音楽日誌

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2002年9月某日

ブルー・マンディだけれど、ここ数ヶ月それほどの憂鬱感はない。でも、10月度のお仕事出足数値は予想通りかなり厳しくて、さすがに一年くらい突っ走ってくると息切れ状態か?ま、執着は持っているが、結果は結果、とやかく言われてもな〜んも思わんけんね。お仕事、はやく切り上げてビール/焼酎少々〜これもお友達がいるから。

通勤でMozart 「プラハ」+39番(ベーム/ベルリン・フィル)〜そのこって牛のような頑固さに感動する〜かなりワケワカラン文書に仕上げてサイト用とする。帰宅して、クリュイタンスのフランスもの〜フランス国立放送管弦楽団のモノラル録音。ブーレーズの超緻密な演奏に耳が慣れているので、やや違和感有。

ああ、そういえばこれで9月終了。無料ホームページの性(さが)か、URL変更。

KechiKechi Classics  (新)http://kechikechi-cla.hp.infoseek.co.jp/
本で聴く音楽  (新)/musicsbook/

2002年9月某日

出張疲れか一日中ゴロゴロして過ごしてしまう。いつも通り女房は機嫌悪く「風呂場のシャワーの切り替え直して!」〜って、ワタシそんなんわかりまへんがな・・・・とブツブツ言いながらも、いちおう分解などしてネジ締めてみるが、治ったのやら?

パソコンの重要ファイル・設定類をバック・アップ。NEROというソフトを再インストゥールしてみたけれど、ようはするに激安特売CDR10枚分、まるまる不良品でCDRが動かなかったことを発見。以前バック・アップしたCDRの余白に追加焼き完了。ついでに10/1からURLが変わるので、すべてのサイト・データを検索→置き換え実行。けっこうたいへん。

古内東子の「45分」ほか、先日借りたアルバム堪能。彼女の「会えないときこそきれいでいよう」(幻冬社文庫)〜コレ、彼女の歌のセリフね〜を読むと、恐るべき古風な女性で、ある意味典型的女性の特質(恐怖を感じる、といっては言い過ぎか)を備えていて、彼女の歌がいっそう理解できる。OLに高い支持があることも。ワタシも大々ファン。

運動不足解消へ向けて、先週に続いてスポーツ・クラブへ女房と同行。「ボディ・アタック・ショート」これ、先週を上回るハードなメニューで、しかし、わかりやすく、動きやすい。クタクタに疲れる。おじさんも(含むワタシ)おばさんも(含む女房)、若い人も、外人さんもたくさん来場。なんやら隣の人とハイ・タッチする場面も多くて、ブロンドの外人女性となんどもアツき国際連帯確認。(誤解か?)

2002年9月某日

これで何週連続?といった山口出張より期間。乗り切ったが、成果は?昨日夜、同行の若い者とビール/酒。昼飯が遅かったので、ハラが苦しい〜さすが山口はサカナが出色に上手い。朝から宇部に移動して某店視察〜いまのところ良い勝負か。

小郡まで上手い具合に車で送ってもらって、ちょうど新幹線も到着〜意外と早く帰宅。出張中はMD大活躍で、ブーレーズ/CSOのBERIO「シンフォニア」(1995年ライヴ)、チェリビダッケ/ベルリン・フィルでBruckner第7番(1992年ライヴ〜ワタシが集中できず)、イル・ジャルディーノ・アルモニコでブランデンブルク協奏曲第2/4/3番(1995年ライヴ)〜これは生気溢れる表情が出色。

調子が心配なパソコンだけれど、なんとかフツウに起動する。スキャン・ディスク(完全)+デフラグ〜更にWindowsのアップデート迄実行して様子を見るが、安定していて大丈夫みたい。HDの異音が気にはなっていたけれど。

買って数年放置していたR.Strauss自演の「ツァラ」〜音の状態は悪いが、これは燃えるような演奏だな。ちょっと見直し。非常に疲れている。

そういえば昨夜は「幻のラーメン」(どこが幻やねん)を食い、深夜映画で「継承盃」を見た。古手川祐子のボディコン姿が妙になまめかしいのが印象的。なんか急にフアンになっちゃった。(ビデオを借りることをお勧めします)

2002年9月某日

すっかり秋めいて、やや肌寒い朝。昨夜は、パソコンのHDに異音がして、フリーズ頻出〜じつはここ一ヶ月くらい気にはなっていたけれど、あわてて最低限の最近データをバックアップ(CDRが既に不調でFDにて4枚くらい)。今朝、いまのところ何もなかったように立ち上がってほっとしたが、日曜には分解内容点検修理が必要か。

朝、戦前のワルターを聴く。「ドン・ファン」(1926年)Hindemith「Symphonia Srena」(1948年)〜強面じゃないところに共感を覚える。オーケストラのテンションも高い。

これから出張。

2002年9月某日

明日、なんやら毎週行っている山口で会議〜そのための資料づくり〜昨日の広島宿題(これが2本。重い)〜その他、諸々の宿題が本日あることはわかっている。やや出掛けるのがツラい。

すっかり秋で、朝夕は寒いくらい。でも昼の日差しは強くて、上着を忘れそうになる。カッターは当然長袖じゃないと。

ワタシのサイトの「ちょろ聴き」コーナーは一ヶ月以上更新さぼっていたので、ここ最近聴いていたものを整理。明日の定期更新時に一緒に更新しましょ。この集中力の落方はどうしてか?今朝は気分を入れ替えて、クリップス/フランス国立放送管弦楽団(1965年)でMozart の40番、同じくBrahms 第4番(1954年)〜やさしさとライヴならではの「やや粗さと勢い」が快い。更にSchubert 八重奏曲D803〜これはウィーン八重奏団の演奏で、これほどお気に入りの曲は珍しいのに、サイト用文書仕掛かって2ヶ月以上経っているのも情けない。

(帰宅後)サンプルの液体洗剤いじったのが悪かったか、久々頭痛。で、とにかく粗々しく資料を仕上げて帰宅。一瞬ビールでも、と思ったが明日も出張だし、体調悪いし、ということで真面目にバスに乗りましたよ。BBphone届いたけれど、ちゃんと掛からない。どうも電話機の機種相性みたいだけれど?

 通勤でのCDプレーヤー誠に調子ヨロシ。ハイティンクの「運命」「未完成」〜う〜む・・・という感じ。1975年の「未完成」のほうが燃えているが。

 季節の変わり目で、どうも調子よくない。明日、山口。毎週行っているなぁ、湯田温泉。女房「いいな、また温泉で」って、仕事なんですけど。

2002年9月某日

早朝、これから広島行き。少々気が重いが。

(会議/打ち合わせ終了。早く帰宅。案の定、行きの新幹線は全然座れず)上司の許しを得て、明るいウチに帰宅。3分の音源(宣伝物)をエンドレス・テープ30本分ダビングするため〜これも経費節減でっせ。つまり仕事。同じものを30回聞かされる立場にもなって見よ!ウンザリ。あ〜あ、ビンボ臭(くっさ)。

新MD行き帰りの新幹線でデビュー。ワルター/フェリアで「大地の歌」、インバル1989ライヴでMahler 交響曲第4番、若杉/都響のBerg〜当たり前の話しだけれど、ちゃんと音が途切れず、バッテリーの保ちも良いのは精神衛生上もヨロシ。

M-floばかり聴いているので、ノーミソがアツくなって、くらしっく音楽が聴けない気分。「Yours Only」〜Lisaの切なるバラードに胸が締め付けられる思い。どうしよう。

2002年9月某日

東京ジャイアンツが優勝したそう?↓これはウソだったみたい。興味ないからてっきり優勝したものと思ってました。どうでもええ・・・って。え?やっぱり優勝したの?ふ〜ん。

KENWOODのポータブルCDプレーヤーがデビュー(M-floにて)〜もう最高で、バスを降りたくないっ!ってわけにもいかず、出勤し、資料をコピーし、4人で地元取引先へ出発。和気藹々として、楽しく会議〜なんて幸せなサラリーマンか。昼前に職場に戻ってきて、泥沼の作業〜会議〜打ち合わせ〜底なし沼の作業・・・・でボロボロ、か。

ハスキル/クリュイタンス/フランス国立放送管弦楽団によるBeethovenピアノ協奏曲第4番/Mozart 第24番(1955年)〜これは、ピアノの清明さ、軽めだけれどメリハリの利いたオーケストラのやや自由なアンサンブルが気持ちよい。Mozart は、Brucknerとは意味合いが異なるが「無為の為」が必要で、やりすぎてもいけないし、なにもしないようでもいけない。ハスキルは明快で、ピアノの音そのものが音楽している。

ハスキル2枚目、Chopin 協奏曲第2番(クーベリック)、Mozart 第19番(シルヴェストリ)〜いや、もうコレ絶品。骨太とか粗削りとは異なるんだけれど、神経質やら線が細いのとは無縁で、一本筋が通って明快なる暖かさ〜ひとつひとつの音が微笑んでいるような美しさがあって、あくまで自然体。なんという説得力。久々に良いものを聴かせていただきました。

2002年9月某日

東京ジャイアンツが優勝したそうだけれど、選手の年棒合計を勝利数で割ったC/Pで別評価できないか?ワタシは「純パの会」の会員であり、いちおうライオンズのファン(以前ほど熱狂的ではなくなったので)なので、当然日本シリーズはそちらを応援することとなる。

今朝の朝日新聞、アメリカの宗教社会学者であるロバート・ベラー氏の寄稿がすこぶる面白い。アメリカという大国の視野の狭さ(「我がだけ主義」と呼びたい)には皆気付いているが、「戦争とは相手に似ること」〜ブッシュの主張はビン・ラディンとなんら変わらないと。歴史を見ても常にそうだ、とのこと。なるほど。ドイツ総選挙は中道左派勝利。これはイラン攻撃に対する明確な拒否が最後の数%の帰趨を決めたそう。

BRILIIANTのRimsky-Korsakov4枚組はなかなかの手応え有。チェクナヴォリアン/アルメニア・フィル目当てで買ったが、ヨンダーニ・バットの指揮が明快で楽しいな。交響曲第3番ハ長調なんて、ずいぶん久々に聴いた(かつてスメターチェク盤?〜自信なし〜でCD所有)が、こんなに素敵な作品だったなんて、目からウロコ状態。ロンドン交響楽団も絶好調。

これから出勤。いつもより30分早く出て、即外出〜地元取引先と会議。午前中に戻って、資料作成、おそらく連休中に溜めきっているトラブル処理しつつ、また昼から会議。終わったら明日以降の会議の資料づくり。その合間にトラブル処理・・・の連続・・・のはず。(溜息)

2002年9月某日

連休最終日。寺尾ついに引退。誰が優勝しようが興味はないが、39歳でっせ、しかも史上最長の幕内在位、負け数〜これは勲章です。大阪のキタでいちど会ったことがあるけれど、すっごく大きいんですよ。人生完全燃焼。

ここ最近、サイト用の文書が全然書けてなくて「仕掛品」ばかり〜一気に当該CDを聴き直して仕上げるべきなんだけど、ノーミソがその方面の音楽を欲していない。きょうも朝から古内東子ちゃんの「Hour Glass」〜名曲「誰より好きなのに」含む〜を聴いて、女のドロドロとした情念(但し新時代表現の。本質は変わらない。まったくオソろしい)を感じさせる歌に痺れてしまう・・・・。

運動不足が3ヶ月ほど続いているので、久々スポーツ・クラブへ。女房同行。なんたらコンバットというやつで、パンチ、蹴りのエアロ・ビクスね。これが猛烈にキツい。ヘロヘロ。昨晩K-1をみたけど、わずか30分の「型」をやっただけでこうだから、真剣勝負なら保たんわな、いくら屈強な男でも。で、帰ってからボロボロになって昼寝。

2002年9月某日

休み。買ってきた@10のシングルCDをCDRに焼き直し。ほぼ今井美樹ちゃんの歌〜彼女の歌は彼女じゃないと表現できない繊細さがある。Mahler 「大地の歌」(ベルティーニ1991年ライヴ)を聴くが、ノーミソがおカタい音楽を受け付けず居眠りモード。

夕方、女房の友人のパソコンをLANボードからダイヤル・アップのモデムに差し替え作業。ついでに、無料プロバイダに接続設定〜これが久々でなかなか思い出さない、というかわからなく苦戦。連休中なので、二日連続で外食〜本日はお安い中華で。

帰り、レンタル屋さんでCDをかなり借りて音楽を堪能。ずっと気になっていた「M-flo」(EXPOEXPO)〜Come Againの超複雑なリズムと旋律のカッコ良さ、Yours Onlyの静かなる熱唱。ヴァーバルのDJはもう最高峰でしょ?中島美嘉の「I will」の切ない歌声に涙。

2002年9月某日

朝一番に地元取引先へクルマで。11時頃職場へ戻って、昼休みもなく(普段からあまりないが、そのかわり常に昼休みみたいなもの)カップ天そば(サンプル)食いながら、諸作業を意欲的にこなしつつ小郡行き新幹線のお時間まで宿題の山。(ついに完全消化できず)

新幹線で本部の同行者と落ち合ったが、世間では連休開始でまったく座れない。夕方、山口で商談〜7:30〜湯田温泉で会食〜ま、仕事だけど滅茶苦茶親しい人だしね、五橋(岩国の銘酒)の大吟醸ばんばん飲んじゃいました。10時くらいに温泉に入ったらラーメン食いたくなって(だから太る)、「金龍」(博多ラーメンのチェーン店)までの徒歩5分がメンドーでホテル向かいの店に行ってみたら、超激マズで深く・ふか〜く後悔する。(涙)

新幹線で帰岡。だれも家にはおらず、ついに買い物計画を実行。ポータブルMD、CDを購入。(これは別途詳細報告)ついでに、2000円のおもちゃデジカメ買っちゃう・・・・この安っぽい画質、使いにくいソフトがタマらない!

夜、女房の希望で沖縄料理(もある)「えがみの屋台」へ家族3人。混んでましたよ。ま、美食倶楽部所属のワタシとしては、いろいろ言いたいこともあるが、若い従業員の態度も良かったし、料理も高級ではないがおいしく、安い。若い女性で混んでました。昨日、ずいぶんと飲んだしクルマだったからノン・アルコールで。

2002年9月某日

貴闘力引退。しかも寺尾との取り組みに破れて、というのが美しい。通算505勝500敗?しかも通算4位の連続出場。立派。もう相撲にはほとんど興味はないが、安芸の島はどうなるのか。個性ある、というか、ただ勝敗のみではなく、取り口そのものに味があるような、存在感ある関取がまたひとり土俵上から姿を消す。嗚呼!

これから出勤。午前中(主に)お詫びに外出。午後から山口。朝からBeethoven 「荘厳ミサ曲」(シューリヒト)〜これほど明快で、贅肉のない、しかも柔らかい筋肉質の演奏があろうか?(いや、ない)といった演奏でっす。

中国製のMDはダマシダマシ使っていたけれど、限界みたい(5回に一回くらいしか再生に成功しない)で新しいのを買おうかな?ついでにポータブルのCDプレーヤーも。問題はバッテリーの保ちでしょうか。

2002年9月某日

昨日午前中、トラブル処理諸実務継続しつつ、早めに山口へ。ところがどうも時間の接続が悪く、広島にてコーヒーブレイク、小郡で山口行きの列車に待ち時間ありすぎでいきなりタクシー〜お仕事自体はじつに友好的スムーズで、ほっとしちゃって・・・・夕方の良い時間に(じゃ、湯田温泉の「亀の湯」でも入っていくかな?と)。

で、山口線湯田温泉駅発の列車時間を計りつつ入浴〜極楽〜小さな銭湯並規模とは言え、新しい施設だし、ほんまもんの温泉だし。サウナも水風呂もあるし。夕方はかなり涼しくて気持ヨロシ・・・で列車遅らせて馴染みの「居酒屋兆治」でビール&煮込み(昨日も飲んだのに!)〜この快楽が大間違いか!

小郡駅まで到着したら、次のひかりまで45分もあって、またエラく人が混雑していて案の定まったく座れない。岡山駅からタクシーで自宅到着が9時半頃・・・・自業自得でしょう。

引き続きシューリヒトで。Bruckner交響曲第4番(1955年)〜これもヨロシなぁ。ややばらつきがあるが、音の状態が良心的なのと、どうしようもない重苦しさとは無縁の見通しよい演奏を堪能。

通勤ではBruckner交響曲第5番〜有名なるクナッパーツブッシュ/ウィーン・フィルのもの。これはたいした演奏で、テンポは早め、存分に存在感があって濃密な味わいが満ち溢れる。1950年代中盤の初期ステレオで、DECCAこの時期特有の洞穴のような音だけれど、そんなことなんの問題にもならん。

2002年9月某日

連休明けは、様々諸実務が溜まり、会議も連続する。その中でトラブルも連続、お客に迷惑ばかり。ついには6時で仕事をほっぽりだして、飲みに行ってしまう。でも9時前には帰宅。早めに寝るが、夜中に数度目覚めてしまう。(仕事の用事を思い出したりする)

本日は午前中外出予定を中止(トラブル後始末継続中のため)し、昼から山口へ。遅くなるはず。今週は週末にも山口(今度は泊まり)で、来週も山口(その前に広島がある)出張が続く。仕事の実績数字は好調、締めまで2日残して予算達成。でも毎月綱渡り状態か。Berwald の七重奏曲(NAXOS)〜出色の名曲に癒される。

シューリヒト/シュトゥットガルト放響によるBrahms 交響曲第1番(1953年)〜勢いがあって、鈍重さに陥らない、さっそうとした演奏が素晴らしい。サラリとしているようで、じつはそうとうに良く歌っていて、個性的か。音質は想像よりマシで、聴きやすい方面。

2002年9月某日

また、いつものように一週間が始まるが、今週の予定が思い出せない。(手帳に書いてある・・・・はず)あれこれ先のことを思い遣って悩むより健全か?これはこれで不安だけれど。久々、雨が降ってすっかり雰囲気は秋。

生来の飽き性で、そろそろ自分の中で明確な変化を付けないと自堕落になっている自覚有。なにごとも小手先でやってしまっては、せっかくのスリリングな日常も楽しくなくなるかも。

2002年9月某日

なにもしない休日。いちおう昨日の素晴らしき演奏会感想文をアップ。本屋で立ち読みしたり、ナントカ・サスペンス劇場の再放送を見たり、で、無為無策で一日過ごすのも空しい。仕事上の小トラブルで2件電話有。どうしようもない。

シューリヒトの「荘厳ミサ曲」(1957年)〜これ音質も演奏も素晴らしい。明快で、スッキリしていて(・・・といつも同じ感想)、これほど理解しやすい、取っつきやすい演奏って滅多にないでしょ。ヒマだから(この状態じつに基調で有り難い)常連のサイトを見たら「ブリチョフの名を騙るkechiな岡山の男」が話題になっており、「そんな男もいるのか」といちおう書き込んでおく。(偽ぶりちょふ名で)

Weberのクラリネット協奏曲(オッテンザマー)に癒され、しっとりしちゃう。明日からまたお仕事。精神的に怠い。

2002年9月某日

発作治まってひと安心。午前中、女房の友人訪ねてきて「ADSL申し込み時の回線変更工事はしたほうがよいのか?」とのこと。ええっ?ADSLなんてそのままの回線でいいじゃん。なんのこと・・・と調べてみると驚愕の事実が!

NTTが光ファイバーへの回線切り替えを行っていて、切り替えた地域ではADSLはもう使えない、とのこと。もともとのメタル回線に戻すのには8000円某の工事費負担があって、しかも、つながるとは限らない。せっかくのブロード・バンド普及なのに、NTTはなんの権利があってその妨害をするのか?つまり、政府の方針もあって、儲からない一般回線を止めて強制的に「料金の高い光ファイバー」に変えさせるのが目的らしい。ひどい。

ワタシはそのままADSLで使っているが、インターネットで「勝手に光ファイバー」で検索してみたら、いやはやけっこうトラブルあるんですね。なかには、現在使っているADSLがある日突然使えなくなる、というのもあるらしい。また、その対応が前時代的徹底的お役所体質=NTTとのこと。これが日本のガンだ。

仮に転居したら、ADSLはダメかもしれない。今更ダイヤル・アップなんて使えないし、強制的に光ファイバーになっちゃうのかな?もっと安うせい!

夜、一年ぶりに保科アカデミー「アンサンブル・ハルモニア」演奏会へ。(倉敷)オールBeethoven プロだけれど、そうとうに歯応えある演奏で、充実しておりました。有森博さんは、まさに超絶技巧。コンミス鷲野さん(高校の先生)は相変わらずお美しい。ちゃんとホームページにしないと。

朝夕は完全に秋。良いですね。

2002年9月某日

涼しい。これでヨロしい。昨日は暑すぎ。

東南アジアを放浪する友人から写真が届いていたけれど、忙しさにようやく本日更新。

Arthur-Hiroto Rozinski's WebSite

〜自然の素晴らしさが、目に、胸に、ココロに染みる。なんかあくせくサラリーマンなんてバカみたい、って、妻子を養わなくっちゃいけないし、ま、存分に楽しい人間関係ではあるけれど。

休日の朝はまずコレギウム・アウレウムのバロック寄せ集め〜端正で真面目でこんな演奏になんの不満があろうか?(いや、ない)引き続きアンネ・ローゼ・シュミットのMozart でピアノ協奏曲大22/23/24/25番〜最初聴き流していたけれど、一曲目途中からぐっと引き込まれて至福の世界が広がって、もう最高。なんにもねぇ、していないように聞こえるけれど。

BBSで「更新サボっている」と叱られ、しぶしぶ「本で聴く音楽」更新。それにしても矢野顕子ちゃんの本はどこに行ったのか?不明。

しつこく、何度もなんどもシューリヒトのBruckner第7番に癒される。夜、家族3人でぽかぽか温泉(大型銭湯)に行き、そのまま「吉祥」(十日町店)〜ココ、岡山では出色の和食系寿司屋で値段も安い。たいてい混んでいます。久々に回らない寿司も食って、帰りはちゃんと女房がクルマ運転。

で、夜中に発作。例の結石ですよ。どうしようもなくて、数年ぶりに座薬使用。朝起きたら治まっていたのは、ヤクのチカラ?このまま忘れてくれると良いんだけれど。とにかく激痛なので。

2002年9月某日

なんとか仕事の辻褄を合わせるのは毎日のこと。昨日も一日中、回りにせっつかれながら資料作成。なんとか間に合って〜いるのかな?だいじなことが抜けているような気もするが。

2002年9月13日(但し岡山版)朝日新聞にバレンボイムの感動的な記事が載っている。ユダヤ系、パレスチナ系問わず、若者を指導するワークショップのこと。音楽上の論争は素晴らしい。ワタシは政治家ではない。皆が理解できる英語で話し合おう。イスラエルでもWagnerを演奏したこと・・・・彼の演奏は、ここ最近聴いたこと(あくまでもCDの世界だけれど)がないが、彼が行っている行為、思想は素晴らしい。

シューリヒトでSchubert の第9番(1956年)〜この曲、ここ数年食傷気味で悩んでいたけれど、かつての感動がピタリと戻ってきて「名曲を名曲たらしめる名演奏」というのは確かに存在すると確信。けっして重くならない、細部が明快である、サラリとしているようで充分個性的。そして颯爽とした推進力が溢れる。

Haydn/Mozart の協奏交響曲〜これは黄金の組み合わせCDで陶酔しちゃう。今回はポープル/ロンドン・フェスティヴァル管で堪能。(c)(p)1987だから比較的新しい録音・・・・って、自分のノーミソのなかでは1980年以降はすべて「新録音」という感覚が抜けない。

これから出勤。即会議で外出。そのまま商談で延長。明日から3連休。演奏会もある。なんやら疲れている。

(帰宅後)相次ぐトラブルでボロボロ。50%くらい自業自得か。疲れました。明日から3連休。Hummel、Stamitzのファゴット協奏曲でノンビリしましょ。(中西善之〜字はわからない)

2002年9月某日

朝から広島に出張。仕事意欲が盛り上がらず(いつものこと)、早めにそのまま帰宅。宿題はあったんだけどね。当面のトラブルはほとんどなかったので。結局、明日に矛盾を延ばしただけ。

帰宅してシューリヒト3枚組。すべてシュトゥットガルト放響との録音で、Tchaikovskyの第4番/「ハムレット」序曲。ああ、こういうのもちゃんと聴かせるのね、といった感想か。(曲があまり好きじゃなくて、集中していない)2枚目の「海」「火の鳥」「ツァラトゥストラ」が、スッキリと明快で楽しめます。音の状態はさほどでもないけれど、隅々まで旋律が聞こえて、わかりやすい。Schubert の第9番はこれから〜1960年のコンサートホール録音とは別の1956年録音らしい。

大阪のワルツ堂倒産との情報有。ほんまか?なんせ20年以上のお付き合いだからなぁ、CD店頭販売ではピカイチの品揃えと価格だったが、原因はなんだろう。ネット対応が遅れていたのは気になっていたけれど。クラシックCDが手に入りにくい地方都市の方々(含むワタシ)には、インターネット通販は大助かりだけれど「掘り出し物」は実物を見ながら・・・という楽しみもあったが〜時代か?悲しい。

(帰宅後)やはりワルツ堂倒産で、既に店は営業していない・・・どころか、社長が自殺とか。まったく悲惨。胸が痛む。合掌。

2002年9月某日

高知に出張。なかなかの成果、行って良かった。但し、ウチのヴェテラン担当が酒好きで2次会にいやおうなく連れ回され、膨大な出費有。昔からお世話になっている人々と旧交を温め、念願の「戻りカツオ」堪能。(但し専門店ではないので68点くらいの評価か?高知にしては。岡山だったら380点)

いよいよ仕事は追い込まれ、本日明日の広島出張(明日はパスさせていかだけるか?)での乗り切り方次第で、金曜日の地元岡山の仕事(準備できていない)の正否が決まる。売り上げ数値は絶好調だけれど、常に数ヶ月先を見ていないと不安。

ベーム/ベルリン・フィルでSchubert 〜「未完成」がダブりだけれど、第9番が(おそらく)初耳。誠実で生真面目、神経質なるフレージング、明快なる拍子感(リズムではない?)〜これこそ日本人好みの演奏スタイルか。発見が多い。@250なら文句ない歓びの世界。

なんとワタシのサイトのURLは10/1〜変更とのこと。(連絡あったのかな?商用メールはすべて即捨てるので気付かなかっただけ?)困ったもの。

2002年9月某日

精神的にやや安定しているのか、月曜日がそう苦痛ではない今日この頃。ここ半年くらい日曜日の夜は、緊張で眠れませんでしたもんね。朝からシューリヒトでBrucknerの第7番〜ここ数日コレばっか。

昨日、念願の床屋さんに行ったついでにBOOK・OFFに。5枚を940円で取得。懐かしいコレギウム・アウレウムのバロック名曲寄せ集めが不思議で、1984年録音で日本コロンビアから3,300円で発売されている。一連のハルモニ・ムンディ録音とは違いますよね?穏健ぶりがたまらん魅力。

これから出勤。

2002年9月某日

香川県の山中へ所用。一泊。昨日、本日と本場のうどんを食って、これが絶妙に旨い。昨夜は2時くらいまで人のグチを聞いてあげて、どうも悪酔いしたみたい。頭痛がする。期待のいやだに温泉(大師の湯)は、巨大銭湯みたいなもんで「西日本有数の湧出量を誇る!」わりには、なぜか湯が塩素臭い。例のなんとか(レジオネラ菌?)、という細菌の繁殖問題で消毒を強化したのかな?

ご存知、絶品讃岐うどんご存知。プロジェクトXでもお馴染み瀬戸大橋。もの凄いド赤字。馬鹿みたいに通行料金が高い。 なつかしいワルター/フェリアの「大地の歌」をDAT(もともとはLP)からMDに落とす。う〜む、それにしても何年ぶりか?なんという繊細な、完成度の高い演奏か。録音がモノラルとはいえ、これ以上考えられないほどの高品質で素晴らしい。以前は、フェリアの声はクセがありすぎ、と感じて受け付けなかったが、今聴けばその深さに痺れるばかり。パツァークのやや粗い歌声も、現代では消滅してしまった個性有。

土日がつぶれてしまって、明日は高知へ。出発までに仕上げるべき資料が2本。一本はメドが付いていない。「北の国から」(後半)〜ビデオで録ってくれていて、堪能。北海道の自然が映し出されると胸が騒ぐのは、里心か。

2002年9月某日

昨夜「北の国から」(前編)ほぼ見る。北海道の景色の美しさにココロ奪われる。内田有紀ちゃんが性格良さそうで可愛い。後半は見られないので、息子にビデオお願い。

シューリヒト/ハーグ・フィルでBruckner交響曲第7番(DAT久々)〜コレ、やはり通の演奏で一筋縄ではいかない。いちおうサイトに再度に感想まとめる。それにしても「版」のことはわからん〜というか、おおまかな知識はあっても、ま、どれも楽しめる、というか、なんというか。MDへ。余白はジョン・ウィリアムスのギターで「シャコンヌ」(1995年ライヴ)

早朝、目覚めて引き続きDATの交響曲第5番(クナッパーツブッシュ/ウィーン・フィル)〜クナは普段聴かないし、そうそう意欲的にCDも集めないが、いざ音が流れ出すとその圧倒的説得力に驚くばかり。Historyでなぜ出ないのか?熱望したい。

これからお出かけ。床屋さんに行く時間がない。

2002年9月某日

なんやらダラダラとお仕事が溜まってしまって苦しい一日。少々残業。出張用資料をコピーしていたら、ナント目の前でバスに乗り遅れ、タクシーで帰宅。この間、お友達と遊んでばかりなので女房不機嫌。本日、山口出張はともかく、土日と野暮用で出掛けるので、いっそう状況が悪いか。

Weberのクラリネット/ファゴット協奏曲〜ランスロ、オンニュという往年のフランス系名手だけれど、期待のバックであるグシュルバウアー/バンベルク響がややリキみすぎか。ソロの粋でカルい音色とやや違和感がある。ティントナーのBruckner第7番を少しずつ再聴。地味な演奏だけれど、何故か胸に迫るものがあって、真摯な気持になる。

できれば山口からそのまま帰宅したいが、残務整理が必要かも。

(帰宅後)

山口ではそうとうに遅くなる覚悟だったが、相手の都合が悪く午前の会議で終了。来週に再訪決まる。新幹線では死んだように眠り、空気の悪い事務所に戻って残務整理。ほぼ克服するが、一点だけ探せなかった謎有。引き続きティントナーで癒される週末。

明日は、野暮用で香川県へ。ふれあいパークみのというところに一泊。個人的に温泉に行くだけなら良いんだけどね。

2002年9月某日

ノートパソコンを抱えて早朝から地元取引先へ。昼迄真面目に商談して、職場の仲間と昼飯食って事務所に戻る。次回の東京訪問の日程を失念していて、飛行機の「ナントカ割」チケット申し込み日程過ぎてしまいショック。ボロボロと実務処理しつつ空港へ。いやぁ、猛烈に暑い!

無事東京に到着して、代々木へ。「馬鹿牛」って、有名な飲み屋だけど、ま、フツウの水準かな、でもお客満載。いつものメンバー+数人の新顔(といっても、メール、掲示板でやりとりしているのでそうは思えない)でバカ話し。ありがたいもんです。こういった機会に感謝。人生、大切なのはお友達でっせ。

ここ数日気になっていた「右ケツ痛」(これ腰痛の流れ?)も消え、両膝の鈍い痛みもいつのまにやら退散。運動不足だな。今週末も某用事でつぶれるし、困ったもの。翌日の(本来の出張目的である)「研修」は「まさにワタシのために!」というくらいピタリと内容が充実していて、お勉強に〜また、トラブルやら積年のサボリで激務が待つ岡山へ帰還。

羽田出発まで余裕があったので、いつもの渋谷HMVへ。特に新しい発見はなく、購入予定だったもの数枚のみ。チェクナヴォリアンの「シェヘラザード」は、「濃厚」との評価も出ていたけれど、ワタシの記憶では「そんなことは・・・?」と思っていたので、確認用に購入(4枚で1,490円)〜帰宅してさっそく聴いてみたけれど、正直、真摯で明快、技術的な問題もほとんどなくてむしろ爽やかな印象・・・・か。「濃厚」といえばやはりカラヤンか?いや「ノーコー」か。

これから出勤。ゲロ出そうなほど仕事が溜まっていて、何時に終了するやら想像するだに恐ろしい。明日、山口に出張。

2002年9月某日

また、新しい一週間。まず、先週のトラブル後始末からスタートだけれど、その前に会議資料の提出がある。一日乗り切れば翌日は東京出張(というか、またまた前夜の飲み会が目的)〜先週来、カネ使い過ぎ。

シューリヒト/シュトゥットガルト放響でMozart 交響曲第40番(1961)、協奏交響曲K297b(1952)〜聴き応え有。一見端正でありながら、じつはかなり表情が濃い。つまり、耳あたりはヨロしいが、個性が明確なんでしょう。音の状態も良好。(Tre'sor2002 FTS0107-3)

フリッチャイ/RIAS響でStravinsky2枚組。有名な「春の祭典」「ペトルーシュカ」はかなり強面で「現代音楽ですっ」風演奏か、あまりオーケストラが旨くなく聞こえるのは時代の問題か。でも、「妖精の口づけ」や「詩編交響曲」の完成度は強烈。1950年代のモノラル録音がほとんどだけれど音質良好。(DG 447 343-2)

(帰宅後)やはり仕事は怒濤の小トラブル連続ワザ。それでもなんとか誤魔化して帰宅。暑い。蒸します。Bach 管弦楽組曲(カラヤン)〜堪能/HP用原稿執筆。Bizet「美しいパースの娘」(アンセルメ)〜嗚呼、ほんまに美しい曲。演奏。ところで「美しい」という形容詞は「パース」に掛かるのか、それとも「娘」?両方?「美しいパースで出会った、可憐なる娘」という意か?

2002年9月某日

日曜日。7年間に渡って活躍した(現)女房パソコンがもらわれていく日。午前中から、ディスプレイなどキッチン泡ブリーチなどを駆使してピカピカに磨いていく。で、ラスト念のため起動をたしかめると、なんとディスプレイの電源が入らない。えぇっ?!どういうことか。土壇場でゴネだす奴って、よくいるが。

もしかして、スイッチの接触の辺りに水分が絡んだのか、ということで、扇風機を30分ほど強風で掛けてみると・・・・見事復活〜女房はセッティング役の息子を伴って無事出発。

Brahms 交響曲第4番〜シューリヒト/バイエルン放響(1962年)で。コレ、コンサートホール・ソサエティ音源でしょ?やや奥行きに不足するが、充分瑞々しい音質で、なにより燃えるような躍動感と、オーケストラの暖かい響きが最高の演奏。素晴らしい。

夜、川崎記念管のヴァイオリニストお医者さんからのお誘い有。ほぼ同世代やや年齢下で、いつものバカ話し。ほぼ初対面なのに、呆れたことでしょうなぁ。しこたま飲んだけれど、体調はヨロし。(体重増が気になるが)ケータイに息子からメールが入っていて「長野県知事田中氏再選」とのこと。当たり前じゃ。どれだけ差を付けるかさえ既に問題ではなくて、次の県政運営に焦点は移っている。

それにしても保守系長野県議団のあまりに稚拙極まりない戦術(おそらくなにもなかったんでしょう)、対立候補者も酷すぎ。ま、他人の県のことだけど。


【♪ KechiKechi Classics ♪】

●愉しく、とことん味わって音楽を●
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written by wabisuke hayashi