夏休み「中国地方一周の旅」


 行ってきました、家族旅行。いや、たいへんでした。疲れました。今回は車だったので。ま、けっこう楽しみましたが。

 なんの因果か、岡山に住んで、中四国地方でお仕事をするようになって3年目。このまま一生この辺りに住まいするようになるとは思えないが、縁あるうちにこの地方各地を見聞しておくのはこれからの息子の人生にとっても重要と考えました。昨年は高知、今年GWは松山と四国方面だったので、今回は島根・山口を攻めてみました。

 2001年8月16日(木)〜18日(土)。岡山発〜津山経由〜米子(鳥取県)〜松江温泉(島根県。ここで一泊)〜出雲大社(参拝)〜浜田〜益田〜津和野〜山口(湯田温泉泊)〜尾道(ラーメン)〜岡山帰着。総計800km以上。


 フツウ岡山インターから高速に乗るんでしょうが、何度も途中まではドライブしている旭川沿いの一般道を北上して津山まで。ここで高速(院庄から)に乗るつもりが、道を間違って一歩手前の津山インターから中国道へ。ま、急ぐ旅じゃないので、かまわないんです。相変わらず快晴。

 落合ジャンクションから米子自動車道へ。ここ2年ほど高速道路では運転していなくて、冷や冷やもんでした。わが車はDOHCのターボ付(燃費もの凄く悪い)だけれど、ほかのドライバーはよく飛ばすこと。負けます。蒜山SAで休憩しようと思っていたら、摺鉢山トンネル(?だったと思う)に入るところで、前の車がスピード・ダウン。そして停止。ここ対面通行で、なぜか向こうからも車も来ない。

 すると10台くらい前で白煙が上がっているじゃないですか。事故ですね。一時間くらい足止め食って、その間にパトカーやら救急車とやらが来た後、ようやく動き出したら、事故車が見えました。どうも、対抗車線から突っ込んだみたいで、一台は大破、あと2台巻き込まれてました。10台分前を走っていたら、ワタシがやられていたかもしれません。嗚呼、怖。(女房に写真撮っとけ、と言ったら「いや」と拒否)

 蒜山SAはなんということもなくて、食ったソバも美味くはないのはいつも通り。(独占体質は企業努力を失わせる)高速を降りたら、大山がとても美しい。大山。夏の空も美しい。松江まで「山陰道」とかいう立派な有料道路ができているが、急がないし、まわりの景色なんかも楽しみたいので、9号線を西進。右手にときどき中海を見ながら、渋滞もないし、快調です。暑いが、エアコンが存分に効いていますので。

 息子をナビゲーターにしながら、宍道湖手前を右折、対岸に出ると松江温泉でした。ま、松江はしっとりとした歴史を感じさせる良い街ですね。松江温泉はまだ歴史が新しいせいか、ホテルが新しくて気持ちが良いし、なにより宍道湖畔の景色が最高なんです。(と、女房息子もご満悦)ホテルから宍道湖絶景インターネットで「ホテル一畑」、というところを予約したんですが、じゅうぶん清潔で豪華でした。

 ホテルに到着したのがPM3:00くらいだったので、お堀めぐりもしてきましたよ。(いっしょの船に乗った小さい男の子が大喜びで可愛らしい)お堀巡り。けっこう楽しめます。30分くらいか。土産はネーミングが気に入って「どじょうすくい饅頭」で。

 ひとり一泊2食付で10,000円。消費税やら、入湯税とか、少々ビール・ジュースなど飲んでひとり+2,000円弱程度か。夕食は驚くほど豪華で、多種多彩。天ぷらは食堂の屋台みたいなところで、別枠で揚げたて・アツアツをいただけるんです。季節外れではあるが、カニも嬉しかったし、刺身の鮮度もきわめて良好。卓上の(ありがちの)寄せ鍋も絶品のダシ。


 「いびきで眠れなかった」と息子がぶつくさ言いながら、翌日湖北沿いに出雲大社へ。ここは、伝説だった「日本一高い建設物」(もちろん創建当時)、の実在性を証明する「柱の遺跡」が出土したので、ぜひ見ておきたかったところ。(本殿のまん前にありました)出雲大社の昔の柱。これは実物大の模型息子が、えらくしおらしくお参りしていたのは、再来年に迫った大学受験を念頭に置いているのでしょうか。(でも出雲大社は縁結びの神様だよ)

 9号線を延々西進。途中「キララ多伎」という「道の駅」(だったのかな?)で、あまりの海の美しさに途中下車しました。ここ海水浴場にもなっていて、できればゆっくりしたかったが、そういうわけにもいかず、車は進む。当たり前の話しだけれど、どこへ行っても人の暮らしがあって、立派なショッピングセンターができているのには驚くばかり。(浜田のショッピングセンターで昼食)キララ多伎の浜辺。沢山の人々が泳いでいました。

 益田から海岸を離れて山中へ。目指すのは山口だけれど、途中、津和野にちょっと寄り道。ここは10年程前に来ているんです。でも、こんな山中を(温泉もないのに)集客力のある観光地にしてしまう実力というか、努力には学ぶべき点も多い。(でも、今回は実際上通り過ぎただけ)この先、リンゴが採れるんですね。

 山口はいつも出張で行っているし、湯田温泉にはそんなに魅力は感じていないんです。到着したのが6時頃なのでどこも見物せず。できたばかりのスーパーホテル(一切のムダを省いた激安ホテル)に予約していて、お隣の温泉(これも新築)に100円で入れるんです。部屋にはもちろん電話(いまどき皆、携帯ですもんね)も、冷蔵庫もなし、という徹底ぶり。テレビはあったが。

 夕飯は当然外で、「居酒屋兆次」という、失礼ながらあまり美しくない、いかにもワタシ好みの煮しまったような飲み屋で、煮込みやらホルモンやら刺身やら、とにかく何を食っても美味くて安い!って、もろキュウだって、キュウリが新鮮なんです。ワタシはひさびさ、キツい泡盛を飲んでしまって、9時過ぎに眠ってしまいましたね。(「ジュラシック・パーク」は冒頭しか見ていない)


 最終日、山口から一気に岡山まで戻らなくちゃいけないんです。女房と激しい運転の譲り合いをしつつ、山陽道を東進。でも、高速ってツマらないですね。数回SAで休憩しつつ、12時前には尾道まで到着しちゃうんです。ここで高速を降りて、ウワサにきく「尾道ラーメン」を初賞味。偶然に雑誌にも良く出ている有名(らしい)店を見つけました。

 ま、岡山ではラーメンには苦しめられてるので、おいしくいただきましたよ。スッキリとして、コクのあるしょうゆ味はなかなかでした。但し、弾力の少ないカタめのストレート・やや太麺は好みではない。(やはりツルツル・シコシコの縮れ麺でしょう〜これは北海道か?)

 このあとは国道2号線を、岡山までまっすぐ。途中、一部渋滞があったり、トイレ休憩をしたりしながらもPM2:30には無事帰宅しました。グッタリと疲れ、息子は即昼寝。ワタシも転寝。・・・・・これで、このエリアでは鳥取、徳島、を残すのみ。(ワタシは出張でなんども行っているが)そういえば、広島は家族で行っていないが、これは昔厳島神社で正月を過ごしたことがありました。あと、ワタシも行っていない四万十川方面に行ってみたいな。(2001年8月19日)


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written by wabisuke hayashi