音楽日誌

上ほどあたらしくなります

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2001年9月某日

女房がウチを出ていってわずか一日。早くも息子二人との生活は荒れ果てている。でも、この解放された気分はどういうことか。引き続きマデルナでMahler 5番(RAIミラノ響)聴く。ひじょうに雄弁な演奏。

数ヶ月ぶりになぜか気持ちが安定している。(見た目は変わらないが)これは軽い躁鬱のサイクルなのか。きょうはアンサンブル東京の演奏会に行こうかな?

2001年9月某日

休み。バークシャーからCD届く。リード・タイム一週間か。さっそくマデルナ/VSOのMahler 7番を聴く。この曲はお気に入りなんです。意外と濃厚な表情。

ドヴォルザークは引き続き、リッチ、フィルクシュニーで協奏曲集を。このVOX2枚組はなかなか豪華な選曲であり、演奏でもあり。

女房が大阪に遊びに行って、精神的に伸び伸び。ぼ〜っとして過ごす。スポーツ・クラブもサボリ。

2001年9月某日

早朝から出張だけれど、それより先に早朝HP更新。きょうは元上司引っ越し直前オーラスお別れ会(6回目?)で遅くなるので。この間の出費は強烈であった。

いつのまにやら9月も暮れゆく。光陰矢の如し。40過ぎると崖から落ちるように時の流れが速い。

2001年9月某日

広島出張。新しい上司の就任と前任のお別れ会兼ねて、取引先総勢30人ほどと大宴会。なんとか、22:29の最終こだまに間に合い無事岡山に帰着。数人、犠牲になって残ったものもいる。

想像するだけでいやになるくらいの残務有。週末は山口。これも気持ちが重い。サラ・ネルソヴァ(vc)でドヴォ・コン。ススキンド/セントルイス響の懐かしい響きが良い感じだし、地味っぽくて味わい溢れる演奏。

2001年9月某日

こりゃ、なんだ?ここ数週間、出張しているとき以外はいつもバタバタ。先読みの仕事なんかほど遠くて、なんかとても疲れる。数字がワリに良いのと、取引先との人間関係が良好なのが唯一の救い。

アブラヴァネル/ユタ響でSibelius 第3番。この演奏家と作曲家の組み合わせは意外だけれど、意外と繊細で悪くない味わい。

2001年9月某日

連休。女房は出勤。昨夜の保科アカデミー、近来希に見る熱演で感動する。ここ半年くらい避けて通っているBrahms の交響曲も「聴いてみたい」と思わせる説得力有。夜のうちHP更新したら、翌朝、団員の方からさっそくメールも。

「クリスマス・オラトリオ」(NAXOS オベルフランク盤)昨日からほぼ全曲。この演奏は微妙だ。所有している方の感想を訊きたいもの。無論、曲的には無条件で感動するが。トスカニーニ/BBC響のBEE4(1939年録音)〜アツい。テンションが高い。こんな音楽を平気で聴けるのも、秋ならではか。

古本屋さんで「大地の歌」(ショルティ)250円にて購入。録音・オーケストラとも極上で爽快。ある意味スタンダードか?な?コロのテナーは優等生、ミントンも安定していて、かなり現代的。

アイザック・スターン逝去。オイストラフと並んで往年の巨匠だけれど、なぜかワタシはこの人の録音を聴いたことはない。それより智花引退が寂しい。37歳。よくやりました。

2001年9月某日

以前から気になっていた、マデルナのライヴ(ARKADIA)6枚分手元にあって、バークシャーのカタログで更に数枚発見。Mahler 中心に注文。アブラヴァネルのSibelius も第1/4番が安かったので、これで3枚分揃うことに。久々のCD購入。

やはり音楽の秋か。たいへん気持ちよく音楽が聴けるような気もする。Mozart のピアノ協奏曲第24番(ケンプ/マデルナ/ハーグ・フィル)が胸にしみる。夜から保科アカデミーの演奏会。

2001年9月某日

休日。たいへん涼しい。すっかり秋か。昨日はモウレツに楽しい飲み会で、気持ちよく散財する。変な夢を見て早朝に目覚める。

前日のHP更新の内部リンクが変で、(タグが一個抜けている)あわてて修正。ついでにRavel のピアノ曲(シモン)を再聴。爽やかな朝にはぴったり、凛とした雰囲気。

一日中、ウチでゴロゴロ。

2001年9月某日

今日から新しい上司就任。(知っている人だけれど)

週末で、朝から地元取引先と商談。更に、夕方から商談。相手の担当が異動なので、お別れ会の予定。HP更新。音楽ほとんど聴いていない。但し、日曜の演奏会にまたご招待されてありがたいもの。

2001年9月某日

終日、早朝より広島出張。夕方、かなり疲れて岡山駅までたどり着くが、職場まで戻ったのが運の尽き。そのまま、ズルズルと残業モード。

2001年9月某日

たいした残業もしていないが、やたらと忙しい。

ヴィンシャーマンのBach 5枚組(LaserLight)は、ミュラー・ブリュールの8枚組(NAXOS)と収録曲が重なる。でも、この精気に満ちた表情が素晴らしい。(数曲聴いただけだけれど)使用楽器が問題なのではない。

2001年9月某日

モウレツに忙しいわけでもないが、いろいろとバタバタ仕事に追われて余裕がない。職場にて上司のお別れ会有。何度目だろうか。ワタシは9時で失礼する。この先、数回取引先との「お別れ会」もある。

2001年9月某日

休みの日は、しつこくBruckner第9番をティントナーへ。不思議なことに妙に元気がない演奏。でも、そう悪くもなし。テロ事件の影響か、珍しく数日メールが届かない。(関係ないか)

2001年9月某日

辞めゆく上司に誘われ、遅くまで酒。飲み過ぎか。

新聞によると、予想通りアメリカではイスラム系住民へのいじめが発生しているらしい。一部の過激なテロ集団の仕業を、すべて一緒くたにするのはおそろしい。

ヨッフム/ドレスデンのBruckner第6番。骨太で、前のめりの勢いもあり、素晴らしい。音の状態はあまり芳しくないが、妙に貫禄ぶらないところも好感が持てる。スポーツ・クラブに行ったら「敬老の日」でご老人ばかりの特別メニュー。エアロ・バイクを30分ばかりこいで即帰ることに。

スポーツ・クラブは岡山ビブレにあるが、マイカルが倒産。予想していたとはいえ、リニューアル・オープンの前日に本体がつぶれてしまうとは。雨のせいか、お客も閑散としている。

2001年9月某日

出張先で、ニューヨークがエラいことになっているのを知る。バルカン半島の戦争だって悲惨だけれど、これは経済的にもダイレクトに影響が深い。ある意味、世界は狭くなっているのか。

Bruckner第9番をベイヌム/コンセルトヘボウで。オーケストラの音色の深さが尋常ではない。季節の変わり目で、とても疲れている。

出張でたくさん宿題をもらってくる、といったパターンが多く、その処理にまさに文字通り一日中振り回される。帰宅しても、あんまり音楽を楽しむ気にもなれない。明日は珍しく地元取引先との商談がなく、やすらかな週末を迎える、はず。

2001年9月某日

月曜だけれど、予算トコトン削減の日帰り職場旅行で、ご近所の鷲羽山へ。出羽一門の総帥・元関脇の鷲羽山(出羽の海親方)は、ここから名前を採ったか?ま、こういのはおつき合いです。仕事よりマシ。

夕方4時くらいには帰宅して、居眠り。台風が近づいているようだけれど、東にずれたみたいでこちらは雨も降らず。あすから山口〜広島出張。

2001年9月某日

休み。昨日のカンタータをリューシンク盤で復習、余韻を楽しむ。実演を聴いて、リューシンク盤の評価が厳しくなるのもやや理解できそうな気がする。あまりにそっけない表現、スッキリしすぎ、でも、そうだからこそ長く聴いて飽きが来ないとも言えるか。

先日メールで外人さんから「ゆずってくれ」といわれた、カイルベルト/ベルリン・フィルのBruckner第6番が凄い。オーケストラがモウレツに上手い!しかも、空虚さが伴わない。こういう演奏を聴いちゃうと、久々Brucknerモードにハマりそうな予感もある。

ホーレンシュタイン/VSOによるBruckner第9番は、音質の厳しさを越えてアツき情熱が感じられる。VSOには不満も感じるが、かなり感動してHP原稿にまとめるが、誤って別ファイルと置き換えてしまって、また書き直ししないと。ガックリ。

2001年9月某日

なんとかHP更新。

あっと言う間に週末。地元の取引先と連続商談〜クルマで現場回りで、なんとか演奏会に間に合う。これはもう圧倒的に素晴らしくて、人間の声の無限の可能性、Bach の偉大なるスケールを痛感。

カンタータ好きの方が比較的ご近所にいらっしゃるので、メールでお誘いしていたけれど返事が来ない。演奏会から帰宅して、深夜メールチェックしたら、家業のお仕事(倒産した取引先の仕事の引き継ぎ?)で忙しく神戸へここ数週間貼り付きのこと。「不況」とかいう、抽象的一般的な言葉としてではなく、まさにヒシヒシと我が身に切迫感がある。

2001年9月某日

姫路方面出張では、昨年お世話になった人々と数人出会い、楽しい。やや、気温が戻るが、やはり秋で雨模様は鬱陶しい。

ほとんど音楽を聴いていない。メールが来て、「岡山バッハ・カンタータ協会」演奏会にご招待いただけるとのこと。平日なので、仕事の都合が微妙だけれど、せっかくのお誘いなので行くつもり。精神的に行き詰まっている時にはMozart に限る。アンネローゼ・シュミットで「戴冠式」を。

2001年9月某日

いつものように新しい一週間始まる。テンション上がらず。音楽もほとんど聴かず。

Wagnerの「指環」(抜粋)ショルティ(FICの海賊盤)でほんの少し、「タンホイザー」冒頭部分のみヘーガー/バイエルン(ACANTA)で。音質良好。1951年当時の歌い手は、堂々としていて立派。

本日は山口出張延期。(相手の都合)明日から姫路方面出張有。

2001年9月某日

絵に描いたように一気に秋か。涼しい。週末、スポーツ・クラブにも通うが、精神的に盛り上がっておらず、音楽を聴く気が起こらない。職場共用のノートパソコンが不調で、持ち帰って、その設定修正に終日時間をつぶしてみたりする。


written by wabisuke hayashi