再び、更に再び
「ひたすら流れてきた音楽に感謝」


 NETの世界は不思議なもので、わずか10歳の頃から「隠れ切支丹」(クラシック音楽界の)として生きてきたのに、人生もとっくに折り開始地点を過ぎた中年世代となって、たくさんの音楽系お友達ができました。これぞ21世紀のマジックでしょうか。世間では「出会い系サイト」殺人、な〜んてオソロしいことが発生しているみたいで、それだけ人間というのは「出会い」「お友達」を求めている、ということでしょうか。

 ワタシのサイトに結集される方々はなぜか中年男性同世代の比率が高く、ま、NETの世界って世代・性別など関係ないはずだけれど、これは見事にそうなっていて、結果「中年男性出会い系サイト」化(べつにそう宣伝しているわけではないが。なんやら中年太り〜やや無髪系〜の、脂ぎったオヤジの集会所を連想させていけない。おぞましい)しております。これはなにを意味するのかっ!(・・・リキまんでヨロシ)

 例えば「容姿端麗」問題。身綺麗にすることは基本だけれど、若いというのはそれだけで美しい(男女問わず。これは日本人の感性か?)と思うが、容姿にはその人が過ごしてきた生活が刻まれるのは紛れもない事実。NETって、例えばサイト上の執筆文書でも、メールでも、BBSの書き込みでも、(いくら気取っても)そのうち書き手の様子が見えてくるもんです。

 で、ここ数年、「じゃお酒でも」も出張の時なんかに待ち合わせするでしょ?これがピタリ!NET上の印象と一致します。「容姿」が生き方の集積であるならば、NET上には「容姿」も表現されることになります。「う〜む、この人、けっこうひょうきんで微妙な味わい系中年」と文書上から想像していると、その通りだし、「硬派で真面目。絶滅寸前の愛すべきガンコ系中年」というのもほぼ外さない。(へへへ、だれのことでしょう?)

 じゃ、一番このサイト上で露出度が高いワタシはどうなるの?と、いう人様の評価がじつにコワい。「あくまでサイト上のお付き合いにして欲しい。実物はかなり危ういはず」「すぐ切れるカルシウム不足系中年」なんて、そんな感じか?ワタシは自分のサイトをNET上で確認したりしない(だって、自分のパソコンに入っているから)が、タマに表示確認で覗くと驚くべきアクセスとなっていて、嬉しいやら、不思議な気持やら、で、人様の評価は訊いてみたいもの。

 さて、話しの枕はここまで。「近況」は「腹立日記」状態連続です。仕事上の自分の情けなさ、タマに覗く他の音楽サイトでの素晴らしきレヴューと、自分のコメントの愕然とする水準の差異に。更に更に(自分のことは棚に上げて)他人のBBS書き込み、HPそのものの文書表現に。


 例を挙げましょう。Vivaldiの「四季」ってご存知でしょ?これは作品8の1〜4なんです。「和声と創意への試み」作品8は、あと5〜12迄8曲残っていて、知名度は低いが、それだけにいっそう新鮮です。もちろん名曲。でも、CDは少ないんですよ。残念ながら。で、それに関する書き込みが某サイトにありました。

 ようはするに「初めて聴いた。知名度が劣るだけあって、まったくツマらない。四季に対して一段落ちる音楽」(そのまま引用できず。趣旨のみ)〜愕然とし、猛然とハラが立ちましたね。どこをどう聴けばそんな結論になるのか。「好き、嫌い」は良いんですよ。でも「四季」(作品8の1〜4)は名曲と評価しているんでしょ?だったら「5〜12」だって同系統の音楽だし、ようはするにちゃんと聴けていないんですよ。

 試しにバンファルヴィ/ブダペスト・ストリング(NAXOS 8.550189)を聴いてみてくださいね。(コメントが稚拙で書き換え必要だけれど。コレ演奏録音とも素晴らしい)この躍動する音楽の歓びを、ぜひ皆様に伝えたい。「一段落ちる?」〜表へ出ろ!(裏から逃げるから)貴方は全知万能の音楽を評価する立場なのか?なんの権利があって、そんな乱暴な評価が出来るのか?

 ワタシには苦手とする音楽が沢山あって、Beethoven 辺りが代表例だけれど、「これはワタシの克服すべき課題」と考えております。およそ知名度のある音楽は「いずれ魅力を発見する努力を怠らない」ことを心がけております。逆に「知名度がまったくない作品」も同様〜「コレに感動できたら、大儲け!」と。

 演奏家に対する評価も同様。上記「作品8の5〜12一段落ちる説」論者は、某有名指揮者に(ヨロシからぬ)コメントの後、「そもそもそんな指揮者を聴く時間さえもったいないので、聴いていない」〜おいおい、聴いていないでどうしてそんなコメントできるの?〜表へ出ろ!(裏から逃げるから)

 万物は流転し、音楽芸術は(かなり)常に相対的な評価が伴うものでしょう。ワタシはレコード芸術誌を小学生から愛読し、数年前から購読を止めました(立ち読みのみ)。その「推薦」評価のコロコロ変わるのには(ずっと)閉口し、有名評論家氏は一切信じない体質を作っていただきました。

 今なら、演奏スタイルの流行廃れ、戦前の大昔録音解釈の復権など、冷静に見られるようになりました。ま、代表例が古楽器系演奏家の黎明期でしょうか。また、絶対評価の高い(例;フルトヴェングラー)指揮者、演奏家でも、得意不得意、好不調の波はあるでしょ?ましてや録音だから、音質状態の良し悪しも印象に影響します。

 ワタシにも嫌いな(苦手とする)演奏家は存在します。作曲家も然り。でも、安かったら買う。そしてまず音楽を聴く。「ひたすら流れてきた音楽に感謝」する気持は忘れない。な〜に先入観バリバリで聴くことも多いですよ。でも、「これ、予想よりツマらん演奏だったな」とか、その逆とか。

 だって、音楽が好きで聴いているんでしょ?「苦手」って、痛い注射とか、ナマの青汁飲む訳じゃないでしょ?とんでもない「大馬鹿野郎」ヘロ演奏にぶち当たっても、好きな音楽じゃないですか。その原点は忘れんようにしたい!〜ってな、近況、ご容赦。まだしばらく暑いですね。(2002年9月1日)



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written by wabisuke hayashi