●外伝へ

買うべきか「動物の謝肉祭」



 ヒマです。ことし2004年ゴールデン・ウィーク。前半びっちり出張入れたり、途中休日出勤(単なる留守番)あったりで、結局どこにも行きません。昨年、息子が大学に行ってウチを出てからも「盆」「正月」+「GW」は必ず家族旅行!という原則は崩さなかったが、とうとうゴロゴロ無為無策に過ごす休日となりました。ま、これはこれで、ゆっくりゆったりまったりしていて、例えばお昼寝がもの凄くできる!って、ずっとウトウトと眠く、リラ〜ックス。

 ご近所HARD-OFFで女房用プリンタ購入したり(105円+ケーブル105円)、ついでにちょっと出物のクラシックCD格安で見つけたり、で、そっちのほうの趣味は快調です。BOOK・OFFは毎日通っているが、連休中は驚くほど混んでますね。駐車場満杯で路上に溢れかえっておりました。じつは連休前に300枚ほど処分していて、その値付け、及び売れ行き確認するためです。ああ、そういえば某大物40枚組、本日一気に売れておりました。よしよし。

 クラシックなんて、出物はすべて根こそぎ収穫!(但し@250なら)という主義ながら、さすがに最近は「元ワタシ所有見切り」ものばかりだから、手が出ません・・・なんて油断していると、思わぬものが出現!もしかしたら既に数枚買われたかも!負けてなるものか!と、ばかり三枚購入。

417 775-2Wagner 「ニーベルンクの指環」管弦楽抜粋〜ドラティ/ワシントン・ナショナル響(1975年。LONDON 417 775-2)

SMK 45 837 Bartok 4つの管弦楽小品 作品12/3つの村の情景(1977年)/不思議なマンダリン 作品19(1971年)〜ブーレーズ/ニューヨーク・フィルハーモニック/カメラータ・シンガーズ/スコラ・カントルム (SONY SMK 45 837)

MK 42050 Wagner 「オランダ人」序曲、「ローエングリン」前奏曲、「名歌手」前奏曲、「タンホイザー」序曲と「ヴェーヌスベルクの音楽」〜ワルター/コロンビア響 (1959年。 CBS MK 42050)

 計750円(税込)マイナス割引券500円で、実際に支払ったのは250円。いえいえ「安いもの買った自慢」じゃないんです。これでまた(ふだんは高くて手が出ないCDで)音楽が聴ける、ブーレーズなんてなかなか安くならないし、ぜひ聴きたかった一枚なんです。自分の集中力というか、「チャンスは逃さない」という執念(別名「KECHI力」)に鈍りはないな、と。(結論から言って三枚とも楽しみました。とくにブーレーズの”わかりやすさ”は出色)

 ふだんクラシックの出物はまず出ないご近所HARD-OFFでも数枚珍しいものも発見。また、新鮮なる気持ちで音楽を聴きましょ、という結論だけれど、BOOK・OFF@250 コーナーに気になる一枚残有。それは「動物の謝肉祭」「ピーターと狼」〜バーンスタイン(指揮と語り)/ニューヨーク・フィルハーモニック。 

 SAN-18  2DJ-3729さすがに「ピーターと狼」を数種類集める勇気なし。現在手持ちはエフレム・クルツ/フィルハーモニア管(1959年。EMI SAN-18 2DJ-3729)・・・これで充分!語りは往年のアイドル岡崎友紀(奥様は18歳)。(以前所有していたストコフスキーのCDも早々に処分。英語とスペイン語二パターン収録)でもね、いっしょに入っている「動物の謝肉祭」には少々未練有。(クルツ盤のピアノはH.メニューイン+アビー・サイモン)

 PILZ 44 2062-2じつはポマー/ライプツィヒ・ゲヴァントハウス室内管(ピアノはゲルハルト・エルバー/ギュンター・フィリップ)のを持ってまして(PILZ 44 2062-2 EGRシリーズ)これが非常に小さな編成で楽しすぎる演奏。「ピアニスト」の大暴走などたいへんな聴きもの。(収録がBach 、Messiaen、Ives・・・とめちゃくちゃなところも最高)

 ERATO WPCS-4635/6 いえいえ「動物の謝肉祭」ならもう一枚!ゲンナジ・ロジェストヴェンスキー夫妻+パリの名手たち(ERATO WPCS-4635/6 ピアノはエッセール+ポストニコーヴァ)これも小編成ですね。Franck 、Pierne、VIERNEのシリアスで美しい室内楽との組み合わせには少々ムリがあるか?でも、これもなかなか粋な、楽しい演奏でした。ね?三枚あれば充分だよね。「動物の謝肉祭」は・・・

 どなたかご近所の方、「動物の謝肉祭」「ピーターと狼」〜バーンスタイン(指揮と語り)/ニューヨーク・フィルハーモニック買うて上げてくださいな。250円。持ってけ。ちゃんとしたCBS正規盤(全集ものだけれど)です。とくに、そこの方!小さいお子さまには最適!上記、岡崎友紀盤はその昔、息子用に買ってきたものです。(かなり以前にもカラヤンの「英雄」が100円だから買え!と書いた記憶もある)

(2004年5月4日)

 数日後「動物の謝肉祭」もう一枚出てきました。
ビストリク・レジュハ/スロヴァキア・フィルハーモニー〜BRILLIANT 99524。この音源って、ずいぶん昔から本屋さんの廉価盤(PILZ系?)で見掛けていた記憶もあります。正直、真剣に聴いておりませんでした。遅めのテンポ、大きめの編成で堂々としております。一番、昔馴染みっぽい味わいか。(Opus原盤)意味ないよなぁ、これだけ揃っても。(2004年5月9日)


【♪ KechiKechi Classics ♪】

●愉しく、とことん味わって音楽を●
▲To Top Page.▲
written by wabisuke hayashi