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連続するダブリ買い〜塀の外でも懲りないワタシ


 岡山でクラシック方面のCDを買うとしたら、駅前のタワーでしょ、シンフォニービルの新星堂、そしてご近所のBOOK OFFです。シンフォニービルは演奏会がないと行かないし、タワーは売場が小さい。BOOK OFFは@250に値下げされた、それなりの音源はすべて買い占め状態。ま、大阪に比べればあまりに購入機会が少ない。

 で、いまや通販ですね。事前にじっくりと価格を検討できるし、衝動買いがなくなるのもよろしい。情報さえうまくつかまえられれば、CD購入の渇望感は癒やされます。インターネットはほんまに便利。でもね、3月30日(日)に天中殺はやってきました。


 午前中、CDの棚をいつものようにひっくり返していました。Dvora'kのレクイエム(コシュラー)がひょっこり出てきて、へぇ〜こんなんいつ買ったんだろ、と感心しておりました。ところが昼過ぎにHMVから、一ヶ月ほど前に注文していたCDが届きまして、なんと同じ音源を注文していました。(+スターバト・マーテル)

 ほかにHistoryのセットものを注文していて、それなりのダブリは覚悟したバルビローリの10枚。ピアノ協奏曲第21番(フィッシャー)第27番(カサドシュ)は「Mozart 40枚」に既に入っているのは知っておりました。Chopin のピアノ協奏曲第1番(ルービンシュタイン)、パーセル、レスピーギも覚悟の上でした。

 じつはNYPOとのSibelius 交響曲第2番も別レーベルで以前に購入していて、「30%くらいかな、ダブりは」と思っていたら、とんでもないものがまだあったんですよ。

 これがハイフェッツとの共演。ことしの正月にNAXOSの7枚組を購入していて、6曲分全部所有音源。結果、だいたい10枚のうち5枚分くらいはムダであったという物語〜お粗末!(ちなみにクライスラーとの協奏曲は、CDは所有していなかったが、カセットでのエア・チェックで愛聴して馴染みの音源〜しかも、安物カセットのほうが音質がよろしい)


 〜で、終わると思ったら大間違い。悲(喜)劇は続くもんです。「SCHBERTIADE10枚組(History)〜ヨロシおまっせ!」とのメールに動揺し、ついでと言ってはナンだけれど、注文しておきました。これが見事にダブっていました。

 交響曲は第8(9)番、未完成、第5番と既存所有音源が続き、第6番(ビーチャム)のみが新規。シュナーベルのピアノ・ソナタ3曲+楽興の時はナント3枚目。約CD4枚分がムダといえばムダ。

 いくら安く買ったからって、これじゃねぇ。合計23枚買ったと思ったら、実際は12枚しか買えていなかったという顛末。それでも、ま、安いと言えば安いんですけどね。嗚呼、情けない。ここ最近、History、BRILLIANTのセットものを買うことが多いが、音源の使い回しが多くてダブっちゃうんですよ。

 でも、懲りません。Schubert ピアノ・トリオ変ホ長調D929(オイストラフ・トリオ)には、この曲の真価を教えていただきました。シュトゥットガルト・トリオ(NAXOS)で聴いても名曲である、ということは気付いていたけれど、こんなにも大曲で、スケールの大きな歌が続いていることの発見。まだ、届いたばっかりで細部まで聴いていないが、一枚でも感動さえあれば後悔はないんです。・・・と、自分に言い聞かせる愛しき日々よ。 (2002年5月3日)


【♪ KechiKechi Classics ♪】

●愉しく、とことん味わって音楽を●
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written by wabisuke hayashi