(生命に別状のない)闘病記


 ことしは暑い夏になりそうです。昨年は、ここ岡山の強い日差しに負けましたが、なんとか乗り切りたいもの。・・・その前に梅雨があったか。ワタシは北海道の出身で、梅雨(つゆ)という読み方も含めて経験したのは大学に入ってからでした。(ちなにみゴキブリを初めて見たのも同時期)いつもいつも、このHPを見てくださっている皆様、お元気でしょうか。

 「お元気」といえば、普段元気いっぱいなワタシながら、4〜5月は苦しみました。いえね、「3大激痛病」のひとつと呼ばれる「尿管結石」〜但し、どんなに痛くても生命になんらの支障はない。ひたすら痛いだけ。3年ほどまえに、一度経験しているのですが、そのときは即出てしまって、まぁ、たいしたことなかったんですよ。(痛かったけど)今回は苦しみました。

 そもそもの始まりは「結石・そしてノーパン事件」を見てください。この文書を執筆時点では、まだ繰り返し発作を起こすことなど予想もできませんでした。そのまま、石も出てしまってオシマイ、お医者さんも「3mmくらいだから2週間くらいで出ますよ」という優しい言葉を鵜呑みにしておりました。その後、苦しみました。嗚呼、もういやだ。あんな経験は。

 最初の発作が、3/27(月)でしょ。ところが一ヶ月後の4/25(火)出張先の松山で発作再発。お客さんとおはなし中でしたけど、平静を装いながらも脂汗が出る始末。午前中で仕事は切り上げて、昼からは帰ろう、と思っていたらなんとなく治まったので、安心して新居浜まで回りました。

 ところが、5月のGW中に三度目の発作が出て、こんどは長かったんですよ。5/4(木)からじょじょに痛みが始まって、「ま、すぐ治まるでしょ」と思っていたら、5/5(金)5/6(土)と、どんどんひどくなり、5/7(日)はとうとうガマンできず鎮痛剤(座薬)使用。(ガマンせんで良かったのに)

 5/8(月)はちゃんと出勤・お仕事。(痛みに耐えつつ)
 5/9(火)朝、高松に行こうと思ったけど、どうにも耐えられなくて、車で病院行き。強烈な鎮痛剤の筋肉注射を打って、ふたたびCTで石を検索〜「しつこいなぁ」(お医者さん談)〜まだいましたよ、石が、出口方面に。痛みも治まったし帰ろうとしたら「ダメ、車は運転できません。しばらくベッドで横になっていてください」とのお達し。(そりゃ、ヤクを使ったわけですからね)

 で、午前の高松はキャンセルしたけど、夕方からの東京は行きましたよ。でも、あれ、鎮痛剤の副作用ですかね、まったくなにも食べられない状態なんです。夜には痛みが戻ってきて、座薬を入れるが4時間しか持たない。翌日の会議では、ときどきトイレに行きながらヤクを補充していました。

 翌日、夜11時に自宅に戻ったら、女房が「やせた」と嬉しいことを言う。体重を量ると1kg減ってました。(そりゃそうでしょう、1・2日なにも食べてないんだから)5/10(水)、5/11(木)、5/12(金)・・・・と、この辺りでようやく痛みもこなくなり、お酒のお誘いも丁重にお断り申し上げていたので、それなりに健康な感じ。

 発作の再発にびくびくしつつ過ごしていましたが、5/13(土)のレントゲンでは「まだ、ある」とのお達し。そのとき泌尿器科の待合室で、ワタシとまったく同じ症状(右尿管結石)で、苦しんでいるオジサンがいて、まさに七転八倒。見ちゃいられません。あ〜、いやだ。

 ワタシの石は、どうも尿酸性らしくて、たしかに尿酸値が高かったんですよね。(納豆の食い過ぎか)レントゲンにも写りにくいそうです。カロリーを制限して、やせる。もっとスポーツをすればいいんです。(女性は体質的に尿酸は低いんだそうです。うらやましい)

 で、本日5/27(土)お医者さんの見立てでは「石は出た」とのこと。マンガみたいに、コロリと石が出るのを楽しみにしていたんですが、知らないうちに出ていたみたいで、残念やら嬉しいやら。ま、体質ですから、またいつの日か石が再生成される可能性はありますが、しばらくは安泰です。

 めでたいので、Bach のマニフィカトでも聴きましょう。(リリング/シュトゥットガルト・バッハ・コレギウム VOX CDX5095)この演奏はLP時代からお気に入りでした。

(2000年5月27日)

 


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written by wabisuke hayashi