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音楽日誌●再出発仕り直しの日々 再出発切り直しの日々
天龍寺
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2014年10月某日/再出発仕切り直しの日々

10月もラスト、今朝(寒くて、やや風邪気味故)ウォーキングをサボった途端、どーも身体に中途半端感有、あきまへんな。お仕事は来週の大きなトラブル(商品在庫が足りないこと)を事前に察知して、取引先と次善の策を打っているところ、それ以外は順調です。ミスといえばミス、失敗0は人生にあり得ないので、いかに対処するかがキモなのでしょう。2014年は天変地異も含めいろいろあった(継続中)けれど、これも経験かなと。

Madacy TC252319  5枚組770円(数日前拝聴)Beethoven 交響曲第3番 変ホ長調 作品55「英雄」〜ヨーゼフ・クリップス/ロンドン交響楽団(1960年)・・・10年程前のコメントが残っていて、曰く

優しく軽快な流れの良さ、トゥッティで音を濁らせない、必要以上に低音を強調しない、バランス感覚溢れた演奏。上品で強面にならないオーケストラの響き、ホルンの絡み合いの美しさ、刺激的にならないトランペットの歌。慰安に充ちた「葬送行進曲」、怒濤の機関車発進!ではない、あくまで控えめで美しい「スケルツォ」、大仰にならない最終楽章壮大なる変奏曲は、優雅ていねいな表現でした。木管が美しいですね。つまり結論的に「大曲」に仕上げずに、等身大の親しい「英雄」的演奏でした。
なるほど。すったもんだ(幾度再購入繰り返)して入手した正規EVEREST盤は期待したほどの音質に非ず(けっこうな競合にてオークション)処分済、結局激安Madacyボックスを再入手、珍しく棚中に生き残っております。Beeやんって音質云々は意外と気にならないもの。ロンドン交響楽団が古典的作品を端正に演奏できるようになったのはクリップスの薫陶、とは団員の言葉だったと記憶するけど、現代水準からはちょっと”昔”なもの。だからアカンということに非ず。

昨夜、母親不在の間に拝聴音楽。Pierne バレエ音楽「シダリーズと牧羊神」/序曲「ラムンチョ」〜ジャン・バティスト・マリ/パリ国立歌劇場管弦楽団(1976年)・・・2004年12月25日(土)岡山のBOOK・OFF(贅沢)500円(▲割引有)入手とのレシート有。10年前は新しい音楽への希求意欲溢れてましたよ。Franck の弟子、当時パリではギリシア神話に題材を取るのがブームだったのか。まことに牧歌的なリズム、わかりやすい旋律+Stravinsky「火の鳥」を彷彿とさせる色彩感、メルヘン溢れました。フランスのオーケストラはアンサンブルがどーの、とか言われるけれど、作品に相応しい華やかな響きは悪くありません。

この辺り、D’lndyとかRabaudとかCD入手したったきり放置状態やなぁ、ちゃんと聴かないと。

もう一発、発見有。Barber 弦楽のためのアダージョ(シャルル・ミュンシュ/ボストン交響楽団1957年)/交響曲第1番 作品9/ピアノ協奏曲 作品38〜レナード・スラットキン/セントルイス交響楽団/ジョン・ブラウニング(p)(1990年)・・・これもしばらく放置、少なくとも聴いた記憶なし。同じ作品を別演奏にて聴いていたけれど、遅れてきたロマンティストの作品は然るべき演奏水準を以って聴くべき!びっくりするほど感銘深く、迫力と甘く、美しい旋律を受け取りました。名曲を名曲として実感させる演奏、ブラウニングは初演担当でした。この時期、スラットキン/セントルイスの黄金時代なんやな。音質も極上。


2014年10月某日/再出発仕切り直しの日々

83歳の母、夜無事到着。元気そのもの、かつて北海道時代親しかった友人(現在西宮在住)と名古屋にて落ち合うため、ケータイにて連絡すると「運転中」って、扱い方間違っている!すったもんだしつつ、本日合流だそうです。職場内外風邪流行って、自分も昨日夕方くらいから少々アヤしい感じ(首肩に鈍い痛み有)、夜半に濃い珈琲を喫したせいか眠りも浅い・・・ということで【♪ KechiKechi Classics ♪】 暫時休憩中。恒例11月1日の「近況」「音楽日誌」ファイル交換もムツかしそう。(音楽を聴くべき部屋、母親占領中/今晩は友人と名古屋ホテル泊にて不在)

懐かしいコンサートホール盤Berlioz 幻想交響曲〜ピエール・モントゥー/北ドイツ放送交響楽団(1964年)・・・コレ、CD時代になって一番最初に入手したもの2,800円也。寝屋川市駅側の商店街にて入手、やがて種々集めだして音質の悪さに閉口、処分して幾星霜。BOOK・OFFでの再会ならず、十数年探していたら・・・なんのことはない、youtubeにありましたよ。そのままオーディオに電波飛ばして聴けばよいものを、わざわざ自主CDにするのも(ヲタク)趣味のウチ、時に針音も床しいLP音源らしい。記憶よりいっそうどんよりした音質は覚悟の上、モントゥーの十八番(おはこ)ラスト録音の「幻想」は89歳の記録、ハツラツとしてエレガントな風情漂うもの。若い頃の刷り込みは一生モンやな、細部まで馴染んだ旋律は一気呵成にラストへ。

音質的なことも加味して、ウィーン・フィル(1958年)のほうが良いかもしれません。どこかのブログを拝見していたら第3楽章「野の風景」 (Scene aux champs)を若いころは退屈に感じ、年齢を重ねると静謐さを堪能できるようなった、とのこと。同感。


2014年10月某日/再出発仕切り直しの日々

昨日今朝とウォーキング時、冷えを実感します。もう今週末は11月だから当たり前。本日夜、寒い北海道より母来訪予定、格安LCCはハイ・シーズンじゃないせいかビックリするほど安い料金、無事到着を祈りましょう。パソコン・オーディオ部屋を専有されるから、しばらく音楽拝聴ままなりません。【♪ KechiKechi Classics ♪】も暫時休憩へ。昨日は昼から(要らぬ)儀礼的な会議対応にて外出、一週間の作業サイクルはピークなので、いっそう早く出勤して粛々と集中したら、昼休み弁当喰いつつ所定分完了いたしました。途中小さなトラブル対応など処理しつつ最速記録。エエ感じです。

女房殿は胆石らしく、時に痛みが出ております。いよいよ摘出か?自分は10年前に済ませているけど。

Columbia MS 6248Berlioz 幻想交響曲〜ユージン・オーマンディ/フィラデルフィア管弦楽団(1960年)・・・昨日のファイル修復自主CD作成とはこのこと。おそらくは中学生時代に入手した「悲愴」「幻想」豪華2枚組2,500円也、懐かしい音源です。40年ぶり以上の邂逅か。子供の頃ノーミソに刷り込んだものは一生の嗜好を左右する〜実際は「幻想」は苦手作品の最左翼、第1楽章は繰り返し必須、第2楽章にコルネットは是非!とか勝手なこと言いつつ(そうなると新旧コリン・デイヴィスになっちまうのか)10年程聴いていなかったかも。これだけ間を置けば作品に鮮度を快復させるには充分、もう大丈夫。音質は怪しげネット音源の自主CD化、云々できる立場に非ず。オーケストラが賑々しくゴージャスに鳴りきっているのはよーく理解できます。

勿体つけた余禄少なく、表現そのものはテンポの揺れも飾りもほとんどないストレート系、意外なほどさっぱりとした語り口+熱気と余裕、明るくハデな勢いあるもの。フィルデルフィア管弦楽団って、ほんま響きに厚みがあってジューシー、オーマンディとの半世紀は黄金時代だったのですね。その後、ムーティとの録音は少々、サヴァリッシュは聴いたことがある程度、エッシェンバッハ、デュトワ辺りに至るとほとんど聴く機会を得ません。話題のヤニック・ネゼ=セガンはいかがでしょうか。エラく評判よろしいけど。(写真はLP時代Columbia MS 6248)


2014年10月某日/再出発仕切り直しの日々

劇的なドラマなどそうそうない日々、淡々と(公私とも)順調なのでしょう。良くも悪くも変化は微々たるもの、そんな変化、発見を愉しめれば、と。昨夜(タイムスタンプを確認すると)一年数カ月前に入手したネット音源、内容に興味を持って解凍すると計10本ほどの音源ファイル、1本目が不良〜残念・・・”圧縮ファイル 修復”検索を掛けてソフトをダウンロードすると、ウィルスとして認識され弾かれてしまう・・・別のソフトは無事導入できたが、破損ファイル修復ならず。再度、ウィルス対策ソフトを一時ストップさせて、先ほどのソフトを導入し、結局アウト・・・人生カンタン都合よろしくコトは進まんのです。(件(くだん)のソフトは2本とも削除済)

ファイル名を便りに再検索して在処を発見!ところが残念、既にそこはアクセス不可。パブリック・ドメインだからyoutubeにあるんじゃないか?内容入れて検索すると一発出現!音声ファイルに変換してダウンロード、目的は達成いたしました。2時間ドラマ眺めつつ小一時間、そんな作業を遊びました。

日本初のエボラ出血熱か?!話題のジャーナリスト(45歳)は結果陰性であったとのこと。ウィルスとの戦いは道半ばであります。怖いねぇ。エイズもそうだけど、人類への試練は延々と続くのですね。

Delos DE-1037Villa-Lobbos 交響詩「アマゾンの森」〜アルフレッド・ヘラー/モスクワ放送交響楽団/モスクワ物理科学研究所男声合唱団/ルネ・フレミング(s)(1994/95年)・・・膨大な作品を残したブラジルの作曲家(1887-1959)、”ブラジル風バッハ”とか”ショーロ”辺りは聴いていて、どれも欧州やら(もちろん亜細亜とも)異なる南米ラテン?暑苦しい極色彩旋律リズムが素敵、お気に入りでした。これは最晩年の作、映画向け音楽(採用されず没)とのこと。鮮明なる録音、上手いオーケストラ、キレのある声楽、例の南米密林を連想させる旋律頻出・・・結果、この作品との出会いは大失敗。妙に大衆に媚びて平易安易な短いエピソード連続、時に例の素敵な風情が登場しても元が映画音楽、あっという間に気分は変わって”ウケ狙い”俗っぽい(美しい)世界に戻っちまう。エピソードの羅列は有機的な流れを意味せず、だらだらと”それらしい”風情が続くのみ・・・ある意味、未完成なんじゃないか。もっと刈り込んで整理が必要だったんじゃないか。かつての名作の”残骸”を眺めている気分。

Honegger「レ・ミゼラブル」を思い出しました。幾度聴いても”雰囲気のみ”な(オモロない)映画音楽。出会いがすべてビンゴ!に非ず。これが人生だ。

(耳直しに)Tchaikovsky ピアノ協奏曲第1番 変ロ短調〜ユリ・ブーコフ(p)/ジャン・フルネ/ウィーン交響楽団(1958年)・・・懐かしいグロリア900円LP(でしたっけ?)の音源、音質も悪くない。知名度薄き(ほとんど忘れ去られた)ブルガリア出身の往年の名ピアニスト(1923-2006)による、立派な演奏。豪快であり、スケール大きく、技巧のキレも充分。

では、行ってきます。


2014年10月某日/再出発仕切り直しの日々

心身ともどんよりした月曜の朝、夜半に降ったみたいで地面は濡れております。今週いっぱいでクールビズも終わり、週半ばに北海道の母親(恒例年中行事)来訪、LCCの格安便を取って予約番号を送ったけど、旅行慣れてしているから無事、勝手に到着することでしょう。週末には岩国の息子(孫)のところに訪問予定有。こうして元気で遊びに来てくれること、親父(家事はなんでもできる)を一人で置いて出掛けられること、それはシアワセなことなのでしょう。

Dvora'k 交響曲第9番ホ短調「新世界より」〜キリル・コンドラシン/ウィーン・フィル(1979年)・・・子供の頃から馴染み過ぎ、聴き手の鮮度は落ちまくって、そうだなぁ、ノイマン(1981年)辺り素朴な、あまり大仰雄弁から遠い演奏を好んでおりました。西側に出てこれからという1981年、残念ながら67歳定命を迎えた彼の代表的録音。美しいオーケストラを活かして悠々と歌って彫りの深い、よく歌う演奏、録音も含めて久々「新世界」を堪能いたしました。意外とテンポは遅くなくて第2楽章「Largo」はむしろさらりと流して好ましい。1960年台のバーンスタイン、1970年台のカルロス・クライバー、伝統のウィーン・フィルには異質な刺激が必要だったのでしょう。第3楽章「Scherzo. Molto vivace」は賑々しいけれどやかましくない、終楽章「Allegro con fuoco」のド迫力に納得の締め括りでした。ヴェリ・ベストな手応え充分。

Teldec 825646378166 10枚組Tchaikovsky 交響曲第5番ホ短調〜クルト・マズア/ゲヴァントハウス管弦楽団(1987年)・・・日本では評判あまりよろしくなく、こんな全集があることも(ほぼ)初めて知りました。彼のBeethoven (聴いたのは一部新旧録音)、Mahler (ゲヴァントハウスとの第7番、ニューヨークでの第1/9番)いずれもガッカリ、評判のよろしかったMendelssohnにも同様の印象を得ていたものです。先日、亜米利加のホルン関係情報を調べていたら、ニューヨーク・フィルのバランスを矯正したのはクルト・マズアであった由(団員の証言による)。ここではしっとりウェット、ほの暗いオーケストラのサウンドを活かして端正、所謂独逸系の苦み走ったエエ感じの演奏に仕上がっておりました。

各パートが突出しないバランス、露西亜風暑苦しい節回し(クサみ)皆無、甘美な旋律は抑制され、いつもの、というか、露西亜風雄弁、大爆発から遠く(金管サウンドの印象でしょう。第2楽章のホルン・ソロもジミ)別な作品を感じさせるほど。テンポの揺れにも恣意性を感じさせぬ、”憂愁”とは異なる方向の魅力有。クールな風情は全曲聴き通して、耳あたり抜群、聴き疲れしないもの。

では、今週も自然体でいきまっしょい。


2014年10月某日/再出発仕切り直しの日々

昨日、庶民の味方・ユニクロのセールということで午前中開店とともに、佳き天気故散歩がてら訪問。徒歩20分ほど?ご近所は眼の保養に良いほど美しい、新しい住宅街であります(外車比率高い)。こどもたちの教育は行き届いて、見知らぬオジサンオバサン(我らが夫婦)にもちゃんとご挨拶を下さいます。昼にもやしメイン(激安)焼きそばを作りすぎてハラ一杯、夕食は(例の、最近凝っている)ピーナツかぼちゃのスープ(今回は+ブロッコリーでシチュー風に)のみで済ませました。けっこうボリューム有。

いつものぼんやり週末も散歩+買い物で変化+気分転換になりました。健康診断時(その前も)血圧正常だったので、ヤクを一週間ほど中止、昨日朝計測したらやや上昇を見たので(正常範囲ながら)服用再開しております。やはり華麗なる加齢には勝てぬのか。今朝左肩奥、妙に凝ってやや痛み有、体調そのものは悪くないけど。

今朝は早朝決起して、しっかり【♪ KechiKechi Classics ♪】定例更新、あんな拙文でも信じられぬほど時間が掛かるんです。幾度繰り返して音楽聴くことになるし。いつまで続くか・・・いったい自分が聴きたい音楽って?ほんまのところ〜そんな感慨に昨日囚われたものです。

Nicol Matt (1970-Mozart 聖体の祝日のためのリタニア 変ホ長調K.243/リタニア (聖母マリアの祝日のために)変ロ長調K.109 (74e)*〜ニコル・マット/ヨーロッパ室内合唱団/マンハイム・プファルツ選帝候室内管弦楽団/Teatro Armonico Stuttgart*(2001年)・・・油断すれば一生拝聴機会のない、涙がでるほど美しい作品、歌が聴きたい、人の声が聴きたいと心奥底に感じておりました。スターバト・マーテルの流れかな?ここ数日拝聴して飽きない宗教的作品であります。我らがヴォルフガングにとっては気に染まぬ、日常作業だったのかも。

BRILLIANTの全集はあくまで合唱主体、オーケストラはご近所モダーン楽器アンサンブルの都合をつけて録音したものでしょう。K.243冒頭「Kyrie(哀れみの賛歌)から」胸を締め付けるような優しい旋律、少人数による合唱の技量に痺れます。ソロも各々合唱団のメンバーなのでしょう。所謂古楽器風歌唱に非ず、しかし往年の大仰なる表情付けから遠く、適度なヴィヴラートに違和感なし。躍動する人声の息遣いに、明るい希望と喜びを感じさせます。「Panis vivus(活けるパン)」のテナー・ソロも快活な表情はお見事(以下省略キリがないので)〜全31分ほど、陰影に富んで表情豊かな旋律、合唱を堪能いたしました。

K.109のTeatro Armonico Stuttgart(テアトロ・アルモニコ・シュトゥットガルト)って、同名の古楽器団体が存在するけど、それですか?(それっぽい響き有)残響が豊か、音の雰囲気は前者と異なります。16歳の作品に未熟さの欠片もなし、シンプルかつのびのびした風情が漂って、声楽の技量は例の如し。嗚呼これやな、聴きたかった音楽は。


2014年10月某日/再出発仕切り直しの日々

昨日も順調な一日を終えました。昼から(珍しく)高速をすっ飛ばして取引先へ、ずいぶんと早く到着してしまって、ヒドい風邪をひいていた女性担当はムリして待っていて下さったみたい、結果さっさと商談を済ませ帰っていきました。今朝の朝日新聞イチオシ記事は「アフロの自由」〜女性記者のコラムには写真があって、みごとなアフロ・ヘア。(自称)平凡な女性はアフロのお陰でモテキ到来だそうです。本場亜米利加の黒人社会(自由の象徴だったそう)ではほぼ絶滅しているらしいけど、彼女は笑顔に囲まれ、どこの店に行っても二度目には常連さんになるそう。物事には”形から入る”〜実質が変わっていくこともあるのですね。

昨日、業務用支給されているケータイに「パスワードロックを掛けろ」との指示を無視していたら、上司から叱られました。紛失したばあい、自由に(時に犯罪に)使われる可能性有、とのこと。ところがオジサンはそのやりかたがわからない、周りのオジサマオバサマに訊いても各々機種が違うからわからない。商談外出帰りAUショップに寄って若いお姉さんに設定していただきました。これからは受けるのも掛けるのも都度パスワードが必要〜って、これ当たり前なんですか?スマホ導入も視野に入っていない時代遅れオヤジにはわかりません・・・というのも情けない。パソコンやったらちょっぴり知ってまっせ。

あまり先進的アップデートなものに詳しいオヤジもナニでしょう。昨夜、モーニング娘。'14の話題をテレビにて拝見、最近落ち目なのかなぁ、そう思っていたら高度なフォーメーション・ダンス(たしかにお見事!)で復活していたんですね。唯一(顔だけ知っている)道重さゆみも25歳、もう卒業とのこと。ワタシがよう知っているのは初代辺り、福田明日香の時代でっせ、ナッチは同郷だし。モモクロは凄い人気!なのは知っていても、せいぜいCMくらいしか見てない(ほぼ誰かわからない)。AKB関係は若くて可愛らしいし、No.1のまゆゆもハキハキして、存在感あるなぁ、爽やかで好きだけど、あれは”集団学芸会”レベル(と言っちゃ【♪ KechiKechi Classics ♪】大炎上か!/正直なところ知っているメンバーは数人のみ)先日拝見した新人さんばかりのパフォーマンスの稚拙さにガッカリ(ファンはそれを初々しいと感じるのだろうな)。卒業したメンバーも、集団から出てしまうと意外とフツウっぽいな、と。唯一秋元才加(鍛えてまっせ、身体)は申し分なし、もっと売れて欲しい。

これは最近の英DECCA盤一昨日夜、昨日運転中往復(帰りはエエ感じに下道渋滞に巻き込まれてたっぷり)拝聴音楽には悩みました。いったい自分が聴きたい音楽って?ほんまのところ。Schubert 交響曲第8番ロ短調「未完成」/第6番ハ長調〜ヴォルフガング・サヴァリッシュ/シュターツカペレ・ドレスデン(1967年)・・・大ハ長調交響曲のほうは作品テイストとブルー系ドレスデンのサウンド、サヴァリッシュの飾らないスタイルに聴くべきもの有、と感じたもの。こちらなんかなぁ、フツウにもほどがありまっせ、的あえて求めて聴くべきもの?そんな感慨を(不遜にも)抱きました。よう知っている美しい名曲の旋律、雑念煩悩を捨て去って最後は虚飾皆無なコレ、みたいな悟りに至っておりません。先日のダウスゴーのほうが、新しい発見はいろいろあったかも。

ELOQUENCEのデザインがあまりにつまらんので・・・Brahms 交響曲第2番ニ長調/ハイドンの主題による変奏曲/悲劇的序曲/交響曲第4番ホ短調/大学祝典序曲 (1963年)/悲歌 作品82(1966年)/アルト・ラプソディ 作品53(1965年)〜エルネスト・アンセルメ/スイス・ロマンド管弦楽団/放送合唱団/ヘレン・ワッツ(con)・・・帰宅して更に交響曲第1番ハ短調(1963年)も拝聴。最新ぴかぴかの録音に及ばぬのは当たり前、往年の英DECCA録音は低音も厚くかなり良好です(ティンパニの存在感が凄い)。自分の勝手な思い込みとして「アンセルメのBrahms ?」(Beeやんもそやけど)いくら評判がよろしくても拝聴順は後回し、ようやく聴く機会を得たもの。作品に対する苦手意識は、まだあるのかも。結論的にオーソドックス、スイス・ロマンドのサウンド個性(薄く淡彩な響き、やや怪しい技量)との違和感もなし、どれも外れなし!みごとな演奏ばかり。

安寧優しい旋律横溢する第2番ニ長調は、抑制され淡々と枯れた響きが作品風情に似合う。歩みに要らぬ虚飾やら詠嘆を伴わない。さっぱりとしてテンポ設定に恣意的ムリムリなところない、例の薄っぺらい木管にさほどの違和感もありません。終楽章の爆発に力感の不足なし、ごりごりとした威圧を感じさせません。もっと凝縮して緻密なアンサンブルを!(例えばギュンター・ヴァント)というのは嗜好の世界でしょう。切ない”泣き”旋律にて開始される第4番ホ短調も、さらりと流れの良い、淡い表現、サウンド、濃〜いのがお好きですか。旋律のタメや節回しみたいなものもほとんどない。ホルンの明るい音色もエエなぁ。サウンドにコシが足りぬ(第3楽章のスケルツォに力強さも)さらりとクール、ムーディといった評価もあり得るでしょう。メリハリもあって、耳当たりの良さ抜群、クールな風情を維持しつつアツくなる・・・終楽章の歌に過不足なし、充分な感銘を受けました。フィル・アップも配慮有、声楽ものは鮮度たっぷりに拝聴いたしました(ドイツ・レクイエムも聴いてみたい)。

今朝、自宅コンポにて(一部)再聴して、上記印象を再確認しました。悪くないなぁ、世間のユーザーの評価に間違いはない・・・けど。

いったい自分が聴きたい音楽って?ほんまのところ〜最初の問に戻っちまう。この辺り、この方向じゃないんじゃないの、と。


2014年10月某日/再出発仕切り直しの日々

あっという間の一週間、秋も快速に過ぎて今朝のウォーキングもやや寒さを感じるほど、初旬はTシャツ+短パンだったのがウソみたい。朝日新聞元記者が勤める大学への脅迫電話犯人、捕まりましたね。別に思想的に硬派とか、組織的な行為にも見えぬもの、背景はなんなのか?いずれ、社会に対する不安を助長させて恐ろしい。今週、愛知県屈指の進学校である東海高校の「カヅラカタ」(男子生徒による宝塚ばりの大人気演目)特集され、そういえば東海高校って学生時代の親しい奴が先生になっていたっけ(オレみたいなアホが東大行くような生徒教えていいの?なんて言っておりました)ぼんやり思い出していたら、顧問教諭の氏名年齢まさにビンゴ、こんなところで頑張っていたんやな。それにくらべ自分はなんやねん・・・なんて全然思っていない、安閑とした毎日をそれなり愉しんで過ごした人生かな、と。

今朝、またネットに接続できない・・・ルーター限界かな?時々つながる感じ、朝はとくに。

昨日言及途中になったロベルト・シュトルツのウィンナ・ワルツの件続き。ウィーン交響楽団との演奏はしっかりとしたもの、やや潤いに欠けるベルリン交響楽団(旧西)だってそれなり、雰囲気はあって悪くありません。どれも本場というより日常舞台としての風情があってツボはピタリ、愉しいリズムを感じます。まとまったものじゃなくて、あちこちばらばらの選曲を拝聴したもの、一流の指揮者オーケストラによるかっちりとした演奏にはない、ややユルい魅力があって、聴き進むとやがて音質のバラつきが気にならんでもない。一昨日拝聴したのはさほどでもないけど、大昔のポピュラー音楽風不自然な残響に閉口したものもありました。あちこちネットを探っても詳細録音情報は得られません。

Pfizer SPS HK-3108Mozart ホルン協奏曲第1番ニ長調 K.412+K.514 (386b)/第2番 変ホ長調 K.417/第3番変ホ長調 K.447/第4番変ホ長調 K.495〜ジェームス・スタリアーノ(hr)/ジンブラー・シンフォニエッタ(1970年?)・・・ネットから拝借したLP音源、ボストン交響楽団のメンバーから成る室内オーケストラから類推して1950年台の録音と思っていたら、なんと!1970年=掟破り音源だったらしい(ほんまか、ややぼんやりとしたステレオ→その後、BBSのご指摘にて1970年情報は誤り、1950年台の録音とのこと)。マイルドな音色、流麗な技巧、ジェームス・チェンバース辺り亜米利加の代表的な豪快ホルンを聴き慣れていると、やはりボストン交響楽団というのは上品なサウンド、ひと味ちがうと感じます。正直なところ、ホルン協奏曲は聴きこみが足りなくて、何を聴いてもOK!的聴取者水準なので、これ以上云々不可。

行ってきます。


2014年10月某日/再出発仕切り直しの日々

季節の変わり目というには少々時期は過ぎて10月も下旬、なかなかスッキリとした体調に至りません。女房殿は検査継続しつつ、フツウに起き出しております。一昨日職場に電話有、二十数年お付き合いのメーカー営業担当は来年1月を以って定年退職とのこと。それまでに大阪で呑もうねとお約束しました。甥が結婚することになって12月に長岡に(親代わりご挨拶しに)行くことに〜学生時代の親しい同輩在住の地、メールを入れてみたら、喜んで時間を取って下さいました。なんと35年ぶりの再開となります。懐かしく振り返る・・・もうそんな世代やなぁ、我ら。

お仕事は順調というか、粛々と諸課題(というほどのことでもないけど)クリアしております。大きなトラブルなし。

MUSICA di ANGEL 99183 購入金額失念Pergoresiスターバト・マーテル/サルヴェ・レジーナ ハ短調〜ティモシー・ブラウン(or)/アンガラード・グラフィッド・ジョーンズ(s)/ローレンス・ザッゾ(ct)/ジュリア・ビショップ、ジョアンナ・パーカー(v)/ピーター・ウィスキン(va)/ジョアンナ・レヴァイン(vc)/マーク・レヴィ(ヴィオローネ)・・・1990年台円高の時期に個人輸入した”MUSICA di ANGEL”宗教的声楽作品ボックスもの(価格失念激安)いろいろ処分して、これ一枚のみ残存。ホグウッド追悼+エンマ・カークビーの声を聴こうと準備中、このCDの存在を思い出しました。現在も映像やらデータ入手可能、でも録音年情報は探せませんでした(ディジタル録音らしい)。1980年台カセット・エア・チェック時代に馴染んだ作品(アバドだったかなぁ、演奏には記憶なし)各パート一人、古楽器による静謐古雅な響き+(ポジティヴ)オルガンが全編に渡って暖かい存在を主張する演奏であります。こぢんまりとして純な室内楽的、歌い手も上々の敬虔さでしょう。心洗われる音楽であります。

J.Strauss T ラデツキー行進曲*/J.Strauss ピチカート・ポルカ/浮気心*/宝のワルツ*/Josef Strauss ディナミーデン/天体の音楽/わが人生は愛と喜び〜ロベルト・シュトルツ/ベルリン交響楽団(旧西)/ウィーン交響楽団*・・・Robert Stolz(1880-1975)はウィーン・オペレッタの作曲家、指揮者としてウィンナ・ワルツには欠くべからざる往年の巨匠。膨大な録音が残っているのに、系統的なCD復活も「ウィーンの音楽(12CD)」くらい?(現在入手難)オペレッタはめったに見かけません。ワルツは過半がベルリン交響楽団(旧西/現在のコンツェルトハウス管に非ず)との録音というのも不利だったのか(ここで時間切れ)


2014年10月某日/再出発仕切り直しの日々

女房殿体調不良。直接の症状は胃上部の痛みだけど、原因検査中、今朝も一旦起きだして朝食の準備などして、結局寝込みました。心配ですねぇ、当たり前のはなしだけど、まずは心身ともの健康、元気こそ第1、すべて。こちらに転居してから夫婦とも体調やや不良、環境が変わったこと、ご当地に空気に馴染めないのか、それとも単なる華麗なる加齢なのか。昨夜雨が降ったらしく、今朝微温い空気濡れた地面をウォーキング、昨日来読み始めた書籍に影響を受けてちょっぴり趣向を変えております。効果出るか?まずは一ヶ月ほど継続してからだな。

一日休んで昨日の定例お仕事の山場、朝方ちょっぴりトラブルあり、年末の業務が入ってきていつもより増量(先週の反省から)落ち着いてクリアできました。意外と余裕有。今朝、ネット接続は順調です。

これは正規CDデザインDvora'k 交響曲第8番ト長調〜アンタル・ドラティ/ロンドン交響楽団(1959年)・・・どこかのKechiなサイトとは大違いの貴重な音源満載、知的な内容満載「Blue Sky Label 」より。「伝説の名録音?マーキュリー・レーベル」の件はLP時代より体感しているけれど、ドラティの音源は比較的聴いておりませんでした。リアル直接音中心の音作りはやや嗜好を分かつかも。yungさんはロンドン交響楽団のアンサンブルを絶賛されております。Dvora'k は子供の頃から大好き、ところがここ数年、しっとり美しいト長調交響曲の優雅な旋律を素直に愉しめない・・・ドラティの力強い、立派な迫力サウンドを拝聴しても、旋律表現がどーも四角四面というか生真面目過ぎてオモロない感じ。

云々と比べて、というのは失礼なのは承知の上。久々ジョージ・セル/クリーヴランド管弦楽団(1970年EMI)を(一部拝聴)・・・音質改善印象顕著、ひとつひとつの旋律のニュアンス、素晴らしく効果的なテンポの揺れ、優しい歌、時に大爆発を伴う緩急メリハリ、作品に対する慈しむような情愛に溢れて、嗚呼これか、これがDvora'kの刷り込みだったんだと自覚いたしました。襟を糺して全部再聴予定。ドラティにも再挑戦いたしましょう。自主CDフィルアップはDvora'k スラヴ舞曲集 第1集 作品48〜アンタル・ドラティ/ミネアポリス交響楽団(1958年)・・・yungさんはオーケストラの技量についてやや否定的なコメント有。ワタシの全曲出会いは子供の頃ドラティ/バンベルク交響楽団のLP、むしろ、こちらのほうが生き生きとした勢いを好ましく感じたものです。

他、Pergoresiスターバト・マーテル〜ティモシー・ブラウン(or)など拝聴(ここで時間切れ)


2014年10月某日/再出発仕切り直しの日々

この体調はなんだ?記憶をたどれば抗アレルギー剤の副作用(自分の場合、眠い、なんて甘いもんじゃない)に似て、今回はヤクは服用しておりません。今朝のウォーキングでも”温い”気温と感じるのに、足が冷たい(日常は足がほてって困るくらいなのに)のもどこかヘン。今朝は快復してとにかく出勤するけど、精神的なハリを失っているせいかな、どーもあきまへん。テレビドラマ・フリークであるワタシ、昨夜、NHK朝ドラ白蓮さんで開眼した仲間由紀恵主演の新ドラマ「SAKURA」初回を拝見したが、テンポの悪さ、咬み合わないキャラクター連続、筋書きの甘さに途中ストップ。唯一オトナの魅力全開・賀来千香子さんが素敵だなと感じた程度。もう続きは見ませんよ。

今朝の朝日新聞、内田樹さんへのインタビュー一面、読み応えありました。カジノ法案について、賭博行為はあくまで日陰者にすべき(パチンコ景品交換が裏路地にあるのは必要な儀式)それを公式な存在として認めることだ、政治は最低限”なにをしちゃいけない建前”を押さえるべき、と。グズグズと時間を掛ける民主主義を嫌い、劇的に誤った決断を歓迎する風潮があり、結局はすべての大局を自ら決められない(例えば国債がどこかで投げ売りされれば、そのだけで日本経済は破綻する)ニヒリズムが横溢している、と。

今朝からネットが接続できない(無線LAN電波を認識できない)ので苦労しております。時々、稀につながる、といったところ。原因不明。

BISせっかくの俄休み、せめて”新しい音楽”聴きましょう。Schubert 交響曲第8番ロ短調「未完成」(2006年)/第9番ハ長調(2007年)〜トーマス・ダウスゴー/スウェーデン室内管弦楽団・・・1963年生まれデンマーク出身の現役中堅。作品は馴染みだけど、「グレート」は全楽章繰り返しでっせ、それでもCD一枚に収まる快速演奏也。刈り込んだ編成、引き締まった響き、軽快なリズム・・・新鮮この上ない、爽やか!繰り返し全部聞かせるにはこれしかない!といった表現。しかし、なにか?微妙に違和感有。ワタシは基本古楽器派でっせ、マッケラスハノーヴァー・バンドもお気に入り、古楽器テイストの小編成モダーン楽器によるオーケストラは上手いもんでっせ、でもね。色気とか風情が足りない、今風のお嬢さんは美しく着飾っても痩せすぎというか、いまさらワルター辺り懐かしい後ろ向き感慨が・・・一度聴いただけ、しかも体調不良ですから。機会を改めましょう。

Haydn 交響曲第62番ニ長調〜クリストファー・ホグウッド/アカデミー・オブ・エンシェント・ミュージック(1995年)・・・ほんまは第63番ハ長調/第70番ニ長調も収録されるけれど、これ1曲のみ拝聴。第58番(だっけ?)の改作とか。ブランデンブルク協奏曲(1984年)を聴いた時にも感じたけれど、管楽器の音色が鄙びて、この辺りの音色は嗜好のツボ。明るくて喜び溢れるエエ作品です。ほとんどMozart テイストなんじゃないか。全曲録音完成できなかったし、その後古楽器系意欲的な録音が次々出現、ややフツウにオモロない演奏といった声も有、リファレンスとしているアダム・フィッシャーとの比較を愉しみましょう。

では、行ってきます。


2014年10月某日/再出発仕切り直しの日々

また一週間の始まり、昨日昼寝しすぎて夜間眠り浅く、どんよりとした体調+気分+天候〜夜半に雨になるそうな。自分を鼓舞してウォーキングに出掛けましたよ。昨夜、夕食を思い立って地元中華料理屋(それなりフツウに美味い)へ、ついでにBOOK・OFFへ。オルフェウス室内管弦楽団のMozart 4枚組(500円だったみたい)みごとに売れてなくなってました。これは天の啓示やろうなぁ、聴くべき音楽(Mozart のセレナーデ含め)ごっそり残ってますもの。安くCDを買う行為も行き過ぎて、7−8年前から処分始めたんだっけ。コケシの収集じゃないんだから、飾って眺めて置くだけじゃ意味ないでしょ。

世間には料理上手な人がいらっしゃって、最近楽しみしているブログは「やまおやじの弁当通信」滋賀県湖西マキノの贅沢ログハウス(大自然と田舎)と大阪アビコ(都会の雑踏中マンション)の往復生活、オトコ弁当の豪快さがボリュームもあっておいしそう。同世代だしね。その関連リンクを辿って「ひとりぼっちランチ」〜こちらオンナ弁当、繊細な色合いが素敵、汁が出ない工夫がされ、まるでプロのような美しさ。ネコも可愛いらしい。

昨日昼、ピーナツかぼちゃの残りを冷蔵庫に発見、再び例のポタージュ風なものを作りました。誰でも失敗ないんじゃないか、濃厚に旨い・・・と、ここ迄執筆して業務用メール確認、なんせ土曜出勤して残務キレイさっぱりクリアしているので、これといったトラブルもなし、体調も勘案して休みを決意・・・休みますのメールを送信しようと思ったら・・・ネット接続不可、なんじゃこりゃ!FONから出ている電波2本とも認識できていない(ルーター正常稼働〜と思うけど)・・・5分後に修復成。電子レンジもなにも使っていないの不思議。マネージャー職の時は会議の主催、課題進捗点検などがあって、すごい風邪をひいても休めなかったものです。

マイケル・ティルソン・トーマス(Michael Tilson Thomas、1944年12月21日 - Mahler 交響曲第9番ニ長調〜マイケル・ティルソン・トーマス/シカゴ交響楽団(2011年ライヴ)・・・ネットから拾った.mp3音源、極めて音質良好。(話題逸れて)MTTといえば昨日のゲルハルト・マルクソンの件、8年程前の記事に「英雄の生涯」MMTのがある旨記載され、まったく記憶(もちろん棚中にも)無(サイト内検索するとたしかに言及有り)。処分したんでしょう。この失念雲散霧消ぶりはなんやねん・・・閑話休題(それはさておき)若い頃から最近まで彼の爽やかクリアな世界は大好きなんです。サンフランシスコ交響楽団との全集も半分ほど?拝聴してほとんど納得したし、デビュー頃〜Carl Ruggles(1876 - 1971)2枚組(バッファロー・フィル1975-78)辺りも拝聴すべく準備を進めているところ。

時にCD一枚に収まらぬ長大な作品は美しい旋律に充ちて大好き、正直なところ”リファレンス”に迷い有。世評高いバーンスタイン/ベルリン・フィル(1979年)とかバルビローリ(1964年)とか、どれも世間が絶賛するほどの感銘を受け取れません。嗜好方向としてはブーレーズ/シカゴ交響楽団(1995年)かな?(3年前拝聴印象曰く、浪漫の残滓を取り去り、すっかり脂気は抜け、体温低い。淡々とした流れの中に緊張感+芯のあるサウンドに緻密な集中力宿る、と)こちら同じオーケストラ、硬質サウンドがモロに出現しないのはハイティンク薫陶の成果?テンポ設定はゆったりめ、細部極上のアンサンブル磨き上げ、ニュアンスはライヴとは信じがたいほど。明るく、明晰、芯のあるサウンドは”情念系”(日本人は演歌好きだからね)から遠いもの。もしかしたら陰影に乏しいとの評価あり得るかも。ま、とにかくオーケストラは滅茶苦茶上手い!余裕たっぷり。

充分な力感に溢れても煽ったり、走ったりしない第1楽章「Andante comodo」。よく歌ってオーケストラが大音響に爆発しても響きは濁らない。軽快なリズム感に支えられた第2楽章「Im Tempo eines gemachlichen Landlers. Etwas tappisch und sehr derb」悠々として、タメも適度に歌って明るい。切迫感に絶叫しがちな第3楽章「Rondo, burleske, allegro assai, sehr trotzig」はむしろ、やや抑制気味に流して大仰な世界を作らない。響きはやかましくならぬ躍動有。

終楽章「Adagio. Sehr langsam und noch zuruckhaltend」〜詠嘆と諦念に咽ぶ〜といった風情に非ず、過不足なく美しい、落ち着いた世界であります。正直なところ一度聴き通して、その耳あたりの良さに?状態、2度めの拝聴に納得いたしました。このままCD化して売り出してもおかしくない完成度、音質の水準でしたね。エエもん聴いた。


2014年10月某日/再出発仕切り直しの日々

昨日は午前中留守番電話番報告書などで時間つぶし、やや体調不良を感じ、昼から辞去いたしました。浮いた時間を馴染み薄き音楽拝聴、自分なりに努力したつもり。オブチ(娘)さんの辞任云々に興味なし、せっかくの女性大臣登用の冷水にならぬことを祈りましょう。野球に興味ないが、CS東京ジャイアン4連敗には溜飲を下げました。タイガースファンじゃないけれど、西国方面に長く居住していたので親密感あるというか、熱狂的タイガース・ファンと多く親しいということもあります。ハラ監督って現役時代から好きになれません。なんか薄っぺらくて、オモロなくて。

若い頃は女房不在とか出張とか、そんな機会があると”これを喰ってみたい。酒も”なんて、サイフと相談していたものです。最近、似非金満中年はカネはあるけど欲しいものはない、わざわざ出掛ける意欲なくて、冷凍庫冷蔵庫在庫ひっくり返して夕食としました。書籍は7冊ほど仕入れ済。仲代達矢「老化も進化」(講談社+α新書)早速拝読済・・・おそらくは「聞き取り文字起こし」。題名も内容と違和感有、とりとめのない思い出話、自叙伝といったところ。冒頭、人生最良の相棒であった宮崎恭子さんとの切ない別れが描かれ、彼女と過ごした若き日々から映画出演、無名塾(演劇界の東大)の立ち上げ運営〜若村真由美とか役所広司、隆大介、益岡徹、最近売れ出した滝藤賢一も出身なんだな。飾らない人柄、役者バカと言っても良いほどの純な集中力に打たれます。素晴らしき人生だ。

NAXOS  8.554417R.Strauss 交響詩「英雄の生涯」〜ゲルハルト・マルクソン/アイルランド・ナショナル交響楽団(1998年)・・・指揮者界のMr.オクレはその後どこに行ったのか(このオーケストラ首席を2008年退任)。久々の拝聴は、ヤフオク中断前に処分すべきであった・・・いえいえ音質良好、演奏も要らぬ虚飾なし、余裕があってそう悪くないもの。しかし、この辺りの近代大規模作品はオーケストラの威力必須。カラヤン、ショルティ辺りはもちろん、今年2014年に亡くなった指揮者の多くはぴかぴかの録音(安く)出てますって。それと比較すると(オーケストラも表現も)どーも弱い、音質価格とも独自の価値を主張するには厳しい時代に至りました。わずか十数年前、格安良質な音質を誇ったNAXOS、極東日本では知り得ぬ知名度の演奏家を駆使しての新録音は愉しみだったのに・・・商売って難しいですね。

家庭内位置を取り替えたノートパソコンの件、eMachines E732Z(7/64bit/4gb)にて自主CD3作成して3枚目も失敗(3枚お釈迦約50円ムダ)、これはCDR不良に非ず光学ドライブの不調と自覚して、結局ACER Aspire AS5750(8.1/6gb)を元の場所に戻しました。データダウンロードの一時保存とか、自分なり運用問題もありまして。eMachinesは今年2014年1月中古参萬圓入手(前機種AspireRevo七阡圓処分差額23,000圓ほど)メモリ4gb増強というのがミソ、あまりムリせずテキスト中心使用、あと数年保たせたいもの。ACER Aspire AS5750はたしか2011年秋入手だからちょうどまる三年経過、ハードに使ってOS入れ替え数度、メモリの増強もしてまったく現役。女房殿のDELL赤(Inspiron N5110)は4年程経つのか、これもまったく不具合なし。

6年もの熟成AspireOne(LinuxBean/1gb/10.1型)もその後快調。じつはヤフオクに2gb204pinのメモリが2,000円(+送料120円良心的)出現して(ムダ遣いを)悩んでいるところ。なんせ本体3,240円(税込)ですから。こちら1gbのメモリが1,000円ほどで処分できれば・・・既にヤフオク出品中断しておりました。(あとでネット検索すると、このマシンには2gbメモリを認識しないとのこと)

そういえば・・・書籍仕入れにBOOK・OFFに行ったら(買わぬけど)必ずCDコーナーを覗くのは常、ご近所は大学(音大も有)やら若い人が多いせいか”出物”けっこうあるんです。例えばクリュイタンス/フィルハーモニア管弦楽団の「幻想」(駅売海賊盤280円也)とか、オルフェウス室内管弦楽団によるMozart セレナーデ4枚組(DG正規盤)1,000円とか・・・しかし、もう新規音源はデータ入手のみ、と決めているので泣く泣く諦めました。でも、次回訪問時に残っていたら誘惑に負けるかも。


2014年10月某日/再出発仕切り直しの日々

本日土曜出勤当番。一昨日夜から(帰宅後、取引先よりケータイ連絡有)4件ほど、大小自らのミスも含めトラブル連続、いずれも冷静にクリアできました。マネージャー時代のモットーは”謝って済むもの、修正してクリア可能なものはミスに非ず”〜エエ加減気の短い、ボロカス上司だったけど、この思想には皆救われたはずでっせ、トラブル発生したらまず犯人探し、みたいなアホがまだ(稀に)生存しておりますから。次善の策が優先でしょ?他、日常生活には細かいこといろいろ有。例えば超・整理手帳高級カバー黒(なんか強靭な繊維製)〜いちおう役割を終えて、自宅持ち帰って洗濯しました。なんせ十数年ですから。もう使うこともないかも。

帰宅後ヒマに任せて、テレビ眺めつつ音源データ・ダウンロードするACER Aspire AS5750(8.1/6gb)、パソコン・オーディオ部屋に大型ディスプレイ+エルゴノミクス・キーボード外付(つまり固定使用)eMachines E732Z(7/64bit/4gb/主に文書執筆用。中古やや旧型本年2014年1月入手)〜入れ替えを思いつきました。側も内容もほとんど同じ環境なので問題なし、無線プリンタ不調なのでeMachines E732ZにHP B110aのドライバ再導入〜これがけっこう四苦八苦、辛くもUSB接続印刷出来(当たり前じゃ!)試しにUSB→無線へ変更トライヤルしてみるけど、エラーになってプリンタそのものの故障と理解いたしました。狭い日常生活の中に少々の変化を工夫するのも悪くない・・・

ところが(いつもはACER Aspire AS5750を使う)自主CD作成をeMachines E732Zにて実施、一枚目”致命的なエラー”(!?)出現、次一枚は途中止まってしまってCDRを取り出せない、しかもドライブ認識が消えている!にっちもさっちもいかず、もう光学ドライブは物理的にアウトか・・・数度再立ち上げしてようやく(エラーCDR)取り出せて復活、失敗CDRの盤面を点検すると半分くらい焼けていて、全体にムラがあるというか色もあちこち違う〜偶然、不良CDR2枚連続したのですね。3枚目、ようやく自主CD作成出来。

Gershwin ラプソディ・イン・ブルー(1959年)/「パリのアメリカ人」(1963年)〜レナード・バーンスタイン(p)/コロムビア交響楽団/ニューヨーク・フィル・・・中学校の音楽室にあった日本コロムビアLPが原点(担任が音楽の先生だったので、音楽室を私物化していた)、この辺りへの嗜好の基礎を固めたもの。というか、子供の頃、若い頃の刷り込みって一生もんでっせ。やがてプレヴィンの新旧録音に興味は遷り(もう10年以上聴いていないかも)ほか、いろいろ手当たり次第聴いていて、原点拝聴は久々・・・バーンスタインのピアノはしっとり美しく、ブルージィな雰囲気満載、オーケストラも抜群に上手い、音質も極上。たっぷりお気に入り作品を堪能いたしました。これでカットがなかったらなぁ。「パリのアメリカ人」のほうはびっくり!オーケストラは前のめりに肌理粗いアンサンブル、前者とはずいぶんと様子が異なります。近代管弦楽をフクザツに駆使して、目眩くウキウキ旋律の名曲との出会いはもちろんコレ、この躍動勢いは悪くないけど、こんなんでしたっけ?(小澤さんのほうがずっと緻密+軽妙さがエエ感じ)

EVEREST SDBR3067じつは昨日自主CD化していたのはGershwin ラプソディ・イン・ブルー/「パリのアメリカ人」〜ヘスス・マリア・サンロマ(p)/ウイリアム・スタインバーグ/ピッツバーグ交響楽団・・・1970年ころコロムビア・ダイヤモンド1000シリーズのリストを眺めつつ、いつかは聴きたいな、そう念じつつ幾星霜、とうとうネットから音源を発見いたしました。LP板起こし、音質状態いまいちなのはともかく(バンジョーはよく聞こえる)途中針飛びには閉口気味。あれ?山本さんの詳細分析に登場してない、まだ一度聴き流し程度、これもカットがあるんじゃないの?(再聴の結果、カット無と判断。ほんま?)期待ほどの演奏じゃないかな、バーンスタインを聴いたばかりだし。「パリのアメリカ人」は以前、演奏者表記なし怪しげCDを”スタインバーグ”と類推して、ほぼ当たり!みたいでした。いずれ懐かしさだけではアカンのう。ピアノ、あまり上手くない、表情も硬い。

他、R.Strauss 交響詩「英雄の生涯」〜ゲルハルト・マルクソンなど(時間切れ)


2014年10月某日/再出発仕切り直しの日々

税込108円也いつもなら週末にほっとする金曜日、残念ながら明日は出勤です。本日より女房殿は定例大阪行き。先日、高級手帳モレスキンならぬ(100円ショップ)ダイスキンを入手、20年弱愛用した超・整理手帳との違いにちょいと戸惑いました。高価共同購入したカバー(5-6,000円?)もこれだけ使いこなせば本望でしょう。A4縦半分サイズだから、自作リフィル(フリーソフト)印刷活用出来、経済的。超・整理法はお仕事情報整理の発想、中期スパンの物理的期間の認識、スケジュール化に有効でした。

でもね、昨年2013年春(青天の霹靂)大阪→名古屋への転勤は実質上引退みたいなもの。お仕事はシンプルになって人様を指導したり、実績管理したり、取引先にご挨拶やお詫びに行ったり、先行き見込みや報告書やら〜そんなマネージャー職も解かれました。自分のことだけ、だったら超・整理手帳は少々大仰過ぎ、もう現状ではお仕事実情に似合わない・・・手帳は黒、というのもオモロない、青基調、バンドは赤という女性向け?華やかなのを入手。サイズはB6〜資料を挟むのだったら今時B版は使いにくい・・・他、最低限名刺数枚(サイフに入っているから要らんかも)付箋紙少々持参は必須→ポケットを自作しました。ペンホルダーなしは不便だけど、カバンにボールペン常備すれば大丈夫。

資料はもう挟まないし、各種連絡先一覧はB5縮小印刷して貼り付けました。ツールがお仕事手法を決めていく(形から入る)こともあり得るけど、基本はお仕事実態に合わせたツール=道具は道具、ということでしょう。B6鮮やかな青+赤。妙に新鮮です。10月始まりなので、もう差し替えました。超・整理手帳(高級カバー黒)は引退いたしました。

Membran 232766  昨日の続き。Bruckner 交響曲第5番 変ロ長調(ハース版)〜ロベルト・パーテルノストロ/ヴュルテンベルク・フィル(2001年ライヴ)・・・Brucknerは第5番以降がお気に入り、とくに第5番は茫洋たるスケールを誇って、終楽章に第1楽章主題回帰して万感胸に迫る〜この演奏はCD一枚に収まるけれど、テンポ速めとは感じさせません。ライヴ(拍手なし)とのこと、冷静に、集中して拝聴すればオーケストラの弱さ、微妙なアンサンブルの甘さ、みたいなことを指摘できるのかも。しかしヴァインガルテン・バジリカとやら、ものすごく残響の足が長い特異な環境に身を委ねて陶然、これぞBrucknerの音!そんな手応え充分に78:14堪能いたしました。内声部の対旋律が聴き取れない、ということもなくて、意外と細部の様子もわかるし、残響に支配された自然体の演奏とも感じます。作ってムリムリ、不自然な作為を感じさせぬもの。耳に喧しいサウンド皆無、お気に入りの旋律は部屋中に充満して、至福の時間を過ごしました。

今年2014年7月に聴いておりましたね。印象まったく変わっていない。(第7番へのコメントも残っておりました)

4759120Mozart 交響曲第35番ニ長調K.385「ハフナー」/第38番ニ長調K.504「プラハ」〜コリン・デイヴィス/シュターツカペレ・ドレスデン(1988年)・・・基本古楽器系の嗜好に変化はないけれど、このようなモダーン楽器によるオーソドックスな演奏も悪くないな、と感じております。但し、世評高いオトマール・スウィトナーの交響曲は、音質のバラつき、アンサンブルの仕上げに少々疑問を感じてCDボックス処分済。コリン・デイヴィスの若い頃のMozart は新鮮そのもの!こちらヴェテランに至ってからは少々重いかも、そんな印象もありました。喜びが明るく噴き上げる「ハフナー」、躍動とスケール溢れる「プラハ」はMy MusicLifeの原点(ほとんど小学生から/ベームやシューリヒト)であります。しっとりとして厚みのあるオーケストラの響き、虚飾を加えぬ盤石の解釈、愉悦に欠けぬ重心の低さ・・・この辺りとかクーベリック/バイエルン放送交響楽団、安易に保守本流ばかりになっちまいそうで、やや腰は引け気味にちゃんと聴いておりません。

他、Gershwin ラプソディ・イン・ブルー/「パリのアメリカ人」〜レナード・バーンスタイン旧録音など。それに関連してちょいと感慨有。


2014年10月某日/再出発仕切り直しの日々

途中覚醒はないけれど、熟睡感はなくて眠り浅い感じ。10月中旬段階、早朝(ちょろ)ウォーキング・ラストの鉄棒ストレッチが冷たく、ツラい感触に季節の深化を実感いたしました。業務的な所要がない限り、土曜は休むようにしているけど、今週は出勤必須、他の人々は諸行事対応があって事務所留守番電話番なんです。昨日、ちょいと飛ばす過ぎたか?一昨日、連休明けの実務ミス修正に苦しんだ反動、根性入れてました。今朝、苦戦が伝えられるSamsungの新機種全面広告有、産経新聞の支局長告訴(これはこれでヒドいけど)と両立するのもオモロいですね(産経新聞でも全面広告掲載?)。坊主憎けりゃ袈裟まで憎い〜こんなことにはならぬのだね、きっと。スマホには興味ないけど、Android 5.0 Lollipopには興味有、我がドスタブ(なんちゃってNEXUS7化)に導入できんのか。

CASCADE am@do clasiccs 01036Mozart 交響曲第21番イ長調K.134/第25番ト短調K.183(173dB)/第28番ハ長調K.200(173E;189K)〜エルネスト・ブール/南西ドイツ放送交響楽団(1970年前後)・・・20世紀音楽のスペシャリストが第21番以降の交響曲全部まとめて録音残しているのも興味深い、あちこち廉価盤音源として使われ、ダイソーにも出現していた・・・(らしい。見たことなし)。2006年頃?40枚ボックス入手したものに収録、2枚分【♪ KechiKechi Classics ♪】に言及しておりました。(第41/29番第39番/40番)音質印象なのか、オーケストラそのものの個性か、とくに弦の金属的音色が気になっておりました。エキセントリックな表現に非ず、意外とオーソドックスな(余情も付け加えぬ)出来、かつての言及に”弦はレガートで旋律にメリハリを付けないが(もちろん、言うまでもなく)カラヤンとは別世界の禁欲が前提”とあって、今回拝聴もそのことを思い出したものです。CD5枚分すべて均一な表現方向(水準)、初期作品だったらこんな辛口な世界にも違和感ありません。音質印象の改善もありました(オーディオ環境が変わっているため)。

Bruckner 交響曲第5番 変ロ長調(ハース版)〜ロベルト・パーテルノストロ/ヴュルテンベルク・フィル(2001年ライヴ)・・・結果的にこの全集を聴く機会が一番多い・・・(時間切れ)


2014年10月某日/再出発仕切り直しの日々

いつの間に晩秋の気配を感じる朝、微妙に体調不良おしてウォーキング継続。朝日新聞の「検証」を熟読したので、朝の時間配分大幅オーバーしました。誤報を出す体質、チェックの甘さ、過ちを誠実にお詫びしない体質、第3者検証は始まったばかり〜いろいろあるけど、最悪は自分に都合悪い(事実に反しない)池上コラムの掲載見合わせでしょう。ここが決定的。政府や権力に物申す姿勢だからこそ、もっと謙虚な報道を心掛けぬと・・・権力に擦り寄って改憲機密保護原発推進を声高に叫ぶマスコミばかりになって欲しくない。

ガンバレ!若い記者たち。

大阪の義母がぼちぼち身動き厳しい件に絡んで、上司に人事部への異動お願いを打診〜東京より単身赴任している上司も認知症の父親を抱えているし、似たような申し出は全国(時代的世代的に)数多く寄せられ、人事調整はほぼパニック状態とのこと。希望はすんなり通らぬ実情のようです。連休明け+ミーティング有、一週間中一番実務作業量が多い日に作業手順の間違いあちこち、落ち着いていればカンタンに終えるものも、修正作業に苦慮しました。作業途中、誤りに気付くのが以前と違うところ。

DacapoMozart 交響曲第36番ハ長調K.425「リンツ」/交響曲第39番 変ホ長調K.543〜アダム・フィッシャー/デンマーク・ナショナル室内管弦楽団(2012年)・・・これ相変わらず話題にならん全集やな、所謂古楽器テイストによるモダーン楽器アンサンブル(ノン・ヴィヴラート)、躍動するリズム感、乾いたティンパニ、ノリノリ快速軽快な推進力最高!ポップスやら歌謡曲の伴奏も務めていたらしいオーケストラもアダム・フィッシャーの薫陶か、抜群に上手い。全集ちゃんと聴きたいですね。噂によるとBeethoven の交響曲も録音中とのこと。

他、エルネスト・ブール/南西ドイツ放送交響楽団によるMozart 交響曲第21/25/28番(1970年前後?)など。本日はここまで。


2014年10月某日/再出発仕切り直しの日々

台風は関東〜東北方面へ。昨夜は激しい雨、風だったけど室内にいる限りなんということなし、今朝も早朝ウォーキング継続いたしました。けっこう空気は生温かく、それでも本日の最高気温予測は23度C、もう上着なしはヤバいでしょう。もとよりどこにも出掛ける意欲なし、せっかくの連休は散々だった人達も多いことでしょうね。幾人か被害者はあった(1人死亡83人ケガ)けど、今朝時点(彼(か)の広島の土砂崩れみたいな)大災害はないみたいです。農産物はいかがでしょうか。また価格は上がるのか。

一昨日夕方買い物にスーパーに出掛けたら”ピーナツかぼちゃ”(8月に岐阜で見掛けたもの)有。ひょうたんみたいな形、薄い皮、やわらかく煮崩れして、とても甘い〜さいの目に切ってコンソメと一緒に煮て、豆乳を加え、塩コショウで味を整えると・・・ポタージュのできあがり。ほんまは裏ごしするんだろうけど、スプーンで潰してそのままいただきました。濃厚な甘さ有。これは洋食向けですね。シチューなんかのベースに良いかも。リンク先の情報によると、そのまま焼いてもおいしいそう。

体調いまいちのせいか、どんな音楽聴いてもぴん!ときませんな。Bruckner 交響曲第3番ニ短調(1872年第1稿)〜ジョナサン・ノット/バンベルク交響楽団(2003年)・・・作品そのものにまったく入り込めず、仕切りなおし。Bruckner 交響曲第2番ハ短調(1872年稿キャラガン校訂2005年出版)〜シモーネ・ヤング/ハンブルク州立フィル(2006年)・・・こちらは演奏に鮮度が感じられて、まだ受け止め可能・・・いずれ、Brucknerに期待する茫洋としたスケールを感動として受け止まられぬ心身ともの状態なんでしょう。せっかくの現役世代、新しい録音なのに、大きな、重い音楽はあかんのか。

HM 390545C.P.E.Bach フルート協奏曲ニ短調(ジャン・ピエール・ランパル(fl))/チェロ協奏曲イ長調(ロベール・ベックス(vc))〜ピエール・ブーレーズ/管弦楽団(1964年?)・・・1970年台廉価盤LPで見掛けた音源をネットから拾ったもの。ブーレーズ録音最も初期?次男坊の作品は好きになれず、せっかく入手のボックスものCDはかなり以前に処分済、久々の印象は”疾風怒濤”(?)風で悪くないな。これがランパルの華やかなソロは期待通り、チェロも上手いけど、驚くべきはブーレーズの引き締まった切れ味あるアンサンブル!写真はネットから拾ったもの、音質良好とのことらしい。ワタシのはLP板起こし、疑似ステレオっぽい感じでした。

さて、久々出勤するか。上司と異動希望の相談もお願いしなくっちゃ。


2014年10月某日/再出発仕切り直しの日々

祝日。超・大型台風接近とのこと、今朝はほとんど降っていなくてウォーキングできましたよ。祝日出勤のご同輩が始発のバス待ちしておりました。昨夜久々によう眠れたのは、ここ数日、睡眠不如意が酷くて昼間ぼんやり、身動きなかったから。女房殿は出掛けたけど、こちら引き隠って音楽ばかり。書籍を仕入れに行きたいけど、午前中の天候はどんなもんでしょう。今朝からネット接続不安定、制限付きアクセスとやら?リビングで音源データをダウンロード中、女房殿(DELL赤)がネット接続するとアウトになるのは”競合?”しているような理屈ありそうだけど、早朝パソコン・オーディオ部屋にてeMachines E732Z(7/64bit/4gb)単独使用にこんな症状とは・・・激安ネット入手FONルーター(ソフトバンクが無料配布していたもの)〜それを本国申請にてLinus(ライナス)認証済、もう3-4年経ったかな?4-5代目のルーターは概ね快調稼働して、時々不調なのは世間的に無線があちこち激しく飛び交っている(らしい)”スマホの時代”故か?(勝手な非科学的分析)

プリンタ無線接続はもう諦めて、USB有線扱いとしております。

 88691916822Beethoven 交響曲第4番 変ロ長調/第5番ハ短調〜エーリヒ・ラインスドルフ/ボストン交響楽団(1966-68年)・・・ラインスドルフ(1912-1993)はシャルル・ミュンシュの後任としてボストン交響楽団の音楽監督だった(1962-1969)のは、ニューヨークに於けるブーレーズの役割みたいなもの?違うかな。かっちり正確几帳面丁寧なフレージング、クールなリズムとアンサンブル〜不足しているのは詠嘆とか雄弁、浮き立つような熱、情熱愉悦かも。それはもう嗜好の世界でしょう。第4番第1楽章、序奏から主部への移行も素っ気ないものでっせ。それ以降のノリに不足はない。第4楽章 「Allegro」のテンポ設定はアクロバティックに非ず、適正なテンポ設定に細部曖昧さはないもの。クール正確着実なリズムの刻みには感動を覚えるほど。第5番冒頭の”ジャジャジャ・ジャーン”(運命の動機)も前のめりに余情を付け加えません。(もちろん)提示部繰り返し有。(終楽章は繰り返しなし)

音質中の上くらいか、日常聴きに不満のない水準。かっちり正確几帳面丁寧なフレージング、クールなリズムとアンサンブル〜作品そのものの力、過不足なく盛り上がる、といった風情か。オーケストラは独墺系の響き、アメリカン云々感じさせぬしっとりとしたもの。昨日、今朝二度聴いて(珍しく)飽きない演奏(作品)です。

昨日【♪ KechiKechi Classics ♪】(ムリヤリ)定例更新した流れ。Bernstein 前奏曲(プレリュード)、フーガとリフ(ソロ・クラリネットとジャズ・アンサンブルのための)〜記憶の奥底をさらってREFERENCE RR-55CD別録音思い出しました。ジョン・ブルース・イェー(cl)(1993年)〜シカゴ交響楽団のメンバーでしたっけ。もともとStravinsky「エボニー・コンチェルト」〜いかにも実験的な、人を喰ったような音楽がお気に入り、その流れでBernsteinも収録されたもの。そりゃ自演も素敵だったけど、こちら世代が違って更に超絶技巧+録音も鮮明、ほとんど別作品?訝しく思えるほど、ノリノリ華やかな爆発に充ちておりました。


2014年10月某日/再出発仕切り直しの日々

夜中途中起きだして睡眠不如意継続。ぼんやりしております。昨夜、最寄りの駅迄50分ほど往復した(お気に入り居酒屋行)し、今朝はウォーキングサボり。大阪の義母はたしか北海道の母親より1歳下、82歳だったかな?女房殿は月に一回ほど、独り暮らしの様子を見に行っているけど、最近急激に衰えているとのこと。ご近所の親しい人々も次々亡くなったり、入院したり、寂しい生活らしい。もう体力的にも限界〜なるほどなぁ、明後日出勤したら上司にムリな異動を願い出てみるか、転勤異動わずか2年、定年まで2年、通るかどうかは微妙、但し、お仕事云々はたいした重責でもなし、それは問題ないでしょ。自分の都合やら意思、希望のみで人生設計はどーにもならぬのが現実です。ご近所に住んでいる義弟(長男)も奥様の母親を九州から呼び寄せてご近所に住まわせているから、それぞれ各々タイヘンです。

CBS/SONY FDCA336 いただきものWagner 楽劇「ニーベルンクの指環」より「ワルハラ城への神々の入場」(ラインの黄金)/「ヴァルキューレの騎行」/「魔の炎の音楽」*(ヴァルキューレ)/「森のささやき」(ジークフリート)/「夜明けとジークフリートのラインへの旅立ち」/「ジークフリートの葬送行進曲」(神々の黄昏)〜ズービン・メータ/ニューヨーク・フィルハーモニック/ペーター・ウィムベルガー(bbr)*(1981/82年)・・・昨日のBrahms やらStravinskyが気に入ったので、棚中”メータ”を探したもの。いくら旋律は馴染みとはいえ、なるべくWagnerは原曲を聴きたいけど、ちょいと決意が必要というか、CDを取り出すのに気は重い感じ。やれ、メータはダメになったとか、亜米利加のWagnerなど笑止千万と叱られますか?んなこと言い出したらカラヤンとかクナッパーツブッシュになっちまうのも狭い選択、伊太利亜とかいろいろあって然るべし。これは豊満かつ明るい響き、堂々たるスケールと余裕を誇る立派な演奏です。ニューヨーク・フィルのアンサンブルも好調、音質良好。たしか当時「ヴァルキューレ」第1幕とかいくつかWagner録音があったように記憶するけど、どれも廃盤じゃないのか。

LIVECLASSICS LCB130Wagner 楽劇「ニュルンベルクのマイスタージンガー」第1幕への前奏曲/第3幕への前奏曲(1975年)/歌劇「ローエングリン」(1976年)/舞台神聖祭典激「パルジファル」第1幕への前奏曲(1980年)/歌劇「さまよえるオランダ人」序曲〜ヘルベルト・カラヤン/ベルリン・フィル(ザルツブルク・ライヴ)+歌劇「リエンツィ」序曲〜ゲルト・アルブレヒト/イタリア放送ローマ交響楽団(1980年ペルージャ・ライヴ)・・・1990年台中盤盛んに出回った(怪しげ)LIVECLASSICSより、棚中ほとんど唯一の生き残りかも。2枚目は2年程前に言及しておりました。本場独逸というか、全盛期のカラヤン節炸裂!圧巻のオーケストラの厚み威力+流麗雄弁な表現は有無を言わせぬ説得力有。たいしたもんでっせ、やはり歌劇全曲聴きたくなりますね。映画の予告編を見せられている気分。

ことし2014年数々の馴染みの巨匠が逝去したけど、あまり話題になっていないゲルト・アルブレヒト(1935-2014)はこれが唯一の拝聴かも。これも(オーケストラから想像して)予想外に立派な、ちゃんとした演奏でした。


2014年10月某日/再出発仕切り直しの日々

簡易人間ドックは一年一回、体重1.5kg増は自覚有、エコーにて脂肪肝の指摘はいつものこと、詳細検結果は郵送されます。昨年は左右腎臓にくっきり石が映しだされて、その後しばらくして排出に苦しんだものです。驚くべきは血圧完全正常値、もうヤクはいらんのちゃうか。イチゴ味のバリウムは空きっ腹にGoodTaste!若い頃は終了即放出したもんですよ、最近はやや遅れ気味なんです(今朝も残有)。午前中いっぱい掛かって、同行のやや若い者(おとなりメインチームのマネージャー)と有意義な話題(福祉関連のお仕事展望)を訊いたりして、昼からの取引先商談はやや遅れる旨連絡済、夕方より。途中、運転中無遠慮なケータイ着信幾度、出られませんって。到着して数件連絡処理、商談終えて帰路大渋滞に巻き込まれ、またケータイ着信!商品受注担当の新人女性?相手の都合とか、全然考えないのだね。

ようやく職場にたどり着いて、更に数件トラブル処理(情報が断片的で全貌が見えない=コトの心臓が押さえられぬもどかしさ)珍しく少々イライラ残業しておりました。ま、これが(本来の)お仕事スタイルでっせ。

唯一けっこう出費を伴う趣味は”美味いモンを喰うこと”、医療費関係が一番出費多いけど、趣味に非ず。自家用車に伴う出費(車両代、保険、駐車場、ガソリン代)もありません。音楽関係、パソコンへの出費もごくわずか。ネットから日々収集している音源は膨大に至って、@4.37gbのDVDに300−400枚?(どうやって全部聴くんだ?)この整理が課題でしょうか。時系列に焼いていくから、関連音源あちこち飛び飛び、いまとなっては要らぬもの(記憶喪失による)ダブりもけっこうありますよ。例えばこれを大容量HDに移して整理しなおし、というのはどうか。怖いのは寿命、5年くらいという説も有。ネット・ストレージという手もあるな、フリーのものを使って音源厳選するか。Yahoo!のは現在11gb/50gb使用、他、4Shared(15gb)、MEGAは10gbほど?、OneDrivaは15gb、P-Cloudは10gb、Googleドライブは日常大切なデータを保存使用中、DropBoxは日常各パソコン(職場含む)データ同期用・・・けっこうあるな、無料で。

これで一度検討してみるか、厳選音源整理。

Windows10の正式リリースが近いそうですね。「9」をすっ飛ばしたのは「8」が失敗だったから〜普及率は今に至るもXPに遥かに及ばぬ(一説では半分くらい)という調査もあるらしい。完全にマーケティングの失敗でしょう。MSの主たる(圧倒的)活躍の場はオフィスでっせ。タブレットを指向した「8」の使い勝手はよろしくないし、我が職場(自宅)でも基本「7」、ソフトとか周辺機器の相性、もちろん慣れた操作性もあります。Vista辺りからけっ躓いたんだな。だいたいタブレットやスマホだったら、もうOSは意識しないでしょう。エエ加減、次々と高いハードルのハードを要求して”新しいの”を買わせる(悪徳)商売も限界、価格も下げ止まり。セキュリティの問題で廃棄した”XPマシン”にLinuxを入れて活用する、というのは現実的な資源の有効活用でしょう。公(おおやけ)の共用マシンなんかには最適と思います。

以前のバージョンだったら「Technical Preview」とやら入れてみるんだけど(懐かしい「2000」は数年間試用版を無料で使っていた)そんな勇気はなくなりました。

これは正規盤。オリジナルは素晴らしいデザインTchaikovsky 交響曲第4番ヘ短調〜エフゲニ・ムラヴィンスキー/レニングラード・フィル(1960年ロンドン)・・・LP時代2枚組、CD時代になって1990年頃、ほぼ最初に買った駅売海賊盤(2枚2,000円当時消費税なし)は棚中現役です。自分によってあまりに強烈な基準となって、逆に滅多に聴か(け)ない、棚中から取り出せないといった二十数年でありました。結論的に最高!なんだけど、例えば録音評価も微妙なところ、肌理の粗いゴリゴリした響きも本来のものなのか(そうなんでしょう)。泥臭い”露西亜風”サウンドに非ず、でも強烈パワフル硬質な(ある意味洗練された)響きはたしかに”露西亜”也。ピタリ縦線の合ったアンサンブル(第3楽章「Scherzo」に於けるピチカート)、強烈なメリハリ、リズムの切れ味、緩急、そして(とくに最終楽章)快速。聴き手を興奮の渦に叩き込む圧巻の推進力。

昨日、クレンペラー”ここまで色気なく、乾いて表現”と聴いたけど、こちらの厳しさ、クールさもハンパじゃない。My Referenceに成り得ぬ(日常聴きに耐えぬ)孤高の名演奏也。”甘美憂愁なTchaikovsky”は浮き立って、たっぷり美しい。

昨日の(渋滞に巻き込まれ長時間)車中音楽はこの間の反省再聴でした。Brahms 交響曲第4番ホ短調〜ズービン・メータ/ニューヨーク・フィル(1979-82)・・・ニューヨーク・フィル時代(1978-1991)の評判はよろしくなくて、現役CDも少ないけど、録音をいくつか聴く限り、けっこう悪くないじゃんと感じます。2年前のコメントも今月初頭も"サウンドがBrahms 向きに非ず"とか、ややオーソドックスに過ぎ、”サウンドが泣く”状態に非ず、書きたい放題好き放題。オーケストラの明るい響きは好みの問題、オーソドックに整った豊満な響き、スケール、けっこう”泣き”のニュアンスだってありますよ。

CBSSONY 38DC11聴衆はバーンスタインの熱狂を愛したんだろうけど、アンサンブルはがたがた、その修復にはブーレーズ(1971-1977)が必要だったのでしょう。ま、冷静に考えればあまりに異例な人事(マネージメントの都合かも)、オーソドックスなレパートリーを誇るメータの人選は真っ当だったかな、と。続けて、Stravinsky バレエ音楽「ペトルーシュカ」(1947年版/1979年録音)拝聴・・・語り口の上手い細部よく描き込んで、豊満な響きを活かした立派な演奏でした。これも(おそらく)現役盤に非ず。


2014年10月某日/再出発仕切り直しの日々

本日健康診断(簡易人間ドック)。昨夜9時より飲食禁止、ハラ減ってます。大型台風接近らしいけど、いまのところ平穏無事ないつもの朝、ゆっくりウォーキングしておきました。ここのところ眠り浅い自覚有、体調は昨日よりもマシ。昨日、商談外出時途中、ダイスキン(青)一冊買ってみました。女房用かなぁ、超・整理手帳A4縦半分というのがキモ、諸資料関係を挟みやすいんです(ペンホルダーとか、名刺入れも完備)。慣れもあるでしょ。

(水準低きド・シロウトLinuxの話題)初代AspireOne(6年もの)にLinuxBean導入一週間ほど、安定した稼働に驚いております。自動起動ソフトの設定がカンタンなのがラク、電源管理とかDropBoxとか必須。FireFoxがブラウザ基本なのかな、Chromiumも入れてみたけど(なんせ他のパソコンと設定同期できるのが便利)たしかに前者のほうが起動が速い、動き軽快かも。OSそのものも起動は速くて、真っ黒い画面にスクリプトが走るのもカッコ良い感じ。ソフトの導入削除がメンドーなので、以前のナントカというGUIっぽいのを入れ直しましょう。いずれ、メイン実用に非ず、小さくてちょいと昔の(激安非力)マシンを復活させ、主に閲覧用として充分な価値であります。発熱はけっこうなもの、膝上に置くと熱いけど。

SCRIBENDUM SC017Liszt メフィスト・ワルツ/交響詩「前奏曲」/交響詩「マゼッパ」(以上1969年)/Saint-Sae"ns 交響詩「死の舞踏」/交響詩「オンファールの糸車」(以上1977年)/Dukas 交響詩「魔法使いの弟子」(1969年)〜ポール・パレー/モンテカルロ歌劇場管弦楽団・・・1886-1979長寿を保った往年の名指揮者晩年の記録です。懐かしいコンサートホール録音(一部LP時代に所有していた)はいずれぱっとしないもの。しかも、移動中車中眠気覚ましに聴いていて、詳細全貌堪能できておりません。滅多に聴かないLisztも含めて、作品旋律には馴染んでいて、さっくりとしたシンプル剛直な表現+軽快なサウンドを愉しみました。時代がよろしかったのか、太古世代は一聴この人!的個性に溢れて、どれも感心しきり。ちゃんと数えていないけど、この人の音源は10枚では収まらないほど揃えているはず(過半は自主CD)。

Tchaikovsky 交響曲第5番ホ短調〜オットー・クレンペラー/フィルハーモニア管弦楽団(1963年)・・・大昔の爺さんばかり聴いて恐縮。この人も”個性の刻印”といった意味で文句なし。慌てず騒がず煽ったり走ったり泣いたりとは無縁、ここではさほどに鈍足じゃないけど、甘美憂愁なTchaikovskyをここまで色気なく、乾いて表現できるもの凄い。各声部は明晰に浮き上がって(対向配置ですよね)しかも突出しない〜例えば第2楽章「Andante cantabile」のホルンソロは(時期的にアラン・シヴィルなのかなぁ、誰か教えてくだされ)これほどジミに抑制されたのをあまり聴いたことがない。結果として”甘美憂愁な”作品は充分、美しく聴き手に際立って、スケール充分、それなりの音質も含め馴染みの作品を新鮮に堪能いたしました。

前回拝聴の第4番 (1963年)再聴、そして残りの第6番も聴いてみたいな。


2014年10月某日/再出発仕切り直しの日々

昨夜、女房殿は体調不良にて寝込み、自分も体調あまりよろしくなく、朝、眠り浅く目覚ましのFMが鳴ってもすんなり起き上がれない〜自分を鼓舞してウォーキングに出掛けましたよ。どんより曇った空は現状のよう〜台風またまた接近らしいですね。せっかくの連休なのに。月食?すっかり忘れていたな、あまり興味もない(こんなんではアカンで)

Warner 2484682R.Strauss 交響詩「ドン・ファン」/交響詩「ティル・オイレンシュピーゲルの愉快ないたずら」(以上1960年)/歌劇「サロメ」〜「7つのヴェールの踊り」/交響詩「死と変容」(以上1961年)〜オットー・クレンペラー/フィルハーモニア管弦楽団・・・著名なようで意外と入手しにくかった?音源も、格安ボックスにて復活いたしました。7年程前、尼崎のBOOK・OFFにて@250入手したCDをちゃんと聴いた記憶もなし。75歳くらいか、幾度病とか事故とかあちこち不具合あって、現代の元気矍鑠としたご老人に非ず、テンポ遅め、イン・テンポを基本、噛み締めるような微妙なタメを感じさせるのはそのせいか。R.Straussはジョージ・セルとかフリッツ・ライナー、そしてカラヤン辺り、颯爽キリリと引き締まってスリム、カッコ良い演奏が刷り込み、いつものフィルハーモニア管弦楽団らしいかっちり整ったアンサンブルに非ず(だからあかんということでもなし)。優秀なオーケストラなんだけど、例えば「ドン・ファンのテーマ」(ホルン)も朗々と突出させない。響きは明るく清涼明晰(なのはオーケストラの個性)のままやや重く、ハツラツ躍動の代わりに乾いて冷静な”歌”を感じさせます。

悪くないなぁ、演奏個性も音質も。これが個性でっせ。彼のWagnerも2枚分ほど?聴いたことがあるのみ「ワルキューレ」(第1幕+α)とか興味ありますよ。

Saint-Sae"ns 交響曲第3番ハ短調〜エド・デ・ワールト/ロッテルダム・フィル/ダニエル・コルゼンパ(or)(1976年)・・・サンフランシスコ交響楽団との再録音(1984年)は入手済だったけれど、旧録音をようやく拝聴出来。「グラン・パルティータ」同様、渇望していたもの・・・って、結局(気分的に)懐かしさだけなのかな。数回拝聴して、子供の頃の感動の再来ならず(アンセルメ)、これは演奏云々じゃなくて、ここ数年聴いたほぼすべての音源、この作品に対する印象です。なんかあかんなぁ、感性が摩滅しているようで。

では、行ってきます。


2014年10月某日/再出発仕切り直しの日々

季節の変わり目+オモロないお仕事のストレスからか?体調微妙によろしくない。睡眠不如意なことはないけれど、すごく眠いのに”浅い”といった自覚有。これも漢方薬(抗アレルギー剤代用)の副作用でしょうか、漢方だって成分は似たようなものだから。ノーベル物理学賞日本3氏みごとですね、とくに中村さんは会社との訴訟でばりばり戦ってきた人、彼が受賞したことに喝采。次の世代は大丈夫か、教育や若い人の育成は順調でしょうか。

LP時代のジャケット音楽拝聴にも意欲萎え気味。Mussorgsky(Stokowski編)歌劇「ボリス・ゴドゥノフ」交響的合成/Tchaikovsky 幻想序曲「ロメオとジュリエット」〜レオポルド・ストコフスキー/スイス・ロマンド管弦楽団(1968年)・・・いかにも大仰華やかデフォルメした表現、不自然な録音、あまり上手くないオーケストラ、といった以前からの印象は変わらず。これはホセ・セレブリエールの新しい録音のほうが、表現的にオーソドックス、作品そのものを堪能可能でしょう。ストコフスキーって、けっこう真っ当な演奏をしている時も多くて、同一作品でも時代によってガラリ印象が変わることも度々、不思議です。(写真はLP時代のもの)

ここで期間切れ。


2014年10月某日/再出発仕切り直しの日々

あちこち台風の被害はあったものの、こちらは昨日朝出勤時点ほとんど雨はやんで、昼にはエエ天気に。一日休んでも幸いトラブルはなくて、お仕事再開を待っていたかのように思わぬ諸事件有〜いずれ本質的なものに非ず、クリア可能なもの。それなり充実した職場の一日でしたよ。昨夜ネットを眺めて久々、後ろ向きに懐かしい〜「Lament(尼崎の朝はLamentから始まる)」・・・しばらく見ていなかったけど、以前は「らめんと」じゃなかったっけ?アドレス移転したのか。前(5年間)居住した尼崎のディープな情報満載、職場は新大阪の方だったし、お仕事主戦場は金沢出張、だから地元にあまり詳しくなかったけれど、JR立花駅北辺りのお店情報、懐かしく拝読いたしました(居住していたマンションも一枚写っていた)。知っている店がなくなったり、変わったり、健在だったり、いろいろ。危うい事件で有名になったり、もとよりあまりお上品なエリアに非ず、空気は淀み、騒音喧しく、年寄りも若者も多い・・・けど、賑やかで庶民的、楽しいところでしたよ。居住期間後半は通勤経路を北側の阪急・武庫之荘に替えたからちょっぴり疎遠になったけど、ご近所の記事だったらほとんど様子がわかってシミジミ。

王将・立花店は(申し訳ないけど)長久手店よりずっと美味い!キタナいけど。そのことを伝えたいな。ヤマちゃんは元気で調理しているみたい。

朝日新聞の誤報に絡んで、元記者が就労している大学に対する脅迫が続いているらしい。ご家族へも、そして(全然関係ない)同姓の方へも。コレ、社会へ不満、矛盾を”瑕疵があって言い訳しづらい”方への八つ当たりですよね。陰湿なイジメ。ネット社会になって、匿名性が高まるともうとことん”上から目線”、際限なく叩く!この風潮なんとかなりませんか。直接自分の姿が見えなくても、その方の精神の貧困、退化はいつか自分に返ってきますよ=シアワセにはなれない。誤りは誤り、批判は批判、それを展開する場は別にあるでしょ。マキタ・スポーツが「スルーする力」、漫才のボケとツッコミには愛があったけど、ネット上のツッコミは別物、それをスルーして沈静化する技術について意見を述べておりました。ディベートと誹謗中傷はちゃいまっせ。

DG2531Tchaikovsky バレエ組曲「くるみ割り人形」/アンダンテ・カンタービレ/イタリア奇想曲〜ムスティスラフ・ロストロポーヴィチ/ベルリン・フィル(1978年)・・・カラヤン時代最盛期のベルリン・フィル、サウンドは馴染みの艶+厚みだけど、表現はけっこうラフというか、剛直、洗練されぬ雄弁スケール。チェロを弾く時と同様のスケールと歌が聴けてなかなか楽しい。アンダンテ・カンタービレは自らチェロをメインに、これが一番の聴きものかな。(写真はLP時代のもの)

Mussorgsky 交響詩「禿山の一夜」/歌劇「ホヴァーンシチナ」より数曲(他)〜レオポルド・ストコフスキー/交響楽団(1953年ニューヨーク)・・・棚をひっくり返していたらこんな自主CD出現。例の如し自身の編曲ハデハデしく華やか、アクの強い表現、モノながら音質も良好、こりゃエエ感じだワイ・・・(他)となっているのは「ホヴァーンシチナ」途中で再生不可能に至ったため。コレ、おそらくは自主CD作成もっとも初期5-6年前のものでして、もう寿命なのか、それとも最初っから不良CDRだったのか?残念。


2014年10月某日/再出発仕切り直しの日々

台風到来、じょじょに風も強まって参りました。これで2日連続ウォーキング不可。やる気失って金曜お休み、勝手に三連休明けは、気を引き締めてお仕事再開いたしましょう。公共交通機関を利用される方はちゃんと出勤できるでしょうか。自分は職場至近なので、なんの問題もなし。

EMI icon 6986672/8枚組 総経費込3,100円ほどで入手 Tchaikovsky ヴァイオリン協奏曲ニ長調(1959年)/Glazunov ヴァイオリン協奏曲イ短調(1957年)〜ナタン・ミルシテイン(v)/ウィリアム・スタインバーグ/ピッツバーグ交響楽団・・・この人のヴァイオリンはいつも甘さ控えめ、背筋が伸びて端正なもの。音質極めて良好、スタインバーグのオーケストラは美しく、ソロも伴奏も要らぬ飾りのない洗練、作品旋律のテイストを素直に引き出して魅力的です。ウクライナ出身サンクトペテルブルグの教育を受けた人だけど、露西亜の名曲をスッキリと、クサみやアクは感じさせぬバランス表現しておりました。更にProkofiev ヴァイオリン協奏曲第1番ニ長調〜ウラディミール・ゴルシュマン/セント・ルイス交響楽団(1954年)・・・モノラルでもかなり音質良好(上記2作品と録音スタッフは同一)知名度さておき、この辺り往年の亜米利加コンビはけっこう優秀なアンサンブルでミルシテインを支えておりました。

他、ジャン・マルティノンのProkofievなど。では、行ってきます。


2014年10月某日/再出発仕切り直しの日々

大型台風接近。終日肌寒い雨模様に出かける意欲ますます消滅。せめて(小さな)発見少々記録しておきましょう。

これはノートブック大2,800円!■ブログ「Windowsはもういらない」との出会い。主にLinux系の記事だけど、WindowsやらOA一般、全然関係ない話題も実用的、豊富。モレスキンならぬダイスキン(100円)など、超・整理手帳(20年弱?愛用)は現状のシンプルなお仕事に似合わなくなっている(大仰過だ)から、2015年はコレでいこかいな、と。関連記事を探すと”セリスキン”も出ている!激安パチモン好きには堪らぬ情報でした。(レモスキンというのもあるではないか!迷うね)

■アンチ・マルウェア対策「herdProtect」も早速導入。日常データダウンロードの機会が多いACER Aspire AS5750(8.1/6gb)なんて、かなりどっさり検出削除できました。軽量OS LinuxLiteの存在を知って早速導入してみたけど、日本語化に時間掛かりすぎて、途中の設定もド・シロウトには少々難物。6年もの熟成非力AspireOne(中古3,240円税込/1gb)はZorin-Liteにて機嫌よく動いているけど、もとより実用を求めてのことに非ず、いろいろ遊ぶのが主眼、Linux師匠ウドン・クレーメル氏ご推奨のLinuxBean(日本製)に再度挑戦しました。

これって、CD起動させてデスクトップのインストール・アイコンをクリックしても微動だにしなかった。ネットで調べると、そのことは言及あって、CD起動最初の画面(下)にその対策は出ているじゃないの。上から2番めの云々を選ぶと、起動したBeanは少々様子が違う・・・なんとなく画面にしっくり、ぴったりしていない感じ・・・とにかく、アイコンをクリックするとインストール開始!さすが我が同胞のOS、カユいところに手が届くような配慮ある設定画面、出来上がったデスクトップには要らぬものが多過ぎて(Windowsでもゴミ箱意外なことにもないのが基本)現在、要らぬソフト削除中です。動作は軽快そのもの。Wineがわかりやすくて15年愛用のEditHTMLを導入してみたら、まったく同じに導入出来。さっそく「音楽日誌」ファイルをダウンロードして読み込んだら〜落ちました。(重大なシステムエラーとか、なんとか)なんど繰り返してもアウト。残念。

■若い頃、お世話になった(大阪のクラシック・ファンなら皆知っている)ワルツ堂が倒産(2002年)し、主力メンバーがワルティ(大阪駅前第1ビルB1)を再開・・・それも数年前に店仕舞いして、その頃に自分は完全にネット通販に移行していたし、現在ならCDそのものを買わなくなっている・・・ところが、閉店即至近に中古屋として衣替え(2011年)していたんですね。知らんかったなぁ、こんど大阪に行ったら寄ってみよう。買う買わないじゃなくて、なんか嬉しい。


2014年10月某日/再出発仕切り直しの日々

引き隠り生活2年目継続中、ってな感じ。今朝はご近所、小学校運動会?開催を知らせる花火?(というのか、ドドーンといった音)にて覚醒、でも、雨模様にてウォーキング不可でっせ。昨夜の洗濯物、あわてて中に入れました。読書の意欲、拝読スピードは落ちに落ちて、ノーミソ意欲減退を自覚しております。夏野剛「グーグルに依存し、アマゾンを真似るバカ企業」(幻冬舎新書)・・・i-モードを立ち上げ、ニコ動を黒字化した人(この書籍執筆時2009年は赤字だったみたい)50歳代のアタマの旧い役員があかん、って、彼もぼちぼちその世界でっせ。内容は至極ごもっとも、売れている最先端のウェブ企業の表層を撫でるだけのマネはいけません、てなところか。リアル店舗の売れ行き減を気にして、ウェブ店舗の値付を上げたりするのは言語道断、両方潰れると断言しております。ここで思い出したのが我らが(落日っぽい)SONY、CD売上減を気にしてウォークマンのウェブ化に乗り遅れ、i-Podに完敗したこと。なるほどなぁ。OAやネットワークって結局”手段”だから、商品や消費者軽視するとアウトって、商売の基本じゃないの。あまりに急激な環境の変化に目が眩んだのだね。ITバブルもすっかり落ち着いて、ぼちぼち”次”〜この類の書籍はけっこうあって、目新しさはないでしょ。お勉強になったけど。

ここから先は私見〜最先端のOA技術の水準を知る(お勉強する、それなり使えるようにする)のは当たり前、現在お世話になっている職場もほんま、凄いと思いますよ。但し、魂というかな、本質的なところを抜いてしまうと、ロクな結果にならないのは日常経験済。膨大な開発費用(億単位)と人員動員、現場に負担を強いてロクなものにならん・・・ヴェテランの経験と工夫、カン(職人技)をいかに融合するか、それがキモじゃないでしょうか。

本郷和人「謎とき平清盛」(文春新書)・・・これ最高。NHK大河ドラマの時代考証者という実用(務)的な立場と妥協をキッカケに、平易に歴史の流れを解明してくださっております。信長秀吉なくして家康がなかったように、清盛あって頼朝有、源平の戦いというのは、言葉のアヤであって本質はそうではない。上皇の綸旨があって、頼朝(ら)が立ち上がったのではない、そいういった実力が積み上がり、矛盾の激化、状況が熟して、結果として”上からの指示”が後追いする・・・考えてみればあたりまえの詳細分析であります。なんかいままで中世歴史の薄い知識一掃されたようなみごとな一冊也。

Virgin 5616442一昨日は充実した音楽拝聴だったけど定例更新も実施〜先月の宿題残であった)もう一つ。Bach カンタータ第82番a「われは満ち足れり」/第199番「わが心は血の海に泳ぐ」/第51番「もろびとよ、歓呼して神を迎えよ」〜ナンシー・アージェンタ(s)/モニカ・ハジェット/アンサンブル・ソネリー・・・相変わらず宗教的行事、節季など不勉強、純粋なサウンドとしてカンタータを愉しんでおります。第82番「われは満ち足れり」は通常バス独唱、オブリガートはオーボエ担当、ここではナンシー・アージェンタ(カナダの名花)のこれ以上ない!という清潔清涼可憐静謐なソプラノ版+オブリガートはフルートに変わっております。彼女はジョン・エリオット・ガーディナーの一連の録音にも参加しておりますね。ハジェットの古楽伴奏は繊細なテイスト、歌い手は劇的表情に非ず、柔らかく静謐、落ち着いた安寧漂う世界であります。

あとは聴き流しばかり。R.Strauss 交響詩「ツァラトゥストラはかく語りき」(1989年)/交響詩「ドン・ファン」(1986年)/四つの最後の歌(1982年)〜クラウス・テンシュテット/ロンドン・フィル/ルチア・ポップ(s)・・・この人の演奏はどれも入魂だけど、作品との違和感、ディジタル時代に至っているのに響きの薄さがずっと気になる・・・Shostakovich 交響曲第10番ホ短調〜ゲンナジ・ロジェストヴェンスキー/シカゴ交響楽団(1986年ライヴ)・・・この人らしいわかりやすい表現、音質もまずまず〜肝心の聴き手は作品への共感を持ち得ないから、集中できない・・・

J.Strauss.jr ワルツ「美しく青きドナウ」/ワルツ「ウィーンの森の物語」/皇帝円舞曲/ワルツ「ウィーン気質」/喜歌劇「ジプシー男爵」序曲/喜歌劇「こうもり」序曲〜ブルーノ・ワルター/コロムビア交響楽団(1956年ニューヨーク)・・・これだけお気に入り名曲揃って、ワルター80歳の記録。オーケストラは東海岸の臨時編成か。いまいちリズムが硬いというか、芯も甘い感じ。いずれも聴き手の精神状態よろしくないので、評価コメントはアテになりまへんで。


2014年10月某日/再出発仕切り直しの日々

体調万全(でもないけど)にてサボる!それがサラリーマンの醍醐味也。昨日朝、睡眠不如意から二度寝、やや寝坊してウォーキングもサボって音楽三昧、その後しっかり速歩ニ十数分の散髪屋へ。団塊の世代と思しきオヤジの記憶力と腕はたしかでしたよ。ご近所の顔らしくて、両親を施設に預けたから、もうこちらにはお世話になれなくなりました、なんて常連客とお話しつつ夫婦で作業進めておりました。お昼は居抜き再開店したオシャレなBBQの店(ビール洋酒など豊富)ランチを試してみるけれど、内容的に1,200円(税込)は少々お高いかと(味は悪くないけど)。

Decca 417 641-2Brahms ピアノ協奏曲第1番ニ短調〜クリフォード・カーゾン(p)/ジョージ・セル/ロンドン交響楽団(1962年)・・・お恥ずかしい駅売海賊盤との感動的出会い、前回拝聴は既に10年前(処分済)。もっと新しい出会い、若手演奏を聴かなくっちゃ、と思いつつも正規盤を再入手、音質の鮮度、頭抜けた演奏水準にぐうの音も出ない・・・Give Up。大昔の記憶薄っすらと蘇って、この演奏がバリー・ダグラス(1986年)のCD処分を決意させたっけ(いまなら再度聴いてみたい)

例えばオーマンディ、フリッツ・ライナーもそうだけど、往年の名指揮者はオーケストラが変わってもサウンドや、出来上がった音楽個性に変わりはない・・・+英DECCAのゴージャスな録音も効果的、モントゥー時代のロンドン交響楽団にこんな厳しい(恐ろしい)集中力があったなんて!まずオーケストラ伴奏が”頭抜けた”水準であって、一点の曇りも迷いもない明晰盤石強靭なもの。クリフォード・カーゾンのピアノは種々聴いてきて、この人も別格、明晰とか細部を弾き流さない、テクニックがきちんとしている、なんて当たり前、コトの本質はその先でっせ。Brahms 若き20歳代の巨大、壮大なるスケールを誇るピアノ伴奏付きの交響曲(!?)との呼ばれる名曲をストイックな迄に美しく、クールに表現して(他の演奏とは)”頭抜けた”完成度に至る・・・ドキドキするほど粒揃いなピアノのタッチ、底光りする音色〜

ここしばらくBrahms ばかり(偶然)聴いていれば、エエ加減食傷気味のはず。第1楽章「Maestoso(堂々と、威厳をもって)」〜静謐なところの深淵、第2楽章「Adagio」に於ける”祈り”の敬虔、終楽章「Rondo: Allegro non troppo」最終盤リズムが変わって明るく軽快に転ずるところ、シミジミ感銘を受け取りました。名曲を名曲としてしっかり認識させ、聴く度に新たな発見がある・・・それこそ名盤の条件でしょう。フィル・アップは間奏曲 変ホ長調 作品117/1、ハ長調 作品119/3〜これも文句なし。

L’OISEAU-LYRE 414 187 - 2ホグウッド追悼。Bach ブランデンブルク協奏曲全曲〜クリストファー・ホグウッド/アカデミー・オブ・エンシェント・ミュージック(初稿1984年録音/キャサリン・マッキントッシュ、ヤープ・シュレーダー(v)、 ミシェル・ピゲ、ク・エビンゲ、クレア・シャンクス(ob)、 フェリックス・ウォーノック(fg)、フリーデマン・インマー(tp))・・・新録音当時FMにて拝聴、第5番のチェンバロ・ソロが短くてガッカリした記憶ばかり、ほぼ30年ぶりの拝聴かも。初稿についてはネヴィル・マリナーの1971年意欲的な録音に言及したこともありました。第1番にヴィオリーノ・ピッコロを欠き、第3楽章(ヘ長調アレグロ)抜け、第4楽章メヌエットもトリオも2曲のみ(元はメヌエット-第1トリオ-メヌエット-ポラッカ-メヌエット-第2トリオ-メヌエット。ここは初めて聴いた時に、しつこいなぁ、いつ終わるんや?みたいな印象があって、こちらスッキリ贅肉が取れた感じ)。第2番はコルノ・ダ・カッチャ(狩りのホルン)に非ず、例の甲高いバロック・トランペット(こうでなくっちゃ。滅茶苦茶上手い!。名手ギュトラーはコルノ・ダ・カッチャ使用)。第3番の素っ気ない第2楽章(ホ短調 Adagio二つの和音のみ)に特別な趣向はありません。そのまま。閑話休題(それはさておき)

L’OISEAU-LYREはワン・ポイント・マイクを駆使して(先のBrahms とはまったく異なった意味で)驚くべき鮮明な世界を再現しております。ここ10年程、例えばアレッサンドリーニとかオノフリー、伊太利亜系の躍動するノリノリ明るく自在軽妙を愛聴してきたけど、こちら英国紳士はもっと生真面目、しっかり地に足をつけた表現が基本。”躍動するノリノリ”に不足はないんだけど、リズムの刻みが着実というか(良い意味で)遊びがないのは、我らがBCJに一脈通じるものがあるような・・・短い第5番のカデンツァ(もちろんクリストファー・ホグウッド)も、これはこれでエエじゃないか。各々ソロも腕利きばかり、大好きな”ブランデンブルク”嗜好はこちらに移りつつあります。


2014年10月某日/再出発仕切り直しの日々

当面の諸作業目処経って、いや増す意欲盛り下がり症状に有休消化を決意。職場内での位置はそれなりあるし、若い人も相談に来たり、状況共有したりできるようになったけれど、ま、とにかくオモロない日々なんです。昨日も某作業二本、おそらくは一昨年迄一日仕事(しかも二人掛かり)それを片手間お仕事一時間掛からない(取引相手先との調整変更含)というか、売上から見て時間や手間、人員を掛けるべきではないと考えて一年半、こんなことの繰り返しでっせ。(それに関連する実務処理大きなチョンボは水際発見ディフェンス済)体調というかテンション低く、夕方には目眩を感じたのは抗アレルギー剤(漢方だけど)の副作用?→お休み決意に至りました。

昼休み”60歳、就職”検索掛けてネットを眺めていたけど、ま、結論的に過去の些細なるプライドなど全部!捨て去ることが先決と理解いたしました。立派な大企業を引退され、それなり退職金を得たであろう知人が、道路工事の交通整理をされていた、みたいな記事があって曰く、カネの問題じゃない(本人談)とのこと。なるほどなぁ。若い人でもお仕事不如意なんだから、まして手に職、技術も(体力も)な〜んもないオヤジ(=ワシ)は苦戦するに決まってますよ。パソコンの技術も中途半端やからなぁ、二年掛けてじっくり”次の道”を探さないと・・・経理財務総務なんでもできる女房殿(FP、ヘルパーの資格も有)でさえ、お仕事就職けっこう苦戦してますもの。そんなこんなで10時過ぎに眠くなり〜1時40分頃トンデモ覚醒〜睡眠不如意極まっております。

しょーもないヲタク咄。先日、ジョナサン・オシュリー(p)による立派なRachmaninov を【♪ KechiKechi Classics ♪】定例更新したけど、じつは自主CD不良〜アタッカでつながるはずの第2-3楽章に切れ目が入っているのは、(4-5年前)当時CDR焼く時にオプション「トラック間のギャップなしでCDを書き込む」設定を知らなかったから。更に(言及していない)フィル・アップのBach イギリス組曲第2番第2楽章「Allemande」が途中切れしている・・・のは、ファイル・ダウンロード時の失敗に気付かずそのまま焼いたものでしょう。(・・・あとで気付いたけど、元ファイルの不良でした)

これは最近の高品質CD/UCCD-4807Brahms 交響曲第2番ニ長調〜ヴォルフガング・サヴァリッシュ/ウィーン交響楽団(1959年)を久々に確認しようと思ったら〜音が鳴らない。しばらく逡巡して途切れ途切れに鳴り出して、やがて第1楽章途中以降、すべて再生される(これが端正かつヴィヴィッド、ロンドン・フィルより良いかも)・・・なんせ安物CDR(@14以内)製品不良なのかも。自主CD2枚分の不良がとても悩ましい。ちゃんと元音源もあるから、作りなおせば良いんだけど、今更それもなぁ、他に聴くものもあるし。妙な逡巡躊躇有。

昨日、”できれば若い現役世代を優先して聴くべき”なんて書きつつ、大好きなMozart セレナード第10番 変ロ長調K.361/370a「グラン・パルティータ」〜フレデリック・フェネル/イーストマン管楽アンサンブル(1958年?)音源がネットに出現すれば、それはそれで聴きたい!先月マッケラスの目の覚めるような録音(1993年)聴いたばかりなのにね。レクイエム ニ短調K.626も大好きだから、フリッチャイ、クリップス、ヨッフム、いずれもモノラル(パブリック・ドメインだし)ばかり聴いて、もう昔の録音はエエかな?なんて考えていたのに、カール・ベーム/ウィーン交響楽団(1956年)の音源をネットに発見したら、それはそれで聴きたい(というか、廉価盤時代が懐かしいだけ)。先にリンクした「刻盤刻話」にはカール・リヒター(これが作品との出会い)も出現している・・・

なんや後ろ向き懐古趣味ばかり。趣味だし、だれにも迷惑掛けていないから、これで良いのかも。昨夜、横山秀夫サスペンス「囚人のジレンマ」(2004年)再放送、久々歯応えたっぷり、生真面目ハードな名作でした。女っ気一切なし!オトコの刑事物。最高。


2014年10月某日/再出発仕切り直しの日々

今朝も少年ジョギング集団、ご老人リハビリ散歩に出会いました。

お仕事実務に種々習熟作業改善した結果、ますます作業スピード・アップしたから時間が余る〜工夫して自分の守備範囲を広げたけれど、なんせ弱小マイナー担当、会議も出張も打ち合わせもほとんどないから、時間はすべて実務作業に使えますし。ミスも減ったから、後処理作業も皆無。取引先には先行して情報提供して、相談事や資料要請にも超・快速回答処理、なんとか来年お仕事変えていただけんか。毎日ヒマでしゃあない。

以上、お仕事不如意な方、理不尽な膨大作業に謀殺されるご同輩に叱責されるであろう、しょーもないお仕事愚痴でした。引退近いとはこのようなことを指すものか。

Warner 4043382昨夜拝聴したのは、Brahms 交響曲第2番ニ長調/第3番ヘ長調〜オットー・クレンペラー/フィルハーモニア管弦楽団(1956/57年)・・・(一部)駅売海賊盤を処分してパブリック・ドメイン音源にて全集を揃えましょう・・・ところが第1番のみでお腹一杯状態・・・この第2/3番は自主CD作ったきり放置数ヶ月、第4番(+ドイツ・レクイエム)に至っては未だデータのまま。わずかCD2-3枚の全4曲をちゃんと聴けぬ、そんなパターンは多いんです。ようやく重い腰を上げて拝聴・・・ま、予想通り想像通り、落ち着いた中庸テンポ、オーケストラは素直サウンド、対向配置、木管が浮き立つ明晰な響きを基礎にクール、微妙なタメ、重心の低い立派な表現・・・時代の制約による音質問題は如何ともし難い感じ(オリジナルはもっと良好ですか?)。悪くないけど、これを求めて、といった気持ちになれません。気分的な問題もあるのか、ベイヌムとか、あるいはスタインバーグも、この世代よりもっと先の世代、できれば若い現役世代を優先して聴くべきじゃないのか・・・

(などと言った先から、バルビローリ/ウィーン・フィルを再度、ちゃんと聴かなくっちゃと考えているワタシ)


2014年10月某日/再出発仕切り直しの日々

昨日ときょうはさほどに違わない。それを区切りとして自覚するのが智慧(ちえ)なのでしょう。ブログならぬ今時珍しいタグ打ちのサイト、こうして毎月ファイル交換していくのも自分なりケジメ、毎日変化のあまりないことをだらだら更新して、一ヶ月経ったらけっこうな物量でっせ。毎朝起床時の腹筋+腰のストレッチ〜短いウォーキング(+ストレッチ)も休まず積み重ねれば、有意となっていくと信じましょう。今朝も小学生?姉弟のジョギング(人数4人に増えているからご近所お友達かも)に出会い、半身不自由なご老人のリハビリ散歩にご挨拶、親父を想いました(もっと元気だけれど)。子供を見れば息子の小さい頃を懐かしく連想し、お年寄りに出逢えば両親を思い出す・・・

SONY 88843013272Grieg ピアノ協奏曲イ短調/Rachmaninov パガニーニの主題による変奏曲〜フィリップ・アントルモン(p)/ユージン・オーマンディ/フィラデルフィア管弦楽団(1958年)・・・これはネットより入手した.mp3音源、音質良好です。1934年生まれだから80歳。これはCBSへの最初の協奏曲録音は24歳、青春の記録でっせ。明るく素直、清潔清涼、テクニックのキレも上々、希望に溢れて聴き手をシアワセにして下さる演奏也。陰影とか重厚、壮絶な精神性(?)みたいなことを云々するから、日本では不当な評価を受けてきたのかも。オーマンディの豊かなサポートも万全、これは音楽を愛する人にとって、基本の在庫としてあり得べき存在でしょう。19枚組セットが出ていたとは知りませんでした。(売れんだろうな、きっと)

他、Brahms 交響曲第4番ホ短調〜ズービン・メータ/ニューヨーク・フィルによる1970年代旧録音など拝聴。たしか未CD化、掟破り音源だったかも。細部の仕上げは前回拝聴以上に緻密と感じ、アンサンブルも立派。但し、オーケストラのサウンドがBrahms 向きに非ず、といったところかな?亜米利加のBrahms はその後、たくさん聴いたので違和感ありませんでした。

【♪ KechiKechi Classics ♪】

●愉しく、とことん味わって音楽を●
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written by wabisuke hayashi


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