川崎医大室内管弦楽団30回記念定期演奏会![]()
Mozart 歌劇「魔笛」序曲 河田 文忠/川崎医科大学室内管弦楽団+OB 当日券500円。 今年は30周年の記念で、OB管も合体で、しかも会場はいつもより大きな倉敷市民会館~ここ、ちょっと古いけど音響は抜群なんです。お客は4・500人入っていたと思う。もっと多いかも。たいしたものです。嗚呼、このオーケストラとも4年目のお付き合いか、感無量。 ようやく、静かに音楽を楽しむべき秋がやってきた、という実感湧きますね。馴染みの児島の体操服屋の若旦那同行、ま、残念ながら無害なおっさん同志ですわ。(どなたか一緒に音楽を楽しんでくださる勇気ある女性はいませんか?下心一切なし・・・・って、リキめばリキむほど怪しまれるか)閑話休題 序曲「魔笛」開始。メンバーから見て、現役学生でしょうね。若い。最初の高らかな和音から、会場の特性が良く出て、低音が良く響く、全体の響きに芯がある。まだ、エンジンは暖まっていないが、河田先生の精力的な指揮ぶりはオーケストラをどんどん煽って、勢いあります。この曲、大好きです。 「未完成」~稀代の美しい旋律を誇る名曲中の名曲だけれど、難曲でもあります。正直、CDは数々聴いたけれど「嗚呼!」と溜息が出るような演奏は非常に少ない。繊細で、配慮の行き届いた静謐さが支配したが、やっぱ、若いアマ・オーケストラは「勢い命」でしょ?ちょっと、弦も頼りなくて(慎重になり過ぎ)、この団体の実力はこんなもんじゃない!と思います。(ここからOB参加) ところで、ティンパニは赤澤さん~昨年のOB管でワタシが「フツウの主婦風」と書いた人じゃないですか。淡々と、動き少なく、的確で「バシッ」と楔を打ち込むような迫力がどの曲も素晴らしい。その効果にココロ奪われます。同じ会場で前回聴いた倉敷管弦楽団の(同じく女性)奏者が、「悲愴」で目を奪うようなパフォーマンスに痺れたが、こちらは正眼の構えか。動きにムダが感じられない。名人! さて、休憩後はBrahms でっせ。ワタシ苦手の。これが、もう、一撃目のティンパニからキマっていて、河田さんの指揮ぶりがじつにアツい。正直、木管はミスだらけ、ホルンはひっくり返るは・・・でボロボロ~でもね、指揮者は手を弛めないんですよ。テンポは速め、技術のために造形を犠牲にしない。 これほどまでに音楽の構成がわかりやすい、というのは驚き。低弦(コントラバス7本)が良く響くのはこの会場の特性です。先ほどとは打って変わって、弦が良く歌うこと。トランペットが絶唱するし、アンサンブルのカナメはやっぱりティンパニでしょ。時に驚くような強打を連発して、聴き手を興奮へと誘います。 第2楽章、コン・ミスの辻さんのソロはドキドキするくらい美しくて、陶酔させます。終楽章、「歓びの歌」弦の歌がしみじみ美しくて、懐かしくて胸に迫ります。そして金管が爆発し、またしてもティンパニが!このアツき音楽の流れ、ミスタッチなんのその。 鳴りやまぬ拍手の中、河田先生が各パートのトップを握手でねぎらいます。そして、管楽器一人ひとりにも。そして、盛大なミスとピッチを外しまくったオーボエ君の肩をポンっと叩いて・・・・・良い風景だなぁ。オーボエ君、今頃涙に暮れながら酒でも飲んでいるかも知れないが、そんなに若くしてBrahms のトップを取るというのは光栄なことなんだよ。キミの努力は観客全員が理解していて、ココロから応援しておりました。 音楽は素晴らしい。アンコールはDebussyの「小組曲」~一年生らしき若者も沢山出てきましたね。このオーケストラとも4年目のつき合いか。光陰矢の如し。(2002年10月13日)
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