独言(ひとりごと)「中年サラリーマンBOOK-OFFで万引き!未遂」って、地方新聞の地方版にも、テレビ・ニュースにもでないでしょう。せいぜい三流週刊誌の「働き盛り!中年サラリーマンの病んだココロの闇」みたいな、埋めくさ的コラムになるかならないか・・・ 2004年6月某日、岡山市内の中古書籍扱い大手BOOK-OFFで文庫本の万引き未遂事件が発生した。容疑者は近所のサラリーマン(47歳)で、とくに生活に困っているわけでもないようだが、単価100円の文庫本4冊をレジを通さずそのまま店を出ようとしたときに店員に取り押さえられ・・・いや、じつはですね。今朝、女房が毎土曜の「ナントカ研修の学校」に送っていけ、というので、そのままちょうど10時オープン、いつものBOOK-OFFへ。クラシックCD@250/500コーナーとも、新たな出物はなく(あってもせいぜい月一回が関の山)、売れ残りにココロを痛めていたSHOSTAKOVICH 交響曲第5番〜ザンデルリンクも無事なくなっていたので、少々ホットした気持ちもありました。 で、レギュラー価格(950円以上)コーナーもいちおう確認(小澤の新しい録音が多いね)して、文庫本100円(税抜)コーナーへ。「TRON」の開発者である板村健 「痛快!コンピュータ学」(集英社文庫)、今野信雄「『江戸』を楽しむ」(朝日文庫)、津田晴美「小さな生活」(ちくま文庫)、野村進「コリアン世界の旅」(講談社+α文庫)計4冊、なかなかの収穫。計420円マイナス・サービス券で100円引き〜ちゃんとレシートありまっせ。 で、何故「表題」になったかと言いますと、4冊手にしたときにケータイが鳴ったんです。(いつも休みの日はそんなもん持たないはずがたまたま、ね)「休み?すまんね」とお客から。店内では失礼なので、いったん外に出ました。で、5分くらいお話しして、事務所に作業指示出して、そのままクルマに乗って帰ろう・・・と手を見ると本4冊持ったまま・・・店員には見つかっていないし、そのまま逃亡しようか〜 などと不埒な考え起こすはずないじゃないですか、あわてて店内に戻って、レジで精算しましたよ。びっくりしたなぁ、一歩間違えれば冤罪事件に!って、エラいことでした。人生、どこで闇が待ちかまえているかわからない。(2004年6月5日)
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