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(続)欲しいCD、そして宿題など


 ちょうど一年前(2004年5月)に「欲しいCD、そして宿題など」という一文を更新しております。こどもの頃からずいぶんとたくさん音楽は聴いてきて、CD時代になってからはほぼ完全に廉価盤狙いで、そのままデフレ時代に突入しちゃいました。時代がワタシを追い抜いた、という感じですね。「安ければ一応買ってみる。なんでも虚心に聴いてみる」という立場、おそらくは経済的に「欲しいCDは買おうと思えばなんでも買える」という状況へのリミッターのつもりです。

 つまり経済的には絶対にムリしない、「○×を買うためにわざわざ貯金を取り崩す」とか、「一生懸命ガマンしてお金を貯める」ことをしなくても良い範囲で、音楽生活を楽しむことを旨としております。特別な入れ込みはそうないんです。時に「このCDを探しております。なんとか入手の方法ご教授を!」とか「貴方のCDを譲ってください」とのメールをいただくこともありますね。別に譲ってあげてもかまわないし、実際譲ったこともあります。(郵送料のみで)でも、ほとんどは「ワタシは中古で何度も見掛けたから、もう少し頑張って探されては?」とお返事しております。

 で、「一年前の宿題」はどうなったでしょうか。

Beethoven 交響曲全集〜クリップス/ロンドン響(EVERESTオリジナルCDが安く見つかれば・・・) * 中古1,550円で入手できました。そういえば先週、岡山・新星堂で(懐かしの)「粗悪Bescol全集」売ってましたよ。3,000円くらいだったかな?まだ現役であくどい商売してますよね。珍しくちゃんと集中して聴きました。近々サイト更新予定。

●Stravinsky 「火の鳥」「ペトルーシュカ」〜ストコフスキー/ベルリン・フィル(EMI) * これはEMI系の正規復刻輸入廉価盤が出ております。(「ペトルーシュカ」だけだったかな?記憶曖昧)但し、既に所有しているムーティの「春の祭典」収録がダブるから、2度見掛けて2度断念しました。でも、3度目は買うかも。悩みつつ。

EMI 7243 5 67299 2 6Sibelius 交響曲全集〜バルビローリ/ハレ管(EMI 第5/7番はあるけど)

* 2004年7月に新宿にて中古を購入しました。2,280円也。希望の範囲の価格だったと思います。ワタシはバルビローリのマジックに悩まされ続けております。この演奏の魅力の説明が付かない。(嬉しい悩み)

●Brahms 交響曲全集〜ベイヌム/コンセルトヘボウ管(第1番は所有済。いただきものでした)

* PHILIPSの全集を探していて(第2/3番はモノラル)まだ見掛けません。とくに第4番は、この曲出会いの演奏ですから愛着あります。(LP〜DAT〜MDに落としたものは存在する)とくにあわてておりません。じっくり、ゆっくり探しましょう。

●Beethoven 交響曲〜モントゥーの録音で、第1/2/4/7番が欲しい。コンセルトヘボウとの第3番も(他は揃っている)

* 2005年6月に国内盤@1,200で、まさにワタシが望んでいた第1/2、第4/7番+コンセルトヘボウとの第3番がバラで発売されます。(全集ボックスも発売される)価格が折り合わないので購入しませんが。しかし、中古登場は早いと思いますよ。最近の経験では、全集ボックスが驚くような価格ダウンで処分される可能性もあって、ダブり所有との関係に悩むことになるのかも。

 NAXOS 8.110186-87 @1,344期待の入手の結果、「それほどでも・・・」ということはよくあるんです。昨日購入したMozart 「フィガロの結婚」〜フリッツ・ブッシュ/グラインドボーン音楽祭(1934/35年)は、先に聴いた「ドン・ジョヴァンニ」がとても良かったので、中古屋に並んでからしばらく目を付けておりました。(NAXOSのSP復刻も良心的だろうし)でも、ちょっと「?」状態でしたね。一生懸命集中した(つもりだ)けど、ワタシがオペラに馴染んでいないだけかも知れません。(歌い手の表現が古臭く感じちゃう)

 相変わらず、懲りずに”駅売海賊盤”(今や中古処分でしか存在しない・・・はず)も(頻度は著しく落ちたが)ぼちぼち買ってます。音質やら、ピッチに問題あるものも存在するらしいし、なにより道義的な問題もあるのだろうが、@100〜250は冒険するに充分少ないリスク。先日(数ヶ月前か)もVerdi「椿姫」(抜粋)〜フランコ・ギオーネ/サン・カルロ歌劇場(1958年歌手表記なし)を入手しました。馴染みの作品であり、音質はそう悪いものでもないライヴ。しかし、ヴィオレッタもアルフレートも、いやもうこれは圧倒的な気品と切迫感、感情移入であって、驚かされました。(ちょっと収録曲がヘンだけど)

 ピジョン GX-258 「椿姫」抜粋で、スリーヴには「LISBON」との印刷が・・・サン・カルロってナポリのオペラ・ハウスじゃないの?ネット検索掛けてみると、リスボンのサン・カルロス歌劇場であって、フランコ・ギオーネ指揮の「椿姫」といえば、マリア・カラスとアルフレート・クラウスの伝説的なライヴ録音(EMIから全曲出ている)とのこと・・・なるほど。こんな発見が@250!ワタシは嗜まないが、煙草一箱分。ケムリと消えずここに存在します。”駅売海賊盤”といえば・・・

   AC-3007(1966年英DECCA録音)@250以前書いたが、ワタシは「ショルティのMahler 」には違和感大いに有!状態ながら、その「体育会系」徹底明快なる姿勢には敬意を表して一通り聴いてみたい、ということでけっこう(”駅売海賊盤”にて)聴き馴染んでおります。交響曲第2番「復活」〜ロンドン交響楽団(1966年)2枚目、第3〜5楽章しか入手できていないのが情けない。やがて1枚目第1/2楽章にも出会えるでしょう。(希望@250以下で気長に待ちます)

 まったく同様のパターンがMahler 交響曲第9番〜クレンペラー/ニュー・フィルハーモニア管弦楽団(1967年)でもありまして、2枚目(第3/4楽章)のみ(AV JAPAN AC-3049)偶然BOOK・OFFで@250入手。これがもう信じられないほどクリアで、ゆったりしたテンポが黄昏て圧倒的説得力。例えばバルビローリの第5番(1969年)と同じオーケストラとは思えぬ(こちらはこちらで味わい深いが)しっかりとした芯を感じさせるサウンドに驚かされます。正規盤を購入すべき、素晴らしき演奏芸術。

 でも、もしこのシリーズで一枚目(第1/2楽章)を見かけたら買うでしょうね。いえいえ、正規盤(の格安中古)との出会いが先かな?ようはするに、たいしたCD欲望はない、ということですか。さて、貯まった安物CDの消化に努めないと。

(2005年5月22日)


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written by wabisuke hayashi