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Zigeunerlied Louis Spohr(シュポーア1784〜1859) 数少ない在庫棚卸し


 SpohrはWeberと同い年、我らがMozart が1756年、Beethoven が1770年、Schubert が1779年生まれだから、もう少し後の世代ですね。音楽史のことはようワカらんが、この人の作品はたいていお気に入りなんです。このサイトでもいくつか出現します。

■ハイフェッツのSpohr作品集
■クラリネット、弦楽4重奏、コントラバスのための幻想曲と変奏 作品81〜グラーフ(cl)/シューベルト・コンソート
■複弦楽四重奏曲第1番ニ短調 作品65〜クリーヴランド弦楽四重奏団/メロス弦楽四重奏団(1988年)+ハジェット(v)ロンドン・ハウス・ミュージック(1994年)

「Romantic Ensembles」BRILLIANT 6枚組 92294 ことし2005年始めには「Romantic Ensembles」(BRILLIANT 6枚組 92294)を購入し、それには 
■9重奏曲ヘ長調 作品31/八重奏曲ホ長調 作品32〜ナッシュ・アンサンブル(1979年)が含まれます。

予想通りの親しみやすい、素朴快活な旋律頻出!楽しい・・・と眠りの世界へ進んでいくと、妙に馴染みな旋律が顔を出して驚き。八重奏曲の第3楽章変奏曲の主題は「調子の良い鍛冶屋」(Handel )なんですね。それが見え隠れして、どんどん姿を変えていくんです・・・(「音楽日誌」より)

 ハイフェッツ盤にも収録されるが、かつて(戦前?モノラル時代か)ヴァイオリン協奏曲第8番 イ短調 作品47「劇唱の形式で」 という作品が人気あったみたいなんです。(クーレンカンプ(v)/イッセルシュテット/ベルリン・フィル〜これSP復刻のLPでかつて持ってましたね)これ、現在聴いても(それこそ歌うような旋律が)とても美しいのに、録音も演奏機会も少ないのは残念ですね。ましてや、他の作品なんて!全然知名度がない。

 ワタシは「とことん集める!」みたいな主義はなくて、「CDを安く見かけたら購入する」といったことだから、これ以外でもそんなにCDは聴いていません。これも何かの縁か、ということで数少ない手持ちCD棚卸し・・・購入したものは残さず味わいたい、ということで。

SOUND SOUNDCD2003■ヴァイオリン協奏曲第8番 イ短調 作品47〜マルガリータ・カラフィローヴァ(v)/ステファノフ/フィルハーモニア・ブルガリカ(録音年不明)SOUND SOUNDCD2003

これがオフ・マイク過ぎて、音楽の様子がよくわからない。バックは緊張感薄く、響きも美しくないもの。リズム感も悪いかな?ヴァイオリンは良く歌っているようだが、やや線が細すぎるか、ハイフェッツほどの感銘を受けないのは残念・・・。少々印象と個性が薄いですか。わずか23分ほどの作品だが、飽きます。

■クラリネット協奏曲第2番 変ホ長調 作品57/第4番ホ短調/DANZIの主題による幻想曲と変奏曲 作品81〜オッテンザマー/ヴィルトナー/スロヴァキア放送交響楽団(1994年)NAXOS 8.550689

NAXOS 8.550689 800円ほどか?NAXOSはSpohrの録音を系統的に出して下さってますね。オッテンザマーはウィーン・フィルの人ですよね。Weberもクラリネット作品を得意としたが、躍動する素朴な旋律は雰囲気似ております。エエ作品です。ヴィルトナーのバックもリズミカルであり、クラリネットのとろけるような変幻自在(セクシー!)の音色に(時に走り、時に抜いて鼻声で歌う)魅せられダウン。細かく上下する、剽軽なパッセージをいとも簡単に、滑らかにクリヤして、弾き崩し一切なし、鮮やかな技巧に文句なし。なんという楽しさ!録音も良好。
もう一枚(NAXOS 8.550688)も買おうかな?

ここまでがフツウに購入したもの。以下は、中古激安出現となります。いったいどんな人が購入して、そして処分したんでしょうか。いずれも岡山という地方都市での出物だから、不思議。フツウ、こんな作品聴けませんよ、滅多に。存在も知らなかったし。

■ハープとヴァイオリンのための音楽 Vol.2〜ソナタニ長調 作品114/DANZIとVOGLERの主題による幻想曲 ロ短調 作品118/ソナタ ト長調 作品115/「ゴルゴダの丘」〜「マリアのアリア」/ドラマ「相続契約」〜「エマの歌」〜ラングドン(v)/ウェブ(hp)/スマート(s)/モンゴメリ(hr)/ドリー(vc)(2000年)NAXOS 8.555365

中古289円でしたか?。そこから更に200円値引き(=98円也)。だいたいハープの音楽なんて(オケの一部や、協奏曲以外)聴く機会は少ないじゃないですか。これが可憐で夢見るような、繊細な旋律連続します。ト長調ソナタに至っては29分の幸せな大作。ハープ表現の個性はワタシに理解できようはずもないが、ヴァイオリンは良く歌って、のびのび。スマートの歌はしっとり上品で若々しく、楽しげオペラのレシタティーヴォとアリアを聴いているような、そんな気分になりますね。これにはホルン(大活躍!)とチェロが加わりました。

■ピアノ・トリオ第4番 変ロ長調 作品133/第2番ヘ長調 作品123〜ハートリー・ピアノ・トリオ(1994年)NAXOS 8.553205

BOOK・OFF@250。2曲とも、たおやかで懐かしく楽しげ旋律連続して、のんびりしっとり得難い魅力でした。BBS上で読者からは「こんな蒸し暑い夜に聴くにはもってこいなのではないのかという錯覚に陥り早速聴きましたが・・・。蒸し暑い夜に独りで聴くにはあまりに豪華絢爛、きらびやかな音楽で意外でした」〜「豪華絢爛、きらびやかな音楽」ほどに派手な音楽とは思えないが、立派なスケールのある音楽には間違いありません。素朴でこじんまりした音楽ではない、ということです。

こういったものを系統的に、しかも安価に出し続けて下さるNAXOSに感謝。

(2005年7月29日)


【♪ KechiKechi Classics ♪】

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written by wabisuke hayashi