MEDITATION(2)


MEDITATION(2) LASERLIGHT 15 687 Massenet

タイスの瞑想曲

アンドラーシュ・コーロディ/ブダペスト・フィルハーモニー

SVENSEN

ロマンス ト長調 作品26

ミクローシュ・シェンテリ(v)/ジョルジィ・ジェリヴァニー・ラト/ハンガリー国立管弦楽団

Grieg

過ぎた春

へルベルト・ケーゲル/ドレスデン・フィルハーモニー

Beethoven

メヌエット

Haydn(HOFSTATTER)

セレナード 作品3の5

FIBICH

詩曲 作品41の6

ブダペスト・ストリングス

Grieg

「悲しき旋律」第1番

へルベルト・ケーゲル/ドレスデン・フィルハーモニー

Tchaikovsky

弦楽セレナード〜エレジー

フランツ・リスト室内管弦楽団

Grieg

I love you

ブダペスト・ストリングス

PONCHIELLI

「時の踊り」〜歌劇「ジョコンダ」より

アンドラーシュ・コーロディ/ブダペスト・フィルハーモニー

LASERLIGHT 15 687  5枚組 1,780円(中古・・・安いか高いかビミョーな価格)のウチの一枚

 昨年2006年、「MEDITATION(1)」を更新しておりました。おじさんは疲れているんです。精神的に重く、ハードな音楽を受け付けなくなったり、ましてやサイト用の原稿執筆も難しくなることはしばしば。この良くできたコンピレーション・セットはそんなときの救いです。(たしか、似たような収録の10枚組もあったような記憶有)世間ではBeeやん大人気らしいから、未だ「人生前向きに戦うぞ!」的サラリーマンが日本を支えているのかも。

 そんな「草臥れおじさん」にぴたり!なのがこの一枚!

 米DELTA社は旧東独逸東欧辺りのマニアックな音源をたくさん抱えていて、この収録中一番有名なケーゲルはこの度、オリジナルCDが発売されました。おそらくはブダペスト・ストリングス、ミクローシュ・シェンテリ(v)、コーロディ/ブダペスト・フィル も、オリジナル・アルバムがあるのでしょう。この5枚組でもそれなりに録音数揃いますから。CDを売るための「音源再編集」(コンピレーション)は、財力とか経費ではなく、プロデューサーのセンスと熱意が問題となります。「ダイソーの100円CD」、(我らが)CBS/SONY、(隣国レーベル)YEDANGCLASSICSは、この辺りに手抜きが多い。この「MEDITATION」5枚組(LASERLIGHT 35 840)は出色の出来と確信。

 アンドラーシュ・コーロディ(1922年〜1986年)は冒頭とラスト2作品担当。たしかBartokの全集にも主力として参加していたはずで、何度も来日しておりました。ややゆったりめのテンポで纏綿と歌います。(ヴァイオリン・ソロはクレジットされず)ワタシは「タイスの瞑想曲」の切ない旋律が大好きです。 ミクローシュ・シェンテリ(v)は名前から類推してもおそらくはハンガリーのヴァイオリニストであり、HUNGAROTONに録音があります。やや硬質なる音色、雄弁なる感情の起伏ある表現であって、それにしても北欧ノルウェイの作曲家・SVENSENを持ってくるとは!初耳の懐かしく、清涼なる旋律こそ”瞑想”であります。

 ブダペスト・ストリングというのは、NAXOSにて一枚CDを所有しているが、それによると「1977年フランツ・リスト音楽院の卒業生によって結成された」とのことだけれど、同一団体なのでしょうか。もしかして、その安易な命名から類推して録音用の臨時編成かも知れません。Beethoven の「メヌエット」って、室内楽かなにかの一部楽章なのでしょう。ワタシは楽聖の佳き聴き手ではないので作品特定できず。Griegの「I love you」とは、題名も旋律も甘美そのものの演目だけれど、おそらくはピアノ作品の編曲なのでしょう。そのうち調査するつもり。FIBICH「詩曲」が選定として”こだわり”を感じさせ、もともとヴァイオリン・ソロ?ピアノ曲ですか?この作品もシミジミ懐かしい。

 悪くないアンサンブルだけれど、NAXOS盤とは少々音の印象は異なります。少人数による、フツウっぽいサウンド。

 さて、我らがケーゲルだけれど、その入念で暗い、厳しい集中力は光ってますね。こんなCDを聴いていると、若く、貧しかった「FMエア・チェック時代」を思い出して、カセット余白をムダにしないために、どんどん小品を録音して埋めるんですよね。で、演奏作品録音玉石混淆状態のテープ一本完成!となるんだけれど、ぼんやり聴き流しても「!」と光るところは必ず気付くものです。胸が痛むようなGriegの名旋律のヴェリ・ベスト演奏か?と問われれば、少々違うかも知れないが、その個性は敬意を表するに充分なる存在でしょう。

(2007年8月25日)

【♪ KechiKechi Classics ♪】

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written by wabisuke hayashi