独言(ひとりごと)ついにやってきましたね、その日が。「昔、エアチェックしてました」なんて、ちょっと郷愁の文書も最近まで書いていたが、年末大掃除の感慨に「ああ、もう潮時かな」と。そんなにたくさん時間はないもの。カセットにはほんまにお世話になりました。掲示板に「まとめてもらってくれ!」と載せたら、あっという間でしたね。 いまじゃMDが100円じゃないですか。ダイソーで買っても、SONYの少々高いの買っても、そう違いは(少なくとも)ワタシにはわからない。その昔(どの昔?)カセットはもっと高かったし、玉石混淆状態で「ハズレ」掴まされてこともあったな。あれはたしかトルコ製・・・・(危ういかな?)と思ったら、案の定危うい音でした。そんなことも懐かしい想い出。 それでも貧しかったワタシにとっては、LPでは(高くて)手に入らなかった大曲やら、話題のメジャーな演奏家の録音はすべてFMエア・チェック頼みだったんですよ。いつだったかな、もう10年くらい前になるかな?最盛期1,000本はあったカセットは、貴重なるエア・チェック音源以外は処分しました。そして400本に。5年くらい前にはエア・チェックそのものを止めちゃいました。 2000年にはMDを買ったので、カセット→MD化作業を楽しみましたね。その数120本くらいか。岡山に引っ越した4年くらい前からカセットはダンボールに入れっ放しで、用事があったら取り出す程度。ここ半年くらいは、そういえばさわってもいなかったような気もします。カセットはもちろん、MD化したものさえ聴ききれない。これを潮時というんです。 LPともある日、別れが来たっけ。そしてカセットか。幸いすべて引き受けてくださる方が現れました。カセットもウチで朽ち果てていくより、そのほうが幸せでしょう。人生、別れとあきらめの連続です。それもまた人生。なんでも未練がましく、手許にしまって置いてもしかたがない。「少し残そうかな?」と一瞬思ったが、止めました。次、DATが秒読みで処分を待っております。世の中ではサーバーのデータ・バック・アップ用としてしか生き残っていませんから。 部屋に溢れかえるCDも例外ではない。いずれ消えゆく運命でしょう。しかし、おそらく自分の方の寿命が早いのは確実と思います。聴いているのは媒体ではなくて、内容の音楽に間違いはないが、それでも「その形状」には特別な思い入れがあります。ほんとうに長い間〜そうだな〜25年以上、お世話になりました。 ♪ Classic Music Air Check Collection & Jacket CollectionのサイトはMD音源が残っているので継続します。でも、先は見えているかな?
翌日、更に決意してDATのテープを捨てました。DATデッキとカセット・デッキはご近所HARD OFFにて処分しました。どんどん整理されていく快感みたいなものがある。
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