ウィーンの喜び(Viennese Eenchantment
ヴィリー・ボスコフスキー/ヨハン・シュトラウス管弦楽団)3枚目


EMI SLS 5017 Suppe

喜歌劇「ウィーンの朝昼晩」序曲

Josef.Strauss

ワルツ「愛の真珠」

Komza'k

ワルツ「たしかなウィーン」*

J.Strauss

ワルツ「レモンの花の咲く頃」
ポルカ「ハンガリー万歳」

Millo"cker

「カルロッタ」ワルツ

J.Strauss

フランス風ポルカ「クラップフェンの森で」

ヴィリー・ボスコフスキー/ウィーン・ヨハン・シュトラウス管弦楽団

EMI 9187012 LP4枚組中3枚目 ネットよりデータ入手(*データ不良にて拝聴ならず)

 往年のウィーン・フィル名コンマスWilli Boskovsky(1909ー1991)は1969年以降、ウィーン・ヨハン・シュトラウス管弦楽団の指揮者となりました。ニュー・イヤー・コンサートへの登場は1979年がラスト、ワタシがこどもの頃は「ボスコフスキーこそ本場モン」(高くて豪華なジャケット仕様のロンドン・レコード)他はまがい物、そんな風に信じておりましたよ。若く貧しかったから廉価盤1,000円也のエドゥアルド・シュトラウス/管弦楽団によるFontana盤を入手(これしか買えなかった)味わい深いローカルなリズム感を堪能したもの。

 やがて似非金満中年は「本場モン」ボスコフスキーのCDを拝聴、なんや薄味でガッカリしたものです。ウィンナ・ワルツは大好き(「ウィンナ・ワルツ覚え書き」は第11集迄ぐずぐず継続。最終更新は2010年)時々、思い出したように愉しんで、いまやNAXOSの全集(二世、父、ヨゼフ)も気軽に、全作品聴ける佳き時代となりました。ニュー・イヤー・コンサートも数種棚中に残って、毎年の放送は見なくなった不遜な(自称)ウィンナ・ワルツファンであります。

 これはLP復刻のネット音源不正入手、著名作品はCD復刻なっているけど、Suppe、Komza'kMillo"ckerあたりの録音はなかなか探せないかと。

 著名な「ウィーンの朝昼晩」序曲始まりました。賑々しい躍動、出足からぶちかまし。オケはウィーン放送管弦楽団のメンバー主体とか、ウィーン・フィルを思い出せば編成かなり薄く、素朴な味わいの響きに濁りを感じるのはEMI録音のせい?LPの復刻状態、更に怪しげネット音源のせいかも知れません。なかなか勢いあるアツい出足であります。(8:39)

 シュトラウス弟の「愛の真珠」たっぷり哀愁メルヘンの序奏、いかにも婦女子に人気出そうなステキな作品であります。やがて上機嫌に夢見るような甘いワルツが始まって雰囲気たっぷり。アンサンブルが微妙に緩いのはウィンナ・ワルツだからこれで良いのでしょう。響きは自然といえば自然、作ったところのない響きに洗練をやや欠いております。(10:46)Komza'kの「たしかなウィーン」はFideles Wienのワタシ勝手訳、間違っていたらご指摘下さい。これはネット上のデータ不良で取得できなかたのは残念。

 そして一番人気J.StraussUは有名な作品2曲配置。「レモンの花の咲く頃」は痺れるような甘いホルン〜木管より開始、ヨゼフに負けぬ甘美な旋律連続、躊躇いがちのルバートも効果的、ホルンはずっと高音を舞って静かに活躍しております(木管も同様)。変化に飛んだ優しくも魅惑の旋律を堪能いたしました。(8:38)この一枚分ではこれが一番好き。響きも濁らない。「ハンガリー万歳」は元気のよろしい溌剌作品、もうちょっと引き締まったリズムが欲しいけれど、たっぷりイキイキとした3:05也。

 Millo"ckerという名前も「カルロッテ」という作品も初耳、符点のリズムも優雅な典型的なワルツであります。ま、ウィンナ・ワルツってどれもワン・パターンなのが当たり前、それで良いんです。眉間に皺、人類の懊悩はすべて負う!(≒Beeやん)じゃないんだし。ちょっと類型的な、それでも愉しい6:36でした。ラストは「クラップフェンの森で」。墺太利の森に郭公が鳴いて、小鳥たちも賑やかに囀ります。3:50。

(2017年5月6日)

【♪ KechiKechi Classics ♪】

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written by wabisuke hayashi