- 音楽日誌2012年5月(精進と愚痴の日々)【♪ KechiKechi Classics ♪】
【♪ KechiKechi Classics ♪】トップページへ

音楽日誌●精進と愚痴の日々●精進と愚痴の日々 ●今月の近況
2012年ご近所桜
2012年4月2012年3月2012年2月2012年1月2011年12月2011年11月●最新の「音楽日誌」はこちらメールはこちらへメールはこちら ●BBSにも、お気軽にコメント下さい。 △上方に新しく更新いたします△

■2012年5月某日/精進と愚痴の日々

今朝も涼しくて気持ちの良い朝、これより金沢日帰り、さっさと用事を終え、職場には寄らぬつもりです。いつもより自宅を出るのは15分ほど早いのだな、一ヶ月後に上司代理で儀礼的な集まりに出席するのだけれど、始発にて日帰りせよとのお達し、カンベンしてよ。ほんまに世知辛いですね。ま、経費節減するの立場なんだけど。今朝、惚けて洗顔石けんにて歯を磨いてしまいました・・・すぐ気付いたけれど。ああ、キモチ悪。ノートパソコン持ち帰ったのはよいけれど、接続機器忘れました。自宅ならなんとでもするが、出先じゃ如何ともしがたい・・・仕方がないので、メール環境だけ持参して取引先パソコンを借りましょう。

今朝の音楽。J.S.Bach パルティータ第3番イ短調 BWV827/第4番ニ長調 BWV828/第5番ト長調 BWV829〜ヴォルフ・ハーデン(p)(1985年)・・・途中迄。一番最初にCDを購入した頃(1990年前後)からのお付き合いであり、誠実清涼清潔なるタッチが魅力。おそらく初期NAXOSの他レーベル買い取り音源?全曲は揃わないようですね。方向としてはアンドラーシュ・シフに似るが、こちらいっそう虚飾なく、クールな佇まいが徹底されております。

それでは行ってきます。

行ってきました金沢、滞在時間3時間程(移動時間は6時間)、取引先打ち合わせ自体は充実していたけれど、胃がどんより重いのと、昨日実務処理指示が単純ミスであったことに気付いて少々気が重いですね。ま、明日修正フォローしても充分間に合うんだけれど。本日で5月終了、なんかもの凄く長い、苦しい一ヶ月でした・・・

移動中音楽いくつか。BIS372Sibelius ヴァイオリン協奏曲ニ短調〜シルヴィア・マルコヴィッチ(v)/ネーメ・ヤルヴィ/エーテボリ交響楽団(1987年)・・・こりゃ、エエ演奏でっせ。情熱に溢れ、艶々の美音に非ず、表面のみ整える演奏ではない。エーテボリ響もやや粗野で意外と厚みのある響きで支えて下さいました。他、Stravinsky バレエ音楽「春の祭典」、そして「火の鳥」全曲〜シャルル・デュトワ/モントリオール交響楽団(1984年)・・・この人のRavel には感服!「ペトルーシュカ」(旧録音1976年)や「兵士の物語」(1970年)にはずいぶんと感心したけれど、モントリオール時代(1977-2002)は逆に整い過ぎ、洗練され過ぎ?耳あたり良すぎて、思わず深い眠りに落ちてしまいました。


■2012年5月某日/精進と愚痴の日々

目覚ましより早く目覚めるのは最近の通例(華麗なる加齢現象か)、空気は爽やかに冷えて佳い季節だと思います。いつもの軽いウォーキング実施。昨日は昼間、突然の落雷豪雨でしたね。職場にこもっていたので問題はないが、気温より湿度が高いのが気になりました。

UCCD3612Bach ブランデンブルク協奏曲第2番〜第4番〜ベンジャミン・ブリテン/イギリス室内管弦楽団(1968年)・・・先日の続き。iPodにて集中すると、フルートを使用しているバランスがよく理解できるし、フィリップ・レッジャーのチェンバロの音色も最近の古楽器系とは違う(ちょっとメカニカル金属系)こともわかります。颯爽として軽妙、バランス感覚リズム感抜群、これは楽しい演奏ですね。第3番ト長調に於ける第2楽章(二つの和音のみ)にハーウィッツの装飾音がいっぱい絡みました。第2番ヘ長調のトランペット(デイヴィッド・メイソン)もお見事、超絶技巧也。

Tchaikovsky 交響曲第1番ト短調「冬の日の幻想」/第2番ハ短調「小ロシア」〜ナタン・ラフリン/ボリショイ劇場管弦楽団・・・ネットで拾った音源也。1950年頃かなぁ、ややどんよりとしたモノラル録音。Everest SDBR 3344というLP板起こしらしい。好事家の世界だけど、この人の音源は貴重だし、例の如しびろびろヴィヴラートの掛かったホルンが聴きもの。意外と正統派の表現であって、露西亜風暑苦しさとか濃厚さ前面でもありません。オーケストラは優秀であって、音質やや苦しいことを乗り越え、かなり明晰明快表現を堪能可能。しかし、マニアな音源やなぁ。

なんとなく、二日間エンジンが掛からなかったので、本日一気進捗、お仕事一区切りを狙います。

いちおうまとまった締め切り作業一区切り、って、未だ来週会議の資料が手付かずなんだけど。いろいろ経緯があって、土曜はひとり出の番になってしまったので、そこで一気挽回できるでしょう。明日は金沢日帰り、もう明後日は金曜日だから、なんか一週間ぱっとせん、ノリの悪い日々やったな。本日もお仕事合間に新人指導を小一時間ほど。ここ二週間ほど、胃が痛いのが気になります。喰い過ぎかなぁ。

SM-2122A通勤音楽は、Berlioz 幻想交響曲〜ミシェル・ル・コント/パリ・オペラ座管弦楽団・・・その筋には馴染みの「コンサート・ホール」音源也。LPは希少な存在だけれど、ネットで拾えるようになりました。1960年頃の録音?広がり奥行きそれなりだけれど、音の鮮度は(想像通り懐かしい)かなり劣化して聴き苦しいもの。アンサンブルはかなりラフだけれど、流麗な流れ、明るい響き、軽快軽妙粋なノリにてけっこう聴かせる演奏であります。小学生時代より馴染みすぎた作品故、滅多に聴かなくなったけれど、久々”名曲”を堪能いたしました。


■2012年5月某日/精進と愚痴の日々

ほとんどの音楽関係サイトでは吉田秀和さん逝去の話題に言及有、遅れ馳せ。ワタシも子供の頃からお世話になった人だし、ほとんど処分してしまった書籍も吉田さんのは別格、ずいぶんと影響受けていたと思います。1980年代くらい迄?独墺系偏重、権威主義的、前時代的、当時かなりエエ加減な論評が多かった(と勝手に思っていた)けれど、吉田さんの論評の美しさ、説得力は別格でしたよ。オーマンディの実演を酷評していたことも記憶に鮮明・・・こんなご高齢に至る迄現役であったことに驚愕、みごとな生き方でした。(余談ながら”生き様”という日本語は美しくない/”死に様”からの派生語か?)

昨日、我がチームの新人女性に指導をしようと思ったら、体調不良にて即帰宅、ちょっと(こちらの)気が抜けました。お仕事エア・ポケットみたいになっていて全然やる気なし、当面のちょろ実務のみ手を染めるが、本音では帰りたかったくらい(本日も休みたい)。夜上司とちょっぴり呑んで情報交換、新人女性は体調不良→精神不調に至らぬことを祈りましょう。若いもんに指導を任せたのは判断ミスだったか、優秀だけれど職人的であって、教えるのは上手くなかったかも、と反省いたしました。

昨日通勤音楽はBartok 歌劇「青ひげ公の城」〜ヤーノシュ・フェレンチーク/ブダペスト・フィル/ハンガリー放送合唱団/ゲオルギィ・メリス(br)/カタリン・ラサ(s) ・・・1980年とは別録音らしくて、豊かな残響に茫洋として奥行き充分だけれど、左右の広がり定位はっきりとしない音質。エキゾチックな旋律、言語は理解できなくても筋書きはおおよそ知っているし、指揮者も歌い手も作品に対する自信と情愛を感じさせて貫禄充分であります。短いのも声楽ド・シロウトにはありがたいもの。(時間切れ)

我チームの可愛い新人は、無事病癒えて出て参りました。一日、お仕事なにをしていたのか?ちょっと記憶もないくらい・・・なにもしていない、というか、細かい残務を粛々と消化していったような?残業もちょっとしたような。悪魔のような今月営業成績から、次は快調なスタート、ちゃんと先は読めているんです。明後日の出張に向け、明日は資料を仕上げんとな、とにかく。

Brahms 交響曲 第1番ハ短調(1962年)/第3番 ヘ長調(1961年)〜ヴォルフガング・サヴァリッシュ/ウィーン交響楽団・・・先日、この演奏を失礼にも云々(なんとも言いようがないというか、コメントしようもない”真っ白な”演奏、と)したけれど、オーケストラの響きが少々ヤワというか、素直な響き、サヴァリッシュも若々しい(実際若かったんだな40歳になる前)ストレート系飾りのない表現、なかなかアツくってエエじゃないか。Brahms の交響曲なんて、不遜な考えに囚われ、しばらく敬遠していたけれど、なんか久々に感動したなぁ、なんて美しい旋律なんだ・・・


■2012年5月某日/精進と愚痴の日々

妙な疲労感抜けず、睡眠も(相変わらず)不如意状態継続。それでも予定通り香雪美術館へ。室町〜江戸時代、狩野派の変遷や流派の作風の違いの全貌を得心するには少々展示量は少なかったが、中国山水画風有、馴染みの永徳風色彩鮮やか隆々たる画風有、やはりほんまもんの迫力は凄いな、と。こちら短気なので滞在時間は短かったけれど、御影付近東灘区高級住宅街の風情も堪能いたしました。お買い物に出掛けるご婦人の服装も、こちら尼崎とはずいぶんと異なります。【♪ KechiKechi Classics ♪】(もう定例とは言えぬ)更新もとうとうサボり、疲れているなぁ、心身ともスッキリせんなぁ。

女子バレーは2セット取ってオリンピック出場を決めたけれど、最終セットは明らかに張り詰めたものが切れて(別嬪揃い)セルビアに敗北。エース木村疲労極まったのか?絶不調でした。代わりに荒木が頑張ったけれど。さて、気分を切り替えて今週のお仕事方針をしっかり固めないと。

VOX CDX2-5519Bach ブランデンブルク協奏曲全曲〜ヤッシャ・ホーレンシュタイン/ウィーン交響楽団室内管弦楽団(1954年)・・・昨日言及の流れにて拝聴。当時在籍していたアーノンクールがガンバにて参加していた?らしい。この時代、当然モノラル(音質はかなり鮮明)、驚くべきことに後の古楽器スタイルを確立していて、散々最近の演奏スタイルに馴染んだ耳にも違和感皆無。穏和系スッキリと引き締まったリズム、虚飾のない表現、テンポの大げさな揺れもありません。昨今の過激なキレはないけれど、むしろそのことに好感を抱きました。使用楽器は現在ほどレプリカ技術は進んでいなかったろうけれど、古雅な響きは充分堪能できます。時代的制約保留抜き、ヴェリ・ベストの候補に間違いなし。

さて、元気を出して出掛けましょう。


■2012年5月某日/精進と愚痴の日々

本日は28度迄上がるそうだけれど、昨日〜今朝は爽やか、良い季候続きます。本日はこれから香雪美術館に行ってみようかな、と。狩野派の絵画展だそう、著名なものはないかも知れぬが流派の技(時代の流れ)は堪能できることでしょう。5年ぶりか。昨日は午前中耳鼻科に行っただけで終日ぼんやり、妙な疲労が溜まっておりました。音楽は全然聴いておりません。女子バレーは露西亜に惜敗!って3-0だけど。ガモアって凄いよね、日本も頑張っていたけれど、それ以上に露西亜は拾っておりました。残念。

そういえば東京本丸提出、この間2年毎週作成していた宣伝印刷物(.pdf)ファイル、ファイル名指示書式に改めて提出せよ、との指示、一個一個やっていたらバカみたいだし、スタッフのお姉様にお願いするのも空しくて、フリーソフト一括ファイル名変換!狙ったが、職場出はセキュリティ問題とやらでダウンロード不可。提出ファイル丸ごとCDROMに焼いて自宅持ち帰り(なんのためのセキュリティなんだか?)作業しました。20分ほど?のお仕事。圧縮(というかファイル合体)大容量ストレージにて本丸部局に送付、おそらくダウンロードに30分以上?ほとんど嫌がらせでっせ。

UCCD3612今朝、Bach ブランデンブルク協奏曲第4番ト長調/第5番ニ長調〜ベンジャミン・ブリテン/イギリス室内管弦楽団/リチャ−ド・アデニー、ノーマン・ナイト(fl)/エマニュエル・ハーウィッツ(v)/フィリップ・レッジャー(cem)(1968年)・・・1950年代ホーレンシュタインと並んで、この時期にこれだけモダーン、ヴィヴィッドに引き締まったリズム、颯爽として軽快、バランスのよいサウンドに仕上げていることに驚かされます。カール・リヒターは未だにひとつの規範に間違いないが、ワタシには少々表情が厳しすぎるかな、と。イギリス室内管には名手が揃っておりますね。第4番にてフルートを使用しているのは現代楽器の音量バランスを配慮してのこと(リコーダーだとほとんど聞こえない)、清涼可憐なるテイストは劣化しておりません。後に声楽系指揮者として活躍するレッジャーのチェンバロもお見事(現代楽器系メカニカルな音色がちょっぴり気にならんでもない)。リチャ−ド・アデニーのフルートはのびのびと雄弁、ハーウィッツといえばエオリアン弦楽四重奏団でっせ、この人は余情を付け加えない、それこそモダーンなスタイルであります。

引き続き、Bach ブランデンブルク協奏曲第3番ト長調〜オットー・クレンペラー/フィルハーモニア管弦楽団(1960年)・・・一昔前、大指揮者はこの辺りがレパートリーだったのだな。マゼール辺りでラストか。噛み締めるような重いリズムが雄弁(鈍重に非ず)、表情豊か、21世紀古楽器による軽妙軽快ノリノリリズムとは対極の存在、これも妙に説得力があって堪能いたしました。音質はこちらのほうが良好?パブリック・ドメインとなって自由に拝聴可能。


■2012年5月某日/精進と愚痴の日々

週末休み。でも、ちょっと職場に顔を出そうか?逡巡しているところ。週次の報告書を自宅で書こうとパソコン持参したが、ネットワーク接続機器セットを忘れました。ま、ワザでクリアできんことないんだけれど・・・昨日は所定狙いのお仕事宿題無事完了+若いもんに任せていた新人女性への”純・実務”レクチャーつきっきりで延べ3時間ほど?(上司相談の上、対応変更)ほら、さすが高学歴優秀大学院卒、教え方名手(自称)ハヤシ指導なら呑み込み速いじゃないの。「ここはワケを訊かず黙ってやってくれ(時期が来ればわかる)」「おおまか全体の流れを見て、細部は何度でも都度質問してくれ」「ここは意味を説明するからしっかり得心してくれ」〜これを具体的最低限事務作業を進めつつ教えること。お客様扱いにしないこと(若いもんの指導は、あとはやっておくから、と最後迄完結させないんだな)、昨日はしっかり残業してもらって、一区切り迄完了させました。修行中だからね。

週末恒例の患部飲食は、遅れて参入、女房殿が帰宅するのと、女子バレーも気になって(金だけ置いて)早々に抜けだしました。帰宅すると、ちょうど日本・キューバ戦フル・セットのラスト。みごとに勝利!気分爽快。できれば最初から見たかった。そういえば、朝通勤時雨、帰りは晴れていたので傘を職場に忘れました。3本目?

昨日通勤音楽。Debussy 「イベリア」/「海」/牧神の午後への前奏曲〜シャルル・ミュンシュ/フランス国立放送交響楽団(1966年)・・・コンサート・ホール・レーベル音源の4枚組より。大音量で音が割れるのと、全体に薄い響きなんだけど、意外と奥行き各パートの定位はよろしい音質。彼はオーケストラが変わっても燃えるようなテンション、金管バリバリ鳴らせて明るい響き、気持ちの良い演奏です。オーケストラも優秀。ボストン交響楽団のほうが音質良好、オーケストラはいっそう機能的だけれど、出来上がりは甲乙付けがたい魅力横溢也。

昨日じゃないんだけれど、Mahler 交響曲第1番ニ長調〜ヨーゼフ・クリップス/バッファロー・フィル(1957年ライヴ)・・・ネットよりダウンロードして自主CDに、という期待の音源をiPodにて先に確認いたしました。好きなんですよ、彼(か)の穏健穏和柔和表現。グレン・グールドとの「皇帝」(1960年)を聴いていたので、期待のコンビだったけれど・・・なんか、ぜんぜん緩くて、彼の歌心が作品と似合っていないのか?がっかりいたしました。データは削除〜って、不遜な聴き方やなぁ。反省。


■2012年5月某日/精進と愚痴の日々

週末。本日昼からの打ち合わせで(実質上)月次サイクル一巡。昨日東京会議中は内職、ようできました。但し、諸資料関係、取引先幹部との定例会議用資料、前月来の宿題大物も残っていないことはない、定例毎週の宿題だけでも相当の物量・・・って、しょーもない愚痴ばかりやなぁ、今週月曜の我がチーム(引き継ぎした)若いもんの立派な取引先商談提案内容、昨日東京でお隣チーム(実質)新人24歳女性の素晴らしい報告に驚愕し、自分はいったい30年以上なにしてきたのか?もう引退宣言!というか、段取りとか調整とかトラブル時の判断対応とか率先矢面に立って”お詫び”とか、そんな役割なのでしょう。

今朝、どんより曇り空、降水確率70%とのことだから、これから雨模様か。軽くいつものウォーキング+ストレッチを実施したが、涼しくてちょうど良い爽やか気温。女房殿久々にご帰還予定、この一週間は(出張以外)毎日ご近所大型銭湯に通いました。一人分風呂沸かすのは不経済のような気もするし、シャワーだけというのも味気ないし。

昨日新幹線往復移動中音楽・・・ほとんど記憶がない(iPod再確認)。Brahms パガニーニの主題による変奏曲イ短調 作品35/ヘンデルの主題による変奏曲とフーガ 変ロ長調 作品24〜ヴォルフラム・シュミット・レオナルディ(p)(2004年)・・・過日、ペーター・レーゼルの味わい深い「ヘンデル変奏曲」に感心したけれど、こちらきらきらキレ味あるテクニック抜群!音質も良好!なのに、この空虚な印象はなんなのか。上手いんだけどなぁ、指は良く回っているんだどなぁ。とんでもない難曲を”いかにも難曲!”風に聴かせて、それだけでは解決せぬなにかがあるんじゃないか。

他、Bruckner 交響曲第5番 変ロ長調〜ギュンター・ヴァント/ベルリン・フィル(1996年)・・・コメント不可。但し、無条件大絶賛に非ず。Dvora'k スラヴ舞曲全曲〜ヴァーツラフ・ノイマン/チェコ・フィル(1985年)・・・2度目の録音。棚中にはクーベリック、セルのCDが控えていて、この演奏はちょっと緩いんじゃないか、そんな不遜な考えに囚われておりました。いえいえ、なかなか味わいある、聴き疲れしない、価値ある演奏でありました。


■2012年5月某日/精進と愚痴の日々

女房殿の帰宅は明日とのこと、昨夜も外食だったが、味付けが濃くてどーもあきまへん(残しました)。女子バレー宿敵韓国に完敗!3連勝だった前の試合だって(シロウト目には)いろいろ不満だったし、昨夜は拾われ放題、打たれ放題。サーブもいまいち、ブロックも決まらなかった。勝つことがすべてではないとはいえ、不満一杯でした。ここで踏みとどまれ!日本。

これより東京出張日帰り〜カンベンしてよ、状態。しっかり内職しますよ。同じ時間なのに、金沢行き(サンダーバード)よりマシだけど。

昨日通勤音楽はBach ゴールトベルク変奏曲〜マレイ・ペライア(p)(2000年)・・・再度。なるほどなぁ、ていねいオーソドックスな仕上げのBach なのだね。変奏曲を大きな流れで捉えていて、終盤に向け、うねりと流れを形作っていくみごとさ。音楽他体調万全にて望まぬと印象ころころ変わってあきまへん。

では、時間なので出掛けます。


■2012年5月某日/精進と愚痴の日々

自然への関心が薄れていくこと→日常の感覚の退化。そうなんだな。いつもの早朝ウォーキングに出掛けたら、ご近所豪邸には素敵な花をあしらっていることが多くて、今朝は赤いバラが美しいな、と。花を撮影することなんか、ほとんどなくなりました。美しいものを愛でる精神を快復せねば!音楽に集中できないのも、同じ要因だったのでしょう。清々しい気候、体調良好だけれど、相変わらず睡眠不如意〜とんでもない(早い)時間に目覚めてしまう。ここ一週間女房殿不在、かなり部屋は乱れてきました。おそらく本日(東北法事 の旅より)ご帰宅予定。

これは西独逸製LP ARCHIV 0801の写真今朝、Bach ゴールドベルク変奏曲〜ラルフ・カークパトリック(cem)(1958年)・・・この人は研究者として著名ながら、膨大なる音源(CD8枚分Bach 鍵盤作品が出ていたと記憶)はちょうどモノラル〜ステレオ以降の時期であったこと、DGとしては次代のスターであるカール・リヒターが存在したこともあって、宣伝も行き届かず。こうしてパブリック・ドメインにてちゃんと音楽を聴けることを喜びましょう。繰り返しなし、淡々として引き締まった表現、余分な飾りなど感じさせない、完全にモダーンなスタイルであります。

Bach 無伴奏ヴァイオリン・パルティータ第3番ホ長調BWV1006〜ヨゼフ・シゲティ(v)(1956年)・・・泣く子も黙る鉄板評価?かと思ったら、さすがにちょっと旧いんじゃないの、技術的にもちょっと苦しいし、みたいなコメントをネット上で拝見いたしました。無伴奏チェロ組曲に於けるカザルスみたいなもんか。音質はかなり良好、先日拝聴したミルシテインに比べれば技術云々の問題はたしかにそうかも。でもね、この人の演奏は(聴いた限り)すべてそうなんだけど、尋常一様成らざる集中と精神的入れ込みをたっぷり感じます。テンポはやや遅め、細部たっぷり描き込んでアツいものをしっかり感じます。

それが現代にはちょっと重苦しいのかも。

では、行ってきます。


■2012年5月某日/精進と愚痴の日々

(在金沢ホテル)これより商談2本。昨日は午前中ほぼ見込みどおりの作業進捗を果たして、昼から若いもんと金沢へ。夜からの(若いもん中心)商談は想像以上に立派な水準であって、これにてワタシのお役目御免、メンドー臭いイレギュラー処理や経験が必要なフォローのみしましょう。全体調整に傾注すること+新人女性への実務指導(哲学や精神論は一切語らない、乾いた実務のみ粛々と教え、あとは自覚を待つのみ)強化に入りましょう。出先にてメールチェックしたら、またワケのわからん宿題上乗せされていて明日交通整理必要、上司は宿泊出張と気付かず許可したみたいで、ちゃんと日程調整して日帰りせよ、との注意有(好きで出張しているんじゃないよ/でも昨夜で引継ぎ商談完了したのでこのパターンは基本なくなるでしょう)。昨夜は同行したメーカーさん(立派な分析提案であった)と酒、抑制しているつもりだけれど、呑みすぎたか?さほど遅くならなかったのに、ホテルに帰ったとたん倒れこんでしまいました・・・

今朝、2本ほど宿題出来。ほかメールチェックなど。BBSにて金環蝕の件、厳しいご批判が・・・曰く「自然への関心が薄れていくことはひょっとしたら、日常の感覚の退化につながっているような。。そんな危惧を感じました」「大自然の驚異への関心も少しは残しておいた方がよろしいかと。音楽への感受性ともつながるようにも思います」〜ご指摘どおり!以下、BBSへのお返事コピー〜(昨日朝)駅までの17分間、空模様というか日差しがどーも黄昏のような、不思議な感じ。その時点で金環蝕を失念していて、途中、マニアが特殊な望遠鏡みたいなもので撮影していたり、こどもたちが太陽を黒い下敷きみたいなもので見ていたり、で、ようやく思い出しました。大自然の驚異より、毎日追い詰められている(ような錯覚の)お仕事ですもんね、最悪。音楽への感受性も劣化している自覚ありますよ。あかんなぁ。

日本画の展覧会、そして音楽会へのお誘いもご遠慮しがちな今日この頃、ワタシゃアカンたれです。ノーミソ前頭連合野の柔軟性完全に失っております。ボケの始まりです。

NAXOS 8559076 昨日、通勤〜出張音楽。Ives 交響曲第2番/「ロバート・ブラウニング」序曲〜ケネス・スカーマーホーン/ナッシュビル交響楽団(2000年)・・・かつてハロルド・ファーバーマンにて全曲をそろえた記憶もあるが、歯が立ちませんでした。久々の拝聴はじつに平易であり、わかりやすく親しみやすい旋律連続!ちょっと集中してなんども味わいたいような素敵な旋律〜時にハード、打楽器活躍部分もあるけれど、亜米利加の懐かしい雰囲気満載、Coplandとの類似性も感じました。ナッシュヴィル交響楽団(Nashville Symphony)って、スラットキン辺りの録音を拝聴したことはあるけれど、ここではアンサンブルいまいち、さほどにうまいオーケストラではない・・・けれど、自然な音質、作品を堪能するには充分な水準でしょう。原典版の世界初録音とのことだけれど、なんせフツウの版もあまり聴いたことないので、コメントのしようなし。

昼からの取引先商談、別部署との諸課題打ち合わせも予想外の充実成果有。今週の営業実績速報がケータイに届いて、ようやく久々前年実績クリア、若いもんに引き継いだ分野も回復してきました。ちょっと気分も晴れて、金沢駅にて特急サンダーバード出発まで報告書仕上げようか、と思ったら、出発時間5分前でした。半分居眠りしつつ一路大阪へ。

暑くもなく寒くもなく、爽やか、ちょうどよい季節なんだけどなぁ。そんな自然の機微を愉しむような精神(こころ)に非ず、残念。

帰りの音楽。Brahms ハンガリー舞曲集全曲〜ケネス・ジーン /香港フィル・・・素朴なオーケストラの響き(音質も自然)、リズムも歌も大見得を切ったようなところもない、日常風。オーケストラの響きは薄いですね。あまり上手いオーケストラではないけれど、なんともいえぬ味わいがありました。

Bach ブランデンブルク協奏曲第4番ト長調BWV1049/オーボエ協奏曲ニ長調BWV1053a(パトリック・ボージロー(ob))/3台のチェンバロと弦楽合奏のための協奏曲ハ長調BWV1064(ディルク・ベルナー/アンナ・フォンターナ/セリーヌ・フリッシュ(cem))/管弦楽組曲第2番ロ短調BWV1067(ディアナ・バローニ (fl))〜カフェ・ツィンマーマン(2004年)・・・最高。溌剌としたリズム、ノリノリの切れ味、驚異的アツいテクニック。基本的に速めのテンポ、例えば管弦楽組曲第2番の序曲こそ例のごとし最近のスタイル、しかしそのあとはすべて意外としっかりと歌い込んで、勢いだけじゃないんです。古楽器は素朴粗野な響き、みたいな先入観を崩す暖かいフルート。繰り返しも実施しております。


■2012年5月某日/精進と愚痴の日々

俄一人暮らしは、生活のリズム(就寝起床早朝ウォーキング)はそう変わらぬものの、食生活は手抜き(冷蔵庫中あるもので済ませるのがほとんど+外食)になりがち。洗濯はしているが掃除はしていない(ゴミは出している)・・・これじゃ中年独身は長生きできぬかも知れませんね。もとより自宅にて飲酒の習慣がないのが救いです。これより(いつもより更に早めに)出勤、午前中勝負で印刷屋締め切り仕事仕上げ+ミーティング、昼過ぎには金沢へ。なんか出張ばかり、毎週同じ所に行っているような気がします。

本日金環蝕なんだそう・・・興味ねぇなぁ。昨夜も女子バレー堪能いたしました。ま、力で押し切った感じだけれど、どーも本調子じゃないような?新鍋ようやく初登場、可愛いですね。台湾にも日本人好みの選手がいて、ここ最近スポーツ選手も垢抜けてきました。狩野舞子とか。

EMI icon 6986672/8枚組 総経費込3,100円ほどで入手 久々真面目に、全部きっちり拝聴〜Bach 無伴奏ヴァイオリン・ソナタ第1番ト短調BWV1001(1954年)/パルティータ第1番ロ短調BWV1002(1956年)/ソナタ第2番イ短調BWV1003(1956年)/パルティータ第2番ニ短調BWV1004(1954年)/ソナタ第3番ハ長調BWV1005(1956年/パルティータ第3番ホ長調BWV1006(1955年)〜ナタン・ミルシテイン(v)・・・2時間以上たっぷり。1970年代のDG再録音は聴いたことがありません。旧録音はどーの云々論評もあるようだけれど、音質良好だし、テクニックのキレも最高、凛として気品のあるフレージング、端正な表現に陶然といたします。平易わかりやすい歌謡的旋律+リズムを堪能させて下さいました。たったヴァイオリン一挺にて、宇宙的広がりを感じさせて下さる名曲、名演奏。同時期録音シゲティは世評人気高いのに、こんな美しい演奏がどうして話題にならなかったの?不思議です。

いまやパブリック・ドメインにていくらでも拝聴できる作品となったけれど、我が棚中CDにはこれ+マーク・ルボツキーのみ?ああ、千住真理子の素敵な演奏があったっけ(自主CD別として)当然、これがワタシのリファレンスとなります・・・って、意外なほど、数聴いていない作品であります。

さて、洗濯物干して、出張準備して、ゴミ出して出掛けましょう。


■2012年5月某日/精進と愚痴の日々

朝一番、焼きたてパン屋に向かう(ウォーキング兼用)ものの、途中で気が変わってヨシギュウにてしっかり”牛鍋丼”〜こんなんばかり喰っているとカロリーさておき、味濃すぎ、カラダにはよろしくないでしょうね。昨夜、女子バレー対ペルー戦、いつもながら痺れました。冒頭、木村沙織がサーブレシーブに失敗して、その後もけっして調子よろしくなかったし、ペルーが意外とパワフルかつ拾いまくる技量を持っていて驚きました。江畑のびのびとプレイしてますね。岩坂もGood!スポーツ関係はもうこれしか見ておりません。

朝食後、ちょっと思い立ってお仕事パソコン接続して、報告事項+メール返答少々あちこち(日曜早朝タイムスタンプはイヤミだったか?)。自宅お仕事は(緊急対応別にして)ケータイにも出ないほどケジメを付けているつもりだけれど、明日朝一番より残務をスムースに行うための下準備でした。今朝の朝日新聞も充実、書評欄はいつも感心するけれど、「カツマー」ブームは狙って(努力工夫して)起こしたこと(勝間和代「有名人になる」ということ)、「終わコン」(終わったコンテンツ)を自覚し、バラエティ番組を減らし、自らの品質管理立ち返る・・・読みたいですねぇ、この本。海堂尊さんのコラム「仕事力」(2)「あなたの陣地はどこか」と並べて読むと、自分の(安易なる)現状をひりひりと痛感いたしました。

Debussy Suite Bergamasque/Pour le piano /Danse/Hommage a Haydn/Berceuse heroique/Ballade/Masques/L'isle joyeuse〜ハンス・ヘンケマンス(p)(Hans Henkemans/Philips A 00421 L)・・・有名どころを集めたLP一枚分をネットよりダウンロード。ハンス・ヘンケマンスとは初耳、初耳とあれば聴いてみなくては、という図式であります。オランダの作曲家、医師、そしてピアニストなのだね、多種多芸、凄い。リンク先によるとDebussyはすべて録音したとのこと。1950年代中盤の録音らしい。安定した技巧、雰囲気で流す演奏に非ず。但し、ニュアンスに欠けていない、各楽曲の個性をよく考えて時にヴィヴィッドな爆発も辞さず、マスク(仮面)〜「喜びの島」辺り、そうとうな迫力と華やかさ、昂揚であります。世代的、音質的(かなり良好だけれどモノラル)、知名度的に「Debussy全集」など再発されるワケもないか、パブリックドメインなんだからオランダ辺りの好事家がネットにアップロードしてくれぬか。

その前に、棚中に眠っている多くのDebussy(マルセル・メイエとか)ちゃんと聴くのが先決かも。自主CD余白にはチェロ・ソナタ〜Raya Garbousov(vc)/Artur Balsam(p)(LP 25cm: MMS-53)にて埋めておきました。露西亜出身〜亜米利加にて活躍した人らしいけれど、読み方もわかりませんよ(ラヤー・ガールブゾヴァ、らしい)。大騒ぎするほどの演奏とは思わぬけれど、この作品大好きなんですよ、妖しくて。


■2012年5月某日/精進と愚痴の日々

本日土曜(とにかく)休み。朝一番にウォーキング+ストレッチ。しっかり朝食摂って新聞熟読、そして”No.1人気”耳鼻科(とにかく混んでいるんです)〜整形外科(肘膝リハビリ)〜昼間っから大型銭湯(空いている/爽快)〜これぞ休日!今月オープンした新しいパン屋にもようやく行けました。なんせ毎日売切御免!閉店、なかなか開いているところに出会わなかった。美味しかったですよぉ、昼飯には博多ラーメンしっかり喰った(この店は旨いのに全然人気がない)のに、焼きたてを一気3個完食しました。明日朝のパンを買いに行かなくては。

実はお仕事全然進捗せず、当面の実務乗り切ったのみ。そこはヴェテラン、自分の分は(ほぼ)終わりましたよ。若いもんに引き継いだ分がフォローしきれない。上司と相談して新人の育成方針変更も決めました・・・って、そのまま呑みにいって、ワタシは8時頃途中辞去、なんせ出張続き、来週も続きますから。じつは帰宅途中、駅から大型銭湯に直行したんです。なんせ女房殿不在ですし。朝出勤時よりシャンプーリンスタオル持参して。

フィッシャー・ディースカウ逝去。さすがに著名人はちゃんと新聞にも大きく載るのだな。ま、独墺系声楽の絶対的存在であったし、日本でもすごい人気でした。自分はそれなり・・・拝聴といったところ。せめて数少ない棚中CDを再確認いたしましょう。サイト内検索してもMahler ばかりだ。(「さすらう若人の歌」「子供の不思議な角笛」「大地の歌」)

サイトは一本だけ更新しておきました。いつもの曖昧な感想文ながら。


■2012年5月某日/精進と愚痴の日々

朝一番にて内部打ち合わせ、上司臨席は一時間のみ限定なので、自分の分は”お任せ”でしょう。いちおう営業提案資料(自分の分担)無事完了しております。某別(これから半年の基礎)資料は若いモンに引き継ぐ分、完了は1/3〜昨日行事対応中の内職実らず、悪戦苦闘。帰り新幹線”さくら”中では作業不可能でした。さて、どーするか。ノーミソ中には締め切りお仕事(純粋実務含/但しけっこう大量)は3本、本日中6時くらいにはクリアしたい、もちろんいつもよりいっそう早く出勤するつもりです。

昨日帰り(半分居眠り込)パソコン雑誌をざっと拝見していくつか発見有。ああいうのはひとつ新しい切り口が、自分の生活の中にて導入できそうであれば、数百円充分な価値なんです。

産経NetView・・・月315円は圧倒的に安い!長年の朝日新聞の愛読者であり、朝食をいただきつつ紙面を広げる・・・というのはもちろん大切なスタイルなんだけど、おそらく電子化は時間の問題でしょう。産経新聞の主義主張さておき、それはそれとして多種多様なるご意見拝聴も一興(出張中は@100という価格魅力で必ず産経新聞を熟読)。朝食時熟読というスタイルにこだわるのなら、iPad的な端末は必要でしょう。そんなことを考えました。

CromeBook、ライターによる活用レポート連載。4萬円前後にて入手可能ながら、ここ最近とんと噂聞かず、家電量販店(や日本橋)にも行く機会はないから、実物も見たことありません。興味あったんだけどな!こういった記事が載るくらいだから、未だ商売としては諦めていないのか。ネットにつながっていることを前提に、すべてクラウドにて使うパソコン〜コンセプトはなかなかエエと思うんだけれど・・・似たような環境にするフリーのOSを試したことはあるが、自宅マシンではまともに動きませんでした。(その件も記事中言及有)

ま、あとは見た目のみ少々変わった新機種パソコン、そしてお決まりのスマートフォンの話題ばかり。やたらと基本料金の高い、電池を喰う”遊び道具”(せいぜいお仕事補助用具)ってそんなに魅力なのか。

Bruckner 交響曲第5番 変ロ長調〜ゲオルグ・ルートヴィヒ・ヨッフム/リンツ・ブルックナー管弦楽団(1944年)〜戦前ナチス肝いり上手いオーケストラの記録也。音質かなり良好。オーストリア放送協会による、ムジークフェラインでの収録とのこと。ライヴなのかな?テンポは揺れ動き、アツい推進力を感じさせる立派な溌剌演奏也。響きは明晰であり、茫洋曖昧なる世界ではない。響きは意外と明るく、戦前太古録音の古臭さを感じさせません。但し、大仰スケールを強調し、ものものしい雰囲気はあって、これは作品に対する敬意なのでしょう。

昨日新幹線帰り三度Mahler 交響曲第10番 嬰ヘ長調(デリク・クック版第2稿、と思う/時代的に)〜ベルトルド・ゴルトシュミット/ベルリン放送交響楽団(旧西/1968年ライヴ)・・・iPod、自宅コンポ、その時の体調いろいろ理由にて(もちろんクサい言い訳)印象どんどん変わります。第2楽章〜第4楽章辺り、アンサンブルがかなり乱れて、細部がちょっと変?保存テープの劣化かも。あちこち、美しいパートは出現して(例えば、オーボエはギュンター・パッシンと想像)全体として怪しい雰囲気満載、好感を以て拝聴しているけれど、やはりオーケストラは作品に慣れてなかったんだろうな、そう聴き取りました。

では行ってきます。


■2012年5月某日/精進と愚痴の日々

(在博多ホテル)博多に滞在は何年ぶり?昨夜はメーカーさん、取引先御担当、新人女性部下(もともと新人を一人で出せぬので引率が主眼)と抜群に旨い魚(代表例;クエ)、博多居住3年の自分としては珍しくもない中洲の屋台にも櫛田神社にも行きました。酒、控え目。本日行事対応。新人は着任一ヶ月、若い者に育成を任せてきたけれど、ちょっと自分が介入検討せんとあかん状態と判断しました。本人は至って上機嫌だけれど、着実な育成を心掛けなければ。博多新幹線移動中は彼女とずっとお話していたので、お仕事はなし。(帰りはトライするかも)

昨日は残務処理に追われ、思ったお仕事進捗できず、今朝、4時半起き、7時半時点にて”自分担当分提案資料”完成。残りは某旧担当資料+α、締め切りは来週月曜で良い毎週の印刷屋への出稿、上司会議の資料・・・明日で終われるんじゃないか。本日、行事対応中は後方席にて待機だから、そこで内職できるかも

・・・って、ほんまにツマらぬ毎日やなぁ。せっかくの博多なのに。ま、ホテルと工場の往復だけど。

Archipel ARPCD 0225 2枚組950円昨日朝の通勤時には、「The Complet New Year Concerts」(Archipel ARPCD 0225)〜クレメンス・クラウス/ウィーン・フィル(1952/53/54年)・・・「ウィーンの森の物語」始めとして数曲拝聴。英DECCAの音源でしょうか。擬似ステレオ化はまぁまぁの成果。絶妙なリズム感、タメにほとんど陶然といたします。やっぱ、上手いなぁ。あまりにメジャーなので聴く機会は少ないんだけれど、これってやっぱヴェリ・ベストかも。

帰ってきました。へろへろ。女房殿不在なので、そのままいつもの銭湯に直行(タオルシャンプーなどそこで調達)、以上。


■2012年5月某日/精進と愚痴の日々

明日より女房殿、母親と東北法事の旅へ。その間、ワタシは2回宿泊出張があって、週末は一人だけれど、それさえ本日一定の宿題クリア目処が立たなければ休日出勤となります。そうすれば別な宿題含めラクに消化できるかも・・・いかん、とにかく全力挙げて努力工夫して、休むべきは休む、非常識な残業を自慢する時代でもなし(どーも周りを見渡しても昼間の集中力が足らん!のではないか、と要らぬオヤジの説教)。博多までの山陽新幹線中往復にて、いくつか作業できるでしょうか。トンネルは多いからネットワーク使用はムリだな。早朝ホテルで、というのは昨日実績有。

喰い過ぎ呑み過ぎ(太り過ぎ)、営業成績最悪、それでも風邪はすっかり癒えたし、お疲れ気味なのは事実、でも、けっこう精神力テンション維持しております。今朝もキモチよい空気の中、恒例ウォーキング実施済。しずちゃん、負けちゃって残念。オリンピックはムリみたい。エラいなぁ、お笑い芸人しつつ、厳しいトレーニングを続けるなんて。

今朝の音楽。Bach 平均律クラヴィア曲集第1巻〜第1/4/5/6/8番〜スヴャトスラフ・リヒテル(p)(1962年ライヴ)・・・後年の著名な全曲録音に非ず、LP(廉価盤)時代より馴染んだヨーロッパ・ツアーのライヴより。この深遠さ、意味深さ、漂う浪漫の香り、グレン・グールドとはまったく別方向ながら、魅力的個性の世界を作っておりました。平均律の魅力に目覚めた演奏でっせ。

云々と比べて、というのは禁句、は前提として、昨日言及の園田高弘さんとは全然ちゃいますなぁ。あちらあまりに生真面目、やや堅苦しい(もう一度ちゃんと聴かぬとあかんが)。こちらど〜んと辺りの空気が変わるんです。第8番変ホ短調はモノラルだけど音質もそう悪くない。

では、行ってきます。夕方4時の新幹線搭乗まで、全速力で駆け抜けます。メーカーさん商談とミーティングあるんだけれど。


■2012年5月某日/精進と愚痴の日々

本日、金沢でのやや大きめ行事(こちら主催)は無事終了。これはこれで一区切り。通常サイクルの業務は粛々と回すべきスケジュールに、これが入ってエラい苦労をしました。ま、カントクして段取りして調整、チェックしただけだけれど。ほとんどな〜んもしていなくて、苦しい肉体労働は若いもんに任せ、本番の説明実務は東京本丸から優秀なメンバーが助っ人に来てくれたし。前泊にて金沢の旨いもん、皆で喰って呑んで、少々多めに支払うくらいでっせ。疲れました。んもうぼろぼろ。

昨日、いつもよりいっそう早目に出勤して、いよいよ締切迫った自分の宿題消化を狙うが、いろいろ上手くいかんのだな、飛び込み案件待ったなし!昼休みもおにぎり喰いつつパソコン叩いてました。昼からの全体ミーティング早々に抜けてサンダーバードの最前列・パソコン電源付き座席確保〜しかし!10分経たぬうちにゲロ出そうになって、気分モウレツに悪くなって・・・アウト(揺れがひどい)。代わりに今朝一番、5時起きして8時半ロビー集合まで全力(途中朝食摂ったけれど/時計電池切れ気付かず、遅れて皆に叱られた)〜まぁまぁの収穫でしたよ。明日夕方、博多行きの新幹線乗るまでには一本終えられるかも。

先程、帰りサンダーバード中(懲りずに)再びパソコンを開いて出張報告書執筆するが、30分で限界。滅茶苦茶キモチ悪い〜そのあと大阪迄死んだように眠りました。ここ迄お疲れだと、音楽は聴けんのですね、頭痛もあったし。

いちおう往路聴いた音楽は、Bach 平均律クラヴィア曲集第1巻〜園田高弘(p)(1970年前後)・・・一種、堅苦しささえ感じさせる生真面目、立派な演奏也。こんな時期、日本でこれほど風格ある演奏が実現していたことに驚き。Beethoven 交響曲第9番ニ短調〜ウィリアム・スタインバーグ/ピッツバーグ交響楽団(1960年頃?)・・・推進ストレート系、タメとか詠嘆のないさっくりとした表現、テンション高いっすよ。やや定位が不自然だけれど、音質の鮮度もかなりもの。但し、音質が明るくて、上手いオーケストラだけれど、響きは深みに欠ける・・・かも。(お粗末コメントご容赦)


■2012年5月某日/精進と愚痴の日々

眠りが浅い月曜の朝、いつものように軽いウォーキングを済ますが、健康診断の関係で朝食摂れぬから生活リズム乱れます。いろいろと新しいことにトライヤルすること、生活リズムを整えることは別モンでっせ。クラウドのファイルコンバートの件、ここ二日使ってみたけれど、凄い時間が掛かるのと自宅ネットワーク関係+マシンにも負荷を掛けるのだな。職場でも共用サーバー(遠方)に置いたファイルは凄く重いですもんね、作業途中で落ちたら目も当たられぬので、必ずいったん自分本体マシンのHDにコピーしてから作業することにしております。クラウドがストレスなく実用化されるのには未だハードルがいくつかあるのでしょう。

昨日しっかり聴いていたBrahms は、昨夜のウチに凄く情緒的(無内容)な一文認(したた)めて更新済み。Mahler 交響曲第10番 嬰ヘ長調(デリク・クック版第2稿、と思う/時代的に)〜ベルトルド・ゴルトシュミット/ベルリン放送交響楽団(旧西/1968年ライヴ)・・・自主CD化してなんどか拝聴しておりました。iPod拝聴時とは印象を少々変え、作品に対する情愛は前提として、速めのテンポ、さっぱりとした表現、(もちろん)オーケストラも作品に慣れていない感じ有。それでもこの演奏、作品は聴き手をドキドキさせて下さいました。美しくも怪しい旋律サウンドやなぁ。注目は第4楽章「アレグロ・ペサンテ 急がずに」ラスト大太鼓。ウィン・モリスのCD復刻では(おそらく誤って)削除されてしまいました。衝撃的な一打はそのまま終楽章に継続するキモ(殉死した消防士の葬列)。

ここではしっかり存在を主張しております。終楽章管楽器各パートは、ややアンサンブル乱れておりますね。それでも耽美的な旋律はシミジミ美しいと感じました。

では行ってきます。本日金沢前泊、出発まで移動時間も含めどれだけ残務消化できるか、勝負。


■2012年5月某日/精進と愚痴の日々

一昨日帰宅は午前だった、ということもあって、よう眠れました。明日健康診断か・・・週末二日休みじゃないと、体調維持快復できないなぁ、世の中ではもっと苦戦されているサラリーマンご同輩はたくさんいらっしゃることでしょう。自分の状況を幸福と考えなくては。

週末の自主CD作りも楽しい趣味。昨夜作成はFranck 交響的変奏曲/de Falla スペイン庭の夜(マルグリット・ウェーバー(p)/ベルリン放送交響楽団1957年)/J.Strauss 「トリッチ・トラッチ・ポルカ」/「ラデツキー行進曲」(以上RIAS交響楽団)/Berlioz ラコッツィ行進曲(ベルリン・フィル1950年)〜フェレンツ・フリッチャイ・・・(ほとんど以前CD所有していた音源)「スペイン庭」は.flacファイルをダウンロードしたが、何故か?手持ちのフリーソフトではエラー(希にこんな事象は発生する)、試しにクラウドのファイルコンバートにて試してみたら無事.wav変換なりました。(凄く時間掛かったけれど)マルグリット・ウェーバー(Margrit Weber, 1924−2001)は往年の瑞西の女流、1960年前後にフリッチャイとの録音を残しております。これがけっこうなテクニックのキレ、クリアな響き、明晰端正、いわゆる”昔風濃い表情”(噎せ返るような浪漫!)に非ず。時代を感じさせぬモダーン、クールな表現であります。de Fallaはここ最近、情熱のリズムと緻密な細部作り込みが同居して、お気に入り。これはずいぶんと洗練、というかしっかり真面目に表現されておりました。

J.Straussは1961年録音(正規盤入手済)とは別物でしょう。やや音質は落ちるがヴィヴィッドな推進力はそのまま、重心の低いリズムで聴かせます。「ラデツキー行進曲」に於ける高らかな金管大突出!も素晴らしい。「ラコッツィ行進曲」はベルリン・フィルの厚み、艶を再確認。

これではCDR半分ほどしか埋まらぬので追加、Mozart クラリネット協奏曲イ長調K.622〜ウラディミール・ルジーハ(cl)/ヴァーツラフ・ターリヒ/チェコ・フィル(1954年)・・・往年のチェコの名手(1904−1978)にこんな録音があったとは!微笑むようなちょっぴりヴィヴィラート掛かったセクシーな音色、時に思わせぶりなルバート有、我らがヴォルフガング最晩年の達観して枯れた風情とは異なって、浮き立つような色気を感じさせました。


■2012年5月某日/精進と愚痴の日々

正確な残務+締め切りを量って、ちょろりと残業して、とにかく一週間終わり。一昨日に続き、2週間ぶり?上司と本格的な酒にいきました。いつもの三患部のうち一人は昨日某内部報告会のために半徹夜したみたい(会議後半死んでいた、との報告有)で、夕方取引先より直帰して欠席、代わりに若い者二人〜一番元気良くて立派なお仕事ぶりみごとな男女〜参加。話題は今年赴任したワタシのチームの新人女性(院卒)、お隣チームに異動してきた3年目女性(同い年)〜抜群に性格良いんだけれど、いかんせんパソコンの基礎的技量(Excel)に難があるし、なんせ商売の基本的感覚が身に付いていない・・・100円のもの何ケース売ってナンボ、儲けこのくらい残ってへんとやってられまへんで、みたいなこと。ま、そんなことを美しい計算式に残すのは後の課題でよろしいのだけれど。

ま、サラリーマン生活ここ20年ほど、お仕事上パソコンはそれなり痛痒ないほどに活用(時々悪魔のテクニックと陰口有)、世の中の進歩に従ってネットワーク接続するようになったが、辣腕スタッフチームには凄い技量のお姉さんがいるんです。立場上、”こんなん作ってね”とお願いするのが主眼だけれど、それはそれとして、もう一度ちゃんとしたパソコン教室に行ったろかいな、と考えております。エエ加減テクニックの基礎を叩き直す(キータイピングとかショートカット等)のと、とくにネットワーク関係で一皮むけたいな、とも。そんな話しを上司としていたら「ワシも行く!」とのこと。

通勤音楽は、Mahler 交響曲第10番 嬰ヘ長調(デリク・クック版第2稿)〜ベルトルド・ゴルトシュミット/ベルリン放送交響楽団(旧西/1968年ライヴ)・・・ベルトルト・ゴルトシュミット(Berthold Goldschmidt , 1903 - 1996)・・・若い頃ナチスで苦労して英国に亡命したんだな。この作品の初演者だったんですね。リンク先にはいくつか同曲別オーケストラ音源もあるみたいで、この人は「第10番」(クック版)伝道師的大活躍であったと類推されます。テンポ速め、作品に対する情愛に溢れ、かなり纏綿しっかりと歌う演奏。オーケストラも上手いっすよ、マゼール時代ですよね。管楽器など惚れ惚れするほど、弦の洗練はこの時期のほうが現在より上じゃないのか。音質それなり。

感慨深く通勤時間を過ごしたが、こんな大曲をちゃんと聴けるようになった、という心身体調快復実感出来。ここ数週間、なに聴いても中途半端でしたから。

やや呑み過ぎ睡眠不足ながら、いつもよりちょっぴり多めにウォーキング、あとは終日ノートパソコンにて音源データダウンロード、ファイルコンバートなどトライヤル、合間にお仕事ちょっぴり(まったくの野暮用)あとは居眠りな一日。耳鳴りひどいが、体調に問題なし。夕方週末恒例大型銭湯行き。あまり音楽は聴いておりません。

Bruckner 交響曲第7番ホ長調〜フランツ・ウェルザー・メスト/クリーヴランド管弦楽団(2002-2007年辺りのライヴ)〜先日ちょろ聴きした、いただきもの放送音源也。今やウィーン国立歌劇場の音楽監督、時代の寵児52歳気力体力充実の著名人ながら、ワタシは彼の音源をほとんど聴いたことはありません。ヴィンタートゥーア・コレギウム・ムジクム時代(1987-1990)の音源はサイトから拾えるからちょっぴり拝聴しておりました。ようやくボリュームじっかり上げて大曲を確認出来、音質(自主CDでも)それなりの水準、大時代なスタイルに慣れているせいか?とても緻密な完成度を誇る演奏との手応えを得ました。大柄に構えを膨らませない、深遠とか神秘とかそんな響きとは無縁、素朴さみたいなものとも、官能的ともまったく異なる、これが21世紀モダーンなる表現なのでしょうか。第2楽章「アダージョ」に纏綿とした歌を感じさせない、第3楽章「スケルツォ」にも端正な表情を崩さない、細部の描き込み、迫力にも不足はないけれど、彼にとって”第7番ホ長調交響曲”は特別な大曲ではないのでしょう。

もしかしたらクリーヴランド管弦楽団の個性問題かも。シカゴ交響楽団に負けぬ技量を誇りつつ、輝かしい爆発を感じさせないサウンド。もちろん演奏会の放送録音+ファイルコンバート→自主CD化という音質限界による印象もあるのでしょう。結論的に、最近敬遠気味であったBrucknerを耳当たり良く、爽快に聴き取りました。


■2012年5月某日/精進と愚痴の日々

昨日は残業して(+チーム・ヴェテラン・メンバー=”A級戦犯”慰労にてちょっぴり酒)狙いの大きな宿題2本(正確には80%/本日午前中に100%にせぬと、チームメンバーに迷惑が掛かる)完了。但し、来週出張連続の合間に”プレイング”部分残り純実務資料作成分完了できるか、というか、絶対にしないと状況ヒジョーにマズい。必殺車中作業という最終兵器は残っていて、特急サンダーバード車中(往復5時間)は揺れて体調維持に心配ある(ゲロ出そうになる)けれど、博多往復の新幹線中(6時間弱)だったら電源確保も含め、大丈夫かも。事前にデータ落としておけば、ネットワーク接続ムリしてしなくても済みますし。よし!明日はスケジュール通り休むか。体調を整えることも、この先重要でっせ(と、勝手な解釈)。

昨日通勤音楽はPaul Paray / Cento Soli Orchestra 「in concert」〜Berlioz: Benvenuto Cellini Overture, Damnation of Faust excerpts; DELISLE: La Marseillaise(聴衆の歌入り); Dukas: The Sorcerer's Apprentice; Franck : Symphony in d ・・・ Paul Paray / Cento Soli Orchestra 「in concert」フリーで拾える音源でして、まさしく、間違いなくライヴ(ステレオ)音源。セント・ソリ管弦楽団ねぇ、録音だけかと思ったら演奏会もあったのか。アンサンブルやや粗く、馴染みの快速テンポにて疾走する、明るくも爽快なる演奏連続!なんかもの凄く祝祭的な雰囲気溢れてまして、まるで”プロムス”ラスト・ナイト、みたいな感じですよ。やや辛気くさい?と感じていた交響曲ニ短調も推進力抜群+明るいサウンドにて気持ちよく拝聴いたしました。


■2012年5月某日/精進と愚痴の日々

風邪罹患中は咳で眠れぬ、ということはあったけれど、基本”眠くて眠くて・・・”状態、体調快復して昨夜久々睡眠不如意状態、しかし、いつもの時間に早朝ウォーキング+ストレッチ実施済、ちゃんと朝日を浴びればリズムは整うんです。食欲だけは落ちないのが悩み?なのか、良いことなのか。昨日、種々懸案周辺実務作業を(ほぼ)一掃して、本日は大物資料クリア(少なくとも一個)を狙いましょう。本日の進捗状況で、土曜出勤回避できるかも。やや頭痛を感じるが、仮に症状悪化してもヤクは準備済。

音楽はちょろ聴きばかり、交響曲だったらせいぜい1楽章分のみしか集中できぬ為体(ていたらく)、それも聴き流し状態也。(それを前提に)Saint-Sae"ns 交響曲第3番ハ短調「オルガン」〜ポール・パレー/デトロイト交響楽団(1957年)・・・小学生時代アンセルメにて出会い、心震わせて感動した作品も、ここ最近、ミュンシュ、マルティノン(ERATO)、バーンスタイン、プレートル、マゼール、どれを聴いてもピン!と来ないのは(おそらく)聴き手の悪慣れ+心身ともの不調要因なのでしょう。快速テンポ、サラリさっぱりとした表現、ヴィヴィッドなアツい推進力、悪いはずがない・・・けれど、できればもっと音量上げて、体調万全にて再確認したい・・・って、昨日も似たようなことを書きましたっけ?

では、行ってきます。頑張ります。


■2012年5月某日/精進と愚痴の日々

今週は土曜休日出勤覚悟、昨日(要らぬ、と言っては失礼ながら)出張入ったから、あっという間に週半ば、狙いのお仕事宿題はなんとかあと三日、比較的ミーティング等少ない(拘束は一時間のみ/自らの個別打ち合わせは別)日程にて一気に消化できぬでしょうか。本日はいつもの早朝ウォーキング後、空が暗くなって雨模様みたい。体調、フツウというのはホンマにありがたいっすね。元気があればなんでもできる!

出張中、iPod音源収録在庫にマンネリを感じたので、大幅削減+追加音源、更に充電しておきました。ケータイ、ノートパソコン、充電すべき周辺機器増えましたね。乾電池技術の飛躍的な発達望む!これってけっこう国民的戦略課題だと思うんですけど。天変地異にて停電になったときにどれだけ保ち堪えられるか。

一昨日、出勤前音楽、思い出しました。(CDだと、オーディオの辺りに放置してあるから思い出すんです)Mahler 亡き子をしのぶ歌〜キルステン・フラグスタート(s)/エイドリアン・ボウルト/ウィーン・フィル(1957年)・・・往年のWagner歌手にはちょっぴり違うレパートリーのような気もするが、圧巻の深み、貫禄存在感。パブリック・ドメインだからネットよりダウンロード、「さすらう若人」もあるらしい(未聴)。ボウルトがウィーン・フィルを指揮した音源も珍しい(「惑星」〜ウィーン国立歌劇場管弦楽団もそうなんだろうな、きっと)けれど、音質クリアなことも含め、骨太、雰囲気あるエエ演奏です。

今朝、その流れにてMahler 交響曲第2番ハ短調「復活」〜クラウス・テンシュテット/ロンドン・フィル(1989年ライヴ)・・・もちろん第1楽章のみ拝聴中。全集中1981年セッション録音は異様に音質よろしくなくて残念、その溜飲を下げて下さるべき音源也。この人のMahler はいつも悲愴なる決意に充ちて、尋常ならざる集中力に溢れます。ま、もうちょっと時間を掛けて、ヴォリュームもしっかり上げて全曲拝聴したいものです。

では、元気で行ってきましょう。

風邪とか出張、残業などでしばらく耳鼻科をサボっておりました。通院のためさっさと職場辞去。本日はとにかく眼前にある宿題をクリアしつつ、前後の課題身辺整理?いったいコトは前進しているのか、重大なる抜け漏れがあるのか、わっかりません。但し、阿鼻叫喚魑魅魍魎混沌状態に非ず、いくつか先行き宿題未着手課題は2本、自覚ちゃんと有。来週に迫っている大きな行事準備は若い者に任せ、カントク(時々口出)しているのみ、さて結果どーなるのか。昨日の(毎週実施/ワタシ欠席)実績会議は(予想通り)上司激怒「A級戦犯はオマエじゃ!」との叱責が飛んだそう。余裕と時間と体力があれば、呑んで慰労してあげるんだけどね。

蒸し暑いですね。朝はちょっと降ったけれど、帰り傘は必要なし。昨日、東京会議でも汗ばんだけれど、あながちオヤジの冷や汗でもないみたいな陽気でした。

通勤音楽は、DG 429 918-2  3枚組1,380円にて正規盤入手済(2000年)Tchaikovsky ピアノ協奏曲第1番 変ロ短調〜スヴャトスラフ・リヒテル(p)/ヘルベルト・カラヤン/ウィーン交響楽団(1962年録音)・・・後ろ向きの回顧ばかり?やはりコレ、的感慨有。強靱なテクニックには強い芯を感じさせて、表層に流れない。渋い味わいに充ちて、ハデハデしい作品とは一風変わった風情溢れます。滋味深い音色(ベーゼンドルファーでしたっけ?)も文句なし。

但し、体調のせいか、それともiPod拝聴の問題か、ウィーン交響楽団は響き若干薄いと感じます。それよりなにより、この作品テイストとして、やや老成に過ぎぬか、と要らぬ感想も有。ヴァン・クライバーンの1958年録音辺り、明るい若者の素直な表現に、ここ最近好感を得ているのも嗜好の変化なのでしょう。

他(途中迄だけれど)、Bruckner 交響曲第7番ホ長調〜フランツ・ウェルザー・メスト/クリーヴランド管弦楽団(2008年映像音声に非ず/なんせ2007年の放送エア・チェックだから)・・・なんどか演奏会に取り上げているのかも。これがiPodだと全然ダメ、情報不足甚だしい。そんなに悪い音じゃないのに、主たる旋律しか聞こえてこない、サウンドが痩せている・・・.rm音源(この圧縮方法そのものがあまりよろしくないらしい)→自主CD化→iPod取り込みだからますます劣化しちゃったのか。帰宅して、コンポで自主CD再生しております。かなり空間を感じさせる音質に印象変化、クリーヴランド管の緻密ていねいクリアなアンサンブルは実感できるようになりました。

でもね、荘厳なる深み、重み、みたいなものは不足気味なんじゃないか。それとも音質問題なのでしょうか。この演目は来日公演だったし、実演聴いた人の感想求む。ちなみに先日コメントに修正追加したが、第2楽章にはちゃんと打楽器入っておりました。


■2012年5月某日/精進と愚痴の日々

朝一番より、私見では68%無意味(32%有意義な)東京本丸会議にお付き合い(お仕事指示だから仕方がない)。資料を先読みしつつ、内職精力的に励行、いつもの定例分析(近来稀に見る週次悪成績反省)、あたかもいつもの自分の席に居るかのように仕上げて報告上げました。ネットワークで自分の日常資料が自由に取り出せるのだね。更には未だ会議が終わっていないのに、報告書を提出(パソコンのバッテリーが切れそうだったので)。自分で決めたスケジュールは崩したくないし、とにかく毎日それなり決着(ケジメ)を付けておかぬと精神衛生上よろしくない。

昨日、朝通勤電車にて気づいたんだけれど、クールビズなのだね、世間では。職場にて辣腕パートさんに指摘されました。珍しくボタン・ダウンじゃないカッターだったので、しっかりネクタイして出張してきました。そろそろ蒸し暑い季節がやってきました。体調はほぼ90%に快復、今朝(指定のボロ)ホテルにて朝食喰い過ぎました。

これは正規盤の素敵なジャケットデザイン昨日の通勤、夜ラーメン喰って新幹線乗ったでしょ、どんな音楽聴いたのか記憶なし・・・おお!そうだ。Stravinsky バレエ音楽「火の鳥」〜エルネスト・アンセルメ/ニュー・フィルハーモニア管弦楽団(1969年)・・・もう(リンク先)駅売海賊盤との付き合いも20年を超えるのだな。続けて「兵士の物語」(語りなし1961年/名手シュヴァルベが参加している)/「プルチネルラ」(声楽なし1956年)〜スイス・ロマンド管弦楽団を聴いたけれど、安定した技量、整ったアンサンブル、洗練された響き、ニュー・フィルハーモニア管弦楽団は圧倒的に優秀なのだな。

しかし、アンセルメって(現在の耳で聴けば)雰囲気で聴かせるというか、リズムのキレは全然足りないと思います。これはニュー・フィルハーモニア管でも、スイス・ロマンドでも同じ。一種不思議な、ソフト・アンニュイなテイストがあって、これはこれで個性であり、魅力と感じますよ。かつて”録音のマジック”と言われたこともあったけれど、さすがに少々音質は草臥れました。(「火の鳥」は優秀ですね)でもね、旧録音モノラルでもけっこう、そんな雰囲気は愉しめますよ。若い人達はどう聴くのでしょうか、こんな演奏を。


■2012年5月某日/精進と愚痴の日々

さて(気分的には)2週間ぶりにフツウの体調にてお仕事突入、いきなり東京前泊。朝一番にてお仕事ノートパソコン”常時接続”不備設定改善を、その筋専門部署に問い合わせしなくては。なんせ、自宅仕様マシンではつながるんですから。肝心のお仕事用のがにっちもさっちもいかぬ、というのは困りもの。東京本丸会議ではWi-Fiが使えるが、この先連続する金沢(周辺)出張では必須ですから。朝一番のウォーキング(出張中別にして)休止は結局2回のみ?効果はあるんだろうが、悪慣れしてキモチ的な鮮度は落ちております。今朝も(いちおう)実行。

一昨日、テレビにて映画「阪急映画」再び拝見(録画)。ほんまのご近所、ほぼ地元なので思い入れがあります。女性が主役の映画なのだな、男の出番は少なくて、暴力彼氏カツヤとか、田舎者”軍ヲタ”学生、人柄の良さだけが取り柄のサラリーマン、関西エネルギッシュ・おばはん軍団に翻弄される気弱な奥様のダンナ+一人息子くらいか。中谷美紀は美人過ぎてキラいだったが「」(野風さん/日本語が美しい)辺りからすっかりファンに、あてつけドレスをスーパーで着替えるでしょ?なに着ても似合うんだな、これが。各々思うようにいかぬ、かなり悲惨な経験の中から、一条の希望を見出していく、心温まるストーリー。とくに田舎者大学生カップルに好感を持ちました。各々皆、はまり役ばかり。何度か繰り返して、見れば見るほど感慨深い。

その流れにて、女房殿希望により映画「テルマエ・ロマエ」に行って参りました。GWラストだしね。混んでましたよ、けっこう。荒唐無稽オフザケ映画なんだけど、んなこと前提に屁理屈抜きでたっぷり愉しめる健全映画也。やたらと爺さんが頑張っているのが印象的。それにイタリア・オペラの名曲が旨い具合に配置されて、なかなか効果的でありました。

では、元気で行ってきます。一週間乗り切りましょう。

(在東京行き新幹線)こうして車中にて更新しているということは、無事、新しい携帯端末に接続成、ということでっせ。会社のネットワークに接続せぬ限り、こうして私用にて活用できます。(ログ・インした途端、セキュリティ云々で×)【♪ KechiKechi Classics ♪】の設定はUSBメモリに仕込んで持参。体調いまいちながら、一度出勤してしまえば、んなことは言ってられぬ、ばたばたとお仕事に追いかけられ(未だ余裕はない)一日は過ぎ行きます。一生懸命やっているんだけどな!段取り重視で、周囲にガンガンお仕事振って、抱え込まぬようにしているんだけどな!いつになったらゆったり余裕、ちょっと客観的に自分のお仕事を見直せる時期がくるのか。本日のみで先一ヶ月分のホテル3箇所取りましたよ。家でゆっくり、ぼんやりしたいのぉ。

RealPlayer トリマー」は意外と実用的ではなくて、ディジタルできっちり秒数を指定できない、バーをマウスにてずらすと狙いのところから微妙に外れます。それでもBruckner 交響曲第7番ホ長調〜フランツ・ウェルザー・メスト/クリーヴランド管弦楽団(2008年?ちゃうよなぁ、ライヴ)を自主CD化成功。一度流し聴きしたのみ、第2楽章に華々しい打楽器が入らぬからハース版?(後述;ウソ/ちゃんと盛大なる打楽器入ってました/寝ていたんだな)体調よろしくなかったし、ちゃんとした感想を抱けておりません。どーなっちまったんだ。

これ以上、バッテリーを消耗すると、明日の会議中内職に差し支えるので、これにて休止。


■2012年5月某日/精進と愚痴の日々

2週間掛かってほぼ風邪完治。昨日は終日、自主CDの整理など”内向きヲタク”な趣味で過ごしました。よりによって一ヶ月ラストダメ押しスケジュール詰まった時期、断続的なGW+出張時に体調崩して最悪でした。今回は重かったなぁ。早速明日、前泊にて東京行き(東京本丸の会議研修は気分的に最悪/時間的にも一日潰れて苦しい)出張。一昨日まで失念していて、未だ出張申請しておりません。事務局のミス?でホテル予約になっていなかったしね。どーやって翌朝9:30〜の会議に出席せよというのか。

こんなに音楽三昧の生活なのに、オーディオ環境は笑止千万激安エコノミー。おそらくスピーカーは20年選手(以上/TEAC S-300\29,800)、アンプは人民中国製激安極小TOPPING ディジタル・アンプM1(数千円だったはず)+CDプレーヤーならぬ代用DVDプレーヤー(SONY中古DVP-NS715P 840円)。挙句、日々自主CD作成でしょ?【♪ KechiKechi Classics ♪】精神現役!ビンボー症は一生治りまへん。(このオーディオ、意外とエエ音しまっせ)

2008年頃、ネットラジオ音源をDVDに焼き込んでいただきました。お恥ずかしい話だけれど、パソコンでDVDを読めるようになったのは意外と最近・・・テレビ録画もVHS→(DVD時代抜けて)いきなりBLでしたもの。職場で使う機会がなかったのと、自宅マシンに外付けDVD-R機器取り付けたのも2010年頃?ワリと新しい機種を昨年入手したら(当然)DVDが読めます・・・件のいただきものDVDを読み込むと・・・.rmファル、って、これRealPlayerですよね。

ようやく音源として聴けるようになったが、パソコンで音楽聴く習慣は(基本)ないんです。なんとか.rm→.wav変換できぬか、.mp3でもエエけど。数ヶ月前にトライして×でした。なんせ、この個人技量+フリーソフト専門ですから。今回、RealPlayer(もちろんフリー版/ウザい広告機能カット)にて「書き込み」機能発見!CDR一枚無駄にする覚悟でファイル一本分焼いてみました。

Brahms ピアノ協奏曲第1番ニ短調〜Pierre-Laurent Aimard(p)/David Robertson/LA Philharmonic(at Disney Concert Hall,Week of January 28, 2007)・・・おお、ピエール・ローラン・エマールではないか。この人、なんとなく現代ものに強い、といったイメージあるけれど。デイヴィッド・ロバートソンって、現セントルイス響のシェフだけど、両人ともブーレーズと関係深いのだね。

・・・んな薀蓄どーでもエエから、どんな演奏か?音質は、というと、まださらりと一回流したのみ。なんせひとつのファイルにアナウンス〜「ルスラン」序曲(アンドレ・プレヴィン)〜アナウンス〜そして本番Brahms ピアノ協奏曲第1番ニ短調と連続収録されるので、なかなかたいへん!.wav変換→ファイル分割→自主CD化というのが王道なんだけど、とにかくコンポにて聴けるようになった、という到達点。ご勘弁を。

明日からの気分転換を狙って、床屋さんに行って参りました。短く刈り込むとインターヴァルはいっそう短く〜3週間ほど?天気予報では晴れだったが、雨が降ってきました。出掛ける前に音源データ(保存分)をDVDに焼いていったんだけれど、帰宅しても未だ終わっていない・・・39%から動いていないから、どこかおかしいのでしょう。DVD-R一枚お釈迦にしたか?

Brahms ピアノ協奏曲第1番ニ短調〜ピエール・ローラン・エマール(p)/デイヴィッド・ロバートソン/ロサンゼルス・フィル(2007年ライヴ)・・・拝聴。音質はもとより優秀なる放送用音源+昔懐かしいカセット・エアチェック風、芯はしっかりとしているが、さすがに細部.rmファイル→自主CDでは肌理が粗いというか、クリアな会場空気感奥行きは期待できないけれど、演奏の様子をしっかり拝聴するには充分な水準でしょう。エマールのピアノは剛直独墺風技巧を前面に立てた風情に非ず、しかし、リリカル軽妙新たな地平線!とまでは言えず、フツウに良くできた演奏、といったところ。この作品はカーゾン/セルのとことん厳しい演奏が刷り込み、ワリと最近ではバレンボイム/バルビローリの濃厚、ゆったり纏綿と歌う演奏が印象に残っておりました。

それに比して新たな個性云々迄感じ取れず。

RealPlayerでいろいろ遊んでいるウチ、「RealPlayer トリマー」というのを発見!これでいろいろ自主CDへの道が拓かれるのではないか。期待は膨らみます。


■2012年5月某日/精進と愚痴の日々

ようやく、久々、ちゃんと眠れた手応え有。昨日は通常出勤(いつも通り8時過/帰りは早帰りにて5時前職場出)だったが、気分的には祝日でして(出勤は数人だったし/お仕事懸案事項の整理整頓は精神衛生上よろしい)本日明日と未だ気分はGWなんです。少々間が空いて、久々【♪ KechiKechi Classics ♪】更新。自分の心の中で勝手にマンネリしちゃって、んなこと世間の音楽ファンには関係ないことだよね。偉大なる(馴染みの)ワン・パターンでエエではないか。昨日の「音楽日誌」〜”ネヴィル・マリナーの「ジュピター」”、”御大カラヤンの「悲愴」”〜もうちょっと若い頃は、そんな安易な自分が許せなかったものです。

EMI 9099152今朝、Delius 歌劇「村のロメオとジュリエット」〜後半「祭り」「楽園への道」〜トマス・ビーチャム/ロイヤル・フィル/合唱団/デニス・ダウリング(br)/フレデリック・シャープ(br)/マーガレット・リッチー(s)/ルネ・ソームズ(t)/ドロシー・ボンド(s)/ロアリー・ダイヤー(s)(1948年)・・・粗筋はこちら参照のこと。「The Walk to the Paradise Garden」〜もともとの題名から想像付く通りの筋書きだし、美しくも哀しい死出の旅の場面は管弦楽作品でもお馴染み。一般に英国音楽(とくにDelius)はメリハリはっきりとした起承転結音楽(独墺系か)とは無縁、なだらか悠々と進むもので起伏が少ないもの。だから、日本じゃ人気出ないんだよね。こういったタイプの音楽こそワタシのツボ。音質もワリと聴きやすい。

続いて「海流」〜ゴードン・クリントン(br)(1951年)拝聴。Walter Whitmanの詩「草の葉」による管弦楽伴奏の歌曲集。これも穏健起伏のない旋律連続だけれど、離別を歌った哀しい内容なんだそうです。


■2012年5月某日/精進と愚痴の日々

天候も体調もどんより曇り空。昨夜も断続的に咳き込みました。これより出勤です。当然、もちろん電車はガラガラでしょう。いちおうお仕事一ヶ月サイクル終了しているんだけれど、ここで油断するとあとでエラいことになるんです。宿題の大きさ、多さにたじろぐばかり。毎日青息吐息状態、とくにここ一週間は風邪症状がキツくて如何ともしがたかった。(その間に2度出張有)

出張中の音楽は(安易にも)Mozart 交響曲第41番ハ長調K.551「ジュピター」〜ネヴィル・マリナー/ジ・アカデミー・オブ・セント・マーティン・イン・ザ・フィールズ・・・旧PHILIPS録音1970年頃?例の演奏家クレジットのない音源サイトより。英ARGO辺り出始めの音源には心震わせて彼らの演奏を聴いたものだけれど、やがてメジャーになって大量録音、PHILIPS→EMIに遷った辺りから興味を失いました。あまりにオーソドックス、当たり前・・・これが現在の耳で聴くと、その”当たり前”=バランス感覚こそ新鮮、幾度聴いて厭きることはありません。自分の嗜好の変遷に驚くばかり。敬愛するヴォルフガングの作品なのに、後期交響曲集はあまりに馴染みすぎてここ最近、聴く機会も激減状態。久々、第35番「ハフナー」以降全部拝聴いたしました。満足感と達成感たっぷり有、96kbps(とやらの)音質は自主CD化して自宅コンポにて再生は厳しいんだけれど、iPodだったらこれで充分でしょう。

Mozart ピアノ協奏曲第13番ハ長調K.415/第17番ト長調 K.453〜アルフレッド・ブレンデル(p)/ネヴィル・マリナー/ジ・アカデミー・オブ・セント・マーティン・イン・ザ・フィールズ・・・前者は先月拝聴済み、演奏家クレジットなし、ブレンデルの演奏では?と気付いた立派な演奏也(いくらクララ・ハスキル盤がみごとであっても、伴奏には管楽器+ティンパニが入って欲しい)。K.453ト長調 協奏曲はLP時代からお気に入りでした。HILIPSの全集を3巻ほど所有していたんです。CDと異なって”LP全集”というのはズシリ存在感が大きかったですよ。春の陽気に誘われて、軽いステップにて草原に駆け出す風情溢れて、これほど爽やかなる作品はない。この名曲刷り込みがこの演奏であります。あまりにスタンダード、細部迄過不足なく、作品テイストをしっかり表出しておりました。

一週間以上も経って未だ体調完治せず。きょうはとにかく”残務を量った”というところ、当面の締め切りぎりぎりはなんとかするにせよ、とにかく先行き課題整理整頓しないと毎日不安でしゃあない。さっそく月曜夜東京前泊出張が入っていることを発見!(ジョーダンじゃない)しっかり内職させていただきますよ。いったいいつになったら一区切り付くのか・・・って、たいした残業してませんけど。体調よろしくないし。

DG 4778005/38枚組 5,182円にて英国アマゾンより到着ここしばらくじっくり、ゆっくり自宅にて音楽を聴いておりません。久々、Tchaikovsky 交響曲第6番ロ短調「悲愴」〜ヘルベルト・カラヤン/ベルリン・フィル(1976年)・・・8度目の録音?上手いなぁ、ゴージャスだなぁ、スタイリッシュでカッコ良いのに、さっくりとそれなりに仕上げた、といった印象を得ました。この時期の録音特性か、我が貧者のオーディオとの相性がよろしくないのか、分厚い響きなのに散漫、密度が低いように感じます。文句言ったけど、耳あたり抜群、体調よろしくない時にはこんな演奏も良いでしょう。フリッチャイ辺りだと、いっそう体調悪化しそうな気がしますね。


■2012年5月某日/精進と愚痴の日々

金沢より戻って来ました。取引先との会議は資料の手抜きが目立って65%、次のお仕事一部やり直しも出来ました。昨日夕方金沢ホテルにて女房殿と合流、馴染みの居酒屋にておいしいものをいただきました。自分はいろいろ(お仕事柄もあって)美味しいものを食す機会は多いけれど、女房殿に出張はないからね。ご当地ならではもの、例えば金時草の酢の物などいただきました。でも、どーも体調がよろしくない。どんよりしているので、お仕事物量消化の距離が測れない。微妙に不安が拭えぬ。

今朝から(馴染みの)兼六園〜21世紀美術館見学、駅にて思いっきり贅沢に寿司を喰って、大阪に戻りました。食欲だけは落ちていないんだよね。明日、お仕事。いつまでもスッキリせんな、体調は。


■2012年5月某日/精進と愚痴の日々

小雨模様の中、恒例ウォーキング軽く実施。体調は凄く重くて、快復は65%程度?やっつけ仕事の本日取引先との資料(既に昨夜送付済)の完成度も怪しいもの、なんとか本日無事、乗り切れるでしょうか。iPod関係のドックケーブル(6cm) FIIO L9を入手、人民中国製ディジタル・アンプに使えぬか、と期待したが、所詮ド・シロウトの浅はかさ、イヤホン・ジャックと同じような音量、あかんのですね。自宅にてiPodオーディオの件はもう少々研究を進めましょう。数百円ムダにしました。

今朝、Brahms 間奏曲集〜グレン・グールド(p)(1960年)拝聴・・・繊細に揺れ動いて、ウェットでも重厚でもないのに、この瑞々しい表情はなんという完成度。浪漫とは無関係なイメージが彼にはあるけれど、聴き手の耳を釘付けにする魅力横溢。

では、行ってきます。帰りは明日、夜。


■2012年5月某日/精進と愚痴の日々

連休に風邪悪化させて寝たきり、最悪の状態のまま中日出勤〜明日出張会議対応、その資料準備ができておりません。当初先週末にて完了予定だったのに、早退いたしましたから。”ちょっと調子悪いからサボったろう”みたいな状況に非ず、3日寝込んで、とにかく今朝はウォーキング再開(昨日もちょっぴり試してみたんだけれど)、エエ加減一週間で快復して欲しいところ。グズグズ言っても仕方がない。身体中怠い、節々が痛い、未だ鼻づまりが残っている〜最悪なる5月スタート、本日明日一気に乗り切りましょう。

とてもだけれど、音楽ゆっくり聴く状態に非ず、【♪ KechiKechi Classics ♪】更新もついにサボり。なんの進展もない、毎度変わり映えしない「近況」昨夜(やっと)執筆したのみ。サイテーなGW過ぎゆきます。世間では相次ぐ交通事故、悲惨な被害、せっかくの楽しいバスツァーも暗転したとの記事を拝見いたしました。草臥れおっさんの風邪など話題にもならぬ、屁みたいなもの。なんとか乗り切りましょ。

溜まったメールは29件、先週早退時に残務2件、そして明日の取引先幹部との定例会議資料は別格の未完成。未だ体調万全ではないが、朝一番より猛然とお仕事消化、上手い具合にあちこちお願いごとをしていた返事も着ていて、一気午前中に消化の目処立ちました。昼から連続ミーティング、傍から見れば粛々とお仕事消化しているように見えたろうが、実際上はぱつんぱつん、あっぷあっぷ。いつもの三患部にて酒に誘われたけれど、ちょっと若いもんがトラブったのと、体調問題もあるので辞去。早々に帰宅いたしました。

明日、出勤後金沢に出張、取引先と会議後、女房殿と合流します。せっかくのプライヴェート行動、ようやく体調快復は間に合った感じ。

通勤音楽をようやく、それなりに聴ける体調に・・・menbran 233375Carl Orff「カルミナ・ブラーナ」〜オイゲン・ヨッフム/バイエルン放送交響楽団/合唱団/エルフリート・トレッチェル、アネリーズ・クッパー(s)/パウル・キューン、リチャード・ホルム(t)/ハンス・ブラウン(br)(1952年)・・・ステレオ録音があまりに著名なので、忘れ去られた旧録音也。音質もモノラルながら悪くないし、ヴィヴィッド溌剌とした躍動溢れて、もの凄い説得力ですね。シンプルかつフクザツなるリズム、わかりやすい旋律、太古の絶叫。血沸き肉踊る疾走感。

これでもうちょっと体調快復すれば、もっと感銘は深いはず。

【♪ KechiKechi Classics ♪】

●愉しく、とことん味わって音楽を●
▲To Top Page.▲
written by wabisuke hayashi
Google
WWW を検索 http://kechikechiclassi.client.jp/を検索

サイト内検索
HMVジャパン