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宿題2008年


 拝聴すべきCDは棚中に溢れております。時間は作り出すものだし、基本お気楽サラリーマンだから、大丈夫。残りは”気力”であって、欲しいけど買えない!欲しい、と渇望した子供の頃、若い頃を懐かしく思い出します。音楽を素直に楽しむべき、”感性”も鈍っているんじゃないか。

 自分の狭い嗜好に拘泥せず、先人が高く評価して聴き継がれてきた名曲をしっかり身に付けなくては。わりとマニアな、珍しい作品を聴いてきたつもりだが、子供の頃から順繰り、徐々に名曲も身につけてきたものです。例えば、Beethoven の交響曲、Brahms の交響曲、大人になってからはMahler の交響曲、最近ではWagner「ニーベルングの指環」・・・ちゃんと集中して、旋律、響きのキモに馴染むことで音楽聴取の幅を広げてきました。

 Mozart はもちろん、Haydnの交響曲全集だって一通り(少なくとも一度は)聴いているし、膨大なるScarlattiのソナタCD30枚分も途中まで進んできました。苦手と公言しているBeethoven のピアノ・ソナタ全集だって、いちおう耳にしております。Schubert 、Schumann、Chopin のピアノ作品集も然り。

 ま、身についてはいないけれど。

 言い訳がましいが、ここ最近、英国、仏蘭西辺りの音楽に傾注していて、独墺系音楽は最近敬遠気味・・・でも、Bach は聴いているよなぁ、しっかり。しかし、彼の膨大なる作品はどうしても全部消化できていなくて、例えばオルガン作品・・・ヴォルフガング・シュトックマイヤー(or)の全集20枚組、「¥5,990」の値札も床しく購入既に拾余年、未だに全部聴けておりません。いえ、取り出せばどれと言わず必ず感動保証・・・で次に進めない。正直に申せば、LP時代のワルター・クラフト全集も(じつは)同様であった、と記憶します。

 ぺーター・ヤン・ルーシンクによるBach カンタータ全集60枚の陣容、棚中最上段に偉容を誇っております。これも購入が2001年、8年を経、これが全部は聴けていない。事情はオルガン全集ににていて、言語のある作品なので、なんとか”意味”を探ろうと考えちまうんですよね。どれを聴いても美しい旋律に心奪われるが、次に進めない。

 大きな宿題となりました。

 最大の宿題はBeethoven でしょう。

 名曲中の名曲と称される弦楽四重奏はLP(バリリ弦楽四重奏団)を処分し、CD時代にズスケ弦楽四重奏団を購入したが、ついに身に付かず、ここ数年の”CD総量抑制計画”に従って処分しちゃいました。

じつはDENON  GES-9243  250円弦楽四重奏曲第9番ハ長調「ラズモフスキー第3番」(1979年)〜スメタナ弦楽四重奏団・・・往年の名団体の技量、集中力はもの凄いものですね。Beeやんの音楽は激しく、厳しいものだが、この魅力には抗し難い。圧巻の構成力、ドキドキするような説得力に声も出ない
そんな経験もしているのに、CD数枚のみで全曲は現在手元にはない。

 当初オークション処分した原資で別途全集購入予定だったんだが・・・どーせ(少なくとも現在は)聴かないし、ということでそのままになっちまいました。

 あとはイタリア・オペラかなぁ。フランス・オペラはもっと聴かないか。Brittenの作品だったら、かなり聴いているんですけどね。残りの人生、まだまだ楽しみが残っております。

(2008年10月3日)

【♪ KechiKechi Classics ♪】

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written by wabisuke hayashi