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CDとの粋な出会い、または廉価盤購入の言い訳



 職場ではEメールが必須なために、インターネットはつなぎっぱなしです。プライベートのアドレスとは当然変えてますよ。「そのワリに平日の昼間にメールが届くじゃないか」というのは、EXCITEのWebMailを上手に使っているから。ところで、検索サイトはみなさん何を使っていますか。けっこう仕事でも使うもんでね。

 こりゃやっぱりGoogleがお勧め。無駄を一切殺ぎ落とした、スッキリとしたトップページ。素晴らしく早い検索スピード。「ヘンなCDを買ったらオスタンキノ交響楽団とあり、検索サイトで調べたらKechiKechi Classicsが出てきました」などというメールをいただいて、試しにGoogleで検索すると、たしかに出てくる。嬉しい、というか不思議な気持ち。

 Googleさんも、いつの間にKechiKechi Classicsを調べたのか。筆者であるワタシでさえ忘れているのに。こりゃ、いったいどうした仕組みになっているのか。でも、たしかにオスタンキノ交響楽団が出ているサイトは二つしかないんです。(もうひとつは、トロンボーンのソリスト紹介のCDクレジットでした)ワタシのHPは、珍しいのが取り柄なんでしょうか。

 先日いただいた学生さんからのメールでも「仲間内で集まって、珍しい演奏、トンデモ盤なんて聴くのをたのしみにしています」なんてのもありました。これ、ワタシのHPが「トンデモ盤の集積場」との認識からなんでしょうか。ワタシは「受け狙い」は嫌いで、ひたすら自分の趣味中心でトコトン、というだけなんですが。つまり、これこそフツウであると。

 ま、年齢とともに脳みそが硬化してきて、しかも羞恥心がなくなって、「これでいいのだ」状態が進んでいるのかも。「誰某の演奏だから・・・・」と期待しながら買うCDもあるけれど、演奏家はますます気にしなくなって、タマに好きで取り出す協奏曲のソリストの名前はついぞ誰だったか覚える意思はない、といった状態なんです。

 つまり、もともとネーム・ヴァリューは気にするほうでもないが、変わった演奏を求めているわけじゃないんです。ただ、できるだけ安いCDで、ま、そりゃ玉石混交だが、それでも心から音楽を楽しみたいだけなんです。でも、「トンデモHP」と思われても、それで素敵な出会いがあれば、それはそれで幸せです。これからも、そんなHPと思っていただいて全然かまわない。


 先日、正月以来大阪に出没。わずか数時間の滞在だったが、かなりのCDを一気買いしました。約壱万円強の出費。以下、言い訳を。

 まず、苦手R.Straussを〜ワタシ、やはりそれなりに評価された作品を楽しめないのは悔しい。だから、別な切り口でその曲の魅力を探してみたいんです。

DISC.J.J.にて中古のArte Novaが500円(これ、お次のワルツ堂にいったら通常価@500でしたが)で、
「英雄の生涯」「死と変容」(74321 85710 2)
「イタリアより」「マクベス」(74321 77067 2)
「ツァラ」「ドン・ファン」「ティル」(74321 87071 2)

〜Beethoven で衝撃を与えたが、その後評価がイマイチなジンマン/チューリヒ・トーンハレ管の新しい録音。これでしっかり勉強させていただきます。更に〜

「ドン・キホーテ」「ロマンス」(NAXOS 8.554175)
〜これはマルクソン(指揮界のMr.オクレ、とワタシが命名)/アイルランド・ナショナル交響楽団の演奏。これも500円で、ここのところNAXOSは高めな印象だし、BERLINの今野さん(硬派の音楽学生さん)ご推薦だったので、ま、お試しです。

Bruckner 交響曲第2番 (Arte Nova 74321 27770 2)〜これ、若杉/ザールブリュッケン放響の演奏で、スクロヴァチェフスキばかり話題になっているが、ワタシは第9番の彼の演奏が気に入っていたので、思わず購入。

Mahler 交響曲第9番 (Arte Nova 74321 89355 2)〜ムント/京響の演奏。この組み合わせはSibelius で絶望していたが、日本のオケは応援したいし、ま、500円だから再挑戦ということで。あと、

Antheil/Copland/Honegger/Ravel のピアノ協奏曲集 (Arte Nova 74321 91014 2)〜ミヒャエル・リシェ(?)というピアニストによる演奏。これは曲的に興味があったし、おそらく値付け間違いの@300だったので。

・・・以上、 DISC.J.J.日本橋店は、以前より売り場を縮小していたし、珍しいものは皆無。これ、先にワルツ堂に行っていたら買っていなかったかも知れません。


 次、ワルツ堂日本橋店。ま、大阪時代は散々利用して文句を言ったことも数限りなく有。但し、ここの見切り品は注目です。BRILLIANT、HISTORYの相場はたいしたことはないが、その他、一般的なレギュラー品乃至廉価盤シリーズの処分価格に注目。中古も少々有。以下、順不同に。

Brahms アルト・ラプソディ/歌曲集 (BERLIN CLASSICS 0031402BC)〜@400。ブルマイスター(a)ボンガルツ/ライプツィヒ放響・・・・これは曲も演奏家も渋い。看過できず。

Tchaikovskyピアノ協奏曲第1番(ワイルド/フィストラーリ/RPO)Dohna'nyi  「童謡の主題による演奏曲」「奇想曲ヘ長調」(ドホナーニ/NPO)〜Chesky CD-13 @300(中古)〜チェスキー・レコードは安かったら必ず買うようにしております。エンジニアがケネス・ウィルキンソンだから英DECCAのチームですね。演奏家も魅力的。

Schumann「クライスレリアーナ」、Liszt「メフィスト・ワルツ」など、Debussy数曲 (ARKADIA CDGI 908.1)〜@200。これ処分品です。ジュリアン・フォン・カーロイ(p)による1953/54年の録音。暖かく、いきいきとした表情が魅力的。音質も出色でした。

Giornovichi ヴァイオリン協奏曲Vol.3 (Arte Nova 74321 65426 2)〜@300(中古)「世界初録音」とのこと。ザスマンシャウス(サスマンスハウス?)/スターリング室内管弦楽団。ジョルノヴィッチ(1735-1804)とは初耳だが、時代的にHaydnと同じくらいか?こういうのは見逃せません。好きなんです。現代楽器だが、アンサンブルの水準は期待以上。

「Mozart 'a Paris」(EMI 7243 5 735902 3 4枚組 1,900円)〜Mozart 生誕200年を記念して1955年に録音されたウーブラドゥ室内管を中心とした、パリ関連の作品を集めたもの。往年のフランスの名手達がゴロゴロしております。

STRAVISKY「春の祭典」「ペトルーシュカ」(短縮版)「嬉遊曲(妖精の口づけ)」「プルチネルラ」、Prokofiev「三つのオレンジへの恋」組曲、「スキタイ」組曲、組曲「はがねの踊り」(EMI 7243 5 69674 2 7 2枚組1,000円)〜マルケヴィッチ/PO/フランス国立放送管弦楽団。有名な「春の祭典」はCDで長らく欲しかったもの。但し、これフィル・アップがあまりに珍しい。「春の祭典」以外、モノラル時代の珍しい録音です。

Weber 序曲集/クラリネット協奏曲、フォゴット協奏曲、ホルン協奏曲(ERATO 3984-25602-2)〜グシュルバウアー/バンベルク交響楽団ほか。2枚組1,000円。大好きな作曲家なのに、序曲集はクーベリックの2曲+αくらいしか手元になかったので。演奏家にも魅力がある。

Boccherini チェロ協奏曲集第1番〜8番(Arte Nova 74321 85094 2)〜クライン/ハンブルク・ソロイスツの演奏。2枚組900円。この辺りは、ホントに大好き。チェロも好き。

Berlioz/Faure' レクイエム (EMI 7243 5 69647 2 3 2枚組1,000円)〜フレモー/バーミンガム・シティ管弦楽団。この曲(Berlioz)は無名演奏家のCDで苦戦していたため。ラトル以前のこのオケにも興味有。

「DIE GROSSEN SINFONIEN」(EDEL 0001122CCC)〜5枚組1,000円。但し、コンヴィチュニーのBeethoven 第5/7番はダブリ覚悟の上。ヘルビッヒのHaydn、Brahms 2枚分を確認したかったため。購入後、内容をあらためたが、真っ白い紙ケースが潔く、シュライヤーのSchubert (第5番)も美しい。

ラスト

Ravel 作品集(RCA 09026-63683-2 マルティノン/CSO)〜これ一番高くて一枚1,000円でした。でも、このCD探していたんですよ。帰宅して一番先に聴いたのがこれで、存分に満足しました。

 ま、女房は呆れますわな。出張行ったはずが、CDの大きな袋を下げて帰ってくるんだから。(何度も経験しているが)それぞれ、思い入れと言い訳が一枚一枚あるんです。許してください。じつは購入してきたCDに関連して、思い出した既存所有CDもあるのですが、その話しはいずれ。(2002年5月10日)


【♪ KechiKechi Classics ♪】

●愉しく、とことん味わって音楽を●
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written by wabisuke hayashi