Edvard Grieg


ARC海賊盤(DG+EMI+DECCA)T15P865 298円で購入(定価1,500円との表記) Grieg

ピアノ協奏曲イ短調 作品16〜第1楽章

アンダ(p)/クーベリック/ベルリン・フィルハーモニー(1963年)

「ペール・ギュント」より「朝」「オーセの死」「ソルヴェイグの歌」

カラヤン/ウィーン・フィルハーモニー(1961年)

「君を愛す」作品5-3

ロス・アンヘレス(s)/デ・ブルゴス/シンフォニア・オブ・ロンドン(1964年)

「ホルベアの時代から」作品40〜「前奏曲」「サラバンド」「ガヴォットとミュゼット」
「過ぎゆく春」

ウェルドン/フィルハーモニア管弦楽団(1961年)

「夜想曲」

ウェルドン/ロイヤル・フィルハーモニー(1961年)

叙情小曲集より「蝶々」「小鳥」「春に」「メロディー」「まぼろし」「農夫の歌」「あなたのおそばに」「ゆりかごの歌」「夏の夕べ」

ギーゼキング(p)(1956年)

ARC海賊盤(DG+EMI+DECCA) T15P865 298円で購入(定価1,500円との表記)

 「ワタシ、得意の寄せ集め(タマに貴重な録音紛れ込み)激安CD。名曲、珍曲(サワリのみ)、名演揃い。これをきっかけに全曲買うのもいいじゃないですか」〜これ同じシリーズのElgarを取り上げたときに書いた文書ながら、そのままコレにも使えますね。著作隣接権クリアの駅売海賊盤だし、ごていねいにウェルドンの録音はダブり買いというおまけ付き。情けない。が、選曲は(音源選択含め)なかなか凝ってますよね。

 ピアノ協奏曲は、まずクーベリックのベルリン・フィルがはっとするほど新鮮。先日、フライシャー/セル盤の、目が覚めるような切れ味鋭いテクニック(いかにもスタインウェイ!)を堪能したばかりだけれど、アンダも負けてはいない・・・と、クルマの中で聴いたときはそう思ったが、自宅で再聴すると技巧が先行の印象になっておりません。いや、むしろ滋味深いというか、やや味わい系ながらやはり勢いは存分、といった演奏でした。コレ、全曲欲しい。

 「ペール・ギュント」〜カラヤンの偉いところは、こういう小曲集でも全力投球というか、驚くほど纏綿と歌っていて、スケールが(バカ)でっかい。いや、もうこんな気軽な音楽にここまでノーコーな味付けしちゃっても良いの?というくらい朗々としていて、まったく豪華、豪勢、立派で参りました、状態。

 ロス・アンヘレスの「君を愛す」〜これ売ってないでしょ?フツウ。奥様と婚約した時の作品だそうで、詩はアンデルセン。わずか2分半だけれど、とろりと夢見るような甘い旋律です。音楽で幸せを表現したら、この曲になりました、と言いきってもよろしい名曲中の名曲。豪華なバックも夢見心地。いったいどこから持ってきた音源か。

 ウェルドンの録音(「ホルベルク」他)はほんまに立派な、生き生き、しっとりとしたもので、これでもう少々録音状態が改善されれば・・・と贅沢を望みたくなります。なぜ、文部省はこの作品ではなく「ペールギュント」を教科書に載せたのかが理解できない。泣ける旋律の宝庫。

 ギーゼキングの「叙情小曲集」は、じつは31曲録音が残っていて、その一部収録となります。可憐な旋律が続いて、いくらでもセンチメンタルに表現可能だけれど、彼は意外なほど粛々淡々と演奏するんですね。音質は悪いほうではないが、やはり時代相応でしょう。聴き進むにつれ、抵抗なく寂寥たる味わいに溶け込めます。このCDは秋葉原のバッタ屋で購入したはず。入門用としては文句なしの価格、価値でしょう。正規音源は機会があればちゃんと買いましょう。(2004年3月13日)


【♪ KechiKechi Classics ♪】

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written by wabisuke hayashi