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音楽日誌●再出発仕り直しの日々 再出発切り直しの日々
京都市役所前地下
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2014年9月某日/再出発仕切り直しの日々

睡眠不如意極まって、困った症状です。若い頃、さんざん呑んで深夜帰宅、ひどい二日酔い抱えて寝不足出勤、なんてのも懐かしい思い出。華麗なる加齢なんて、エエことありまへんで、全然。物欲枯れ果て、な〜んも欲しくはない。同世代が還暦に赤いアルファ・ロメオを!そんな気概を羨むばかり。昨夜も魅力的な”自主CD音源”大量に並べつつ嘆息しておりました。昨夜テレビは御嶽山噴火報道ばかり、女性キャスターが火山噴火予知専門家に「せめて警告でもできなかったのか」と憤懣やるかたなく詰め寄っていたけれど、直前の火山性微動では予知が難しいのは事実らしい。美しく、清浄な空気、景色が一変する天変地異、直前にケータイで連絡があったりするから、いっそう哀しみを誘います。誰も悪くない。警察も自衛隊も頑張ってますよ。

NAXOS 8.553078Hindemith 交響曲「画家マティス」/組曲「気高い幻想」 - 舞踏の伝説/ウェーバーの主題による交響的変容〜フランツ・パウル・デッカー/ニュージーランド交響楽団(1994年)・・・著名な作品であり、とくに「交響的変容」は録音もけっこうあります。華やかさ、強烈ハデなリズム爆発、不協和音連発に非ず、保守的知的端正、古典的風情漂う作品に馴染むのに数十年掛かってしまいました。「マティス」はメジャーな分厚い響きのオーケストラで聴いたことはないんです。不安に充ち、知的幻想的な旋律サウンドを美しいと感じます。オーケストラはややおとなしく、時に迫力ある金管打楽器炸裂、フランツ・パウル・デッカーの表現もオーソドックスなもの、不足を感じることはありません。音質良好。Hindemithも系統的に、いろいろ聴いてみなくっちゃ。

Dvora'k 交響曲第8番ト長調(1961年)/交響曲第9番ホ短調(1959年)〜ブルーノ・ワルター/コロムビア交響楽団・・・往年の巨匠による良質な音源がパブリック・ドメインに至ったことは福音でしょう。子供の頃、彼のMozart やMahler (LP)は宝物でしたよ。ところが概ね半世紀を経、こうして自在に拝聴できる機会が生まれても、肝心の聴き手のほうが変遷してしまいました。拝聴の幅はちっとも広がっていない・・・ト長調交響曲は美しい旋律、ワルターは慈しむようにていねいに歌ってオーケストラの豊かな響きも上々であります。「新世界」のほうは少々元気ないか、ワルターの体調不充分かな?オーディオにこだわる方は、オリジナル音源、マスタリング、オープンリール復刻などいろいろ論議されているようだけど、この時期にこの鮮度、ワタシは自主CDで満足しております。

すっかり秋めいて9月も終了。


2014年9月某日/再出発仕切り直しの日々

新聞報道で見る御嶽山噴火の情景は、砂の構造物のように色彩がない・・・多くの人々が亡くなったのですね。自然の気紛れ、猛威の前に人智は無力であると痛感いたします。地震津波原発事故台風豪雨土砂崩れ、そして噴火。昨夜のNHKスペシャル「老人漂流社会」の衝撃、年金制度の基礎ができた時代、親子三代の同居率は高く、孫への小遣い程度で充分であった〜現在は13%、医療、介護の援助を受けようとすればそれだけ経費が嵩み、暮らしは立ち行かない・・・資産のある(田圃など)田舎では、それだけで生活保護の対象から外れ、都会の低い年金で暮らす対象ご老人(独居が増えている)がちゃんと保護申請すれば、財政はいますぐ立ちゆかなくなる・・・消費増税はそのためのはずなのに、土建屋行政(ムダな、需要を見誤った、高度成長時代思想そのままの)公共投資に回される・・・自分の両親の世代が取材され、現在北海道在住、幸いそれなり健康、経済的にも恵まれて、孝行息子(含むワシ)は二人いるけど、人ごととは思えぬ深刻な内容でした。

自分だって、さほどに遠くないからね、引退迄。昨夜は恒例徒歩25分ほど、温泉風大浴場経由〜帰り(以前から気になっていた)高級中華、鯛と季節野菜の黒酢炒めとやら、久々に美味いモンを喰った!手応え有。本日最高気温予想30度Cを超えるとのこと。

CBSBRG72162昨夜、ぼんやりネットを眺めていたら、R.Strauss 交響詩「ドン・キホーテ」〜ユージン・オーマンディ/フィラデルフィア管弦楽団/ローン・モンロー(vc)/カールトン・クーリー(va)(1961年)出現!おお、これは、と思ったが残念、ファイル・リンク切れ・・・しかし、その絵面というか、そのブログ、記事そのものには記憶がある・・・棚中自主CD「CBS」を探ると出てきました!以前「音楽日誌」(2011年9月)に登場しております。いかにもモロLP板起こし的音質(ぼんやり気味)、要らぬタメとか詠嘆を伴わない素直な表現、分厚いゴージャスな響き、ストレートなまま熱気を帯びていく、といった風情であります。ちゃんと系統的再発望む、オーマンディの音源はまだまだ不遇でっせ。

Hindemith 交響曲「画家マティス」/組曲「気高い幻想」 - 舞踏の伝説/ウェーバーの主題による交響的変容〜フランツ・パウル・デッカー/ニュージーランド交響楽団(1994年)・・・来日したこともあるFranz-Paul Decker (1923-2014)って、今年亡くなっていたのか。録音は少なかったからなぁ、話題にもならんかったのは残念。いつ入手したか記憶もないけど中古値札やレシートがないところを見ると、正規新品入手したのかも。辛気臭い旋律サウンドを少々苦手としていたHindemithにも、ここ最近ちょっと目覚めておりました。(時間切れ)


2014年9月某日/再出発仕切り直しの日々

昨日はなぜか無線LAN不調(電波を認識しているのにブラウザが表示されない/データを受信できない)に苦しんで半日ほど潰しました(2011年入手ACER Aspire AS5750にて)。虚しいなぁ。ウィルス対策ソフトを変更(Kingsoft→AVGへ)トライヤル時にヘンなことしたかも。すったもんだした挙句avastへ。これが優秀なのか?ブラウザ(最近重く、なぜかエラー表示も多い)に”警告!”多いんです。警告音もやかましい。

Chromiumに戻そうかなぁ、64bit版出ているみたいだし。(早速戻しました)ACER AspireOne A150(1gb/Zolin lite)のほうは、無線LAN認識が鈍い(電波を認識しているのに素直にアクセスしてくれない)以外、順調でした。熱心なご指導により”ターミナル”を無事発見(Dos窓みたいなものだね、違うか)bluefishも稼働順調です。もちろん日本語変換mozcも快調。相変わらず非力だけど。そんなこんな?理由不明、どーも睡眠不如意、困ったものです。今朝早朝覚醒して、ちょい力入れウォーキング実施。【♪ KechiKechi Classics ♪】定例更新無事執筆。

ヒマだから音楽いっぱい聴きましたよ。 Retrospective Ph RET93407Haydn ホルン協奏曲ニ長調Hob.Vlld:3(Adriaan van Woudenberg(hr)/アドリアーン・ファン・ウンデンバーグ?1958)/オーボエ協奏曲ハ長調Hob.Vlld:C1(ホーコン・ストーティン(ob)1960)〜シモン・ゴールドベルク/オランダ室内管弦楽団・・・素朴でどっしりしているのに、妙に愉悦感有。ソロも上手いんだけど、上手さより味わい系というか、エエもん聴いたなという安心感ありました。Elgar 演奏会用序曲「フロワッサール」/「コケイン」(ロンドンの街にて)/オリジナルのテーマによる変奏曲「エニグマ」〜レナード・スラットキン/ロンドン・フィル(1988〜1992)・・・現在デトロイトとリヨン国立管弦楽団のシェフかぁ。久々に英国の床しいサウンドというか、ジミに抑制された美しい、黄昏のようなサウンドを堪能いたしました。ロンドン・フィルは若干響き薄く感じるけど、分厚い重いElgarっていけてませんから。

たしか貰い物、数年間未開封(失礼)だったCD拝聴。Mendelssohn 交響曲第3番イ短調「スコットランド」/第4番イ長調「イタリア」〜セミョン・ビシュコフ/ロンドン・フィル(1986年)・・・クレンペラーでちょっぴり目覚めたMendelssohn、(時にサウンドの薄さを感じないでもない)ロンドン・フィルの確認もありました。ビシュコフってほとんど聴いていなかったし。1951年生まれ未だ若いのに、現在フリー?最近録音が少ないのは彼に限ったことでもなし。これが想像を遥かに超えて、緻密かつ洗練されたサウンド、その完成度に驚きました。ちょいと忘れられた存在だけど、もったいないPHILIPS録音也。


2014年9月某日/再出発仕切り直しの日々

あっという間の週末、今週もお仕事順調、というか粛々淡々と過ぎゆきました。鼻炎と痰には眠れぬほど苦しみ(ここ数ヶ月)、昨夜耳鼻科で”抗アレルギー剤”っぽい漢方薬処方(通常のは副作用が自分にはキツくて、眠いなんてもんじゃなく、起きてられないので)、去痰剤は今回はジェネリックに変えていただきました。いずれ対処療法、昨夜は効きましたよ。根本要因はパソコン・オーディオ部屋収納のカビ(アレルギー)と類推しております。今朝のウォーキングはいつもより(ちょっぴり)リキ入れました。血圧の薬は数日サボっても、数値良好(正常値)みたいなので、ちょっと様子を見ようかな、といったところ。

プレミアム会員無料サービス期間終了に伴い解約、ヤフオク終了へ。今朝終了分5件はみごとにボウズ、9月は4件、5枚の落札でした。2006年から断続的に処分続けて8年、CD在庫は半分以下になったと思います。最初の数年は売ってできた財源で新しく購入していたものです。現在はそんな物欲消えてしまいました。様子を見て復活させるかも。

VIRTUOSO3060Tchaikovsky 幻想序曲「ハムレット」/R.Strauss 歌劇「サロメ」より「7つのヴェールの踊り」/交響詩「ティル・オイレンシュピーゲルの愉快ないたずら」/交響詩「ドン・ファン」〜レオポルド・ストコフスキー/ニューヨーク・スタジアム交響楽団(1959年)・・・R.StraussはLP時代懐かしい”コロムビア・ダイヤモンド1000”シリーズ、実体はニューヨーク・フィルとのこと、往年のEVEREST録音は優秀です。好不調凸凹あるオーケストラらしいけど、ミトロプーロスに鍛えられた当時は立派な、分厚い響きのアンサンブルでっせ。ストコフスキーこの時点既に77歳、明るい音色、ヴィヴィッドな若々しい熱気に溢れました。半世紀後のマゼールより、ストレートな勢いという点ででこちらが嗜好かも。「ハムレット」はたしかオリジナルLPでは「フランチェスカ・ダ・リミニ」との組み合わせ、このCD(VIRTUOSO3060)2枚目に収録されます。皆、パブリック・ドメインとなりました。Shostakovichの交響曲第5番とか、また聴いてみたい。

Warner9994043612昨日昼から取引先へ。けっこう距離はあって運転すると眠くなる癖有、それでも最近は時間節約優先高速を使いました(途中SAにて休憩)。移動中音源は選択が難しい(弱音主体の繊細な音楽は聴けない)Mozart 交響曲第39番 変ホ長調K.543(1956年ステレオ)/第41番ハ長調K.551「ジュピター」(1954年)/セレナード第13番ト長調K.525「アイネ・クライネ・ナハト・ムジーク」(1956年ステレオ)〜オットー・クレンペラー/フィルハーモニア管弦楽団・・・先月2014年8月拝聴分再確認。クレンペラーはようやく興味を持って系統的に聴き始めたところだけど、油断すると「?」イメージに全貌つかめぬことに・・・変ホ長調交響曲K.543は木管(とくにフルート)が浮き立って美しい。テンポは中庸、軽快軽妙に非ず、しかしムダに重く粘着質なサウンドに非ず、細部までクリアに細部様子はわかります。微妙なリズムのタメにコクがあり、流れに不自然さはない。前回、音質問題にいまいちな印象を得た「ジュピター」に違和感はなく、「アイネ・ク」の豊かなスケールに感銘を受けたものです。


2014年9月某日/再出発仕切り直しの日々

昨日(自分には直接関係ないけど)名古屋駅辺り地下鉄が水浸しになったそうで、職場幾人か出勤遅れました。昨夜は鼻炎症状?寝苦しく一旦起きだしたので、睡眠不足。ウォーキング再開。夜遅く女子バレーは対キューバ戦、第1セットを取ったところで再就寝、それまでぼんやり10年程前(岡山時代)の「音楽日誌」を眺めておりました。嗚呼、躍動しておったな、元気やったな、現在の淡々とした毎日とは違って。両肘腕腱鞘炎もなかったし、スポーツクラブにも毎週通っておりました(連休なんか毎日)。名古屋に転居してからコナミに行ったのは一度だけ、大阪・尼崎時代はひと駅隣(ほぼ構内)に施設有、便利やったから、というのは言い訳でしょう。毎日わずか5分位のちょろウォーキング(+ストレッチ体操)では足らんのぉ、やらんよりマシといったところ。鍛え直すか。

DECCA 4524962朝刊にてクリストファー・ホグウッド逝去の知らせ有。享年73歳、指揮者だったら現役でっせ。Haydnの交響曲全集録音が未完になった辺りから、若干不遇になった印象かな。2014年は昔馴染みの音楽家が次々彼岸に渡っております。アカデミー・オブ・エンシェント・ミュージックは2006年よりリチャード・エガーに引き継がれておりました。(彼のブランデンブルク協奏曲はおとなしすぎて、愉しめなかった記憶有)今朝よりMozart 交響曲変ロ長調K.A.C.11.03〈K.A.216〉(K.74g)(旧第54番)/交響曲ト長調K.425a/K.A.A.53(K.444)(旧第37番)/交響曲ト短調K.550(旧第40番/第2版)〜クリストファー・ホグウッド/エンシェント室内管弦楽団/ヤープ・シュレーダー(コンマス)(1978年9月-1985年8月)拝聴・・・無条件幸福子供の頃から馴染んだMozart はなんでも大好き!その後古楽器による交響曲全集はいくつか出たけれど、選曲の徹底(現代では贋作っぽいものも含め)古楽器による溌剌(バランス)リズム、ザラリとしてソフト、素朴なサウンドと躍動はピカイチでしょ。クラリネット2本加わった著名なる(一番人気)第40番ト短調交響曲K.550(妖しくも切ない旋律の魅力横溢)の緊張感はもちろん、あまり知られていない前半の収録作品だってウキウキ愉悦に溢れました。音質はもちろん良好。

サイト内検索を掛けてみるとMozart 交響曲第35/36番(1979年)へのコメントが残っておりました。昨夜昔の「音楽日誌」をぼんやり眺めて”・・・こんな音楽聴いていたのか・・・”〜記憶も蘇らない。

合掌。

昨日途中だったMahler 交響曲第7番ホ短調〜エド・デ・ワールト/オランダ放送フィル(1994年)の続き。第1楽章「 Langsam (Adagio) Allegro risoluto, ma non troppo」テノール・ホルンは生温い音色、ここはサラリと流して、怪しい作品旋律を思いっきり、出足怪しく逝っちゃうとあとがツラい。(クレンペラーは別格)Scho"nbergを連想させる第2楽章/第4楽章「Nachtmusik」はスッキリ美しく仕上げ、儚く消えるような第3楽章「Schattenhaft 影のように」も淡々と洗練され、中3楽章はほんまに静謐、魅力的でした。オランダ放送フィルって、こんなにエエ音、整ったアンサンブルでしたっけ?

終楽章「Rondo-Finale. Allegro ordinario」は、ここ一生懸命頑張って立派に仕上げてしまうと魅惑の前3楽章の風情ぶち壊し。適度なバランスと抑制、洗練が全体のバランスを取っておりました。音質も会場残響が自然。SONYに吸収されたRCA音源、なんとか全集復活を望む。

小さいことなんだけど、朝出勤前にエエこと有。「音楽日誌」更新は朝、eMachines E732Z(7/64bit/メモリ4gb)にて、それからリビングに移動して出勤身繕いをしつつACER Aspire AS5750(8.1/6gb)にバック・アップするのが通例、本日は思い立って(遊び用トライヤルマシンである)ACER AspireOne A150(1gb/Zolin lite)を開けました。「ソフトウェア・センター」からの「DropBox」導入は(数度繰り返して何故か)不可、「DropBox」本家のサイトに行って直接ダウンロード〜ところが数種あって、ド・シロウトはどれが正しいのかもうわからない。そこは人生K(勘)D(度胸)D(出たとこ勝負)乗り切ってきた非・理論系一筋、ubuntu32bitであろうと当たりを付けてダウンロード、次が更に難関!「Linux ターミナルで次のコマンドを実行するとインストールできます。32-bit:cd 〜 && wget -O - "https://www.dropbox.com/download?plat=lnx.x86" | tar xzf -」?”ターミナル”、”マウントする”ってわからない。ほとんど見知らぬガイコクゴを眺めている気分。最近のOSはようでけて、呆然としつつダウンロードしたファイルを(偶然)ダブルクリックしたら、ちゃんとセット・アップできました!

メールアドレス入れて、パスワード入れたらファイル同期成。この間わずか5分。やったぁ。(これで日本語変換も含め、期待の水準に改善)ま、なんでもそうだけど、誰でも扱える、そのまま使える、OSなんか意識せずに(どれも同じように)使える、というのがコンピューター(含むタブレット、スマホ)に大切なことでしょう。Linux系OSは無料〜但し、敷居は高いですよね。それにいろいろ本流亜流あり過ぎ。BBSではウドン・クレーメル氏(いかにもクールなテクニックが切れそうなHN/しかも温かそう)からの熱心な指導がありました。じつは3−4年前にも熱心はLinux指導有、あまりのワタシのボケぶりにぶち切れ、すべて書き込み削除!怒りを買ったものです・・・なんせこちらK(勘)D(度胸)D(出たとこ勝負)人生ですから。(K(勘)K(口先)D(出たとこ勝負)という説も有)

ACER AspireOne A150(1gb/Zolin lite)のデスクトップには、安めぐみちゃんがビキニで微笑んでおります(デスクトップは二つあるので、2種)。


2014年9月某日/再出発仕切り直しの日々

今朝の朝日新聞、高橋源一郎さんの長いコラムは、朝日誤報を巡っての厳しい、ミソも○ソも一緒というか(ヒステリック、といっては炎上になっちまうか)そんな論調にコメントしております。引いた例は「9・11テロ」憎しみの連鎖に警鐘を鳴らした女性作家のこと。コンビニ土下座事件とか、駅員暴行とか、母親の生活保護受給問題を徹底的に叩かれたお笑い芸人なんかもそうだけど、瑕疵があって、言い訳できない状態になるととことん、歯止めなく(本質から外れた、頓珍漢なことも含め)叩く!日本って、そんな国でしたっけ。”「創作時事用語」コンテスト”入選に”ストレスラー”というのがありました。

すっかり秋風情に雨、体調やや不調。昨夜無事、前歯裏の詰め物修復成〜って、前回治療からわずか2ヶ月でっせ、ご近所歯医者の腕はどーも怪しい、いつも空いているし。昨夜、5年程前に集中的に聴いていたGeorge Enescu4枚のうち、某一枚分10分にて集中力切れました。Brahms とDebussyが合体したような・・・?オーケストラの薄い響きも含め、受け止められぬ心身とも状態也。

Mahler 交響曲第7番ホ短調〜エド・デ・ワールト/オランダ放送フィル(1994年)・・・かなり(10年程?)前、全集(第1-9番)を聴がいて印象イマイチだったもの。これが音質、オーソドックスなテンポ設定(テンポの揺れは自然、計79:13でCD一枚に収まる)、素直なメリハリ、流れ、オーケストラの技量集中力含め、惚れ惚れするほど美しい。もともとはハンス・ロスバウト太古録音(1952年)にて出会って、その怪しい風情にお気に入りだったもの(今年2014年)オットー・クレンペラーの激遅演奏(あまりに個性的な存在感)に仰け反って以来、逆にウカツに聴けぬことに成り果てました。

第1楽章・・・(ここで時間切れ)


2014年9月某日/再出発仕切り直しの日々

神戸市長田区の女児行方不明事件は最悪の結末を迎えつつあるらしい。人口密集地でも哀しい事件が起こるのだなぁ、自宅のすぐそばとは・・・小さな子供への事件こそ一番憎むべきもの。そういえば長久手市は全国住みやすさ第4位に上昇したそう(評価基準は詳細ようわからんけど)子供はご近所にたくさんいて、お隣さんの若い夫婦には生まれたばかりの赤ちゃんが可愛い、元気いっぱいの小学生、小さい子もうようよ〜これが正しい街の姿と思います。

初期LPのジャケットDvora'k チェロ協奏曲ロ短調〜グレゴール・ピアティゴルスキー(vc)/シャルル・ミュンシュ/ボストン交響楽団(1960年)・・・往年の名チェリスト(ウクライナ出身〜アメリカ1903-1976)による著名な録音は、以前CD所有していたもの。パブリック・ドメインに至ったし、また聴きたいな、そんなことを考えていたらある日棚中より出現しました。自主CD作成後記憶失念したのですね。この作品はロストロポーヴィチの十八番(おはこ)、こちら録音の加減か、ソロはずいぶんと控えめ、豪放よりデリケートな味わいを活かしたもの。かつての記憶よりかなり音質良好、ミュンシュの伴奏は粗っぽかったはず?〜これも記憶違い、繊細なニュアンスに富んで美しいオーケストラでした。例の如し、郷愁の旋律たっぷり堪能いたしました。

フィル・アップはSchumann 謝肉祭(管弦楽版)〜ロバート・アーヴィング/フィルハーモニア管弦楽団・・・Arensky、Glazunov、Liadov、Rimsky-Korsakov他錚々たる露西亜の作曲家による管弦楽版は珍しく、この音源もCDになっていないでしょう。馴染みの旋律は多彩に変貌して悪くないけど、音質(というよりLP盤質)はいまひとつ。バレエ用かな?


2014年9月某日/再出発仕切り直しの日々

雲ひとつない秋晴れ、いつもの早朝バス停に朝一番出勤のご同輩の姿は見えず、自分は志願の出勤当番であります。お仕事都合はどーにもなりませんから。体調まずまず。台風接近しているそうで、沖縄九州方面はぼちぼち大雨を警戒しないといけないらしい。女房殿所用にて本日より、また大阪行き。昨夜はAspireOne(Zolin)にDropBoxを入れようとして、やはり「×」〜なにかしら不都合あるもんですね(経過を見ると、ファイルの導入は途中で行ったり来たり、異常行動)

CD80359Mozart セレナード第10番 変ロ長調K.361/370a「グラン・パルティータ」〜チャールズ・マッケラス/聖ルカ管弦楽団(1993年)・・・マッケラスには数種の録音が存在するそうで、このTELARC録音は既に廃盤・・・もったいない!大好きな作品だから新旧取り混いろいろ聴いてきたけど、目の覚めるような鮮明な音質、各パートの息遣い、存在感が眼前に浮かぶほど。完成度高すぎる作品故、指揮者はに”統率を感じさせぬ統率”が必要なのでしょう。作ったところを感じさせぬ素直自然な流れ、たしかな技術に支えられたヴィヴィッドな躍動リズム感、第3楽章「アダージョ」に於ける陶酔の世界・・・演奏スタイルには変遷があって、聴き手はそれに慣れて、これが現代の標準と感じます。浪漫過度な表情付けに非ず、各パートの個性より全体としての清潔なアンサンブル重視。パイヤールを再聴しないとなぁ、4年前はそれをヴェリ・ベストと感じたものだけど。

ちょっと失礼な言及したクレンペラーの件、反省。Beethoven 交響曲第6番ヘ長調「田園」〜オットー・クレンペラー/フィルハーモニア管弦楽団(1957年)・・・これも4-5年前、自主CD作成初期のもの。(時間切れ)

いつも通り朝一番8時には出勤、これが一日をスムースにクリアする秘訣・・・なのに、我がシン・クライアントマシンはわずか5分でアウト(作業デスクトップは遠方サーバーに有)きっと途中で引っ掛かったんでしょう。画面は真っ暗、本丸専門部局の人は通常出勤だから、一時間ほどぼんやりしておりました。サンプル冷凍庫掃除したり廃棄したり。即修復成って、なんせ祝日電話は少ないし、エエ感じ。しっかり商品受注トラブル(しかも我が担当取引先)デカいのがあっても、定例作業は順調です。静かだし、なんだったらスルメ喰いながらでもかまわない(両手使っているからムリやけど)、リラックスしつつ夕方にはみごとに当初予定+αクリアできましたよ。さっさ早帰り、ウチはフレックスタイムですから・・・(早速ケータイ追っかけてきました〜涙)

一昨日くらいに聴いたはずの自主CDはなんだっけ?思い出せない。ラスト余白にWagner 歌劇「タンホイザー」序曲〜ヘルベルト・カラヤン/フィルハーモニア管弦楽団(1960年)が収録され、その前の収録とずいぶんサウンドが違うもんだ、颯爽と軽快、爽やか、そんな感慨のみ記憶残っておりました。自主CDはどんどん増えるし、時々整理して分類並べ替え、入れ替えしたりするんだけど、もうほとんど”新発見!”な毎日(どこになにが入っているかワカラん)状態、華麗なる加齢によるノーミソ減退に不安は増すばかり・・・ここ数日聴いたCD順繰りひっくり返していたら、なんのことはないBeethoven 交響曲第3番 変ホ長調「英雄」(1955年)+Handel 組曲「水上の音楽」(1958年)〜ウィリアム・スタインバーグ/ピッツバーグ交響楽団の続きでした。無定見なコンピレーションもヲタクな趣味のうちでっせ。

 CDM7633582Beethoven 交響曲第6番ヘ長調「田園」〜オットー・クレンペラー/フィルハーモニア管弦楽団(1957年)・・・わずか2年ほどの違いでも音質改善は顕著、それとも偶然ネットより拾った音源が良心的だったのか。ゆったりとしてジミジミ、味わい深い呼吸の深さ、歩みの確かさ、無用な重さを伴わず、オーケストラの響きはあくまで清涼です。こんなテンポの遅い「田園」を聴いたのもずいぶんと久々、うつむき加減気難しいBeeやんが、郊外の自然のせせらぎ辺りを散歩している〜そんな風情(のような、絵本ありましたでしょ)彷彿とさせて、陳腐なくらい聴き馴染んだ第1楽章「Allegro Ma Non Troppo」にほっと癒やされ、第2楽章「Andante Molto Mosso(小川のほとりの情景)」泰然とした歌に陶然。第3楽章「Allegro」というにはあまりにノンビリとした「田舎の人々の楽しい集い」、第4楽章「雷雨、嵐」は悠々とスケール大きく、第5楽章「Allegretto〜嵐の後の喜ばしい感謝の気持ち」には、思わず聴き手も手を合わせたくなる神々しさが〜これほど「田園」に 感動したのは子供の頃、そして生体験以来じゃないか・・・


2014年9月某日/再出発仕切り直しの日々

いつもなら外食する週末だけど、土曜は恒例温泉風大浴場〜スーパーにて材料調達珍しく料理、日曜は女房殿体調よろしくなく、冷蔵庫在庫にて済ませて、どこにも外出せず。自分も終日眠かったしね。あまり身体鍛錬にはよろしくない俄”Linuxヲタク”(但し理論皆無)トライヤル、Zolinに於けるMozcの挙動不審に業を煮やして、この際(お勧めもあって)別なものを〜LinuxBeanは初めて、なんて言ったけど、ディスク起動掛けると記憶いろいろ蘇って、デスクトップ上の”セットアップボタン”・・・押せない。ビクともせん・・・これって以前にも記憶ありました。なんかワシの6年もの熟成非力マシン=初代AspireOneって問題あるのでしょうか(涙)気を取り直してKonaLinux行ってみましょい。これは完全に”見た目”優先、なんかデザインがカッコ良いと思いませんか。これは無事導入出来ました!・・・再起動させて”パスワード入れろ”とのご神託・・・ところが!

幾度入れても弾かれちゃう〜もしかして導入途中に設定した時に手許狂ったかも。泣く泣く、最初っからクリーンで入れ直し〜再び同じ症状へ(涙)LinuxBeanKonaLinux(2回)セットアップって、もの凄い贅沢な(結果虚しい)時間の使い方でした。結局、元の”ZolinLinux”入れ直し(起動画面のデザインがショボい)、ここで妙な記憶蘇りました。ubuntuは標準的なOSだし、ちゃんと導入できるけど、ワタシの非力マシンには荷が重すぎ、別な軽量OSいろいろ(4種ほど?)前回試して、結局まともに入ったのはZolinLinuxのみだったことを。無事、元の環境に戻って、壁紙はスティーヴ・ジョブズ→安めぐみ(豊満なビキニ)へ変更。閑話休題(それはさておき)ことの発端であった、Mozc(日本語変換)の英数強制全角化はなぜか?無事クリアされ、狙い通りの変換となりました。ほぼもともと愛用していたソフト導入できたのに、なぜかDropBoxのみ途中でフリーズしてしまう・・・各マシン、職場からのデータ共用切り札なのにこれは困りますよ。

FONルーターによる家庭内無線LANは相変わらず、HP無線プリンタは印刷の度USB接続(電波を認識できない)、このAspireOneは一旦アンテナに接近しないと接続を確立できん、といった情けない状態に変わりありません。テレビ前コタツの上にて使用するACER Aspire AS5750(8.1/6gb)は、食卓にて女房殿(Dell)がネットに接続した途端、アウトに・・・別部屋のeMachines E732Z(7/4gb)にはそんな症状は出まへん。なんとも不思議な?ぼちぼちFONルーターの寿命かも。

EMI 0264862音楽はウィリアム・スタインバーグによるBeethoven 交響曲第3番 変ホ長調「英雄」(1955年)/第1番ハ長調+第8番ヘ長調(これは1970年頃?COMMAND録音)〜爽快な演奏に言及する時間はなくなりました。

いつもの淡々とした月曜日。明日も出勤です。今週オーラスのオークション出品CDは出品金額即決にしてあって、細々週一枚ほど売れております。一昨日前歯の詰め物が取れてしまって、わずか2ヶ月ほど前に修復したところ、いつも空いている歯医者に連絡したら本日は満杯とのこと〜ほんまかぁ?明日祝日だから、明後日迄ガマン。北海道の母親が来月末に出てきたいとの連絡有、ネットにて千歳〜セントレア便を検索したら、往復わずか15,000円ほど、シーズン外すと安いもんですね。ネット決済して予約番号とバーコード付いた印刷物をクロネコメール便(82円)にて送付しておきました。(ケータイはあるけど、メールは使えないから)

Beethoven 交響曲第3番 変ホ長調「英雄」(1955年)+第1番ハ長調/第8番ヘ長調(これは1970年頃?COMMAND録音)〜ウィリアム・スタインバーグ/ピッツバーグ交響楽団・・・米CAPITAL時代(1950年代)に第3/5/6/7/8番の録音があるようで、この「英雄」がそれに当たります。米COMMANDの全集はCDRにて入手可能らしいけど、ワタシは出目怪しいネット音源より第1/5/6/8/9番入手拝聴済。なんせ「運命」「田園」は子供の頃廉価盤にて聴き馴染んだもの(キング世界の名曲1000シリーズ)これが(オーマンディと並んで)刷り込みです。金属的に輝かしい、明るいサウンドは重量感たっぷり、速めのテンポ、飾りの少ないストレート系表現は推進力有。知名度的には一段落ちるけどパワフル、充分”上手い”オーケストラと聴きました。「英雄」はモノラルだけど音質に不満のない水準、一気呵成ノリノリの勢いに溢れ、ラスト迄集中力維持してお見事。所謂トスカニーニ系の演奏か。

交響曲第1番ハ長調/第8番ヘ長調も同様、音質はいっそうよろしい。クレンペラーも立派なBeethoven だったけど、嗜好としてはこちらのほうか。Beeやんは避けて通っていたので、まだまだお勉強中です。


2014年9月某日/再出発仕切り直しの日々

廃物利用っぽいLinux挑戦=AspireOne(7年熟成マシン)別に他意はなくZolinを入れているのはたまたま(マイナーなOSなんだそう/英数が強制全角になっちまう件)BBSにて手篤いご助言をいただきBeanそしてKonaをディスク起動掛けてみました。硬派Linux愛好家には申し訳ないけど、あくまで浮気(廃物利用。違う環境を試してみたいのみ)だから真剣じゃないんです。本丸稼働マシンには導入しない、というか、時々ディスク起動を試す程度。

Beanはいろいろ親切なソフト入れすぎ(削除すれば良いんでしょう)、日本語変換Anthyは使い物にならない、標準ブラウザはOpera、悪くないけどChrome入れ直して同期を図らなくっちゃ・・・Konaは見た目かっこエエなぁ、こちらMidori(ようみると下にナントカ、というFireFox風ブラウザも・・・)ですね。ムリムリ同期させなくても、違うブラウザを試すのもエエかも。Windowsもそうだけど、な〜も入っていない素の状態希望、最低限必要なソフトを自分で入れるのが趣味の範疇。そのための激安(激遅)マシンでっせ。 日常使うマシンにはOpen(またはLibero)Officeは重く感じて、KingOffice(英語版free)を入れております。

ZolinとMozcの相性らしくて、英数強制全角化の他にもいろいろ不具合あります。悩ましいのはこちらド・シロウト、自分の至らなさなのか、ソフトやマシンの不具合なのかわからぬところ。(ここ迄AspireOne/Zolinにて執筆更新)

CAPRICCIO 49 288  13枚組2,817円Mozart 交響曲第32番ト長調K.318/交響曲第34番ハ長調K.338/メヌエット ハ長調K.409(383f)/交響曲ハ長調K.81/交響曲第11番ニ長調K.84(73q)〜ハンス・グラーフ/ザルツブルク・モーツァルテウム管弦楽団(1989年)・・・これぞリファレンス。久々の再聴に痺れました。音質極上というか、自然で作ったところがまったくない。飾りもない、素朴な独墺ローカルな響き、シンフォニア(ト長調K.318)のウキウキ感、終楽章へ躍動するハ長調K.338交響曲にも過不足ない迫力メリハリ、やっぱり無条件幸福。


2014年9月某日/再出発仕切り直しの日々

睡眠不如意を除いては体調に問題なし、季節の変わり目には風邪を引きがちだから、気を付けないと。昨日昼過ぎ、ほんのちょっぴり出かける用事があって、歩くとふわふわというか、腰が定まらぬ感じ、運動不足+体重増の結果足腰筋肉弱ったか?業務週終了後、徒歩20分ほど(坂を上がって)皮膚科に寄ったけれど、俄にウォーキング速度を上げておきました。帰宅後、左足あちこち違和感有〜左膝古傷由来?入浴後、膏薬など貼っておいたら、今朝のウォーキング時には症状やや改善。昨夜の2時間ドラマは一流メンバー揃えて、とことんオモロない筋書きでした。役者の個性も全然活きていない。ラスト辺り、チャンネル変更へ。

朝日新聞”誤報事件”により大きく部数を減らしているらしい・・・個人的には誤報は誤報で問題あるけど、ちゃんと過ちを認めず、むしろ批判を封じる動きがマズかったと思います。長年の読者であり、事態の経緯を見るためにも購読は続けますよ。コラムとか特集記事はオモロくて、出張したら他紙を読んでみるけれど、大きな差がある・・・昨日の読者コラム「子猫はどこにいった」〜もういなくなった、大人になっちゃった。自分の背丈を超えた息子たちを思う母親の投稿、つい先日までたしかに存在した小さく可愛いこどもたち、当時は毎日の生活に一杯一杯、親からの言葉も素直に受け止められなかった・・・今ならそれはわかる。「おやじのせなか」なんかも絶品のシリーズでっせ。

Philips A 01520 LScho"nberg 浄められた夜(Felix Galimir, Ernestine Briesmeier(v)/Harry Zaratzian, Samuel Rhodes(va)/Michael Grebanier, Judith Rosen: cello(vc))/4つの混声合唱曲 作品27(Marni Nixon(s)/ Catherine Gayer(a)/ Richard Robinson(t)/Sam van Ducen(b)/ Max Gralnick(mandoline)/Hugo Raimondi(cl)/ Dorothy Wade(v)/Emmet Sargeant(vc)/ Robert Craft)/管弦楽のための変奏曲 作品31〜ロバート・クラフト/コロムビア交響楽団・・・ネットから拝借した音源は Philips A 01520 Lとなっているけど、もともとCBS録音か。1960年代に発売されたScho"nberg全集(現役はグレン・グールド音源のみ)と同じものかなぁ、彼(か)の音源は次のブーレーズが出てしまって、陽の目を見ない存在になりました。閑話休題(それはさておき)

浪漫むせ返るように濃厚な「浄められた夜」は、フェリックス・ガリミール(NBC交響楽団のコンマス)先頭に8人のみの演奏に指揮者クレジットなし。弦楽合奏による分厚い響きも悪くないけど、こちら切り詰めた編成による見通しの良い響き+集中力がいつになく(いっそう)新鮮!残り2作品はハードな旋律続くけど、これがツボなんやなぁ、Beeやんも悪くないけど、こんな硬派、わずかに甘美な官能を感じさせる世界に痺れます。すっかり忘れていたけど、NAXOSより再発売されたロバート・クラフトのディジタル録音はほとんど揃えたんだっけ、あわてて棚中を確認いたしました。

自主CDフィル・アップはTelemann 組曲イ短調 TWV55:a2(4曲抜粋)〜ウィリアム・キンケイド(fl)/ユージン・オーマンディ/フィラデルフィア管弦楽団(1941年)・・・なぜ4曲抜粋かというとSP4面収録だから。音質は驚くべきほど良好(上記Scho"nbergより?)、輝くように華やかなキンケイドのフルート、SP収録都合に合わせたのかオーマンディのテンポ設定は淡々と速めに素っ気ないけど、例の如し厚みのある響きはこの頃から顕著でした。この作品、Bach の管弦楽組曲第2番ロ短調にテイストは似て、もうちょいと大衆的な雰囲気のある名曲でした。

4042752昨夜聴いた音楽もう一発。Beethoven 交響曲第5番ハ短調/第7番イ長調〜オットー・クレンペラー/フィルハーモニア管弦楽団(1955年)・・・新しいボックスセットが出ているけど、これは4-5年前、ネットに転がっていた.mp3音源(LP板起こしか)を安易に自主CD化したもの。前者はモノラル?ここ最近、歴史的音源にちょっぴり回帰して、少々音質ぼんやりしてもさほどに気にならない(オリジナルを知らんし)・・・軽量重量問わずテンポ速め、キレのあるノリノリ演奏が好み。繰り返し実施は基本、中庸からやや落ち着いたテンポ設定、煽ったり、走ったりとは無縁なクール、落ち着いた演奏です。スケールは悠揚として、意外なほど細部クリアなサウンドはいつも通り、微妙なタメがもある・・・カラヤン最初の全集録音とオーケストラは同じ、時期も似たようなものなのに、こちら颯爽とカッコよろしくはない感じ。

う〜む、立派だけど求めてまた聴きたい!とは思わんかも。もっと新鮮、活きの良いの求む。


2014年9月某日/再出発仕切り直しの日々

いつものように一週間は過ぎて、今週月曜祝日だったし、あっという間に週末へ。変わり映えせぬ(さしてオモロない、それなり順調な)お仕事、昨夜マネージャー(女性)との定期面談有、もう先がないヴェテランにナニということもなし、お隣引退間近な”この道一筋”やや先輩への愚痴を伺っておりました。当人は継続雇用を希望していて、そのまま通るのが原則、それでもおそらく(技量的に)やれるお仕事は現状なくて、営業予算は標準の1/3ほどの割り当て、経費や残業のみ突出している・・・ワタシは(小さい現場で職種の幅が少ないとはいえ)同じ担当を十数年も続けるのはよろしくない、2年、せいぜい3年が限界でしょ、そんな話をしておきました。現状2年目の自分でも、”残業基本なし”を具現化するためあらゆる工夫して、OAスキルも磨き上げて作業合理化済、但し現在はマネージャーから降りているし、それを職場普遍化すべき立場にありません。取引先との関係はいくら順調でも、油断すると蛸壺に陥る独自の世界を回避するためにも担当を変えて欲しい(するべき)と要望。

いずれオモロない仕事へ意欲萎えても、よろしからぬ旧弊の解消、自分なり(大)合理化途中に発生するトラブル、ミスをクリアして現状、それなりの評価、職場内での安定した位置を自覚いたしました。ここ数週間の鬱々とした気分は雲散霧消いたしました。

AspireOne(Zolin)の日本語変換云々の件でBBSよりご指導有。ありがたいなぁ。英数変換確定すると全角になってしまう件は、英数を入れる度Mozc解除というメンドーな作業でクリアしているけど、結論的に”マイナーなディストリビューションは、多くのバグを含んでいますので、おそらくそれが原因”〜なるほどなぁ。なんせ6-7年前の熟成ネットブック(Atom/メモリ1gb/3,240円税込)なので、カルいLinuxというのが必須、いろいろ探してZolin(Lite)に、といった経緯でした(ubuntuは重い)。数年前使用していたPuppyLinuxはどーも使いづらかった記憶有・・・再挑戦してみるか。日常(公私とも)Windowsばかり、違う概念を試してみましょうといったノーミソ鍛錬、いろいろ不具合も愉しみのウチでっせ。

ワタシ如き(基本解説書マニュアルは読まない、基本ロジックをまったく理解していない)ド・シロウトには”未知の荒野”といったところ。不遜な感想だけどLinuxは、Freeであるが故に種々多数派生品が発生して、結果ますます市井のユーザー(=ワシ)から縁遠くなっている〜ような・・・迷走するWindowsも似たようなものか(ノートに「8」入れているけど、必然性を感じない。「7」で充分)。

VoxRegends VOX-7804Stravinsky バレエ組曲「火の鳥」(1919年版)/バレエ音楽「春の祭典」〜ヤッシャ・ホーレンシュタイン/南西ドイツ放送交響楽団(1957年)・・・昨夜自主CDの整理していたら出現した音源、前者はステレオ、なぜか後者はモノラル、まずまず”聴ける”音質でした。その昔(おそらくレコード収録都合?)多く採用された「火の鳥」短縮1919年版組曲は、なかなか語り上手、メルヘン繊細な演奏ぶり。但し、最終盤音が割れるのは少々残念でした。「春の祭典」も悪くないけど、細部どーもオーケストラが上手くないというか、微妙にツメが甘いというか、時代の制約なのかなぁ、先日の若者達の演奏にはその辺りの不満はありませんでした。音質乗り越え、ふだん聴き慣れぬ内声部の旋律浮き立たせ、ホーレンシュタインは立派、オーケストラも現代物を得意として、結果”時代”を感じさせるのはScho"nbergの印象と同様でした。

第2部 「生贄の儀式 」に至るとテンションが維持できんというか、平板なリズム印象強まります。自主CDフィル・アップはTchaikovsky 幻想序曲「ロメオとジュリエット」〜クルト・ヴェス/オーストリア交響楽団(1954年)・・・こんな音源どこから?4-5年経てもう記憶蘇りません。音質まぁまぁ、演奏は取り立ててどーのといったものでもない、この作品はお気に入りです。


2014年9月某日/再出発仕切り直しの日々

完全なる秋、最高気温30度Cに届かず、最低気温は20度Cを切って、ちょうどよろしい気温でしょう。昨夜健康番組を見ていて、ウォーキングに速度が足りんと自覚して早速改善実施、3分速歩を入れ込むのがポイントとのこと。ストレッチはずっと継続中、体調維持は日常生活の基本でしょう。古傷の左膝はここ一年小康状態だったのに、先週辺りちょっぴり違和感あって、ようやく治まりました。

CHAN 8859昨夜聴いた音楽は、Martinu Sinfonietta Giocosa / Toccata e Due Canzoni / Sinfonietta La Jolla(ラホヤ/またはラ・ホッジャ)〜ジュリアン・ヤコブソン(p)/タマーシュ・ヴァーシャリ/ボーンマス・シンフォニエッタ(1990年)・・・ピアノ協奏的作品、「ラホヤ(ラ・ホッジャ)」(1950年)以外は正式な和訳さえ探せぬけれど、Bohuslav Martinu(1890-1959)はどれを聴いても期待を裏切らぬものばかり。彼の作品にはほぼ調性は付かないけど、けっして難解に非ず、擬古典的バロック風作品(1923-1940頃パリ時代)やら、亜米利加時代の交響曲もわかりやすい。作品はどの時代なのかわからぬけれど、どれもドキドキするほどクール!カッコ良い!ソロは初耳だったけど、英国の現役とのこと。往年の名ピアニスト(1933-)はすっかり指揮者となって、但しこのオーケストラは1999年に解散しておりました。

作品詳細情報わからんでも音楽は楽しめるけど、妙に不安です。どなたか情報詳細教えて欲しいもの。


2014年9月某日/再出発仕切り直しの日々

それなりまずまず健康、経済的にもさほどに困ることもなし、お仕事も以前ほどのオモロさはないにせよ、そこそこにラクな毎日、これが引退への道なんやな。若い頃からの知り合いご夫婦から毎年マメに残暑見舞いを兼ねた近況葉書が届いて、長男に娘が生まれて可愛いこと!二匹の猫と遊んでおりました。岩国在住ひとり(どら)息子、早う結婚せい、と願うばかり。来月辺りには北海道の母が恒例、こちらに遊びに来ます。親父の定命(じょうみょう)もさほど遠いことでもないから、今年ラストか、なんて言っております。

最高気温予想28度Cはけっこうなものだけど、朝晩20度Cを切って、空気も、空模様雲の姿も秋風情そのもの。なにか新しい一歩を踏み出さんと〜妙な焦りと鬱々とした気分が混在する毎日。

BRILLIANT 6243Stravinsky バレエ音楽「春の祭典」〜サイモン・ラトル/イギリス・ナショナル・ユース管弦楽団(1977年)・・・3年程前に拝聴、サイモン・ラトル22歳の記録、たしかもともとASVのCDだっけ、彼も著名となって音源復活しているみたい。前回印象とほとんど変わりない、技術的不備はほとんど皆無、細部熟達した表現とかコク、重量感は期待できないけど、それを上回る粗々しい(打楽器の迫力充分)スリムな若々しい推進力を堪能いたしました。ややオフ・マイクっぽい音質、こちらオーディオ環境ちょっぴり改善して、ボリュームを上げるとその辺りの不満はほとんどありません。(ドラティの「火の鳥」1976年飛ばして)バレエ音楽「ペトルーシュカ」(1911年版)〜チャールズ・マッケラス/ロンドン交響楽団(1976年Vanguard原盤)/バレエ音楽「ミューズの神を率いるアポロ」(1928年)〜ジョン・ラボック/セント・ジョンズ・スミス・スクエア管弦楽(録音年不明ASV)も聴いておきました。

10年前のコメントは赤面状態エエ加減なもの。これも”ややオフ・マイク”っぽいけど、音質それなり良好、プレヴィン時代のロンドン交響楽団は優秀なアンサンブル、洗練されたメルヘンな響きを誇ります。最近忘れられた存在?ラボック/セント・ジョンズ・スミス・スクエア管もアルカイックな「アポロ」そのものが(ここ最近の)お気に入り、典雅な響きを堪能いたしました。これで2枚580円也。

いつもの週次作業本日にて無事クリア。もっと歯応えあるお仕事したいなぁ、ま、仕方がない。帰宅して遊んでいるけど、いくつか発見。昨夜ネット上のLP音源から自主CD化したのはde Falla「ペドロ親方の人形芝居」〜アタウルフォ・アルヘンタ/スペイン国立管弦楽団(1958年)・・・目の覚めるような鮮明な音質、ユーモラスな雰囲気満載、スペインの田舎芝居(人形劇)を彷彿とさせて愉しいこと限りなし。

スペインRCA 74321 35635 2・・・それは良いのだけれど、自主CD収納袋「RCA」に同じ音源発見しちゃいました。バレエ組曲「三角帽子」/スペインの庭の夜(ソリアーノ(p))と併せた一枚(74321 35635 2)。ま、新たにチェンバロ協奏曲(ヴェイロン・ラクロワ)の音源も入手したから文句ないんだけど。

そんな音楽聴きつつ、AspireOne(Zolin/Luntu派生OS)にて更新しております。Windowsから離れられない理由はいくつかあって、十数年愛用のHTMLエディター(EdithHTML)もそのひとつ。じつはBluefishという(Linux用)エディタを(本日)発見して、これは相当によろしい感じ。タグの打ちやすさ出色。いちばん悩ましい文字コード問題もクリアされております。(一部改行タグが自分が使っているものと違う)

問題は日本語変換Mozcの使い勝手がよろしくないこと。慣れかなぁ。英数が全角に強制変換され、いくら設定変更しても戻らんのです・・・


2014年9月某日/再出発仕切り直しの日々

ぼんやりと三連休を過ごして、ま、新しく良さ気な居酒屋発見したり、書籍も一冊読了しているから、まずまずかな。来週の祝日は火曜の週次作業山場なので志願の出勤、休みなし。音楽の方はどーも集中できず〜せっかくのエエ季節になっているのに〜今朝もちょうどよろしい気温、爽やかな朝。あきらめムードの店仕舞いオークションCD(すべて即落札最低価格設定)は、珍しく一枚入札あって連絡を待っているところ。毎週一枚、みたいな感じです。

なんという無為無策な(実質引退)生活!なんとかせねば。神戸市長田区の女児行方不明に心痛む朝であります。なんとか無事に帰って欲しい。

DG  429 001-2(1-10)Mozart ピアノ協奏曲第13番ハ長調K.415(387b)/第15番 変ロ長調K.450〜ゲーザ・アンダ(p)/ザルツブルク・モーツェルテウム・カメラータ・アカデミカ(1967/8年)・・・Bach 、Mozart は自分にとって鉄板のお気に入り作品集、その中でもピアノ協奏曲、しかも原点であるアンダの演奏・・・集中できません。K.415ハ長調協奏曲伴奏には管楽器が入って厚み有(弦楽のみより好み)、全体に細部緻密な仕上げより愉悦とノリを優先した演奏・・・もう20年以上のお付き合いなのに、さっぱり聴き手の情感は高まらない・・・

例えば、学生時代に喫した真夏猛暑のアイスコーヒー、食欲いくらでもあったけど金はなくて、”餃子の王将”がごちそうであった時代〜こちらの主体的な受け止め方なのでしょう。シアワセってなんだ。


2014年9月某日/再出発仕切り直しの日々

連休最終日。久々、痰が絡んで睡眠不如意、今朝ウォーキングは休止です。昨夜、ご近所最寄りの駅前、先日上司の行きつけの居酒屋(単身赴任なので当然外食が多い)へ行ってみるが、誤って別な店に入ってしまい・・・そこが大正解!魚の鮮度、メニューの幅、酒の種類、価格の安いこと〜この間、いろいろ試してみたけれど、出色の水準、さすが混んでましたね。早々に出掛け、7時くらいまでなら・・・カウンターに座れました。小さい店だけど、従業員の接客態度も立派。

今朝、この更新はACER AspireOne A150(OSはZolin lite/懐かしいネットブック中古3,280円也)。無線LANの不調以来、電波は認識しているけれど、接続が確立しないといった苦戦続き、親機に接近させるとなんとか接続できる・・・本日、珍しく一発でつながりました。非力なCPUはAtom、今時メモリは1gbというのは少々動き鈍くて、動画はカクカクだし、データ・ダウンロードを複数同時実行するとたいてい落ちてしまう・・・道楽でっせ。こうしてテキスト・ファイルを扱うのことにストレスはありません。(キーボード小さいけど)

音楽をCD一枚分聴いたら一時間+α。限られた時間になにを聴くか〜選定するカンは重要でっせ。ハズれだったら時間もったいないもん。昨日は少々失敗・・・NewtonClassics  8802142Staradella 室内楽作品集(ヴァイオリンと通奏低音のためのソナタ集他計4枚組)〜マリオ・フェラリス,アンジェロ・ エフリキアン(v)、エンリコ・ミオーリ(vc)、マリア・イサベラ・カルリ(cem/org)(1971年)・・・イタリア・バロックの先駆者(1639-1682)の作品はぜひ聴いてみたかったもの。Vivaldi(1678-1741)の作品1(12曲のトリオ・ソナタ)とか作品2(12曲のヴァイオリン・ソナタ)その華麗かつ多彩な作品も大好き(アッカルド時代のイ・ムジチという出会いも幸運であった)

この出会いはビミョー。慣れと馴染みの問題か、作品はやや単調?変化に乏しいと感じるのは、演奏のせい?ヴァイオリンはやや線が細く、頼りなく感じる(技術的な不足に非ず)のは、フェリックス・アーヨとかアッカルド辺りカリッと歯切れよく、明るい音色を聴き慣れているからでしょう。時代的に古楽器奏法の影響を受けておらず、のびのびとややユルい雰囲気も・・・これが少々飽きる感じ。これで諦めてしまうのも残念無念。

睡眠不如意ということもあって、昼寝にて埋め合わせ。夕方、せっかくの休日、大型温泉風大浴場(コピーは”丘の上のリゾート・スパ”)へ、混んでましたよ。途中、久々ご当地名物珈琲屋へ〜モーニング・サービスは有名でしょう。更にディナー・サービスというのも想像つくけど〜アフヌーン・サービスというのが渋過ぎ。シフォンケーキとかアンコと白玉がサービスされる!つまり、終日サービスということでんな。立派。

CENTAUR CRC2295Bach 音楽の捧げもの BWV1079〜ダニエル・ステップナー/アストン・マグナ(バロック・フルート、バロック・ヴァイオリン、バロック・ヴィオラ、ヴィオラ・ダ・ガンバ、フォルテ・ピアノ)(1995年)・・・久々の拝聴。Bach は使用楽器とか、編曲など物ともせず間違いない感動を運んでくださいます。こんなスッキリとしたリズム、さっぱりとした歌い口、古雅なサウンドを聴かされると、時代は古楽器やなぁ、つくづくそう感じます。イタリア・バロックも大好きですよ、でもね

「音楽の捧げもの」(とくにトリオ・ソナタ)は種々聴いてきた音楽中、もっとも愛するもの。冒頭、三声のリチェルカーレ(fp)から、どんよりとした灰色・中部ドイツの空を連想させるような(あくまでド・シロウトの想像)陰影奥深い風情に胸を締め付けられ、酔い知れます。なんという名曲!

今朝の言及はあまりに哀しい空振りと自覚、Staradella 主に2台のヴァイオリンと通奏低音のためのソナタ集7-3(全9曲)〜マリオ・フェラリス,アンジェロ・ エフリキアン(v)、エンリコ・ミオーリ(vc)、マリア・イサベラ・カルリ(cem/org)(1971年)・・・再聴。とくにポジティヴ・オルガンの牧歌的響きに癒され、シンプル、明るい旋律はけっして悪くない。馴染みと慣れの問題かも、とも思います。ゆらゆらと線の細いソロも嗜好でしょう。せっかく音楽との出会いをしっかり、大切にしたいもの。


2014年9月某日/再出発仕切り直しの日々

今朝のウォーキングはTシャツ+短パンでは肌寒いほど。エエ天気続きます。昨夜は2時間ドラマ堪能しつつ(最近犯人役も多い東ちづる。女性に年齢はナニだけど50歳台なんやな、若くて美しいけど)、HDに貯まった音源データをDVDに焼いておりました。(あまりに貯まり過ぎて、聴ける可能性は薄いのが残念)朝から【♪ KechiKechi Classics ♪】定例更新狙って執筆開始〜途中意欲萎えました。

VOXBOX CDX5134いくつか断続的に音楽は聴いていたけど、どーも集中できず。記憶に残ったのは・・・Pfitzner ヴァイオリン協奏曲 作品34〜ズザーネ・ラウテンバッヒャー(v)/ギュンター・ヴィヒ/フィルハーモニア・フンガリカ・・・初出1969年とのこと、1960年台のVOX録音でしょう。(p)(c)1993、おそらく発売されて即購入、2枚組1,490円。当時はこんな珍しい、少々難解な作品(ばかり)を意欲的に聴いていたっけ、記憶はうっすらと蘇りました。2楽章計34分ほど、鬱陶しいズズ暗い、というか情感のはっきりしない旋律延々と続いて、ヴァイオリン・ソロも超絶技巧を披瀝する系の作品に非ず。最終盤ようやく激しく盛り上がって、というか、音量上がってラウテンバッヒャーも腕の見せ所となりました。

ラウテンバッヒャー(1932-)は知名度さておき、膨大な録音有、コレギウム・アウレウムとかカペラ・コロニエンシスにも参加していたとのこと。ゆらゆらと振幅多めのヴィヴラートも妖しく、艶々テンションの高い美音ではないけれど、妙に味わい深い”ユルさ”有。既に解散したフィルハーモニア・フンガリカの素朴な響き、作ったところのない自然な会場空気を感じせてキモチの良いもの。(今回他、Zimmermann、Hartmannの作品は聴いておりません)


2014年9月某日/再出発仕切り直しの日々

お仕事実務は超・快速処理だし、出張も会議もないからヒマでどーしょーもない日々、ま、ちゃんとやるべきことやって、取引先との関係良好、職場内での存在感も有。どーしょーもない東京本丸新システムの運用実用化をトライヤルして時間つぶし(現状自分が受け持っている範囲の)抜本的最初の設定誤りに気付いて、手の付けようもない(当時ワタシは大阪におりました)。その件、詳細に報告上げたけど、なんか虚しいなぁ。ずいぶん涼しくなってすっかり秋風情、ゆったりテレビドラマなどハシゴして挙句、夜中にトンデモ覚醒〜馴染みのブログ記事を眺めて・・・???状態。

音楽に要らぬ薀蓄不要(少なくともド・シロウト【♪ KechiKechi Classics ♪】には)とはいえ、最低限の押さえるべき知識は必要でしょ。Schreker(1878-1934)「ある大歌劇のための前奏曲」って、歌劇「烙印を押された人々」前奏曲と同じもの?(この歌劇は未完というか、構想のみで終わったらしいけど)更に、その記事の流れから歌劇「メムノン」への前奏曲とも呼ばれる?それだったらCD持ってまっせ、なんどか聴いている・・・

NAXOS 8555107ウーヴェ・ムント/ウィーン・トンキュンストラー管弦楽団(1988年/NOe.?は「低部オーストリア」と訳がある)久々。MARCO POLOレーベルの再発だったかな?(メールで情報をいただいた記憶がある)これは来日したこともある「ウィーン・トンキュンストラー管弦楽団」ですか?重苦しく、厚ぼったく、濃厚甘美粘着質な旋律と雰囲気溢れて、これは嗜好ぴったりの世界でした。アンサンブル的には少々危ういような気もするが、馴染みでない団体を聴いてみるのは楽しみですから(2007年10月「音楽日誌」より)
更に棚中を探るとSchreker「ある大歌劇のための前奏曲」(「ムメノン」云々と同じ作品であるとは自覚せずに)ギュンター・ノイホルト/シュターツカペレ・バーデンのCD(Antes Edition BM31.9043)出てきました。(NMLにて拝聴可)なんというか・・・日常いかにエエ加減に聴き流しているか・・・反省と連休中の宿題ができましたよ。

LSO0070Brahms ヴァイオリンとチェロのための二重協奏曲イ短調/交響曲第2番ニ長調〜ベルナルト・ハイティンク/ロンドン交響楽団/ゴーダン・ニコリッチ(v)/ティム・ヒュー(vc)(2003年ライヴ)・・・一年ぶりの拝聴。数日前ボストン交響楽団1990年録音に感銘を受け、こちらいかにも素のままライヴ、デッドな音質はあまりよろしくない。協奏曲は親密小ぶりでむしろ好み、交響曲もオーソドックスとメリハリが両立してなかなかのもの、しかし音質印象で損をしていると思います。聴き進むに連れ”FM放送エア・チェックした録音”を思い出して、それならマシなほうなんじゃないか、そんな考えに思い至りました。

さて、これより眼科へ定例診療へ〜あちこち微妙に不具合の出る歳頃でございます。

幸い眼圧は点眼にてコントロール出来、視力も悪くなっていない(もともとド近眼+乱視)とのこと。それ以外は終日(いつものように)音楽聴いたり、テレビ見たり〜ご近所至近に回転寿司屋がオープンしたので行ってきました。予想通りたいへんな混みよう、我ら夫婦二人はカウンターでOK、即座れましたよ。ま、それなりの、いつもの味、値段相応。

中川雅文「耳の不調」が脳までダメにする(講談社+α新書)・・・子供の頃より”キ〜ン”といった耳鳴りに悩まされているワタシ、これはエエ勉強になりました。これは目からウロコ、いや耳垢がすっぽり取れた?ような新しい見聞満載でした。加齢により耳が遠くなる〜ということではなく、動脈硬化とか糖尿病、カラダ全体の不具合の結果(だから大丈夫な、ちゃんと聞こえるお年寄りも存在する)とのこと。耳は機械的なマイクロフォンではなく、その意味合いを理解するべくノーミソと直結していること。耳は必要不必要な音を取捨選択して取り込んでいて、だから赤ちゃんを抱っこしたままケータイで長話しをするのは、子供の耳の育成に大問題となるらしい(”耳の育成”〜音楽を聴くことによって、サウンドの違いやら聴き分けられるようになる、ということなのでしょう)。少々機能が落ちても視野でそれを補って、日常生活はできるそうで、難聴に気付かずいることも〜逆にそれが認知症に至る要因になったりするとのこと。

だから、耳鳴りも難聴を伴うようであれば、それは重大な問題(動脈硬化とかリンパ液とか)を伴う可能性も有。大音量を聴き続ければ聴神経(でしたっけ)もあかんようになる・・・ちなみに、日本では補聴器は片耳のみ(保険適用もそうなっているらしい)、海外では既に両耳着用があたりまえ、そのほうが耳にとっても日常生活的にもよろしいとのこと。

当時のLPジャケットBarber バレエ組曲「メディア〜心の洞窟」作品23〜作曲者/ロンドン新交響楽団(1950年)・・・これは往年の英DECCA録音をネットより入手したもの。今朝のSchrekerもそうだけど、あまり著名ではない作品との新しい出会いは大切なこと。音質状態もよろしく、甘美わかりやすい旋律が続く25分、この時期けっこう録音が多かったオーケストラも、意外と充実したアンサンブルを聴かせました。

新しい旋律に触れ、また著名な作品を振り返る、そんなことを心掛けたいものです。


2014年9月某日/再出発仕切り直しの日々

昨日は夕方、突然の大雨、というか雷鳴豪雨状態。早々に帰宅する頃、雨は上がって夜、断続的に降っておりました。東日本の被害は酷いようですね。今朝、こちらは爽やかに晴れ渡って、ムコダイン(去痰剤)の効果かよう眠れました。ここ数日、ご近所の小学生?姉弟3人が快速ジョギングをしていて、エラい!こちらノンビリ、ストレッチ中心のウォーキングであります。朝、朝日新聞を熟読するのが生活のリズム、今朝は読み応えありましたよ。原発事故・吉田調書問題、慰安婦報道修正の対応、自分も商品事故対応数回経験して、社員の苦労は想像できます。社風やら体質問題改善の課題、これから経営問題(販売部数減)も出てくるでしょう。批判に留まらない暴力行為も発生するかも、これを期に言論圧殺的な風潮が高まらぬことを祈りましょう。(池上コラム掲載見合わせそのものが、ちょっとヤバい行為なんだけど)

Bruch ヴァイオリン協奏曲第1番ト短調〜ナタン・ミルシティン(v)/ウィリアム・スタインバーグ/ピッツバーグ交響楽団(1953年)・・・数日前Brahms の続き。1959年にステレオ再録音(レオン・バージン/フィルハーモニア管弦楽団)有、こちらモノラル録音は音質明快。知性と情感のバランス、艶々の美音に非ず、背筋が伸びて端正なスタイル+スタインバーグとの相性よろしくテンション高い完成度でありました。自主CDフィル・アップにはTartini ヴァイオリン・ソナタ ト短調「悪魔のトリル」〜エリカ・モリーニ(v)/レオン・ポンマー(p)(1956年)・・・こちら音色がもう少々甘やか。

MONNTOR MC 2013歴史的録音はほとんどCD処分して、聴く機会も減ったけれど、時に悪くないものですね。Brahms パガニーニの主題による変奏曲 作品35/Scriabin ピアノ・ソナタ第5番 作品53/練習曲 作品8/12、10、作品42/5〜ヴィクター・メルツァノフ(p)・・・録音年不明、LP復刻(米MONNTOR MC 2013)音源。ピアニストは初耳(旧ソヴィエット1919-2012)、音質は意外と良好。燃えるような情熱+強靭なテクニック、濃厚、巨大、陰影の深い表現(デリケートな弱音との対比)はリヒテルを連想させるもの。前者(21:27)はとくに馴染みの作品(変奏曲はド・シロウト、初心者=ワシにもわかりやすい)に、これほどの興奮を得たのもほぼ初体験でした。

では行ってきます。


2014年9月某日/再出発仕切り直しの日々

日々、朝の空気に深まりつつある秋を感じます。昼の最高気温予想は30度Cを切って、雨も降るらしい。そういえば東京豪雨、道が川のようになっていた北海道の白老は両親が日常住んでいるところだけど、女房殿が電話してみたら(改装なった)札幌のマンションに前日から出掛けていたそう。なんか異常気象続きやなぁ、わずか数十年のインフラは自然の気紛れに対応する術を知らない。安っぽい土建屋政策の継続はもうあかんのちゃうか、そんなことを考えました。

テレビ番組は改編時期を迎え、ますますツマらぬ特番ばかり、定例のサイクルも見るべき番組が減ってきて、健康系番組+スポンサーは健康食品ばかり、少々食傷気味です。

IMP MASTERS  DMCD98 写真は往年の英国名指揮者サー・マルコム・サージェント久々拝聴は「BBC PROMS THE CENTENARY 1895-1995」一枚目、Berlioz 葬送と勝利の大交響曲 作品15より第3楽章「アポテオーズ」(Apotheose)(ジョン・プリッチャード1983年)/Tchaikovsky バレエ組曲「くるみ割り人形」作品71a(マルコム・サージェント1966年)/Elgar 交響曲第1番 変イ長調 作品55(エイドリアン・ボウルト1976年)〜以上BBC交響楽団のプロムス・ライヴ・・・記憶より音質が落ちるような?祝祭(お祭り騒ぎ)的熱気は記憶以上、日本ではジミな存在であった実力派J.P.(1921-1989)の華やかな響き、メルヘンに溢れた英国紳士サージェントの妙技(EMI18枚組ボックスをぜひ聴きたいところ)。エイドリアン・ボウルトの十八番(おはこ)はロンドン・フィルとのセッション録音より、アツく、勇壮なスケールに溢れます。聴衆の拍手も音楽への共感を感じさせるもの。

Debussy 弦楽四重奏曲ト短調〜カルヴェ弦楽四重奏団(1931年)・・・好き嫌いさておき、著名な作品は一応棚にCDとして揃える(できれば音質条件の整ったもので)というのは鉄則。しかし(幽玄濃厚な風情溢れる)お気に入り作品は、この太古録音以外所有していない?(しばらく逡巡した後、新ハンガリー弦楽四重奏団のVOX盤を発見)年代から信じられぬほどの良好な音質、雰囲気濃密甘美な、妖しい風情に痺れました。歴史的録音も(ものによっては)時によろしいものですね。

では、行ってきます。


2014年9月某日/再出発仕切り直しの日々

点鼻薬と去痰薬はそれなり効いて、対処療法としてはOK、しかし抜本要因はなんでしょう。夏に悪化したのは、やはり収納のカビかな?久々にちゃんと眠れた感じ。全米準優勝の錦織に一億円のボーナスねぇ、剛毅なもんだ。応援の松岡ぎっくり腰のネットニュースには笑えました。今月一区切りのオークションCD(残品整理)は一週間経って(予想通り)ボウズ状態。女房殿は昨夜、大阪より帰ってまいりました。てっきり明日かと思っておりました。

昨夜頑張って”重い”のを聴いたけど、今朝はスッキリ軽快な音楽所望。HUNGAROTON HRC066L.Mozart おもちゃの交響曲ト長調(オリジナルはカッサシオン ト長調より)/ディヴェルティメント ヘ長調 「音楽の橇(そり)の旅」(F.T. Cursch-Buhren編6曲抜粋)/Mozart バレエ音楽「レ・プティ・リアン」 K. 299b/Anh. 10 (10曲)〜ヤーノシュ・ローラ/フランツ・リスト室内管弦楽団/Sussmayr(ジュスマイヤー)カンタータ「命名祝日」〜ラースロ・チャーニ/ブダペスト交響楽団/ハンガリー放送少年合唱団+ソロ・・・アナログ録音だから1970年台の録音?(p)1987、HUNGAROTONのCDはSANYO製の逆輸入盤であります。父Mozart の2作品は、よく知られたおもちゃ大活躍!(コレ、数種聴いたけど皆趣向や音色が違うのがオモロい)「橇(そり)の旅」にも鞭とか鈴の効果音が入って愉しいもの。これが「レ・プティ・リアン」に至ると充実の桁が違う!演奏もちょっと根性入れた感じ。

弟子であるSussmayrって、こんな立派な作品(31分)書いていたんですね。師匠のテイストによく似て、少年合唱団の無垢な歌声を活かした、心洗われるような美しい作品でした。


2014年9月某日/再出発仕切り直しの日々

秋晴れ、昼間の気温は30度Cを超えるけれど、最低気温は20度C、朝のウォーキングは爽やかなもの。お仕事さておき、夜の歓送会呑み会も全然愉しめない、料理はたいしたものでもなく(格安居酒屋風情には非ず)酒もビール+焼酎をちょっぴり、どーせ日本酒は美味いのは出ないと予想したので。そんなことより、気分的に激盛り下がり状態継続して、昨夜は9時半頃帰宅して、音楽を聴く気にもなれません。あらゆる物欲が減退して、なんとなく鬱々状態〜きょうは耳鼻科に行きましょう。鼻炎の悪化を自覚しております。

錦織決勝ガンバレ!はさておき、継続する家庭内無線LAN不調、昨夜思い立ってルーターの位置を変更(半年ほど前の位置へ)、結果種々マシンへの接続は可能になりました。しかし無線プリンタはまったくアウト、初期化みたいなことはできんのか。(できそうな気もするけど)

EMI 5755262今朝気分を取り直して拝聴中。Debussy こどもの領分(Caplet編)/小組曲(Bu"sser編)/神聖な舞曲と世俗な舞曲(マリー・クレール・ジャメ(hp))/おもちゃ箱(Caplet編)〜ジャン・マルティノン/フランス国立管弦楽団(1973/74年)・・・音量はあまり大きくない、粋な音楽を聴きたい、というか、それしか受け付けぬ精神状態也。マルティノン(1910-1976)晩年の録音のひとつ。シカゴ時代は不調だったらしいけど、残された録音は立派なものばかり(Mahler はぱっとせんかったけど)、若い頃から馴染みの作品取り揃えて、情愛に充ちた「こどもの領分」(ピアノ・オリジナルのほうがやっぱり好き)、かつてアンセルメの演奏に陶然として夢見るような「小組曲」、古雅な気品にあふれる「舞曲」、ユーモラスな「おもちゃ箱」、どれも淡彩なニュアンス、デリケートであります。音質は充分な水準でしょう。

これより弁当作って出勤。

毎週火曜がお仕事の流れ上最大の山場、祝日があっても休めません。快調に作業進めて、連携部署との連絡不備による商品手配ミスも事前に発見、事なきを得ました。先週来ちょっぴり残した課題も本日無事クリア、明日でも間に合うお仕事を済ませ、定時職場出(といっても誰よりも早く出てきておりますから)、懸案だった耳鼻科へ。レントゲンを(半年ぶりに)診ても蓄膿症はなし、鼻の穴にカメラを通しても(例えば)できものみたいなものはなくて、キレいとのこと。原因不明だけど、なんらかのアレルギーじゃないか、との診立てでした。抗アレルギー剤は勘弁してね、とお願いしたら、点鼻薬+ムコダイン(去痰薬。しまった!ジェネリックを頼むべきであった)のみで一週間様子を見ることになりました。

なんせ睡眠不如意になるくらい、鼻が詰まって咽に痰が絡むからね。レントゲン+カメラと揃えば診療費はけっこう高いもんでっせ。

CCC 0001172CCC錦織は決勝戦無念の敗退、これといって見たいテレビドラマもないから、音楽でも聴きましょう。(しつこく)Brahms 交響曲第1番ハ短調/ハイドンの主題による変奏曲〜ギュンター・ヘルビッヒ/ベルリン交響楽団・・・各々(p)1978/(p)1979だから旧東ドイツ1970年代後半の録音か。ネットを探っても、情報はほとんどないけどちゃんと拝聴可能。とことんジミな鈍い響き、中庸なテンポ、飾りの少ない表現、カッコ良くないけど、いかにも(ド・シロウトが期待するところの重心の低い)独逸の響きでしょう。終楽章に焦点を当て、ここはアツく激しく、朗々と歌い、時に(ちょっぴり)走り、ホルンやオーボエの艶消しな響きも魅力的。ワタシのCD(CCC 0001172CCC)は強奏時に音がやや濁って雑然としているけど、オリジナル音源はどうなんでしょうか。クルト・ザンデルリンクは同じオーケストラで全集(1990年)を録音して著名、評価高いもの。

こちらヘルビッヒは4曲とも録音しているなんて、ほとんど知られていないでしょう。入手もう10年以上も前のこと、ワタシもすっかり失念しておりました。「ハイ・バリ」も同様のスタイルでした。これが現在の嗜好?そう問われると少々悩ましいけど。


2014年9月某日/再出発仕切り直しの日々

昨日より女房殿は大阪の母親の元へ。どこにも出掛ける意欲なし、オモロそうなテレビ番組もなし、音楽に集中できる気力にも欠け、なんとか、辛くも【♪ KechiKechi Classics ♪】 定例更新のみ、べつにどーということもないのに、この”やる気なし”状態の要因はなんでしょう。鼻炎の悪化は睡眠不如意を招いて、通院せんとなぁ、でも抗アレルギー剤の副作用は(自分には)キツくて、その辺りもちゃんと申告しないと。あまりに倦怠感が酷く、起きていられない状態になるんです。これから弁当作って出勤(この辺りは外食は難しいから)、夜はせっかくエエ人がスタッフ業務に来て下さったのに、ダンナの転勤で辞めてしまう女性の歓送会です。ここ最近、呑む気も全然高まらない。

無線LANの不調も要因かな?FONから出ている二つの電波、せキュリティの掛かった本丸電波とオープンのFree、肝心の前者が認識できなかったり、認識しても接続を確立できなかったり(主にLinux系OSを入れたマシン)・・・アンテナに接近すると大丈夫なことに気付きました。しかし無線プリンタは相変わらずアウト、USB接続で凌(しの)ぐしかない。それも”なんとなく不快”の一因かも。基本は世間や地域社会とのつながりが全然ない!やることがない、といった(ほぼ)隠遁隠棲生活故か。

今朝、拝聴中なのはBrahms ヴァイオリン協奏曲ニ長調〜ナタン・ミルシテイン(v)/ウィリアム・スタインバーグ/ピッツバーグ交響楽団(1953年)・・・8枚組にはフィストラーリとの1960年録音を収録(フィル・アップのBeethoven はなぜか1955年の旧録音)、ぜひ旧録音も聴いてみたかったもの。音質良好、モノラルである不利をほとんど感じさせない瑞々しさ。演奏はいつも通り端正に背筋が伸びてやや辛口、適正なテンポ、クールなリリシズムに溢れたもの。その程度の印象かなぁ、なんかスランプ。


2014年9月某日/再出発仕切り直しの日々

やや睡眠不如意、しかし体調悪くもなし。昨日は散髪にて短くスッキリした後、久々片道徒歩二十数分、大型温泉風浴場施設の電気風呂に寛(くつろ)ぎ、帰りに惣菜など購(あがな)って(珍しく。暑かったし)缶ビールなど美味しくいただきました。お気に入り2時間ドラマはネタ枯渇気味でも、May Jは久々カラオーケストラ登場、トーナメント戦勝利には溜飲を下げました(王者復活は誤り。敗れた相手と勝負していないから)。カラオーケストラ・マシンの点数評価と感動の質は別物、しかし、正確に歌うことによって楽曲の本質とか魅力がしっかり伝わるのも事実でしょう。子供はいくら歌が”巧く”ても、聴き手への情感を伝える点で(点数ともかく)まったく及ばない。彼女は両者バランス取れた稀有な歌い手です。もちろん別嬪はんやし。

ネット一部不調云々のせい?音楽を聴いても、書籍を数冊読んでも(テレビを見ても)全然スッキリ愉しくない〜ノーミソにドーパミン出ていない?自覚有。雨上がりの朝、環境よろしいご近所ウォーキング(散歩の水準)爽やかな空気を感じても、いまいちウキウキしない・・・華麗なる加齢のせい?原発問題の将来、7軒に1軒は空き家、アベちゃん一人勝ちに思い悩んでいる・・・のもウソじゃないけど、それはそれ、といった感じ。好きなもの、音楽、ノンフィクションの書籍(もっぱらBOOK・OFF100円書籍限定)、2時間ドラマ(ここ最近、ほんまにオモロいものが少ない)、美味しい和食、拉麺、皆安易に手に入るようになって、渇望感なくなりました。モノじゃないんだろうな、きっと。物欲はほんまに消えちゃいました。たった今現在、病に苦しんでいる方、経済的に不如意で悩んでいる方には不遜なオトコに見えることでしょう。

山本昌49歳の先発勝利!お見事。精進潔斎努力の賜物なのだろうな。錦織の快進撃(決勝進出)より共感ありますよ。

youtubeに笠井紀美子の「バイブレーション」(山下達郎。1977年「Tokyo Special」より)有、ちょうど自分が学生時代。カッコええなぁ、ベースラインもリズムも最高。もちろん気怠い歌も。「Very Special Moment」(横倉裕)も大好きだったけど、もうほぼ40年前の記憶でしかない。CD買おうかなぁ、なんか後ろ向きっぽいけど。

保坂隆「医者が考える『見事』な最後の迎え方」(角川ONEテーマ新書)・・・含蓄深いけど、期待した内容に非ず、やや精神訓話的?医者ならではの切り口とか豊富な経験をもっとリアルに語って欲しかった。残念。萬田緑平「穏やかな死に医療はいらない」(朝日新書)・・・外科医から終末医療の専門医へ。一連の近藤さんの著作内容につながる、かえって寿命も、余命の質も悪化させてしまう、現在の濃厚治療に警鐘を鳴らしております。じゃぶじゃぶと点滴を打たれ、胃瘻で喰いもんをぶち込まれ、意識は薄れても苦しみ、シモは垂れ流し・・・自分の口から食べられなくなったら、水分を欲しがらなくなったら、自然な枯れるような最期を迎えられる・・・北海道の親父もぼちぼちだし、自分もこういった書籍に感銘を受けたものです。「死を認めれば、死は苦しくなく、むしろ少し長く生きられる。死を認めなければ、死は苦しく、命は短くなる」

中村向樹「奇跡の人々〜脳障害を乗り越えて」(新潮文庫)・・・素晴らしい内容、問題意識。但し、第1部「知られざる現実」第2部「脳障害を乗り越えて」前後半で取り上げる内容切り口はガラリ変わります。前半は交通事故などで(医療技術の発達により)生命は存(ながら)えても、身体能力をほとんど失って、それでも自立する人々の感動的な姿。これもOA機器の発達の成果でしょう。植物状態(自発呼吸有)と宣告され放置(現在の医療制度では邪魔者!?)、しかし、実際は意識は鮮明であったこと、それに対するリハビリ、回復も始まっていること。高次脳機能障害に対する社会の無理解、情けなくなるほどの事故保証(身体は治ったんだから、と)。

後半は”なにごとも形から入る”日本に多く存在する高額医療機器(CTなど)その償却のため?生み出された「脳ドック」〜放置して発生するトラブルより、(強迫の結果?追い込まれ)手術を強行して発生する生命の危機、種々身体機能の喪失可能性のほうがずっと多い〜だいたいこんなことをやっているのは世界で日本くらい(それで成果を上げているのならともかく)。いずれ、自分の生き方居住まいを見直すべき、手応えある一冊でした。*この文庫、ネットで探せません(p)2006

林望「節約の王道」(日経プレミアシリーズ)〜林望(リンボウ)先生の著作は大好き!文書のリズム、わかりやすさ出色。ノウハウは一杯出てくるけど、それは哲学の事例として、読み手が各々具体化したらよろしいでしょう(自分はほとんど実践している!つもり)。実例の引き方がいかにも粋、ウィット、ユーモアに富んだもの。一点豪華主義、ポルシェ貧乏、英国の裕福紳士はミニクーパーに乗っているとか。レビューには一部「節約する必要のない人の著作」との声有。

OVCL-51いまいち集中できていない音楽の件。Mahler 交響曲第6番イ短調 〜ウラディミール・アシュケナージ/チェコ・フィル(2001年)・・・アシュケナージがチェコ・フィルの首席?(1996-2003)Mahler やるの?といったところ。CD一枚に収まるやや速めのテンポ、ややジミな味わい系オーケストラの音色を活かして、意外にもオーソドックな味わいは悪くない。音質も良好・・・その程度の印象です。

Bach ブランデンブルク協奏曲第1-6番全曲〜カール・ハース/ロンドン・バロック・アンサンブル(1952年)・・・LPは高価、リンク先のブログは既に更新停止しているから、いまのうちに音源入手することをお勧めします。Jean Pougnet, Georges Tessier, Emmanuel Hurwitz Anthony Pini, Frederick Riddle, Richard Adeney, Carl Dolmetsch and Sydney Sutcliff・・・当時の英国の名人たちが参加。音質はそれなり、良心的なもの。現在の耳には少々ノンビリしているけれど、未だ往年の巨匠が大掛かりなアンサンブルを以ってレパートリーとしていた頃、モダーンかつ小編成のスッキリとした響きを愉しめます。ソロの技術的な洗練は文句なし、後ろ向きでもない、資料的価値に留まらぬ立派な演奏でした。


2014年9月某日/再出発仕切り直しの日々

久々の秋晴れ、爽やかな風。昨夜は湿っぽく寝苦しくて閉口いたしました。本日は月一回の床屋さんに行きましょう。気懸かりな案件は”無線LAN不調”のみ、なんとか打開する方法はないものでしょうか。過去数回、似たような経験をしていて、ルーターを買い替えた記憶有〜動作不調だったものをオークション処分、苦情が来たことはないから、物理的な故障ではなかったのでしょう。

MDG 904 1699-6(しつこく連続聴き)Brahms ピアノ協奏協奏第1番ニ短調〜ハーディ・リットナー(p)/ヴェルナー・エールハルト/ラルテ・デル・モンド(2011年)・・・こんな新しい録音を聴くなんて、贅沢やのう。一年ほど前に一度だけ聴いて、その時期夏バテ体調最悪全然ぴん!と来なかったもの。1854年エラール製ピアノは作曲当時の楽器、エールハルトってコンチェルト・ケルンのメンバー(ヴァイオリン)だったそう。Brahms は古典的装いを纏いつつ、Beethoven に比べると音楽はフクザツ多様になって、しかも19-20世紀の大型管弦楽(演奏会場)の効果刷り込みの影響大。ジョン・エリット・ガーディナーによる新鮮極まりない交響曲が登場したけど、まだまだ”作曲当時のスタイル”は定着したとは言い難いでしょう。ワタシも一年前、なんやビンボー臭いサウンドやなぁ、なんて感じたもの。

この作品冒頭の管弦楽の強圧的ラッシュ!というのは、近現代オーケストラの産物だったのでしょう。オーケストラのマイルドな響き、そしてジミなピアノの音色は素朴であり、これがオリジナルの世界と類推できます。交響曲より室内楽、ピアノ独奏作品に親密を感じるのは、演奏スタイルの印象もあったのでしょう。巨魁なイメージを持っていたニ短調協奏曲イメージ一新!細部埋もれがちな内声部旋律も浮き上がって、柔らかいBrahms は新鮮そのもの。

EJ-06WZBach フーガの技法 BWV1080〜ヨージェフ・エトヴェシュ(g)(2002年)・・・この間オルガン(ヘルムート・ヴァルヒャ)、ピアノ(タチアナ・ニコラエーワ)、弦楽四重奏(ラウテンバッヒャー(v)など参加したベルアルテ・アンサンブル)、自在にジャズ参入するもの(ヘリベルト・ブロイヤー(or)/ベルリン・バッハ・アカデミー)など種々聴いてきて、時にCD一枚に収まらぬ長大な世界を厭きもせず愉しんでおります。これは変則チューニング8弦ギター2本(各々bassとalto/tenorとsoprano)による多重録音らしい。楽譜はオリジナルに忠実とのこと。フツウ、ギターのみ90分ほど続けて延々聴けまへんで、これがギター特有のとつとつと語るように親密な音色、千変万化する微妙なリズム、シンプルな旋律の変容、絡み合いが続いて、聴き手に静かな集中力を強要します。一度聴き始めると中断不可、ラストついにB -A-C-H旋律登場するコントラプンクトゥス14(未完/中断)は万感胸に迫ります。(但しこのあとAppendix付録コントラプンクトゥス13/2種収録)


2014年9月某日/再出発仕切り直しの日々

時ならぬ梅雨風情に洗濯物も室内干し生乾き状態。FONルーター無線LAN不調、電源とLANケーブル両方抜いて、ボタンを押しつつ電源入れ30秒=初期化?とやら実施してみて、女房殿マシン(DELL赤7=家庭内最速)、eMachines E732Z(7)、ACER Aspire AS5750(8.1)は無事ネット接続、ドスタブ(なんちゃってNEXUS7)もOK、ところが小さいACER AspireOne A150(Zolin lite)はとうとう接続ならず(電波は認識している)試しにubuntuディスク起動掛けてみても同様です。そして、コトの始まりである無線プリンタ(HP)はとうとう使用不可(FONの電波を認識していない)、しかたがないので当面有線で使うことにしました。ま、皆ノートですから。

こうしてなんとかネットにつながっているから、さほどに悩んでいないけど、一台使用不可、プリンタ不如意というのもストレスでんな。無線プリンタってけっこう扱い難しいもの。昨年前機種(CANON有線iP3500)7年頑張って寿命を迎え、新たに入手したもの(HP-DESKJET3520/3600円)無線設定が上手くいかず(チップ付き互換インクも認識せず/ネット処分)、現在のもの(HP B110a)に替えたんだっけ。未だ1年でっせ、替えのインクも残っていてなんとか使い続けるつもり。

TOCE-13173昨日は昼から社用車にて外出商談有。運転すると眠くなる癖有、時々休憩しつつ往復音楽を聴いておりました。Brahms ピアノ協奏曲第1番ニ短調/第2番 変ロ長調〜ダニエル・バレンボイム(p)/ジョン・バルビローリ/ニュー・フィルハーモニア管弦楽団(1967年)・・・現在自宅にて再聴して音質にはちょっぴり不満有(やや薄い、軽い)しかし、ほとんど理想的な好みの演奏と自覚いたしました。遅めのテンポ、バルビローリの慈しみ、舐め回すように入念な描き込み絶品!彼の個性はオーケストラが変わっても、軸はぶれない。バレンボイム当時25歳、技巧前面バリバリ弾くスタイルに非ず、技術のキレはさほどでもないけれど、リリシズムに溢れ、ニュアンスに富んで躊躇いがちな”揺れ”はバルビローリの影響を受けたものでしょう。聴いていて切なくなるほど。ネットにて検索してみたけど、現在入手難?(ぼちぼちバルビローリ・ボックスみたいのが出ることでしょう)後年メータとの再録音も聴いてみたいもの(そちらいっそう入手難かも)。

PHCP-11063〜6Brahms 交響曲第2番ニ長調/悲劇的序曲〜ベルナルト・ハイティンク/ボストン交響楽団(1990年)・・・最近食傷気味にBrahms 連続拝聴、しかしこんな素晴らしい出会いがあるのだな。いくらクレンペラーが立派でも1950年台の録音、こちら目の醒めるようなクリアな音質、この人はオーケストラの個性を素直に、無理なく引き出す天才であります。コンセルトヘボウやドレスデンと並んで、ボストン交響楽団との相性はよろしかったのでしょう。上品、クール、洗練されたサウンドやなぁ、こちらも細部ニュアンス入念なる描き込み(陰影も深い)つつ、恣意性を殆ど感じさせない中庸、自然な流れにほっといたします。威圧とか強面、強要無縁、ぼんやり聴いていると淡々と流れて、聴き手はそのまま流されているような安心感有。この人はいつも”弱音でもテンションが落ちない”んです。ボリュームを下げて聴いても、しっかり音量上げても印象はそう変わらない。昨夜、今朝、連続しても感動の質に変化はなし。フィル・アップの「悲劇的序曲」は馴染みでも、こんなに感銘を受けたのは初めて。

Brahms のヴェリ・ベストはギュンター・ヴァントの厳しく構築された演奏(1982-85年)と思ってきたけれど、ハイティンクの呼吸と懐の深さに新たな感銘を受け取りました。これは全曲ちゃんと聴きたいもの。(コンセルトヘボウの旧録音、ロンドン交響楽団との新録音も)

では、行ってきます。

いろいろ小さな瑕疵は連続、それでも毎日妙に順調というか意外と充実しております。本日も昼から社用車にて外出商談、昼から滅多矢鱈と気温が上がって、湿度は高いし不快極まって+運転すると眠いんです・・・危ういから、時々コンビニなど寄って涼んでおりました。運転中の選曲大失敗!Stravinsky バレエ音楽「アポロ」(ロンドン交響楽団1995年)/「アゴン」(聖ルカ管弦楽団1992年)/「オルフェウス」(ロンドン交響楽団1995年)〜ロバート・クラフト・・・お気に入り作品、もちろん演奏もCooooL!だったはずなのに、体調不良というか気分不快、運転中に相応しくない音楽でした。

帰宅して、無線LAN修復トライヤル。つながらないのは無線プリンタとAspireOne(ZolinでもUbuntuでも同じ)、もしかしたらマシンそのものの不調?試しにAspire AS5750(6gb)をZolinディスク起動させてみたけど、状況変わらず(電波を認識するがつながらない)。つまりLinux系OSがあかんのかも。ドスタブ(NEXUS7改)は、なぜか以前よりネット認識順調です。

職場のエルゴノミクス無線マウスが逝去・・・うんともすんとも〜単なる電池切れでした。


2014年9月某日/再出発仕切り直しの日々

朝晩涼しく、夜も良く眠れます。どんより曇って本日も昼から雨らしいのは、連日のこと。昨日朝、無線LAN不調修復してから、プリンターが接続不可〜現在も修復できません。AspireOne(ZolinOS)も接続不可に〜原因不明、印刷できぬのはとても困ります。メインに使用しているノートパソコン2台も時に接続不調に・・・この辺りのクリア(設定やり直し)が当面の課題になって、トラブルもヒマな毎日への刺激と考えましょう。今朝、朝日新聞に”掲載拒否”の話題で持ちきりの池上コラム掲載されました。”朝日叩き”満載の週刊誌宣伝も載っていたな。誤報は新聞の生命線のひとつ、徹底的に内部反省をするしかないでしょう。こんなミスが、ことの本質を誤った方向に導く(世論誘導する)のが怖い・・・お仕事は連日順調と自覚しております。取引先担当との関係、自分の担当実務への習熟、職場内での立ち位置、残り少ないサラリーマン人生なのに一年半も掛かるとは。

昨夜、4年程前に作った某自主CDに一部ファイル不良有、元音源は探せず(おそらくサイト閉鎖)修復できなかったもの、とうとう同一音源を発見して再作成出来。しょーもないヲタク咄だけど、とても嬉しい。今月ひと区切り店仕舞い予定CDオークションは、かつて売れ残ったものを再出品、ま、ひと通り出してみようかな、と。昨日一件、落札ありました。

Chandos CHAN9861Glinka ホタ・アラゴネーサによる華麗な奇想曲「スペイン風序曲第1番」/序曲 ニ長調/マドリードの夏の夜の思い出/2つのロシアの主題による交響曲/カマリンスカヤ/歌劇「ルスランとリュドミラ」作品5〜序曲/舞曲 /第3幕 March of Chernomor/幻想的ワルツ ロ短調〜ヴァシリー・シナイスキー/BBCフィル(2000年)・・・グリンカ(1804-1857)の音楽をまとめたCDは意外と少なくて貴重、2曲含まれたサミュエル・フリードマン盤は処分済。寒い露西亜では伊太利亜とか西班牙とか、暖かそうな国への憧れってあるんでしょうか。半分ほど初耳作品、カスタネットも活躍する「ホタ・アラゴネーサ」やら「ルスラン」序曲は有名でしょう。その他の作品も魅力的。シナイスキー(1947-)は世代的に露西亜の中堅といったところか、洗練され、手堅い演奏ぶり。音質もよろしく、BBCフィルも(例の如く)アンサンブルは整って上々です。

作品の姿をしっかり知る、という意味で合格点。しかし、妙に無味無臭というか、露西亜もんに期待するアクとか臭み、豪快さに欠けるような気もします。んな贅沢言っちゃ叱られるかも。


2014年9月某日/再出発仕切り直しの日々

昨日東京本丸より九州時代の後輩(現在それなりエラいさん)来訪、上司とともに呑んで遅くなりました。酒にはすっかり弱くなった自覚有(太り過ぎのせいかあまり体調もよろしくない)+若き日の悪行を思い出して(後悔、反省に非ず)、ヘンな夢を見ました。今朝、ネットがつながらず30分ほど四苦八苦、結局ルーター再起動させて解決、昨夜音楽を聴いていないから「音楽日誌」ネタもないけれど、細々と継続しているCDオークションに一件入札有終了連絡があったことが気が掛かり〜ようやく連絡できました。

今朝、聴きつつあるのは、Brahms ピアノ協奏曲第1番ニ短調〜ガブリエラ・モンテーロ(p)/エイヴィン・グルベルク・イェンセン/北ドイツ放送フィル(ハノーファー)・・・なんと今年2014年2月13日のライヴ、ネット音源。この人が現在の首席なのですね(ノルウェイの人。前任が大植英次)。モンテーロはヴェネズエラ出身亜米利加の別嬪ピアニストとのこと。この作品は冒頭のオーケストラから強圧的というか、ソロもそれに思わず引きこまれ壮大強大に演ってしまうことも・・・モンテーロのタッチは優しく、柔らかく、優雅、おそらくはスタインウエイではない?強靭な切れ味に非ず滋味深い音色であります。(今朝はここ迄)


2014年9月某日/再出発仕切り直しの日々

体感が狂っているのか、最高気温32度Cは充分暑いのに、朝晩の涼しさにすっかり秋を実感します。昨夜もしとしと雨、日照不足に野菜類も高騰継続中。昨日、北海道に電話してみたら、親父(89歳)の前立腺がんが悪化しているとのこと。医者はムリして手術は勧めないと言っているらしい。エエ医者やで、手術に耐えうる年齢、抗癌剤の副作用(というか、体調悪くなる=健全な細胞を壊すのが主作用、副作用で癌が縮小する可能性もある、というのが先輩の言)を考慮すれば、食欲旺盛、ノーミソもしっかりしているんだから、そのままでゆっくりすれば良いでしょう。足腰は弱っても、現状充分動けるし。生真面目な兄には話していないとのこと。高級官僚天下りの秀才は手術を勧めるのだろうな。

正月は北海道にいかんとあかんかなぁ、親父の顔をしっかり見ておかないと。

ヤフオクのプレミアム会員費用無料サービス(ネット環境契約の副産物)期間は今月一杯とのこと。大物小物、気になったCDはほとんど処分したから、もうエエかな?自主CDも含め、日常拝聴する音楽に不足なし。いつもまでも昔の音源に固執しても〜なんて思っていたら、パブリック・ドメインに至って自由自在に拝聴可能になりました。新しい音源、珍しい音源はネットから調達可能、便利な時代になりましたよ。

なにかを得た分だけ、なにかを失う。それはなになのか、誰もわからない
って、誰の言葉でしたっけ。

”ちょろ聴き”克服シリーズ。SONY 88697553562先月聴いたR.Strauss 交響詩「ドン・キホーテ」/Scho"nberg チェロ協奏曲ニ長調〜小澤征爾/ボストン交響楽団/ヨー・ヨー・マ(vc)(1984年)・・・小澤征爾49歳、ヨー・ヨー・マ29歳。鮮明な音質、キレ味充分なソロの技巧、息詰まるような細部緻密な描き込み、ていねい神経質な仕上げ、メリハリもあって美しく洗練されたオーケストラ〜ライヴではまた印象が異なるのかも知れぬが、ぼちぼち音楽が流れない、暗いといった個性が顔を出しつつあります。豪快とかユーモラスな要素は微塵も存在しない。熱気とかノリにもやや疎遠だけど、これはこれで完成度の高い、個性的な「ドン・キホーテ」であります。

Matthias Gerge Muffat17-1750)のチェンバロ作品から再編したチェロ協奏曲は、彼らの上記個性が存分に発揮され、親しみやすい古典的旋律+異様なスケール色彩に彩られました。 こちら文句なし。

今朝拝聴しているのはHaenssler cd93.040 2枚組オークションにて総経費込810円Wagner 楽劇「ニーベルングの指環」〜管弦楽抜粋〜エーリヒ・ラインスドルフ/南西ドイツ放送交響楽団(1984年)・・・「ヴァルキューレの騎行」から始まって、「ジークフリート」からはちょっぴり、あと大部分は「神々の黄昏」から著名なる「ラインへの旅立ち」「葬送行進曲」そして終曲へと続く48:31〜Wagnerはやはり歌が入っていないと!といったところ。子供の頃から主旋律(ライトモティーフ Leitmotiv というのか)に馴染んで、全曲馴染みといえば馴染み、しかしオリジナルの感銘は蘇りません。時々(それこそ)ちょろ聴きするけどね。ラインスドルフ(1912-1993)晩年の録音はバランス感覚溢れてクール、悪くないけど熱気とか情熱、色気に不足するかな、といった感想でした。


2014年9月某日/再出発仕切り直しの日々

カレンダーめくったら2014年もあと4枚残すのみ。光陰矢の如し、こんな陳腐な言葉を思わず使いたくなって日々の流れは快速です。今週末休みは当面、思い悩むこともなく、まるまる無為無策どこにも出掛けずぼんやり〜外出は朝のウォーキングのみ+日曜夜ご近所お気に入り和食屋さんに行ったくらい(季節の野菜煮物が薄味絶品)。書籍は数冊読んで感慨あったもの有、印象忘れぬうちに言及したい・・・そう思いつつ、ムダに時間を過ごしておりました。

NAXOS 8.573016Mussorgsky(Breiner編)組曲「展覧会の絵」/死の歌と踊り/子供部屋〜ピーター・ブレイナー/ニュージーランド交響楽団(2012年)・・・Ravel 版先頭にストコフスキーやら、レナード・スラットキン盤のオモロい編曲、もちろん原曲も含め、種々愉しんできたけれど、また凄いのが出ましたね。ブレイナーはNAXOSにて編曲もの専門みたいな印象だけど、活動の実体は?Ravel の影響をまったく受けず、大編成オーケストラ+打楽器を多彩に活用して、ほとんど冒険活劇映画音楽に至る華やかな世界であります。オーケストラもけっこう上手いんだな、音質も極上。残り2曲は正直なところ”オリジナルのほうが・・・”的感想、いずれもうちょっと聴き込みましょう。全然話題になっていないのが不思議、指揮者(編曲者)の知名度、オーケストラの評価の低さの反映かな?

今朝、Beethoven 交響曲第4番変ロ長調/交響曲第5番ハ短調〜クリスチャン・ティーレマン/ウィーン・フィル(2009年ライヴ)・・・再聴。この間再聴して好感を持ったレイボヴィッツとの比較、ちょろ聴きして次、みたいな音楽への接し方を反省しての連続再聴であります。基本古楽器の粗野素朴な響きを好み、現代楽器もレイボヴィッツの”新しすぎる”快速演奏系に嗜好はあるけれど、”現代現役の姿”(先祖帰り指向)をしっかり確認したいといった趣旨であります。堂々と恰幅の良い余裕の表現、テンポのタメ、間(Agogik)は誰にもマネのできぬフルトヴェングラーの影響顕著、賛否好悪を分かっているみたい。

ワタシはわかりやすさ見通しの良さ、表現の方向の結果出現した音楽は意外と”重苦しくない、激情に非ず”といった結果になって、自然なライヴ音質に好感を持っております。(ここで時間切れ)

【♪ KechiKechi Classics ♪】

●愉しく、とことん味わって音楽を●
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written by wabisuke hayashi


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