駅売名曲海賊盤余話■第7集■駅売海賊盤在庫現状と言い訳
駅売名曲海賊盤情報(手持ち集成)■第1集■ 延々と2年ぶり続編です。「駅売名曲海賊盤」系話題は(Web上で)誰も触れたがらない、ダーク・サイド・ネタであります。既にこの類のクラシック系CDは過去のものとなりつつあって、ホームセンターなどのカゴに細々と陳列されているだけ(1,000円!シロウト騙し)か?と思ったら、FIC(エフ・アイ・シー/未だ健在也)が「ANC」ナンバーそのままに「Best Classics Series〜Mozart 」のシリーズを新たに出しております。ワタシはHMVの通販で500円(性懲りもなく3枚)購入しており、今や「駅売り」ではなく時代は「通販海賊盤」になっておるのですね。 今朝の新聞に「違法DVD 中高生が販売 府警が逮捕 背後に暴力団」というニュースがあって、やはり海賊盤というのは社会問題として大きくなりつつある・・・ま、クラシック音楽の海賊盤は「著作隣接権」はクリアしていて法律違反ではないが、人生日の目の当たる存在ではない・・・のはたしかでしょう。でもね、厳密に言えば歴史的録音の復刻なんて、ぜ〜んぶ似たような状況です。 この間、オークションにてずいぶんと処分したけど、駅売海賊盤はほとんど出品しないし、しても売れないですよ、フツウ。でもね、試しに(正規盤入手したのでダブり分を)出品したら、ちゃんと適正価格(200〜300円)にて売れました。歴史的録音も売れ筋です。「幻想交響曲」(ミュンシュ/ハンガリー放送管弦楽団)なんかは稀少盤でしたし。1990年初頭に出現した「海賊録音ライヴ・クラシックス」シリーズもずいぶんYahoo!オークションに出品し、ちゃんと売れたが、これは「問題ある商品である」旨2回も指摘受けちゃいました。(うるせえよ!)でも、これら”駅売海賊盤”にはなんらお咎(とが)めなし。 転居に伴い、(お世話になった)岡山の図書館に寄付したりなんなりで、現在庫本日カウントしたら190枚(厳密”駅売海賊盤”のみ)でした。思ったより少ない・・・以前も書いたけれど、既に中古格安でしか買わないし、新しい居住地に近くにはBOOK・OFFがないから入手機会も激減状態。それに、かなり以前から「安いのは魅力だけれど、安けりゃなんでも!」的購入パターンじゃなくなっているんです。 最近の”出物”は、Mahler 交響曲第3番ニ短調〜ジョージ・ショルティ/ロンドン交響楽団/ヘレン・ワッツ(con)/アンブロージアン合唱団(1968年/2枚組500円購入/FIC FCD-315 駅売海賊盤!英DECCA録音/おそらくLP板起し)でしょうか。道義的問題はたしかにあって、ワタシも正規盤を再入手したりしている(ジョージ・セルのWagnerやSibelius )が、登場既に20年近くなっても機能的な劣化を経験しません。正規盤にはずいぶん泣かされたんですが。 ワン・パターンの言い訳だけれど、捨てるに忍びない、場末に埋もれるにはもったいない、という感傷であります。時々、【♪ KechiKechi Classics ♪】に掲載されることをご勘弁下さい。 (2007年4月22日)
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