ゲオルグ・ティントナー Bruckner 交響曲全集に寄せて


交響曲第00番ヘ長調「習作」/交響曲第4番より終楽章異稿「民衆の祭り」 8.554432(1998年録音)
交響曲第1番ハ長調(1866年)/交響曲第3番〜第3楽章「アダージョ」(1876年) 8.554430(1998年録音)
交響曲第2番ハ短調(1872年キャラガン校訂版) アイルランド・ナショナル交響楽団 8.554006(1996年録音)
交響曲第3番ニ短調(1873年ノヴァーク原典版) 8.553454(1998年録音)
交響曲第4番 変ホ長調(1878/80年ハース版) 8.554128(1996年録音)
交響曲第5番 変ロ長調 8.553452(1996年録音)
交響曲第6番イ長調 ニュージーランド交響楽団 8.553453(1995年録音)
交響曲第7番ホ長調 8.554269(1997年録音)
交響曲第8番ハ短調(1887年ノヴァーク版)/第0番ニ短調 アイルランド・ナショナル交響楽団 8.554215-16(1996年録音)
交響曲第9番ニ短調(ノヴァーク版) 8.554268(1997年録音)

ゲオルグ・ティントナー/ロイヤル・スコティッシュ・ナショナル管弦楽団 (すべてNAXOS)

@666円〜1,000円にて購入(したはず)

(ついでに)
交響曲第4番 変ホ長調 8.550154(1988年録音)〜ギュンター・ノイホルト/ロイヤル・フランドル・フィルハーモニー(中古250円)


●Bruckner交響曲第5番(ティントナー)
●Bruckner 交響曲第9番(ティントナー)
●Bruckner 交響曲第7番(ティントナー)
●Bruckner 交響曲第0番(ティントナー)
●Bruckner交響曲第4番(ティントナー)
●Bruckner交響曲第8番(ティントナー)

 ティントナーの第5番が発売されたときの感動はなんだったのでしょう。ワタシは意外と物事に執着がなくて、「このシリーズは全部集めるぞ!」みたいなことは滅多にないんです。安く見つかれば買う、なかったらないでもかまわない・・・(最近は全集ボックスが安いから一気に買っちゃうけど)このBrucknerは、発売されるのを楽しみに買い足していったものです。金額だけを考えれば、少々値段がこなれなくて購入に踏み切れないヨッフム旧全集(DG)より高いですよね。(そういう問題じゃないが)ワタシのサイト開設が1999年、ちょうどティントナー・マイ・ブームの真っ最中でした。

 最初のウチは手放しの絶賛でして、上記のサイト掲載文にも一部それが伺えます。ところが全集完成間近な頃から、少々評価に動揺があって正直新たに購入したCDに集中できなくなったりしてました。ワタシのようなすれっからしのクラシック音楽愛好家でも、かつてBrucknerは様々な演奏で、ひとつひとつていねいに聴きながら、自らの馴染みにしていった時代があったはず。それが「もういちおう全部揃えておかなくちゃ」レベルで、いい加減な聴き方しかできないのは大罰当たりか。

 交響曲第5番再聴コメントでは、もうかなりの煮詰まりよう。正直、ティントナーだけじゃなくて、Bruckner全体の聴き方が変わってしまったようで、それは例えばインバル全集(1982年〜91年)との出会い、様々なヨッフムの演奏を聴いたことによる影響かと思います。同時に、録音の芳しくない歴史的録音は急激に苦手(シューリヒトさえ!)となりました。ティントナー全集はオケの弱さ、アンサンブルの集中力的に問題有〜と、そんなことを思うようになりました。「【♪ KechiKechi Classics ♪】がオケの技量云々するのは掟破り」とのご批判を受けましたね。申し訳ない。

 何度か再聴トライヤルしたが、往事の感動は蘇りません。哀しいな。もうティントナー分は削除しよう、いや、Bruckner関係はぜ〜んぶ消そうかな?とも思ったが、数年間戯れ言を公表した挙げ句に削除、というのもなんなのでいちおうこのページにリンクは残しておきましょう。ほかのBrucknerは少しずつ聴いて加筆修正全面改定いたします。そのうち。

 この原稿を書きながら、交響曲第6番イ長調(ニュージーランド交響楽団1995年録音)を聴いております。ヨロヨロして、カッコ良くないし、時に集中力も途切れがちだけれど、なんとなく味わい系。ニュージランド響は素直さが身上の非強圧的オケの代表格(とワタシが勝手に認定)だけれど、弦の洗練と、時に見せる金管の爆発は爽快。逆にそれが連続しないから、聴き疲れしません。児島の体操服屋の若旦那は「癒し系」と評しました。一理有〜ワタシはちょこっと脱力系かな?とも。

 ほら、そんなに悪くない。けっこう楽しめるじゃない。うんうん、ワリと力演!(のところも有)せっかく集めた10枚だし、見捨てませんよ。あと20年くらい経って爺さんになったら「いやぁ、豪快骨太なBrucknerなんて、もうとてもだけど体力的に付いていけない・・・」なんて、ティントナー回帰するかも知れません。だからCDは売り払わない。彼の没後発売された他の録音は聴く機会を得ません。それも含めていかがでしょうか、ティントナーについてのご意見をお聞かせ下さい。(2004年3月20日) ●追記 2009年1月、いろいろ逡巡した挙げ句、ゲオルグ・ティントナーの全集はオークションにて処分してしまいました。

【♪ KechiKechi Classics ♪】

●愉しく、とことん味わって音楽を●
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written by wabisuke hayashi