Brahms 交響曲第2番ニ長調
(トーマス・ザンデルリンク/フィルハーモニア管弦楽団)


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Brahms

交響曲第2番ニ長調 作品73

トーマス・ザンデルリンク/フィルハーモニア管弦楽団

DARPRO RS953-0041  1996年(ヘンリー・ウッド・ホール)録音。4枚組1,180円で購入したウチの一枚

 1998年の押し迫った年末に購入と、サイトに記載されております。その一週間後くらいに北海道カルルス・サンライバ・スキー場で転倒〜左膝靱帯を一本切ったまま現在に至るわけです。ま、ずいぶん安いCDだけれど、けっこうあとに4枚組980円などという値付けも発見して、悔しい思いをした記憶も有。トーマス・ザンデルリンクは高名なる巨匠クルトの息子。

 で、この演奏が特別に印象的だから、ということでもなくて、5年ほど聴いていなかったし、最近Beethoven もBrahms も、交響曲は苦痛なく聴けるような心境に至ったし、ということでした。全体として、可もなし不可もなし、といったところでしょうか。テンポはややゆるり目、「クセ」も「アク」もないが、「コク」も「味付け」にも不足するようで、いかにも線が細い、個性もチカラも欲しいな、もっと〜わがままを言いたくなります。

 それでも、第2楽章「アダージョ」の素直な表現は、オケの各パートがとても洗練され、よく歌って魅力的です。さらさらと音楽は流れていって、やがて感情の高ぶりがやってきます。この楽章が一番成功しているかな?ちょっと安全運転気味で、音をおそるおそる置いていくような味わいには物足りなさを感じますが。第3楽章冒頭の安らかな気分は、美しく表現されましたね。オーボエもホルンも、フルートも素晴らしい音色です。

 スケルツォの躍動感はもっとあっても良いと思うが、なんとなく響きに芯が不足するような印象はヘンリー・ウッド・ホールの責任かも知れません。残響が長過ぎなのか。なんとなく大人しい、盛り上がり不足のまま終楽章へ突入。これは動きもあるし、根性も入っておりまっせ。ああ、努力賞もんだ。でもさ、推進力とか、ノリ、とか、熱とか、勢いとか、最後までちょっとずつ足りない感じでした。指揮者はオケを自由自在にコントロールできていないみたいでした。

 ほか、残り三曲も確認しなくては。(2004年5月7日)


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written by wabisuke hayashi