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音楽日誌●サラリーマン生活延長線の日々

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2019年6月某日/サラリーマン生活延長線の日々

昨年に比べればおとなしいものだけど、台風余波、かなり蒸し暑い。扇風機一台壊れて、パソコンオーディオ部屋は不快、音楽にあまり集中できぬここ一週間であります。G20とやらが終わり、難題な隣国との関係はなにか成果はあったのでしょうか。参院選の宣伝?いずれ大阪方面の物流規制が終わって、商売的には一安心。世間では”ヤミ営業”の話題一色、せっかくの愉しい芸を披瀝する人たちに暗い話題となってしまって残念です。昨日は朝一番で市立体育館スポーツクラブへ、女房殿同行、なんせエアコンのない施設だから汗だく(身体には良いかも)シャワーは実際上使えず濡れタオルで身体を拭いて買い物経由帰宅、昼からご近所温泉風大浴場へ行ったのもささやかな贅沢気分でした。

夜は外食せず節約生活、自分でかなりジャンキーなメニュー調理して、今朝起き抜けは+300gほど?67kg台ラインを維持しました。朝食しっかり摂って市立体育館へ出掛けましょう。

関 裕二「古代遺跡をめぐる18の旅」(講談社+α新書)・・・ありそうでなかった”古代史ファン”向け実践的な一冊。訪問すべき古代史遺跡を実際に訪問して、その意義を語る親切なガイド本であります。実際に行ったのは吉野ケ里(佐賀県)出雲大社(島根県)くらいか、三内丸山古墳やら山陰地方の”鉄文化”はぜひ拝見したいもの。古代史は為政者の都合で都合よく”万世一系”に描かれるけれど、実際は消失したとされる各地の風土記の逸話を寄せ集めたもの。全国各地あちこちに独自の古代文化があったのでしょう。話逸れるけれど「日本書紀」「古事記」に卑弥呼が描かれず、後年の天皇家が日向方面に向かった時に「ここが先祖が天下った土地」と言及していないのは、それが後の大和政権とは別であることの証拠かと。

武光誠+合戦研究会「合戦の日本地図」(文春新書)・・・ここはまさに”小牧・長久手の戦い”の現地(名物・古戦場最中有。喰うたことはない)。古代から明治に至る迄、日本の合戦を地域別に、江戸時代の講談講釈に膨らませた内容を正しく修正しつつ詳細語って、読み進むうちに血湧き肉躍る感覚に襲われました。俗説から離れた真実もかなり、島原の乱に於ける天草四郎時貞の存在は怪しく、もちろん切支丹への弾圧も苛烈だったが、松倉重政の悪政が主たる勃発要因だったとのこと。他、だいたい有名な合戦が網羅されて、どれを読んでも興味津々、箱館戦争の記述に五稜郭を見ていなかったことを悔やみました。北海道出身、親父の田舎の比較的近くなのに。

書籍在庫が切れたのでBOOK・OFFに行きたいんやけどなぁ、雨模様がどうなるか。西日本一体は記録的な豪雨予測とか。6月ラストの日曜を有意義に過ごしたいもの。

DECCA DL79423Vivaldi ヴァイオリン協奏曲集 作品8/1-4「四季」〜ルッジェーロ・リッチ(v)/ストラディヴァリウス室内管弦楽団(1964年)・・・音源権利が移って天下のDGから再発されたけれど、もともと米DECCAの音源、もっと昔の録音かと思っておりました。馴染みの縮緬ヴィヴラート、達者な技巧はややスケール小さく、ゴージャスな響きのバックは”フツウ”な演奏と聴きました。なんせ、星の数ほど個性的な、新しい録音がありますもんね、あちこち。

DG UCCG-52211Mussorgsky 組曲「展覧会の絵」/Taneyev 前奏曲とフーガ/Metdtner 忘れられた旋律〜リーリャ・ジルベルシュテイン(p)(1992/3年)・・・ 一時盛んに録音を出していたLilya Zilberstein(1965-露西亜→独逸)は実演では活躍しているのでしょう。メジャーオーケストラだって自主録音する時代ですし。この作品の刷り込みはリヒテルの1958年ライヴ、あれは音質もナニだし、次世代の演奏を聴いてあげるべきでしょう。ところが・・・十全な技巧、音質に聴き手の集中力が追いつかぬここ数日、初耳TaneyevとMeidnerに新鮮な印象を得たけれど、肝心な「展覧会の絵」はほんの聴き流していど・・・居眠りしておりました。残念(な自分)


2019年6月某日/サラリーマン生活延長線の日々

全国の被害状況はわからんけど、こちら雨も大したことはなくて、昨日夕方には好天気へ。我が困窮初老家庭は無収入になった女房殿に前年収入換算の市民税県民税が無慈悲に請求されます。長久手市は市民税高いんだよなぁ、ふるさと納税考えなくっちゃ、真剣に。

今朝4時覚醒。某アレルギー症状?に咳き込んだもの。いまいち成長がお仕事に追いつかぬ若い相棒からお仕事分担引き継いで、日々やたらと忙しいというか、慌ただしいのも珍しいこと。昨日は一週間のお仕事山場、この間の矛盾満載宿題課題の荒療治を一気に進めました。かなり進捗あったんじゃないの?ラスト、実務入力すべきシステムが動かなくなって(初体験)一件宿題が残ったのが気掛かり、至近の職場にあとで”ヤミ出勤”するか。ほんまはアカンけど、やっちゃいけないことだけど。

帰宅後はワン・パターンな週末ラストのスポーツクラブ。トレーニングマシンは6種こなしました。もちろんステアマスター15分(脂肪燃焼)+ストレッチも実施。昨日昼、職場冷蔵庫に一口カツ冷凍食品解凍済のがあって、温め直してしっかり一袋全部喰って後悔、今朝無事67kg台中盤維持を確認、こうなりゃ意地でっせ。

1978年に「Mr.サマータイム」(サーカスというステキなヒット曲があって、こんな実力派が当時から存在して、売れていたことの驚き(Million seller!)。歴代メンバーも加えて「2018年版」は涙がでるほど”オトナの余裕と色気”が素晴らしい。叶正子さんは昔と変わらずステキ、声も衰えていない。これは鍛錬の賜物でしょう。叶ありさは娘さんなんですね。叶高は正子さんの弟でリーダー、吉村 勇一は唯一親族に非ず、新規採用の若手メンバーとのこと。昨夜、こればっか!幾度聴いたことか。

あとはどーも音源選定を誤ったか、イマイチな感想ばかり。

DG 4793964R.Strauss 4つの最後の歌/交響詩「英雄の生涯」〜ダニエル・バレンボイム/シュターツカペレ・ベルリン/アンナ・ネトレプコ(s)(2014年) ・・・露西亜の名花Anna Netrebko(s)は現役最高峰の人気と実力でしょう。「4つの最後の歌」は(Ravel「シェヘラザード」と並んで)もっともお気に入りの声楽作品のひとつ、「夕映えの中で」に至ると万感胸に迫ります。今更シュヴァルツコップ(1965年←駅売海賊盤すんまへん)を後ろ向きに称揚するつもりもないけれど、こちら新しい録音はなんか違う?高貴であり、テンションも高いのに心より作品に入り込めません。これは馴染みの「英雄の生涯」も然り、巨大に華々しい作品を愉しめません。世評は高いようだから、昨日朝、慌ただしい出勤前に集中できなかっただけなのでしょう。

NAXOS8.572364Gordon Jacob (1895-1984英国)アルト・リコーダーと弦楽のための組曲(マッジーニ四重奏団)/ソプラノ・リコーダー・ソナチネ/ソプラノ・リコーダー・ソナタ(ロビン・ビッグウッド(cem))/リコーダー・コンソート(フォンタネッラ・リコーダー五重奏団のメンバー)/ソプラノ・リコーダーとピアノのための変奏曲(ロビン・ビッグウッド(p))/トライフル(デイヴィッド・エンジェル(v)/ミハウ・カズノフスキ(vc)/ロビン・ビッグウッド(p))〜アナベル・ナイト(リコーダー)(2009年)・・・バロック作品とその存在を誤解して、ようやく実際に聴いたもの。近現代英国じゃん、保守的ジミに穏健静謐、華やかなさのないユーモアも漂って”いかにも英国音楽”の典型、ゴードン・ジェイコブは管弦楽法の著作も残して、それは有名な存在らしい。こんな音楽嫌いじゃないけど、聴手は精神的に疲れております。


2019年6月某日/サラリーマン生活延長線の日々

昨日は傘も持たずに出勤して即雨振りに、昼から取引先へ、そのまま若いものに自宅まで送ってもらいました。お仕事は充実して、無理難題も冷静に中期的に処理して一週間はあっという間、こんなことを繰り返して一年はきっとあっという間、そして残りの”サラリーマン人生延長線”も快速に過ぎ去るのでしょう。吉本の芸人さん、またまた反社会的団体への営業から無期限謹慎処分とか、これは会社の体質問題でしょう。当事者処分(トカゲの尻尾切り)だけで済むような問題に非ず、おそらく氷山の一角。世間知らず+サービス精神旺盛な才能ある芸人の将来を残念に思います。

帰宅すると女房殿所用にて不在、軽く冷凍食品を温めて、ついでに冷蔵庫在庫@98(税抜)ビール風飲料喫して木曜はスポーツクラブ休館日、雨の中市立体育館へ。トレーニングルームにはエアコンはないし(大型扇風機のみ)30分ほど筋トレ+ストレッチして凄い汗、急ぎ帰宅(徒歩5・6分)あらかじめ沸かしてあった風呂に速攻入って爽快です。体重は前日比+300g程度。

UCCG-3075R.Strauss 交響詩「ドン・キホーテ」/交響詩「死と変容」〜ジェームズ・レヴァイン/メトロポリタン管弦楽団/ジェリー・グロスマン(vc)/マイケル・ウズニアン(va)(1995年)・・・2年ぶり再聴。体調問題+不祥事の露呈も含め、レヴァインは最近活動の消息を伺えません。1975-2016年迄実質メトロポリタン歌劇場のトップ、なんであれ長く権力の座にあるとマイナス要因もありがち・・・閑話休題(それはさておき)彼がメトのオーケストラを飛躍的に磨き上げたのは事実らしい。これは未だ元気だった52歳の記録、味わい深い陰影とは無縁、耳当たりよろしく歯切れのよいサウンドが続いて、アンサンブルは一流です。わかりやすい、クリアな演奏に感心いたしました。

LSO5078Bartok バレエ組曲「不思議なマンダリン」/ピアノ協奏曲第3番/Stravinsky バレエ音楽「火の鳥」(1910年版)/Prokofiev バレエ音楽「ロメオとジュリエット」より「モンタギュー家とキャピュレット家」〜ヴァレリー・ゲルギエフ/ロンドン交響楽団/イェフィム・ブロンフマン(p)(2015年ライヴ)・・・キーロフ歌劇場をベースに、2007年よりロンドン交響楽団のシェフ、八面六臂の大活躍中なゲルギエフ。暴力的な「マンダリン」、平易に明るいピアノ協奏曲、メルヘン溢れる「火の鳥」全曲、文句なしお気に入り演目揃えて、こちら聴手はざわざわと集中できません。蒸し暑い部屋に扇風機が壊れて・・・再挑戦いたしましょう。

では、行ってきます。


2019年6月某日/サラリーマン生活延長線の日々

若い相棒より担当実務を引き継いでわずか二日目、作業物量2倍、取引先との折衝はここ3ヶ月イレギュラー・トラブル処理のみ代替していて、本格的に”営業”スタートしたところ。種々修正やらお詫び作業、自分のチョンボ処理含めて悪戦苦闘・・・小さなドラマ連続をけっこう愉しんでおります。若い頃からそんな処理は得意だったような?器用だったような?持ち分野の幅が広がったことを愉しんでおります。いよいよG20、べつに世界各国の情勢に気をもんでいるのではなくて、大阪よりの物流停滞影響を心配してのこと。心配本番は土曜の朝、ケータイに着信すること。

昨日の雨は予想外に散発、今朝は曇って降水確率は90%、台風余波から大雨の可能性もあるらしい。本日昼から取引先と定例打ち合わせ、明日は週末お仕事の山場・・・一週間はあっという間でっせ。昨夜は初級エアロビクスの日(自分より)お姉さまばかりの中に黒一点参加に慣れたけれど、左膝不調、ちゃんとしっかり深く曲がるけれど、やや痛み有。日常歩行に影響はありません。おそらくは下半身のマシントレーニング時、我流スタイルに要らぬ負荷を掛けたのでしょう。体重は毎朝67kg中盤維持、4月にはいったん72kg(北海道の美味三昧結末)でしたから。醜いハラをなんとかしたいもの。

VENEZIA CDVE 04234 Mahler 交響曲第1番イ長調〜エフゲニ・スヴェトラーノフ/ロシア国立交響楽団(1992年)・・・久々おそらく十数年ぶり拝聴。中古で過半を集めた時点、全集ボックスが格安出現して再入手したと記憶。スヴェトラーノフのMahlerはたしか第6番が出会い、予想外にフツウだった感想を抱いたものです。ここでの印象は”全体に重い”、時に露西亜風金管のエグいヴィヴラートを愉しみつつ、いまいち集中できませんでした。ちゃんと全曲再確認したいけどなぁ、そんな機会できるでしょうか。

Teldec WPCS-10584Wagner 楽劇「ニュルンベルクのマイスタージンガー」〜ダニエル・バレンボイム/バイロイト音楽祭/ザックス:ローベルト・ホル(b)/ポーグナー:マティアス・ヘレ(b)/ベックメッサー:アンドレアス・シュミット(br)/ヴァルター:ペーター・ザイフェルト(t)/エヴァ:エミリー・マギー(s)(1999年)CD一枚目、第1幕途中迄拝聴。どーでもええけど”祝祭”ちゃいまっせ”音楽祭”、いずれド・シロウトにオペラ云々の評価は不可能。伝説の合唱指揮者ノルベルト・バラッチの最後の年とか、音質がちゃんとしていること(いまいち埃っぽくないっすか?これ)勇壮かつ質実な旋律と歌、ゴージャスなサウンド、管弦楽作品集を聴き込んだ耳にはお馴染みばかり、たっぷり堪能いたしました。著名な第1幕前奏曲の勇壮なスケール、ラストそのまま合唱に入っていくところは大好きでっせ。

では、行ってきます。


2019年6月某日/サラリーマン生活延長線の日々

朝一番、牛乳が切れていることに気付いてご近所至近のコンビニへ、爽やかな空気でしたよ。昨年はもう猛暑だったんじゃないか、冷夏予想もあったけれど、適度な夏に向かっているかと。今週は雨が続くらしい。

昨日より引き継いで増えた担当営業データ処理開始、もちろん引き継ぎなどはなし、なんせこちら大ヴェテラン。作業実務システムを5-6年前に組み立てた本人ですから。それでも数年間扱ってこなかった細かいところは失念して、あちこち電話掛けまくってメールして確認したり、いつもの1.5−2倍くらいは悪戦苦闘、なんせ飛び込み案件+お盆の確認(商品追加調達不可)が同時並行して処理走りますし。ボケ防止にはちょうどよろしい緊張感でっせ。持ち分野を減らした若い相棒は実務処理ちょうどよろしい分量になったかも、但し、それは営業としてほんの一部、本来大切な取引先との商談の目途は立っておりません。将来AIで代替できぬ代表的な職業なんだとか。

一ヶ月後に参議院選挙、政府与党の不遜な態度、焦点が定まらぬ野党はどーも元気がない。トランプさん日米安保条約破棄に言及、って彼のことだから別な成果を引き出そうとという”ディール”だろうけど、危うい隣国との防衛は自分でやれ!というのが基本か。”老後2,000万問題”はリアルな現実、もっと自分のノーミソで考える将来ビジョンをしっかり持って、”寄らば大樹の陰”、”風頼み”、”パフォーマンスのみ”ではない政治家の育成望む。ご近所身近な知っている市会議員もお粗末なもんでっせ。

一週間ぶり歯医者へ、治療終了して左奥歯下の”型取り”、10日後に完成です。次回一萬弐千円持ってこいとのこと。貧困初老夫婦には痛い出費ですよ。すっかり日常となった日々の筋トレ+ステアマスター+ストレッチも実施。じつは両脚の筋肉のハリかなり、ストレッチすると痛いけど柔軟性はそれなり維持。上半身の筋肉にはあまり痛みは出なくて(トレーニングがヤワだから)むしろ持病である関節痛が軽減します。体重は維持、Tanitaさんの計測によると昨夜初めて内臓脂肪は「過剰」→「やや過剰」へ微妙な変化有。体型は客観的にはまだまだ醜いオッサンです。

BR 900167Mahler 交響曲第2番ニ短調「復活」〜マリス・ヤンソンス/バイエルン放送交響楽団/合唱団/アニヤ・ハルテロス(s)/ベルナルダ・フィンク(a)(2011年ライヴ)・・・聴き手の集中力がおそらく主因、この作品自分なりキモは第3楽章「Scherzo」冒頭のティンパニの存在感、ユーモラスな「魚に説教するパドヴァの聖アントニウス」に豊かなリズム感と表情、そして第5楽章「Im Tempo des Scherzos」嵐のような怒涛の開始、そしてホルン、フルートに導かれる「復活」への神々しい響きに・・・感銘は盛り上がりません。オーケストラは上手いけどね。音質はほとんど作ったところ、飾りのないリアルな(おそらく)優秀音質。ライヴの収録は妙に乾いていませんか?これはどこかで再挑戦必要、とは思うけれど、聴くべき「復活」音源をたくさん残してさて、いつになることか。

London F00L-59022/24   14枚組3,150円Mahler 交響曲第5番 嬰ハ短調〜ジョージ・ショルティ/シカゴ交響楽団(1970年)・・・お恥ずかしい駅売海賊盤以来のお付き合い(←コメントも恥ずかしい)。一番拝聴機会の多い”第5番”、幾度聴いて自分なり評価は揺れ動くもの。記憶ではシカゴ就任最初期(在任は1969-1991)の録音、いつのまにか半世紀前となりました。強烈世界一輝かしい金管の威力爆発、どこをとっても細部テンションの高い旋律リズムの扱いに圧倒されて、それは快感そのもの。要らぬ余情や情感交えぬスポーティな躍動に、現在の耳に保留なし賞賛を惜しみませんよ。当時Georg Solti(1912ー1997洪牙利ー独逸ー英国)58歳だもんなぁ、元気いっぱいですよ。

驚いたは英DECCAのマルチマイク録音、先のヤンソンス・ライヴとは対極!金管中心の音録り、時々ドでかい音量不自然前面にせり出して、定位も奥行きもどこへやら?ほとんどストコフスキーの世界でっせ。弦のバランスがよろしくない(引っ込んでいる)と感じるのは貧者のオーディオ環境だから?第4楽章「Adagietto」に於ける清涼な弦は見事だから、やはり金管重視収録の思想かと。各パートは明晰、というかバラバラに録って合成したのでしょう、”マルチ・モノ”の意味合いをようやく理解しました。各パートは響き合わず、孤立して鳴っておりました。おそらく現代では絶滅した”素晴らしい”音質でした。

では、行ってきます。


2019年6月某日/サラリーマン生活延長線の日々

息子より定期的にお嫁さん妊娠中の胎児写真が送られてきて、男の子とのこと。どちらでもめでたいけどね。お隣さんは小さな男の子二人、毎朝お父さんが出掛ける時には泣いたりして大騒ぎ!微笑ましいこと限りなし。こどもが小さい頃が人生の一番シアワセな時、ハイライトでしょう。今になってつくづくそう感じます。

人気芸人の”闇営業”問題、誰が要らぬ知恵をつけたのか。最初っから、後輩の誘いを断れず素性を知らぬ人々の集まりに出演し、カネをもらいました、そう腹を括って謝罪すべきだったかと。”カネはもらっていない”ことで逃げ切れると判断した関係者がいたのでしょう。彼(か)の報道直後から”ありえない”との声が上がってましたもんね。稀有な才能を失うのは残念。

閑話休題(それはさておき)、昨日朝一番に職場トップと実質新人若い相棒の”持ち分野削減”(抜いた分野には意味がある)問題を相談して、それは実質上彼に引導を渡すこと、来季職場より転出決定ということです。3ヶ月経って自分の指導が至らなかったこと、個性実力は人それぞれいろいろ、本音を云うと人事採用担当の眼力を恨みます。若いから環境を変えてやり直すことも大切なチャンスでしょう。

昨日のうちに本人に告知しました。彼の持ち分野は実質捨ててあと半年粛々と乗り切りましょう。自分が引き継いだ分野はイレギュラーや管理調整が難しいものばかり、早速3ヶ月放置案件フォローに動き始めております。可能性と将来ある若者を見捨てたみたいで、気分は鬱々と晴れません。出来が悪いのは当たり前、ポイントは誠実な謝罪と対応、前向きな努力、周りに感謝、そして”可愛げがあること”→これは努力して身につくものでしょうか。新しい週の始まりはスポーツクラブにてしっかり憂さ晴らし、筋トレ+ステアマスター+ストレッチ、67kg台体重維持できて、ここしばらく”踊り場”でしょう。

EMI TOCE-55445Saint-Sae"ns 交響曲第3番ハ短調「オルガン付き」〜ジョルジュ・プレートル/パリ音楽院管弦楽団/モーリス・デュリュフレ(or)(1963年)・・・LP時代はけっこう存在を知られた音源は21世紀に忘れられたような?ウィーン交響楽団との再録音に非ず、Georges Pretre(1924ー2017仏蘭西)40歳前の若き日の記録、LP時代よりお馴染み。残響たっぷり豊かな音質は記憶通り、前のめりにざっくりとした表現に少々細部描きこみが甘い、といった先入観は消えました。古典的構成+美しい旋律、華やかな管弦楽技法にダメ押しにオルガンの壮麗な響きの妙、名曲中の名曲はノリノリに颯爽とした勢いのあるものでした。アンサンブルに難があったらしいオーケストラは弱点を補って余りある色彩、サウンドに色気がありました。

昨夜〜今朝に掛けてじっくり拝聴したのはMahler 交響曲第2番ニ短調「復活」〜マリス・ヤンソンス/バイエルン放送交響楽団/合唱団/アニヤ・ハルテロス(s)/ベルナルダ・フィンク(a)(2011年ライヴ)・・・演奏、音質いろいろ考えさせられることはあって、ネットでのご意見を伺おうと思ったら、ほぼコメント皆無。映像版に「韓国語の字幕があって日本語がないのは?」くらい。時間切れなので、この件は継続宿題にしましょう。

では、行ってきます。


2019年6月某日/サラリーマン生活延長線の日々

力士が夏を連れて名古屋に到着。これは日本ならではの風物詩でしょう。エアコンが普及していなかった時代は体調維持がタイヘンだったそう。こちら布団クリーナーの成果二日目では結果は出るはずもなし(ダニが要因かもわからんけど)咽に痰が絡んで睡眠不如意、たまには外で食事でも、との女房殿の提案を蹴って、冷凍庫在庫消化+スギ薬局PB糖質Offビール風飲料@98(税抜)買ってきたせいかもしれません。アルコールが入ると睡眠不如意な癖有。今朝は雨、そして晴れるとのこと。体重は”やや増”、最近お気に入りのポテトフライ喰いました。朝一番でギリギリ67.9kg(正確には着衣68kgちょうど。朝食前)。右首の腫れは無事引きました。

一週間の始まりにお仕事ある決意を固めました。3ヶ月経過した実質新人若い相棒のお仕事分野削減→自分に振替、おそらく彼はクリアできないでしょう。いくらでもフォローするつもりだし、大きな成果を求めないで若者の成長を待つのは当たり前、それでも喫緊の対応+彼の技量を見据えての判断です。朝一番、上司に相談しないと。

 Retrospective Ph RET93407Vivaldi ヴァイオリン協奏曲集「四季」作品8/1-4/ヴァイオリン協奏曲イ短調 作品9/5〜シモン・ゴールドベルク(v)/オランダ室内管弦楽団(1973年)・・・Szymon Goldberg(1909ー1993)は波乱万丈の生涯、第2時世界大戦中インドネシア辺りで旧日本軍の捕虜になったんでしたっけ?そして晩年は日本人伴侶を得、よろしからぬ縁の日本で活動し亡くなったはず。これは先日聴いたボフダン・ヴァルハルにも一脈通じて、それ以上に独墺系、重心の低いガッシリとしたアンサンブル、ソロは質実に着実、若い頃LP時代からの馴染みは一時代回って妙に新鮮でした。当時日本では「四季ブーム」、世界的にも著名な演奏家はすべてこの作品を演奏録音して、その流れだったんでしょうか。ゴールドベルクのソロは渋い音色と控えめなヴィヴラートが存在感抜群。

LP時代のデザインセラフィム1000シリーズBizet 劇音楽「アルルの女」組曲第1番/第2番〜トーマス・ビーチャム/ロイヤル・フィル(1956年)・・・これは1990年頃?新星堂1000シリーズにて愛聴しておりました。Thomas Beecham(1879ー1961)一連の録音は意外と音質良好、オーケストラの技量、「ファランドール」のノリに感銘深かった記憶有。20年以上ぶりの拝聴?悪い録音ではないけれど、なんせステレオ黎明期、ややセピア色に感じたし、アンサンブルも味わい系、昨今のディジタル系精密なアンサンブルに非ず。この辺りの作品は”一般教養として誰でも知っている・・・”のは昔話か、シミジミと懐かしく美しい旋律演奏を堪能いたしました。温故知新。

では、行ってきます。


2019年6月某日/サラリーマン生活延長線の日々

今朝は涼しいですね。夜半から雨とか。

現在左奥歯下治療中、それと関係するのか知らんけど右耳下辺り腫れて顔の形が変わっております。昨日昼飯時になんか?口開けづらい感覚有、夕方には腫れてきて、但し痛みも発熱も体調不良もなし。膏薬貼って寝たけど、今朝変化はありません。なんでしょうか。耳下腺炎?そんな病名ありましたっけ、おたふく風邪か。だったら、職場に妊婦がいるから気をつけないと。昨日、洗濯しつつエアコン2台の清掃、午前中市立体育館トレーニングルームにて(気持ち)二日分鍛えて〜食材購入して帰宅したら布団クリーナー到着、電源タイプ5,000円弱、女房殿は”重い!テレビ宣伝のはもっと軽かった”と文句宣(のたま)うが、あれは有名メーカー(充電式)数万円ですから。とにかく天日干し後の布団計4枚裏表+枕に使ってみました。さて、効果あるんでしょうか(重いし熱があるからけっこう汗をかくもの)。機能的には掃除機と一緒ですよね。

今朝起き抜け計量は67.6kg(昨夜寝る前は67.9kg)朝食直後は+1kg!水分じゃないのかな。これから出すもの出して、午前中しっかり運動して”夢の67kg台連続!”目指します。凶悪犯人逃走中だけど(逮捕したとの続報有)今朝のYahoo!ニュース上位に「検証 塩なしでパスタゆでると」みたいな平和な記事が載っているから世間は平穏なのでしょう、きっと。

ABC 8.770032Bach/Scho"nberg編 「来ませ、創り主、聖霊なる神よ」BWV631/「装いせよ、おお、魂よ」BWV654/前奏曲とフーガ 変ホ長調「聖アン」BWV552(1994年)/Brahms ピアノ四重奏曲第1番ト短調(1996年)〜エド・デ・ワールト/シドニー交響楽団・・・実力のワリに意外と不遇なEdo de Waart(1941ー阿蘭陀)シドニー時代の録音(在任1995ー2004)。棚中在庫CDをすっかり失念して、久々の発見!ネットでもほとんど消息を探せぬ一枚也。Bachのオルガン作品はもともと巨大、但し色彩はモノクロ、そこに先人に敬意を評してわかりやすく大管弦楽編曲に仕上げたのですね。ストコフスキーもこの流れでしょう。なんか異様に巨魁な世界に仕上がって、怪しさ限りなし。Brahmも大好きでして、数ヶ月前ロバート・クラフトに言及しておりました。交響曲第5番ト短調とは言い得て妙、これは原曲よりかなり巨大化して重量感たっぷり、オーケストラは上手いですよ。有名なオペラハウスでの録音も上々。


2019年6月某日/サラリーマン生活延長線の日々

昨日午前中難物難題な残務に呻吟しつつ、いつまでも宿題をクリアできぬ新人に説教しつつ、辣腕スタッフさんからデータの不備を指摘され急ぎ修正し、昼から取引先へ商談へ。いつもは若い相棒と一緒だけれど、彼はなんの準備もできていないから一人、和気藹々と有意義な商談を済ませて、帰りHARD・OFFに寄って休憩して・・・事務所戻り。東京本丸からのトラブル処理連絡を2件対応して終了、さっさと帰宅してスポーツクラブにて一週間の締め括り予定・・・すると、悪いお友達(職場爺二人同志)から冷たいビールでもと悪いお誘いが・・・これで”夢の67kg台連続!”ついに断念か。

親父の葬式以降いろいろ巡り合わせもあって、しばらくお話していなかったもの。彼は4歳下、既に慣行である役職定年を過ぎて”次の人材”が準備できず継続中、あと2年で定年。継続雇用希望すれば単身赴任解除大阪戻り(自宅は神戸)この歳で新しい別なお仕事、安いお給料でこき使われるのもなぁ(=ワシのこと)不動産経営(活動する営業する地主家主!)の準備を進めております。な〜んの将来設計もないこちらに厳しい批判、現金だけ保っていてどーする?と。

数年前に導入された”幹部ライセンス”資格試験とやら、これが評判よろしくなく廃止の噂とか。つまりお勉強だけできる(テストが得意な)のがけっこう多くて、マネージャーから見ると”こいつは使えない”のがゴロゴロ出てきているらしい。もともと彼が現在担当しているエリアは自分からマネージャー職を引き継いだもの、その主たる取引先幹部にトラブルがあってトップ辞任の内幕とかいろいろ伺いました。もう仕事はしたくないなぁ(とくに彼は既に不動産所有家賃収入あって、それを広げたいらしいし)しかし、現在の職場は20台先頭に若く元気な連中がたくさんいて、その刺激は捨てがたい魅力というのは同意見でした。完全引退したらまわりは爺婆ばかりですから。

めずらしく9時半位には終了して、地下鉄二駅戻って以前ならタクシー、節約耐乏生活に至って+運動も兼ねて20分ほど徒歩で帰宅。久々の酒に睡眠不如意、途中断続的に起き出して朝食後67.9kgなんとかクリア、本日明日と市立体育館トレーニグルームにてしっかり鍛え直しましょう。

DG 4761914Beethoven 交響曲第4番 変ロ長調(1988年)/第5番ハ短調(1987年)〜クラウディオ・アバド/ウィーン・フィル・・・旧録音。別に他意はないけれど、Claudio Abbado(1933ー2014)はほとんど聴いておりません。これは初耳、ベルリン・フィル全集も未聴です。21世紀に入って散々古楽器系演奏を聴いてきて、一周りしたのか、壮年のアバドは”躍動するオーソドックス”な魅力。充実して厚みのあるオーケストラの響き、リズミカルな軽量サウンドに非ず、太古巨匠世代風時代遅れに重苦しい世界からはもちろん遠く、例の如し”ムリムリなところのない”聴き馴染んだ名曲中の名曲は要所のツボを押さえて新鮮に感じました。もちろん提示部繰り返し有。

クアドロマニア 222125-444  4枚組1,380円(総経費込)ほどで入手 他、Debussy 「牧神の午後への前奏曲」/「海」/「管弦楽のための映像」〜ルイ・ド・フロマン/ルクセンブルク放送管弦楽団(1972年)など久々に拝聴。これが刷り込みです。なんとなく不安定、曖昧模糊としているところが堪らない。


2019年6月某日/サラリーマン生活延長線の日々

今朝は曇り、昼は30度になるらしい。

お仕事は粛々淡々と、なんてとんでもない!毎日あがいて大騒ぎしてあっという間の一週間、昨日も降って湧いた大物トラブルお隣チームより発生、それを2−3ヶ月掛けてクリアすべく動き出しました。全部自分がフォローするわけでもなし、但し進捗管理や点検指示、職場トップへの報告は自分のお仕事。発生元担当は落ち込んでいたけれど、周りが暖かく自分のこととして動き出したのが素晴らしい職場と感じました。ようやく夏らしくなった気温みたいに、アツい仲間たちでっせ。本日、その件も含め一週間一度の内部仕事の山場、昼からは取引先へ商談です。年中アレルギー症状さておき、心身ともに充実して元気なことに感謝しましょう。今朝も67.6kgからスタート、しばらくこの辺りで戻らぬよう気をつけましょう。

昨夜はスポーツクラブ休館日、市立体育館トレーニングルームに(ぎっくり腰も癒えた)女房殿も誘いました。マシン筋トレしっかり+ストレッチ、ステアマスターはなし。急ぎ帰宅して入浴も爽快です。”年中アレルギー?症状”対策として布団クリーナーをamazonに注文しました。物は試しと安めのもの、さていかがなもんでしょうか。そろそろエアコン再稼働のため、入念なお掃除も必要です。

Simax PSC1351Haydn チェロ協奏曲第1番ハ長調/Mozart 協奏交響曲 変ホ長調K.364〜クレメンス・ハーゲン(vc)/ラース・アネルス・トムテル(va)/ヤン・ビョーランゲル(v)/1B1室内管弦楽団(2016年)・・・ハーゲン四重奏団の中心的メンバーがソロを執る協奏曲も初耳?ノルウェイのスタヴァンゲルという11万人ほどの街にある大学関係者オーケストラが”1B1”らしい。モダーン楽器ですね。名曲2つ並べて爽やかな演奏連続、ソロは名手ばかり。著名なヴィオリストはラース・アンダース・ トムターと読んでおりました。音質もよろしいし、なんの不満もないけれど素直にスムース過ぎ?星の数ほどある先人の演奏に割って入るべく特異な”個性”、”色”を求めたくなるのも贅沢なお願いでしょう。

ARTE NOVA 74321 51629 2  中古@300Sibelius ヴァイオリン協奏曲ニ短調/交響曲第5番 変ホ長調〜ステファニー・ゴンリー(v)/エイドリアン・リーパー/グラン・カナリア・フィル(1996年)・・・Stephanie Gonleyはイギリス室内管弦楽団の中心メンバーらしい。”大西洋のハワイ”リゾート島(西班牙領)にこんなオーケストラがあるのですね。Adrian Leaper(1953ー)は英国のヴェテラン、現在はマドリードの放送オーケストラに長期在任中らしい。廉価盤フリークとして懐かしい名前でっせ。スロヴァキア・フィルとのSibelius交響曲全集を処分して現在入手難に後悔(NMLにて拝聴可能)このオーケストラとの再録音はもう一枚CD入手(交響曲第1番第6番)残り2枚を注文したら残念、廃盤と連絡があった十数年前の記憶も鮮明でした。いまやネット検索してもほとんど出現しません。

オーケストラの技量はそれなり、ソロは素直でやや小粒、いつものリーパーらしく個性や隈取を強調させぬ”暖かい”サウンド、作品表現としてはやや違和感有、というより表現個性押し出しの不足、線の細さ、弱さを感じます。浪漫風情濃厚なヴァイオリン協奏曲、明るい作風な交響曲、それはそれとして愉しんで、昔の自分のCD収集マニアック方向を思い出しておりました。

では、行ってきます。


2019年6月某日/サラリーマン生活延長線の日々

昨年の今頃は既に猛暑の兆しと記憶、ことしは朝晩涼しいですね、昼はちゃんと気温が上がって農産物に影響ない程度と思います。不動産とかあまり縁がないから詳細理解していないけど、大手大和ハウスが建築基準法違反多数とか。住民の危機に直結するものなのか、法令上の違反のみなのか俄に判断はできぬけれど、いずれも遵法意識コンプライアンスの欠如は大企業には致命的、やはり日本はなんかおかしくなってますよ、きっと。

職場はあちこち出張とかで人数少なく、相変わらず東京本丸から持ち込まれた難物課題(の一部をフォローしたもの)実務処理対応不備にイライラ、若い相棒の機械的な官僚風処理による悲惨な結末を厳しく叱って、昼から取引先と定例商談、お仕事意欲も盛り上がらずさっさと早めに直帰しました。水曜夜は恒例初級エアロビクスの日、黒一点頑張りました。

レコーディング・ダイエットとは岡田斗司夫「いつまでもデブと思うなよ」(新潮新書)に出現する概念と記憶、ようはするに自分の体重に興味を持って、マメに体重量れということですよ。昨夜はエアロビクスの前後にマシン筋トレ+ストレッチをしっかり実施して既に三週間休みなし、朝一番の体重は67・6kg、四度目の67kg台は”参考記録”ではないでしょう。これがしっかり朝食を摂ったら+500g、これは豆乳野菜ジュース珈琲など水分の影響か、これから出すもん出して、日常基礎代謝に消化して、昼を節制(ここ2ヶ月弁当を作るのがメンドーで自作おにぎりのみ一個+即席味噌汁かスープ)夕食も炭水化物控えめ、そして日々汗を流す運動を欠かさない・・・そりゃ減りますよ体重。ここしばらく酒席も避けておりますし。

BRILLIANT Classics290417(5枚組)Vivaldi 2台のヴァイオリンのための協奏曲イ長調RV521/二短調RV514/ヴァイオリンとチェロのための協奏曲イ長調RV546/二長調RV564/合奏協奏曲ニ短調 作品3ー11/3台のヴァイオリンのための協奏曲ヘ長調P 278〜ジョセフ・コペルマン、ヴィリアム・ドゥブロッキー、ルドヴィト・サトゥリー、ペーター・ハマー(v)/ユライ・アレクサンダー、ヴィリアム・サリー(vc)/ボフダン・ヴァルハル(v)/スロヴァキア室内管弦楽団(1960年代?)・・・既に大昔に処分した「Vivaldi コレクション(ボフダン・ヴァルハル/スロヴァキア室内管弦楽団他)5CD(もちろん廃番)一部復活したようで、4枚目分音源を発見・再聴できました。聴きたかったんですよ。Bohdan Warchal (1930-2000スロヴァキア)は来日したこともあったけれど、モダーン楽器使用してちょっと地味な存在?20年ほど前は古楽器が先鋭、これは時代遅れと勝手に判断しておりました。(類似の古楽器ボックスに買い替えたはず)

久々の印象は、音質もそう悪くはない自然なもの、モダーン楽器アンサンブルは誠実に整ってオーソドックス、作品を愉しむのにほとんど不足なし。2台のヴァイオリンのための協奏曲二短調RV514辺り、哀愁の旋律にしっとり黄昏れました。しかし、当時なにが不満だったか理解できる気も・・・自分のバロック好きの原点は”イ・ムジチの四季”(←恥ずかしいコメント+駅売海賊盤ご容赦。しばらく聴いていない)カリッとして歯切れのよい、伊太利亜の陽光のような豊かな南欧アンサンブル!こちらサウンドがいかにもジミ、色彩や陰影の変化に乏しい、技術的に優れ誠実に整ったアンサンブルは”東欧”そんな気候の違いでしょうか。これだったらリズミカルに躍動する古楽器演奏に心は動いたのは当たり前だったかも。ボックス残りも再聴したいものです。

では、行ってきます。


2019年6月某日/サラリーマン生活延長線の日々

甲信越東北辺りにて強い地震、朝までに新幹線も動いたようで大きな被害はなかったのでしょうか、”忘れた頃にやってくる”とはこのこと。他人事じゃないっすよ。ここは東南海地震とやら、一番大きな恐れがあるとされているところ。但し、100-200年というのは大自然にとって誤差の範囲ですから。昨日お仕事大小トラブル、内外ミスの処理、自らの対応のマズさにイライラと後味も悪くお仕事終了(帰宅後残務失念に気付きました)歯医者へ。歯石もしっかり取っていただいて、一応当該箇所の処置終了したことをレントゲン確認、次回は型取り、そして再建工事となります。あと2週間くらい?それで20年ほど保ってくれるとありがたい。

今朝、三度67.9kg(追い風瞬間参考記録。但し、着衣のまま。4-5年前は74kg体調最悪)昨夜は女房殿戻ってちゃんと夕食摂った結果です。連日の筋トレにやや身体は引き締まって、満遍なく贅肉→中途半端に部分脂肪が落ちるから、かえって醜くハラが目立ちます。ズボンはゆるゆるだけど、完全標準体重に未だ10kgほど日暮れて道遠し

Jos van Immerseel 1945-白耳義Wagner ジークフリート牧歌/Liszt ピアノ協奏曲第2番イ長調/Chopin ノクターン第20番 嬰ハ短調(パスカル・アモイヤル(fp))/交響詩「ゆりかごから墓場まで」/Wagner 歌劇「ローエングリン」第3幕への前奏曲/Liszt 交響詩「前奏曲」〜ジョス・ファン・インマゼール/アニマ・エテルナ(18 September 2011, Beethovenhalle, Bonn)・・・これはネットから入手したライヴ音源。浪漫派に手を広げた古楽器演奏、当時のオーケストラってこんな暖かくも粗野、ぽってり素朴ヤワな響きだったのか。バロックから古典派辺りの古楽器演奏にはすっかり慣れたけれど、濃厚な浪漫派イメージとは遠いような?先入観刷り込みがありました。Pascal Amoyel (1971-)とは初耳ピアニスト、高名なピエール(ヴァイオリニスト)の親戚筋?インマゼールのレパートリーではないのか、次世代のテクニシャンが気持ちよく弾いていて、大好きなノクターン(平原綾香ちゃんの「カンパニュラの恋」)をアンコールに甘く歌ってくださいました。

続く元気のよろしいWagner、Lisztいちばん人気な「前奏曲」も馴染んだ姿とずいぶん異なる”暖かくも粗野、ぽってり素朴ヤワな響き”を愉しんだものです。

NAXOSWagner 楽劇「ラインの黄金」 - 第4場 ヴァルハラ城への神々の入場(arr. H. Zumpe)楽劇「ワルキューレ」 - 第3幕 ワルキューレの騎行(arr. W. Hutschenruyter)楽劇「ワルキューレ」 - 第3幕 ヴォータンの別れ 「 さらば、勇気ある輝かしき子よ!」(arr. W. Hutschenruyter)楽劇「ジークフリート」 - 第2幕 森のささやき(arr. H. Zumpe)楽劇「神々の黄昏」 - プロローグ 「ジークフリートのラインの旅」(arr. E. Humperdinck)楽劇「神々の黄昏」 - 第3幕 ジークフリートの死と葬送の音楽(arr. L.Stastny)楽劇「神々の黄昏」 - 第3幕 からすたちよ、飛んで行け!(管弦楽版編曲者不明)ジョアン・ファレッタ/バッファロー・フィル(2017年)・・・「リング」の管弦楽版は原曲全曲以上に馴染んで聴いてきたけれど、各々編曲者がいたのでしょう。ストコフスキー辺りが有名ですよね。これはおそらく過去の編曲者達の力作です。旋律のつなぎ方や、一部パートが合奏からソロに変わっていたり、楽譜詳細を見る方には堪らぬ興味でしょう、きっと。こちらド・シロウトは馴染みの旋律をたっぷり堪能して、自然な奥行き広がりな音質も極上。

但し、いくら力を着けてきたBuffalo Philとは云え、このサウンドに芯とか力感が足らんと感じます。アンサンブルは整ってスムース、でもこの音はWagnerに非ず、聴き馴染んだ独墺系に非ず、妙に表面がつるつるしてコクがない感じ。これってかなりの比率で亜米利加オーケストラに感じる不満、シアトル交響楽団にも似たような感慨を抱きました。ブーレーズ/ニューヨーク・フィルとか、なんだったらジョージ・セル/クリーヴランド管弦楽団の例を出してもそんなに印象は遠くない。(しばらく聴いていないけど)

では、行ってきます。


2019年6月某日/サラリーマン生活延長線の日々

拳銃強奪犯人が捕まって、その後の凶行もなかったけれど、某関西放送局常務の息子?辞めるんでしょうか、これは日本独自の習慣でしょう。

いつもの一週間が始まって、先週土曜の取引先行事の難儀な後始末いくつか、職場内外のご協力も得て無事すべてクリアできました。感謝。定例職場ミーティングにて、残された当面+中期的な諸課題も報告して順調な毎日だけど、相変わらず重役出勤な若い相棒、宿題の段取りが組めず後回しにしてしまう癖が治りません。先週は研修二日、昨日は昼から健康診断、忙しいのはわかるけど、お仕事残す言い訳(←得意技なんです)にはなりまへんで。課題を整理、優先順位を付けて、ていねいにひとつひとつクリアしていく・・・って、ヴェテランにも難しいこと、我流も目立ってミスも増えております。隠すことはないだろうけど、気付かぬミスはまだあるやろなぁ、きっと。毎年付き合う新人にはそれぞれ個性やら、違いがあるのは当たり前。ことしは諦め気味、熱血指導する意欲も湧きません。

夕方、女房殿大阪よりご帰還。婆さんの家の風呂が壊れたとのこと、団地内の銭湯も廃業。さっさと直してやれよ!夏も迫っているのに。かなり弱って物忘れも進んでいるらしい80歳後半であります。

昔懐かしいスケバン刑事ならぬ”透けパン爺”事件再び!夜いつものスポーツクラブにて、しっかり筋トレ・ステアマスター・ストレッチを終えて着替えたら・・・薄い生地の半パン・トレーニングウェアに流用、お尻が抜けつつある・・・誰もオッサンの尻など見ないけど恥ずかしいことに変わりなし。体重は踊り場をひとつ抜けて、68kg台定着(3ヶ月で▲3kg。いったりきたりだけど)。次を目指しましょう。今朝、やや頭痛有。本日夜は歯医者の日。

数日前、バーンスタインを聴いてすっかり気に入ったWilliam Steinberg, 1899ー1978Wagner 楽劇「トリスタンとイゾルデ」(第2幕)〜ウィリアム・スタインバーグ/ボストン交響楽団/Isolde - Eileen Farrell 、Tristan - James King、Brangane - Nell Rankin、King Marke - Robert Hale、Kurwenal - John Davies、 Melot - Dean Wilder(1972年ライヴ)・・・バーンスタイン3枚組も出目怪しかったけれど、これは正真正銘放送音源をネットから入手したもの。William Steinberg(1899ー1978)はボストンに於ける小澤征爾の前任、その前がラインスドルフ、ミュンシュ、クーセヴィツキーと実績知名度高い人ばかり、極東亜細亜人就任は時代を考えれば画期的なことだったのでしょう。閑話休題(それはさておき)こうした演奏会形式のオペラは日常だったのですね。音質良好。アイリーン・ファーレルはここでもイゾルデ役、あちこち出ずっぱりやったんやな。トリスタンはジェームズ・キング(1925-2006亜米利加)担当、欧州でも活躍したヘルデン・テノール。第2幕開始を告げる切ない旋律はすっかり馴染みとなって、なんせ深みのあるオーケストラの音色がよろしい。官能的なサウンド+歌を堪能いたしました。

スタインバーグは戦争の関係もあって独逸〜以色列〜亜米利加と転出してコンサート指揮者のイメージだけど、若い頃はフランクフルトでオペラから出発した人らしい。剛直ストレートな表現、第2幕のみというのもド・シロウトにはちょうどよろしい長さでした。

他、Telemann トリオ・ソナタ集〜フェデリコ・グリエルモ(v)/クリスティアーノ・コンタディン(bass viol)/ロベール・ロッレジャン(cem)(2013年)・・・今月始めに聴いたステキな音楽が忘れられずに再聴。哀愁の旋律が魅惑+しっとりとした古楽器が瑞々しく響きました。今朝はVOX CD6X3613Buxtehude オルガン作品集より1枚目〜ワルター・クラフト(or)(1957年?)拝聴中です。Dieterich Buxtehude(1637ー1707)は大Bach(1685ー1750)の大先輩世代、若き日リューベックにてオルガンを学んだ師匠筋。(後継者に推挙、但し年上娘の結婚が条件だったので断ったとか)Bachは厳格な構成と際立った旋律の美しさに魅了され、いくつか聴いたBuxtehude作品にも古めかしさを感じたことはありません。

では、行ってきます。


2019年6月某日/サラリーマン生活延長線の日々

女房が大阪の老母のもとへ不在も一週間、いつものように粛々とお仕事して毎日マシントレーニング欠かさず、食事は控えめに規則正しく減量傾向は狙い通り(ビール風飲料2回)。昨日は朝一番に【♪ KechiKechi Classics ♪】定例更新。午前中に市立体育館トレーニングルーム経由(いつもの)ディスカウントストアにて食材購入、昼から書留を受け取って宅配便も2件、息子夫婦より”父の日”プレゼント到着も嬉しいこと(おそらくお嫁さんのご配慮)。夕方、最寄り駅迄歩いていつもの床屋へ、黙って”短く”(短めにとお願いすると、ほぼ坊主状態へ)刈ってくださいました。左奥歯下は再建途中だから口中不如意だけれど、痛みがないのはありがたい。本日夜女房殿ご帰還、ちゃんと掃除機を掛け、2回のゴミ出しもしましたよ。

本日は一昨日取引先行事対応の後始末が悩ましいけど、既に責任とって頭を丸めてますから。選挙目当て+人手不足解消を狙って、政府は”ロスジェネ”対策を掲げているそう。一方で”老後2,000万足らぬ”(国民年金だけだと5,000万とか)とか”女性には3人産んでもらわんと”なんて、この世代にそんな余裕はなくて本人もタイヘンだし、それを支える次世代にもいや増す負担・・・”ロスジェネ”も種々様々、ちゃんとしたスキルを身に着けているのに、それに見合った収入を得られぬ身分とか、そもそもそんなスキルを身につけるチャンスがなかった人もいるでしょう。”引き隠り”問題も、この辺りと関係するかも知れません。そんな記事が朝刊に載っておりました。

Alba ABCD403Brahms 交響曲第2番二長調/Segerstam 交響曲第289番「When a Cat Visited」〜レイフ・セーゲルスタム/トゥルク・フィル(2015年)・・・太り過ぎが気になるセーゲルスタムは元気で精力的に活動しているらしく、現在はこの母国芬蘭土のオーケストラ常任とか。牧歌的な味わい深いニ長調交響曲はテンポ遅く、響き薄く乾いてクール怜悧な表現が個性的。Brahms特有の重厚かつ濃い推進力を求めるなら、違和感を覚える方が多数派と類推します。このオーケストラは色彩も薄く、昨今の古楽器系軽妙軽快なリズムとも異なって、いささか馴染みすぎて作品に食傷気味な自分は、悠揚迫らぬ特異な味わい、作品そのものをたっぷり堪能しました。

自作の交響曲?番号数はほとんどジョーダンな289番、一般に現代物は軽視されるけれど、多彩な打楽器+ピアノも活躍する繊細な作品(19分)経験も貴重なものと思います。

Teldec825646211869Bernstein 「ウエストサイド・ストーリー」〜シンフォニック・ダンス/Gershwin 3つの前奏曲/Bartok 2台ピアノと打楽器のためのソナタ〜ギュエル・ペキネル、ジュエル・ペキネル(p)/ペーター・ザドロ、シュテファン・ガゲルマン(打楽器)(1997年以前録音詳細情報探せず)・・・Guher Pekinel、Suher Pekinel (1953-土耳古)別嬪姉妹も還暦超えかぁ、Peter Sadlo (1962-独逸)ってミュンヘン・フィルの名人じゃないの。 大好きな作品ばかり、ノリノリ息の合ったピアノに+切れ味のある打楽器が快く絡み合います。誰でも知っている「マリア」「クール」「トゥナイト」などリズミカルな骨格のみ浮き上がって新鮮、ペーター・ザドロ編曲とか。たった4人で巨大な世界が広がるBartokへ違和感なく続きました。

Exton OVCL-00312Stravinsky バレエ音楽「春の祭典」〜ヤープ・ファン・ズヴェーデン/オランダ放送フィル(2006年)・・・今やニューヨーク・フィルのシェフとなったJaap van Zweden(1960ー阿蘭陀)出始めの録音。オーケストラはアンサンブルは充分な技量でも、各パートの自発的な表現とか圧巻の厚みと迫力!に非ず、それでも作品を堪能するに不足はないでしょう。なんといっても音質がすごい。マルチマイクを駆使して特定パートを恣意的に浮き立たせる方向ではない、必要にして充分、細部隠れがちなパートもよう聴こえるし、打楽器群がダンゴにならず各々音色の違い低音迫力の決め技も爽快!ズヴェーデンの表現もオーケストラの個性も特別に自己主張せず、作品の素の味わいを堪能させてくださるもの。

では、行ってきます。また新しい一週間の始まり、引き締めていきましょう。


2019年6月某日/サラリーマン生活延長線の日々

今朝の朝刊一面は「80-50問題」。他関連記事が続きます。出口のないように見える事象に、まず現実を正確に知ること。つい最近まで”なかったこと”にしていた社会問題、現在だって”引き隠りは男性多数”というのは事実と違うんじゃないか、じつは女性もほぼ同数との類推もあります。鬱病は女性が多いですもんね。そんな課題に果敢に取り組む老精神科医師への取材もありました。また”引き隠りの定義”も曖昧であって、部屋に隠ってゲーム三昧、食事は差し入れられる、髪はぼさぼさ、みたいなヲタク・イメージ(それは比較的若い世代)ばかりに非ず、ご近所コンビニに買い物に行っても社会的接点を失った人や、盛り場で散財する人(もちろん自分のカネではない)も含めてカウントできるそう。

地域社会の接点もなく、せいぜいご近所スポーツクラブでのご常連と眼で挨拶程度な自分だって”ほぼ引き隠り”、お仕事完全引退したらどーなるのか?不安は募るばかり。昨日は旧知のメーカーさん(小さい家業みたいなもの)専務(兼営業)同行取引先行事へ。先代の専務からの昔馴染み、次男坊が専務を継いで、兄が社長です。彼の息子が自閉症で施設に通っているとのこと。思うようにものは売れず、”解けてしまって持ち帰れない”もののみ完売させて終了。会場都合で直行させた若い相棒(本音は待ち合わせ場所に遅刻されたら全員大迷惑!)は会場に無事時間どおり到着、一生懸命声を上げて売っておりました。褒めてあげなくっちゃ。

例の通り終日立ち仕事に腰辺り、正確にはケツ上の筋肉が痛い。ひとり職場に戻ったら前年若い相棒が出勤当番、行事対応の苦労を知っているので荷物片付を手伝ってくれました。全身疲労感にこんな時こそ!帰宅後速攻ご近所市立体育館トレーンングルームへ。前屈のストレッチに痛むのは腰に非ず、周辺の筋肉こわばりであることをしっかり自覚、マシンによる上下半身筋トレ+ステアマスター15分しっかり実施。昨日朝一番、二度目の67kg台(67.9kg。追い風参考瞬間記録)も、ドラッグストアにて@98ビール風飲料入手、先日来気に入っているポテトフライ(昨夜は紅花油使用して調理)ほか、好きなものをバリバリ喰ったら今朝+1kg、あっという間でっせ。もちろん本日も鍛えます。

Gala GL 100.613Wagner 楽劇「トリスタンとイゾルデ」抜粋〜レナード・バーンスタイン/ニューヨーク・フィル/ジェス・トーマス(t)/アイリーン・ファーレル(s)(1969年ライヴ)・・・こんな(おそらく非正規)音源あったのですね。音質は良好。声楽はこの二人のみ、一気に60分続いて(幕転換に拍手有)この長さの演目だったのでしょう。いつもの「前奏曲」は避けて、第2幕第3幕抜粋?(ラスト「愛の死」はたっぷり堪能)あちこち馴染みの旋律が顔を出して飽きさせないもの。Jess Thomas(1927ー1993亜米利加)はバイロイトでも活躍した往年のヘルデンテノール、Eileen Farrell(1920ー2002亜米利加)の主戦場は国内でも、ここでの説得力は比類のない輝かしさ、オーケストラも好調です。バーンスタインの燃えるような表現に全曲盤(バイエルン放送交響楽団1981年)が聴きたくなりました。


2019年6月某日/サラリーマン生活延長線の日々

なんの巡り合わせか、昨夜睡眠不如意、11時頃睡魔を感じて就寝、2時頃起き出して小一時間、再度床に就いてもうつらうつら状態、著しい睡眠不足に本日は通常より30分速く家より出て、最寄りの駅から応援のメーカーさんを拾って取引先行事会場へ、なんせヴェテランなので粛々と準備万全、とくべつに緊張感はありません・・・というか、むしろ緩んでいる感じ。

昨日は午前中にてすべてのお仕事を快速処理、翌日準備の荷物を社用車に積み込んで昼からサボり。やることやったから許していただきましょう。せっかく安倍ちゃんが宜蘭に行ったのに、日本船が攻撃を受けて(政治的に)立ち往生。「老後2,000万問題」(真実なのでしょう)「80-50問題」+それに関連?する「一人で死ね」発言(当事者を追い込んでしまう)そして「児童虐待」「乳児ネグレクト」(抵抗の術がない)日本はどーなっちまったのか。お年寄りの暴走、逆に善良な年寄りを騙したり、挙げ句殺してしまったり。それでも自分は安閑とスポーツクラブへ行って、しっかり鍛えてきましたよ。

WestminsterBritten 歌劇「ピーター・グライムズ」より「4つの海の間奏曲」/パッサカリア/青少年のための管弦楽入門(ヘンリー・パーセルの主題による変奏曲とフーガ)〜エイドリアン・ボウルト/ロンドン・フィル(1956年)・・・こんな音源に出会うからネット検索は止められない。先月のバーンスタインもキレがあって良かったけれど、こちら盤石の貫禄演奏でしょう。カッコ良い作品やなぁ、世間では馴染み薄い前者も教科書に載っていた後者も、管弦楽の多彩な音色リズムを駆使して痺れるほどの名曲!音質も意外とよろしいステレオでした。

では、行ってきます。なんとか本日一日乗り切れますように。


2019年6月某日/サラリーマン生活延長線の日々

昨日のお仕事はまずまず順調、取引先との定例打ち合わせも無事終了して、そのまま直帰、歯医者へ。もともとの奥歯は既に神経を上手く抜いて痛みなし、ところがその隣にも違和感有、そこも20年もののかぶせを取り外して治療開始。完全再建まで未だ間がありそうだけど、不自由な右側での食事にさほどの不便もありません。ご近所ショッピングセンターより戻る途中、思い立って(ここも愛用)スギ薬局(ココカラファインとの経営統合に話題)に立ち寄って、98円(税抜)ビール風飲料、糖質オフPB2本入手も滅多にないこと、自宅では基本呑みませんから。たまたま冷凍庫にポテトフライ有、贅沢米油にて油調、炭水化物+脂=ハイカロリー、ジャンキー風な喰いもん(ビタミンC、K、食物繊維が豊富とか)も時には良いものです。

じつは昨日帰宅して計測、ここ20年以上記憶にない67・9kgへ(追い風参考瞬間記録)治療途中でも歯に染みることがなくなったことも嬉しくて、上記暴挙に至る・・・他、カレーとか大好きなチーズを食して、時間を確認すると市立体育館は未だ開いている!(スポーツクラブは休館日)10円玉11枚持参して急ぎ駆け付けたのも上記の反省。既にビール(風飲料)を喫していたので、心肺に負担を掛けるステアマスターは避けて、上下半身筋トレマシン+ストレッチ=軽く30分ほど。これで2週間連続。今朝+700gほど。

本日、週次定例のお仕事山場、これにて一週間のお仕事終了・・・に非ず、明日取引先の行事対応早朝より有。応援してくださる親しいメーカーさんが地方から出てきて、前夜呑みましょうと約束していたけれど、残念到着が遅れるとのこと。明日への準備しっかりして、スポーツクラブへ行って体重戻しましょう。

PHILIPS 411 102-2Mozart 行進曲ニ長調K.445/嬉遊曲第17番ニ長調K.334〜ケネス・シリトー/マルコム・ラッチェム(v)/スティーヴン・シングルス(va)/デニス・ヴィゲイ(vc)/レイムンド・コスター(cb)/ティモシー・ブラウン/ニコラス・ヒル(hr)(1982年)・・・今は亡き名門レーベルPHILIPS(p)1984西ドイツ輸入盤+日本語解説封入(32CD-168)番号から類推するに3,200円!プラケースが分厚くがっしりしております。入手経緯記憶なし、おそらくBOOK・OFFじゃないか。閑話休題(それはさておき)この作品との出会いはたしかレナー弦楽四重奏団+ブレイン父子による歴史的音源(1939年)だったはず、6楽章50分に及ぶ長大な”ディヴェルティメント”は愉悦に充ちて大好き。弦楽4部に+ホルン2本で音楽は大きくなるのですね。第3楽章「メヌエット」は誰でも知っている優雅な名曲でっせ。ここでは”楽隊の入場”である行進曲ニ長調K.445を冒頭に配して、英国の名人たち(アカデミー・オブ・セント・マーティン・イン・ザ・フィールズのメンバー)が愉しげ、余裕に演奏しております。

今朝は(なんせ一人なので)ベルリン750周年記念コンサート・ライヴ(1987年)とかBritten(エイドリアン・ボウルト/フィルハーモニア・プロムナード管弦楽団)など拝聴して、残念コメントする時間がなくなりました。


2019年6月某日/サラリーマン生活延長線の日々

昨日お仕事上の危機2件、一昨日筋を通して苦言を呈した取引先(お客様)はご担当の上司より詫びが入り一件落着。もう一件は先週の若い相棒のタイヘンなミス余波、商品が取引先に届けられないといったトラブル、明らかに指定の時間に間に合っていないのに、事前に連絡相談お詫びしてたせいか?何も云ってきません。結果的にはクリアできたいみたい。連日ヒヤヒヤの連続+ノーミソ駆使する荒業連続!それも危機無事クリアできれば気分的には爽快ですよ。ヒマよりずっとよろしい。中期的な宿題課題を認識して日々退屈しません。

左奥歯下(ブリッジ外したところ)日曜に歯科医がぐりぐりしてくれて痛みや染みは解消、但し一本手前に不快感有、追加治療必要かも。本日、取引先と打ち合わせ終了後通院日となります。昨日、初級エアロビクスの日。前後にしっかり上下半身マシントレーニングを入れました。ようやくここ数日増傾向だった体重を戻しました。

豊橋市に「納涼ビール電車」という素晴らしいものがある!テレビの地方ニュースで知りました・・・ぜひ機会があれば、とは思うけれど、一時間強呑み放題!もし、例の欲求が待ったなしになったらどーする?華麗なる加齢に堪え性は弱まるばかり、最悪の事態に危機迫ったら、到着迄待てるのか、その辺りの解決策を解明していただきたい。

LPデザインSchubert 交響曲第8番 変ロ短調「未完成」(ウィーン・フィル1959年)/第9番ハ長調(シュトゥットガルト・クラシック・フィル1969年)〜カール・ミュンヒンガー・・・Karl Munchinger(1915ー1990独逸)はBachのスペシャリスト。但し、1970年代くらいまでかなぁ、やがて次世代古楽器系が主流となって、ちょっと過去の人になってしまいました。HaydnやBeethoven、Mozart、そしてSchubertの録音もありました。ウィーン・フィルの「未完成」ってどのくらい録音あるのか、この作品に指揮者の個性を刻印するのは難物と思うけれど、美しいオーケストラの響きを無理なく活かして味わい深い演奏でした。提示部繰り返し希望(通り)暗鬱な奈落の底からじわじわ覚醒するみたいな、魅惑の冒頭はしっかり堪能したいですから。

問題はハ長調大交響曲(第8番という新カウントには馴染めぬオールド・ファン)。低音、弦、そしてティンパニのバランスがよろしくなくて目立たない。記憶では手兵のシュトゥットガルト室内管弦楽団(←この団体ってもともと弦だけ?)の規模を広げて、古典的作品に対応できるようにした団体と記憶するけれど、あちこち美しいサウンドを感じつつ、どーも弱い?サウンドに芯が足らぬように感じました。

既に慢性的温故知新症状継続中。 Tahra TAH675Beethoven 交響曲第7番イ長調(ウィーン国立歌劇場管弦楽団1951年)/第8番ヘ長調(ロイヤル・フィル1954年)〜ヘルマン・シェルヘン・・・ルガノでの激烈ライヴが妙に有名だけど(恥ずかしい第5番第6番第2番第7番のコメントが残って、CDは処分済)こちらモノラル時代Westminster録音。噂ばかり伺ってようやく確認、音質は想像以上に良好。この時代ってまだまだ浪漫の残滓たっぷりな巨匠時代、いたずらに柄を大きく勇壮貫禄に仕上げない、モダーンなスタイルの演奏でした。噂通りルガノ・ライヴとは天と地ほど違って”まともな”演奏、第7番はクールていねいな仕上げに要所しっかりと引き締めて完成度が高い。オーケストラはウィーン・フィルの母体なのか微妙なところ、世評ではロイヤル・フィル(Westminster表記ではPhilharamonic Symphony Orchestra of London)のほうが彼の個性がはっきりして、オーケストラも上手いとのこと。

第8番は快速、8:23-3:51-4:32-6:21。たしかに集中力が強い。個人的嗜好はウィーンのオーケストラの”やや茫洋”サウンドも悪くないと感じました。

では、行ってきます。大阪の女房殿より連絡有、来月曜に戻ってくるとのこと。お仕事現役時代は新幹線往復(機会も少なかったし)節約生活が始まってバスを利用しております。


2019年6月某日/サラリーマン生活延長線の日々

昨日はお仕事上いろいろ細かいトラブルがあり過ぎて、心身ともにキャパ・オーバー、とうとう夕方取引先(お客様でっせ)の勝手な、失礼な言い種に激怒(声は荒らげなくて、それなり強い口調)を反省、金額的には屁みたいなもんだし、知れているけれど”筋”が通らない。これは譲れまへんで、こんな性格で上にも楯突いてきたから出世せえへんかったと自覚しております。本日、丸く収めないとなぁ。

夜はいつもどおり上半身マシン・トレーニング+ステアマスター+ストレッチ実施。完全に生活リズムとなって、体重は2週前より+2kg(昨夜時点)今朝はそこから700g減りました。最近の体重計はディジタル正確ですよ。左奥歯下はかなりヤクが効いてきて、痛みは薄らいでおります。

Huaweiが新OS開発済とか。まるで秀吉の一夜城か、はたまたかねてより雲行き怪しい米中関係見越して独自開発を進めていたのか。凄いですね。”世界標準基準”というのは大切なことだけれど、”なんでも亜米利加が世界標準”というのもナニでしょう。(日本には隠れ世界標準”TRON”がある)次世代移動通信「5G」を巡って新たな覇権争い、21世紀冷戦の主戦場はこの辺りなのですね。「老後2,000万必要」問題は、麻生さん報告書を受け取らない、って、金融庁審議会報告書はリアルな真実を含んで、その衝撃は凄まじいもの。現実を認めたくなくっても、それは現実ですから。既に世間に発表されてますから。政策破綻はあきらかでしょう。

 LSC-2135Prokofiev バレエ組曲「シンデレラ」〜ヒューゴ・リグノルド/ロイヤル・オペラハウス管弦楽団コヴェント・ガーデン(1957年?)Cinderella - Suite No. 1, Op. 107/Introduction/Pas De Chat/Quarrel/Fairy Godmother And Fairy Winter/Mazurka/Cinderella Goes To The Ball/Conderella's Waltz/Midnight Cinderella - Suite No. 2, Op. 108/Cinderella Dreams Of The Ball/Dancing Lesson And Gavotte/Fairy Spring And Fairy Summer/Bourree/Cinderella At The Castle/Galop・・・Hugo Rignold(1905ー1976英国)はバレエ音楽で著名だった方らしい。これはほとんど驚異的な音質、「ロメ・ジュリ」に比べて馴染みの少ない作品旋律のせいか、いまいちぴん!と来ておりません。オーケストラはそれなり上手いし、おそらくは実用的な演奏なのでしょう。ロジェストヴェンスキー辺りで再度お勉強しなくっちゃ。

今朝は、PHILIPS SFL-8617Mozart セレナーデ第10番 変ロ長調K.361「グラン・パルティータ」(1968年)/第11番 変ホ長調K.375(1969年)〜エド・デ・ワールト/オランダ管楽アンサンブル・・・Edo de Waart(1941ー阿蘭陀)27歳デビュー辺りの録音。かつてLP時代に所有して愛聴盤、5年ほど前に再入手して狂喜したもの。作品は夢見るように美しく、愉悦に充ちて50分に迫る7楽章長丁場を愉しく過ごせる名曲中の名曲、映画「アマデウス」にて、サリエリがあまりの陶酔に楽譜を取り落とすのが第3楽章「Adagio」でっせ。音質まったく現役、阿蘭陀の名人達を率いて素直に歌う佳き演奏でした。

では、行ってきます。


2019年6月某日/サラリーマン生活延長線の日々

芸能ネタには興味は薄いほうだけれど、山ちゃん優ちゃんの結婚報道には珍しく好意的な声が多いようです。視聴率もアップとか。不倫報道バッシングより良いでしょう。ワイドショー的な番組は見ないけれど、種々ニュース全部同じになってしまうのはいかがなものでしょうか。無料で読める範囲のネット記事って、どれも尻切れトンボ的に短いのも時代を反映していて、瞬時に切り返せる”一発芸”を競っているような・・・大喜利がオモロいのは、その裏にある薀蓄やら先人の積み重ね+鍛え上げた話芸が深いからでしょう。

左奥歯治療中、鈍い痛みに耐えつつ、いつものお仕事進捗は八割ほど、そしていつものスポーツクラブでしっかり鍛えました。もっと前から筋トレを重視すべきであったと反省中です。体重は増傾向を憂う状態へ。一人なので、好きなものをガンガン喰っちまうんです。夜中、歯が気になって途中覚醒、睡眠不足。

DGーLPBeethoven ピアノ協奏曲第3番ハ短調/第4番ト長調〜ウィルヘルム・ケンプ(p)/フェルディナント・ライトナー/ベルリン・フィル(1961年)・・・温故知新(ばかり)。恥ずかしくも懐かしい駅売海賊盤。Wilhelm Kempff(1895ー1991独逸)のBeethoven協奏曲って世評鉄板と信じてきたけれど、改めてネット検索するとあまり出現しなくて、もう過去の人?忘れ去られつつあるような・・・時代やな。我が家のオーディオ環境+駅売海賊盤=音質云々すべきではないのは当たり前、それでも記憶より音質がやや落ちて、とくに管弦楽が曇っているでしょうか。

第1番〜第4番迄カデンツァはケンプ自作とのこと、60歳代後半のテクニックはバリバリと切れ味を誇るスタイルに非ず、切迫感のあるハ短調協奏曲を味わい深く、ニュアンス豊かに表現してくださいます。優しく晴れやかなト長調協奏曲だったら、いっそう彼の個性に似合って力みはどこにもない余裕であります。Ferdinand Leitner(1912ー1996独逸)のベルリン・フィルが質実な響きを残して、厚みのある響きは絶品。この人ももう知らぬ人が多くなったことでしょう。

昨夜〜今朝に掛けてピアノ・ソナタ第27番ホ短調(旧モノラル録音1951年)も聴いておきました。音質かなり良好。

PFS4338今朝はElgar 創作主題による変奏曲「エニグマ」〜レオポルド・ストコフスキー/チェコ・フィル(1972年ライヴ)+ エレジー(アンスリー・コックス/ロイヤル・フィル)・・・英国音楽の名曲中の名曲。彼はイギリス人ですから。チェコ・フィルとのライヴというのも一興、万感に黄昏れる美しい旋律をたっぷり堪能させてくださって、熱く盛り上がりました。音質も良好。静謐な「エレジー」も組み合わせとして似合っておりました。

では、行ってきます。


2019年6月某日/サラリーマン生活延長線の日々

新しい一週間が始まりました。今週も雨続きのようです。

数週間に渡る左奥歯下鈍い痛みは先週中盤一気に悪化、歯周病に非ず(歯磨きは熱心ですから)微熱要因かと思って鎮痛剤など服用、日常なんともなく、熱いものを喫すると激痛症状は日曜昼時点どーしても症状収まらず、通院を決意しました。ご近所ショッピングセンターに日曜診療する歯科医院がオープン、レントゲンの結果、20年ほど前に治療した左奥歯下(ブリッジ)に負荷が掛かって神経を圧迫しているとの診立て。左は”利き歯”(主にそちらで噛む癖)華麗なる加齢に耐えられなかったということでしょう。局所麻酔して20年もの金属製ブリッジ切断工事引き剥がし、局部なんやらグリグリしてました(微妙に痛かった)。昨夜より、食事は右側に偏って咀嚼、熱い珈琲を喫すると左側がモウレツに痛むのは昨日より軽減方向でしょうか。処方されたロキソニン服用しております。

あと何回通ったら再建完治するのか、けっこうな医療費は仕方がない。そんなこんな土日連続、それでもしっかり市立体育館トレーニングルームへ通いましたよ。かなり草臥れたマシンはすべて試して+腹筋も鍛錬、いつものステアマスター15分にストレッチは当たり前。体重は”踊り場+α”(残念)です。歯の調子が少々悪くても、それ以外は大丈夫(洟水症状もあるけど)。本日より女房殿恒例大阪へ、老母の元へ。しばらく独身独居生活となります。札幌の乳児ネグレクト虐待のニュースに遣る瀬ない気持ち(お役所の魂のこもらぬお仕事にも唖然)相次ぐ高齢者運転事故もそうだけど、じつは以前からそんな事件は存在して、顕在化しただけじゃないのか。

LP時代のデザインBach 平均律クラヴィア曲集第1巻〜ワルター・ギーゼキング(p)(1950年)・・・全部は聴いておりません。エドウィン・フィッシャーと並んで歴史的録音では聴いておくべき音源でしょう。音質云々に非ず、妙にさっくりと乾いて速めのテンポが濃厚浪漫時代の反動か、素っ気なく感じて世評ほどの感銘をいただけません。聴き込み集中力が足らんのか。それとも微妙な体調微熱のせいか。十年スパンで幾度か聴いて、おそらく毎度同じ印象が続いております。

DGのLP SLPM138 714Bach ヴァイオリン協奏曲イ短調 BWV1041/変ホ長調 BWV1042(ダヴィッド・オイストラフ(v)/ウィーン交響楽団)/2台のヴァイオリンのための協奏曲ニ短調 BWV1043(ダヴィッド&イーゴリ・オイストラフ(v)/ユージン・グーセンス/ロイヤル・フィルハーモニー)(1962年/61年)・・・温故知新。懐かしい駅売海賊盤は売り払ったみたいで棚中不在、時代はパブリック・ドメインとなりました。久々の拝聴は音質良好、たっぷり豊満なソロ+瑞々しい伴奏に違和感なし。これは昔馴染み=刷り込みだから?21世紀さっそうとスリムなサウンド、リズムに比べ、ややノンビリしているけれど、こんなに艷やかな”古典的美女”みたいな音色は稀有な存在感かと。2台の〜のほうはちょっぴり緊張感が足らんかな?でもほとんど最高。

では、行ってきます。一週間のお仕事始まりはいつも緊張します。


2019年6月某日/サラリーマン生活延長線の日々

数日前より断続的な雨、今朝も薄ら寒くしとしと降ってこれが梅雨時・・・って、梅雨入り宣言ありましたっけ。もっといつもは蒸し暑いような?微妙な夏風邪というか微熱+洟水(これはなんらかのアレルギー症状)+熱いものを喫したら左奥歯下激痛継続、まいりました。愛知県東部の節水は解除されたのか、自然の前には文明の脆弱さをいつも思います。

山口 文憲「団塊ひとりぼっち」(文春新書)・・・カスタマーレビューに「面白くて役に立たない本。そこがいい」〜まさに言い得て妙。団塊といえば「全共闘」(死語かなぁ)しかし当時の大学進学率はたしか3割に届かず、その中でも学生運動に積極的に参加していた人は少数でしょう。著者は芸大目指して浪人中に「ベ平連」(これも死語に近い)に参加、反戦米兵を逃して警察に捕まったりしてジャーナリストへ、波乱万丈の生涯だった由。学生時代に勇ましく反政府運動をしても、髪を切って(当時は長髪時代であった)就職して猛烈サラリーマンへ。でも心の底ではふつふつ燃えたぎるものが・・・ということもなくて、他の世代と政党支持率では特別変わらぬらしい。あとは”これと云った分析・結論”もなく、人数が多いだけに社会の矛盾の代表であり(最近では2007年問題、近未来では2025年問題)多種多様な人材が活躍して、カンタンに括れぬ個性集団であります。冒頭に”だからこの世代は・・・”と揶揄する次世代が自分そのものでっせ。

黒田日出男「謎解き 洛中洛外図」(岩波新書)・・・こんな真面目な本読んじゃって、もちろん美しい”上杉本”には興味津々。Wikiに曰く”米沢藩藩主の上杉家に伝来したもので、米沢市上杉博物館所蔵。織田信長から上杉謙信に贈られた狩野永徳の作品とされている。1995年に国宝指定”ーとされているーというのがキモ。種々研究があって論点の鋭い対立は続いて、これはあくまで推論です。歴史学会と美術史会とでは分析の視点も違うし、黒田日出男さんはほんま懇切丁寧神は細部に宿るとばかり歴史的研究成果経緯、研究方法論のあり方詳細にこだわって、いささか文章が(慎重を期すばかりに)わかりにくい。そこを耐え忍んで読み進めれば”洛中洛外図”の真髄、真相がやがて見えてくる、といった一冊。もうちょっと手を抜いて”研究方法論のあり方詳細”は八割カット、先人の研究の論点を半分くらいにしていただけれると書籍の厚みは半分になるでしょう。

NHKプレミアムドラマ「鴨川食堂」再放送拝見。2016年だから荻原健一出演ラストのほうじゃないでしょうか。彼の追悼の意味もあるのでしょう。静かで味わい深い筋書き、キャストに関西出身の方は少ないはずなのに、皆、京都弁かなり美しいと思います(ほんまの京都・室町の言葉を話す方からは笑止千万かも)。可愛らしい忽那汐里ちゃんはオーストラリア出身帰国子女でっせ。いつもは悪役ばかりの井上晴美は、心ならずも別れた夫のことを思う、情けの深い女性になっておりました。今回初めて気付いたけれど、食堂内はセットだとしても、仏壇屋とか先月訪問した京都OB会、会場辺りも京都駅と東本願寺の間、ご近所でした。出現する料理も素材に贅を尽くして、たんなる薀蓄にとどまらぬ味わいを(画面からでもしっかり)感じ取りました。NHKのドラマってほんまに攻めてますよね。

RCA 88875061442Chopin ピアノ協奏曲第1番ホ短調/Beethoven ピアノ協奏曲第4番ト長調(室内楽版)〜シー・シャン・ウォン(p)/ジェモー四重奏団/シモン・マルチニャク(cb)(2013年)・・・See Saing Wong(1979-)はいかにも東洋系面立ちのピアニストは阿蘭陀出身とのこと。Chopinの協奏曲は生演奏も含め室内楽版をいくつか聴いているけれど、これは”アンダンテ・スピアナートと華麗なるポロネーズ”に於ける管弦楽伴奏を蛇足に感じた経験に類似して、ムダを削ぎ落として、一部管楽器パートもピアノが担当して伴奏は最低限、結果浮かび上がるピアノ・ソロの存在が素晴らしい。シー・シャン・ウォンは初耳、おそらくスタインウエイと類推するけれど、微に入り細を穿つていねいな仕上げに親密な魅力を感じます。作品に新しい価値を発見させてくださいます。

過日、ショパン・コンクールに楽器を持ち込むYAMAHA(製造台数世界一)、KAWAIの日本勢+伊太利亜の新興メーカーFAZIOLI(メイン調律師?は日本人。別な意味だと思うけれど)が悪戦苦闘する番組を拝見したけれど、決勝は協奏曲、どうしても音量とか華やかな響きを求めてSteinwayを選ぶのですね。これが”室内楽コンクール”になるとデリケートな音質であるFAZIOLIが活躍するとのこと。Chopinの室内楽版ピアノ協奏曲だったら、それが似合うかも。

Challenge CC72204Bach カンタータ「われはおのがうちに満ち足れり」BWV 204(リサ・ラーション(s))/「急げ、渦巻く風ども (フェーブスとパン)」BWV201〜トン・コープマン/アムステルダム・バロック管弦楽団/合唱団/カロリーネ・スタム (s)/ペーテル・デ・グロート(a)/ポール・アグニュー(t)/ジェレミー・オヴェンデン(t)/クラウス・メルテンス(b)/ドナルド・ベントフェルセン(b)(1996年)・・・Bachのカンタータにコメントは不可、一生掛かって全部堪能するのが目標です。音質演奏者の技量とも文句なし、世俗カンタータのほうが親しみやすく感じるのは、自分が世俗の人間だからでしょう。


2019年6月某日/サラリーマン生活延長線の日々

英国のメイさんが保守党党首辞任とか、日本では頑迷に辞めぬ議員有。相次ぐ高齢者自動車事故、杉良太郎さんが運転免許自主返納して、昨日朝、自分は慎重な運転に慣れぬ道を健康診断へ。すべての数値は改善方向へ、医師に褒められましたよ。尿検査(腎臓機能)も正常、腎臓には小さな結石が居座り(大きくなったり動かなければ問題なし)やはり脂肪肝は積年の課題、γーGPTは酒をさほど呑まぬので正常値、GOTがやや高い状態は食生活と運動で減らしていくしかない。スポーツクラブ訪問の度ラストに計測する詳細情報では”やや過剰”、努力すればもうちょっとでクリアできるはず。

バリウムは微糖豆乳風、その昔から考えたら抜群の味改善、胃透視のアクロバティックな姿勢強要はかなりの体力が必要でしょう。10時過ぎに終了して、サービスされたありきたりな弁当は絶食後、妙に旨くて思わぬ完食(いつもはいくつか選んで残すのに)職場に戻って、冷凍食品の試食会残りも喰ってしまって結果、本日朝食前計測では前日より+500gほど。昨夜しっかりマシントレーニング+ステアマスター+ストレッチしたのにね。これで一週間連続運動継続。初めてじゃないか。昨夜迄”左奥歯下激痛”(熱いものを喫すると)症状継続中、今朝はどうでしょうか。

お仕事処理は大苦戦、ノーミソ満杯な4−5課題同時進行、辛くも定時にすべてクリアいたしました。正確には2件ほど処理を月曜に押し出しただけ。

Harmonia Mundi HMC 90218Mahler/Berio編 若き日の歌 Ablosung im Sommer/Zu Strassburg auf der Schanz/Nicht wiedersehen!/Erinnerung/Hans und Grethe/Ich ging mit Lust durch einen grunen Wald/Scheiden und Meiden(マティアス・ゲルネ-Matthias Goerne(br)/2015年)/Berlio シンフォニア(2012年)〜ジュゼップ・ポンス/シナジー・ヴォーカルズ-Synergy Vocals/BBC交響楽団・・・Josep Pons(1957-西班牙)は来日もして東京のオーケストラを指揮しているようです。恥ずかしながら、この音源、ずっとファンホ・メナ(1965-西班牙。BBCフィル首席)と信じて、ノーミソ混乱して勘違いしておりました。

マティアス・ゲルネの押出のよろしい歌声に+Berio編曲色彩豊かな管弦楽編曲によるMahler声楽作品は、馴染みの旋律だけに聴き応えたっぷり。スケールが大きいもの。ここでのメインは「シンフォニア」、あちこちにMahlerの引用があって、声楽が超絶技巧(ここではシナジー・ヴォーカルズ、とか云うグループ)イメージはスイングル・シンガーズでっせ、初演から。(エルネスト・ブール1968年)作品との出会いはピエール・ブーレーズ来日公演のFM放送、フクザツ混沌としたサウンド、楽譜はどーなってんの?的自在なヴォーカル・パート、やがて統一されたリズムやらサウンド(馴染みのMahler旋律も)が浮かび上がると云った「復活」コラージュ。痺れましたよ。CDもすぐ買いました(1984年録音)。こんな”前衛的作品”も日常演目になりつつある21世紀であります。高い技巧を要求される演奏はもちろん文句なく立派なもの、音質も極上。


2019年6月某日/サラリーマン生活延長線の日々

健康診断は車で小一時間のところに通う仕組み、日程予約に出遅れて本日は8時開始!朝食抜き。これより社用車にて急ぎ出掛けましょう。昨日朝、熱い珈琲を喫したら左奥歯下に激痛!発症、とにかくいつもどおり出勤してお仕事宿題快調にこなして・・・やがて微熱、激しい頭痛が・・・エアコン27度C設定しても寒気を感じるほど。問題は歯ではなくおそらく夏風邪、全身状態”やや弱ったところ≒左奥歯下”に症状が出たのですね。お仕事にならんので昼から職場辞去、女房殿に頭痛薬買ってきてね、と、メールしておきました。

かなりの猛暑にもまったくそれを感じぬまま、帰宅すると”平成30年5月2日”(一年前)調薬の痛み止めとんぷく残在庫発見、これが劇的に効いて熱いお茶にも痛みは出ません。しばらくおとなしくして夕方、市立体育館トレーニングルームへ強行!心肺に負荷を掛けるステアマスターは諦めて、筋トレとストレッチのみ短時間で・・・なんせ健康診断の前日ですから。さて、この間鍛錬の結果は如何。午前中には戻って一週間の一度のお仕事山場消化しましょう。今朝、左奥場下鈍い痛み未だ残、虫歯や歯周病の痛みに非ず。

NAXOS 8.570293Wagner 楽劇「ラインの黄金」−第4場:ヴァルハラ城への神々の入場/楽劇「トリスタンとイゾルデ」の交響的合成(前奏曲ー夜の愛ー愛の死)/舞台神聖祝典劇「パルジファル」 第3幕の音楽/楽劇「ワルキューレ」−第3幕:ヴォータンの別れ - 魔の炎の音楽/楽劇「ワルキューレ」−第3幕:ワルキューレの騎行(以上ストコフスキー編)〜ホセ・セレブリエール/ボーンマス交響楽団(2006年)・・・Jose Serebrier(1938ー)はウルグアイ出身の作曲家指揮者、ストコフスキーに認められてアメリカ交響楽団の副指揮者になった(1962年)とはWikiの情報です。恩人なんですね。一般に”ストコフスキー編曲もの自演”は、音質問題やら不自然に各パートを際立たせる彼一流の表現がキワモノ的印象もありました。それもけっこう愉しいけどね。

やや余裕のテンポ設定、細部明晰な余裕表現にバランスよろしく、激高したり走ったりしないもの。デーハーなサウンドのイメージはありません。オーケストラの個性もあるのでしょう。とくに「トリスタン」は30分を超えて、馴染みの「前奏曲と愛の死」は美味しいところ、マシマシ増量中激甘旋律たっぷり堪能させてくださいました。締めは”地獄の黙示録”でっせ。

今朝はR.Strausuu ブルレスケ〜マルカンドレ・アムラン(p)/イラン・ヴォルコフ/ベルリン放送交響楽団(2010年)・・・など拝聴中。ちょっとピンとこない作品だったけれど、Marc-Andre Hamelin(1961-加奈陀)は技巧派、爽快な切れ味を堪能いたしました。では、行ってきます。


2019年6月某日/サラリーマン生活延長線の日々

丸一日無為無策にダラダラ過ごして、午前中は眼科の定期視野検査、まずまず現状維持を10年以上続けております。昼過ぎ連続して業務用ケータイが鳴ったことには気付かず(カバンに入れっぱなしなので)メールによるとコトは治まったらしい。あとは古墳関係の本を読んだり、2時間ドラマの再放送を眺めたり、音楽を聴いたり、音源点検整理をしたり・・・フツウの休日。昼も夜も料理は自分が仕立てました。ほぼ精進料理風野菜中心、即席カツオ出汁など使ったから厳密には違うけれど。

今朝、朝食後に熱い珈琲を淹れて喫したら左奥歯下激痛!熱心なブラッシングにほぼ完治を自覚していたのに残念な復活してしまいました。それ以外体調は良好、昨夜は定例初級エアロビクス、前後にしっかり筋トレ+ストレッチ入れ込んでおります。明日は早朝より健康診断へ。前回比、体重減は確定でしょう。

DHM05472772902Bach ヴァイオリンとオーボエのための協奏曲ハ短調BWV.1060/オーボエ協奏曲ヘ長調BWV.49&169/イ長調BWV.1055/ヘ短調BWV.1056〜ハンス=ペーター・ヴェスターマン(ob/オーボエ・ダ・モーレ) /メアリー・ウティガー(v)/カメラータ・ケルン(1992年)・・・Hans Peter Westermannの詳細情報を探せないけれど、たしか北ドイツ放響とかコンツェントゥスムジクスのメンバーだったはず、古楽器の名手でっせ。誰でも知っている名曲、ヴァイオリンとの緊張感ある掛け合いが素晴らしいハ短調協奏曲BWV.1060を始め、ほとんど復元作品?失われた作品を、旋律流用された別作品より再編したものか、その辺りの学術的な正しさ云々はこちら預かり知らぬこと、伝統ある管楽器の名曲ズラリ揃えて、コクのある音色最高っす。伊太利亜勢の作品もステキだけれど、厳しくも豊かな旋律を堪能いたしました。

DECCA410 016-2Sibelius 交響曲第5番変ホ長調/交響詩「エン・サガ」〜ウラディミール・アシュケナージ/フィルハーモニア管弦楽団(1980/81年)・・・アシュケナージがピアニストから指揮者に転身を図った初期のもの、40歳代の記録。表現の軸が定まらぬとかオーケストラのコントロールが硬いとか、世評は芳しくないけれど、明るく前向きな作品風情を直截に、表情豊かに表現して気に入っております。英DECCAの音質にも恵まれました。「エン・サガ」はほの暗く、いかにも北欧の冷涼な空気が感じられて、雪中を駆け抜けるような名曲。リッカルド・ムーティ時代のザ・フィルハーモニア(在任1972-1982年)彼のEMI録音と比べると音質の違いにやや愕然としております。

では、行ってきます。


2019年6月某日/サラリーマン生活延長線の日々

来週末取引先のイヴェント(休日出勤)に向けて本日代休。昨日、若い相棒の散々大トラブルはなんとかなったから、本日はなにもないことを祈りましょう。実務処理を一通り覚えて”この辺りが一番ミスしやすいから”との予言ピタリな大失敗大事故発生、なんとか取引先へ被害及ばずにクリアすれば失敗は明日への糧となる、痛い目に遭えば同じ失敗をしないよう身体で覚えるでしょうから。但し、フォローに迷惑を掛けた関係各部署(もちろん全面バックアップした自分にも)神妙にお詫びしたり感謝したり、そんな姿勢を見せないところは可愛げがない、おそらくは反省(乃至落胆)しているとは思うけれど、感情表現やら周りへの配慮ができない性格なんやな、営業仕事は難しいかも。

一昨日摂食(のつもり)+かなり根性入れて夜スポーツクラブにて上半身マシントレーニング+そしてステアマスター15分、入念なストレッチを経ても思うように体重減らずガッカリ。昨夜、いっそうトレーニングに励んでちょいと筋トレが愉しみに、本日朝食前ようやく68kg中盤に戻して、次の段階を狙える水準に至りました。堂々たる体格のオジサンが、小さなダンベルに小さな所作をていねいに繰り返すのを拝見、おそらくピンポイントの鍛錬乃至リハビリ(手首かな?)体型デザインを意図していると類推、極めている人はド・シロウトには理解できぬ高みがあるのでしょう。

せっかくの休み、午前中は眼科で半年に一回の視野検査をしようかな?低収入初老夫妻に医療費出費が悩ましいもの、完全健康で医療費をすべて美味いモンに費やすのが理想でしょう。それは叶わぬ願い、華麗なる加齢にあちこち不具合が出るのが人の習いであります。”老後の家計赤字埋めに2,000万必要”とか、既にその年代に至って諸事情から蓄えの足らぬ人に、今更どうしろというのか。大金でっせ。

MYTO 3MCD 953.131Mussorgsky 歌劇「ボリス・ゴドゥノフ」(独逸語)〜オイゲン・ヨッフム/バイエルン放送交響楽団/合唱団/ハンス・ホッター(ボリス・ゴドゥノフ)/マルタ・メードル(マリーナ)/ハンス・ホップ(クレオバリー)/ローレンツ・フェーエンベルガー(シュイスキー)、他(1957年ライヴ)・・・Eugen Jochum(1902ー1987独逸)がこのオーケストラの首席を務めたのが1949−1960年、このオーケストラは一人の指揮者が長く務めるのが伝統、ロリン・マゼール在任1993−2002年が一番短いくらい。おそらくは演奏会形式の定期ライヴか、当時は異国のオペラを独逸語上演が頻繁であった由、モノラルでも音質極めて良好、とくに声楽陣は鮮明な存在感であります。正直なところCD3枚分のうち現在2枚め進行中、数少ない馴染みのオペラを堪能しております。旋律がエキゾチックでカッコ良くないっすか!

Hans Hotter (バス・バリトン1909-2003独逸)が登場すると圧巻の貫禄ウォータン出現!空気一変しますよ。もともとガイコク語だったらすべからく理解不能は前提として”露西亜語”→”独逸語”はあきらかに雰囲気風情が知的に硬派となって、ほとんどWagnerに聴こえるんです。悩める(ウォータンに非ず)ボリスの存在感抜群、伊太利亜オペラだったら女声ハイトーンの華やかな世界だけど、露西亜では主役は低音男声なんです。ここでは荒寥として粗野な露西亜に非ず、ヨッフムのオーケストラも端正なバランスを誇って、異様な緊張と興奮を期待させる「プロローグ」序曲はややおとなしいかと。あと、詳細誰々編とか微妙な違いは理解できず。Fidelio1824/26 Balkanton原盤聴き馴染んだアセン・ナイデノフ/ソフィア国立歌劇場盤はRimsky-Korsakov編でした。

こうしてネットよりいろいろ同一作品異演を入手して、それは趣味の醍醐味なんだけど、一方”断捨離”を強く意識する今日このごろであります。


2019年6月某日/サラリーマン生活延長線の日々

愛知県の東側は記録的な水不足状態、30年ぶりとか。自然の威力に人間は為す術もなし。74歳の元高級官僚が44歳引き隠り長男を殺害した件は、中年引き隠り推計60万とか、それが根底にあるのですね。自分は18歳で北海道から京都の大学に出てそのままだったし、息子にも「18歳になったら家を出ろ」と小さい頃から言い聞かせて大学へ(広島)22歳で就職、やがて結婚して勝手に独り立ちしました。親子は年に一二度会って酒でも呑むくらいの関係が良いかなと思います。資産家でもなんでもないフツウのサラリーマン、豊かではないけれど、そこそこ健康でシアワセな生活、11月には孫も生まれます。

いつもの一週間はいつものように始まって、当面の諸課題いくつか狙い以上に進展有。本年度の新人へ熱血指導は諦めて、最低限実務をしてくださるだけで良いかな、と。これは自分の精神的敗退です。本人の姿勢が前向きではないので、大ヴェテランのワザを見ようとはしないでしょう。学ぶのは結局本人の意思ですから。相変わらず重役出勤してきて、朝食代わりのパンを齧っている・・・

JPK Musik JPK171004Mozart 協奏交響曲 変ホ長調 K.364(1995年)/交響曲第41番ハ長調K.551(2000年)〜フォルカー・ハルトゥング /ダヴィデ・トーゾ(v)/クリスティアン・オイラー(va)/ケルン・ニュー・フィル・・・この顔合わせは以前一回聴いて、ちょっとガッカリしておりました。あまり上質とは思えぬ若者たちのオーケストラ?けっこうたくさん録音はあるのですね。ヴァイオリンとヴィオラの掛け合いが極上に愉しいK.364、メンバーは団員各パートのトップなのか、これは上手いもんですよ。溌剌として我らがヴォルフガングの愉悦たっぷり、著名な「ジュピター」も、やや四角四面な表現だけど、颯爽として好感を抱きました。

SONY88985441842Classic Vienna Mozart 歌劇「コジ・ファン・トゥッテ」 K.588 序曲/歌劇「皇帝ティートの慈悲」 K.621より「行こう、だが愛しい人よ」/歌劇「イドメネオ」 K.366より「愛しい父に」/シェーナとロンド「どうしてあなたを忘れられようか?」 K.505/Gluck 歌劇「アルミーダ」序曲/歌劇「オルフェオとエウリディーチェ」より「エウリディーチェを失って」/歌劇「パリーデとエレーナ」より「ああ、私の甘い情熱が」/Haydn 歌劇「アチデとガラテア」序曲/歌劇「無人島」より「もし不幸が泣くことができなければ」/シェーナ「ベレニーチェ、何しているの」〜レナ・ベルキナ(ms)/アンドレア・サングイネーティ/ウィーン放送交響楽団(2015年)・・・ Lena Belkina (1987ー)ウズベキスタンに生まれた烏克蘭人とか、現在はウィーン国立歌劇場の専属のはず。見ての通りの別嬪はん!中音域が豊か、表現には品があって変幻自在、こうして古典的作品のサワリを聴いただけでも惚れ惚れしますよ。Haydnは初耳作品、ほかはちょっぴり聴いたことはあって、シェーナとロンド「どうしてあなたを忘れられようか?」 K.505(scenaとは劇唱. オペラのアリアの前に歌われる劇的で迫力のある独唱・歌劇の1場面とのこと )にはピアノも入ります。サングイネーティはオペラ畑の指揮者らしくて、オーケストラは小編成、伴奏に徹して歌い手前面、残響少なめに端正なアンサンブルでしょう。作品配置バランスも配慮されたもの。

では、行ってきます。


2019年6月某日/サラリーマン生活延長線の日々

新しい一週間サイクルの開始は曇り空。気温は順調に上がるとのこと。今週は本日、資料を一本仕上げればよいはず、あと二週間後に迫った取引先行事対応の準備があったっけ。ま、なにがあるかわからんけど。

日曜も連続して午前中市立体育館トレーニング・ルームへ。しっかり鍛えて、廊下を挟んで向かいは体育館、バレーボールやってました。途中休憩か、スラリとした女性の数人後ろ姿、やっぱ若者は鍛えてカッコ良いなと思ったら・・・けっこうオトナの方々、所謂ママさんバレーですね。こちらも負けられまへんで。根性入れてマシントレーニングを強化しております。アレルギー症状以外は体調良好・・・じつは左下奥歯辺り一週間ほど鈍い痛みが・・・歯周病か、歯磨きは熱心でも半年の一回の歯石クリーニングはサボりがち、たいてい入念なブラッシングで快復するのに一週間ほど継続中。これも華麗なる加齢か。

ALPHA470Beethoven 交響曲第1番ハ長調/第2番ニ長調〜マルティン・ハーゼルベック/ウィーン・アカデミー管弦楽団(2014年ライヴ)・・・Martin Haselbock (1954-)は墺太利のオルガニスト・指揮者。もちろん古楽器の人、既に来日しておりました。初演当時の編成(弦8/7/5/4/3)会場+聴衆人数も含めて音響再現!という宣伝文句でした。巨大なる「英雄」へ向かうべき古典的作品、若々しい精華は拝聴機会が多いもの。古楽器演奏にはすっかり耳慣れて、管楽器の粗野な響き、リズム感テンポ設定も”これがフツウ”と感じるようになりました。しかし録音バランス故か、弦が薄く感じます。悪くない演奏だけど、聴き手の悪慣れのせい?特別鮮度を感じないのは集中力が足らんからでしょう。

Polskie Radio PRCD 084Bach/Jozef Koffler(1896-1944)編曲 ゴールトベルク変奏曲 BWV.988(室内管弦楽版)〜アグニェシュカ・ドゥチマル/ポーランド放送室内管弦楽団アマデウス(2001年)・・・フルート、オーボエ、イングリッシュホルン、ファゴットと弦四部。ヘルマン・シェルヘン(Hermann Scherchen、1891ー1966独逸)により1930年代に依頼され、そのままお蔵入りしていたものとか←んな薀蓄は全曲拝聴した後に検索したもの。音楽の捧げもの、フーガの技法に種々編曲があるのだからゴールドベルク変奏曲にもあって然るべし、これって新ウィーン楽派の雰囲気やなぁ、そんな多彩な響きを全曲堪能いたしました。骨組みのしっかりしているBachはどんな変容を加えても音楽は魅力的に響きます。低音リズム旋律を基調に次々変遷する変奏曲+各パートに色彩を加えて目眩く魅惑の世界、最高。Agnieszka Duczmal(1946ー波蘭)ってヴェテラン女流なんやな、初めて拝聴しましたよ。このオーケストラの創立者とのこと(1968-)かなりの技量でっせ。

では、行ってきます。今週も一週間乗り切りましょう。


2019年6月某日/サラリーマン生活延長線の日々

金曜の昼から週末二日半の休みがとても長く感じます。昨日は【♪ KechiKechi Classics ♪】月一回の「音楽日誌」「近況」(一ヶ月のまとめ)ファイル替えの日+定例更新も朝一番に済ませて、これは珍しいこと。手許に貯まった膨大なる音源を日々順繰り愉しんで、せめて週に一回くらいは真面目に、しっかり音楽に向き合う・・・そんなつもり。どうしても”聴き流し”になりますから。こども時代〜若く貧しかった頃は数少ない、高価だったLPCDをしっかり大切に聴きましたよ。やがて似非金満中年に至って湯水の如くCDを購って、21世紀は廉価盤CDの時代→更にネットから自由自在に音源を探せる時代へ、そりゃレコード屋さんも潰れまっせ。一生掛かっても聴けぬ物量の音楽データ保存して、ちょっと虚しさも感じますよ。

午前中市立体育館トレーニング・ルームにてしっかり鍛えました。いつものステアマスター、ストレッチに+上半身マシン駆使して、その数を増やしております。若いアフリカ系の屈強な方が来ていたり、5-6年毎朝通勤途上顔を合わせるご近所の方とは初めてご挨拶しました。夜は久々最寄りの駅迄居酒屋訪問(女房殿お仕事引き継いだ次の人からしょうもない連絡質問に辟易・・・愚痴伺い。他、前居住地の尼崎はおもろかったな!とか)激安チェーン店も価格とのバランスに納得。ささやかな贅沢によれよれになった下着、女房殿のシャンプーを入手して帰宅、TV番組にもこれといった興味のあるものはなくて音楽三昧、とくにバロック辺りはお気に入り。

米DECCA DL710028Bach 2台のチェンバロのための協奏曲ハ長調 BWV1961/3台のチェンバロのための協奏曲ハ長調 BWV1964/4台のチェンバロのための協奏曲イ短調 BWV1965〜シルヴィア・マーロウ/パメラ・クック/ロバート・コーナント/セオドア・サインデンバーグ(cem)/ダニエル・サイデンバーグ/バロック室内管弦楽団・・・Sylvia Marlowe(1908-1981亜米利加)はパリで学んだ往年のチェンバリストらしい。Daniel Seindeberg(1906-1997)はチェリストか、Stereo!と大書きされても情けない太古LP復刻音質、だれがこんなの好んで聴くものか・・・ネット上の音源を熱心に集めてほぼ10年、これはCD整理の時期と重なっております。とくに昔の音源は著作隣接権との関係で入手カンタン見知らぬ方々の演奏を嬉々として集めて・・・やがて忘却、音源整理中に再発見したもの。

1960年台くらい迄録音に使われた”現代チェンバロ”は、音量の関係で現代の会場に必須だったのでしょう。先日久々にヘルムート・ヴァルヒャによる平均律(旧録音)を聴いて、ほとんどシンセサイザー?そんな音色に感じました。シルヴィア・マーロウ先頭に馴染みの作品もそんな感じ、時代を感じさせる”大きな”演奏でした。これは好事家の世界でしょう。

Brilliant BRL94831Telemann トリオ・ソナタ ト短調 TWV42:g1/トリオ ト長調TWV42:G10/トリオ・ソナタ ホ長調TWV42:E7/ト短調TWV42:g10/ニ長調TWV42:D9/ロ短調TWV42:h6/ヘ長調TWV42:F10/ト短調 TWV42:g11〜フェデリコ・グリエルモ(v)/クリスティアーノ・コンタディン(bass viol)/ロベール・ロッレジャン(cem)(2013年)・・・Brilliantは埋もれた音源も発掘して激安BOXに系統的にまとめてくださる廉価盤レーベルの雄。”ヴィオラ・ダ・ガンバ(bass viol)を含むソナタ、協奏曲集”50枚組BOXに収録され、29枚組には収録されない・・・たまたま後者に馴染んでいたため、これは初耳でした。 Federico Guglielmo (1968-伊太利亜)は新イタリア合奏団のコンマス、来日もしております。作品はちょっぴり色気の足りないBach風、しっとりとした古楽器の響き自在な技巧の冴え、瑞々しい音質に聴き惚れます。ムリして太古録音を求める必要はないでしょう。

Brilliant BC92296Handel オルガン協奏曲第1番ト短調HWV 289 作品4-1/第2番 変ロ長調HWV 290 作品4-2/第3番ト短調HWV 291 作品4-3/第4番ヘ長調HWV 292 作品4-4〜クリスティアン・シュミット(or)/ニコル・マット/シュトゥットガルト室内管弦楽団(2004年)・・・バロック音楽に勢いづいてHandelへ。Bachほど拝聴機会はないし、著名なオルガン協奏曲はあまりお気に入り作品に非ず(むかし数曲聴いた先入観/ソロとオーケストラの掛け合いに非ず、交互に出現するのが気に喰わなったと記憶)ようやく真面目に向き合ったもの。Nicol Matt (1970-)Nicol Matt (1970-)はBrilliantのMozart声楽作品録音に八面六臂の活躍、先のTelemannでもトランペット協奏曲の伴奏を担当して、彼に興味がありました。ハープ協奏曲 変ロ長調(ソロ担当クリスティアン・シュミットはウソでしょう)も含む全CD4枚中未だ半分も聴いていないけれど、これはピカピカの音質、残響が快いもの。のんびりギャラント典雅な風情をすっかり気に入りました。オーケストラはモダーン楽器、素直なスッキリとした響き、作品演奏も含めて”ワンパターン”変化に乏しい感じはあるけれど、ゆったりとした間、静かな時間を堪能すべき音楽かな、と。

これより意欲的に市立体育館トレーニングルームへ。女房殿は先日来持病のぎっくり腰軽く発症して、あまり身動きできません。


2019年6月某日/サラリーマン生活延長線の日々

新しい一ヶ月が始まりました。昨日は一週間のお仕事山場、前日からの持ち越し案件もなし、GW以来の宿題も快調にクリアして+ちょっとした飛び込みトラブルも無事クリア、上司への週次報告書も済ませて昼から有給消化としました。6月は祝日もありませんし。帰宅して精神的に油断したせいか菓子をバリバリ喰ってしまって大反省、+500gほどの悪影響と類推(なかなか戻せない)。夜のスポーツクラブは上半身筋トレを倍増させて根性入れておきました。ここ最近15分のステアマスターは楽勝です。ストレッチして柔軟性も確保。本日明日もちろん市立体育館に通います。

先月は休みも多くて出張もあり、けっこう読書は進んだけれどコメントする余裕がありませんでした。 橘 玲「言ってはいけない 残酷すぎる真実」 (新潮新書)・・・これは大ベストセラー、続編も出ているそうで、そのことは最近知りました。カスタマーレビュー評価が割れているでしょ?そんなのが良いんです。多様なご意見価値観こそ重要、全員こぞってもれない称賛!(某隣国かよ)100%ダメっというのもなぁ・・・これはかなり際どい主張、一歩間違えば遺伝子優先、努力や努力機会の提供を軽視する思想に行き着きかねない、それでも妙に説得力のある、じつは内心”そうじゃないのか”疑っていた”言ってはいけない”事象の検証です。遺伝子研究は日進月歩、”アイスクリームの売上と水死事故の相関関係”には”気温”という根本要因が別にあるように、新しい発見があるかもしれません。それも人間関係の良好なこと、シアワセというのは別な切り口でしょう。それでもこの一冊は看過できぬ重要な問題提起と思われます。

CLA-CD 165Mahler 交響曲第5番 嬰ハ短調〜アントニオ・デ・アルメイダ/モンテカルロ国立歌劇場管弦楽団(1971年?)・・・Antonio de Almeida(1928ー1997仏蘭西)はちょっと日本じゃ知名度はなかったかも。こんな珍しいが音源あったのですね。音質は薄雲って、その印象も手伝ってかオーケストラの響きは鄙びて、とくに金管がショボい感じ。この時期、あまり上手いオーケストラとは思えず、いかにもローカルなサウンドがなんとも味わい系。弦+ハープのみの第4楽章「Adagietto」の語り口が絶品、21世紀機能的に”上手い”演奏とは違った世界も妙に新鮮でした。

LP Concert Hall SMS-2604 Bruckner 交響曲第8番ハ短調/テ・デウム〜ハインツ・ワルベルク/ウィーン・ナショナル管弦楽団(トーンキュンストラー管弦楽団とのこと)/ウィーン青年合唱団/Sonja Draksler(ms)/Frederick Guthrie(b)/Murray Dickie(t)/Teresa Stich-Randall(s)・・・すっかり忘れていたけれど一年ほど前に聴いておりました。Heinz Wallberg (1923-2004独逸)このオーケストラ首席指揮者在任は1964ー1975年、その辺りの録音でしょう。懐かしいコンサートホール・レーベルのLP(2枚組)音源、当然音質は期待できぬけれど、かなり良心的でしょう。これもローカルな響きのオーケストラ、厳つく巨魁なスケールを誇る作品を走ったり煽ったりしない、ごりごりと威圧感もなく、飾りの少ない表現に味わい深く”大きく”聴かせてくださいます。14:48-15:09-23:02-24:00。テ・デウムも妙にかっちり整理されない演奏?途中交響曲第7番第2楽章「Adagio」の旋律が入って大好きな作品を愉しみました。(21:17)

【♪ KechiKechi Classics ♪】

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