独言ひとりごと

せっかくのHPなので、なにかたまには言っておきたい(2005年4月29日)  

 2001年5月に「湯田温泉雑感」という文書を書いております。土地勘のない方にはわかりにくいが、新幹線「新山口駅」(当時は小郡)は、山口の中心街(というか県庁とか市役所)から少々離れております。タクシーでは数千円で、不況時のサラリーマンでは経費は出ないところも多いだろうし、JRで20数分、バスでも似たようなものでしょうか。

 ワタシのように山口方面に用事があって宿泊するのに、以前だったら文句なく湯田温泉だったでしょう。なんせ県庁に近いし、温泉も歓楽街(地元の人の忘年会などもたいていここで開催される)もある。景気の良かったころ、お役人天国が(現在よりもっと)まかり通っていた頃は「湯に浸かって、たっぷり飲んで・・・」というパターンだったと想像されます。

 でもね、時代は変わりました。以前も書いたが湯田温泉は「歴史ある温泉」という資源を生かせていない。既に温泉は”女性のもの”(主婦、OL)になっているのに、「温泉で宴会」パターンから脱却できていない。山口は海の幸が豊富なところだが、これといった名物料理の開発ができてない。歓楽街が荒廃しつつあるのはもちろんだが、肝心の宿泊施設の改廃が進んでいない。

 まともなビジネス・ホテル(キレイ、ウォシュレット、インターネット環境、朝食無料、格安)だって、未だに「スーパーホテル湯田温泉」くらいしかないし、数件の豪華大型温泉旅館施設を除けばほとんど老朽化した、どーしょーもないところばかり。少しずつ、新しい料理屋ができているようだが、期待の新規大型中華料理屋もあっという間につぶれ、試行錯誤が続きます。

 新山口駅(旧小郡駅)付近も、かつての公共交通機関中心の人の流れから、クルマ社会への移行を受けて、歓楽街飲食店小売店の荒廃は湯田温泉の比ではありません。地方都市ほど「クルマがなくては生きていない」状況なのは周知の通り。で、今回、初めて駅出口のホテルに(しかたがなく)泊まりました。さすがに連休直前で、湯田温泉の行きつけビジネス・ホテルが一杯(そもそも絶対数不足状況だし)だったんです。

 予約した新山口ターミナルホテルは、ホテル・アクティブ!と併せ、最近大幅改装、駅構内でも盛んに宣伝をしておりました。新幹線駅側、いまどき出張=宴会付きみたいなこともないし、夜遅くに新幹線で到着、そのまま宿泊、といったパターンのビジネス客を狙った一連の流れだと思います。

 東横インも新規オープン、「対湯田温泉」との関係では良い意味での競争激化、サービス改善が進んでおりました。宿泊したホテルは、北口至近という地の利を生かし、(以前からあった建物だが)驚くほど美しく内部改装されておりました。中途半端なものではなく、ロビーエントランス、各フロア廊下、各部屋の壁、ベッド(セミダブル)、机、鏡、水回り、徹底的に変更され、古臭さの欠片もない。

 朝食付き(最上階で眺望がよろしい)で5,000円、ウォシュレット、インターネット環境は当たり前だが、部屋にはマイナス・イオン加湿器も付いております。各階には無料のコーヒー(カフェ・ラテもある)ココアもあります。ロビーでは入浴剤サービス、夕刊無料サービスも有。すっかり気に入りました。お客と夜のつきあい予定がなければ、もう湯田温泉に泊まるつもありはありません。

 こうして、湯田温泉はまたお客を一人失いました。(あまり上質なお客ではないが)

 


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