●外伝へ

発表【♪ KechiKechi Classics ♪】
2004年勝手に各自アカデミー賞



 日常聴く音楽に優劣やら五段階評価、☆の数など付ける風習は持っていないが、一年をシミジミ振り返って「嗚呼、この音源は良かったなぁ」と振り返るのも、年の瀬ならではのお楽しみでしょう。昨年2003年も自然発生的にBBSに書き込みがあって、それをまとめて更新したが、今年も少々集まりましたので発表!です。


<香港在住のK様より>

今年私が買ったもののなかから、ということなのでしょうか、それとも今年発売されたもののなかから、ということなのでしょうか?(註;今年聴いたもの、ということで)

2004年の新譜ということに限定しますが、私はヴァーノン・ハンドリー/BBCフィルハーモニックのバックス交響曲全曲の録音(英シャンドス)に大賞をあげたいと思います。

バックスの再評価はシャンドスがトムスンを起用して録音した交響曲の最初の全曲録音に始まるわけで、私も最初に聴いたのはトムソンによる4番でした。これでノックアウトされた私は以来Baxianとして、彼の音盤種集に励んできたわけです。その 後、ナクソスがロイド・ジョーンズを起用して全曲を録音するなど、バックスの地位も確立してきた感があります。

ハンドリーは早くからバックスをレパートリーとしてきた人です。
シャンドスが最初の全集を企画したときに、最初に候補にあがったのもハンドリーだったそうです。しかし、契約の関係でシャンドスはハンドリーを断念し、トムスンが最初に全曲を録音するという栄誉に輝いたわけです。その後、ハンドリーもバックスの録音を希望するも応じるレコード会社がなかったようです。彼が全曲を録音できたのは慶賀の至りと申せましょう。

それにしても、ハンドリーほどの音楽家が齢70を超えて、未だにSirの称号がないのは一体どういうことでしょう。本人が嫌がっているのでしょうか?


<Bさまより>

◎シューベルト「冬の旅」C.エルスナ―ten.ヘンシェルquar.(独CPO)
この曲は幼少の砌私がクラシックに出会った最初の音楽であり、最も慣れ親しんでいる音楽のひとつです。これまでにオーケストラ伴奏版も数種ありましたが、この弦楽四重奏編曲はとても雰囲気が良くて、情景描写にも優れており気に入りました。あまり新品でCDを購入しないのですけれど、長岡の老舗レコード店で試聴して即購入したものです。編曲はJens Josef。

◎ドヴォルザーク チェロ協奏曲 カザルスvc.セルdir.チェコ・フィル(日IRUKA DISC)
今年は購入したソフトの殆どがSPである中、このマイナーレーベルによるCD-Rの復刻には大いに触発されました。演奏が素晴らしいのはレコード史上揺るぎのないことですが、音質まで満足させてくれるかどうかは別です。このレーベルは私の目指す音にとても近い。身近に中古があったら(笑)購入されんことをお勧めします。

◎ビゼー「アルルの女」組曲2 アンゲルブレシュトdir.交響楽団(日コロムビアSP)
これは最近私のSP購入方法のトレンドである「福袋式購入」のなかのアタリ商品。つまりオークションにて何の曲目も演奏者も知らされない十把ひとからげで出品された商品を、写真だけで判断してエイヤと気合で入札して購入したもののひとつです。大抵10枚1000円とかで他に誰も入札されることなく落札しています。エルンスト・ミュールのサックスが囁く甘く切ないパストラルが絶品。

◎グルック「オルフェオとエウリディーチェ」Che puro ciel/Che faro senza Euridice スティーヴンスalto ラインスドルフdir.(米コロムビアSP)
これも福袋のなかのアタリ商品。いくら気合で入札するとはいえ、おぼろげに写るレーベル写真で高価なものかどうかの判断ができるのは年季のせいでしょうか。この他同じ組み合わせの「アルチェステ」のアリアとか、ヴァルナイによるワグナーのアリアなども同封されていて、ひっくり返ったのを覚えています。力強いスティーヴンスの歌声と戦後のSP録音の明晰さは聞いていて何とも気持ちの良いものです。

◎Lebenszeichen ウィーン・ホルン・アンサンブル(墺Agentur Legato)
今年はホルンを再開して1年が経過し、少しずつ勘が戻ってきました。ホルンアンサンブルのコンサートにも出かけたりしてモチベーションを高めていますが、このようなウィンナホルンで聴くと楽器が欲しくなってきます。実はネット上で中古が出ていたのですが、やっぱり先にツバがついてました。

◎OKINAWA BEST SONG COLLECTION  オムニバス(テイチク)
ここ数年「さとうきび畑」をオペラ歌手が歌うのをコンサートで聴いて感動させてもらっている。今年も魚沼のサロンコンサートでバスの山田祥雄で心に染み入る歌を堪能したが、オリジナルの森山良子で聞きたくて購入。実は11月初旬、小布施の帰りに中野のブックオフで買ったもの。被災地を走りながら涙が止まりませんでした。でもこれは反則かな?


<火星人さま>

爆社から70余枚到着したのだけれど、前へ進めません。YEDANGも同じくらい残ったまま。自分的には誠に悲劇的状況。

爆社からのは、いきなりド詰まっております。
1枚目。シルヴェストリのBBCライヴ。「マンフレット」と「ローマの松」。爆演かもしれないが、そうでないかも知れない。アッピア街道なんか、鳴りまくっているのだけれど。
2&3枚目。Gencer(ゲンジェル)の清教徒。先に持っているのと日付が違う。同じものような気がするし、そうでないような気もする。時間が足らないので、検討不足。
4枚目。ブルックナー7番/ザンデルリンク。$1.99なので、今回の目玉なのだけれど、2回聴いたのだけれど、正体が、分類がわからない。爆演なのか、くそまじめな演奏なのか。
5枚目。CHANDOSのチャイ5。ポリヤンスキー/ロシア国立SOとなっているからそれだけですごいでしょう??音の洪水に、今、酔っ払っているから酔っ払っております、否、酔っ払っているから酔っ払っている?--言葉だと同じか。ロメジュリのティンパニがよろしいです。

暫定版ですけれど、過去の投稿と変わりません。
第1位:繰り返し度か一番多いという意味です。ムラヴィンスキー/レニングラードによる「マイスタージンガー」(1977、東京ライヴ)(ALTAS)の冒頭のティンパニ。
以下順不動。ムラヴィンスキー/チャイ5(1977、東京Live ALTAS)。カラヤン/エロイカ(1969 NouvaEra)。第九では、トスカニーニ(1942、コロンヌ劇場ライヴ)、フルトヴェングラー(1942.4.19 ヒトラーお誕生回ライヴ)、テンシュテットのライヴ2種類。
ブル8では、--- (以下、中座)


<ヘムレンさん>

恒例の企画でありますな、ほな私も。と思ったけれど今年もあまり真面目にケチケチ道を極めるには程遠い状態でした。とくに10月以降は音楽から離れた生活をしておりました(お恥ずかしい)。
 ま、分相応に超個人的・偶発的に今年めぐり合ったいくつかを上げておきます。

1.Beethoven 交響曲7番・Bach アリア、ハインツ・レーグナー指揮読売日本交響楽団(1986年神奈川県民ホールライブ)、シャルプラッテン
2.Beethoven 交響曲3番・Schubert 交響曲8番(未完成)、ジェームズ・レヴァイン指揮MET交響楽団
3.Haydn十字架の上の7つの言葉、ジョルディ・サヴァール指揮ル・コンセール・ド・ナシオン
4.Rachmaninov ピアノ協奏曲3番、ワイセンベルク(p)、バーンスタイン指揮フランス国立管

1.は大好きなレーグナー師匠のもの。2楽章などマエストロ自身の葬送のように聞こえ目頭が熱くなりました。アンコールのアリアも天上の響きのようです。曲が終わってしまうと寂しくなる。
2.のレヴァイン+METはワーグナーの前奏曲集以来のファンです。この盤では未完成が素敵ですな。緻密にして弛まぬ演奏、エネルギーをもらえます。
3.ハイドンの教会音楽ですが、7曲がそれぞれに変化があり、退屈しません。以前聞いた室内楽編成も良かったですが、古楽器オーケストラもよく曲想にあっています。
4.某KS君にいただいたコピーですが、同じワイセンベルクでもRCAの盤(プレートル/シカゴ交響楽団)とはまったく趣きがことなります。後者はどうにもいただけませんでしたが、この盤は執念を感じさせる一枚。


<いか様>

今年は200枚ぐらい購入して、3〜400枚ぐらい売却するという出入りの激しい1年でした。合計すると、恐らく支出金額が1枚辺り平均500円ぐらいで(ブックオフやニノミヤの250円が最多、次いでタワーレコードの超廉価ボックスなど)、売却収入も1枚辺り4、500円だと思うので、思い切ってCDを売却する勇気さえあれば、なかなかクラシックというの経済的な趣味だな、と思います(笑)。

今年聴いた中では、

■テューレックのバッハのCD
 ・ゴールドベルグ DGの2枚組み ニノミヤで250円
 ・平均律全集 BBCレジェンドの5枚CD 
   タワーレコードのBBCのセールで1枚辺り900円    ぐらい?

これが一番の収穫でした。
ゴールドベルグはグールドの81年をさらに徹底し、学究色を強めた演奏ですが、理屈っぽさよりは、新鮮さと超スローテンポの心地よさと、女流ならではの暖かさで、同曲のわたしの一番のお気に入り演奏となりました。
平均律は、ゴールドベルグに感動して早速購入したものですが、これも評判通りすばらしいもので、テンポや研究色は、最晩年のゴールドベルグほど徹底していませんが、美しいタッチと、ピアノの明確な分離感、やはりグールド的な(むしろ、グールドがテューレックに影響された、というのが事実ですが)アプローチ、これらがえもいわれぬ心地よさに昇華されています。

器楽曲つながりでいうと、

■アラウのバッハ・パルティータ集2枚組 フィリップス
■ブレンデルのハイドンピアノソナタ4枚組 同上

これらも、稀有な名演でした。アラウは死の直前とはとても思えない瑞々しいピアノの音色と、抜け切った境地が素敵です。リパッティのパルティータを、録音をよくして、さらに聴き疲れしにくいものに変えたような演奏と申しましょうか。澄み切った誠実なバッハという点に共通点をみます。
ブレンデルのハイドンは、シューベルトやベートーヴェンのバガテルみたいな色を感じさせるハイドンですが、音の粒の抜群の美しさとすばらしい録音、そして、古典の枠をまもりながらも愉悦にとんだアプローチが見事です。何度でも繰り返して聴いてしまいます。

交響曲などは、自分が何を新たに聴いたかの記憶さえおぼろげですが、1点あげるとすれば

■マゼールのVPOとのマーラー全集 SONY

でしょうか。全体的にのっぺりとした解釈なので、こんなマーラーは駄目だという声も多そうではありますが、私は「ぼーっと」マーラーでも聴きたいなと思ったときに、VPOの絶美で生々しい音色と、マゼールならではの空間全面に広がるまったりとした色彩感が心地よく、音楽に浸れます。
同じ時期に、ハイティンクのACOとのクリスマス・マチネの9枚組もかいましたが、こちらはライブということもあり、演奏は抜群にすばらしいものの、すぐに手にとって聴くとなるとマゼールに譲ります。

長々と・・・。

草々


<児島の体操服屋の若旦那>

今年のアカデミー賞を考えてみました。

1.ディーリアス 歌劇「コアンガ」全曲・高い丘 グローヴス指揮ロンドン交響楽団他
2.ベルク・ウェーベルン管弦楽曲集 若杉弘 ケルン放送交響楽団
3.シュッツ ムジカーリッシェ・エクセクヴィーエン他 ヘルビヒ指揮アルスフェルダー声楽アンサンブル他
4.ドヴォルザーク スラブ舞曲全曲他 ピアノ連弾:トルソン、トゥルバー
5.ヴォーン=ウィリアムス 交響曲全集 プレヴィン指揮ロンドン交響楽団

1.ブードゥープリンスというから ブードゥー教を信仰するアフリカの国の王子様が主人公の歌劇。彼が奴隷としてアメリカ南部に連れてこられて・・・という悲劇です。筋書きはともかく 音楽はひたすら 甘く美しくエキゾチック。グローヴスの温(ぬる)めの指揮とあいまって 夏向きのヒーリングミュージックとして毎日のように聴いていました。

2.「能」のような演奏で同じ日本人として共感するところ大でした。ただし国内盤2枚組2520円でkechikechi規格外です。

3.ナクソスの新録音ですが演奏者はベテランです。久しぶりにドイツのシュッツを聴きました。歌うより語る(説教する)演奏です。

4.ブリリアントで今年出たものです。曲調といい 音量の変化があまりないことといい 列車の中で聴くのに最適でした。

5.有名なボウルトよりよほど魅力のある演奏だと思います。プレヴィンの個人的才能で聴かせる演奏。


<しゅう様>

すっかり忘れてました。
まじめに考えると難しいですね・・・
・ハイティンク・ウィーン・フィル 幻想
・ハイティンク・コンセルトへボウ 海ほか
・ドビュッシー/海ほか アンセルメ・ロマンド
・トンコープマン・バッハ管弦楽組曲
・オルガン版バッハ/平均律全曲
・ミュンシュ・パリ管/ブラームス1番
・テンシュテット・ベルリン・フィル ワーグナー管弦楽集
・クレンペラー・フィルはーもにア ベートーヴェン序曲集
・ペライア/バッハ協奏曲
・ケンペ・ドレスデンのRシュトラウス管弦楽集
と、思い浮かぶのはここらでしょうか。
ハイティンクは、とにかく力みがなくこれだけ地味な幻想にはびっくり。だからこそ実に魅力的。
アンセルメは、師匠のお陰で開眼。何ともいえない雰囲気が漂っています。
コープマンは最高、どれを聴いても音楽が生き生きしてます。
話題のミュンシュは初めて聴き、やはり噂どおりの圧倒的演奏ですね。パリ管とは思えない!
テンシュテットは実に深い呼吸が感じられる演奏。ベルリン・フィルだからこそ可能な演奏?クレンペラーもこの息の長さが凄すぎます・・・テンポの速い遅いの問題ではありません。
ペライアは、もうこの音の優しさ、美しさ!!!
ケンペはRシュトラウス=カラヤンを払拭。

と、長くなりました。しかし、古楽を聴き始め、 音楽の聴き方が変わったと感じる一年でした。

追伸:今、ベルリン・フィルとこどもたちという ドキュメンタリー映画が渋谷で公開中です。 お近くの方は、ぜひ見てください!
とにかくお勧めです!


<へのへの様より>

今年購入印象に残ったCD(順不同)
●ユボー フォーレ:ピアノ曲 第1集 ERATO 2CD
 以前は退屈で苦手だったが…主題と変奏が心地良い
●ルドルフ・ゼルキン他 シューベルト:ます他 SONY
 LP新譜…はじめて購入した室内楽…懐かしく聴く
●シェリング イッセルシュテット ベートーヴェン:ヴァイオリン協奏曲 Philips
 私的好みではやはりこの演奏…買い直し
●ミュンシュ ベルリオーズ集 ボストンSO他 RCA 10CD
 ベルリオーズといえばこの音源でしょうか?
●サヴァリッシュ さまよえるオランダ人 ミラノ・ライヴ LIVING STAGE 2CD
 バイロイトを彷彿とさせる引き締まった演奏を懐かしく
●マタチッチ レハール:メリー・ウィドウ PO他 r62 EMI 2CD
 予想通り洒落た味わいのある演奏
●カラス ベルリーニ:ノルマ r60 EMI/プッチーニ:トスカ r53 EMI
     ヴェルディ:椿姫 r58 EMI/ドニゼッティ:ルチア r53 EMI
 いつもの事ながら強烈過ぎるカラスさんの声ばかりが耳に付いてしまったが…
●フルトヴェングラー ベルリン・フィル ベートーヴェン:交響曲第9番 r42.4.19 Archipel
 収録日問題はとりあえず決着?
●フルトヴェングラー ウィーン・フィル ベートーヴェン:フィデリオ r53 Archipel 2CD
 巨匠のでは私的好みのオペラにやっと出会う
●フルトヴェングラー ベートーヴェン:交響曲全集 Archipel 5CD
 ほぼ晩年の演奏を集めた全集。2番は他にないの?


<あきら様より>

今年1年間は僕にとって「音楽の聴き方」がわかるようになった年でした。それもこの「KechiKechi Classics」のBBSをはじめとする良い、音楽を楽しまれている方に恵まれているからだと思います。

僕からも例によってエアチェックの音源からアカデミー賞を。

●J.シュトラウスの夕べ 
ハインツ・ワルベルク指揮 NHK交響楽団 (2004年2月19日、NHKホール)

この演奏会はワルベルクが最後に果たした来日で、N響に客演したものです。デビュープログラムでした。ここまで堂々としたワルツもそう聴けません。聴き応えがあります。

●チャイコフスキー:交響曲第6番「悲愴」
ファビオ・ルイージ指揮 NHK交響楽団 (2004年11月24日、サントリー・ホール)

最近、絶好調のN響が聴かせてくれた絶品の「悲愴」です。オペラ指揮者として研鑽を重ねているルイージによって、ドラマチックな演奏になっていました。第4楽章の弦が最高潮に達するところでは感動しました。

●ラヴェル:ボレロ 
ジョルジュ・プレートル指揮 ドレスデン国立歌劇場管弦楽団 (2004年2月3日、ドレスデン)

このボレロは味わい深いものでした。通常にはない7連譜なんかも登場しています。また、ドレスデンの聴衆の聴衆の拍手も温かいものです。

●ハイティンク75歳記念演奏会から
ベートーベン:交響曲第7番 (2004年10月28日、ドレスデン)

今年はハイティンクという指揮者をしりました。この指揮者の名前はよく聞きましたが、演奏を聴くことができたのは最近です。このベートーベンはいつもはじっくり音楽を正統的にじっくり作るハイティンクですが、さらに熱気がありました。またこのドレスデン国立歌劇場管とのコンビによって低音域はしっかりしているし、またその低音がここちよく響きます。まさに名コンビです。

すべてNHK−FMから。


<ベルリン・こんの様>

ベストと言えるのは、以下の6枚。
サムエル指揮シンシナティ・フィル ロット:交響曲ホ長調 Hyperion
クレンペラー指揮マーラー:『大地の歌』 EMI
マルケヴィッチ指揮ハスキル・ピアノ モーツァルト:ピアノ協奏曲20+24番 Philips
カラヤン指揮ヴィーン・フィル R.シュトラウス:『ツァラトゥストラ』、『ドン・ファン』、『ティル』 Decca
カイルベルト指揮バイロイト ヴァーグナー:『リング』1952年ライブ Archipel
クナッパーツブッシュ指揮バイロイト ヴァーグナー:『パルジファル』 1952年ライブ Archipel


<ぶるねん様>


〜古いドイツのクリスマス音楽&テルツ少年合唱団のクリスマス
この件については既に他掲示板で騒いでしまいましたので 「また!」とお思いの向きもありましょうか。
CD化されるとも思わず レコードも持っておらず FM放送から録音した2曲だけをずっと大事に聴いてきました
世の中諦めが肝腎、のほうが多いようですが あきらめず願い続けるの良いかも と思った次第

♪ギヨーム・デュファイ ミサ・ス・ラ・ファセ・パル
テルツ少年合唱団
これは上と違ってレコードは持っていたため LP→テープ→MDと移動して聴いてきました
ルネサンスのミサ曲の中では最も長年親しんだものですね

♪テレマン カンタータ「学校の先生」
ヘルマン・プライ ヘルムート・ヴィンシャーマン 他
プライ先生と少年合唱団の生徒たちによる 楽しい学校風景です(内容はわかりませんけど)
そういえば一年前ヴィンシャーマンさんの マタイ受難曲鑑賞で盛り上がりましたね

♪ハイドン 交響曲39番他
ハンス・マルティン・シュナイト 南西ドイツ放送交響楽団
モーツァルトだけでなくハイドンも39番は名曲と 聞き及んでいましたが ようやく聴く機会を得ました
「3大 宿命のト短調交響曲」の一つと呼べるかも

♪ロゼッティ ホルン協奏曲
ラデク・バボラク 指揮:ヨハネス・メーズス
侘助師匠さんが日誌等に既にお書きのものでしたね
私は今年ようやく手に入れました
これらの曲は準有名曲化しつつあるでしょうか?
何とか一生のうちには生ロゼッティ体験したいものです。

世界初録音として(ちょっとだけ)話題になった フンメルの「テ・デウム/荘厳ミサ曲」も 喜ばしい感漂う素敵な曲でした
幼少の頃モーツァルトの内弟子だった人ですね
な、生モーツァルト(しかもご本人による)聴いて育ったの?? スゴ過ぎ・・


<林 侘助。>

なんか音楽に集中できなかった一年間でした・・・今年買ったのかも記憶薄状態で恐縮・・・追加もあり、ということで
■Bach 平均律クラヴィア曲集全曲〜リヒテル(1972/73年)RCA GD 60949(1974円) LP時代からお気に入りでした。手に入れたもの。第1巻前奏曲とフーガ第2番ハ短調BWV847の強靱な打鍵に痺れました。(ちなみに1961年のLiszt協奏曲も強烈

■ミルシテイン(v)/バルサム(p) ライヴ1957年 ERMITAGE 12041-2
445円 Mozart 、Bach 、Beethoven ・・・これほど高貴で繊細、背筋がキッチリ伸びたヴァイオリンはかつて聴いたことがない。選曲も音質も最高。

■シェリング(v)/バニョーリ(p) ライヴ1975ライヴ AURA 300円 Beethoven ソナタ第1番ニ長調、Brahms ソナタ第1番ト長調+Bach 無伴奏パルティータ第2番ニ長調 躍動する音楽の楽しさを上品な色気で聴かせて下さいます。「シャコンヌ」は上記ナタン・ミルシテイン盤にも含まれるが、甲乙付けがたい無垢で真摯な演奏。

Beethoven  交響曲第3/8番■ジョール・セルの一連の録音〜Beethoven /Brahms /Dvora'k/Brucknerの交響曲など。その集中力の激しさにどれを聴いても圧倒され、痺れました。(いちおう思い付くままに)


(2004年12月31日)


【♪ KechiKechi Classics ♪】

●愉しく、とことん味わって音楽を●
▲To Top Page.▲
written by wabisuke hayashi