Glazunov ヴァイオリン協奏曲イ短調(ナタン・ミルシテイン(v)/
スタインバーグ/RCAヴィクター交響楽団1949年)+ 他露西亜名曲集


MEISTERKONZERTE100枚組 8,519円(▲1,000円ポイント引き)也 100枚目 232098/100

Glazunov

ヴァイオリン協奏曲イ短調 作品82

ナタン・ミルシテイン(v)/ウィリアム・スタインバーグ/RCAヴィクター交響楽団(1949年RCA録音)

Borodin(Glazunov編)

交響詩「中央アジアの高原にて」

フェテンツ・フリッチャイ/RIAS交響楽団(1954年DG録音)

歌劇「イーゴリ公」より「ポロヴェッツ人の踊り」

Mussorgsky

交響詩「禿げ山の一夜」

イーゴル・マルケヴィッチ/フランス国立放送管弦楽団/合唱団(1957年EMI録音)

Glie're

「赤いケシの花」より「水兵の踊り」

Khachaturian

バレエ音楽「ガイーヌ」より「剣の舞」

カーメン・ドラゴン/ハリウッドボウル管弦楽団(1957年米CAPITAL)

MEISTERKONZERTE100枚組8,519円(▲1,000円ポイント引き)也 100枚目 232098/100

 もともとコンピレーションCDは好きだったんだけれど、これは1980年代カセット・エア・チェックを無駄なく、余白なく収録するための工夫が脳裏にあったと思います。21世紀になって、その類のCDはほとんど処分したのは、すっかり贅沢になってしまったから。でもね、この巨大ボックス入手したら、全部丸ごと「コンピレーション」みたいになっていて、この一枚は”露西亜”つながり、しかも演奏陣多彩、音源が貴重過ぎ。例の如しで音質も良心的。

 Glazunovのヴァイオリン協奏曲って、誰のを聴いていたっけ?ハイフェッツの記憶鮮明なのは、それこそエア・チェック・カセット以来のお気に入りだったから。惚け症状は進んでいて、棚中在庫誰の演奏を所有していたか、記憶は俄に蘇りません。仕方がないのでGoogleにて「Glazunov  kechikechi」で検索すると・・・イリヤ・カーラー(v)の1994年録音(NAXOS)、そしてミルシテインの1957年録音(米CAPITAL)出現〜なるほど。(余談ながら、お仕事と同じパターン)つまり、これはミルシテインの旧録音なのだね。十八番(おはこ)のレパートリーだったのでしょう。

 ハイフェッツは大好きだけれど、あれはあくまで彼の個性を聴くべき演奏であって、バックのオケも付け足しに過ぎません。ミルシテインのヴァイオリンは見事であって、露西亜風粘着質でもなく、背筋が凛と伸び、上品な歌であります。素っ気なさ過ぎず、過度に哀愁の表情付けを強調しない。艶々の美音ではないが、端正なバランスなんだな。1957年録音とは指揮者も同じだし、テンポは終楽章がかなり速い以外は、ほとんど様子は変わらない。やや、オンマイクで肌理は粗いが、かなり良好な音質でありました。

 「中央アジア」「禿げ山」辺りは小学生からの馴染み。滅多に聴かない作品だけれど、お気に入りなんですよ、ほんまは。「ポロヴェッツ」(「ダッタン人」のほうがお馴染みか)も大好き、しかもここでは合唱入りというのも嬉しい。演奏に選り好みなし、小学生時代愛聴の17cmLPはジョルジュ・プレートル/ロイヤル・フィルでした。(CD入手済/懐かしさだけにて)「中央アジア」は哲学的な名曲であって、この”なにもない”風情の旋律から感銘を抽出するのには訓練と鍛錬が必要なんです・・・というのはジョーダンだけれど、フリッチャイは神妙に、きっちりと演奏しております。LP板起こし〜編集の失敗か?なんとなく音飛びがあるような気がするが・・・音質良好。

 「ポロヴェッツ」はマルケヴィッチの担当であって、切れ味と迫力、スケールタップリで文句なし。「禿げ山」はやや速めのテンポで流麗であります。朗々と明るい響きでオケも上手い。同時期同オケでTchaikovskyの交響曲第4番の録音があるから、一緒に録音したものか。やや響きは濁るが、タンバリンの存在感などはっとさせる音質であります。

 ラスト、カーメン・ドラゴン登場。フェリックス・スラットキンと並んでハリウッドで活躍したセミ・クラシック界の巨匠であります。オケは技巧的に万全であり、両作品ともロシアン・テイストたっぷりのクサい旋律を、わかりやすくハデハデに演奏して大爆発!

(2010年3月26日)


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written by wabisuke hayashi