレッチ、YouTube体操を済ませて買い物〜ちょうどヨーグルトが切れて牛乳が必要でした。ついでに自分用のシャンプーとか、先日来歯茎への効果顕著(奥歯の浮き?)な口中洗浄剤(夜用だけど一日三回使って、歯間ブラシもしっかり)試しに別なメーカーのものを入手、他食材補充など。短パンTシャツから秋向けに服装変更したらすごい汗!スマホアプリ上では立派な運動量に至りました。なのに今朝の体重は67.4kg+650g、間食もせず食事抑制してもこの増は?ガッカリ。
数日前の頭痛は治まって、毎日身体も動かしているけれど肩こりが治りません。気温が上下するから季節の変わり目は体調の維持が難しい。体調もナニだけど、それ以上に精神的に行き詰まって、なんせ日々な〜んもしてませんから。図書館に新聞雑誌を奪い合う引退爺の話題をあながち嗤えぬ自分ですよ。時間はたっぷりあるので音楽は聴くけれど、集中力が続きません。読書意欲はまったくなくて、テレビのバラエティ番組やドラマにもほとんど興味が持てず、ぼちぼちYouTubeを眺めているだけ。それも飽きてきました。料理も精神的にマンネリ、美味いもんを喰いに出る元気もなく、カネもそうそう潤沢にはありません。ぼちぼち爺友の定例酒馬鹿話にでも誘ってボケ防止、来月末には京都に学生時代のOB会があって来週参加締め切り、けっこうな人数が集まりそうです。全国各地各々の生き方に刺激をもらいたい。そう云えばアサヒビール来年2025年4月より値上げ発表。まだ上げていなかったとは、気付きませんでした。
Brahms 弦楽六重奏曲 第1番 変ロ長調/ピアノ五重奏曲 ヘ短調〜ウィーン・コンツェルトハウス弦楽四重奏団/フェルディナント・シュタングラー(va)/ギュンター・ヴァイス(vc)/イェルク・デムス(p)(1951-1952年)・・・この時期にして驚異的な音質、そしてたっぷり優雅な演奏。やっぱBrahmsは室内楽やなぁ、鬱蒼として内省的旋律風情は小編成が似合って重過ぎない。往年のウィーンの名手たちはちょっぴり憂鬱に、甘く作品を仕上げてしっとり美しい。
弦楽六重奏曲 変ロ長調は第1楽章「Allegro ma non troppo」なんとも落ち着いた渋い風情に始まって(1426)第2楽章「Andante ma moderato」は映画音楽に用いられて有名な嘆きの変奏曲。粛々と押し寄せる哀しい波は絶品でしょう。(9:56)第3楽章「Scherzo. Allegro molto - Trio. Animato」ここの軽妙な対比も印象的、ちょっぴり暗転もあります。(3:02)第4楽章「Rondo. Poco Allegretto e grazios」フィナーレは穏健に落ち着いた、まるで黄昏のような眩しさが広がって切ない。(10:27)
ピアノ五重奏曲 ヘ短調これはCD初期より愛聴していた音源。Jorg Demus(1928ー2019墺太利)は未だ20歳代の若者でした。第1楽章「Allegro non troppo」はド・シロウト耳には露西亜民謡の旋律に響きます。なんとも落ち着いて内省的、ときに激情も走ってステキなところ。(11:02)第2楽章「Andante, un poco adagio」はピアノと弦の静かな瞑想(10:50)第3楽章「Scherzo: Allegro」ここは闊達に躍動するリズムにしっかり力強く歩むところ(7:50)第4楽章「Finale: Poco sostenuto - Allegro non troppo - Presto, non troppo」は神妙な序奏からスタート。やがて時に劇的、時に落ち着いて静かなピアノと弦と対話が続いて、悠々雄弁に盛り上がりを見せて締め括りました。(10:54)
Rimsky-Korsakov 交響組曲「シェエラザード」(1960年)/交響曲第2番 嬰ヘ短調「アンタール」(1954年)〜エルネスト・アンセルメ/スイス・ロマンド管弦楽団/ローラン・フニヴ(v)・・・華やかにメルヘン、エキゾチックな旋律が続く名曲中の名曲「シェエラザード」は英DECCAの名録音、定評ある演奏でした。華やかに軽みのあるサウンド、バランスのよろしい語り口、微妙に細部詰めの甘いアンサンブルだけど、この作品には神経質な集中力より雰囲気豊かにゴージャスなメルヘンが重要でしょう。第1楽章「海とシンドバッドの船」(10:09)第2楽章「カランダール王子の物語」(1115)第3楽章「若い王子と王女」(9:40)第4楽章「バグダッドの祭り。海。船は青銅の騎士のある岩で難破。終曲」(12:27)
「アンタール」は英DECCA最初期のステレオ録音は前曲にくらべてちょっぴり落ちるけれど70年前!立派なもんですよ。知名度は落ちるけれど、これもわかりやすいオリエンタルな旋律続いて華やか、大好きな作品でした。第1楽章「アンタールの夢」(11:55)第2楽章「復讐の喜び」(5:11)第3楽章「権力の喜び」(5:42)第4楽章「愛の喜び」(8:29)
2024年10月某日/●隠居生活未だ初心者入門の日々
今朝は雨模様。昨日は終日曇り、最高気温は26度C空気はすっかり秋、これくらいが快適ですね。昨日朝の頭痛は鎮痛剤を服用したら軽快しました。洗濯、ストレッチ済ませてYouTube体操は【超超超楽な運動】とっても簡単で楽な体操で全身の代謝アップ&運動不足解消!そして市立体育館へ。経験的に火曜はいつも空いております。しっかり鍛えていつものメニューを消化して、体調も悪くありません。体重は66.75kg▲1.35kgけっこう喰ったのに?減りました。
映画「必殺仕掛人 梅安蟻地獄」1973年(テレビで)拝見しました。緒形拳(鍼医者梅安)主演、イメージとして梅安さんはこの人ですよ、やっぱり。主たる懐かしい出演者はほとんど鬼籍に入りました。悪役は本道医者の宗伯(小池朝雄/刑事コロンボの声)ろうそく問屋の伊豆屋長兵衛(佐藤慶/凄みがある)。そして仕掛の元締・音羽屋半右衛門(山村聰/重厚)誠実な浪人・小杉十五郎(林与一/ご存命。色男です)ほぼ原作に忠実だけど相棒の彦次郎が登場せず、音羽屋の身内の千蔵(津坂匡章/秋野大作)が小間使いに活躍します。現在はヴェテランだけど、当時は若い!宗伯の女に松尾嘉代(ご存命のようです/美しくセクシー)おもんさんはひろみどり(この方も現役)。時代なのかエッチなな場面がけっこうあって、仕掛けは暴力的に荒っぽい感じ。江戸の街風情には活気があり、殺陣がみごとなのは名人が多く生き残っていたのでしょう。
Dvora'k チェロ協奏曲ロ短調/(アンコール)鳥の歌(管弦楽伴奏付)/Bach サラバンド BWV1010/Mahler 交響曲第1番ニ長調〜ダニエレ・ガッティ/フランス国立管弦楽団/アンネ・ガスティネル(vc)(2014年シャンゼリゼ劇場ライヴ)・・・Daniele Gatti(1961-伊太利亜)による輝かしくヴィヴィッド、入念な表情付けも音質も素晴らしいライヴ。このオーケストラの首席在任は2008-2016、過去のセクハラ疑惑によりコンセルトヘボウはわずか2年で馘首、現在はシュータツカペレ・ドレスデンに復帰して活躍されているだそう。Anne Gastinel(1971-仏蘭西)は顔や名前は知っていたけれど、たまたま初耳だったと記憶します。この郷愁のチェロ最高の名曲に出会ったのはほんのこどもの頃、ぎらぎらするようなロストロポーヴィチとカラヤンの演奏(1968年)でした。ガスティネルのチェロは力強く、知的に気品を感じさせて優雅、ていねいな余裕のテクニックにいささかの疑念もありません。柄を大きく構えず、Dvora'kの懐かしい旋律をたっぷり堪能させてくださって、久々に作品そのものを堪能いたしました。ガッティのバックはバランス重視、一歩引いてソロを引き立てて、たっぷり郷愁な作品旋律を引き立たせるもの。けっこう合わせ上手、ラストのタメにもムダな力が入っていない。(39:16楽章間拍手入)アンコールもデリケートに静謐、シミジミ感動的でした。胸が締め付けられるように泣けます。(5:41-4:30)
青春の憧憬に充ちた名曲であるMahlerも新鮮な演奏でした。オーケストラは明るく、キレのある軽い響き、絶好調に聴こえます。ちょっと聴き過ぎて食傷気味な名曲もいつになく新鮮に響きました。
第1楽章「Langsam, Schleppend, wie ein Naturlaut - Im Anfang sehr gemachlich」大自然の清涼な空気にカッコウが啼き、やがて静かに歩みだす風情。わずかなテンポの揺れも効果的に沸き立つような情感、提示部は繰り返し。オーケストラのマイルドな響きが快い。ラストの追い込みもバランス感覚を失わない。第2楽章「Kraftig bewegt, doch nicht zu schnell」躍動するスケルツォ楽章もあまり力まず、爽やかな熱気と勢いを感じさせて、中間部のレントラーも優雅そのもの。ラストの金管にもキレを感じさせました。第3楽章「Feierlich und gemessen, ohne zu schleppen」神妙な葬送行進曲は清潔にたっぷり歌って、中間部のデリケートに夢見るような表情はそっと抑えめな表現でした。一歩間違えればノーテンキな馬鹿騒ぎになりかねない第4楽章「Sturmisch bewegt」。オーケストラの軽い響きに救われて、爽やかに華やかなフィナーレとなりました。(57:07楽章間熱狂的な拍手有)これは最近聴いたなかでのヴェリ・ベストな出来。
Debussy 夜想曲(パリ音楽院管弦楽団/合唱団/1938年)/カンタータ「選ばれし乙女」(ジャーヌ・ギア(s)/オデット・リキア(s)/サン・ジェルヴェ合唱団/パドルー管弦楽団/1934年)/神聖な舞曲と世俗的な舞曲(リリー・ラスキーヌ(hp)/管弦楽団 /1929年)/交響的素描「海」(パリ音楽院管弦楽団/1932年)〜ピエロ・コッポラ・・・Piero Coppola(1888-1971伊太利亜)による歴史的、ほとんど作品と同時代の記録。かれは晩年は瑞西にて作曲に勤しんだそう。もちろん歴史的録音水準を前提として、意外なほどの解像度に低音も効いて、作品や演奏の風情を堪能するに充分な音質でした。演奏スタイルは昔風の違和感に非ず、セピア色の小粋な味わいたっぷりに明晰、当時の空気感が愉しめました。
夜想曲は物憂い雲 (Nuages/7:23)軽快に、沸き立つように躍動する祭(Fetes/6:05)女声コーラスもしっかり神秘的なシレーヌ(Sirenes/8:57)技術的にもリズム感も(音質も!)まったく古さを感じさせない。
「選ばれし乙女」は三管編成にハープ2台も入ってけっこうな大規模管弦楽、ピアノ伴奏版もあるそうな。懐かしい、遣る瀬ない前奏曲から始まって、金管の音色が思いっきりセクシーな仏蘭西しておりました。そして女声合唱と語り手は仏蘭西語のニュアンス(意味はわからんけど妖しい風情)たっぷり。選ばれし乙女は朗々たる女声ソロの情感は極まって管弦楽のデリケートな絡み。そして女声合唱と語り手に静かに収束します。(17:08)「神聖な舞曲と世俗的な舞曲」は名手Lily Laskine(1893-1988仏蘭西)登場。1920年代!ですよ、さすがに音質はやや落ちだけれど、例の馥郁たるアルカイックな風情はしっかり伝わって、記録的な意味合いを超えて、作品の妖しい、夢見るような雰囲気はしっかり伝わりました。(3:58-4:37)
いちばん人気な「海」は実質交響曲。初めて出会った頃から難解な作品と感じてきて、それは旋律風情が天才的に気紛れ、そして調性が曖昧だから。やがてDebussyの天才のワザをちょっとずつ理解できるようになりました。第1楽章「海上の夜明けから真昼まで」題名通りの陽光と海原の波の動きが理解できる軽妙な始まり。表現的にはさっぱりと素っ気ない速めのテンポ、雰囲気はたっぷりでした。(8:00)第2楽章「波の戯れ」はいかにも気紛れなスケルツォ楽章、ここもテンポは速めにけっこうアツい。軽い弦、オーボエとイングリッシュホルン、フルートの音色がセクシーでした。(5:34)第3楽章「風と海の対話」冒頭の打楽器絡みの怪しい響き最高。細い音色のトランペット、さらさらとした流れはやはり素っ気なく、粘着質表現とは無縁な小粋でしょう。華やかなフィナーレでした。(7:14)
2024年10月某日/●隠居生活未だ初心者入門の日々
昨日も秋の清々しい天気、最高気温は25度Cとか。気持ちよく洗濯を干してからストレッチ、YouTube鍛錬は久々に【超楽】冗談抜きで体が変わる立ったまま腹筋運動(いの【大人のわがまま美活日記】)短く済ませて久々皮膚科へ朝一番早めにウォーキング、クスリが切れそうだったので。ついでに業務スーパーにお買い物も済ませました。待ち時間に確認すると二日ほど不調だったMy激安スマホはちゃんとつながることを確認できました。大谷ドジャースはWS決戦へ。DeNAはCS勝利。自分は今朝の体重68.1kg!+250g、身体しっかり動かしてこの結果、昼に一昨日のビーフシチュー残り完食、あれが高カロリーであったと類推。昨夜来片頭痛有、季節の変わり目に風邪でもひいたのか。
先日スマートウォッチ買い替え、ヘルスメーター(スマホ連携自動記録/1,500円ほど)到着して数週間ほど、なかなか快調です。少々の出費も毎日有効に使えばけっして高くはない、むしろもっと早く買っておけばよかった。2年ほど前1,000円也で衝動買いした1Lポット(ノーブランド)これがまったく保温性がよろしくなくて女房殿が怒って捨ててしまいました。そろそろ季節も深まってきたのでこの度、我が街が誇る象印(青)を入手、これが超優秀。朝入れた湯が夜になってもけっこう熱い、保温性に優れてそのテクノロジーに感心いたしました。
Schubert 交響曲第9番ハ長調(1961年)/第8番ロ短調「未完成」(1958年)〜ヴォルフガング・サヴァリッシュ/ウィーン交響楽団・・・Schubert交響曲9曲揃えて、結局ラストのハ長調交響曲「ザ・グレート」の悠々と美しい旋律ばかり聴いております。出会いはフルトヴェングラー(1951年)その白熱演奏は中学生時代の感銘の記憶も鮮明、当時FMから聴いたサヴァリッシュ/NHK交響楽団の演奏にガッカリしたしたものです。やがて幾星霜、Wolfgang Sawallisch(1923ー2013独逸)による旧録音、これはオーソドックスな穏健演奏に静かな感銘を抱きました。ウィーン交響楽団首席指揮者在任は1960-1970年。音質も良心的でしょう。第1楽章「Andante - Allegro ma non troppo」冒頭のホルンから茫洋とマイルドな音色、序奏からのテンポ・アップに主部への突入部分にもムリがない。アクの強いアクセントに非ず、中庸のテンポに歌謡的旋律を素直に表現、オーケストラのマイルドな響きにも好感を抱きました。(13:50)第2楽章「Andante con moto」途方に暮れた歩みも粛々淡々と着実、適度な力感が徐々に高揚して感銘を呼ぶもの。オーケストラの色はほんまに淡く素直。(15:17)第3楽章「Scherzo. Allegro vivace」低弦ごりごりパワフルなスケルツォにも力みはありません。ユーモラスにスウィングするリズムにも軽さと穏健を感じます。(10:30)第4楽章「Finale. Allegro vivace」晴れやかな表情に疾走するフィナーレは前のめりに急がず、金管は最後までマイルド。落ち着いてジミな風情がちょっと物足りないかも。(12:27)繰り返しはふだん聴き慣れた実施。
「未完成」は未完だけど、ほんま底知れぬ深遠を感じさせる名曲中の名曲。のびのびとしたスケールを感じさせるハ長調交響曲とはまた別な魅力でしょう。緊張感に充ちて小気味よいリズムを刻む第1楽章「Allegro moderato」は心持ち速めのテンポに金管の響きはマイルドだけど、けっこう激昂しております。(13:45)安寧の風情に始まる第2楽章「Andante con moto」やがてしっかりとした歩みに、やがて劇的な盛り上がりもやってくる・・・木管もホルンもシミジミ(11:55)音質は3年前だけど、こちらのほうがよろしい感じ。
Handel 組曲「水上の音楽」(Hamilton Harty版/ベルリン・フィル/1959年)/Ravel スペイン狂詩曲/Debussy 交響的素描「海」(フィルハーモニア管弦楽団/1953年)〜ヘルベルト・カラヤン・・・「水上の音楽」は二管編成+ティンパニも入った懐かしいHarty版。ちょいと遠慮気味のステレオ音質だけど、ベルリン・フィルの堂々たる厚みと、カラヤンのたっぷり濃厚な表現もHandelには似合っていると感じます。後年もの凄くゴージャスな合奏協奏曲(作品6)録音はあるけれど、カラヤンは再録音をしませんでした。Allegro(2:34)Air(6:05)Bourree-Hornpipe(1:43)Andante espressivo(4:25)Allegro deciso(4:07)「スペイン狂詩曲」も「海」も最初のモノラル録音。やや薄い音質だけどフィルハーモニア管弦楽団の清潔に軽めの響きは作品に似合って、カラヤンの表現には後年の雄弁や語り口の上手さが垣間見えても重くはならない・・・サウンドは微妙に薄味。妙竹林な組み合わせはたしかカラヤンのEMI音源集成の一枚でしたっけ?(4:55-2:02-2:33-6:18/8:59-6:48-8:25)
2024年10月某日/●隠居生活未だ初心者入門の日々
昨日日曜は快晴でも最高気温は23度C程度、すっかり秋ですよ、当たり前だけど。朝洗濯してからYouTube体操は【回すだけで脂肪燃焼】1週間で爆痩せ!立ったままできる肩甲骨エクササイズで全身ダイエット
済ませていつもより若干早めに体育館に出発、途中神社の山車(だし)巡行に出会いました。先日同じ町内の残念な火災に出会ったけれど(更に二人のご遺体がみつかったそう)こちらはめでたいですね。こども達の掛け声も可愛いらしい。日曜のトレーニングルームは常連メンバーはほぼ休み、時間が早いこともあって空いておりました。筋トレ・マシン独占状態+エアロバイク15分こなして、スーパーに食材補充に寄りました。昨日来My中(低)速使い放題激安1,100円/月のスマホが外ではネットがつながらない(Docomo回線)楽天Payが使えなくてカードにしました。
NBAグリズリーズにて河村勇輝大活躍!動画でいくつか拝見したけれど、小さい背丈なのに縦横無尽に動き回って、パス回し(ノールックパス!)も天才的。無事本契約に至ったそうです。なんかとても嬉しい。
NHK「サラメシ」を眺めていたらVAIOの安曇野工場が出てきて、温かい職場風情でした。SONYから分社されて既に10年!すると我がVAIO-TapはSONYのロゴが入っているから10年以上前の製品だったんですね。驚きました。HDD→SSDに変更してある中古品、立派にWindows11が動いてますよ。2年使い倒して故障なし、機能や速度的にもまったく不満はありません。今朝の体重は67.85kg+1.05kg!運動して食事も抑制気味なのになぜ増えるのか?夕食のビーフシチューがカロリー高かったのかも。
Ravel 左手のためのピアノ協奏曲/Prokofiev ピアノ協奏曲第3番ハ短調/組曲「キージェ中尉」/Koda’ly 組曲「ハーリ・ヤーノシュ」より3曲〜ジョン・ブラウニング(p)/エーリヒ・ラインスドルフ/フィルハーモニア管弦楽団/Dan Iorodachesc(br)*(1960年頃)・・・たしかProkofievのピアノ協奏曲も「キージェ中尉」も再録音があったような?これはCapital録音、極めて鮮明な音質は現役水準。John Browning(1933-2003亜米利加)は当時20歳代の若者、キレッキレのテクニックに爽やかに硬質なタッチが疾走して、ラインスドルフの熟達したバックとの組み合わせ、フィルハーモニア管弦楽団も充分な実力でした。重厚に気紛れなRavel(8:02-4:48-5:18)ハードだけど大衆的な旋律がわかりやすく、カッコよく躍動するProkofievの協奏曲(9:36-9:20-1:00)両者とも軽妙な若い勢い充分、爽快な演奏が続きました。
「キージェ中尉」は架空の人物に基づく抱腹絶倒のウソ話。バリトンも入った本格的な演奏はかっちりして立派だけど、やや生真面目に堅苦しいかも。キージェの誕生(4:10)ロマンス*(4:18)キージェの結婚(2:41)トロイカ(3:00)キージェの葬送(5:43)。Koda'lyの「ハーリ・ヤーノシュ」は抜粋なのが隔靴掻痒状態。きっと全曲録音はあるのでしょうね。これも滅茶苦茶楽しい作品でした。第1曲 前奏曲「おとぎ話始まる」(3:40)第4曲「戦争とナポレオンの敗北」(3:41)第6曲「皇帝と廷臣たちの入場」(2:44)
Mozart 協奏交響曲 変ホ長調K.364(アルトゥール・グリュミオー(v)/ウィリアム・プリムローズ(va)/オットー・アッカーマン/ケルン放送交響楽団/1955年)/セレナータ・ノットゥルナ ニ長調K.239(ヘルマン・シェルヘン/トロント交響楽団/1965年)/交響曲第41番ハ長調K.551(カレル・アンチェル/トロント交響楽団/1970年)・・・ネットに出現した気になる音源はどんどん入手して、半分以上聴けていない。そして失念する・・・そんなのを偶然再発見。Tahra 595-598の2枚目、1-3-4枚目の音源はどこに行ったのか?(1枚目は発見)閑話休題(それはさておき)往年の名手二人による協奏交響曲 変ホ長調K.364は音質も悪くないし、34歳のグリュミオーの美音は滴るように美しく、プリムローズとの掛け合いも愉悦に充ちてノリノリ、オペラ畑に活躍したOtto Ackermann(1909-1960羅馬尼亜?独逸?)の伴奏も闊達、コンサート指揮者としても活動していた珍しい記録となりました。それにしても天衣無縫の名曲!(12:20-11:30-5:43拍手なし)バロック風のオモロい編成であるセレナータ・ノットゥルナは同時代音楽の擁護者Hermann Scherchen(1891-1966独逸)のトロントへの客演。音も薄いし、妙にもっさりと神妙な演奏でした。第2楽章「Menuetto」が異様に遅く、たっぷり引きずるような浪漫的表現。(4:26-6:35-3:55)ラストはKarel Ancerl(1908-1973捷克)による(これも)珍しい音源。トロント時代の非正規?いくつか聴いた音源は残念音像遠く低く、ほぼ例外なく音質はあまりよろしくない。演奏そのものは闊達に躍動して軽快な熱気とノリが感じられるもの。アンチェルの「ジュピター」録音はほかになかったはずなので、これは貴重な記録でしょう。繰り返しはなし。フィナーレに向けていや増す熱気、失ったものの大きさに気付かされる演奏でした。(7:41-7:40-5:06-6:03)
2024年10月某日/●隠居生活未だ初心者入門の日々
今朝はけっこう冷えますね。17度Cくらい。昨日土曜。もう10月下旬に入るのに、相変わらず気温は高くて、最高28度Cくらいに上がっております。世間は総選挙、自民党本部に火炎瓶?が投げ込まれたり、裏金+怪しい宗教がらみ候補がけっこう善戦しているとか、物騒な闇バイトの話題ばかり。安易に当座のカネを求めて一生棒に振る若者の所業は残念。若い人には仕事がないのかなぁ、少子高齢化の時代にそんなことないと思うけど、マッチングが上手く行っていないのか。
切れかけの点眼薬をいただきに眼科迄往復4kmウォーキングは佳き運動、昼から雨との予報、実際は昼前に降り出して、ずぶ濡れの自転車学生や主婦が道を急いでおりました。久々、夜に掛けてたっぷり降りましたよ。もう十数年通って眼圧は正常維持、但し、副作用のドライ・アイには難儀しております。12時予約なのに小一時間しっかり待たされ、この女医さんは素っ気なく(とくに問題なければ)診立てをなにも伝えてくださらない。患者に現状を伝えることを知らない。今朝の体重は66.8kg+50g、ほとんど変わりません。これから体育館へ出掛けるけれど、もう短パンはムリかも。
朝、【♪ KechiKechi Classics ♪】の定例更新したら、トップ・ページ(index.htm)のタグを誤って大置換えしてしまって修復に四苦八苦、まだなんかおかしいかも。だいたい取り上げた題材もあまり気に入った音源に非ず、申し訳ない。9月に手抜き更新したWeber音源、HDDお釈迦事件に失った音源(涙)はようやく再入手なりました。
総選挙、各種マスコミの議席予想は種々それぞれ微妙に違って、刻々と動いてその分析も愉しみのひとつ。女房殿が「AI予測にこんなのが出ていた」〜その結果はマスコミ一般の趨勢とはちょっぴり微妙に違う・・・ネットで「IA 総選挙予測」で検索してもその記事は出現しないよ、そう云ったら「あるよ!」とスマホを見せてくれて、なんのことはYouTube動画でした。(それはそれで分析条件はそれなり誠実一理有)マスコミ一般の報道でもそう、SNS、そして動画はちゃんとその真偽や裏取り時系列を判断して接しないと、題名に釣られてあっという間に陰謀論者になってしまう。一般に「自分の求めるものしか見ない」のが人間の心理。自分も知らずノーミソが硬くなってしまうことに気を付けて自戒いたしましょう。
Beethoven ヴァイオリン協奏曲ニ長調/ロマンス*ト長調/ヘ長調〜ヨゼフ・スーク(v)/エイドリアン・ボウルト/ニュー・フィルハーモニア管弦楽団/ネヴィル・マリナー/ジ・アカデミー・オブ・セント・マーティン・イン・ザ・フィールズ*(1970年)・・・Josef Suk(1929ー2011捷克)もAdrian Boult(1889ー1983英国)も鬼籍に入って久しく、昔懐かしい録音だけど、これは絶品!気品に充ちて優しい美音を誇るデリケートなヴァイオリン。ボウルトの伴奏は抑制が効いて控えめにソロを支えて、落ち着いて静謐な風情に充ちた最高の協奏曲。諄々と力みのない説得力を感じさせる第1楽章「Allegro ma non troppo」カデンツァは先輩に当たるヴァーシャ・プルシーホダ(Vasa Prihoda, 1900-1960捷克)のものだそう。(25:12)のびのびと清楚な歌が清々しくも懐かしい第2楽章「Larghetto」(10:13)第3楽章「Rondo: Allegro」のフィナーレにもバランスのよろしい、肩に力の入らぬ上機嫌なソロとオーケストラは賑やかに非ずとっても親密。(9:31)協奏曲以上にお気に入りNo.1、安寧の旋律が流れるロマンスも同時期の録音。これ以上優しく切ないBeeやんはほとんど見たことはない。マリナーの伴奏も親密なもの。(7:13/8:26)
Mendelssohn 交響曲第3番イ短調「スコットランド」/劇音楽「真夏の夜の夢」序曲*〜エドゥアルド・ファン・ルムーテル/南西ドイツ放送交響楽団/ウィーン・フォルクスオーパー管弦楽団*(初出1959年)・・・ Edouard Van Remoortel(1926-1977白耳義)はすっかり忘れられた指揮者でしょう。セントルイス交響楽団の音楽監督には1958-1961年在任。これは廉価盤愛好家には懐かしい、貴重なVOX音源、LP復刻音質はやや乾き気味に薄いけれどまずまず、若干オフ・センター気味な音揺れもあります。Mendelssohnの交響曲にさほどの入れ込み、こだわりはないので、この鬱蒼とした浪漫な40分ほどの穏健旋律を心置きなく、中庸のテンポに過不足なく最後迄愉しめたからそれでOK。第1楽章「Andante con moto - Allegro un poco agitato - Assai animato」(13:43)第2楽章「Vivace non troppo」(4:17)第3楽章「Adagio」(9:33)第4楽章「Allegro maestoso assai - Allegro maestoso assai」(10:39)「真夏の夜の夢」序曲もそっと囁くような始まりから、夢見るような旋律が躍動しました。(11:54)
2024年10月某日/●隠居生活未だ初心者入門の日々
な〜んもしていないのに一週間はあっという間。昨日は曇り空、時々小雨もありました。女房殿はこども食堂のボランティアに出掛けたけれど、自分はいつも通り。体調はよろしく、朝一番の洗濯、ストレッチ+YouTubeエアロビクスは【初心者OK!】1日9分!ダンス×筋トレで楽しくストレス発散しよう!実施して市立体育館へ。トレーニングはいつものメニュー消化中、受付のお姉さんから奥様に連絡してほしいと伝言有???リュックに入れたスマホが摩擦で偶然「緊急連絡」女房殿に届いたらしく、もともとそんな操作方法も理解しておりません。先日スマホ保護にゴム製の側を付けてなかなかよろしかったけれど、我がリュックにはポケットが少なくて、大きな背中収納部分に入れて画面に常時摩擦有、これが異常操作の要因でした。要らぬ電話代掛かったんじゃないか。
仕方がないので帰り、スーパー食材仕入れのついでにダイソーへ、手帳型スマホケース(300円也税抜)入手。あまり好みじゃないタイプだけど背に腹は変えられぬ・・・しっかり鍛錬終え、シャワーも浴びて体育館を出るとパトカーやら消防車が次々と通り過ぎます。すると大阪産業大学をちょっと超えたところ、山側に大きな炎と煙をリアルタイムで目撃〜火事だったのですね。かなり近い。ご近所住民は騒然としておりました。(新聞報道によると一人ご遺体が発見されたそう。ほか数名連絡がつかないとか)今朝の体重は66.75kg▲650g。
Tchaikovsky バレエ音楽「白鳥の湖」/バレエ音楽「眠れる森の美女」/バレエ音楽「くるみ割り人形」〜エフレム・クルツ/フィルハーモニア管弦楽団/ユーディ・メニューイン(v)*(1958年)・・・これはたしかLP廉価盤時代に「三大バレエ」抜粋として出ていたもの。白鳥の湖にはメニューインが参加している話題もありました。Efrem Kurtz(1900ー1995露西亜→亜米利加)はバレエ実演の経験も豊富、今回その音質がリアルに鮮明なことに初めて驚きました。バレエ音楽はけっこう好きで幾度か実演にも行ったけれど、正直なところ音楽のみ三大バレエ各々全曲一気聴きは集中力が続かない。こうして馴染の旋律エエトコ取り抜粋していただけると、ド・シロウトにはありがたいもの。小学生以来古参のクラシック音楽ファンとして、この辺りはどうしても疎遠になりがち、こうして久々の拝聴はどの楽曲も細部迄昔馴染み、夢見るように甘美な旋律をたっぷり堪能、新鮮に受け止めました。フィルハーモニア管弦楽団は華やかに清潔なサウンド、メルヘンの表現が上手いですね、メニューインが参加しているのもどんな経過なのか、美しいソロ(*)と切ないチェロの絡みが堪能できました。
バレエ音楽「白鳥の湖」より情景(2:48)ワルツ(6:56)白鳥の踊りno.4*(1:20)白鳥の女王の踊りNo.5*(7:20)ハンガリア舞曲(3:02)
バレエ音楽「眠れる森の美女」よりワルツ(4:28)グラン・パ・ダクション(バラのアダージョ)(6:01)青い鳥(フロリナ王女のお話)(5:18)
バレエ音楽「くるみ割り人形」より小序曲(3:15)行進曲(2:35)アラビアの踊り(3:23)トレパック(3:28)金平糖の踊り(3:50)花のワルツ(4:40)パ・ドゥ・ドゥ(4:49)終末のワルツ(4:40)
Koda’ly 組曲「ハーリ・ヤーノシュ」/ガランタ舞曲/「飛べよ孔雀」による変奏曲/マロシュセーク舞曲〜アンタル・ドラティ/フィルハーモニア・フンガリカ(1973年)・・・これは英DECCAによるほぼ20年ぶりの再録音。自分の記憶の中ではMecury録音(「ハーリ・ヤーノシュ」/マロシュセク舞曲/ガランタ舞曲/1956-58年)と一緒になっていて、初めて違う新しい音源であることに気付きました。目の覚めるような音質、残念ながら既に解散したオーケストラもノリノリに上出来でした。Hary Janosは歌劇から抜粋された組曲、これが一番著名でしょう。ほら吹き農民のぜんぶ嘘八百荒唐無稽な冒険談はリズミカルにユーモアたっぷり。第1曲 前奏曲「おとぎ話始まる」(3:22)/第2曲「ウィーンの音楽時計」(2:17)/第3曲「歌」(5:26)/第4曲「戦争とナポレオンの敗北」(4:00)/第5曲「間奏曲」(4:45)/第6曲「皇帝と廷臣たちの入場」(3:17)
Galantai tancokは冒頭のホルンやクラリネットの音色も極上の味わい「Lent」(4:38)「Allgretto Moderato」(2:37)「Allegro con moto,grazioso」(1:28)「Allegro」(3:05)「Allegro vivace」(3:27)ラスト、ノリノリのテンポ・アップ、ラッシュ最高!泥臭い民族的な旋律が続いて大好きな作品ですよ。
The Peacock Variationsは幻想的に静かな主題から始まって、快活なリズム、優雅な歌に溢れて美しい変奏曲。東洋的な風情もたっぷり漂って荘厳。ラストは快活な締め括りでした。主題「Moderato」(3:54)第1変奏「Con brio」第2変奏/第3変奏「Piu mosso」第4変奏「Poco marcato」第5変奏(0:48)第6変奏「Malcato」(3:54)第7変奏「Vivo」第8変奏「Piu vivo」第9変奏/第10変奏「Molt vivo」(3:01)第11変奏「Andante espressivo」第12変奏「Adagio」(5:33)第13変奏「葬送行進曲」第14変奏「Andante con rubato」第15変奏「Allegro giocoso」第16変奏「Mastoso」(5:29)「Finale,Vivace」(3:57)
Dances of Marosszekは優雅な大地の夜明けのような始まりから切なく、劇的な旋律を切々と歌って詠嘆に雄弁な作品。そして期待通りのテンポ・アップに熱は高まっります。Bartokと並べられることが多いKodal'yだけど、こちらのほうがずっと平易に懐かしい感じ。「Maestoso poco lubato,con moto」「Moderato」「Vivace」「Allegro con brio」(12:25)
2024年10月某日/●隠居生活未だ初心者入門の日々
昨日は秋晴れ。洗濯物は気持ちよく乾いたけれど、相変わらず気分は落ち込んだまま、買い物に出かける意欲もなく、外食でも〜そう思ったら夕方より女房殿は婆さんのケアマネさんとの打ち合わせがあるとのこと。仕方がないのでご飯を炊いて、食材の在庫で軽く手抜き料理を仕立てました。相変わらずの幼児虐待、残虐乱暴な強盗のニュースが続いて、日本はどうなってしまうのでしょう。西田敏行さん逝去(76歳)残念。寂しいなぁ。「ぐりとぐら」(これは息子世代)「いやいやえん」(これは自分が幼い頃愛読した傑作)作者、児童文学者の中川李枝子さん逝去(89歳)息子が小さかった頃によく読んだものです。昨日はストレッチとYouTubeの体操のみ、身動きせずに体重は67.4kg▲50g誤差の範囲、これからしっかり鍛えてきましょう。冷蔵庫はすっからかんなので食材買い物も必要です。明日の眼科予約をしました。
SNS型の投資詐欺の主犯逮捕とか。手口は巧妙との報道だったけれど、その内容をちょっぴり伺うと巧妙でもなんでもない「絶対儲かる、間違いなく儲かる」釣り話しからSNSへの誘導しただけ、世の中に「ラクして儲かる」そんな美味い話は市井の俄投資家=ド・シロウトに棚牡丹するはずもない。まだロマンス詐欺のほうがときめきと夢がありそうな・・・こともないか。そこそこ真面目に働くか、自分のように引退世代は慎ましく、節約して生きるしかないと思います。
昨日朝拝見した「坂のある街」美しい描写に比べて、昨日自らの「朝からビール爺+ぶち切り婆」のなんとも品も風情もない一文にため息が漏れました。いくらカッコ付けても自ずと真実の=素の姿は浮かび出るものです。
Mendelssohn 序曲「フィンガルの洞窟」/Mozart ヴァイオリン協奏曲第5番イ長調K.219/Mendelssohn 交響曲第3番イ短調「スコットランド」〜マキシム・エメリャニチェフ/スコットランド室内管弦楽団/アリーナ・イブラギモヴァ(v)(2024年ヴュルツブルグ・ライヴ)・・・Maxim Emelyanychev(1988-露西亜)は欧州を中心にバロック音源を演奏している若手らしい。時節的に露西亜での活動は難しいことでしょう。これは新しい演奏記録、音質極上。驚いたのは「フィンガル」からモダーン楽器によるピリオド・スタイル奏法、スコットランド室内管弦楽団ってこんなクールに切れ味のあるサウンドでしたっけ?Alina Ibragimova(1985-露西亜→英国) は今やもっとも旬の現役ヴァイオリニスト、この人も古楽器を駆使する人、キレッキレの技巧に華やかノリノリなMozart最高。「スコットランド」もスッキリとした響きに躍動と陰影が感じられる、一気呵成な演奏、これからが愉しみな逸材でしょう。かつて長く苦手系だったMdendelssohnの名曲、鬱蒼とした風情が続く平易な旋律、ラストは明るく締め括られる40分も長さを感じさせません。(10:15/8:31-9:54-814/17:01-4:17-8:26-10:15)
Franck ピアノ五重奏曲ヘ短調〜ヤッシャ・ハイフェッツ/イスラエル・ベイカー(v)/ウィリアム・プリムローズ(va)/グレゴール・ピアティゴルスキー(vc)/レナード・ペナリオ(p)(1961年)・・・弦は男性、ピアノは女性を表現して、その官能的なやり取りがとってもエッチな妖しい名曲は大好き。Jascha Heifetzas(1901ー1987立陶宛?→亜米利加)は第1楽章「Molto moderato quasi lento」から浮き立つような快速テンポに前のめり、往年の名手を揃えて各々自己主張しつつ主導はあくまでハイフェッツのセクシーなヴァイオリン、熱の入った詠嘆のアンサンブルを聴かせてくださいます。(14:25)第2楽章「Lento, con molto sentimento」はまるで延々と寄せては返す、ため息混じりのつぶやき(8:16)風雲急を告げる第2ヴァイオリンの不安げなトレモロから始まった第3楽章「Allegro non troppo ma con fuoco」は揺れ動くようにエッチな対話が続きます。このフィナーレはちょっと急ぎ過ぎて、やや開放的な感じ。(8:11)名曲。
Chopin アンダンテ・スピアナートと華麗なる大ポロネーズ〜エミール・ギレリス(p)/キリル・コンドラシン/ソヴィエット国立交響楽団(1952年)・・・7月HDDお釈迦事件に手持ちChopin音源は全部失いました。愛聴していたルービンシュタイン音源全滅も残念。この作品も演奏も大好きでした。これはたまたまEmil Gilels(1916ー1985烏克蘭)の音源を探っていたら出現したもの。音質はこの時期のソヴィエットにしてはかなり良心的、硬質なタッチがニュアンス豊かに、静かに語りかける「Andante Spianato: Tranquillo」(5:05)「Polonaise: Allegro Molto」はローカルなリズムが力強く躍動しました。(8:54)
2024年10月某日/●隠居生活未だ初心者入門の日々
昨日は終日曇り空、最高気温は25度Cだったそう。それでも洗濯物の外干し問題なし。前日身動きしなかったワリに▲300gに気を良くして、半袖Tシャツ+短パンでの市立体育館行きに問題はありません。本日は29度C迄気温は上がる予報。点眼薬が切れそうでぼちぼち眼科の予約が必要です。
プラごみを出しに行ったら、黒尽くめのカッコ良い70歳ほど?自転車爺がベンチに座って喫煙+朝からビール(風飲料安物)ロング缶、これからお仕事ですか?吸い殻放置、自転車でも酒気帯び運転、困った人ですよ。
ご近所一斉草刈りの合間を縫って、生き残った蔓性の植物(名前は調べていない)これを熱心に結んでフクザツに絡み合う育成数か所、みごとな繁茂を楽しみしていたら、時々ぶち切られてその先が枯れている・・・それを快く思わぬ人もいるんやろなぁ、そう思っていたら犯人目撃。背の小さい婆さんがその辺り構わず雑草をぶち切りつつ散歩、二度目撃したから間違いないでしょう。大きく広がった葉は元が切られれば一気に萎れて、無惨に枯れてしまうけど、もとより雑草だから文句つける筋合いでもない・・・ぶち切り婆さんは人生になんのストレスがあったのか、憎しみを蔓性の植物にぶつけて力強く生命を断ち切っておりました。
いつものストレッチは時間切れで半分ほど+YouTube体操のお兄さん風【3か月で 11kg】朝トレで脂肪を落とす!1日中脂肪が燃える体で朝をスタート!実施後、空いていたトレーニングルームにいつもの筋トレ+エアロバイク有酸素運動15分、手抜きなしに鍛えてきました。二日で内臓脂肪1%減(それが正確かどうかは別として)なのに今朝の体重は67.45kg+200g誤差の範囲だけど、思うように減りません。
Prokofiev バレエ音楽「ロメオとジュリエット」(抜粋)〜エド・デ・ワールト/ロッテルダム・フィル(1973年)・・・Edo de Waart(1941-阿蘭陀)は引退済。ロッテルダム・フィル音楽監督は1973ー1985年在任。当時30歳そこそこ未来を嘱望された若者でした。LP時代に優秀録音として称賛された音質、中低音が充実して高音にハデな刺激のないPHILIPS録音のバランスは耳に快いもの。ロッテルダム・フィルの響きも同様しっとりと厚みがあって、誰も知っている夢見るように優雅に劇的な旋律を、余裕を持って煽らず走らず叫ばず、オーソドックスに歌ってくださいました。これももう半世紀前の記録となったのですね。Prokofievは、時に時代の先鋭を走ったようなハードに破壊的な作品に出会うけれど、これはずいぶんと浪漫的にわかりやすい作品。
モンタギュー家とキャピュレット家(5:37)少女ジュリエット(4:14)仮面(2:01)メヌエット(2:52)修道士ロレンス(2:59)踊り(2:07)西インドの娘たちの踊り(2:34)ある場面(1:38)タイボルトの死(4:44)ロメオとジュリエットの別れ(8:56)ジュリエットの墓の前のロメオ(7:35)
R.Strauss 交響詩「英雄の生涯」(1958年)/歌劇「火の災い」より「ラヴ・シーン」/歌劇「インテルメッツォ」より「間奏曲」変イ長調/歌劇「サロメ」より「7つのヴェールの踊り」(1947年)〜ビーチャム/ロイヤル・フィル/スティーヴン・スターリク(v)・・・Thomas Beecham(1879ー1961英国)はその世代にしては良好な音質の録音を多く残してくださいました。ブルーノ・ワルターと双璧かな?「英雄の生涯」は驚くべき鮮明かつ臨場感ある音質、そしてロイヤル・フィルの艷やかなサウンド、金管の迫力パワーに驚かされ、ビーチャムの優雅に余裕の統率にたっぷり満足できるものでした。それはデーハーに大見得切って雄弁な作品風情に相応しく、そして気品を感じさせるもの。じつは1947年モノラル録音もあったらしい再録音とのこと。79歳ご老人の演奏とは思えぬセクシーな響きにはいささかの濁りもなく、余力を残してグラマラス、当時20歳代だったSteven Starykも艷やかなソロを聴かせて名残惜しい。(4:04-2:46-13:01-8:15-4:38-4:02-6:17)
残りは旧録音と同時に録音されたと類推されるモノラル録音。なかなか優れた選曲、音質はかなり良好。あまり演奏機会は少ない「ラヴ・シーン」は纏綿と堪能の高まりを歌い(7:53)「間奏曲」は静謐な瞑想(5:36)著名な「7つのヴェール」は妖しくもセクシーな風情に迫力と躍動たっぷり。(8:46)
2024年10月某日/●隠居生活未だ初心者入門の日々
昨日も好天、最高気温は29度C迄上がって、いやもう10月も中旬ですよ。睡眠不如意に体調はいまいちだけど、例の体操のお兄さん風YouTube体操は短いの継続「短期間でどうしても痩せたい主婦専用!飛ばないHIITで脂肪を燃やす」は実施。あとはじっとしておりました。昨夜も途中覚醒して、どうも睡眠の質がよろしくない。今朝の体重は67.25kg▲300g。本日は小雨が降るそう。
衆院選開始。無罪確定した袴田さん44年ぶり選挙権回復の話題には胸を打たれました。マイコプラズマ肺炎感染過去最高更新中、小さな孫のことが心配です。
ゲーム改竄「チート行為」で摘発、との報道。自分はインベーダーゲームに挫折して以来50年ほど?筋金入りの「ゲームご遠慮」派でございます。だからあまりことの重大さは理解できていないけれど、世間には頻度や熱意さておきゲームを楽しむ方は多くて、ネット環境が整ってからの世代は熱心に「改造」に取り組んで、ある18歳の若者がとうとう訴えられ、家裁送りに至ったとのこと。損害賠償は100万を超えるとか。
某ゲーム内に無敵のキャラクターを勝手に作り上げて、捕まったら「それが罪になるのは知らなかった」とのこと。幾度も警告は届いて、それは無視していたそう。ゲームのことはわからないけど、ネット対戦なんでしょ?「チート行為」(そんな用語も初耳)を自慢気に世間に披露していたんでしょう。親はびっくりしたやろなぁ。自分の過去経験概念から外れた事件が出てきております。
Stravinsky バレエ音楽「妖精の口づけ」(全曲)(1963年)/歌と踊りによるブルレスケ 「きつね」(1955年)〜エルネスト・アンセルメ/スイス・ロマンド管弦楽団/ジェラルド・イングリッシュ/ジョン・ミチンソン(t)/ピーター・グロソップ/ジョセフ・ルーロー(bs)/ジョン・リーチ(ツィンバロン)・・・のちにディヴェルティメントとして半分ほどの長さに再編されたけれど、これは原曲。初演は1928年、アンセルメは両方録音しているんだそう。この時期はミシェル・シュヴァルベがコンマスなんですね。Tchaikovskyのピアノ曲から親しみやすい旋律を流用して、わかりやすくメルヘンな旋律サウンドを作り上げて穏健そのもの、アンセルメの語り口の上手さ、バランスの良さが光ります。
第1場「プロローグ」は神妙にしっとりとした風情に始まり(8:23)第2場「村の祭り」はノンビリ牧歌的な味わい(11:05)第3場「風車小屋にて」には懐かしい優しい風情が流れます(14:42)第4場「エピローグ(永遠の棲み家の子守歌)」不気味に始まって、幻想的に静謐なエピローグ。妖精の口づけを受けると死んでしまうのですね。(8:41)
「きつね」は英語版、1916年完成、初演は1922年アンセルメが担当。「兵士の物語」同様(冒頭の雰囲気も似ている)第1次世界対戦による困窮中の切り詰められた室内編成、狐、鶏、猫、山羊に扮した4人のダンサー登場、狐が鶏を騙して、猫と山羊が助ける〜といった筋書きだそう。ユーモラスリズミカルに闊達な雰囲気たっぷり、先の「妖精の口づけ」と併せて音質は極上でした。(16:47)
Mahler 交響曲第10番 嬰ヘ短調(E. Krenek版)「Adagio (1st movement)」(1961年)/Shchedrin ピアノ協奏曲第2番(1966年)〜ロディオン・シュチェドリン(p)/ゲンナジ・ロジェスト・ヴェンスキー/モスクワ放送交響楽団・・・Gennady Rozhdestvensky(1931ー2018露西亜)30歳の記録。LPの記憶はあるのに(これ1曲収録!のみ)CD化されていない?Mahler未完の作品録音。音質は良好でした。やや遅めのテンポ、じっくり噛み締めるようにていねいな細部描きこみ、怪しさと狂気漲(みなぎ)って明晰、このまままっすぐ新ウィーン楽派に向かうことが予感できる充実演奏でした。オーケストラもデリケートなアンサンブルに、例の如く骨太に優秀。(27:52)このLP復刻音源のフィル・アップはRodion Shchedrin(1932-露西亜)自らのソロによるピアノ協奏曲。これが滅茶苦茶オモロい!この人は相当なテクニシャンですね。自在に破壊的なソロに始まる第1楽章「Dialogues」伴奏は鋭い金管の呼応(おそらく伴奏は金管+打楽器のみ)無調の静かなアルペジオが徐々に走り出して伴奏は緊張感鋭く呼応しました。やがて静かに不安げに終了。第2楽章「Improvisations」だけどほんま即興なのか、それとも楽譜表記のある即興風なのか?ジャズ・コンボ風ノリノリの熱狂。第3楽章「Contrasts」これは静かなところと小粋なJazzが交互に登場して変拍子炸裂、カッコよいフィナーレを迎えました。(24:03)これも音質良好。
2024年10月某日/●隠居生活未だ初心者入門の日々
昨日は体育の日、予報通り快晴、最高気温は29度C迄上がりました。市立体育館は市民体育祭とやら、出店とか健康診断とかこどもがたくさん集まっておりました。自分は内臓脂肪を撃退すべくトレーニングルームにいつもの筋トレ+エアロバイク15分、帰りスーパーに寄って、新しいスマートウォッチのウォーキング記録を試しました。ま、記録するだけで歩くことに変わりないけど、秋空に気分爽快・・・と思ったら、なぜか夜眠りが浅く、挙げ句左脚が攣って苦しくなかなか快復せず途中覚醒、困ったものです。今朝の体重は67.55kg▲550g。
本日衆院選公示。ここは維新の牙城、藤田幹事長の選挙区でした。
観ていないけど・・・ドラマ「極悪女王」評判良いですね、現在有料放送だけど無料地上波に登場しないでしょうか。主演級の三人の女優さんがホンマに身体つくって鍛えて、スタント抜きで技を出しているんだそう。根性ありますよ。
観ようかな、と思っていた映画「スオミの話をしよう」これは評判よろしくないみたい。ほんまの映画ファンはため息が出るようなB級映画もしっかり最後まで鑑賞するんだそう。こちらもちろんほんまもんに非ず、評判が悪ければ2-3年待ってテレビの放送を待とうかという不埒な野郎でございます。この辺りが意欲減退の兆候か。
Mozart オーボエ四重奏曲ヘ長調K.370/Crucell ディヴェルティメント ハ長調/J.C.Bach オーボエ四重奏曲第1番 変ロ長調/Mozart オーボエ五重奏曲ハ短調K.406(K.388)〜マックス・アートヴェズ(ob)/エリセ・ボートネス(v)/ドミートリー・ゴロワノフ(va)/トゥー・ラウトルプ(va)/ラーシュ・ホルム・ヨハンセン(vc)(2002年)・・・これはCDが発売されてすぐに購入した記憶有。Max Artved(1965-丁抹)他、演奏陣はあまり知らないけれど、腕はたしかに愉悦に充ちてヴィヴィッドに躍動する作品、そして演奏。音質も極上です。MozartのK.370は誰でも知っているオーボエ最高の名曲、Allegro(6:33)Adagio(3:18)Rondeau: Allegro(4:27)晴れやかに天翔る天才のワザをスムース軽妙に堪能させてくださいました。
Bernhard Henrik Crusell(1775-1838芬蘭土)は初耳作品、というか記憶がないだけか。ディヴェルティメントは Allegro(3:35)Andante poco Adagio(4:30)Allegro(1:50)このネーミングの意味はなんなのか?これも晴れやかに明るいオーボエ五重奏曲にウキウキが続きました。大Bachの末息子J.C.Bachの作風は初期Mozartにクリソツ、こちらのほうが師匠なんでしょう。 陰影豊かに快活な旋律作品ですよ。Allegro(5:40)Rondeau: Grazioso(4:40)
ラストは弦楽五重奏曲ハ短調K.406乃至管楽五重奏ハ短調K.388からオーボエ+弦楽4人に編曲して、劇的に疾走する深みのある作品。もちろんこれはオリジナルから名曲、この編曲にも全く違和感はない優雅な風情が続きました。Allegro(8:12)Andante(3:53)Menuetto in canone(4:03)Allegro(6:08)ほの暗い変奏曲は大好き。Beethovenのピアノ協奏曲第3番ハ短調第3楽章「Molto allegro」によく似ております。久々にMozart中心にオーボエ、室内楽を堪能いたしました。
Beethoven ピアノ協奏曲第5番 変ホ長調「皇帝」〜ルドルフ・フィルクスニー(p)/ルドルフ・ケンペ/ロイヤル・フィル・・・リーダース・ダイジェスト録音、つまり英DECCAのチームによる優秀録音。これがいろいろ調べても正確な録音年がわかりません。Rudolf Kempe(1910-1976独逸)のロイヤル・フィル首席在任は1961-1975年だからちょっと幅があって、頼みのDiscogsには1979年初出RCAのLPが一番最初の情報として出現するのみ。1960年代中盤でしょうか、なかなか臨場感ある立派な音質と演奏でした。Rudolf Firkusny(1912ー1994捷克)には他スタインバーグ(1957年)ウリ・セガル(1971年)との録音が探せます。勇壮に前向きに力強い、そして晴れやかなスケールを誇る名曲、第2楽章「Adagio un poco mosso」深遠なる変奏曲別格として、両端楽章はあまりに立派過ぎて苦手と感じてきました。しっかりとした技巧、凛々しい音色も瑞々しい余裕のていねいな演奏、ケンペのバックもソロとのバランスは理想的・・・いろいろ云々するほど作品に入れ込みが足りません。ごめんなさい。(20:41-17:51)
2024年10月某日/●隠居生活未だ初心者入門の日々
連休最終日。昨日日曜も予報通りの秋晴れ続き。食材不足分は某ボランティアに出掛ける女房殿にお願いして、せっかくの好天にどこにも出掛ける意欲もなし、布団と洗濯物を気持ちよろしく干したのみ。ストレッチと10分ほどのYouTubeエアロビクスは実施したけれど、ぐったり居眠り無為無策な生活が続いて季節は深まります。今朝の体重は68.1kg+750g身体を動かさないとこうなる。内臓脂肪が増えました。
開幕迄半年。大阪万博の前売券の販売状況は低調、目標としている1,400万枚、販売実績はおよそ714万枚、目標の半分程度と低調、との報道有。
「ミャクミャク」夜空に、ドローンショーで機運向上、そんな記事もあったけれど、自分は絶対に行きません。大金を投資して一時施設を作って未来を見せる・・・みたいな時代じゃないでしょ、もう。ムリムリなんとか工事は間に合わせて(これは天井知らずの公共投資、おそらく利権絡み?)そこそこの来場で終わるんやろな、きっと。そのあとのカジノも将来未来に禍根を残しますよ。
Martinu チェンバロ協奏曲/プロムナード/2つの小品/チェンバロ・ソナタ/2つの即興曲/de Falla チェンバロ協奏曲〜ヤナ・ヴィチョディロヴァー/モニカ・クノブロコヴァー(cem)/ミハウ・マコウレク/レンツカ・コジェルコヴァー=シムコヴァー(fl)/ヴァーツラフ・フュルバッハ(fg)/アデーラ・シュタイノチロヴァー(v)/ダニエラ・オエルテロヴァー(v)/エレオノラ・マチョヴァー(v)/ヴォイチェフ・セメラード(va)/トマーシュ・ストラシル(vc)/ヤン・ブブレ(cb)/カレル・ドフナル(cl)/ヴラディスラフ・ボロヴカ(ob)・・・偶然聴いたMartinu チェンバロ協奏曲にはびっくり!おそらくは30年ほど前に聴いてカセット・エアチェックしたMarinuの作品、そのリリカル・ヴィヴィッドなバロック風情が忘れられない・・・けれど、作品名失念して、ずっと探してとうとう再会できました。バロック音楽合奏協奏曲風、ほんの小さな編成をバックにちょっぴり素っ頓狂にユーモラス、明るく小味な躍動が感じられる1935年の作品。時代的にBach復興、音量豊かなモダーン・チェンバロ用の作品でしょう。バックは室内楽規模に小さいもの。Poco allegro(6:27)Adagio(4:31)ここのフルートが雄弁。Allegretto(6:37)Monika Knoblochovaは捷克の人だと思うけれど、その他の演奏家含めてなかなか情報が探せません。
「プロムナード」はふくよかなフルートとチェンバロのための軽快軽妙に愉しく可憐な作品。Poco allegro(1:58)Adagioはしっとり(2:25)Scherzando(1:51)Poco allegro(2:23)2つの小品はちょっと暗く寂しく、ちょっぴり劇的。途中剽軽な躍動も入ります。Lento(3:20)Allegro con brio(2:54)。リリカルなチェンバロ・ソナタ(7:30)懐かしい風情漂って、Scarlattiを連想させる2つの即興曲(2:26-2:22)以上チェンバロ・ソロが続きました。
de Fallaのチェンバロ協奏曲もMartinu同様実質上の室内楽風作品。こちらのほうが有名でしょう。20世紀チェンバロ復興の祖・ワンダ・ランドフスカが委嘱して1926年初演して評判はいまいち、彼女は二度と演奏しなかったそう。これは快活に緻密雄弁な作品、クラリネットとオーボエが加わった分、伴奏にぐっと厚みが加わって聴き応え充分。これも躍動するバロック風情たっぷり。Allegro(3:24)Lento (giubiloso ed energico)(6:42)Vivace (flessibile, scherzando)(4:19)これはBach以来のチェンバロ表現の可能性を20世紀以降に広げる作品集でした。
Rachmaninov ピアノ協奏曲第3番ニ短調/Schumann ピアノ協奏曲イ短調〜マリヤ・グリンベルク(p)/カール・エリアスベルク/ソヴィエット国立交響楽団(1958年)・・・露西亜関係の音源ファイルをHDD事故で全部なくして、ネットに再入手すべくいろいろ探っていたら、ちょいと珍しいのが出現しました。Maria Grinberg(1908ー1978)オデーサに生まれたユダヤ系、生前はずいぶんと苦労したらしい。日本での知名度さておき、録音はたくさんあります。Rachmaninovはライヴ音源?モノラルだけどまずまずの解像度。強靭な技巧が要求され、そして例の濃厚に甘い旋律をたっぷり歌う余裕も必須な作品、第1楽章「Allegro ma non tanto」から中庸のテンポに力みもなく、前のめりに走らぬ余裕、ライヴとは思えぬ説得力ある完成度でした。(16:13)連続する第2楽章「Intermezzo. Adagio」(10:36)第3楽章「Finale. Alla breve」(14:45/拍手有)は作品構造がわかりやすく、懐かしく高揚する旋律が頻出して流れが行方不明にならない。フィナーレに向けて自然な流れに熱が高まって、音質云々乗り越えて馴染の作品がこれほどわかりやすく、ラスト迄集中できたのも久々。
Schumannはセッション録音?これも似たような音質だけどまずまず。これも濃厚な浪漫の旋律をたっぷり歌って、その甘美な旋律の説得力は充分、第1楽章「Allegro affettuoso」からデリケートに揺れてテクニックは骨太に余裕でした。(19:09)第2楽章「Intermezzo; Andante grazioso」の名残惜しい間奏曲は大好き。(5:10)第3楽章「Finale; Allegro vivace」フィナーレの愉悦に溢れて華やかなノリもステキでした。(10:52)これも自分が経験した中ではヴェリ・ベストを競う出来。Karl Eliasberg(1907ー1978露西亜?)は長くレニングラード交響楽団(フィルハーモニーに非ず)の首席として在任(1937-1950)Shostakovichの交響曲第7番「レニングラード」を初演した人。両曲とも万全な伴奏でししょう。
2024年10月某日/●隠居生活未だ初心者入門の日々
世間では快晴の連休、自分にとっては年中連休盆正月休みの連続、いつも変わらぬ生活が続きます。朝晩すっかり涼しくなって、今年の夏は厳しい暑さだったので、その対比に感慨も深く、体調も徐々に落ち着いております。いつもの洗濯、ストレッチ+YouTube鍛錬はほんの8−9分ほどの体操を済ませて、市立体育館を目指しました。朝一番のトレーニングルームは空いていてマシン独占、お隣から聞こえてくる高校生の剣道部活の元気よろしい掛け声に励まされていつものメニュー、エアロバイク15分有酸素運動をこなしました。気分爽快。今朝の体重は67.35kg+550g、昼飯ちょっと喰い過ぎました。
新型コロナ・ワクチンを巡っての匿名での誹謗中傷が跋扈しているようです。ワクチンの効果や副反応について疑念や意見があるのなら、堂々と実名で論拠を示したらよろしい。自分がいやだったら、接種しなければよいでしょう。それを医療関係者に罵詈雑言はないと思うなぁ。実際の効果や、副反応の検証は必要だと思いますよ。自分も一過性だったけど、心臓上室性期外収縮と診断されましたもの。なんか日本人の悪い風潮が行き過ぎた行為になっているような・・・イヤな世相でっせ。
ご近所の大阪産業大学は先日来入試真っ最中、受験生や学校関係者、けっこうマスクしている人は多いですね。コロナやインフルエンザ対策でしょうか。そして我が家との往復道中にはけっこうな量マスクが廃棄されております。
SVリーグ女子開幕戦はBS放送中継。NECレッドロケッツ川崎vs埼玉上尾メディックス戦には巴里五輪メンバー和田由紀子、山田二千華は出てこない、岩崎こよみもスタメンには出ていなくて途中出場。島村春世、黒後愛など顔見知りは大活躍。上尾は粘り強く3連続セット取って開幕戦を飾りました。古賀の引退は寂しくて、代わりに伯剌西爾の大砲ロレイナを入れたのですね。背番号2を引き継いだ佐藤淑乃も愉しみ。でも、これ以降地上波やBSでの放映はないみたい。残念。Bリーグに比べて人気はまだまだなんでしょうか。
J.StraussU シャンペン・ポルカ/ワルツ「南国のバラ」/ワルツ「ウィーンのボンボン」(ミネアポリス交響楽団/1956年)/Dhona'ny 喜歌劇「ピエレットのヴェール」より「ウェディング・ワルツ」/Lehar 喜歌劇「メリー・ウィドウ」ワルツ/Walduefel スケーターズ・ワルツ(フィルハーモニア・フンガリカ/1958年)〜アンタル・ドラティ・・・これはMercuryによるAntar Dorati(1906ー1988洪牙利→亜米利加)のワルツ・ポルカ集録音からの抜粋、ほかには「芸術家の生涯」「春の声」(ミネアポリス交響楽団)「ジプシーの女王」ワルツ、「オーストリアの村つばめ」「シェーンブルンの人々」(フィルハーモニア・フンガリカ)が存在するらしい。この時期にして驚異の音質。自分の嗜好はちょっぴりユルいアンサンブルに鄙びたリズム、ワルツにはあまりかっちりと上手いオーケストラは似合わない・・・まぁ、フリッツ・ライナーのステキな演奏もあるけれど、嗜好の方向としてはそんな感じ。ミネアポリス交響楽団にはいつも似たような感慨を抱くけれど、技術的にはしっかりしてもサウンドに味気が足りない・・・ステキなウィンナ・ワルツやポルカもきっちり生真面目に演奏していかにもドラティらしいけど、なんだかなぁと云った感じ。ちょっとマニアックな作品を集めたフィルハーモニア・フンガリカのほうが、素朴なリズムと躍動が感じられて(それなりかっちりしたアンサンブルでも)なかなかの味わいと愉悦、Dhona'nyの作品は初耳だけど、わかりやすい旋律に愉しいもの。いまや滅多に音源も探せない「スケーターズ・ワルツ」も優雅にマニアックでした。(2:40-8:45-8:07/5:49-6:24-7:50)
Beethoven 交響曲第6番ヘ長調「田園」〜ジョージ・セル/ニューヨーク・フィル(1955年)・・・Beeやんの交響曲全集音源は手当たり次第目に付くものは入手して、半分も聴けていない。ぼちぼち処分を開始しております。ジョージ・セルは欠くべからざる自分にとっての必須、久々に確認しようと圧縮ファイルを閲覧したら・・・この第6番ニューヨーク・フィル録音出現、すっかり失念しておりました。なんか怪しい音源だっけ?そう思ったらCBSの正規録音だったのですね。バーンスタイン以前ミトロプーロス時代のニューヨーク・フィルは暖かい骨太なサウンドに引き締まって好調、クリーヴランドの厳しく切れ味あるサウンドとのテイスト違いを実感できます。音質はまずまず、解像度はかなり高くて聴きやすい音質でした。自然描写と村人の心情が暖かく表現される名曲は、第1楽章「Allegro ma non troppo」から適性を感じさせる中庸のあまり動かさぬテンポに懐かしい。提示部繰り返しなしは残念。(9:57)第2楽章「Andante molto Mosso」も心持ち速めのテンポに沸き立つよう、ムリのない流れの良さ、オーケストラのコントロールもおみごと。(11:35)第3楽章「Allegro」村祭の賑わいは足取りしっかりと楷書の表現に力強い。ホルンの響きも充実。(5:19)第4楽章「Allegro」風雲急を告げる嵐の情景はパワフルな爆発、低弦とティンパニのキレはなかなかの緊張感(3:36)第5楽章「Allgretto」そして嵐が過ぎ去って村人の感謝の念にシミジミ溢れた清冽なフィナーレがやってきました。厚みのあるオーケストラの響きがなかなか魅力的。(9:39)これは最近聴いた「田園」中のぴかいち。
2024年10月某日/●隠居生活未だ初心者入門の日々
週末に向けて過ごしやすい好天が続きます。夜はちょっぴり冷えますね。大阪にて乳児虐待死、こんな悲劇は幾度繰り返されるのか。たった今苦しんでいるこどもが日本のあちこちに隠れているんやろな、切ないっす。そして大山のぶ代さん逝去、享年90歳。ドラえもんは天に召されました。
韓国の女性作家、韓江(ハンガン)さん(53)ノーベル文学賞受賞。隣国にそんな凄い人もいたのですね。一度その著作を読んでみたいものです。ノーベル平和賞には日本被爆者団体協議会受賞。そしてVリーグ始まって、開幕戦地上波ゴールデンタイム生中継、大阪ブルテオン対大阪サントリー・サンバース、関西のチームなのに東京の開催なのは集客とスポンサーをを考慮したものか。西田と高橋、山内と小野寺、エバダデン・ラリーや山本など巴里五輪メンバー揃えて、海外より強力助っ人も登場してそのパワー、スピード、技、会場の熱気に痺れました。3-0で大阪ブルテオン圧勝。
いつも通りの洗濯、ストレッチ、そして体操のお兄さん風「【即効痩せ】あっという間に体が変わると人気の足踏み運動【短時間ダイエット】」ほんの10分ほどだけどけっこう効きました。それを済ませて業務スーパーに食材仕入れに出掛けて目標の往復6,000歩超え(朝のストレッチ+YouTube鍛錬含む)ぼちぼちTシャツ+半ズボン外出は難しい季節になってきました。今朝の体重は66.8kg▲250g、これは誤差の範囲、やや出すべきものがすっきりしていない自覚有。
Bruckner 交響曲第1番ハ短調(Linz Ver)〜ジョージ・ショルティ/シカゴ交響楽団(1995年)・・・Georg Solti(1912-1997洪牙利→独逸→英国)は世評ほどの好みに非ず、例えば先日聴いたShostakovichには少々ガッカリしたもの。Brucknerは世評に反してとてもお気に入りでした。彼の全集音源はHDD事故にて全滅、幸い.mp3音源をネットに発見できたので再聴を進めております。三管編成、1868年初演44歳の作品、詳細理解していないけれど「リンツ稿」は最初の版に近いものらしい。これは期待通りの引き締まった硬質サウンド、シカゴ交響楽団の金管パワーが輝かしい演奏でした。英DECCAの録音も鮮明そのもの。自分の勉強不足により、あまりぴん!と来ていなかった作品にしっかり手応えいただきました。
第1楽章「Allegro」途方に暮れた静かな歩みの開始から、やがて金管の爽快な爆発が雄弁、木管や弦の落ち着いた響きが好対照・・・なかなかの緊張感ある劇的名旋律。シカゴの金管は鳴り切って、ショルティの決然とした切れ味メリハリ最高。(12:07)
第2楽章「Adagio」低弦から始まる、思わぬ美しい旋律、それにホルン、フルートが加わって感動的な高揚が粛々とやってきました。(13:01)
第3楽章「Scherzo」Brucknerのキモはスケルツォ。不安げに叩きつけるような主題はMozartのト短調交響曲K.500第3楽章「Menuetto」に影響を受けたものだとか(Wikiより)この緊張感切迫感はショルティのパワフルな切れ味が際立つ劇的なもの。(8:10)
第4楽章「Finale. Bewegt feurig」「運動的に、火のように」指定通りに冒頭から激烈なリズムを刻んで力強い始まり。細かい音型はパワフルに疾走して、金管乱舞は文句なし。後年の作品のような安定したクライマックス構成に非ず、ちょっとエピソードがあちこちな感じだけど、ショルティの手腕かなぁ、けっこう感銘深く聴かせて、ラストは壮麗に締め括りました。(13:29)
Brahms ピアノ協奏曲第2番 変ロ長調〜マウリツィオ・ポリーニ(p)/ユージン・オーマンディ/フィラデルフィア管弦楽団(1971年ライヴ)・・・この類の音源は音質が心配。Maurizio Pollini(1942ー2024伊太利亜)これは31歳のライヴ、思わぬ良好な音質でした。彼も亡くなったんやなぁ、新旧立派なセッション録音が残っているし、ムリして聴かんでも良さそうな非正規?音源。鬱蒼とスケール大きな「ピアノ・オブリガート付きの交響曲」は、ライヴでもキレッキレ爽快なテクニックに間違いなし、オーマンディは合わせものが上手いし、オーケストラも文句なく輝かしいもの。(17:09-8:50-12:42-9:23/17:28)
2024年10月某日/●隠居生活未だ初心者入門の日々
朝は20度Cに届かず、昼は快晴に28度C迄上がって洗濯物はよく乾き、布団も気持ちよく外干しできました。朝一番ストレッチとYouTube鍛錬は【50代必見】お家でバンザイするだけで全身の脂肪が落ちて太らない体に!くびれもできる食後すぐの有酸素運動【食後血糖値/お腹痩せダイエット】。いつもながらバレエの動きを基礎に体幹を鍛える所作は短くてもかなり効きます。(60代=ワシにはそうカンタンには効かんでしょう)そして道中秋の風も爽快に市立体育館を目指しました。いつもの筋トレ+エアロバイク15分有酸素運動根性入れて、なんとか内臓脂肪を撃退すべく努力いたしました。今朝の体重は66.9kg▲450g、未だ脂肪はやや多いとの評価。
衆議院解散総選挙へ。少子高齢化人口減、円安問題物価高に実質賃金減、福祉医療教育問題、異常気象環境悪化、原発やエネルギー問題解決の先行き、話し合いが通じぬ隣国問題、移民と治安など、問題山積だけど投票率はせめて60%を超えてほしい。
裏金や統一教会に関係の深い議員が小選挙区でどうなるのか。政府与党寄り立場が潔い旗幟鮮明な田崎史郎さんによると「当選が難しいなと思う6人を非公認」蜥蜴の尻尾切りをしたとのこと。杉田水脈さんは比例公認は難しそうだ、との情報。公明党は自民党非公認や、比例重複を認められなかった候補を一部推薦しているのには驚き、ここ最近不調な維新の結果にも注目しております。もちろん「右」から「左」各々の行方、種々各選挙区も。もし高市さんが勝っていたら、裏金議員は全公認だったのか、それもわかりやすくてオモロかったのかもね。自分も場末からささやかな清き一票を忘れず入れるつもり。
Debussy 前奏曲集第1巻第2巻〜ワルター・ギーゼキング(p)(1953-54年)・・・鉄板の世評名盤。かなり以前高音質CDが発売され、なんでこんな昔のモノラル録音が???なんて不思議に思った記憶も鮮明だけど、こうして聴いてみると納得。しっかりと低音の幅を感じさせるええ音ですよ。Debussyの作品はどれも変幻自在というか自由自在、天才による突拍子もない旋律リズムに難解さをずっと感じてきました。そして幾十年粘り強く繰り返し聴き続けて、その妖しい静謐、重苦しくも切ないリズムは隅々迄心に沁みるようになりました。この間ディノ・チアーニとかユリ・エゴロフを聴いていて、けっこう煽って激しい起伏表現に驚いたもの。こちらかなり冷静と云うか落ち着いて、極端な表現の幅を作らず、それでいて充分な陰影と奥深さが感じられるもの。細部ほとんど聴き知った官能的な旋律は、一気にラスト迄集中して聴き通すことができました。最高。
第1巻 デルフの舞姫(3:13)帆(2:44)野を渡る風(1:58)夕べの大気にただよう音と香り(3:31)アナカプリの丘(2:48)雪の上の足跡(3:29)西風の見たもの(2:46)亜麻色の髪の乙女(2:26)さえぎられたセレナード(2:16)沈める寺(6:34)パックの踊り(2:27)ミンストレル(2:15)
第2巻 霧(2:51)落葉(3:03)ヴィーノの門(2:51)仙女たちはあでやかな踊り子(2:48)ヒースの荒野(2:34)奇人ラヴィーヌ将軍(2:29)月光に濡れる謁見のテラス(3:50)水の精(2:51)ピックウィック殿讃頌(2:10)カノープ(2:46)交互する3度(2:27)花火(3:22)
Gershwin ピアノ協奏曲へ調(ユージン・リスト(p)/サミュエル・アドラー/ベルリン交響楽団/1971年)/Barber ピアノ協奏曲ホ短調(アボット・ラスキン(p)/ダヴィッド・エプシュタイン/MIT交響楽団/1976年)
・・・The Golden Age of the Romantic Piano Concerto/秘曲を集めたもの・・・だけど、これは秘曲とは云えぬけっこう知名度がある作品でしょう。Grofe編曲であった「ラプソディ・イン・ブルー」も名曲だけど、こちら自ら管弦楽伴奏を仕上げてブルースの風情に溢れてノリノリ。たっぷり一人前の協奏曲として愉しめる、大好きな作品。Eugene Listには1957年録音もあって、これは再録音、彼の技量にいささかの疑念もないけれど、Samuel Adler(1928-亜米利加)の伴奏がどうも反応が鈍いと云うか、響きが安っぽくてファンキーなノリに足りない感じ。旧西側のオーケストラが響きが薄くてあかんのか、それとも音質問題かなぁ。第1楽章「Allegro moderato - Cantabile - Poco meno scherzando」(12:46)第2楽章「Andante con moto」(11:14)第3楽章「Allegro con brio」(7:06)
Barber ピアノ協奏曲ホ短調はかなり以前より聴いていて、今回初めて録音年が特定できました。作品的にも演奏もほとんど記憶に残っていなくて、これが音質も上々だし、オーケストラも(マサチューセッツ工科大学のオーケストラ?も意外と立派)ネットを調べても素性が見えぬAbbott Ruskinも思わぬキレのある好演!なにより劇的な作品風情に驚きました。第1楽章「Allegro appassionato」はかなり劇的硬派に不安げ、いつになく前衛風情に破壊的な始まり。キレのあるソロと伴奏のタイトな対話はわかりやすく続きます。ラストは静謐から冒険活劇風、けっこう好き。(14:30)第2楽章「Canzone: Moderato」ピアノは瞑想的にデリケートな囁き。弦をベースに遠いホルンや木管がエエ感じ。(7:49)第3楽章「Allegro molto」不運休を告げる金管の絶叫から、ピアノは野蛮に破壊的な超絶技巧を要求されそうな切迫感が続きました。(6:18)Barberって「遅れてきたロマンティスト」なんて云われてきたけれど、けっこうハードじゃないの。すっかりこの作品を好きになりました。
2024年10月某日/●隠居生活未だ初心者入門の日々
予定通り衆議院解散、総選挙へ。
呑んだ翌日は途中覚醒幾度、夢見もよろしくない。今朝は18度Cですか?朝雨は上がって最高気温は26度Cとか、過ごしやすい季節になりました。体調は悪くないけど、酒の後は終日どんより。ストレッチはサボってYouTubeエアロビクスは10分ほどの軽いウォーキング脂肪燃焼、そして9時半オープンの激安美容院を目指して5番札。先客はかなり危うい、足元もお歩付かぬご高齢者ばかり、ようやく念願待望の眼鏡マスク越し北川景子似の美容師さんにカットしてもらいました。声は高くて、しかも大阪弁なのは当たり前。100円ショップに(先日割ってしまった)日常使いのグラスとスマホのゴム緩衝材入手、更に食材しっかり入手して帰宅したら総歩数5,467歩、ようやくあたり前に正確な計測ができるようになりました。朝、さっさと衆議院選挙ポスター掲示板ができておりました。未だ解散していないのに。スマホ連動の体重計はなかなかよろしい感じ。今朝の体重は67.35kg、ここからスタート、自動で詳細記録されます。トータル標準体重だけれど脂肪やや多く、内臓脂肪が問題、骨量筋肉量は標準とのこと。女房殿のスマホも設定しておきました。前機は婆さんのところへ。
ラーメン店の倒産が増えているとのこと。食材費光熱の高騰、従業員の確保に苦しんで挙げ句「1,000円の壁」が要因なんだそう。自分は年に数回しか通わないけれど、なんか理解できるなぁ、その窮状は。中華料理店は堅調なようで、食材変更や量の調整が調理人の技量で工夫できるんだそう。さらに、米菓メーカーの倒産や廃業 過去最多ペースで増加とのこと。これは例の米不足、そして諸経費値上げ、人手不足に関連してのことらしい。
世の中の好調業種や不調、例えば円安に伴う輸出業界はよろしいのか、どうもその様子が実感できません。日本は食品輸入が多いはず、数少ない国産主力品のひとつである米が値上がりして、そりゃなんでも値上げになるのもなんとなく理解できます。中東で戦争勃発すれば原油にも影響あるのでしょう。世間事情に最近疎くなってあきまへんな。
Stravinsky バレエ音楽「ミューズの神を率いるアポロ」(コロムビア交響楽団/1964年)/バレエ音楽「アゴン」(ロサンゼルス・フェスティヴァル交響楽団/1957年)/バレエ音楽「カルタ遊び」(クリーヴランド管弦楽団/1964年)〜イーゴル・ストラヴィンスキー・・・Igor Stravinsky(1882-1971露西亜)による自演音源はけっこう苦労して集めた挙げ句、HDD事故により全部お釈迦に、幸い主要なものはネットより再入手できたけれど、痛恨〜だけど一度確認したらそれで良いかも、そんな作品演奏もあったし、これも人生の巡り合わせでしょう。大人気な三大バレエに比べて知名度、人気、演奏機会はいまいちなバレエ作品だって名曲!オーケストラや録音時期はバラバラだけど、音質はどれも予想外に良好。どれも素朴に素っ気なく、飾りのない乾いた風情はなかなか味わい深い演奏に仕上がっておりました。
なんともアルカイックに弦が響いてわかりやすい「アポロ」。これは西海岸のコロムビア交響楽団なのか、録音場所情報がわからないのでなんとも云えないけど、たっぷり瑞々しく、どことなく牧歌的にルユい風情でした。(4:31-2:55-4:37-1:31-1:16-1:30-2:07-3:49-3:19-3:13)ドデカフォニーがクールで掴みどころのない「アゴン」録音は当時、同時代の音楽を集めた先鋭的な音楽祭でもあったんでしょうか。臨時編成の?楽団も技量は充分だけど、なんとなくたどたどしい。こんな乾いた辛口無情な作品もけっこう好き。(1:48-1:38-1:10-0:50-1:19-1:18-1:27-0:50-0:58-0:54-1:31-0:52-4:14-1:42-0:33-2:31)「カルタ遊び」(Card Game/時代遅れ和訳)これはジョージ・セル時代のオーケストラがひときわ輝かしい。各ラウンドの序奏が素っ頓狂に無遠慮、ユーモラスな風情に始まる作品は、意外と緻密な集中力に表現されました。(5:17-9:44-7:34)
Beethoven ピアノ協奏曲第4番ト長調〜アルトゥール・ルービンシュタイン(p)/ヨゼフ・クリップス/RCAヴィクター交響楽団(1956年)・・・ちょっぴり響きは濁ってやや大味っぽいけれど、これは驚異のステレオ録音。Arthur Rubinstein(1887-1982波蘭)初回の全集より。それでもこの時期もう69歳だったんですね。神経質にならぬぽってりと暖かいタッチ、機械的にならぬよく歌うフレージングは名人芸でしょう。クリップスのバランスよろしいサポートも万全でした。第1楽章「Allegro moderato」Beeやんには珍しい、順々と説得するような始まり。(18:54)第2楽章「Andante con moto」ここは不安な風情から絶品の瞑想、ソロの激情は即興的に革新的なもの。(4:41)第3楽章「Rondo Vivace」まるで春の訪れのように穏健に喜ばしいフィナーレでした。(10:04)
2024年10月某日/●隠居生活未だ初心者入門の日々
気温は下がって、当たり前にすっかり秋の風情。
田辺市にて90歳運転のクルマに6歳がはねられて意識不明の重体とか、いったいこんな悲劇は幾度繰り返されるのか。いくら元気でしっかりしても90歳ですよ、視野やとっさの判断行動に遅れは出ることでしょう。晩年にこんな残念な事故を起こしたほうも悲惨、自分は次の免許切り替えで返上して、現状通りクルマなしでも生活できるよう工夫いたしましょう。人気お笑いグループ、ジャンポケ斉藤が契約解除とか。最近芸能界は不祥事続き、残されたメンバーは活動継続してもエラい迷惑でしょう。驚いたのが奥様が「事実と違う」とSNSに発信して、いずれ「一方的な行為ではなかった」目くそ鼻くその類、しかも奥様が云々するのも可哀想というか、こどももいるのに・・・要らぬ心配をしております。きっとすぐに忘れられるのでしょう。じぶんもほぼ興味はない話題でした。
前日の体調不良を経、昨日は朝からいつもの洗濯、ストレッチ復活、YouTube「10 MIN STANDING BOOTY WORKOUT」これがけっこう下半身に効く! 体調はやや怪しいけれど、呑みに出掛けるのでしっかり鍛えるべく市立体育館へ。トレーニングルームはマルチチェスト最悪独占野郎が先着してバーベルとスマホ持ち込んで占有、一通り筋トレメニュー終えて、エアロバイク15分有酸素運動終わったところでようやく空いたので実施出来。結論的にいつも通り鍛錬できました。すっかり秋の風、時に小雨もあったけれど道中往復涼しく、爽やかに6,163歩(これはスマホ計測)帰宅したらまず体重計が既に届いて、午前中のうちに新スマートウォッチも到着、早過ぎまっせ。設定したつもりだけれど、ちゃんとできたかどうかわかりません。今朝の体重は67.25kg(?)凄く減ったように見えるけれど、これは前の機器の数値が多めに出ていたんだと思います。
眼瞼下垂の手術を無事終えた爺友慰労の酒、LINEでは「眼瞼下垂」→「いぼ痔」に話をすり替えたり「お目々パッチリ整形手術」じゃないのか、そんなツッコミを入れておきました。奥様は現在優雅に土耳古観光旅行中らしい。寿司屋〜いつもはすぐ帰るのに、2軒目も付き合ってかなりしっかり呑みました。かっぱ横丁は数十年ぶり?当たり前だけど梅田は凄い人出ですね。爺友とのバカ話しも佳きボケ防止でっせ。帰りはすっかり雨、最寄りの駅からタクシーで帰りました。
Shostakovich チェロ協奏曲第1番 変ホ長調/チェロ協奏曲第2番ト短調〜アレクサンドル・イヴァシュキン(vc)/ヴァレリー・ポリャンスキー/モスクワ交響楽団(1997年)・・・Alexander Ivashkin(1948-2014露西亜)とはあまり知らぬ名前だけどヴィヴィッドに驚異的なキレ味、新興のオーケストラもなかなかの充実したアンサンブル。両作品ともロストコポーヴィチのための作品なんだそう。(初演も彼)それにしてもなんとズズ暗い音楽なんでしょう。協奏曲第1番 変ホ長調はホルン一本という変則的な編成、そのホルンがチェロと並んで大活躍します。第1楽章「Allegro」からリズミカルな躍動がシニカル素っ頓狂リズムに嫌味なユーモラス。(6:15)第2楽章「Moderato」(11:33)第3楽章「Cadenza」(5:52)第4楽章「Allegro con moto」(4:50)こちらは未だ、なんか作品そのものはわかりやすい。第2番イ短調に至ってその暗さは底知れぬもの。ユーモラスの欠片もない暗鬱連続。こちらトランペット、トロンボーン、チューバを含まず、金管楽器はホルン2本のみ。8種の打楽器にハープも加わりました。この作品には未だ入り込めず、歯が立ちませんでした。第1楽章「Largo」(15:44)第2楽章「Allegretto (attacca)」(4:21)第3楽章「Allegretto」(16:18)
Tchaikovsky ピアノ協奏曲第1番 変ロ短調/Dvora'k 交響曲第9番ホ短調「新世界より」〜ユーリ・テミルカーノフ/フィルハーモニア管弦楽団/デニス・コジュヒン(p)(2014年ライヴ)・・・FMエアチェック?っぽく、やや音像は遠く乾いた音質でした。Denis Kozhukhin(1986-露西亜)は初耳の若手ピアニスト、余裕の技巧に力みもない演奏でした。(34:06/アンコールはBach 平均律より3:54)「新世界」は勢いも憧憬も感じさせるテンポの揺れ、盛り上げも立派な演奏だけど、あまりに著名な作品故特別に新鮮な感動は薄れた感じ。音質のせいか、フィルハーモニア管弦楽団のサウンドがマイルドに、芯が弱過ぎる印象もありました。(39:34)Tchaikovsky冒頭のホルンぶちかましも、ちょっぴり期待外れ。
2024年10月某日/●隠居生活未だ初心者入門の日々
石破さん辛いところですね、裏金議員非公認、小選挙区に対抗馬=刺客は立てないそう(地力で勝ち上がれば復帰ということでしょう)比例復活を認められない人もいるようですね。世論と党内事情、あちらを立てればこちらが立たず、さて投票迄わずか三週間ほど、野党の候補調整はなんとかなるものでしょうか。お騒がせ杉田水脈はどうなるのか、山口県連は比例候補申請を上げたそう。閑話休題(それはさておき)昨日朝は好天に、どうも体調は優れません。微熱を感じて保冷剤をオデコに巻いて、体温を確認しても平熱、鼻奥辺りの違和感、頭痛もありました。ウォーキングがてらスーパーに出掛けるか逡巡して結果、ほとんど身動きしておりません。料理の意欲も出ない。昼から雨の予報は夕方にずれ込んで、洗濯物は無事乾きました。今朝の体重は68.7kg+500gストレッチもなにもせず、身体を動かさなかったらこんな感じ、基礎代謝の低下は顕著。
息子の転居は総選挙投票の日、近所なので少しずつ荷物を運んで、この日に業者に頼んで一気に運ぶそうです。朝一番投票してからお手伝いに出掛けましょう。眼瞼下垂の手術をした爺友は昨日抜糸したのだそう。本日居酒屋に落ち合って様子を伺ってまいります。体重増と体調がちょっと心配です。
風呂の残り湯節約の記事を拝見。洗濯に残り湯を使うのは洗浄的には問題ないそう。一年間節約すればおおよそ1,500円くらいにはなるそうだけど、カネの問題じゃないっすよ。自分はもう数十年単位でフロの残り湯をムダなく使ってきて、流してしまえばお仕舞い=ムダじゃないっすか、使えるものを捨ててしまうのは心苦しい。ただそれだけのこと、気分的にもったいない。
Mahler 交響曲第7番ホ短調〜ウラディミール・アシュケナージ/チェコ・フィル(2020年)・・・この作品は怪しくも大好き。とくに第2楽章/第4楽章の「夜曲」いかにも夜の風情にギターも入るセレナーデは静謐に魅惑。もう引退したVladimir Ashkenazy(1937ー露西亜→氷島)はシドニー交響楽団とMahlerを全曲録音して、これはJapanチームによる別録音・・・これが驚きの目の覚めるようなぴかぴか鮮明な音質、こんなのを聴くと歴史的録音はしばらく聴けない・・・ほどに鮮烈な印象でした。第1楽章冒頭のとってもエッチなテノール・ホルン先頭に気怠いはずの交響曲も、いつになく爽やかに健康的に響きました。最終楽章のノーテンキな爆発もこの鮮明な音質なら耳に爽快!チェコ・フィルも絶好調に、長丁場をたっぷり愉しめました。第1楽章「Langsam (Adagio) Allegro risoluto, ma non troppo(ゆるやかに)」(21:14)第2楽章「Nachtmusik I. Allegro moderato(夜曲)」(14:35)第3楽章「Scherzo. Schattenhaft(影のように)」(9:40)第4楽章「Nachtmusik II. Andante amoroso(夜曲)」(12:29)第5楽章「Rondo-Finale. Allegro ordinario」(16:38)
Beethoven ピアノ協奏曲第3番ハ短調〜ゲーリー・グラフマン(p)/ワルター・ヘンドル/シカゴ交響楽団(1959年)・・・名ピアニストGary Graffman(1928-亜米利加)は存命らしいけど、もちろん引退されていることでしょう。1966年にジョージ・セルと再録音しているから、これは旧録音。RCAによるLiving Stereoは優秀録音、60数年を経、鮮度も充分現役でした。当時31歳若手のピアノは瑞々しい感性と安定したテクニックを誇って、前のめりに走ったり急いだり、そんな風情皆無にしっとり。Walter Heandl(1917-2007亜米利加)は当時シカゴ交響楽団の准指揮者、日本では伴奏専門・・・みたいなイメージだけれど、ここでのムリのないソロとオーケストラのバランスは充分デリケートでした。第1楽章「Allegro con brio」はMozartのハ短調協奏曲K.491を連想させる主題に神妙な主題から始まって(15:48)第2楽章「Largo」は諄々と優しい歌が溢れる美しい緩徐楽章(9:37)第3楽章「Rondo. Allegro - Presto」決然として力強い歩みも過不足ない力感に溢れて、ピアノの音色がとても清潔に美しい。最終盤わずかなテンポ・アップも効果的でした。(8:36) 発売当時はこの作品のみでLP一枚だったのですね、贅沢なものですよ。
2024年10月某日/●隠居生活未だ初心者入門の日々
昨日日曜朝は涼しかったけれど、昼は30度Cを超えました。いつもどおりの洗濯、ストレッチしっかり+YouTubeは
脂肪をごっそり落とすーダイエットや食後のカロリー消費におすすめの飛ばない室内運動【有酸素運動&筋トレ】これは短いけど効きました!市立体育館トレーニングルームは朝一番、空いていて筋トレマシンは独占状態でした。今朝の体重は68.2kg▲300gなかなか戻せません。昨夜来、ちょっと微熱を感じております。
そして・・・やっちまいました・・・プチ贅沢≒ムダ使い。
人生の潤いは不要不急にこそ有、そのことはコロナ禍真っ最中、三密自粛息詰まるような引き隠り生活の時に学びました。そんなこと今すぐやらんでも生きるのに支障はない、座って半畳寝て一畳的ムダを削ぎ落としたO/L生活を送っていると気が滅入る・・・激安スマートウォッチは絵に描いたような安物買いの銭失い、事実上は歩数カウントにしか使っていなのに、それがあかんのやったらもうアウトでしょう。前のが半年で液晶が消え、交換してもらってそれを2ヶ月ほど毎日使って歩数カウントがおかしい・・・購入したAmazonにダメ元で連絡してみたら「業者と連絡つかない」とのこと。あきらめました。毎日しっかり使うものだから新たに注文しましたよ、安いけれどそれなり著名な人民中国性メーカー品(前のはメーカー名さえ知らぬ安物)おそらくは機能は絞ったものでしょう。こんどは長保ちすることを祈っております。
更に、ヘルスメーターもついでに注文、BlueToothでスマホ連携できるもの。これは現在立派に稼働しているものがあって、機能的には体重のみ(スマホ連携は不可)ほかの機能は故障しております。使えるものがあるのに・・・というのは不要不急ムダ使いそのもの。でも、毎日使うものだから数日悩んでちょっぴり追加贅沢決意しましたよ。二日ほどで届くことでしょう。サラリーマン現役時代地道に貯めたへそくりから拠出しましょう。なんでもそうだけど、毎日しっかり使いこなせば、それは有益、安いもの。
Beethoven 交響曲第3番 変ホ長調「英雄」〜ミヒャエル・ギーレン/ウィーン国立歌劇場管弦楽団(1959年)・・・ハンス・スワロフスキー名義として出ていたこともある音源とか?Michael Gielen32歳の記録、妙に木管が前面に浮き出るけれど、それなりのステレオ音質でした。オーケストラはフォールクスオーパーか、その木管が牧歌的にのんびりとした音色にちょっぴり違和感はあるけれど、峻厳として引き締まったアンサンブルは若い頃から顕著でした。これは音質乗り越え、忘れられぬ記録でしょう。浪漫派の幕開けを告げる名曲を堪能いたしました。
第1楽章「Allegro con brio」は提示部繰り返しなし。弦が奥まって木管ぴーひゃらと目立つバランスの悪ささておき、飾りのないストレート系表現に引き締まって勢いは充分。ホルンの響きもマイルドに深みのあるもの。(14:24)第2楽章「Marcia funebre: Adagio assai」神妙な葬送行進曲は深刻な風情がしっかり決まって、リズム感しっかりな歩みは劇的辛口に盛り上がって説得力あるもの。ここもホルンの響きがなかなかの魅力でした。(15:14)第3楽章「Scherzo: Allegro vivace」熱気に充ちた推進力、ティンパニのアクセントも効果的にパワフルな表現は蒸気機関車の疾走を連想させるところ。ホルンの重奏も圧巻、ここを聴くとウィーン・フィル?後半に向かって圧巻のダメ押し有。(6:01)第4楽章「Finale: Allegro molto」の変奏曲はかっちりとしたアンサンブルの集中力が素晴らしい。クールに引き締まって力強くクライマックスに持っていく硬派な表現は若い頃からしっかり感じられました。(11:07)
Debussy 牧神の午後への前奏曲(彼の管弦楽団/ジュリアス・ベイカー(fl)/1957年)/夜想曲(ロンドン交響楽団/BBC(女声)合唱協会/1958年)/ベルガマスク組曲より「月の光」(彼の管弦楽団/1958年)/管弦楽のための映像より「イベリア」(フランス国立放送管弦楽団/1958年)〜レオポルド・ストコフスキー・・・NMLのオーケストラ表記は滅茶苦茶。昔の録音情報が曖昧になっていくのは残念なことです。これは久々の再聴でした。1950年代後半ステレオ黎明期なのに音質はかなり良好、デリケートな弱音も充分明瞭な現役水準。寄せ集めでも音質、オーケストラの技量にさほどのばらつきもありません。
たっぷり太い音色の名手Julius Baker(1915-2003亜米利加)のフルートに始まる「前奏曲」は雰囲気たっぷりに気怠い(11:26)「夜想曲」は題名通りの風情そのままにどんよりした「雲 (Nuages)」(8:35)「祭 (Fetes)」は華やかなリズム感豊かに、彼らしいタメもありました。オーケストラは上手いですね。(6:12)「シレーヌ (Sirenes)」とは人魚の意。女声ヴォカリーズが幻想的な響きを醸し出します。それに絡む木管はデリケート、弦も清涼でした。(10:18)「月の光」管弦楽編曲は色彩豊かさはいかにもストコフスキーらしい(5:28)「イベリア」は仏蘭西のオーケストラ登場。やや軽い明るい響きに「街の道と田舎の道」は速めのテンポにざっくり、ヴィヴィッドな始まり(我がオーディオ環境ではカスタネットが聴き取りにくい)(6:42)妖しい空気充ちる「夜の薫り」(9:02)は官能極まる木管も弦もお見事。やがて夜は明けて「祭りの日の朝」は浮き立つような気分の高揚も自然、鐘やタンバリンも効果的でした。Debussyは唯一無二の天才の技。(4:14)
2024年10月某日/●隠居生活未だ初心者入門の日々
昨日土曜は久々の好天、洗濯物は二日ぶりに外干し、それでも最高気温は30度Cに届きません。朝一番、業務スーパーへの買い物も快適な気温でした。今朝は20度Cくらい?かなり涼しくなてきました。激安スマートウォッチはますます挙動不審。朝から洗濯してストレッチしたら既に表示は4,400歩、せいぜい300歩くらいですよ、体感。これはもうアカンかなぁ、安物は。(いちおうAmazonに連絡入れました→返事きました。そのメーカーは連絡が付かなくなっているそう)帰宅したら「一日の運動目標を達成しました」〜全然足りてまへんで。体重は68.5kg▲400g、まだまだ道は遠い。
お隣、息子一家が住まう兵庫県知事選は6人乱立とか。お騒がせ現職知事有利とのネット記事もあって、ほんまでしょうか。マスコミから散々叩かれ、全県議が辞職勧告するほどの行状も、じつは熱心な支持者が存在して一発逆転を狙う〜ほんまかなぁ、外野から見ているとどうも信じられません。野次馬的な興味は各候補の票の行方・出方。
維新の連続するドタバタとマエハラさんの合流というのも、なんか胡散臭さを感じて、この人の行動はいつも逆目(さかめ)に出てしまうのが過去の結末でした。個人的には裏金+旧統一教会と親しい議員の選挙区結果に注目したいところ。自民党公認+比例復活も認めるそう。(論議継続中なんだそう→その後やや厳しい公認条件が出たようです)
Bartok 管弦楽のための協奏曲〜ラファエル・フリューベック・デ・ブルゴス/ベルリン放送交響楽団(1997年ライヴ)・・・Rafael Fruhbeck de Burgos(1933-2014西班牙)は旧東のRundfunk-Sinfonieorchester Berlin首席在任は1994-2000年。これはケルンでのライヴ音源、おそらくは放送エアチェックでしょう。音質はかなり良好。一歩引いて力みやデーハーな絶叫とは無縁、第1楽章「Introduzione(序章)」からオーケストラは淡々と正確、そしてジミ目な響き、落ち着いた風情に進めておりました。第2楽章「Presentando le coppie(対の提示)」淡々とした小太鼓のリズムの刻みも冷静さを感じさせ、第3楽章「Elegia(悲歌)」ここの絶叫もあくまでクール。第4楽章「Intermezzo interrotto(中断された間奏曲)」ユーモラスな音型も抑制が効き過ぎて、生真面目にちょっとおもしろ味が足りない感じ。第5楽章「Finale(終曲)」ここの快速パッセージはややテンポを落として、このオーケストラにはモダーンな難物旋律は少々危うい感じ。全体にジミな響きは耳に優しく好感を抱きました。(38:58拍手有)
Rachmaninov 交響曲第2番ホ短調(1973年)/ヴォカリーズ(1975年)/歌劇「アレコ」より「間奏曲」「女性の踊り」(1976年)〜 アンドレ・プレヴィン/ロンドン交響楽団・・・詳細はよくわからぬけれど、初めての完全全曲版(カットがない?)録音とか。じつは世評高いこの演奏を聴いたのは初めて?1966年旧録音、1985年ロイヤル・フィルとの録音もこれから聴く予定です、Andre Previn(1929ー2019亜米利加)の十八番と云われる交響曲第2番ホ短調を楽しみにしておりました。音質良好。三管編成に5種の打楽器が加わる大編成、1908年初演。ロンドン交響楽団はプレヴィン時代(1968-1979)一躍実力をアップいたしました。愛聴していたオーマンディ(1959年)の熟達した表現よりパワフル、サウンドは泥臭さとは無縁に清潔なサウンド、細部ていねいに描き込んで適正中庸なテンポ、自信に溢れた渾身の演奏と聴きました。
第1楽章「Largo - Allegro moderato」物憂く鬱陶しく、そして甘い旋律が纏綿と歌われる始まり。切ない情感はゴージャスかつ洗練された響きに延々と寄せては返しました。(19:10/短縮版オーマンディ1959年は16:28)
第2楽章「Allegro molto」は多彩なスケルツォ。決然とした歩みから優雅に切ない詠嘆が続いて、やがてガラリと雰囲気は変わってシンバル一撃から中間部へ、打楽器が細かい音型に疾走して、やがて冒頭の決然とした歩みと優雅な詠嘆に戻ります。(10:07/オーマンディ1959年は8:00)
第3楽章「Adagio」最高の緩徐楽章。ヴィオラによる激甘憧憬に充ちた旋律からクラリネットによる感極まるソロが続きます。それは他の木管、そしてさわさわとした弦に引き継がれ、この辺りたっぷり露西亜風の魅力全開、に感無量。寄せては返す静かな波のように情感が揺れ動いて、泣けるところ。激甘憧憬旋律が官能のクライマックスを迎えて、やがて潮が引くようにホルン、ヴァイオリン・ソロを呼び水に寂しげ、デリケートに消えて、弦もフルートも震えるほど美しい。これはエリック・カルメン(恋にノータッチ(Never Gonna Fall in Love Again)1976年)に旋律が引用されたのも懐かしい。(15:45/オーマンディ1959年11:57)
第4楽章「Allegro vivace」は打楽器のリズムもノリノリに力強い、金管戦闘にパワフルなフィナーレ。あわてずしっかりとしたリズムを刻んで華やかな爆発が続きました。途中不安な暗転もあって賑やかに全曲を締め括りました。(14:02/オーマンディ1959年11:15)
「ヴォカリーズ」は珠玉の切ない旋律。自分の好みは女声版、ここは管弦楽のみ抑制して淡々と切ない情景が広がりました。(6:27)「アレコ」は寂しげだけどハープやホルンも華やかな「間奏曲」(3:31)「女性の踊り」もそっと哀しみを感じさせて、切ないデリケートなワルツ。(4:37)
2024年10月某日/●隠居生活未だ初心者入門の日々
体重増ショックを受けて、昨日は小雨模様に最高気温は26度C、過ごしやすい気温だけれど思いっきり湿度が高い。朝、洗濯物を室内干しした後、しっかり我流ストレッチ、YouTubeエアロビクスは【-5kg以上】毎日10分で本気で脂肪を落とす!最短で痩せたい人専用の有酸素運動【血糖値を下げる】/saki先生はバレエの所作を基本として、体幹しっかり、スクワットを中心にしたトレーニング、これが滅茶苦茶キツい。凄い汗が出ました。シャワーを使ってから市立体育館へ。マルチプレスは爺さんに独占され(ほとんど休んでいる!)その一種のみ筋トレは不可、それ以外エアロバイク15分も含め、しっかり根性入れて鍛えましたよ。体重増は冷静に食生活を見直すこと、定期的に朝一番出すべきものがやや不調、そして睡眠不如意が要因と考えております。今朝の体重は68.9kg▲300g頑張って鍛えてもなかなか減る気配は見えません。
毎日愛用する激安スマートウォッチは前機不調から交換して数ヶ月、ここ数日歩数カウントがおかしい。朝一番ゴミを出しに外に出たら通常4-500歩ほど、昨日は1,700歩表示。市立体育館に到着したら既に一日の目標6,000歩に到達して多過ぎ。おそらくセンサーがエエ加減、心拍数はエアロバイク最中マシン表示は128くらいなのに、スマートウォッチ側では86程度。もとより期待していない(なんちゃって)血圧計測は常に140-88、幾度計測しても変わらない。ま、安物ですから。日常一応の目処として使い倒して、そのうちそれなり高価なもの(センサーがしっかりしたもの)を入手しましょう。
2022年春、お仕事引退記念に甥からもらったステキな一対のグラス、自分用の緑が割れてしまいました。20年ほど前、小樽旅行の記念に入手したオシャレな一対も2年ほど前自分用の青が割れてしまって、残りは亡くなった婆さんより譲り受けた切子のみ。形あるものはいずれ壊れるもの、日常交互に使うべくもう一個入手が必要だけど、100円ショップで良いかな、それが自分の身の丈に似合っていると感じます。
Brahms/Scho"nberg編 ピアノ四重奏曲ト短調/4つの厳粛な歌 作品121/コラール前奏曲 作品122より2曲(以上Erich Leinsdorf編)〜リュー・ジア/ノールショッピング交響楽団/ウッレ・ペーション(br)(2000年)・・・もともと鬱蒼と寂しげ哀愁魅惑の室内楽旋律をたっぷり、そのテイストのまま巨大に拡大して、まるで豪快な交響曲第5番ト短調風情な編曲。旋律はしっかりBrahmsなのに、この巨魁な怪しさはまさにScho"nberg。呂佳(1964ー中国)は中国生れの伊太利亜人とのこと。スウェーデンの13-4万人ほどの地方都市にあるオーケストラは鬱蒼と立派な響きに作品を堪能できました。
第1楽章「Allegro」はカッコ良い、勇壮なスケールが加わりました。(13:52)第2楽章「Intermezzo」Brahms特有のスケルツォに代わる間奏曲は寂しげにそっと疾走し(7:39)第3楽章「Andante con moto」優雅な緩徐楽章はいっそう甘さ、切なさが濃く劇的に勇壮に広がり(10:42)第4楽章「Rondo alla zingarese」の細かい音型の緊張感、激しいリズムと追い込みはパワフルに効果的、哀愁の念はいっそう深まりました。(9:15)
4つの厳粛な歌はバリトン・ソロにラインスドルフが立派な管弦楽伴奏を付けたもの。聴けば聴くほど落ち込みます。第1曲「人の子らの運命と動物の運命は同じであり」(3:57/コガネムシは金持ちだ、の旋律に似ている)第2曲「私は再び太陽の下で行われるあらゆる虐げを見た」(4:11)第3曲「ああ死よ、お前を思い出すのはなんとつらいことか」(2:55)第4曲「たとえ、人々の異言、天使たちの異言を語ろうとも」(4:42)コラール前奏曲 作品122はオルガン作品からの編曲。荘厳に地味な風情はそのまま。ストコフスキーみたいなことにはなりません。第8曲「ひともとのバラ生いいでぬ」(3:19)第7曲「神よ、真の慈しみに満てる神よ」(4:26)
Beethoven ヴァイオリン協奏曲ニ長調〜ロマン・トーテンベルク(v)/スタニスラフ・ヴィスロツキ/ポズナン・フィル(初出1959年)・・・・偶然にネットに登場した音源。Roman Totenberg(1911ー2012波蘭)は初耳ヴァイオリニスト。オーケストラも初耳だけど意外と好演、録音年は調べが付かなかったけれどステレオ録音との端境期、まずまずの音質でした。永遠の価値を保つヴァイオリン最高の名曲、厳ついBeeやん中例外的に優しく、順々と説得されるような愛しい作品であります。あまりに有名過ぎて不遜にも食傷気味な名曲中の名曲、トーテンベルクは余裕の技巧にしっとりとした音色、これは出色の完成度に胸を打たれました。(25:11-10:30-10:11)
Paganini カプリース第24番イ長調/Ravel ヴァイオリン・ソナタト長調・・・これは一緒にネットより入手したライヴ音源、情報詳細不明(ピアニストもわからない)。あまり音質はよろしくないけれど、自在な技巧に小粋な味わいもありました。(5:51/8:26-5:21-4:24)
2024年10月某日/●隠居生活未だ初心者入門の日々
昨日本日も小雨模様、最高気温は26度C程度、湿度は高いので不快な感じ。せっかく涼しい季節がやってきたのに、前夜眠り浅く夢見悪く途中覚醒、朝からなにもやる気は出ません。洗濯物は室内干し、こんな時に限って婆さんからの洗濯物が多いのも巡り合わせでしょう。ストレッチさぼって、これではいかん!女房殿は体育館に出掛け、その間にYouTubeエアロビクス【9分筋トレ&ダンス】アラ還おかんと全身痩せるダンスしよう!実施してお茶濁して結末は驚愕の69.2kg+900g! 異常な体重増はここ5−6年最悪数値へ。これが現実です。連続して夜ちゃんと眠れないの辛い。
先日の能登大雨に行方不明になっていた中学3年生は福井県沖で発見されたらしいとの情報。生命の重さは誰も変わりはないけれど、若い人やこどもの犠牲はやはり胸がいっそう痛むものです。ご両親の心痛はいかばかりでしょうか、想像も及びません。
江戸時代の絵師 伊藤若冲と円山応挙が合作か びょうぶ見つかる。どこでどうみつかったのか、さっぱりことの経緯はわかぬけれど、個人が所有していものだそう。これは歴史的偉業。2025年6月に大阪中之島美術館で開かれる「日本美術の鉱脈」展で展示される予定だそう。日本画は大好きなので、ぜひ拝見したいものです。
Mozart 歌劇「魔笛」序曲/R.Strauss-Stokowski編 歌劇「ばらの騎士」組曲/Jungle 管弦楽のための交響詩/Mayer ピアノと管弦楽のためのOctagon *(初演)/Stravinsky バレエ音楽「ペトルーシュカ」(短縮版)〜レオポルド・ストコフスキー/アメリカ交響楽団/William Masselos(p)*(1971年カーネギー・ホール・ライヴ)・・・かなり怪しげなライヴ音源は予想外にかなり良心的なステレオ録音。メンバーは演奏会ごとの契約、あまり評判よろしくないアメリカ交響楽団(1962年創設)のライヴ、オーケストラは好調でした。音楽監督在任は1972年迄だから退任直前、カーネギーホールを満員にできる人気は健在、しかも知名度のない新しい作品や初演を入れるのも彼らしい。時間的におそらくもう一曲、協奏的作品があったと類推します。ヴィヴィッドに表情豊かな「魔笛」(6:44)賑やかに金管が炸裂するパワフルな「ばらの騎士」(11:56)89歳の爺が統率しているとは思えぬ自在な動き、そのパワーには驚き。Werner Josten(1885-1963独逸→亜米利加)の作品は初耳。不安な風情にスペクタクルな風情はとてもわかり易い迫力。(14:13)William Mayer(1925ー2017亜米利加)も初耳。かなり前衛的、幻想的、破壊的なピアノ協奏曲。けっして晦渋ではない平易に美しい響きの作品でした。(28:11)「ペトルーシュカ」はいきなり「ロシアの踊り」から始まる短縮版、これは思いっきりヴィヴィッドに金管の細かいパート迄デーハーに浮き立つ華やかな演奏でした。あちこちアクたっぷりのタメも堪能できます。(16:21/いずれも拍手有)
Stravinsky 三楽章の交響曲(ハンス・ヴェルナー=ヘンツェ/イタリア放送ローマ交響楽団/1966年ライヴ)/詩篇交響曲(クラウディオ・アバド/イタリア放送ローマ交響楽団/合唱団/1968年ライヴ)・・・少々マニアックに珍しいライヴ音源、海賊音源の本場・伊太利亜にしては音質まずまず。三楽章の交響曲は一歩引いたような分析的な演奏。オーケストラは微妙に牧歌的味わいあるもの。第1楽章「4分音符=160」冒頭の荒々しいぶちかましから、リリカルに淡々と乾いた風情にピアノも効果的。第2楽章「Andante - Interlude (L'istesso tempo) 」のんびり優雅静かにフルートとハープが歌い交わしました。ぎくしゃくとした力強い歩みからそのまま第3楽章「Con moto」第1楽章の野蛮な風情が戻って、朗々たる疾走〜ぎくしゃくとした力強い歩み、ピアノやハープによるとぼけた味わいを経、リズミカルなフィナーレを迎えます。(23:33拍手アナウンス有)
詩篇交響曲はアバド35歳若い頃の記録。音質は前曲よりやや落ち。声明(しょうみょう)風な合唱は入るけれど、ヴァイオリン、ヴィオラを欠く大編成(5管編成?)。もちろん詩篇の言葉の意味は理解不能、宗教的素養もありませんし。第1楽章「Prelude: Exaudi orationem meam, Domine」は神妙な合唱と木管の妖しい絡み合いも静謐から始まって、敬虔な合唱はオペラティック雄弁な歌唱スタイル。第2楽章「Double Fugue: Expectans expectavi, Dominum」はリズミカルに切迫する二重フーガ(なんだそう)。第3楽章「Allegro symphonique: Alleluia. Laudate Dominum」には安寧の風情が漂ってゆったり、静かに終わりました。(20:48拍手とアナウンス有)
2024年10月某日/●隠居生活未だ初心者入門の日々
相変わらずの好天に最高30度Cを超えて10月とは思えぬ熱気が続きます。夜遅くから雨?本日も雨模様だそう。朝やや体調よろしくなく、朝、YouTubeエアロビクスは【中級・上級者向けエアロビクス】20分にトライしてフクザツな動きにまったく付いていけない悪戦苦闘にヘロヘロ、汗びっしょり。シャワーを使ってから市立体育館を目指しました。途中はコンビニ袋豊漁+ペットボトルもたっぷり拾って功徳を積みました。トレーニングメンバーは常連顔見知りばかり、しっかり鍛えて帰り、昨日在庫払底した食材を入手にスーパーに寄りました。しっかり運動したのに、今朝もどうも眠りが浅く、途中覚醒状態。体重は68.3kg+100gこれだけ鍛えても減らない。
(昨日のPC話題続き)お仕事ラスト職場10数年ほどはノート+スマホの時代に至って、これと家庭環境は軌を一にしております。段ボールに溜めてあった増設用の部品とかケーブルとか昔のソフト、かなり以前に処分しました。デスクトップ型だったら筐体を開いて云々できたけれど、ノート型だとせいぜいHDDとメモリを替えたりキーボードを外すくらい、他は怖くていじれません。幾度ジャンクノートパソコン激安入手してLinux入れて遊んだけれど、自分にはどうしてもWindowsでしか動かぬ、日常使いたい必須ソフトがいくつかあって、それとも疎遠になりました。ご近所にHARD・OFFがないということもあります。時代的に”自分でコンピューター環境を構成する”ような時代じゃなくなったのかも。OSの違いを気にする人も減っているのかも。
華麗なる加齢に至るとどうしても精神的に旧守保守的に頑迷な嗜好に至って、新しい冒険をしなくなるもの。これではいかん!自覚してはいるのですが。テレビのニュースは石破さんを巡る権力構造や自民党有力者抗争の話題ばかり、肝心の政策やら被災地の支援、物価高の対策はさておいて総選挙に興味は遷っております。兵庫県知事は維新の現職参議院議員を単独で出すそう。ほか数人の候補が予定され、前知事含め乱立模様。(自分も含め)日本人って祭り好きなんやなぁ、そう感じます。問題は「祭り(選挙)のあと」なんですけど。中東は悲惨な泥沼戦争継続中。
Tchaikovsky 交響曲第6番ロ短調「悲愴」〜ピエール・デルヴォー/コロンヌ管弦楽団(1961年)・・・1960年前後はコンセール・ラムルー、コンセール・コロンヌ、コンセール・パドルーなど個性的な管弦楽団がパリで活躍して、現在も活動は継続しているそう。Pierre Dervaux(1917ー1992仏蘭西)は日本ではあまり知名度はないけれど、この時期著名な作品を一通り録音していたようです。(仏Ducretet Thomson)これは音質まずまずなステレオ録音、誰でも知っている憂愁の作品は仏蘭西ローカルの個性満載な演奏でした。第1楽章「Adagio - Allegro non troppo〜」から速めのテンポにさらさらとして軽い明るい勢い、響きは薄いもの。(17:56)第2楽章「Allegro con grazia」微妙なワルツもさらりと流した感じ。(7:16)第3楽章「Allegro molto vivace」スケルツォも軽快な熱気とノリ、微妙にアンサンブルがユルいというか、かっちりしていないのも味わいのうち。(10:08)第4楽章「Adagio lamentoso - Andante - Andante non tanto」も悲劇性や詠嘆を強調しない流麗、メリハリはあっても金管に色気たっぷりの軽妙さを感じさせるもの。(10:23)
Brahms 交響曲第4番ホ短調/悲劇的序曲〜レナード・バーンスタイン/ウィーン・フィル(1981年)・・・これもたっぷり浪漫香る名作との出会いはエドゥアルド・ファン・ベイヌムによる900円のLP、こどもの頃は贅沢品でしたよ。やがて人生幾星霜、嗜好の波を繰り返してBrahmsの交響曲は現在苦手系に至っております。二管編成なのにやたらと立派な哀愁の名旋律、バーンスタイン晩年の録音は世評鉄板、とても立派ないかにも重厚長大熱血熱気に充ちて、スケール大きな大仰演奏に間違いない。そんな方向の演奏としては一つの完成形なのかも。これは例の如くライヴ音源を集めて編集したもの、オーディオ・ド・シロウトの勝手な感触では音質がいまいちと感じるのは、あちこち世評を見てもそんな言及は存在しないから、おそらく我が貧者の拝聴環境の責任なのでしょう。
第1楽章「Allegro non troppo」重心低く粘着質にたっぷり噛み締めるように歩みはしっかりと進めて、哀愁と慟哭の念深まって決まっております。(13:24)第2楽章「Andante moderato」冒頭のホルンが美しい、そっけないシンプルな旋律はBrahmsのマジックにより美しく華やかに広がります。(12:47)第3楽章「Allegro giocoso」豪快なスケルツォは後半に向けてのアツい追い込みはいかにもバーンスタインらしい。(6:14)第4楽章「Allegro energico e passionato」はたっぷり哀愁の粘着質、熱気を伴って執拗に歌うフィナーレ。噛み締めるように、念を押すようなダメ押しに仰々しく、立派に締め括りました。(11:46)劇的な悲劇的序曲も想像通りパワフル。(14:15)しかし自分の嗜好は重厚長大熱血熱気に非ず、軽快な小編成が気に入っております。
2024年10月某日/●隠居生活未だ初心者入門の日々
昨日も最高31度Cのピーカン、隔日の鍛錬は欠かさないし、ストレッチもYouTubeエアロビクスもステキないのさんの指導を受けたけれど心身ともぐったりして、これが残暑バテか、なにもやる気が起きず音楽にも集中できません。食欲は落ちていないけれど、料理の意欲ダウン、美味いもんを喰いに出掛ける元気もありません。頭痛も有、風邪でもひいたのか。なにか新しいチャレンジをしようなど、思いも寄らない体調が続きます。今朝もやや微熱?68.2kg▲200g高め安定中、これからトレーニングルームに鍛えましょう。
現在我が家のコンピューターはVAIOの大型タブレット(SSD/据え置き使用)+Suface Go、2年前Windows11の導入とともに買い替えて日々快調に稼働しております。女房殿はあきらかにスマホを中心の生活、自分はその辺りあまり有効活用できておりません。20-30年スパンでそれなり金額も掛けつつ、デスクトップ型の増設とか、中古ジャンク品を修理したりHDDやメモリ増設して、OS全部入れ直して自分なり環境を作る・・・そんな趣味は気分転換にぴったりでした。当時お仕事現役だったのに半徹夜でセット・アップ、カスタマイズ作業しましたっけ。ここ10年ほど?自分で云々するデスクトップとはおさらばして、ノート型中心へ、それに大型ディスプレイやキーボードを外付けして。改造カスタマイズとか増設とは無縁になりました。時代もあるけれど、華麗なる加齢による意欲減退もあることでしょう(この話題継続)
Beethoven 交響曲第4番 変ロ長調/Elgar エニグマ変奏曲/Ravel バレエ音楽「ダフニスとクロエ」第2組曲〜ピエール・モントゥー/イスラエル・フィル(1964年ライヴ)・・・ Pierre Monteux(1875-1964仏蘭西)が亡くなる直前88歳テル=アヴィヴへの客演の記録、こんな音源が残っていたのですね。しかもモノラル?と訝(いぶか)るほどのかなり良好な音質。いずれもセッション録音が残された得意の演目でした。思いっきりヴィヴィッドに躍動感に充ちて明るい表情に充実した変ロ長調交響曲、この時期イスラエル・フィルの技量はかなり充実して例の終楽章「Allegro ma non troppo 」の快速パッセージの縦線の合い方、ファゴットもお見事、これはモントゥーの薫陶の成果でしょうか。(12:27-8:45-5:51-6:37)イスラエル・フィルの英国音楽は珍しいと思うけれど、しっとりとした憂愁を感じさせる「エニグマ」にまったく違和感もなく、悠々と美しい旋律が歌って凄い説得力。(1:14-1:33-0:47-1:17-0:28-1:48-1:12-1:00-1:41-3:11-2:43-0:57-2:03-2:21-4:45)「ダフニス」に於ける夢見るようなデリカシーは「イスラエル・フィルの管楽器はあかん」などとは言わせぬ、夢見るように華やかな説得力がありました。(5:44-6:09-3:44)
Mahler 交響曲第10番 嬰ヘ短調 (completed by R. Mazzetti/1957-)〜ヘスス・ロペス=コボス/シンシナティ交響楽団(2000年)・・・この未完成の交響曲は大好き、とくに最終楽章のところ。第1楽章「Adagio」は転調に次ぐ転調、そして狂気の絶叫に至って、これは新ウィーン楽派をまっすぐに連想させます。(22:02)第2楽章「Scherzo」(12:19)第3楽章「Satz(Purgatorio: Allegretto moderato)」は短く怪しく重く巨魁、これも新ウィーン楽派そのもの。ジョージ・セルの演奏で初めて聴いたときの衝撃が蘇ります。(3:59)第4楽章「Scherzo」この版ではラストの「ずどん」はなし?(10:58)第5楽章「Finale」延々と続く重苦しい大太鼓のずどん!(殉職した消防士の葬列/日本語学ぶガイコク人を悩ますオノマトペ)チューバの呻きは絶望的。(23:54)マゼッティの労作をJesus Lopez-Cobos(1940-2018西班牙)は立派に表現したけど、ちょっと明るいというか、賑やかにいろいろ付加した風情はCook版と異なってちょっぴり違和感もありました。
2024年10月某日/●隠居生活未だ初心者入門の日々
10月に入っても代わり映えのしない生活は続きます。前日途中覚醒して二度寝、どうも眠りが浅いまま朝を迎えました。洗濯、ストレッチ、YouTubeエアロビクスはスクワットの10分済ませて、市立体育館へ向かいました。途中マスク豊漁、路上に捨てるのは止めましょうよ。トレーニングルームは平日月曜、常連メンバーに混んでいたけど筋トレは狙いの順番通り、エアロバイク15分もしっかり消化できました。日々秋の気配は濃くて、道中涼しくてよろしい感じ。それでも昼からの体調はいまひとつ。これは精神的なものかも。
自民党の総裁選に絡んで麻生派の議員が「冷や飯のおい味しい食い方を学ばないといけない」これはなかなか秀逸なコメントです。株価は石破ショックとやら、その辺りはあまり理解しておりません。失職した前兵庫県知事、パパ活辞任した前衆議院議員、いずれも再立候補するそう。なんという厚顔。これは選ぶ側/投票する側の矜持が問われます。今月中?総選挙も近いんだそう。今朝も夢見よろしくなくうなされ、体重は68.4kg少々鍛えてもちっとも減らない。
Stravinsky 兵士の物語(Jean Cocteau版)〜イーゴリ・マルケヴィチ/ジャン・コクトー(語り手)/ピーター・ユスティノフ(悪魔)/ジャン=マリー・フェルテ(兵士)/アンヌ・トニエッティ(王女)/ユリス・ドゥレクリューズ(cl)/アンリ・エレール(fg)/モーリス・アンドレ(tp)/ローラン・シュノルク(tb)/シャルル・ペシエ(perc)/マヌーグ・パリキアン(v)/ヨアヒム・グート(cb)(1962年)・・・1918年に発表された、朗読と演劇、バレエを総合した舞台作品なんだそう。Jean Cocteau版とはト書きも語り手が読み上げてラジオ・ドラマ風になっているとのこと。(Wikiより)。露西亜革命に財産を失い、第1次世界対戦の関係で小編成の作品を作らざるを得なかった成果。この作品の出会いはストコフスキー、LP時代のこと。マルケヴィッチの録音は代表的なものでしょう。音質極上。名手Maurice Andre(1933-2012仏蘭西)やManoug Parikian(1920-1987土耳古→英国)もアンサンブルに参加していたのですね。兵士(ジョセフ)がヴァイオリンを悪魔の「金のなる」本と交換する・・・結局、悪魔に騙されて故郷の婚約者は既に結婚出産。それを乗り越え、国王の娘の病を治して、悪魔との戦いに勝利するようにみえて・・・ま、起承転結のはっきりしない(理解できない)ユーモラスな旋律に乗ったエピソードの連続。切り詰められた編成の乾いたアンサンブル、ヴァイオリンに超絶技巧が必要そうなことはド・シロウトにも理解可能。あと、打楽器がなかなかのアクセントですね。これは大好きな作品でした。(2:37-6:32-4:03-3:49-5:42-1:46-0:57-2:56-2:56-6:37-2:53-6:45-1:25-0:40-0:35-4:48-2:04)
Tchaikovsky ピアノ協奏曲第1番 変ロ短調〜テッド・ジョセルソン(p)/ユージン・オーマンディ/フィラデルフィア管弦楽団(1974年)・・・Tedd Joselson(1954-白耳義〜亜米利加)20歳のデビュー録音(+Prokofiev)。2019年に拝聴していたことはすっかり記憶雲散霧消済。よく回る指、明るく輝かしい表情、美しい粒の揃った音色、若々しくハツラツとした風情、逡巡のない若き勢い、そんなかつてのコメントが残って第1楽章「Allegro non troppo e molto maestoso」からその通りの始まり(21:06)。爽やかな切れ味、音質もよろしいし、オーマンディも熟達のサポート、冒頭のホルンぶちかましから鳴り切ったフィラデルフィア管弦楽団はたっぷりゴージャス、みずみずしい響きでした。あまりに有名過ぎて食傷気味の名曲は、いつになくワクワク感に溢れて、とくに第2楽章「Andantino semplice」のデリケートに軽妙な雰囲気は秀逸。(7:09)第3楽章「Allegro con fuoco」も流麗に力みがない。若さの熱気漲(みなぎ)る素晴らしい演奏でした。(7:21)