2020年3月某日/●サラリーマン生活おまけの日々
昨日は終日雨だったらしいけれど、関係なし。
ただでさえ引き隠ることの多い週末休み、更に”在宅勤務”〜ネットがうまくつながらず、自宅のWifi環境ではセキュリティ・レベルが甘いのか?結局、東京本丸システム部局に伺ってなんとか解決しました。たしかにメールや種々業務用掲示板やらデータ更新は可能、しかし意外なものが”足りない”、例えば電卓はけっこう激しく日常使い、自宅にもあるけれど、キー配列が異なって使い物になりません(そう云えば若者は電卓をほとんど使えないことに気付きました)。前年の資料印刷物確認、もちろんムリ。スマホ鳴り放し!仕事中は当たり前だけど、自宅でしょ?午前中は種々データ更新締めの関係もあって、あっという間に過ぎ去って、それは昼休み時間中も継続。ケジメがないなぁ、昼からメールも電話も減って居眠りしておりました。新しい資料作成は外側の概要と基礎データを揃えたのみ。
日常コタツ上に使っているノートパソコンの外付けキーボート+マウスをそのまま流用したので、所作に違和感はありませんでした。(+テンキーも)あらかじめ狙いの必要書類を持ち帰ったら、遅滞なく日常業務をこなせると予測。いつもはひと声掛けて調整すべき職場の仲間とはメールのやり取りとなりました。次回は木曜、今週末事務所引っ越し、おそらくその後も”在宅勤務”は続くのでしょう。
新型コロナ・ウィルスにグローバリズムもIT化(なにがビッグ・データだよ)も太刀打ちできず、独裁政治も民主主義も、保守革新、右も左も関係なし、志村けんが亡くなったことに多くの国民はショックを受け、危機感を身近に捉えたみたいです。
夜、本来は危ういらしいスポーツクラブへ。日々参加者は減って、結果空間の余裕が生まれて、もちろんマットもマシンも都度アルコール消毒。全身マシントレーニングしっかり、とくに腹筋を重点として締め括りはステアマスター有酸素運動265kcal消化の結果、危険水域超え68.2kg→今朝の定例計量は67.4kg、今週中には66kg台に戻します。体調は万全です。花粉症以外。
Bach ブランデンブルク協奏曲第1番ヘ長調 BWV1046/第4番ト長調 BWV1049/第5番ニ長調 BWV1050/第6番 変ロ長調 BWV1051〜カール・ミュンヒンガー/シュトゥットガルト室内管弦楽団/ライハルト・バルヒェット(v)/アンドレ・ペパン(fl)/Grmaine Vaucher-Clere(cem)他(1949ー50年)・・・旧録音。ネットから入手した音源は各作品1ファイル、LP片面ずつなのでしょう。第2-3番が抜けているのは入手先サイトの都合です。音質まずまず、未だ時代は大柄大仰な分厚いスタイルの時代に、すっきりとした小編成は新鮮な存在だったのでしょう。Reinhold Barchet(1920ー1962独逸)はしっとり美しい極上のヴィヴラート・・・って、これも時代なんやなぁ。21世紀、ヴィヴィッドなリズム感に慣れた耳には隠微的、資料的な意味しかない。珍しい音源をネットに漁って、溜め込んで、そんなことに意味があるんでしょうか。
Mahler 交響曲第1番ニ長調(「花の章」付き)〜ロジャー・ノリントン/シュトゥットガルト放送交響楽団(2004年ライヴ)・・・自分の頭の硬さを再認識した演奏。独墺(亜米利加だって仏蘭西露西亜も)オーケストラ・サウンドは中低音の重心が基本。このふわふわとした腰のないサウンドはRoger Norrington(1934ー英国)の確信犯、彼(か)の優雅に美しい旋律表現もストンと素っ気ないもの。「花の章」は大好きだけど、これを第2楽章に据えて、他は通常版というのはノリントンらしからぬ中途半端じゃないか。いずれ、全曲聴き通すのがツラいほど薄味演奏に入り込めませんでした。
では、行ってきます。
2020年3月某日/●サラリーマン生活おまけの日々
一雨ごとに春のぬくもり・・・この季節特有の気分の晴れやかさはありません。
新しい一週間の始まり。いよいよノートパソコン+スマホによる”在宅勤務”初体験、否応なく、仕方がなく。そこそこにケータイでお仕事したことは幾度もありますよ。通勤時間「0」は未経験ゾーン、ちゃんと着替えて外に出て(いくら通勤時間が短くても)環境を変えてこその生活リズムのケジメ、キモチの切り替え、本来寛ぐべき自宅にお仕事集中できるか、自己管理能力が問われます。なんや中途半端な気分でっせ。
昨日日曜はどーも熱っぽくて、珍しく首周りも凝って、洟水も(継続中)・・・もしかして???! 〜念のため熱を計ったら36.2度、平熱(以下)じゃん。いつもの花粉症+ちょっぴり風邪?みたいです。微妙にちょっぴりダルいけれど、食欲もあるし、味も匂いもちゃんとわかりますよ。例の如く引き隠って、スクワット、バックランジ、体幹トレーニング、いつもの入念ストレッチはちょっぴり鍛錬(のつもり)そのくらいじゃ体重減らんですよ。身動きせずに喰うてばかり、最悪の結末は今朝68.2kg。前日よりさらに+500g危険水域再突入、某流行りのウィルスは太る!そんな研究報告ないですよね。これ以上の増加をなんとしても防ぎたい!って、どこかの行政の定例発表みたい。
Gershwin ラプソディ・イン・ブルー/ピアノ協奏曲へ調〜ユージン・リスト(p)/ハワード・ハンソン/イーストマン=ロチェスター管弦楽団(1957年)・・・Eugene List(1918ー1985亜米利加)日本じゃさっぱりだけど、たいへんな人気だったらしい実力者。冴え渡るテクニックは爽快!Mercuryの名録音は60数年を経て21世紀に現役、作品が亜米利加が希望に充ちて前向きだった頃のもの、一切の逡巡躊躇い、陰影の欠片もない表現はストレートに潔い熱気が迸(ほとばし)ります。ラプソディには慣習的カット有。一本調子の表現も、ここまで徹底すればひとつの個性でしょう。オーケストラも上手いもんですよ。
Stravinsky バレエ音楽「プルチネルラ」(全曲)〜エルネスト・ブール/南西ドイツ放送交響楽団/声楽クレジット不明(1978年)・・・これはネットより入手した放送音源?音質良好。情報を探ってもなかなか出現しないみたい。現代音楽の印象と結びついた(今は亡き)オーケストラは、ハンス・ロスバウトーエルネスト・ブールーミヒャエル・ギーレンと人を得て、忘れがたい録音を数多く残してくださいました。実際は古典派の演奏(録音)もたくさんあるんですけどね。これはイタリア・バロックにインスパイアされた作品、優秀なアンサンブルは闊達、テンションに不足はなくてもクールに端正(非情)な演奏でこそ作品のユーモアが際立つもの(声楽は表情豊か)。36:48。この作品は大好き、ま、Stravinskyだったらたいてい、なんでも。
さて、洗濯したら業務用ノートパソコンをネットに繋いで、スマホを充電しましょう。
2020年3月某日/●サラリーマン生活おまけの日々
昨日、運動も兼ねてご近所イオンに歩いて訪問(片道25分くらいか)女房殿は広告に入っていた格安「イオン・モバイル」乗り換え検討に、自分は床屋が目的。けっこうそれなり人は溢れて、ここは外出自粛の影響は少なめ?女房殿は長蛇の列に目的を達成できず(楽天モバイルも同様だったとのこと)自分もけっこう待ちました。感染る可能性は充分、潜伏期間って無症状なのか。そもそも無症状のまま推移する人もいるらしくて、そんな若者が広げてしまう可能性もあるんでしょ?BOOK・OFFに書籍仕入れ、自分の守備範囲は新書、これが”コロナ以降”発想が変わってしまって、経済政策など意味はなくなりました。もともと日本礼賛本は好まず、心身医療健康やら鍛錬・ダイエット関係はほとんど読んでしまって、頼みの(永遠の価値を保つ)歴史ものやら古典に出物はありませんでした。数少ない保存在庫、池波正太郎でも再読するか。
例の如し休日食事は冷蔵庫在庫一掃、昼夜と炭水化物多めハイ・カロリー食、たくさん歩いたから・・・そんな油断に菓子も喫して、結果わずか二日間にてほぼ+1kg、先週の鍛錬努力灰燼に帰して今朝の計量は悲惨な67.7kg。本日明日と節制を心がけぬと、明日も在宅勤務でした。
Tchaikovsky ピアノ協奏曲第1番 変ロ長調〜フィリップ・アントルモン(p)/レナード・バーンスタイン/ニューヨーク・フィル(1961年)・・・現在では指揮者になってしまったPhilippe Entremont(1934ー仏蘭西)自分は若い頃、欧州やソヴィエット系のピアニストに比べて軽視してほとんど興味の外。(Lisztのピアノ協奏曲第1番/17cmLPのみ)初耳演奏に驚き。熱気に充ちて前のめりモウレツなバーンスタインの勢い伴奏は他でも聴けぬもの、誰でも知っている強烈ホルンのユニゾンから始まる個性的名曲はなんと新鮮!当時20歳代だった若者の冴えた技巧、華やかな響きに感服いたしました。音質だってなかなかのもの。
Mahler 交響曲第8番 変ホ長調〜ジョナサン・ノット/バンベルク交響楽団/バンベルク交響楽団合唱団/チェコ・フィルハーモニー合唱団/ヴィンツバッハ少年合唱団/Manuela uhl(s)/Michaela Kaune(s)/Marisok Monning(s)/Lioba Braun(a)/Jania Beachle(a)/Miahcael Ka"nig(t)/Michael nagy(br)/Falk Struckmann(bbr)(2010年ライヴ放送音源)・・・これはセッション録音とは別のライヴ(同時期のものかも)すっかり忘れていたけれど、7年前拝聴の記録有。そこには”史上最高”とあって、テンポ設定慌てず大編成の混沌サウンドを解像度よろしく明晰に表現して、たっぷりスケールが大きい。さすがブーレーズの弟子筋、現在はスイス・ロマンド管弦楽団と東京交響楽団の音楽監督を務める旬の人。名曲たっぷり堪能、ヤニック・ネゼ=セガンの新しい録音に再挑戦する勇気が出てきました。
2020年3月某日/●サラリーマン生活おまけの日々
新しい相棒へのお仕事引き継ぎ初週は順調、まったく異なる畑違い部署からの転入とは云え、十年を超える経験は基礎的力量が新人とは桁が違うのは当たり前、複雑怪奇なお仕事流れの理解は緒についたばかりだけど、意味合いと手順と説明すればそれなり正しくお仕事クリアできそうです。雰囲気様子は既に職場トップに報告済。性格も適度にユルくて、明るい愛されキャラ三男坊末っ子。本来なら一週間のお仕事、当面の宿題もクリアして達成感あるべきところ、コロナ対策に追われて気持ちは晴れません。自分なりの決まりごと(自宅にお仕事は持ち帰らない!)を破って業務用ノートパソコン持ち帰り、月曜在宅勤務だから仕方がない。スマホに業務用メールを見るのさえ自宅では避けたい気分なのに、中途半端な気分の週末となりました。一昨年二人目が生まれたばかりのマネージャー(20年前の弟子)は”自宅ではお仕事にならんですよ”と嘆いておりました。
新型コロナ感染増殖中。臭覚味覚が鈍くなる症状とか、こちら花粉症洟水でも未だ大丈夫みたい。精神的な疲れは身体鍛錬で癒やす!スポーツクラブは感染クラスターの一要因になり得て、なんとか”感染(うつ)したるわ!”非常識おっさんが参入しないことを祈るばかり、昨夜もしっかり腹筋中心+ステアマスター(下半身鍛錬と有酸素運動)+ストレッチしてきました。入念アルコール除菌都度実施。身体中筋肉痛、股の筋がずっと痛いのはバックランジの成果?恥ずかしくて人様に告白できません。今朝の定例計量は67.1kg、ちょっと増えました。昼間ばりばり喰うた自覚有。
なにもなくても引き隠り生活なのに、更にそんな生活深化中音楽三昧。本日は床屋さん行きと書籍を仕入れに行かなくっちゃ。Bruckner 交響曲第7番ホ長調〜セルジウ・チェリビダッケ/ベルリン・フィル(1992年シャウシュピールハウス・ライヴ)・・・Bruckner交響曲全集のリファレンスはギュンター・ヴァント/ケルンとして、例えばロベルト・パーテルノストロの残響豊かなライヴ、他種々多様に聴いていて、Sergiu Celibidache (1912ー1996羅馬尼亜)晩年の微速前進もたっぷり堪能しております。27:35-30:25-12:10-15:34。彼(か)の優雅な交響曲、最初2楽章のみ既に1時間に迫る激遅演奏!ケンカ別れしたらしいオーケストラとはひさびさの邂逅、この演奏直後のFM放送はカセットにエア・チェックして幾度、仰け反って驚いた記憶も鮮明です。やがて映像化音源化され、怪しげ海賊盤も出現いたしました。世評では”オーケストラがチェリのテンポに共感していない”との手厳しい声もあって、やや余所余所しいのは、38年ぶりの客演ですから。”微速前進表現マジックはやがて化けの皮が剥がれる”との評価もあったけれど、どの作品にせよ安易に流すことを許さぬ細部彫琢に自分は作品の新しい価値を見出したものです。
この作品のキモは美しい第2楽章「Adagio」、ここだけで30分超えます。“Sehr feierlich und sehr langsam”(非常に荘厳に、そして非常にゆっくりと)との指示だから、纏綿と舐め回すように、んもうとことん!描き込んで「ハース版1944年」?クライマックスには打楽器の爆発が待っている・・・天上から降るようにセクシーなフルートはエマニュエル・パユかな?長丁場たっぷり最後まで堪能いたしました。
2020年3月某日/●サラリーマン生活おまけの日々
目に見えぬ敵=新型コロナ・ウィルス勢力拡大中・・・らしい。最悪の花見時期、首都圏のスーパーでは「買い占め」も拡大中らしい。モウレツ・サラリーマン(←死語じゃなかったのか)は出勤のためホテル泊の人も出ているとのこと。東京本丸(+首都圏事業所)臨戦態勢から我ら地方事務所も「罹患者が出ること(出さぬこと、広げぬこと)を想定して職場体制を組め」との指示があったそう、女性スタッフは作業処理電話来客応対荷受け、コンピューターは机上固定だから動かしようがない、ノートパソコン支給されてネット環境+スマホがあれば実務対応ができる営業担当(含むワシ。少々草臥れているけれど)は在宅業務それなりに可能、出勤者を減らして間隔2m空けることが大切なんだそう。来週は二日在宅勤務となりました(これは少ないほう。どうしても出勤必須案件が多い)。本日ノートパソコン+Wifi機器持ち帰り。
来週末、ちょうど事務所移転準備中なんだよね。自分は常に机上整理完璧、業務終了時あるのはモニターキーボード、固定電話、卓上カレンダーのみ、昨日上記打ち合わせ中にも職場トップより褒められました、って、当たり前じゃん。歴代自分の薫陶を受けた若い連中は皆見習っております。”机上の乱れは仕事の乱れ”(林 侘助。1957-日本)。
昨日、体制編成が迫って緊張感高まる取引先と定例打ち合わせ(ほとんどユルい雑談)この間の商品調達不備のお詫び+新しい相棒紹介、同世代しかもご近所出身。これから先しばらく、定例打ち合わせもご遠慮となるかも。例の如し定時退社して、休館代替臨時に開いているのスポーツクラブへ、顔馴染みの受付お姉さんに伺ったら「ぜんぜん少ないですよ、来館者」とのこと。いつもどおりマシン使うたびアルコール消毒(ダスターは都度交換)マシン・トレーニングのみ有酸素運動はお休みして、今朝全身筋肉痛(膝も痛い)今朝の定例計量はついに!66.8kgへ。もしかして2ヶ月ぶり?週末は鍛錬場所利用できず、頼みのご近所スポーツクラブだっていつ閉館するかわかりません。危険水域68kg超えから、わずか1kgほど戻すのに、どれだけ努力が必要なんでしょう。花粉症状最悪、洟水に咳き込めばコロナに間違われる・・・
Beethoven バレエ音楽「プロメテウスの創造物」序曲/ヴァイオリン協奏曲ニ長調/ロマンス ト長調/ヘ長調〜ロレンツォ・ガット(v)/バンジャマン・レヴィ/ペレアス室内管弦楽団 (2014年)・・・若手を聴いてあげるのも音楽ファンの端くれとして大切なこと。Lorenzo Gatto(1986-白耳義)も指揮者オーケストラも初耳。古楽器に非ずオーケストラは金属弦を使用しつつ奏法は”古楽器”系、「プロメテウス」序曲の鋭い立ち上がりははっ!とするほど切れ味新鮮、馴染みの(Beeやん作品中もっとも)優雅な協奏曲ロマンスだって浮き立つような躍動と推進力、響きの”薄さ軽さ”とリズム感、オイストラフ辺り豊満優雅な世界に馴染んだ耳には衝撃、ほんまの硬派古楽器の素っ気なさを嫌う人々にも、このヴィヴィッドな表現は受け入れられる可能性があります。
Saint-Sa”ens 交響曲第3番ハ短調「オルガン付き」〜ズービン・メータ/ロサンゼルス・フィル/アニタ・プリース(or)(1967年)/Poulenc オルガン協奏曲ト短調〜ジョージ・マルコム(or)/アイオナ・ブラウン/アカデミー・オブ・セント・マーティン・イン・ザ・フィールズ(1977年)・・・ウケ狙いが恥ずかしいとおっしゃる向きもあるようだけれど、ワタシは大好きですよ、この壮麗な作品。英DECCAがエルネスト・アンセルメに次ぐ録音として当時若手人気絶好調だったズービン・メータに録音を委ねたのでしょう。手持ち音源の音質はやや劣化有(オリジナルはわからない)瑞々しい響き、勢い余ったアッチェレランドは若手らしいけれど、まずまず、フツウな演奏かな?と。オルガン繋がりにみえて、全然関係ない音源がコンピレーションされているけれど、これが音質作品演奏とも抜群、室内オーケストラとは思えぬ充実サウンド、ちょっぴり悲劇的な美しい旋律+オルガンのスケール最高。
では、行ってきます。
2020年3月某日/●サラリーマン生活おまけの日々
今朝も寒い、冬に逆戻りっぽい感じ。昼間はけっこう日差しはあります。東京はついに外出出勤自粛要請、そりゃ毎日ラッシュアワーの電車通勤ですから。でも、埼玉千葉神奈川の住民はどーなる?栃木群馬茨城辺りから東京に通っている人多数ですよね。こちら長久手市に引き隠っていれば大丈夫なのか。
お仕事はほとんどなにをしているのかワカラン!ほど日々切迫して、待ったなし案件の指示メールが保留のまま送り漏れて関係各社・担当に迷惑を掛けたり、冷や汗状態。はっきり云ってOutlook365は超絶使いにくい、送付直前にあちこちから声を掛けられて・・・そのまま「保留」フォルダーに自動保存はカンベン→失念しておりました。要らぬおせっかい機能が多すぎて、”これは組織外の人です”警告有、大切な取引先へのメールですって!油断すると送付禁止にされてしまう。返信のときに前メールが引用されているのに、デフォルトでは題名も内容も見えぬから不親切。しかもCCが隠れるのも不便。送付先アドレスやら、以前送付(または受信)したメール検索もわかりにくい・・・ソフト変更選択したシステム系の人はお仕事を知らんのやろなぁ、なぜ業務用Gメールにしてくれなかったのか。唯一スマホ連動はありがたくて、但し、閲覧のみ(使いこなせていないだけ)。
新しい相棒はデビュー初日いきなり物流倉庫現場難行苦行作業からスタートして、二日目は超フクザツなデータ処理、慣れぬノートパソコン・シンクライアント環境に四苦八苦。三日目はさすがにちょっと落ち着いて、こちらもできるだけていねいに、質問に対応しました。本日取引先打ち合わせデビュー。日常お仕事+コロナ案件の調整+引き継ぎ説明に疲れ果てました。昼休みも実質なくて、ストレスから菓子一袋ばりばり喰うてしまいました。日々綱渡り状態!は昨年から継続して、ぎりぎり土俵際徳俵に足が掛かって(もう出ているかも)・・・みたいな”八方塞がり”状態に疲れております。それでも定時で帰る!(なんせ昨年秋に違法残業摘発されているの身分なので)スマホがしっかり追い掛けてきました。
昨夜は定例エアロビクスの日、なんと参加者はわずか常連7人、通常の1/3以下。トレーニングエリアも窓を開けているのはコロナ対策なのでしょう。今朝の定例計量は67kgちょうど、ストレス菓子一袋一気喰いがなければ66kg台に突入していたことでしょう。本日休館日だけれど、先日二週間お休みの代替で開けてくださるとのこと。市立体育館は4月いっぱい閉館継続を決めたらしい。お役所は”批判されぬこと”優先ですから。土日の鍛錬には困りました。
Bartok 管弦楽のための協奏曲〜レオポルド・ストコフスキー/ヒューストン交響楽団(1960年)・・・これも昔の音源、久々拝聴。このオーケストラのシェフ在任は1955-1960年、オーケストラの技量が問われる作品に財政豊かだったらしいオーケストラは上質、往年のEverest録音は現役水準でしょう。上手い演奏なんだけど、やや速めのテンポにさっくり流したような印象が・・・フリッツ・ライナーとかジョージ・セル、硬派な演奏ばかり聴き慣れたせいか。8:58-5:52-6:37-3:56-8:58、各楽章各々1分ほど短い感じ(第5楽章「Finale」除く)。
現役CDのコンピレーションはマニアック。Kodaly ハンガリー詩篇〜ヤーノシュ・フェレンチーク/ロンドン・フィル/合唱団/レイモンド・ニルソン(t)(1958年)これが勇壮な広がりを感じさせる民族的美しい旋律、オーケストラの質、音質は前者を上回るもの。言語の壁を乗り越えて、珍しい作品を堪能できました。
他、この間聴いた音楽の落ち穂拾い。Sibelius 交響曲第5番 変ホ長調/第6番ニ短調/悲しきワルツ〜アルヴォ・ヴォルメル/アデレード交響楽団(2007ー8年)・・・この指揮者は愛沙尼亞出身?かなり以前から聴いていて、滅多に拝聴機会のない南濠太剌利のオーケストラも、Sibeliusとの特異な相性を発揮しております。繊細清涼なアンサンブル、晴れやかな第5番、幻想的な憧憬溢れる第6番、素晴らしい完成度。
では、行ってきます。
2020年3月某日/●サラリーマン生活おまけの日々
やはり五輪延期、正式に決定。これだけ(個人的にはムダと思われる)カネを掛け、大きな組織を動員した政策だから、なかなか引くに引けなかったのか。延期じゃなくて中止の可能性だってありますよ。都心の高級マンション需要も一気に冷え込むことでしょう。未曾有の不況が迫っていて、その前にコロナとの戦いに勝てるのか、中国では「症状のない患者は感染にカウントしない」らしいから、そんな人々が再び爆発的に感染を広げることはありえます。種々イヴェントが開催できない、大相撲や野球、サッカーとかバスケットボールなどなど人気スポーツも集客不可、コンサートも然り、関連業種雇用も厳しいでしょうね、いったいどうしたら良いのか。個人経営の飲食業も廃業が相次ぐことでしょう。←以上これはありきたり、どこでも囁かれていること。
今朝は寒いですね。3月下旬とは思えぬほど。
3-4年ほど、主に女房殿のお仕事用だったボロ軽自動車を処分しました。昨年お仕事は辞めて、毎月大阪の老母の許へ出掛ける生活、こちらは車社会だけど稼働率が低いから贅沢品になりました。少々の不便は工夫して乗り切りましょう。必要なときにタクシーを使ったり、送料を載せても通販のほうがトータル安上がり、これも身辺整理の一貫です。お仕事は日常の苦しさ+引き継ぎが始まってこれは予想通り、違う業種からやってきた10年選手のパソコン技量かなり厳しいと感じるのは、これが世の中一般の水準なのでしょう。キーボード・ワーク改善してショートカットを多用しろ!いちいちマウスに手を伸ばすクセを治すのに苦労しそうです。本人は四苦八苦脂汗連続でしょう。頑張れ!
精神的に疲れ果てた時には身体をしっかり動かすのが効果的。昨夜もスポーツクラブにフルメニューこなしました。マシンもマットも都度アルコールにて除菌、参加者はいつもの半分ほど、昼間はどうなんでしょうか。退会者はかなり、新たな入会は少ないのじゃないかと想像しております。今朝の定例計量は67.2kg、もうちょっとで元の水準スタートラインへ戻せることでしょう。こんなご時世だからこそ体調管理は大切です。
Ravel 道化師朝の歌/歌曲集「シェヘラザード」/スペイン狂詩曲(なぜか「夜への前奏曲」抜。放送時間の関係?)/バレエ音楽「ダフニスとクロエ」(全曲)〜ベルナルト・ハイティンク/ボストン交響楽団/スーザン・グラハム(ms)(2013年2月1日ライヴ)・・・これはボストン交響楽団の定期演奏会放送の記録、あまりビットレートの高いものではないし、アナウンスやインタビューが余計、ファイル分けもない不便なものだけど、けっこう雰囲気は愉しめます。ジェームズ・レヴァインが2011年に音楽監督を降りて不在だった頃の記録、引退したハイティンクはこのオーケストラの常連、録音も数多くありました。(一連のPHILIPS、Ravel録音は1989-1990年代。どれも絶品)こちら20年後の記録もほとんど変わらぬ自然体、オーケストラの技量は健在にセクシーなサウンドしっかり堪能できます。Susan Graham(1960-亜米利加)はニュアンス豊かにオリエンタル風情優雅な旋律を表現して最高。
先日聴いた音源忘れぬうちに記録しておきましょう。R.Strauss 交響詩「ツァラトゥストラはかく語りき」/歌劇「サロメ」より「7つのヴェールの踊り」〜フリッツ・ライナー/シカゴ交響楽団(1954年)・・・これも驚異の初期ステレオ録音。ワン・ポイントマイク、オープンリールテープ2台で録音したとか。ごりごりストレート表現、重量級パワフルな”シカゴ・サウンド”たっぷり堪能できる記録です。幾度聴いているお気に入り音源、久々の拝聴は不遜にも”嗚呼、ちょいと昔風の録音やなぁ”そんな感慨もありました。(悪いという意に非ず)やや音の粒が粗く、会場空気感が暑苦しい感じ、これはこれで妙にリアルな手応えもありました。60年以上経って現役音源というのも凄い価値でっせ。
では、行ってきます。朝一番に気になる案件の調査対応が待っております。
2020年3月某日/●サラリーマン生活おまけの日々
ようやく五輪の延期に正式言及へ。当たり前じゃん、無観客で試合をするつもりだったのか、海外から選手はもちろん、お客だって来ませんよ。せっかく費やした膨大なカネはどーする?今更チケット代返せまへんで、安倍ちゃんの花道はどーしてくれる?株価景気崩壊・・・政府は年金財源を博打みたいな株に運用しているから大損失が出ることでしょう。これから自分が支給されるはずの少ない年金は更に減額となるのか・・・となり町のスポーツクラブにコロナ感染者が利用していたとのこと、そこは数年前一度利用したことがあって、目に見えぬ敵がじわじわ接近して、これは他人事(ひとごと)に非ず。せっかくの春めく気候にも先行きが見えません。
昨日新年度初日、相変わらずのめまぐるしいお仕事満載、自業自得な単純チョンボ連続発覚、取引先からの切ないお願い(カンベンしてよ)去っていった残念な前・相棒の小地雷連続踏んじまうのは事前予想通り、ま、たいしたことはないっすよ、なんとかしますよ。ほんのボケ防止でっせ。本日より、新しい相棒と引き継ぎしっかり始めましょう。4日ぶりに久々、待望のスポーツクラブへ行ったら相変わらず参加者少なめ、しっかりストレッチ、各種マシントレーニング+ステアマスター15分こなして、つどつど機器をちゃんと消毒。今朝の計量結果は67.5kg。ちゃんと喰っているから減量ならず、身体中快い筋肉痛有。
Mahler 交響曲第9番ニ長調〜トーマシュ・ネトピル/エッセン・フィル(2018年)・・・Tomas Netpil(1975-捷克)はなかなかのイケ面、オペラ畑出身らしい。このオーケストラ活動の主体もオペラのピットに入ることだそう。知名度に関わらず独墺地方系オーケストラをいろいろ聴いてきたつもりけれど、サウンドの洗練具合、アンサンブルの向上は進んでいると感じます。詠嘆と諦念に溢れた名曲、情念に溢れた入れ込み演奏が世間では人気のようだけれど、自分はすっきりクリアなのが好き。入念ていねいな細部描き込みに表情豊か、爽やかな歌も漂う27:10-15:55-13:07-26:08、テンポは中庸に力みを感じさせぬもの。
ネットよりストコフスキーの大昔Shostakvichがまとめて出現したので聴いてみました。Shostakovich 交響曲第6番ロ短調〜レオポルド・ストコフスキー/フィラデルフィア管弦楽団(1940年)・・・これは初演の翌年、ほかほかの記録でっせ。音質は記憶以上にかなり良好、新しい作品の普及意気込みを感じさせる意欲的録音、若い頃は第1楽章「Largo」延々と続く、ズズ暗い重苦しさに耐えられず途中挫折しておりました。これがとてもわかりやすい、朗々とした表現に感心いたします。(18:55)第2楽章「Allegro」は伸びやかに明るく木管が活躍する剽軽なカッコ良い楽章(6:41)第3楽章「Prest」は快活に躍動して、リズム感の盛り上がりが大切なところ。オーケストラは上手いですね、この時期既にフィラデルフィアの技量は一流でした。
ネットに画像データを求めていたら別のステレオ音源が存在する・・・って棚中にRCAの14枚組ボックスが生き残っておりました。Shostakovich 交響曲第6番ロ短調/バレエ「黄金時代」組曲/Khachaturian 交響曲第3番ハ長調「シンフォニー・ポエム」〜レオポルド・ストコフスキー/シカゴ交響楽団(1968年)・・・こちらも一流オーケストラだけど、終楽章のリズムのノリは旧録音のほうが上でしょう。
では、行ってきます。昨日お仕事かなり段取りできたので、新しい相棒にゆっくりじっくり引き継ぐつもり。
2020年3月某日/●サラリーマン生活おまけの日々
決算の締めが20日なので、祝日土日挟んで本日より新年度、サラリーマンの正月は散々な開始、自分は日常実務を抱えているので免除されたけれど、コロナ影響による商品トラブル対処、職場トップ先頭に倉庫へ実務処理対応に入ります。希望と不安を抱えて赴任する二人(新人は4月より)は職場説明もそこそこに昼からその要員として動員されるとのこと。(自分は留守番)先週”ワンオペ”に四苦八苦したけれど、今週より更にきつい”日常業務こなしつつ引き継ぎ”が始まります。幸い新しい相棒は十年選手だから、パソコン・メールの基礎実務云々やら社会常識のことは心配ないでしょう。違う畑からやってきて、商品知識云々はぼちぼち身につければよろしい。取引先との人間関係は抜群ですし。
季節の花粉症状を売薬でごまかしつつ、4日間マシントレーニング不如意生活(自宅鍛錬)の結果、今朝は67.4kg。昨夜外出自粛なんのその!女房殿がおいしい魚とサラダが食べたいとのご所望に、馴染みの居酒屋に贅沢した結果です。そろそろ我ら庶民も”自粛疲れ”が出ているのか、けっこう混んでました。大将によると先週はお客3人の日もあったとのこと。今朝の朝日新聞「ひととき」は同世代の投稿。親から引き継いだ振り袖は早世した娘が着るべきだったもの。息子が結婚することになって、お嫁さんにそれは華やかに映えて、庭の椿も数年ぶりに花開いたと。
Bartok 歌劇「青ひげ公の城」〜ヤーノシュ・フェレンチーク/ハンガリー国立歌劇場管弦楽団合唱団/エフゲニ・ネステレンコ(b)/エレーナ・オブラスツォヴァ(ms)(1980年録音)・・・これは数種あるフェレンチークの一番新しい録音。やや線が細く音量は低いけれど鮮明かつ繊細な音質、但し全57:02トラック分けがないのが難(NMLリンク先もそうなっている)。これは若い頃、サヴァリッシュだっけ?FM放送に出会って一発で痺れた記憶も鮮明、言語不如意でも青ひげとユディット登場人物は二人、筋書きも類似の映画をテレビで見たことがあって馴染み(もっと象徴的なものに変わっているけれど)Bartokの怪しい旋律リズムは魅惑、時間も短いから意外と馴染んでいる作品です。Yevgeny Nesterenko(1938-露西亜)は著名なバス、圧巻の重心の低さ貫禄、Elena Obraztsova(1939ー2015露西亜)の声は硬質に個性的、西欧の華やかなソプラノとは一線を画して、作品個性に似合っておりました。身も凍るような残忍な歴代妻殺し(象徴的な封じ込め)筋書きを緊張感たっぷりに堪能いたしました。
Sibelius 交響曲第1番ホ短調/第7番ハ長調〜ロリン・マゼール/ピッツバーグ交響楽団(1990−92年)・・・先日Sibeliusを集中的に聴いて、その言及漏れ補遺。若い頃のウィーン・フィルとの録音は中学生時代に出会ったもの(ませたガキだ)このオーケストラ音楽顧問音楽監督在任は1984-1996年、意外と長かったのですね。いくつか音源印象ではどれも乾いて、そつなくて好きになれぬ演奏ばかり、それがこのSibelius久々の拝聴印象に一変!力強さとていねいな仕上げは予想外に繊細、クールに説得力たっぷり。彼(か)の悪印象は聴手の体調やらオーディオ環境の問題だったのか。彼(か)の剛直、金属的に明るいスタインバーグ時代のサウンドは、前任アンドレ・プレヴィン時代に変貌したのでしょうか。一番最初の大衆的にスケールの大きな作品、ラスト幻想的に凝縮した(もはや交響曲とは言い難い)傑作も美しく響き渡りました。
では、行ってきます。今晩久々のスポーツクラブを楽しみにしております。
2020年3月某日/●サラリーマン生活おまけの日々
ようやく自然寛解と云うか、それなり体調は戻って、抗アレルギー剤の売薬もちょっぴり効いているのか。昨夜は真面目にストレッチ+スクワット+バックランジもしっかり実施、あまり身動きしなかったし、引き隠り食事は炭水化物中心になりがち(+菓子など喫してしまう)なのに今朝の体重は67.5kg、危険水域迄到達せず、明日、スポーツクラブ再開に66kg台復活を狙えるところに辛くも位置しました。コロナの影響か、テレビ番組はぜんぜんオモロないですね。
村串栄一「不死身の人 脳梗塞、がん、心臓病から15回生還した男」(講談社+α新書)・・・さすが元・辣腕新聞記者。自らの症状をリアルに描いて、その診療、治療、手術、揺れ動く患者の気持ち、費用のこと、立派な奥様を先頭に家族のこと、さまざまな環境やら条件も整って最先端の医療成果の加護を得て復活した記録であります。煙草は止められぬものか、焼酎も大好きみたい。手術を経てゴルフはできなくなって、日常の鍛錬への言及はありません。自分はもっとユルいサラリーマンだったけれど、若い頃は連日激しく呑んだり、出張の連続だったりしてストレスありましたよ。60歳定年前に役職から外されて、その時点日々熱心な鍛錬+減量を開始したのは正解だったのでしょう。煙草は一度も吸ったことがないし、酒は毎日嗜まず、ここ最近は量もずいぶんと減りました。村串さんは種々書籍を執筆して、あちこち雑誌に寄稿、講演、ボランティア団体の役員とか、社会的活動に意欲的な姿勢には学ばなくては。
ヒマなので音楽拝聴たっぷり。ここ一週間言及できずに残っているものもあります。Hindemith 交響曲「画家マティス」/交響曲「ピッツバーグ」/ウェーバーの主題による交響的変容〜ミラン・ホルヴァート/オーストリア放送交響楽団(録音年不明)・・・昔懐かしいPILZ音源は貴重品になってしまって、このCDは昨年の大量処分時に棚中生き残りました。Milan Horvat(1919ー2014克羅地亜)は立派な指揮者だと思うけれど、久々の拝聴は、まず音質がぼんやりとしてよろしくない。Hindemithとの出会いはこのCD、オーケストラのサウンドは芯が甘くて、種々他の演奏を聴いたあとには旋律のテンションが上がらず説得力が弱いと感じます。速めのテンポにメリハリ不足、全体に流したような印象有(とくに「交響的変容」これは本来リズム激しく厳しい作品ですよ)「ピッツバーグ」が比較的硬派な雰囲気を愉しめました。長くHindemithを苦手としたのは、このCDが一因やったと気付きました。
Berlioz 幻想交響曲〜シャルル・ミュンシュ/ボストン交響楽団(1954年)・・・フリッツ・ライナー同様、驚異の初期ステレオ録音。これも昔懐かしいけれど、パブリック・ドメインになってからの馴染みだったと記憶します。オーケストラの技量+燃えるようなテンションの高さ、浮き立つような高揚を感じさせる前半、第4楽章「断頭台への行進」〜第5楽章「魔女の夜宴の夢」ラスト圧巻のアッチェレランドに圧倒されて、一気呵成。 こんな大先輩の成果に後輩たちは苦戦したことでしょう。
Mahler 交響曲第8番 変ホ長調〜サカリ・オラモ/王立ストックホルム・フィル/オルガ・パシチニュク(s)/アヌ・コムシ(s)/ハンナ・ホルゲルソン(s)/クラオディア・マンケ(a)/マリア・ステイフェルト(a)/マティ・テュリ(t)/アンダース・ラースーン(br)/トゥオーマス・プルシオ(b)/エリク・エリクソン室内合唱団/ミカエリ室内合唱団/カペラ・カタリナエ/ストックホルム・モテト合唱団/ウィーン少年合唱団/アドルフ・フレデリクス少年合唱団(2010年3月10日ストックホルム・ライヴ)・・・先月ヤニック・ネゼ=セガンの新しい録音に入り込めなかった作品にリベンジ。Sakari Oramo(1965ー芬蘭土)は現在ストックホルム・フィルとBBC交響楽団の首席、働き盛りの世代。MahlerやらR.Strauss辺り、多弁饒舌多彩巨魁な旋律サウンドの全貌に馴染むのには時間と慣れが必要です。専門家の分析によると、全2部の構成もちゃんと交響曲の体を成しているととのこと、こちら市井のド・シロウトにはカンタータにしか聴こえません。(第2部「ファウスト」開始はたしかに静謐な緩徐楽章っぽいけれど)これはストックホルムに於ける一連のMahler Festivalのライヴ、音がダンゴに混濁せず、各パート明晰、パワフル剛力なオーケストラじゃないけれど充分力強く、合唱団細部迄(大人と少年合唱団の違いもはっきり)聴き取れるのは会場の優秀な響き+オラモの技量なのでしょう。祝祭的な賑々しい風情とスケール、細部描きこみがバランスして、作品たっぷり堪能いたしました。23:49-59:28(拍手含まずにカウント)。
2020年3月某日/●サラリーマン生活おまけの日々
昨日は午前中出勤して、定例の商品在庫点検対策指示やら週報提出(一週間の実績報告)驚愕のミス一件発見も時既に遅し、正直に報告を上げました。達成感がないと云うか、どーも隔靴掻痒状態な日々が続きます。帰宅して昼夜と炭水化物多めの食生活は体重増に拍車、コロナ対策には基礎免疫力強化必須なのに頼みの市立体育館は開いておりません。体調イマイチな状態に居眠りしつつ二時間ドラマの再放送など眺めて、女房殿から大型温泉風施設に誘われて、男性はそれなりの混みよう、女性のほうはガラガラだったっそう。帰りにお気に入りディスカウント・ストアに寄ったけれど、けっこうな混みよう、外食が減ってスーパーの売上が上がっているそう。もちろん百貨店はボロボロでしょう。引き隠り需要へ消費構造が変わっております。
来日外国人を活用した”日本礼賛”番組も終了することでしょう。大塚初重「邪馬台国をとらえなおす」(講談社現代新書)・・・2012年第1刷。恣意的な文献解釈に非ず、考古学的な成果をしっかり捉えて、例えば土器の年代測定、出目から人の流れを捉えて精緻に分析したもの。松本清張「古代史疑」(1968年)以来頑迷な”九州説論者”である自分にも、この著作による客観的慎重な分析には畿内説へと揺らぐ説得力有。但し、箸墓古墳や纒向遺跡=邪馬台国みたいな安易な結論に導かず、もっと大きな古代の趨勢を語って、これは画期的な一冊でした。
Pergolesi スターバト・マーテル〜マリオ・ロッシ/ウィーン国立歌劇場管弦楽団/合唱団/テレサ・シュティヒ=ランダル(s)/エリーザベト・ヘンゲン(a)(1955年)・・・短い生涯だったGiovanni Battista Pergolesi(1710ー1736伊太利亜)による珠玉の傑作。女声ソロ二人+ヴァイオリン2+ヴィオラ+通奏低音というシンプルな編成による静謐甘美な旋律に泣けること必定、大好きな作品です。Mario Rossi(1902ー1992伊太利亜)は往年のオペラの人、現代には古楽器各一人+カウンター・テナーみたいな編成もあって、こちら音質含めス演奏タイルはちょっぴり大柄に昔風、歌い手は独墺系著名な名人でした。合唱団?クレジットは「Fac ut ardeat cor meum」(わたしの心を燃え立たせてください)とラスト「Quando corpus morietur」 (この体が死を迎える時)が4重唱になっているためらしい。初期ステレオ録音はまずまず、せっかくパブリックドメインとなって自由に、誰でも聴けることを喜びましょう。
Hindemith 交響曲「画家マティス」(1980年)/トランペット、ファゴットと弦楽のための協奏曲(1982年)/気高き幻想(1980年)〜ヘルベルト・ケーゲル/ドレスデン・フィル・・・長らくPaul Hindemith(1895ー1963独逸)の辛気臭い旋律を嫌っていた自分が、こんな音楽を楽しめるようになるのも不思議なこと、嗜好は変遷いたします。Herbert Kegel(1920ー1990独逸)の硬質かつ明快な表現は作品によう似合って、音質もよろしい。世代を考えると作風はずいぶんと保守的かと。わずか10年ほど前の自らのコメントはどーも歯切れがよろしくない。これも名曲であるとしっかり感じ取れるようになりました。
さて、真面目に自宅トレーニングしないと。怖くて計量できません。
2020年3月某日/●サラリーマン生活おまけの日々
一昨日夜辺りから体調よろしくなく、倦怠感+足の痛み続きます。熱やら咳はないからコロナ関連に非ず花粉症の悪化でしょう。明日通院までガマンするか、売薬に頼るのか悩ましいところ。お仕事はだらだらと断続的な案件八割がた処理、いくつか気になる残有、本日はデータ更新の関係で否応なく出勤するけれど、定例案件がクリアできたらさっさと帰りましょう。営業売上は異常値、日々対応がタイヘンです。昨日スポーツクラブは定休日、本日祝日で契約上使えないから、久々市立体育館へ行こうと意気込んだら、3月いっぱい休館とのこと。お役所はノンビリしてまっせ。これでまた鍛錬は中断、4日間自宅でお茶濁し程度に。体重増必須の予感。今朝67.9kg危険水域常態化。
安倍ちゃんにとってオリンピック開催は生命線、花道だろうけど、もうあかんのとちゃうか、アンタッチャブル案件っぽいけど、そう考えている人はおそらく多数派でしょう。日本が上手いこと収束させても、肝心の海外の選手やらお客さんのほうが危うい。未曾有の不景気に既になりかかっていて、インバウンド頼みの観光業は先が見えません。花見も歓迎会もできそうもないし。気分的体調的にちょいと引っ込んでいて、話題とか考えがこれ以上広がりません。
Bruckner 交響曲第8番ハ短調(ハース版)/Mozart 交響曲第38番ニ長調K.504「プラハ」〜ベルナルト・ハイティンク/シュターツカペレ・ドレスデン(2002年ライヴ)・・・11年ぶりの再聴。これは一昨日取引先に急ぎのサンプルを届けに行った往復、社用車中ボリューム上げて堪能したもの。サントリーホールの来日公演も聴いていて、ハイティンク73歳やったんやな、それから18年経ってそりゃ引退するでしょ、90歳ですよ。彼の芸風はごりごり我を通すようなものに非ず、オーケストラの個性を素直にムリなく活かして、いつしかじわりと感銘の渦に巻き込まれる・・・風情。自分が本格的にBruckner覚醒したのはウィーン・フィルとの第5番(1988年)と記憶しております。屈指のものものしい規模を誇る作品は、クールに重心の低いオーケストラのサウンドを駆使して、バランスよろしく鳴り響いて感銘深いもの。
重苦しく深遠なる第1楽章「Allegro moderato」、豪快なスケールを誇る第2楽章「Scherzo. Allegro moderato」、天国的に静謐な瞑想を感じさせる第3楽章「Adagio. Feierlich langsam, doch nicht schleppend」、圧巻の締め括りにも力みを感じさせぬ第4楽章「Finale. Feierlich, nicht schnell」。長大なる作品は快く流れました。「プラハ」の軽快なノリと切れ味も素晴らしい。ハイティンクのMozartって珍しいですよね。
2020年3月某日/●サラリーマン生活おまけの日々
ここしばらくの忙しさは尋常に非ず、基本はコロナ関連特需の対応+自分は人事異動狭間でのワンオペなお仕事+年度末の不良性商品在庫一掃→この件ここ数ヶ月寝ても覚めても悩み抜いて(←話盛りすぎ)職場全員の全面協力を得、一時は絶望的な見込みから、昨日ついに全面解決の目処が立ちました。正直なところかなりの荒業駆使、諦めない姿勢粘り強い執念は学んで欲しいけれど、よゐこは真似しないでね、的強引な裏技は引き継ぎたくない(取引先に乗り込んで直談判押し込み)・・・達成感はあって、こんな情勢じゃなかったら関係者と呑みに行きたいくらい!でも、さっさと帰りました。花粉症の抗アレルギー剤が切れていて、通院すべきやったなぁ、本日は耳鼻科休院日。昨夜久々のエアロビクス、あちこち筋肉痛は仕方がないけれど、久々右足の痛みはちょっぴり痛風?なんせ基本尿酸値が高い体質なんで。今朝の計量は67.8kg微増状態、なに喰い過ぎたか記憶もありません。
夜半に女房殿大阪よりご帰還。いつもは経費節減でバス往復なんだけど、近鉄利用しておりました。
Sibelius 交響曲第5番 変ホ長調〜ユッシ・ヤラス/RIAS交響楽団(1953年リリース)・・・RemingtonはLP初期の廉価盤レーベルとか、盤質はよろしくなかったそう。 Jussi Jalas(1908ー1985芬蘭土)はSibeliusの娘婿、これはCD化されていない音源をネットより拾ったもの。針音かなり、音質は予想よりずっと良好。Sibeliusは日本で特異な人気、初期の第1番第2番が人気だけど、第3番以降の凝縮された作品も各々個性的、どれも大好きでっせ。3楽章性の明るい交響曲は北欧の清涼な風情に溢れて、岳父の作品普及の意気込みをたっぷり感じさせる完成度でした。
Sibelius 交響曲第6番ニ短調/第7番ハ長調〜渡邉暁雄/日本フィル(1981年)・・・1960年代世界初の交響曲全集録音には感服いたしました。こちらディジタル再録音もぜひ聴きたかったもの、LP時代に聴いていた第1番第2番はこちらだったのか?既に記憶も曖昧。日本でこれほどSibeliusが愛されるのも渡邉さん(1919ー1990)のご尽力でしょう。凍てつく満天の星空に列車が駆け抜ける「銀河鉄道交響曲」、低弦による音階から自在にファンタジーが広がる幻想的交響曲、どれも傑作中の傑作、バーンスタインやオーマンディ、亜米利加のパワフルなサウンドもステキだけれど、Sibeliusには日本の淡彩なオーケストラがよう似合う・・・残念なのは期待ほどの音質ではないこと。バブル前、日本ではあまり良質なホールがなかったからでしょうか。ヴェリ・ベストな印象迄到達できず。
では、行ってきます。
2020年3月某日/●サラリーマン生活おまけの日々
昨日、お仕事はワンオペ本格的に稼働、去っていった残念な若い相棒の小さな地雷さっそく発見、関係各部署の協力+幾ばくかの経費を掛けてクリアいたしました。毎週の定例データ処理は物量1.5倍、ふだんやり慣れぬ分野もあるから体感2倍、そしてコロナ・ウィルスに伴う特需対応調整取引先へのお詫びに目も回るような忙しさ(これは職場全体、全国的な一環)緊張の連続、もちろん自覚している宿題全部クリアできず、本日に押し出しました。失念しているものもあることでしょう。たった今現在欠員状態な職場内、お互いフォロー体制、人間関係の良好なことにも感謝。小さなトラブル行き違い、年度末締めの宿題など、本日明日と続きます。今週末は祝日だけど、午前中は出勤を決めました。
タイヘンだけど、精神的にも体調的にも充実万全です。昨夜もしっかり腹筋中心+ステアマスター263kcla消化してきました。今朝の体重は67.6kg体重減少の動きは見えません。”年齢を重ねると筋肉痛は遅れて出る”とは俗説とのこと、久々の筋トレだから誰でも当たり前の現象なんだそう。スポーツクラブ・コロナ休業時にも下半身は意識して鍛えていたけれど、胸肩辺りマシントレーニングは久々の鍛錬、しっかり筋肉痛に。そして有酸素運動がいかに大切か、爽快な気分に至るかも再認識いたしました。今晩、久々の初級エアロビクスの日。利用者は昨日一昨日を見る限り、あまり多くないよう。
Shostakovich 交響曲第10番ホ短調〜エフゲニ・ムラヴィンスキー/レニングラード・フィル(1976年ライヴ)・・・カラヤンが唯一取り上げていたShostakovich、世間では最高傑作!との呼び声も高いもの。そして本家本元唯一無二の評価も高いEvgeny Mravinsky(1903ー1988露西亜)の録音は、その音質故に避けておりました。これは一般に云われる優秀録音に非ず、リアルな臨場感抜群のライヴでした。若い頃から幾度かトライして挫折、それは第1楽章「Moderato」ズズ暗く静謐な風情に聴手の集中力が付いていけなかったから。これがムラヴィンスキーの手に掛かると異様に厳しい集中力に説得され、胸に染みる恐ろしさ。(22:05)一気呵成快速なスケルツォである第2楽章「Allegro」のテンションの高さ、縦線をピタリ合わせるオーケストラの技量の凄さ(4:00)不気味かつ途方に暮れた第3楽章「Allegretto」に於けるホルンは、Mahler 交響曲「大地の歌」の「大地の哀愁に寄せる酒の歌」に影響を受けたものとか(10:57)第4楽章「Andante - Allegro」静謐に延々と怪しい開始から(ここも「大地の歌」を連想)やがて軽快軽妙快速な躍動がやってきて、これが妙に明るいのも不気味。オーケストラの威力は文句ない迫力、激しい爆発。(11:08)けっして難解晦渋とは思えぬ魅惑の作品と理解できました。ムラヴィンスキー恐るべし、Shostakovichに開眼。
では、行ってきます。
2020年3月某日/●サラリーマン生活おまけの日々
当たり前に中国の経済指標悪化、NY株暴落、そりゃそうでしょう。コロナ・ウィルスだって自然の猛威、そうかんたんに人類は勝利できません。グローバリズムがこんな形で威力を発揮するとは・・・パンデミックの現実とはこんなことなのか、身近かには見聞きしていないけれど、たしかに影響はあります。降ったり晴れたり、気温は低くちょっぴり冬に戻ったような気候となりました。転勤者の席が空き、事務所移転もあと3週間ほど、年度末を迎えて慌ただしい職場の雰囲気、先の準備に着手しつつ、残された大きな宿題は思うようにクリアできません。ギリギリまで悪あがきしますよ。本日より担当お仕事営業データ処理”ワンオペ”開始。
先週末、お好み焼き屋での写真が送られてきて、自分含めて皆ほんま楽しそうに写ってました。あれはシアワセなひとときやったんやな。
ついに2週間ぶり!スポーツクラブ再開。クラスターとやらを気にしてか、それとも連絡不充分なのか、参加者は少なかったですよ。マシンは自由に各種たっぷり使えたけれど、いつもはワン・クール40回でも平気なのに10回位で青息吐息、既にバテ気味。ステアマスターは設定低めに15分、自宅でバックランジを続けていたせいか意外とラクに感じました。筋トレ+有酸素運動、しっかり心拍数上げて汗をかくことが肝要、それで初めて体調が整うもの。キモチ良い刺激ですよ、二週間ぶりの鍛錬は、今朝全身に快い軽い疲労を感じます。身体はわずか一日で引き締まるはずもありません。今朝の定例計量は67.4kg、今週中には66kg台に戻したいもの。
Frescobardi(1583-1643伊太利亜)チェンバロとオルガンのためのトッカータとパルティータ集 第1巻よりPartite 11 sopra l’aria di Monica/Partite 12 sopra l’aria di Ruggiero/Partite 6 sopra l’aria di Follia/Corrente Prima/Corrente Seconda/Corrente Terza/Corrente Quarta/Balletto I Corrente e Passacagli/Balletto II e Corrente/Balletto III Corrente e Passacagli/Partite cento sopra Passacagli/Capriccio Fra Jacopino sopra l’aria di Ruggiero/Capriccio sopra la Battaglia/Balletto e Ciaccona/Corrente e Ciaccona/Capriccio fatto sopra la Pastorale〜ロベルト・ロレジャン(cem/or)・・・CD2枚目。ラストの作品のみオルガン、ほかはチェンバロによるもの。チェンバロオルガンによる作品といえば大Bach(1685-1750独逸)のイメージ、音楽史的専門知識はないけれど、当時の音楽先進地・伊太利亜の100年先輩、古臭い印象はまったくなくて、こちら厳格な構成より自在な歌を感じさせる愉しい旋律が連続いたします。このボックス発売は2011年、自分が若い頃にはFM放送教養番組的なものしか聴けなかった音楽は、身近なものになりました。
Tchaikovsky 交響曲第6番 ロ短調「悲愴」/幻想序曲「ロメオとジュリエット」〜ヴァレリー・ゲルギエフ/キーロフ歌劇場管弦楽団(1995年)・・・現在もっとも忙しい一人であるValery Gergiev(1953ー露西亜)はマリンスキー劇場をベースに現在ミュンヘン・フィルの首席指揮者。似たような作品を幾度も録音?オーケストラの技量は想像以上に充実して、露西亜風金管の迫力は充分、しかし表現はモダーンに洗練されスタイリッシュ、第3楽章「Allegro molto vivace」スケルツォ楽章はかつてない熱気に充ちてノリノリ、小学生時代にオーマンディにて出会って以来馴染みの作品は新鮮に響きました。「ロメオ」の劇的な表現も文句なし。
では、行ってきます。良い天気だけど今朝も寒いようです。
2020年3月某日/●サラリーマン生活おまけの日々
今朝は2度Cとか、ぼちぼち3月も中旬に至っても気温は乱高下しているみたいです。女房殿不在、独居(やや)老人生活な週末を寂しく過ごして、新しい一週間にちょっぴり緊張しております。食材家庭内在庫豊富故、買い物や外食は必要ありません。女房殿不在をチャンスにダイエットを目指して、麦飯100%はパラパラ、不味くて喰えんシロモノだけど、身体にはよさ気な食物繊維ビタミンB6葉酸各種ミネラル豊富、その味故たくさん喰い過ぎることもありません。冷えると更にバサバサ、おにぎり形成不可、本日の弁当は炒飯にするしかない。
引き隠ってばかり、気分転換にご近所速歩していたら小雨が降ってきました。自宅内ストレッチ・スクワット程度で2週間、今晩久々のスポーツクラブ再開を愉しみにしております。今朝の計量は67.8kg。すっかりこの水準+1kg定着(涙)今週は相棒不在、来週転入してくるメンバーも即戦力にはならんでしょう。ここ2ヶ月ほどGW辺り迄、お仕事正念場と自覚しております。コロナ関係の混乱も続いて、年度末締めのケジメ処理もある・・・ボケているヒマはありまへんで。春は近いけど、花見宴会はご法度だそうです。
これも山本さんのブログに触発されたもの。Locatelli (1695-1764) ヴァイオリンの技法より 協奏曲ニ短調作品3-1/ハ短調作品3-2/ヘ長調作品3-3〜イーゴリ・ルハーゼ(v)/アンサンブル・ヴァイオリーニ・カプリチオージ(2012ー3年)・・・これはBrilliantの意欲的な全集?より。演奏者はよう知らんけど、阿蘭陀の優秀な古楽器アンサンブル、音質状態も極めて良好。この作曲家は18世紀のPaganiniと呼ばれるテクニシャンだったそう。L'arte del violino op.3は全12曲(CD3枚分)どの作品も緩急緩二十数分の明るく優雅な旋律連続、かなり長大な超絶的ニックを駆使したカデンツァが延々と、幾度も導入され、ソロ・ヴィオリニストの腕の見せ所、イメージとしてはBachのブランデンブルク協奏曲第5番ニ長調第1楽章「Allegro」に於けるチェンバロみたいなのが全曲、あちこち!そんな感じでしょう。すっきり整って軽快軽妙スムースなアンサンブルは古楽器演奏の成熟を感じさせるもの。
もともとこの作品はこちらで聴いておりました。Locatelli ヴァイオリンの技法より 協奏曲ホ長調作品3-4/ハ長調作品3-5/ト短調作品3-6〜ズザーネ・ラウテンバッハー(v)/ギュンター・ケール/マインツ室内管弦楽団(1957年)・・・何故か作品3-9が抜けております。Susanne Lautenbacher(1932−独逸)はレパートリーの広い名手だし、年代を勘案すれば音質も比較的良心的なもの、これを標準としてきたけれど(というかあまり録音の多い作品じゃないし)上記、イーゴリ・ルハーゼを聴いてしまうと音質問題、ソロの重さ堅苦しさ、アンサンブルの散漫さが今更のように気になりました。
Beethoven 交響曲第5番ハ短調〜ヘルベルト・カラヤン/ベルリン・フィル(1961-2年)・・・これは世評鉄板演奏。前回聴いたのは30年以上前?記憶もないほど。50歳そこそこ気力体力充実している頃の記録、若い頃”アンチ・カラヤン”だった理由が理解できました。颯爽とスタイリッシュ、ごりごりとオーケストラのパワー全開に押し付けがましく”粗い”演奏。
では、行ってきます。
2020年3月某日/●サラリーマン生活おまけの日々
昨日は薄ら寒い雨の中、ちょっぴりヤミ出勤、データ更新+メールのチェックもしておきました。いよいよ明日からスポーツクラブ再開とのネット掲示有。愉しみにしております。いつものストレッチ+体幹トレーニングに加えてのバックランジは下半身に相当の負担なようで、内股の辺り筋肉痛が続いております。鍛え方が足りませんね。今朝の定例計量は67.5kg、明日からマシン・トレーニング+有酸素運動加えて身体を絞りましょう。
優しくユーモアたっぷりだった親父の一周忌、兄も合理的な思考のようでとくになんの連絡もありません。北海道と愛知県はコロナ発症第1位第2位だから、配慮なのかも。女房殿が気を遣ってお花を贈ったそう。最晩年、足腰弱って身動きできぬ父の世話で、大好きな旅行もできなかった母親も後を追うように亡くなって、未だに心の奥底に痛みは残っております。毎日のように孫の虎太朗の写真や動画は送られてきて、人生は順番交代なんやなぁ、つくづく思いますよ。
新型コロナ・ウィルスは欧米へ。日本は未だマシ?オリンピック延期の可能性は高まって、経済的な停滞は悲惨な見通しです。消費構造もガラリと変わることでしょう。サラリーマン生活の晩年にこんな経験させられるとは・・・人生なにがあるかわからない。ここに一発大きな地震なんてご勘弁、悪い冗談もあながち絵空事に非ず。
・・・と、ここ迄書いて、最近拝聴した音楽メモ(EverNote)より某音源コメントをコピー、念の為再度音源確認しようと保存用DVD取り出したら・・・ファイルがない・・・類似の別な作品。あわててあちこち探したけれど、雲散霧消。誤って削除したのか。ショックです。(幸い、十数分後発見しました。よかったぁ)
仕方がないので”昔、聴いてました”シリーズでお茶濁し。
Debussy 牧神の午後への前奏曲/夜想曲(雲/祭り)/交響組曲「春」/Ravel ラ・ヴァルス/ボレロ〜シャルル・ミュンシュ/ボストン交響楽団(1962年)・・・シレーヌが含まれないのは残念だけど、音質極上。浮き立つようなテンションの高さ、ヴィヴィッドな高揚、オーケストラの技術の高さ、聴手を興奮の渦に叩き込むボレロは掟破りのアッチェレランド・・・牧神は充分デリケート、ボストン交響楽団は名人集団でしたよ。こんなの聴いちゃうと最近の若いもんはなにやっとんのか!そんな感慨に至りました。
2020年3月某日/●サラリーマン生活おまけの日々
昨日お仕事は強烈な無理難題連続!+思わぬトラブル処理+次期体制に向けてのお仕事実務構築、職場トップとの打ち合わせもあって盛りだくさん。ラストは自分の実作業漏れ一件発覚、データ更新の関係で本日ヤミ出勤5分ほど必要です。怒涛のような一日は充実していたとするべきか、普段の手抜き結果、泥縄なのか。
職場にて転出5人のちょっとしたお別れセレモニー有、感動的な佳き職場と思います。機構変更による3人+スタッフ一人のチームは解散(別部署へ)二人が異動となって、いずれかつて仕事をした親しい仲間、そのチームのお別れ会(お好み焼き屋にて呑み会)に前年度の若い相棒とともに参入、ワイワイ騒いで別れを惜しんできました。お好み焼き屋はおそらく15年ぶりくらい?なんせ糖質ダイエットは基本ですし。もとよりあまり好物じゃない。でも、美味しかったなぁ、気の置けない老若男女6人の酒席、金曜夜なのに、そして送別会時期なのにお店はガラガラでした。一年間お互いに苦しんだ若い相棒は静かに去っていきました(おそらくあちこち地雷を残して)。彼は営業系には向いていない性格なのでしょう。新しい環境での成長を心より願う。
夜10時前には帰宅してへろへろ、女房殿は不在中、そのまま寝てしまって深夜途中覚醒、あわててシャワーを浴びて二度寝、今朝の定例計量は67.8kg高め安定中。頭痛有。
Mussorgsky/Ravel 組曲「展覧会の絵」/歌劇「ホヴァーンシチナ」第4幕第2場への間奏曲「ゴリツィン公の流刑」/交響詩「禿山の一夜」(原典版)〜パーヴォ・ヤルヴィ/NHK交響楽団(2016年ライヴ)・・・Paavo Jarvi(1962ー愛沙尼亜→亜米利加)は現在NHK交響楽団の首席、意欲的な録音を続けております。どんなに無名であっても、日本のオーケストラであっても先入観で聴かぬように意識してきたつもり。しかし、このサウンドは気に喰わない、露西亜の泥臭い旋律リズムにRavelが近代管弦楽の精華を施した名曲中の名曲、薄味過ぎませんか、オーケストラの色彩が。この作品のキモは数々の打楽器、ド・シロウト意見も心苦しいけれど、小太鼓も大太鼓も微妙に前倒しアクセントが気になったり、リズムの芯に当たっていない、ノリもよろしくない。技術的やらアンサンブルがどーのじゃないんです。フィル・アップは意欲的、「禿山」は粗野なオリジナルに限る。
Mussorgsky/Ravel 組曲「展覧会の絵」(シカゴ交響楽団1976年)/マ・メール・ロワ/スペイン狂詩曲(ロサンゼルス・フィル1979年)〜カルロ・マリア・ジュリーニ・・・Carlo Maria Giulini(1914ー2005伊太利亜)60歳そこそこ元気な頃の記録。フリッツ・ライナー、小澤征爾、ジョージ・ショルティ、このオーケストラにとってこの作品は十八番中の十八番。冒頭のトランペットの朗々とした美しい音色はアドルフ・ハーセス(Adolph Herseth, 1921ー2013亜米利加)ですか?例の如くあわてず、激高したり走ったりしない、細部ていねいな仕上げにまったりと腰を据えて重心低く歌う、もの凄く立派な!演奏です。ロサンゼルス・フィル在任は1978-1984年、前任メータの力強いサウンドに+独墺系古典の作品を多く取り上げて、瑞々しい潤いと落ち着きを加えたもの。信じられぬほどのデリケートさに至っております。
2020年3月某日/●サラリーマン生活おまけの日々
あっという間の一週間、ありがたいことに本日もお仕事満載予定。昨日のシャワートイレ交換は誠実そうな若い業者が朝9時ちょうどに到着、作業時間わずか20分ほどで完了、水出渋った元のも持って帰って下さいました。きっと消毒修理して、アパートの改装などに流用するのでしょう。結果、昨日お仕事予定にほとんど影響なし、助かりました。元気の良い水勢は久々の快感、これなしに生きていけませんよ。数万円の出費は生き金でっせ。
いよいよオリンピックの延期が現実味を帯びてきて、リーマン・ショックを上回る”コロナ不況”の色濃い経済状態、たった今現在”引き隠り需要”に偶然我が商売はツボにはまって日々絶好調(対応タイヘンだけど)でも、種々買い貯めたあとは絶対に買わぬから、4月以降の急降下間違いないでしょう。この週末を乗り切ったらスポーツクラブ再開!・・・予定はおそらく延期となるでしょう。今朝の体重は67.6kg、膝をサポーターで固めて走ってみようかな?室内運動だけでは体重が減りません。
転勤異動者は本日が出勤ラスト、一年間苦しめられた(本人も苦しんだことでしょう)残念な若者は本日お別れ、人生には幾度も出会いがあり、たいがい滅茶苦茶なメンバーに苦しんだ経験も積んで、ここ名古屋の営業所に赴任して、それを凌駕する凄いのに数人出会いましたよ。今回のパターンは”理解できないものは、なかったことにする”放置プレイ常習者(結果結末は悲惨)持ち分野を狭めて被害を最低限にしたつもりだけれど、来週以降地雷をたくさん踏むことになるでしょう。覚悟しております。
本日より女房殿久々に大阪の母親の許へ。俄独居(やや)老人生活中にダイエットを強化しましょう。
Bizet 歌劇「カルメン」〜ピエール=ミシェル・ル・コント/コンセール・ド・パリ管弦楽団/合唱団/コンスエロ・ルビオ(カルメン)/レオポルド・シモノー(ドン・ホセ)/ピエレット・アラリー(ミカエラ)/ハインツ・レーフス(エスカミーリョ)(1958年)・・・昔懐かしいConcertHall録音。ちゃんとしたステレオ、意外なほど良好な音質。昨日トイレ工事待ち時間〜今朝に掛けてちゃんと全曲拝聴。「カルメン」は数少ない”身に付いた”オペラ、その意味は概ねの筋、場面展開を知っていること、配役の相関図を理解できていること、そして旋律サウンドに馴染んでいること。出会いはLP時代音質よろしからぬコロムビア・ダイヤモンド1000シリーズ、アルヒポーヴァ+マリオ・デル・モナコによる怪しげソヴィエット・ライヴ抜粋盤(1959年)。黄金のトランペットMario Del Monaco(1915ー1982伊太利亜)は輝かしく熱狂的、若者(当時のワシ)の心を打ち抜きました。爾来お気に入り作品へ、その後、トーマス・ビーチャムやらフリッツ・ライナーなどFMエアチェックにて愛聴したものですよ。
西班牙のリズム旋律情緒豊かな仏蘭西オペラ、Bizetは図書館で情報を得て作曲したらしいとか、そして1875年の初演は大失敗だったとのこと。版のことはフクザツ過ぎて判断不能。デル・モナコ・ライヴには熱狂のファランドール有(踊り子のジャンプも聴こえた)ここではありません。生真面目な男(ドン・ホセ)を魅了し、翻弄する奔放なカルメンは魅惑の官能性、男性の人生を狂わせて身を持ち崩すに充分な存在です。波乱万丈ストーリは二時間ドラマを彷彿とさせます。ルビオのカルメンは説得力充分、レオポルド・シモノーとピエレット・アラリーはご夫婦でしたっけ?Pierre-Michel Le Conte(1921ー2000仏蘭西)はこのレーベルでしか拝聴したことはありません。オーケストラはパリのオーケストラの変名か寄せ集めでしょう。ド・シロウト耳にはたっぷり充実した演奏かと。
では、行ってきます。
2020年3月某日/●サラリーマン生活おまけの日々
世間ではトイレットペーパーに続いて、納豆がコロナに効く!との風評から品薄とのこと。(ウソでっせ)納豆は安くて栄養たっぷり、身体に佳いけれど買い占めるほどのことはないでしょう。困ったものです。WHOがパンデミック宣言、今更云われてもねぇ、世界的忖度ウィルス蔓延。
大チョンボ連続の鬱々としたお仕事翌日には、思わぬ大逆転!ついに数ヶ月に渡る懸案の職場大問題クリア目処が立ちました。これは職場の仲間たち、職場トップの連携の賜物でっせ、昼からすっかりの春風情に気分かなりよろしく、これでコロナ・ウィルスがなかったらなぁ、ビールでも呑みに行きたいほど・・・ところが!
問題は「傘がない」・・・10年選手のシャワートイレ(Panasonic)ここ一ヶ月ほど水勢を失ってなかなかの出渋り状態、しかも水ちょろ漏れ状態も使用者に似るものか。日々激しく愛用してもう寿命かもしれません。女房とも相談しつつ一週間ほど逡巡しておりました。とうとう昨夜ネットにて「工事付き」できるだけ安いのを検索して発注。すると速攻返事があって、明日朝一番設置でいかがでしょうか、と。この俄コロナ不況、ヒマなのか?引っ越しシーズンなのに。本来自らDIY、修理やら、設置を試みるべきだけど残念、そんな技量知識は持ち合わせぬ粗忽者(=ワシ)。
喜んでOKしたら、女房殿は膝を打った治療に整形外科予約があるとのこと。仕方がないから午前中お休みとしましょう。ちょうどお仕事一段落したし、ちょいと心配な案件後始末が残っているけど、急ぎの用事はスマホに連絡があることでしょう。昼から取引先行き、11時出発に間に合うか微妙です。
いつもの自宅トレーニング実施中、今朝は67.7kg。早期のスポーツクラブ再開を願う。
Rachmaninov パガニーニの主題による狂詩曲(ヴラディーミル・ポンキン/レニングラード・フィル/1983年)/ピアノ協奏曲第1番嬰ヘ短調/第4番ト短調(ゲンナジー・プロヴァトロフ/ソヴィエット国立交響楽団/1984年)〜ヴィクトル・エレシュコ(p)・・・Victor Yeresko(1942-烏克蘭)は1960年代数々のコンクールに優勝乃至入賞した実力者、その昔FM放送で幾度聴いていた実力派、知名度はちょいと薄いでしょうか。Rchmaninovのピアノ協奏曲全曲録音、やや人気薄い第1番第4番を聴いてみました。伴奏を担当する指揮者も拝聴機会の少ない人、音質良好、オーケストラの濃密な味わいも作品に似合っておりました。ピアニストの技巧も文句なし、オーケストラに負けぬ濃厚憂愁な表現、著名な第2番に負けぬ甘美な「狂詩曲」はたっぷり歌って、ちょっと霊感に乏しい?作品と感じていた協奏曲も一気呵成に聴かせる集中力がありました。上手いピアニストですね。
もう一発濃〜い露西亜音楽。Rachmaninov 交響曲第2番ホ短調(フィルハーモニア管弦楽団/1993年ライヴ)/Bernstein 「キャンディード」序曲(ロンドン交響楽団/1978年)〜エフゲニ・スヴェトラーノフ・・・彼(か)の清冽なフィルハーモニアが味付けたっぷりサウンドに変身して、指揮者との相性も上々。これ以上ない!といった甘美極まる旋律連続!堪能いたしました。「キャンディード」はコンサートのアンコールですか?こちらは重く、アンサンブルも粗いもの。スヴェトラーノフのBernsteinという怖いもの見たさ、的記録でしょう。
それでは工事を待ちましょう。(9時ちょうどに業者さん到着、わずか15分にて交換終了。感謝)
2020年3月某日/●サラリーマン生活おまけの日々
日々微妙に寒さは和らいで過ごしやすくなっているけれど、コロナ関係の閉塞感は続いております。愛知県は感染者数、北海道を猛追!昨日眺めたテレビ番組によると感染者数累積でなく、新たな増え方が問題なんだそう。マスクは感染した可能性のある人が”広げない”意味、健康な人が防御する意味はほとんどない、とも。本日、東日本大震災から10年目、復興支援の政策に関わった御厨貴さんは「戦後の発想から抜けられず、災後の新しい枠組みを作れなかった」、種々土木工事やインフラを作っても人は戻らないことに言及されておりました。自分にとっては25年前の阪神淡路大震災の経験があまりに強烈で(但しお隣大阪にて)幾度東北ボランティアに誘われたけれど、出掛ける勇気が出ませんでした。そして原発事故、放射能の影響やら後処理、未だに日常生活が戻らぬ人々、行方不明者も数千人単位でいらっしゃるまま、記憶は風化していく・・・
忘れることも人の智慧なんだけど、忘れたらあかんよな、これは。
お仕事は大チョンボ(完全自責)2件発生!お詫びと関係各部署にご迷惑を掛けつつ対処したけど、少々凹んでおります。役に立たんヴェテランやな!(=ワシ)スポーツクラブにて筋トレお休み一週間。ちょっぴり付いていた胸の筋肉の衰えを今朝自覚いたしました。スクワット・ストレッチ・体幹トレーニング・逆腹筋・バックランジは継続中、左脚付け根外側に激痛有、それでも毎日継続しないと体調が保ちません。おそらくスポーツクラブ再開は4月にずれ込むでしょう。今朝は67.8kg。高め安定。
Gershwin ラプソディ・イン・ブルー(コロムビア交響楽団/1959年)/交響詩「パリのアメリカ人」(ニューヨーク・フィルハーモニック/1958年)〜レナード・バーンスタイン(p)・・・これは中学校の音楽室にて出会った鉄板お気に入り作品。バーンスタイン40歳の録音はいまでも一番人気ですか?60年前の音質極上、コロムビア交響楽団は抜群に上手いスウィング感、バーンスタインのピアノはやや粘着質に重いけど、ブルージーな雰囲気満載、久々の拝聴に痺れました。カットは残念だけど。「パリのアメリカ人」もノリノリのヴィヴィッドな演奏、但しアンサンブルは少々粗い感じ、この作品に”クール緻密”は必要ないでしょう。続いて
Gershwin ピアノ協奏曲ヘ調〜アンドレ・プレヴィン(p)/コステラネッツ/彼の管弦楽団(1960年)・・・この作品も大好き、ラプソディ・イン・ブルーに負けぬ名曲でっせ。かなり以前からのお気に入り演奏、若きプレヴィンのピアノはバーンスタインより音色が美しいし、軽快なスウィング感はこちらが本領発揮、音質もよろしい。
Saint-Sae"ns 交響曲第3番ハ短調「オルガン付き」〜エルネスト・アンセルメ/スイス・ロマンド管弦楽団(1962年)・・・これも”昔聴いてました”シリーズ。大のお気に入り。往年の英DECCA録音、ジュネーヴのヴィクトリア・ホールの残響最高。アンサンブルやらリズムの切迫感に難有、シャルル・ミュンシュ辺り圧巻のテンションに慣れていると、これはヘロ演奏か!?なんか木管のピッチも微妙にヘンだし。でも、これがこども時代LPの刷り込み、なんとも云えぬ音色、色気、味わいと風情があって、アンセルメの演奏はどれも好きでっせ。作品も大好き、第1楽章第1部「Adagio - Allegro moderato」の神秘的な開始、第2部「Poco adagio」の瞑想、第2楽章第1部「Allegro moderato」スケルツォの切迫感、そして第2部「MaestosoーAllegro」ドミソのオルガン和音の壮麗な響きとフィナーレへの緊張感の連続、喜ばしい終結へ。最高。
2020年3月某日/●サラリーマン生活おまけの日々
昨日気温は20度くらいまで上がったらしい。朝晩はちょいと冷えても春が近いことを実感させ、それでも新型コロナ・ウィルス猛威の収束は見通せません。イヴェント自粛通達はさらに延期されることでしょう。毎日通っていたスポーツ施設もおそらく例外に非ず、観光地や歓楽街、テーマパークは史上最悪の状態に、飲食店だって送別会歓迎会のシーズンに完全アウトでしょう。幸い自分やら周辺に健康被害はなくて、おとなしくするしかない日々。首都圏や大都市の通勤ラッシュは大丈夫なのか、感染を広げることにならぬのか?一連の騒動後、自分はバスに数回乗った程度、地下鉄は使用しておりません。中国・伊太利亜ではオン・ライン授業が始まっているとのこと。テレワークやら遠隔診断が一気に広がる契機にならぬもんでしょうか、政府はその辺り後ろ向き場当たり的施策ばかり目に付く・・・
・・・ってな話題は新聞、週刊誌、ネットでいくらでも見られまっせ。問題は自分の商売悪戦苦闘。トイレットロールは一度買い占めが発生すれば、市中在庫はなくなるから、ほんまに必要な人に行き渡らぬし、ようやく入手できたらたくさん買うからまた不足する、そんな循環でしょう。実感はないけれど、ふりかけ需要が増えているとか、思わぬ消費行動も出ているらしい。昨日一週間のお仕事サイクル始まりは当面の宿題をいくつかクリア、昨年あたりからバタバタと取り繕い連続、辛くもぎりぎりなんとかする日々が続いております。
いつものストレッチ・スクワットに+バックランジ、更に逆腹筋を加えたら、下半身モウレツな筋肉痛!4−5年真面目にスポーツクラブに通っても、知らず”自分なりラクな所作”ばかりしていたのですね。今朝の定例計量は68.3kg、危険水域超え継続中(涙)有酸素運動しないからか。別に大喰いしてるワケじゃないのに。
Mahler 交響曲第5番 嬰ハ短調〜ジョン・バルビローリ/ニュー・フィルハーモニア管弦楽団(1969年)・・・これも昔なじみの音源やなぁ。久々十年スパン以上の拝聴に痺れました。昨日EMI録音に嘆いたけれど、これは極上の音質。まったりと舐め尽くすような丁寧な旋律味付け、たっぷりとした浪漫表現に歌ってセクシー、激高したり咳いて走ることはありません。このオーケストラ特有の清冽クリアな響きも似合って、種々聴いてきたこの作品の最高峰演奏、ヴェリベスト。
Tchaikovsky ピアノ協奏曲第1番 変ロ短調/Franck 交響的変奏曲(ジョン・バルビローリ/1962年)/Liszt ハンガリー民謡による変奏曲/スペイン狂詩曲(Busoni編)(ジョン・プリッチャード/1963年)〜ジョン・オグドン(p)/フィルハーモニア管弦楽団 ・・・John Ogdon(1937ー1989英国)は1962年チャイコフスキー・コンクールにてアシュケナージと優勝を分け合った人。残された録音は(聴いた限り)どれも素晴らしい。著名なTchaikovskyは星の如く居並ぶ録音中、クリア明晰な響き+バルビローリのまったり勇壮な伴奏と併せて思いっきり新鮮に響きました。Franckは少々苦手系の作品、変奏曲のデリケートな表現を初めて美しいと感じたもの。ふだんめったに聴かぬLisztも技巧の冴え、たっぷり堪能させてくださいました。このEMI録音も良好。
では、行ってきます。
2020年3月某日/●サラリーマン生活おまけの日々
床屋ほぼ丸刈りのみ引き隠りな土日を経て、気分も新たに一週間が始まります。お仕事はいろいろ不安、気になることも多い”八方塞がりの歳”、人心が不安に至れば妙な情報に踊らされるものですよ。本日最高気温予想21度C、とか、いよいよ春が近いけれど、新型コロナウィルスはどーなるのか?日本は検査体制が弱いから”無症状感染者”がたくさんいるのかも知れません。失業率カウントが各国で手法が異なるように(日本が一番厳しいらしい→低く出る)”感染者”カウントも違うかも、中国では発熱のない人はカウントしていないんじゃないかとの噂です。ウィルスにも二種類あるらしいとか、こどもや若い人は症状が軽いとか、わからぬことだらけ研究は緒に就いたばかり。
スポーツ施設がお休みなので難儀しているけれど(会費返せ!)なんとか身体は鍛えたい、求めればいまどき情報はネットにあるもの。自宅でもトレーニング可能!ウエストを細くするには【腹筋】×【バックランジ】を交互に!動画の男性インストラクターと一緒にやったらへろへろ、あちこち筋肉痛です。さらに既に世間では話題になっていたらしい”逆腹筋”もやってみました。しばらく継続してみようかな?あっという間の下半身(足指辺りも)筋肉痛、今朝の定例計量は68.2kg、最悪危険水域超え。わずか3ヶ月で+2kg、毎年3月は体重が増えます。
中野信子「脳はどこまでコントロールできるか? 」(ベスト新書) ・・・中野信子さんは妙齢の知的な別嬪はん、テレビのコメントも好感を以っていつも眺めているけれど、この本はなんだかなぁ。独断とか思い込みに非ず、実例と裏付けを取った著作、ほとんどのカスタマーレビューは賞賛中、一部「タイトルと中身が一致していない」と題したレビューにほぼ同感。なんとなくふわっと”そんなもんか”といった読みやすい一冊、新しい切り口がもっと欲しかった。(エラソーに)
Shostakovich 交響曲第7番「レニングラード」〜パーヴォ・ベルグルント/ボーンマス交響楽団(1974年)・・・これも懐かしい「昔、聴いてました」シリーズ。1990年頃、この作品唯一の駅売海賊盤でした。もしかして30年ぶりの再会。まず音質がぱっとしないのは記憶通り、一律に捉えるのは間違いと思うけれど先入観たっぷりなEMI録音でした。作品はウケ狙いっぽいなぁ、第1楽章「Allegretto(戦争)」第1主題である冒頭「人間の主題」はいかにも俗っぽいし、「戦争の主題」が延々と微妙に変容しながら小太鼓に乗って繰り返すのもわかりやすいもの。この楽章最終盤、Paavo Berglund(1929ー2012芬蘭土)は、燃えるようなアッチェレランドを掛けて疾走爆発します。このオーケストラ音楽監督として在任は1972ー1979年、音質イメージかも知れないけれど、このオーケストラはパワフルでも少々粗いサウンドかと。Sibeliusは剛直な演奏を好ましく感じたけれど、雰囲気はあるけれど仕上げがイマイチ?勝手な印象を得ました。
Sibelius 交響曲第2番ニ長調/第5番 変ホ長調〜アレクサンダー・ギブソン/スコティッシュ・ナショナル管弦楽団(1982年)・・・この間、聴いているShostakovichは所詮新参者、聴き込みはこれからだけど、Sibeliusは中学生時代からのお気に入りでっせ。Alexander Gibson(1926ー1995蘇格蘭)は”Sibeliusは英国”伝統に則って、清涼なサウンドに満足。亜米利加勢のパワフルな演奏も好きだけどね。懐かしい旋律にこみ上げるものがありました。
さて、根性入れて出勤しましょう。体重増傾向+下半身筋肉痛でも体調万全、花粉症の洟水除いて。
2020年3月某日/●サラリーマン生活おまけの日々
昨日一ヶ月伸ばした髪を切ろうと女房殿のクルマにて朝一番ご近所イオンへ、すると2階以上の売り場、そして頼みのQBハウスも11時オープンとのこと、営業時間を短くしてコロナ対策なのか。逆方向の最寄りの駅まで送ってもらって、馴染みのおやじの店へ一番乗り出来。例の如し黙って、潔く”ほぼ坊主”状態にされました。自慢じゃないが人生に於いて、床屋の出来不出来に文句つけたことは一度もありません。我が家の自家用車はあと10日ほどで廃棄、駐車場も解約、女房殿がお仕事を辞めて以来、使用時間はごくごく短いもの、ほとんど無用の長物へ。”重いお米や水はどうするの?”と文句もあったけれど、仮に運送料が掛かっても通販のほうがずっと安く上がります。
昼は冷凍庫在庫の麺類消化(パスタなどけっこうハイカロリーは自覚)夜も出掛ける意欲なく、先日入手した薬局PB第3のビール風飲料+ジャンクフード(冷凍庫在庫)にてお誕生日を祝いました。結果67.9kg更に200g増へ。なんせほとんど動いていないからね、スクワット・ストレッチ+ちょっぴり体幹トレーニング程度はせいぜい体調維持効果。コロナ鎮静を待って春、スポーツクラブ再開に期待しましょう。
今朝の朝日新聞は全力”ジェンダー問題”特集。養老孟司さんのコラムも明治生まれの母親(小児科医)の思い出、母親がこどもに全力で関わったら潰れる、”心は掛けたが手は掛けなかった”と云われたそう。息子が生まれた時に、こいつが大きくなる頃には男女差別人種差別国境の壁などなくなる社会がやってくると信じたのに、時代は逆方向に進んでおります。
Shostakovich バレエ・リュッス(Galop In /Pizzicato/Petite Ballerina /Serenade For Cello/Playful Polka /Romance For Trumpet/Waltz / Polka /Grand Waltz/Galop Out/Tchaikovsky 憂鬱なセレナーデ/アンダンテ(交響曲第1番ト短調「冬の日の幻想」より)〜エフレム・クルツ/コロムビア交響楽団/Bernard Greenhouse(vc)/Robert Nagel(tp)(1953年リリース)・・・こんな珍しい音源がネットより入手できる時代がやってきました。詳細調べていないけれど、ジャズ組曲とかバレエ音楽からの抜粋、おそらくほんまのバレエ伴奏に使われたものでしょう。Efrem Kurtz(1900ー1995露西亜→亜米利加)はエレイン・シェファー(fl)の夫君、あまり多く録音を残しておりません。Shostakovichは快活ユーモラスで楽しさいっぱい、録音用オーケストラ?はヴィヴィッドなアンサンブル、音質もよろしい。グリーンハウスはボーザール・トリオのメンバーですよね。ロバート・ナーゲルはトランペットの名手、フリーランスで活躍して未だご存命とか(1924-亜米利加)。Tchaikovskyは音質やや落ちて、デリカシーにちょいと不足しました。
Bach ブランデンブルク協奏曲 第1番ヘ長調BWV1046/ 第2番ヘ長調BWV1047/ 第3番ト長調BWV1048/ 第4番ト長調BWV1049/ 第5番ニ長調BWV1050/ 第6番 変ロ長調BWV1051〜ギュンター・ケール/マインツ室内管弦楽団(1958年)・・・既に【♪ KechiKechi Classics ♪】に言及してありました。この作品は無条件幸福、古楽器でもモダーン楽器でも、時代錯誤太古録音でもたっぷり愉しめるもの。古楽器に慣れた耳にはチェンバロの音色など違和感はあるけれど、全体としてバランス感覚にあふれて録音年代を勘案すると”先鋭的”、音質にもさほど不満はありません。躍動するBach!たっぷり堪能いたしました。
2020年3月某日/●サラリーマン生活おまけの日々
めでたくもない本日63回目の誕生日。昨年逝った両親に感謝しましょう。自分のイメージとしては立派な年寄り(としょり)年齢でっせ、見た目黒髪身体はそれなり鍛えて引き締まって滑舌よろしく、お仕事快活にこなして前向きに明るく、若いつもりだけど、間違いなく年寄り(としょり)テレビにて同世代が映ると「周りにはこんなふうに見えているのか!」愕然といたします。相変わらずの新型コロナ特需に商品調達叶わず四苦八苦調整お詫びの日々、いくつか気になる不安な別途案件残して達成感はありません。精神的には中途半端な日々が続きます。いつもはスポーツクラブにてしっかり汗を流して気分転換するんだけど残念、施設は最低あと一週間は休館中です(おそらく延長の可能性大)。海外旅行して発熱、それでもスポーツクラブに通ったり、感染自覚しつつ飲食店を利用した”暴走老人”が数人いるらしい。困ったものです。
オリンピック中止なら経済損失7兆円?ぼちぼちその可能性も取り沙汰されて、このまま開催してお客は大勢来るのか、それまでに日本の経済が保つのか暗澹たる気分蔓延している薄ら寒い春であります。朝刊熟読しても気分は晴れません。これよりスクワット、ストレッチやら体幹トレーニングをしっかり、室内で実施するつもり。今朝の体重は相変わらず67.7kgのまま。なんとかならんか。
Shostakovich 交響曲第12番ニ短調 「1917年」〜ラディスラフ・スロヴァーク/スロヴァキア放送交響楽団(1989年)・・・LPを諦めてCD時代に入って最初に入手したのが Ladislav Slovak(1909ー1999斯洛伐克)全集。当時作品そのものに歯が立ちませんでしよ。先月、オハン・ドゥリアンのとっても凄い演奏に目覚めた「1917年」、わかりやすい旋律、第3楽章「アヴローラ 」ラスト辺りの打楽器乱舞も聴きもの。おそらくは十数年ぶりの拝聴に微妙に甦る記憶・・・第1楽章「革命のペトログラード」怪しい旋律高揚にイマイチ力感が足りない、オーケストラの弱さもあるけれど当時既に80歳だったスロヴァークも踏ん張りが効かなったのか。全体として頑張っているけれどサウンドの芯が足らん印象、期待の打楽器乱舞も期待ハズレでした。音質問題もあるのかな?山本さんのブログに第5番への賞賛があったので、聴いてみましょう。
Shostakovich 交響曲第5番ニ短調/ヴァイオリン協奏曲第1番イ短調〜クルト・ザンデルリンク/ベルリン交響楽団/イーゴリ・オイストラフ(v)(1966年ライヴ)・・・1982年のセッション録音に非ず、かなり以前のライヴ。Kurt Sanderling(1912ー2011独逸)は旧ソヴィエットでの活動が長かったけれど、その辺りの演奏スタイルとは随分違って熱狂の入れ込み非ず、クールでスタイリッシュな演奏にテンポもやや速め。嗜好の問題だけど、大仰にたっぷりクサい作品は泥臭く、アツく演奏して欲しいもの。これは確信犯でしょうか。ようできた交響曲としてバランスよい表現は物足りない印象でした。ヴァイオリン協奏曲も苦手系作品の極北、ここ最近第2楽章「Scherzo. Allegro」壮絶なソロをテレビで拝見して、こりゃすごい作品とちょっぴり目覚めたところ。息子オイストラフは親父さんと比べてジミだけど、立派なテクニックでした。
2020年3月某日/●サラリーマン生活おまけの日々
一週間の締め括り週末へ、3月に入ったのに寒いですね、職場では若いものが二人ほど体調を崩しております。コロナでもインフルエンザでもなくて、ただの風邪らしいけど。相変わらず妙な”特需”が続いて、商売柄商品調達供給の調整大苦戦、取引先へのお詫びに日々追われております。昨日は本来比較的ヒマな予定だったのに、終日メいっぱい忙しくバタバタしておりました。一気に暖かく春めいてくれば、気分的にも晴れてくるけれど、今年は早めの桜も花見行事自粛の動きとなっているみたい。暖かいシンガポールでも患者は増えていて、暖かくなれば収まるという保証はないらしいけれど。インフルエンザ大流行だった亜米利加にもいよいよ上陸したとのこと。
大学時代の先輩からはノーテンキに4月中旬の呑み会設定の連絡があったけれど、気分的にちょっとなぁ。来週異動転勤者は出勤ラスト、送別会は中止、個別に親しいメンバーと呑みに行きたいけれど、開いているのか?居酒屋。東京本丸にお仕事引き継ぎに行ったメンバーによると、新幹線は異様なくらい人数少なかったらしい。会議はほとんど中止、昨日職場トップは会議室にてネット会議に引き隠っておりました。
どこにも出掛けないから話題はコロナ一色でオモロないなぁ、自宅にてしっかりスクワット+ストレッチ+ネットで見かけた体幹トレーニングちょっぴり付加、体調は維持できても体重は67.7kg高め安定。有酸素運動しないと体重は減りませんよ。一昨日、某音源データ処理整理大規模に実施して達成感有、それが昨日まったく同じことを昨年5月に実施していたことを発見!完全忘却(≒ボケ)ショックでした。せっかく焼いたDVD-R一枚ムダ。
Mahler 交響曲第9番ニ長調〜小澤征爾/ボストン交響楽団(1989年ライヴ)・・・安寧と諦念を感じさせる晩年の作品。鉄板はバーンスタイン(ベルリン・フィル)辺りですか?人生の黄昏を迎えている世界の小澤征爾(1935-)54歳の記録。もう35年以上前の録音なんやなぁ(遠い目)21世紀はMahlerブーム、数多くの録音が出たあとには、ちょいとかすみつつある存在かも。数少ないユーザーレビューのコメントも”蒸留水みたいで味気がない”と。なるほど、じつは自分もそのような印象を小澤征爾の数多い録音に抱いていて、若い頃はそれがイヤでしたよ。肺腑を抉るような情念!を求めてますか?この作品に。
やがて幾星霜、青年は引退年齢に至り(=ワシ)”蒸留水みたい”にピュアな演奏を好むようになりました。淡々と作品の真髄、テンポは中庸に素の姿を細部描いて余すところがない。ボストン交響楽団は技術に優れ、サウンドは洗練されております。押し付けがましくない感動横溢。バーンスタイン・テンシュテット系情熱演奏も好きだけど、浪漫の残滓一掃したようなブーレーズとの出会いあたりから嗜好は変化いたしました。
本日は本来忙しい日程なんだけれど、一連の騒動にて情報連携は中止。ゆっくり出勤して午前中一週間のまとめ週報上げて、昼から取引先幹部と大規模な業務変更の打ち合わせとなります。
2020年3月某日/●サラリーマン生活おまけの日々
昨日は雨模様、気温は上がらぬけれど本日はこれから晴れるそうな。当面の実務作業+アルファをこなすのであっぷあっぷな日々、残念な若い相棒は来週いっぱいの出勤、きっと爆弾を数多く抱えていると覚悟しております。ダンベルスクワット+いつもの入念なるストレッチ実施して今朝の定例計量は67.7kg、なんとか500g減らしました。このまま一直線に減量してもとに戻したいもの。花粉症状の悪化のみ、春の接近を予感させます。
意外と知られていないけれど、トイレットロール・テッィシュはほとんど国産、とくに古紙ロールは日本の反古(ほご)紙有効活用という伝統的な技が継承され、例えば切符なども裏の電磁部分とかインクは薬剤なしで分離させる技術が確立されております。(パルプロールは原料をカナダ辺りから輸入)ほとんど空気を運んでいるような物流も特殊だから、わざわざ隣国より輸入するのは至難。米子医療機関の職員が「コロナ・ウィルス影響で中国のトイレロール不足云々」といったデマに関わってお詫びしたという件は、あくまで「関わった」ということで「発信元」ということではない、むしろ組織の見識を示すものでしょう。流言飛語に惑わされる庶民は、不安な心情の反映です。通常なら充分な流通在庫でも、揃って買い占めれば一時的に不足するのはあたりまえ。収まるのにどのくらい掛かるのでしょうか。自分も商売柄似たような案件の対応に日々追われております。
Shostakovich 交響曲第11番ト短調 「1905年」〜フランツ・コンヴィチュニー/シュターツカペレ・ドレスデン(1959年)・・・
Franz Konwitschny(1901ー1962墺太利)はゲヴァントハウス管弦楽団首席指揮者として1949年−亡くなる迄活躍したそう。現在の寿命ならあと20年くらい活躍できたことでしょう。これはモノラル録音だったのですね、てっきり出来のよろしくない初期ステレオかと。たしかにイマイチな音質だけど、さほど気にならぬのはドレスデンの厚みのある響き(ジミだけど)各種労働歌が引用され第4楽章「Allegro non troppo」に於ける「ワルシャワ労働歌」は学生運動の名残を肌で感じた世代には馴染みでしょう。第2楽章「Allegro (1月9日)」の一斉射撃の描写は凄まじいもの(カッコよいなんて云うと罰が当たりそうな皇帝軍の労働者への攻撃)。
数多い音源を自在に聴けるような身分に至った不遜な音楽ファン(=ワシ)若い頃はじっくり聴き込んで先人の名曲旋律を徐々に身につけて、その価値、美しさをゆっくり心に刻み込んだものですよ。Shostakovichの魅力に目覚めるのに幾星霜!遅すぎる目覚め。かつては第1楽章「Adagio (宮殿前広場)」の静謐さにワケがわからなくなっておりました。ここ、ほんの最近、その怪しい静けさに心奪われ、コンヴィチュニーの骨太な重心の低い表現に納得して全曲を拝聴いたしました。
R.Strauss 交響詩「ドン・キホーテ」〜ベルナルト・ハイティンク/バイエルン放送交響楽団/マクシミリアン・ホルヌング(vc)(2012年)・・・とうとう引退してしまったハイティンク。いつもどおりなんの衒(てら)いもないオーソドックス穏健な世界が広がっておりました。
では、行ってきます。
2020年3月某日/●サラリーマン生活おまけの日々
今朝は曇り空からやがて雨模様、気温は上がったり下がったりを繰り返しつつ、春になっていくのでしょう。これほどの閉塞感は東日本大震災以来じゃないか、マスクや除菌衛生商品の品薄はまだ理解できんことないけど、トイレットロール・ティッシュの品薄は40数年前のオイルショック?前々回の消費増税時を彷彿とさせて、これは風評の類でしょう。米、レトルト米飯、カップ麺は激売れ、コーンフレークが完売しているのを見かけた時には「ミルクボーイのブーム?」ちょっと遅いじゃないの反応が、なんて思ったら、学校が休みになるからこどもの食事用らしい。あおさのりがコロナ・ウィルスに効く!とか、そうかもしらんけど、いったいなんぼほど喰うたら良いのか?そればっかで食生活は成り立たんでしょう。
半日有休消化というスケベ根性を出したこともあって、昨日は通常業務+品薄調整に終日ばたばたお仕事大苦戦中。そんな時に限って(取引先には申し訳ないけど)しょうもない裾野の相談が連続するものです。偶然、東京本丸の先行き予定見込み締切も同時に重なって、辛くも全部クリア!もちろん不可、本日午前中に送り出し。朝一番になんとかしましょう。ストレスから昼飯爆喰い!帰宅したら女房殿が所用から帰ったかばかりで夕食準備手つかず、メンドーなのでそのまま至近の高級中華・王将にてビール2杯ほど+ハイ・カロリーな中華料理。空いてました。
悲惨な結末は最悪危険水域超え68.2kgでっせ。わずか1-2ヶ月にて1-2kg増へ。スポーツクラブ臨時休館初日にしてこの実績!昨日スクワット+入念なストレッチくらいでは体重減の効果ならず、恨むぞコロナ・ウィルス。憎き内臓脂肪は復活しつつある・・・走るのは膝が調子よくないからなぁ。
Mahler 交響曲第2番ニ短調「復活」〜ジェームズ・レヴァイン/イスラエル・フィル/バルバラ・キルダフ(s)/クリスタ・ルートヴィヒ(ms)/テル・アヴィヴ・フィルハーモニー合唱団/リナト・ナショナル・コーラス/イヒュドゥ合唱団(1989年ライヴ)・・・ここ1ヶ月「復活」ばかり聴いているからハラ周り贅肉が復活するのか。James Levine(1943ー亜米利加)はジョージ・セルの弟子、未だ健康問題やらセクハラで告発される前46歳、この辺りが最盛期でしょうか。若い頃のRCA録音はMahlerの交響曲第2番と第8番が未了のまま、現在ではライヴ録音が入手可能です。この人は陰影とか情念に非ず、オーケストラを明るく響かせ、旋律をよう歌わせて、わかりやすい表現。オペラ畑が長いせいか、声楽の扱いも抜群です。コトの経緯さておき、このライヴ録音の完成度はたいしたもの、壮麗なフィナーレの盛り上がりを堪能いたしました。イスラエル・フィルとの録音は初耳、客演は頻繁にあったのでしょうか。すっかり上手いオーケストラに至っていると聴きました。
太り過ぎは健康によろしくないのは当たり前。では、行ってきます。
2020年3月某日/●サラリーマン生活おまけの日々
じつは一昨日夜何故か眠りが浅く、体調イマイチ、とくに右半身ケツから脚外側が鈍く痛みます。基本筋肉痛と思うけれど原因不明、ここ数日悪化しておりました。午前中ミーティングを二つこなして、昼休みを潰して諸実務処理、昼から有休消化へ、これから年度末迄予定はいっぱいいっぱいなので。ところがこの判断は大失敗、世間で話題になっている通りの商品不足状況一気に悪化、職場トップよりスマホに連絡あって、あちこちお詫びに追われました。ま、それなりにゆっくりして夜は週明けのスポーツクラブへ、すると!貼り紙有。
明日より二週間休館、既に二日前よりスタジオメニューは中止、顔馴染みは数人(美尻姉さんも)それでもずいぶん人数が少ない。一通りマシントレーニング済ませてさっさと帰ろうかと一瞬考えたけれど、もう明日から(最低)二週間お休みでしょ?更にステアマスター15分追加してしっかり汗を流しましたよ。今朝の定例計量は失念いたしました(おそらく残念なる現状維持)。本日より毎日入念なるストレッチ、ダンベル・スクワット必須+なにか鍛錬を考えなくっちゃいけない。新型コロナ・ウィルスはどこまで広がっているのか、様子不明。科学的分析やら検査体制より政治パフォーマンスを優先させて、いずれ安倍ちゃん得意なハズの経済はガタガタでしょう。
Copland 交響曲第3番ホ長調〜アーロン・コープランド/ロンドン交響楽団(1958年)・・・この時期、MercuryとかこのEverest、メジャーどころではRCA-Living Stereo、21世紀である現在に現役水準な優秀録音が登場しておりました。Aaron Copland(1900ー1990亜米利加)はついこの間迄ご存命やったんなやな。この人の作品はどれを聴いてもハズれなし、平易にわかりやすく、懐かしい旧き佳き亜米利加の良心を感じさせて前向き、三管編成に多彩な打楽器を加えた編成となります。第4楽章「Finale」は誰でも知っている「市民のためのファンファーレ」を冒頭に配して、それが自在に発展して輝かしい大団円を迎えます。自作を数多く録音している作曲者、やや硬質、直接音を主体とした音質はリアルであります。
Rimsky-Korsakov スペイン奇想曲/歌劇「金鶏」組曲/「ロシアの復活祭」序曲/Borodin 歌劇「イーゴリ公」より「だったん人の踊り」〜アンタル・ドラティ/ロンドン交響楽団/合唱団(1956ー59年)・・・昔聴いてましたシリーズ、懐かしい音源。社会人となってさっさと結婚したけれど、未だLPは高くてCDもぼちぼち出始めた贅沢品。一生懸命カセット・テープでFM放送エア・チェックしておりました。そしてこの「だったん人の踊り」の壮麗な響き、みごとな合唱の盛り上がりに心震わせた記憶も鮮明。その当時と寸分違わぬ感動をたっぷりいただきました。Stravinskyの師匠筋にあたるRimsky-Korsakov(1844ー1908露西亜)の管弦楽技法は多彩、異国情緒豊かな「スペイン奇想曲」最高、あまり調子はよろしくなかったらしい時期のロンドン交響楽団も絶好調でしょう。なによりMercury録音のリアルさに驚くばかり・・・
では、行ってきます。自業自得だけど本日明日と悲惨なお仕事宿題盛り沢山。なんとか体調維持して乗り切りましょう。春はもうすぐ。
2020年3月某日/●サラリーマン生活おまけの日々
さて一週間の始まり。いつも通り+アルファなお仕事、”買い占め”が増えて自分のお仕事にも大きな影響が出つつあります。さて職場の雰囲気はいかがでしょうか。いつも通りのに日常生活を過ごせるか、それが貴重な日々、昨日昼から大型温泉風大浴場にぷち贅沢しに行ったらお客は半分くらいでした。そのまま馴染みのディスカウントストアに向かったら、激混み。買い占めですか?お米とか棚は空になっておりました。緊急メールやらスマホ連絡有、本日以降出勤できるか?在宅か、との一斉問い合わせでした。天変地異の扱いなんですね。
こちらほぼ引き隠りにヲタク趣味な休日生活はいつもと同じ。本日最高気温予測は18度Cとのこと。自宅ストレッチ+ダンベルス・クワットに今朝の体重は67.7kg、減る気配を見せません。
Respighi 交響詩「ローマの松」(1958年フィルハーモニア管弦楽団)/Smetana 交響詩「モルダウ」(1958年ベルリン・フィル)/Tchaikovsky 大序曲「1812年」(1958年フィルハーモニア管弦楽団)/Handel 水上の音楽(Harty版6曲/1959年ベルリン・フィル)〜ヘルベルト・カラヤン・・・似たような選曲のCDがあったような気もするけれど、これはパブリックドメイン、ネットより音源入手したもの。50歳頃の記録ですよ。既に1955年よりベルリン・フィル常任指揮者に就任、しかしフィルハーモニア管弦楽団との録音契約が残っていたのでしょう。いくつかはステレオ録音に間に合いました。60年前の音質は日常聴きに不満はない水準でしょう。近代管弦楽の精華の代表みたいデーハーな「ローマの松」の語り口の上手さ、後年の再録音再々録音より素直な表現なのはオーケストラの個性もあるのでしょうか。明るく清潔な響きにスケールも大きいもの。「モルダウ」は少年時代17cmLPにて出会った音源(A面は「ピーターと狼」(坂本九))先入観も基礎知識もなくまっさらな心に美しい旋律が胸に染みました。
「1918年」はいかにもカラヤンに相応しい”大きな”作品、当時としては大砲やら鳴り響く鐘はすごい効果だったことでしょう。「水上の音楽」は昨今の古楽器を聴き慣れた耳にはまったりとした昔風、それでもこの作品はこんなスタイルを許容するもの。ベルリン・フィルの分厚い響きも魅力でした。
他、Vivaldi ピエタ院のための協奏曲集〜ファビオ・ビオンディ(v)/エウロパ・ガランテ(2019年)・・・相変わらず冴えた技巧、躍動するリズム感を拝聴。では、行ってきます。
2020年3月某日/●サラリーマン生活おまけの日々
3月に入りました。春はすぐそこなのに心身ともに(懐も)寒い日々が続いて、世の中は新型コロナ・ウィルスに閉塞しております。昨夜の安倍ちゃんの会見を聞いて、これで安心だ大丈夫、そんなことを思った人がいたのでしょうか。なんせ動きようがない、観光客も内外閑古鳥状態、日常の買い物だって最低限でしょう。遊園地もスポーツ試合も中止乃至無観客へ(これがまた臨時雇用を奪う)。昨日夕方、ご近所ドラッグストアに激安ビール風飲料を仕入れてに行ったら数多い来客、トイレットロールと紙おむつを購(あがな)う人々でした。いよいよ不況倒産の声があちこち出ているようです。その煽りを受けて我が職場より連絡有、取引先も一部異常値に動く商品に苦労しております。通販宅配が盛んになっているとか、買い手は便利でも、商品を製造する人、手配する人梱包する人、運ぶ人だってタイヘンなんすよ。
当初本日迄改装休館中だったはずの市立体育館は中旬迄閉館を決めたとか、コロナ・ウィルス対策なのでしょう。そのまえにちゃんと消毒、なによりもう少し美しく、根性入れて清掃してほしいもの。自宅にていつもの入念なストレッチ1回、スクワット(ダンベル使用含)にもだいぶ慣れてきて断続的に100回以上実施、下半身の筋肉痛が取れません。昨夜ビール風飲料+冷凍庫在庫一掃なハイカロリー食の結果、今朝の定例計量は67.7kg変わらず。騒動の前より基本、引き隠ってますから。なんとなくだるい、微熱っぽい・・・よう考えたらそれは花粉症でした。
Mahler 交響曲第5番 嬰ハ短調〜ガリー・ベルティーニ/ケルン放送交響楽団(1990年)・・・ Gary Bertini(1927ー2005以色列)のMahler最高、ちょうど日本バブル期に完成した全集は、種々乱立する録音中屈指の仕上がりでしょう。この時期WDRのオーケストラ技量アンサンブル、音質も最高、ベルティーニの細部仕上げ、テンションの高さ、切れ味は爽快なほど。第3楽章「Kraftig, nicht zu schnell.(力強く、速すぎずに)」に於ける金管の躍動、味わい深い音色、馴染みの第4楽章「Adagietto. Sehr langsam(アダージェット 非常に遅く)」に於ける弦のセクシーなこと!ラストまで充実したサウンドに久々、馴染みの作品に満足を得ました。
Sibelius 交響曲第1番ホ短調(2012年)/第4番イ短調(2016年)〜パーヴォ・ヤルヴィ/パリ管弦楽団・・・この時期パリ管のシェフであったパーヴォの録音。パリ管は絶対に母国の指揮者をメインに据えないのですね。それとも人材払底しているのか。彼はシンシナティ交響楽団時代に数曲録音をして、なんせ親父さんがスペシャリストだし得意の作品なののかも。アンサンブルは整っているし、オーケストラの軽い響きも悪くないけれど、聴手の耳が北欧方面に至っておりません。いまいち作品に入り込めず、仕切り直しが必要です。