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Mozart ポストホルン・セレナード K320の演奏は誰だ?


 2006年はMozart がたくさん聴けるでしょう。楽しみです。ワタシは元々の大ファンだし、CDだって一杯持ってます。セレナードニ長調K.320「ポストホルン」〜今朝方、CONCERTOROYALE 206238-360  3枚組690円エドゥアルド・ファン・ルムーテル/シュトゥットガルト・プロ・ムジカ管弦楽団の演奏を楽しんでおりました。で、他にはどんなCDを持っていたかな、と棚を調べてみました。

 ・・・これが驚くべきことに、メニューイン盤、レヴァイン/ウィーン・フィル盤、ベーム/ベルリン・フィル盤・・・全部既に売り払ってました。どうしてかな?別に集中して売り払ったわけでもなし、数年に渡っていつの間にか・・・ということですね。”愛しのヴォルフガングの作品にしては、やや凡庸か・・・”なんて、不遜な感想を持ったこともあるから、その流れかも知れません。(現在は大好き)ナマでは金昌国/アンサンブル of トウキョウの演奏会を2001年に聴いてますね。

 で、結論的にファン・ルムーテル盤以外では、BRILLIANTのMozart MasterWorks(40枚組)しか在庫してませんでした。(99308 当然既に廃盤。音源も一部代替わりしている)で、件(くだん)の「ポストホルン・セレナード」だけれど・・・演奏者のクレジットがない。ああ、どうしよう、そのうち調査しようと思って数年間、今では調査は難しい・・・。ヲタクな話題ですな。 BRILLIANT 99313

<CD5>

Serenade in D major K320 "Posthorn"
2 MARCHES K335
1. March No. 1, K335 3'08
Serenade in D major K320 "Posthorn"
2. Adagio maestoso-allegro con spirito 8'24
3. Menuetto, allegretto 4'24
4. Concertante, andante grazioso 8'31
5. Rondeau, allegro ma non troppo 6'01
6. Andantino 8'31
7. Menuetto-trio 1-trio2 4'59
8. Finale, presto 4'20
9. March No. 2, K335 3'23

Serenade in G major K525 "Eine kleine Nachtmusik"
10. Allegro 5'52
11. Romanze 5'27
12. Menuetto 2'14
13. Rondo, allegro 3'14

Total time: 69'07

Engineer: Klaas A. Posthuma/Executive producer: Andreas Neubronner/Recording 1987 Waalse Kerk, Haarlem (Posthorn Serenade)

Engineer: Peter Arts/ Recording: 1998, Rhoon (Eine kleine Nachtmusik)

 録音情報(スタッフ場所収録年)がここまで明示されているのに、肝心の演奏家クレジットがないのが情けない。しかし、類似の録音情報から類推は可能ではないか?BRILLIANTの最近のシリーズでは「ポストホルン」はコリン・デイヴィス/バイエルン放送交響楽団だから、この情報とは合わない(ま、演奏も全然ちゃいますが)のは自明の理。

 で、まず「アイネ・クライネ・ナハト・ムジーク」から。これは担当「ピーター・アーツ」(オランダではありがちな名前なのか)だから、ARTSレーベルからのライセンスで Gil Sharon(ギル・シャローン(v))/Amati Chamber Orchestra(アマティ室内管弦楽団)と類推されます。同じボックス・セット内の「ハフナー・セレナード」はロッテルダム録音だけれど、1999年とほぼ同時期というのも説得力があります。

 問題は「ポストホルン」でして、これが交響曲第38/40番〜ヘンヒェン/オランダ室内管弦楽団と、録音情報スタッフ録音年がほぼ同じ(会場はMennonite Churchで異なるが都市は同じHaarlem)なんです。だから

ヘンヒェン/オランダ室内管弦楽団
ではないか?演奏も、ま、そんな素直な感じ。洗練され、明るくて、真っ直ぐでアクがない。やや優しすぎっぽいが繊細でエエ演奏です。(第3楽章)「コンツェルタンテ」の木管+ホルンの絡み合いなど天上の世界。最上のMozart の世界を実現しております。「メヌエット」で真打ち・ポストホルン登場もまことに喜ばしい。録音も鮮明。

 裏付け取れません。「ヘンヒェンは”ポストホルン”の録音を残しているか」とネット検索を掛けても探せない。著名なる録音でもないだろうから、ネット上に痕跡も残していないのかも知れないが、CAPRICCIO(LASERLIGHT)辺りでいかにもありそうなんだけど・・・でも、そうじゃないかなぁ、と思うんだけれど。自信ありません。

(2006年1月22日)

 (追加)2週間後・・・東京出張中の五反田BOOK・OFFにて、まったく別レーベル名ながら「ヘンヒエン/オランダ・フィル」の「ポストホルン」を目撃いたしました。結論的に、このCDの演奏は「オランダ室内管弦楽団」ではなく、「オランダ・フィル」であると類推されます。

(2006年2月11日)


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written by wabisuke hayashi