売れ残り「英雄」CDついに楽曲解説に手を染めるのか?〜なんて、んなことあるハズないじゃないですか。たんなる思いつき雑文でっせ、いつものように。いえ、先日、「アンサンブル・ハルモニア」の演奏会が素晴らしかった、Beethoven 苦手と公言して憚らないワタシにもグッときましたね。数人の方に「Beethoven の交響曲はなにが好き?」と訊いたら、かなりの確率で「英雄!」との答えがありますものでね。 で、この名曲中の名曲をネタにワタシ如きがどの辺りに絡んだらヨロしいか?これは「カラヤンのCDが売れ残っている」〜しかも2枚、ということです。 Beethoven 交響曲第3番 変ホ長調 作品55「英雄」 カラヤン/ベルリン・フィルハーモニー (1962年録音)・・・・・有名なるDG録音。但し、ワタシが目撃したのはECHO INDUSTRY CC1008 ま、著作隣接権の狭間を縫って、かつては1,000円で売られた海賊盤。でもね250円ですよ。ちゃんと再生できます。音質だって、ま、うるさいことを言い出せばキリはないが、ちゃんとしたもの。 ワタシはカラヤン無条件礼賛でもないし、この第1回目のベルリン・フィルとの全集も「すべてOK」とは思いません。しかし、この第3番は余裕と勢いがバランスしているところ、細部まで彫琢されたオーケストラが極上に上手いことに対して、絶賛を惜しむべきでない演奏のひとつと思います。録音も、やや低音が薄いが、自然でけっして悪くない。第2楽章のコッホの鼻声オーボエは痺れます。 これ、この執筆現在、ほぼ2ヶ月以上(もっとかな?)BOOK・OFF岡山今店で@250で売られております。2枚あります。どうして、これがいつまでも消えずに残っているのか〜オマエが買えって?残念でした。同じ音源は既に買っております。 BOOK・OFF岡山今店には毎週足を運びます。950円棚をちらりと一瞥したら、即250円棚へ。整理が行き届いていない場合も多いから、ご近所の別ジャンルも一応点検します。めぼしい250円CDはすべて買い占めます。おそらく取りこぼしはないはず。昨日もオーマンディ/フィラデルフィアの「カルメン」組曲「アルルの女」組曲 SONY SRCR1514を入手。(音楽日誌にはそうそう詳しく書いていないのだよ) 950円棚の在庫は減っているから(Stravinskyの自作自演CDが値下がりするのを待っていたのに!)、クラシック音楽ファンはご近所に細々と数人生息しているはず。(KechiKechi Classics のサイトはご近所から発信でっせ。お声を!)なのに、何故カラヤンが売れない?既に持っているのか。それとも「安物は買わんのだよ」という、ワタシとは相容れない思想の持ち主か? 嗚呼、もったいない。早よ、誰か救出してあげて。あのCDは泣いてまっせ。ワタシが行くたびに、恨めしそうな視線を投げてよこします。物言わぬCDに救いの手を!誰か。(2002年9月23日) 一週間後、この2枚の「英雄」は、100円処分棚に移されました。でも、まだ売れていない。(2002年9月28日)
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