BOOK・OFF掘り出し物(日常風景)今年度、ちょっと酒席が減っております。職場ではほとんど自発的に飲みに出掛けず、お取引先からのお誘いは時間が合わない・・・もともと無茶飲みはしないし、2次会は21世紀から行っておりません・・・って、その分財源はCDに行ってますか。でもCDの価格は下がってますし、BOOK・OFFでもコンスタントに入手が続いております。「こんなん買いました」「ウチの在庫はこんなものです」自慢は趣味じゃなくて、「こんな音楽を聴いて、こんなこと感じました。嗚呼、楽しかった!」的サイトでありたい! 2005年6-7月には「ボーナスも出たよ」的昂揚(んなものほんまはなくて、言い訳です)でボックスものいろいろ買っちゃいました。一生懸命聴いてますよ。そのことは千度「音楽日誌」に書いたので、その番外編。この間のBOOK・OFF掘り出し物コメント(ほとんど出張中)〜日常風景だけれど・・・です。「こんなん買いました」自慢じゃないですよ。自分なりの覚え書きであり、全国に「BOOK・OFFマニア」を育成したい!ということであります。(冗談)ちゃんと楽しんで聴きましょう、という決意であります。 <2005年7月某日BOOK・OFF高知土佐道路店>
●Rachmaninov 交響曲第2番ホ短調 作品27〜クルト・ザンデルリンク/フィルハーモニア管弦楽団(TELDEC WPCS-21023 1989年録音 @250税込)
●Mahler 交響曲第1番ニ長調〜メータ/ニューヨーク・フィル(CBS/SONY FDCA331 1980年録音 @250税込) <2005年7月某日BOOK・OFF松山南店>
●Handel オラトリオ「メサイア」(抜粋)〜ショルティ/シカゴ交響楽団/合唱団/テ・カナワ(s)/ゲヴァング(a)/ルイス(t)
(LONDON POCL-5061 1984年録音 @250税込)
●Bruckner 交響曲第9番ニ短調(バイエルン放送交響楽団1954年)/第8番ハ短調(ハンブルク州立フィルハーモニー1949年)〜オイゲン・ヨッフム指揮(DG 449 758-2 2枚組1,000円税込) 音質は意外とそれなり良好でして、緩急自在で若々しく溌剌としております。ワタシはヨッフムの”煽り系”Brucknerは、少々苦手というか、聴いていて少々暑苦しく感じることもあるが、気力充実した壮年期ヨッフムの魅力充分だと思いますよ。自ら薫陶したバイエルン放響の実力は当然の水準だけれど、ハンブルクのオペラ・ハウスのオーケストラである州立フィルの実力(しかも荒廃した戦後間もない頃だし)や如何。(カイルベルトのBruckner 交響曲第9番が有名ですよね) 交響曲第8番ハ短調〜いや、これがもう燃えるような激しい、急いた焦りが感じられるような演奏でしたね。時に切羽詰まって走り出す、といった風情であり、じっくり、しっかり旋律を歌い込むような演奏であります。晩年ほどの貫禄はないが、流麗な推進力が感じられ、ハンブルク州立フィルの充実ぶりにも文句なし。(カイルベルトの第9番より好調じゃないでしょうか)
BOOK・OFFじゃないが、中古屋さんが職場至近なんです。時々おじゃまします。BOOK・OFFより少々割高だけれど、さすが専門店、品揃えに見るべきもの有。 <2005年7月某日Groovin' 岡山駅前店>
●Ravel バレエ音楽「ダフニスとクロエ」(全曲 1959年)/スペイン狂詩曲/逝ける女王のためのパヴァーヌ(1961年)〜モントゥー/ロンドン交響楽団(DECCA UCCD-7124 500円) 「スペイン狂詩曲」のくっきりとした、爽快なるリズム感も特筆すべきでしょう。正確なだけはこれは出ない味なんです。「パヴァーヌ」の高貴さには声も出ません・・・
●Stravinsky バレエ音楽「ペトルーシュカ」/「春の祭典」〜スヴェトラーノフ/国立アカデミック交響楽団(録音年不明 ESF CR-031 400円) 音質まあまあ。「ペトルーシュカ」はすいぶんとテンポが遅く、粘着質+わかりやすい演奏です。いや、オモロい演奏と言うべきか。「春の祭典」のほうは、最初散漫な印象を受けるけれど、徐々に熱を帯びて鳴ってくる・・・そんな味わいでしょうか。まだ、一度しか聴いていないので、なんとも判断は付きません。 おお!今回の購入クールには「駅売海賊盤」がないではないか。室内楽やら協奏曲もないですね。作品・演奏者とも知名度的に珍しいものもありませんでした。計7枚2,650円マイナス値引き券200円でした。ささやかなる贅沢。以上終了。じゃ、演奏会に行って来ます・・・って、早く会場に着きすぎて、お隣・中古屋さん覗いたら・・・ <2005年7月某日Groovin' 岡山表町店>
●Sibelius 管弦楽作品集(春の歌、森の精、美しい組曲、田園組曲、ロマンス・・・他)〜グローヴス/ロイヤル・リヴァプール・フィル(EMI TOCE-11459 1975年録音 504円税込更に200円値引き券使用) もしかして、その2枚組というのがこの音源だったんでしょうね、きっと。珍しい作品収録が多くて、オーケストラの響きもジミ(というか録音がぱっとしないのか)だけれど、Sibelius の作品はできるだけ常備して楽しみたいので、購入してしまいました。2枚分まとめて楽しみつつあります。
で、合計出費計8枚、2,754円・・・この出費では激安居酒屋一回分に満たないでしょう・・・と言い訳胸に楽しんで聴きましょうね。
(2005年7月16日)
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