Bach オルゲルビュヒライン(オルガン小曲集) BWV599-644
ハンス・ファユス(or)
Bach
オルゲルビュヒライン(オルガン小曲集) BWV599-644
コラール「いざ来たれ、異教徒の救い主よ」 BWV.599
コラール「神よ、汝の慈しみによりて」BWV.600
コラール「神のひとり子なる主キリスト」BWV.601
コラール「全能なる神を讃えよ」BWV.602
コラール「みどり児ベツレヘムに生まれたまえり」BWV.603
コラール「イエス・キリスト、汝ほめ讃えられよ」BWV.604
コラール「かくも喜びに満てるこの日」BWV.605
コラール「高き御空よりわれは来れり」BWV.606
コラール「天より天使の軍勢来れり」BWV.607
コラール「甘き喜びのうちに(In dulci jubilo)」BWV.608
コラール「キリストのともがらよ、こぞりて神を讃えよ」BWV.609
コラール「イエス、わが喜び」BWV.610
コラール「われらキリストを讃えまつらん」BWV.611
コラール「われらキリストのともがら」BWV.612
コラール「われを助けて神の慈悲を讃えさせよ」BWV.613
コラール「古き年は過ぎ去りぬ」BWV.614
コラール「汝にこそわが喜びあり」BWV.615
コラール「平安と喜びもてわれは逝く」BWV.616
コラール「主なる神よ、いざ天のとびらを開きたまえ」BWV.617
コラール「おお罪なき神の小羊よ」BWV.618
コラール「キリストよ、汝神の小羊」BWV.619
コラール「われらに幸いを与えたもうキリストは」BWV.620
コラール「イエス十字架にかけられし時」BWV.621
コラール「おお人よ、汝の罪の大いなるを嘆け」BWV.622
コラール「主イエス・キリストよ、われら汝に感謝す」BWV.623
コラール「神よ、われを助けて成就させたまえ」BWV.624
コラール「キリストは死の絆につきたまえり」BWV.625
コラール「われらの救い主なるイエス・キリスト」BWV.626
コラール「キリストは蘇りたまえり」BWV.627
コラール「聖なるキリストは蘇りたまえり」BWV.628
コラール「栄光の日は現われぬ」BWV.629
コラール「今日、神の子は勝利をおさめ」BWV.630
コラール「来たれ、創り主にして聖霊なる神よ」BWV.631
コラール「主イエス・キリストよ、われらを顧みたまえ」BWV.632
コラール「最愛のイエスよ、われらここに集いて」BWV.633
コラール「最愛なるイエスよ、われらここに集いて」BWV.634
コラール「これぞ聖なる十戒」BWV.635
コラール「天にましますわれらの父よ」BWV.636
コラール「アダムの堕落によりてすべては朽ちぬ」BWV.637
コラール「救いはわれらに来れり」BWV.638
コラール「われ汝に呼ばわる、主イエス・キリストよ」BWV.639
コラール「主よ、われ汝をより頼む」BWV.640
コラール「われら悩みのきわみにありて」BWV.641
コラール「愛する御神の統べしらすままにまつろい」BWV.642
コラール「人はみな死すべきもの」BWV.643
コラール「ああいかにはかなき、いかに空しき」BWV.644
ハンス・ファユス(or)
BRILLIANT 93102/143/144 1986年録音 155枚組全諸経費込11,500円程でオークション落札
Bach のオルガン作品は、ワタシにとって神々しい無条件感動の嵐であります。演奏云々などもってのほか、サイトに何らかのコメントを付けること不可。従って、ここ最近の”Bach のオルガン作品”CD入手の行状と懺悔を綴って更新の足しといたしましょう。2008年末の世界的恐慌に至る前から既に、21世紀は廉価盤の時代となって【♪ KechiKechi Classics ♪】の存在も、あまり意味を為さぬこととなってしまったのは周知のこと。「Bach 155枚」を入手した経緯は既にサイトに上梓いたしました。既存ダブり分をオークション処分すると経費を賄えて、お釣りがくる・・・凄い事実。そこにはハンス・ファユスによる、17枚分のオルガン作品全集が含まれておりました。
「オルゲルビュヒライン」は誰でも知っているような親しい小品ばかり。それから取り出したら、いつものように痺れてしまってなんとも言えぬ安寧が・・・LP時代からお気に入りでした。音質が素晴らしい。演奏云々はワタシ如きド・シロウトにはわからぬが、奥行きと会場空気をしっかり感じさせて快い。音質云々するようになったら堕落だな。いえいえ、この「Bach 155枚」入手の経緯そのものが既に堕落か。
ハンス・シュトゥックマイヤーによる20枚組を処分したんです。DOCUMENTSで現役です。ワタシのは10年ほど前に入手したもの(Art & Music CD 20.1539-58/布張りスリムボックス仕様)で、それはそれは暖かいオルガンの響きを愛しておりました。でも、オルガン全集ダブって持っていても仕方がないな、現役の廉価盤(2巻分合計)より安くなるように値付けしてオークション出品、無事音楽を愛する方に嫁に行きました。ちょっと寂しい感じ。
じつは”ダブって”というのはウソでして、もうひとつ、ヘルムート・ヴァルヒャの旧全集10枚組を購入していて、これは演奏者への敬意と価格の安さに感じるものがあったため。「オルゲルビュヒライン」の後半を比較してみたけれど、録音年代の旧さ、なんのその!峻厳厳格、確固たる歩みと陰影の深さ(作品個性の描き分け)はこちらの方が上か?音質に感銘した、なんていうのはやはり堕落なのか、心が曇っているのか、と反省したものです。
LP時代は、ヴァルター・クラフトのオルガン全集を所有しておりました。(VOX音源/記憶曖昧だけれど20枚組で壱万円入手だったか?)Bach オルガン作品に対する無条件感動のルーツはここにあって、数年前、3枚組廉価盤(CONCERTOROYALE/同一音源)を発見したときには懐かしさのあまり、即通販注文〜ところが!これが音質的にとても厳しくて、耐えられない。オークションに出したら、懐かしがって下さる人はいたみたいで無事引き取り手が見つかりました。
棚中には、単品もので数枚、例えばカール・リヒターの有名な録音(エエ加減なコメントだ)、シュヴァイツァー博士の歴史的録音、ハンス・ケストナーのものなどが眠っております。過去にはいくつかの処分をした記憶もある・・・
ハンス・ファユスのオルガンには、冬の季節と真空管アンプが似合う。ヴァルヒャの演奏を聴いたあとに立ち戻ると、素直で清涼な演奏ぶりに好感を持ったものです。音質がよろしいのは、淡彩な音色から多彩な旋律と世界を描き出すのには良い条件でしょう。
(2009年1月2日)
【♪ KechiKechi Classics ♪】 ●愉しく、とことん味わって音楽を●
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