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Bach 155枚組”エコ替え”事件顛末2008年末


 2008年も年末に迫って、とんでもない世界的不況がやってきました。不安定雇用制度を容認したのは、こんな時のため、とばかりに首切り、契約中断、内定取り消しが連続しております。シガない場末のサラリーマンのワタシは、ま、基本ゆるゆるとお仕事継続しているが、先行きはちょと暗いですね。でも、年末一時金はちゃんといただけました。感謝。そして、ワタシには借金も財産もない。既に扶養すべき息子も無事自活しております。

 世代的な問題か、育った環境なのか、親の教育の成果か、ワタシは【♪ KechiKechi Life ♪】が性にあっていて、浪費を嫌います。ま、旨いものにはけっこうカネは遣いますが。21世紀は廉価盤の時代となって、CD選定に苦労することはなくて、次々と”オトナ買い”して、粗雑な音楽の聴き方を反省しております。なんでもそうだけれど、少しずつ、じわじわ揃えていくのが楽しみなんでしょう。オークションでのCD(格安良心価格)処分はそろそろ3年となって、順調に”在庫入れ替え(削減に非ず)”は進んでおります・・・この泡銭がいけない。次の購入への財源となるんです。セブン銀行に専用口座があって、ここにCD処分代が日々、小銭がじわじわと振り込まれます。塵も積もれば山となる。

 かつてERMITAGE(AURA)というレーベルがあって、1990年代前半だったか、もともと良心価格で珍しい音源を出しておりました。2006年辺りに現代廉価盤の雄”DOCUMENTS”が激安10枚セットで、次々とライセンス再発売を行ったものです。「GREAT CONDUCTORS」「GREAT CONCERTOS」「GREAT PIANISTS」「GREAT CHEMBER MUSIC」(他にも「アルトゥーロ・ベネデッティ・ミケランジェリ」2巻分、「アンドレアス・セゴヴィア」etc・・・)〜これは10枚セットでも1,480〜2,000円迄だったから、仮に一枚分の価格としても”廉価盤”と認める人がいるでしょう、きっと。でも、10枚でっせ。

 全部を所有していたわけでもないが、ぜひ聴いてみたい音源が数枚含まれていたので、購入しました。そして、棚中に残ったプラケースでダブり分在庫はオークションへ。ワタシは基本@300以下/送料80円を旨としていて、たいていは売り切れるんです。(2008年末は不況の深化か、大苦戦中)セットものやスリム紙ケースを嫌う人もいらっしゃるのか、ちゃんと売れました・・・すると、不思議なことが!処分入金合計で、購入金額を上回った・・・つまり黒字、ということです。ワタシは商売じゃないし、全国の音楽愛好家に市販の相場より安く譲ろうと考えているだけなんだけど。

 きっかけはしょうもないことでした。棚中在庫を次々処分していくと、ある日Bach のイギリス組曲が全曲揃わない(2曲ほどはある)、ということに気付きました。BRILLIANTで購入した鍵盤作品11枚組には含まれていないことを発見!数ヶ月前グレン・グールドのBach 集を処分したのが手持ちラストだった、と気付いたが時既に遅い。先人の著名な名作は座右に常備する、というのが鉄則だから、居ても立ってもいられない。不安です。ましてやお気に入りの作品ですし。

 その時、悪魔の囁きか、オークションに「Bach 155枚組」(BRILLIANT)が壱万円即決にて出現〜新品相場はいくらなんだろう?かつて一時は15,000円くらいだった記憶もある・・・現在HMVのまとめ買いで18,000円某か・・・壱万円+諸経費送料入れて11,500円ほど、これにはイギリス組曲も含まれている・・・壱万円を切ると入札競合しているが、壱万円なら簡単に入札出来・・・我に返ると既に入金手続き終えておりました。

 で、ど〜んと現物さっさと届いちゃった(でもサイズは小さくなった)から、ダブり分をオークションに・・・かなり(不況故)苦戦しているといっても、まずカンタータ全集全12巻60枚組(プラケースだから巨大)大物が6,350円で売れてくれました。(スリム紙パックだと幅わずか10cmほどだけど)だって、全集欲しい人にとっては激安でしょ、即送付したら感謝の声有。先の鍵盤作品11枚組は1,980円で、ロ短調ミサが含まれる声楽8枚組も1,980円で嫁に出しました。売れ残りで苦戦していると言っても、既に計約壱万円収入也。更に、再々出品最終締め切り少し前で「クリスマス・オラトリオ」含む声楽18枚組1,980円無事入札有。未だ、ダブり分少々(かなり?)売れ残っているが、いちおうこれで購入分と金額的に辻褄合いました。

 ところで「イギリス組曲」の件、冷静に考えてみたら、先日アンドラーシュ・シフ(p)の12枚ボックスを買ったばかりでした・・・ちゃんと全曲は棚中にあったんです。

 商売じゃないので、こういった遣り取り動きを楽しみとして、趣味としております。オークションを通じて全国の音楽ファンと対話している感じですね。

(2008年12月19日)
 

【♪ KechiKechi Classics ♪】

●愉しく、とことん味わって音楽を●
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written by wabisuke hayashi