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(続)ウィンナ・ワルツ覚え書き


 前回は(主に)ウィーン・フィルのワルツ(手持ち分覚え書き)を確認しました。ワタシには「本場物嗜好」はいっさいないので、こちらのほうが本筋かも知れません。ま、それでもいちおうウィーンに敬意を払ってその辺りから続編開始。順不同で・・・(作曲者できるだけ省略。みんな知っているということで)


ロベルト・シュトルツのウィンナ・ワルツ集(ウィーン交響楽団中心)(DENON COCO-6774 1966〜1971年録音)

円舞曲「ウィーンの森の物語」作品325/円舞曲「酒・女・歌」*/トリッチ・トラッチ・ポルカ/皇帝円舞曲/円舞曲「美しく青きドナウ」/円舞曲「春の声」*/ラデツキー交響曲/円舞曲「南国のバラ」/ピツィカート・ポルカ/円舞曲「ウィーン気質」

 以前図書館で借りたものなので、手許にはありません。厚かましくサイト掲載。たしか、いかにも的クサさがあって好きな演奏だったな。この人には膨大なる録音があったはずだから、機会があれば手に入れたいもの。*はベルリン響(旧西)
2006年入手済み。

エシュベ/バウワー・トイスル*/ウィーン・ヨハン・シュトラウス管弦楽団(ネス・カフェ景品 NGB102  100円で購入)

皇帝円舞曲/南国のバラ/アンネン・ポルカ/春の声/ピツィカート・ポルカ*/鍛冶屋のポルカ*/メリー・ウィドウ・ワルツ*/トリッチ・トラッチ・ポルカ/無窮動/芸術家の生活

 ヨハン・シュトラウスに風貌も似ている・・・1971年以来、ほとんどお休みなく来日していたエシュベの録音。一部通販などで入手できる録音だが、原盤はどこなんでしょうか。豪華で優雅でツボはピタリ的演奏で、余裕もたっぷり。妙に洗練されないところが素晴らしい。バウワー・トイスル(チューセル?)は、フォルクスオーパーのオケとメジャー録音がありました。(NAXOSにもスロヴァキア放響との録音有)LEHAR「メリー・ウィドウ・ワルツ」が出色の優しさ〜この人は、きっとオペレッタの名手なんでしょ?音質良好だが、もう少し粒の細かさが欲しいところ。時にちょっとうるさい。

ジークハルト/ウィーン・ヨハン・シュトラウス管弦楽団(ARTE NOVA 74321 80771 2  2000年録音  380円で購入)

喜歌劇「こうもり」序曲/円舞曲「とんぼ」作品204/ポルカ「飛んで」作品230/喜歌劇「千夜一夜」より間奏曲/ポルカ「狩り」 作品373/円舞曲「ウィーンの森の物語」/喜歌劇「ジプシー男爵」より入場行進曲/チェロと管弦楽のためのロマンツェ第1番 作品243/円舞曲「天体の音楽」作品235/「鍛冶屋のポルカ」作品269/円舞曲「美しく青きドナウ」作品314

 このオケの指揮者は「エドゥアルド・シュトラウス」というイメージがあるけど、現在はこの人なのかな?選曲が凝ってますね。既にワタシのサイト掲載済み。「編成も小さいみたいだし、なんとなくあか抜けなくて、素朴な感じも・・・」だが、こういう地味系な味わいも好き。いかにも「日常(いつも)のワルツ」といった感じでしょ。

パウル・アンゲラー/エドゥアルド・シュトラウス(MEDIAPHON MED 22.315  890円)

(父)「棘のないバラ」作品166/カドリーユ「ウィーンの謝肉祭」作品124/フリオーソ・ギャロップ作品114
アンゲラー/ウィーン室内管弦楽団

(息子)「女王陛下のレースのハンカチ」序曲/ポルカ・マズルカ「楽しいキャンプ」作品431/「千一夜物語」間奏曲/パリのポルカ作品382/仲良しワルツ 作品245
エドゥアルド・シュトラウス/フィルハーモニア・フンガリカ

(ヨゼフ)「休暇旅行で」作品133/ポルカ「憂いもなく」作品271/ポルカ・マズルカ「女心」作品166/ポルカ「騎手」作品278/ポルカ「おしゃべり」作品245
エドゥアルド・シュトラウス/シュトゥットガルト・フィルハーモニー

(エドゥアルド)「ミルテの花の美しさ」作品272/フランス風ポルカ「愛の便り」作品83/ワルツ「粋な感じ」作品75/ポルカ「テープは切られた」作品45
アンゲラー/ウィーン室内管弦楽団

 恐るべき珍しい収録の一枚。エドゥアルドは初代エドゥアルド(長兄やヨゼフの弟)の孫(1910-1969)で「ウィーン・ヨハン・シュトラウス管」を復活させた方。何度も来日しております。あちこちのレーベルにたくさん録音はあるはずで、ワタシはLP時代PHILIPS三枚組で素晴らしい演奏を楽しんでおりました。(インスブルック響、シュトゥットガルト・フィルハーモニー、ウィーン国立歌劇場管。望む!復刻)

 エシュベよりいっそうローカルな味わいがあって、甘く、まったりとしてますね。ちょっとアンサンブル緩め加減もたまらない。ワタシの原体験的な演奏の一種なので、あまり上手いオケのワルツはどうも違和感がある。「女王陛下のレースのハンカチ」序曲には「ウィーンの森の物語」の旋律が聞こえます。アンゲラーのほうは、もっとかっちりとした味わい有。

クナッパーツブッシュ(History 205232-303 1928〜41年録音 10枚組 2,480円)

加速度円舞曲/ドナウ川の乙女/人生を楽しもう/ウィーンの森の物語/「こうもり」序曲
ベルリン州立歌劇場管弦楽団(1928年)

ポルカ「浮気心」/ピツィカート・ポルカ
ウィーン・フィル(1940年)

KOMZA'KU「バーデン娘」
ベルリン・フィルハーモニー(1941年)

 おお、ウィーン・フィルのがちょろりと残っていたね。ベルリン州立歌劇場管との録音は、信じられないほど音質良好だし、ゆったりとした”ノリ”を感じさせてどれも味わい濃厚です。でも、ちゃんと粋でっせ。弦のポルタメントが適度に甘くて、しかも音楽にしっかりとした芯を感じさせます。明快なる語り口。「ウィーンの森の物語」はツィターから始まります。その旋律に弦が絡むという、とても珍しい版〜気分は一気にウィーンへ。

 「こうもり」のにぎにぎしい雰囲気。ウィーン・フィルとの二曲は(よい意味で)手慣れたもんです。バーデン娘はウィーン・フィルとの録音が有名だが、こんな昔から得意曲だったんですね。ベルリン・フィルの洗練された響きに陶酔しまっせ。大きなスケール、なんと美しい。楽しい。

E.クライバーほか(GOLDEN MEMORIES GM3013 1931〜39年録音 $1.99)

美しく青きドナウ/皇帝円舞曲/酒・女・歌/加速度円舞曲/オーストリアの村燕/(LANNER)シェーンブルンの人々
E.クライバー/ベルリン・フィルハーモニー

「ジプシー男爵」序曲
ワルター/ロンドン交響楽団

「こうもり」序曲/(HEUBergER)「オペラ舞踏会」序曲
カラヤン/ベルリン・フィル

「ジプシー男爵」より二曲
クラウス/ウィーン・フィル/ウィーン国立歌劇場合唱団

 なんやねん、カルロスの颯爽としたワルツは親父クリソツ。いやぁ、かっこ良い!オケがベルリン・フィルだから甘さ控えめ、推進力があってハズむようで、モダーンな感覚に驚きます。ほか数曲録音が残っているみたいだからぜひ聴きたいね。もしかしたら一番好きかも。音質良好。

 ワルターはいまいち様子がわからない。カラヤンの若き日の録音はすっきりして細身、いかにも若々しい爽やかさが漂いました。HEUBergER(ホイベルガー)の録音は珍しいんじゃないかな。軽快で自由自在。後年の砂糖甘さを想像してもらっちゃ困る。粋です。

 クレメンス・クラウスの「ジプシー男爵」は、1951年録音とは違うのかな?もしかしたら合唱曲のみ収録したのかも知れません。楽しげに盛り上がて、流石。


 ・・・あれ?あと残りの手持ちCDは10枚以上?まだまだ終わらないな。(2003年10月17日)


【♪ KechiKechi Classics ♪】

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written by wabisuke hayashi