Weber クラリネット協奏曲第1番へ短調(カール・ライスター(cl))/
クラリネット五重奏 変ロ長調(アルフレッド・プリンツ(cl))/
ファゴット協奏曲ヘ長調(ミラン・トルコヴィッチ(fg))


DG 4539902 Weber

クラリネット協奏曲第1番へ短調

カール・ライスター(cl)/ラファエル・クーベリック/ベルリン・フィル(1967年)

クラリネット五重奏 変ロ長調

アルフレッド・プリンツ(cl)/ウィーン室内アンサンブル(1972年)

ファゴット協奏曲ヘ長調

ミラン・トルコヴィッチ(fg)/ハンス・マルティン・シュナイト/バンベルク交響楽団(1972年)

DG 4539902

 Weberの管楽器用協奏曲名曲を寄せ集めた一枚・・・自分にとっては手許に置きたいお気に入り基本コレクションなんやけど、音源保存すべきHDD残念なトラブルにより消失済。以下は「音楽日誌」からの転載、たった今現在再聴再確認もできません。残暑に苦しんで体調不良、頭痛も激しいので以下そのままアリバイ更新は手抜きそのものは申し訳ない。再びの邂逅を心より願っております。

 Carl Mariat von Weber(1786ー1826)の素朴に躍動する旋律はお気に入り。この人はBeethovenより先に亡くなっているのは意外でした。

 Karl Leister(1937-独逸)は長くベルリン・フィルの首席を務めた名手、劇的な管弦楽に始まるクラリネット協奏曲第1番へ短調第1楽章「Allegro」ソロは表情豊かに歌って、その色気ある微妙なニュアンスは比類がない。(8:43)第2楽章「Adagio ma non troppo」も、たっぷり懐かしい旋律が順々と歌ってライスターの美音極まって、しっとり落ち着いた風情が漂います。(6:19)第3楽章「Rond-Allegretto」は明朗に屈託のない舞曲風の旋律が躍動して、中間部の暗い風情の対比も鮮やかに、これはMozartに負けぬ名曲と思います。(6:28)

 クラリネット五重奏 変ロ長調はウィーン・フィルの名手Alfred Prinz(1930ー2014墺太利)この人も在任長かったなぁ、50年ほど?この作品も若い頃からお気に入り、 ウィーン・フィルもベルリン・フィルもエーラー式(?なにを意味するかは理解していない)こちらも夢見るような華やかな音色を聴かせてくださいました。第1楽章「Allegro」は穏健にリズムが躍動して高揚します。(10:42)第2楽章「Adagio ma non troppo」穏健に安寧な優しい歌が続いて、ちょっと哀しみの影も見え隠れします。(5:23)第3楽章「Menetto Capparicio-presto」剽軽に自在に躍動するソロは軽快、これはいかにも難しそうな気紛れな魅惑の旋律が続きます。(6:11)第4楽章「Rondo-Allegro gicoso」そして晴れやかな表情にリズミカル、屈託のない風情に全曲を閉じました。(6:54)明るく佳き名曲ですよ。

 ファゴット協奏曲ヘ長調はMilan Turkovic(1939-克羅地亜)バンベルク交響楽団、ウィーン交響楽団の首席を務めた世界的ソロイスト。第1楽章「Allegro ma non troppo」はこれも晴れやかに元気な管弦楽の始まり、素朴に屈託のない旋律が魅力でした。この楽器らしからぬ軽妙なリズムに乗ってソロのフレージングはスムースでした。(8:22)第2楽章「Adagio」緩徐楽章も晴れやかな旋律が爽快に歌って、ちょっぴり陰の対比も印象的。ソロは自在に表情豊か。(4:05)第3楽章「Rondo-Allegro」 ここも元気にリズミカルやなぁ、Weberの屈託のない平易な旋律はほんまに大好き。(4:38)

(2024年9月14日)

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written by wabisuke hayashi