独言(ひとりごと)前回の「体調不良」を上梓したら、ご心配のメールをいただきました。考えてみれば10年スパンでこんな症状はあって、ま、楽しみでやっているはずのHPの更新とか、週一回のスポーツクラブ通いでも「義務」みたいなプレッシャーを自分自身に(いつのまにか)掛けていたのかも知れません。もちろんサラリーマンならではの仕事の悩みも有。 でも先週辺りから明らかに体調の改善が感じられて、もう大丈夫。なんのキッカケか知らんが、朝起きたら急に回復していて、なんかムリがきく感じ。たまたま連続出張だったが、久々にツラくありませんでした。少々まとまった休暇が必要なのでしょう。閑話休題(それはさておき)。 昨年、このコーナーで「湯田温泉」の悪口を書きましたが、その後、数回訪問して少々認識を修正しましたし、先日訪問した萩の素晴らしさに驚きました。 湯田温泉は、全体として地盤沈下が進んでいるようです。これはどこでも変わらないし、ま、湯田温泉だけの問題ではない。昨年、初めての山口出張の宿泊は大失敗でした。大型乃至高級なホテルはともかくとして、老朽化が進んだビジネスホテルとか、裏通りの古くさい旅館(かなり廃業も進んでいる)はダメで、いわゆる「低価格ライン」がこの地域全体の印象水準を下げていると類推されます。 2001年7月にオープンした「スーパーホテル」は、味も素っ気もないビジネスホテルだが、新しいしなにより安い。(4,800円)地元の大きなホテルが出資しているそうで、異なる客層(ビジネスマンとか、若い学生さんとか)を狙っているのでしょう。裏口から「亀の湯」という温泉に通じていて、宿泊者は100円で入浴できるのも嬉しい。 「湯田」という歴史あるネーム・ヴァリュー、種田山頭火、中原中也、などなどの縁の地域でもあるし、海の幸だって山の幸だって有。(名物料理の開発はぜひ期待したい)場所もそう不便じゃない。ぜひ、町おこしにもう一踏ん張りを期待したいところ。可能性はあります。
「萩・津和野」といっしょにされることが多いが、やや場所も離れているし、かなり性格がちがう町だと思います。ま、両方とも「小京都」と呼びたい、しっとりとした良いところです。津和野は行ったことはあるが、今回萩に初めて訪問しました。(某用事だが、大学時代の先輩に半日案内していただきました) この季節には珍しい快晴だったし、なにより海が美しい。吉田松陰と松下村塾、高杉晋作など名所旧跡に事欠かないし、海の幸の豊富なことといったら驚くほど。これは高知との共通性を感じさせます。違うのは、坂本龍馬ほどの人気がないことくらいか。 歴史ある武家屋敷の街並みも保存されているし(高杉晋作の生家も有)、萩焼があるでしょう。萩城は明治7年に解体されてしまって立派なお堀と石組みしか残っていないが、それも妙に感慨を呼ぶもの。 個人的にはもう一度、こんどは家族で訪問したいと思いました。「本で聴く音楽」には画像を掲載しない主義だが、今回のみ例外で別途掲載しましょう。(HP用に縮小した画像にしております)
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